JP2009212211A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボンディングワイヤが持つインピーダンスにより高周波特性が損なわれることのない半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置100は、外部接続端子50とダイパッド10の間に第1のサブパッド30および第2のサブパッド32を持つ。この構成によると、第1のサブパッド30および第2のサブパッド32にボンディングワイヤ60bを接続することによりその長さを外部接続端子50に接続されるボンディングワイヤ60aと比べてより短くできる。その結果ボンディングワイヤによるインピーダンスを下げることができ、また放熱性も向上する。また、第1のサブパッド30および第2のサブパッド32を裏面電極として露出させることで接触抵抗を低減することができ、放熱性を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
近年半導体集積技術の進歩は目覚ましく、ひとつの半導体チップに多種多様な回路を組み込むことが可能となっている。それに伴って半導体チップが非常に多数の電極端子を持つことが多くなってきた。その理由のひとつとしては、低周波および高周波回路間またはアナログおよびデジタル回路間で電源および接地端子を分離する必要があることがある。
通常半導体チップはQFN(Quad Flat No lead)パッケージ等の半導体パッケージに封止され保護される。このような半導体パッケージの多くは、半導体チップを保持するダイパッドとそのダイパッドを囲むように配置された外部接続端子を樹脂で封止した構造を持つ。ここで半導体チップの電極端子は、金細線などのボンディングワイヤで外部接続端子と接続される。この外部接続端子は信号の入出力や接地電位、電源電位の供給などに用いられる。従って半導体チップの電極端子の数に見合った数の外部接続端子が設けられ、特に半導体チップが多数の電極端子を持つ場合、そのチップを保持する半導体パッケージの外部接続端子の数も多くなる。
特開平10−70159号公報
ここで外部接続端子の数が非常に多い場合、外部接続端子の先端を十分にダイパッドに近づけることが困難になっている。これは技術上外部接続端子の先端をある幅以下にはできないこと、および外部接続端子の先端同士が近すぎると信頼性を確保できないことによる。従ってこの場合外部接続端子の先端とダイパッドとの間にはある程度の距離が開くこととなる。
このため半導体チップの電極端子と外部接続端子とを接続するボンディングワイヤは少なくとも外部接続端子の先端とダイパッドとの間の距離程度の長さを持つこととなり、無視できないインピーダンスを持つ。特に半導体チップの高周波回路の電源電圧や接地電圧がこのボンディングワイヤによって供給される場合、そのボンディングワイヤのインピーダンスによってノイズが増大し高周波特性が損なわれるといった問題がある。また、電極端子を通じた放熱性を損なう原因ともなっている。
半導体パッケージを実装する際は裏面電極として露出させた外部接続端子の面をはんだなどにより基板のランドへ接続するが、その外部接続端子の面によって確保できる電極面は一般に小さく、無視できない接触抵抗を生じる原因となっている。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボンディングワイヤによるインピーダンスを低減し、外部への広い電極面を確保する半導体装置の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は半導体装置に関する。この半導体装置は、ダイパッドと、ダイパッドの一方の面上に固定された半導体チップと、ダイパッドを囲むように配置された複数の外部接続端子と、ダイパッドと複数の外部接続端子との間に設けられ、ダイパッドと絶縁されたサブパッドと、を備える。サブパッドの一方の面は、ボンディングワイヤによって半導体チップに設けられた電極端子と電気的に接続される。ダイパッドの他方の面およびサブパッドの他方の面が半導体装置の裏面電極として外部に露出する。
この態様によると、外部接続端子に比べてダイパッドにより近いサブパッドにボンディングワイヤを接続することで、その長さを短くすることができる。また、サブパッドには多数のボンディングワイヤを接続することができる。これらの理由によりボンディングワイヤに起因するインピーダンスを減らすことができ、またボンディングワイヤを通した放熱性も向上する。
さらにサブパッドをそのまま裏面電極として用いているので、外部接続端子と比較して大きな電極面積を確保することができる。これにより接触抵抗が減少し、基板への放熱性も向上する。
サブパッドはダイパッドを囲うように環状に形成されてもよい。
サブパッドは複数存在し、複数のサブパッドはダイパッドを中心とする入れ子状に形成されてもよい。
電極端子は、半導体チップに形成される半導体集積回路の少なくともひとつの回路ブロックの接地端子であってもよい。
