JP6685671B2 - 並列無停電電源システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、無停電電源装置(以下、UPSと呼ぶ)にピークシフト運転を実施させる並列無停電電源システムに関する。
近年、情報インフラの重要性が益々高まっている。そのため、UPSが広く導入されている。UPSは、接続された負荷に対して所定の時間だけ電力を供給し続ける装置である。UPSには、充放電可能な蓄電部が接続されている。蓄電部としては、例えばリチウムイオン蓄電池などがある。
蓄電部は通常運用時には系統電源から給電を受け、系統電源からの電力供給が停止すると放電する。UPSがこの電力を負荷に供給する。これにより、系統停電が発生しても、接続された負荷に対し、同一規格の電力を所定時間与え続けることができる。このようなUPSが電力を供給する負荷は、停電が許されないサーバーなどである。そのため、UPSでは冗長性を確保することが重要である。したがって、複数台のUPSを並列に接続した並列無停電電源システムが主流となっている。
ところで最近では、UPSの余剰容量は増大傾向にある。そのため、系統停電時だけではなく通常運用時にもUPSを用いることが期待されている。具体的にはUPSをピークシフト運転に利用することが提案されている。ピークシフト運転とは、系統電源からの給電ピークと電力需要のピークの時間帯をずらして、使用電力の平準化を図る運転手法である。
ピークシフト運転を実施するUPSには、ピークシフト運転をUPSに行わせる運転制御部が接続されている。運転制御部は、予め設定されたスケジュールに従ってピークシフト信号をUPSに送信する。UPSは、ピークシフト信号を受けて、ピークシフト運転を実施する。
具体的には、朝や昼間などの電力需要が大きく電力料金が高い時間帯には、運転制御部がピークシフト信号をUPSに送信する。これを受けたUPSは、系統電源から受ける電力を絞ることで、絞った分だけ自然に蓄電部から放電されるようになっている。これにより、電力料金の高い時間帯での買電量を低減させて経済性を高めることが可能である。
また、夜間の電力需要が少なく電力料金が安い時間帯にも、運転制御部がピークシフト信号をUPSに送信する。これを受けたUPSは、別のUPSに負荷給電を任せ、系統電源から受ける電力を蓄電部の充電に費やす。これにより、電力需要が少ない時間帯では、系統電源からの入力電力量を増やすことができる。蓄電部への充電が終了すると、UPSは通常運転に戻る。このようなUPSでは、系統電源から受ける電力に応じて、蓄電部の充放電量が受け身で制御される。その結果、系統電源からの給電ピークと電力需要のピークの時間帯をずらすことができる。
特開2014−222982号公報
UPSは、ピークシフト運転よりも系統停電時の負荷への電力供給を優先し、ピークシフト運転の実施には余剰容量だけを利用することが基本である。そのため、各UPSがピークシフト運転を実施するか否かは、そのUPSに接続された蓄電部の残容量に依存する。つまり、UPSでは余剰容量を超えてまで、蓄電部の電力を利用してピークシフト運転を実施することはない。
複数台のUPSを接続した並列無停電電源システムでは、システム全体として見ると、非常に大きな余剰容量を有するが、既存のピークシフト手法では、UPS一台の蓄電部の残容量しか見ていない。すなわち、複数台のUPSにおける蓄電部の残容量を同時に監視していない。
したがって、並列無停電電源システムとして合計でどの程度の余剰容量があるのか分からず、ピークシフトが十分に行えない。また、複数台のUPSをどのように制御してピークシフトを行うか、制御手法が確立していない。そこで並列無停電電源システムにおいては、蓄電部の電力を有効に利用して、ピークシフト運転を効率良く実施することが求められていた。
本実施形態は、上記の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、蓄電部の総残容量を把握してピークシフト運転に使用できるUPSを選択することにより、ピークシフト運転の効率向上を図った並列無停電電源システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態は、系統電源から電力の入力を受け所定の負荷へ電力を供給する無停電電源装置を、並列に複数台接続した並列無停電電源システムにおいて、次の構成要素(1)〜()を有している。
(1)前記各無停電電源装置に接続される充放電可能な蓄電部。
(2)予め設定されたスケジュールに従ってピークシフト信号を前記無停電電源装置に送信することにより、前記蓄電部の電力を利用して系統電源からの入力電力を増減させるピークシフト運転を、前記無停電電源装置に行わせる運転制御部。
