JP2009219528A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】第一の構成部材と第二の構成部材が組み合わせ状態から僅かに離れた場合であっても、第一の構成部材と第二の構成部材が組み合わせ状態から離れたことを有利に検出することが出来る、新規な構造の遊技機を提供することを、目的とする。
【解決手段】第二コネクタ66に設けられた押圧部66が押込解除方向へ変位せしめられると、第二コネクタ66の押圧部66によって付勢力に抗して押込変位せしめられていた作用部材102が付勢力によって突出変位せしめられることにより、第一接続端子100が引込変位せしめられて、第二接続端子122との接触が解除せしめられるようにした。
【選択図】図12
【解決手段】第二コネクタ66に設けられた押圧部66が押込解除方向へ変位せしめられると、第二コネクタ66の押圧部66によって付勢力に抗して押込変位せしめられていた作用部材102が付勢力によって突出変位せしめられることにより、第一接続端子100が引込変位せしめられて、第二接続端子122との接触が解除せしめられるようにした。
【選択図】図12
Description
本発明は、第一の構成部材と第二の構成部材の組み合わせ状態が検出可能とされた遊技機に関するものである。
従来から、パチンコ機等の遊技機には、ゴト行為を防止するための対策が施されている。その一つとして、特許文献1に記載されているように、第一の構成部材としての前枠の前面と第二の構成部材としての開閉扉の裏面が所定以上離間すると、前枠と開閉扉のヒンジ機構の近傍に配設された扉開放検出手段により、開閉扉が開放されていると検出されるようにした弾球遊技機が知られている。
しかしながら、特許文献1に記載の弾球遊技機においては、扉開放検出手段として、従来から公知のリミットスイッチが採用されていることから、開閉扉が僅かに開放された場合、リミットスイッチの「遊び」の範囲内だと、リミットスイッチが反応しないことがある。それ故、ゴト師がピアノ線等を入れることを目的として、開閉扉と前枠の間に形成されている隙間を少しだけ広げようとした場合に、リミットスイッチが反応しないという問題があった。
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、第一の構成部材と第二の構成部材が組み合わせ状態から僅かに離れた場合であっても、第一の構成部材と第二の構成部材が組み合わせ状態から離れたことを有利に検出することが出来る、新規な構造の遊技機を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
本発明は、互いに組み合わされて固定される第一の構成部材と第二の構成部材における各対応位置に第一コネクタと第二コネクタが配設されて、第一の構成部材と第二の構成部材が互いに組み合わされた状態で第一コネクタに設けた第一接続端子と第二コネクタに設けた第二接続端子が接触するようになっており、それら第一接続端子と第二接続端子の間での通電状態に基づいて第一の構成部材と第二の構成部材の組み合わせ状態を検出可能とされた遊技機において、第一コネクタの第一接続端子を第二コネクタの第二接続端子に対して接近する突出方向及び離隔する引込方向に変位可能とする一方、第一コネクタから第二コネクタに向かって付勢されて突出せしめられた作用部材を設けると共に、第一の構成部材と第二の構成部材の組み合わせ状態で作用部材に押し付けられて作用部材を付勢力に抗して押し込む押圧部を第二コネクタに設け、更に、作用部材と第一接続端子を連動せしめて押圧部による作用部材の押込方向への変位により第一接続端子を突出変位させて第二接続端子と接触させると共に押圧部による押込解除方向への変位により第一接続端子を引込変位させて第二接続端子との接触を解除させる連動機構を設けたことを、特徴とする。
このような本発明に従う構造とされた遊技機においては、第二コネクタに設けられた押圧部が押込解除方向へ変位せしめられると、第二コネクタの押圧部によって付勢力に抗して押込変位せしめられていた作用部材が付勢力によって突出変位せしめられることにより、第一接続端子が引込変位せしめられて、第二接続端子との接触が解除せしめられるようになっていることから、第二コネクタが第一コネクタから押込解除方向へ変位した距離よりも、第二接続端子が第一接続端子から離隔変位した距離を大きくすることが可能となる。
従って、本発明に係る遊技機においては、第一コネクタと第二コネクタを第一接続端子と第二接続端子の接触状態から離隔変位せしめた場合に、第一接続端子と第二接続端子間の非通電状態を速やかに実現することが可能となる。これにより、第一コネクタが第二コネクタから離隔変位したこと、延いては、第一の構成部材が第二の構成部材から離隔変位したことを高精度に検出することが可能となる。
また、本発明においては、第一接続端子と第二接続端子の間での通電状態から非通電状態への変化に基づいて、外部から認識可能な状態の変化を生ぜしめる状態切換手段を備えていることが望ましい。この場合、遊技機の状態変化に基づいて、第一接続端子と第二接続端子の非通電状態を外部から容易に認識することが可能となる。
なお、本発明における状態切換手段は、第一接続端子と第二接続端子の間での非通電状態を、音声や発光源の発光等によって報知する機能を備えているものに限定されず、例えば、遊技機での遊技を不能にする機能を備えているものであっても良い。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1には、本発明に係る遊技機の一実施形態としてのパチンコ機10が示されている。このパチンコ機10は、機体の外郭を為す外枠12に対して開閉可能且つ固定可能に組み付けられた第一の構成部材としての中枠14を備えており、かかる中枠14に設けられた操作ハンドル16に対して回動操作可能に組み付けられた操作レバー18が回動操作されることにより、中枠14に設けられた発射球貯留皿20に貯留されている遊技球が、中枠14に対して開閉可能に組み付けられた第二の構成部材としての前枠22で保持されている透明板24を通して遊技者に視認される遊技領域(図示せず)に向けて発射されるようになっている。なお、本実施形態では、前枠22は、一対のヒンジ部材26,26によって、中枠14に組み付けられており、それによって、幅方向一端側(図1中左端側)に位置する回動中心軸線回りに開閉可能とされている。また、本実施形態では、前枠22の幅方向他端側(図1中の右端側)、即ち、前枠22の回動中心軸線が位置するほうとは反対側に設けられた枠鍵28によって、前枠22が閉じられた状態に維持されるようになっている。
