JP2009218680A - 駆動回路、駆動方法、固体撮像装置および電子機器 - Google Patents

駆動回路、駆動方法、固体撮像装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】電源電圧の低電圧側の電圧と高電圧側の電圧との間の中間電圧での駆動を、トランジスタのゲート酸化膜に高耐圧素子構造を適用することなく実現できるようにする。
【解決手段】第1,第2出力バッファ回路20,30Aを用いた駆動回路10において、当該駆動回路10を構成するトランジスタのゲート酸化膜にその耐圧ΔVlimを超える電圧を印加することなく、第1出力バッファ回路20の作用によって耐圧ΔVlimを超えた電圧振幅VL−VHで駆動する。これに加えて、第2出力バッファ回路30Aにおいて、出力端子35側のトランジスタMp32,Mn32を、バイアス電圧の定常印加でなく、耐圧範囲内の電圧(VL〜VD,VS〜VH)で駆動するとともに、ノードN31,N32側のトランジスタMp31,Mn31を、耐圧範囲内の電圧でなく、範囲外の電圧VL〜VHで駆動することで、中間電圧VMでの駆動を実現する。
【選択図】図4

Description

本発明は、駆動回路、駆動方法、固体撮像装置および電子機器に関する。
駆動回路、例えばCMOSからなる出力バッファ回路において、トランジスタの耐圧ΔVlimを超える電圧振幅が必要である場合、トランジスタのゲート酸化膜に耐圧以上の電圧が印加されてゲート酸化膜が破壊されるなど信頼性が低下する。
例えば、図18に示すように、低電圧(例えば、グランド)VLのノードと高電圧VHのノードとの間に直列に接続されたPMOSトランジスタMp101とNMOSトランジスタMn101とを有する出力バッファ回路において、耐圧ΔVlimを超える電圧振幅VL→VH(VH−VL>ΔVLim)で出力を駆動する場合を考える。図18に示す従来例1に係る出力バッファ回路では、簡単のため反転論理としている。なお、図19に入出力波形を、図20にIN=VH(A)およびIN=VL(B)のときのデバイス断面を示す。
出力OUTを低電圧VLに駆動する場合、NMOSトランジスタMn101のゲート電極には高電圧VHが印加され、当該トランジスタMn101のドレイン、ソースおよびチャネルには低電圧VLが印加される。このため、ゲート酸化膜にはVH−VL、即ち耐圧ΔVLimを超える電圧が印加され、ゲート酸化膜の破壊の原因となる。また、PMOSトランジスタMp101のゲート・ドレイン間にも耐圧ΔVLimを超える電圧が印加されるため、ゲート酸化膜の破壊の原因となる。
同様に、出力OUTを高電圧VHに駆動する場合は、PMOSトランジスタMp101のゲート酸化膜や、NMOSトランジスタMn101のゲート・ドレイン間に耐圧を超える電圧が印加され、ゲート酸化膜の破壊の原因となる。
この従来例1に係る出力バッファ回路の回路構成では、少なくとも出力段のトランジスタMp101,Mn101には高耐圧プロセス、例えばゲート酸化膜の厚いMOSデバイスを適用する必要がある。しかし、一般的に、高耐圧プロセスは、製造コストの増加や実装面積の増大が問題となる。
これに対して、図21に示すように、バイアス電圧VS,VDを各々ゲート電極に印加したPMOSトランジスタMp101およびNMOSトランジスタMn101を、出力バッファ回路の出力端子側に駆動トランジスタMp101,Mn101と直列接続することにより、高耐圧プロセスを用いずに耐圧を超えた電圧振幅VL→VHの駆動を可能にした出力バッファ回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来例2に係る出力バッファ回路の入出力波形を図22に、IN=VH(A)およびIN=VL(B)のときのデバイス断面を図23に示す。
ここで、バイアス電圧VDは低電圧VLに対して耐圧内の電圧であり、バイアス電圧VSは高電圧VHに対して耐圧内の電圧である。さらに、駆動トランジスタMp101,Mn101のゲート入力の振幅に関しては、レベルシフタ101,102を介して、NMOSトランジスタMn101ではVL→VD、PMOSトランジスタMp101ではVS→VHとして耐圧内の駆動とする。ここで、バイアス電圧VS,VDが印加されたトランジスタMp102,Mn102は、駆動トランジスタMp101,Mn101のOFF時にこれら駆動トランジスタのドレインに出力電圧が直接印加されて、ゲート・ドレイン間が耐圧を超えることを回避する役割をもつ。
入力INがHigh電位のとき、PMOS駆動トランジスタMp101のゲート電極にはバイアス電圧VSが印加されるため、出力電圧OUTとして高電圧VHが出力される。このとき、NMOS駆動トランジスタMn101のドレイン電位は、バイアス電圧VDから閾値Vthn程度の電圧が落ちたVD−Vthnとなる。これにより、バイアストランジスタMn102のゲート酸化膜には最大でVH−VD(≦ΔVLim)、PMOS駆動トランジスタMn101のゲート酸化膜には最大で(VD−Vthn)−VL(≦ΔVLim)が印加されることになり、耐圧内に収まる。
入力INがLow電位のときも同様である。すなわち、NMOS駆動トランジスタMn101のゲート電極にはバイアスVDが印加されるため、出力電圧OUTとして低電圧VLが出力される。このとき、PMOS駆動トランジスタMp101のドレイン電位は、バイアス電圧VSから閾値Vthp程度電圧が高いVS−Vthpとなる。これにより、バイアストランジスタMp102のゲート酸化膜には最大でVS−VL(≦ΔVLim)、NMOS駆動トランジスタMn101のゲート酸化膜には最大でVH−(VS−Vthp)(≦ΔVLim)が印加されることになり、耐圧内に収まる。
特開平10−294662号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来技術(従来例2)のように、バイアス電圧VS,VDを定常印加したバイアストランジスタMp102,Mn102を駆動トランジスタMp101,Mn101に対して直列に繋いだだけの構成では、駆動すべき電圧が中間電圧VMで、(VD−Vthn)≦VM≦(VS−Vthp)の関係にある場合に駆動できない。また、上記範囲外であっても、VM≒(VD−Vthn)や、VM≒(VS−Vthp)の場合は供給電流が小さく、十分な駆動力が得られない。このことについて以下に具体的に説明する。
図24に、図21の構成で中間電圧VMを駆動する場合を示す。図24において、レベルシフタ103,104はそれぞれ図21と同様の回路構成となっている。ここでは、その回路構成については省略する。また、図25(A),(B)に、レベルシフタ103,104の入出力波形を示す。
レベルシフタ103は、出力OUTをVL→VHで駆動させることができる。中間電圧VMで駆動するときは、レベルシフタ103の内部信号INp,INnをそれぞれINp=VH, INn=VLとして、レベルシフタ103の出力OUTaをOFF(ハイ・インピーダンス)とする。一方、レベルシフタ104は、ソース側に中間電圧VMを印加し、PMOS側とNMOS側の一方或いは両方から出力OUTbを中間電圧VMで駆動すべく、図21の回路を流用した構成である。
