JP2009202566A - 液体噴射ヘッドおよびその製造方法、並びに、プリンタ - Google Patents
液体噴射ヘッドおよびその製造方法、並びに、プリンタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009202566A JP2009202566A JP2008172105A JP2008172105A JP2009202566A JP 2009202566 A JP2009202566 A JP 2009202566A JP 2008172105 A JP2008172105 A JP 2008172105A JP 2008172105 A JP2008172105 A JP 2008172105A JP 2009202566 A JP2009202566 A JP 2009202566A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- liquid
- ejecting head
- drive
- liquid ejecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/18—Electrical connection established using vias
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
【課題】高い信頼性を有し、安価かつ簡易なプロセスで形成された液体噴射ヘッドおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る液体噴射ヘッド100は、第1基板10と、第1基板10に設けられた駆動IC50と、第1基板10の上方に形成され、圧力室26を有する第2基板20と、第2基板20の上方に形成された振動板30と、振動板30の上方に形成された圧電素子40と、を含み、駆動IC50は、圧電素子40を駆動させる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る液体噴射ヘッド100は、第1基板10と、第1基板10に設けられた駆動IC50と、第1基板10の上方に形成され、圧力室26を有する第2基板20と、第2基板20の上方に形成された振動板30と、振動板30の上方に形成された圧電素子40と、を含み、駆動IC50は、圧電素子40を駆動させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、液体噴射ヘッドおよびその製造方法、並びに、プリンタに関する。
液体を吐出するための液体噴射ヘッドとして、例えばインクジェット記録装置に搭載されるインクジェットヘッドが知られている。インクジェットヘッドは、ノズル孔と連通する圧力室を圧電素子により加圧して、ノズル孔からインク滴を吐出させる。このようなインクジェットヘッドでは、圧電素子が駆動IC(半導体集積回路)によって制御されている。この駆動ICは、一般的に、圧力室を有する基板上に固定されている保護基板上に、搭載された構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−17600号公報
本発明の目的は、高い信頼性を有し、安価かつ簡易なプロセスで形成された液体噴射ヘッドおよびその製造方法を提供することにある。また、本発明の目的は、上記液体噴射ヘッドを有するプリンタを提供することにある。
本発明に係る液体噴射ヘッドは、
第1基板と、
前記第1基板に設けられた駆動ICと、
前記第1基板の上方に形成され、圧力室を有する第2基板と、
前記第2基板の上方に形成された振動板と、
前記振動板の上方に形成された圧電素子と、を含み、
前記駆動ICは、前記圧電素子を駆動させる。
第1基板と、
前記第1基板に設けられた駆動ICと、
前記第1基板の上方に形成され、圧力室を有する第2基板と、
前記第2基板の上方に形成された振動板と、
前記振動板の上方に形成された圧電素子と、を含み、
前記駆動ICは、前記圧電素子を駆動させる。
本発明に係る液体噴射ヘッドは、高い信頼性を有し、安価かつ簡易なプロセスで形成されることができる。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下「B」という)を形成する」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。同様に、「下方」という文言は、A下に直接Bを形成するような場合と、A下に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとする。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
前記駆動ICは、前記第1基板を加工することにより設けられていることができる。
前記駆動ICは、前記第1基板を加工することにより設けられていることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
前記駆動ICは、前記第1基板とは異なる別基板に形成され、前記別基板を前記第1基板に実装することにより設けられていることができる。
前記駆動ICは、前記第1基板とは異なる別基板に形成され、前記別基板を前記第1基板に実装することにより設けられていることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
前記駆動ICは、前記第1基板の上面側に設けられていることができる。
前記駆動ICは、前記第1基板の上面側に設けられていることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
さらに、前記駆動ICを覆う保護膜を有し、
前記保護膜は、稠密充填構造を有する金属酸化物からなることができる。
さらに、前記駆動ICを覆う保護膜を有し、
前記保護膜は、稠密充填構造を有する金属酸化物からなることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
前記駆動ICは、前記第1基板の下面側に設けられていることができる。
前記駆動ICは、前記第1基板の下面側に設けられていることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
さらに、前記第2基板と前記振動板とを貫通する導電材料からなる貫通電極を有し、
前記貫通電極を介して、前記駆動ICと前記圧電素子とは接続されていることができる。
さらに、前記第2基板と前記振動板とを貫通する導電材料からなる貫通電極を有し、
前記貫通電極を介して、前記駆動ICと前記圧電素子とは接続されていることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
さらに、前記第1基板と前記第2基板と前記振動板とを貫通する導電材料からなる貫通電極を有し、
前記貫通電極を介して、前記駆動ICと前記圧電素子とは接続されていることができる。
