JP2009224274A - 有機エレクトロルミネッセンス素子及び照明装置 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子及び照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】白色性と演色性とが共に高く、特に照明用光源に適した有機エレクトロルミネッセンス素子を提供する。
【解決手段】有機エレクトロルミネッセンス素子Aは、陽極1と陰極2との間に複数の発光層3が積層された構造を有する。前記複数の発光層3は、450〜470nmの波長域に極大発光波長を有する青領域発光層3aと、550〜570nmの波長域に極大発光波長を有する黄領域発光層3bと、600〜620nmの波長域に極大発光波長を有する赤領域発光層3cとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラットパネルディスプレイ、液晶表示機用バックライト、照明装置等の光源に使用される有機エレクトロルミネッセンス素子に関し、詳しくは特に照明用途に適した光源に関するものである。
有機エレクトロルミネッセンス素子の発光色は、発光層中に含まれる発光物質によって決定されるが、現在使用されている発光材料は、例えば青色、緑色、赤色など単色の発光材料である。
しかし、例えば有機エレクトロルミネッセンス素子が照明用光源に応用される場合、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光には複数の発光色が含まれることが好ましく、特に有機エレクトロルミネッセンス素子が室内の主照明等に応用される場合は、有機エレクトロルミネッセンス素子が白色系発光をすることが好ましい。ここで白色系発光とは、可視光領域の波長の光をほぼ一通り含んでいるような発光であり、例えば水色と橙色の補色関係にある二色による混色によって得られる。
ところで、特に照明用光源は、演色性が高いことも好ましい。光源の演色性は例えば平均演色評価数(Ra)によって評価される。高い平均演色評価数(例えばRa≧80)が得られるためには、光源からの発光に複数色の波長の発光成分が含まれていることが好ましく、特に三色以上の発光成分が含まれることが好ましい。
このような三色の発光成分を含む有機エレクトロルミネッセンス素子として、特許文献1に開示されているものが報告されている。この特許文献1には、青領域(440〜480nm)、緑領域(510〜540nm)、赤領域(600〜640nm)の各々の領域に発光極大を有する発光層を積層した有機エレクトロルミネッセンス素子が開示されている。
特開2006−287154号公報
しかしながら、特許文献1に示される有機エレクトルミネッセンス素子の発光色の色度はJIS Z9112にて規定される各光源色(電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色)の色度範囲まで達せず、また、発光色が前記各光源色に区分されるような素子設計がされた場合には発光色の演色性が低くなってしまうという問題があった。ここで、特に照明用光源としては、発光色が前記JIS Z9112にて規定される各光源色のいずれである場合においても、同一の発光材料の使用により高い平均演色評価数が得られることが望ましい。
このため、従来の有機エレクトロルミネッセンス素子は、照明用光源としての充分な特性を備えるものではなかった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、白色性と演色性とが共に高く、特に照明用光源に適した有機エレクトロルミネッセンス素子、並びにこの有機エレクトロルミネッセンスを備えた照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る有機エレクトロルミネッセンス素子Aは、陽極1と陰極2との間に複数の発光層3が積層された構造を有する。前記複数の発光層3は、450〜470nmの波長域に極大発光波長を有する青領域発光層3aと、550〜570nmの波長域に極大発光波長を有する黄領域発光層3bと、600〜620nmの波長域に極大発光波長を有する赤領域発光層3cとを含む。
このため、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色の白色性が向上し、この発光色の色度がJIS Z9112にて規定される各光源色(電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色)の色度範囲まで達することが可能となる。また、この発光色の演色性も向上し、発光色の色度がJIS Z9112にて規定される前記各光源色の色度範囲に達する場合であっても、例えば平均演色評価数が80以上となるような高い演色性を有する発光が可能となる。
この有機エレクトロルミネッセンス素子Aの全体の発光色の平均演色評価数は、80以上であることが好ましい。この場合、有機エレクトロルミネッセンス素子の演色性が特に優れたものとなる。
