JP2009227033A - 芯金レスゴムクローラ - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動スプロケットの歯飛びが生じにくく、かつロックが生じにくい芯金レスゴムクローラを提供する。
【解決手段】芯金を有しないゴムクローラ1あって、ゴムにより無端帯状に閉ループとして形成されたクローラ本体2と、走行装置の駆動スプロケット53に係合させるためにクローラ本体の内面7から突出しクローラ本体の内周全体にわたり等間隔に配された複数の突起部3,…,3と、を有し、突起部は、幅方向に間隔を有して並ぶ1対を基本単位とし、クローラ本体は、幅方向に間隔を有して並ぶ突起部の間にクローラ本体の内面と外面とを貫通する孔である排泥孔8を複数備える。
【選択図】 図1
【解決手段】芯金を有しないゴムクローラ1あって、ゴムにより無端帯状に閉ループとして形成されたクローラ本体2と、走行装置の駆動スプロケット53に係合させるためにクローラ本体の内面7から突出しクローラ本体の内周全体にわたり等間隔に配された複数の突起部3,…,3と、を有し、突起部は、幅方向に間隔を有して並ぶ1対を基本単位とし、クローラ本体は、幅方向に間隔を有して並ぶ突起部の間にクローラ本体の内面と外面とを貫通する孔である排泥孔8を複数備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、クローラ式走行車両に装着される、芯金を有しないゴムクローラに関する。
芯金を有しないゴムクローラ(以下「芯金レスゴムクローラ」という)は、装着されたクローラ式走行車両の駆動スプロケット等と芯金とが当たることがないので振動および騒音が小さく、乗り心地に優れる。また、芯金レスゴムクローラは、高速走行が可能で、かつ走行する路面の損傷が少ないことから、農業用クローラ式走行車両および建設用クローラ式走行車両において、芯金レスゴムクローラの使用が増加している。
ところで、このような芯金レスゴムクローラ51は、図6および図7に示されるように、例えば複数の係合ピン52,…,52を周縁の両側に等間隔で突出させたピン式の駆動スプロケット53で駆動される(特許文献1)。
実公平6−40556号公報
ところで、このような芯金レスゴムクローラ51は、図6および図7に示されるように、例えば複数の係合ピン52,…,52を周縁の両側に等間隔で突出させたピン式の駆動スプロケット53で駆動される(特許文献1)。
近年、芯金レスゴムクローラが装着され、駆動スプロケットを接地させた足回り構造を有するクローラ式走行車両もみられるようになってきている。
ところで、ピン式の駆動スプロケット53によって駆動される芯金レスゴムクローラ51は、走行時に、内周側に突出し幅方向に並ぶ1対の突起部54a,54b間に円板形のスプロケット53の本体55における周面56が当接する。このような構造の芯金レスゴムクローラ51が、図7に示される駆動スプロケット53を接地させた足回り構造を有するクローラ式走行車両に装着された場合、突起54a,54b間に泥が進入し易い。突起54a,54b間に泥が進入すると、進入した泥等により駆動スプロケット53と芯金レスゴムクローラ51との噛み合いが悪くなり、駆動スプロケット53の歯飛びが生じやすくなる。また、駆動スプロケット53と突起部54a,54bとが干渉して駆動スプロケット53の回転力が負け芯金レスゴムクローラ51のロック(停止)が発生するおそれがある。また、このような進入した泥が原因となる不具合は、駆動スプロケット53を接地させた足回り構造ではないクローラ式走行車両についても、同様に起こりえるものである。
ところで、ピン式の駆動スプロケット53によって駆動される芯金レスゴムクローラ51は、走行時に、内周側に突出し幅方向に並ぶ1対の突起部54a,54b間に円板形のスプロケット53の本体55における周面56が当接する。このような構造の芯金レスゴムクローラ51が、図7に示される駆動スプロケット53を接地させた足回り構造を有するクローラ式走行車両に装着された場合、突起54a,54b間に泥が進入し易い。突起54a,54b間に泥が進入すると、進入した泥等により駆動スプロケット53と芯金レスゴムクローラ51との噛み合いが悪くなり、駆動スプロケット53の歯飛びが生じやすくなる。また、駆動スプロケット53と突起部54a,54bとが干渉して駆動スプロケット53の回転力が負け芯金レスゴムクローラ51のロック(停止)が発生するおそれがある。また、このような進入した泥が原因となる不具合は、駆動スプロケット53を接地させた足回り構造ではないクローラ式走行車両についても、同様に起こりえるものである。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、駆動スプロケットの歯飛びが生じにくく、かつロックが生じにくい芯金レスゴムクローラを提供することを目的とする。