しかし、中間電圧VMが、バイアス電圧VD,VSおよび閾値Vthp,Vthnに対して、(VD−Vthn)≦VM≦(VS−Vthp)の関係にある場合、あるいは、各境界に近いVM≒(VD−Vthn)やVM≒(VS−Vthp)の場合、図26に示すように、出力端子への電流供給がPMOS側からもNMOS側からも十分に得られず、駆動することができない。また、VM≒(VD−Vthn)や、VM≒(VS−Vthp)の場合は供給電流が小さく、十分な駆動力を得ることができない。
そこで、本発明は、電源電圧の低電圧側の電圧と高電圧側の電圧との間の中間電圧での駆動を、トランジスタのゲート酸化膜に高耐圧素子構造を適用することなく実現可能な駆動回路、駆動方法、当該駆動回路を用いた固体撮像装置および当該固体撮像装置を搭載した電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、
電源電圧の低電圧側の第1電圧VLおよび高電圧側の第2電圧VHに対してトランジスタの耐圧内となる中間電圧をVM、前記第2電圧VHまたは前記第1電圧VLに対してトランジスタの耐圧内となる第3電圧をVSまたはVDとするとき、
前記中間電圧VMのノードにソース電極が接続された第1トランジスタと、
前記第1トランジスタのドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子にドレイン電極が接続された第2トランジスタとを備える駆動回路において、
前記ノード側の前記第1トランジスタを前記第1電圧VL〜前記第2電圧VHの範囲内の電圧で駆動し、
前記出力端子側の前記第2トランジスタを前記第1電圧VL〜前記第3電圧VDの範囲内または前記第3電圧VD〜前記第2電圧VHの範囲内の電圧で駆動する。
本発明による駆動回路は、単位画素の駆動に中間電圧VMを用いる固体撮像装置において、中間電圧VMを出力する回路部分に適用される。また、本発明による駆動回路が適用される固体撮像装置は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、携帯電話機などの撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に固体撮像装置を用いる複写機などの電子機器に搭載され、画像を取り込んだり、画像を読み込んだりする画像取込部(光電変換部)として用いられる。
上記構成の駆動回路、当該駆動回路が適用される固体撮像装置、当該固体撮像装置を搭載した電子機器において、第1トランジスタを耐圧範囲外のVL〜VHの範囲内の電圧で駆動する一方、第2トランジスタを耐圧範囲内、即ちVL〜VDの範囲内またはVD〜VHの範囲内の電圧で駆動すると、第1,第2トランジスタのソース、ドレイン、チャネルには、転送すべき電圧である中間電圧VMが印加される。そして、第1,第2トランジスタが形成されるウエルには第1電圧または第2電圧が印加されているが、チャネルには中間電圧VMが印加されるため、トランジスタのゲート酸化膜に耐圧を超える電圧は印加されない。
本発明によれば、トランジスタのゲート酸化膜に耐圧を超える電圧が印加されないために、トランジスタのゲート酸化膜に高耐圧素子構造を適用することなく中間電圧VMでの駆動を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る駆動回路を示すブロック図である。本実施形態に係る駆動回路10は、第1出力バッファ回路20と、第2出力バッファ回路30とを有する構成となっている。
ここで、本実施形態に係る駆動回路10の動作電源について、その電源電圧の低電圧側を第1電圧(以下、「低電圧」と記述する)VLとし、高電圧側を第2電圧(以下、「高電圧」と記述する)VHとするとき、VL−VHの電圧振幅が駆動回路10を構成するトランジスタの耐圧ΔVlimを超える(VL−VH>ΔVlim)ように低電圧VLおよび高電圧VHを設定する。
(第1出力バッファ回路)
先ず、第1出力バッファ回路20について説明する。第1出力バッファ回路20は、基本的に、図21に示した従来例2に係る回路構成、即ち高耐圧プロセスを用いずにトランジスタの耐圧ΔVlimを超えた電圧振幅VL→VHで、出力端子22に接続される被駆動部を駆動可能な回路構成となっている(第1駆動部)。図2に、第1出力バッファ回路20の回路構成の一例を示す。
図2に示すように、第1出力バッファ回路20は、高電圧VHのノードN21にソース電極が接続されたPMOSの駆動トランジスタMp21と、当該駆動トランジスタMp21のドレイン電極と出力端子22との間に接続されたPMOSのバイアストランジスタMp22と、低電圧VLのノードN22にソース電極が接続されたNMOSの駆動トランジスタMn21と、当該駆動トランジスタMn21のドレイン電極と出力端子22との間に接続されたNMOSのバイアストランジスタMn22とを有する構成となっている。
入力端子21を介して入力された所定振幅の入力パルスINは、レベルシフタ23でVS−VHの振幅のパルス信号にレベルシフト(レベル変換)されて駆動トランジスタMp21のゲート電極に印加されるとともに、レベルシフタ24でVL−VDの振幅のパルス信号にレベルシフトされて駆動トランジスタMn21のゲート電極に印加される。
PMOSのバイアストランジスタMp22のゲート電極にはバイアス電圧VSが印加され、NMOSのバイアストランジスタMn22のゲート電極にはバイアス電圧VDが印加される。ここで、バイアス電圧VSは低電圧VLに対してトランジスタの耐圧ΔVlim内の電圧(VS−VL≦ΔVlim)であり、バイアス電圧VDは低電圧VHに対してトランジスタの耐圧ΔVlim内の電圧(VH−VD≦ΔVlim)である。
このように、ゲート電極にバイアス電圧VS,VDが印加されたバイアストランジスタMp22,Mn22は、駆動トランジスタMp21,Mn21のOFF時にこれら駆動トランジスタMp21,Mn21のドレイン電極に出力電圧OUTが直接印加されて、ゲート・ドレイン間が耐圧を超えることを回避する役割をもつ。
上記構成の第1出力バッファ回路20において、入力パルスINがHigh電位のときに、PMOS駆動トランジスタMp21のゲート電極にはバイアス電圧VSが印加されるため、出力電圧OUTとして高電圧VHが出力される。このとき、NMOS駆動トランジスタMn21のドレイン電位は、バイアス電圧VDから閾値Vthn程度の電圧が落ちたVD−Vthnとなる。これにより、バイアストランジスタMn22のゲート酸化膜には最大でVH−VD(≦ΔVLim)、PMOS駆動トランジスタMn21のゲート酸化膜には最大で(VD−Vthn)−VL(≦ΔVLim)が印加されることになり、耐圧内に収まる。