この態様によると、外部の接地領域と上記接地端子との間のインピーダンスを低減させることができ、回路ブロックの性能向上に貢献する。
電極端子は、半導体チップに形成される半導体集積回路の少なくともひとつの回路ブロックの電源端子であってもよい。
この態様によると、外部の電源領域と上記電源端子との間のインピーダンスを低減させることができ、回路ブロックの性能向上に貢献する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を方法、装置などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る半導体装置によれば、より低いインピーダンスで半導体チップと外部とを電気的に接続することができる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。
本発明は特に数GHzの高周波信号を取り扱う回路を含む半導体チップのパッケージ等に好適に用いられる。例えば衛星放送チューナ用半導体チップやBluetoothデバイスに組み込まれる半導体チップのパッケージに本発明を用いることができる。
図1は、実施の形態に係る半導体装置100の構成を示す斜視図である。図1においては半導体装置100の内部を明確に表示するために、封止樹脂110は透明であると仮定して示す。封止樹脂110の輪郭は破線で示す。半導体装置100は、ダイパッド10、半導体チップ20、第1のサブパッド30、第2のサブパッド32、外部接続端子50、ボンディングワイヤ60a、ボンディングワイヤ60bおよびボンディングワイヤ60cを備える。半導体装置100は例えばQFN(Quad Flat No lead)パッケージであってもよい。図1においては、説明を簡単にするために実際よりも少ない数の電極端子70が示される。実際にはより多くの電極端子70が設けられており、全ての外部接続端子50およびサブパッドが、外部との接続のために電極端子70とボンディングワイヤによって電気的に接続されている。
ダイパッド10には半導体チップ20が接着される。この接着には例えば銀ペースト樹脂が用いられてもよい。外部接続端子50はダイパッド10を囲むように配置される。ダイパッド10と外部接続端子50の間の領域には、第1のサブパッド30および第2のサブパッド32が、それぞれダイパッド10を囲うように環状に、かつ内側からその順にダイパッド10を中心とした入れ子状に形成される。ダイパッド10、第1のサブパッド30、第2のサブパッド32および外部接続端子50は互いに絶縁されている。半導体チップ20には電極端子70が形成される。例えば、電極端子70は半導体チップ20の表面に設けられてもよい。この電極端子70とダイパッド10はボンディングワイヤ60cによって、電極端子70と第1のサブパッド30および第2のサブパッド32はボンディングワイヤ60bによって、そして電極端子70と外部接続端子50はボンディングワイヤ60aによって電気的に接続される。
図2は、実施の形態に係る半導体装置100を上から見た平面図である。封止樹脂110については図1と同様である。
図3は、実施の形態に係る半導体装置100の裏面電極の平面図である。図3では封止樹脂110に対して図1のような仮定をせずに表示する。これはサブパッドの露出状態を明確に表示するためである。本実施の形態に係る半導体装置100では、外部接続端子50に加えてダイパッド10、第1のサブパッド30および第2のサブパッド32を裏面電極として露出させている。
以上が実施の形態に係る半導体装置100の構成である。
つぎに、実施の形態に係る半導体装置100の製造方法の一例を説明する。
本実施の形態に係る半導体装置100を製造するためにはまず、ダイパッド10、第1のサブパッド30および第2のサブパッド32を個々に銅などの金属により形成する。次にその個々の部材を固定するための枠、例えばその個々の部材のそれぞれの四隅を支持する小さな鍵状の枠が設けられた封止用の金型を製作する。そしてその金型に個々の部材を固定し、さらに外部接続端子50が形成されたリードフレームを併せて固定する。この状態でダイパッド10に半導体チップ20を銀ペースト樹脂などにより接着し、ボンディングワイヤを取り付ける。その後エポキシ樹脂などの封止樹脂110で全体を固定する。最後に裏面電極に付着した不要な樹脂を研磨などにより除去することで本実施の形態に係る半導体装置100を製造することができる。但し上記製造方法は例示であり、半導体装置100の製造方法はこれに限定されるものではなく、ダイパッド10を囲うように環状に、かつ内側からその順にダイパッド10を中心とした入れ子状に形成される複数のサブパッドを含む半導体装置を製造する方法によって製造されてもよい。
