JP2009213242A - キャパシタ電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】キャパシタモジュールを構成するキャパシタバンクの充放電状態のばらつきを防止しつつ、出力電圧の変動を任意の範囲内に抑える。
【解決手段】キャパシタモジュールの各キャパシタバンクに並列に接続され、各キャパシタバンクの充放電状態のばらつきを補正するバランス回路と、前記キャパシタモジュールの各キャパシタバンクの電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出結果に基づいてスイッチを切り替えて中間タップ出力端子を選択するスイッチ制御部とを備え、出力電圧をある任意の範囲内に抑えつつ、各キャパシタモジュールの電圧のばらつきを防止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、キャパシタバンクから構成されるキャパシタモジュールを用いたキャパシタ電源システムに関する。
キャパシタ(電気二重層キャパシタ、ハイブリッドキャパシタ、レドックスキャパシタ等を含む)は、従来の二次電池と比較して、充放電の状態に応じて出力電圧が大きく変動するという特性を持っている。一般に、電子機器類は、それぞれの動作電圧にある程度の幅を持っているが、その動作電圧範囲外においては動作が不安定もしくは非動作となってしまう。このため、電圧変動の大きいキャパシタを電子機器類の電源として用いる場合は、キャパシタの電圧変動をある一定範囲内に抑える必要がある。
キャパシタの出力電圧を一定に保つ手段として、図1に示すようなDC−DCコンバータを用いて電圧変換を行う方法が考えられる。しかしながら、DC−DCコンバータを幅広い電圧範囲で動作させる場合は、損失が著しく大きくなってしまう、回路が大型化してしまう等の問題が発生する。また、キャパシタのエネルギー密度が従来の二次電池と比較して著しく低いことを踏まえると、従来のDC−DCコンバータよりも高効率の電圧変換方式が望まれていた。
そこで、図2に示すような、複数個のキャパシタバンクCx1、Cx2、・・・、Cxn、Cy1、・・・、Cymを直列に接続して構成されるキャパシタモジュールにおいて、複数の中間タップ出力端子とスイッチS0、S1、S2、・・・、Smを設け、負荷に接続されるキャパシタバンクの数(中間タップ出力端子)をスイッチで切り替えることにより出力電圧の変動幅を小さくするようにしたキャパシタ電源装置が提案されている(特開2000−209775)。
この回路は、電圧検出回路10によって一部又は全てのキャパシタバンクの電圧を検出し、これらを、負荷16に印加される電圧の変動が許容範囲に収まるよう基準電圧が設定された比較判定回路で判定し、その判定結果に基づいてスイッチ制御回路14がスイッチS0、S1、S2、・・・、Smを順次切り替えるよう動作する。
特開2000−209775号公報 K.Z.Guo,et.al.,:"Comparison and evaluation of charge equalization technique for series connected batteries"in Proc.IEEE PESC’06,pp.1−6(2006)
図3は、図2に示すキャパシタ電源装置を用いてキャパシタモジュールの放電を行った場合の出力電圧(上)、及びキャパシタバンクの電圧(下)の変化を示したグラフである。図3に示すように、キャパシタバンクの直列接続数の切り替えに伴い、それぞれのキャパシタバンクの負荷に接続される時間が異なるため、それぞれのバンクの間で充放電状態のばらつきが発生してしまい、一部のキャパシタバンク(図2ではCy1〜Cym)のエネルギーを最大限に活用することが出来ないという問題点があった。また、放電終了時の各キャパシタバンクの電圧が等しくなるように各キャパシタバンクに異なる容量値を採用することにより上記のような課題を解決することは可能かもしれないが、その場合は容量値の異なる複数種類のキャパシタバンクを準備することが必要となる。