より詳細には、操作レバー18は、操作ハンドル16内に配設された巻ばね(図示せず)の付勢力が回動操作方向(本実施形態では、反時計回りの方向)と反対の方向(本実施形態では、時計回りの方向)に及ぼされた状態で、操作ハンドル16に対して回動可能に配設されている。これにより、操作レバー18は、巻ばねによる付勢力に抗して、反時計回りの方向に回動操作されるようになっている。そして、操作レバー18に対して回動操作力が及ぼされなくなった場合には、操作レバー18は、巻ばねの付勢力によって、初期位置に戻るようになっている。
また、操作レバー18の表面には、導電性の皮膜が形成されている。かかる導電性の皮膜は、操作ハンドル16内に配設されたタッチセンサ30(図2参照)に接続されている。これにより、遊技者の指が操作レバー18に触れると、タッチセンサ30から検出信号が出力されるようになっている。
なお、タッチセンサ30としては、例えば、人体がもつ静電容量への充電現象を利用して、その変化を検出する検出回路によって構成された従来から公知のもの、具体的には、操作レバー18が接続される発振回路が内部に設けられており、操作レバー18に人体(例えば、遊技者の指)が接触すると発振回路の発振のバランスを崩して発振を停止させて、かかる発振の停止の有無により人体の接触/非接触状態を検出するようにした検出回路によって構成されているものが採用される。
さらに、操作ハンドル16内には、発射停止スイッチ32(図2参照)が配設されている。かかる発射停止スイッチ32は、操作レバー18の近くにおいて揺動可能に設けられた押圧操作片34によって押圧操作可能とされている。なお、発射停止スイッチ32は、従来から公知のマイクロスイッチによって構成されている。
そこにおいて、操作レバー18が初期位置に位置せしめられた状態では、発射停止スイッチ32が押圧操作片34によって押圧操作された状態となっている。一方、操作レバー18が巻ばねの付勢力に抗して回動操作された状態では、発射停止スイッチ32が押圧操作片34によって押圧操作されていない状態となる。これにより、操作レバー18が回動操作された状態では、押圧操作片34を遊技者が押圧操作することによって、発射停止スイッチ32が押圧操作されるようになっている。
更にまた、操作ハンドル16内には、操作レバー18の回動量を検出するボリュームスイッチ36(図2参照)が配設されている。なお、図面上では明示されていないが、本実施形態では、操作レバー18と一体的に回転せしめられるピニオンとボリュームスイッチ36に連結されているピニオンが噛合わされており、それによって、操作レバー18の回動量がボリュームスイッチ36によって検出されるようになっている。
続いて、パチンコ機10が備えている状態切換手段としての発射制御回路38について、図2に基づいて、説明する。発射制御回路38は、発振器40,発射パルス生成部42,処理部44,出力部46を含んで構成されている。そして、処理部44及び出力部46には、タッチセンサ30が接続されている。また、出力部46には、発射停止スイッチ32とボリュームスイッチ36が接続されている。
発振器40は、従来から公知の水晶振動子を含んで構成されており、パルス信号を発生させるものである。このような発振器40は、発射パルス生成部42に接続されている。
発射パルス生成部42は、所謂分周回路によって構成されており、発振器40によって生成されたパルス信号の周波数を基準となる発射間隔(本実施形態では、0.6秒)で遊技球を発射できるような周波数に変更するものである。このような発射パルス生成部42は、処理部44に接続されている。
処理部44は、各種の回路素子を組み合わせることによって、或いは、専用設計されたICを適当に組み合わせることによって構成されており、タッチセンサ30からの検出信号の有無や発射パルス生成部42からのパルス信号の入力の有無を検出するようになっている。そして、処理部44は、タッチセンサ30からの検出信号が入力されている場合に、発射パルス生成部42からのパルス信号の入力の有無を検出し、パルス信号が入力されている場合には、発射信号を出力するようになっている。なお、タッチセンサ30からの検出信号が入力されていない場合、処理部44は、発射パルス生成部42からのパルス信号の入力の有無を検出しないようになっている。このような処理部44は、出力部46に接続されている。
出力部46は、各種の回路素子を組み合わせることによって、或いは、専用設計されたICを適当に組み合わせることによって構成されており、タッチセンサ30からの検出信号の入力の有無や発射停止スイッチ32からの検出信号の入力の有無、ボリュームスイッチ36からの回動量信号の入力の有無、処理部44からの発射信号の入力の有無を検出するようになっている。このような出力部46には、発射ソレノイド48と、後述する球送りカセット60を駆動するための球送りソレノイド50が接続されている。
発射ソレノイド48は、出力軸が設けられたロータと、コイルが巻き回されたヨークを備えた、従来から公知のロータリーソレノイドによって構成されており、図3に示されているように、適当な取付部材52を介して、取付板54に固定されている。そして、取付板54が中枠14に取り付けられることにより、発射ソレノイド48がパチンコ機10に取り付けられるようになっている。