本実施の形態に係る半導体装置100によれば、電極端子70と第1のサブパッド30または第2のサブパッド32を接続するボンディングワイヤ60bは、電極端子70と外部接続端子50を接続するボンディングワイヤ60aよりも短い。また、第1のサブパッド30および第2のサブパッド32には多数のボンディングワイヤ60bを接続することができる。これらふたつの理由によりボンディングワイヤに起因するインピーダンスを減らすことができ、さらにボンディングワイヤを通した放熱性も向上する。この結果半導体チップ20の動作はより安定し、特に高周波での特性が向上する。
また、第1のサブパッド30および第2のサブパッド32は半導体チップ20を囲うように配置されているので、電極端子70が半導体チップ20の四辺のどこに位置していても、その辺と隣接する第1のサブパッド30もしくは第2のサブパッド32の辺が存在する。従って電極端子70の位置にかかわらずにより短いボンディングワイヤを設けることが可能である。これは半導体チップ20のデザイン上の制約を減少させる効果がある。
さらに第1のサブパッド30および第2のサブパッド32をそのまま裏面電極として用いているので、ひとつの外部接続端子50と比較して大きな電極面積を確保することができる。これにより半導体装置100とそれが実装される基板の配線との間の接触抵抗が減少し、また基板への放熱性も向上する。
図4(a)〜(b)は、変形例に係る半導体装置を上から見た平面図である。
図4(a)は変形例に係る半導体装置400であってそのサブパッドがアイランド状で
ある半導体装置400を上から見た平面図である。封止樹脂110については図1と同様である。図4(a)においては、説明を簡単にするために実際よりも少ない数の電極端子70が示される。実際にはより多くの電極端子70が設けられており、全ての外部接続端子50およびサブパッドが、外部との接続のために電極端子70とボンディングワイヤによって電気的に接続されている。本変形例に係る半導体装置400はダイパッド10とそのダイパッド10を囲むように配置された外部接続端子50との間の領域にアイランド状の複数のサブパッド40a〜40dを備える。本変形例に係る半導体装置400によれば、上記実施の形態において説明したようにボンディングワイヤに起因するインピーダンスを減らすことができ、またそれを通じた放熱性を向上させることができる。さらにそれだけではなく、その構造からリードフレームを用いる従来の方法によって製造することができる。また、環状のサブパッドの場合では半導体チップに最も近いサブパッドはひとつであるが、本変形例の場合ではそれを4つ形成することができる。従って本変形例においては、短いボンディングワイヤによってより多くの回路ブロックの端子を外部と接続することができる。
図4(b)は変形例に係る半導体装置500であってそのサブパッドがコの字型である半導体装置500を上から見た平面図である。封止樹脂110については図1と同様である。図4(b)においては、説明を簡単にするために実際よりも少ない数の電極端子70が示される。実際にはより多くの電極端子70が設けられており、全ての外部接続端子50およびサブパッドが、外部との接続のために電極端子70とボンディングワイヤによって電気的に接続されている。本変形例では、半導体装置500は外部接続端子をその一部に含むコの字型のサブパッド52を含む。実施の形態の変形例としては、この他に例えばL字型のサブパッドを含む変形例や、これまでに説明された形状のサブパッドの組合せに係る変形例も可能である。
つぎに、実施の形態に係る半導体装置100が実装される多層配線基板200について説明する。なお多層配線基板200は例示であり、本発明はこれに限定されるものではなく、半導体装置100に対応するランドが設けられた基板に半導体装置100が実装されてもよい。
図5(a)〜(d)は、多層配線基板200に含まれる配線層を上から見た平面図である。また、図6は図5(a)のA−A線断面図である。
図5(a)は多層配線基板200の表面配線層210を上から見た平面図である。図5(a)においては、半導体装置100の実装領域120を破線で囲まれた領域として示し、多層配線基板200の表面に現れないビアを破線の円で表示する。図5(a)から図5(b)〜(d)へ引かれた破線は、図5(a)に示された表面配線層210に含まれる部材と図5(b)〜(d)に示された配線層の部材との位置関係を明確にするために示されている。表面配線層210は第1の絶縁層250上に形成された中心ランド90、第1のランド92、第2のランド94および端子ランド96を備える。それらのランドは実施の形態に係る半導体装置100のダイパッド10、第1のサブパッド30、第2のサブパッド32および外部接続端子50の裏面電極として露出している面にそれぞれ電気的に接続される。中心ランド90、第1のランド92および第2のランド94は、中心ビア80、第1のビア82および第2のビア84によってそれぞれ多層配線基板200の他の配線層へ電気的に接続される
図5(b)は多層配線基板200の第1の配線層220を上から見た平面図である。図5(b)においては、半導体装置100の実装領域120に対応する領域には同じ符号120を付し破線で囲まれた領域として示し、第1の導体シート222上で第2のビア84と接続される領域には同じ符号84を付し破線の円で表示する。第1の導体シート222は、例えば銅などの金属をめっきした後に第1の中心孔224部分をエッチング処理により除去することで形成されてもよい。