本発明は、このような状況のもとになされたものであり、キャパシタモジュールを構成するキャパシタバンクの充放電状態のばらつきを防止しつつ、出力電圧の変動を任意の範囲内に抑えることができるキャパシタ電源システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るキャパシタ電源システムは、複数のキャパシタバンクが直列に接続されて構成されるキャパシタモジュールと、前記各キャパシタバンクの接続点よりスイッチを介して取り出される複数の中間タップ出力端子と、前記複数の中間タップ出力端子のうちの一つが負荷と接続されるよう前記スイッチを切り替えるスイッチ制御部とを含むキャパシタ電源システムであって、前記キャパシタモジュールの各キャパシタバンクに並列に接続され、各キャパシタバンクの充放電状態のばらつきを補正するバランス回路と、前記キャパシタモジュールの一部又は全てのキャパシタバンクの電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出結果に基づいて前記スイッチを切り替えて中間タップ出力端子を選択するスイッチ制御部とを備え、出力電圧をある任意の範囲内に抑えつつ、各キャパシタモジュールの電圧のばらつきを防止するようにしたことを特徴とする。
前記バランス回路は、コンデンサとスイッチ手段からなるものであり、コンデンサを用いて前記キャパシタモジュールのキャパシタバンク間でエネルギー伝送を行うものとすることができる。また、前記バランス回路を、コイルとスイッチ手段からなるものであり、コイルを用いて前記キャパシタモジュールのキャパシタバンク間でエネルギー伝送を行うものとすることもできる。さらに、前記バランス回路を、トランスとスイッチ手段からなるものであり、トランスを用いて前記キャパシタモジュールのキャパシタバンク間でエネルギー伝送を行うものとすることもできる。
上記の課題を解決するために、本発明に係るキャパシタ電源システムは、複数のキャパシタバンクが直列に接続されて構成されるキャパシタモジュールと、前記各キャパシタバンクの接続点よりスイッチを介して取り出される複数の中間タップ出力端子と、前記複数の中間タップ出力端子のうちの一つが負荷と接続されるよう前記スイッチを切り替えるスイッチ制御部とを含むキャパシタ電源システムであって、前記キャパシタモジュールの一部又は全てのキャパシタバンクの電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出結果に基づいて前記スイッチを切り替えて中間タップ出力端子を選択するスイッチ制御部とを備え、前記電圧検出部からの信号を受け、前記選択された中間タップ出力端子を基準として、直列接続キャパシタバンク群の高電位側と低電位側との間でエネルギー交換を行うDC−DCコンバータとを備え、出力電圧をある任意の範囲内に抑えつつ、各キャパシタモジュールの電圧のばらつきを防止するようにしたことを特徴とする。
上記キャパシタ電源システムにおいて、選択されている中間タップ出力端子を基準に直列接続キャパシタバンク群の高電位側と低電位側の定格充電電圧の比に応じたスイッチング時比率に基づいてDC−DCコンバータを動作させることができる。また、別の手段として、選択されている中間タップ出力端子を基準に直列接続キャパシタバンク群の高電位側と低電位側の電圧を検出し、高電位側と低電位側の直列接続キャパシタバンク群の電圧比がそれぞれの直列接続キャパシタバンク群の定格充電電圧の比と等しくなるようフィードバック制御によりDC−DCコンバータを動作させることができる。
本発明に係るキャパシタ電源システムは、キャパシタモジュールを構成する各キャパシタバンクの個体差に起因する充放電状態のばらつきを防止するために設けられるバランス回路を利用して各キャパシタバンク間にてエネルギーを交換することにより、中間タップ端子を用いた充放電による各キャパシタバンクの充放電状態の不均一化を防止しつつ、各キャパシタバンクの電圧に応じて負荷に接続される中間タップ端子を切り替えることにより出力電圧をある任意の一定範囲内に抑えることができる。
また本発明に係るキャパシタ電源システムは、選択されている中間タップ端子を境に高電位側と低電位側の直列接続キャパシタバンク群の間でDC−DCコンバータを用いてエネルギーを交換することにより、中間タップ端子を用いた充放電による各キャパシタバンクの充放電状態のばらつきを防止しつつ、キャパシタバンクの電圧に応じて負荷に接続される中間タップ端子を切り替えることにより出力電圧をある任意の一定範囲内に抑えることができる。
キャパシタバンクの電圧に応じて負荷に接続される中間タップ端子を切り替えることにより出力電圧をある任意の範囲内に抑えつつ、且つ、キャパシタモジュールを構成する全キャパシタバンクを均一に使用できるため全てのキャパシタバンクのエネルギーを最大限に活用することが出来る。また選択されている中間タップ端子よりも低電位側の直列キャパシタバンク群は負荷と直結されるため無損失で電力供給を行うことができる。損失が発生するのは選択されている中間タップ端子よりも高電位側の直列キャパシタバンク群からの電力分のみであるため、従来のDC−DCコンバータを用いたキャパシタ電源システムよりも高効率である。また、キャパシタモジュールを構成する全キャパシタバンクを均一に使用できることから全キャパシタバンクの容量を統一する事が可能であり、キャパシタモジュールのアッセンブリならびに設計が容易となる。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施の一形態について説明する。なお、以下の説明において、「キャパシタバンク」とは、単数のキャパシタセル、および複数のキャパシタセルの直列もしくは並列接続により構成される蓄電モジュールを指している。