さらに、前記第1基板と前記第2基板と前記振動板とを貫通する導電材料からなる貫通電極を有し、
前記貫通電極を介して、前記駆動ICと前記圧電素子とは接続されていることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
前記第2基板は、前記圧力室と連通している液体供給路と、前記液体供給路と連通しているリザーバと、を有し、
前記貫通電極は、平面視において、前記液体供給路と隣接しているしぼり部に形成されていることができる。
前記第2基板は、前記圧力室と連通している液体供給路と、前記液体供給路と連通しているリザーバと、を有し、
前記貫通電極は、平面視において、前記液体供給路と隣接しているしぼり部に形成されていることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
前記第1基板は、液体を吐出するノズル孔を有し、
前記ノズル孔から前記第1基板の厚さ方向に液体を吐出することができる。
前記第1基板は、液体を吐出するノズル孔を有し、
前記ノズル孔から前記第1基板の厚さ方向に液体を吐出することができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
さらに、液体を吐出するノズル孔を有する第3基板を有し、
前記第3基板は、前記圧力室の1つの側面を構成しており、
前記ノズル孔から前記第1基板の厚さ方向に直交する方向に前記液体を吐出することができる。
さらに、液体を吐出するノズル孔を有する第3基板を有し、
前記第3基板は、前記圧力室の1つの側面を構成しており、
前記ノズル孔から前記第1基板の厚さ方向に直交する方向に前記液体を吐出することができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
前記第1基板は、(100)単結晶シリコン基板であることができる。
前記第1基板は、(100)単結晶シリコン基板であることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
前記第2基板は、(110)単結晶シリコン基板であることができる。
前記第2基板は、(110)単結晶シリコン基板であることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドの製造方法は、
第1基板に駆動ICを設ける工程と、
第2基板の上方に振動板を形成する工程と、
前記振動板の上方に圧電素子を形成する工程と、
前記第2基板に圧力室を形成する工程と、
前記第2基板の下方に前記第1基板を接合させる工程と、を含み、
前記駆動ICは、前記圧電素子を駆動させる。
第1基板に駆動ICを設ける工程と、
第2基板の上方に振動板を形成する工程と、
前記振動板の上方に圧電素子を形成する工程と、
前記第2基板に圧力室を形成する工程と、
前記第2基板の下方に前記第1基板を接合させる工程と、を含み、
前記駆動ICは、前記圧電素子を駆動させる。
本発明に係るプリンタは、
本発明に係る液体噴射ヘッドを有することができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドを有することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1.第1の実施形態
1.1.第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド
図1は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100を模式的に示す断面図である。図2は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100を模式的に示す平面図である。図3は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100を模式的に示す断面図である。なお、図1、図3は、それぞれ図2で示したA−A線、B−B線に相当する。
1.1.第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド
図1は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100を模式的に示す断面図である。図2は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100を模式的に示す平面図である。図3は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100を模式的に示す断面図である。なお、図1、図3は、それぞれ図2で示したA−A線、B−B線に相当する。
液体噴射ヘッド100は、図1に示すように、第1基板10と、第2基板20と、振動板30と、圧電素子40と、駆動IC50と、を含む。なお、図2および図3では、圧電素子40を3つ示したが、その数は特に限定されない。
第1基板10は、例えば、(100)単結晶シリコン基板であることができる。第1基板10は、例えば、ノズル孔10aを有する。ノズル孔10aは、図示はしないが複数設けられ、その数は特に限定されない。ノズル孔10aは、圧力室26と連通して形成される。液体噴射ヘッド100は、ノズル孔10aから第1基板10の厚さ方向(Y方向)に液体(例えば、インク滴)を吐出する。
第2基板20は、第1基板10上に形成される。第2基板20は、例えば、(110)単結晶シリコン基板であることができる。このため、第2基板20は、水酸化カリウム(KOH)による異方性エッチングにより、精度良く加工されることができる。第2基板20は、リザーバ22と、リザーバ22と連通している液体供給路24と、液体供給路24と連通している圧力室26と、を有する。
リザーバ22、液体供給路24および圧力室26は、第2基板20が第1基板10と振動板30との間の空間を区画することにより形成される。リザーバ22は、外部から後述する液体供給孔30aを通じて供給される液体を一時的に貯留する。液体供給路24は、図2に示すように平面視において、Z方向の幅が圧力室26より小さい。液体供給路24は、複数設けられ、その数は特に限定されない。液体は、液体供給路24を通じて、圧力室26へ供給される。圧力室26は、各ノズル孔10aに対して1つずつ形成される。圧力室26は、振動板30の変形により容積可変になっている。圧力室26の容積変化により、液体噴射ヘッド100は、ノズル孔10aから液体を吐出する。
振動板30は、第2基板20上に形成される。振動板30は、例えば、第2基板20側から、酸化シリコン(SiO2)と酸化ジルコニウム(ZrO2)とを積層させた積層体からなる。振動板30の厚さは、例えば、1μm〜2μmである。振動板30は、圧電素子40の動作により屈曲することができ、圧力室26の容積を変化させることができる。振動板30は、液体供給孔30aを有することができる。液体供給孔30aは、リザーバ22と連通して形成される。液体供給孔30aは、図示はしないが、例えば外部から液体を供給するためのパイプと連通している。液体供給孔30aを通って、液体は、リザーバ22内に供給される。
