JP2009219436A - 移植機 - Google Patents
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Abstract
【課題】走行機体側から植付作業機側に動力を伝動する作業機伝動ケースを備え移植機において、作業機伝動ケースのメンテナス性を向上させるとともに、作業機伝動ケースの植付作業機側への組付け時、走行機体側からの動力入力用の入力軸の軸ずれを作業機伝動ケース自体で所定量許容する移植機を提供する。
【解決手段】作業機伝動ケース19を横フレームの上方から後方に亘る範囲に形成することにより走行機体側の動力を横フレーム上方から伝動軸21に伝動する移植機において、作業機伝動ケース19が、横フレーム上方で前後方向の形成される上流側伝動ケース34と、横フレーム後方に位置するように前記上流側伝動ケース34後部から下方に延設される下流側伝動ケース36とに分割形成される。
【選択図】図4
【解決手段】作業機伝動ケース19を横フレームの上方から後方に亘る範囲に形成することにより走行機体側の動力を横フレーム上方から伝動軸21に伝動する移植機において、作業機伝動ケース19が、横フレーム上方で前後方向の形成される上流側伝動ケース34と、横フレーム後方に位置するように前記上流側伝動ケース34後部から下方に延設される下流側伝動ケース36とに分割形成される。
【選択図】図4
Description
この発明は、走行機体側から植付作業機側に動力を伝動する作業機伝動ケースを備えた移植機に関する。
昇降リンク機構を介して走行機体の後部に昇降可能に連結された植付作業機が、左右方向の横フレームと、横送り機構を介して横フレームに左右往復駆動可能に支持された苗載せ台と、苗載せ台下方に配置された植付部とを備え、苗載せ台を移動駆動させることにより左右方向に移動していく苗載せ台上の苗を、植付部により順次掻き取って圃場に植付けていく移植機が従来公知である。
このような移植機では、走行機体側の動力をどうようにして横送り機構や植付部に伝動するかが問題になるが、この問題に対して、走行機体側からの動力が入力される作業機伝動ケースと、横フレーム後方且つ横フレーム上面よりも下方位置に配置された伝動軸とを備え、作業機伝動ケースからの動力が伝動軸及び横送り機構に伝動される特許文献1,2に示す移植機が公知になっている。なお、特許文献1の移植機は、作業機伝動ケースと別体で形成され作業機伝動ケースの動力を横送り機構側に伝動する横送り伝動ケースが設けられ、作業機伝動ケースを横フレームの下方から後方に亘る範囲に形成することにより走行機体側の動力を横フレーム下方から伝動軸に伝動するように構成されている。一方、特許文献2の移植機は、作業機伝動ケースを横フレームの上方から後方に亘る範囲に形成することにより走行機体側の動力を横フレーム上方から伝動軸に伝動するように構成されている。
特開2003−169516号公報
特開2000−270623号公報
しかし、上記文献の移植機は、作業機伝動ケースが一体的に成形されているため、作業機伝動ケース内のメンテナスをする場合には、作業機伝動ケース全体を分解する必要があり、メンテナンス作業を効率的に行うという観点から課題がある。くわえて、入力軸により走行機体側の動力を作業機伝動ケースに入力する場合、作業機伝動ケースの横フレーム等への組付け時に発生する軸ずれを許容するための機構を設ける必要があり、この点からも課題が残る。