本発明に係る芯金レスゴムクローラは、芯金を有しないゴムクローラであって、ゴムにより無端帯状に閉ループとして形成されたクローラ本体と、走行装置の駆動スプロケットに係合させるために前記クローラ本体の内面から突出し前記クローラ本体の内周全体にわたり等間隔に配された複数の突起部と、を有し、前記突起部は、幅方向に間隔を有して並ぶ1対を基本単位とし、前記クローラ本体は、幅方向に間隔を有して並ぶ前記突起部の間に前記クローラ本体の内面と外面とを貫通する孔である排泥孔を複数備える。
複数の前記排泥孔は、幅方向に間隔を有して並ぶ前記突起部のいずれかの側に偏った位置に設けられていてもよい。
複数の前記排泥孔は、幅方向に間隔を有して並ぶ前記突起部のいずれかの側に偏った位置に設けられていてもよい。
前記クローラ本体の外面における周方向に隣り合う前記排泥孔の間には、ラグが設けられる。
好ましくは、前記クローラ本体における前記排泥孔の幅方向両側に合成繊維またはスチールコードにより形成された抗張体が埋設される。
好ましくは、前記クローラ本体における前記排泥孔の幅方向両側に合成繊維またはスチールコードにより形成された抗張体が埋設される。
本発明によると、駆動スプロケットの歯飛びが生じにくく、かつロックが生じにくい芯金レスゴムクローラを提供することができる。
図1は芯金レスゴムクローラ1を内周側から見た図、図2は図1におけるA−A線断面図である。
以下、芯金レスゴムクローラ1における幅方向(図1,2における横方向)を「幅方向」といい、幅方向に直交して芯金レスゴムクローラ1が伸びた方向を「周方向」というものとする。
芯金レスゴムクローラ1は、クローラ本体2、突起部3,…,3、1対の抗張体4,4、およびラグ5a,5b,…,5a,5b等からなる。芯金レスゴムクローラ1が装着されたクローラ式走行車両において、芯金レスゴムクローラ1を駆動する駆動スプロケットは、係合ピン52,…,52を有する、図6および図7に示されるピン式の駆動スプロケット53である。
以下、芯金レスゴムクローラ1における幅方向(図1,2における横方向)を「幅方向」といい、幅方向に直交して芯金レスゴムクローラ1が伸びた方向を「周方向」というものとする。
芯金レスゴムクローラ1は、クローラ本体2、突起部3,…,3、1対の抗張体4,4、およびラグ5a,5b,…,5a,5b等からなる。芯金レスゴムクローラ1が装着されたクローラ式走行車両において、芯金レスゴムクローラ1を駆動する駆動スプロケットは、係合ピン52,…,52を有する、図6および図7に示されるピン式の駆動スプロケット53である。
クローラ本体2は、ゴムにより無端帯状に閉ループとして形成されている。クローラ本体2は、幅方向の中央における一定の幅の領域がその幅方向両側に比べて厚さの厚い突起形成部6となっている。
突起部3は、突起形成部6(クローラ本体2)の内周側の面7(以下「内面7」という)から内側に突出する、四角錐台の形状を有する部分である。突起部3,3は、クローラ本体2と同じゴムで形成され、幅方向の対称位置に配された対を1単位として周方向に等間隔で設けられている。
突起部3は、突起形成部6(クローラ本体2)の内周側の面7(以下「内面7」という)から内側に突出する、四角錐台の形状を有する部分である。突起部3,3は、クローラ本体2と同じゴムで形成され、幅方向の対称位置に配された対を1単位として周方向に等間隔で設けられている。
対になる突起部3,3の間には、クローラ本体2の内面7と外周側の面10(以下「外面10」という)とを貫通する、断面形状が略四辺形の排泥孔8が2つ設けられている。排泥孔8,8は、端縁が幅方向および周方向になるようにして、対の突起部3,3の中央に配されている。また、いずれの排泥孔8,8も、その周方向に伸びる端縁の一方を、突起部3,3の周方向における突出する根本(ねもと)の位置に揃えて、突起部3,3の間に互いに向かって拡がるように形成されている。つまり、排泥孔8,8は、対向する対の突起部3,3の内側に設けられている。そして、隣り合う排泥孔8,8の間隔は、隣りの対の突起部3,3における排泥孔8との間隔を含め、周方向全体にわたり略同一となっている。
