JP2009221905A - 電磁式pcvバルブの加熱装置 - Google Patents

電磁式pcvバルブの加熱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】専用の加熱手段を別途設けることなく、弁座と弁体との間の凍結を有効に防止すること。
【解決手段】電磁式PCVバルブ1は、弁座2及び弁体3と、弁体3を移動させるステップモータ4と、弁座2、弁体3及びステップモータ4を収納するハウジング5とを備える。ステップモータ4により弁体3を移動させることで、弁座2と弁体3との間におけるブローバイガス通路の大きさ(開度)が変更される。ステップモータ4は、弁体4を移動させるための通電と、弁体3を定位置に保持するための通電とが選択的に受けられるように構成される。PCVバルブ1の加熱装置は、通電によりステップモータ4に生じる熱を弁体3及び弁座2へ伝えるカバー部材13及び出力軸4cと、弁体1を定位置に保持するための通電をステップモータ4に行う電子制御装置(ECU)23とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ブローバイガス還元装置に設けられ、電磁式手段により弁体を移動させる電磁式PCVバルブ(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション・バルブ)に係り、詳しくは、その電磁式PCVバルブを加熱する加熱装置に関する。
従来、例えば、下記の特許文献1及び2には、エンジンの運転状態に応じて弁体の開閉位置を制御するようにした電磁式PCVバルブが記載されている。ここで、特許文献1には、円錐形の先端部を有する円柱形の弁体が軸方向位置可変に配設され、弁体の弁座に対する位置に応じてブローバイガス通路の通流面積を可変とするように構成される。この弁体の基端部にはシャフトが設けられ、そのシャフトの端部に、強磁性金属からなる円柱状プランジャーが取り付けられる。このプランジャーの外周部には、空隙を介してコイルが設けられる。このコイルが、エンジンの運転状態に応じて、コントローラにより通電制御されることにより、コイルの電磁力によりプランジャーが移動して弁体が軸方向へ移動し、弁座との間のブローバイガス通流面積が可変となるようになっている。特許文献2にも、特許文献1の電磁式PCVバルブに準ずるPCVバルブが記載されている。
また、下記の特許文献3及び4には、内部に弁室を含むバルブケースを備え、そのバルブケースの外周部に専用の加熱手段としての電気ヒータを設けたPCVバルブが記載されている。この電気ヒータにより、弁室に配置された弁体及び弁座を加熱するようになっている。
特開平8−33822号公報 特開昭53−118640号公報 実開昭61−122313号公報 実開昭60−98709号公報
ところが、特許文献1及び2に記載の電磁式PCVバルブでは、ブローバイガスに含まれる水分が、ブローバイガス通路の中で凍結するおそれがある。特に、弁体と弁座との間の計量部は、通流面積が狭く、凍結により弁体と弁座が固着するおそれがある。また、エンジンの運転中にも外気が低温化することがあるので、弁体が停止しているときには、弁体と弁座が凍結により固着するおそれがある。そこで、特許文献1及び2に記載の電磁式PCVバルブに対し、特許文献3及び4に記載の専用の電気ヒータを付加することも考えられる。この場合、通電により電気ヒータを発熱させることで凍結を解除することはできるが、電気ヒータを設けた分だけPCVバルブの構成や電気配線が複雑になる。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、電気ヒータ等の専用の加熱手段を別途設けることなく、弁座と弁体との間の凍結を有効に防止することを可能とした電磁式PCVバルブの加熱装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、弁座と、弁座に対応して設けられた弁体と、弁体を移動させるための電磁式手段と、弁座、弁体及び電磁式手段を収納するハウジングとを備え、電磁式手段を通電により動作させて弁体を弁座に対して移動させることにより、弁座と弁体との間におけるブローバイガス通路の大きさを変更するようにした電磁式PCVバルブの加熱装置において、通電により電磁式手段に生じる熱を弁体及び弁座のうち少なくとも一方へ伝えるための伝熱手段と、電磁式手段は、弁体を移動させるための通電と弁体を定位置に保持するための通電とが選択的に受けられるように構成されることと、弁体を定位置に保持するための通電を電磁式手段に行う通電制御手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、弁体を移動させるために通電制御手段が電磁式手段に通電を行うことにより、電磁式手段により弁体が弁座に対して移動し、両者の間のブローバイガス通路の大きさが変更される。このとき、通電により電磁式手段に生じる熱は、伝熱部材により弁体及び弁座のうち少なくとも一方に伝わり、それらの部材が加熱される。一方、弁体を移動させない場合に、弁体を定位置に保持するために通電制御手段が電磁式手段に通電を行うことにより、電磁式手段に熱が生じる。この熱は伝熱部材により弁体及び弁座のうち少なくとも一方に伝わり、それらの部材が加熱される。