JP2009202666A - 車両用シート装置および車両用シート装置の制御方法 - Google Patents

車両用シート装置および車両用シート装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウォークイン状態へと変化可能なシートにおいて、シートのヘッドレストとサンバイザーとの干渉を抑制する。
【解決手段】シートバックが車両前方向に倒されてシートSをウォークイン状態へと変化させる場合、シートをS車両前方向に移動させるとともに、シートSを車両下方向に移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シート装置およびその制御方法に係り、特に、ウォークイン機構を備える車両用シート装置およびその制御方法に関する。
従来より、2ドアタイプの車両では、後席への乗員の乗り降りを容易に行うことができるように、前席のシート装置に、ウォークイン機構を備えることがある。このウォークイン機構では、起立状態(乗員の着座を前提としたシートバックの状態)のシートバックを車両前方向に倒すことにより、或いは、シートバックを倒した上で所定の操作を行うことにより、シートが車両前方へ移動する。このように、ウォークイン状態へとシートが変化することにより、後席と前席との間隔が広がり、かつ、シートバックが前倒しになることにより、乗り降りの容易性が確保される。
特開2007−99157号公報 特開平4−2530号公報
しかしながら、例えば、ルーフの低い車両などでは、前席のシートをウォークイン状態へと変化させた場合に、シートのヘッドレストとサンバイザーとが干渉してしまうという不都合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ウォークイン状態へと変化させた場合に、シートのヘッドレストとサンバイザーとの干渉を抑制することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、シートバックが車両前方向に倒されてシートをウォークイン状態へと変化させる場合、シートを車両前方向に移動させるとともに、シートを車両下方向に移動させる。
本発明によれば、ウォークイン状態への変化時、シートクッションとシートバックとが一体のシートとして、前方へ移動しつつ下方へと移動する。これにより、シートの最上部の位置も相対的に低くなるので、サンバイザーとの干渉を抑制することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態にかかるウォークイン機構を備える車両用シート装置が適用された車両を模式的に示す説明図である。この車両用シート装置は、乗員が着座するシートSと、コントローラ10と、シートSを駆動するアクチュエータ11〜13とを主体に構成されている。本実施形態において、前席側の車両用シート装置には、後席側への乗降を容易とするために、ウォークイン状態へとシートSを変化させることができるウォークイン機構が備えられている。
シートSは、車体のフロア上に設けられている。このシートSは、主として乗員の大腿部から臀部を支持するシートクッション(シート座面)と、主として乗員の腰部から背中を支持するシートバックと、主として乗員の頭部を支持するヘッドレストとで構成されている。このシートSは、シートクッション、シートバックおよびヘッドレストが一体で、車両前後方向および車両上限方向に移動可能に構成されている。また、シートバックは、シートクッションとの連結部を中心として、このシートクッションに対して前方または後方に回動(移動)可能、すなわち、リクライニング可能に構成されている。
図2は、本発明の実施形態にかかる車両用シート装置のシステム構成を模式的に示す説明図である。コントローラ(制御手段)10は、システム全体を統合的に制御する機能を担っており、制御プログラムに従って動作することにより、シートSの状態を制御する。コントローラ10としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。コントローラ10は、端子10a,10bを介してバッテリ(図示せず)から電力供給がなされている。このコントローラ10には、各種のアクチュエータ、スイッチ、センサなどが接続されている。
スライドモータ11は、シートSを車両前後方向に移動(スライド移動)させるアクチュエータ(シートスライド手段)である。リクライニングモータ12は、シートクッションに対してシートバックを前方または後方に回動させる、すなわち、シートバックをリクライニングさせるアクチュエータである。リフタモータ13は、シートSを車両上下方向に移動(リフト移動)させるアクチュエータ(シートリフタ手段)である。