入力INがLow電位のときも同様である。すなわち、NMOS駆動トランジスタMn21のゲート電極にはバイアスVDが印加されるため、出力電圧OUTとして低電圧VLが出力される。このとき、PMOS駆動トランジスタMp21のドレイン電位は、バイアス電圧VSから閾値Vthp程度電圧が高いVS−Vthpとなる。これにより、バイアストランジスタMp22のゲート酸化膜には最大でVS−VL(≦ΔVLim)、NMOS駆動トランジスタMn21のゲート酸化膜には最大でVH−(VS−Vthp)(≦ΔVLim)が印加されることになり、耐圧内に収まる。
以上の動作説明から明らかなように、駆動トランジスタMp21,Mn21と出力端子22との間にバイアストランジスタMp22,Mn22を接続した構成を採る第1出力バッファ回路20によれば、高耐圧プロセスを用いずにトランジスタの耐圧ΔVlimを超えた電圧振幅VL→VHの駆動を実現できる。なお、第1出力バッファ回路20の入出力波形については図22と同じである。
(第2出力バッファ回路)
続いて、第2出力バッファ回路30について説明する。ここで、第2出力バッファ回路30で用いる電圧を次のように定義する。電圧の大小関係を図3に示す。
ΔVlim:トランジスタの耐圧[例:3.0V]
Vthn: NMOSトランジスタの閾値[例:0.8V]
Vthp: PMOSトランジスタの閾値[例:−1.0V]
VH: VLに対して耐圧ΔVlimを超える高電圧[例:3.0V]
VL: VHに対して耐圧ΔVlimを超える低電圧[例:−1.0V]
VD: VLかつVHに対して耐圧内の電圧(第3電圧)[例:1.8V]
(VD−VL≦ΔVlimかつVH−VD≦ΔVlim)
ただし、VD−VL>Vthn
VS:VLかつVHに対して耐圧内の電圧(第3電圧)[例:0V]
(VS−VL≦ΔVlimかつVH−VS≦ΔVlim)
ただし、VS−VH>Vthp
VM: VHかつVLに対して耐圧内の中間電圧[例:1.0V]
(VM−VL≦ΔVlimかつVH−VM≦ΔVlim)
第2出力バッファ回路30は、出力端子に接続される被駆動部(図示せず)を、低電圧VLと高電圧VHとの間の中間電圧VM(VH−ΔVlim≦VM≦VL+ΔVlim)で駆動可能な回路構成となっている(第2駆動部)。以下に、第2出力バッファ回路30の具体的な回路構成の実施例について説明する。
<実施例1>
図4は、実施例1に係る第2出力バッファ回路30Aの回路構成を示す回路図である。図4に示すように、本実施例1に係る第2出力バッファ回路30Aは、PMOSトランジスタからなる第1バッファ部31と、NMOSトランジスタからなる第2バッファ部32と、所定振幅の入力パルスINmidが入力端子34から第1バッファ部31に正相入力として与えられるのに対して、当該入力パルスINmidの極性を反転して第2バッファ部32に逆相入力として与えるインバータ部33とを有する構成となっている。
第1バッファ部31は、中間電圧VMのノードN31にソース電極が接続されたPMOSトランジスタMp31と、当該PMOSトランジスタMp31のドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子35にドレイン電極が接続されたPMOSトランジスタMp32と、2つのレベルシフタ311,312とを有する構成となっている。なお、出力端子35は、第1出力バッファ回路20の出力端子22と同一の端子である。
レベルシフタ311は、入力パルスINmidをVL−VHの振幅のパルス信号にレベルシフトしてPMOSトランジスタMp31のゲート電極に与える。レベルシフタ311の回路例については後述する。レベルシフタ312は、入力パルスINmidをVL−VDの振幅のパルス信号にレベルシフトしてPMOSトランジスタMp32のゲート電極に与える。レベルシフタ312については、一例として、レベルシフタとして機能する第1出力バッファ回路20で実現できる。
第2バッファ部32は、中間電圧VMのノードN32にソース電極が接続されたNMOSトランジスタMn31と、当該NMOSトランジスタMn31のドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子35にドレイン電極が接続されたNMOSトランジスタMn32と、2つのレベルシフタ321,322とを有する構成となっている。
レベルシフタ321は、インバータ部33で極性反転された入力パルスINmidをVL−VHの振幅のパルス信号にレベルシフトしてNMOSトランジスタMn31のゲート電極に与える。レベルシフタ321の回路例については後述する。レベルシフタ322は、インバータ部33で極性反転された入力パルスINmidをVS−VHの振幅のパルス信号にレベルシフトしてNMOSトランジスタMn32のゲート電極に与える。レベルシフタ322については、一例として、第1出力バッファ回路20で実現できる。
第1バッファ部31および第2バッファ部32において、レベルシフタ311,321とレベルシフタ312,322は、ノードN31,N32側のトランジスタMp31,Mn31のゲート電極にVL−VHの振幅の信号を印加し、出力端子35側のトランジスタMp32,Mn32のゲート電極にVS−VH,VL−VDの振幅の信号を印加する制御部を構成している。
制御部としては、レベルシフタ311,321およびレベルシフタ312,322からなる構成のものに限られるものではなく、ノードN31,N32側のトランジスタMp31,Mn31のゲート電極にVL−VHの振幅の信号を、出力端子35側のトランジスタMp32,Mn32のゲート電極にVS−VH,VL−VDの振幅の信号をそれぞれ印加できる構成のものであればよい。
第1出力バッファ回路20では、出力端子22側のバイアストランジスタMp12,Mn12にバイアス電圧VS,VDが定常的に印加する回路構成を採っている。これに対して、上記構成の第2出力バッファ回路30Aでは、出力端子35側のトランジスタMp32,Mn32を耐圧範囲内の電圧、即ちVL〜VDの範囲内またはVS〜VHの範囲内の電圧で駆動する回路構成を採っている。
具体的には、第2出力バッファ回路30Aにおいては、所定振幅の入力パルスINmidをレベルシフタ312,322でVL−VDの振幅のパルス信号とVS−VHの振幅のパルス信号にレベルシフトしてトランジスタMp32,Mn32の各ゲート電極に印加するようにしている。さらに、ノードN31,N32側のトランジスタにあっては、PMOSトランジスタMp31をVH→VL、NMOSトランジスタMn31をVL→VHで駆動する。
すなわち、第2出力バッファ回路30Aにおいては、次の3点をポイントとしている。
(1)中間電圧VM(VH−ΔVlim≦VM≦VL+ΔVlim)を出力端子35へ供給(転送)し、当該中間電圧VMで被駆動部を駆動する。
(2)出力端子35側のトランジスタMp32,Mn32を、バイアス電圧の定常印加でなく、耐圧範囲内の電圧(VL〜VD,VS〜VH)で駆動する。
(3)ノードN31,N32側のトランジスタMp31,Mn31を、耐圧範囲内の電圧でなく、耐圧範囲外の電圧VL〜VHで駆動する。
