JP2009209881A - 車両の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インヒビット制御を実行する車両において、インヒビット制御からの復帰時のエンジンストールを回避しつつ、微速走行中の利便性を向上させる。
【解決手段】ECUは、Dポジションでの走行中(S100にてYES)、Rポジションに切り換えられると(S102にてYES)、車速VがV(1)よりも高い場合(S104にてYES)、オートマチックトランスミッションをニュートラル状態とするリバースインヒビット制御を実行し(S108)、車速VがV(1)よりも低下すると(S110にてYES)、リバースインヒビット制御を停止する(S112)。リバースインヒビット制御を停止する際、ECU8000は、アイドルアップする必要があると(S114にてYES)、スロットル開度を増加させる制御信号をアイドルアップ要求信号として電子スロットルバルブに出力する(S116)。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動変速機を備えた車両の制御に関し、特に、運転者によってシフトポジションが前進ポジションおよび後進ポジションのいずれかに切り換えられたときに、車速がしきい値よりも高いと、自動変速機による動力伝達を遮断する制御(インヒビット制御)を実行する車両の制御に関する。
エンジンの動力を駆動輪に伝達する車両用の自動変速機は、通常、運転者により操作される可動部(たとえばシフトレバー)の位置に応じて係合されたり解放されたりする摩擦係合要素を備える。シフトレバーの位置が前進ポジション(Dポジション)であると前進用の摩擦係合要素が係合され、シフトレバーの位置が後進ポジション(Rポジション)であると後進用の摩擦係合要素が係合され、シフトレバーの位置がニュートラルポジション(Nポジション)であると前進用および後進用の各摩擦係合要素が解放される。
このような自動変速機では、車両の進行方向と反対の方向に動力を伝達する状態に自動変速機が切り換えられると、摩擦係合要素への入力トルクが過大になって、大きなショックが発生するとともに、摩擦係合要素の耐久性が低下する。
このような問題を解決する技術が、たとえば、特開平6−280630号公報(特許文献1)に開示されている。特開平6−280630号公報には、自動変速機を備えた自動車において、車速が設定速度以上であるときにシフトレバーがRポジションにシフトされると、リバースインヒビット制御を実行して変速機構をニュートラル状態に保持し、車速が設定速度以下となったときに、リバースインヒビット制御を停止して変速機構を後進走行状態にさせる技術が開示されている。
特開平6−280630号公報 特開2007−177834号公報
特開平6−280630号公報に開示されているように、リバースインヒビット制御が実行されると、車速が設定速度よりも低くなるまでは、自動変速機がニュートラル状態に保持される。したがって、この設定速度が低いと、微速走行中に運転者が前後進を切り換えたい場合(たとえば車庫入れを行なう場合)に、運転者の意図どおりに進行方向を切り換えることができず、利便性が低下する。一方、設定速度が高いと、リバースインヒビット制御を停止して自動変速機をニュートラル状態から後進走行状態に切り替えるときに、エンジンに高い負荷が急激にかかりエンジンストールしてしまうおそれがある。
しかしながら、特開平6−280630号公報には、このような問題を解決する技術について何ら開示されていない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、インヒビット制御を実行する車両において、インヒビット制御からの復帰時のエンジンストールを回避しつつ、微速走行中の利便性を向上させることができる制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、内燃機関と、駆動輪と、内燃機関と駆動輪との間に接続された自動変速機と、少なくとも前進ポジションおよび後進ポジションを含む複数のポジションのいずれかに運転者によって操作される可動部とを備えた車両を制御する。この制御装置は、可動部のポジションが前進ポジションおよび後進ポジションのいずれか一方のポジションである場合での走行中に、可動部のポジションが他方のポジションに切り換えられた場合、車速がしきい値よりも高いと、自動変速機をニュートラル状態にするインヒビット制御を実行するための実行手段と、実行手段によるインヒビット制御の実行中に、車速がしきい値よりも低下すると、実行手段によるインヒビット制御の実行を停止させて、自動変速機をニュートラル状態から可動部のポジションに応じた動力伝達状態へ切り換えるための切換手段と、切換手段によって動力伝達状態への切り換えが開始された場合、内燃機関の出力を増加させるように内燃機関を制御するための制御手段とを含む。
第2の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、切換手段による動力伝達状態への切り換えの進行度合いに応じて、内燃機関の出力の増加量を変更する。