スライドスイッチ14は、シートSのスライド移動を操作するための操作スイッチである。スライドスイッチ14を一方の端子側へと操作することにより、このスイッチ14が接続する端子における信号がコントローラ10によって認識され、これにより、コントローラ10は、スライドモータ11を制御して、シートSを前方へスライド移動させる。これに対して、スライドスイッチ14を他方の端子側へと操作することにより、このスイッチ14が接続する端子における信号がコントローラ10によって認識され、これにより、コントローラ10は、スライドモータ11を制御して、シートSを後方へスライド移動させる。
リクライニングスイッチ15は、シートバックの前後方向へのリクライニングを操作するための操作スイッチである。リクライニングスイッチ15を一方の端子側へと操作することにより、このスイッチ15が接続する端子における信号がコントローラ10によって認識され、これにより、コントローラ10は、リクライニングモータ12を制御して、シートバックを前方へと回動させる。これに対して、リクライニングスイッチ15を他方の端子側へと操作することにより、このスイッチ15が接続する端子における信号がコントローラ10によって認識され、これにより、コントローラ10は、リクライニングモータ12を制御して、シートバックを後方へと回動させる。
リフタスイッチ16は、シートSの車両上下方向へのリフト移動を操作するための操作スイッチである。リフタスイッチ16を一方の端子側へと操作することにより、このスイッチ16が接続する端子における信号がコントローラ10によって認識され、これにより、コントローラ10は、リフタモータ13を制御して、シートSを上方へリフト移動させる。これに対して、リフタスイッチ16を他方の端子側へと操作することにより、このスイッチ16が接続する端子における信号がコントローラ10によって認識され、これにより、コントローラ10は、リフタモータ13を制御して、シートSを下方へリフト移動させる。
前進スイッチ17は、シートバックが前方に倒されているか否かを検出するスイッチである。この前進スイッチ17は、例えば、シートバックが前方に倒されている場合にオンとなり、シートバックが前方に倒されていない場合にはオフとなる。シートSをウォークイン状態へと変化させる場合には、前進スイッチ17の状態より、シートバックが車両前方に倒されているのか、それとも、起立状態(乗員の着座を前提としたシートバックの状態)にあるのかを判断することができる。
ウォークインスイッチ18は、シートSをウォークイン状態へと変化させる際、また、シートSを着座状態へと復帰させる際、ユーザによって操作されるスイッチである。このウォークインスイッチ18は、通常は、オフ状態となっており、シートSの操作を行うべくユーザによって操作された場合に、オン状態となる。換言すれば、ウォークインスイッチ18は、ユーザによる操作指示の有無を検知することができる。
スライドセンサ19は、スライドモータ11のモータ速度の変動を検知するセンサであり、例えば、回転検出用のマグネットで構成されて、回転速度に応じたパルス波(以下「スライドパルス」という)を出力する。このスライドセンサ19は、車両前後方向においてウォークイン位置(ウォークイン状態におけるシートSの位置)または着座位置(着座状態におけるシートSの位置)へとシートSを移動させている場合には一定の間隔でパルス波を出力し、一方、シートSが車両前後方向におけるウォークイン位置または着座位置へと到達した場合には、パルス波を出力しなくなる。したがって、シートSが移動している間は、スライドパルスは、正常なパルス波として一定の周期で変化し、シートSが車両前後方向におけるウォークイン位置または着座位置へと到達した場合、スライドパルスは、一定の信号となり変化が生じなくなる。
リクライニングセンサ20は、リクライニングモータ12のモータ速度の変動を検知するセンサであり、例えば、回転検出用のマグネットで構成されて、回転速度に応じたパルス波(以下「リクライニングパルス」という)を出力する。このリクライニングセンサ20は、シートバックを前後方向にリクライニングさせている場合には一定の間隔でパルス波を出力し、一方、シートバックがリクライニング可能な最大位置へと到達した場合には、パルス波が出力されなくなる。したがって、シートバックがリクライニングしている間は、リクライニングパルスが正常なパルス波として一定の周期で変化し、シートバックが最大位置へと到達した場合には、リクライニングパルスが一定の信号となり変化が生じなくなる。
リフタセンサ21は、リフタモータ13のモータ速度の変動を検知するセンサであり、例えば、回転検出用のマグネットで構成されて、回転速度に応じたパルス波(以下「リフタパルス」という)を出力する。このリフタセンサ21は、車両上下方向においてウォークイン位置または着座位置へとシートSを移動させている場合には一定の間隔でパルス波を出力し、一方、車両上下方向におけるウォークイン位置または着座位置へとシートSが到達した場合には、パルス波を出力しなくなる。したがって、シートSが移動している間は、リフタパルスは、正常なパルス波として一定の周期で変化し、シートSが車両上下方向おけるウォークイン位置または着座位置へと到達した場合には、スライドパルスは、一定の信号となり変化が生じなくなる。