抗張体4は、複数のスチールコード等の抗張力コード9,…,9が1列に並べられて形成されている。1対の抗張体4,4は、それぞれクローラ本体1の幅方向中央に設けられた排泥孔8,8の幅方向外方の両側に排泥孔8,8に対して対称になるように、また幅方向が抗張力コード9,…,9の並び方向となるようにして、クローラ本体2内に埋め込まれている。抗張力コード9,…,9は、ナイロンもしくはポリエステル等の合成繊維、またはスチールコードが使用される。
ラグ5a,5bは、クローラ本体2の外面10から突出して幅方向に直線的に伸びた、クローラ本体2と一体に形成された部分である。ラグ5a,5bは、クローラ本体2の幅全長にわたる長ラグ5aと、突起形成部6の外面10側に設けられた短ラグ5bの2種類が、周方向に交互に配されている。短ラグ5bにおける外面10に連続する部分(付け根)の幅方向長さは、突起形成部6の幅に略等しい。
ラグ5a,5bは、クローラ本体2の外面10から突出して幅方向に直線的に伸びた、クローラ本体2と一体に形成された部分である。ラグ5a,5bは、クローラ本体2の幅全長にわたる長ラグ5aと、突起形成部6の外面10側に設けられた短ラグ5bの2種類が、周方向に交互に配されている。短ラグ5bにおける外面10に連続する部分(付け根)の幅方向長さは、突起形成部6の幅に略等しい。
長ラグ5aは、周方向に隣り合う突起部3,3と突起部3,3との間に設けられ、短ラグ5bは、対となった突起部3,3の内側の周方向に隣り合う排泥孔8,8の間に設けられる。
芯金レスゴムクローラ1は、突起部3,3間に排泥孔8,8が設けられていることにより、突起形成部6と駆動スプロケット53の周面56との間に進入した泥が排泥孔8,8から排出される。その結果、駆動スプロケット53が突起形成部6の内面7から浮き上がらず駆動スプロケット53の係合ピン52,…,52と突起部3,3とが確実に係合し、駆動スプロケット53の歯飛び、および芯金レスゴムクローラ51のロックの発生が防止される。
芯金レスゴムクローラ1は、突起部3,3間に排泥孔8,8が設けられていることにより、突起形成部6と駆動スプロケット53の周面56との間に進入した泥が排泥孔8,8から排出される。その結果、駆動スプロケット53が突起形成部6の内面7から浮き上がらず駆動スプロケット53の係合ピン52,…,52と突起部3,3とが確実に係合し、駆動スプロケット53の歯飛び、および芯金レスゴムクローラ51のロックの発生が防止される。
図3および図4はいずれも他の形態の芯金レスゴムクローラ1B,1Cを内周側から見た図である。図3および図4において図1と同一の符合を付した部分は、上に説明した芯金レスゴムクローラ1と同一の構成である。
芯金レスゴムクローラ1Bは、芯金レスゴムクローラ1における排泥孔8,8がいずれも対になる突起部3,3の中央に配されているのに対し、排泥孔8B,8Bの一方が一方の突起部3寄りに、排泥孔8B,8Bの他方が他方の突起部3寄りに配されている点で、芯金レスゴムクローラ1と異なる。
芯金レスゴムクローラ1Bは、芯金レスゴムクローラ1における排泥孔8,8がいずれも対になる突起部3,3の中央に配されているのに対し、排泥孔8B,8Bの一方が一方の突起部3寄りに、排泥孔8B,8Bの他方が他方の突起部3寄りに配されている点で、芯金レスゴムクローラ1と異なる。
排泥孔8B,8Bのいずれも突起部3,3のいずれかの側に偏った位置に配されていてもよい。
図4に示される芯金レスゴムクローラ1Cは、芯金レスゴムクローラ1における短ラグ5bを有さず、かつ、対になる突起部3,3の中央に3つの排泥孔8C,8C,8Cが備えられている点で、芯金レスゴムクローラ1と異なる。芯金レスゴムクローラ1Cにおいて、3つの排泥孔8C,8C,8Cをいずれも一方の突起部3側に偏って配置してもよく、また、3つの排泥孔8C,8C,8Cを交互に異なる突起部3側に偏らせてもよい。
図4に示される芯金レスゴムクローラ1Cは、芯金レスゴムクローラ1における短ラグ5bを有さず、かつ、対になる突起部3,3の中央に3つの排泥孔8C,8C,8Cが備えられている点で、芯金レスゴムクローラ1と異なる。芯金レスゴムクローラ1Cにおいて、3つの排泥孔8C,8C,8Cをいずれも一方の突起部3側に偏って配置してもよく、また、3つの排泥孔8C,8C,8Cを交互に異なる突起部3側に偏らせてもよい。