特に上記青領域発光層3a、黄領域発光層3b及び赤領域発光層3cのうち、赤領域発光層3cの発光強度が最も高く、青領域発光層3aの発光強度が最も低く、且つ、全体の発光色がJIS Z9112に規定される電球色又は温白色に区分されることが好ましい。
また、上記青領域発光層3a、黄領域発光層3b及び赤領域発光層3cのうち、青領域発光層3aの発光強度が最も高く、赤領域発光層3cの発光強度が最も低く、且つ、全体の発光色がJIS Z9112に規定される昼白色又は昼光色に区分されることも好ましい。
また、本発明に係る照明装置は、上記のような有機エレクトロルミネッセンス素子Aを具備することを特徴とする。これにより、有機エレクトロルミネッセンス素子を光源としながら、高い白色性と演色性とを有する発光が可能な照明装置が得られる。
本発明によれば、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光色の白色性と演色性が共に向上され、フラットパネルディスプレイ、液晶表示機用バックライト、照明装置等の光源として使用可能であり、特に照明装置の光源に適した有機エレクトロルミネッセンス素子が得られる。また、本発明によって、有機エレクトロルミネッセンス素子を光源としながら、高い白色性と演色性とを有する発光が可能な照明装置が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1に有機エレクトロルミネッセンス素子Aの構造の一例を示す。図示の例では、陽極1となる電極と陰極2となる電極の間に複数の発光層3が、電極の積層方向に積層して形成されている。更に、一方の電極(陽極1)は、透明な基板5の表面に積層している。前記陽極1は光透過性の電極として、陰極2は光反射性の電極として、それぞれ形成されている。
図示の形態では、発光層3として、450〜470nmの波長域に極大発光波長を有する青領域発光層3a、550〜570nmの波長域に極大発光波長を有する黄領域発光層3b、及び600〜620nmの波長域に極大発光波長を有する赤領域発光層3cが設けられている。発光層3の積層数は、前記三種の発光層3a,3b,3cが含まれている限り、特に制限されないが、層数が増大すると光学的及び電気的な素子設計の難易度が増大するので、五層以内とすることが好ましい。また、一般的な有機エレクトロルミネッセンス素子Aと同様に発光層3と陽極1や陰極2の間にホール注入層、ホール輸送層6、電子輸送層7、電子注入層等が設けられていても良い。
各発光層3としては、発光性有機物質がドープされた有機材料にて形成されたものが挙げられる。青領域発光層3a、黄領域発光層3b、赤領域発光層3cにそれぞれ使用される発光性有機物質としては、上記所定の波長域に極大発光波長を有する発光性有機物質が、各発光層3ごとに適宜選択される。青領域発光層3aに使用される発光性有機物質としては、
具体的には、青領域発光層3aに使用される発光性有機物質としては、下記[化1]に示される構造を有するTBPe、下記[化2]に示される構造を有するFIrpic、下記[化3]に示されるFIr6等が挙げられる。
Figure 2009224274
Figure 2009224274
Figure 2009224274
また、黄領域発光層3bに使用される発光性有機物質としては、ルブレン、Bt2Ir(acac)、(ビス(2−フェニルベンゾチアゾラ−ト−N,C’)イリジウム(アセチルアセトナ−ト))等が挙げられる。
また、赤領域発光層3cに使用される発光性有機物質としては、下記[化4]に示される構造を有するBtp2Ir(acac)、イーストマンコダック社製の商品名DCJTB、下記[化5]に示される構造を有するPq2Ir(acac)等が挙げられる。
Figure 2009224274
Figure 2009224274
上記のような発光性有機物質が使用される場合、各発光層3に使用されるホスト材料としては、電子輸送性の材料、ホール輸送性の材料の、いずれも使用され得る。また電子輸送性の材料とホール輸送性の材料とを混合したものも使用され得る。また、発光層3内にホスト材料の濃度勾配が形成されても良く、例えば発光層3の陽極1側ではホール輸送性の材料の割合が多くなると共にこの発光層3の陰極2側では電子輸送性の材料の割合が多くなるように、発光層3が形成されても良い。
ホスト材料として使用される電子輸送性の材料やホール輸送性の材料としては、特に制限されないが、例えば後述するホール輸送層6を構成する材料や電子輸送層7を構成する材料に相当する材料から、適宜選択されたものが使用される。
