JP2009198957A - ポジ型感光性樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温硬化可能で高感度であり、硬化物の耐熱性に優れたポジ型感光性耐熱樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】(a)ノボラック樹脂 100重量部に対し、(b)下記一般式(1)で表される構造単位を主成分とする樹脂 20〜70重量部、(c)フェノール性水酸基を有する化合物 0.5〜20重量部および(d)キノンジアジド化合物 1〜60重量部を含有するポジ型感光性樹脂組成物。
【化1】
Figure 2009198957

(上記一般式(1)中、Rは炭素数2以上の3価〜4価の有機基、Rは炭素数2以上の2価の有機基を示す。ただし、RおよびRはいずれも、CONH基と結合する炭素のα炭素に結合する水酸基を有しない。Rは水素または炭素数1〜20の炭化水素基を示し、そのうち50モル%以上は炭素数1〜20の炭化水素基である。mは1または2を示す。)
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポジ型感光性樹脂組成物に関する。より詳しくは、半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜の絶縁層などに適した、紫外線で露光した部分がアルカリ現像液に溶解するポジ型感光性樹脂組成物に関する。
ポリイミドなどの耐熱樹脂は、その優れた耐熱性、電気絶縁性などからLSI(大規模集積回路)などの半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜などに用いられている。半導体素子の微細化に伴い、表面保護膜、層間絶縁膜などにも数μmの解像度が要求されており、このような用途において、微細加工可能なポジ型感光性耐熱樹脂が用いられている。
これまでに、ポリイミド前駆体などの熱閉環する樹脂、フェノール性水酸基を有する化合物およびキノンジアジド化合物を含有するポジ型耐熱樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、メモリー用途など厚膜で高い感度が求められる用途においては、感度が不十分であった。そこで、高感度なポジ型感光性耐熱樹脂組成物として、ポリイミド前駆体またはポリベンゾオキサゾール前駆体、ノボラック樹脂およびキノンジアジド化合物を含有するもの(例えば、特許文献2〜5参照)が提案されている。しかしながら、特許文献2に示すような組成物では、アルカリに対する溶解性が高く、未露光部で膜が溶解するため高感度化できないという課題があった。また、特許文献3に示すような組成物でもノボラック樹脂による高感度化効果が十分に得られず、感度が不十分であった。
特開2002−221794号公報 特開2005−62764号公報 特開2004−334089号公報 特開2005−352004号公報 特開2007−114763号公報
近年、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等の次世代のメモリー用途においては、デバイスに使用される材料の耐熱性が低いことから、低温硬化可能なポジ型感光性樹脂が求められている。特許文献4〜5に示すような、耐熱性樹脂としてオキサゾール環の前駆体構造を有するものを用いる場合、低温で硬化処理するとベンゾオキサゾール前駆体が閉環しないため、耐熱性が不十分であるという課題があった。
本発明は、かかる課題を解決し、低温硬化可能で高感度であり、硬化物の耐熱性に優れたポジ型感光性耐熱樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は、(a)ノボラック樹脂 100重量部に対し、(b)下記一般式(1)で表される構造単位を主成分とする樹脂 20〜70重量部、(c)フェノール性水酸基を有する化合物 0.5〜20重量部および(d)キノンジアジド化合物 1〜60重量部を含有するポジ型感光性樹脂組成物である。
Figure 2009198957
上記一般式(1)中、Rは炭素数2以上の3価〜4価の有機基、Rは炭素数2以上の2価の有機基を示す。ただし、RおよびRはいずれも、CONH基と結合する炭素のα炭素に結合する水酸基を有しない。Rは水素または炭素数1〜20の炭化水素基を示し、そのうち50モル%以上は炭素数1〜20の炭化水素基である。mは1または2を示す。