上記(1)〜(3)のポイントを満たすことで、トランジスタMp31,Mp32,Mn31,Mn32のゲート酸化膜に耐圧を超える電圧を印加することなく、出力端子35に接続される被駆動部を中間電圧VMで駆動することが可能となる。図5に、入力パルスINmidと、トランジスタMp31,Mp32,Mn31,Mn32の各ゲートに入力されるパルスINmp,INbp,INbn,INmnの波形を示す。
そして、本実施例1に係る第2出力バッファ回路30Aによれば、第1バッファ部31から出力端子35へ電流Ipが供給されるとともに、第2バッファ部32から出力端子35へ電流Inが供給され、図6に破線で示すように、これら電流Ip,Inの和が出力端子35への供給電流となるため、広い範囲で大きな駆動力を得ることができる。
次に、実施例1に係る第2出力バッファ回路30Aによる駆動でゲート酸化膜の耐圧を満たす理由について図7を用いて述べる。
図7(A)に、ON動作時、即ち中間電圧VMを出力端子35へ転送する駆動時のゲート酸化膜の印加電圧を示す。PMOSトランジスタMp31,Mp32側では、ゲート電極が低電圧VLで駆動されているが、これらトランジスタMp31,Mp32のソース、ドレイン、チャネルには、転送すべき電圧である中間電圧VMが印加される。特に、ウエルには高電圧VHが印加されているが、ON動作時に形成されるチャネルに中間電圧VMが印加されるために、ゲート酸化膜に耐圧を超える電圧VH−VL(>ΔVlim)は印加されない。
NMOSトランジスタMn31,Mn32側も同様に、ゲートが高電圧VHで駆動されているが、これらトランジスタMn31,Mn32のソース、ドレイン、チャネルには高電圧VHが印加されるために、ゲート酸化膜の印加電圧は耐圧を超えない。これは、中間電圧VMがVH−ΔVlim≦VM≦VL+ΔVlimを満たすことによる。
図7(B)に、OFF動作時のゲート酸化膜の印加電圧を示す。OFF動作時は、第1出力バッファ回路20によって、出力端子35(図2の出力端子22と同じ)は高電圧VH〜低電圧VLの間で駆動されている。出力端子35が高電圧VHまたは低電圧VLで駆動されているときのゲート酸化膜への印加電圧を、PMOSソース端からNMOSソース端の順番に図7中に記載する。ゲート酸化膜の耐圧を超える電圧の組み合わせ、即ち、VH−VLの電圧の印加は無く、出力端子35がVH〜VL間のいずれの電圧で駆動されても、全てトランジスタの耐圧ΔVlimの範囲内に収まっていることが分かる。
以上のように、第1,第2出力バッファ回路20,30Aを用いた本実施形態に係る駆動回路10によれば、当該駆動回路10を構成するトランジスタのゲート酸化膜にその耐圧ΔVlimを超える電圧を印加することなく、第1出力バッファ回路20の作用によって耐圧ΔVlimを超えた電圧振幅VL−VHで駆動できることに加えて、第2出力バッファ回路30Aの作用によって中間電圧VMで駆動することが可能になる。
特に、第2出力バッファ回路30Aによれば、第1バッファ部31による電流Ipと、第2バッファ部32による電流Inとの和が出力端子35への供給電流となるため、広い範囲で大きな駆動力を得ることができる。
ところで、出力端子35への供給電流を増やす手法として、トランジスタMp31,Mp32,Mn31,Mn32ごとに基板バイアス電圧を変えて閾値Vthp,Vthnを変える手法が知られている(例えば、特開2006−323040号公報等参照)。この手法を用いて中間電圧VMで駆動するときに、基板バイアス電圧を変えて閾値Vthp,Vthnを下げるようにすれば、出力端子35への供給電流を増やすことができる。
しかしながら、基板バイアス電圧を変えて閾値Vthp,Vthnを変える手法を適用すると、トランジスタMp31,Mp32,Mn31,Mn32ごとに異なる基板バイアス電圧を印加するにはトランジスタごとにウエルを形成して電気的に分離する必要があるために、回路の構成素子(トランジスタ)の面積が増大し、小面積化には不向きである。
これに対して、第2出力バッファ回路30Aによれば、トランジスタMp31,Mp32,Mn31,Mn32ごとに基板バイアス電圧を変えなくても出力端子35への供給電流を増やすことができるために、回路の構成素子(トランジスタMp31,Mp32,Mn31,Mn32)を小面積にて実装可能となる。
<実施例2>
図8は、実施例2に係る第2出力バッファ回路30Bの回路構成を示す回路図であり、図中、図4と同等部分には同一符号を付して示している。
図8に示すように、本実施例2に係る第2出力バッファ回路30Bは、PMOSトランジスタからなるバッファ部31によって構成されている。バッファ部31は、実施例1に係る第2出力バッファ回路30Aにおける第1バッファ部31そのものである。
すなわち、バッファ部31は、中間電圧VMのノードN31にソース電極が接続されたPMOSトランジスタMp31と、当該PMOSトランジスタMp31のドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子35にドレイン電極が接続されたPMOSトランジスタMp32と、2つのレベルシフタ311,312とを有する構成となっている。
レベルシフタ311は、入力パルスINmidをVL−VHの振幅のパルス信号にレベルシフトしてPMOSトランジスタMp31のゲート電極に与える。レベルシフタ311の回路例については後述する。レベルシフタ312は、入力パルスINmidをVL−VDの振幅のパルス信号にレベルシフトしてPMOSトランジスタMp32のゲート電極に与える。レベルシフタ312については、一例として、第1出力バッファ回路20で実現できる。
図9に、入力パルスINmidと、PMOSトランジスタMp31,Mp32の各ゲートに入力されるパルスINmp,INbpの波形を示す。
実施例2に係る第2出力バッファ回路30Bによれば、図6に実線で示す電流Ipを出力端子35へ供給でき、VL−Vthp≦VMの範囲内の中間電圧VMで駆動できる。ただし、実施例1に係る第2出力バッファ回路30Aに比較して、VL−Vthpに近づくほど供給電流Ipが小さくなり、駆動力が落ちる。
<実施例3>
図10は、実施例3に係る第2出力バッファ回路30Cの回路構成を示す回路図であり、図中、図4と同等部分には同一符号を付して示している。
図10に示すように、本実施例3に係る第2出力バッファ回路30Cは、NMOSトランジスタからなるバッファ部32とインバータ部33とによって構成されている。バッファ部31は、実施例1に係る第2出力バッファ回路30Aにおける第2バッファ部32そのものである。
すなわち、バッファ部32は、中間電圧VMのノードN32にソース電極が接続されたNMOSトランジスタMn31と、当該NMOSトランジスタMn31のドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子35にドレイン電極が接続されたNMOSトランジスタMn32と、2つのレベルシフタ321,322とを有する構成となっている。
レベルシフタ321は、インバータ部33で極性反転された入力パルスINmidをVL−VHの振幅のパルス信号にレベルシフトしてNMOSトランジスタMn31のゲート電極に与える。レベルシフタ321の回路例については後述する。レベルシフタ322は、インバータ部33で極性反転された入力パルスINmidをVL−VDの振幅のパルス信号にレベルシフトしてNMOSトランジスタMn32のゲート電極に与える。レベルシフタ322については、一例として、第1出力バッファ回路20で実現できる。