従って、弁体を移動させるときも移動させないときも、弁体及び弁座のうち少なくとも一方を加熱することが可能となる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、外気温度を検出するための温度検出手段を更に備え、通電制御手段は、検出される外気温度が所定値以下のときに、弁体を定位置に保持するための通電を電磁式手段に行うことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、温度検出手段により検出される外気温度が所定値以下のときに、弁体を定位置に保持するための通電が電磁式手段に行われ、外気温度が所定値以下でないときは、弁体を定位置に保持するための通電が電磁式手段に行われない。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、電磁式手段は、ステップモータであることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、電磁式手段をステップモータに特定することで、請求項1又は2に記載の発明の作用が得られる。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明において、伝熱手段は、ハウジングよりも熱伝導性の良い部材であり、ハウジングよりも熱伝導性の良い部材は、少なくとも電磁式手段及び弁座を内包するようにハウジングに設けられたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明の作用に加え、伝熱手段としてのハウジングよりも熱伝導性の良い部材が、少なくとも電動手段及び弁座を内包するようにハウジングに設けられるので、電磁式手段で生じた熱は、ハウジングに伝わるよりも、上記熱伝導性の良い部材を介して弁座に速やかに伝わり、弁座が速やかに加熱される。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明において、伝熱手段は、ハウジングよりも熱伝導性の良い部材であり、電磁式手段と弁座又は弁体がハウジングよりも熱伝導性の良い部材により熱的に連結されたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明の作用に加え、伝熱手段としてのハウジングよりも熱伝導性の良い部材により、電磁式手段と弁座又は弁体が熱的に連結されるので、電磁式手段で生じた熱は、ハウジングに伝わるよりも弁座又は弁体に速やかに伝わり、弁座又は弁体が速やかに加熱される。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明において、伝熱手段は、ハウジングよりも熱伝導性の良いカバー部材であり、カバー部材が弁体を内包するようにブローバイガス通路の中に設けられ、カバー部材の一端が電磁式手段に熱的に連結されたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明の作用に加え、ブローバイガス通路の中にて弁体が、伝熱手段としてのハウジングよりも熱伝導性の良いカバー部材により内包され、そのカバー部材の一端が電磁式手段に熱的に連結されるので、電磁式手段で生じた熱がカバー部材に速やかに伝わり、弁体が速やかに加熱される。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、弁座がカバー部材に一体に形成されたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項6に記載の発明の作用に加え、カバー部材に弁座が一体に形成されるので、カバー部材が加熱されることで弁座も速やかに加熱される。
請求項1に記載の発明によれば、電気ヒータ等の専用の加熱手段を別途設けることなく、弁座と弁体との間の凍結を有効に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、凍結防止のための消費電力を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ステップモータへの通電を制御することで請求項1又は2に記載の発明の効果を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明の効果に加え、弁座を速やかに加熱することで凍結を有効に防止をすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明の効果に加え、弁座又は弁体を速やかに加熱することで凍結を有効に防止をすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明の効果に加え、弁体を速やかに加熱することで凍結を有効に防止をすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加え、弁座も速やかに加熱することで凍結を有効に防止を行うことができる。弁座を別途設ける必要がなく、構成部品数を削減することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明における電磁式PCVバルブの加熱装置を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態における電磁式PCVバルブ1とその加熱装置を断面図及びブロック図により示す。