JP2009201240A - 直流電源システムおよびその充電制御方法 - Google Patents

直流電源システムおよびその充電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】合計の残容量の低下を防ぐ直流電源システムおよびその充電方法を提供すること。
【解決手段】商用電源1からの交流電力を直流電力に変換して負荷3へ供給する整流器2と、整流器2が商用電源1の停電などにより停止した場合、直流電力を、ダイオード6を介して負荷3へ供給する2組(組数:n=2)の組電池4(k=1の組とk=2の組)と、商用電源1からの交流電力によって組電池4を充電する充電器5と、充電器5の動作を制御する充電制御手段8とを構成要素とする直流電源システムであって、補充電間隔として予め定められた時間をTとし、mを0以上の整数としたとき、組電池4の各々は(k/n)T+mTのスケジュールで補充電されることを特徴とする直流電源システムを構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は直流電源システムおよびその充電制御方法に関する。
一般に、直流負荷装置へ電力を供給する直流電源システムでは、商用交流電力を受け、直流48Vなどの直流電力を出力する整流器が用いられている。さらに、商用電力が停電した場合でも負荷装置への給電を継続するために、整流器の出力に蓄電池と、蓄電池を充電するための充電器を備え、バックアップ電源システム(直流電源システム)とする。蓄電池を直流電源システムに適用する場合には、通常、単セルと呼ばれる1本の蓄電池を複数個直列にしたものを1つ以上並列接続した組電池を用いる。
下記特許文献1、2には、複数の組電池が出力する電力を放電器を介して負荷に供給する電池システムが記載され、特許文献1には、組電池と放電器中のコンバータとの間の電路が共通導線によって互いに電気的に接続されていることが記載され、特許文献2には、放電器の各動作を、制御部が発信する同一の動作信号に基づいて行わせることが記載されている。
特開2007−143266号公報 特開2007−143291号公報
整流器、蓄電池、充電器および放電器を組み合わせた直流バックアップ電源システムを図5に示す。図において、商用電源1の交流電力は整流器2に供給され、整流器2は交流電力を所定の直流電力に変換して負荷3へ供給している。組電池4は、複数の蓄電池を組み合わせてなる組電池であり、その6組が搭載されている。各組電池4は、商用電源1が有効であるときは充電器5を介して充電され、商用電源1の停電時に放電器7を介して負荷3への放電を行う。
各充電器5は、接続されている組電池4の残容量が低下したとき該組電池4の充電を開始し、満充電となったとき組電池4の充電を停止する、間欠充電を行っている。例えば、組電池4の残容量が、満充電状態に対して10%低下したとき、該組電池4に接続されている充電器5により充電が開始され、満充電に達して充電が終了する。
ここで、6組の組電池4が、同時に残容量が90%まで低下する場合がある。この場合、合計の残容量も90%まで低下するため、この低下分を補うための余分な蓄電池を設置する必要があり、コストや設置スペースを増加させる結果となる。
以上のように、複数の組電池で構成される蓄電池システムにおいては、同時に全ての組電池の残容量が低下した場合に合計の残容量が低下するため、余分に蓄電池を搭載する必要が生じて、コストと設置スペースが増加するという問題がある。
前記の問題は、直流バックアップ電源システムだけではなく、複数の蓄電池を並列接統した蓄電池を持つシステムにおいて生じる問題である。
本発明は前記の、同時に全ての組電池の残容量が低下した場合に合計の残容量が低下して蓄電池が余分に必要となるという問題に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、合計の残容量の低下を防ぐ直流電源システムおよびその充電制御方法を提供することにある。
本発明においては、上記課題を解決するために、請求項1に記載のように、
複数組の組電池と、前記組電池を充電する充電器と、前記充電器の動作を制御する充電制御手段とを構成要素とする直流電源システムであって、前記組電池は少なくとも2つの群に分けられ、同一の群に属する前記組電池の補充電が開始される時刻は同一であり、少なくとも2つの相異なる群に属する前記組電池の補充電が開始される時刻は相異なることを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項2に記載のように、