図11に、入力パルスINmidと、NMOSトランジスタMn31,Mn32の各ゲートに入力されるパルスINmn,INbnの波形を示す。
実施例3に係る第2出力バッファ回路30Cによれば、図6に実線で示す電流Inを出力端子35へ供給でき、VM≦VH−Vthnの範囲内の中間電圧VMで駆動できる。ただし、実施例1に係る第2出力バッファ回路30Aに比較して、VH−Vthnに近づくほど供給電流Inが小さくなり、駆動力が落ちる。
<レベルシフタ>
以上説明した実施例1,2,3に係る第2出力バッファ回路30A,30B,30Cにおいて用いられるレベルシフタ312,322については、一例として、図12(A),(B)に示す周知の回路構成のレベルシフタを用いることができる。
図12(A)に示すレベルシフタが実施例1,2に係る第2出力バッファ回路30A,30Bにおけるレベルシフタ312として用いられ、入力パルスINをVD−VLの振幅のパルス信号にレベルシフトする。図12(B)に示すレベルシフタが実施例1,3に係る第2出力バッファ回路30A,30Cにおけるレベルシフタ322として用いられ、入力パルスINをVH−VSの振幅のパルス信号にレベルシフトする。
上記実施形態では、VL−VHの電圧振幅がトランジスタの耐圧ΔVlimを超えることを前提として説明したが、これは一例に過ぎず、これに限られるものではない。すなわち、VL〜VHは耐圧を超える電圧であっても、そうでなくても、中間電圧VMで駆動することは可能である。ただし、VL−VHの電圧振幅が耐圧ΔVlimを超える電圧であった場合に、高耐圧プロセスを用いずに低電圧VL〜高電圧VHおよび中間電圧VM駆動が可能となる効果が得られる。
なお、ゲート酸化膜の耐圧ΔVlimを確保するには、当該耐圧ΔVlimに対して中間電圧VMは、VM−ΔVlim≦VM≦VL+ΔVlimの条件を満たすことが必要である。
また、上記実施形態では、第2出力バッファ回路30(30A,30B,30C)に加えて、第1出力バッファ回路20を有する構成の駆動回路10について説明したが、第1出力バッファ回路20を有することは必須ではなく、第2出力バッファ回路30だけからなる駆動回路であっても、当該駆動回路を構成するトランジスタのゲート酸化膜にその耐圧ΔVlimを超える電圧を印加することなく、中間電圧VMで駆動することが可能になる、という作用効果を得ることができる。
[変形例]
図13は、先述した実施形態に係る駆動回路10の変形例を示す回路図である。ここでは、第2出力バッファ回路30として実施例1に係る第2出力バッファ回路30Aを用いた場合を例に挙げて示している。
第1出力バッファ回路20′については、基本的に、第1出力バッファ回路20と同じ回路構成となっている。ただし、PMOS側の入力と、NMOS側の入力とが分離された構成となっている。そして、VH駆動の入力パルスINhighが直接レベルシフタ23を介してPMOS駆動トランジスタMp21のゲート電極に印加されるのに対して、VL駆動の入力パルスINlowがインバータ部25で反転された後、レベルシフタ24を介してNMOS駆動トランジスタMn21のゲート電極に印加されるようになっている。
図14に、VH駆動の入力パルスINhigh、VL駆動の入力パルスINlowおよびVM駆動の入力パルスINmidと出力電圧OUTのタイミング関係を示す。
図14のタイミング波形図から明らかなように、入力パルスINlowがHIGH電位の期間は低電圧VLで駆動され、入力パルスINhighがHIGH電位の期間は高電圧VHで駆動され、入力パルスINmidがHIGH電位の期間は中間電圧VMで駆動される。この変形例に係る駆動回路10′では、入力パルスINlow,INhigh,INmidは排他的にHIGH電位となるよう制御される。
[適用例]
以上説明した、本発明の一実施形態に係る駆動回路10や、その変形例に係る駆動回路10´は、出力バッファ回路やレベルシフタなど、トランジスタのゲート酸化膜に耐圧ΔVlimを超える電圧を印加することなく、VH−ΔVlim≦VM≦VL+ΔVlimの範囲内の中間電圧VMで被駆動部を駆動する用途の駆動回路全般に対して適用することができる。
一例として、固体撮像装置の画素内トランジスタの制御信号として、例えば耐圧3.0Vのトランジスタに対して、例えば−1.0V〜3.0Vの耐圧を超える電圧で駆動するのに加えて、例えば1.0V程度の中間電圧VMで駆動する場合の画素内トランジスタの駆動回路に適用することができる。
(固体撮像装置)
図15は、本発明による駆動回路が適用される固体撮像装置、例えばCMOSイメージセンサの構成を示すシステム構成図である。
図15に示すように、本適用例に係るCMOSイメージセンサ40は、光電変換部を含む単位画素(以下、単に「画素」と記述する場合もある)50が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部41と、その周辺回路とを有する構成となっている。
画素アレイ部41の周辺回路としては、例えば、垂直走査回路42、供給電圧制御回路43、電圧供給回路44、タイミング発生回路(TG)45、複数のカラム回路46、水平走査回路47およびカラム信号選択回路48などが設けられている。
画素アレイ部41の画素50の行列状配列に対して、画素列毎に垂直信号線411が配線され、画素行毎に駆動制御線、例えば転送制御線412、リセット制御線413および選択制御線414が配線されている。
垂直信号線411の各一端には、定電流源49が接続されている。定電流源49に代えて、例えばバイアス電圧Vbiasでゲートがバイアスされ、後述する増幅トランジスタ54とソースフォロア回路を構成する電流バイアス用トランジスタを用いることも可能である(図16参照)。
垂直走査回路42は、シフトレジスタあるいはアドレスデコーダ等によって構成され、画素アレイ部41の各画素50を電子シャッタ行と読み出し行それぞれについて行単位で垂直方向(上下方向)に走査しつつ、電子シャッタ行に対してはその行の画素50の信号掃き捨てを行うための電子シャッタ動作を行うとともに、読み出し行に対してはその行の画素50の信号読み出しを行うための読み出し動作を行う。
ここでは、図示を省略するが、垂直走査回路42は、画素50を行単位で順に選択しつつ、読み出し行の各画素50の信号を読み出す読み出し動作を行うための読み出し走査系と、当該読み出し走査系による読み出し走査よりもシャッタ速度に対応した時間分だけ前に同じ行(電子シャッタ行)に対して電子シャッタ動作を行うための電子シャッタ走査系とを有する構成となっている。
そして、電子シャッタ走査系によるシャッタ走査によって光電変換部の不要な電荷がリセットされたタイミングから、読み出し走査系による読み出し走査によって画素50の信号が読み出されるタイミングまでの期間が、画素50における信号電荷の一単位の蓄積期間(露光期間)となる。すなわち、電子シャッタ動作とは、光電変換部に蓄積された信号電荷のリセット(掃き捨て)を行い、そのリセット後から新たに信号電荷の蓄積を開始する動作である。
