JP2009206380A - 配線回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号の伝送エラーの発生を十分に防止できる配線回路基板を提供する。
【解決手段】サスペンション本体部10上に第1の絶縁層41が形成され、第1の絶縁層41上に書込用配線パターンW1が形成される。第1の絶縁層41上に配線パターンW1を覆うように第2の絶縁層42が形成され、第2の絶縁層42上には、書込用配線パターンW1の上方位置に書込用配線パターンW2が形成される。また、第2の絶縁層42上には、配線パターンW2を覆うように第3の絶縁層43が形成される。第3の絶縁層43の比誘電率は、第1および第2の絶縁層41,42のいずれの比誘電率よりも大きい。
【選択図】図2

Description

本発明は、配線回路基板に関する。
ハードディスクドライブ装置等のドライブ装置にはアクチュエータが用いられる。このようなアクチュエータは、回転軸に回転可能に設けられるアームと、アームに取り付けられる磁気ヘッド用のサスペンション基板とを備える。サスペンション基板は、磁気ディスクの所望のトラックに磁気ヘッドを位置決めするための配線回路基板である。
図5は、従来のサスペンション基板の一例を示す縦断面図である。図5のサスペンション基板900においては、金属基板902上に絶縁層903が形成されている。絶縁層903上には、一対の書込用導体W1,W2および一対の読取用導体R1,R2が順に並ぶように形成されている。
導体W1,W2,R1,R2の一端はそれぞれ磁気ヘッド(図示せず)に接続される。また、導体W1,W2,R1,R2の他端はそれぞれ書込用および読取用の電気回路(図示せず)に電気的に接続されている。
このサスペンション基板900において、書込用導体W1,W2に書込み電流が流れると、電磁誘導により読取用導体R1,R2に誘導起電力が発生する。
ここで、書込用導体W1,W2と読取用導体R1との間の距離は、書込用導体W1,W2と読取用導体R2との間の距離よりも小さい。これにより、読取用導体R1,R2に発生する誘導起電力に差が生じる。その結果、読取用導体R1,R2に電流が流れる。すなわち、書込用導体W1,W2と読取用導体R1,R2との間でクロストークが生じる。
そこで、特許文献1では、書込用導体W1,W2と読取用導体R1,R2との間のクロストークの発生を防止するために、図6に示す配線回路基板が提案されている。
図6は、従来のサスペンション基板の他の例を示す縦断面図である。このサスペンション基板910においては、金属基板902上に第1の絶縁層904が形成されている。第1の絶縁層904上には、書込用導体W2および読取用導体R2が距離L1離間するように形成されている。
第1の絶縁層904上には、書込用導体W2および読取用導体R2を覆うように第2の絶縁層905が形成されている。第2の絶縁層905上には、読取用導体R2の上方位置で書込用導体W1が形成され、書込用導体W2の上方位置で読取用導体R1が形成されている。
上下に位置する読取用導体R1と書込用導体W2との間の距離、および上下に位置する読取用導体R2と書込用導体W1との間の距離は、ともにL2である。
上記構成を有する図6のサスペンション基板910においては、書込用導体W1,W2と読取用導体R1との間の距離が、書込用導体W1,W2と読取用導体R2との間の距離とそれぞれほぼ等しい。これにより、書込用導体W1,W2に書込み電流が流れる場合には、読取用導体R1,R2に発生する誘導起電力の大きさがほぼ等しくなると考えられる。
特開2004−133988号公報
ところで、図5および図6に示すサスペンション基板900,910においては、導体W1,W2,R1,R2のインピーダンスは、導体W1,W2,R1,R2と金属基板902との間の結合容量の大きさによって変化する。
ここで、図6のサスペンション基板910においては、書込用導体W1および金属基板902の間の距離と書込用導体W2および金属基板902の間の距離とが異なる。また、読取用導体R1および金属基板902の間の距離と読取用導体R2および金属基板902の間の距離とが異なる。
この場合、書込用導体W1および金属基板902の間の結合容量と書込用導体W2および金属基板902の間の結合容量とが異なる。また、読取用導体R1および金属基板902の間の結合容量と読取用導体R2および金属基板902の間の結合容量とが異なる。