請求項1に記載の直流電源システムにおいて、補充電間隔として予め定められた時間をTとし、nを2以上の自然数とし、kを1からnまでの自然数とし、mを0以上の整数とするとき、前記組電池は1番目からn番目までのn群に分けられ、n番目の群に属する前記組電池の補充電が開始された時点から、k番目の群に属する前記組電池の補充電が開始されるまでの経過時間は(k/n)T+mTであることを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項3に記載のように、
請求項1に記載の直流電源システムにおいて、同一の群に属する前記組電池のいずれかにおいて、満充電からの残容量低下が、予め定められた設定値に達したときに、該群に属する前記組電池の補充電が開始されることを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項4に記載のように、
請求項1、2または3に記載の直流電源システムにおいて、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器が具備され、前記組電池の出力端は、前記組電池の放電方向にのみ通電するダイオードを介して、前記整流器から前記負荷への電力供給路に並列接続されることを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項5に記載のように、
請求項1、2または3に記載の直流電源システムにおいて、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器が具備され、前記組電池の出力端は、放電器を介して、前記整流器から前記負荷への電力供給路に並列接続されることを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項6に記載のように、
複数組の組電池と、前記組電池を充電する充電器と、前記充電器の動作を制御する充電制御手段とを構成要素とする直流電源システムの充電制御方法であって、前記組電池を少なくとも2つの群に分け、同一の群に属する前記組電池の補充電を同一時刻に開始し、少なくとも2つの相異なる群に属する前記組電池の補充電を相異なる時刻に開始することを特徴とする直流電源システムの充電制御方法を構成する。
また、本発明においては、請求項7に記載のように、
請求項6に記載の直流電源システムの充電制御方法において、補充電間隔として予め定められた時間をTとし、nを2以上の自然数とし、kを1からnまでの自然数とし、mを0以上の整数とするとき、前記組電池を1番目からn番目までのn群に分け、n番目の群に属する前記組電池の補充電を開始した時点から、時間が(k/n)T+mTだけ経過した時点で、k番目の群に属する前記組電池の補充電を開始することを特徴とする直流電源システムの充電制御方法を構成する。
また、本発明においては、請求項8に記載のように、
請求項6に記載の直流電源システムの充電制御方法において、同一の群に属する前記組電池のいずれかにおいて、満充電からの残容量低下が、予め定められた設定値に達したときに、該群に属する前記組電池の補充電を開始することを特徴とする直流電源システムの充電制御方法を構成する。
本発明に係る直流電源システムおよびその充電制御方法によれば、以下のごとき効果を奏することができる。
直流電源システムの合計残容量の低下を減らすことができ、余分に設置する蓄電池を減らすことができるため、コストとスペースを節約することが可能となる。
本発明に係る直流電源システムにおいては、1つ以上の蓄電池を接続してなる組電池の複数組と、前記組電池を充電する充電器と、前記充電器の動作を制御する充電制御手段とが具備され、
前記組電池は少なくとも2つの群に分けられ、同一の群に属する前記組電池の補充電が開始される時刻は同一であり、少なくとも2つの相異なる群に属する前記組電池の補充電が開始される時刻は相異なるようにする。
より具体的には、例えば、補充電間隔として予め定められた時間をTとし、nを2以上の自然数とし、kを1からnまでの自然数とし、mを0以上の整数とするとき、前記組電池は1番目からn番目までのn群に分けられ、n番目の群に属するすべての前記組電池の補充電が開始されてから、k番目の群に属するすべての前記組電池の補充電が開始されるまでの経過時間は(k/n)T+mTであるようにする。この場合には、各群に属する前記組電池の補充電が開始される時刻は他の群に属する前記組電池の補充電が開始される時刻とは異なる。
以下に、本発明の実施の形態について、ニッケル水素蓄電池を用いた直流電源システムを例として説明するが、本発明はこれに限られるものではない。
<実施の形態例1>
図1は、本発明の実施の形態例を説明する図である。図において、商用電源1の交流電力は整流器2に供給され、整流器2は交流電力を所定の直流電力に変換して56Vを出力し、負荷3へ供給している。組電池4は、ニッケル水素蓄電池セル(定格電圧1.2V、定格容量100Ah)を34セル直列接続した組電池(定格電圧40.8V、定格容量100Ah)であり、その2組(1系、2系)が搭載されている。この場合に、補充電を開始する時刻を、前記の(k/n)T+mTを用いて定めると、n=2であるのでk=1、2となり、k番目の群は、m=0、1、2、… に対応して、時間間隔Tで補充電される。以下、特記しない限りは、1つの群が1組の組電池4からなるので、群と組とを区別しない。