有機エレクトロルミネッセンス素子A中において互いに隣り合う発光層3同士は、直接接触しても良いが、この発光層3同士の間に中間層4が介在することが好ましい。中間層4としては、例えば等電位面を形成する層や電荷発生層が形成される。等電位面形成層もしくは電荷発生層の材料としては、例えばAg、Au、Al等の金属薄膜;酸化バナジウム、酸化モリブデン、酸化レニウム、酸化タングステン等の金属酸化物;ITO、IZO、AZO、GZO、ATO、SnO2等の透明導電膜;いわゆるn型半導体とp型半導体の積層体;金属薄膜もしくは透明導電膜と、n型半導体及びp型半導体のうちの一方又は双方との積層体;n型半導体とp型半導体の混合物;n型半導体とp型半導体とのうちの一方又は双方と金属との混合物などが挙げられる。前記n型半導体やp型半導体としては、特に制限されることなく必要に応じて選定されたものが使用される。このときn型半導体やp型半導体は、無機材料、有機材料のうちいずれであっても良い。また、このn型半導体やp型半導体は、有機材料と金属との混合物;有機材料と金属酸化物との組み合わせ;有機材料と有機系アクセプタ/ドナー材料や無機系アクセプタ/ドナー材料との組み合わせ等であっても良い。
このようにして構成される有機エレクトロルミネッセンス素子Aでは、複数の発光層3が積層されているため、高輝度発光が可能となる。
また、本発明に係る有機エレクトロルミネッセンス素子Aが上記のような青領域発光層3a、黄領域発光層3b及び赤領域発光層3cを備えるため、この有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色の白色性が向上し、この発光色の色度がJIS Z9112で規定される各光源色(電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色)の色度範囲まで達するような素子設計が可能となる。このとき、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色の色度が、前記光源色の区分のうちのいずれかに該当するような素子設計が可能となる。
また、有機エレクトロルミネッセンス素子Aが上記構成を備えることで、この有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色の演色性も向上する。このとき、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色が上記光源色の区分のいずれに該当する場合であっても、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色の平均演色評価数が80以上になるような素子設計が可能になる。
上記有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色が電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色のいずれかに該当するための前記発光色の色度の調整、並びに上記有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色の平均演色評価数が80以上となるための前記平均演色評価数の調整は、例えば各発光層3の膜厚を調整すること、各発光層3における発光ドーパント(発光性有機物質)のドープ濃度を調整すること、各発光層3を構成する材料として適切な材料を選択すること、適宜の光学設計(特に発光層3と陰極2との間の寸法の調整)を行うこと等により、達成される。
また、この有機エレクトロルミネッセンス素子Aの素子設計の具体例として、上記青領域発光層3a、黄領域発光層3b及び赤領域発光層3cのうち、赤領域発光層3cの発光強度が最も高く、青領域発光層3aの発光強度が最も低くなると共に、更に全体の発光色がJIS Z9112に規定される電球色又は温白色に区分されるようにした素子設計が挙げられる。この場合、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色が照明の色調として要求される電球色や温白色になると共に、演色性が優れたものとなる。
また、この有機エレクトロルミネッセンス素子Aの素子設計の他の具体例として、上記青領域発光層3a、黄領域発光層3b及び赤領域発光層3cのうち、青領域発光層3aの発光強度が最も高く、赤領域発光層3cの発光強度が最も低くなると共に、更に全体の発光色がJIS Z9112に規定される昼白色又は昼光色に区分されるようにした素子設計が挙げられる。この場合、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色が照明の色調として要求される昼白色や昼光色になると共に、演色性が優れたものとなる。
また、上記に例示された素子設計以外にも、例えば上記青領域発光層3a、黄領域発光層3b及び赤領域発光層3cのうち、黄領域発光層3bの発光強度が最も低くなると共に、更に全体の発光色がJIS Z9112に規定される電球色又は温白色に区分されるようにした構成、上記青領域発光層3a、黄領域発光層3b及び赤領域発光層3cのうち、赤領域発光層3cの発光強度が最も高くなると共に、更に全体の発光色がJIS Z9112に規定される白色、昼白色又は昼光色に区分されるようにした構成等のように、適宜の素子設計が可能である。
ここで、各発光層4の発光強度の調整は、各発光層3の膜厚を調整すること、各発光層3中の発光ドーパント(発光性有機物質)のドープ濃度を調整すること、各発光層3を構成する材料として適切な材料を選択すること等によって為される。