本発明によれば、低温硬化可能で高感度なポジ型感光性樹脂組成物を得ることができる。さらに、本発明のポジ型感光性樹脂組成物により、耐熱性に優れた硬化物を得ることができる。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物(以下、「樹脂組成物」ということがある)は、(a)ノボラック樹脂、(b)前記一般式(1)で表される構造単位を主成分とする樹脂、(c)フェノール性水酸基を有する化合物および(d)キノンジアジド化合物を含有する。
まず、(a)ノボラック樹脂について説明する。ノボラック樹脂は、一般的に電子材料用途に使用が可能なものであれば特に限定されない。2種以上用いてもよい。ノボラック樹脂の重量平均分子量は、アルカリ現像液への溶解性の点から1,000以上が好ましく、2,000以上がより好ましい。また、20,000以下が好ましく、10,000以下がより好ましい。なお、本発明における重量平均分子量は、ポリスチレン換算によるGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)測定を用いて算出する値をいう。
次に、(b)下記一般式(1)で表される構造単位を主成分とする樹脂について説明する。ここで、一般式(1)で表される構造単位を主成分とするとは、一般式(1)で表される構造単位を、樹脂の構造単位の50モル%以上有することを意味する。70モル%以上が好ましく、90モル%以上がより好ましい。このような樹脂を2種以上用いてもよい。
Figure 2009198957
上記一般式(1)中、Rは炭素数2以上の3価〜4価の有機基であり、Rは炭素数2以上の2価の有機基を示す。ただし、RおよびRはいずれも、CONH基と結合する炭素のα炭素に結合する水酸基を有しない。Rは水素または炭素数1〜20の炭化水素基を示し、そのうち50モル%以上は炭素数1〜20の炭化水素基である。mは1または2を示す。
一般式(1)で表される構造単位は、RおよびRのいずれにも、CONH基と結合する炭素に隣接する炭素(α炭素)に結合する水酸基を有しない。すなわち、加熱により閉環してオキサゾール環となる構造を有しないことを特徴とする。例えば、R−CO−NHやCO−NH−Rが、下記式(2)または(3)で表される構造を有しない。
Figure 2009198957
上記構造のような、CONH基と結合する炭素に隣接する炭素(α炭素)に結合する水酸基を有する構造単位を有する樹脂は、加熱により閉環してオキサゾール環を形成するが、閉環させるためには300℃程度の高温の熱処理が必要である。MRAM等の次世代のメモリー用途に実施される200℃程度の処理では閉環が進まないため、十分な耐熱性が得られない。
上記一般式(1)において、Rとしてはトリカルボン酸またはテトラカルボン酸残基が挙げられる。好ましくは、シクロヘキサンテトラカルボン酸残基、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸残基などが挙げられる。
としてはジアミン残基が挙げられる。好ましくは、フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルエーテル、アミノフェノキシベンゼン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ビス(トリフルオロメチル)ベンチジン、ビス(アミノフェノキシフェニル)プロパン、ビス(アミノフェノキシフェニル)スルホンなどの芳香族環を有するジアミン、これらの芳香族環の水素原子をアルキル基やハロゲン原子で置換した化合物、シクロヘキシルジアミン、メチレンビスシクロヘキシルアミン、ヘキサメチレンジアミン等の脂肪族ジアミンの残基などが挙げられる。
基板との接着性を向上させるために、(b)一般式(1)で表される構造単位を主成分とする樹脂は、シロキサン構造を有してもよい。具体的には、一般式(1)におけるRとして、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、ビス(p−アミノ−フェニル)オクタメチルペンタシロキサンなどの残基を1〜10モル%有してもよい。
一般式(1)におけるRは、水素または炭素数1〜20の炭化水素基を示し、50モル%以上が炭素数1〜20の炭化水素基である。Rが炭化水素基であると、得られる樹脂溶液の溶液安定性が向上する。一方、Rが水素であると、得られる樹脂の溶解速度が向上する。本発明においては、Rの水素と炭化水素基の量を調整することによって、後述する樹脂の溶解速度を所望の範囲に調整することができる。Rのうち炭化水素基が50%未満であると保存安定性が低下し、高感度の樹脂組成物が得られない場合がある。なお、Rの炭素数が20を越えるとアルカリ水溶液に溶解しなくなる。