第3の発明に係る制御装置においては、第1または2の発明の構成に加えて、制御手段は、切換手段による動力伝達状態への切り換えの進行度合いが予め定められた度合いに達した時点から、内燃機関の出力を増加させる。
第4の発明に係る制御装置においては、第2または3の発明の構成に加えて、自動変速機は、油圧式である。車両には、油圧指令値で指示された油圧を自動変速機に供給する油圧回路が備えられる。切換手段は、自動変速機を動力伝達状態へ切り換える場合に、油圧指令値を所定時間で所定値まで増加させる制御信号を油圧回路に出力する。制御手段は、制御信号に含まれる油圧指令値の増加量および油圧指令値の増加開始時からの経過時間の少なくともいずれかに基づいて、進行度合いを判断する。
第5の発明に係る制御装置においては、第2または3の発明の構成に加えて、制御手段は、自動変速機の入力軸の回転数、自動変速機の出力軸の回転数、および動力伝達状態へ切り換えた後の変速比に基づいて、進行度合いを判断する。
第6の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、内燃機関のストールに影響を与える物理量を検出し、検出された物理量に基づいて、内燃機関の出力の増加量を変更する。
第7の発明に係る制御装置においては、第6の発明の構成に加えて、物理量は、内燃機関の温度、内燃機関の回転数、車速の単位時間あたりの減少量、ブレーキ操作量の少なくともいずれかである。
第8の発明に係る制御装置においては、第1〜7のいずれかの発明の構成に加えて、制御手段は、内燃機関へ供給される吸入空気量を増量させる制御、内燃機関へ供給される燃料噴射量を増量させる制御、および内燃機関の点火時期を進角させる制御の少なくともいずれかの制御を実行することによって、内燃機関の出力を増加させる。
第9の発明に係る制御装置においては、第1〜8のいずれかの発明の構成に加えて、制御装置は、切換手段による動力伝達状態への切り換えが完了すると、制御手段による内燃機関の出力の増加を停止させるための手段をさらに含む。
第10〜18の発明に係る制御方法は、それぞれ第1〜9の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
本発明によれば、インヒビット制御の実行中に、車速がしきい値よりも低下すると、インヒビット制御が停止されて、可動部のポジションに応じた動力伝達状態への切り換えが開始される。この際、内燃機関の出力が増加される。そのため、車速のしきい値を従来より高く設定しても、インヒビット制御からの復帰時の内燃機関のストールを回避することが可能となる。その結果、インヒビット制御からの復帰時のエンジンストールを回避しつつ、微速走行中の利便性を向上させることができる制御装置および制御方法を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。この車両は、FF(Front engine Front drive)車両である。なお、FF以外の車両であってもよい。
車両は、エンジン1000と、オートマチックトランスミッション2000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成するプラネタリギヤユニット3000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成する油圧回路4000と、ディファレンシャルギヤ5000と、ドライブシャフト6000と、前輪7000と、ECU(Electronic Control Unit)8000とを含む。
エンジン1000は、燃料噴射インジェクタ(図示せず)から噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。
オートマチックトランスミッション2000は、トルクコンバータ3200を経由してエンジン1000に連結される。オートマチックトランスミッション2000は、所望のギヤ段を形成することにより、クランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。
オートマチックトランスミッション2000の出力ギヤは、ディファレンシャルギヤ5000と噛合っている。ディファレンシャルギヤ5000にはドライブシャフト6000がスプライン嵌合などによって連結される。ドライブシャフト6000を経由して、左右の前輪7000に動力が伝達される。
ECU8000には、車速センサ8002と、運転者によって操作されるシフトレバー8004のポジションスイッチ8006と、アクセルペダル8008のアクセル開度センサ8010と、ブレーキペダル8012のストロークセンサ8014と、電子スロットルバルブ8016のスロットル開度センサ8018と、エンジン回転数センサ8020と、入力軸回転数センサ8022と、出力軸回転数センサ8024と、エアフロメータ8026とがハーネスなどを介在させて接続されている。
