JP2009222878A - レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話 - Google Patents

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大輔 山口
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純一 多田
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Abstract

【課題】本発明の課題は、簡易な構成で小型化できると共に位置検知精度が高いレンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話を提供することである。
【解決手段】本発明に係るレンズ駆動装置1は、各磁気スケール57は対向するMRセンサ59の移動方向に沿って異なる磁極を交互に配置して筺体13に固定してあり、各MRセンサ59はフレキシブル基板(フレキシブルケーブル)60に接続してあり、フレキシブル基板60は、筺体13の内壁面に沿って配置し且つ筺体13の内側に向けて湾曲して先端部37にMRセンサ59を取付けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学ズーム機能を備えるレンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話に関する。
一般に、移動体(レンズホルダ)に移動方向に長い磁気スケールを設け、筺体(基体)にMRセンサを設けて、MRセンサの検知信号を筺体から導出することが公知であるが、移動体に磁気スケールを設けると、磁気スケールの長さ分、移動体の移動空間を大きくとる必要があるので、装置が大型化するという問題があった。
これに対して、特許文献1には、光学ズームレンズ(以下単に「ズームレンズ」という)及び光学フォーカスレンズ(以下単に「フォーカスレンズ」という)を備えるレンズ駆動装置において、各レンズホルダに磁気スケールを固定して、筺体には2つのMRセンサを光軸方向に位置をずらして設け、一つのレンズホルダの位置を2つのMRセンサを利用して検知することが開示されている。
特開2007−256144号公報
しかし、特許文献1の技術では、一つのレンズホルダの位置を2つのMRセンサで検知しているので、位置検知機構構が複雑になりコスト高になると共に、精度の高い位置検知がし難いという問題がある。
そこで、本発明は、簡易な構成で小型化できると共に位置検知精度が高いレンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、筺体と、筺体内を光軸方向に沿って移動自在な光学ズームレンズホルダと、ズームレンズホルダ駆動手段と、筺体内を光軸方向に沿って移動自在な光学フォーカスレンズホルダと、フォーカスレンズホルダ駆動手段と、光学ズームレンズホルダに固定したズーム用MRセンサと、光学フォーカスレンズホルダに固定したフォーカス用MRセンサと、各MRセンサに対向配置した磁気スケールとを備えたレンズ駆動装置であって、各磁気スケールは対向するMRセンサの移動方向に沿って異なる磁極を交互に配置して筺体に固定してあり、各MRセンサはフレキシブルケーブルに接続してあり、フレキシブルケーブルは、筺体の内壁面に沿って配置し且つ筺体の内側に向けて湾曲して先端部にMRセンサを取付けてあることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、各フレキシブルケーブルは帯状であり、帯の縁にMRセンサを固定していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、ズームレンズホルダ駆動手段とフォーカスレンズ駆動手段とは、各々レンズホルダが係合する光軸方向に設けた駆動軸を振動させてレンズホルダを移動しており、各磁気スケールは駆動軸と間隔をあけて且つ平行に配置されており、各レンズホルダには、駆動軸との係合部とMRセンサ固定部との間にフレキシブルケーブルの接続空間を形成してあり、このフレキシブルケーブル接続空間でフレキシブルケーブルの先端をMRセンサの裏面に接続していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、各レンズホルダは、駆動軸の側面に摩擦係合する摩擦部材を有し、MRセンサ固定部と駆動軸係合部との間には摩擦部材を付勢する付勢部材を配置してあり、フレキシブルケーブルは筺体の内壁側から付勢部材を跨いでフレキシブルケーブルの接続空間に先端を配置してあることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置を搭載したカメラである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のカメラを搭載したカメラ付き携帯電話である。