この有機エレクトロルミネッセンス素子Aを構成する部材のうち、発光層3以外の他の部材、すなわち例えば積層された素子を保持する基板5や陽極1、陰極2等の部材には、従来使用されている部材がそのまま採用され得る。
例えば基板5は、この基板5を通して光が出射される場合には、光透過性を有する。この場合、基板5としては無色透明な基板、多少の着色を有する透明な基板、すりガラス状の基板等が挙げられる。この基板5の具体例としては、例えば、ソーダライムガラスや無アルカリガラスなどの透明ガラス板や、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、エポキシ等の樹脂、フッ素系樹脂等から任意の方法によって作製されたプラスチックフィルムやプラスチック板などが挙げられる。またさらに、基板5の母材の内部にこの母材とは屈折率の異なる粒子、粉体、泡等が含有され、あるいは基板5の表面に適宜の形状が付与されることによって、光拡散効果が付与された基板5も挙げられる。また、基板5を通さずに光を射出させる場合、基板5は必ずしも光透過性を有するものでなくても良く、この場合、素子の発光特性、寿命特性等が損なわれない限り、任意の基板5が使用可能である。特に、通電時の素子の発熱による温度上昇が軽減されるためには、熱伝導性の高い基板5が使用可能である。
上記陽極1は、発光層3中にホールを注入する機能を発揮する電極である。この陽極1は、仕事関数の大きい金属、合金、電気伝導性化合物、あるいはこれらの混合物からなる電極材料から形成されることが好ましい。このとき、特に陽極1の仕事関数が4eV以上であることが好ましい。このような陽極1の材料としては、例えば、金などの金属;CuI、ITO(インジウム−スズ酸化物)、SnO2、ZnO、IZO(インジウム−亜鉛酸化物)等;PEDOT、ポリアニリン等の導電性高分子;任意のアクセプタ等がドープされた導電性高分子;カーボンナノチューブなどの、適宜の導電性光透過性材料が挙げられる。
陽極1は、例えば上記のような電極材料が、基板5の表面に真空蒸着法やスパッタリング法、塗布等の方法により薄膜に形成されることによって、作製される。また、発光層3における発光が陽極1を透過して外部に照射されるためには、陽極1の光透過率が70%以上であることが好ましい。さらに、陽極1のシート抵抗は数百Ω/□以下であることが好ましく、特に前記シート抵抗が100Ω/□以下であることが好ましい。ここで、陽極1の光透過率、シート抵抗等の特性が前記のように制御されるためには、陽極1の膜厚は、この陽極1を構成する材料によって異なるが、500nm以下に設定されることが好ましく、特に10〜200nmの範囲に設定されることが好ましい。
また上記陰極2は、発光層3中に電子を注入する機能を発揮する電極である。この陰極2は、仕事関数の小さい金属、合金、電気伝導性化合物及びこれらの混合物からなる電極材料から形成されることが好ましい。特にこの陰極2の仕事関数が5eV以下であることが好ましい。このような陰極2の電極材料としては、アルカリ金属、アルカリ金属のハロゲン化物、アルカリ金属の酸化物、アルカリ土類金属等、前記金属と他の金属との合金等が挙げられる。具体的な電極材料としては、例えばナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、リチウム、マグネシウム、マグネシウム−銀混合物、マグネシウム−インジウム混合物、アルミニウム−リチウム合金、Al/LiF混合物が挙げられる。また電極材料として、アルミニウム、Al/Al23混合物なども使用可能である。
また、アルカリ金属の酸化物、アルカリ金属のハロゲン化物、金属酸化物等から形成された下地に対して、電極材料が一層以上積層されることで、陰極2が形成されても良い。このような陰極2の構成の具体例としては、例えば、アルカリ金属/Alの積層、アルカリ金属のハロゲン化物/アルカリ土類金属/Alの積層、アルカリ金属の酸化物/Alの積層などが挙げられる。
また、陰極2がITO、IZOなどに代表される透明電極である場合には、陰極2側からの光の取り出しが可能である。
また、素子中における陰極2と接する有機物の層には、リチウム、ナトリウム、セシウム、カルシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属がドープされていても良い。
陰極2は、例えば上記のような電極材料が、真空蒸着法やスパッタリング法等の方法により薄膜に形成されることによって、作製される。また、発光層3における発光が陽極1側から取り出される場合には、陰極2の光透過率が10%以下であることが好ましい。また、発光層3における発光が陰極2側から取り出される場合(発光が陽極1と陰極2の両方から取り出される場合を含む)、陰極2の光透過率は70%以上であることが好ましい。この場合の陰極2の膜厚は、陰極2の光透過率等の特性制御のために、陰極2を構成する材料に応じて適宜設定されるが、通常500nm以下、好ましくは100〜200nmの範囲であることが好ましい。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子Aの素子構成は、本発明の趣旨に反しない限り任意の構成とすることができる。例えば前述の通り、ホール注入層、ホール輸送層6、電子輸送層7、電子注入層等の層が必要に応じて適宜設けられる。
