JP2007059272A - 照明装置及び照明方法 - Google Patents

照明装置及び照明方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007059272A
JP2007059272A JP2005244864A JP2005244864A JP2007059272A JP 2007059272 A JP2007059272 A JP 2007059272A JP 2005244864 A JP2005244864 A JP 2005244864A JP 2005244864 A JP2005244864 A JP 2005244864A JP 2007059272 A JP2007059272 A JP 2007059272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
led
light emitting
emitting element
intensity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005244864A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Osumi
吉正 大角
Hironobu Kiyomoto
浩伸 清本
Takahiro Ayabe
隆広 綾部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2005244864A priority Critical patent/JP2007059272A/ja
Publication of JP2007059272A publication Critical patent/JP2007059272A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 赤みを帯びた白色光を発光させることができ、高演色性を実現でき、均一白色発光が可能で、かつ製造の容易な照明装置を提供する。
【解決手段】 照明装置11は、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19からなる。第1のLED発光素子16は、赤色発光のLEDチップ12、緑色発光のLEDチップ13及び青色発光のLEDチップ14を透明パッケージ15内に封止したものである。第2のLED発光素子19は、黄色発光のLEDチップ17、緑色発光のLEDチップ13及び青色発光のLEDチップ14を透明パッケージ18内に封止したものである。照明装置11では、赤色光の強度のピーク値と、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.85:0.5:0.35
程度となっている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、赤みを帯びた発光色と高演色性を有する照明装置及び照明方法に関するものである。
照明用光源としては、現在、蛍光灯と電球が広く用いられている。また、LED(発光ダイオード)は照明分野における応用が期待されており、LEDを照明用光源として用いた照明装置についても研究が進められている。
LEDは現在主としてディスプレイ用に用いられており、低電力で高輝度発光が可能、寿命が長いといった特徴がある。さらに、照明分野の応用を考えた場合、LEDから放射される光には、蛍光灯や電球の光と比較して紫外線などの可視光領域以外の光が少ないという特徴がある。紫外線などの可視光以外の光が少ないという特徴は、照明用光源として発熱量が少ない、紫外線による悪影響(例えば、照明対象物の褪色)が少ないといった有益な効果をもたらし、LED照明を観賞用の照明やスポットライト等の用途に用いるのに最適である。また、LEDには水銀が含まれないので、地球環境に優しく、今後の環境問題を考えた場合にも非常に望ましいものと言える。
上記のようにLEDを照明用光源として用いた照明装置は、今後益々その要求が高まると思えるが、実際にはLEDの照明分野への応用は未だほんの一部に限られている。
その理由としては様々なものが考えられるが、現在のLEDを用いた照明装置は、LEDの光源としての特殊性故に、これまでの蛍光灯や電球が満たしている照明装置としての性能の全ては満足出来ていないことが大きいと考える。そしてその中でも、LEDを今後一般的な照明用途に用いる場合、次の3つが特に重要になると考えられる。
(1)高演色性
(2)均一白色発光
(3)均一輝度発光
高演色性とは、自然光に近い見え方で照明対象物を鮮やかに発色させることである。均一白色発光とは、照明装置の発光面全面がほぼ同じ色温度の白色で発光していて色むらのないことである。均一輝度発光とは、照明装置の発光面全面が均一な強度で発光していて輝度むらのないことである。また、LED光源を用いた照明装置には、
(4)製造が容易(量産性)で高信頼性と安定性を有していること
が要求されることも当然である。
白色LEDを用いた照明装置には、大きく分けて蛍光体とLEDとを組み合わせる方式(以下、蛍光体方式という。)と3種のLEDチップを用いる方式(以下、3チップ方式という。)とが知られている。蛍光体方式の代表的なものは、青色LEDチップとYAG系の黄色蛍光体とを組み合わせたものであり、青色LEDチップから放射された青色光と、青色光により励起発光させられた蛍光体の黄色とを混色させることによって擬似的に白色光を出射させるようにしたものである。3チップ方式は、赤、緑、青の発光色を持つ3つのLEDチップを一つのパッケージ内に実装し、各LEDチップから放射された赤色光、緑色光及び青色光を混色させることによって白色光を得るものである。
図1は色温度が3000K程度の蛍光体方式の照明装置の波長特性を表した図である。図1からは青色Bと黄色Yの位置で強度(放射強度)が極大になっていることが分かる。蛍光体方式の照明装置では、ひとつのLEDチップで実現することができる利点がある。しかし、蛍光体方式の照明装置は、黄色と青色で白色を実現しているため色の再現性が乏しく、以下に説明するように、特に3000K程度の色温度の低い照明になると演色性が悪いという問題がある。
図2は色温度が3000K程度の蛍光体方式の照明装置の演色性を表した図である。演色とは照明する光源の違いによって対象物の色の見え方が異なる現象をいい、その特性を演色性という。演色性は自然光(基準光)を基準にして良い悪いと言われるが、一般的には、照明の演色性はJISで定められた試験色を基準として評価された演色評価数によって表される。演色評価数は、評価しようとする光源と基準光によりある試験色を照明したときの色ずれの大きさを数値化したものであって、基準光で見たときを100とし、色ずれが大きくなるにしたがって数値が小さくなる。演色評価数には、試験色の違いによって標準演色評価数R1〜R8と特殊演色評価数R9〜R15とがある。標準演色評価数R1〜R8とは、JISで定められた8つの試験色を対象として光源を評価するものである。特殊演色評価数R9〜R15とは、赤・黄・緑・青・西洋人の肌色・木の葉の色・日本人の肌色からなる7つの現実的な試験色を対象として光源を評価するものである。また、8つの標準演色評価数R1〜R8の平均値は、平均演色評価数Raと言われる。