各組電池4は、商用電源1が有効であるときは充電器5を介して充電される。各充電器5の動作は、充電制御手段8によって制御される。
組電池4の出力端は、組電池4の放電方向にのみ通電するダイオード6を介して、整流器2から負荷3への電力供給路に並列接続されているが、充電器5の出力電圧は54.4Vであり、整流器2の出力電圧(56V)より低いため、商用電源1が有効であるときは、整流器2の出力のみが負荷3へ供給される。
整流器2が商用電源1の停電などにより停止した場合、組電池4が出力する直流電力が、ダイオード6を介して負荷3へ供給される。
各充電器5は、接続されている組電池4を充電するが、各組電池4がダイオード6を介して並列接続されているため、充電電流が他の組電池4へ流れることはなく、また、ニッケル水素蓄電池セルの満充電電圧は最高1.6Vであり、組電池4の満充電電圧は最高でも54.4Vであるため、満充電まで充電することができる。
組電池4は満充電まで充電され、充電電流は零となる。その後、整流器2が停止することなく負荷3への給電を継続した場合、組電池4が負荷3へ放電することはないが、組電池4の残容量は自己放電により徐々に減少する。このため、この自己放電を補うための充電(補充電)を定期的に行う必要がある。
組電池4を構成するニッケル水素蓄電池は、1ヶ月に10%程度(定格容量比)の自己放電があり、補充電を30日(補充電間隔として予め定められた時間T)ごとに行うこととする。1回の補充電に要する時間はTに比べて著しく短いから、「補充電を行う」は「補充電を開始する」を意味するものとする。充電器5は、それぞれに接続されている組電池4の満充電から30日経過し、その組電池4の残容量が満充電時容量の90%にまで低下したとき補充電を行うが、独立して補充電の開始を判断する場合、2組の組電池4が同時に残容量90%となり、合計の残容量が90%まで低下する可能性がある。
そこで、補充電を行うタイミングを互いに15日(T/2)ずらす。つまり、2組の組電池4は30日毎に補充電されるが、ある時点で1組の組電池4の補充電を行った後、15日後にもう1組の組電池4の補充電を行う。このような補充電を行った場合の、それぞれの組電池4の残容量と経過時間との関係を図2に示す。1系の組電池4を1番目の組電池とし、2系の組電池4を2番目の組電池としたとき、図2左端に示された「1系充電」はk=1、m=0に対応し、次の「2系充電」はk=2、m=0に対応し、その次の「1系充電」はk=1、m=1に対応し、その次の「2系充電」はk=2、m=1に対応する。
このように、それぞれの組電池4が、15日(T/2)ずつずれて、30日(T)毎に補充電されるから、合計の残容量の最低値は、図2に示すように(95%+90%)/2=92.5%である。このように、補充電を行う周期を、組電池4の1組の補充電周期の半分毎とすることにより、合計の容量低下を減らすことができる。
ここまで説明した組電池4が2組のシステム(図1、n=2)に対して、同じ組電池4を3組接続したシステム(図3、n=3)では、図4に示すように、ある時点で1組目の組電池4の補充電(k=1、m=0)を行った後、、10日(T/3)後に2組目の組電池4の補充電(k=2、m=0)を行い、さらに10日後に3組目の組電池4の補充電(k=3、m=0)を行った後、それぞれ30日(T)の周期で補充電(m=1、2、3、…)を行う。このとき、合計の残容量の最低値は(96.6%+93.3%+90%)/3=93.3%である。
組電池4がn組のシステムにおいては、1組の組電池4に定められた補充電周期は30日であるから、ある時点(n番目の組電池4の補充電を行った時点)を起点に、30×(k/n)日目(k=1、2、…、n)にk組目の補充電を行い、その後、m=1、2、3、…として、それぞれの組電池4の補充電を30日の周期で行う。このとき、合計残容量の最低値Qminは、以下のように求められる。
Figure 2009201240
逆に、式(1)を用いることで、合計残容量の最低値Qminが先に決まっている場合に組電池4の組数を決定することが可能である。例えば、Qminが94%とされた場合、式(1)よりn=5と求められるから、組電池4の組数を5とし、6日毎に順番に組電池4を充電していくようにすればよい。また、Qminが93%とされた場合、式(1)よりn=2.5と求められるから、組電池4の組数を3とし、10日毎に順番に組電池4の補充電を行うようにすればよい。
