JP2009217371A - 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報を効率良く収集し、交通情報の予測精度を向上させる。
【解決手段】外部と情報の授受を行う通信部11と、この通信部11を介して取得された他車両の通信状態と自車両の通信情報とに基づいて、早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信する車両を送信実行車両として特定する送信実行車両特定部12と、送信実行車両側に、各車両において検知される情報を集約する集約部13と、自車両が送信実行車両に特定された場合は、集約部13により集約された情報を情報サーバ300へ送信する送信制御部14と、を有する車載情報処理装置100,200と、車両側と情報を授受する通信部31と、この通信部31を介して、送信実行車両が集約した情報を取得する情報収集部32と、収集した情報に基づいて交通情報を生成する交通情報生成部33と、を有する情報サーバ300を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】外部と情報の授受を行う通信部11と、この通信部11を介して取得された他車両の通信状態と自車両の通信情報とに基づいて、早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信する車両を送信実行車両として特定する送信実行車両特定部12と、送信実行車両側に、各車両において検知される情報を集約する集約部13と、自車両が送信実行車両に特定された場合は、集約部13により集約された情報を情報サーバ300へ送信する送信制御部14と、を有する車載情報処理装置100,200と、車両側と情報を授受する通信部31と、この通信部31を介して、送信実行車両が集約した情報を取得する情報収集部32と、収集した情報に基づいて交通情報を生成する交通情報生成部33と、を有する情報サーバ300を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、走行する車両から取得された情報を収集し、収集された情報を処理する情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
この種の技術に関し、プローブカー(車両)の位置、方向、速度情報などを所定のタイミングでセンタへ送信し、情報センタはプローブカーから送信されたプローブ情報と過去から現在に渡って蓄積されたプローブ情報群とを用いて、プローブカー前方区間における渋滞状況を予測する技術が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、センタへ送信されるプローブカーの位置等は、利用者が任意に設定するタイミングで送信されるが、設定された通信環境は車両毎に異なるため、利用者が設定する通信環境によっては位置等の情報がセンタへなかなか送られず、センタの収集できる情報が少なくなり、渋滞情報の予測精度が低減する可能性があるという問題があった。
本発明は、情報センタに早いタイミングで情報を送信する車両として特定された送信実行車両に、各車両にて検出された情報を集約するととともに、集約された情報を情報センタに送信させることにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、情報センタは効率良く情報を収集することができ、情報センタの収集できる情報を増加させることができるため、各車両の通信環境にかかわらず渋滞情報の予測精度などの情報処理精度を向上させることができる。
本実施形態の交通情報提供システム1000は、移動する車両を用いて渋滞状況等の交通状況を観測する、いわゆるプローブカーシステムの一態様である。
以下、本実施形態の交通情報提供システム1000を、図面に基づいて説明する。図1は交通情報提供システム1000のブロック構成の概要例を示す図、図2は、交通情報提供システム1000の具体的なブロック構成の一例を示す図である。
図1及び図2に示すように、交通情報提供システム1000は、自車両に搭載された車載情報処理装置100と、他車両に搭載された車載情報処理装置200と、情報センタの一態様としての情報サーバ300とを有する。車載情報処理装置100,200は、各地点で検知される情報(検知情報又はプローブ情報ともいう)を情報サーバ300に提供し、情報サーバ300は、車両側から収集された情報(検知情報又はプローブ情報ともいう)に基づいて交通情報を生成する。
まず、車載情報処理装置100,200が備える各構成について説明する。車載情報処理装置100は、通信部11と、送信実行車両特定部12と、集約部13と、送信制御部14とを備える。これらは、CPU(Central Processing Unit),MPU(Micro Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor),FPGA(Field Programmable Gate Array)などの一般的な動作回路を組み合わせて構成される。
通信部11は、他車両に搭載された車載情報処理装置200及び情報サーバ300を少なくとも含む外部と情報の授受を行う。本例の通信部11は、通信ネットワーク上に構成された情報サーバ300との間の通信を行うための広域通信機能111と、自車両と他車両との間の通信を行うための車車間通信機能112を備える。