[実施例1]
図4は、本発明の実施例1に係るキャパシタ電源システムの回路図であり、図2に示したものと同一のものには同一の符号が付してある。図4において、S0、・・・、Smは、中間タップに接続されたスイッチ、Cx1、・・・、Cxn、Cy1、・・・、Cymはキャパシタバンクである。スイッチS0・・・Smは常時いずれか一つのスイッチがオンしており、いずれか一つの中間タップを負荷に直結させる。電圧検出回路10によりキャパシタモジュールを構成する各キャパシタバンクの電圧を検出し、その検出結果を元に比較回路12において基準電圧と比較し、その比較結果を元にスイッチ制御回路14によってスイッチを操作し、出力電圧がある任意の範囲内に収まるよう制御する。なお、キャパシタバンクの電圧の検出は、全てのキャパシタバンクを対象に行ってもよいが、一部のキャパシタバンクのみについて行うこともできる。
図5は、図4に示した本実施形態のキャパシタ電源システムにおいて、キャパシタモジュールから負荷へ放電を行った場合のキャパシタモジュールの出力電圧(上)、およびキャパシタバンクの電圧(下)の変化を示したグラフである。S0がオンになっている状態からスタートし、負荷への電力供給はS0と接続されている中間タップ端子の低電位側の直列接続キャパシタバンク群Cx1、・・・、Cxnより行われるため、これらのセルの電圧は積極的に低下し、充放電状態のばらつきが発生することになる。
このとき、キャパシタモジュールと並列に接続されているバランス回路20は、上記選択されている中間タップ端子よりも高電位側のキャパシタバンクCy1、・・・、Cymから、低電位側のキャパシタバンクCx1、・・・、Cxnへ、エネルギーを受け渡すように動作する。つまり、キャパシタバンクCy1、・・・、Cymは、Cx1、・・・、Cxnへと放電し、キャパシタバンクCy1、・・・、Cymの電圧も低下する。このため、図4の構成においては、Cy1、・・・、Cymも放電に寄与するため、図2のようにバランス回路を用いない場合と比較して、各キャパシタバンクの電圧低下の勾配は緩くなる。
バランス回路20のエネルギー伝送スピード(バランス動作のスピード)が中間タップ出力端子からの放電による充放電状態のばらつきの発生よりも十分に速ければ、全てのキャパシタバンクの電圧が等しい状態が維持されたまま低下してゆく。そして放電が進行し出力電圧が、比較回路12に設定された任意の基準値に達すると、スイッチ制御回路14がスイッチS0をオフにすると同時にスイッチS1をオンとし、これにより出力電圧はキャパシタバンクCy1の両端電圧分だけ上昇する。なお、ここで、S1のオンによる電圧上昇によって出力電圧が任意の範囲を超えないようにキャパシタモジュールを設計する必要がある(Cx1、・・・、Cxnの直列数やS1を接続する中間タップの位置)。以下、同様にして、スイッチS1、・・・、Smを出力電圧に応じて順次切り替えていくことにより、出力電圧をある任意の範囲内に抑えつつ、バランス回路により全てのキャパシタバンクを均一に使用することができる。
キャパシタモジュールの充電を行う場合には、前記の放電の場合とは逆のシーケンスにおいて充電を行うことにより、充電電圧をある任意の範囲に抑えつつ、バランス回路により全てのセルを均一に充電することができる。
図6及び図7は、バランス回路20の具体例を示した図であり、図6はコンデンサを用いたスイッチトキャパシタ方式によるバランス回路の例であり、図7はコイルを用いた極性反転型双方向コンバータによるバランス回路の例である。これら二つの例は、いずれも充電及び放電の両方の期間に、キャパシタバンク間でのエネルギー伝送、つまりバランス動作を行うことができる。なお、充電及び放電の両方の期間においてバランス動作を行うことができる方式であれば、上記以外のトランスを用いた方式などについても、適用することは当然に可能である。バランス回路に関しては、大別してキャパシタを用いる方法、コイルを用いる方法、トランスを用いる方法に大別されるが、それぞれについての具体的な回路については種々のものが知られている(例えば非特許文献1参照)。
[実施例2]