(b)成分の樹脂の末端に、フェノール性水酸基を有することが好ましい。ここで、末端とは、樹脂の端部から最初のCONH基が現れるまでの部分のことをいう。樹脂末端にフェノール性水酸基を有することによって、後述する(c)キノンジアジドと相互作用し、より高感度なポジ型感光性樹脂組成物を得ることができる。本発明においては、前述のとおり、RおよびRにおいてCONH基と結合する炭素に隣接する炭素(α炭素)に結合する水酸基を有しないことから、樹脂末端にフェノール性水酸基を有することが特に高感度化に有効である。また、このフェノール性水酸基は、後述する(e)熱架橋性化合物を含有する場合には、熱架橋性化合物との架橋反応により、硬化物の形状を好ましい形状に保つ効果をも奏する。硬化物の形状は、半導体素子の形状など、用いられる状況によって異なるが、架橋反応により、硬化時の熱による溶融に起因する形状変化を抑制することができる。なお、末端にフェノール性水酸基を有する樹脂は、例えば、後述するフェノール性水酸基を有するモノアミノ化合物で末端封止することにより得ることができる。
(b)一般式(1)で表される構造単位を有する樹脂の溶解速度は、現像性を高めて感度をより向上させる観点から、10nm/分以上が好ましく、50nm/分以上がより好ましく、100nm/分以上がより好ましい。一方、露光部と未露光部のコントラストを向上させ、より高感度化する観点から、2,000nm/分以下が好ましく、1,000nm以下がより好ましい。このような溶解速度を有する樹脂を得るためには、Rの50%以上を炭素数1〜20の炭化水素基にすればよい。ここで、(b)成分の樹脂の溶解速度は、以下の方法で測定することができる。
(b)成分の樹脂を固形分39重量%でγ−ブチロラクトンに溶解する。これを6インチシリコンウエハー上に塗布し、ホットプレート120℃で4分間プリベークし、膜厚10μm±0.5μmのプリベーク膜を形成する。これを23±1℃の2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に3分間浸漬し、浸漬前後の膜厚から、溶解した膜厚を算出する。溶解した膜厚を3で除することによって1分間あたりに溶解した膜厚を求め、これを溶解速度とする。なお、(b)成分の樹脂を2種以上含有する場合は、樹脂組成物における含有量比で混合した樹脂を用いて溶解速度を測定すればよい。
(b)成分の樹脂の重量平均分子量は、機械特性、特に伸度の点から10,000以上が好ましく、15,000以上がより好ましい。一方、感度をより向上させるために60,000以下が好ましく、40,000以下がより好ましい。
(b)一般式(1)で表される構造単位を主成分とする樹脂は、次の方法により合成することができる。例えば、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとによりジエステルを得、その後ジアミン化合物と縮合剤の存在下で反応させる方法や、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとによりジエステルを得、その後残りのジカルボン酸を酸クロリド化し、ジアミン化合物と反応させる方法、低温中でテトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物を反応させる方法が挙げられる。これらの反応後にエステル化する方法としては、グリシジル化合物、アセタール化合物などのエステル化剤でカルボン酸をエステル化する方法、グリシジル化合物、アセタール化合物などのエステル化剤でカルボン酸をエステル化する方法などが挙げられる。
また、樹脂末端にフェノール性水酸基を導入する場合には、上記エステル化を行う前に、フェノール性水酸基を有するモノアミノ化合物で末端を封止することが好ましい。樹脂末端を封止するために用いられるモノアミン化合物の好ましい例としては、5−アミノ−8−ヒドロキシキノリン、1−ヒドロキシ−7−アミノナフタレン、1−ヒドロキシ−6−アミノナフタレン、1−ヒドロキシ−5−アミノナフタレン、1−ヒドロキシ−4−アミノナフタレン、2−ヒドロキシ−7−アミノナフタレン、2−ヒドロキシ−6−アミノナフタレン、2−ヒドロキシ−5−アミノナフタレン、2−アミノフェノール、3−アミノフェノール、4−アミノフェノール等が挙げられる。
上記の方法で得られた樹脂は、多量の水やメタノール等の有機溶剤に投入し、沈殿させて濾別乾燥し、単離することがより好ましい。この沈殿操作によって未反応のモノマー、2量体や3量体などのオリゴマー成分やエステル化剤が除去され、硬化後の膜の機械特性が向上する。