車速センサ8002は、ドライブシャフト6000の回転数から車速Vを検出する。なお、車速センサ8002は、車両走行中、車両の進行方向に関わらず車速Vを正の値(車速の絶対値)として検出する。
ポジションスイッチ8006は、シフトレバー8004の位置(シフトポジション)SPを検出する。アクセル開度センサ8010は、アクセルペダル8008の踏み込み度合い(アクセル開度)ACCを検出する。ストロークセンサ8014は、ブレーキペダル8012のストローク量BSを検出する。スロットル開度センサ8018は、アクチュエータにより開度が調整される電子スロットルバルブ8016の開度(スロットル開度)を検出する。エンジン回転数センサ8020は、エンジン1000のクランクシャフトの回転数(エンジン回転数)NEを検出する。入力軸回転数センサ8022は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数(タービン回転数)NTを検出する。出力軸回転数センサ8024は、オートマチックトランスミッション2000の出力軸の回転数(出力軸回転数)NOUTを検出する。エアフロメータ8026は、吸気管8028を通ってエンジン1000に吸入される空気量(吸入空気量)QAを検出する。これらの各センサは、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
ECU8000は、各センサから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラムなどに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。
本実施の形態において、ECU8000は、シフトレバー8004がD(ドライブ)ポジションに位置することにより、オートマチックトランスミッション2000のシフトレンジにD(ドライブ)レンジが選択された場合、1速〜6速ギヤ段のうちのいずれかのギヤ段が形成されるように、オートマチックトランスミッション2000を制御する。1速〜6速段のうちのいずれかのギヤ段が形成されることにより、オートマチックトランスミッション2000は前輪7000に車両前進方向の駆動力を伝達し得る。
ECU8000は、シフトポジションSPがR(リバース)ポジションであると、後進段(以下、リバース段とも記載する)が形成されるように、オートマチックトランスミッション2000を制御する。リバース段が形成されることにより、オートマチックトランスミッション2000はリバース状態(前輪7000に車両後進方向の駆動力を伝達し得る状態)となる。
ECU8000は、シフトポジションSPがN(ニュートラル)ポジションであると、ニュートラル段(以下、N段とも記載する)が形成されるように、オートマチックトランスミッション2000を制御する。ニュートラル段が形成されることにより、オートマチックトランスミッション2000はニュートラル状態(動力を伝達しない状態)となる。
図2を参照して、オートマチックトランスミッション2000内に設けられたプラネタリギヤユニット3000について説明する。
プラネタリギヤユニット3000は、クランクシャフトに連結された入力軸3100を有するトルクコンバータ3200に接続されている。プラネタリギヤユニット3000は、遊星歯車機構の第1セット3300と、遊星歯車機構の第2セット3400と、出力ギヤ3500と、ギヤケース3600に固定されたB1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620およびB3ブレーキ3630と、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650と、ワンウェイクラッチF3660とを含む。
第1セット3300は、シングルピニオン型の遊星歯車機構である。第1セット3300は、サンギヤS(UD)3310と、ピニオンギヤ3320と、リングギヤR(UD)3330と、キャリアC(UD)3340とを含む。
サンギヤS(UD)3310は、トルクコンバータ3200の出力軸3210に連結されている。ピニオンギヤ3320は、キャリアC(UD)3340に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ3320は、サンギヤS(UD)3310およびリングギヤR(UD)3330と噛合している。
リングギヤR(UD)3330は、B3ブレーキ3630によりギヤケース3600に固定される。キャリアC(UD)3340は、B1ブレーキ3610によりギヤケース3600に固定される。
第2セット3400は、ラビニヨ型の遊星歯車機構である。第2セット3400は、サンギヤS(D)3410と、ショートピニオンギヤ3420と、キャリアC(1)3422と、ロングピニオンギヤ3430と、キャリアC(2)3432と、サンギヤS(S)3440と、リングギヤR(1)(R(2))3450とを含む。