広域通信機能111は、情報サーバ300と情報の授受を行うことができるものであれば特に限定されず、携帯電話網、UWB(Ultra Wide Band)やDSRC(Dedicated Short Range Communication)などの無線LAN、地上波データ放送波、衛星放送波などを用いた通信デバイスである。
また、車車間通信機能112は、比較的狭い領域内に存在する車両間同士で情報の授受を行うことができるものであれば特に限定されず、例えば、ISM(Industry Science Medical)バンド(2.4GHz帯)を利用するIEEE 802.11系無線LAN規格に従う無線通信デバイス、Bluetooth規格に従う無線通信デバイスである。なお、広域通信機能111と車車間通信機能112は、共通の通信デバイスを用いることができる。なお、車車間通信機能112は、路上に設けられたトラフィックカウンタとの間で情報の授受を行うこともできる。
自車両の通信部11は、車車間通信機能112を用いて、他車両との間で「車両において検知される情報」と「車両の通信状態ファイル」の交換を行う。
まず、「車両において検知される情報」の交換について説明する。車車間通信機能112は、自車両において検知される情報を他車両へ送出するとともに、他車両において検知される情報を取得する。ここで「車両において検知される情報」とは、例えば、車両の現在位置(緯度経度情報、地点の特定情報、地図上の位置情報)、車両の走行速度、車両が所定の道路リンクを通過する際の旅行時間などの情報である。
これらの「車両において検知される情報」は、その車両に搭載された、GPSシステム51を備えたナビゲーション装置5、車速センサ6、タイマ7を含む車載装置1により検知される。具体的に、ナビゲーション装置5はGPSシステム51を用いて車両の現在位置を検知する。車速センサ6は車両の走行速度を検知する。また、地図情報を参照し、走行速度に基づいて所定の道路リンクを通過する際の旅行時間を検知する。また、さらに、タイマ7は各情報の検知時間を検知する。検知された各車両の情報(検知情報)は、読み出し可能な状態で情報蓄積部9,29に蓄積される。検知情報の蓄積に際しては、タイマ7で検知された検知時間と対応づける。なお、情報蓄積部9、29の態様は特に限定されず、例えばキャッシュメモリ、メインメモリ、HDD、CD、MD、DVD、光ディスク、FDDなどの一般的な記憶媒体を用いることができる。
なお、これらのナビゲーション装置5、車速センサ6、タイマ7、車載情報処理装置100、及び情報蓄積部9を含む車載装置1は、CAN(Controller Area Network)などの車載LANにより接続され、相互に情報の授受を行う。
次に「車両の通信状態ファイル」の交換について説明する。車車間通信機能112は、他車両の通信部21の通信状態、具体的には広域通信機能212が情報サーバ300と通信する際の通信状態が記録された通信状態ファイル2111を取得する。他方、他車両の車車間通信機能112は、自車両の通信部11の通信状態、具体的には広域通信機能111が情報サーバ300と通信する際の通信状態が記録された通信状態ファイル1111を取得する。なお、通信部11,21は、予め、自身の通信部11の通信状態ファイル1111,2111を記憶する。
この車両の通信状態ファイル1111,2111に記録された通信状態は、通信頻度(回/時間)、送信タイミング、及び通信の種別のいずれか一以上の情報を含む。あるタイミング(11:00)における通信状態(情報)の一例を図3に示す。図3に示すように、本例の通信状態の情報は、通信頻度に関し、定期的に通信を実行する場合はその周期(回/時間)、及び非定期に通信を実行する場合は非定期である旨の情報を含む。また、本例の通信状態の情報は、通信部11,21の種別に関し、通信部11,21が携帯電話であるか又は無線通信であるかの種別を含む。さらに、本例の通信状態の情報は、通信部11,21の送信タイミングに関し、最後に通信を行った最終通信日時と、自車両が最も早くアクセスできる(直近の)アクセスポイント(AP)に到着するまでの時間とを含む。なお、直近のアクセスポイントに到着するまでの時間は、現在位置とアクセスポイントの位置とこれらを含む地図情報と車速とに基づいて求めることができる。
ここで、通信状態の情報は、通信部11,21が情報サーバ300に情報を送信するタイミングを判断するのに有用な情報であれば特に限定されず、通信部11,21の通信速度、通信情報量、次の通信日時などを含む。また、本例の通信状態ファイル1111,2111は、IPアドレスなどの通信先特定情報、その他の車両IDを含む。
通信部11,21は、車車間通信が確立するタイミングで、各車両から通信状態ファイル1111,2111を通信可能な他車両へ送出する。通信状態ファイル1111,2111を受信する各車両は、受信された通信状態ファイル1111,2111を、さらに通信可能な車両に転送する。これにより、各車両は他車両と通信状態ファイル1111,2111を交換することができる。
そして、車車間通信を介して取得された他車両の通信状態ファイル2111は、後述する送信実行車両特定部12に送出される。