本発明のポジ型感光性耐熱樹脂組成物において、(b)成分の含有量は、(a)成分100重量部に対して20重量部以上70重量部以下である。20重量部未満であると、得られる硬化物の耐熱性が低下する。40重量部以上が好ましい。一方、70重量部を超えると十分な感度が得られない。65重量部以下が好ましい。
次に、(c)フェノール性水酸基を有する化合物について説明する。フェノール性水酸基を有する化合物は、ポジ型感光性樹脂組成物のアルカリ現像液に対する溶解性をコントロールするために重要となる。本発明においては、前述の(b)成分として、一般式(1)におけるRの50モル%以上が炭素数1〜20の炭化水素基で、かつRおよびRはCONH基と結合する炭素のα炭素に結合する水酸基を有しないもの、すなわち、アルカリ現像液への溶解性が比較的低い樹脂を使用するため、(c)フェノール性水酸基を有する化合物を用いることが重要となる。(c)フェノール性水酸基を有する化合物を含まないとアルカリに対する溶解性が低下し、十分な高感度化効果を得ることができない。
(c)フェノール性水酸基を有する化合物の具体例としては、Bis−Z、BisP−EZ、TekP−4HBPA、TrisP−HAP、TrisP−PA、TrisP−SA、TrisOCR−PA、BisOCHP−Z、BisP−MZ、BisP−PZ、BisP−IPZ、BisOCP−IPZ、BisP−CP、BisRS−2P、BisRS−3P、BisP−OCHP、メチレントリス−FR−CR、BisRS−26X、DML−MBPC、DML−MBOC、DML−OCHP、DML−PCHP、DML−PC、DML−PTBP、DML−34X、DML−EP,DML−POP、ジメチロール−BisOC−P、DML−PFP、DML−PSBP、DML−MTrisPC、TriML−P、TriML−35XL、TML−BP、TML−HQ、TML−pp−BPF、TML−BPA、TMOM−BP、HML−TPPHBA、HML−TPHAP(以上、商品名、本州化学工業(株)製)、BIR−OC、BIP−PC、BIR−PC、BIR−PTBP、BIR−PCHP、BIP−BIOC−F、4PC、BIR−BIPC−F、TEP−BIP−A、46DMOC、46DMOEP、TM−BIP−A(以上、商品名、旭有機材工業(株)製)、2,6−ジメトキシメチル−4−t−ブチルフェノール、2,6−ジメトキシメチル−p−クレゾール、2,6−ジアセトキシメチル−p−クレゾール、ナフトール、テトラヒドロキシベンゾフェノン、没食子酸メチルエステル、ビスフェノールA、ビスフェノールE、メチレンビスフェノール、BisP−AP(商品名、本州化学工業(株)製)などが挙げられるが、これらに限定されない。また、2種以上含有してもよい。
本発明のポジ型感光性耐熱樹脂組成物において、(c)成分の含有量は、(a)成分100重量部に対して0.5重量部以上20重量部以下である。0.5重量部未満であると十分な高感度化効果が得られず、1重量部以上が好ましい。一方、20重量部を超えると耐熱性が低下する。14重量部以下が好ましい。
次に、(d)キノンジアジド化合物について説明する。キノンジアジド化合物としては、ポリヒドロキシ化合物にキノンジアジドのスルホン酸がエステルで結合したもの、ポリアミノ化合物にキノンジアジドのスルホン酸がスルホンアミド結合したもの、ポリヒドロキシポリアミノ化合物にキノンジアジドのスルホン酸がエステル結合および/またはスルホンアミド結合したものなどが挙げられる。露光部と未露光部のコントラストの観点から、官能基全体の50モル%以上がキノンジアジドで置換されていることが好ましい。
本発明において、キノンジアジドは5−ナフトキノンジアジドスルホニル基、4−ナフトキノンジアジドスルホニル基のいずれも好ましく用いられる。また、同一分子中に4−ナフトキノンジアジドスルホニル基、5−ナフトキノンジアジドスルホニル基を併用した、ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物を用いることもできるし、4−ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物と5−ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物を併用することもできる