圧電素子40は、振動板30上に形成される。圧電素子40は、各圧力室26に対して1つずつ形成される。圧電素子40は、下部電極42と、圧電体層44と、上部電極46と、を有する。
下部電極42は、振動板30上に形成される。下部電極42は、圧電体層44に電圧を印加するための一方で電極である。下部電極42は、例えば、白金、イリジウム、それらの導電性酸化物からなる。下部電極42は、前記例示した材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。下部電極42の厚さは、例えば、50nm〜300nmである。
圧電体層44は、下部電極42上に形成される。圧電体層44は、ペロブスカイト型酸化物の圧電材料からなる。圧電体層44は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3:PZT)からなる。圧電体層44として用いられるPZTは、例えば、チタンとジルコニウムの比が約50%(Pb(Zr0.5,Ti0.5)O3)である。圧電体層44の厚さは、例えば、300nm〜3000nmである。圧電体層44は、例えば、優先的に(100)に配向している。なお、「優先的に(100)に配向している」とは、(100)にすべての結晶が配向している場合のみならず、例えば、50%以上の結晶が(100)に配向している場合も含むことを意味する。圧電体層44の結晶構造は、例えば、モノクリニック構造である。圧電体層44の分極方向は、例えば、膜面垂直方向(圧電体層44の厚さ方向)に対して、一定の角度だけ傾いているエンジニアード・ドメイン配置である。
上部電極46は、圧電体層44上に形成される。上部電極46は、圧電体層44に電圧を印加するための他方の電極である。上部電極46の材質としては、下部電極42の材質として例示した材料を用いることができる。上部電極46の厚さは、例えば、50nm〜300nmである。
駆動IC50は、第1基板10の上面側に設けられる。駆動IC50は、各圧力室26に対して1つずつ設けられることができる。駆動IC50が設けられている側の第1基板10の面は、圧力室26の底面となることができる。すなわち、駆動IC50は、各圧力室26の底面に設けられることができる。このため、駆動IC50は、駆動することにより発熱しても、圧力室26内の液体により冷却されることができる。駆動IC50は、例えば、半導体製造技術を利用したMEMS(Micro Electro Mechanical System)として形成されることができる。すなわち、駆動IC50は、第1基板10を直接加工することにより形成されることができる。第1基板10は、上述のように(100)単結晶シリコン基板であることができるため、駆動IC50は、公知のプロセス条件を用いて形成されることができる。また、駆動IC50は、第1基板10とは異なる別基板に形成された後に、別基板を第1基板10に実装することにより設けられることもできる。駆動IC50は、図示しないが、例えば、公知のトランジスタ、キャパシタ、抵抗などの素子から構成される。駆動IC50は、圧電素子40を駆動させる。具体的には、液体噴射ヘッド100は、駆動IC50からの駆動信号に従い、下部電極42と上部電極46との間に駆動電圧を印加する。この駆動電圧により、圧電素子40が駆動して振動板30が変化し、圧力室26の容積が変化することによりノズル孔10aから液体が吐出される。
液体噴射ヘッド100は、さらに、保護膜52を有することができる。
保護膜52は、駆動IC50を覆うように形成される。保護膜52は、駆動IC50と、第1基板10の上面の少なくとも一部を覆うように形成されることができる。保護膜52は、例えば、駆動IC50と、第1基板10の上面の全部を覆うように形成されてもよい。保護膜52の膜厚は、例えば、100nm程度である。保護膜52は、駆動IC50が圧力室26内の液体と接触することを防ぐことができる。保護膜52としては、例えば、稠密充填構造を有する金属酸化物を用いることができる。稠密充填構造としては、例えば、ランダム稠密充填構造(Random Closed Packing)を挙げることができる。稠密充填構造を有する金属酸化物としては、例えば、酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウムを挙げることができる。保護膜52として、より好ましくは、酸化タンタルを挙げることができる。稠密充填構造を有する金属酸化物は、稠密な構造であるため、酸化シリコンを保護膜とした場合と比較して、より効果的に駆動IC50が圧力室26内の液体と接触することを防ぐことができる。
液体噴射ヘッド100は、さらに、貫通電極60と、第1配線62と、第2配線64と、を有することができる。
貫通電極60は、第2基板20および振動板30を貫通して形成された貫通孔60a内に形成される。貫通電極60および貫通孔60aは、図2に示すように平面視において、液体供給路24と隣接するしぼり部60bに形成されることができる。しぼり部60bは、例えば、図2に示すように平面視において、液体供給路24のZ方向の幅が圧力室26のZ方向の幅より小さいことにより設けられる領域であることができる。すなわち、しぼり部60bは、圧力室26に対して突起した領域であることができる。このため、貫通電極60は、例えば、リザーバ22や圧力室26のレイアウトを変更することなく、形成されることができる。すなわち、貫通電極60が形成されることによって、リザーバ22や圧力室26の形状は、制限されない。
第1配線62は、貫通電極60と上部電極46とを電気的に接続する。第1配線62は、例えば、上部電極46上と、上部電極46および圧電体層44の側面と、振動板30上と、貫通電極60上と、に形成される。第2配線64は、貫通電極60と駆動IC50とを電気的に接続する。第2配線64は、例えば、第1基板10の上面側に形成される。
貫通電極60、第1配線62および第2配線64は、例えば、銅、タングステンなどを含む導電材料からなる。貫通電極60、第1配線62および第2配線64によって、圧電素子40と駆動IC50とは、電気的に接続される。
液体噴射ヘッド100は、例えば、以下のような特徴を有する。
液体噴射ヘッド100は、駆動IC50が第1基板20の上面側に設けられることができる。このため、駆動IC50は、駆動することにより発熱しても、例えば圧力室26内の液体(例えば、インク滴)により、冷却されることができる。そのため、液体噴射ヘッド100は、高い信頼性を有することができる。また、特に耐熱性の高い駆動ICを形成する必要がないので、液体噴射ヘッド100は、安価かつ簡易なプロセスで形成されることができる。
液体噴射ヘッド100は、駆動IC50が、保護膜52で覆われていることができる。また、保護膜52は、稠密充填構造を有する金属酸化物を用いることができる。このため、駆動IC50は、保護膜52によって圧力室26内の液体と直接接触することなく、第1基板20の上面側に設けられることができる。