請求項1に記載の発明によれば、各レンズホルダにMRセンサを設け、各MRセンサに対峙する磁気スケールは対峙するMRセンサの移動方向に沿って筺体に固定しているので、簡易な構成で小型化できると共に位置検知精度が高い。
フレキシブルケーブルは、筺体の内壁面に沿って配置し、筺体の内側に湾曲した先端にMRセンサを取付けているので、フレキシブルケーブルを安定に保持でき、レンズホルダが移動したときに、光軸(レンズ)側にフレキシブルケーブルが突設したり変形したりすることを防止できる。また、フレキシブルケーブルは筺体の内壁面で支持しているので湾曲部の弾性変形力を筺体で受けることができるから、湾曲の曲率を大きくしてフレキシブルケーブルの収納空間を小さくできる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏すると共に、レンズホルダと共にMRセンサが移動すると、フレキシブルケーブルは湾曲部の位置を変えることになるが、帯状のフレキシブルケーブルは縁から帯の幅方向に順次変形することで、湾曲部を滑らかに変形でき且つケーブルの折れ曲がり(V字状に折れる)を防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の作用効果を得ることができると共に、各レンズホルダには駆動軸との係合部とMRセンサ固定部との間にフレキシブルケーブルの接続空間を形成しているので、レンズホルダのデッドスペースを利用してフレキシブルケーブルをMRセンサに接続でき、装置の小型化を図ると共にコンパクトな構成にできる。
また、フレキシブルケーブルの湾曲部が各レンズホルダの移動領域内から大きくはみ出さないので、この点でも装置の更なる小型化を実現できる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の作用効果を奏すると共に、付勢部材を、各レンズホルダのMRセンサ固定部と駆動軸係合部との間に配置しているので、装置を大型化することなく付勢部材の寸法(支点から作用点までの長さ)を長くすることができ、これにより小さい弾性係数のばねで大きな付勢力を得ることができると共に付勢力の微調整がし易い。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の作用効果を奏するカメラを提供できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の作用効果を奏するカメラ付き形態電話を提供できる。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係るレンズ駆動装置の概略的構成を示した斜視図であり、図2は図1のA−A断面図であり、図3は本実施の形態に係るレンズ駆動装置の側部周辺を示した斜視図であり、図4は本実施の形態に係るレンズ駆動装置を下側から見た斜視図である。
本実施の形態に係るレンズ駆動装置1は、携帯電話に組み込まれるデジタルカメラに用いられるものであり、光学ズーム付きオートフォーカスデジタルカメラのレンズ駆動装置である。
レンズ駆動装置1は、図2に示すように、ズームレンズホルダ3及びフォーカスレンズホルダ5と、ズームレンズホルダ3を駆動するズームレンズホルダ駆動手段7と、フォーカスレンズホルダ5を駆動するフォーカスレンズホルダ駆動手段9とを備えている。このレンズ駆動装置1は画像センサ11が設けてある基板4に装着されている。
ズームレンズホルダ3は、本実施の形態では光学ズームレンズ14を保持しており、フォーカスレンズホルダ5は、光学フォーカスレンズ16を保持しており、光学ズームレンズ14と光学フォーカスレンズ16とは光軸を同一にしてあり、光軸上には結象位置に画像センサ11が設けてある。
ズームレンズホルダ3を駆動するズームレンズホルダ駆動手段7の構成とフォーカスレンズホルダ5を駆動するフォーカスレンズホルダ駆動手段9の構成とは同一であるから、主にフォーカスレンズホルダ駆動手段9の構成を説明して、ズームレンズホルダ駆動手段7の構成には同一作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の説明を省略する。
ズームレンズホルダ駆動手段7及びフォーカスレンズホルダ駆動手段9は、各々、筐体13の基底15に配置したピエゾ素子17と、ピエゾ素子17の振動子19に固定した駆動軸21、27とから構成されている。