図2では黄色蛍光体と青色LEDチップからなる照明装置の平均演色評価数Ra、標準演色評価数R1〜R8、特殊演色評価数R9〜R15を表わしている。図2によれば、この照明装置の平均演色評価数Raは60程度となっている。一般照明用の蛍光灯の平均演色評価数Raは57〜77であり、高演色性の蛍光灯では平均演色評価数Raは87〜97であるから、この照明装置は演色性が低く、特に特殊演色評価数R9、R12は非常に悪くなっている。
また、蛍光体の信頼性は半導体に比べて劣るので、蛍光体方式の照明装置では、蛍光体を用いないものに比べて信頼性が低くなり、LED照明装置の信頼性と安定性が損なわれるという問題もある。
よって、蛍光体方式の照明装置では、赤みを帯びた白色光を呈するものを実現しようとすると、上記要求性能の(1)と(4)を満足することができない。
図3は色温度が3000K程度の3チップ方式の照明装置の波長特性を表した図である。図3からは赤色R、緑色G、青色Bの位置で強度が極大になっていることが分かる。この3チップ方式の照明装置では、蛍光体を用いないので信頼性には威力を発揮するが、やはり演色性は良くない。図4は色温度が3000K程度の3チップ方式の照明装置の演色性を表した図である。図4によれば3チップ方式の照明装置では、平均演色評価数Raが30〜40程度であってかなり演色性が悪く、特に、標準演色評価数R8と特殊演色評価数R9、11とが著しく悪くなっている。
よって、3チップ方式の照明装置でも、赤みを帯びた白色光を呈するものを実現しようとすると、上記要求性能の(1)を満足することができない。
そこでLEDを用いた照明装置の演色性を向上させるための技術が提案されている。高演色性を実現するための方法としては、青色、青緑色、橙色及び赤色のLEDチップを用いる方法(特許文献1)がある。4色の光源を用いた照明装置には、発光波長域の異なる4色のLEDチップを別々のパッケージに封止したLED発光素子を組み合わせるものと、発光波長域の異なる4色のLEDチップを1パッケージに一緒に納めて封止したLED発光素子を用いるものとがある。しかし、発光波長域の異なる4つの別々のLED発光素子を組み合わせたものでは、各波長域の光が均一に混じり合わないので白色光を得ることができず、上記要求性能の(1)を満たさず、白色光源として用いることはできない。
4色のLEDチップを1パッケージに封止したLED発光素子を用いるものでは、演色性は向上するが、3つのLEDチップを1パッケージに封止したLED発光素子に比べて製造が急に難しくなり、上記要求性能の(3)(4)を満たすことができない。すなわち、このような照明装置では、各LEDチップのバラツキによりLED発光素子の歩留まりが悪くなる、部品点数の増加によりコストが高くつく、投入電力が大きくなるために発熱が大きくなり熱的環境が悪化する、といった問題がある。また、各LEDチップのバラツキにより、照明装置の輝度むらが発生し易くなる。さらに、特許文献1では複数のLEDチップを積層しているが、このような構造は照明装置の量産技術としては未だ将来的な技術に過ぎず、現時点では採用することのできないものである。よって、このような4チップ1パッケージの照明装置は、コストが高くつき、熱的環境の悪化によって信頼性が低下し、照明装置を構成する各LEDチップの調整もより複雑になるなど、演色性以外の性能を大きく犠牲にするものである。そのため、このような照明装置は、少なくとも現時点では実現性のないものである。
また、照明装置の演色性を向上させるための別な方法としては、3チップのLED発光素子と2チップの発光素子を組み合わせる方法(特許文献2)がある。これは赤色R、緑色G、青色Bの3つのLEDチップを1つのパッケージに封止した白色LED発光素子と、青色B、黄緑色YGの2つのLEDチップを1つのパッケージに封止したLED発光素子とを組み合わせることにより照明装置の演色性を向上させたものである。しかし、この照明装置でも下記のような理由により白色光源を実現することはできない。
図5にxy色度図を示す。このxy色度図は一般に用いられているものであり、横軸及び縦軸は色度座標x、yを表わしている。この色度図中の鱗状をした領域ξは色分布を表わしており(図では色彩は省略している。)、その中央部が白色Wで外周に沿って色相が変化している。また、この領域内に描かれた曲線は、黒体(放射)軌跡ζを表わしており、そこに付記された数字は色温度を表わしている。これは黒体の温度(色温度)が高くなるに従って、発する光の色が赤色→黄色→白色と変化することを表わしている。また、この色度図中の点αはInGaN形の青色LEDの代表的な発光色を表わしており、点βはGaP系の黄緑LEDの典型的な発光色を表わしている。よって、青色Bと黄緑色YGの2つのLEDチップを実装したLED発光素子では、青色LEDと黄緑色LEDの強度比が変化すると、色度図中では点αと点Bとを結んだ直線ηの上を移動することになる。ここで黒体軌跡ζと青色B−黄緑YGの発光素子を表わす直線ηとを比較すると、(相関)色温度が5000K以上では色差が比較的小さくなっているが、色温度が5000K以下では色差がかなり大きくなっている。つまり、青色Bと黄緑色YGの2つのLEDチップを実装したLED発光素子では、色温度が5000K以下の範囲においては白色発光が不可能である。このため白色の3チップLED発光素子と2チップLED発光素子を組み合わせる方法では、2色のLED発光素子を組み合わせることになり、上記要求性能の(2)を満足させることができず、白色発光の可能な照明装置を実現することはできない。
特開2003−45206号公報 実用新案登録第3102894号
本発明は上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、赤みを帯びた白色光を発光させることができ、高演色性を実現でき、均一白色発光が可能で、かつ製造の容易な照明装置と照明方法を提供することにある。
本発明にかかる照明装置は、赤色の発光色を有するLEDチップ、緑色の発光色を有するLEDチップ及び青色の発光色を有するLEDチップをパッケージ内に実装した複数個の第1のLED発光素子と、黄色の発光色を有するLEDチップ、緑色の発光色を有するLEDチップ及び青色の発光色を有するLEDチップをパッケージ内に実装した複数個の第2のLED発光素子とからなり、前記第1のLED発光素子と前記第2のLED発光素子は、ほぼ同じ色温度で発光することを特徴としている。
本発明の照明装置によれば、ほぼ同じ色温度で発光する上記第1のLED発光素子と上記第2のLED発光素子を用いているので、赤みを帯びた白色で均一に発光する照明装置を製作することができる。しかも、このようなLED発光素子の組合せからなる照明装置によれば、高演色性を呈する照明装置を得ることができる。