液体噴射ヘッド100は、第2基板20および振動板30を貫通する導電材料からなる貫通電極60を有することができる。このため、駆動IC50は、貫通電極60を介して、圧電素子40と電気的に接続されることができる。
液体噴射ヘッド100は、貫通電極60が、平面視において、液体供給路24と隣接しているしぼり部60bに形成されることができる。このため、貫通電極60は、例えば、リザーバ22や圧力室26のレイアウトを変更することなく、形成されることができる。すなわち、貫通電極60が形成されることによって、リザーバ22や圧力室26の形状は、制限されない。
1.2.第1の実施形態に係る液体噴射ヘッドの製造方法
次に、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図4〜図6は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100の製造工程を概略的に示す断面図である。
次に、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図4〜図6は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100の製造工程を概略的に示す断面図である。
図4に示すように、第1基板10の上面側に、駆動IC50を設ける。駆動IC50は、例えば、半導体製造技術を利用したMEMSとして形成されることができる。すなわち、駆動IC50は、第1基板10を直接加工することにより形成されることができる。第1基板10は、上述のように(100)単結晶シリコン基板であることができるため、駆動IC50は、公知のプロセス条件を用いて形成されることができる。また、駆動IC50は、第1基板10とは異なる別基板に形成された後に、別基板を第1基板10に実装することにより設けられることもできる。駆動IC50は、例えば、公知の方法により形成される。
次に、第1基板10の上面側に、第2配線64を形成する。第2配線64は、例えば、スパッタ法、めっき法、真空蒸着法により形成される。
次に、駆動IC50を覆うように保護膜52を形成する。保護膜52は、例えば、CVD法により形成される。保護膜52として、酸化タンタルを用いる場合、保護膜52は、例えば、ペンタエトキシタンタルを原料として、酸化剤に酸素を用いたCVD法により形成することができる。成膜の際の基板温度は、例えば、400℃〜500℃程度である。
次に、第1基板10をパターニングして、ノズル孔10aを形成する。パターニングは、例えば、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により行われる。なお、ノズル孔10aを形成する工程の順序は、特に問わず、例えば、駆動IC50を形成する前であってもよい。
図5に示すように、第2基板20上に振動板30を形成する。振動板30は、例えば、酸化シリコンと酸化ジルコニウムとを、この順に積層することにより形成される。酸化シリコンは、例えば、熱酸化法により形成される。酸化ジルコニウムは、例えば、スパッタ法により形成される。
次に、振動板30上に圧電素子40を形成する。圧電素子40は、下部電極42、圧電体層44および上部電極46を、この順に積層することにより形成される。
下部電極42および上部電極46は、例えば、スパッタ法、めっき法、真空蒸着法により形成される。
圧電体層44は、例えば、ゾルゲル法、スパッタ法により形成される。圧電体層44を形成するための焼成温度は、例えば、700℃程度である。
図6に示すように、第2基板20をパターニングして、リザーバ22、液体供給路24および圧力室26を形成する。リザーバ22、液体供給路24および圧力室26は、同時に形成されることができる。パターニングは、例えば、酸化シリコンをエッチングマスクとして、水酸化カリウムによる異方性のエッチングにより行われる。第2基板20の厚さ方向(Y方向)におけるエッチング量は、例えば、振動板30がエッチングストッパ層となることにより制御される。第2基板20は、(110)単結晶シリコンからなることができるため、水酸化カリウムにより精度良く加工されることができる。すなわち、第2基板20は、Y方向に直線的にエッチングされることができる。
次に、振動板30をパターニングして、液体供給孔30aを形成する。パターニングは、例えば、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により行われる。
次に、第2基板20および振動板30をパターニングして、貫通孔60aを形成する。パターニングは、例えば、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により行われる。貫通孔60aは、平面視において、しぼり部60bに形成されることができる。貫通電極60は、例えば、貫通孔60aに導電性材料を充填することにより形成される。貫通電極60は、例えば、スパッタ法、めっき法により形成される。
次に、例えば、上部電極46上と、上部電極46および圧電体層44の側面と、振動板30上と、貫通電極60上と、に第1配線62を形成する。第1配線62は、例えば、スパッタ法、めっき法、真空蒸着法により形成される。
なお、貫通孔60aおよび貫通電極60を形成する工程の順序は、特に問わず、例えば、圧力室26などを形成する前であってもよいし、圧電素子40を形成する前であってもよい。同様に、液体供給孔30aを形成する工程の順序も、特に問わない。
図1に示すように、駆動IC50を有する第1基板10上に第2基板20が位置するように、第1基板10と第2基板20とを接合させる。接合は、駆動IC50が形成されている側の第1基板10の面が、圧力室26の底面となるように行われる。接合は、例えば、公知の接着材または溶着などにより行われる。
以上の工程により、液体噴射ヘッド100を製造することができる。
液体噴射ヘッド100の製造方法は、例えば、以下のような特徴を有する。
液体噴射ヘッド100の製造方法では、駆動IC50が第1基板20の上面側に設けられることができる。このため、駆動IC50は、駆動することにより発熱しても、例えば圧力室26内の液体(例えば、インク滴)により、冷却されることができる。そのため、信頼性の高い液体噴射ヘッド100を得ることができる。また、特に耐熱性の高い駆動ICを形成する必要がないので、安価かつ簡易なプロセスで液体噴射ヘッド100を得ることができる。
液体噴射ヘッド100の製造方法では、半導体製造技術を利用したMEMSとして駆動ICを第1基板10に形成することができ、第1基板10は(100)単結晶シリコン基板であることができる。このため、駆動IC50は、公知のプロセス条件を用いて形成されることができる。そのため、信頼性の高い駆動IC50を得ることができる。よって、信頼性の高い液体噴射ヘッド100を得ることができる。