これらのセンサ19〜21には、端子10cを介して電力供給がなされているとともに、端子10dを介してグランドに接地されている。
本実施形態において、コントローラ10は、各種のスイッチ14〜19およびセンサ19〜21から信号に基づいて、スライドモータ11、リクライニングモータ12およびリフタモータ13を制御する。具体的には、コントローラ10は、シートバックが車両前方向に倒されてシートSをウォークイン状態へと変化させる場合、スライドモータ11によりシートSを車両前方向に移動させるとともに、リフタモータ13によりシートSを車両下方向に移動させる。車両前後方向および車両上下方向においてシートSがウォークイン位置までそれぞれ移動することにより、シートSがウォークイン状態へと変化する。
また、コントローラ10は、シートバックが起立状態に戻されてシートSを着座状態に復帰させる場合、スライドモータ11によりシートSを車両後方向に移動させるとともに、リフタモータ13によりシートSを車両上方向に移動させる。車両前後方向および車両上下方向においてシートSが着座位置までそれぞれ移動することにより、シートSが着座状態へと復帰する。
図3は、本発明の第1の実施形態にかかるシート制御方法の手順を示すフローチャートである。同図に示す処理は、シートSをウォークイン状態へと変化させる際の手順であり、コントローラ10によって実行される。
まず、ステップ1(S1)において、コントローラ10は、前進スイッチ17がオンとなっているか否かを判定する。このステップ1において肯定判定された場合、すなわち、前進スイッチ17がオンの場合には、ステップ2(S2)に進む。一方、ステップ1において否定判定された場合、すなわち、前進スイッチ17がオフの場合には、ステップ1の処理に戻る。
ステップ2(S2)において、コントローラ10は、ウォークインスイッチ18がオンとなっているか否かを判定する。このステップ2において肯定判定された場合、すなわち、ウォークインスイッチ18がオンの場合には、ステップ3(S3)に進む。一方、ステップ2において否定判定された場合、すなわち、ウォークインスイッチ18がオフの場合には、ステップ1の処理に再度に進む。
ステップ3において、コントローラ10は、スライドモータ11の駆動を開始して、シートSを前方へとスライド移動させる。また、ステップ4(S4)において、コントローラ10は、リフタモータ13の駆動を開始して、シートSを下方へとスライド移動させる。
ステップ4に続くステップ5(S5)において、コントローラ10は、リフタセンサ21の出力を参照し、リフタパルスに変化がないか否かを判定する。ステップ5において肯定判定された場合、すなわち、リフタパルスが一定の値となっており、その変化がない場合には、ステップ6(S6)の処理に進む。一方、ステップ5において否定判定された場合、すなわち、リフタパルスが周期的に変化している場合には、ステップ6以降の処理をスキップして、ステップ8(S8)の処理に進む。
ステップ6において、コントローラ10は、リフタモータ13の駆動を停止する。
ステップ7(S7)において、コントローラ10は、スライドモータ11が駆動を停止しているか否かを判定する。このステップ7において肯定判定された場合、すなわち、スライドモータ11が既に駆動を停止している場合には、ステップ8以降の処理をスキップして、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ7において否定判定された場合、すなわち、スライドモータ11がまだ駆動している場合には、ステップ8の処理に進む。
ステップ8において、コントローラ10は、スライドセンサ19の出力を参照し、スライドパルスに変化がないか否かを判定する。ステップ8において肯定判定された場合、すなわち、スライドパルスが一定の値となっており、その変化がない場合には、ステップ9(S9)の処理に進む。一方、ステップ8において否定判定された場合、すなわち、スライドパルスが周期的に変化している場合には、ステップ5の処理に戻る。
ステップ9において、コントローラ10は、スライドモータ11の駆動を停止する。
ステップ10(S10)において、コントローラ10は、リフタモータ13が駆動を停止しているか否かを判定する。このステップ10において肯定判定された場合、すなわち、リフタモータ13が既に駆動を停止している場合には、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ10において否定判定された場合、すなわち、スライドモータ11がまだ駆動している場合には、ステップ5の処理に戻る。