サンギヤS(D)3410は、キャリアC(UD)3340に連結されている。ショートピニオンギヤ3420は、キャリアC(1)3422に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ3420は、サンギヤS(D)3410およびロングピニオンギヤ3430と噛合している。キャリアC(1)3422は、出力ギヤ3500に連結されている。
ロングピニオンギヤ3430は、キャリアC(2)3432に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ3430は、ショートピニオンギヤ3420、サンギヤS(S)3440およびリングギヤR(1)(R(2))3450と噛合している。キャリアC(2)3432は、出力ギヤ3500に連結されている。
サンギヤS(S)3440は、C1クラッチ3640によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。リングギヤR(1)(R(2))3450は、B2ブレーキ3620により、ギヤケース3600に固定され、C2クラッチ3650によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。また、リングギヤR(1)(R(2))3450は、ワンウェイクラッチF3660に連結されており、1速段の駆動時に回転不能となる。
ワンウェイクラッチF3660は、B2ブレーキ3620と並列に設けられる。すなわち、ワンウェイクラッチF3660のアウターレースはギヤケース3600に固定され、インナーレースはリングギヤR(1)(R(2))3450に回転軸を経由して連結される。
図3に、各ギヤ段と、各クラッチ要素および各ブレーキ要素の作動状態との関係を表した作動表を示す。車速とスロットル開度(アクセル開度)とをパラメータとする変速マップ(図示せず)に基づいてギヤ段が決定されると、決定されたギヤ段を形成するように、各ブレーキおよび各クラッチの状態がこの作動表に示された状態になるようにECU8000により制御される。
たとえば、ギヤ段がニュートラル段である場合、ECU8000は、各クラッチおよび各ブレーキの油圧指令値を0とするニュートラル制御信号を、油圧回路4000(具体的には油圧回路4000に含まれる図示しない各ソレノイド)に出力する。これにより、各クラッチおよび各ブレーキが解放状態となり、オートマチックトランスミッション2000がニュートラル状態(動力を伝達しない状態)となる。
ギヤ段をニュートラル段からリバース段に切り換える場合、ECU8000は、B2ブレーキ3620の油圧指令値およびB3ブレーキ3630の油圧指令値を増加させるリバース制御信号を、油圧回路4000(具体的には、油圧回路4000に含まれるB2ブレーキ3620の油圧を調圧するソレノイドおよびB3ブレーキ3630の油圧を調圧するソレノイド)に出力する。これにより、B2ブレーキ3620およびB3ブレーキ3630が係合状態となり、オートマチックトランスミッション2000が後進走行状態(以下、リバース状態とも記載する)となる。
なお、以下の説明においては、説明の便宜上、B2ブレーキ3620の油圧指令値とB3ブレーキ3630の油圧指令値とを、区別することなく、リバース油圧指令値Pと記載する。
本実施の形態において、ECU8000は、DポジションおよびRポジションのいずれか一方のポジションでの走行中に、シフトポジションが他方のポジションに切り換えられた場合、車速Vがしきい値よりも高いと、車速Vがしきい値よりも低くなるまでは、オートマチックトランスミッション2000をニュートラル状態に保持し、車速Vがしきい値よりも低下すると、オートマチックトランスミッション2000をシフトポジションに応じた走行状態に切り換える制御(インヒビット制御)を実行する。
したがって、このしきい値が低いと、微速走行中に運転者が前後進を切り換えたい場合(たとえば車庫入れを行なう場合)に、運転者の意図どおりに進行方向を切り換えることができず、利便性が低下する。
一方、しきい値が高いと、インヒビット制御からの復帰時にエンジン1000に高い負荷が急激にかかってしまう。特に、燃費向上のために目標アイドル回転数を低く設定したりアイドル時のスロットル開度を低く設定したりしている車両においては、インヒビット制御からの復帰時にエンジン1000がアイドル状態であると、エンジン1000の出力が不足して、エンジンストールしてしまうおそれがある。
そこで、本実施の形態に係る制御装置は、インヒビット制御から復帰させる車速のしきい値を従来よりも高く設定して微速走行中の利便性を向上させるとともに、インヒビット制御からの復帰時にエンジン1000の出力を増加させて、エンジンストールを回避させる。
なお、以下の説明においては、Dポジションでの走行中にRポジションに切り換えられた場合に実行されるリバースインヒビット制御について説明するが、本発明は、Rポジションでの走行中にDポジションに切り換えられた場合に実行される前進インヒビット制御についても適用することができる。
図4に、本実施の形態に係る車両の制御装置であるECU8000の機能ブロック図を示す。ECU8000は、入力インターフェイス(入力I/F)8100と、演算処理部8200と、記憶部8300と、出力インターフェイス(出力I/F)8400とを含む。