また、発射ソレノイド48の出力軸には、発射杆56が設けられている。この発射杆56には、巻ばね(図示せず)による付勢力が常時及ぼされており、かかる巻ばねの付勢力によって、発射杆56はストッパゴム(図示せず)に当接せしめられている。即ち、発射杆56は、ストッパゴムに当接することによって、巻ばねによる付勢力が及ぼされている方向への変位が規制されるようになっている。因みに、図3では、発射杆56が巻ばねの付勢力によってストッパゴムに当接せしめられた状態が示されており、本実施形態では、発射杆56が巻ばねの付勢力によってストッパゴムに当接せしめられた位置(図3で示されている位置)が初期位置となる。
そして、出力部46は、タッチセンサ30からの検出信号が入力されている一方、発射停止スイッチ32からの検出信号が入力されていない場合、即ち、遊技者が操作レバー18に触った状態で、操作レバー18を回動操作しており、且つ、押圧操作片34を押圧操作していない場合、処理部44からの発射信号が入力されると、ボリュームスイッチ36からの回動量信号に対応した回転速度で発射杆56を駆動変位せしめるための電流を発射ソレノイド48に流すようになっている。これにより、発射杆56が巻ばねの付勢力に抗して駆動変位せしめられる。その結果、発射レール58に載置された遊技球が、発射杆56によって、遊技領域に向けて弾かれる。
そこにおいて、本実施形態では、発射杆56が遊技球を弾く位置まで駆動変位せしめられると、発射杆56は他のストッパゴム(図示せず)に当接するようになっている。即ち、発射杆56は、他のストッパゴムに当接することによって、駆動変位方向への変位が規制されるようになっている。
そして、発射杆56が遊技球を弾いた後、出力部46は、発射ソレノイド48への通電を停止する。これにより、発射杆56は、巻ばねの付勢力によって、初期位置に向かって返戻作動するようになっている。
また、出力部46は、発射ソレノイド48への通電を停止した後、球送りソレノイド50への通電を行う。これにより、球送りカセット60が作動せしめられて、発射球貯留皿20に貯留されている遊技球が1個だけ発射レール58上に送られてくるようになっている。
一方、タッチセンサ30と発射停止スイッチ32の両方から検出信号が入力されている場合(遊技者が操作レバー18を触っているが、操作レバー18を回動操作していない場合、或いは、遊技者が操作レバー18に触っており、且つ、操作レバー18を回動操作しているが、押圧操作片34を押圧操作している場合)や、タッチセンサ30からの検出信号が入力されていない場合(遊技者が操作レバー18に触っていない場合)には、出力部46は、発射ソレノイド48への通電を行わないようになっている。これにより、遊技球の発射が行われないようになっている。
そこにおいて、本実施形態では、図4に示されているように、タッチセンサ30と発射制御回路38を接続してタッチセンサ30からの検出信号を発射制御回路38に伝送する検出信号伝送路62が前枠22と中枠14に跨るように配設されている。そして、中枠14に設けられた第一コネクタとしての固定側コネクタ64と、前枠22において固定側コネクタ64と対応する位置に設けられた第二コネクタとしての可動側コネクタ66によって構成された扉連動スイッチ68が接続されている状態で、検出信号伝送路62が電気的に接続されて、タッチセンサ30からの検出信号が発射制御回路38に伝送されるようになっている。なお、本実施形態では、扉連動スイッチ68は、図3に示されているように、検出信号伝送路62が処理部44に接続される部分と出力部46に伝送される部分に分岐されている位置よりもタッチセンサ30側に設けられている。
より詳細には、本実施形態の固定側コネクタ64は、合成樹脂材等の絶縁材で形成された本体部分70を備えており、図5乃至7にも示されているように、かかる本体部分70には、突出端面(高さ方向の一端面)に開口する嵌合凹溝72が形成されている。なお、本実施形態では、本体部分70は、嵌合凹溝72の溝方向で重ね合わせられる二つの上側本体構成部材74a,74bと、これら二つの上側本体構成部材74a,74bに対して下側から重ね合わせられる下側本体構成部材74cで構成されており、これら二つの上側本体構成部材74a,74bと下側本体構成部材74cは、接着や溶着,係止,ネジ止等の適当な固定方法によって、相互に固定されるようになっている。
また、固定側コネクタ64の本体部分70には、収容空所76が形成されている。そして、収容空所76は、嵌合凹溝72の底面78に開口形成されたピン用開口穴80a,80bと端子用開口穴82a,82bを通じて外部に接続されている。なお、本実施形態では、ピン用開口穴80a,80bと端子用開口穴82a,82bは、それぞれ、二つずつ形成されている。
さらに、収容空所76には、伝達板84a,84bが収容位置せしめられている。そこにおいて、本実施形態では、伝達板84a,84bは、それぞれ、鉄や銅等の導電性材料によって形成されており、全体として長手平板形状を呈している。なお、各伝達板84a,84bは、導電性を有していれば、その全体が導電性材料で形成されている必要はなく、例えば、合成樹脂材料で形成された伝達板84a,84bの表面にアルミニウム等で形成された導電性皮膜を形成することにより、伝達板84a,84bに導電性をもたせるようにしても良い。また、各伝達板84a,84bの長手方向の中央には、伝達板84a,84bの幅方向に延びる挿通孔86a,86bが形成されている。
そして、各伝達板84a,84bは、長手方向中央部分に形成された挿通孔86a,86bに対して、収容空所76を画成する本体部分70の側壁に突設された支持軸90a,90bが挿通されることにより、支持軸90a,90b回りに揺動可能な状態で配されている。そこにおいて、各支持軸90a,90bは、鉄や銅等の導電性材料で形成されており、収容空所76a,76bを画成する本体部分70の側壁に形成された支持穴94a,94bに挿入された状態で接着等によって固定されている。また、各支持軸90a,90bには、リード線96a,96bが接続されており、かかるリード線96a,96bは、それぞれ、収容空所76を画成する本体部分70の底壁に形成された貫通孔98a,98bを通じて外部に延び出している。
