JP2009196614A - 列車運行指令装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】運行乱れの原因となっている遅延列車とその影響列車、及び予測される運行乱れを解決するための運転整理提案を指令員に提示する場合、遅延列車及び影響列車をダイヤ図で見易くし、指令員による状況の判断に資する列車運行指令装置を提供する。
【解決手段】自路線の運行データ19と共に運行データ19に関係する他路線の運行予測データ10を入力する。路線図20に表示される列車シンボル15,16に対し、遅延列車1やその影響列車6であることをシンボル(窓表示)で表示する。遅延列車1とその影響列車6とを結ぶことで両者の関係を示すリンクシンボル17が表示される。また、将来の運行状況(列車の動き)を再生することができるようにすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】自路線の運行データ19と共に運行データ19に関係する他路線の運行予測データ10を入力する。路線図20に表示される列車シンボル15,16に対し、遅延列車1やその影響列車6であることをシンボル(窓表示)で表示する。遅延列車1とその影響列車6とを結ぶことで両者の関係を示すリンクシンボル17が表示される。また、将来の運行状況(列車の動き)を再生することができるようにすることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、列車の運行を監視、制御する列車運行管理システムにおいて用いられ、指令員が列車運行を監視、運転整理を行うために使用する列車運行指令装置に関する。本発明は、特に、運行予測データをチェックし、運行乱れの問題があった場合、指令員に対して、その運行乱れを解決する運転整理提案が提示される列車運行指令装置に関する。
従来、列車運行指令装置は、予め作成されているダイヤと、現在の列車在線位置とに基づいて運行予測データを作成している。運行予測データをチェックした結果、遅延列車と当該遅延列車の影響で2次遅延が予測される影響列車があった場合、遅延列車と影響列車の順序変更等の運転整理提案をダイヤ図と文字メッセージ(提案内容、列車番号等)で指令員に提示していた。
現在、運行乱れの原因となっている遅延列車とその影響を受ける影響列車、及び、予測される運行乱れを解決するための運転整理提案を指令員に提示する場合に、例えば高密度路線等では、遅延列車、影響列車等の情報をダイヤ図で指令員に提示すると、それらは表示面上で見づらく、一目で区別して認識しにくいものがあり、状況の判断が難しい。
本出願人は、列車運転整理システムとして、整理案作成部により自動作成された後、整理案記憶部に記憶された複数の整理案を読み込み、各整理案の特徴が把握しやすい形式で表示装置に同時に表示し、表示された整理案のうち選択された整理案を編集し直す二次処理を実行して表示装置にその特徴が把握しやすい形式で表示することにより、自動作成された個々の列車運転整理案を広域的見地から列車の乱れの対策を判断できるようにしたシステムを提案している(特許文献1)。
特開平5−270406号公報
そこで、遅延列車及びその影響を受ける影響列車を含む情報を運転整理提案として路線図上で提示する列車運行指令装置において、運転整理提案が表示される表示面上で、遅延列車と影響列車とを両列車の関係と共に認識し易くする点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、遅延列車及びその影響を受ける影響列車を含む情報を運転整理提案として路線図上で提示する列車運行指令装置であって、遅延列車と影響列車とを両列車の関係と共に表示面上で見易くし、これらを一目で区別して認識でき、指令員による列車運転状況の迅速な判断に資することができる列車運行指令装置を提供することである。
この発明による列車運行指令装置は、列車運行を表すダイヤ及び当該列車運行についての実績データ、予測データ及び状況データを含む運行データの入力を受けて前記列車の運行状況を路線図で画面表示し、前記予測データにより遅延列車と当該遅延列車の影響で2次遅延が予測される影響列車とが認められる場合に運転整理提案に対応して当該遅延列車シンボルと当該影響列車シンボルとを前記路線図上に提示する列車運行指令装置において、前記路線図上に、前記遅延列車シンボルと前記影響列車シンボルとを結ぶリンクシンボルを表示することを特徴としている。
自路線の列車が遅延すると、当該列車運行と関連する他路線が存在している場合に、他路線で運行される列車に当該遅延の影響が及ぶことがある。この列車運行指令装置によれば、運行予測データが入力され、路線図に表示される列車シンボルに対し、遅延列車やその影響列車であることをシンボル(色を含む)で表示する。また、遅延列車とその影響列車の関係がリンクシンボル(遅延列車シンボルと影響列車シンボルを結ぶシンボル)で表示されるので、列車の指令員は、遅延列車とその影響を受ける影響列車とを両者の関係を含めて一目で確認することができる。
また、列車運行指令装置において、自路線、他路線の運行予測データを使用して、将来の運行状況(列車の動き)を再生することができるようにする。この場合、更に路線図上に、将来の運行状況の再生開始を指示する予測ボタンを表示しておき、入力手段で予測ボタンを操作することで、再生についての操作を行うことができる。
更に、列車運行指令装置において、遅延列車シンボルに表示される色と影響列車シンボルに表示される色とを区別して表示することもできる。また、前記リンクシンボルを、前記遅延列車シンボルから前記影響列車シンボルに向かう矢印のシンボルとして表示することができる。この場合は、影響の原因となる遅延列車と、その遅延の影響を受ける影響列車とを一目で区別して認識することができる。