周知のように、このPCVバルブ1は、エンジンの燃焼室からクランクケースへ漏れ出たブローバイガスを再びエンジンの吸気通路へ戻して燃焼室へ還元させるように構成したブローバイガス還元装置の構成要素としてエンジンに設けられる。図1に示すように、PCVバルブ1は、概略的には、弁座2と、弁座2に対応して設けられた弁体3と、弁体3を移動させるための本発明の電磁式手段としてのステップモータ4と、弁座2、弁体3及びステップモータ4を収納するハウジング5とを備える。そして、ステップモータ4を通電により動作させて弁体3を弁座2に対して移動させることにより、弁座2と弁体3との間におけるブローバイガス通路の大きさ、すなわち「開度」を変更し、PCVバルブ1で計量されるブローバイガス流量を調整するようになっている。このPCVバルブ1は、弁体3を移動させるステップモータ4を備えるが、弁座2と弁体3との凍結を防止したり、凍結を解除したりするために電気ヒータ等の専用の加熱手段は別途設けてはいない。以下、PCVバルブ1とその加熱装置の構成について詳しく説明する。
この実施形態で、ハウジング5は中空形状をなし、3分割された第1ハウジング6、第2ハウジング7及び第3ハウジング8から構成される。第1〜第3のハウジング6〜8は、それぞれ樹脂より成形される。第1ハウジング6は、その内部に形成された中空部6aと、その下部に形成された入口側管継手6bとを含む。入口側管継手6bは、中空部6aに通じる入口通路6cを含み、その外周にシールリング9が装着される。中空部6aは弁室10を構成し、その弁室10の中に弁体3が配置され、弁室10の出口側に弁座2が取り付けられる。第2ハウジング7には、ステップモータ4が一体成形され、上部にコネクタ7aが形成される。ステップモータ4は、第2ハウジング7に対しインサート成形される。ステップモータ4は、モータケース11に覆われて第2ハウジング7の中に一体成形される。第2ハウジング7は、その先端外周部7bが第1ハウジング6の基端開口6dに圧入され、超音波溶着されることで第1ハウジング6に組み付けられる。第3ハウジング8は、その基端外周部8aが、第1ハウジング6の先端開口6eに圧入されて超音波溶着されることで第1ハウジング6に組み付けられる。第3ハウジング8の先端部は、出口側管継手8bとなっている。第3ハウジング8は、内部に中空部8cを含む。第1ハウジング6の入口側管継手6bは、エンジン本体等の取付孔に取り付けられる。第3ハウジング8の出口側管継手8bには、エンジンの吸気通路に通じるブローバイガス還元通路(パイプ)の一端部が接続される。この実施形態で、第1ハウジング6の入口通路6c及び弁室10と、第3ハウジング8の中空部8cとは、ブローバイガスが流れるブローバイガス通路を構成する。
ステップモータ4は、外周部を構成するステータ4aと、ステータ4aの内部に設けられたロータ4bと、ロータ4bの中心に設けられた出力軸4cとを含む。ステータ4aはコイル4dを含み、ステータ4aには、外部端子12が設けられる。この外部端子12の先端部は、コネクタ7aの中に突出して配置される。ステータ4aの外周は、モータケース11の内壁に接して設けられる。弁体3には、ステップモータ4から突出する出力軸4cが組み入れられる。すなわち、弁体3に形成されたネジ穴3aに対し、出力軸4cの外周に形成されたネジ4eが螺合することで、両者3,4cが駆動連結される。この状態で出力軸4cが回転することにより、ネジ4eとネジ穴3aとの関係により弁体3がその軸線方向へ移動する。弁体3の移動方向は、出力軸4cの回転方向(正転・逆転)の違いにより決定される。この実施形態で、ステップモータ4は、弁体4を移動させるための通電と弁体4を定位置に保持するための通電とが選択的に受けられるように構成される。すなわち、ステップモータ4は、通電を受けることで出力軸4cを回転させたり、回転させないようにしたりすることができる。
弁体3は、先端が円錐台形状に尖った略円筒形をなす。弁座2は、円環状をなし、中央に弁孔2aを含む。弁体3の先端部は、弁座2の弁孔2aを貫通可能に設けられる。この実施形態では、ステップモータ4の出力軸4c及び弁体3はアルミ等の金属より構成される。従って、ステップモータ4と弁体3が、ハウジング5よりも熱伝導性の良い部材である出力軸4cにより熱的に連結される。この実施形態で、ステップモータ4の出力軸4cは、通電によりステップモータ4に生じる熱を弁体3へ伝えるための本発明の伝熱手段に相当する。
この実施形態では、弁室10の中にて弁体3を内包するようにカバー部材13が設けられる。カバー部材13は、略円筒形をなし、先端に形成された孔13aと、基端に形成されたフランジ13bとを含む。孔13aには、弁体3が貫通可能となっている。カバー部材13は、ハウジング5よりも熱伝導性の良い部材としてのアルミ等の金属により形成される。カバー部材13は、そのフランジ13bがステップモータ4のモータケース11の端面に接するように設けられる。このフランジ13bは、モータケース11の端面と第1ハウジング6の内壁との間に挟まれて固定される。この実施形態では、弁体3の基端にフランジ3bが形成される。そして、カバー部材13の中には、その先端内壁とフランジ3bとの間に圧縮スプリング14が介装される。弁体3は、このスプリング14により弁座2から離間する方向へ付勢される。この実施形態で、カバー部材13は、通電によりステップモータ4に生じる熱を弁体3へ伝えるための本発明の伝熱手段に相当する。
