JP2005352004A - ポジ型感光性樹脂前駆体組成物 - Google Patents

ポジ型感光性樹脂前駆体組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】高感度、高解像度に優れ、かつ250℃の熱処理においても十分な耐溶剤性が得られるポジ型感光性樹脂前駆体組成物を提供する。
【解決手段】(a)一般式(1)で表される構造単位を主成分とするポリマーと、(b)キノンジアジド化合物と(c)ノボラック樹脂および/またはポリヒドロキシスチレン樹脂を含有し、(c)成分が(a)成分100重量部に対して101重量部以上含有することを特徴とするポジ型感光性樹脂前駆体組成物。
【化1】
Figure 2005352004

(式中R、Rは2個以上の炭素原子を有する2価から8価の有機基、R、Rは同じでも異なっていてもよく水素、または炭素数1から20の有機基のいずれかを示す。nは10から100000の範囲、m、fは0から2の整数、p、qは0から4の整数を示す。ただしp+q>0である。)
【選択図】 なし

Description

本発明は、半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜、有機電界発光素子の絶縁層などに適した、紫外線で露光した部分がアルカリ水溶液に溶解する感光性樹脂前駆体組成物に関するものである。
露光した部分が現像により溶解するポジ型の耐熱性樹脂前駆体組成物としては、ポリアミド酸にキノンジアジドを添加したもの、水酸基を有した可溶性ポリイミドにキノンジアジドを添加したもの、水酸基を有したポリアミドにキノンジアジドを添加した物などが知られていた。また、キノンジアジド化合物については、フッ素含有キノンジアジド(特許文献1参照)、イソプロピル残基を含有したキノンジアジド(特許文献2参照)などがある。
しかしながら、通常のポリアミド酸にキノンジアジドを添加したものではキノンジアジドのアルカリに対する溶解阻害効果よりポリアミド酸のカルボキシル基の溶解性が高いために、ほとんどの場合希望するパターンを得ることが出来ないという問題点があった。また、水酸基を有した可溶性ポリイミド樹脂を添加したものでは、今述べたような問題点は少なくなったものの、可溶性にするために構造が限定されること、得られるポリイミド樹脂の耐溶剤性が悪い点などが問題であった。水酸基を有したポリアミド樹脂にキノンジアジドを添加したものも、溶解性を出すために構造が限定されること、そのために熱処理後に得られる樹脂の耐溶剤性に劣ることなどが問題であった。
そこで、ポリアミド酸のアルカリ溶解性のコントロールするために、ポリアミド酸のカルボキシル基を、エステル基で保護したポリアミド酸誘導体が開発された。しかしながら、このポリアミド酸誘導体にナフトキノンジアジドを添加したものでは、ナフトキノンジアジドのアルカリに対する溶解阻害効果が非常に大きくなり、ほとんどの場合、希望するパターンを得ることはできるが、非常に大きな感度低下を招くという問題点があった。
最近高感度化の手法として、耐熱性樹脂前駆体にノボラック樹脂やポリヒドロキシスチレン樹脂を添加した系が研究されている。具体的には、ヒドロキシポリアミド樹脂に感光性ジアゾキノン化合物とポリヒドロキシスチレン樹脂を添加したもの(特許文献3参照)や、ポリアミック酸シリルエステルに、ジアゾナフトキノンスルホン酸エステルとフェノールノボラック樹脂を添加したもの(特許文献4参照)が挙げられるが、前者は250℃の低温熱処理後の耐溶剤性に問題があること、後者はトリアルキルシリルエステルが溶液中で加水分解を容易に起こすため、安定した現像性が得られないことが問題であった。
特開平4−31860号公報(請求項1) 特開平7−281441号公報(請求項1) 特開2002−241611号公報(請求項1〜6) 特許第3369344号公報(請求項1)
以上の点を考慮し、本発明は特定の構造を有するポリイミド前駆体及びポリベンゾオキサゾール前駆体にノボラック樹脂および/または、ポリヒドロキシスチレン樹脂を用いることで、高感度、高解像度に優れ、かつ250℃の熱処理においても十分な耐溶剤性が得られる感光性組成物を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、(a)一般式(1)で表される構造単位を主成分とするポリマーと、(b)キノンジアジド化合物と、(c)ノボラック樹脂および/またはポリヒドロキシスチレン樹脂を含有し、(c)成分が(a)成分100重量部に対して101重量部以上含有することを特徴とするポジ型感光性樹脂前駆体組成物である。
Figure 2005352004
(式中R、Rは2個以上の炭素原子を有する2価から8価の有機基、R、Rは同じでも異なっていてもよく水素、または炭素数1から20の有機基のいずれかを示す。nは10から100000の範囲、m、fは0から2の整数、p、qは0から4の整数を示す。ただしp+q>0である。)
本発明によれば、特定の構造を有するポリイミド前駆体及びポリベンゾオキサゾール前駆体にノボラック樹脂および/または、ポリヒドロキシスチレン樹脂を用いることで、高感度、高解像度に優れ、かつ250℃等の高温熱処理においても十分な耐溶剤性が得られる。
本発明における一般式(1)で表される構造単位を主成分とするポリマーとは、加熱あるいは適当な触媒により、イミド環、オキサゾール環、その他の環状構造を有するポリマーとなり得るものであり、好ましくはポリイミド前駆体のポリアミド酸、ポリアミド酸エステル、ポリベンゾオキサゾール前駆体のポリヒドロキシアミドが挙げられる。環構造となることで、耐熱性、耐溶剤性が飛躍的に向上する。
Figure 2005352004
、Rは2個以上の炭素原子を有する2価から8価の有機基、R、Rは同じでも異なっていてもよく水素、または炭素数1から20の有機基のいずれかを示す。nは10から100000の範囲、m、fは0から2の整数、p、qは0から4の整数を示す。ただしp+q>0である。本発明のポリマーは、R、Rのいずれかに水酸基が置換されていることが必須である。