供給電圧制御回路43は、単位画素50内の後述する転送トランジスタ(転送素子)52のゲート電極(制御電極)に供給(印加)する転送パルスTRGの電圧値(波高値)を制御する。
電圧供給回路44は、供給電圧制御回路43に対して電圧値が異なる複数の制御電圧を供給する。この複数の制御電圧は、電圧値が異なる転送パルスTRGとして転送トランジスタ52のゲート電極に供給される。この異なる電圧値の転送パルスTRGの詳細については後述する。
タイミング発生回路(TG)55は、供給電圧制御回路53が転送トランジスタ52のゲート電極に異なる電圧値の転送パルスTRGを供給する際のタイミングを決めるタイミング信号PTRGを発生する。
カラム回路46は、画素アレイ部41の例えば画素列ごとに、即ち画素列に対して1対1の対応関係をもって配置され、垂直走査回路42による垂直走査によって選択された読み出し行の各画素50から垂直信号線411を通して出力される信号に対して所定の信号処理を行うとともに、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
カラム回路46としては、垂直信号線411を通して出力される信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路からなる回路構成のものや、サンプルホールド回路を含み、CDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理により、リセットノイズや増幅トランジスタ54の閾値ばらつき等の画素固有の固定パターンノイズを除去するノイズ除去回路からなる回路構成のものなどが用いられる。
ただし、これらは一例に過ぎず、これに限定されるものではない。例えば、カラム回路46にAD(アナログ−デジタル)変換機能を持たせ、信号レベルをデジタル信号で出力する構成を採ることも可能である。
水平走査回路47は、シフトレジスタあるいはアドレスデコーダ等によって構成され、画素アレイ部41の画素列ごとに配されたカラム回路46を順に水平走査する。カラム信号選択回路48は、水平選択スイッチや水平信号線等によって構成され、カラム回路46に一時的に保持されている画素の信号を、水平走査回路47による水平走査に同期して順次出力する。
なお、垂直走査回路42、カラム回路46および水平走査回路47等の動作の基準となるタイミング信号や制御信号は、図示せぬタイミング制御回路で生成される。
<画素回路>
図16は、単位画素50の回路構成の一例を示す回路図である。本回路例に係る単位画素50は、埋め込み型フォトダイオード等の光電変換素子(光電変換部)51と、例えば転送トランジスタ(転送素子)52、リセットトランジスタ53、増幅トランジスタ54および選択トランジスタ55の4つのトランジスタとを有する構成となっている。ここでは、これらトランジスタ52〜55として、例えばNチャネルのMOSトランジスタを用いているが、これに限られるものではない。
転送トランジスタ52は、光電変換素子51のカソード電極と浮遊拡散容量(FD)56との間に接続されており、光電変換素子51で光電変換され、ここに蓄積された信号電荷(ここでは、電子)を、転送制御線412を介してゲート電極(制御電極)に転送パルスTRGが与えられることによって浮遊拡散容量56に転送する。浮遊拡散容量56は、信号電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部として機能する
リセットトランジスタ53は、リセット線415にドレイン電極が、浮遊拡散容量56にソース電極がそれぞれ接続されており、光電変換素子51から浮遊拡散容量56への信号電荷の転送に先立って、リセット制御線413を介してゲート電極にリセットパルスRSTが与えられることによって浮遊拡散容量56の電位をリセット電圧Vrstにリセットする。
増幅トランジスタ54は、浮遊拡散容量56にゲート電極が、電源電圧Vddの画素電源にドレイン電極がそれぞれ接続されており、リセットトランジスタ53によってリセットされた後の浮遊拡散容量56の電位をリセットレベルとして出力し、さらに転送トランジスタ52によって信号電荷が転送された後の浮遊拡散容量26の電位を信号レベルとして出力する。
選択トランジスタ55は、ドレイン電極が増幅トランジスタ54のソース電極に、ソース電極が垂直信号線411にそれぞれ接続されており、選択制御線414を介してゲート電極に選択パルスSELが与えられることによってオン状態となり、画素50を選択状態として増幅トランジスタ54から出力される信号を垂直信号線411に出力する。選択トランジスタ55については、画素電源(Vdd)と増幅トランジスタ54のドレイン電極との間に接続した構成を採ることも可能である。
なお、ここでは、転送トランジスタ52、リセットトランジスタ53、増幅トランジスタ54および選択トランジスタ55を有する4トランジスタ構成の単位画素50を有するCMOSイメージセンサに適用する場合を例に挙げたが、この適用例に限られるものではない。
<供給電圧制御回路>
供給電圧制御回路43は、垂直走査回路42で選択走査された行を駆動するアドレス信号ADRを入力とし、電圧供給回路44から与えられる複数の電圧のうちの1つを選択して転送パルスTRGとして単位画素50内の転送トランジスタ52のゲート電極に供給する。
複数の電圧としては、転送トランジスタ52をオン(導通)状態にするオン電圧Vonと、転送トランジスタ52をオフ(非導通)状態にするオフ電圧Voffと、オン電圧Vonとオフ電圧Voffの間の中間電圧Vmidが電圧供給回路44から供給される。ここで、中間電圧Vmidとは、光電変換素子51の蓄積電荷の一部を保持したまま、残りの蓄積電荷を部分的に浮遊拡散容量56へ転送できる電圧である。
上述した画素回路では、転送トランジスタ52がNチャネルであることから、オン電圧Vonを電源電圧Vdd(先述した実施形態での高電圧VHに相当)、オフ電圧Voffを接地電圧、好ましくは接地電圧よりも低い電圧(先述した実施形態での低電圧VLに相当)とする。
また、本例では、中間電圧Vmid(先述した実施形態での中間電圧VMに相当)として、電圧値が異なる2つの中間電圧、具体的にはオフ電圧Voffよりも大きく、オン電圧Vonよりも小さい2つの中間電圧Vmid0,Vmid1を用いるものとする。
因みに、転送トランジスタ52がPチャネルの場合には、接地電圧がオン電圧Von、電源電圧Vddがオフ電圧Voffとなることから、中間電圧Vmidは、オン電圧Vonよりもよりも大きく、オフ電圧Voffよりも小さい2つの中間電圧Vmid0,Vmid1となる。
これにより、電圧供給回路44から供給電圧制御回路43に対して、オン電圧Von、中間電圧Vmid0,Vmid1およびオフ電圧Voffの4つの電圧が供給される。これら4つの電圧の電圧値は、Voff<Vmid0<Vmid1<Vonの関係にある。そして、4つの電圧のうち、中間電圧Vmid0,Vmid1およびオン電圧Vonが転送パルスTRGとして用いられる。