そのため、サスペンション基板910の構成では、書込用導体W1と書込用導体W2とでインピーダンスに差が生じ、読取用導体R1と読取用導体R2とでインピーダンスに差が生じる。それにより、書込用導体W1,W2による差動信号の伝送エラーおよび読取用導体R1,R2による差動信号の伝送エラーが発生するおそれがある。
本発明の目的は、信号の伝送エラーの発生を十分に防止できる配線回路基板を提供することである。
(1)本発明に係る配線回路基板は、導電性基板と、導電性基板上に形成される第1の絶縁層と、第1の絶縁層上に形成される第1の配線パターンと、第1の配線パターンを覆うように第1の絶縁層上に形成される第2の絶縁層と、第2の絶縁層上に形成される第2の配線パターンと、第2の配線パターンを覆うように第2の絶縁層上に形成される第3の絶縁層とを備え、第3の絶縁層の比誘電率は第1の絶縁層の比誘電率および第2の絶縁層の比誘電率よりも高く、第1および第2の配線パターンは第1の信号線路対を構成するものである。
この配線回路基板においては、導電性基板上に第1の絶縁層が形成され、第1の絶縁層上に第1の配線パターンが形成される。また、第1の配線パターンを覆うように第1の絶縁層上に第2の絶縁層が形成され、第2の絶縁層上に第2の配線パターンが形成される。そして、第2の配線パターンを覆うように第2の絶縁層上に第3の絶縁層が形成される。第3の絶縁層の比誘電率は、第1および第2の絶縁層の比誘電率よりも高く設定される。このような構成において、第1および第2の配線パターンにより第1の信号線路対が構成される。
上記のような構成において、第2の配線パターンに電位が与えられると、第2の配線パターンの下面と導電性基板との間、第2の配線パターンの側面と導電性基板との間および第2の配線パターンの上面と導電性基板との間に電界が形成される。
したがって、導電性基板に対する第2の配線パターンの静電容量は、第2の配線パターンの下面と導電性基板との間に存在する第1および第2の絶縁層の厚さならびに比誘電率だけでなく、第3の絶縁層の比誘電率を含む要素に基づいて与えられる。
一方、第1の配線パターンに電位が与えられると、第1の配線パターンの下面と導電性基板との間、第1の配線パターンの側面と導電性基板との間および第1の配線パターンの上面と導電性基板との間に電界が形成される。
したがって、導電性基板に対する第1の配線パターンの静電容量は、第1の絶縁層の厚さおよび比誘電率だけでなく、第2の絶縁層の比誘電率を含む要素に基づいて与えられる。
ここで、第3の絶縁層の比誘電率は第1および第2の絶縁層41,42の比誘電率より高い。したがって、導電性基板と第2の配線パターンとの間の距離が導電性基板と第1の配線パターンとの間の距離に比べて短くても、導電性基板に対する第2の配線パターンの静電容量を導電性基板に対する第1の配線パターンの静電容量と同等の値にすることができる。
この場合、第1および第2の配線パターンにより信号を伝送する際に、第1の配線パターンのインピーダンスと第2の配線パターンのインピーダンスとを同等の値にすることができる。それにより、第1の信号線路対の不平衡による信号の伝送エラーが発生することを防止することができる。
(2)第1の配線パターンと第2の配線パターンとは第2の絶縁層を挟んで対向するように配置されてもよい。
この場合、導電性基板に対する第1の配線パターンの静電容量と導電性基板に対する第2の配線パターンの静電容量とを容易に同等の値にすることができる。したがって、第1の配線パターンのインピーダンスと第2の配線パターンのインピーダンスとを容易に同等の値にすることができる。
(3)導電性基板に対する第1の配線パターンの静電容量と導電性基板に対する第2の配線パターンの静電容量とが略等しくなるように第1〜第3の絶縁層の比誘電率がそれぞれ設定されてもよい。
この場合、第1の配線パターンのインピーダンスと第2の配線パターンのインピーダンスとを確実に同等の値にすることができる。それにより、第1の信号線路対の不平衡による信号の伝送エラーが発生することを十分に防止することができる。
(4)第1の配線パターンのインピーダンスと第2の配線パターンのインピーダンスとが略等しくなるように第1〜第3の絶縁層の比誘電率がそれぞれ設定されてもよい。
この場合、第1の信号線路対の不平衡による信号の伝送エラーが発生することを確実に防止することができる。
(5)第3の絶縁層は、高誘電率材料を含む樹脂により形成されてもよい。