次に、送信実行車両特定部12について説明する。送信実行車両特定部12は、通信状態取得部121と比較部122とを備え、自車両の通信部11の通信状態と他車両の通信部21の通信状態とに基づいて、早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信する車両を、送信実行車両として特定する。「早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信する車両」とは、最も早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信する車両、最も早いタイミングから早い順に上位n番目(nは任意に定義された数)までの相対的に早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信する車両、又は、予め定義された「早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信する状態」の条件を満たす車両である。
通信状態取得部121は、前述のとおり、通信部11の車車間通信機能112を介して他車両の広域通信機能211の通信状態を取得する。さらに、通信状態取得部121は、予め記憶された自車両の広域通信機能111の通信状態ファイル1111を読み込んで取得する。
そして、比較部122は、自車両の通信状態ファイル1111と他車両の通信状態ファイル2111とを比較し、最も早い(又は早い順から上位n番目までの相対的に早い)タイミングで情報サーバ300にアクセスする車両を判断する。また、比較部122は、自車両の通信状態ファイル1111と他車両の通信状態ファイル2111とを比較し、所定の条件を満たし、早いタイミングで情報サーバ300にアクセスする車両を判断する。
この比較部122は、自車両及び他車両の通信部11,21の通信頻度、通信部11,21の送信タイミング及び通信部11,21の種別のいずれか一以上の通信状態を比較して、送信実行車両を特定する。送信実行車両を特定する手法は限定されないが、通信頻度が最も多い、通信頻度が相対的に多い(前回通信から次回通信までの時間が短い)車両を送信実行車両として特定する手法、送信タイミングが最も早い車両、相対的に早い車両、早いタイミングで情報サーバにアクセスすると判断される所定の条件を満たす車両を、送信実行車両として特定する手法、通信部11,21が携帯電話である車両を送信実行車両として特定する手法、及びこれらを組み合わせた手法を用いることができる。
また、比較部122は、通信部11,21の通信頻度、送信タイミング及び通信デバイスの種別を含む通信状態について、情報サーバ300へ情報を送信する次のタイミングまでの時間の短さを評価する観点から予め重み付けがなされた評価基準を参照し、通信部11,21の通信状態に基づいて送信実行車両を特定する。
評価基準においては、次回送信タイミングまでの時間が短いと予測される通信状態については相対的に大きい重み付け(高い配点)がなされ、次回送信タイミングまでの時間が長い又は不明と予測される通信状態については相対的に小さい重み付け(低い配点)がなされている。評価基準は適宜定義することができるが、例えば、通信頻度が高いほど(時間あたりの通信回数が多いほど)大きい重み付け(高い配点)を行う。また、通信部11,21の種別が携帯電話である場合はアクセスポイント(AP)の存在が通信可能条件となる無線通信である場合よりも相対的に大きい重み付け(高い配点)を行う。さらに、通信部11,21の送信タイミングが現在時刻に近いほど大きい重み付け(高い配点)を行う。
図4は、図3に示す通信状態ファイル1111,2111について、予め重み付けがなされた評価基準に基づいて、通信状態の評価を行った例を示す図である。図4に示すように、通信頻度に関し、非定期の通信状態には0点を付し、60分/1回の通信状態には2点を付し、5分/1回の通信状態には10点を付す。
このように、通信部11,21のデバイスの種別に関し、アクセスポイントの存在が条件となる無線アクセスポイント(無線AP)には0点が付され、アクセスポイントの存在にかかわらず通信可能な携帯電話には、通信可能性が確実であると判断され、10点が付される。さらに、最終の送信タイミングと通信頻度とに基づいて求められた次回送信タイミングに関し、次回の送信が何時になるか分からない(未定)の通信状態には0点が付され、現在時刻11:00から3分後に送信が予定される通信状態には10点が付され、現在時刻11:00から20分後に送信が予定される通信状態には4点が付される。
なお、無線アクセスポイントを用いる車両Aについては、次回の送信が未定であるとして0点が配点されたが、車両の走行予定経路及び目的地(自宅など)にアクセスポイントがある場合は、アクセスポイントまでの距離又は所要時間に応じて、より具体的な重み付けの点数を配点することができる。以上説明に用いた重み付けの例は、特に限定されず、適宜定義することができる。
また、本例では、車両間で通信状態ファイルを交換することにより、送信実行車両を特定するが、送信実行車両の特定手法は特に限定されない。例えば、通信部11,21が定期的に情報サーバ300にアクセスする場合は、情報サーバ300側において各車両の通信頻度を把握することができるため、事前に作成された送信実行車両のIDリストを予め各車両に記憶させ、IDリストにある車両が通信可能領域内に存在する場合は、その車両を送信実行車両として特定してもよい。