(3)前記蓄電部から当該蓄電部の容量及び電流量を取り込んで前記蓄電部の残り放電可能時間を求める時間演算部。
(4)前記残り放電可能時間が予め設定された設定時間を下回ると残量閾値信号を前記無停電電源装置に送信して前記蓄電部の放電を停止させる停止制御部。
(5)前記停止制御部にて設定される時間は、前記蓄電部の残り放電量の和が系統停電時に供給される前記負荷への電力量を下回らないようにした時間である。
第1の実施形態のブロック図。 第1の実施形態の要部ブロック図(通常運転時)。 第1の実施形態の要部ブロック図(一括蓄電池アシストモードの開始時)。 第1の実施形態の要部ブロック図(一括蓄電池アシストモードの終了時)。 第1の実施形態の要部ブロック図(一括蓄電池急速充電モード時)。 第1の実施形態の要部ブロック図(蓄電池11aのアシストモードの開始時)。 第1の実施形態の要部ブロック図(蓄電池11aのアシストモードの終了時&蓄電池12aのアシストモードの開始時)。 第1の実施形態の要部ブロック図(蓄電池12aのアシストモードの終了時)。 第1の実施形態の要部ブロック図(蓄電池11aの急速充電モードの開始時)。 第1の実施形態の要部ブロック図(蓄電池11aの急速充電モードの終了時&蓄電池12aの急速充電モードの開始時)。
(1)第1の実施形態
(構成)
以下、本発明の第1の実施形態の構成について、図面を用いて具体的に説明する。図1は第1の実施形態のブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態は、n台(図では3台)のUPS11〜13を、並列に接続した並列無停電電源システム1である。UPS11〜13には負荷2が接続されている。負荷2としては停電を許容しないサーバーなどが代表的であるが、これに限らず交流電力が供給される負荷であればよい。
[並列無停電電源システムの概要]
並列無停電電源システム1には、装置選択部5と、運転制御部61〜63と、必要台数演算部7と、時間演算部81〜83と、停止制御部91〜93が設けられている。運転制御部61〜63と、時間演算部81〜83と、停止制御部91〜93は、UPS11〜13ごとに設けられている。
[UPS]
UPS11〜13は、系統電源10から電力の入力を受け負荷2へ電力を供給する。UPS11〜13にはそれぞれ、整流器3と、インバータ4が設けられている。整流器3は、系統電源10から入力される交流電力を直流電力に変換する。インバータ4は、整流器3が変換した直流電力を交流電力に変換する。各UPS11〜13には蓄電池11a〜13aが接続されている。蓄電池11a〜13aは、例えばリチウムイオン蓄電池などからなる。
UPS11〜13は通常運転及びピークシフト運転を実施する。通常運転時のUPS11〜13は、系統電源10から入力された交流電力を、整流器3及びインバータ4を通して負荷2に交流電力を供給する。また、UPS11〜13は、系統停電が発生して系統電源10から入力電力が無くなると、蓄電池11a〜13aを放電させる。そのため、UPS11〜13は負荷2に交流電力を所定時間だけ供給する。
さらに、系統電源10が復電するとUPS11〜13は通常運転に戻る。このとき、整流器3にて交流電力から変換した直流電力を、蓄電池11a〜13aへ送る。これにより、放電で低下した蓄電池11a〜13aの蓄電量を、元の値まで戻す。
ピークシフト運転とは、蓄電池11a〜13aの電力を利用して系統電源10からの入力電力を増減させる運転である。ピークシフト運転は、運転制御部61〜63からUPS11〜13がピークシフト信号を受信することで実施される。ピークシフト信号とは、蓄電池11a〜13aに放電を行わせる入力制限信号及び蓄電池11a〜13aに充電を急速に行わせる蓄電池急速充電信号である。
入力制限信号は、各蓄電池11a〜13aを放電させるための信号であり、UPS11〜13の整流器3に送られる。蓄電池急速充電信号は、各蓄電池11a〜13aを急速に充電させるための信号であり、UPS11〜13のインバータ4に送られる。
系統電源10からの入力電力を低減させるピークシフト運転時のUPS11〜13では、運転制御部61〜63から入力制限信号を整流器3が受信する。入力制限信号を受けた整流器3は、系統電源10からの入力を低減させ、低減させた電力分だけ自然に蓄電池11a〜13aを放電させる。
例えば、負荷2の容量が「3P」であり、系統電源10からの入力電力量を「1P」に絞ると、蓄電池11a〜13aの放電量は「3−1=2P」となる。ここで、ピークシフト運転において蓄電池11a〜13aの放電量が負荷2への電力供給量の2/3を賄っているが、放電量の大きさに関係なく、概念的には蓄電池11a〜13aの放電量が系統電源10からの入力電力量をアシストしているとして、蓄電池11a〜13aの放電動作を蓄電池アシストモードと呼ぶこととする。