この場合、高誘電率材料の添加量を調整することにより、第3の絶縁層の比誘電率を容易に第1および第2の絶縁層の比誘電率よりも高くすることができる。その結果、配線回路基板の製造が容易となる。
(6)高誘電率材料はチタン酸バリウムを含んでもよい。この場合、チタン酸バリウムを用いることにより、第3の絶縁層の比誘電率を容易に第1および第2の絶縁層の比誘電率よりも高くすることができる。
(7)配線回路基板は、第1の配線パターンから間隔をおいて第1の絶縁層上に形成される第3の配線パターンと、第2の配線パターンから間隔をおいて第2の絶縁層上に形成される第4の配線パターンとをさらに備え、第3および第4の配線パターンは第2の信号線路対を構成してもよい。
この場合、第1の信号線路対および第2の信号線路対を用いて異なる情報を示す信号を伝送することができる。
また、第1の絶縁層上に第3の配線パターンが形成され、第2の絶縁層上に第4の配線パターンが形成されている。したがって、第1および第2の配線パターンと同様に、導電性基板に対する第4の配線パターンの静電容量を導電性基板に対する第3の配線パターンの静電容量と同等の値にすることができる。それにより、第2の信号線路対の不平衡による信号の伝送エラーが発生することを防止することができる。
(8)配線回路基板は、導電性基板に設けられ、信号の読み書きを行うためのヘッド部をさらに備え、第1、第2、第3および第4の配線パターンは、ヘッド部に電気的に接続されてもよい。
この場合、配線回路基板をハードディスクドライブ装置等のドライブ装置のサスペンション基板として用いることができる。
そして、第1の信号線路対を構成する第1および第2の配線パターン、および第2の信号線路対を構成する第3および第4の配線パターンにより、磁気ディスクに対する情報の書込みおよび読取りを行うことができる。
この場合、第1の信号線路対の不平衡による信号の伝送エラーおよび第2の信号線路対の不平衡による信号の伝送エラーの発生が十分に防止されているので、書込み時および読取り時にエラーが発生することが確実に防止される。
本発明によれば、信号の伝送エラーの発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る配線回路基板およびその製造方法について図面を参照しながら説明する。以下、本発明の実施の形態に係る配線回路基板の一例として、ハードディスクドライブ装置のアクチュエータに用いられるサスペンション基板の構造およびその作製方法について説明する。
(1−1)サスペンション基板の構造
図1は本発明の一実施の形態に係るサスペンション基板の上面図であり、図2は図1のサスペンション基板1のA−A線縦断面図である。
図1に示すように、サスペンション基板1は、金属製の長尺状基板により形成されるサスペンション本体部10を備える。サスペンション本体部10上には、太い実線で示すように、書込用配線パターンW1,W2および読取用配線パターンR1,R2が形成されている。
サスペンション本体部10の先端部には、U字状の開口部11を形成することにより磁気ヘッド搭載部(以下、タング部と呼ぶ)12が設けられている。タング部12は、サスペンション本体部10に対して所定の角度をなすように破線Rの箇所で折り曲げ加工される。タング部12の端部には4つの電極パッド21,22,23,24が形成されている。
サスペンション本体部10の他端部には4つの電極パッド31,32,33,34が形成されている。タング部12上の電極パッド21〜24とサスペンション本体部10の他端部の電極パッド31〜34とは、それぞれ配線パターンW1,W2,R1,R2により電気的に接続されている。また、サスペンション本体部10には複数の孔部Hが形成されている。
サスペンション基板1において、複数の配線パターンW1,W2,R1,R2の形成領域には、各配線パターンW1,W2,R1,R2を覆うように、複数の層からなる絶縁層40が形成されている。
図2に示すように、絶縁層40は、第1、第2および第3の絶縁層41,42,43からなる。サスペンション本体部10上には第1の比誘電率を有する第1の絶縁層41が形成されている。
第1の絶縁層41上には、図示しない磁気ディスクに対して情報の書込みを行うための書込用配線パターンW1、および磁気ディスクに対して情報の読取りを行うための読取用配線パターンR1が形成されている。書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1は、所定の間隔で互いに平行に並んでいる。