比較部122は、通信頻度、通信部の種別及び次回の送信タイミングに付された点数をそれぞれ車両ごとに合計する。この点数は、情報サーバ300に情報を送信するタイミングまでの時間が短いほど高くなるように重み付けがなされているから、合計された点数が最も高い車両の通信部11,21が、最も早く情報サーバ300へ情報を送信すると予測できる。図4に示す例において、通信状態の評価点数の合計点は、車両Aが0点、車両Bが30点、車両Cが16点である。このため、比較部122は、合計点数が最も高い車両Bを送信実行車両として特定する。そして、特定された車両Bの通信先特定情報を集約部13へ送出する。なお、比較部122は、合計点数が上位n番目までの車両を送信実行車両として特定することもできる。
続いて、集約部13について説明する。集約部13は、送信実行車両特定部12により特定された送信実行車両の情報処理装置100又は200に、各車両が取得する情報を集約させる。集約させる情報は特に限定されないが、各車両の車載装置1が検知する、各車両の現在位置情報、各車両が所定の道路リンクを通過するための旅行時間、各車両の車速情報、及び時間情報などである。
具体的に、集約部13は、自車両に情報を集約させる取得要求部131と、他車両に情報を集約させる送出要求部132と、取得要求部131及び送出要求部132の要求に応じて情報を取得する検知情報取得部133と、を備える。
取得要求部131は、送信実行車両特定部12により自車両が送信実行車両に特定された場合、他車両に対し、その他車両が取得する情報を自車両(の車載情報処理装置100)へ送信するよう要求する取得要求命令を生成し、この取得要求命令を、通信部11を介して他車両へ送出させる。取得要求命令には、自車両の送信先特定情報を含ませることができる。この取得要求命令を受信する他車両の集約部23は、この命令に従い、その他車両において検知された情報を送信実行車両(自車両)へ送信する。つまり、検知情報取得部133は、通信部11を介して、他車両において検知される情報を取得する。加えて、検知情報取得部133は、自車両側において検知された情報を情報蓄積部9から取得する。
他方、送出要求部132は、送信実行車両特定部12により自車両が送信実行車両に特定されなかった場合、その自車両において検知される情報を、通信部11を介して送信実行車両(他車両)へ送出させる送出要求命令を生成する。検知情報取得部133は、情報蓄積部9に蓄積された自車両において検知される情報を取得する。自車両の集約部13は、送出要求命令に従い、通信部11を介して、検知情報取得部133が取得する自車両側の検知情報を、送信実行車両(他車両)に向けて送出する。
このように、集約部13は、自車両が送信実行車両として特定された場合は、自車両に、他車両の検知情報及び自車両の検知情報を集約する。他方、集約部13は、自車両が送信実行車両として特定されなかった場合は、他車両である送信実行車両に自車両の検知情報を送信することで、送信実行車両に検知情報を集約させる。
図5は、所定のタイミングにおいて通信可能な車両間における情報の授受を説明するための図である。同図に示すように、まず、送信実行車両に特定された車両Bが、(1)自車両以外の車両(本例では車両A及び車両C)に情報取得要求命令を送出する。この情報取得要求命令には、取得可能な情報量を含める。この取得可能な情報量は、送信実行車両Bが情報サーバ300に送信できる情報量の最大量(送信可能情報量)とする。この送信可能情報量は、通信部の広域通信機能111が記憶する通信状態ファイル1111に含まれる。
次に、(2)車両A及び車両Cは、各車両において検知される情報のうち、最新の情報を車両Bに送信する。これにより車両Bに、車両A及び車両Cの検知情報を集約する。
続いて、(3)送信実行車両Bは、次に情報サーバ300に情報を送信するタイミングを、車両A及び車両Cに送信する。車両Bが次に情報を送信するタイミング経過後、車両A及び車両Cの情報蓄積部9,29は、先に送信された情報を削除する。これにより、不要な情報を重複して送受信することがなく、またハードウェアを有効に利用することができる。
集約された情報は、送信制御部14の制御に従い、情報サーバ300へ送信される。送信制御部14は、自車両が送信実行車両に特定された場合は、通信部11を介して、集約部13により集約された情報を情報サーバ300へ送信する。
なお、送信実行車両Bは集約された情報を車両A及び車両C以外の車両に送信することも可能である。そして、車両A〜C以外の車両の車載情報処理装置200がより早いタイミングで情報を送信できる場合は、その車両から集約された情報を情報サーバ300に送信させてもよい。これにより、集約された情報をより早いタイミングで情報サーバ300に送信することができる。
この送信制御部14は、集約部13により集約された情報を編集する編集部141を備え、この編集部141により編集された情報を情報サーバ300に送信させる。
編集部141は、集約部13により集約された情報を、その情報量が減少するように編集する。具体的に、編集部141は、送信する情報の選択、送信する情報のデータサイズの調整を行うことにより、集約された情報の情報量を減少させる。