本発明は、上記課題を解決し、走行機体側から植付作業機側に動力を伝動する作業機伝動ケースを備え移植機において、作業機伝動ケースのメンテナス性を向上させるとともに、作業機伝動ケースの植付作業機側への組付け時、走行機体側からの動力入力用の入力軸の軸ずれを作業機伝動ケース自体で所定量許容する移植機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決し、走行機体側から植付作業機側に動力を伝動する作業機伝動ケースを備え移植機において、作業機伝動ケースのメンテナス性を向上させるとともに、作業機伝動ケースの植付作業機側への組付け時、走行機体側からの動力入力用の入力軸の軸ずれを作業機伝動ケース自体で所定量許容する移植機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の移植機は、第1に、昇降リンク機構4を介して走行機体3の後部に昇降可能に連結された植付作業機6が、左右方向の横フレーム9と、横送り機構を介して横フレーム9に左右往復駆動可能に支持された苗載せ台12と、苗載せ台12下方に配置され苗載せ台12上の苗を掻き取って圃場に植付ける植付部13と、走行機体3側からの動力が入力される作業機伝動ケース19と、作業機伝動ケース19と別体で形成され作業機伝動ケース19の動力を横送り機構側に伝動する横送り伝動ケース24と、横フレーム9後方且つ横フレーム9上面よりも下方位置に配置され作業機伝動ケース19の動力を植付部13側に伝動する伝動軸21とを備え、作業機伝動ケース19を横フレーム9の上方から後方に亘る範囲に形成することにより走行機体3側の動力を横フレーム9上方から伝動軸21に伝動する移植機において、作業機伝動ケース19が、横フレーム9上方で前後方向の形成される上流側伝動ケース34と、横フレーム9後方に位置するように前記上流側伝動ケース34後部から下方に延設される下流側伝動ケース36とに分割形成されたことを特徴としている。
第2に、上流側伝動ケース34及び下流側伝動ケース36を、それぞれ2つの半割りケース38,39,48,49を連結することにより構成したことを特徴としている。
以上のように構成される本発明の移植機によれば、作業機伝動ケースが上流側伝動ケースと下流側伝動ケースとに分割形成されるため、作業機伝動ケースが一体ものであるものと比較して、メンテナス性が向上するという効果がある。くわえて、入力軸により走行機体側の動力を作業機伝動ケースに入力する場合、作業機伝動ケースの横フレーム等への組付け時に軸ずれが発生することがあるが、作業機伝動ケースが上流側伝動ケースと下流側伝動ケースとに分割形成されているため、この軸ずれを作業機伝動ケース自体である程度許容することが可能になるという効果がある。
また、上流側伝動ケース及び下流側伝動ケースを、それぞれ2つの半割りケースを連結することにより構成すれば、上流側伝動ケース及び下流側伝動ケースそれぞれのメンテナンス性も向上するという効果がある。
以下、図示する例に基づき、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の移植機を適用した乗用田植機の全体側面図である。本乗用田植機は、左右一対の前輪1,1及び後輪2,2によって支持される走行機体3と、走行機体3の後部に昇降リンク4(昇降リンク機構,リンク機構)を介して昇降駆動可能に連結された植付作業機6と、走行機体3の側方に配置されて予備苗7を機体前方から植付作業機6側に搬送供給する前後方向の予備苗載せ台8とを備えている。
図1は、本発明の移植機を適用した乗用田植機の全体側面図である。本乗用田植機は、左右一対の前輪1,1及び後輪2,2によって支持される走行機体3と、走行機体3の後部に昇降リンク4(昇降リンク機構,リンク機構)を介して昇降駆動可能に連結された植付作業機6と、走行機体3の側方に配置されて予備苗7を機体前方から植付作業機6側に搬送供給する前後方向の予備苗載せ台8とを備えている。
上記植付作業機6は昇降リンク4にローリング自在に支持された左右方向の横フレーム9(角パイプ)や上下方向の左右一対の縦フレーム11等によりフレーム部を構成しており、このフレーム部側に左右スライド移動自在に苗載せ台12を支持し、この苗載せ台12の下方に複数(図示する例では6つ)の植付部13を左右並列配置している。なお、上記苗載せ台12には後述する横送り機構及び縦送り機構が設けられており、横送り機構が苗載せ台12を横フレーム9に対して左右スライド駆動するとともに、縦送り機構が苗載せ台12上の苗を下端部(植付部13側)に向かって下方搬送する。