さらに、第1の絶縁層41上には、書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1を覆うように、第2の比誘電率を有する第2の絶縁層42が形成されている。
第2の絶縁層42上には、書込用配線パターンW1の上方位置に書込用配線パターンW2が形成され、読込用配線パターンR1の上方位置に読込用配線パターンR2が形成されている。
さらに、第2の絶縁層42上には、書込用配線パターンW2および読取用配線パターンR2を覆うように、第3の比誘電率を有する第3の絶縁層43が形成されている。
サスペンション基板1を備える図示しないハードディスク装置においては、磁気ディスクに対する情報の書込み時に一対の書込用配線パターンW1,W2に電流が流れる。また、磁気ディスクに対する情報の読取り時に一対の読込用配線パターンR1,R2に電流が流れる。
本実施の形態においては、第3の比誘電率は第1および第2の比誘電率よりも高い。
(1−2)サスペンション基板の製造
サスペンション基板1の製造方法を説明する。以下では、図1のタング部12、電極パッド21〜24,31〜34、および孔部Hの形成工程についての説明は省略する。
図3および図4は、本実施の形態に係るサスペンション基板1の製造工程を示す縦断面図である。初めに、図3(a)に示すように、ステンレス鋼(SUS)からなる長尺状基板をサスペンション本体部10として用意する。そして、サスペンション本体部10上に主としてポリイミド樹脂からなる第1の絶縁層41を形成する。
サスペンション本体部10としては、ステンレス鋼に代えてアルミニウム(Al)等の他の金属材料からなる長尺状基板を用いてもよい。サスペンション本体部10の厚みt1は例えば5μm以上50μm以下であり、10μm以上30μm以下であることが好ましい。第1の絶縁層41の厚みt2は例えば3μm以上20μm以下であり、5μm以上15μm以下であることが好ましい。
続いて、図3(b)に示すように、第1の絶縁層41上に銅(Cu)からなる書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1を形成する。書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1は所定の間隔で互いに平行となるように形成する。
書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1は、例えばセミアディティブ法を用いて形成してもよく、サブトラクティブ法等の他の方法を用いて形成してもよい。
書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1は、銅に限らず、金(Au)、アルミニウム等の他の金属、または銅合金、アルミニウム合金等の合金を用いて形成することができる。
書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1の厚みt3は例えば3μm以上16μm以下であり、6μm以上13μm以下であることが好ましい。書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1の幅s1,s2は例えば5μm以上40μm以下であり、10μm以上30μm以下であることが好ましい。
書込用配線パターンW1と読取用配線パターンR1との間の間隔d1は、例えば5μm以上100μm以下であり、10μm以上60μm以下であることが好ましい。
上記構成において、第1の絶縁層41と書込用配線パターンW1との間および第1の絶縁層41と読取用配線パターンR1との間にそれぞれ金属薄膜を形成してもよい。この場合、第1の絶縁層41と書込用配線パターンW1との密着性および第1の絶縁層41と読取用配線パターンR1との密着性が向上される。
その後、図3(c)に示すように、書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1を覆うように第1の絶縁層41上に主としてポリイミド樹脂からなる第2の絶縁層42を形成する。
第2の絶縁層42の厚みt4は例えば4μm以上20μm以下であり、7μm以上17μm以下であることが好ましい。また、書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1の上面から第2の絶縁層42の上面までの厚みh1は、例えば1μm以上5μm以下である。