入力インターフェイス8100は、車速センサ8002からの車速V、ポジションスイッチ8006からのシフトポジションSP、アクセル開度センサ8010からのアクセル開度ACC、ストロークセンサ8014からのストローク量BS、エンジン回転数センサ8020からのエンジン回転数NE、入力軸回転数センサ8022からの入力軸回転数NT、出力軸回転数センサ8024からの出力軸回転数NOUTなどを受信して、演算処理部8200に送信する。
記憶部8300には、各種情報、プログラム、しきい値、マップ等が記憶され、必要に応じて演算処理部8200からデータが読み出されたり、格納されたりする。
演算処理部8200は、インヒビット制御部8210と、アイドルアップ要否判断部8220と、アイドルアップ司令部8230とを含む。
インヒビット制御部8210は、上述したリバースインヒビット制御を実行する。インヒビット制御部8210は、Dポジションでの走行中にRポジションに切り換えられた場合、車速Vが予め定められた車速V(1)よりも高いと、車速VがV(1)よりも低くなるまでは、出力インターフェイス8400を経由して油圧回路4000にニュートラル制御信号を出力する。一方、車速VがV(1)よりも低下すると、出力インターフェイス8400を経由して油圧回路4000にリバース制御信号を出力する。なお、この予め定められた車速V(1)は、従来の車速V(2)よりも所定車速Aだけ高い値に設定されている。
アイドルアップ要否判断部8220は、リバースインヒビット制御からの復帰時に、エンジンストールの可能性があるか否かを各センサの出力などに基づいて判断し、判断結果をアイドルアップ司令部8230に出力する。アイドルアップ要否判断部8220は、アクセル開度ACCが0(エンジン1000がアイドル状態)であって、かつ車速Vの単位時間あたりの減少量ΔVが所定量よりも大きい場合(急減速中である場合)に、エンジンストールの可能性があり、アイドルアップする必要があると判断する。なお、アイドルアップ要否判断手法はこれに限定されない。
アイドルアップ司令部8230は、アイドルアップ要否判断部8220の判断結果に応じて、アイドルアップ要求信号を出力して、エンジン1000の出力を増加させる。アイドルアップ司令部8230は、スロットル開度を増加させる制御信号をアイドルアップ要求信号として電子スロットルバルブ8016に出力する。なお、エンジン1000の出力増加手法はこれに限定されない。たとえば、アイドルアップ司令部8230が、エンジン1000へ供給される燃料噴射量を増量させる制御信号をアイドルアップ要求信号として燃料噴射インジェクタ(図示せず)に出力したり、エンジン1000の点火時期を進角させる制御信号を点火プラグ(図示せず)に出力したりするようにしてもよい。
なお、本実施の形態において、インヒビット制御部8210と、アイドルアップ要否判断部8220と、アイドルアップ司令部8230とは、いずれも演算処理部8200であるCPUが記憶部8300に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
以下、図5を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU8000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU8000は、Dポジションでの走行中であるか否かを判断する。Dポジションでの走行中であると(S100にてYES)、処理はS102に移される。そうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、ECU8000は、シフトポジションがRポジションか否か(すなわちRポジションに切り換えられたか否か)を判断する。Rポジションであると(S102にてYES)、処理はS104に移される。そうでないと(S102にてNO)、この処理は終了する。
S104にて、ECU8000は、車速Vが予め定められた車速V(1)よりも高いか否かを判断する。車速V(1)よりも高いと(S104にてYES)、処理はS108に移される。そうでないと(S104にてNO)、処理はS106に移される。
S106にて、ECU8000は、リバース制御信号を油圧回路4000に出力する。これにより、オートマチックトランスミッション2000がニュートラル状態からリバース状態へ切り換えられる。
S108にて、ECU8000は、ニュートラル制御信号を油圧回路4000に出力して、リバースインヒビット制御を実行する。これにより、運転者によりRポジションが選択されている場合であっても、オートマチックトランスミッション2000がニュートラル状態となる。
S110にて、ECU8000は、車速Vが予め定められた車速V(1)よりも低下したか否かを判断する。車速V(1)よりも低下すると(S110にてYES)、処理はS112に移される。そうでないと(S110にてNO)、処理はS108に移され、ニュートラル制御が継続して実行される。