なお、式(1)において、nを無限に大きくするとQminは95%に収束するので、この値以上に合計残容量の最低値Qminを設定することはできない。そこで、1組の組電池4に定める、補充電を行う必要がある満充電からの容量低下(ここまでの説明では10%とした)を、予め定められた設定値c[%]とし、容量低下がcに達した組電池4の補充電を、その時点で行うこととすると、合計残容量の最低値Qminは以下の式で表される。
Figure 2009201240
電源システムの設計に際して、式(2)を用いて、合計残容量の最低値Qminと、組電池4の組数nと、補充電を行う容量低下c[%]とを互いに調整することで、合計残容量の低下をQminに抑えることができる。
例えば、合計残容量の最低値Qminは95%、組電池4の組数nは18と決定している場合、式(2)より補充電を行う容量低下cは9.47%と求められるから、cを9%(式(2)で求めた値以下であればよい)として充電制御を行うようにする。このときのQminは95.25%である。
このように、組電池4の満充電からの残容量低下が、予め定められた設定値(例えば上記のc)に達した時点で、その組電池4の補充電を開始する充電制御を行う場合には、前もって、各組電池4の補充電を、k番順に、時刻をT/nずつずらして行っておくものとする(ただし、Tはcに応じて変更する)。
また、組電池の群が複数の組電池4からなる場合には、同一の群に属する組電池4のいずれか1つにおいて、満充電からの残容量低下が、予め定められた設定値(例えば上記のc)に達したときに、該群に属するすべての組電池4の補充電が開始されるようにすればよい。この場合に、1つの群に属する複数組の組電池4を並列接続したものを1つの充電器5によって補充電するようにしてもよい。
鉛蓄電池では、トリクル充電(微弱な電流を継続的に与えることによる充電方式)も可能であるが、間欠充電の方が電池性能を劣化させ難い点で好ましい。ただし、補充電間隔Tおよび補充電を開始する際の満充電からの残容量低下の設定値(例えば上記のc)を適宜決定することにより、トリクル充電に近い時間間隔の充電を予め計画したスケジュールで制御することも可能である。
k番目の組電池4の補充電中に、停電の発生により補充電を中断して放電を開始した場合、n組の組電池4のうちk番目以降の組電池4が満充電に至る前に放電を開始するため、復帰後、再び補充電を再開する際の各組電池4の初期容量は停電発生前とは異なるが、復電後、全ての組電池を満充電にした後に、上記の制御による補充電を再開すればよい。
<実施の形態例2>
図5を、本発明の実施の形態例の説明にも用いる。図において、商用電源1の交流電力は整流器2に供給され、整流器2は交流電力を所定の直流電力に変換して56Vを出力し、負荷3へ供給している。
組電池4は、ニッケル水素蓄電池セル(定格電圧1.2V、定格容量100Ah)を40セル直列接続した組電池(定格電圧48V、定格容量100Ah)であり、6組(1系〜6系)が搭載されている。各組電池4はそれぞれ、商用電源1が有効であるときは接続されている充電器5を介して充電され、また、放電器7を介して、整流器2から負荷3への配線に並列接続されている。
組電池4の電圧は、ニッケル水素蓄電池セルの満充電電圧は最高1.6Vであるので、満充電時に64Vに達するが、放電器7は降圧動作することにより出力電圧を55V以下に維持する。このように放電器7の出力電圧は整流器2の出力電圧(56V)以下であるため、商用電源1が有効であるときは整流器2の出力が負荷3へ供給され、整流器2が商用電源1の停電などにより停止した場合、組電池4が出力する電力が放電器7を介して負荷3へ供給される。
実施の形態例1と同様に考え、組電池4の残容量が90%まで低下(30日経過)したときに補充電を行うとすれば、5日ごとに順番に組電池4を充電すればよく、このとき合計残容量の最低値は式(1)でn=6とすることにより94.17%と求められる。なお、各充電器5の動作は、図示されていない充電制御手段によって、実施の形態例1と同様に、制御されているものとする。
本実施の形態例においても、実施の形態例1と同様に、合計残容量の最低値Qminが先に決まっている場合に式(1)を用いて組電池4の組数nを求めることも可能である。また、式(2)を用いて合計残容量の最低値Qminと組電池4の組数nと補充電を行う容量低下c[%]とを互いに調整して電源システムの設計を行い合計残容量の低下をQminに抑えることも可能である。
以上のように、複数の組電池を有するシステムにおいて、1組の組電池に予め定められた補充電間隔をT、組電池の搭載組数をnとするとき、時間経過T/nごとに順番に1組ずつ組電池の充電を行うことによって、合計残容量の低下を軽減することができる。
本発明の各実施形態においては、1組の組電池4に対して1台の充電器5を接続しているが、1台の充電器5を複数の組電池4で共有して使用することも可能である。1台の充電器5と複数の組電池4の間に切替スイッチを備え、充電対象の組電池4が充電されるように切替を行うようにすればよい。