図5(c)は多層配線基板200の第2の配線層230を上から見た平面図である。図5(c)においては、半導体装置100の実装領域120に対応する領域には同じ符号120を付し破線で囲まれた領域として示し、第2の導体シート232上で第1のビア82と接続される領域には同じ符号82を付し破線の円で表示する。第2の導体シート232は、例えば銅などの金属をめっきした後に第2の中心孔234部分をエッチング処理により除去することで形成されてもよい。
図5(d)は多層配線基板200の第3の配線層240を上から見た平面図である。図5(d)においては、半導体装置100の実装領域120に対応する領域には同じ符号120を付し破線で囲まれた領域として示し、第3の導体シート242上で中心ビア80と接続される領域には同じ符号80を付し破線の円で表示する。第3の導体シート242は、例えば銅などの金属をめっきすることで形成されてもよい。
図6は、図5(a)のA−A線断面図である。図6においては半導体装置100に対応する領域の外側の領域は省略して示す。多層配線基板200は、実装面からその内部に向かって表面配線層210、第1の絶縁層250、第1の配線層220、第2の絶縁層260、第2の配線層230、第3の絶縁層270および第3の配線層240がこの順番に積層された構造を持つ。なお上記構造は例示であり、多層配線基板200は少なくともひとつの配線層と少なくともひとつの絶縁層が積層された構造を持つものであってもよい。
第1の絶縁層250は表面配線層210と第1の配線層220との間に設けられ、それらを絶縁する。第1の配線層220は第1の導体シート222および第1の中心孔224を含む。第1の導体シート222は第1の絶縁層250内に設けられた第2のビア84によって第2のランド94と電気的に接続される。第1の中心孔224は第1の絶縁層250を形成する絶縁物質によって満たされる。
第2の絶縁層260は第1の配線層220と第2の配線層230との間に設けられ、それらを絶縁する。第2の配線層230は第2の導体シート232および第2の中心孔234を含む。第2の導体シート232は第1の絶縁層250、第1の中心孔224および第2の絶縁層260を貫通するように形成された第1のビア82によって第1のランド92と電気的に接続される。第2の中心孔234は第2の絶縁層260を形成する絶縁物質によって満たされる。
第3の絶縁層270は第2の配線層230と第3の配線層240との間に設けられ、それらを絶縁する。第3の配線層240は第3の導体シート242を含む。第3の導体シート242は第1の絶縁層250、第1の中心孔224、第2の絶縁層260、第2の中心孔234および第3の絶縁層270を貫通するように形成された中心ビア80によって中心ランド90と電気的に接続される。
以上が多層配線基板200の構成である。
半導体装置100が実装される上述の多層配線基板200においては、第1のサブパッド30および第2のサブパッド32は図3に示されたそれぞれの露出面全体を通して、多層配線基板200の表面配線層210に含まれる対応するランドと電気的に接続される。これにより第1のサブパッド30および第2のサブパッド32とその対応するランドとの接触抵抗を、外部接続端子とそれに対応するランドを用いた場合と比較して低くすることができる。また、半導体装置100の多層配線基板200への放熱性も向上する。
また、端子ランドは通常基板の配線デザイン上の制約からその面積が制限される。それに対して上述の多層配線基板200においては、第1のランド92および第2のランド94を図5(a)のように設けることにより、より広い面積を確保できる。そのため層間の電気接続のためのビアをより多く設けることができ、インピーダンスの低減に貢献する。
つぎに、実施の形態において説明された半導体装置100のアプリケーションについて説明する。このアプリケーションでは、半導体チップ20にダウンコンバータ回路300が形成される。
図7は、ダウンコンバータ回路300の構成を示す回路図である。接地端子を示す符号の隣に付された括弧内の符号は、その接地端子が電気的に接続される先の部材の符号を示す。ダウンコンバータ回路300は、ミキサ310、低雑音高周波増幅回路(LNA:Low Noise Amplifier)330、位相同期回路(PLL:Phase Locked Loop)332、中間周波増幅回路334およびデジタル制御部336を含む。このダウンコンバータ回路300では、例えば入力端子340に変調された2GHzの入力キャリア信号SINが入力されると、まず低雑音高周波増幅回路330がそれを増幅し高周波信号SRFを出力する。そしてその高周波信号SRFは、位相同期回路332によって生成された1.9GHzのキャリア検波信号SPLLとミキサ310で混合され、およそ0.1GHzの中間周波信号SIFとなって中間周波増幅回路334に入力される。中間周波増幅回路334はその入力された中間周波信号SIFを増幅し、出力端子342に出力信号SOUTとして出力する。これら一連の動作はデジタル制御部336によって制御されてもよい。