液体噴射ヘッド100の製造方法では、第2基板20が(110)単結晶シリコン基板であることができる。このため、第2基板20は、水酸化カリウムによる異方性エッチングにより、精度良く加工されることができる。よって、信頼性の高い液体噴射ヘッド100を得ることができる。
1.3.変形例
図7は、第1の実施形態の変形例に係る液体噴射ヘッド150を模式的に示す断面図である。以下、第1の実施形態の変形例に係る液体噴射ヘッド150およびその製造方法において、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100およびその製造方法と実質的に同一の材料については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7は、第1の実施形態の変形例に係る液体噴射ヘッド150を模式的に示す断面図である。以下、第1の実施形態の変形例に係る液体噴射ヘッド150およびその製造方法において、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100およびその製造方法と実質的に同一の材料については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
液体噴射ヘッド150は、図7に示すように、第3基板152を有する。第3基板152は、液体を吐出するノズル孔152aを有する。そのため、液体噴射ヘッド150は、液体噴射ヘッド100と異なり、第1基板10がノズル孔10aを有さない。第3基板152は、圧力室26の1つの側面26aを構成するように形成される。このため、液体噴射ヘッド150は、第1基板10の厚さ方向と直交する方向(X方向)に液体を吐出する。第3基板152は、第1基板10および振動板30の側面と接することができる。第3基板152は、例えば、シリコンからなることができる。ノズル孔152aは、図示はしないが複数設けられ、その数は特に限定されない。ノズル孔152aは、圧力室26に連通して形成される。
液体噴射ヘッド150は、上述のように第1基板10がノズル孔10aを有さないため、第1基板10が液体供給孔10bを有することができる。そのため、液体噴射ヘッド150は、液体噴射ヘッド100と異なり、振動板30が液体供給孔30aを有さない。ここで、仮に、第1基板10がノズル孔10aと液体供給孔10bとを共に有するとすると、液体供給孔10bに液体を供給するためのパイプやタンク(図示せず)が障害となり、例えば、液体噴射ヘッドと液体が吐出される対象物との距離を、最適化することができない。よって、第1基板10がノズル孔10aを有する場合に、第1基板10に液体供給孔10bを形成することは、好ましくない。従って、液体噴射ヘッド150は、第1基板10がノズル孔10aを有さないため、第1基板10が液体供給孔10bを有することができる。なお、液体供給孔10bは、リザーバ22と連通して形成される。
次に、液体噴射ヘッド150の製造方法について説明する。
図7に示すように、第1基板10をパターニングして、液体供給孔10bを形成する。パターニングは、例えば、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により行われる。
第2基板20をパターニングして、リザーバ22、液体供給路24および圧力室26を形成する。圧力室26は、1つの側面26aが開口するように形成される。
第3基板152をパターニングして、ノズル孔152aを形成する。パターニングは、例えば、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により行われる。
第1基板10と第2基板20とが接合されることにより形成された接合体154に、第3基板152を接合する。接合は、第3基板152が開口された側面26aを覆うように行われる。接合は、例えば、公知の方法により行われる。
液体噴射ヘッド150は、液体噴射ヘッド100の特徴に加えて、例えば、以下の特徴を有する。
液体噴射ヘッド150は、液体を吐出するノズル孔152aを有する第3基板152を有し、第1基板10の厚さ方向と直交する方向(X方向)に液体を吐出することができる。これにより、第1基板10に液体供給孔10bを形成することができる。第1基板10は、(100)単結晶シリコン基板であることができるため、振動板30に液体供給孔30aが形成される場合比べ、安価かつ簡易なプロセスで、液体供給孔10bを形成することができる。
2.第2の実施形態
2.1.第2の実施形態に係る液体噴射ヘッド
図8および図9は、第2の実施形態に係る液体噴射ヘッド200を模式的に示す断面図である。なお、図9は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100を模式的に示した図3に対応するものである。以下、第2の実施形態に係る液体噴射ヘッド200において、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100と実質的に同一の材料については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
2.1.第2の実施形態に係る液体噴射ヘッド
図8および図9は、第2の実施形態に係る液体噴射ヘッド200を模式的に示す断面図である。なお、図9は、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100を模式的に示した図3に対応するものである。以下、第2の実施形態に係る液体噴射ヘッド200において、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100と実質的に同一の材料については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
液体噴射ヘッド200は、図8に示すように、駆動IC50および第2配線64が第1基板10の下面側に設けられている。また、貫通電極260は、第1基板10、第2基板20および振動板30を貫通して形成された貫通孔260a内に形成される。
なお、液体噴射ヘッド200は、上述のようにノズル孔152aを有する第3基板152を有し、液体を第1基板10の厚さ方向と直交する方向(X方向)に吐出する構造であってもよい。
液体噴射ヘッド200は、液体噴射ヘッド100の特徴に加えて、例えば、以下の特徴を有する。
液体噴射ヘッド200は、駆動IC50が第1基板10の下面側に設けられている。このため、液体が駆動IC50に触れないので、液体噴射ヘッド200は、いっそう高い信頼性を有することができる。なお、第1基板10は、上述のようにシリコン基板からなることができるため熱伝導度が高い。そのため、駆動IC50は、液体(例えば、インク滴)が触れなくても冷却されることができる。
2.2.第2の実施形態に係る液体噴射ヘッドの製造方法