また、本発明の各実施形態においては、ニッケル水素蓄電池を用いた直流電源システムを例として説明したが、鉛蓄電池やリチウムイオン蓄電池といった二次電池を搭載した直流電源システムにおいても適用することができる。さらに、直流電源システムの他に、負荷への供給を行わず、蓄電池残容量を高い状態に維持しながら保存するだけの蓄電池システムにおいても適用可能である。
以下に、本発明によって生じる効果について説明する。
複数の組電池で構成される蓄電池システムにおいては、同時に全ての組電池の残容量が低下した場合に合計の残容量が低下するため、余分に蓄電池を搭載する必要が生じてコストと設置スペースが増加するという問題がある。
本発明により、システムの合計残容量の低下を減らすことができ、余分に設置する蓄電池を減らすことができるため、コストとスペースを節約することが可能となる。
本発明の実施の形態例を説明する図である。 本発明の実施の各組電池の残容量経過を説明する図である。 本発明の実施の形態例を説明する図である。 本発明の実施の各組電池の残容量経過を説明する図である。 整流器と、充電器と、放電器と、複数組の組電池を組み合わせた直流バックアップ電源システムの構成図である。
符号の説明
1:商用電源、2:整流器、3:負荷、4:組電池、5:充電器、6:ダイオード、7:放電器、8:充電制御手段。

Claims (8)

  1. 複数組の組電池と、前記組電池を充電する充電器と、前記充電器の動作を制御する充電制御手段とを構成要素とする直流電源システムであって、
    前記組電池は少なくとも2つの群に分けられ、同一の群に属する前記組電池の補充電が開始される時刻は同一であり、少なくとも2つの相異なる群に属する前記組電池の補充電が開始される時刻は相異なることを特徴とする直流電源システム。
  2. 請求項1に記載の直流電源システムにおいて、
    補充電間隔として予め定められた時間をTとし、nを2以上の自然数とし、kを1からnまでの自然数とし、mを0以上の整数とするとき、
    前記組電池は1番目からn番目までのn群に分けられ、n番目の群に属する前記組電池の補充電が開始された時点から、k番目の群に属する前記組電池の補充電が開始されるまでの経過時間は(k/n)T+mTであることを特徴とする直流電源システム。
  3. 請求項1に記載の直流電源システムにおいて、
    同一の群に属する前記組電池のいずれかにおいて、満充電からの残容量低下が、予め定められた設定値に達したときに、該群に属する前記組電池の補充電が開始されることを特徴とする直流電源システム。
  4. 請求項1、2または3に記載の直流電源システムにおいて、
    交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器が具備され、前記組電池の出力端は、前記組電池の放電方向にのみ通電するダイオードを介して、前記整流器から前記負荷への電力供給路に並列接続されることを特徴とする直流電源システム。
  5. 請求項1、2または3に記載の直流電源システムにおいて、
    交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器が具備され、前記組電池の出力端は、放電器を介して、前記整流器から前記負荷への電力供給路に並列接続されることを特徴とする直流電源システム。
  6. 複数組の組電池と、前記組電池を充電する充電器と、前記充電器の動作を制御する充電制御手段とを構成要素とする直流電源システムの充電制御方法であって、
    前記組電池を少なくとも2つの群に分け、同一の群に属する前記組電池の補充電を同一時刻に開始し、少なくとも2つの相異なる群に属する前記組電池の補充電を相異なる時刻に開始することを特徴とする直流電源システムの充電制御方法。
  7. 請求項6に記載の直流電源システムの充電制御方法において、
    補充電間隔として予め定められた時間をTとし、nを2以上の自然数とし、kを1からnまでの自然数とし、mを0以上の整数とするとき、
    前記組電池を1番目からn番目までのn群に分け、n番目の群に属する前記組電池の補充電を開始した時点から、時間が(k/n)T+mTだけ経過した時点で、k番目の群に属する前記組電池の補充電を開始することを特徴とする直流電源システムの充電制御方法。
  8. 請求項6に記載の直流電源システムの充電制御方法において、
    同一の群に属する前記組電池のいずれかにおいて、満充電からの残容量低下が、予め定められた設定値に達したときに、該群に属する前記組電池の補充電を開始することを特徴とする直流電源システムの充電制御方法。
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