ピエゾ素子17は、駆動軸27の軸線に設けた前側対向電極23と後側対向電極25と、これらの対向電極間に位置する振動子19を有している。尚、本実施の形態では、前側は光学ズームの望遠側であり、後側は光学ズームの拡大側である。
このピエゾ素子17には、前側対向電極23と後側対向電極25とにパルス電流を供給する位置制御部49が接続されており、前側対向電極23にパルス電流を供給すると、振動子19が移動し、反力で元の位置に戻ることによる変形を繰り返して振動する。同様に、後側対向電極23にパルス電流を供給すると、振動子19が移動し、反力で戻ることによる変形を繰り返して振動する。
駆動軸27は基端27аをピエゾ素子17の振動子19に固定してあり、先端27bは筐体13に樹脂製部材を介して固定されている。この駆動軸27は横断面が円形である(図3参照)。
ズームレンズホルダ3は、図3に示すように、側部の一端側に駆動軸21との係合部31を有しており、係合部31は、ズームレンズホルダ3の外側から駆動軸21と接触する一方の摩擦部材29と、ズームレンズホルダ3の内側から駆動軸21と接触する他方の摩擦部材33とから構成されている。各摩擦部材29、33は、横断面が略へ字状であり、円形の駆動軸21と横断面において2点で点接触している。このように、点接触することにより、駆動軸21とズームレンズホルダ3の係合部31との間の摩擦により生じる粉や塵等を非接触箇所に逃すことができるので、駆動の信頼性が高くできる。図1及び図2に示すように、ズームレンズホルダ3の一端部と対角線上に位置する他端部50には、フォーカスレンズホルダ5の駆動軸27が挿通されて、ズームレンズホルダ3の移動をガイドするようになっている。尚、フォーカスレンズホルダ5の構成もズームレンズホルダ3の構成と同様になっている。
一方の摩擦部材29は、へ字の頂部がズームレンズホルダ3の外側面39よりも外方に突出しており、ズームレンズホルダ3の外側面39に沿って装着された板ばね(付勢部材)43により、レンズホルダ3の外側から駆動軸21側に付勢されている。これにより、駆動軸21と一方及び他方の摩擦部材29、33とが圧接するようになっている。
レンズ駆動装置1の筐体13内には、図1に示すように、ズームレンズホルダ3の位置を検知する第1位置検知手段54と、フォーカスレンズホルダ5の位置を検知する第2位置検知手段55とが設けてある。
第1位置検知手段54と第2位置検知手段55とは同じ構成であり、各々、レンズの光軸0方向に沿って異なる磁極(S極とN極)を交互に配置した磁気スケール57と、磁界強度を検知するMRセンサ59とから構成されている。以下、主に第1位置検知手段54について説明する。
MRセンサ59は、図3に示すように、直方体形状であり、ズームレンズホルダ3の側部の他端側に固定されている。MRセンサ59の表面には磁界強度検知面63が形成されており、裏面には後述するフレキシブル基板(フレキシブルケーブル)60との接続部67が設けられている。MRセンサ59の裏面は係合部31側を向いている。接続部67は、ズームレンズホルダ3の内側面51の近傍に且つ内側面51に沿って形成されている。
磁気スケール57は、直方体形状であり、MRセンサ59の磁界強度検知面63(MRセンサ59の表面)に対向し且つ長手方向が駆動軸21と平行になるように筐体13に固定されている。
各MRセンサ59の位置情報信号は、MRセンサ59に各信号配線を接続したフレキシブル基板60により位置制御部49に送られるようになっている。尚、位置制御部49にはズーム操作部47からの操作信号も送られるようになっている。
即ち、MRセンサ59が磁気スケール57に沿って各レンズホルダ3、5と共に移動することにより、位置制御部49が各レンズホルダ3、5の基準位置(又は初期位置)からの移動量及び移動方向を検知可能になっている。
ズームレンズホルダ3には、MRセンサ59と係合部31との間にMRセンサ59とフレキシブル基板60との接続空間61が形成されている。
フレキシブル基板60は、図3に示すように、帯状であり、先端部37の縁が、接続空間61においてMRセンサ59の接続部(裏面)67に固定されており、接続空間61からズームレンズホルダ3の内側面51に沿って直線状に配置してあり、内側面51側から板ばね43を跨ぐように湾曲して下方に延出している。筐体13の内壁面に沿って下方に延出したフレキシブル基板60は、図1に示すように、筐体13の下側にある基端部35が、配線基板65に接続されている。
即ち、フレキシブル基板60は筐体13の内壁面に支持されて、湾曲部Wの弾性変形力を筺体13で受けることができるようになっている。