本発明の照明装置のある実施態様は、前記第1及び第2のLED発光素子の色温度が3000K〜4000K程度であることを特徴としている。かかる実施例によれば、第1及び第2のLED発光素子を赤みを帯びた発光色で発光させることができ、暖かみのあるLED照明を実現することができる。
本発明の別な実施態様は、対象物に照射された光のうち、赤色光の強度のピーク値と、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.85:0.5:0.35
程度であることを特徴としている。かかるピーク値の比率とすることにより、照明装置の演色性を特に高くすることができる。
上記のようなピーク値の比が得られるようにするためには、前記第1のLED発光素子と前記第2のLED発光素子において、各LEDチップの投入電流量、各LEDチップのパルス駆動によるデューティ比、各発光素子に実装されているチップ数、または用いられている各発光素子の数のうちいずれかの手段、あるいはそれらの組合せにより、赤色光と黄色光と緑色光と青色光の強度のピーク値の比を調整すればよい
本発明のさらに別な実施態様は、前記第1のLED発光素子から出射される光については、赤色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.30:0.15
程度であり、前記第2のLED発光素子から出射される光については、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.25:0.25
程度であることを特徴としている。かかる実施態様によれば、第1のLED発光素子と第2のLED発光素子とをほぼ等しい色温度で白色発光させることができ、第1のLED発光素子と第2のLED発光素子を配列した照明装置を均一に白色発光させることができる。
なお、本発明にかかる照明装置においては、赤色光、黄色光、緑色光、青色光で強度のピークを有しており、具体的には420〜480nm、510〜540nm、580〜600nm、610〜640nmの波長域にそれぞれ強度のピーク値を有すしている。
本発明の照明装置のさらに別な実施態様における第1及び第2のLED発光素子は、各LED発光素子に実装されているLEDチップから出射された光を反射(全反射、拡散反射、正反射)させる反射光学系を有しているので、各LED発光素子から出射させる光の輝度むら及び色むらを抑制することができ、より均一に発光する白色光源を得ることができる。
本発明の照明方法は、赤色の発光色を有するLEDチップ、緑色の発光色を有するLEDチップ及び青色の発光色を有するLEDチップをパッケージ内に実装した第1のLED発光素子から出射される白色光と、黄色の発光色を有するLEDチップ、緑色の発光色を有するLEDチップ及び青色の発光色を有するLEDチップをパッケージ内に実装した第2のLED発光素子から出射される白色光により対象物を照明することを特徴としている。
本発明の照明方法によれば、ほぼ同じ色温度で発光する上記第1のLED発光素子と上記第2のLED発光素子を用いているので、対象物の上で第1のLED発光素子から出射された光と第2のLED発光素子から出射された光とを重ね合わせることにより、赤みを帯びた白色で均一に対象物を照明することができる。しかも、このようなLED発光素子の組合せからなる照明によれば、高演色性を呈することができる。
なお、本発明の以上説明した構成要素は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものでないことは言うまでもない。
図6(a)は本発明にかかる照明装置11を示す概略断面図、図6(b)は透明カバーを除いた状態の照明装置11を示す正面図である。この照明装置11は2種類のLED発光素子、すなわち第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19とを複数個ずつ有している。第1のLED発光素子16は、赤色の発光色を有するLEDチップ12、緑色の発光色を有するLEDチップ13及び青色の発光色を有するLEDチップ14を透明樹脂からなるパッケージ15内に封止したものである。第2のLED発光素子19は、黄色の発光色を有するLEDチップ17、緑色の発光色を有するLEDチップ13及び青色の発光色を有するLEDチップ14を透明樹脂からなるパッケージ18内に封止したものである。第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19は配線基板20の上に碁盤目状に実装されており、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19は交互に配置されている。第1及び第2のLED発光素子16、19を実装した配線基板20は、収容ベース21と透明カバー22からなるケース23内に納められている。なお、図6においては16個のLED発光素子が基板に実装されているが、照明装置の発光面積に応じてさらに多数のLED発光素子が実装される。
図7は、赤色の発光色を有するLEDチップ12、緑色の発光色を有するLEDチップ13、青色の発光色を有するLEDチップ14および黄色の発光色を有するLEDチップ17のそれぞれの波長特性を表わした図である。すなわち、赤色の発光色を有するLEDチップ12は、強度(放射強度)のピーク位置波長が610nm以上640nm以下である。黄色の発光色を有するLEDチップ14は、強度のピーク位置波長が580nm以上600nm以下である。緑色の発光色を有するLEDチップ13は、強度のピーク位置波長が510nm以上540nm以下である。青色の発光色を有するLEDチップ17は、強度のピーク位置波長が420nm以上480nm以下である。
図8及び図11はそれぞれ第1、第2のLED発光素子16、19から放射される光の波長特性(光スペクトル)を示す図である。また、図9及び図12はそれぞれ第1、第2のLED発光素子16、19の演色性、すなわち平均演色評価数Ra、標準演色評価数R1〜R8および特殊演色評価数R9〜R15を示す図である。図10及び図13はそれぞれ第1、第2のLED発光素子16、19から放射される光のxy色度座標上における位置を示した色度図である。
第1のLED発光素子16から出射される光では、図8に示すように、赤色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.30:0.15
程度となるように調整されている。しかし、第1のLED発光素子16の演色性について見ると、図9に表わされているように、平均演色評価数Raが38程度しかなくて演色性が悪く、特に標準演色評価数R8と特殊演色評価数R9、R11の値は極端に悪くなっている。
また、第1のLED発光素子16から出射される光は、図10において円γで囲んで示されているように、xy色度図におけるほぼx=0.44、y=0.40の位置にある。この位置は黒体軌跡の近傍であって、3000K〜4000Kに相当する色温度(相関色温度)を有している(図10では約3000K)。
第2のLED発光素子19から出射される光では、図11に示すように、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.25:0.25