また、各伝達板84a,84bの長手方向一端には、第一接続端子としての固定側接続端子100a,100bが重ね合わされて伝達板84a,84bの厚さ方向に突出する状態で配されている。そこにおいて、本実施形態では、固定側接続端子100a,100bは、それぞれ、伝達板84a,84bと同様に、銅等の導電性材料によって形成されており、円柱形状を呈している。なお、固定側接続端子100a,100bは、導電性を有していれば、その全体が導電性材料によって形成されている必要はなく、例えば、合成樹脂材料によって形成された固定側接続端子100a,100bの表面にアルミニウム等で形成された導電性の皮膜を形成することで、固定側接続端子100a,100bに導電性をもたせるようにしても良い。また、固定側接続端子100a,100bは、略一定の断面形状でストレートに延びる柱形状に限定されるものではなく、例えば、円錐等のように先端が尖った形状等であっても良い。
そして、上述の如く伝達板84a,84bの長手方向一端に配された状態で、固定側接続端子100a,100bは、端子用開口穴82a,82b内に位置せしめられており、特に本実施形態では、固定側接続端子100a,100bの突出端面は、端子用開口穴82a,82b内に位置せしめられている。換言すれば、固定側接続端子100a,100bは、嵌合凹溝72の底面78の上方、即ち、嵌合凹溝72内に延び出していないのである。
また、各伝達板84a,84bの長手方向他端部分には、作用部材としての押込ピン102a,102bが設けられている。そこにおいて、本実施形態では、押込ピン102a,102bは、それぞれ、合成樹脂材料等の非導電性材料で形成されており、全体として円柱形状を呈している。このような押込ピン102a,102bは、軸方向下端面が伝達板84a,84bの長手方向他端部分に重ね合わされて伝達板84a,84bの厚さ方向に突出する状態で配されている。そして、この状態で、押込ピン102a,102bは、ピン用開口穴80a,80bに挿通されており、特に本実施形態では、押込ピン102a,102bの突出端面は、嵌合凹溝72内に位置せしめられている。換言すれば、押込ピン102a,102bは、嵌合凹溝72の底面78から突出しているのである。
更にまた、各伝達板84a,84bにおいて固定側接続端子100a,100bや押込ピン102a,102bが取り付けられたほうとは反対側の面と収容空所76を画成する底壁との間には、付勢手段としてのコイルスプリング104a,104bが配されている。なお、各コイルスプリング104a,104bは、従来から公知の圧縮コイルスプリングで構成されている。そこにおいて、本実施形態では、各コイルスプリング104a,104bは、押込ピン102a,102bと同一中心軸線上に開口形成された位置決め凹所106a,106bに収容された状態で配されている。これにより、各コイルスプリング104a,104bは、押込ピン102a,102bと同一中心軸線上に位置するように位置決めされた状態で、収容空所76内に配されている。その結果、押込ピン102a,102bに対して、コイルスプリング104a,104bの付勢力が及ぼされており、押込ピン102a,102bが嵌合凹溝72の底面78から突出している。
なお、このような構造とされた固定側コネクタ64は、例えば、端子用開口穴82a内に固定側接続端子100aを収容位置せしめると共に、ピン用開口穴80aに押込ピン102aを挿通せしめた状態で、伝達板84aの挿通孔86aに挿通した支持軸90aを支持穴94aに挿し込んで接着固定した一方の上側本体構成部材74aを用意すると共に、同様な方法により固定側接続端子100bと、押込ピン102bと、伝達板84bが組み付けられた他方の上側本体構成部材74bを用意し、これら二つの上側本体構成部材74a,74bを重ね合わせて、接着や溶着,係止,ネジ止等の適当な固定方法で相互に固定すると共に、相互に固定された上側本体構成部材74a,74bに対して、位置決め凹所106a,106bにコイルスプリング104a,104bが収容配置された下側本体構成部材74cを重ね合わせて、接着や溶着,係止,ネジ止等の適当な固定方法で相互に固定すること等によって製造することが出来る。なお、二つの支持軸90a,90bは、合成樹脂材料等の非導電性材料で形成された連結筒部材110に挿し込まれて、かかる連結筒部材110によって相互に連結された状態で、収容空所76内に配されている。
また、一方の支持軸90aに接続されたリード線96aは、タッチセンサ30に接続されているセンサ側伝送路112を構成するリード線に接続されており、他方の支持軸90bに接続されたリード線96bは、発射制御回路38に接続されている回路側伝送路114を構成するリード線に接続されている。これにより、一方の固定側接続端子100aがタッチセンサ30に接続されており、他方の固定側接続端子が100bが発射制御回路38に接続されている。
このような構造とされた固定側コネクタ64は、中枠14における前枠22との重ね合わせ面に開口成形された凹所116に収容位置せしめられた状態で、中枠14に設けられている。特に本実施形態では、固定側コネクタ64は、中枠14において前枠22の回動中心軸とは反対側に位置せしめられる縦桟部分に設けられている。
なお、固定側コネクタ64の中枠14への固定は、例えば、固定側コネクタ64を中枠14に対して接着剤で固定する方法等が、採用可能である。また、固定側コネクタ64に対して、中枠14への固定片を別途設けておき、かかる固定片によって中枠14に固定するようにしても良い。更にまた、固定側コネクタ64を中枠14へ固定する際には、凹所116において固定側コネクタ64の本体部分70が重ね合わせられる部分に貫通形成された挿通孔118a,118bにリード線96a,96bを入れることにより、リード線96a,96bを中枠14内に配設することが有利に実現される。
