JP2006200762A - 加湿装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】局部的な目詰りをなくするとともに、加湿能力を高めることのできる加湿装置を提供することを目的とする。
【解決手段】吸込口1と吹出口2を連通し形成された空気流路4に送風機5を設けた本体3と、本体3の空気流路4に設けた水槽8と、水槽8の溜水に常に下部を浸して回転される中空円筒状の加湿フィルター9とを備え、加湿フィルター9の表面に凸部12を設け、加湿フィルター9の表面を凹凸形状としたことにより、局部的な目詰りをなくするとともに、加湿能力を高めることのできる加湿装置が得られる。
【選択図】図1
【解決手段】吸込口1と吹出口2を連通し形成された空気流路4に送風機5を設けた本体3と、本体3の空気流路4に設けた水槽8と、水槽8の溜水に常に下部を浸して回転される中空円筒状の加湿フィルター9とを備え、加湿フィルター9の表面に凸部12を設け、加湿フィルター9の表面を凹凸形状としたことにより、局部的な目詰りをなくするとともに、加湿能力を高めることのできる加湿装置が得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、気化式の加湿装置に関する。
従来、この種の加湿装置の一例として水槽の水に浸漬した気化フィルターに送風する加湿器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その加湿器について図9および図10を参照しながら説明する。
図に示すように、水槽部101に一定量の水を供給する給水用タンク102と吸い込み口103と吹き出し口104間を連絡する風路中に配設された送風装置105と、下部を水槽部101の水により湿潤した気化フィルタ106に送風して湿分を含む空気を送り加湿していた。
また、気化フィルターを単に円筒状に形成したものも知られていた。
特開2004−278881号公報(〔0014〕〜〔0020〕、図1、図2)
このような従来の加湿器では、気化フィルター106は、下部を水槽部101に浸漬し、気化フィルター106内を上昇した水分を送風装置105に接触させて気化するもので、気化フィルター106は、一定位置に設置され移動するものでないので気化フィルター106に送風が接触する位置が限定され部分的に目詰りを起し易く効率も悪いという課題があり、気化フィルター全体を使用して効率良く加湿することが要求されている。
また、気化フィルターを円筒状に形成し、回転するものにおいては、気化フィルター全体を使用して加湿することにより局部的な目詰りを解消することはできるが、加湿能力が未だ不十分であるという課題があり、加湿能力を高めることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、局部的な目詰りをなくするとともに、加湿能力を高めることのできる加湿装置を提供することを目的としている。
本発明の加湿装置は上記目的を達成するために、吸込口と吹出口を流通し形成された空気流路に送風機を設けた本体と、この本体に設けた給水タンクから給水されるように前記空気流路に設けた水槽と、この水槽の溜水に常に下部を浸して回転させる中空円筒状の加湿フィルターとを備え、前記加湿フィルターの表面を凹凸形状としたものである。
この手段により、加湿量の増大を図ることができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、加湿フィルターの中空部に送風方向と平行に複数枚の吸水性素材を配して構成したものである。
この手段により、加湿量の増大とともに、騒音の削減を図ることのできる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、加湿フィルターの外周層の密度を内週層の密度より粗く構成したものである。
この手段により、効率良く加湿することができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、加湿フィルターの外周層と内週層との間に保護網を配したものである。
この手段により、長期間安定的に加湿能力を発揮することができる加湿装置が得られる。
本発明によれば、加湿量の増大を図ることのできる効果のある加湿装置を提供できる。
また、加湿量を増大するとともに、騒音の削減を図ることのできる効果のある加湿装置を提供できる。
また、効率良く加湿することのできる効果のある加湿装置を提供できる。
また、長期間安定的に、加湿能力を発揮することのできる効果のある加湿装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、吸込口と吹出口を連通し形成させた空気流路に送風機を設けた本体と、この本体に設けた給水タンクから給水されるように前記空気流路に設けた水槽と、この水槽の溜水に常に下部を浸して回転させる中空円筒状の加湿フィルターとを備え、前記加湿フィルターの表面を凹凸形状としたものであり、マグネシウム、カルシウム等の化合物が特定箇所に固着せず、加湿フィルターの加湿能力を低下することなく連続して使用することができ、また、加湿フィルターの外径を大きくすることなくフィルター表面積を大きくすることができ、加湿フィルターを通過する風量が増大するので加湿量が増えるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、加湿フィルターの中空部に送風方向と平行に複数枚の吸水性素材を配して構成したものであり、加湿フィルターの外径を大きくすることなく、フィルター表面積を大きくすることができるとともに、気流は吸水性素材壁に沿ってフィルターを通過することとなり、加湿量が増大するとともに、吸水性素材壁の整流作用により、乱流の発生を抑えて騒音が低減できるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、加湿フィルターの外周層の密度を内週層の密度より粗く構成したものであり、水槽の溜水に常に下部を浸している加湿フィルターの外周層の密度が粗いので、水を素早く内週層に浸透することができ、加湿フィルター全体が均一に給水して効率良く加湿することができるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、加湿フィルターの外周層と内週層との間に保護網を配したものであり、フィルター濾材を湿潤・乾燥の繰り返し負荷から保護することができ、加湿フィルターの形状を保持し、強度を上げることができ、加湿フィルターの変形による加湿能力の低下を防ぐことができ、長期間安定的に、快適に加湿能力を発揮することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5に示すように、吸込口1と吹出口2を有した本体3内に、吸込口1と吹出口2を連通する空気流路4を形成し、空気流路4には、送風機5と加熱手段6を設け、本体3の下方部には給水タンク7から給水される水槽8を引き出し自在に設けている。加湿フィルター9は中空円筒状のフィルター濾材10と、フィルター濾材10を円筒形状に維持するフィルター枠11とにより形成され、フィルター濾材10は発泡ウレタン基材の表面に多数の凸部12を設け、表面を凹凸状に形成し、親水性ゼオライトとバインダーからなる溶液を含浸または塗布している。
図1〜図5に示すように、吸込口1と吹出口2を有した本体3内に、吸込口1と吹出口2を連通する空気流路4を形成し、空気流路4には、送風機5と加熱手段6を設け、本体3の下方部には給水タンク7から給水される水槽8を引き出し自在に設けている。加湿フィルター9は中空円筒状のフィルター濾材10と、フィルター濾材10を円筒形状に維持するフィルター枠11とにより形成され、フィルター濾材10は発泡ウレタン基材の表面に多数の凸部12を設け、表面を凹凸状に形成し、親水性ゼオライトとバインダーからなる溶液を含浸または塗布している。
また、加湿フィルター9を回転する回転手段13は、本体3に設けた駆動ギア14を有した駆動手段15と、加湿フィルター9に設けた従動ギア16よりなる従動手段17により形成されている。
上記構成において、給水タンク7から水槽8に給水し、加湿フィルター9の下部を浸漬した状態で加湿装置を運転すると送風機5および加湿フィルター9が回転手段13により回転し、吸込口1より吸い込まれた空気が送風機5により加熱手段6に送られ、加熱手段6により加熱された温風が、水槽8の溜水に浸されながら回転している加湿フィルター9に接触し、加湿フィルター9に含まれた水分が気化されて加湿される。
このとき、加湿フィルター9の表面には多数の凸部12を設けて凹凸形状としていることにより、加湿フィルター9の表面が大きくなり、気化面積が増加して加湿能力が高められるとともに、加湿フィルター9を回転していることにより、マグネシウム、カルシウム等の化合物が特定箇所に固着せず加湿フィルター9の加湿能力を低下することなく連続して使用することができるものである。また、凸部12Aを図5に示すようにディンプル状にしてもよい。
次に、加湿フィルター9を掃除または交換するときには、運転を停止し、水槽8を引き出し、加湿フィルター9を取り外して掃除または交換を行うことができることとなる。
(実施の形態2)
図6に示すように、フィルター枠11Aの内部に吸水性素材18を複数枚、送風方向と平行となるように並設し、円筒状のフィルター濾材10A内に収納し、加湿フィルター9Aの中空部19に送風方向と平行に複数枚の吸水性素材18を配して構成する。
図6に示すように、フィルター枠11Aの内部に吸水性素材18を複数枚、送風方向と平行となるように並設し、円筒状のフィルター濾材10A内に収納し、加湿フィルター9Aの中空部19に送風方向と平行に複数枚の吸水性素材18を配して構成する。
上記構成において、水分を含んだ加湿フィルター9Aに温風が送風されると、円筒状のフィルター濾材10Aに含まれた水分が気化されるとともに、フィルター濾材10Aの中空部19にフィルター枠11Aを介して配設された吸水性素材18にも水分が含まれ吸水性素材18間を通る間に気化し、加湿される。
このとき、加湿フィルター9Aに送風された温風は、加湿フィルター9Aの中空部19に送風方向と平行に複数枚設けた吸水性素材18の整流作用により、加湿フィルター9Aの長さ全体に均一に温風が通り加湿フィルター9Aの前面から略均一に気化され加湿されるとともに、フィルター濾材10Aで形成した円筒状部分と吸水性素材18を設けたフィルター濾材10Aの中空部19の両方から気化し加湿されることとなる。
(実施の形態3)
図7に示すように、円筒状のフィルター濾材10Bを内周層20と外周層21により形成し、内周層20の密度を細かくし、外周層21の密度を粗く形成して加湿フィルター9Bを構成する。