程度となるように調整されている。しかし、第2のLED発光素子19の演色性について見ると、図12に表わされているように、平均演色評価数Raが43程度しかなくて演色性が悪く、特に標準演色評価数R8と特殊演色評価数R9、R15の値は極端に悪くなっている。
また、第2のLED発光素子19から出射される光は、図13において円εで囲んで示されているように、xy色度図におけるほぼx=0.44、y=0.40の位置にある。この位置も黒体軌跡の近傍であって、3000K〜4000Kに相当する色温度(相関色温度)を有している(図13では約3000K)。従って、第1のLED発光素子16から出射される光と、第2のLED発光素子19から出射される光とは、ほぼ同じ色温度を有しており、白色電球のように赤みを帯びた暖かみのある照明光となっている。
次に、図6のように第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19を交互に配列した照明装置11の特性について述べる。図14は照明装置11から出射される光の波長特性(光スペクトル)を示す図である。また、図15は照明装置11の演色性、すなわち平均演色評価数Ra、標準演色評価数R1〜R8および特殊演色評価数R9〜R15を示す図である。
照明装置11の全体としては、図14に示すように、610nm〜640nmの波長域(赤色)、580nm〜600nm(黄色)、510nm〜540nmの波長域(緑色)、420nm〜480nmの波長域(青色)にそれぞれピークを有している。また、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19は、赤色光の強度のピーク値と黄色光の強度のピーク値との比が、1:0.85の比となるように駆動されており、赤色光の強度のピーク値と、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.85:0.5:0.35
程度となっている。
そして、照明装置11から出射される光のxy色度図における位置は、第1のLED発光素子16及び第2のLED発光素子19とだいたい同じであって、ほぼx=0.44、y=0.40の位置にある。この位置は黒体軌跡の近傍であって3000K〜4000K、特に約3000Kに相当する色温度(相関色温度)を有しているので、この照明装置11は、白色電球のように、赤みを帯びた暖かみのある白色光を放射する白色光源となっている。
また、照明装置11は高演色性を有している。すなわち、図15に示されているように、この照明装置11の平均演色評価数Raは約80.0となっており、良好な演色性を示している。また、標準演色評価数R1〜R8と特殊演色評価数R9〜R15もいずれも良好な値を有しており、もっとも小さな値を有する特殊演色評価数R9でも50弱の値となっている。よって、第1のLED発光素子16の演色性と第2のLED発光素子19の演色性はあまり良くないにも拘わらず、それらを組み合わせた本発明の照明装置11は良好な演色性を示している。
また、照明装置11は均一白色発光している。すなわち、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19は、黒体軌跡の近傍のほぼ同じxy色度座標位置(色温度3000K〜4000K)で発光しているので、赤みを帯びた同じ発光色で発光しており、しかも、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19は交互に配置されているので、照明装置11の発光面全体は同じ発光色で均一に発光している。
照明装置11は、上記のように、赤色光の強度のピーク値と、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.85:0.5:0.35
程度となっている。このような照明装置11を、赤色、緑色および青色のLEDチップからなる第1のLED発光素子16と、黄色、緑色および青色のLEDチップからなる第2のLED発光素子19の組合せによって構成しようとするとき、第1のLED発光素子16における緑色光の割合と第2のLED発光素子19における緑色光の割合には無限の組合せが存在し、第1のLED発光素子16における青色光の割合と第2のLED発光素子19における青色光の割合には無限の組合せが存在する。
しかし、第1のLED発光素子16を、赤色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.30:0.15
程度となるようにし、かつ、第2のLED発光素子19を、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.25:0.25(あるいは、0.85:0.21:0.21)
程度となるようにしなければ、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19は白色発光せず、あるいは同じ発光色で発光しなくなる。そのため、このような組合せ以外では、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19の発光色が異なり、照明装置11の発光面が同じ色で均一に発光できなくなる。
これに対し、照明装置11では、第1のLED発光素子16を、赤色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.30:0.15
程度となるように発光させ、かつ、第2のLED発光素子19を、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.25:0.25
程度となるように発光させているので、発光面を同じ発光色で均一に白色発光させることができる。
さらに、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19を、第1のLED発光素子16の赤色光の強度のピーク値と第2のLED発光素子19の黄色光の強度のピーク値との比が1:0.85の比となるように駆動し、照明装置11全体としては、赤色光の強度のピーク値と、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.85:0.5:0.35
程度となるようにし、かつ、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19を交互に配置しているので、照明対象物の表面でも各色光の強度ピーク値の比が同じ比となり、照明装置11の発光面を均一な輝度で白色発光させることができる。
また、4つ以上のLEDチップを1つのパッケージ内に実装することは技術的に困難であり、製品のバラツキが大きくなって、照明装置の信頼性や安定性が低下する恐れがある。しかし、3つのLEDチップを1つのパッケージ内に実装する技術は現時点においても既に確立されているといってよい。従って、2種類の3チップLED発光素子を用いる照明装置11では、バラツキの小さな製品を量産することができ、信頼性及び安定性の面でも問題がない。