また、系統電源10からの入力電力を増加させるピークシフト運転時のUPS11〜13では、運転制御部61〜63からインバータ4が蓄電池急速充電信号を受信する。蓄電池急速充電信号を受けたインバータ4は一時的に出力を切り、負荷給電を他の並列号機であるUPSに任せることで、入力電力を全て充電に使う。これにより、インバータ4は蓄電池11a〜13aを急速充電させる。すなわち、蓄電池急速充電信号を受信したインバータ4では、他の並列号機で負荷給電を行っているのとは別で、蓄電池11a〜13aへの急速充電を行う。そのため、系統電源10からの交流電力の総入力量を増やすことができる。
例えば、負荷2の容量が「3P」であり、蓄電池11a〜13aの充電量を「2P」とすると、系統電源10からの総入力電力量は、通常運転時の「3P」から、「3+2=5P」に増えることになる。蓄電池11a〜13aの充電動作を蓄電池急速充電モードと呼ぶ。ここでいう急速充電とは、通常運転時にも蓄電池11a〜13aの充電を行うが、このときの充電に比べて急速に充電を行うということを示したものであり、具体的な充電速度を示すものではない。
[必要台数演算部]
必要台数演算部7は、負荷2の容量とUPS11〜13の台数に基づいて負荷2に必要なUPS11〜13の台数を求める。必要台数演算部7は、求めた台数を装置選択部5に送る。例えば、負荷2に流れる電流×電圧が200kVAで、500kVA×3台のUPS11〜13である場合には、負荷2に必要なUPSは、3台のうち1台あれば十分である。また、負荷2に流れる電流×電圧が700kVAで、同じく500kVA×3台のUPS11〜13である場合には、負荷2に必要なUPSは、3台のうち2台のUPSが必要となる。
[装置選択部]
装置選択部5は、必要台数演算部7が求めた台数に従い、蓄電池11a〜13aの総残容量と負荷2の容量との差が最小で、且つ蓄電池11a〜13aの総残容量の方が負荷2の容量よりも大きくなるように、ピークシフト運転に使用するためのUPS11〜13を選択する。蓄電池11a〜13aの総残容量とは、各蓄電池11a〜13aの残容量の和である。例えば、負荷2の容量が「3P」であれば、装置選択部5は、蓄電池11a〜13aの総残容量が「3P」以上で、且つ極力「3P」に近づくようにUPS11〜13を選択する。
また、装置選択部5は、複数のUPS11〜13を選択する時、複数のUPS11〜13を一括して制御する一括制御と、複数のUPS11〜13を1つずつ個別に制御する個別制御を取る。さらに装置選択部5にはUPS11〜13に関して優先的に選択される順番が予め設定されている。そのため、装置選択部5は、優先順位に従って、UPS11〜13の組合せを決めている。
[運転制御部]
運転制御部61〜63は、通常運転信号及びピークシフト信号をUPS11〜13に送信する。運転制御部61〜63がUPS11〜13に通常運転信号を送信することで、UPS11〜13は通常運転を実施する。運転制御部61〜63がUPS11〜13にピークシフト信号を送信する。このピークシフト信号を受信することでUPS11〜13はピークシフト運転を実施する。
運転制御部61〜63では、通常運転信号及びピークシフト信号を送信するタイミングとして、ピークシフト運転の時間帯と通常運転の時間帯に分けたスケジュールを、予め設定しておく。ピークシフト運転の時間帯は、朝や昼など電力需要が大きい時間帯と、夜などの電力需要が少ない時間帯に分かれる。
運転制御部61〜63は、このスケジュールに従って通常運転の時間帯になると、全てのUPS11〜13に通常運転信号を送信して通常運転を実施させる。また、運転制御部61〜63は、ピークシフト運転の時間帯になると、装置選択部5が選択したUPS11〜13にピークシフト信号を送信してピークシフト運転を実施させる。既に述べたようにピークシフト信号には入力制限信号と蓄電池急速充電信号がある。
より詳しくは、運転制御部61〜63は、電力需要が大きい時間帯になると、UPS11〜13の整流器3に入力制限信号を送信する。入力制限信号を受けた整流器3は系統電源10からの入力を低減させ、低減させた電力分だけ自然に蓄電池11a〜13aを放電させる。また、運転制御部61〜63は、電力需要が少ない時間帯になると、UPS11〜13のインバータ4に蓄電池急速充電信号を送信する。蓄電池急速充電信号を受けたインバータ4は入力した電力を全て蓄電池11a〜13aの充電に使うことで、蓄電池11a〜13aを急速充電させる。
装置選択部5が一括制御を取る場合、運転制御部61〜63は、装置選択部5が選択した複数のUPS11〜13に対しピークシフト信号を同時に送信する。このとき、装置選択部5が選択した台数をx台とすると、運転制御部61〜63は、UPS11〜13に対してx分の1ずつの放電量又は充電量となるように指示するピークシフト信号を送信する。