第2ハウジング7のコネクタ7aには、外部コネクタ21が接続される。外部コネクタ21は、外部端子12に対し電気的に接続される。外部コネクタ21は、このPCVバルブ1のステップモータ4を制御するために外部配線22を介して電子制御装置(ECU)23に接続される。ECU23には、エンジンの始動時に操作されるイグニションスイッチ24と、吸気通路の吸気温度(THA)を外気温度として検出するための本発明の温度検出手段としての吸気温センサ25と、エンジンの冷却水温度(THW)を検出するための水温センサ26とがそれぞれ接続される。この実施形態で、吸気温センサ25は、外気温度を検出するための本発明の温度検出手段に相当する。ECU23には、PCVバルブ1のステップモータ4に対する通電を制御するための通電制御プログラムが格納される。ECU23は、各センサ等24〜26からの信号に基づき、上記通電制御プログラムに基づいてステップモータ4に対する通電を制御するようになっている。この実施形態で、ECU23は、弁体3を定位置に保持するための通電をステップモータ4に行う本発明の通電制御手段に相当する。
図2に、ECU23が実行する通電制御プログラムをフローチャートにより示す。ECU23は、このフローチャートのルーチンを所定時間毎にに周期的に実行する。
エンジン始動時にイグニションスイッチ24が操作されたとき、又は、エンジン始動後のエンジン運転時には、先ず、ステップ100で、ECU23は、PCVバルブ1を所定開度で保持するか否かを判断する。すなわち、弁体3を定位置で保持するか否かを判断する。ここで、エンジン始動時又はエンジン始動後の運転時に、PCVバルブ1の開度を変える必要がなく弁体3を所定開度に保てばよい場合は、ECU23は、処理をステップ100からステップ101へ移行する。一方、エンジン始動後の運転時にPCVバルブ1の開度を変える必要がある場合は、ECU23は、その後の処理を一旦終了する。この場合、ECU23は、別途の処理に従いPCVバルブ1の弁体3を移動させるために、ステップモータ3に通電することとなる。
ステップ101では、ECU23は、吸気温センサ25により検出される吸気温度THAを読み込む。次に、ステップ102で、ECU23は、吸気温度THAが「0℃以下」か否かを判断する。この判断は、吸気温度THAが「0℃以下」のときは、PCVバルブ1の弁室10を流れるブローバイガスが外気で冷やされて弁座2と弁体3との間で凍結するおそれが大きいことを想定してなされる。この判断結果が肯定である場合は、冷間時でありPCVバルブ1に凍結のおそれが大きいものとして、ECU23は、ステップ103で、PCVバルブ1のステップモータ4に通電すると共にその通電状態を保持し、その後の処理を一旦終了する。この通電状態は、PCVバルブ1の弁体3を定位置に保持するための通電である。従って、通電状態が保持されることで、ステップモータ4から熱が生じることとなる。
一方、ステップ102の判断結果が否定である場合、冷間時ではないとして、ECU23は、ステップ104へ移行し、吸気温度THAが「5℃以下」であるか否かを判断する。この判断結果が否定である場合、PCVバルブ1に凍結のおそれはないとして、ECU23は、ステップ108で、ステップモータ4の通電を停止し、その後の処理を一旦終了する。
ステップ104の判断結果が肯定である場合、PCVバルブ1に凍結のおそれはあるとして、ECU23は、ステップ105で、エンジン始動後20分以内か否かを判断する。この判断は、吸気温度THAが「0℃」を越えていても、吸気温度THAが「5℃以下」のときは、1日の気温変化において氷点下となるおそれがあり、エンジンを停止して一晩ソーク状態にした場合に、弁体3に付着した水分が凍結することが考えられ、エンジン始動後も吸気温度THAが「5℃以下」では、しばらくは氷が溶けずに残ることがあることを想定してなされる。この判断結果が肯定である場合、PCVバルブ1に凍結のおそれがあるものとして、ECU23は、ステップ109で、PCVバルブ1のステップモータ4に通電すると共にその通電状態を保持し、その後の処理を一旦終了する。この通電状態は、PCVバルブ1の弁体3を定位置に保持するための通電である。従って、この通電状態が保持されることにより、ステップモータ4から熱が生じることとなる。
一方、ステップ105の判断結果が否定である場合、ステップ106で、ECU23は、水温センサ26により検出される冷却水温度THWを読み込む。次に、ステップ107で、ECU23は、冷却水温度THWが「80℃」を越えてからの時間が10分未満か否かを判断する。この判断は、PCVバルブ1の弁室10の温度が氷点下になった後、吸気温度THAが「0℃」を越えても熱伝導遅れの関係から弁室10の温度が氷点下のままにとどまり、ブローバイガス中の水蒸気が凍結するおそれがあることを想定してなされる。この判断結果が肯定である場合は、PCVバルブ1に凍結のおそれがあるものとして、ECU23は、ステップ109で、PCVバルブ1のステップモータ4に通電すると共にその通電状態を保持し、その後の処理を一旦終了する。この通電状態は、PCVバルブ1の弁体3を定位置に保持するための通電である。