従って、照明装置11によれば、前記LED光源を用いた照明装置の要求性能(1)〜(4)を満たすことができる。
なお、第1のLED発光素子16における赤色光と緑色光と青色光のピーク値強度比、第2のLED発光素子19における黄色光と緑色光と青色光のピーク値強度比、あるいは第1のLED発光素子16の赤色光のピーク値強度比と第2のLED発光素子19の黄色光のピーク値強度比などを調整するには、各LEDチップ12〜14及び17の投入電流量、あるいは各LED発光素子16、19に実装されているチップ数のうちいずれかの手段、あるいはそれらの組合せにより調整することができる。
また、上記実施例では、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19を交互に配置したので、第1のLED発光素子16の素子数と19の素子数とは等しくなっている。しかし、実際のLEDチップは各チップ毎の発光効率の違いや入力限界値の違いがあるので、赤色光の強度のピーク値と、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.85:0.5:0.35
程度となるようにして照明装置11の演色性を高くするためには、第1のLED発光素子16の使用個数と第2のLED発光素子19の使用個数とを異ならせなければならない場合もある。
しかし、実際には、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19は、それぞれ各素子内での波長分布が決まっているので、照明装置11の出力を調整するには、第1及び第2の発光素子16、19を単位として出力を調整すればよい。具体的に言えば、(第1のLED発光素子16が1個あたりの赤色光のピーク値強度)×(第1のLED発光素子16の使用数)をκとし、(第2のLED発光素子19が1個あたりの黄色光のピーク値強度)×(第2のLED発光素子19の使用数)をμとすれば、κ:μ=1:0.85となるようにすればよい。よって、第1のLED発光素子16の赤色光の強度と第2のLED発光素子19の黄色光の強度とが決まれば、第1のLED発光素子16の使用数と第2のLED発光素子19の使用数とが決まる。よって、こうして決まった数の第1及び第2のLED発光素子16、19をできるだけ均等に配置すればよい。
また、第1のLED発光素子16又は第2のLED発光素子19の強度を調整する方法には、電流値制御を行なう方法とパルス制御を行なう方法とがある。一般にLEDチップの出力(強度)は、図16に示すように、流す電流の値にリニアに比例している。従って、第1のLED発光素子16に流す電流値と第2のLED発光素子19に流す電流値とを個別に制御すれば、第1のLED発光素子16の赤色光のピーク値と第2のLED発光素子19の黄色光のピーク値との比が所望比となるように調整することができる。
パルス制御する方法としては、図17に示すように、各LEDチップ12、13、14のオン・デューティー比(=オン時間/周期T)を個別に調整してもよく、図18に示すように、各LEDチップ12、13、14のオン・デューティー比(=オン時間/周期T)をシリアルに調整してもよい。なお、図17、図18は第1のLED発光素子16について図示しているが、第2のLED発光素子19も同様である。
また、均一な発光面を得るためには、上記のような構成だけでも充分であるが、均一白色発光及び均一輝度発光の性能を高めるためには、以下のようにしていもよい。図19は第1の方法を示す概略断面図である。この方法では、第1及び第2のLED発光素子16、19のそれぞれの前方に凹レンズ26(あるいは、複数の凹レンズを形成した凹レンズアレイ)を配置している。第1及び第2のLED発光素子16、19と凹レンズ26との間には、ある程度の距離Dをあけておくことが望ましく、例えばLEDチップ間隔の10倍程度あけておけばよい。
このような方法によれば、第1のLED発光素子16から出射された光は凹レンズ26によって発散させられ、第2のLED発光素子19から出射された光も26によって発散させられる。このため、照明対象物27の表面においては、図20に示すように、第1のLED発光素子16から出射された光の中心aと第2のLED発光素子19から出射された光の中心bとのずれが強度分布にほとんど影響が無く、照明対象物27は第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19により均等に照明され、色むらや明るさのむらが照明対象物27の表面に生じにくくなる。なお、図20においては、破線が第1のLED発光素子16の強度分布を表わし、実線が第2のLED発光素子19の強度分布を表わしている。
照明装置から出射される光の輝度むらや色むらを小さくする別な方法を説明する。この照明装置では、第1のLED発光素子16が図21の断面図に示すような構造に形成されている。すなわち、透明樹脂からなるパッケージ18は比較的大きな皿状に形成されており、赤色光のLEDチップ12、緑色光のLEDチップ13及び青色光のLEDチップ14は、パッケージ18の裏面(光出射側面と反対面)側中央部に配置されている。また、パッケージ18の裏面は、フレネル反射面状(輪帯状)、あるいはフレネル反射面をさらに碁盤目状に分割したような形状に形成されており、その裏面の上には反射板28が形成されている。反射板28は金属板により形成されていてもよく、パッケージ18の裏面に蒸着された金属薄膜によって形成されていてもよい。
しかして、各LEDチップ12、13、14から出射された光の一部は直接光出射側面の中央部から前方へ出射され、光出射面で全反射された光は反射板28で反射された後、光出射側面から前方へ向けて出射される。よって、各LEDチップ12、13、14から出射された光は、図21に示すように横に広げられた後、前方へ出射されるので、大面積のLED発光素子を作製することが可能になり、ひいては大面積の照明装置が可能になる。
また、パッケージ18の光出射側面で全反射された光は、さらにパッケージ18で反射された後前方へ出射されるので、第1のLED発光素子16から出射される光の光路長が長くなり、赤色光、緑色光及び青色光の混色度合いが高くなり、色むらや輝度むらの小さな光を放射することが可能になる。
なお、パッケージ18の前面(光出射側面)においては、中央部を囲むようにして円環状の溝が設けられたり、中央部が円錐台状に突出したりしていても差し支えない。このような構造の照明装置は、例えば特願2004−379520号や特願2005−8760号に詳細が開示されている。また、第2のLED発光素子19も、この第1のLED発光素子16と同じ構造を有している。
本発明の照明装置11は曲面状に形成することも容易であるから、本発明の照明装置11は、壁や天井等の全体又は一部をフラットな面状照明とすることもでき、また円柱状をした柱なども面状照明化することもできる。