そして、機体の走行駆動時、植付部13が圃場面に近接又は接地する位置まで植付作業機6を下降駆動させ、縦送り機構によって植付部13側に搬送されるとともに横送り機構によって左右移動する苗載せ台12上の苗を、植付部13により順次掻き取って圃場に植付けることにより、圃場への植付作業を行う。この際、苗の植付け深さは、苗載せ台12下方に左右並列配置された複数のフロート14を圃場に接地させること等により設定される。
次に、図1乃至2に基づき、植付作業機の動力伝動機構について説明する。
図2は、植付作業機の要部を示す平面図である。走行機体3側から植付作業機6側への動力伝動は、走行機体3の底面後部側に設けられた前後方向のPTO軸(図示しない)の回転動力を、後方に向かって斜め下方を向いた作業機伝動軸16、2つのユニバーサルジョイント17及び入力軸18を介して、作業機伝動ケース19に伝動することにより行う。
図2は、植付作業機の要部を示す平面図である。走行機体3側から植付作業機6側への動力伝動は、走行機体3の底面後部側に設けられた前後方向のPTO軸(図示しない)の回転動力を、後方に向かって斜め下方を向いた作業機伝動軸16、2つのユニバーサルジョイント17及び入力軸18を介して、作業機伝動ケース19に伝動することにより行う。
上記作業機伝動ケース19は横フレーム9上面における左右方向中央箇所に支持され、横フレーム9の前方斜め上方から横フレーム9の上方を通過して横フレーム9の後方斜め下方に延びる側面視略への字の形状に成形されている。
この作業機伝動ケース19の前端部には前後方向の上記入力軸18が前方突出状態で回転自在に支持される一方で、下端部には左右方向の伝動軸21が前後回転自在に支持されており、この伝動軸21に作業機伝動ケース19内の動力が伝動される。すなわち、走行機体3側の動力は、横フレーム9の上方を通過して、上記伝動軸21に伝動される。
上記伝動軸21は、横フレーム9の上面高さよりも低い位置に配置されており、横フレーム9の後方且つ苗載せ台12の下方に左右並列配置された複数(図示する例では3つ)の前後方向のプランターケース22(植付伝動ケース)に、動力を伝動するように構成されている。具体的には、横フレーム9に植付ブラケット23を介して固定設置された各プラタンーケース22の前部に上記伝動軸21が挿通支持されることにより、伝動軸21の回転動力がプランターケース22内に伝動される。このプランターケース22の左右の各側部には前述の植付部13が設置され、伝動軸21の動力がプランターケース22を介して植付部13に伝動されて植付部13を駆動させる。
次に、図1乃至2に基づき、横送り機構及び縦送り機構について説明する。
上記横送り機構は、上記伝動軸21の端部(図示する例では、左端部)に配置された上下方向の横送り伝動ケース24と、上記伝動軸21の上方位置に回転自在に支持された左右方向の横送り軸26と、横送り軸26の外周に外装された複数の左右方向の筒状部材27と、各筒状部材27と苗載せ台12下端部とを連接する一又は複数の連結部材(図示しない)とを備えている。
上記横送り機構は、上記伝動軸21の端部(図示する例では、左端部)に配置された上下方向の横送り伝動ケース24と、上記伝動軸21の上方位置に回転自在に支持された左右方向の横送り軸26と、横送り軸26の外周に外装された複数の左右方向の筒状部材27と、各筒状部材27と苗載せ台12下端部とを連接する一又は複数の連結部材(図示しない)とを備えている。
横送り伝動ケース24は、伝動軸21の回転動力を横送り軸26に変速伝動する。この横送り軸26の外周面にはガイド溝26aが複数形成されており、この各ガイド溝26aに上記筒状部材27が設置されている。そして、横送り軸26を一方に回転駆動することにより、筒状部材27がガイド溝26aに沿ってガイドされて横送り軸26を軸方向に(左右方向に)往復作動し、これに伴って苗載せ台12が左右往復移動駆動される。すなわち、苗載せ台12は、横送り機構を介してフレーム部に(横フレーム9に)左右往復駆動可能に支持されている。