そこにおいて、本実施形態では、上述の如く固定側コネクタ64が中枠14に設けられた状態で、固定側コネクタ64の本体部分70に形成された嵌合凹溝72の溝幅方向が中枠14の幅方向と略一致せしめられている。
また、本実施形態では、上述の如く、固定側コネクタ64が凹所116に収容位置せしめられた状態で、固定側コネクタ64は、中枠14における前枠22との重ね合わせ面から突出しないようにされている。
更にまた、本実施形態では、センサ側伝送路112と回路側伝送路114は、それぞれ、中枠14内に配されている。そこにおいて、本実施形態では、センサ側伝送路112は、操作ハンドル16内から中枠14内に延び出すように配されており、回路側伝送路114は、中枠14内から発射制御回路38のほうへ延び出すように配されている。
一方、可動側コネクタ66は、合成樹脂材等の絶縁材料によって形成されており、図8乃至10にも示されているように、矩形ブロック形状を呈している。また、可動側コネクタ66には、固定側コネクタ64の本体部分70に形成された嵌合凹溝72の底面78と重ね合わせられる面において、可動側コネクタ66が固定側コネクタ64の本体部分70に形成された嵌合凹溝72に嵌め入れられて可動側コネクタ66が嵌合凹溝72の底面78に重ね合わせられた状態で端子用開口穴82a、82bに対応する位置に挿入穴120a,120bが形成されている。更にまた、挿入穴120a,120bの上底面には、それぞれ、第二接続端子としての可動側接続端子122a,122bが埋め込まれている。また、これら可動側接続端子122a,122bは、可動側コネクタ66に埋め込まれたリード線で構成された中継用伝送路124によって接続されている。
なお、このような構造とされた可動側コネクタ66は、成形キャビティ内の所定の位置に中継用伝送路124を構成するリード線と可動側接続端子122a,122bを配置した状態で、成形キャビティ内に形成材料を充填すること等によって製造することができる。
このような構造とされた可動側コネクタ66は、前枠22における中枠14との重ね合わせ面において中枠14に設けられた固定側コネクタ64に対応する位置に開口形成された凹所126に対して、挿入穴120a,120bが形成されたほうとは反対側の端部が収容位置せしめられた状態で、前枠22に設けられている。即ち、可動側コネクタ66は、前枠22の回動中心軸が位置するほうとは反対側の縦桟部分において、前枠22の裏面(中枠14との重ね合わせ面)から突出する状態で、前枠22に設けられているのである。そこにおいて、上述の如く可動側コネクタ66が前枠22に設けられた状態で、可動側コネクタ66の幅方向と前枠22の幅方向が略一致している。なお、可動側コネクタ66の前枠22への固定方法としては、例えば、前枠22に対して接着する方法や、前枠22にネジ止めする方法等が、採用可能である。
上述の如き構造とされたパチンコ機10においては、前枠22が閉じられる際に、可動側コネクタ66が固定側コネクタ64の嵌合凹溝72に入り込むことになる。そして、図11に示されているように、可動側コネクタ66の突出端面(挿込方向の先端面)が押込ピン102a,102bに接触する。この状態から可動側コネクタ66が更に挿し込まれると、押込ピン102a,102bがコイルスプリング104a,104bの付勢力に抗して収容空所76内へ押し込まれる。そうすると、押込ピン102a,102bを押し込む力が伝達板84a,84bの長手方向他端部分に伝達されて、伝達板84a,84bが支持軸90a,90b回りに揺動せしめられることとなる。その結果、図12に示されているように、伝達板84a,84bの長手方向一端部分に配された固定側接続端子100a,100bが嵌合凹溝72内に突出してきて、挿入穴120a,120bの上底面に設けられた可動側接続端子122a,122bと接触することになる。特に本実施形態では、可動側コネクタ66の挿込側先端面が固定側コネクタ64の嵌合凹溝72の底面78に当接するまで押込ピン102a,102bが押し込まれた状態で、固定側接続端子100a,100bと可動側接続端子122a,122bが接触するようになっている。これにより、センサ側伝送路112と中継用伝送路124と回路側伝送路114が電気的に接続されることとなる。その結果、タッチセンサ30からの検出信号が、センサ側伝送路112と中継用伝送路124と回路側伝送路114によって構成された検出信号伝送路62を通じて、発射制御回路38に入力されることとなる。
そして、タッチセンサ30からの検出信号が発射制御回路38に入力されると、処理部44から出力部46に向けて発射信号が出力されて、かかる発射信号が出力部46に入力される。これにより、出力部46は、ボリュームスイッチ36からの回動量信号に対応した回転速度で発射杆56を駆動するための電流を発射ソレノイド48に流す。その結果、発射杆56が駆動変位せしめられる。
一方、前枠22が開けられている場合には、可動側コネクタ66の挿込側先端面が固定側コネクタ64の嵌合凹溝72の底面78に当接していないことから、可動側接続端子122a,122bと固定側接続端子100a,100bが接触していない状態となる。これにより、検出信号伝送路62が、センサ側伝送路112と中継用伝送路124と回路側伝送路114とに分割されて、遮断された状態となる。その結果、タッチセンサ30からの検出信号が検出信号伝送路62を通じて発射制御回路38に入力されないようになる。
そして、タッチセンサ30からの検出信号が発射制御回路38に入力されなくなると、処理部44において発射信号が生成されなくなる。これにより、ボリュームスイッチ36から入力される回動量信号に対応した回転速度で発射杆56を駆動変位せしめるための電流が発射ソレノイド48に流れなくなる。その結果、発射杆56が巻ばねの付勢力によって初期位置に戻る。