図22は本発明による照明方法を説明する説明図である。この照明方法では、第1の照明装置31と第2の照明装置32が用いられている。第1の照明装置31は、実施例1で説明したような第1のLED発光素子16を複数個実装したものである。第2の照明装置32は、実施例で説明したような第2のLED発光素子19を複数個実装したものである。従って、この実施例では、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19とは別々になっている。但し、第1のLED発光素子16と第2のLED発光素子19は、第1の照明装置31から出射された照射光33と第2の照明装置32から出射された照射光34とが対象物27の照明しようとする領域で照射光が重なり合うように配置されている。
しかも、第1の照明装置31からの照射光33と第2の照明装置32からの照射光34が重なりあった照明対象物27の表面では、赤色光の強度のピーク値と黄色光の強度のピーク値との比が、1:0.85の比となるように駆動されており、赤色光の強度のピーク値と、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
1:0.85:0.5:0.35
程度となるように構成されている。
よって、照明対象物27は、第1の照明装置31によって赤みを帯びた白色光で照明され、第2の照明装置32によっても赤みを帯びた白色光で照明される。しかも、第1の照明装置31と第2の照明装置32単独では良好な演色性を発揮することができないにも拘わらず、第1の照明装置31の光と第2の照明装置32の光を重なり合わせることによって良好な演色性を得ることができる。
従って、このような照明方法によれば、実施例1の照明装置と同様な効果を奏すると共に、第1の照明装置31と第2の照明装置32を別々に設置することも可能になるので融通が利き、照明装置の使い勝手が良好になる。
図1は、色温度が3000K程度の蛍光体方式の照明装置の波長特性を表した図である。 図2は、色温度が3000K程度の蛍光体方式の照明装置の演色性を表した図である。 図3は、色温度が3000K程度の3チップ方式の照明装置の波長特性を表した図である。 図4は、色温度が3000K程度の3チップ方式の照明装置の演色性を表した図である。 図5は、xy色度図である。 図6(a)は、本発明にかかる照明装置を示す概略断面図、図6(b)は、透明カバーを除いた状態の照明装置を示す正面図である。 図7は、赤色の発光色を有するLEDチップ、緑色の発光色を有するLEDチップ、青色の発光色を有するLEDチップおよび黄色の発光色を有するLEDチップのそれぞれの波長特性を表わした図である。 図8は、第1のLED発光素子から放射される光の波長特性を示す光スペクトル図である。 図9は、第1のLED発光素子の演色性を示す図である。 図10は、第1のLED発光素子から放射される光のxy色度座標上における位置を示した色度図である。 図11は、第2のLED発光素子から放射される光の波長特性を示す光スペクトル図である。 図12は、第2のLED発光素子の演色性を示す図である。 図13は、第2のLED発光素子から放射される光のxy色度座標上における位置を示した色度図である。 図14は、本発明にかかる照明装置から出射される光の波長特性を示す光スペクトル図である。 図15は、本発明にかかる照明装置11の演色性、すなわち平均演色評価数Ra、標準演色評価数R1〜R8および特殊演色評価数R9〜R15を示す図である。 図16は各LEDチップに流す電流値と出力との関係を表わした図である。 図17は、第1のLED発光素子における各LEDチップの駆動方法の一例を示す図である。 図18は、第1のLED発光素子における各LEDチップの駆動方法の別な例を示す図である。 図19は、照明装置から出射される光の均一性を高める方法の一例を示す図である。 図20は、図19中の照明対象物の表面における両LED発光素子から出射された光の強度分布を表わした図である。 図21は、照明装置から出射される光の均一性を高める方法の別な例を示す図である。 図22は、本発明にかかる照明方法を説明する図である。
符号の説明
11 照明装置
12 LEDチップ
13 LEDチップ
14 LEDチップ
15 パッケージ
17 LEDチップ
18 パッケージ
20 配線基板
21 収容ベース
22 透明カバー
23 ケース
26 凹レンズ
27 照明対象物
28 反射板
29 基板
33、34 照明光

Claims (8)

  1. 赤色の発光色を有するLEDチップ、緑色の発光色を有するLEDチップ及び青色の発光色を有するLEDチップをパッケージ内に実装した複数個の第1のLED発光素子と、黄色の発光色を有するLEDチップ、緑色の発光色を有するLEDチップ及び青色の発光色を有するLEDチップをパッケージ内に実装した複数個の第2のLED発光素子とからなり、
    前記第1のLED発光素子と前記第2のLED発光素子は、ほぼ同じ色温度で発光することを特徴とする照明装置。
  2. 前記第1及び第2のLED発光素子の色温度は、3000K〜4000K程度であることを特徴とする、請求項1に記載の照明装置。
  3. 対象物に照射された光のうち、赤色光の強度のピーク値と、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
    1:0.85:0.5:0.35
    程度であることを特徴とする、請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記第1のLED発光素子から出射される光は、赤色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
    1:0.30:0.15
    程度であり、
    前記第2のLED発光素子から出射される光は、黄色光の強度のピーク値と、緑色光の強度のピーク値と、青色光の強度のピーク値との比が、
    1:0.25:0.25
    程度であることを特徴とする、請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記第1のLED発光素子と前記第2のLED発光素子は、各LEDチップの投入電流量、各LEDチップのパルス駆動によるデューティ比、各発光素子に実装されているチップ数、または用いられている各発光素子の数のうちいずれかの手段、あるいはそれらの組合せにより、赤色光と黄色光と緑色光と青色光の強度のピーク値の比を調整されていることを特徴とする、請求項3に記載の照明装置。
  6. 420〜480nm、510〜540nm、580〜600nm、610〜640nmの波長域にそれぞれ強度のピーク値を有する光を出射することを特徴とする、請求項1に記載の照明装置。
  7. 前記第1及び第2のLED発光素子は、各LED発光素子に実装されているLEDチップから出射された光を反射させる反射光学系を有していることを特徴とする、請求項1に記載の照明装置。
  8. 赤色の発光色を有するLEDチップ、緑色の発光色を有するLEDチップ及び青色の発光色を有するLEDチップをパッケージ内に実装した第1のLED発光素子から出射される白色光と、黄色の発光色を有するLEDチップ、緑色の発光色を有するLEDチップ及び青色の発光色を有するLEDチップをパッケージ内に実装した第2のLED発光素子から出射される白色光により対象物を照明することを特徴とする照明方法。