このように本実施形態の車両用シート装置において、シートのシートバックが車両前方向に倒されて、かつ、ユーザによる操作指示がなされているかが判断される(ステップ1,2)。そして、この判断において肯定判定された場合、すなわち、シートバックが車両前方向に倒されてウォークイン状態へとシートSを移動させる場合、スライドモータ11によりシートSを車両前方向に移動させるとともに、リフタモータ13によりシートSを車両下方向に移動させる。
かかる構成によれば、ウォークイン状態への変化時、シートクッションとシートバックとが一体のシートSとして、前方へ移動しつつ下方へと移動する。これにより、シートSの最上部の位置も相対的に低くなるので、サンバイザー30との干渉を抑制することができる。また、シートバックに対してヘッドレストが上下させることで、シートとサンバイザー30との干渉を抑制することも考えられるが、本実施形態によれば、シート全体が一連の動作として動くので、ウォークイン動作とは無関係なヘッドレストが上下する動作と比較して、乗員の違和感を低減することができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態にかかるシート制御方法の手順を示すフローチャートである。第2の実施形態にかかる車両用シート装置が、第1の実施形態のそれと相違する点は、シートSを着座状態へと復帰させる際の手順である。本実施形態にかかる車両用シート装置のシステム構成は、第1の実施形態のそれと同様であり、対応する構成については同一の符号を引用して重複する説明は省略することとし、以下、相違点を中心に説明を行うこととする。
まず、ステップ11(S11)において、コントローラ10は、前進スイッチ17がオフとなっているか否かを判定する。このステップ11において肯定判定された場合、すなわち、前進スイッチ17がオフの場合には、ステップ12(S12)に進む。一方、ステップ11において否定判定された場合、すなわち、前進スイッチ17がオンの場合には、ステップ11の処理に再度に進む。
ステップ12(S12)において、コントローラ10は、ウォークインスイッチ18がオンとなっているか否かを判定する。このステップ12において肯定判定された場合、すなわち、ウォークインスイッチ18がオンの場合には、ステップ13(S13)に進む。一方、ステップ12において否定判定された場合、すなわち、ウォークインスイッチ18がオフの場合には、ステップ11の処理に戻る。
ステップ13において、コントローラ10は、スライドモータ11の駆動を開始して、シートS1を後方へとスライド移動させる。そして、ステップ14(S14)において、所定の待機時間(例えば、2秒)だけ待機した後、ステップ15(S15)において、コントローラ10は、リフタモータ13の駆動を開始する。
ステップ15に続くステップ16(S16)において、コントローラ10は、リフタセンサ21の出力を参照し、リフタパルスに変化ないか否かを判定する。ステップ16において肯定判定された場合、すなわち、リフタパルスが一定の値となっており、その変化がない場合には、ステップ17(S17)の処理に進む。一方、ステップ16において否定判定された場合、すなわち、リフタパルスが周期的に変化している場合には、ステップ17以降の処理をスキップして、ステップ19(S19)の処理に進む。
ステップ17において、コントローラ10は、リフタモータ13の駆動を停止する。
ステップ18(S18)において、コントローラ10は、スライドモータ11が駆動を停止しているか否かを判定する。このステップ18において肯定判定された場合、すなわち、スライドモータ11が既に駆動を停止している場合には、ステップ19以降の処理をスキップして、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ18において否定判定された場合、すなわち、スライドモータ11がまだ駆動している場合には、ステップ19の処理に進む。
ステップ19において、コントローラ10は、スライドセンサ19の出力を参照し、スライドパルスに変化が生じていないか否かを判定する。ステップ19において肯定判定された場合、すなわち、スライドパルスが一定の値となっている場合には、ステップ20(S20)の処理に進む。一方、ステップ19において否定判定された場合、すなわち、スライドパルスが周期的に変化している場合には、ステップ16の処理に戻る。
ステップ20において、コントローラ10は、スライドモータ11の駆動を停止する。
ステップ21(S21)において、コントローラ10は、リフタモータ13が駆動を停止しているか否かを判定する。このステップ21において肯定判定された場合、すなわち、リフタモータ13が既に駆動を停止している場合には、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ21において否定判定された場合、すなわち、スライドモータ11がまだ駆動している場合には、ステップ16の処理に戻る。