いずれの芯金レスゴムクローラ1B,1Cも、芯金レスゴムクローラ1と同様に、突起形成部6と駆動スプロケット53の周面56との間に進入した泥の大部分が排泥孔8B,8Bまたは排泥孔8C,8C,8Cから排出される。そして、いずれの芯金レスゴムクローラ1B,1Cも、突起形成部6の内面7からの駆動スプロケット53の浮き上がりが防止されて駆動スプロケット53の係合ピン52,…,52と突起部3,3とが確実に係合し、駆動スプロケット53の歯飛び、および芯金レスゴムクローラ51のロックの発生が阻止される。
図5は他の形態の芯金レスゴムクローラ1Dを内周側から見た図である。
芯金レスゴムクローラ1Dは、そのラグ5D,…,5Dの形状が芯金レスゴムクローラ1におけるラグ5a,5bの形状と異なる。芯金レスゴムクローラ1Dにおけるラグ5Dを除く他の構成は、芯金レスゴムクローラ1におけるものと同一であり、図5において図1におけるものと同一の符合を付しその説明を省略する。
芯金レスゴムクローラ1Dにおける各ラグ5Dは、幅方向に連続する3つの部分11D,12D,13Dからなる。
芯金レスゴムクローラ1Dは、そのラグ5D,…,5Dの形状が芯金レスゴムクローラ1におけるラグ5a,5bの形状と異なる。芯金レスゴムクローラ1Dにおけるラグ5Dを除く他の構成は、芯金レスゴムクローラ1におけるものと同一であり、図5において図1におけるものと同一の符合を付しその説明を省略する。
芯金レスゴムクローラ1Dにおける各ラグ5Dは、幅方向に連続する3つの部分11D,12D,13Dからなる。
第1の部分11Dは、突起形成部6の一方の端の外面10からクローラ本体2の幅方向中央まで伸びた、外方に突出する部分である。第1の部分11Dは、幅方向に対して略20度傾斜している。
第2の部分12Dは、クローラ本体2の幅方向中央から、幅方向に対して第1の部分11Dと逆側に20度傾斜して、突起形成部6の他方の端の外面10よりもさらに外側(但し、クローラ本体2の幅方向端縁よりも手前)まで伸びている。つまり、第2の部分12Dは、クローラ本体2の幅方向中央で第1の部分11Dに連続し、その後幅方向に対して略−20度傾斜して伸びている。
第2の部分12Dは、クローラ本体2の幅方向中央から、幅方向に対して第1の部分11Dと逆側に20度傾斜して、突起形成部6の他方の端の外面10よりもさらに外側(但し、クローラ本体2の幅方向端縁よりも手前)まで伸びている。つまり、第2の部分12Dは、クローラ本体2の幅方向中央で第1の部分11Dに連続し、その後幅方向に対して略−20度傾斜して伸びている。
第3の部分13Dは、第2の部分12Dの伸びた端部に連続し、第1の部分11Dと同じ幅方向に対して20度の傾斜で、クローラ本体2の端縁まで伸びている。
このように、ラグ5Dは、折れ曲がる3つの部分11D,12D,13Dにより形成されている。
芯金レスゴムクローラ1Dでは、第3の部分13Dが幅方向の端縁の一方になるように配されたラグ5Dの周方向の隣には、別のラグ5Dが第3の部分13Dを幅方向の端縁の他方になるように配される。芯金レスゴムクローラ1Dは、このように、複数のラグ5D,…,5Dが、幅方向で互い違いにかつ周方向に等間隔に配されている。そして、各ラグ5Dは、第1の部分11Dおよび第2の部分12Dが連続する部分が、排泥孔8,…,8の間に位置している。
このように、ラグ5Dは、折れ曲がる3つの部分11D,12D,13Dにより形成されている。
芯金レスゴムクローラ1Dでは、第3の部分13Dが幅方向の端縁の一方になるように配されたラグ5Dの周方向の隣には、別のラグ5Dが第3の部分13Dを幅方向の端縁の他方になるように配される。芯金レスゴムクローラ1Dは、このように、複数のラグ5D,…,5Dが、幅方向で互い違いにかつ周方向に等間隔に配されている。そして、各ラグ5Dは、第1の部分11Dおよび第2の部分12Dが連続する部分が、排泥孔8,…,8の間に位置している。
芯金レスゴムクローラ1Dは、ラグ5Dをこのような形状にすることにより、排泥孔8から外面10側に排出された泥はラグ5Dにより幅方向に押しやられ、排出された泥が排泥孔8を戻って駆動スプロケット53の周面56と突起形成部6との間に進入するのが防止される。
