JP2009196665A - 容器用蓋体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体容器16をスクイズして注出筒12から上蓋14の膨出部14a内に一定量の液状内容物を注ぎ出す容器用蓋体において、前記中蓋10には、その液溜凹所18内の底部の一部であって、前記注出筒12の立ち上がり位置とは別位置に、中蓋10の本体容器16内部側と外部側とを連通する連通孔22を形成し、弁体24によって連通孔22を開状態にしたときに前記液溜凹所18内に溜まった液状内容物を本体容器16内に戻すものであり、上蓋14の膨出部14aの中蓋10への取付け側端には、上蓋14を中蓋10に取付けて覆った状態としたときに、前記弁体24を開状態に作動させる突出部20を設けている。
【選択図】図1
Description
液状内容物の注出は、上蓋を中蓋から取り外して前記膨出部の開口側端を上に向けた状態で本体容器をスクイズして前記注出筒から上蓋の膨出部内に一定量の液状内容物を注ぎ出し、その上蓋内に注ぎ出された液状内容物を使用に供するようにした容器用蓋体において、
前記中蓋の液溜凹所内の底部の一部であって、前記注出筒の立ち上がり位置とは別位置に、中蓋の本体容器内部側と外部側とを連通する連通孔を形成すると共に、この連通孔を開閉して、該連通孔を開状態にしたときに前記液溜凹所内に溜まった液状内容物を本体容器内に戻すための弁体を設け、
上蓋の中蓋への取付け側端には、上蓋を中蓋に取付けて覆った状態としたときに、前記弁体を開状態に作動させる突出部を設けたことを特徴とする容器用蓋体である。
前記上蓋の膨出部は、スクイズ時に注出筒から吐出された液状内容物を受けて計量可能に形成され、
前記上蓋の突出部は、前記膨出部の周縁が環状に突出し、上蓋を中蓋に取付けたときに該中蓋の液溜凹所内の底部にまで至り前記弁体を押圧して開状態に作動可能に形成されていることが好適である。
弁体は中蓋の底部下面の本体容器内部側に前記連通孔を密閉可能に上側に向けて弾性体によって付勢されて設けられていると共に、弁体には前記連通孔を通して底部上面側に延在し前記突出部が当接するための押圧部が形成されていることが好適である。
本体容器16は、側壁部16bで囲まれた中空部内が液状内容物の収容部であって、上部肩部から上方に先細の口元部16aが、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、或いはエチレンビニルアルコール(EVOH)とポリエチレン等との多層構造等で樹脂成形されたものであって、使用者が本体容器16の側壁部16bを掴んで一定以上の力を加えることによって側壁部16bが弾性的に凹み(内容積減少によって)内圧の上昇から液状内容物を注出筒12から押し出して注出できる(スクイズできる)弾性構造になっている。
つまり、本体容器側壁部16bは、不使用時等、側壁部16bに押圧力を加えないときまたは持つ程度の少しの力しか加えないときには弾性変形しないと共に、一定以上の力を加えることによって容易に弾性変形可能に、材質、厚さや形状等の構造を適切に設定できる。また、本体容器16はその上方に口元部16aが先細に形成されており、口元部16a外周に雄ネジ山16cが形成されている。本体容器口元部16aは、このように中蓋10が螺合して(螺合部10b)固定するので、側壁部16bと同材質または異なる材質のものを使用できる。
中蓋10は、液状内容物が充填された本体容器16の上部の口元部16aに取付けられて、口元部16a内に嵌入する部分に下方に凹む液溜凹所18が形成されている。
また、注出筒12は、前記中蓋10の液溜凹所18の底部から立ち上がって上方に延設され本体容器16内部をその外部に連通する中空通路12aを有する管状のものであって前記本体容器16をスクイズした際に液状内容物を中空通路12a経由によって先端部から吐出するものである。実施形態では、注出筒12は、中蓋10に一体成形で細径に中蓋10上端よりも上方に延び、その上端部12bで左右一側に斜めに曲げて形成している。中蓋10上端よりも上方に延びる長さは上蓋14を外した状態で計量時に邪魔にならない長さに形成されている。
上蓋14は、一端が開口した容器状の膨出部14aが形成され該膨出部14aの開口側端の筒状周縁部を構成する突出部20を前記中蓋10側に向けかつ前記注出筒12を内装した状態で前記中蓋10を上側から覆って前記中蓋10に取付けるものである。
このように中蓋10の嵌合用雄ネジ山10cにネジ嵌合(螺合)するための雌ネジ山14cを上蓋14に形成することによって、使用者は上蓋14を中蓋10にネジ込みによって嵌合でき、ネジ込み力の加え方によって嵌合力を調整可能に緊密に嵌合することができる。したがって、不使用時等、中蓋10に上蓋14を装着した時にそれらの間に隙間が生じるのを防止できるので、本体容器16を倒す等しても液漏れが生じることを確実に防止できる。
例えば、上記実施形態では、中蓋10に上蓋14を取付ける構造には、上記のように雄ネジ山10と雌ネジ山14cによってネジ嵌合する構造を採用する他、中蓋10と上蓋14との互いに対向する面部に嵌まり込み構造を採用することができる。すなわち、それら中蓋10と上蓋14の双方にリブ等の凸状部を形成して一方の凸状部が他方の凸状部を乗り越えて互いに緊密に嵌合するようにしたり、または、一方にリブ等の凸状部を他方に溝等の凹状部を形成して、一方の凸状部が他方の凹状部に嵌り込んで緊密に嵌合するようにしたりする等、適宜の嵌め込み構造を適用することができる。