第2の実施形態に係る液体噴射ヘッド200の製造方法は、駆動IC50および第2配線64が第1基板10の下面側に設けられること、また、貫通電極260が第1基板10、第2基板20および振動板30を貫通して形成された貫通孔260a内に形成されること、以外は、基本的に第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100の製造方法と同じである。よって、その説明を省略する。
第2の実施形態に係る液体噴射ヘッド200の製造方法は、駆動IC50および第2配線64が第1基板10の下面側に設けられること、また、貫通電極260が第1基板10、第2基板20および振動板30を貫通して形成された貫通孔260a内に形成されること、以外は、基本的に第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド100の製造方法と同じである。よって、その説明を省略する。
3.第3の実施形態
次に、本発明に係る液体噴射ヘッドを有する第3の実施形態に係るプリンタについて説明する。ここでは、本実施形態に係るプリンタ300がインクジェットプリンタである場合について説明する。
次に、本発明に係る液体噴射ヘッドを有する第3の実施形態に係るプリンタについて説明する。ここでは、本実施形態に係るプリンタ300がインクジェットプリンタである場合について説明する。
図10は、第3の実施形態に係るプリンタ300を概略的に示す斜視図である。
プリンタ300は、ヘッドユニット330と、駆動部310と、制御部360と、を含む。また、プリンタ300は、装置本体320と、給紙部350と、記録用紙Pを設置するトレイ321と、記録用紙Pを排出する排出口322と、装置本体320の上面に配置された操作パネル370と、を含むことができる。
ヘッドユニット330は、例えば、上述した液体噴射ヘッド100から構成されるインクジェット式記録ヘッド(以下単に「ヘッド」ともいう)を有する。ヘッドユニット330は、さらに、ヘッドにインクを供給するインクカートリッジ331と、ヘッドおよびインクカートリッジ331を搭載した運搬部(キャリッジ)332と、を備える。
駆動部310は、ヘッドユニット330を往復動させることができる。駆動部310は、ヘッドユニット330の駆動源となるキャリッジモータ341と、キャリッジモータ341の回転を受けて、ヘッドユニット330を往復動させる往復動機構342と、を有する。
往復動機構342は、その両端がフレーム(図示せず)に支持されたキャリッジガイド軸344と、キャリッジガイド軸344と平行に延在するタイミングベルト343と、を備える。キャリッジガイド軸344は、キャリッジ332が自在に往復動できるようにしながら、キャリッジ332を支持している。さらに、キャリッジ332は、タイミングベルト343の一部に固定されている。キャリッジモータ341の作動により、タイミングベルト343を走行させると、キャリッジガイド軸344に導かれて、ヘッドユニット330が往復動する。この往復動の際に、ヘッドから適宜インクが吐出され、記録用紙Pへの印刷が行われる。
制御部360は、ヘッドユニット330、駆動部310および給紙部350を制御することができる。
給紙部350は、記録用紙Pをトレイ321からヘッドユニット330側へ送り込むことができる。給紙部350は、その駆動源となる給紙モータ351と、給紙モータ351の作動により回転する給紙ローラ352と、を備える。給紙ローラ352は、記録用紙Pの送り経路を挟んで上下に対向する従動ローラ352aおよび駆動ローラ352bを備える。駆動ローラ352bは、給紙モータ351に連結されている。制御部360によって供紙部350が駆動されると、記録用紙Pは、ヘッドユニット330の下方を通過するように送られる。
ヘッドユニット330、駆動部310、制御部360および給紙部350は、装置本体320の内部に設けられている。
プリンタ300は、例えば、以下のような特徴を有する。
プリンタ300は、本発明に係る液体噴射ヘッドを有することができる。本発明に係る液体噴射ヘッドは、上述のように、高い信頼性を有し、安価かつ簡易なプロセスで形成されることができる。そのため、信頼性の高く、安価かつ簡易なプロセスで形成されるプリンタ300を得ることができる。
なお、上述した例では、プリンタ300がインクジェットプリンタである場合について説明したが、本発明のプリンタは、工業的な液体吐出装置として用いられることもできる。この場合に吐出される液体(液状材料)としては、各種の機能性材料を溶媒や分散媒によって適当な粘度に調整したものなどを用いることができる。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
10 第1基板、10a ノズル孔、10b 液体供給孔、20 第2基板、22 リザーバ、24 液体供給路、26 圧力室、26a 側面、30 振動板、30a 液体供給孔、40 圧電素子、42 下部電極、44 圧電体層、46 上部電極、50 駆動IC、52 保護膜、60 貫通電極、60a 貫通孔、60b しぼり部、62 第1配線、64 第2配線、100 液体噴射ヘッド、150 液体噴射ヘッド、152 第3基板、152a ノズル孔、154 接合体、200 液体噴射ヘッド、260 貫通電極、260a 貫通孔、300 プリンタ、310 駆動部、320 装置本体、321 トレイ、322 排出口、330 ヘッドユニット、331 インクカートリッジ、332 キャリッジ、341 キャリッジモータ、342 往復動機構、343 タイミングベルト、344 キャリッジガイド軸、350 給紙部、351 給紙モータ、352 給紙ローラ、360 制御部、370 操作パネル
Claims (15)
- 第1基板と、
前記第1基板に設けられた駆動ICと、
前記第1基板の上方に形成され、圧力室を有する第2基板と、
前記第2基板の上方に形成された振動板と、
前記振動板の上方に形成された圧電素子と、を含み、
前記駆動ICは、前記圧電素子を駆動させる、液体噴射ヘッド。 - 請求項1において、
前記駆動ICは、前記第1基板を加工することにより設けられている、液体噴射ヘッド。 - 請求項1において、
前記駆動ICは、前記第1基板とは異なる別基板に形成され、前記別基板を前記第1基板に実装することにより設けられている、液体噴射ヘッド。 - 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記駆動ICは、前記第1基板の上面側に設けられている、液体噴射ヘッド。 - 請求項4において、
さらに、前記駆動ICを覆う保護膜を有し、
前記保護膜は、稠密充填構造を有する金属酸化物からなる、液体噴射ヘッド。 - 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記駆動ICは、前記第1基板の下面側に設けられている、液体噴射ヘッド。 - 請求項4または5において、
さらに、前記第2基板と前記振動板とを貫通する導電材料からなる貫通電極を有し、
前記貫通電極を介して、前記駆動ICと前記圧電素子とは接続されている、液体噴射ヘッド。 - 請求項6において、