本実施の形態においては、第2の絶縁層42は、第1の絶縁層41と同じ材料により形成される。したがって、第2の絶縁層42の第2の比誘電率は、第1の絶縁層41の第1の比誘電率と同じである。なお、第1の絶縁層41および第2の絶縁層42を互いに異なる材料により形成してもよい。この場合、第1の誘電率と第2の誘電率とが異なっていてもよい。
次に、図4(d)に示すように、第2の絶縁層42上に銅からなる書込用配線パターンW2および読取用配線パターンR2を形成する。ここで、書込用配線パターンW2および読取用配線パターンR2は、それぞれ書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1の上方位置に形成する。
これにより、書込用配線パターンW1の上面と書込用配線パターンW2の下面とが対向し、読取用配線パターンR1の上面と読取用配線パターンR2の下面とが対向する。
書込用配線パターンW2および読取用配線パターンR2は、配線パターンW1,R1と同様にして形成する。書込用配線パターンW2および読取用配線パターンR2は、銅に限らず、金(Au)、アルミニウム等の他の金属、または銅合金、アルミニウム合金等の合金を用いて形成することができる。
書込用配線パターンW2および読取用配線パターンR2の厚みt5は例えば3μm以上16μm以下であり、6μm以上13μm以下であることが好ましい。書込用配線パターンW2および読取用配線パターンR2の幅s3,s4は例えば5μm以上40μm以下であり、10μm以上30μm以下であることが好ましい。
書込用配線パターンW2と読取用配線パターンR2との間の間隔d2は、例えば5μm以上100μm以下であり、10μm以上60μm以下であることが好ましい。
第2の絶縁層42と書込用配線パターンW2との間および第2の絶縁層42と読取用配線パターンR2との間にそれぞれ金属薄膜を形成してもよい。この場合、第2の絶縁層42と書込用配線パターンW2との密着性および第2の絶縁層42と読取用配線パターンR2との密着性が向上される。
最後に、図4(e)に示すように、書込用配線パターンW2および読取用配線パターンR2を覆うように第3の絶縁層43上に主としてポリイミド樹脂からなる第3の絶縁層43を形成する。
第3の絶縁層43の厚みt6は例えば4μm以上20μm以下であり、7μm以上17μm以下であることが好ましい。また、書込用配線パターンW2および読取用配線パターンR2の上面から第3の絶縁層43の上面までの厚みh2は、例えば1μm以上5μm以下である。
第3の絶縁層43は、例えばポリイミド樹脂に高い比誘電率を有するチタン酸バリウムを添加して分散させることにより形成する。ポリイミド樹脂へのチタン酸バリウムの添加量を調整することにより、第3の絶縁層43の第3の比誘電率を調整することができる。これにより、第3の絶縁層43の第3の比誘電率を第1の絶縁層41の第1の比誘電率および第2の絶縁層42の第2の比誘電率よりも高くすることができる。
第3の比誘電率は、8以上40以下であり、10以上30以下であることが好ましい。また、第1の比誘電率および第2の比誘電率は、2.5以上3.8以下であり、2.8以上3.5以下であることが好ましい。
上記のように、サスペンション本体部10上に複数の配線パターンW1,W2,R1,R2および絶縁層40を形成することにより、サスペンション基板1が完成する。
サスペンション基板1においては、書込用配線パターンW1,W2の幅s1,s3が互いに等しく、読取用配線パターンR1,R2の幅s2,s4も互いに等しい。
書込用配線パターンW1および読取用配線パターンR1の幅s1,s2は互いに等しくてもよいし、異なってもよい。書込用配線パターンW2と読取用配線パターンR2との幅s3,s4も互いに等しくてもよいし、異なってもよい。
第1〜第3の絶縁層41〜43には、ポリイミド樹脂に代えてエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の他の樹脂材料を用いてもよい。
なお、第1〜第3の絶縁層41〜43にそれぞれ異なる絶縁材料を用いてもよく、同じ絶縁材料を用いてもよい。したがって、例えば、第3の絶縁層43を第1および第2の絶縁層41,42と異なる絶縁材料により形成することにより、第3の絶縁層43の比誘電率を第1および第2の絶縁層41,42の比誘電率より高く設定してもよい。