一方、ステップ107の判断結果が否定である場合、エンジンの暖機が完了してPCVバルブ1に凍結のおそれがないものとして、ECU23は、ステップ108で、ステップモータ4の通電を停止し、その後の処理を一旦終了する。
上記したように、この実施形態で、ECU23は、外気温度に相当する吸気温度THAが所定値以下(この実施形態では「0℃以下」)の場合に、弁体3を定位置に保持するための通電をステップモータ4に行うようになっている。また、この実施形態で、ECU23は、吸気温度THAが所定値以下(この実施形態では「5℃以下」)であり、かつ、エンジン始動後20分以内の場合も、弁体3を定位置に保持するための通電をステップモータ4に行うようになっている。更に、この実施形態で、ECU23は、吸気温度THAが所定値以下(この実施形態では「5℃以下」)であり、かつ、冷却水温THWが「80℃」を越えてからの時間が「10分未満」の場合も、弁体3を定位置に保持するための通電をステップモータ4に行うようになっている。
以上説明したこの実施形態の電磁式PCVバルブの加熱装置によれば、PCVバルブ1の弁体3を移動させない場合に、弁体3を定位置に保持するためにECU23がステップモータ4に通電を行うことにより、ステップモータ4のコイル4dに通電による熱が生じる。この熱は、最大で「70〜80℃」の温度に達することが知られている。ここで、弁室10の中にて弁体3が第1ハウジング6よりも熱伝導性の良いカバー部材13により内包され、そのカバー部材13のフランジ13bがモータケース11の端面に熱的に連結される。従って、ステップモータ4で発生した熱は、第2ハウジング7に伝わるよりも、カバー部材13に速やかに伝わり、そのカバー部材13から放出される熱により弁体3が速やかに加熱される。また、ステップモータ4と弁体3は、第1ハウジング6よりも熱伝導性のよい出力軸4cにより熱的に連結される。従って、ステップモータ4で発生した熱は、第1ハウジング6に伝わるよりも、出力軸4cを介して弁体3に速やかに伝わり、弁体3が速やかに加熱される。この結果、エンジンの冷間始動時には、ステップモータ4の発熱を利用することにより、電気ヒータ等の専用の加熱手段を別途設けることなく、弁座2と弁体3との間の凍結を速やかに解除することができる。一方、エンジン始動後の運転時に、弁体3を移動させる必要のない場合であっても、弁体3を定位置に保持するためにステップモータ4に通電することができる。この通電により、ステップモータ4を発熱させることができ、その発熱を利用することにより、電気ヒータ等の専用の加熱手段を別途設けることなく、弁座2と弁体3との間の凍結を有効に防止することができる。この結果、弁体3が停止しているときでも、弁座2と弁体3とが凍結により固着することを未然に防止することができる。
一方、PCVバルブ1の弁体3を移動させるためにECU23がステップモータ4に通電を行うことにより、ステップモータ4により弁体3が弁座2に対して移動し、両者2,3の間のブローバイガス通路の大きさが変更される。このときも、ステップモータ4のコイル4dに生じる熱は、ステップモータ4からカバー部材13及び出力軸4cに速やかに伝わり、それらカバー部材13及び出力軸4cから伝わる熱により弁体3が速やかに加熱される。このため、弁体3を移動させる必要があるときでも、ステップモータ4の発熱を利用することにより、電気ヒータ等の専用の加熱手段を別途設けることなく、弁座2と弁体3との間の凍結を防止することができ、或いは、弁座2と弁体3との間の凍結を解除することができる。
この実施形態では、PCVバルブ1の弁体3を定位置に保持する場合に、PCVバルブ1に凍結のおそれがあるときは、ステップモータ4へ通電すると共にその通電状態を保持し、PCVバルブ1に凍結のおそれがないときは、ステップモータ4への通電を行わないようにしている。すなわち、PCVバルブ1の弁体3が定位置で保持され、所定開度で保持されるときであって、外気温度に相当する吸気温度THAが所定値(「5℃」)以下のときは、弁体3を定位置に保持するための通電がステップモータ4に行われ、吸気温度THAが所定値(「5℃」)以下でないときは、弁体3を定位置に保持するための通電がステップモータ4に行われない。このため、PCVバルブ1に凍結のおそれがある場合にのみ、ステップモータ4に対する通電が行われることとなり、弁座2と弁体3との間の凍結防止のための消費電力を低減することができる。
更に、この実施形態では、凍結が解除された暖機後は、カバー部材13がステップモータ4の放熱器としても機能する。このため、ステップモータ4の放熱を促進することができ、ステップモータ4の高温によるトルク低下を抑えることができ、カバー部材13がない場合に比べ、所要トルクを得るためにステップモータ4の小型化を図ることができる。
加えて、この実施形態では、弁体3の先端部分を除く部分がカバー部材13で覆われるので、ブローバイガス中のデポジットが弁体3に付着する量を低減することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明における電磁式PCVバルブの加熱装置を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の各実施形態において、第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、以下には異なった点について説明する。