具体的に、編集部141は、集約部13により集約された情報に共通の検知領域、例えば、共通の道路、共通の交差点、共通の地点に関する情報が含まれる場合は、共通の検知領域に関する情報の中から一又は複数の情報を、情報サーバ300に送信する情報として選択する。検知領域が共通するか否かは、ナビゲーション装置5から取得された位置情報、ナビゲーション装置5が備える地図情報52を参照し、位置情報に基づいて判断された道路リンクの識別子又は交差点の識別子その他の位置が特定できる情報を比較して判断する。
また、情報を選択する手法は特に限定されず、検知領域が共通する情報のうち、検知された時刻が最も遅い(最も新しい)情報から、順次、所定数の検知時刻の遅い情報を選択することができる。検知された時刻は、タイマ7により計時された時刻である。これにより、所定の基準で選択された新しい情報のみを情報サーバ300に送信し、送信する情報の量を低減させることができる。
さらに、検知領域が共通する情報のうち、検知された時刻が最も遅い(最も新しい)検知情報を基準として、その差が任意の閾値(例えば±20%)以内である検知情報を選択することができる。この場合、相対的に速いタイミングで検知された(比較的古い)情報は削除する。このように、共通する検知領域で検知されたほぼ同値の情報、すなわち重複する情報を排除することにより、情報サーバ300に送信する情報の量を低減させることができる。
さらにまた、編集部141は、集約部13により集約された情報に共通の検知領域、例えば、共通の道路、共通の交差点、共通の地点に関する情報が含まれる場合は、共通の検知領域に関する情報群について統計処理を行い、その情報群の個々の情報の分布に基づいて、情報群の傾向、特徴を数量的に求める。具体的には、検知領域が共通する情報の平均値を算出し、この平均値に最も近似する情報又はこの平均値との差が所定閾値以内の情報を、情報サーバ300に送出する情報(処理の結果)として求める。これにより、平均値と大きく離れる(所定値以上の差が生じる)情報を排除することができ、情報サーバ300に送信する情報量を低減させるとともに、情報の正確性を向上させることができる。
加えて、検知領域が共通する情報の中に偏差が大きい(全体の平均値との差が所定閾値以上である)特異情報が含まれている場合は、その特異情報を除いて平均を算出し、この平均値に最も近似する情報又はこの平均値との差が所定閾値以内の情報を、情報サーバ300に送出する情報として求める。これにより、特異な情報を排除することができ、情報の正確性を向上させるとともに、情報サーバ300に送信する情報の量を低減させることができる。
なお、編集部141は、以上のような選択処理、統計処理を行った場合は、処理の対象となった全情報の数を送信する情報に含ませることが好ましい。これにより、情報サーバ300側は、処理の対象数を認識することができる。
また、編集部141は、通信部11の広域通信機能111が記憶する通信状態ファイル1111に含まれる送信可能情報量を参照し、送信する情報を送信可能情報量以下に編集する。編集部141は、情報サーバ300に送信しようとする情報を一部削除する処理又は圧縮処理することにより、送信する情報を送信可能情報量以下に編集する。これにより、送信サーバ300に情報を円滑に送信することができる。
送信制御部14は、選択処理、統計処理、又は情報の削除又は圧縮処理がされた情報を情報サーバ300に送信させる。通信環境等の影響により一度の送信処理で情報を完全に送信できない場合は、次回の通信時に合わせて送信する。 このように、各車両にて検知された情報は、送信実行車両を介して情報サーバ300に収集される。
次に、図1及び図2に戻り、情報サーバ300について説明する。情報サーバ300は、通信部31と、情報収集部32と、交通情報生成部33と、出力制御部34とを有する。なお、情報サーバ300の交通情報生成部33、出力制御部34は、CPU(Central Processing Unit),MPU(Micro Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor),FPGA(Field Programmable Gate Array)などの一般的な動作回路を組み合わせて構成される。
通信部31は、車両(自車両及び他車両を含む)の車載情報処理装置100,200と情報の授受を行う。通信部31は、UWB(Ultra Wide Band)やDSRC(Dedicated Short Range Communication)などの無線LANの通信網、固定通信網、携帯電話網、地上波データ放送波、衛星放送波などを用いた情報通信デバイスであり、各車両側の通信部11と情報の授受を行う。
情報収集部32は、通信部31を介して、送信実行車両の集約部13により集約された情報を取得する。本実施形態において、情報収集部32が収集する情報は、送信制御部14の編集部141により編集された情報である。また、情報収集部32は、路上に設けられたトラフィックカウンタから車両の通行状況を収集してもよい。
交通情報生成部33は、収集された情報を解析し、交通情報を導く情報分析部331を備える。情報分析部331は、各車両の位置情報の経時的変化、地図情報52、及び/又は車両の走行速度に基づいて、各車両が走行する地点、道路又は領域の渋滞状況、交通量、交通流を分析する。交通情報生成部33は、分析の結果に基づいて交通情報を生成する。