フレキシブル基板60の基端部35は、図4の部分拡大図に示すように、ポリイミド製の補強板71に固定されており、補強板71を介して粘着テープ69で筐体13の内壁面に固定されている。尚、補強板71の粘着テープ69に固定される面は平坦となっている。ポリイミドは、通常の高分子に比べて高強度であり、耐熱性及び電機絶縁性に優れる。フォーカスレンズ駆動手段9側にあるフレキシブル基板60の基端部35の固定について説明したが、ズームレンズ駆動手段7側にあるフレキシブル基板60の基端部35の固定も同様になっている。
次に、第1実施の形態の作用及び効果について説明する。本実施の形態では、ズームレンズホルダ3を移動して光学ズームで倍率を変え、次にフォーカスレンズホルダを移動して焦点距離を合わせるものである。
ズームレンズホルダ3を、望遠側(前側)に移動する場合には、ピエゾ素子17の前側対向電極23に所定パルスの電流を供給して、振動子19を振動させる。振動子19はパルス電流が供給されると前側に突設するようにして変形し、駆動軸21は、前側に向けて移動し、ズームレンズホルダ3は係合部31で駆動軸21との摩擦力があるので前側に移動する。次に、振動子19が反力により素早く元の位置に戻ると、慣性力により駆動軸21のみが振動子19と共に初期位置に戻る。このような動作を繰り返すことにより、ズームレンズホルダ3は駆動軸21に沿って前進する。
同様に、ズームレンズホルダ3を、拡大側(後側)に移動する場合には、ピエゾ素子17の後側対向電極25に同様のパルスの電流を供給して、振動子19を振動させれば、ズームレンズホルダ3は後退する。
フォーカスレンズホルダ5の駆動もズームレンズホルダ3と同様にピエゾ素子17に所定パルスの電流を供給することにより、フォーカスレンズホルダ5を前進又は後退させることができる。
また、駆動軸27、21により、各々、ズームレンズホルダ3及びフォーカスレンズホルダ5を支持しているので、各レンズホルダ3、5を安定に移動できる。
ズームレンズホルダ3及びフォーカスレンズホルダ5の位置制御について説明する。ズーム操作部47からズーム望遠信号が位置制御部49に送信されると、ピエゾ素子17の前側対向電極23に通電されて、後側にある基準位置からズームレンズホルダ3が前側に移動する。このとき、フレキシブル基板60が縁から帯の幅方向に順次変形しつつその湾曲位置を順次前側に変えながら、ズームレンズホルダ3に追従する。ズームレンズホルダ3が指定のズーム倍率に応じた位置に移動すると、MRセンサ59から位置検知信号が位置制御部49に送られて、ズームレンズホルダ3の移動が停止される。ズームレンズホルダ3が停止すると、画像センサ11からの情報に基づいて焦点距離を合わせるべくフォーカスレンズホルダ5が基準位置から前側に移動する。次に、ズーム操作部47からズーム拡大信号が位置制御部49に送信されると、ピエゾ素子17の後側対向電極25に通電されて、ズームレンズホルダ3が後側に移動する。ズームレンズホルダ3が指定のズーム倍率に応じた位置に移動すると、MRセンサ59から位置検知信号が位置制御部49に送られて、ズームレンズホルダ3の移動が停止される。ズームレンズホルダ3が停止すると、画像センサ11からの情報に基づいて焦点距離を合わせるべくフォーカスレンズホルダ5が後側に移動する。
本実施の形態によれば、各レンズホルダ3、5にMRセンサ59を設け、各MRセンサ59に対峙する磁気スケール57は対峙するMRセンサ59の移動方向に沿って筺体13に固定しているので、簡易な構成で小型化できると共に位置検知精度が高い。
フレキシブル基板60は、筺体13の内壁面に沿って配置し、筺体13の内側に湾曲した先端にMRセンサ59を取付けているので、フレキシブル基板60を安定に保持でき、各レンズホルダ3、5が移動したときに、光軸(レンズ)側にフレキシブル基板60が突設したり変形したりすることを防止できる。また、フレキシブル基板60は筺体13の内壁面で支持しているので湾曲部Wの弾性変形力を筺体で受けることができるから、湾曲の曲率を大きくしてフレキシブル基板60の収納空間を小さくできる。
各レンズホルダ3、5と共にMRセンサ59が移動すると、フレキシブル基板60は湾曲部Wの位置を変えることになるが、帯状のフレキシブル基板60は縁から帯の幅方向に順次変形することで、湾曲部Wを滑らかに変形でき且つ基板60の折れ曲がり(V字状に折れる)を防止できる。
各レンズホルダ3、5には駆動軸21、27との係合部31とMRセンサ固定部との間にフレキシブル基板60の接続空間61を形成しているので、各レンズホルダ3、5のデッドスペースを利用してフレキシブル基板60をMRセンサ59に接続でき、装置の小型化を図ると共にコンパクトな構成にできる。
また、フレキシブル基板60の湾曲部Wが各レンズホルダ3、5の移動領域内から大きくはみ出さないので、この点でも装置の更なる小型化を実現できる。