この発明である列車運行指令装置によれば、遅延列車と影響列車の順序変更等の運転整理提案を提示するときに、路線図によって、状況を一目で分かり易く表示できるため、指令員が直ちに対応することが可能となる。
以下、添付した図面(図1及び図2)を参照してこの発明である列車運行指令装置の実施形態について説明する。図1は本発明の列車運行指令装置の概要を示す説明図である。
図1に示すように、列車運行指令装置は、自路線のデータ受信に関し、自路線データ受信部18と自路線データ19とを備えている。自路線データ受信部18は、ダイヤ受信部1、実績データ受信部2、予測データ受信部3及び運行状況受信部4を備えている。
ダイヤ受信部1は、LANから自路線の当日の運行計画を表すダイヤデータを受信して、運行指令装置内部のメモリにダイヤ5として格納する。実績データ受信部2は、LANから自路線の当日の運行実績データを受信して、運行指令装置内部のメモリに実績ダイヤ6として格納する。運行実績データは、過去のデータであり、運行計画であるダイヤデータどおりであることが好ましいが、実績としては必ずしも同じではない。予測データ受信部3は、LANから自路線の当日の運行予測(将来の予測)を表す運行予測データを受信して、運行指令装置内部のメモリに予測ダイヤ7として格納する。運行状況受信部4は、LANから自路線の当日の運行状況(現在、在線している列車の在線位置、列車番号等を表す現在データ)を表す運行状況データを受信して、運行指令装置内部のメモリに運行状況8として格納する。自路線データ19は、上記のとおり、ダイヤ5、実績ダイヤ6、予測ダイヤ7、運行状況8として格納される。
また、自路線と同様に、自路線の列車運行と関連する他路線のデータについて、他路線データ受信部9と他路線データ10がある。
現在の運行状況を次のようなものと仮定する。即ち、自路線の列車番号1の列車がA駅からB駅の方向に走行しており、B駅で折り返し、A駅の方向に走行するとする。また、他路線の列車番号6の列車が他路線から自路線に進入し、A駅の方向に走行する。ここで、B駅でのA駅方向の出発順序は列車番号1、列車番号6の順である。
提案編集部11は、自路線データ19を参照し、現在遅延している遅延列車を検索する。遅延列車は列車番号1の列車であるとする。また、提案編集部11は、遅延列車(列車番号1)の遅れの影響で遅れが予測される他路線の影響列車(列車番号6)を他路線データ10から検索する。遅延列車(列車番号1)と影響列車(列車番号6)の関係が提案ルール情報14内のあるルールの条件部に記述されていれば、その条件部に対応する提案部に記述されている運転整理提案情報を作成し、作成した運転整理提案情報を路線図表示部12に渡す。この運転整理提案には、遅延列車と影響列車の順序変更等が含まれる。
路線図表示部12は、運行状況8を参照し、現在、在線している列車の在線位置やその在線列車の列車番号をディスプレイ13上に、路線図20内の列車番号窓(列車番号窓15や列車番号窓16)として表示する。また、路線図表示部12は、提案編集部11が作成した運転整理提案情報内の遅延列車と影響列車の列車番号窓に遅延列車色と影響列車色を各々着色し、かつ、遅延列車(列車番号1)と影響列車(列車番号6)の関係を示すリンクシンボル17を路線図20に表示する。リンクシンボル17は、列車番号窓15と列車番号窓16を結んだ線であるが、影響先となる影響列車に向けた矢印を付した線とされる。また、運転整理提案メッセージ22を表示する。
次に運行予測の再生機能について図2を用いて説明する。図2は、図1に示す路線図20を抜き出したものである。ディスプレイ13上でのマウスやポインタのような適宜の入力装置の操作によって予測ボタン21を押下することで運行予測が再生される。即ち、路線図20上の列車在線位置、列車番号窓15,16等のシンボルが移動することで、自路線の予測ダイヤ7及び他路線の予測ダイヤに基づいた現在から一定時間後までの運行予測が再生される。
図2の下の方の図は、一定時間後の運行予測を示しており、遅延列車(列車番号1)の影響列車(列車番号6)が、B駅で遅延列車(列車番号1)の次に出発する予定なので、B駅で出発できずに停車している様子を示す。この再生機能により、運転整理提案の原因となっている問題を指令員に分かり易く示すことができる。
列車間のリンクシンボル表示は、遅延列車と影響列車の関係のみでなく、接続先列車と接続元列車の関係を示す場合の運転整理(利用者の乗り継ぎ用の時間を確保した運転整理)などにも使用することができる。
1 自路線用のダイヤ受信部 2 自路線用の実績データ受信部
3 自路線用の予測データ受信部 4 自路線用の運行状況受信部
5 自路線用のダイヤ 6 自路線用の実績ダイヤ
7 自路線用の予測ダイヤ 8 自路線用の運行状況
9 他路線データ受信部 10 他路線データ
11 提案編集部 12 路線図表示部
13 ディスプレイ 14 提案ルール
15 列車番号窓(遅延列車) 16 列車番号窓(影響列車)
17 リンクシンボル
18 自路線データ受信部 19 自路線データ
20 路線図
21 予測ボタン 22 運転整理提案メッセージ
3 自路線用の予測データ受信部 4 自路線用の運行状況受信部
5 自路線用のダイヤ 6 自路線用の実績ダイヤ
7 自路線用の予測ダイヤ 8 自路線用の運行状況
9 他路線データ受信部 10 他路線データ
11 提案編集部 12 路線図表示部
13 ディスプレイ 14 提案ルール
15 列車番号窓(遅延列車) 16 列車番号窓(影響列車)
17 リンクシンボル