具体的には、装置選択部5が一括制御でUPS11、12を選択する場合、運転制御部61、62は、UPS11、12に対し1/2ずつの放電量となるように入力制限信号を同時に送信する。あるいは、運転制御部61、62は、UPS11、12に対し1/2ずつの充電量となるように蓄電池急速充電信号を同時に送信する。
また、装置選択部5が個別制御を取る場合、運転制御部61〜63は、装置選択部5が選択した複数のUPS11〜13に対しピークシフト信号を1台ずつ順番に送信する。例えば、装置選択部5がUPS11、12を選択するとき、運転制御部61がUPS11に対して入力制限信号及び蓄電池急速充電信号を連続して送信し、続いて、運転制御部62がUPS12に対して入力制限信号及び蓄電池充電信号を連続して送信する。
[時間演算部]
時間演算部81〜83は、蓄電池11a〜13aから蓄電池11a〜13aの容量及び電流量を取り込み蓄電池11a〜13aの残り放電可能時間を求める。
[停止制御部]
停止制御部91〜93は、時間演算部81〜83の求めた残り放電可能時間が予め設定された時間を下回ると、残量閾値信号をUPS11〜13の整流器3に送信する。残量閾値信号は、残り放電可能時間が予め設定された時間を下回ったことを示す信号である。
停止制御部91〜93にて設定される時間としては、蓄電池11a〜13aの残り放電量の和が、系統停電時に供給される負荷2への電力量を下回らないようにした時間であればよい。残量閾値信号を受けた整流器3は、系統電源10からの入力制限を解除して元のレベルに復帰させる。これにより、蓄電池12aは放電を停止して通常運転に戻る。
(作用)
[通常運転時]
図2は、UPS11〜13が通常運転を行っている場合を示している。このとき、運転制御部61〜63はUPS11〜13の整流器3に通常運転信号を送信する。通常運転信号を受けたUPS11〜13はそれぞれ、系統電源10から交流電力Pを入力し、インバータ4が交流電力Pを出力する。これにより、UPS11〜13は負荷2に交流電力3Pを出力する。
[一括蓄電池アシストモードの開始時]
図3では、UPS11、12がピークシフト運転を行い、UPS13が通常運転を行っている。装置選択部5は一括制御を取り、蓄電池アシストモードを開始する。図3において、必要台数演算部7がピークシフト運転の実施に必要なUPS11〜13の台数を2台としており、装置選択部5は、必要台数演算部7の演算結果に従い、ピークシフト運転に使用するUPSを、UPS11、12の2台とする。
運転制御部61、62は、装置選択部5が選択したUPS11、12の整流器3に対して入力制限信号を同時に送信する。入力制限信号を受けた整流器3は、系統電源10からの入力を低減させる。蓄電池11a、12aは、低減した電力に応じて自然に放電する。
この放電した直流電力をインバータ4に取り込む。インバータ4はそれぞれ交流電力Pを出力して、合計2Pを負荷2に出力する。なお、時間演算部81、82は、蓄電池11a、12aから蓄電池11a、12aの容量及び電流量を取り込んでおり、蓄電池11a、12aの残り放電可能時間を求めている。
運転制御部63は、UPS13の整流器3に対し通常運転信号を送信する。このため、UPS13は、通常運転を実施している。すなわち、UPS13では、系統電源10から交流電力Pを入力し、インバータ4が交流電力Pを出力する。これにより、並列無停電電源システム1では、系統電源10からの入力電力を、通常運転時の3Pから1Pだけに抑えることができ、ピークシフト運転を実現させている。また、負荷2への出力電力は蓄電池11a、12aからの放電電力を利用することで、交流電力3Pを確保している。
[一括蓄電池アシストモードの終了時]
図4では、図3の蓄電池アシストモードが終了した状態を示している。時間演算部81、82は、蓄電池11a、12aから蓄電池11a、12aの容量及び電流量を取り込み、蓄電池11a、12aの残り放電可能時間を求める。停止制御部91、92は、時間演算部81、82の求めた残り放電可能時間が予め設定された時間を下回った時点で、残量閾値信号をUPS11、12の整流器3に送信する。残量閾値信号を受けた整流器3では系統電源10からの入力制限を解除して、元の入力値に戻す。整流器3において系統電源10からの入力電力が通常運転時に戻ると、蓄電池11a、12aは放電を停止し、共に通常運転に戻る。
[一括蓄電池急速充電モード時]
図5では、UPS11、12がピークシフト運転を行っている。ここで、装置選択部5は一括制御を取り、蓄電池急速充電モードを行う。図5において、必要台数演算部7がピークシフト運転の実施に必要なUPS11〜13の台数を2台とする。このため、装置選択部5は、必要台数演算部7の演算結果に従い、ピークシフト運転に使用するUPSを、UPS11、12の2台とする。