上記縦送り機構は、横送り軸26に取付固定されて横送り軸26と一体で回転する当接体28と、苗載せ台12の下端部に前後回動可能に支持された左右方向の縦送り軸29と、縦送りクラッチ31を介して縦送り軸29に上下回動可能に支持された左右一対の縦送りアーム32と、縦送り軸29の正転方向の回動動力により苗載せ台12上の苗を下方搬送する縦送りベルト33とを備えている。
左右の縦送りアーム32,32は、苗載せ台12の左右のストロークエンドにおいて、当接体28と当接して当接体28により正転方向に回動される。縦送りアーム32,32の正転方向の回動動力は縦送りクラッチ31を介して縦送り軸29に伝えられて縦送り軸29を正転方向の回動駆動させるため、縦送りベルト33により苗載せ台12上の苗が下方搬送される。
一方、苗載せ台12がストロークエンド以外の場所に位置している際には、当接体28と縦送りアーム32との当接が解除される。なお、各縦送りアーム32は弾性部材(図示しない)により逆転回動方向に付勢されているため、当接アーム28との当接が解除されると縦送りアーム32が逆転方向に回動する。この際、上記縦送りクラッチ31が正転方向の回動動力のみを縦送り軸29に伝えるワンウェイクラッチであるため、縦送り軸29は作動しない。
次に、図3乃至4に基づき、作業機伝動ケースについて詳述する。
図3,4は、作業機伝動ケースの構成を示す側面図及び平断面図である。上記作業機伝動ケース19は、横フレーム9上方に位置する前後方向の上流側ケース34(上流側伝動ケース)と、上流側ケース34の後端部から後方斜め下方に延設されて横フレーム9の後方に位置する下流側ケース36(下流側伝動ケース)とに分割形成されており、上流側ケース34の左右両側部にそれぞれ形成された各取付座35をボルト37によって横フレーム9上面に固定することにより作業機伝動ケース19が横フレーム9に取付支持される。
図3,4は、作業機伝動ケースの構成を示す側面図及び平断面図である。上記作業機伝動ケース19は、横フレーム9上方に位置する前後方向の上流側ケース34(上流側伝動ケース)と、上流側ケース34の後端部から後方斜め下方に延設されて横フレーム9の後方に位置する下流側ケース36(下流側伝動ケース)とに分割形成されており、上流側ケース34の左右両側部にそれぞれ形成された各取付座35をボルト37によって横フレーム9上面に固定することにより作業機伝動ケース19が横フレーム9に取付支持される。
上流側ケース34は、同一の金型等で一体成形された上下一対の半割りケース38,39(上ケース38,下ケース39)からなり、この上ケース38と下ケース39とをボルト連結して接合することにより、平面視略逆T字形のボックス状に成形される。そして、左右方向の延びる上流側ケース34後半部における左右両端部は開放されており、一方側(図示する例では左側)の端部がキャップ41によって閉塞され、他方側の端部が連結口34aを形成している。
上流側ケース34内の前半部分には、前述した前後方向の入力軸18が、前後一対の軸受42,43によって、回転自在に収容支持される。上流側ケース34内の後半部分には、左右方向の中間軸44の一方側部分が上記連結口34aから上流側ケース34外に突出した状態で、中間軸44が前後回転自在に配置されている。
入力軸18の回転動力は、入力軸18の後端部に取付固定されたベベルギヤ46と、中間軸44の上流側ケース34内側端部(図示する例では左端部)に取付固定されたベベルギヤ47とを噛合せることにより、中間軸44に伝動される。
下流側ケース36は、同一の金型等で一体成形された左右一対の半割りケース48,49(左ケース48,右ケース49)からなり、この左ケース48と右ケース49とをボルト連結して接合することにより前後斜め方向に長いボックス状に成形されており、下流側ケース36上端部の両側部からは、先端が開放された左右方向の筒状部36a,36bが突出形成されている。