また、第2の絶縁層42と第3の絶縁層43との間に第2および第3の比誘電率と異なる比誘電率を有する他の絶縁層がさらに形成されてもよい。また、サスペンション本体部10と第1の絶縁層41との間に第1の比誘電率と異なる比誘電率を有する絶縁層がさらに形成されてもよい。
また、第3の絶縁層43に添加される高誘電率材料は、チタン酸バリウムに限らず、チタン酸鉛等の他のチタン酸塩、ジルコン酸バリウム等のジルコン酸塩、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の他の高誘電率材料であってもよい。
(1−3)効果
本実施の形態に係るサスペンション基板1においては、書込用配線パターンW2は、第2の絶縁層42上において第3の絶縁層43に覆われるように形成されている。
この場合、書込用配線パターンW2に電位が与えられると、書込用配線パターンW2の下面とサスペンション本体部10との間、書込用配線パターンW2の側面とサスペンション本体部10との間および書込用配線パターンW2の上面とサスペンション本体部10との間に電界が形成される。
したがって、サスペンション本体部10に対する書込用配線パターンW2の静電容量は、書込用配線パターンW2の下面とサスペンション本体部10との間に存在する第1および第2の絶縁層41,42の厚さならびに第1および第2の比誘電率だけでなく、第3の絶縁層43の第3の比誘電率を含む要素に基づいて与えられる。
一方、書込用配線パターンW1は、第1の絶縁層41上において第2の絶縁層42に覆われるように形成されている。
この場合、書込用配線パターンW1に電位が与えられると、書込用配線パターンW1の下面とサスペンション本体部10との間、書込用配線パターンW1の側面とサスペンション本体部10との間および書込用配線パターンW1の上面とサスペンション本体部10との間に電界が形成される。
したがって、サスペンション本体部10に対する書込用配線パターンW1の静電容量は、第1の絶縁層41の厚さおよび第1の比誘電率だけでなく、第2の絶縁層42の第2の比誘電率を含む要素に基づいて与えられる。
ここで、本実施の形態においては、第3の比誘電率が第1および第2の比誘電率より高い。したがって、サスペンション本体部10と書込用配線パターンW2との間の距離がサスペンション本体部10と書込用配線パターンW1との間の距離に比べて短くても、サスペンション本体部10に対する書込用配線パターンW2の静電容量をサスペンション本体部10に対する書込用配線パターンW1の静電容量と同等の値にすることができる。
この場合、書込用配線パターンW1,W2により差動信号を伝送する際に、書込用配線パターンW1のインピーダンスと書込用配線パターンW2のインピーダンスとを同等の値にすることができる。
また、読込用配線パターンR2は第2の絶縁層42上において第3の絶縁層43に覆われるように形成され、読込用配線パターンR1は第1の絶縁層41上において第2の絶縁層42に覆われるように形成されている。
この場合、書込用配線パターンW1,W2と同様に、サスペンション本体部10と読込用配線パターンR2との間の距離がサスペンション本体部10と読込用配線パターンR1との間の距離に比べて短くても、サスペンション本体部10に対する読込用配線パターンR2の静電容量をサスペンション本体部10に対する読込用配線パターンR1の静電容量と同等の値にすることができる。
それにより、読込用配線パターンR1,R2により差動信号を伝送する際に、読込用配線パターンR1のインピーダンスと読込用配線パターンR2のインピーダンスとを同等の値にすることができる。
これらの結果、書込用配線パターンW1,W2の不平衡による差動信号の伝送エラーおよび読取用配線パターンR1,R2の不平衡による差動信号の伝送エラーが発生することを確実に防止することができる。
また、書込用配線パターンW1の上方に書込用配線パターンW2が配置され、読取用配線パターンR1の上方に読取用配線パターンR2が配置されている。そのため、書込用配線パターンW1,W2と読取用配線パターンR1との間の距離が、書込用配線パターンW1,W2と読取用配線パターンR2との間の距離とそれぞれほぼ等しい。それにより、書込用配線パターンW1,W2に書込み電流が流れる場合に、読取用配線パターンR1,R2に発生する誘導起電力の大きさがほぼ等しくなると考えられる。