上記ダウンコンバータ回路300において、低雑音高周波増幅回路330はとくに低雑音性を要求されるので、その接地端子である第1の接地端子GND1は最もボンディングワイヤによるインピーダンスが低いダイパッド10に電気的に接続される。次いで質のよい接地電位を要求する位相同期回路332の接地端子である第2の接地端子GND2は第1のサブパッド30に電気的に接続される。デジタル制御部336の接地端子は、そのデジタル制御部336に起因する雑音が乗りやすく他の接地端子と分離する必要がある。従って、デジタル制御部336の接地端子である第3の接地端子GND3は第2のサブパッド32に電気的に接続される。第2のサブパッド32には他のデジタル回路ブロックの接地端子が電気的に接続されてもよい。
本アプリケーションに係る半導体装置によれば、低雑音高周波増幅回路330、位相同期回路332およびデジタル制御部336の接地端子を分離することができ、かつそれぞれの接地端子と外部の接地領域との間のインピーダンスを低減させることができる。この結果、ダウンコンバータ回路300のS/N比は向上し、またより高周波の信号を取り扱うことが可能となる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では半導体装置100としてQFN(Quad Flat No lead)パッケージを例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、DIP(Dual Inline Package)やQFP(Quad Flat Package)などの半導体パッケージを用いることもできる。
実施の形態では電極端子70と他の部材とを電気的に接続する手段としてボンディングワイヤを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばリボン状の導体を用いて接続してもよい。
実施の形態に係る半導体装置100のアプリケーションでは半導体チップ20に形成される回路としてダウンコンバータ回路を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ダイレクトコンバージョン方式を採用した受信機における信号復調回路など、100MHz以上の高周波信号を取り扱う回路にも好適に用いることができる。
実施の形態に係る半導体装置の構成を示す斜視図である。 図1の半導体装置を上から見た平面図である。 図1の半導体装置の裏面電極の平面図である。 図4(a)〜(b)は、変形例に係る半導体装置を上から見た平面図である。 図5(a)〜(d)は、多層配線基板に含まれる配線層を上から見た平面図である。 図5(a)のA−A線断面図である。 ダウンコンバータ回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
10 ダイパッド、 20 半導体チップ、 30 第1のサブパッド、 32 第2のサブパッド、 50 外部接続端子、 70 電極端子、 100 半導体装置。

Claims (5)

  1. ダイパッドと、
    前記ダイパッドの一方の面上に固定された半導体チップと、
    前記ダイパッドを囲むように配置された複数の外部接続端子と、
    前記ダイパッドと前記複数の外部接続端子との間に設けられ、前記ダイパッドと絶縁されたサブパッドと、を備え、
    前記サブパッドの一方の面は、ボンディングワイヤによって前記半導体チップに設けられた電極端子と電気的に接続され、
    前記ダイパッドの他方の面および前記サブパッドの他方の面が裏面電極として外部に露出することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記サブパッドは前記ダイパッドを囲うように環状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記サブパッドは複数存在し、前記複数のサブパッドは前記ダイパッドを中心とする入れ子状に形成されることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記電極端子は、前記半導体チップに形成される半導体集積回路の少なくともひとつの回路ブロックの接地端子であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記電極端子は、前記半導体チップに形成される半導体集積回路の少なくともひとつの回路ブロックの電源端子であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
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