板ばね(付勢部材)43を、各レンズホルダ3、5のMRセンサ59固定部と駆動軸係合部との間に配置しているので、装置を大型化することなく、板ばね(付勢部材)43の寸法(支点から作用点までの長さ)を長くすることができ、小さい弾性係数のばねで大きな付勢力を得ることができると共に付勢力の微調整がし易い。
フレキシブル基板60を粘着テープで筐体13に固定する際、フレキシブル基板60の基板面には凹凸があり、またフレキシブル基板60は柔軟性に富むため、粘着テープ69面との接着強度を確保することが困難である。
そこで、本実施の形態では、フレキシブル基板60の基端部35を、ポリイミド製で板面が平坦な補強板71に固定し、補強板7を介して粘着テープ69で筐体13の内壁面に固定している。これにより、補強板71と粘着テープ69との接着強度を確保できるので、基端部35を粘着テープ69のみで筐体13の内壁面に固定するよりも、基端部35を筐体13の内壁面に強固に固定できる。
本実施の形態と同様の作用効果を奏するレンズ駆動装置1を備えたカメラ及びこのカメラを搭載した携帯電話を提供できる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
帯状のフレキシブルケーブル(フレキシブル基板60)を用いているが、これに代えて、線状のフレキシブルケーブルを用いても良い。
ズームレンズホルダ駆動手段7及びフォーカスレンズ駆動手段9は、ピエゾ素子17と駆動軸21、27とによる構成に限らず、マグネット、ヨーク及びコイルとで構成するリニアモータ機構により駆動する構成であっても良い。
本実施の形態に係るレンズ駆動装置の概略的構成を示した斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本実施の形態に係るレンズ駆動装置の側部周辺を示した斜視図である。 本実施の形態に係るレンズ駆動装置を下側から見た斜視図である。
1 レンズ駆動装置
3 ズームレンズホルダ
5 フォーカスレンズホルダ
7 ズームレンズホルダ駆動手段
9 フォーカスレンズホルダ駆動手段
13 筐体
17 ピエゾ素子
19 振動子
21 駆動軸
27 駆動軸
29 摩擦部材
31 係合部
43 板ばね
51 筐体の内壁面
57 磁気スケール
59 MRセンサ
60 フレキシブル基板(フレキシブルケーブル)
61 接続空間

Claims (6)

  1. 筺体と、筺体内を光軸方向に沿って移動自在な光学ズームレンズホルダと、ズームレンズホルダ駆動手段と、筺体内を光軸方向に沿って移動自在な光学フォーカスレンズホルダと、フォーカスレンズホルダ駆動手段と、光学ズームレンズホルダに固定したズーム用MRセンサと、光学フォーカスレンズホルダに固定したフォーカス用MRセンサと、各MRセンサに対向配置した磁気スケールとを備えたレンズ駆動装置であって、各磁気スケールは対向するMRセンサの移動方向に沿って異なる磁極を交互に配置して筺体に固定してあり、各MRセンサはフレキシブルケーブルに接続してあり、フレキシブルケーブルは、筺体の内壁面に沿って配置し且つ筺体の内側に向けて湾曲して先端部にMRセンサを取付けてあることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 各フレキシブルケーブルは帯状であり、帯の縁にMRセンサを固定していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. ズームレンズホルダ駆動手段とフォーカスレンズ駆動手段とは、各々レンズホルダが係合する光軸方向に設けた駆動軸を振動させてレンズホルダを移動しており、各磁気スケールは駆動軸と間隔をあけて且つ平行に配置されており、各レンズホルダには、駆動軸との係合部とMRセンサ固定部との間にフレキシブルケーブルの接続空間を形成してあり、このフレキシブルケーブル接続空間でフレキシブルケーブルの先端をMRセンサの裏面に接続していることを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 各レンズホルダは、駆動軸の側面に摩擦係合する摩擦部材を有し、MRセンサ固定部と駆動軸係合部との間には摩擦部材を付勢する付勢部材を配置してあり、フレキシブルケーブルは筺体の内壁側から付勢部材を跨いでフレキシブルケーブルの接続空間に先端を配置してあることを特徴とする請求項3に記載のレンズ駆動装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置を搭載したカメラ。
  6. 請求項5に記載のカメラを搭載したカメラ付き携帯電話。
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