上記一般式(1)中、Rは2個以上の炭素原子を有する2価〜8価の有機基を示し、酸の構造成分を表している。2価のものとしては、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス(カルボキシフェニル)プロパンなどの芳香族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸などを挙げることができる。3価のものとしては、トリメリット酸、トリメシン酸などのトリカルボン酸、4価のものとしてはピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ビフェニルテトラカルボン酸、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸などのテトラカルボン酸を挙げることができる。また、ヒドロキシフタル酸、ヒドロキシトリメリット酸などの水酸基を有する酸も用いることができる。またこれら酸成分は単独または2種以上混合しても構わないが、テトラカルボン酸を1〜40モル%共重合して用いることが好ましい。
本発明で用いるテトラカルボン酸は芳香族環を含有し、かつ、水酸基を1個〜4個有した、2個以上の炭素原子を有する3価〜8価の有機基であることが好ましく、炭素数6〜30の3価または4価の有機基がさらに好ましい。具体的には、一般式(2)に示されるような構造のものが好ましい。
Figure 2005352004
、Rは炭素数2〜20より選ばれる2価〜4価の有機基を示し、Rは炭素数3〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜8価の有機基を示す。R、R、R10は同じでも異なっていてもよく水素、または炭素数1〜20の有機基のいずれかを示す。o、s、tは0から2の整数、rは1〜4の整数を示す。
、Rは炭素数2〜20より選ばれる2価から4価の有機基を示している。得られるポリマーの耐熱性より芳香族環を含んだものがさらに好ましく、その中でも特に好ましい構造としてトリメリット酸、トリメシン酸、ナフタレントリカルボン酸残基のようなものを挙げることができる。
は炭素数3〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜8価の有機基を示している。R中の水酸基はアミド結合と隣り合った位置にあることが好ましい。アミド基と水酸基が隣り合うことで、加熱時に閉環反応が起こり、さらに耐熱性が向上する。このような例として、フッ素原子を含んでいる場合は、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(3−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、フッ素原子を含まない場合は、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)プロパン、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、2,4−ジアミノ−フェノール、2,5−ジアミノフェノール、1,4−ジアミノ−2,5−ジヒドロキシベンゼンのアミノ基が結合したものなどを挙げることができる。
また、一般式(2)のR、R、R10は水素、炭素数1〜20までの有機基のいずれかを示している。炭素数20を超えるとアルカリ現像液に対する溶解性が低下する。o、s、tは0〜2の整数を示しているが、好ましくは1、2から選ばれる。またrは1〜4の整数を表している。rが5以上になると、得られる耐熱性樹脂膜の特性が低下する。
一般式(2)で表される化合物の中で、好ましい化合物を例示すると下記に示したような構造のものが挙げられるが、これらに限定されない。
Figure 2005352004
27〜R36は水素、炭素数1〜10までの有機基のいずれかを示す。
一般式(1)中、Rは2個以上の炭素原子を有する2〜8価の有機基を示しており、ジアミンの構造成分を表している。この中で、Rの好ましい例としては、得られるポリマーの耐熱性より芳香族を有し、かつ水酸基またはカルボキシル基を有するものが好ましく、具体的な例としてはフッ素原子を有した、ビス(アミノ−ヒドロキシ−フェニル)ヘキサフルオロプロパン、フッ素原子を有さない、ジアミノジヒドロキシピリミジン、ジアミノジヒドロキシピリジン、ヒドロキシ−ジアミノ−ピリミジン、ジアミノフェノール、ジヒドロキシベンチジン、ジアミノ安息香酸、ジアミノテレフタル酸などの化合物や一般式(3)、(4)、(5)に示す構造のものをあげることができる。
Figure 2005352004
11、R13は炭素数2〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜6価の有機基を示し、R12は炭素数2〜30より選ばれる2価〜4価の有機基を示す。R14、R15、R16は同じでも異なっていてもよく水素、炭素数1〜20の有機基のいずれかを示す。u、vは1あるいは2、g、h、iは0から2の整数を示す。R17、R19は炭素数2〜20の2価〜4価の有機基を示し、R18は、炭素数3〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜8価の有機基を示す。R20、R21、R22は同じでも異なっていてもよく水素、炭素数1〜20の有機基のいずれかを示す。j、k、lは0から2の整数、wは1〜4の整数を示す。R23は炭素数2〜20より選ばれる2価〜4価の有機基を示し、R24は、炭素数3〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜8価の有機基を示す。R25、R26は同じでも異なっていてもよく水素、炭素数1〜20の有機基のいずれかを示す。d、eは0から2の整数、xは1〜4の整数を示す。
一般式(3)において、R11、R13は炭素数2〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜6価の有機基を示しており、得られるポリマーの耐熱性より芳香族環を有したものが好ましい。具体的にはヒドロキシフェニル基、ジヒドロキシフェニル基、ヒドロキシナフチル基、ジヒドロキシナフチル基、ヒドロキシビフェニル基、ジヒドロキシビフェニル基、ビス(ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン基、ビス(ヒドロキシフェニル)プロパン基、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン基、ヒドロキシジフェニルエーテル基、ジヒドロキシジフェニルエーテル基などを表す。また、ヒドロキシシクロヘキシル基、ジヒドロキシシクロヘキシル基などの脂肪族の基も使用することができる。R12は炭素数2〜30より選ばれる2価〜4価の有機基を表している。得られるポリマーの耐熱性よりは芳香族を有した2価〜4価の基がよく、このような例としてはフェニル基、ビフェニル基、ジフェニルエーテル基、ジフェニルヘキサフルオロプロパン基、ジフェニルプロパン基、ジフェニルスルホン基、これらにカルボキシル基が2個まで置換したものなどをあげることができるが、これ以外にも脂肪族のシクロヘキシル基なども使用することができる。