図8は、実施例2に係るキャパシタ電源システムの回路図である。実施例1で説明したバランス回路は、各キャパシタバンク間で双方向にエネルギーの伝送を行うものであり、このバランス回路は、ばらつきの発生していないセル間においても動作するため、中間タップ出力端子からの放電による充放電状態のばらつきに対して効率よく動作することができない場合がある。また、図6や図7に示した方式においては隣接するセル間でバケツリレーのようにエネルギー伝送を行うため、直列接続数の多いキャパシタモジュールにおいてはばらつきを解消するために多数のキャパシタバンクを経由してエネルギー伝送する必要があるため、非効率的になってしまう。
図8のシステムは、選択されている中間タップ端子を基準として高電位側と低電位側の直列接続キャパシタバンク群の間で、DC−DCコンバータを用いてダイレクトにエネルギー伝送を行うよう構成されている。前述の図4の構成の場合と同様に、セル電圧検出回路22により各キャパシタバンクの電圧を検出し、それを比較回路で所定の基準電圧を比較し、その結果に基づいてスイッチ制御回路14がスイッチS0、S1、S2、・・・、Smを切り替えて、出力電圧がある任意の範囲内に収まるよう制御する。
図8の回路において、選択されている中間タップ端子を基準に高電位側から低電位側へとエネルギー伝送を行う場合、DC−DCコンバータへの入力は端子1−2間、出力は2−3間であり、低電位側から高電位側へとエネルギー伝送を行う場合の入力は端子2−3間、出力は1−2間である。DC−DCコンバータにはエネルギーの伝送方向に応じて単方向型および双方向型を使い分けることができる。
時比率設定回路24は、スイッチ制御回路より信号を受け、オンになっているスイッチに応じて時比率を変化させ、DC−DCコンバータの入出力電圧比を変化させる。DC−DCコンバータの入出力電圧比はスイッチングの時比率をDとすると、D/(1−D)となる。ここで、入出力の電圧比と高電位側と低電位側の直列接続キャパシタバンク群の定格充電電圧の比が等しくなるように時比率Dを設定することにより、各キャパシタバンク群を等しい充放電状態とすることができる。
例えば、スイッチS0がオンでCy1、・・・、Cymの直列接続キャパシタバンク群からCx1、・・・、Cxnの直列接続キャパシタバンク群へとエネルギー伝送を行う場合、Cy1、・・・、Cymの直列接続キャパシタバンク群とCx1、・・・、Cxnの直列接続キャパシタバンク群の定格充電電圧の比がD/(1−D)となるよう時比率を設定する。同様に、S1がオンの場合はCy2、・・・、Cymの直列接続キャパシタバンク群とCx1、・・・、Cy1の直列接続キャパシタバンク群の直列接続キャパシタバンク群の定格充電電圧の比がD/(1−D)となるよう時比率を設定する。
上述のように、DC−DCコンバータを動作させることによりキャパシタバンクの充放電状態のばらつき発生は抑えられる。しかし、実用上DC−DCコンバータの特性は理想からのずれがあり、入出力電圧比は完全にはD/(1−D)とならないため、時間の経過と共に徐々にキャパシタバンクの充放電状態のばらつきが発生することになる。
図9は、DC−DCコンバータにフィードバック制御をかけることにより、キャパシタバンクの充放電状態のばらつきを防止するようにしたキャパシタ電源システムの回路図である。図9において、電圧比比較回路30は、スイッチ制御回路14から高電位側と低電位側の直列接続キャパシタバンク群の定格充電電圧の比についての情報を受け取り、また、セル電圧検出回路22から高電位側の合計キャパシタバンク電圧と低電位側の合計キャパシタバンク電圧の情報を受け取る。これらの情報に基づいて電圧比比較回路30は、直列接続キャパシタバンク群の定格充電電圧の比と合計キャパシタバンク電圧の比が等しくなるよう時比率を制御することにより、DC−DCコンバータを動作させるものである。このように、キャパシタバンクの電圧や定格充電電圧の比の情報をDC−DCコンバータへフィードバックすることにより、図8に示したシステムよりも良好に、充放電状態のばらつきを防止することができる。
上記の実施形態の説明では、Cy1、・・・、Cymの各キャパシタバンクから中間タップ出力端子を取り出す場合を説明したが、必ずしもキャパシタバンク毎に設ける必要はなく、出力電圧の許容変動幅に応じて任意の位置より中間タップ出力端子を取り出してもよい。
本発明のキャパシタ電源システムは、バックアップ電源,移動体用電源,家庭用電源,非常用電源、蓄電設備、僻地用電源などに利用することができる。