また、芯金レスゴムクローラ1,1B〜1Dでは、対の突起部3,3の間に設けられた排泥孔8,8B,8Cを複数としている。このように、突起部3,3の間全体に大きな排泥孔を設けるのではなく、小さな排泥孔8,8B,8Cを複数設けたことにより、突起形成部6の剛性を維持することができ、かつ突起部3,3からの距離を短くして良好な排泥性を維持することができる。
また、芯金レスゴムクローラ1,1B〜1Dでは、対の突起部3,3の間に設けられた排泥孔8,8B,8Cを複数としている。このように、突起部3,3の間全体に大きな排泥孔を設けるのではなく、小さな排泥孔8,8B,8Cを複数設けたことにより、突起形成部6の剛性を維持することができ、かつ突起部3,3からの距離を短くして良好な排泥性を維持することができる。
上述の実施形態において、芯金レスゴムクローラ1,1B〜1D、および芯金レスゴムクローラ1,1B〜1Dの各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、クローラ式走行車両に装着される、芯金を有しないゴムクローラに利用することができる。
1,1B,1C,1D 芯金レスゴムクローラ
2 クローラ本体
3 突起部
4 抗張体
5a ラグ(長ラグ)
5b ラグ(短ラグ)
5D ラグ
7 クローラ本体の内面
8,8B,8C 排泥孔
9 抗張力コード
10 クローラ本体の外面
53 駆動スプロケット
2 クローラ本体
3 突起部
4 抗張体
5a ラグ(長ラグ)
5b ラグ(短ラグ)
5D ラグ
7 クローラ本体の内面
8,8B,8C 排泥孔
9 抗張力コード
10 クローラ本体の外面
53 駆動スプロケット
Claims (4)
- 芯金を有しないゴムクローラであって、
ゴムにより無端帯状に閉ループとして形成されたクローラ本体と、
走行装置の駆動スプロケットに係合させるために前記クローラ本体の内面から突出し前記クローラ本体の内周全体にわたり等間隔に配された複数の突起部と、を有し、
前記突起部は、幅方向に間隔を有して並ぶ1対を基本単位とし、
前記クローラ本体は、
幅方向に間隔を有して並ぶ前記突起部の間に前記クローラ本体の内面と外面とを貫通する孔である排泥孔を複数備えた
ことを特徴とする芯金レスゴムクローラ。 - 複数の前記排泥孔は、
幅方向に間隔を有して並ぶ前記突起部のいずれかの側に偏った位置に設けられた
請求項1に記載の芯金レスゴムクローラ。 - 前記クローラ本体の外面における周方向に隣り合う前記排泥孔の間にラグが設けられた
請求項1または請求項2に記載の芯金レスゴムクローラ。 - 前記クローラ本体における前記排泥孔の幅方向両側に合成繊維またはスチールコードにより形成された抗張体が埋設された
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の芯金レスゴムクローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008073416A JP2009227033A (ja) | 2008-03-21 | 2008-03-21 | 芯金レスゴムクローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008073416A JP2009227033A (ja) | 2008-03-21 | 2008-03-21 | 芯金レスゴムクローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009227033A true JP2009227033A (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=41242969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008073416A Pending JP2009227033A (ja) | 2008-03-21 | 2008-03-21 | 芯金レスゴムクローラ |
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Country | Link |
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2008
- 2008-03-21 JP JP2008073416A patent/JP2009227033A/ja active Pending
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