一般式(4)において、R17、R19は炭素数2〜20より選ばれる2価〜4価の有機基を表している。得られるポリマーの耐熱性より芳香族を有した2価〜4価の基がよく、このような例としてはフェニル基、ビフェニル基、ジフェニルエーテル基、ジフェニルヘキサフルオロプロパン基、ジフェニルプロパン基、ジフェニルスルホン基、これらにカルボキシル基が2個まで置換したものなどをあげることができるが、これ以外にも脂肪族のシクロヘキシル基なども使用することができる。R18は、炭素数3〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜8価の有機基を示しており、得られるポリマーの耐熱性より芳香族環を有したものが好ましい。具体的にはヒドロキシフェニル基、ジヒドロキシフェニル基、ヒドロキシナフチル基、ジヒドロキシナフチル基、ヒドロキシビフェニル基、ジヒドロキシビフェニル基、ビス(ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン基、ビス(ヒドロキシフェニル)プロパン基、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン基、ヒドロキシジフェニルエーテル基、ジヒドロキシジフェニルエーテル基などを表す。また、ヒドロキシシクロヘキシル基、ジヒドロキシシクロヘキシル基などの脂肪族の基も使用することができる。
一般式(5)においてR23は炭素数2〜20より選ばれる2価〜4価の有機基を表している。得られるポリマーの耐熱性から芳香族を有した2価〜4価の基がよく、このような例としてはフェニル基、ビフェニル基、ジフェニルエーテル基、ジフェニルヘキサフルオロプロパン基、ジフェニルプロパン基、ジフェニルスルホン基、これらにカルボキシル基が2個まで置換したものなどをあげることができるが、これ以外にも脂肪族のシクロヘキシル基なども使用することができる。R24は炭素数3〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜8価の有機基を示しており、得られるポリマーの耐熱性より芳香族環を有したものが好ましい。具体的にはヒドロキシフェニル基、ジヒドロキシフェニル基、ヒドロキシナフチル基、ジヒドロキシナフチル基、ヒドロキシビフェニル基、ジヒドロキシビフェニル基、ビス(ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン基、ビス(ヒドロキシフェニル)プロパン基、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン基、ヒドロキシジフェニルエーテル基、ジヒドロキシジフェニルエーテル基などを表す。また、ヒドロキシシクロヘキシル基、ジヒドロキシシクロヘキシル基などの脂肪族の基も使用することができる。
一般式(3)のR14、R15、R16、一般式(4)のR20、R21、R22、一般式(5)のR25、R26はそれぞれ同じでも異なっていてもよく水素、炭素数1〜20までの有機基のいずれかを示している。炭素数20を超えるとアルカリ現像液に対する溶解性が低下する。また、一般式(3)のg、h、i、一般式(4)のj、k、l、一般式(5)のd、eは0〜2の整数を示しているが、好ましくは1、2から選ばれる。また一般式(3)のu、vは1あるいは2を示し、一般式(4)のw、一般式(5)のxは1〜4の整数を示す。
一般式(3)で表される構造の具体例を下記に示す。
Figure 2005352004
また、一般式(4)で表される具体例を下記に示す。
Figure 2005352004
一般式(5)で表される具体例を下記に示す。
Figure 2005352004
一般式(3)、(4)、(5)で表されるジアミンに対して、1〜40モル%の範囲の、他のジアミン成分を用いて変性することもできる。これらの例としては、フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルエーテル、アミノフェノキシベンゼン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ビス(トリフルオロメチル)ベンチジン、ビス(アミノフェノキシフェニル)プロパン、ビス(アミノフェノキシフェニル)スルホンあるいはこれらの芳香族環にアルキル基やハロゲン原子で置換した化合物、脂肪族のシクロヘキシルジアミン、メチレンビスシクロヘキシルアミン、ヘキサメチレンジアミンなどが挙げられる。なお脂肪族のジアミン成分を40モル%以上共重合すると得られるポリマーの耐熱性が低下する場合がある。
一般式(1)のR、Rは同じでも異なっていてもよく水素、炭素数1〜20の有機基のいずれかを示している。得られるポジ型感光性樹脂前駆体溶液の安定性からは、R、Rは有機基が好ましいが、アルカリ水溶液の溶解性より水素が好ましい。本発明においては、水素原子とアルキル基を混在させることができる。このR、Rの水素と有機基の量を制御することで、アルカリ水溶液に対する溶解速度が変化するので、この調整により適度な溶解速度を有したポジ型感光性樹脂前駆体組成物を得ることができる。好ましい範囲は、R、Rの各々10%〜90%が水素原子である。R、Rの炭素数が20を越えるとアルカリ水溶液に溶解しなくなる。以上よりR、Rは、炭素数1〜16までの炭化水素基を1つ以上含有し、その他は水素原子であることが好ましい。
また一般式(1)のm、fはカルボキシル基の数を示しており、0〜2の整数を示している。より好ましくは1または2である。一般式(1)のnは本発明のポリマーの構造単位の繰り返し数を示しており、10〜100000の範囲であることが好ましい。
さらに、基板との接着性を向上させるために、耐熱性を低下させない範囲で 一般式(1)のR、Rにシロキサン構造を有する脂肪族の基を共重合してもよい。具体的には、ジアミン成分として、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、ビス(p−アミノ−フェニル)オクタメチルペンタシロキサンなどを1〜10モル%共重合したものなどがあげられる