図3に、この実施形態の電磁式PCVバルブ31を断面図により示す。この実施形態では、PCVバルブ31の構成の点で、第1実施形態のPCVバルブ1と構成が異なる。すなわち、この実施形態のPCVバルブ31は、弁座2が省略され、その代わりに弁座32aを一体に形成したカバー部材32が、弁体3を内包するように弁室10の中に設けられる点で、第1実施形態と構成が異なる。
カバー部材32は、略円筒形をなし、先端側に小径部32bを含み、基端側にフランジ32cを含む。このカバー部材32も、本発明の伝熱手段に相当し、第1ハウジング6よりも熱伝導性の良い部材としてのアルミ等の金属により形成される。小径部32bは、その先端壁が弁座32aを構成し、その中央には弁孔32dを有する。小径部32bの外周壁には、複数の孔32eが等間隔に形成される。このカバー部材32が、弁体3を覆うように弁室10の中に配置される。この実施形態では、弁体3のフランジ3bとカバー部材32の小径部32bの段差部分との間に圧縮スプリング14が介装される。弁体3の先端部は、円錐台形状をなし、弁座32aの弁孔32dを貫通可能となっている。PCVバルブ31のその他の構成、並びに、PCVバルブ31の通電制御に係る構成については、第1実施形態のそれと同じである。
従って、この実施形態では、ステップモータ4を通電により動作させて弁体3を弁座32aに対して移動させることにより、弁座32aと弁体3との間におけるブローバイガス通路の大きさ、すなわち「開度」を変更し、PCVバルブ31で計量されるブローバイガス流量を調整するようになっている。第1ハウジング6の入口通路6cに入ったブローバイガスは、弁室10に入り、カバー部材32の小径部32bの孔32eから弁体3と弁座32aとの間を通り、第3ハウジング8の中空部8cへ流れるようになっている。この実施形態では、弁座32aがカバー部材32と一体に形成されるので、弁座を別途設ける必要がなく、PCVバルブ31を構成する部品数を削減することができる。
また、この実施形態でも、PCVバルブ31の弁体3を定位置に保持するためにステップモータ4に通電が行われることにより、或いは、弁体3を移動させるためにステップモータ4に通電が行われることにより、ステップモータ4に熱が生じる。ここで、弁室10の中にて弁体3が第1ハウジング6よりも熱伝導性の良いカバー部材32により内包され、そのカバー部材32のフランジ32cがステップモータ4のモータケース11の端面に熱的に連結される。従って、ステップモータ4で発生した熱は、第2ハウジング7に伝わるよりも、カバー部材32に速やかに伝わり、そのカバー部材32から放出される熱により弁体3が速やかに加熱される。また、カバー部材32に弁座32aが一体に形成されるので、カバー部材32が加熱されることで弁座32aも速やかに加熱される。このため、ステップモータ4の発熱を利用することで、電気ヒータ等の専用の加熱手段を別途設けることなく、弁座32aと弁体3との間の凍結を速やかに解除することができ、或いは、弁座32aと弁体3との間の凍結を防止することができる。特に、弁体3を移動させる必要がないときでも、弁体3を定位置に保持するためにステップモータ4に通電することができる。この通電によりステップモータ4が発熱して弁体3が加熱されるので、弁座32aと弁体3との凍結を有効に防止することができる。この結果、弁体3が停止しているときでも、弁座32aと弁体3とが凍結により固着することを防止することができる。この実施形態のその他の作用効果は、第1実施形態のそれと同じである。
[第3実施形態]
次に、本発明における電磁式PCVバルブの加熱装置を具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図4に、この実施形態の電磁式PCVバルブ41を断面図により示す。この実施形態では、ハウジング45が2分割され、カバー部材13が省略されると共にハウジング45にバルブアセンブリ51が設けられる点で、第1実施形態のPCVバルブ1と特に異なる。
すなわち、この実施形態で、中空形状をなすハウジング45は、互いに組み付けられたメインハウジング46とサブハウジング47から構成される。メインハウジング46は、内部に形成された中空部46aと、下部に形成された入口側管継手46bと、上部に形成されたコネクタ46cとを備える。入口側管継手46bは、中空部46aに通じる入口通路46dを含み、その外周にシールリング9が装着される。サブハウジング47は、その基端外周部47aが、メインハウジング46の先端部に形成された取付孔46eに圧入されて超音波溶着されることによりメインハウジング46に組み付けられる。サブハウジング47の先端部は、出口側管継手47bとなっている。
メインハウジング46の中空部46aには、バルブアセンブリ51が一体に設けられる。このバルブアセンブリ51は、有底円筒形のケース52と、そのケース52の底部に収容されたステップモータ4と、そのステップモータ4の一端面を覆う隔壁部材53と、その隔壁部材53に対し移動可能に設けられると共に、ステップモータ4の出力軸4cに駆動連結された弁体3と、その弁体3に対応してケース52の開口部52aに組み付けられた弁座2とから構成される。弁座2と隔壁部材53との間の空間が、弁体3を収容する弁室54となっている。