下流側ケース36上端部における上流側ケース34と対向する側(図示する例では右側)の筒状部36a(連結筒状部)を、上流側ケース34の上記連結口34aに挿入支持することにより、上記中間軸44における上流側ケース34から突出した側の部分が下流側ケース36内に挿入され、上流側ケース34と下流側ケース36が互いに上下回動方向に微動調節可能な状態で、上流側ケース34と下流側ケース36が連結されて単一の作業機伝動ケース19を形成している。
なお、中間軸44は上流側ケース34の後半部に設けられた軸受51と連結筒状部36a内に設けられた軸受52とによって前後回転自在に支持されている他、下流側ケース36の連結筒状部36aと反対側の筒状部36b開放端がキャップ53によって閉塞されている。
この下流側ケース36の下端部には、左右一対の軸受54,56を介して、上記伝動軸21が回転自在に挿通支持されている。そして、中間軸44の下流側ケース36側の端部に取付固定されたスプロケット57と、伝動軸21における上記左右の軸受54,56間に固定設置されたスプロケット58と、この2つのスプロケット57,58間に巻き回されるチェーン59とによって、中間軸44の動力が伝動軸21に伝動される。なお、中間軸44から伝動軸21への動力伝動は、チェーン伝動に限定されず、ベルト伝動でもギヤ伝動でもよい。
以上のように構成される本乗用田植機によれば、上流側ケース34が同一型により一体成形される上下の半割りケース38,39により構成されるとともに下流側ケース36が同一型により一体成形される左右の半割りケース48,49により構成されるため、製造コストを低く抑えることが可能になる。くわえて、上流側ケース34と下流側ケース36が互いに微動調節可能であるため、作業機伝動ケース19組付け時の各種軸ずれも所定量許容される。
次に、図5に基づき、本発明の他の実施形態について、前述した実施形態と異なる構成を説明する。
同図には植付条数が5条の乗用田植機が示されており、左右並列配置された3つのプランターケース22,22,22の内、真ん中のプランターケース22が機体の左側に配置される。そして、左側のプランターケース22の左側部と、真ん中のプランターケース22の左右の各側部と、右側のプランターケース22の左右の各側部とに、それぞれ植付部13が設置され、計5つの植付部によって苗の植付作業を行う。くわえて、当接体28が、機体の左右方向中央付近に配置される。
同図には植付条数が5条の乗用田植機が示されており、左右並列配置された3つのプランターケース22,22,22の内、真ん中のプランターケース22が機体の左側に配置される。そして、左側のプランターケース22の左側部と、真ん中のプランターケース22の左右の各側部と、右側のプランターケース22の左右の各側部とに、それぞれ植付部13が設置され、計5つの植付部によって苗の植付作業を行う。くわえて、当接体28が、機体の左右方向中央付近に配置される。
ちなみに、前述した植付条数が6条の乗用田植機では、真ん中のプランターケース22が機体の左右方向中央位置付近に配置され、各プランターケース22における左右の各側部に植付部13が設置され、当接体28が機体の左側に位置しており、計6つの植付部13によって苗の植付作業を行う。
次に、図6に基づき、本発明の他の実施形態について、前述した実施形態と異なる構成を説明する。
本乗用田植機では、作業機伝動ケース19の左右の側部にそれぞれ設けられた各取付座35における上下の各端部に凸状円弧面が形成されている他、取付座35を上下貫通するボルト孔35aの径がボルト37の径に対して大きくなるように上記ボルト孔35aが形成されている。この取付座35が上下一対の挟持体61,61によって挟持される。この挟持体61には取付座35の上下端の円弧形状に対応した凹状円弧面が形成されている。