特に本実施形態では、可動側コネクタ66が固定側コネクタ64の嵌合凹溝72の底面78から少しでも離隔せしめられると、押込ピン102a,102bがコイルスプリング104a,104bの付勢力によって可動側コネクタ66の変位に追従するようにして底面78から突出する一方、コイルスプリング104a,104bの付勢力によって伝達板84a,84bが逆方向に揺動することにより、固定側接続端子100a,100bが引っ込んで、可動側接続端子122a,122bと固定側接続端子100a,100bが非接触状態となるから、上述の如き検出信号伝送路62の遮断状態を速やかに実現することが可能となる。
なお、上述の説明から明らかなように、本実施形態では、可動側コネクタ66そのものによって押圧部が構成されている。また、本実施形態では、コイルスプリング104a,104bと伝達板84a,84bを含んで連動機構が構成されている。
従って、上述の如き構造とされたパチンコ機においては、枠鍵28によって中枠14に固定された前枠22と中枠14の対向面間に形成された隙間にマイナスドライバ等を挿し込んでかかる隙間を無理矢理広げようとすると、遊技球の発射が出来ないようになることから、枠鍵28によって中枠14に固定された前枠22と中枠14の対向面間に形成された隙間にマイナスドライバ等を挿し込んでかかる隙間を無理矢理広げようとする不正行為を有利に防止することが可能となる。
続いて、本発明の第二の実施形態について、説明する。なお、以下の説明において、第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省略する。
本実施形態のパチンコ機は、第一の実施形態のパチンコ機(10)に比して、固定側コネクタ128の構造が異なっている。具体的には、本実施形態の固定側コネクタ128は、図13乃至図15に示されているように、固定側接続端子100a,100bが付勢手段としての板ばね130a,130bに取り付けられている。この板ばね130a,130bは、それぞれ、ばね鋼等で形成されており、全体として長手平板形状を呈している。特に本実施形態では、各板ばね130a,130bは、長手方向中央部分が厚さ方向一方の側へ凸となるように厚さ方向で円弧状に湾曲せしめられている。また、板ばね130a,130bの長手方向一端には、板ばね130a,130bの幅方向に延びる挿通孔132a,132bが形成されている。なお、本実施形態では、固定側接続端子100a,100bと板ばね130a,130bが、何れも、導電性材料で形成されている。
上述の如く固定側接続端子100a,100bを備えた板ばね130a,130bは、それぞれ、長手方向一端に形成された挿通孔132a,132bに対して、収容空所76の側壁に突設された支持軸90a,90bが挿通された状態で,収容空所76内に配されている。そこにおいて、支持軸90a,90bは、それぞれ、鉄や銅等の導電性材料によって形成されており、収容空所76の側壁に形成された支持孔94a,94bに軸方向端部が挿入されて、接着等によって固定されている。
また、上述の如く板ばね130a,130bが支持軸90a,90bに組み付けられた状態で、板ばね130a,130bの長手方向他端には、固定側接続端子100a,100bが載置されており、この状態で、固定側接続端子100a,100bは、端子用開口穴82a,82b内に位置せしめられている。特に本実施形態では、固定側接続端子100a,100bの軸方向一端面は、端子用開口穴82a,82b内に位置せしめられている。換言すれば、固定側接続端子100a,100bは、可動側コネクタ66との重ね合わせ面である嵌合凹溝72の底面78から突出していないのである。
また、本実施形態の固定側コネクタ64においては、ピン用開口穴80a,80bは、収容空所76の天井部分に開口しておらず、収容空所76の側壁部分に開口している。そして、本実施形態では、ピン用開口穴80a,80b内には、ピアノ線で形成されてピン用開口穴80a,80bの形状に対応して円弧状に湾曲せしめられた連結ワイヤ136a,136bが配されている。かかる連結ワイヤ136a,136bには、それぞれ、その延出方向の一端において、押込ピン102a,102bが接着等されて一体的に設けられている一方、その延出方向の他端において、合成樹脂材料等の非導電性材料で形成されて段付円柱形状を呈する当接片138a,138bが接着等されて一体的に設けられている。
そして、上述の如く押込ピン102a,102bと当接片138a,138bが一体的に設けられた連結ワイヤ136a,136bは、当接片138a,138bが板ばね130a,130bの長手方向中間部分、即ち、凸となる部分の頂に当接した状態で、ピン用開口穴80a,80b内に収容配置されており、この状態で、押込ピン102a,102bは、嵌合凹溝72の底面78から突出している。そこにおいて、本実施形態では、当接片138a,138bの大径部分の外径寸法は、ピン用開口穴80a,80bにおける収容空所76側の内径寸法よりも大きくされている。これにより、当接片138a,138bの大径部分がピン用開口穴80a,80bの収容空所76側の開口端面に引っ掛かって、連結ワイヤ136a,136bのピン用開口穴80a,80bからの抜出しを防止できるようになっている。
なお、上述の如き構造とされた固定側コネクタ128は、本体部分70を第一及び第二の本体構成部材140,142によって構成し、第一の本体構成部材140と第二の本体構成部材142を接着や溶着,係止,ネジ止等で固定する際に、板ばね130a,130bと、押込ピン102a,130bと当接片138a,138bが一体的に設けられた連結ワイヤ136a,136bとを組み付けることによって、製造することが出来る。なお、二つの支持軸90a,90bは、合成樹脂材料等の非導電性材料で形成された連結筒部材144に挿し込まれて、かかる連結筒部材144によって相互に連結された状態で、収容空所76内に配されている。