JP2005244864A 2005-08-25 2005-08-25 照明装置及び照明方法 Withdrawn JP2007059272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005244864A JP2007059272A (ja) 2005-08-25 2005-08-25 照明装置及び照明方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005244864A JP2007059272A (ja) 2005-08-25 2005-08-25 照明装置及び照明方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007059272A true JP2007059272A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37922565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005244864A Withdrawn JP2007059272A (ja) 2005-08-25 2005-08-25 照明装置及び照明方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007059272A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224274A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子及び照明装置
JP2010092993A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Sharp Corp 照明装置
JP2010272312A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
CN102278618A (zh) * 2010-06-09 2011-12-14 艾迪光电(杭州)有限公司 一种led灯具
JP2013026024A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Mitsubishi Electric Corp 光源点灯システム及び照明システム
KR101241358B1 (ko) 2011-07-15 2013-03-11 한솔라이팅 (주) 노광룸용 발광다이오드 모듈 및 이를 이용한 조명
CN102997087A (zh) * 2011-09-08 2013-03-27 东芝照明技术株式会社 照明装置及其控制方法
JP2014512652A (ja) * 2011-03-31 2014-05-22 コニカ ミノルタ ラボラトリー ユー.エス.エー.,インコーポレイテッド 低エネルギー消費の適応照明システム
CN103925533A (zh) * 2014-04-29 2014-07-16 上海亚明照明有限公司 一种婴幼儿护眼光源配光方法及可调光婴幼儿护眼灯
WO2014129644A1 (ja) * 2013-02-25 2014-08-28 日本電気硝子株式会社 面発光装置
CN104633499A (zh) * 2015-02-04 2015-05-20 余建华 一种高显色指数的led光源模组及led灯具
CN104918389A (zh) * 2015-07-01 2015-09-16 吴健 一种基于led脉冲光增加蔬果营养成分的方法
CN104956963A (zh) * 2015-07-24 2015-10-07 吴健 一种基于led脉冲光增加蔬果营养成分的生长装置
JP2015534038A (ja) * 2012-07-02 2015-11-26 ゼンジリオン・アーゲー ポータブル電子デバイス
JP2017004976A (ja) * 2016-09-26 2017-01-05 パイオニア株式会社 発光装置
US9936559B2 (en) 2012-09-05 2018-04-03 Pioneer Corporation Light-emitting device
CN109315050A (zh) * 2016-01-28 2019-02-05 生态照明公司 用于产生具有高显色性的可调白光的方法
US10470269B2 (en) 2016-01-28 2019-11-05 EcoSense Lighting, Inc. Lighting systems for providing tunable light with high color rendering
US10492264B2 (en) 2016-01-28 2019-11-26 EcoSense Lighting, Inc. Lighting systems for providing tunable white light with functional diode emissions

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224274A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子及び照明装置
JP2010092993A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Sharp Corp 照明装置
JP2010272312A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
CN102278618A (zh) * 2010-06-09 2011-12-14 艾迪光电(杭州)有限公司 一种led灯具
JP2014512652A (ja) * 2011-03-31 2014-05-22 コニカ ミノルタ ラボラトリー ユー.エス.エー.,インコーポレイテッド 低エネルギー消費の適応照明システム
KR101241358B1 (ko) 2011-07-15 2013-03-11 한솔라이팅 (주) 노광룸용 발광다이오드 모듈 및 이를 이용한 조명
JP2013026024A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Mitsubishi Electric Corp 光源点灯システム及び照明システム
CN102997087A (zh) * 2011-09-08 2013-03-27 东芝照明技术株式会社 照明装置及其控制方法
KR101909950B1 (ko) * 2012-07-02 2018-10-19 센시리온 에이지 휴대용 전자 기기
US9966783B2 (en) 2012-07-02 2018-05-08 Sensirion Ag Portable electronic device