図7に示すように、円筒状のフィルター濾材10Bを内周層20と外周層21により形成し、内周層20の密度を細かくし、外周層21の密度を粗く形成して加湿フィルター9Bを構成する。
上記構成において、水槽(図示せず)の溜水に下部を浸し回転している加湿フィルター9Bの外周層21の密度が粗いので、水分は素早く内周層20に浸透し、加湿フィルター9B全体が均一に水分を含み気化され、加湿される。このように加湿フィルター9B内に素早く浸透して効率良く加湿することができることとなる。
(実施の形態4)
図8に示すように、加湿フィルター9Cの外周層21Aと内周層20Aとの間に樹脂等で形成した保護網22を設け構成する。
図8に示すように、加湿フィルター9Cの外周層21Aと内周層20Aとの間に樹脂等で形成した保護網22を設け構成する。
上記構成において、加湿フィルター9Cは、回転して水槽(図示せず)に浸漬し、水分を含んだり、温風に接触して乾燥したりすることを繰り返し行ない、加湿フィルター9Cの密度の粗い外周層21Aから、密度の細かい内周層20Aに素早く水分が浸透し、水分は温風に接触して気化され加湿されることとなる。
このとき、加湿フィルター9Cは、水分を含み湿潤したり、温風に接触して乾燥するということが繰り返され、加湿フィルター9Cには繰り返し負荷が加わり変形しやすくなるが、外周層21Aと内周層20A間に設けた保護網22により変形が防止され、加湿フィルター9Cは円筒形を維持できるとともに、加湿フィルター9Cの清掃時などにおいて、加湿フィルター9Cが手で押さえられても容易に変形することがなく、加湿フィルター9Cは湿潤・乾燥などの繰り返し負荷に耐えることができ、容易に変形しないようにして長期間安定的に、かつ快適に加湿能力を発揮することができることとなる。
粗い目の層と細かい目の層の間に補強用の保護網を設けることにより、変形のしにくい濾過用のフィルターの用途にも適用できる。
1 吸込口
2 吹出口
3 本体
4 空気流路
5 送風機
7 給水タンク
8 水槽
9 加湿フィルター
9A 加湿フィルター
9B 加湿フィルター
9C 加湿フィルター
12 凸部
12A 凸部
18 吸水性素材
19 中空部
20 内周層
20A 内周層
21 外周層
21A 外周層
22 保護網
2 吹出口
3 本体
4 空気流路
5 送風機
7 給水タンク
8 水槽
9 加湿フィルター
9A 加湿フィルター
9B 加湿フィルター
9C 加湿フィルター
12 凸部
12A 凸部
18 吸水性素材
19 中空部
20 内周層
20A 内周層
21 外周層
21A 外周層
22 保護網
Claims (4)
- 吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風機を設けた本体と、この本体に設けた給水タンクから給水されるように前記空気流路に設けた水槽と、この水槽の溜水に常に下部を浸して回転させる中空同筒状の加湿フィルターとを備え、前記加湿フィルターの表面を凹凸形状とした加湿装置。
- 加湿フィルターの中空部に送風方向と平行に複数枚の吸水性素材を配して構成した請求項1記載の加湿装置。
- 加湿フィルターの外周層の密度を内週層の密度より粗く構成した請求項1記載の加湿装置。
- 加湿フィルターの外周層と内週層との間に保護網を配した請求項3記載の加湿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005009867A JP2006200762A (ja) | 2005-01-18 | 2005-01-18 | 加湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008070047A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加湿装置 |
JP2008224171A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加湿装置 |
JP2009121752A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Panasonic Corp | 加湿装置 |
CN102003764A (zh) * | 2009-08-27 | 2011-04-06 | 三星电子株式会社 | 加湿设备及其盘组件 |
JP2015087104A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-05-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加湿機 |
JP2019039635A (ja) * | 2017-08-28 | 2019-03-14 | ダイニチ工業株式会社 | 加湿装置 |
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2005
- 2005-01-18 JP JP2005009867A patent/JP2006200762A/ja active Pending
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