S112にて、ECU8000は、リバースインヒビット制御を停止して、リバース制御信号の油圧回路4000への出力を開始する。これにより、リバース油圧指令値Pの増加が開始され、ニュートラル状態からリバース状態への切り換えが開始される。なお、ECU8000は、リバース制御信号の出力開始後、リバース油圧指令値Pを、所定時間の間に0から所定の係合油圧まで所定の増加態様で増加させる。リバース状態への切り換えは、リバース油圧指令値Pの増加に応じて進行し、リバース油圧指令値Pが係合油圧まで増加した時点でほぼ完了する。
S114にて、ECU8000は、アイドルアップする必要があるか否かを判断する。たとえば、ECU8000は、上述したように、アクセル開度ACCが0であってかつ車速Vの単位時間あたりの減少量ΔVが所定量よりも大きい場合に、エンジンストールの可能性があり、アイドルアップする必要があると判断する。アイドルアップする必要があると(S114にてYES)、処理はS116に移される。そうでないと(S114にてNO)、処理はS118に移される。
S116にて、ECU8000は、スロットル開度を増加させる制御信号をアイドルアップ要求信号として電子スロットルバルブ8016に出力する。
この際、ECU8000は、リバース状態への切り換えの進行に応じてエンジン1000の負荷が大きくなることを考慮して、ECU8000は、リバース状態への切り換えの進行度合いを判断し、その進行度合いに応じて、アイドルアップ要求量(エンジン1000の出力増加量)を設定する。
さらに、ECU8000は、リバース状態への切り換えが進んでいない状態(ニュートラル状態に近い状態)でアイドルアップ要求信号を出力することによるエンジン回転数NEの吹き上がりを防止するため、切り換えの進行度合いが予め定められた度合いに達した時点で、アイドルアップ要求信号を出力する。この予め定められた度合いは、アイドルアップ要求信号の出力タイミングから実際にエンジン1000の出力が増加するまでのタイムラグをも考慮して設定される。
ECU8000は、リバース状態への切り換えの進行度合いを、リバース油圧指令値Pの増加量が予め定められた増加量に達したか否か、あるいはリバース油圧指令値Pの増加開始時からの経過時間が予め定められた時間に達したか否かなどによって判断する。なお、リバース状態への切り換えの進行度合いを、入力軸回転数NTと、出力軸回転数NOUTとリバース段の変速比との積(切り換え完了後の同期回転数)との差に基づいて判断するようにしてもよい。
さらに、エンジンストール性能は、エンジン水温、エンジン回転数NEの変化量、車速Vの単位時間あたりの減少量ΔV、ブレーキペダル8012のストローク量BSなどによっても変化する。そのため、ECU8000は、エンジンストール性能に影響を与えるこれらの物理量を検出し、検出された物理量に基づいてアイドルアップ要求量を補正する。
S118にて、ECU8000は、リバース状態への切り換えが完了したか否かを判断する。ECU8000は、リバース油圧指令値Pが係合油圧まで増加した場合に、リバース状態への切り換えが完了したと判断する。なお、入力軸回転数NTが出力軸回転数NOUTとリバース段の変速比との積と一致した場合に、リバース状態への切り換えが完了したと判断するようにしてもよい。リバース状態への切り換えが完了すると(S118にてYES)、この処理は終了する。そうでないと(S118にてNO)、処理はS114に移される。S120にて、ECU8000は、アイドルアップ要求信号の出力を停止する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係るECU8000の動作について、図6を参照しつつ説明する。
Dポジションでの走行中(S100にてYES)、図6に示すように、時刻t(1)にて、運転者がシフトレバー8004を操作してシフトポジションSPをDポジションからRポジションへ変更すると(S102にてYES)、時刻t(1)での車速VがV(1)よりも高いため(S104にてYES)、リバースインヒビット制御が実行され、シフトポジションSPがRポジションであるにも関わらず、オートマチックトランスミッション2000はニュートラル状態となる(S108)。
時刻t(2)にて、車速VがV(1)よりも低下すると(S110にてYES)、リバースインヒビット制御が停止され(S112)、図6に示すように、リバース油圧指令値Pの増加が開始される。
ここで、図6に示すように、V(1)は、上述したように、従来の車速V(2)よりも所定車速Aだけ高い値に設定される。これにより、従来に比べて、より早期にリバース状態への切り換えを開始することができる。そのため、車庫入れ時などの微速走行中の利便性を向上させることができる。
一方、V(1)を従来よりも高い値に設定したことにより、リバースインヒビット制御からの復帰時に、エンジン1000に高い負荷が急激にかかり、エンジンストールしてしまうおそれがある。