出力制御部は、交通情報生成部33により生成された交通情報を、データ出力してもよいし、通信部31を介して各車両に配信してもよい。
次に、上記発明の交通情報提供システム1000の制御手順を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
図6に示すように、まず、自車両に搭載された情報蓄積部9は、ナビゲーション装置5、車速センサ6及びタイマ7が検知された情報を蓄積する(S100)。
ステップS100に相前後して、通信部11は、広域通信機能111の通信状態ファイル1111を参照し、図3に示すような、通信状態のファイルを作成する(S101)。
さらに、通信部11は、車車間通信機能112を用いて情報の授受が可能な他車両が存在するか否かを判断する(S102)。相互に通信が可能な他車両を検出するまで、S100〜S102を繰り返す。通信可能な他車両が検出されたら、その他車両に自車両の通信状態のファイルを送信するとともに、その他車両の通信状態のファイルを受信することにより、通信状態のファイルを交換する(S103)。
次に、送信実行車両特定部12の通信状態取得部121は、通信部11が取得する他車両の通信状態と、予め記憶された車両の通信部11の通信状態とを取得する。そして比較部122は、他車両の通信状態と自車両の通信状態とに基づいて、最も早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信する車両を送信実行車両として特定する(S104)。最も早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信できる車両に、その車両及び他車両の検知情報を集約し、まとめて情報サーバ300に送信することにより、情報サーバ300は高い効率で情報を収集することができる。また、送信実行車両の車載情報処理装置100が、最も早いタイミングで情報サーバ300に情報を提供するため、情報サーバ300は、最新の情報(検知されてから時間が経過していない情報)を収集することができる。そして、情報サーバ300は、最新の情報に基づいて精度の高い交通情報を生成することができる。
続いて、集約部13は、自車両が送信実行車両として特定されたか否かを判断する(S105)。自車両が送信実行車両である場合、S106に進み、集約部13の取得要求部131は、他車両に対して、他車両において検知された情報の取得を要求する取得要求を送出する(S106)。この取得要求には送信を要求する情報のデータサイズ(許容量)を含ませる。他車両側の集約部23は、この取得要求に応じて、他車両において検知された情報を送信実行車両である自車両に送出する。集約部13の検知情報取得部133は、他車両において検知された情報を、通信部11を介して取得する。これと並行して、検知情報取得部133は、自車両において検知された情報を、情報蓄積部9から取得する(S107)。送信実行車両である自車両側の集約部13は、取得された他車両の検知情報と自車両の検知情報を送信制御部14へ送出する。
送信制御部14は、S108で編集された情報の送信ファイルを他車両へ送信する(S109)。もし、他車両側の方が自車両よりも早いタイミングで編集された情報の送信が可能であれば、他車両に送信を行わせるためである。
また、送信制御部14は、S108で編集された情報の送信ファイルを情報サーバへ送信する(S110)。
ここで、S105に戻り、自車両が送信実行車両ではない場合(S105においてNo)、つまり他車両が送信実行車両である場合の処理を説明する。
送信実行車両から自車両の検知情報の取得を要求する取得要求の受信後(S111)、自車両側にて検知された情報を送信実行車両に送信する(S112)。S111で受信する取得要求には、要求データサイズが含まれているので、そのデータサイズ以下の情報を送信する。
また、本処理では、先述のS109の処理が他車両である送信実行車両において行われるため、自車両は、他車両により編集された情報の送信ファイルを受信する(S113)。
そして、S114にて、送信実行車両である他車両の送信予定時刻より前に、自車両が送信ファイルを情報サーバ300に送信可能か否かを判断する。自車両の方が先に検知情報の送信ファイルを情報サーバ300に送信できる場合(S114でYes)、S110へ進み、自車両の通信部11を介して、検知情報の送信ファイルを情報サーバ300へ送信する。
本処理は、ステップS105の判断後、自車両及び他車両の通信可能グループの構成、及び各車両の通信状況が変化し、自車両の方が早いタイミングで情報を情報サーバ300に送信できる可能性があるからである。ステップS105の判断に加えて、S114において、再度、最も早いタイミングで情報を情報サーバ300に送信できる車両を判断することにより、情報サーバ300は高い効率で情報を収集することができる。
他方、他車両の方が先に検知情報の送信ファイルを情報サーバ300に送信する場合(S114でNo)、S113において受信された検知情報の送信ファイルを削除する(S115)。
S110及びS115の処理が終わったら、電源オフとなるまでS100以降の処理を繰り返す。
本実施形態の交通情報提供システム1000、車載情報処理装置100及び情報処理方法は、以上のように動作するので、以下の効果を奏する。