本発明で用いるキノンジアジド化合物は、例えば、5−ナフトキノンジアジドスルホニルクロライドとフェノール化合物をトリエチルアミン存在下で反応させる方法により得ることができる。フェノール化合物としては、(c)の具体例として記載した化合物が挙げられるがこれに限定されない。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物において、(d)成分の含有量は、(a)成分100重量部に対して1重量部以上であり、10重量部以上が好ましい。また、60重量部であり、50重量部以下が好ましい。60重量部を超えると感光剤の溶解禁止効果が強すぎ、感度が低下する。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、(e)熱架橋性化合物を含有することが好ましい。(e)熱架橋性化合物を含有することにより、得られる硬化物の耐熱性をより向上させることができる。また、特に(b)成分として末端にフェノール性水酸基を有する樹脂を用いた場合には、フェノール性水酸基との架橋反応により、硬化のための熱処理時に溶融によって生じる形状の変化を抑制することができる。(e)熱架橋性化合物としては、下記一般式(4)で表される基を有するものが好ましい。
Figure 2009198957
は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数4〜20の脂環式基またはRCO基を示す。なお、Rは、炭素数1〜20のアルキル基を示す。特にRが炭素数1〜20のアルキル基または炭素数4〜20の脂肪族炭化水素基であることが好ましい。
一般式(4)で表される基を有する熱架橋性化合物として、具体的には、46DMOC、46DMOEP(以上、商品名、旭有機材工業(株)製)、DML−MBPC、DML−MBOC、DML−OCHP、DML−PC、DML−PCHP、DML−PTBP、DML−34X、DML−EP、DML−POP、ジメチロール−BisOC−P、DML−PFP、DML−PSBP、DML−MTrisPC(以上、商品名、本州化学工業(株)製)、“ニカラック(登録商標)”MX−290(商品名、三和ケミカル(株)製)、2,6−ジメトキシメチル−4−t−ブチルフェノール、2,6−ジメトキシメチル−p−クレゾール、2,6−ジアセトキシメチル−p−クレゾール等、一般式(4)で表される基を3つ有するものとしてTriML−P、TriML−35XL(以上、商品名、本州化学工業(株)製)等、一般式(4)で表される基を4つ有するものとしてTM−BIP−A(商品名、旭有機材工業(株)製)、TML−BP、TML−HQ、TML−pp−BPF、TML−BPA、TMOM−BP(以上、商品名、本州化学工業(株)製)、“ニカラック”MX−280、MX−270(以上商品名、三和ケミカル(株)製)等、一般式(4)で表される基を6つ有するものとしてHML−TPPHBA、HML−TPHAP、HMOM−TPHAP等が挙げられる。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物において、(e)成分の含有量は、(a)成分100重量部に対して1重量部以上であり、10重量部以上が好ましい一方、感度をより向上させるためには60重量部以下が好ましく、50重量部以下がより好ましい。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、下地基板との接着性を向上させる目的でシラン化合物を含有してもよい。また、下地基板との塗れ性を向上させる目的で界面活性剤、乳酸エチルやプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類、エタノールなどのアルコール類、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエ−テル類を含有してもよい。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、有機溶剤を含有してもよい。有機溶剤としては、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドなどの極性の非プロトン性溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、ジアセトンアルコールなどのケトン類、酢酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸エチルなどのエステル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類などが挙げられる。
これらの溶剤を単独、または2種以上使用することができる。溶剤の含有量は、(a)ノボラック樹脂と(b)成分のポリマーの総量100重量部に対して、好ましくは50重量部以上、より好ましくは100重量部以上であり、また、好ましくは2,000重量部以下、より好ましくは1,500重量部以下である。
次に、本発明のポジ型感光性樹脂組成物を用いて耐熱性樹脂パターンを形成する方法について、例を挙げて説明する。