そこで、時刻t(2)にて、アクセル開度ACCが0であってかつ車速Vの単位時間あたりの減少量ΔVが所定量よりも大きいと、アイドルアップする必要があると判断され(S114にてYES)、リバース状態への切り換えの進行度合いが予め定められた度合いに達した時刻t(3)に、アイドルアップ要求信号が電子スロットルバルブ8016に出力される(S116)。なお、リバース状態への切り換えの進行度合いが予め定められた度合いに達したか否かは、リバース油圧指令値Pの増加量やリバース油圧指令値Pの増加開始時刻t(2)からの経過時間などによって判断される。
これにより、エンジン1000の出力が増加される。そのため、エンジン1000に高い負荷がかかった場合にもいても、エンジンストールを回避することができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置によれば、インヒビット制御から復帰させる車速のしきい値を従来よりも高く設定するとともに、インヒビット制御からの復帰時にエンジンの出力を増加させる。そのため、インヒビット制御から早期に復帰させて微速走行中の利便性を向上させるとともに、インヒビット制御からの復帰時のエンジンストールを回避させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置が搭載される車両構造を示す図である。 オートマチックトランスミッションにおけるギヤトレーンを示すスケルトン図である。 オートマチックトランスミッションの作動表を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるECUの機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるECUの制御構造を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る制御装置であるECUの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1000 エンジン、2000 オートマチックトランスミッション、3000 プラネタリギヤユニット、3100 入力軸、3200 トルクコンバータ、3210 出力軸、3610 B1ブレーキ、3620 B2ブレーキ、3630 B3ブレーキ、3640 C1クラッチ、3650 C2クラッチ、3660 ワンウェイクラッチF、4000 油圧回路、5000 ディファレンシャルギヤ、6000 ドライブシャフト、7000 前輪、8000 ECU、8002 車速センサ、8004 シフトレバー、8006 ポジションスイッチ、8008 アクセルペダル、8010 アクセル開度センサ、8012 ブレーキペダル、8014 ストロークセンサ、8016 電子スロットルバルブ、8018 スロットル開度センサ、8020 エンジン回転数センサ、8022 入力軸回転数センサ、8024 出力軸回転数センサ、8026 エアフロメータ、8028 吸気管、8100 入力インターフェイス、8200 演算処理部、8210 インヒビット制御部、8220 アイドルアップ要否判断部、8230 アイドルアップ司令部、8300 記憶部、8400 出力インターフェイス。

Claims (18)

  1. 内燃機関と、駆動輪と、前記内燃機関と前記駆動輪との間に接続された自動変速機と、少なくとも前進ポジションおよび後進ポジションを含む複数のポジションのいずれかに運転者によって操作される可動部とを備えた車両の制御装置であって、
    前記可動部のポジションが前記前進ポジションおよび前記後進ポジションのいずれか一方のポジションである場合での走行中に、前記可動部のポジションが他方のポジションに切り換えられた場合、車速がしきい値よりも高いと、前記自動変速機をニュートラル状態にするインヒビット制御を実行するための実行手段と、
    前記実行手段による前記インヒビット制御の実行中に、車速が前記しきい値よりも低下すると、前記実行手段による前記インヒビット制御の実行を停止させて、前記自動変速機を前記ニュートラル状態から前記可動部のポジションに応じた動力伝達状態へ切り換えるための切換手段と、
    前記切換手段によって前記動力伝達状態への切り換えが開始された場合、前記内燃機関の出力を増加させるように前記内燃機関を制御するための制御手段とを含む、制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記切換手段による前記動力伝達状態への切り換えの進行度合いに応じて、前記内燃機関の出力の増加量を変更する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記進行度合いが予め定められた度合いに達した時点から、前記内燃機関の出力を増加させる、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記自動変速機は、油圧式であり、
    前記車両には、油圧指令値で指示された油圧を前記自動変速機に供給する油圧回路が備えられ、
    前記切換手段は、前記自動変速機を前記動力伝達状態へ切り換える場合に、前記油圧指令値を所定時間で所定値まで増加させる制御信号を前記油圧回路に出力し、