本実施形態では、各車両に搭載された通信部11、21の通信状態を比較して、情報サーバ300に最も早いタイミングで情報を送信する車両を送信実行車両として特定し、この送信実行車両に各車両において検知された情報を集約して、この送信実行車両の通信部11,21に、集約された情報を情報サーバ300へ送信させるため、交通情報を生成する側(情報サーバ300)は効率良く情報を収集することができる。
すなわち、送信実行車両が、自車両のみならず他車両の検知情報も情報サーバ300に送信するため、1回のアクセスで他車両の台数分の検知情報を収集することができる。これにより、情報サーバ300に収集できる情報の絶対量を増加させるとともに、所定時間あたりに収集できる情報量を増加させ、結果として高い情報収集効率で情報を収集することができる。
また、送信実行車両が他車両よりも早いタイミングで情報サーバ300に情報を送信するため、情報サーバ300は最新の情報(検知されてから所定時間以上経過していない情報)を収集することができるため、精度の高い渋滞情報、交通量情報、交通流情報、その他の交通情報を生成することができる。
さらに、通信状態を、通信部11の通信頻度、通信部11の送信タイミング及び通信部11の種別の一以上の組み合わせに基づいて判断するため、最も早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信できる車両を正確に判断し、送信実行車両として特定することができる。
また、通信部11の通信頻度、通信部11の送信タイミング及び通信部11の種別について、情報サーバ300へ情報を送信するタイミングまでの時間の短さを評価する観点から重み付けがなされた評価基準に基づいて送信実行車両を特定するため、情報サーバ300に送信する時間の短さを定量的に判断し、最も早いタイミングで情報サーバ300へ情報を送信できる車両を正確に判断し、送信実行車両として特定することができる。
加えて、自車両が走行実行車両に特定された場合には、他車両に対して、他車両において検知される情報の取得を要求するため、他車両にて検知される情報を自車両(送信実行車両)に集約することができる。
他方、自車両が走行実行車両に特定されなかった場合には、走行実行車両に特定された他車両に、自車両側にて検知された情報の送出を要求するため自車両(送信実行車両以外の車両)にて検出された情報を、送信実行車両に集約することができる。
また、集約された情報を、その情報量が減少するように編集してから情報サーバ300に送信することにより、検知情報の送信時における通信負荷が低減されるため、情報の収集を迅速に行うことができる。
特に、集約された情報に共通の検知領域に関する情報が含まれる場合は、共通の検知領域に関する情報から検知された時間(時刻)が最も遅い情報(最新の情報)を選択して情報サーバ300に送信するため、検知情報の送信時における通信負荷を低減させ、情報サーバ300における情報の収集を迅速に行うことができる。
さらに、集約された情報に共通の検知領域に関する情報が含まれる場合は、共通の検知領域に関する情報を統計処理し、統計処理の結果を情報サーバ300に送信するため、検知情報の送信時における通信負荷を低減させ、情報の収集を迅速に行うことができる。
加えて、通信部11,21の送信可能情報量を参照し、送信可能情報量以下に編集された情報を情報サーバ300に送信するため、検知情報の送信時における通信負荷を低減させ、情報の収集を迅速に行うことができる。
本実施形態の車載情報処理装置100及び情報サーバ300を含む交通情報提供装置1000も、上述の効果と同様の作用及び効果を奏する。
なお、以上説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
すなわち、本明細書では、本発明に係る情報処理装置の一態様としての車載情報処理装置100を例にして説明をするが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、本明細書では、通信手段の一例としての通信部11と、特定手段の一例としての送信実行車両特定部12と、集約手段の一例としての集約部13と、送信制御手段の一例としての送信制御部14と、を備える情報処理装置100を、発明を実施するための最良の形態として説明するが、本発明に係る情報処理装置はこれに限定されるものではない。
また、本明細書では、本発明に係る情報センタの一態様としての情報サーバ300を例にして説明をするが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、本明細書では、情報センタ側の通信手段の一例としての通信部31と、情報収集手段の一例としての情報収集部32と、交通情報生成手段の一例としての交通情報生成部33と、出力制御手段の一例としての出力制御部34と、を備える情報サーバ300を、発明を実施するための最良の形態として説明するが、本発明に係る情報処理装置はこれに限定されるものではない。
1000…交通情報提供システム
100,200…車載情報処理装置,情報処理装置
11…通信部
111…広域通信機能
112…車車間通信機能
12…送信実行車両特定部
13…集約部
14…送信制御部
300…情報サーバ,情報センタ