ホール輸送層6を構成する材料は、ホール輸送性を有する化合物の群から選定されるが、電子供与性を有し、また電子供与によりラジカルカチオン化した際にも安定である化合物であることが好ましい。この種の化合物としては、例えば、4,4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TPD)、2−TNATA、4,4’,4”−トリス(N−(3−メチルフェニル)N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(MTDATA)、4,4’−N,N’−ジカルバゾールビフェニル(CBP)、スピロ−NPD、スピロ−TPD、スピロ−TAD、TNBなどを代表例とする、トリアリールアミン系化合物、カルバゾール基を含むアミン化合物、フルオレン誘導体を含むアミン化合物などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、一般に知られる任意のホール輸送材料が使用される。
また、電子輸送層7を構成する材料は、電子輸送性を有する化合物の群から選定されるが、正孔供与性を有し、また正孔供与によりラジカルアニオン化した際にも安定である化合物であることが好ましい。この種の化合物としては、Alq3等の電子輸送性材料として知られる金属錯体や、フェナントロリン誘導体、ピリジン誘導体、テトラジン誘導体、オキサジアゾール誘導体等のヘテロ環を有する化合物などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、一般に知られる任意の電子輸送材料が使用される。
このような有機エレクトロルミネッセンスAを光源として備える照明装置には、従来存在する適宜の構成が採用され得る。
以下、本発明に係る具体的な実施例を挙げることで、本発明を更に詳述する。
(実施例1)
厚み150nm、幅5mm、シート抵抗約12Ω/□のITO膜(陽極1)が成膜された、0.7mm厚の無アルカリガラス製の基板5を用意した。この陽極1を備える基板5を、洗剤、イオン交換水、アセトンで各10分間超音波洗浄した後、IPA(イソプロピルアルコール)で蒸気洗浄して乾燥し、さらにUV/O3処理を施した。
次に、この陽極1を備える基板5を真空蒸着装置にセットし、1×10-4Pa以下の減圧雰囲気下で、陽極1の上に4,4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)を40nmの膜厚で蒸着し、ホール輸送層6を形成した。
次いで、ホール輸送層6の上に、4,4’−N,N’−ジカルバゾールビフェニル(CBP)にBtp2Irを7質量%共蒸着した層を10nmの膜厚で蒸着し、赤領域発光層3c(極大発光波長620nm)を形成した。
次にこの赤領域発光層3cの上にバソクプロイン(BCP)を単独で20nmの厚みに蒸着し、電子輸送層7を形成した。
次いでこの電子輸送層7の上、BCPとCsとのモル比1:1の合金の膜を厚み5nmに蒸着した後、IZO(インジウム亜鉛酸化物)の蒸着膜を厚み10nmの膜厚に蒸着し、中間層4を形成した。
次にこの中間層4の上にα−NPDを60nmの膜厚で蒸着してホール輸送層6を形成した。
次に、このホール輸送層6の上に、CBPにTBPeを5質量%共蒸着した層を20nmの膜厚で蒸着して、青領域発光層3a(極大発光波長460nm)を形成した。
次に、この青領域発光層3aの上に、Alq3にルブレンを5質量%共蒸着した層を10nmの膜厚で蒸着し、黄領域発光層3b(極大発光波長555nm)を形成した。
次に、この黄領域発光層3bの上に、Alq3を単独で40nm蒸着した後、LiFを1nmの厚みに蒸着して、電子輸送層7を形成した。
次に、この電子輸送層7の上に、アルミニウムを0.4nm/sの蒸着速度で80nm厚に蒸着して、陰極2を形成した。
以上の工程によって、赤領域発光層3c、青領域発光層3a、及び黄領域発光層3bが積層した構造を有する有機エレクトロルミネッセンス素子Aを得た。
(実施例2〜9)
実施例1において、赤領域発光層3c、青領域発光層3a、及び黄領域発光層3bの厚みを表1に示す通りに変更した。それ以外の条件は実施例1と同様にして、赤領域発光層3c、青領域発光層3a、及び黄領域発光層3bが積層した構造を有する有機エレクトロルミネッセンス素子Aを得た。
(比較例1〜5)
上記実施例1〜5において、黄領域発光層3bに代えて、極大発光波長525nmの発光層3(緑領域発光層3)を形成した。
緑領域発光層3の形成の際には、上記実施例1〜5における青領域発光層3aを形成する工程の後、この青領域発光層3aの上に、Alq3にC545T(10−(2−ベンゾチアゾリル)−1,1,7,7−テトラメチル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H,5H,11H−[1]ベンゾ−ピラノ[6,7,8−ij]キノリジン−11−オン)を5質量%共蒸着した層(極大発光波長520nm)を表1に示す膜厚で蒸着し、緑領域発光層3を形成した。