    前記制御手段は、前記制御信号に含まれる前記油圧指令値の増加量および前記油圧指令値の増加開始時からの経過時間の少なくともいずれかに基づいて、前記進行度合いを判断する、請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記自動変速機の入力軸の回転数、前記自動変速機の出力軸の回転数、および前記動力伝達状態へ切り換えた後の変速比に基づいて、前記進行度合いを判断する、請求項2に記載の制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記内燃機関のストールに影響を与える物理量を検出し、検出された物理量に基づいて、前記内燃機関の出力の増加量を変更する、請求項1に記載の制御装置。
  7. 前記物理量は、前記内燃機関の温度、前記内燃機関の回転数、車速の単位時間あたりの減少量、ブレーキ操作量の少なくともいずれかである、請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記内燃機関へ供給される吸入空気量を増量させる制御、前記内燃機関へ供給される燃料噴射量を増量させる制御、および前記内燃機関の点火時期を進角させる制御の少なくともいずれかの制御を実行することによって、前記内燃機関の出力を増加させる、請求項1〜7のいずれかに記載の制御装置。
  9. 前記制御装置は、前記切換手段による前記動力伝達状態への切り換えが完了すると、前記制御手段による前記内燃機関の出力の増加を停止させるための手段をさらに含む、請求項1〜8のいずれかに記載の制御装置。
  10. 内燃機関と、駆動輪と、前記内燃機関と前記駆動輪との間に接続された自動変速機と、少なくとも前進ポジションおよび後進ポジションを含む複数のポジションのいずれかに運転者によって操作される可動部とを備えた車両を制御する制御装置が行なう制御方法であって、
    前記可動部のポジションが前記前進ポジションおよび前記後進ポジションのいずれか一方のポジションである場合での走行中に、前記可動部のポジションが他方のポジションに切り換えられた場合、車速がしきい値よりも高いと、前記自動変速機をニュートラル状態にするインヒビット制御を実行する実行ステップと、
    前記実行ステップでの前記インヒビット制御の実行中に、車速が前記しきい値よりも低下すると、前記実行ステップでの前記インヒビット制御の実行を停止させて、前記自動変速機を前記ニュートラル状態から前記可動部のポジションに応じた動力伝達状態へ切り換える切換ステップと、
    前記切換ステップでの前記動力伝達状態への切り換えが開始された場合、前記内燃機関の出力を増加させるように前記内燃機関を制御する制御ステップとを含む、制御方法。
  11. 前記制御ステップは、前記切換ステップでの前記動力伝達状態への切り換えの進行度合いに応じて、前記内燃機関の出力の増加量を変更する、請求項10に記載の制御方法。
  12. 前記制御ステップは、前記進行度合いが予め定められた度合いに達した時点から、前記内燃機関の出力を増加させる、請求項11に記載の制御方法。
  13. 前記自動変速機は、油圧式であり、
    前記車両には、油圧指令値で指示された油圧を前記自動変速機に供給する油圧回路が備えられ、
    前記切換ステップは、前記自動変速機を前記動力伝達状態へ切り換える場合に、前記油圧指令値を所定時間で所定値まで増加させる制御信号を前記油圧回路に出力し、
    前記制御ステップは、前記制御信号に含まれる前記油圧指令値の増加量および前記油圧指令値の増加開始時からの経過時間の少なくともいずれかに基づいて、前記進行度合いを判断する、請求項11に記載の制御方法。
  14. 前記制御ステップは、前記自動変速機の入力軸の回転数、前記自動変速機の出力軸の回転数、および前記動力伝達状態へ切り換えた後の変速比に基づいて、前記進行度合いを判断する、請求項11に記載の制御方法。
  15. 前記制御ステップは、前記内燃機関のストールに影響を与える物理量を検出し、検出された物理量に基づいて、前記内燃機関の出力の増加量を変更する、請求項10に記載の制御方法。
  16. 前記物理量は、前記内燃機関の温度、前記内燃機関の回転数、車速の単位時間あたりの減少量、ブレーキ操作量の少なくともいずれかである、請求項15に記載の制御方法。
  17. 前記制御ステップは、前記内燃機関へ供給される吸入空気量を増量させる制御、前記内燃機関へ供給される燃料噴射量を増量させる制御、および前記内燃機関の点火時期を進角させる制御の少なくともいずれかの制御を実行することによって、前記内燃機関の出力を増加させる、請求項10〜16のいずれかに記載の制御方法。
  18. 前記制御方法は、前記切換ステップでの前記動力伝達状態への切り換えが完了すると、前記制御ステップでの前記内燃機関の出力の増加を停止させるステップをさらに含む、請求項10〜17のいずれかに記載の制御方法。
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