上記したように、このバルブアセンブリ51において、ステップモータ4、隔壁部材53、弁体3及び弁座2は、ケース52により内包される。しかも、ステップモータ4と弁座2は、ケース52に接して設けられる。この実施形態では、ケース52は、本発明の伝熱手段に相当し、メインハウジング46よりも熱伝導性の良い部材より構成される。すなわち、この実施形態で、メインハウジング46は樹脂により構成され、ケース52はアルミ等の金属により構成される。従って、メインハウジング46よりも熱伝導性の良い部材であるケース52が、弁室54の壁面を構成している。この他、弁体3は樹脂により構成され、弁座2はアルミ等の金属により構成される。
ステータ4aに設けられる外部端子12の先端部は、コネクタ46cの中に突出して配置される。ステータ4aの外周は、ケース52の内壁に接して設けられる。弁体3は、先端が丸みを帯びて尖った略円筒形をなす。隔壁部材53は、その中央にスリーブ53aを有する。スリーブ53aの中には、ステップモータ4の出力軸4cが配置され、弁体3が組み入れられる。このスリーブ53aの中で、弁体3に形成されたネジ穴3aに対し、出力軸4cの外周に形成されたネジ4eが螺合することで、弁体3と出力軸4cが駆動連結される。弁体3の先端部外周にはフランジ3cが形成され、このフランジ3cと隔壁部材53との間には、圧縮スプリング14が介装される。弁体3は、このスプリング14により弁座2へ向けて付勢される。サブハウジング47は、メインハウジング46の弁室54に連通する中空部47cを含む。弁室54と中空部47cは、互いにブローバイガス通路を構成する。ケース52には、入口通路46dに連通する孔52bが形成される。
この実施形態で、バルブアセンブリ51は、メインハウジング46に対しインサート成形される。すなわち、メインハウジング46を樹脂成形するときに、バルブアセンブリ51を金型内にインサート品として装填した後、金型に溶融樹脂を注入する。これにより、バルブアセンブリ51を溶融樹脂で包んで固化させ、一体化した複合部品としてのメインハウジング46を作製している。
メインハウジング46のコネクタ46cには、外部コネクタ(図示略)が接続される。外部コネクタは、外部端子12に対し電気的に接続される。外部コネクタは、ステップモータ4を制御するために外部配線(図示略)を介してECU(図示略)に接続される。また、この実施形態のステップモータ4に対する通電制御の構成は、第1実施形態のそれと同じである。
従って、この実施形態でも、PCVバルブ41の弁体3を定位置に保持するためにステップモータ4に通電が行われることにより、或いは、弁体3を移動させるためにステップモータ4に通電が行われることにより、ステップモータ4に熱が生じる。ここで、バルブアセンブリ51を構成するケース52は、メインハウジング46よりも熱伝導性の良い部材となっており、そのケース52によりステップモータ4、隔壁部材53、弁体3及び弁座2が内包される。また、ステップモータ4と弁座2がケース52の内壁に接して設けられる。よって、ステップモータ4で発生した熱は、メインハウジング46に伝わるよりも、ケース52を介して弁座2に速やかに伝わり、弁座2が速やかに加熱される。このため、ステップモータ4の発熱を利用することで、電気ヒータ等の専用の加熱手段を別途設けることなく、弁座2と弁体3との間の凍結を速やかに解除することができ、或いは、弁座2と弁体3との間の凍結を防止することができる。特に、弁体3を移動させる必要がないときでも、弁体3を定位置に保持するためにステップモータ4に通電することができる。この通電によりステップモータ4が発熱して弁座2が加熱されるので、弁座2と弁体3との凍結を有効に防止することができる。この結果、弁体3が停止しているときでも、弁座2と弁体3とが凍結により固着することを防止することができる。この実施形態のその他の作用効果は、第1実施形態のそれと同じである。
[第4実施形態]
次に、本発明の電磁式PCVバルブを具体化した第4実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図5に、この実施形態の電磁式PCVバルブ61を断面図により示す。この実施形態のPCVバルブ61は、上記したバルブアセンブリ51を持たない点で、第3実施形態のPCVバルブ41と構成が異なる。すなわち、この実施形態では、第3実施形態のケース52が省略され、ステップモータ4は、それ単独でモータケース11に包まれてメインハウジング46の中に一体成形される。また、第3実施形態で設けられた隔壁部材53が、この実施形態では、メインハウジング46と一体成形された隔壁部46fとなっている。この隔壁部46fに形成されたスリーブ46gに弁体3が組み入れられる。弁座2は、メインハウジング46に対して一体成形される。そして、この実施形態では、ステップモータ4の出力軸4cがアルミ等の金属より構成され、その出力軸4cに連結される弁体3がアルミ等の金属により構成される点で、第3実施形態と構成が異なる。これにより、この実施形態では、ステップモータ4と弁体3が、メインハウジング46よりも熱伝導性の良い部材としての出力軸4cにより熱的に連結される。また、弁体3が、メインハウジング46よりも熱伝導性の良い材料により構成される。この実施形態では、出力軸4cが、本発明の伝熱手段に沿うとする。