これにより、書込用配線パターンW1,W2と読取用配線パターンR1,R2との間のクロストークの発生が防止される。
以上の結果、サスペンション基板1を備える図示しないハードディスク装置においては、磁気ディスクに対する情報の書込み時および読取り時にエラーが発生することが確実に防止される。
(1−4)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、サスペンション本体部10が導電性基板の例であり、書込用配線パターンW1または読取用配線パターンR1が第1または第3の配線パターンの例であり、書込用配線パターンW2または読取用配線パターンR2が第2または第4の配線パターンの例であり、タング部12がヘッド部の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、種々の電気機器または電子機器等に利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るサスペンション基板の平面図である。 図1のサスペンション基板のA−A線縦断面図である。 第1の実施の形態に係るサスペンション基板の製造工程を示す図である。 第1の実施の形態に係るサスペンション基板の製造工程を示す図である。 従来のサスペンション基板の一例を示す縦断面図である。 従来のサスペンション基板の他の例を示す縦断面図である。
符号の説明
1 サスペンション基板
10 サスペンション本体部
12 タング部
41 第1の絶縁層
42 第2の絶縁層
43 第3の絶縁層
W1,W2 書込用配線パターン
R1,R2 読取用配線パターン

Claims (8)

  1. 導電性基板と、
    前記導電性基板上に形成される第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層上に形成される第1の配線パターンと、
    前記第1の配線パターンを覆うように前記第1の絶縁層上に形成される第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層上に形成される第2の配線パターンと、
    前記第2の配線パターンを覆うように前記第2の絶縁層上に形成される第3の絶縁層とを備え、
    前記第3の絶縁層の比誘電率は前記第1の絶縁層の比誘電率および前記第2の絶縁層の比誘電率よりも高く、
    前記第1および第2の配線パターンは第1の信号線路対を構成することを特徴とする配線回路基板。
  2. 前記第1の配線パターンと前記第2の配線パターンとは前記第2の絶縁層を挟んで対向するように配置されることを特徴とする請求項1記載の配線回路基板。
  3. 前記導電性基板に対する前記第1の配線パターンの静電容量と前記導電性基板に対する前記第2の配線パターンの静電容量とが略等しくなるように前記第1〜第3の絶縁層の比誘電率がそれぞれ設定されることを特徴とする請求項1または2記載の配線回路基板。
  4. 前記第1の配線パターンのインピーダンスと前記第2の配線パターンのインピーダンスとが略等しくなるように前記第1〜第3の絶縁層の比誘電率がそれぞれ設定されることを特徴とする請求項1または2記載の配線回路基板。
  5. 前記第3の絶縁層は、高誘電率材料を含む樹脂により形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配線回路基板。
  6. 高誘電率材料はチタン酸バリウムを含むことを特徴とする請求項5記載の配線回路基板。
  7. 前記第1の配線パターンから間隔をおいて前記第1の絶縁層上に形成される第3の配線パターンと、
    前記第2の配線パターンから間隔をおいて前記第2の絶縁層上に形成される第4の配線パターンとをさらに備え、
    前記第3および第4の配線パターンは第2の信号線路対を構成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の配線回路基板。
  8. 前記導電性基板に設けられ、信号の読み書きを行うためのヘッド部をさらに備え、
    前記第1、第2、第3および第4の配線パターンは、前記ヘッド部に電気的に接続されることを特徴とする請求項7記載の配線回路基板。
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