18 自路線データ受信部 19 自路線データ
20 路線図
21 予測ボタン 22 運転整理提案メッセージ
Claims (5)
- 列車運行を表すダイヤ及び当該列車運行についての実績データ、予測データ及び状況データを含む運行データの入力を受けて前記列車の運行状況を路線図で画面表示し、前記予測データにより遅延列車と当該遅延列車の影響で2次遅延が予測される影響列車とが認められる場合に運転整理提案に対応して当該遅延列車シンボルと当該影響列車シンボルとを前記路線図上に提示する列車運行指令装置において、
前記路線図上に、前記遅延列車シンボルと前記影響列車シンボルとを結ぶリンクシンボルを表示することを特徴とする列車運行指令装置。 - 請求項1記載の列車運行指令装置において、
前記予測データに基づいて将来の運行状況を前記路線図上に再生することを特徴とする列車運行指令装置。 - 請求項2記載の列車運行指令装置において、
前記路線図上に、入力手段で操作することにより前記将来の運行状況の再生開始を指示する予測ボタンを表示したことを特徴とする列車運行指令装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項記載の列車運行指令装置において、
前記リンクシンボルは、前記遅延列車シンボルから前記影響列車シンボルに向かう矢印のシンボルとして表示されることを特徴とする列車運行指令装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項記載の列車運行指令装置において、
前記遅延列車シンボルに表示される色と前記影響列車シンボルに表示される色とを区別して表示することを特徴とする列車運行指令装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008043419A JP2009196614A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 列車運行指令装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008043419A JP2009196614A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 列車運行指令装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009196614A true JP2009196614A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41140601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008043419A Pending JP2009196614A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 列車運行指令装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009196614A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013031290A1 (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-07 | 株式会社日立製作所 | 鉄道運行管理における監視制御装置および監視方法 |
JP2013054546A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Mitsubishi Electric Information Systems Corp | 運行管理支援システム及びプログラム |
JP2015202722A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 株式会社日立製作所 | ログ管理装置およびログ処理方法 |
US9844680B2 (en) | 2011-03-10 | 2017-12-19 | Magforce Ag | Computer-aided simulation tool for providing assistance in the planning of thermotherapy |
-
2008
- 2008-02-25 JP JP2008043419A patent/JP2009196614A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9844680B2 (en) | 2011-03-10 | 2017-12-19 | Magforce Ag | Computer-aided simulation tool for providing assistance in the planning of thermotherapy |
WO2013031290A1 (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-07 | 株式会社日立製作所 | 鉄道運行管理における監視制御装置および監視方法 |
JP2013054546A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Mitsubishi Electric Information Systems Corp | 運行管理支援システム及びプログラム |
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