31…通信部
32…情報収集部
33…交通情報生成部
331…情報分析部
34…出力制御部
100,200…車載情報処理装置,情報処理装置
11…通信部
111…広域通信機能
112…車車間通信機能
12…送信実行車両特定部
13…集約部
14…送信制御部
300…情報サーバ,情報センタ
31…通信部
32…情報収集部
33…交通情報生成部
331…情報分析部
34…出力制御部
Claims (11)
- 車両に搭載される情報処理装置であって、
収集された情報を処理する情報センタと他車両とを含む外部と情報の授受を行う通信手段と、
前記通信手段の通信状態と、前記通信手段を介して取得された前記他車両の通信状態とに基づいて、早いタイミングで前記情報センタへ情報を送信する車両を送信実行車両として特定する特定手段と、
前記特定された送信実行車両の情報処理装置に、前記各車両側にて検知される情報を集約する集約手段と、
自車両が前記送信実行車両に特定された場合は、前記集約手段により集約された情報を、前記通信手段を介して前記情報センタに送信する送信制御手段と、を有する情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記特定手段は、前記通信手段の通信頻度、前記通信手段の送信タイミング及び前記通信手段の種別のいずれか一以上の通信状態に基づいて、前記送信実行車両を特定する情報処理装置。 - 請求項2に記載の情報処理装置において、
前記特定手段は、前記通信手段の通信頻度、前記通信手段の送信タイミング及び前記通信手段の種別を含む通信状態について、前記情報センタへ情報を送信するタイミングまでの時間の短さを評価する観点から予め重み付けがなされた評価基準を参照し、前記通信手段の通信状態に基づいて前記送信実行車両を特定する情報処理装置。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記集約手段は、前記特定手段により自車両が前記送信実行車両に特定された場合は、前記他車両により検知される情報の取得を要求する取得要求を、前記通信手段を介して前記他車両へ送出させる情報処理装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記集約手段は、前記特定手段により自車両が前記送信実行車両に特定されなかった場合は、前記自車両により検知される情報を、前記送信手段を介して前記他車両へ送出させる情報処理装置。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記送信制御手段は、前記集約手段により集約された情報をその情報量が減少するように編集し、前記編集された情報を前記情報センタに送信させる情報処理装置。 - 請求項6に記載の情報処理装置において、
前記送信制御手段は、前記集約手段により集約された情報に共通の検知領域に関する情報が含まれる場合は、前記共通の検知領域に関する情報から検知された時間が遅い情報を、前記情報センタに送信する情報としてを選択し、前記選択された情報を前記情報センタへ送信させる情報処理装置。 - 請求項6に記載の情報処理装置において、
前記送信制御手段は、前記集約手段により集約された情報に共通の検知領域に関する情報が含まれる場合は、前記共通の検知領域に関する情報を統計処理し、前記統計処理の結果を前記情報センタに送信させる情報処理装置。 - 請求項6〜8の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記送信制御手段は、前記通信手段の送信可能情報量を参照し、前記送信可能情報量以下に編集された情報を前記情報センタに送信させる情報処理装置。 - 車両に搭載される情報処理装置と、前記情報処理装置から収集する情報を処理する情報センタとを備えた交通情報提供システムであって、
前記情報処理装置は、
他車両と情報センタとを含む外部と情報の授受を行う通信手段と、
前記通信手段の通信状態と、前記通信手段を介して取得された他車両の通信状態とに基づいて、早いタイミングで前記情報センタへ情報を送信する車両を送信実行車両として特定する特定手段と、
前記特定された送信実行車両の情報処理装置に、前記各車両において検知される情報を集約する集約手段と、
自車両が前記送信実行車両に特定された場合は、前記集約手段により集約された情報を、前記通信手段を介して前記情報センタに送信する送信制御手段と、を有し、
前記情報センタは、
前記車両に搭載される情報処理装置と情報を授受する通信手段と、
前記通信手段を介して、前記送信実行車両の集約手段により集約された情報を取得する情報収集手段と、
前記情報収集手段により収集された情報に基づいて交通情報を生成する交通情報生成手段と、
前記交通情報生成手段により生成された情報を外部に出力する出力制御手段と、を有する情報処理システム。 - 車両が備える通信機能の通信状態を比較して、情報を処理する情報センタに早いタイミングで情報を送信する車両を送信実行車両として特定し、
前記特定された送信実行車両に各車両側にて検知される情報を集約し、
前記送信実行車両に特定された車両の通信機能に、前記集約された情報を前記情報センタへ送信させる情報処理方法。
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