このように本実施形態の車両用シート装置において、シートのシートバックが起立状態に戻されて、かつ、ユーザによる操作指示がなされているかが判断される(ステップ11,12)。そして、この判断において肯定判定された場合、すなわち、シートバックが起立状態に戻されてシートSを着座状態に復帰させる場合、スライドモータ11によりシートSを車両後方向に移動させるとともに、リフタモータ13によりシートSを車両上方向に移動させる。この場合、スライドモータ11によりシートSを車両後方向に移動させるタイミングよりも遅延させて、リフタモータ13によりシートSを車両上方向に移動させる。
かかる構成によれば、シートSが後方に移動した後に、シートSが上方に移動する。そのため、サンバイザー30がヘッドレスト直上に迫っている場合、ヘッドレストとサンバイザー30との干渉を有効に抑制することができる。
なお、本実施形態では、シートSを後方へスライド移動させた後に、時間的に遅延させてシートSを上方へとリフト移動させているが、スライド移動およびリフト移動を同一の開始タイミングとしてもよい。かかるケースであっても、第1の実施形態に示すように、ウォークイン状態への変化時にサンバイザー30との干渉が抑制されているため、その効果を同様に奏することができる。ただし、本実施形態に示すように遅延させることにより、より有効にサンバイザー30との干渉を抑制することができる。
ウォークイン機構を備える車両用シート装置が適用された車両を模式的に示す説明図 車両用シート装置のシステム構成を模式的に示す説明図 第1の実施形態にかかるシート制御方法の手順を示すフローチャート 第2の実施形態にかかるシート制御方法の手順を示すフローチャート
符号の説明
10 コントローラ
11 スライドモータ
12 リクライニングモータ
13 リフタモータ
14 スライドスイッチ
15 リクライニングスイッチ
16 リフタスイッチ
17 前進スイッチ
18 ウォークインスイッチ
19 スライドセンサ
20 リクライニングセンサ
21 リフタセンサ
30 サンバイザー

Claims (5)

  1. ウォークイン機構を備える車両用シート装置において、
    シートバック、シートクッションおよびヘッドレストで構成されるシートと、
    車両前後方向に前記シートを移動させるシートスライド手段と、
    車両上下方向に前記シートを移動させるシートリフタ手段と、
    前記シートスライド手段および前記シートリフタ手段をそれぞれ制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記シートバックが車両前方向に倒されて前記シートをウォークイン状態へと変化させる場合、前記シートスライド手段により前記シートを車両前方向に移動させるとともに、前記シートリフタ手段により前記シートを車両下方向に移動させることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 前記制御部は、前記シートバックが起立状態に戻されて前記シートを着座状態に復帰させる場合、前記シートスライド手段により前記シートを車両後方向に移動させるとともに、前記シートリフタ手段により前記シートを車両上方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載された車両用シート装置。
  3. 前記制御部は、前記シートスライド手段により前記シートを車両後方向に移動させるタイミングよりも遅延させて、前記シートリフタ手段により前記シートを車両上方向に移動させることを特徴とする請求項2に記載された車両用シート装置。
  4. 車両用シート装置の制御方法において、
    シートのシートバックが車両前方向に倒されて、かつ、ユーザによる操作指示がなされているかを判断する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて、前記シートバックが車両前方向に倒されて、かつ、ユーザによる操作指示がなされたと判断した場合、前記シートを車両前方向に移動させるとともに、前記シートを車両下方向に移動させる第2のステップと
    を有することを特徴する車両用シート装置の制御方法。
  5. 前記シートバックが起立状態へ戻されて、かつ、ユーザによる操作指示がなされているかを判断する第3のステップと、
    前記第3のステップにおいて、前記シートバックが起立状態へ戻されて、かつ、ユーザによる操作指示がなされたと判断した場合、前記シートを車両後方向に移動させる第4のステップと、
    前記第4のステップにおいて前記シートを車両後方に移動させたタイミングから遅延させて、前記シートを車両上方向に移動させる第5のステップと
    を有することを特徴とする請求項4に記載された車両用シート装置の制御方法。
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