このようにして、供給電圧制御回路43による制御の下に、垂直走査回路42による垂直走査に同期して画素行ごとに、中間電圧Vmid0,Vmid1およびオン電圧Vonをその順番で順次転送トランジスタ52のゲート電極に供給することにより、光電変換素子51に蓄積された信号電荷を例えば3回に分割して浮遊拡散容量56へ転送する3分割転送を実現できる。
本例では、先述した実施形態での中間電圧VMに相当する中間電圧Vmidとして、2つの中間電圧Vmid0,Vmid1を供給電圧制御回路43から出力するとしたが、これは一例に過ぎず、中間電圧Vmidとしては1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
上記構成のCMOSイメージセンサ40等の固体撮像装置において、画素行ごとに配線され、転送トランジスタ52のゲート電極に接続された転送制御線412を駆動する供給電圧制御回路43の出力段、即ちオン電圧Vonおよびオフ電圧Voffに加えて中間電圧Vmid0,Vmid1によって適宜転送制御線412を駆動する出力段として、本発明による駆動回路、具体的には、先述した実施形態に係る駆動回路10や、その変形例に係る駆動回路10´を用いることができる。
ここでは、可視光の光量に応じた信号電荷を物理量として検知する単位画素が行列状に配置されてなるCMOSイメージセンサに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はCMOSイメージセンサへの適用に限られるものではなく、中間電圧VMでの駆動を伴う固体撮像装置全般に対して適用可能である。
なお、固体撮像装置はワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と、信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
また、本発明は、固体撮像装置への適用に限られるものではなく、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、携帯電話機などの撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に固体撮像装置を用いる複写機など、画像取込部(光電変換部)に固体撮像装置を用いる電子機器全般に対して適用可能である。なお、電子機器に搭載される上記モジュール状の形態、即ちカメラモジュールを撮像装置とする場合もある。
(撮像装置)
図17は、本発明に係る電子機器、例えば撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図15に示すように、本発明に係る撮像装置100は、レンズ群101等を含む光学系、撮像素子(撮像デバイス)102、カメラ信号処理回路であるDSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107および電源系108等を有し、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107および電源系108がバスライン109を介して相互に接続された構成となっている。
レンズ群101は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像素子102の撮像面上に結像する。撮像素子102は、レンズ群101によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この撮像素子102として、先述した適用例に係るCMOSイメージセンサ40等の固体撮像装置、即ちオン電圧Vonおよびオフ電圧Voffに加えて中間電圧Vmid0,Vmid1によって適宜転送制御線412を駆動する供給電圧制御回路43の出力段として、先述した実施形態に係る駆動回路10や、その変形例に係る駆動回路10´を用いた固体撮像装置を用いることができる。
表示装置105は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、撮像素子102で撮像された動画または静止画を表示する。記録装置106は、撮像素子102で撮像された動画または静止画を、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録する。
操作系107は、ユーザによる操作の下に、本撮像装置が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源系108は、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106および操作系107の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
本発明の一実施形態に係る駆動回路を示すブロック図である。 第1出力バッファ回路の回路構成の一例を示す回路図である。 第2出力バッファ回路で用いる電圧の大小関係を示す図である。 実施例1に係る第2出力バッファ回路の回路構成を示す回路図である。 実施例1に係る第2出力バッファ回路の入出力波形を示す波形図である。 実施例1に係る第2出力バッファ回路における転送電圧と供給電流との関係を示す図である。 実施例1に係る第2出力バッファ回路による駆動でゲート酸化膜の耐圧を満たす理由についての説明図である。 実施例2に係る第2出力バッファ回路の回路構成を示す回路図である。 実施例2に係る第2出力バッファ回路の入出力波形を示す波形図である。 実施例3に係る第2出力バッファ回路の回路構成を示す回路図である。 実施例3に係る第2出力バッファ回路の入出力波形を示す波形図である。 レベルシフタの回路構成の一例を示す回路図である。 本実施形態の変形例に係る駆動回路を示す回路図である。 変形例に係る駆動回路の入出力波形を示す波形図である。 本発明による駆動回路が適用されるCMOSイメージセンサの構成を示すシステム構成図である。 単位画素の回路構成の一例を示す回路図である。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 従来例1に係る出力バッファ回路の回路構成を示すブロック図である。 従来例1に係る出力バッファ回路の入出力波形図である。 従来例1に係る出力バッファ回路におけるIN=VH(A)およびIN=VL(B)のときのデバイス断面を示す断面図である。 従来例2に係る出力バッファ回路の回路構成を示すブロック図である。 従来例2に係る出力バッファ回路の入出力波形図である。 従来例2に係る出力バッファ回路におけるIN=VH(A)およびIN=VL(B)のときのデバイス断面を示す断面図である。 従来例2に係る出力バッファ回路で中間電圧駆動を行う場合の回路構成を示すブロック図である。 従来例2に係る出力バッファ回路で中間電圧駆動を行う場合の入出力波形図である。 従来例2に係る出力バッファ回路で中間電圧駆動を行う場合の問題点についての説明図である。