運転制御部61、62は、装置選択部5が選択したUPS11、12のインバータ4に対し、蓄電池急速充電信号を同時に送信する。蓄電池急速充電信号を受けたUPS11、12では、整流器3が変換した直流電力を蓄電池11a、12aへ送り、蓄電池11a、12aは直流電力を充電する。すなわち、UPS11、12では、インバータ4が一時的に出力を切り、他の並列号機であるUPSに負荷給電を任せる。このため、UPS11、12は負荷2側には電力を供給していない。したがって、UPS11、12は、系統電源10からの交流電力2Pchを、全て蓄電池11a、12aへの充電用電力分として用いることができる。
時間演算部81、82は、蓄電池11a、12aから蓄電池11a、12aの容量及び電流量を取り込み、蓄電池11a、12aの残り放電可能時間を求めている。ここで、蓄電池11a、12aの残り放電可能時間が、予め定められた規定の残り放電可能時間まで戻ると、蓄電池11a、12aの充電が終了したことになり、運転制御部61、62はUPS11、12のインバータ4への信号を蓄電池急速充電信号から通常運転信号に切り替え、蓄電池11a、12aを通常運転に戻す。
運転制御部63は、UPS13に対し通常運転信号を送信する。このため、UPS13は、通常運転を実施している。ここで、UPS13だけが負荷2に電力を供給するので、UPS13は系統電源10から交流電力3Pを入力し、インバータ4が交流電力3Pを出力する。このように、並列無停電電源システム1では、負荷2への交流電力3Pだけではなく、これに蓄電池11a、12aへの充電用の電力2Pchに加えて、交流電力5Pを入力している。すなわち、蓄電池11a、12aが急速充電を行うことで、系統電源10からの入力電力を増やし、ピークシフト運転を実現させている。
[蓄電池11aのアシストモードの開始時]
図6では、電力需要が大きい時間帯において、UPS11だけがピークシフト運転を行い、UPS12、13が通常運転を行っている。装置選択部5は個別制御を取り、UPS11が蓄電池アシストモードを開始する。図6において、必要台数演算部7はピークシフト運転の実施に必要なUPS11〜13の台数を1台とする。このため、装置選択部5は、必要台数演算部7の演算結果に従い、ピークシフト運転に使用するUPSを、UPS11の1台とする。
運転制御部61は、装置選択部5が選択したUPS11の整流器3に対し、入力制限信号を送信する。入力制限信号を受けたUPS11の整流器3では、系統電源10からの入力を低減させる。蓄電池11aは、低減した電力に応じて自然に放電する。この放電した直流電力をインバータ4に取り込む。インバータ4は交流電力Pを負荷2に出力する。
運転制御部62、63は、UPS12、13の整流器3に対し通常運転信号を送信する。したがって、UPS12、13は、系統電源10からそれぞれ交流電力Pを入力し、各インバータ4が交流電力Pを出力する。すなわち、2台のUPS12、13で交流電力2Pを出力する。これにより、並列無停電電源システム1では、系統電源10からの入力電力を交流電力2Pに抑えながらも、負荷2への出力電力は交流電力3Pを出力することが可能となる。
[蓄電池11aのアシストモードの終了時&蓄電池12aのアシストモードの開始時]
図7では、図6に示した蓄電池11aのアシストモードが終了した状態を示している。時間演算部81は、蓄電池11aから蓄電池11aの容量及び電流量を取り込み、蓄電池11aの残り放電可能時間を求める。停止制御部91は、時間演算部81の求めた残り放電可能時間が予め設定された時間を下回った時点で、残量閾値信号をUPS11に送信する。残量閾値信号を受けた整流器3では系統電源10からの入力制限を解除し、元の入力値に戻す。整流器3において系統電源10からの入力電力が通常運転時の値に復帰すると、蓄電池11aは放電を停止し、通常運転に戻る。
また、図7では、UPS12だけがピークシフト運転を行い、UPS11、13が通常運転を行っている。ここで装置選択部5は個別制御を取っており、UPS12が蓄電池アシストモードを開始する。図7においては、必要台数演算部7がピークシフト運転の実施に必要なUPS11〜13の台数を1台としている。このため、装置選択部5は、必要台数演算部7の演算結果に従い、ピークシフト運転に使用するUPSを、UPS12とする。
運転制御部62は、装置選択部5が選択したUPS12の整流器3に対し、入力制限信号を送信する。入力制限信号を受けたUPS12では、蓄電池12aが直流電力を放電し、この放電した直流電力をインバータ4に取り込む。インバータ4は交流電力Pを負荷2に出力する。