それ以外の条件は実施例1と同様にして、赤領域発光層3c、青領域発光層3a、及び緑領域発光層3が積層した構造を有する有機エレクトロルミネッセンス素子Aを得た。
(評価)
各実施例及び比較例で得られた有機エレクトロルミネッセンス素子Aに、電源(KEITHLEY2400)を接続し、この有機エレクトロルミネッセンス素子Aに10mA/cm2での定電流を通電することで、有機エレクトロルミネッセンス素子Aを駆動させた。このとき有機エレクトロルミネッセンス素子Aから正面方向に向けて発せられた光の発光スペクトルを、マルチチャネルアナライザー(浜松ホトニクス社製「PMA−11」)により測定した。この測定結果に基づき、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色を、CIE表色系の色度座標で評価した。また、この色度座標に基づいて、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色をJIS Z9112に規定される光源色に区分した。また、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色の平均演色評価数(Ra)を、JIS Z8726に規定される方法によって導出した。
また、実施例1,2,4〜9については、有機エレクトロルミネッセンス素子Aからの発光について、JIS Z8725の規定に基づき、黒体軌跡からの偏差Δuvを導出した。
また、実施例1,2,4〜9については、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光スペクトルにおける、青領域発光層3aに起因する極大波長(460nm)、赤領域発光層3cに起因する極大波長(620nm)、および黄領域発光層3bに起因する極大波長(555nm)の各強度の比を導出した。
以上の結果を、表1,2に示す。
Figure 2009224274
Figure 2009224274
上記の通り、比較例1〜5の場合は、有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色がJIS Z9112にて規定される光源色に区分されるものの、平均演色評価数の値は充分ではなかった。
これに対し、実施例1〜9では有機エレクトロルミネッセンス素子Aの発光色がJIS Z9112にて規定される光源色に区分され、しかも平均演色評価数の値が高いものであった。
また、実施例1,2では各発光層3のうち青領域発光層3aの発光強度が最も高く、赤領域発光層3cの発光強度が最も低く、且つ発光色が昼白色又は昼光色に区分される。また、実施例4,5では各発光層3のうち赤領域発光層3cの発光強度が最も高く、青領域発光層3aの発光強度が最も低く、且つ発光色が電球色又は温白色に区分される。これらの実施例1,2,4,5では、同様の発光色を有する実施例6〜9と比べて黒体軌跡からの偏差が小さい。従って、実施例1,2,4,5における発光色は、照明用途として特に好ましいものと評価できる。
本発明の実施の形態の一例を示す概略の断面図である。
符号の説明
A 有機エレクトロルミネッセンス素子
1 陽極
2 陰極
3 発光層
3a 青領域発光層
3b 黄領域発光層
3c 赤領域発光層

Claims (5)

  1. 陽極と陰極との間に複数の発光層が積層された有機エレクトロルミネッセンス素子であって、前記複数の発光層が、
    450〜470nmの波長域に極大発光波長を有する青領域発光層と、
    550〜570nmの波長域に極大発光波長を有する黄領域発光層と、
    600〜620nmの波長域に極大発光波長を有する赤領域発光層と、
    を含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  2. 全体の発光色の平均演色評価数が80以上であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 上記青領域発光層、黄領域発光層及び赤領域発光層のうち、赤領域発光層の発光強度が最も高く、青領域発光層の発光強度が最も低く、
    且つ、全体の発光色がJIS Z9112に規定される電球色又は温白色に区分されることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  4. 上記青領域発光層、黄領域発光層及び赤領域発光層のうち、青領域発光層の発光強度が最も高く、赤領域発光層の発光強度が最も低く、
    且つ、全体の発光色がJIS Z9112に規定される昼白色又は昼光色に区分されることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を具備することを特徴とする照明装置。
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