符号の説明
10,10′…駆動回路、20,20´…第1出力バッファ回路、30,30A,30B,30C…第2出力バッファ回路、31…第1バッファ部、32…第2バッファ、33…インバータ部、40…CMOSイメージセンサ、50…単位画素、100…撮像装置

Claims (8)

  1. 電源電圧の低電圧側の第1電圧VLおよび高電圧側の第2電圧VHに対してトランジスタの耐圧内となる中間電圧をVM、前記第2電圧VHまたは前記第1電圧VLに対してトランジスタの耐圧内となる第3電圧をVSまたはVDとするとき、
    前記中間電圧VMのノードにソース電極が接続された第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタのドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子にドレイン電極が接続された第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタのゲート電極にVL−VHの振幅の信号を印加し、前記第2トランジスタのゲート電極にVS−VHの振幅またはVL−VDの振幅の信号を印加する制御部と
    を備える駆動回路。
  2. 前記制御部は、
    所定振幅の信号を前記VL−VHの振幅の信号にレベルシフトして前記第1トランジスタのゲート電極に与える第1レベルシフタと、
    前記所定振幅の信号を前記VS−VHの振幅または前記VL−VDの振幅の信号にレベルシフトして前記第2トランジスタのゲート電極に与える第2レベルシフタとからなる
    請求項1記載の駆動回路。
  3. 前記第1,第2トランジスタとしてP型トランジスタを用いた第1回路部と、
    前記第1,第2トランジスタとしてN型トランジスタを用いた第2回路部と、
    前記第1回路部に入力される所定振幅の信号を反転して前記第2回路部に入力するインバータ部と
    を備える請求項1記載の駆動回路。
  4. 前記第1電圧VLおよび前記第2電圧VHは、VL−VHの電圧振幅が前記第1,第2トランジスタの耐圧を超える電圧である
    請求項1記載の駆動回路。
  5. 電源電圧の低電圧側の第1電圧VLおよび高電圧側の第2電圧VHに対してトランジスタの耐圧内となる中間電圧をVM、前記第2電圧VHまたは前記第1電圧VLに対してトランジスタの耐圧内となる第3電圧をVSまたはVDとするとき、
    前記第2電圧または前記第1電圧のノードにソース電極が接続され、ゲート電極にVS−VHの振幅またはVL−VDの振幅の信号が印加される第1トランジスタと、前記第1トランジスタのドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子にドレイン電極が接続され、ゲート電極に前記第3電圧VSまたはVDのバイアス電圧が印加される第2トランジスタとを有し、電圧振幅VL−VHで被駆動部を駆動可能な第1駆動部と、
    前記中間電圧VMのノードにソース電極が接続され、ゲート電極にVL−VHの振幅の信号が印加される第3トランジスタと、前記第3トランジスタのドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子にドレイン電極が接続され、ゲート電極にVS−VHの振幅またはVL−VDの振幅の信号が印加される第4トランジスタとを有し、前記中間電圧VMで前記被駆動部を駆動する第2駆動部と
    を備える駆動回路。
  6. 電源電圧の低電圧側の第1電圧VLおよび高電圧側の第2電圧VHに対してトランジスタの耐圧内となる中間電圧をVM、前記第2電圧VHまたは前記第1電圧VLに対してトランジスタの耐圧内となる第3電圧をVSまたはVDとするとき、
    前記中間電圧VMのノードにソース電極を接続した第1トランジスタを前記第1電圧VL〜前記第2電圧VHの範囲内の電圧で駆動し、
    前記第1トランジスタのドレイン電極にソース電極を接続し、出力端子にドレイン電極を接続した第2トランジスタを前記第1電圧VL〜前記第3電圧VDの範囲内または前記第3電圧VD〜前記第2電圧VHの範囲内の電圧で駆動する
    駆動方法。
  7. 光信号を信号電荷に変換する光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された信号電荷を転送する転送素子とを含む単位画素が配置された画素アレイ部と、
    一単位の蓄積期間中に前記光電変換部に蓄積された信号電荷の一部を当該光電変換部に保持したまま、その保持量を超えた蓄積電荷を前記転送素子によって転送する制御電圧を用いて前記転送素子を駆動する駆動部とを備え、
    前記駆動部の前記制御電圧を出力する出力部として、
    電源電圧の低電圧側の第1電圧VLおよび高電圧側の第2電圧VHに対してトランジスタの耐圧内となる中間電圧をVM、前記第2電圧VHまたは前記第1電圧VLに対してトランジスタの耐圧内となる第3電圧をVSまたはVDとするとき、
    前記中間電圧VMのノードにソース電極が接続され、ゲート電極にVL−VHの振幅の信号が印加される第1トランジスタと、前記第1トランジスタのドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子にドレイン電極が接続され、ゲート電極にVS−VHの振幅またはVL−VDの振幅の信号が印加される第2トランジスタとを有し、前記制御電圧として前記中間電圧VMを出力する駆動回路
    を用いた固体撮像装置。
  8. 光信号を信号電荷に変換する光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された信号電荷を転送する転送素子とを含む単位画素が配置された画素アレイ部と、
    一単位の蓄積期間中に前記光電変換部に蓄積された信号電荷の一部を当該光電変換部に保持したまま、その保持量を超えた蓄積電荷を前記転送素子によって転送する制御電圧を用いて前記転送素子を駆動する駆動部とを備え、
    前記駆動部の前記制御電圧を出力する出力部は、
    電源電圧の低電圧側の第1電圧VLおよび高電圧側の第2電圧VHに対してトランジスタの耐圧内となる中間電圧をVM、前記第2電圧VHまたは前記第1電圧VLに対してトランジスタの耐圧内となる第3電圧をVSまたはVDとするとき、
    前記中間電圧VMのノードにソース電極が接続され、ゲート電極にVL−VHの振幅の信号が印加される第1トランジスタと、前記第1トランジスタのドレイン電極にソース電極が接続され、出力端子にドレイン電極が接続され、ゲート電極にVS−VHの振幅またはVL−VDの振幅の信号が印加される第2トランジスタとを有し、前記制御電圧として前記中間電圧VMを出力する固体撮像装置
    を搭載した電子機器。
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