そして、上述の如き構造とされた固定側コネクタ128の嵌合凹溝72に可動側コネクタ66が入り込むと、図16に示されているように、可動側コネクタ66の突出端面(差込方向の先端面)が押込ピン102a,102bに接触する。この状態から可動側コネクタ66が更に挿し込まれると、押込ピン102a,102bに対して連結ワイヤ136a,136bを介して接続された当接片138a,138bが板ばね130a,130bの付勢力に抗して板ばね130a,130bを押す。これにより、押込ピン102a,102bが板ばね130a,130bの付勢力に抗して収容空所76内へ押し込まれてくる。また、当接片138a,138bで押された板ばね130a,130bが延びることにより、図17に示されているように、板ばね130a,130bの長手方向一端部分に設けられた固定側接続端子100a,100bが嵌合凹溝72内に突出してきて、可動側コネクタ66の挿入穴120内に入り込むことにより、可動側接続端子122a,122bと接触することになる。特に本実施形態では、可動側コネクタ66の挿込側先端面が固定側コネクタ128の嵌合凹溝72の底面78に当接するまで押込ピン102a,102bが押し込まれた状態で、固定側接続端子100a,100bと可動側接続端子122a,122bが接触するようになっている。
一方、可動側コネクタ66が固定側コネクタ128の嵌合凹溝72の底面78から少しでも離隔せしめられると、可動側コネクタ66による押込ピン102a,102bの押込変位量が小さくなり、それに伴って、当接片138a,138bが板ばね130a,130bを押し込む量も小さくなる。これにより、固定側接続端子100a,100bの突出量も小さくなって、固定側接続端子100a,100bが可動側接続端子122a,122bから積極的に離隔変位せしめられる。その結果、可動側接続端子122a,122bと固定側接続端子100a,100bの非接触状態が速やかに実現される。
従って、本実施形態のパチンコ機においても、第一の実施形態と同様な効果を得ることが出来る。
なお、上述の説明から明らかなように、本実施形態では、板ばね130a,130bと連結ワイヤ136a,136bを含んで連動機構が構成されている。
以上、本発明の幾つかの実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記第一及び第二の実施形態において、図18に示すような構造の固定側コネクタ146を採用することも出来る。かかる固定側コネクタ146は、銅等の導電性材料で形成されて、作動部材と第一接続端子が一体形成された構造の端子部材148が、作動部材を収容する開口穴と第一接続端子を収容する開口穴が相互に連通された構造の収容穴150内に収容配置された構造とされている。
また、端子部材148には、適当な係止片152が設けられている。そして、端子部材148に設けられた係止片152が収容穴150の内周面に開口形成された位置決め穴154に収容されたコイルスプリング104の軸方向一端に当接せしめられている。これにより、端子部材148の延出方向一端が収容穴150の一方の開口から外部に突出している一方、端子部材148の延出方向他端が収容穴150の他方の開口から外部に突出していない状態で、端子部材148が収容穴150内に配されることとなる。また、端子部材148の延出方向一端が押し込まれた際に、端子部材148に設けられた係止片152がコイルスプリング104を押し込んで圧縮することになるから、端子部材148の延出方向一端に押込力が作用しなくなった際に、コイルスプリング104の付勢力によって、端子部材148が初期位置に戻るようになる。
更にまた、導電性の板部材156を、端子部材148と接触する状態で、収容穴150内に配設しておけば、板部材156にリード線96を接続することにより、端子部材148とリード線96の間での通電が実現されることとなる。
なお、理解を容易にするために、図18においては、前記第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位に対して、前記第一の実施形態と同一の符号を付してある。
また、前記第一及び第二の実施形態において、コイルスプリング104a,104bを介して、リード線96a,96bを接続するようにしても良い。更に、前記第一及び第二の実施形態において、固定側接続端子100a,100bに、端子用開口穴82a,82bからの抜出しを防止するためのストッパ片を設けるようにしても良い。更にまた、前記第一の実施形態において、可動側接続端子122a,122bに対して、ピン用開口穴80a,80bからの抜出しを防止するストッパ片を設けるようにしても良い。また、挿通孔86を伝達板84の長手方向の中心よりも押込ピン102が配される側に形成するようにしても良い。これにより、可動側コネクタ66が固定側コネクタ64に脱着される際の固定側接続端子100の変位量を押込ピン102の変位量よりも大きくすることが可能となる。その結果、可動側コネクタ66が固定側コネクタ64から離れた際に、可動側コネクタ66が固定側コネクタ64から離隔する距離よりも、固定側接続端子100が可動側接続端子122から離隔する距離のほうが大きくなり、固定側接続端子100と可動側接続端子122の非通電状態を一層速やかに実現することが可能となる。
さらに、前記第一及び第二の実施形態では、遊技球の発射が出来なくすることにより、前枠22と中枠14の対向面間に形成された隙間を無理矢理広げようとしていることを検出できるようになっていたが、例えば、前枠22に設けられたLEDを消灯させることによって、不正行為を検出して報知するようにしても良い。
更にまた、本発明は、遊技機の作動全体を制御する主制御基板が収容された主制御基板ケースや賞媒体の払出を制御する払出制御基板が収容された払出制御基板ケースを無理矢理取り外そうとする不正行為の検出や、中枠を無理矢理開放しようとする不正行為の検出等に適用することも可能である。