運転制御部61、63は、UPS11、13の整流器3に対し通常運転信号を送信する。したがって、UPS11、13は、系統電源10からそれぞれ交流電力Pを入力し、各インバータ4が交流電力Pを出力する。すなわち、2台のUPS11、13で交流電力2Pを出力する。これにより、並列無停電電源システム1では、系統電源10からの入力電力を、通常運転時の3Pから2Pに抑えることができ、ピークシフト運転を実現させている。また、負荷2への出力電力は蓄電池12aからの放電電力を利用することで、交流電力3Pを確保している。
[蓄電池12aのアシストモードの終了時]
図8では、図7に示した蓄電池12aのアシストモードが終了した状態を示している。時間演算部82は、蓄電池12aから蓄電池12aの容量及び電流量を取り込み、蓄電池12aの残り放電可能時間を求める。
停止制御部92は、時間演算部82の求めた残り放電可能時間が予め設定された時間を下回った時点で、残量閾値信号をUPS12の整流器3に送信する。残量閾値信号を受けた整流器3では系統電源10からの入力制限を解除し、元の入力値に戻す。整流器3において系統電源10からの入力電力が通常運転時に戻ると、蓄電池12aは放電を停止し、通常運転に戻る。
[蓄電池11aの急速充電モードの開始時]
図9では、電力需要が少ない時間帯において、UPS11がピークシフト運転を行う。ここで、装置選択部5は個別制御を取り、蓄電池急速充電モードを開始する。図9において、必要台数演算部7はピークシフト運転の実施に必要なUPS11〜13の台数を1台とする。このため、装置選択部5は、必要台数演算部7の演算結果に従い、ピークシフト運転に使用するUPSを、UPS11の1台とする。運転制御部61は、装置選択部5が選択したUPS11のインバータ4に対し、蓄電池急速充電信号を送信する。
蓄電池急速充電信号を受けたUPS11では、整流器3が変換した直流電力を蓄電池11aへ送り、蓄電池11aは直流電力を充電する。すなわち、UPS11は、蓄電池11aへの充電用電力分として、系統電源10から交流電力Pchを入力する。このとき、UPS11は負荷2には電力を供給していない。
運転制御部62、63は、UPS12、13に対して通常運転信号を送信する。このため、UPS12、13は、通常運転を実施している。したがって、UPS12、13の2台が負荷2に電力を供給する。ここで、UPS12、13は系統電源10からそれぞれ1.5Pの交流電力、併せて3Pの交流電力を入力し、インバータ4が交流電力3Pを出力する。このように、並列無停電電源システム1では、系統電源10からの入力電力を交流電力3P+充電用の電力Pch=4Pに増やして蓄電池11aの急速充電を行う。すなわち、蓄電池11aが急速充電を行うことで、系統電源10からの入力電力を増やし、ピークシフト運転を実現させている。
[蓄電池11aの急速充電モードの終了時&蓄電池12aの急速充電モードの開始時]
図10では、蓄電池11aの急速充電モードが終わり、UPS12がピークシフト運転を行って蓄電池12aの急速充電モードが開始する。ここでも装置選択部5は個別制御を取る。図10において、時間演算部81は、蓄電池11aから蓄電池11aの容量及び電流量を取り込み、蓄電池11aの残り放電可能時間を求めている。
ここで、蓄電池11aの残り放電可能時間が、予め定められた規定の残り放電可能時間にまで戻ると、蓄電池11aの充電が終了したことになる。このとき、運転制御部61はUPS11のインバータ4への信号を蓄電池急速充電信号から通常運転信号に切り替え、蓄電池11aを通常運転に戻す。
また、必要台数演算部7はピークシフト運転の実施に必要なUPS11〜13の台数を1台とする。このため、装置選択部5は、必要台数演算部7の演算結果に従い、ピークシフト運転に使用するUPSを、UPS12の1台とする。運転制御部62は、装置選択部5が選択したUPS12のインバータ4に対し、蓄電池急速充電信号を送信する。
蓄電池急速充電信号を受けたUPS12では、整流器3が変換した直流電力を蓄電池12aへ送り、蓄電池12aは直流電力を充電する。すなわち、UPS12は、蓄電池12aへの充電用電力分として、系統電源10から交流電力Pchを入力する。このとき、UPS12は負荷2側には電力を供給していない。
運転制御部61、63は、UPS11、13に対して通常運転信号を送信するため、UPS11、13が通常運転を実施する。したがって、UPS11、13の2台が負荷2に電力を供給する。すなわち、UPS11、13は系統電源10からそれぞれ1.5Pの交流電力、併せて3Pの交流電力を入力する。このように、並列無停電電源システム1では、系統電源10からの入力電力を交流電力3P+充電用の電力Pch=4Pに増やして蓄電池12aの急速充電を行う。すなわち、蓄電池12aが急速充電を行うことで、系統電源10からの入力電力を増やし、ピークシフト運転を実現させる。
なお、蓄電池12aの残り放電可能時間が、予め定められた規定の残り放電可能時間にまで戻ると、蓄電池12aの充電が終了したことになる。このとき、運転制御部61はUPS11のインバータ4への信号を蓄電池急速充電信号から通常運転信号に切り替え、蓄電池11aを通常運転に戻す。