DC−DCコンバータを用いて各キャパシタの電圧変換を行うことにより、キャパシタ電源の出力電圧を一定に保つ、従来の回路の回路図である。 複数個のキャパシタバンクを直列に接続して構成されるキャパシタモジュールにおいて、負荷に接続されるキャパシタバンクの数をスイッチで切り替えることにより出力電圧の変動幅を小さくするようにした、従来のキャパシタ電源装置の回路図である。 図2に示すキャパシタ電源装置を用いてキャパシタモジュールの放電を行った場合の出力電圧(上)、及びキャパシタバンクの電圧(下)の変化を示したグラフである。 本発明の実施例1に係るキャパシタ電源システムの回路図である。 図4に示した本実施形態のキャパシタ電源システムにおいて、キャパシタモジュールから負荷へ放電を行った場合のキャパシタモジュールの出力電圧(上)、およびキャパシタバンクの電圧(下)の変化を示したグラフである。 バランス回路20の具体例を示した回路図である。 バランス回路20の具体例を示した回路図である。 実施例2に係るキャパシタ電源システムの回路図である。 DC−DCコンバータにフィードバック制御をかけることにより、キャパシタバンクの充放電状態のばらつきを防止するようにしたシステムの回路図である。
符号の説明
10 電圧検出回路
12 比較判定回路(比較回路)
14 スイッチ制御回路
16 負荷
20 バランス回路
22 セル電圧検出回路
24 時比率設定回路
26 DC−DCコンバータ
30 電圧比比較回路

Claims (7)

  1. 複数のキャパシタバンクが直列に接続されて構成されるキャパシタモジュールと、前記各キャパシタバンクの接続点よりスイッチを介して取り出される複数の中間タップ出力端子と、前記複数の中間タップ出力端子のうちの一つが負荷と接続されるよう前記スイッチを切り替えるスイッチ制御部とを含むキャパシタ電源システムであって、
    前記キャパシタモジュールの各キャパシタバンクに並列に接続され、各キャパシタバンクの充放電状態のばらつきを補正するバランス回路と、
    前記キャパシタモジュールの一部又は全てのキャパシタバンクの電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部の検出結果に基づいて前記スイッチを切り替えて中間タップ出力端子を選択するスイッチ制御部とを備え、
    出力電圧をある任意の範囲内に抑えつつ、各キャパシタモジュールの電圧のばらつきを防止するようにしたことを特徴とするキャパシタ電源システム。
  2. 前記バランス回路は、コンデンサとスイッチ手段からなるものであり、コンデンサを用いて前記キャパシタモジュールのキャパシタバンク間でエネルギー伝送を行うものである、請求項1に記載のキャパシタ電源システム。
  3. 前記バランス回路は、コイルとスイッチ手段からなるものであり、コイルを用いて前記キャパシタモジュールのキャパシタバンク間でエネルギー伝送を行うものである、請求項1に記載のキャパシタ電源システム。
  4. 前記バランス回路は、トランスとスイッチ手段からなるものであり、トランスを用いて前記キャパシタモジュールのキャパシタバンク間でエネルギー伝送を行うものである、請求項1に記載のキャパシタ電源システム。
  5. 複数のキャパシタバンクが直列に接続されて構成されるキャパシタモジュールと、前記各キャパシタバンクの接続点よりスイッチを介して取り出される複数の中間タップ出力端子と、前記複数の中間タップ出力端子のうちの一つが負荷と接続されるよう前記スイッチを切り替えるスイッチ制御部とを含むキャパシタ電源システムであって、
    前記キャパシタモジュールの一部又は全てのキャパシタバンクの電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部の検出結果に基づいて前記スイッチを切り替えて中間タップ出力端子を選択するスイッチ制御部とを備え、
    前記電圧検出部からの信号を受け、前記選択された中間タップ出力端子を基準として、直列接続キャパシタバンク群の高電位側と低電位側との間でエネルギー交換を行うDC−DCコンバータとを備え、
    出力電圧をある任意の範囲内に抑えつつ、各キャパシタモジュールの電圧のばらつきを防止するようにしたことを特徴とするキャパシタ電源システム。
  6. 前記請求項5のキャパシタ電源システムにおいて、選択されている中間タップ出力端子を基準に直列接続キャパシタバンク群の高電位側と低電位側の定格充電電圧の比に応じたスイッチング時比率に基づいてDC−DCコンバータを動作させることを特徴としたキャパシタ電源システム。
  7. 前記請求項5のキャパシタ電源システムにおいて、選択されている中間タップ出力端子を基準に直列接続キャパシタバンク群の高電位側と低電位側の電圧を検出し、高電位側と低電位側の直列接続キャパシタバンク群の電圧比がそれぞれの直列接続キャパシタバンク群の定格充電電圧の比と等しくなるようフィードバック制御によりDC−DCコンバータを動作させることを特徴としたキャパシタ電源システム。
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