また、前記第一及び第二の実施形態では、第一コネクタとしての固定側コネクタ64,128と第二コネクタとしての可動側コネクタ66を不正行為の検出に用いる場合について例示したが、例えば、第一コネクタと第二コネクタを前枠22に配設されたLED等への給電や制御信号の伝送等に用いることも可能である。そこで、第一コネクタと第二コネクタを給電や制御信号の伝送等に用いる場合の具体例を、本発明の第三の実施形態として、以下に説明する。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省略することにする。
第一コネクタとしての固定側コネクタ158は、図19乃至22に示されているように、伝達板84において、第一接続端子としての固定側接続端子160が複数突設されている。特に本実施形態では、伝達板84は、合成樹脂材料等の非導電性材料で形成されている。そして、図示はしていないが、本実施形態では、各固定側接続端子160ごとにリード線が接続されている。また、伝達板84において、支持軸90を挟んで固定側接続端子160とは反対側に位置する部分には、作用部材としての押込片164が載置されている。
一方、第二コネクタとしての可動側コネクタ166は、図23に示されているように、挿入穴120の上底面に突設された第二接続端子としての可動側接続端子168を備えている。なお、図示はしていないが、本実施形態では、各可動側接続端子168ごとにリード線が接続されている。
そこにおいて、本実施形態では、固定側接続端子160と可動側接続端子168は、固定側コネクタ158の本体部分70に形成された嵌合凹溝72の底面78に可動側コネクタ166が対向位置せしめられた状態で、嵌合凹溝72の溝幅方向(固定側コネクタ158や可動側コネクタ166の幅方向)で互いに反対方向に向かって緩やかに弧を描くように延び出している。
上述の如き構造とされた固定側コネクタ158と可動側コネクタ166は、固定側コネクタ158の本体部分70に形成された嵌合凹溝72に対して、図24に示されているように、可動側コネクタ166が嵌め入れられるようになっている。そして、嵌合凹溝72に可動側コネクタ166を嵌め入れると、図25に示されているように、可動側コネクタ166が押込片164を押すことに起因して突出する固定側接続端子160が可動側接続端子168と接触する。その際、固定側接続端子160と可動側接続端子168は、それぞれ、湾曲部分において接触した状態で弾性変形せしめられるようになっている。
すなわち、本実施形態では、可動側コネクタ166が嵌合凹溝72の底面78に接触するまでの段階で、固定側接続端子160と可動側接続端子168が接触するようになっており、このように固定側接続端子160と可動側接続端子168が接触してから可動側コネクタ166が更に押し込まれる段階で、固定側接続端子160と可動側接続端子168が、それぞれ、弾性変形せしめられるようになっているのである。
従って、本実施形態では、可動側コネクタ166が固定側コネクタ158から僅かに離隔変位した状態であっても、可動側接続端子168と固定側接続端子160の接触状態を維持して、可動側接続端子168と固定側接続端子160の間での通電状態を維持することが可能となる。
すなわち、本実施形態では、固定側コネクタ158が設けられた第一の構成部材や可動側コネクタ166が設けられた第二の構成部材が製造時の寸法誤差等により、第一の構成部材と第二の構成部材を組み付けて固定した場合に、可動側コネクタ166が固定側コネクタ158の本体部分70に形成された嵌合凹溝72の底面78に接触していない状態でも、可動側接続端子168と固定側接続端子160の間での通電を有利に実現することが可能となる。これにより、例えば、前枠22に設けられたLEDやスピーカ等への給電等を有利に実現することが可能となる。その結果、遊技機の設計自由度を向上させることが可能となる。
また、前記第三の実施形態において、可動側接続端子168や固定側接続端子160は、弾性変形可能な形状であれば良く、例えば、全体としてS字形状を呈するもの等、各種の形状が採用可能である。
更にまた、前記第一の実施形態や第二の実施形態の可動側コネクタ66において、図26に示されているように、可動側接続端子122a,122bの固定側接続端子100a,100bへの接触面を可動側コネクタ66の先端面と同じ位置にすれば、前記第三の実施形態と同様な効果を得ることが出来る。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
10:パチンコ機,14:中枠,22:前枠,64:固定側コネクタ,66:可動側コネクタ,100:固定側接続端子,102:押込ピン,122:可動側接続端子
Claims (1)
- 互いに組み合わされて固定される第一の構成部材と第二の構成部材における各対応位置に第一コネクタと第二コネクタが配設されて、該第一の構成部材と該第二の構成部材が互いに組み合わされた状態で該第一コネクタに設けた第一接続端子と該第二コネクタに設けた第二接続端子が接触するようになっており、それら第一接続端子と第二接続端子の間での通電状態に基づいて該第一の構成部材と該第二の構成部材の組み合わせ状態を検出可能とされた遊技機において、
前記第一コネクタの前記第一接続端子を前記第二コネクタの前記第二接続端子に対して接近する突出方向及び離隔する引込方向に変位可能とする一方、該第一コネクタから該第二コネクタに向かって付勢されて突出せしめられた作用部材を設けると共に、該第一の構成部材と該第二の構成部材の組み合わせ状態で該作用部材に押し付けられて該作用部材を付勢力に抗して押し込む押圧部を該第二コネクタに設け、更に、該作用部材と該第一接続端子を連動せしめて該押圧部による該作用部材の押込方向への変位により該第一接続端子を突出変位させて該第二接続端子と接触させると共に該押圧部による押込解除方向への変位により該第一接続端子を引込変位させて該第二接続端子との接触を解除させる連動機構を設けたことを特徴とする遊技機。
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