さらに、前記第1基板と前記第2基板と前記振動板とを貫通する導電材料からなる貫通電極を有し、
前記貫通電極を介して、前記駆動ICと前記圧電素子とは接続されている、液体噴射ヘッド。 - 請求項7または8において、
前記第2基板は、前記圧力室と連通している液体供給路と、前記液体供給路と連通しているリザーバと、を有し、
前記貫通電極は、平面視において、前記液体供給路と隣接しているしぼり部に形成されている、液体噴射ヘッド。 - 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
前記第1基板は、液体を吐出するノズル孔を有し、
前記ノズル孔から前記第1基板の厚さ方向に前記液体を吐出する、液体噴射ヘッド。 - 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
さらに、液体を吐出するノズル孔を有する第3基板を有し、
前記第3基板は、前記圧力室の1つの側面を構成しており、
前記ノズル孔から前記第1基板の厚さ方向に直交する方向に前記液体を吐出する、液体噴射ヘッド。 - 請求項1ないし11のいずれかにおいて、
前記第1基板は、(100)単結晶シリコン基板である、液体噴射ヘッド。 - 請求項1ないし12のいずれかにおいて、
前記第2基板は、(110)単結晶シリコン基板である、液体噴射ヘッド。 - 第1基板に駆動ICを設ける工程と、
第2基板の上方に振動板を形成する工程と、
前記振動板の上方に圧電素子を形成する工程と、
前記第2基板に圧力室を形成する工程と、
前記第2基板の下方に前記第1基板を接合させる工程と、を含み、
前記駆動ICは、前記圧電素子を駆動させる、液体噴射ヘッドの製造方法。 - 請求項1ないし13のいずれかに記載の液体噴射ヘッドを有する、プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008172105A JP2009202566A (ja) | 2008-01-31 | 2008-07-01 | 液体噴射ヘッドおよびその製造方法、並びに、プリンタ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008020903 | 2008-01-31 | ||
JP2008172105A JP2009202566A (ja) | 2008-01-31 | 2008-07-01 | 液体噴射ヘッドおよびその製造方法、並びに、プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009202566A true JP2009202566A (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=41145303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008172105A Withdrawn JP2009202566A (ja) | 2008-01-31 | 2008-07-01 | 液体噴射ヘッドおよびその製造方法、並びに、プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009202566A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013059915A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Toshiba Tec Corp | インクジェットヘッド |
JP2020196230A (ja) * | 2019-06-05 | 2020-12-10 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出ヘッド |
JP2020199696A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出ヘッド |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08267748A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Fujitsu Ltd | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
JPH11240152A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Fujitsu Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2000177122A (ja) * | 1998-12-14 | 2000-06-27 | Ricoh Co Ltd | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
JP2000289201A (ja) * | 1999-04-06 | 2000-10-17 | Fujitsu Ltd | インクジェットヘッド、インクジェットプリンタ、及び、インクジェットヘッドの製造方法 |
JP2005096230A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッドの製造方法及び液体噴射ヘッド |
JP2006111000A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-04-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液体吐出ヘッド及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2006116953A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-05-11 | Brother Ind Ltd | 液体噴射装置及びその製造方法 |
-
2008
- 2008-07-01 JP JP2008172105A patent/JP2009202566A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08267748A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Fujitsu Ltd | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
JPH11240152A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Fujitsu Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2000177122A (ja) * | 1998-12-14 | 2000-06-27 | Ricoh Co Ltd | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