ポジ型感光性樹脂組成物(ワニス)を基板上に塗布する。基板としてはシリコンウエハー、セラミックス類、ガリウムヒ素、金属、ガラス、金属酸化絶縁膜、窒化ケイ素、ITOなどが挙げられるが、これらに限定されない。塗布方法はスピンナを用いた回転塗布、スプレー塗布、ロールコーティング、スリットダイコーティングなどの方法がある。また、塗布膜厚は、塗布手法、組成物の固形分濃度、粘度などによって異なるが、通常、乾燥後の膜厚が、0.1〜150μmになるように塗布される。
次に、ワニスを塗布した基板を乾燥して、感光性樹脂膜を得る。乾燥はオーブン、ホットプレート、赤外線などを使用し、50℃〜150℃の範囲で1分〜数時間行うことが好ましい。
次に、この感光性樹脂膜上に所望のパターンを有するマスクを通して化学線を照射し、露光する。露光に用いられる化学線としては紫外線、可視光線、電子線、X線などがあるが、本発明では水銀灯のi線(365nm)、h線(405nm)、g線(436nm)を用いることが好ましい。
感光性樹脂膜から耐熱性樹脂のパターンを形成するには、露光後、現像液を用いて露光部を除去すればよい。現像液は、テトラメチルアンモニウムの水溶液、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ジエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、酢酸ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエチルメタクリレート、シクロヘキシルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのアルカリ性を示す化合物の水溶液が好ましい。また場合によっては、これらのアルカリ水溶液にN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、ジメチルアクリルアミドなどの極性溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、イソブチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類などを単独あるいは数種を組み合わせてもよい。現像後は水にてリンス処理をすることが一般的である。ここでもエタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類などを水に加えてリンス処理をしてもよい。
現像後、150℃〜270℃の温度を加えて耐熱性樹脂被膜に変換する。この加熱処理は温度を選び、段階的に昇温するか、ある温度範囲を選び連続的に昇温しながら5分〜5時間実施する。一例としては、150℃、230、270℃で各30分ずつ熱処理する方法が挙げられる。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物により形成した耐熱性樹脂被膜は、半導体のパッシベーション膜、半導体素子の表面保護膜、高密度実装用多層配線の層間絶縁膜のみではなく有機電界発光素子の絶縁層などの用途にも使用することができる。
以下実施例等をあげて本発明を説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。なお、実施例中のポジ型感光性樹脂組成物の評価は以下の方法で行った。
(1)ポリマーの重量平均分子量の測定
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(日本ウォーターズ(株)製 Waters 2690)を用い、ポリスチレン換算で重量平均分子量を求めた。カラムは東ソー(株)製 TOSOH TXK−GEL α−2500、およびα−4000を直列につなぎ、移動層にはN−メチル−2−ピロリドンを用いた。
(2)樹脂の溶解速度の測定
樹脂を固形分39重量%でγ−ブチロラクトンに溶解した。これを6インチシリコンウエハー上に塗布し、ホットプレート120℃で4分間プリベークし、膜厚10μm±0.5μmのプリベーク膜を形成した。これを23±1℃の2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に3分間浸漬し、浸漬前後の膜厚から、溶解した膜厚を算出した。溶解した膜厚を3で除することによって1分間あたりに溶解した膜厚を求め、これを溶解速度とした。
(3)感度評価
6インチシリコンウエハー上に、ワニスをプリベーク後の膜厚T1=10μmとなるように塗布し、ついでホットプレート(東京エレクトロン(株)製の塗布現像装置Mark−7)を用いて、120℃で3分プリベークすることにより、感光性樹脂膜を得た。