JP2015534038A (ja) * 2012-07-02 2015-11-26 ゼンジリオン・アーゲー ポータブル電子デバイス
US9936559B2 (en) 2012-09-05 2018-04-03 Pioneer Corporation Light-emitting device
CN104968994A (zh) * 2013-02-25 2015-10-07 日本电气硝子株式会社 面发光装置
EP2960568A4 (en) * 2013-02-25 2017-01-04 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Surface light-emitting device
JP2014164989A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Nippon Electric Glass Co Ltd 面発光装置
WO2014129644A1 (ja) * 2013-02-25 2014-08-28 日本電気硝子株式会社 面発光装置
CN103925533A (zh) * 2014-04-29 2014-07-16 上海亚明照明有限公司 一种婴幼儿护眼光源配光方法及可调光婴幼儿护眼灯
CN104633499A (zh) * 2015-02-04 2015-05-20 余建华 一种高显色指数的led光源模组及led灯具
CN104918389A (zh) * 2015-07-01 2015-09-16 吴健 一种基于led脉冲光增加蔬果营养成分的方法
CN104956963A (zh) * 2015-07-24 2015-10-07 吴健 一种基于led脉冲光增加蔬果营养成分的生长装置
US10721802B2 (en) 2016-01-28 2020-07-21 Ecosense Lighting Inc. Lighting systems for providing tunable white light with functional diode emissions
CN109315050A (zh) * 2016-01-28 2019-02-05 生态照明公司 用于产生具有高显色性的可调白光的方法
US10470269B2 (en) 2016-01-28 2019-11-05 EcoSense Lighting, Inc. Lighting systems for providing tunable light with high color rendering
US10492264B2 (en) 2016-01-28 2019-11-26 EcoSense Lighting, Inc. Lighting systems for providing tunable white light with functional diode emissions
US10677399B2 (en) 2016-01-28 2020-06-09 Ecosense Lighting Inc. Methods for generating tunable white light with high color rendering
US10912172B2 (en) 2016-01-28 2021-02-02 Ecosense Lighting Inc. Lighting systems for providing tunable light with high color rendering
US11212889B2 (en) 2016-01-28 2021-12-28 Ecosense Lighting Inc. Methods for generating tunable white light with high color rendering
US11589436B2 (en) 2016-01-28 2023-02-21 Korrus, Inc. Methods for generating tunable white light with high color rendering
JP2017004976A (ja) * 2016-09-26 2017-01-05 パイオニア株式会社 発光装置
US11371660B2 (en) 2018-01-11 2022-06-28 Korrus, Inc. Multi-channel systems for providing tunable light with high color rendering and biological effects

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007059272A (ja) 照明装置及び照明方法
US10527258B2 (en) Scattered-photon extraction-based light fixtures
US7821194B2 (en) Solid state lighting devices including light mixtures
EP2304309B1 (en) Solid state lighting devices including light mixtures
US8998444B2 (en) Solid state lighting devices including light mixtures
US9388947B2 (en) Lighting device including spatially segregated lumiphor and reflector arrangement
EP2764293B1 (en) Arrangement of solid state light sources and lamp using same
JP5396278B2 (ja) 一様な投影照明を供給するための方法及び装置
JP6138799B2 (ja) 混合光学部品を有するledベース照明器具
JP5056520B2 (ja) 照明装置
US20140246990A1 (en) Lighting device and lighting control method
KR20110129968A (ko) 원격 발광성 재료를 갖는 조명 장치
TW201205892A (en) LED-based light emitting systems and devices
US8579451B2 (en) LED lamp
CN103261779A (zh) 暗灯槽型光学组件
JP2004080046A (ja) Ledランプおよびランプユニット
JP2001184910A (ja) 発光ダイオードを用いた照明用光源および照明装置
CN220506558U (zh) 车用led照明组件以及包含其的车用外部led灯
CN117337368A (zh) 发光模块及照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091126

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100208