本発明のポジ型感光性樹脂組成物は一般式(1)で表される構造単位のみからなるものであっても良いし、他の構造単位との共重合体あるいはブレンド体であっても良い。その際、一般式(1)で表される構造単位を70モル%以上含有していることが好ましく、90モル%以上含有することがより好ましい。以上含有していることが好ましい。共重合あるいはブレンドに用いられる構造単位の種類および量は最終加熱処理によって得られるポリイミド系ポリマーの耐熱性を損なわない範囲で選択することが好ましい。
本発明の耐熱性樹脂前駆体は公知の方法により合成される。ポリアミド酸またはポリアミド酸エステルの場合、例えば、低温中でテトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物を反応させる方法、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとによりジエステルを得、その後アミンと縮合剤の存在下で反応させる方法、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとによりジエステルを得、その後残りのジカルボン酸を酸クロリド化し、アミンと反応させる方法などで合成することができる。
ポリヒドロキシアミドの場合、製造方法としては、ビスアミノフェノール化合物とジカルボン酸を縮合反応させることで得ることが出来る。具体的には、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)のような脱水縮合剤と酸を反応させ、ここにビスアミノフェノール化合物を加える方法やピリジンなどの3級アミンを加えたビスアミノフェノール化合物の溶液にジカルボン酸ジクロリドの溶液を滴下するなどがある。
ポリヒドロキシアミドを使用する場合、ポリヒドロキシアミドの溶液にナフトキノンジアジドスルホン酸エステルのような感光剤を加えることで、紫外線で露光した部分をアルカリ水溶液で除去できるポジ型の感光性耐熱性樹脂前駆体組成物を得ることが出来る。
本発明に添加される(b)のキノンジアジド化合物としては、フェノール性水酸基を有する化合物にナフトキノンジアジドのスルホン酸がエステルで結合した化合物が好ましい。ここで用いられるフェノール性水酸基を有する化合物としては、Bis−Z、BisP−EZ、TekP−4HBPA、TrisP−HAP、TrisP−PA、TrisP−PHBA、BisOCHP−Z、BisP−MZ、BisP−PZ、BisP−IPZ、BisOCP−IPZ、BisP−CP、BisRS−2P、BisRS−3P、BisP−OCHP、メチレントリス−p−CR、メチレンテトラ−p−CR,BisRS−26X、Bis−PFP−PC(以上商品名、本州化学工業(株)製)、BIR−OC、BIP−PC、BIR−PC、BIR−PTBP、BIR−PCHP、BIP−BIOC−F、4PC、BIR−BIPC−F、TEP−BIP−A(以上、商品名、旭有機材工業(株)製)、ナフトール、テトラヒドロキシベンゾフェノン、没食子酸メチルエステル、ビスフェノールA、メチレンビスフェノール、BisP−AP(商品名、本州化学工業(株)製)などの化合物に4−ナフトキノンジアジドスルホン酸あるいは5−ナフトキノンジアジドスルホン酸をエステル結合で導入したものを好ましいものとして例示することが出来るが、これ以外の化合物を使用することもできる。
また、本発明で用いるナフトキノンジアジド化合物の分子量が3000を越えると、その後の熱処理においてナフトキノンジアジド化合物が十分に熱分解しないために、得られる膜の耐熱性が低下する、機械特性が低下する、接着性が低下するなどの問題が生じる可能性がある。このような観点より見ると、好ましいナフトキノンジアジド化合物の分子量は300から3000である。さらに好ましくは、350から2000である。このようなナフトキノンジアジド化合物の添加量としては、ポリマー100重量部に対して、好ましくは1から50重量部である。
また、必要に応じて感光性耐熱性前駆体組成物のアルカリ現像性を補う目的で、上記フェノール性水酸基を有する化合物をナフトキノンジアジドでエステル化せずそのまま用いても構わない。このフェノール性水酸基を有する化合物を添加することで、得られる樹脂組成物は、露光前はアルカリ現像液にほとんど溶解せず、露光すると容易にアルカリ現像液に溶解するために、現像による膜減りが少なく、かつ短時間で現像が容易になる。この場合、フェノール性水酸基を有する化合物の添加量としては、ポリマー100重量部に対して、好ましくは1から50重量部であり、さらに好ましくは3から40重量部の範囲である。
本発明において用いる(c)成分のノボラック樹脂および/またはポリヒドロキシスチレン樹脂は、ポリアミド樹脂への配合量が、ポリアミド樹脂100重量部に対し101重量部以上1000重量部以下であることが好ましい。101重量部未満だと250℃の低温キュアにおいて十分な耐溶剤性が得られないため、好ましくない。また、1000重量部を越えると耐熱性が低下するため好ましくない。さらに、これらは単独で、または混合物として用いることができる。
また、本発明において好ましく用いられるノボラック樹脂は、ノボラックフェノール樹脂やレゾールフェノール樹脂があり、種々のフェノール類の単独あるいはそれらの複数種の混合物をホルマリンなどのアルデヒド類で公知の方法で重縮合することにより得られる。
ノボラックフェノール樹脂およびレゾールフェノール樹脂を構成するフェノール類としては、例えばフェノール、p−クレゾール、m−クレゾール、o−クレゾール、2,3−ジメチルフェノール、2,4−ジメチルフェノール、2,5−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフェノール、3,4−ジメチルフェノール、3,5−ジメチルフェノール、2,3,4−トリメチルフェノール、2,3,5−トリメチルフェノール、3,4,5−トリメチルフェノール、2,4,5−トリメチルフェノール、メチレンビスフェノール、メチレンビスp−クレゾール、レゾルシン、カテコール、2−メチルレゾルシン、4−メチルレゾルシン、o−クロロフェノール、m−クロロフェノール、p−クロロフェノール、2,3−ジクロロフェノール、m−メトキシフェノール、p−メトキシフェノール、p−ブトキシフェノール、o−エチルフェノール、m−エチルフェノール、p−エチルフェノール、2,3−ジエチルフェノール、2,5−ジエチルフェノール、p−イソプロピルフェノール、α−ナフトール、β−ナフトールなどが挙げられ、これらは単独で、または複数の混合物として用いることができる。
また、アルデヒド類としては、ホルマリンの他、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、ヒドロキシベンズアルデヒド、クロロアセトアルデヒドなどが挙げられ、これらは単独でまたは複数の混合物として用いることができる。
そして、本発明のポジ型感光性樹脂組成物において用いられるノボラック樹脂の好ましい重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)によるポリスチレン換算で2,000〜50,000、好ましくは3,000〜40,000である。またポリヒドロキシスチレン樹脂の好ましい重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)によるポリスチレン換算で500〜10,000、好ましくは1,000〜5,000である。
本発明に用いるポリヒドロキシスチレン樹脂としては、ビニルフェノールのホモポリマー又はスチレンとの共重合体の使用も可能である。
本発明に用いられる溶媒は、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドなどの極性の非プロトン性溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、ジアセトンアルコールなどのケトン類、酢酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸エチルなどのエステル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類などの溶剤を単独、または混合して使用することができる。
本発明で用いられる溶媒の使用量は、一般式(1)で表される構造単位を主成分とするポリマー100重量部に対して、50〜2000重量部が好ましく、特に100〜1500重量部が好ましい。
次に、本発明の感光性樹脂前駆体組成物を用いて耐熱性樹脂パターンを形成する方法について説明する。
感光性耐熱性前駆体組成物を基板上に塗布する。基板としてはシリコンウエハー、セラミックス類、ガリウムヒ素などが用いられるが、これらに限定されない。塗布方法としてはスピンナを用いた回転塗布、スプレー塗布、ロールコーティングなどの方法がある。また、塗布膜厚は、塗布手法、組成物の固形分濃度、粘度などによって異なるが通常、乾燥後の膜厚が、0.1から150μmになるように塗布される。
次に感光性耐熱性前駆体組成物を塗布した基板を乾燥して、感光性耐熱性前駆体組成物被膜を得る。乾燥はオーブン、ホットプレート、赤外線などを使用し、50℃から150℃の範囲で1分から数時間行うのが好ましい。
次に、この感光性耐熱性前駆体組成物被膜上に所望のパターンを有するマスクを通して化学線を照射し、露光する。露光に用いられる化学線としては紫外線、可視光線、電子線、X線などがあるが、本発明では水銀灯のi線(365nm)、h線(405nm)、g線(436nm)を用いるのが好ましい。
耐熱性樹脂のパタ−ンを形成するには、露光後、現像液を用いて露光部を除去することによって達成される。現像液としては、テトラメチルアンモニウムの水溶液、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ジエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、酢酸ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエチルメタクリレート、シクロヘキシルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのアルカリ性を示す化合物の水溶液が好ましい。また場合によっては、これらのアルカリ水溶液にN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクロン、ジメチルアクリルアミドなどの極性溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、イソブチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類などを単独あるいは数種を組み合わせたものを添加してもよい。現像後は水にてリンス処理をする。ここでもエタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類などを水に加えてリンス処理をしても良い。
現像後、200℃から500℃の温度を加えて耐熱性樹脂被膜に変換する。この加熱処理は温度を選び、段階的に昇温するか、ある温度範囲を選び連続的に昇温しながら5分から5時間実施する。一例としては、130℃、200℃、350℃で各30分づつ熱処理する。あるいは室温より400℃まで2時間かけて直線的に昇温するなどの方法が挙げられる。本発明においてのキュア条件としては、200℃以上300℃以下が好ましく、200℃以上250℃がより好ましい。
本発明による感光性樹脂前駆体組成物により形成した耐熱性樹脂被膜は、半導体のパッシベーション膜、半導体素子の保護膜、高密度実装用多層配線の層間絶縁膜などの用途に用いられる。
以下実施例等をあげて本発明を説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。なお、実施例中の感光性樹脂前駆体組成物の評価は以下の方法に基づき行った。
感光性樹脂前駆体膜の作製
6インチシリコンウエハー上に、感光性樹脂前駆体組成物(以下ワニスと呼ぶ)をプリベーク後の膜厚が7μmとなるように塗布し、ついでホットプレート(東京エレクトロン(株)製Mark−7)を用いて、120℃で3分プリベークすることにより、感光性樹脂前駆体膜を得た。
膜厚の測定方法
大日本スクリーン製造(株)製ラムダエースSTM−602を使用し、プリベーク後および現像後の場合、屈折率1.629で、キュア膜の場合屈折率1.773で測定を行った。
露光
露光機(GCA社製i線ステッパーDSW−8000)に、パターンの切られたレチクルをセットし、露光時間を変化させてi線露光(365nmの強度)を行った。
現像
東京エレクトロン(株)製Mark−7の現像装置を用い、50回転で水酸化テトラメチルアンモニウムの2.38%水溶液を10秒間噴霧した。この後、0回転で60秒間静置し、400回転で水にてリンス処理、3000回転で10秒振り切り乾燥した。
感度の算出
露光、現像後、50μmのライン・アンド・スペースパターン(1L/1S)を1対1の幅に形成する露光時間(以下、これを最適露光時間という)を求めた。
キュア
作製された感光性樹脂前駆体膜を、光洋サーモシステム(株)製イナートオーブンINH−21CDを用いて、窒素気流下(酸素濃度20ppm以下)、140℃で30分、その後250℃まで1時間で昇温して250℃で1時間熱処理をし、キュア膜を作製した。
耐溶剤性の評価
前記の塗布、キュアにより6インチシリコンウエハー上に作製した厚さ7μmの感光性ポリイミド膜を室温で3分間N−メチル−ピロリドン(以下NMPという)中に浸漬し、純水ですすぐ処理を行う。その後、被膜の状態を光学顕微鏡で観察し、膜厚を測定し、耐溶剤性残膜率を算出した。膜厚はクラックが生じた場合0μmとし、それ以外の場合はウエハーのオリフラに平行、垂直な直径方向に中心から0cm、±2.5cm、±5cmの計9点を測定した平均値とした。耐溶剤性残膜率は以下の式に従って算出した。
耐溶剤性残膜率(%)=処理後の膜厚÷処理前の膜厚×100。
外観
耐溶剤性の評価で得られた被膜(室温で3分間NMP中に浸漬し、純水ですすぐ処理を行った感光性ポリイミド膜)の状態を光学顕微鏡で観察した。クラックや白濁などの変化を確認し、変化が無い場合を良好とした。
合成例1 ヒドロキシル基含有酸無水物の合成
乾燥窒素気流下、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン(BAHF)18.3g(0.05モル)とアリルグリシジルエーテル34.2g(0.3モル)をガンマブチロラクトン(以下GBLという)100gに溶解させ、−15℃に冷却した。ここにGBL50gに溶解させた無水トリメリット酸クロリド22.1g(0.11モル)を反応液の温度が0℃を越えないように滴下した。滴下終了後、0℃で4時間反応させた。この溶液をロータリーエバポレーターで濃縮して、トルエン1Lに投入して酸無水物を得た。
Figure 2005352004
合成例2 ヒドロキシル基含有ジアミン化合物(1)の合成
BAHF18.3g(0.05モル)をアセトン100mL、プロピレンオキシド17.4g(0.3モル)に溶解させ、−15℃に冷却した。ここに4−ニトロベンゾイルクロリド20.4g(0.11モル)をアセトン100mLに溶解させた溶液を滴下した。滴下終了後、−15℃で4時間反応させ、その後室温に戻した。析出した白色固体をろ別し、50℃で真空乾燥した。
固体30gをGBL300mLのステンレスオートクレーブに入れ、メチルセルソルブ250mLに分散させ、5%パラジウム−炭素を2g加えた。ここに水素を風船で導入して、還元反応を室温で行った。約2時間後、風船がこれ以上しぼまないことを確認して反応を終了させた。反応終了後、ろ過して触媒であるパラジウム化合物を除き、ロータリーエバポレーターで濃縮し、ジアミン化合物(1)を得た。得られた固体をそのまま反応に使用した。
Figure 2005352004
合成例3 ヒドロキシル基含有ジアミン(2)の合成
2−アミノ−4−ニトロフェノール15.4g(0.1モル)をアセトン50mL、プロピレンオキシド30g(0.34モル)に溶解させ、−15℃に冷却した。ここにイソフタル酸クロリド11.2g(0.055モル)をアセトン60mLに溶解させた溶液を徐々に滴下した。滴下終了後、−15℃で4時間反応させた。その後、室温に戻して生成している沈殿をろ過で集めた。
この沈殿を200mLに溶解させて、5%パラジウム−炭素3gを加えて、激しく攪拌した。ここに水素ガスを入れた風船を取り付け、室温で水素ガスの風船がこれ以上縮まない状態になるまで攪拌を続け、さらに2時間水素ガスの風船を取り付けた状態で攪拌した。攪拌終了後、ろ過でパラジウム化合物を除き、溶液をロータリーエバポレーターで半量になるまで濃縮した。ここにエタノールを加えて、再結晶を行い、目的の化合物の結晶を得た。
Figure 2005352004
合成例4 ヒドロキシル基含有ジアミン(3)の合成
2−アミノ−4−ニトロフェノール15.4g(0.1モル)をアセトン100mL、プロピレンオキシド17.4g(0.3モル)に溶解させ、−15℃に冷却した。ここに4−ニトロベンゾイルクロリド20.4g(0.11モル)をアセトン100mLに溶解させた溶液を徐々に滴下した。滴下終了後、−15℃で4時間反応させた。その後、室温に戻して生成している沈殿をろ過で集めた。この後、合成例2と同様にして目的の化合物の結晶を得た。
Figure 2005352004
合成例5 キノンジアジド化合物(1)の合成
乾燥窒素気流下、TrisP−HAP(商品名、本州化学工業(株)製)15.31g(0.05モル)と5−ナフトキノンジアジドスルホニル酸クロリド40.2g(0.15モル)を1,4−ジオキサン450gに溶解させ、室温にした。ここに、1,4−ジオキサン50gと混合させたトリエチルアミン15.18gを系内が45℃以上にならないように滴下した。滴下後40℃で2時間攪拌した。トリエチルアミン塩を濾過し、ろ液を水に投入させた。その後、析出した沈殿をろ過で集めた。この沈殿を真空乾燥機で乾燥させ、キノンジアジド化合物(1)を得た。
Figure 2005352004
合成例6 キノンジアジド化合物(2)の合成
乾燥窒素気流下、ビスフェノールA11.41g(0.05モル)と5−ナフトキノンジアジドスルホニル酸クロリド26.86g(0.1モル)を 1,4−ジオキサン450gに溶解させ、室温にした。ここに、1,4−ジオキサン50gと混合させたトリエチルアミン10.12gを用い、合成例5と同様にしてキノンジアジド化合物(2)を得た。
Figure 2005352004
実施例1
乾燥窒素気流下、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル4.1g(0.0205モル)、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン1.24g(0.005モル)をNMP50gに溶解させた。ここに合成例1で得られたヒドロキシ基含有酸無水物21.4g(0.03モル)をNMP14gとともに加えて、20℃で1時間反応させ、次いで50℃で4時間反応させた。その後、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール7.14g(0.06モル)をNMP5gで希釈した溶液を10分かけて滴下した。滴下後、50℃で3時間攪拌し、ポリマー濃度26.8%のポリマー溶液を得た。
得られたポリマー溶液40gを計り、合成例5で得られたキノンジアジド化合物(1)8gと、ノボラック樹脂(商品名、XPS−4958G、m−クレゾール/p−クレゾール比=55/45、群栄化学工業(株)製)11.8gを加え、感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスAを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
実施例2
乾燥窒素気流下、合成例2で得られたジアミン(1)13.6g(0.0225モル)、末端封止剤として、4−エチニルアニリン(商品名:P−APAC、富士写真フイルム(株)製)0.29g(0.0025モル)をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)50gに溶解させた。ここに合成例1で得られたヒドロキシ基含有酸無水物17.5g(0.025モル)をピリジン30gとともに加えて、60℃で6時間反応させた。反応終了後、溶液を水2lに投入して、ポリマー固体の沈殿をろ過で集めた。ポリマー固体を80℃の真空乾燥機で20時間乾燥した。
このようにして得たポリマー固体10gに合成例5で得られたキノンジアジド化合物(1)2gと、ノボラック樹脂XPS−4958G15gをGBL29gに溶解させて感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスBを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
実施例3
乾燥窒素気流下、合成例3で得られたジアミン化合物(2)20.78g(0.055モル)、1、3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン1.24g(0.005モル)をNMP50gに溶解させた。ここに3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物13.95g(0.045モル)をNMP21gとともに加えて、20℃で1時間反応させ、次いで50℃で2時間反応させた。50℃で2時間攪拌後、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール14.7g(0.1モル)をNMP5gで希釈した溶液を10分かけて滴下した。滴下後、50℃で3時間攪拌し、ポリマー濃度30.6%のポリマー溶液を得た。
得られたポリマー溶液40gを計り、合成例6で得られたキノンジアジド化合物(1)8gと、ノボラック樹脂XPS−4958G24.5gを加え、感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスCを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
実施例4
乾燥窒素気流下、合成例4で得られたジアミン化合物(3)6.08g(0.025モル)と4,4’−ジアミノジフェニルエーテル4.21g(0.021モル)、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン0.806g(0.00325モル)をNMP70gに溶解させた。合成例1で得られたヒドロキシル基含有酸無水物24.99g(0.035モル)、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物4.41g(0.015モル)を室温でNMP25gとともに加え、そのまま室温で1時間、その後50℃で2時間攪拌した。ついで、グリシジルメチルエーテル17.6g(0.2モル)をNMP10gで希釈した溶液を加え、70℃で6時間攪拌し、ポリマー濃度25.3%のポリマー溶液を得た。
得られたポリマー溶液40gを計り、合成例6で得られたキノンジアジド化合物(2)8gと、ノボラック樹脂XPS−4958G 15.18gを加え、感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスDを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
実施例5
実施例1で得られたポリマー溶液40gを計り、合成例5で得られたキノンジアジド化合物(1)8gと、ポリヒドロキシスチレン(商品名、マルカリンカーM、丸善石油化学(株)製、重量平均分子量5100) 11.8gを加え、感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスEを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
実施例6
実施例2で得たポリマー固体10gに、合成例5で得られたキノンジアジド化合物(1)2gと、ポリヒドロキシスチレンであるマルカリンカーM15gをGBL29gに溶解させて感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスFを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
実施例7
実施例3で得られたポリマー溶液40gを計り、合成例6で得られたキノンジアジド化合物(1)8gと、ポリヒドロキシスチレンであるマルカリンカーM24.5gを加え、感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスGを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
実施例8
実施例4で得られたポリマー溶液40gを計り、合成例6で得られたキノンジアジド化合物(2)8gと、ポリヒドロキシスチレンであるマルカリンカーM 15.18gを加え、感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスHを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
実施例9
実施例1で得られたポリマー溶液40gを計り、合成例5で得られたキノンジアジド化合物(1)8gと、ノボラック樹脂であるXPS−4958G 5.9g、ポリヒドロキシスチレンであるマルカリンカーM 7.08gを加え、感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスIを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
比較例1
ジフェニルエーテル4,4’−ジカルボン酸1モルと、1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール2モルとを反応させて得られたジカルボンサン誘導体(活性エステル)443.2g(0.9モル)とヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン366.3g(1モル)とを温度計、攪拌機、原料投入口、乾燥窒素ガス導入管を備えた4つのセパラブルフラスコに入れ、N−メチル−2−ピロリドン3000gを加えて溶解させた。その後、オイルバスを用いて75℃にて12時間反応させた。次に、N−メチル−2−ピロリドン500gに溶解させた5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物32.8g(0.2モル)を加え、さらに12時間攪拌して反応を終了した。反応混合物を濾過した後、反応混合物を水/メタノール=3/1(体積比)の溶液に投入、沈殿物を濾集し水で十分洗浄した後、真空下で乾燥し、目的のポリアミド樹脂を得た。
このようにして得たポリマー固体10gに合成例5で得られたキノンジアジド化合物(1)2gと、ポリヒドロキシスチレンであるマルカリンカーM 1gとをガンマブチロラクトン29gに溶解させて感光性ポリアミド前駆体組成物のワニスJを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリアミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
比較例2
窒素雰囲気下、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)パーフルオロプロパン酸無水物22.2g(0.05モル)に、ジエチレングリコールジメチルエーテル39.5g及びN,N’−ビス(トリエチルシリル)−4,4’−ジアミノジフェニルエーテル15.51g(0.045モル)及び1,3−ビス[3−(N−トリメチルシリル)アミノプロピル]−1,1,3,3−テトラメチルジジロキ酸1.98g(0.005モル)をジエチレングリコールジメチルエーテル20g及びN,N’−ジメチルアセトアミド20gに溶解した溶液を、反応温度が40℃にならないよう冷却しながら滴下した。滴下終了後、更に12時間攪拌を行い、ポリマー濃度33.3%のポリマー溶液を得た。
得られたポリマー溶液40gを計り、合成例5で得られたキノンジアジド化合物(1)8gと、ノボラック樹脂のXPS−4958G 1.63gを加え、感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスKを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
比較例3
実施例1で得られたポリマー溶液40gを計り、合成例5で得られたキノンジアジド化合物(1)8gを加え、感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスLを得た。得られたワニスを用いて前記のように、シリコンウエハー上に感光性ポリイミド前駆体膜を作製、露光、現像し、ワニスの感度について評価を行った。その後キュアし、耐溶剤性残膜率の評価と外観の確認を行った。
Figure 2005352004

Claims (3)

  1. (a)一般式(1)で表される構造単位を主成分とするポリマーと、(b)キノンジアジド化合物と、(c)ノボラック樹脂および/またはポリヒドロキシスチレン樹脂を含有し、(c)成分が(a)成分100重量部に対して101重量部以上含有することを特徴とするポジ型感光性樹脂前駆体組成物。
    Figure 2005352004
    (式中R、Rは2個以上の炭素原子を有する2価から8価の有機基、R、Rは同じでも異なっていてもよく水素、または炭素数1から20の有機基のいずれかを示す。nは10から100000の範囲、m、fは0から2の整数、p、qは0から4の整数を示す。ただしp+q>0である。)
  2. 一般式(1)のR(COOR)m(OH)pが、一般式(2)で表されることを特徴とする請求項1記載のポジ型感光性樹脂前駆体組成物。
    Figure 2005352004
    (R、Rは炭素数2〜20より選ばれる2価〜4価の有機基を示し、Rは炭素数3〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜8価の有機基を示す。R、R、R10は同じでも異なっていてもよく水素、または炭素数1〜20の有機基のいずれかを示す。o、s、tは0から2の整数、rは1〜4の整数を示す。)
  3. 一般式(1)のR(COOR)f(OH)qが、一般式(3)〜(5)で表される構造から選ばれる少なくとも1種を有することを特徴とする請求項1記載のポジ型感光性樹脂前駆体組成物。
    Figure 2005352004
    (R11、R13は炭素数2〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜6価の有機基を示し、R12は炭素数2〜30より選ばれる2価〜4価の有機基を示す。R14、R15、R16は同じでも異なっていてもよく水素、炭素数1〜20の有機基のいずれかを示す。u、vは1あるいは2、g、h、iは0から2の整数を示す。R17、R19は炭素数2〜20の2価〜4価の有機基を示し、R18は、炭素数3〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜8価の有機基を示す。R20、R21、R22は同じでも異なっていてもよく水素、炭素数1〜20の有機基のいずれかを示す。j、k、lは0から2の整数、wは1〜4の整数を示す。R23は炭素数2〜20より選ばれる2価〜4価の有機基を示し、R24は、炭素数3〜20より選ばれる水酸基を有した3価〜8価の有機基を示す。R25、R26は同じでも異なっていてもよく水素、炭素数1〜20の有機基のいずれかを示す。d、eは0から2の整数、xは1〜4の整数を示す。)
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