本乗用田植機では、作業機伝動ケース19の左右の側部にそれぞれ設けられた各取付座35における上下の各端部に凸状円弧面が形成されている他、取付座35を上下貫通するボルト孔35aの径がボルト37の径に対して大きくなるように上記ボルト孔35aが形成されている。この取付座35が上下一対の挟持体61,61によって挟持される。この挟持体61には取付座35の上下端の円弧形状に対応した凹状円弧面が形成されている。
そして、取付座35の上下の凸状円弧面が上下の挟持体61の凹状円弧面に当接するようにして、各取付座35を上下の挟持体61,61で挟み込み、上側の挟持体61、取付座35、下側の挟持体61の順にボルト37を挿通させた後、このボルト37の先端を横フレーム9に挿入してボルト締することにより、上下の挟持体61,61及び挟持体61,61間の取付座35が横フレーム9に締着固定され、作業機伝動ケース19が横フレーム9に取付支持される。
この際、上記構成によりボルト37とボルト孔35aの間に隙間が形成されるため、ボルト37を緩めることにより、取付座35の上下端部の各凸状円弧面を、上下の各挟持体61,61の凹状円弧面に沿って変位させることが可能になる。そして、このことにより、機体に対して(植付作業機6のフレーム部に対して)上流側ケース34の上下傾斜角(入力軸18の上下傾斜角)を変更することできる。
すなわち、左右の取付座35、各取付座35に穿設されるボルト孔35a及び各取付座35に設けられる上下の挟持体61,61等が融通機構62を構成し、この融通機構62によって作業機伝動ケース19組付け時の各種軸ずれが許容される。
3 走行機体
4 昇降リンク(昇降リンク機構,リンク機構)
6 植付作業機
9 横フレーム(角パイプ)
12 苗載せ台
13 植付部
19 作業機伝動ケース
21 伝動軸
24 横送り伝動ケース
34 上流側ケース(上流側伝動ケース)
36 下流側ケース(下流側伝動ケース)
38 上ケース(半割りケース)
39 下ケース(半割りケース)
48 左ケース(半割りケース)
49 右ケース(半割りケース)
4 昇降リンク(昇降リンク機構,リンク機構)
6 植付作業機
9 横フレーム(角パイプ)
12 苗載せ台
13 植付部
19 作業機伝動ケース
21 伝動軸
24 横送り伝動ケース
34 上流側ケース(上流側伝動ケース)
36 下流側ケース(下流側伝動ケース)
38 上ケース(半割りケース)
39 下ケース(半割りケース)
48 左ケース(半割りケース)
49 右ケース(半割りケース)
Claims (2)
- 昇降リンク機構(4)を介して走行機体(3)の後部に昇降可能に連結された植付作業機(6)が、左右方向の横フレーム(9)と、横送り機構を介して横フレーム(9)に左右往復駆動可能に支持された苗載せ台(12)と、苗載せ台(12)下方に配置され苗載せ台(12)上の苗を掻き取って圃場に植付ける植付部(13)と、走行機体(3)側からの動力が入力される作業機伝動ケース(19)と、作業機伝動ケース(19)と別体で形成され作業機伝動ケース(19)の動力を横送り機構側に伝動する横送り伝動ケース(24)と、横フレーム(9)後方且つ横フレーム(9)上面よりも下方位置に配置され作業機伝動ケース(19)の動力を植付部(13)側に伝動する伝動軸(21)とを備え、作業機伝動ケース(19)を横フレーム(9)の上方から後方に亘る範囲に形成することにより走行機体(3)側の動力を横フレーム(9)上方から伝動軸(21)に伝動する移植機において、作業機伝動ケース(19)が、横フレーム(9)上方で前後方向の形成される上流側伝動ケース(34)と、横フレーム(9)後方に位置するように前記上流側伝動ケース(34)後部から下方に延設される下流側伝動ケース(36)とに分割形成された移植機。
- 上流側伝動ケース(34)及び下流側伝動ケース(36)を、それぞれ2つの半割りケース(38),(39),(48),(49)を連結することにより構成した請求項1の移植機。
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