従って、この実施形態でも、PCVバルブ61の弁体3を定位置に保持するためにステップモータ4に通電が行われることにより、或いは、弁体3を移動させるためにステップモータ4に通電が行われることにより、ステップモータ4で熱が生じる。ここで、ステップモータ4と弁体3は、メインハウジング46よりも熱伝導性のよい出力軸4cにより熱的に連結されるので、ステップモータ4で発生した熱は、メインハウジング46に伝わるよりも出力軸4cを介して弁体3に速やかに伝わり、弁体3が速やかに加熱される。このため、この実施形態でも、ステップモータ4の発熱を利用することで、電気ヒータ等の専用の加熱手段を別途設けることなく、弁座2と弁体3との間の凍結を速やかに解除することができ、或いは、弁座2と弁体3との間の凍結を防止することができる。特に、弁体3を移動させる必要がないときでも、弁体3を定位置に保持するためにステップモータ4に通電することができる。この通電によりステップモータ4が発熱して弁座2が加熱されるので、弁座2と弁体3との凍結を有効に防止することができる。この結果、弁体3が停止しているときでも、弁座2と弁体3とが凍結により固着することを防止することができる。この実施形態のその他の作用効果は、第1実施形態のそれと同じである。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより以下のように実施することもできる。
(1)前記各第実施形態では、ハウジング5が2つ又は3つに分割して構成される。これに対し、分割することなくハウジングを一体に構成することもできる。
(2)前記各第実施形態では、電磁式手段をステップモータ4により構成したが、電磁式手段をリニアソレノイド等の電磁式アクチュエータにより構成してもよい。
第1実施形態に係り、電磁式PCVバルブとその加熱装置を示す断面図及びブロック図。 第1実施形態に係り、通電制御プログラムを示すフローチャート。 第2実施形態に係り、電磁式PCVバルブを示す断面図。 第3実施形態に係り、電磁式PCVバルブを示す断面図。 第4実施形態に係り、電磁式PCVバルブを示す断面図。
符号の説明
1 PCVバルブ
2 弁座
3 弁体
4 ステップモータ(電磁式手段)
4c 出力軸(伝熱手段)
5 ハウジング
8c 中空部(ブローバイガス通路)
10 弁室(ブローバイガス通路)
13 カバー部材(伝熱手段)
23 ECU(通電制御手段)
25 吸気温センサ(温度検出手段)
31 PCVバルブ
32 カバー部材(伝熱手段)
32a 弁座
41 PCVバルブ
45 ハウジング
47c 中空部(ブローバイガス通路)
52 ケース(伝熱手段)
54 弁室(ブローバイガス通路)
61 PCVバルブ

Claims (7)

  1. 弁座と、前記弁座に対応して設けられた弁体と、前記弁体を移動させるための電磁式手段と、前記弁座、前記弁体及び前記電磁式手段を収納するハウジングとを備え、前記電磁式手段を通電により動作させて前記弁体を前記弁座に対して移動させることにより、前記弁座と前記弁体との間におけるブローバイガス通路の大きさを変更するようにした電磁式PCVバルブの加熱装置において、
    通電により前記電磁式手段に生じる熱を前記弁体及び前記弁座のうち少なくとも一方へ伝えるための伝熱手段と、
    前記電磁式手段は、前記弁体を移動させるための通電と前記弁体を定位置に保持するための通電とが選択的に受けられるように構成されることと、
    前記弁体を定位置に保持するための通電を前記電磁式手段に行う通電制御手段と
    を備えたことを特徴とする電磁式PCVバルブの加熱装置。
  2. 外気温度を検出するための温度検出手段を更に備え、前記通電制御手段は、前記検出される外気温度が所定値以下のときに、前記弁体を定位置に保持するための通電を前記電磁式手段に行うことを特徴とする請求項1に記載の電磁式PCVバルブの加熱装置。
  3. 前記電磁式手段は、ステップモータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁式PCVバルブの加熱装置。
  4. 前記伝熱手段は、前記ハウジングよりも熱伝導性の良い部材であり、前記ハウジングよりも熱伝導性の良い部材は、少なくとも前記電磁式手段及び前記弁座を内包するように前記ハウジングに設けられたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の電磁式PCVバルブの加熱装置。
  5. 前記伝熱手段は、前記ハウジングよりも熱伝導性の良い部材であり、前記電磁式手段と前記弁座又は前記弁体が前記ハウジングよりも熱伝導性の良い部材により熱的に連結されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の電磁式PCVバルブの加熱装置。
  6. 前記伝熱手段は、前記ハウジングよりも熱伝導性の良いカバー部材であり、前記カバー部材が前記弁体を内包するように前記ブローバイガス通路の中に設けられ、前記カバー部材の一端が前記電磁式手段に熱的に連結されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の電磁式PCVバルブの加熱装置。
  7. 前記弁座が前記カバー部材に一体に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の電磁式PCVバルブの加熱装置。
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