(効果)
以上のような第1の実施形態では、装置選択部5が蓄電池11a〜13aの総残容量と負荷2の容量との差が最小で、且つ蓄電池11a〜13aの総残容量の方が負荷2の容量よりも大きくなるように、ピークシフト運転に使用するためのUPS11〜13を選択する。そして、運転制御部61〜63が、装置選択部5の選択したUPS11〜13にピークシフト運転を実施させる。
このような第1の実施形態においては、並列無停電電源システム1を全体的に見て蓄電池11a〜13aの総残容量を捉えている。つまり、並列無停電電源システム1として合計でどの程度の余剰容量があるのかを把握しており、ピークシフト運転を効率良く実施することが可能である。
例えば、蓄電池11aの残容量が「1P」を割り込むと、蓄電池11aの余剰容量を使い切ったことになるとする。この場合、従来技術では、UPS11は系統停電発生時に負荷2へ供給する電力量が不足するとして、ピークシフト運転の実施は取りやめることになる。しかし、本実施形態においては、3台の蓄電池11a〜13aの総残容量が「1P」を超えているのであれば、たとえ蓄電池11aの残容量が「1P」を下回っていたとしても、装置選択部5が複数台のUPS11〜13を選択することで、ピークシフト運転を実施することが可能である。
このように、本実施形態では、蓄電池11a〜13aの総残容量を利用して、ピークシフト運転の効率を高めることができる。特に、大きな余剰容量を持つ並列無停電電源システム1では蓄電池11a〜13aの総残容量も大きくなる。そのため、ピークシフト運転の効率が格段に向上する。これにより、電力需要ピーク時の電力消費量を、より効率良く抑えることができ、電力料金の高い時間帯での買電量が低減して、経済性がさらに向上する。
また、第1の実施形態では、装置選択部5がUPS11〜13を選択するとき、選択したUPS11〜13に接続される蓄電池11a〜13aの総残容量は、常に負荷2の容量を超えている。したがって、ピークシフト運転時に系統停電が発生しても、蓄電池11a〜13aを用いて負荷2の容量をカバーすることができる。つまり、UPS11〜13は、系統停電発生時に、停電が許されないサーバーなどの負荷2に所定の時間だけ電力を供給し続けることが可能である。その結果、UPS11〜13は、系統停電時の電力供給機能を確実に発揮することができる。
しかも、第1の実施形態では、時間演算部81〜83が蓄電池11a〜13aからその容量及び電流量を取り込んで蓄電池11a〜13aの残り放電可能時間を求めている。そして、残り放電可能時間が予め設定された設定時間を下回ると、停止制御部91〜93が残量閾値信号をUPS11〜13に送信して蓄電池11a〜13aの放電を停止させている。
したがって、第1の実施形態においては蓄電池11a〜13aの蓄電量が、負荷2の容量よりも低下することがない。このため、系統停電が発生しても、UPS11〜13は負荷2への電力供給を途絶えさせることがなく、UPS11〜13としての信頼性を維持することが可能である。
また、第1の実施形態では、装置選択部5が一括制御を取るとき、運転制御部61〜63が、蓄電池11a〜13aの放電量又は充電量が均等になるようにUPS11〜13にピークシフト信号を送信している。このため、蓄電池11a〜13aは均等に放電量あるいは充電量を負担することになる。
したがって、UPS11〜13は均一にピークシフト運転に寄与することができる。その結果、蓄電池11a〜13aは充放電回数が偏ることがなく、性能の低下を抑えることができる。しかも、負荷容量が低減して余剰容量が増大した場合、装置選択部5が複数のUPS11〜13を一度に選択することで、蓄電池11a〜13aの放電量又は充電量を大きく利用することができる。このため、ピークシフト運転の効果を最大限に引き出すことが可能となる。
さらに、第1の実施形態では、装置選択部5が個別制御を取ることで、複数のUPS11〜13が順番にピークシフト運転を実施することができる。したがって、ある時間帯においてピークシフト運転に寄与するUPS11〜13は1台であり、系統停電が発生しても並列無停電電源システム1の冗長性を確保することができる。また、第1の実施形態では、運転制御部61〜63がピークシフト信号に加えて、通常運転信号をUPS11〜13に送信している。このため、運転制御部61〜63は、UPS11〜13の通常運転とピークシフト運転の両方を制御することができ、スケジュールに沿った運転切替をスムーズに実施することができる。
(2)他の実施形態