露光機(GCA社製i線ステッパーDSW−8570i)に、パターンの切られたレチクルをセットし、365nmの強度で0ミリ秒から1500ミリ秒まで100ミリ秒刻みで露光時間を変化させて感光性樹脂膜をi線で露光した。なお、1000ミリ秒が500mJ/cmである。
その後、東京エレクトロン(株)製Mark−7の現像装置を用い、50回転で水酸化テトラメチルアンモニウムの2.38重量%水溶液を10秒間、露光後の膜に噴霧した。この後、0回転で感光性樹脂膜の減少量が0.2〜2μmの間になるように10〜200秒以下間静置し、400回転で水にてリンス処理、3000回転で10秒振り切りをおこなった後、走査型レーザー顕微鏡(レーザーテック(株)製 1LM21)を用いて3μmのライン・アンド・スペースパターン(1L/1S)を測定し、1対1の幅に形成される最小露光量を感度とした。これが、800m秒未満のものを○、800m秒以上のものを×とした。○のものに対し、後述のパターン溶融評価、耐熱性評価、伸度評価を行った。
(4)パターン溶融評価
(3)に記載の方法で得られた3μmのライン・アンド・スペースパターンのライン幅を測定した。これを230℃のホットプレートで10分間加熱した後、同じパターンを観察し、ライン幅の変化を求めた。ライン幅の変化が5%未満のものを溶融無、5%以上のものを溶融有とした。
(5)耐熱性評価
6インチシリコンウエハー上に、ワニスをプリベーク後の膜厚T1=14μmとなるように塗布し、ついでホットプレート(東京エレクトロン(株)製の塗布現像装置Mark−7)を用いて、120℃で3分プリベークすることにより、感光性樹脂膜を得た。これを光洋サーモシステム(株)製イナートオーブンINH−21CDを用いて窒素気流下(酸素濃度20pm以下)、230℃で30分熱処理し、46重量%フッ酸水溶液にて剥離し、キュア膜(耐熱性樹脂膜)を得た。
得られたキュア膜を、熱重量減少測定装置((株)島津製作所製 TGA−50)を用いて窒素下で10℃/分で昇温し、150℃の重量から5%以上重量減少した時の温度を測定した。5%重量減少温度が320℃以上のものを○、320℃未満のものを×とした。
(6)伸度評価
(5)に記載の方法で得たキュア膜を7×1cmになるように片刃で切り出し、これをテンシロン万能試験機(オリエンテック社製 RTM−100)にて50mm/分で引っ張った。このときの伸び量をサンプル長で割った値を求めた。この測定を10個のサンプルについて行い、その最大値を伸度とした。30%以上のものを◎、20%以上30%未満のものを○、20%未満のものを×とした。
合成例1 ノボラック樹脂(a)の合成
乾燥窒素気流下、m−クレゾール108.0g(1.00モル)、37重量%ホルムアルデヒド水溶液75.5g(ホルムアルデヒド0.93モル)、シュウ酸二水和物0.63g(0.005モル)、メチルイソブチルケトン264gを仕込んだ後、油浴中に浸し、反応液を還流させながら4時間重縮合反応を行った。その後、油浴の温度を3時間かけて昇温し、その後に、フラスコ内の圧力を減圧して揮発分を除去し、溶解している樹脂を室温まで冷却して、ノボラック樹脂(a)のポリマー固体を得た。GPCから求めた重量平均分子量は3,500であった。
合成例2 ヒドロキシル基含有ジアミン(b)の合成
2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン(BAHF)18.3g(0.05モル)をアセトン100mL、プロピレンオキシド17.4g(0.3モル)に溶解させ、−15℃に冷却した。ここに3−ニトロベンゾイルクロリド20.4g(0.11モル)をアセトン100mLに溶解させた溶液を滴下した。滴下終了後、−15℃で4時間反応させ、その後室温に戻した。析出した白色固体をろ別し、50℃で真空乾燥した。
固体30gを300mLのステンレスオートクレーブに入れ、メチルセルソルブ250mLに分散させ、5%パラジウム−炭素を2g加えた。ここに水素を風船で導入して、還元反応を室温で行った。約2時間後、風船がこれ以上しぼまないことを確認して反応を終了させた。反応終了後、ろ過して触媒であるパラジウム化合物を除き、ロータリーエバポレーターで濃縮し、下記式で表されるヒドロキシル基含有ジアミン(b)を得た。
Figure 2009198957
合成例3 キノンジアジド化合物(c)の合成