10a 取付け用壁部
10b 螺合部
10c ネジ嵌合用の雄ネジ山
10d 環状突起
12 注出筒
12a 中空通路
12b 上端部
12c 筒状部
14 上蓋
14a 膨出部
14b 覆い部
14c ネジ嵌合用の雌ネジ山
14d 環状突起部
16 本体容器
16a 口元部
16b 側壁部
16c 雄ネジ山
18 液溜凹所
20 突出部
22 連通孔
24 弁体
26 弾性体
28 押圧部
30 環状取付け部
32 チューブ状管路
34 残留した液状内容物
Claims (5)
- 液状内容物が充填された本体容器の上部の口元部に取付けられて、下方に凹ませた液溜凹所が形成された中蓋と、該中蓋の液溜凹所の底部から立ち上がって上方に延設され内部に本体容器内部をその外部に連通する中空通路を有する管状のものであって前記本体容器をスクイズした際に液状内容物を中空通路経由によって先端部から吐出する注出筒と、一端が開口した容器状の膨出部が形成され該膨出部の開口側端を前記中蓋側に向けかつ前記注出筒を内装した状態で前記中蓋を上側から覆って前記中蓋に取付ける上蓋とを有してなる容器用蓋体であって、
液状内容物の注出は、上蓋を中蓋から取り外して前記膨出部の開口側端を上に向けた状態で本体容器をスクイズして前記注出筒から上蓋の膨出部内に一定量の液状内容物を注ぎ出し、その上蓋内に注ぎ出された液状内容物を使用に供するようにした容器用蓋体において、
前記中蓋の液溜凹所内の底部の一部であって、前記注出筒の立ち上がり位置とは別位置に、中蓋の本体容器内部側と外部側とを連通する連通孔を形成すると共に、この連通孔を開閉して、該連通孔を開状態にしたときに前記液溜凹所内に溜まった液状内容物を本体容器内に戻すための弁体を設け、
上蓋の中蓋への取付け側端には、上蓋を中蓋に取付けて覆った状態としたときに、前記弁体を開状態に作動させる突出部を設けたことを特徴と容器用蓋体。 - 弁体は弾性体の付勢によって連通孔に下方から開閉可能に密着されており、
前記上蓋の膨出部は、スクイズ時に注出筒から吐出された液状内容物を受けて計量可能に形成され、
前記上蓋の突出部は、前記膨出部の周縁が環状に突出し、上蓋を中蓋に取付けたときに該中蓋の液溜凹所内の底部にまで至り前記弁体を押圧して開状態に作動可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器用蓋体。 - 注出筒は、中蓋底部の軸中央部から立ち上がって上方に延びて設けられており、中蓋底部には、その注出筒を取り囲むように注出筒側面と中蓋内壁面との間の位置に本体容器内部側と外部とを連通する連通孔が形成されており、
弁体は中蓋の底部下面の本体容器内部側に前記連通孔を密閉可能に上側に向けて弾性体によって付勢されて設けられていると共に、弁体には前記連通孔を通して底部上面側に延在し前記突出部が当接するための押圧部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の容器用蓋体。 - 中蓋には、底部下方には前記注出筒内の中空通路に連通する筒状部が本体容器内部の底部方向に突出形成されており、弁体はその筒状部基部の外周に設けた弾性体によって、前記連通孔を密閉可能に上側に向けて弾発されていることを特徴とする請求項3に記載の容器用蓋体。
- 弁体が環状に形成され、筒状部の外周部に該弁体の同心円状に環状取付け部が設けられ、弁体及び環状取付け部間に弁体を上方に向けて付勢する弾性体が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の容器用蓋体。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011246180A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Shizuo Adachi | シーソー弁付き計量容器 |
JP2015027884A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-02-12 | 株式会社吉野工業所 | スクイズ式計量容器 |
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JPH11198955A (ja) * | 1996-04-20 | 1999-07-27 | Kao Corp | 液体容器用キャップ |
JP2006240628A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 液体収納容器 |
JP2007168854A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Lion Corp | キャップ付き容器 |
-
2008
- 2008-02-21 JP JP2008039809A patent/JP5127500B2/ja not_active Expired - Fee Related
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