上記の実施形態は、本明細書において一例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図するものではない。すなわち、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことが可能である。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、UPSの台数や蓄電池の容量などは適宜変更可能である。また、ピークシフト運転の時間帯と通常運転の時間帯に分けたスケジュールの設定も適宜選択可能であり、ピークシフト運転の時間帯である電力需要が大きい時間帯及び電力需要が少ない時間帯も、設定は自由である。
さらに、上記の実施形態では、装置選択部5が複数のUPS11〜13を選択した場合、運転制御部61〜63が、装置選択部5の選択したUPS11〜13に対し、放電量あるいは充電量が等しい大きさとなるようにピークシフト信号を送信していたが、これに限定されるものではない。すなわち、放電量あるいは充電量が予め設定された大きさとなるようにピークシフト信号を送信するようにしてもよい。
このような実施形態では、蓄電池11a〜13aの放電量又は充電量を所望の大きさにすることができ、ピークシフト運転の効果を効率良く引き出すことができる。また、ピークシフト運転を実施するUPS11〜13を最小限に抑えることで、並列無停電電源システム1の冗長性を確保することも可能である。
また、UPS11〜13が順番にピークシフト運転を実施する場合、ピークシフト運転を実施するUPS11〜13を交代させる単位は、適宜選択可能であり、1日単位でも1週間単位でもよい。さらに、ピークシフト運転を複数のUPS11〜13により実施する場合、その組合せは自由であり、例えば、1日目にはUPS11、12を使用し、2日目にはUPS12、13を使用し、3日目にはUPS13、11を使用するようにしてもよい。
1…並列無停電電源システム
2…負荷
3…整流器
4…インバータ
5…装置選択部
61〜63…運転制御部
7…必要台数演算部
81〜83…時間演算部
91〜93…停止制御部
10…系統電源
11〜13…UPS
11a〜13a…蓄電池

Claims (5)

  1. 系統電源から電力の入力を受け所定の負荷へ電力を供給する無停電電源装置を、並列に複数台接続した並列無停電電源システムにおいて、
    前記各無停電電源装置に接続される充放電可能な蓄電部と、
    予め設定されたスケジュールに従ってピークシフト信号を前記無停電電源装置に送信することにより、前記蓄電部の電力を利用して前記系統電源から前記無停電電源装置への入力電力を増減させるピークシフト運転を、前記無停電電源装置に行わせる運転制御部と、
    前記蓄電部から当該蓄電部の容量及び電流量を取り込んで前記蓄電部の残り放電可能時間を求める時間演算部と、
    前記残り放電可能時間が予め設定された設定時間を下回ると残量閾値信号を前記無停電電源装置に送信して前記蓄電部の放電を停止させる停止制御部と、
    を備え
    前記停止制御部にて設定される時間は、前記蓄電部の残り放電量の和が系統停電時に供給される前記負荷への電力量を下回らないようにした時間であることを特徴とする並列無停電電源システム。
  2. ピークシフト運転に使用するための前記無停電電源装置を複数選択する装置選択部を備え、
    前記装置選択部が複数の前記無停電電源装置を選択した場合、前記運転制御部は、前記装置選択部が選択した複数の前記無停電電源装置に対しピークシフト信号を1台ずつ順番に送信することを特徴とする請求項1に記載の並列無停電電源システム。
  3. ピークシフト運転に使用するための前記無停電電源装置を複数選択する装置選択部を備え、
    前記装置選択部が複数の前記無停電電源装置を選択した場合、前記運転制御部は、前記装置選択部が選択した複数台の前記無停電電源装置に対し予め設定された放電量あるいは充電量を指示するピークシフト信号を、同時に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の並列無停電電源システム。
  4. ピークシフト運転に使用するための前記無停電電源装置を複数選択する装置選択部を備え、
    前記装置選択部が複数の前記無停電電源装置を選択した場合、前記運転制御部は、前記装置選択部が選択したx台の前記無停電電源装置に対しx分の1ずつの放電量あるいは充電量を指示するピークシフト信号を、同時に送信することを特徴とする請求項記載の並列無停電電源システム。
  5. 前記運転制御部は、前記無停電電源装置に通常運転信号を送信して通常運転を実施することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の並列無停電電源システム。
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