乾燥窒素気流下、BisP−RS(商品名、本州化学工業(株)製)16.10g(0.05モル)と5−ナフトキノンジアジドスルホニル酸クロリド26.86g(0.1モル)を1,4−ジオキサン450gに溶解させ、室温にした。ここに、1,4−ジオキサン50gと混合させたトリエチルアミン10.12gを系内が35℃以上にならないように滴下した。滴下後30℃で2時間攪拌した。トリエチルアミン塩を濾過し、ろ液を水に投入させた。その後、析出した沈殿をろ過で集めた。この沈殿を真空乾燥機で乾燥させ、下記式で表されるキノンジアジド化合物(c)を得た。
Figure 2009198957
合成例4 キノンジアジド化合物(d)の合成
乾燥窒素気流下、TrisP−HAP(商品名、本州化学工業(株)製)、15.31g(0.05モル)と5−ナフトキノンジアジドスルホニル酸クロリド40.28g(0.15モル)を1,4−ジオキサン450gに溶解させ、室温にした。ここに、1,4−ジオキサン50gと混合させたトリエチルアミン15.18gを用い、合成例5と同様にして下記式で表されるキノンジアジド化合物(d)を得た。
Figure 2009198957
合成例5〜10 ポリマーA〜Fの合成
乾燥窒素気流下、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン(3,3’−DDS)と1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン(SiDA)をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)100gに溶解させた。ここに、3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸無水物(ODPA)10g(100mol%)をNMP20gとともに加えを20℃で1時間反応させ、次いで50℃で2時間反応させた後、アミノフェノール(AmPh)を入れさらに1時間反応させた。その後、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール(DFA)をNMP10gで希釈した溶液を10分かけて滴下し、50℃で3時間反応させた後、常温にして酢酸を500mol%(ODPA100mol%に対するmol%)投入した。反応終了後、得られた溶液を水2Lに投入して、ポリマー固体の沈殿を濾過で集めた。さらに水2Lで2回洗浄した後、ポリマー固体を80℃の真空乾燥機で20時間乾燥し、ポリマーA〜Fを得た。なお、各原料の添加量は表1に示すとおりとした。
合成例11 ポリマーGの合成
3,3’−DDS80mol%の代わりに合成例2で得られたヒドロキシル基含有ジアミン(b)80mol%を用いた以外は合成例6と同様にしてポリマーGを得た。ポリマーGのエステル化率は60%、重量平均分子量は30,000、溶解速度は1200nm/分であった。
実施例1〜16および比較例1〜11
合成例1で得られたノボラック樹脂(a)、合成例5〜11で得られたポリマーA〜G、フェノール性水酸基を有する化合物、合成例3または4で得られたキノンジアジド化合物をそれぞれ表2記載のとおり秤量し、GBL140重量部を加えて攪拌した。得られたワニスについて、前述の方法で感度評価を行った。さらに、感度800m秒以下のものについて、前述の方法でパターン溶融評価、耐熱性評価および伸度評価を行った。評価結果を表3に示す。
Figure 2009198957
Figure 2009198957
Figure 2009198957

Claims (5)

  1. (a)ノボラック樹脂 100重量部に対し、(b)下記一般式(1)で表される構造単位を主成分とする樹脂 20〜70重量部、(c)フェノール性水酸基を有する化合物 0.5〜20重量部および(d)キノンジアジド化合物 1〜60重量部を含有するポジ型感光性樹脂組成物。
    Figure 2009198957
    (上記一般式(1)中、Rは炭素数2以上の3価〜4価の有機基、Rは炭素数2以上の2価の有機基を示す。ただし、RおよびRはいずれも、CONH基と結合する炭素のα炭素に結合する水酸基を有しない。Rは水素または炭素数1〜20の炭化水素基を示し、そのうち50モル%以上は炭素数1〜20の炭化水素基である。mは1または2を示す。)
  2. 前記(b)成分の溶解速度が10〜2,000nm/分である請求項1記載のポジ型感光性樹脂組成物。
  3. 前記(b)成分の重量平均分子量が10,000〜60,000である請求項1または2記載のポジ型感光性樹脂組成物。
  4. 前記(b)成分の末端にフェノール性水酸基を有する請求項1〜3のいずれかポジ型感光性樹脂組成物。
  5. さらに(e)熱架橋性化合物 1〜60重量部を含有する請求項4記載のポジ型感光性樹脂組成物。
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