JP2000289201A (ja) * | 1999-04-06 | 2000-10-17 | Fujitsu Ltd | インクジェットヘッド、インクジェットプリンタ、及び、インクジェットヘッドの製造方法 |
JP2005096230A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッドの製造方法及び液体噴射ヘッド |
JP2006111000A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-04-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液体吐出ヘッド及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2006116953A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-05-11 | Brother Ind Ltd | 液体噴射装置及びその製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013059915A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Toshiba Tec Corp | インクジェットヘッド |
JP2020196230A (ja) * | 2019-06-05 | 2020-12-10 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出ヘッド |
JP7247764B2 (ja) | 2019-06-05 | 2023-03-29 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出ヘッド |
JP2020199696A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出ヘッド |
JP7293890B2 (ja) | 2019-06-11 | 2023-06-20 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出ヘッド |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9821554B2 (en) | Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus | |
JP5376157B2 (ja) | 液滴噴射ヘッド及び液滴噴射装置 | |
JP2011201264A (ja) | 圧電素子およびその製造方法ならびに圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
JP2012059770A (ja) | 圧電素子、液滴噴射ヘッドおよび液滴噴射装置ならびにそれらの製造方法 | |
JP5212627B2 (ja) | 液体噴射ヘッドおよびプリンタ | |
JP2011104850A (ja) | 液滴噴射ヘッド及び液滴噴射装置 | |
JP2009202566A (ja) | 液体噴射ヘッドおよびその製造方法、並びに、プリンタ | |
JP5704303B2 (ja) | 圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、および液体噴射装置 | |
JP2012240366A (ja) | 圧電素子、液体噴射ヘッド、および液体噴射装置 | |
JP5601440B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2010208071A (ja) | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 | |
JP5605553B2 (ja) | 圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、および液体噴射装置 | |
JP5822057B2 (ja) | 圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、および液体噴射装置 | |
US9950514B2 (en) | Piezoelectric element, liquid ejecting head, and piezoelectric element device | |
JP2011212869A (ja) | 圧電アクチュエータ、液滴噴射ヘッドおよび液滴噴射装置 | |
JP2011199106A (ja) | 圧電素子、圧電アクチュエーター、液滴噴射ヘッド及び液滴噴射装置並びに圧電素子の製造方法 | |
JP5928690B2 (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
JP5845617B2 (ja) | 圧電素子、液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
JP2012084785A (ja) | 圧電素子、液滴噴射ヘッドおよび液滴噴射装置ならびにそれらの製造方法 | |
US7874653B2 (en) | Piezoelectric device, its manufacturing method, liquid ejection head, and printer | |
JP4873157B2 (ja) | 液体噴射ヘッドの製造方法 | |
JP2010208137A (ja) | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 | |
JP2012161958A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2012139922A (ja) | 圧電素子、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、および圧電素子の製造方法 | |
JP2010089339A (ja) | 液体噴射ヘッドの製造方法、液体噴射ヘッド、およびプリンタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20120919 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120919 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20121116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |