JP2009198042A - 加湿装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】気化フィルタ11と、気化フィルタ11に空気を送るための送風手段14と、気化フィルタ11に水を供給するための水供給手段13と、これらを収納するための本体を備え、気化フィルタ11が外周面の少なくとも一部を本体の一部との距離を一定に保ちながら回動する加湿装置において、気化フィルタ11と本体の壁面15との間の空気が通過する空間を隙間封じ部材12で封じることで、気化フィルタが回動しても、本体と気化フィルタの間の空間を空気が通過せず気化フィルタを通過するために、高い加湿能力を発揮できる加湿装置を提供することができる。
【選択図】図1
Description
図1および図2に示すように、ベルト状の気化フィルタ11と、気化フィルタ11に積層された、親水性加工の施された隙間封じ部材12と、水供給手段としての水槽13と送風手段としてのファン14を設けた加湿装置は、気化フィルタ11が下部の一部を水槽13に浸漬しながら回動し、自ら汲み上げた水を気化フィルタ11上に保持する。また、気化フィルタ11の外周面の上部を、本体の壁面15と一定の距離を保ちながら回動する。このとき、気化フィルタ11の外周面に積層された、親水性加工の施された隙間封じ部材12も気化フィルタの回動に合わせて回動する。これにより水を保持した気化フィルタ11に、ファン14によって空気を通過させ、加湿空気を室内に送る仕組みである。このとき、親水性加工の施された隙間封じ部材12は、柔軟な繊維16で編まれた開口17のある編物であるため、隙間封じ部材12の面に対して垂直方向には通風可能であり、面に対して平行方向には通気しにくい。その結果、気化フィルタ11の厚み方向には通気が容易であるが、本体の壁面15と気化フィルタ11の間の空間には空気が通過せず、湿潤した気化フィルタ11に効率的に空気を供給することができ、加湿効率を向上させる加湿装置を提供することができる。また、隙間封じ部材12自体も水を保持する構成となるため、加湿効率をより向上させることができる。
図3に示すように、円筒状の気化フィルタ21と、本体に設けたシート状の隙間封じ部材22と、給水手段としての水槽23と送風手段としてのファン24を設けた加湿装置は、気化フィルタ21が下部の一部を水槽23に浸漬しながら回動し、自ら汲み上げた水を気化フィルタ21上に保持する。また、気化フィルタ21の外周面の上部を、本体の壁面25と一定の距離を保ちながら回動する。これにより、水を保持した気化フィルタ21に、ファン24によって空気を通過させ、加湿空気を室内に送る仕組みである。このとき、シート状の隙間封じ部材22は気化フィルタ21の動きに対して従動であり、気化フィルタ21の回動を阻害しない構成となっている。
図4に示すように、円筒状の気化フィルタ31と、本体に設けたローラ状の隙間封じ部材32と、給水手段としての水槽33と送風手段としてのファン34を設けた加湿装置は、気化フィルタ31が下部の一部を水槽33に浸漬しながら回動し、自ら汲み上げた水を気化フィルタ31上に保持する。また、気化フィルタ31の外周面の上部を、本体の壁面35と一定の距離を保ちながら回動する。これにより、水を保持した気化フィルタ31に、ファン34によって空気を通過させ、加湿空気を室内に送る仕組みである。このとき、ローラ状の隙間封じ部材32は気化フィルタ31の動きに対して従動であり、気化フィルタ31の回動を阻害しない構成となっている。
図5は気化フィルタのみ斜視で記した加湿装置の概略断面を示す構成図である。
直径0.69mmの針金を用いて、辺長を任意に選択した正方形を作成することによって隙間封じ部材の開口サイズの指標とした。同時に、親水性シリコンを塗布して親水性に加工した同径の針金でも同様の正方形を作成した。これらの正方形を、水に浸漬したときに、水膜が形成されるかどうか、また、水膜が形成された場合には、その水膜の壊れやすさを、水膜強度として評価した。
開口の大きさが直径5mmで、開口を有する面に対して垂直方向に柔軟な繊維が編まれた編物からなる隙間封じ部材を、気化フィルタに図1のように巻いた。気化フィルタは、厚さ8mmで270mm×200mmの平板を円筒形に成形したものを使用した。隙間封じ部材の開口を有する面に対して垂直方向の繊維の長さは4mmのものを使用した。このとき、本体の壁面と気化フィルタの間の空間は3mmとした。また、円筒形状の気化フィルタおよび隙間封じ部材の表面には、5μmのタルクの粒子をコロイダルシリカ重合アクリルエマルジョンで接着して凹凸を形成した。前記隙間封じ部材があるときとないときで、各風量ごとの加湿量を測定した。測定は20℃40%の雰囲気で行い、加湿量の単位はmL/hである。下記表1に測定結果を示す。下表から見て明らかなように、隙間封じ部材を付けたものではどの風量においても加湿量の上昇が確認された。加湿量の上昇率としては平均25%であり、この結果は、隙間封じ部材により気化フィルタと本体の間の隙間を塞ぐことと、隙間封じ部材自体が加湿に寄与した相乗効果により得られたものだと考えられる。
12 隙間封じ部材
13 水槽
14 ファン
15 本体の壁面
16 繊維
17 開口
21 気化フィルタ
22 隙間封じ部材
23 水槽
24 ファン
25 本体の壁面
31 気化フィルタ
32 隙間封じ部材
33 水槽
34 ファン
35 本体の壁面
41 気化フィルタ
42 隙間封じ部材
43 水槽
44 ファン
45 本体の壁面
101 気化フィルタ
102 水槽
103 ファン
104 空間
201 気化フィルタ
202 シールシート
Claims (14)
- 気化フィルタと、気化フィルタに空気を送るための送風手段と、気化フィルタに水を供給するための水供給手段と、これらを収納するための本体を備え、気化フィルタが外周面の少なくとも一部を本体の一部との距離を一定に保ちながら回動し、前記水供給手段により前記気化フィルタに水を供給し、前記送風手段により湿潤した前記気化フィルタに空気を送り、加湿空気を得る加湿装置において、気化フィルタと本体との間の未処理の空気が通過する空間に、隙間封じ部材を設けたことを特徴とする加湿装置。
- 隙間封じ部材が気化フィルタに従動であることを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材が複数の柔軟な繊維で構成されることを特徴とする請求項1または2記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材が編物から構成されたことを特徴とする請求項3に記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材がシートであることを特徴とする請求項1または2記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材がローラであることを特徴とする請求項1または2記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材を本体に設けたことを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材が気化フィルタと積層されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材が、開口を有する面と、この面に対して垂直方向に配置した繊維からなるものであり、前記面に対して垂直方向に通風可能であることを特徴とする請求項8記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材の開口の最長対角線が、2mm以上であることを特徴とする請求項9記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材の開口の形状が、略円形及び/または略正多角形であることを特徴とする請求項8乃至10記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材に親水性加工を施したことを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材の繊維表面に凹凸を形成したことを特徴とする請求項8乃至12いずれかに記載の加湿装置。
- 隙間封じ部材に抗菌及び/または防カビ加工を施したことを特徴とする請求項8乃至13いずれかに記載の加湿装置。
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