JP5863604B2 - 表示制御盤、列車運行管理システム、および軌道回路表示方法 - Google Patents

表示制御盤、列車運行管理システム、および軌道回路表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示制御盤、列車運行管理システム、および軌道回路表示方法に関する。
鉄道等において駅構内の安全を確保するために用いられる電子連動装置の端末装置である表示制御盤には、例えば下記特許文献1に示されるように、線路の形状を表す配線略図が表示される。この配線略図は、操作者が視覚的に路線状態を把握できるように、路線を複数の区間に区別した軌道回路単位でグラフィック表示され、開通した軌道回路の表示色が赤色から緑色に変更される。
また、下記特許文献2には、上記表示制御盤と類似の機能を持つ列車運行管理システムが開示され、この列車運行管理システムには、列車の動きに応じて駅ホームの状況を表示する運行状況画面が用いられている。この運行状況画面には、上記配線略図が表示され、配線略図上の列車在線による色変化(線路構成は黄色、列車非在線は青色、列車在線は赤色)が行われる。
特開平04−197876号公報(第5項の右下) 特開平08−133085号公報(段落0021、図2など)
上記特許文献1に示される従来技術では、進路開通時の軌道回路が緑色、未開通時の軌道回路が赤色で表示され、上記特許文献2に示される従来技術では、進路開通時の軌道回路が黄色、列車在線時の軌道回路が赤色、列車非在線時の軌道回路が青色で表示される。このように従来技術は、表示制御盤あるいは運行状況画面に表示したい情報が増える際、異なる色を追加することで対応している。
しかしながら、これらの従来技術では、軌道回路の色表示が一度に一色と限定されているため、一度に一色の路線状態情報や進路制御情報しか表示することができない。例えば、軌道回路の色が、列車在線時には赤、列車非在線時には白、進路開通時には橙、線路閉鎖時にはシアンと割り当てられている場合において、従来の表示制御盤では、列車在線時の色(赤)が最優先で表示されるため、例えば連動検査などを実施するために線路閉鎖(シアン)の設定が行われているときに、閉鎖されている線路(シアン)に保守用車などの特定の列車が在線すると、配線略図上の軌道回路の色がシアンから赤に塗り替えられてしまう。従って、配線略図では、線路閉鎖という進路制御情報を可視化することができなくなる。
また、表示制御盤では、進路開通が線路閉鎖より優先されるため、配線略図上のある路線が閉鎖(シアン)のときにその路線の一部が進路開通に変更された場合、閉鎖されていた路線の色(シアン)の一部が進路開通の色(橙)に塗り替えられてしまい、閉鎖されていた路線が二色混合の状態で表示される。従って、操作者にとって見づらく、また操作者に混乱を与えてしまう。
このように従来技術では、各軌道回路の色が単色で表示されるため、路線状態情報や進路制御情報を反映した軌道回路の色が他の色に変更されてしまい、操作者が現状の運行状況(路線状態情)や運転指令所からの指令内容(進路制御情報)を即座に把握することができないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、運行状況や運転指令所からの指令内容を即座に把握することが可能な表示制御盤、列車運行管理システム、および軌道回路表示方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、信号機、転てつ機、および軌道回路を含む複数の現場機器の設定要求を行うと共に、列車が進行する線路の配線形態と前記信号機の設置位置が反映された配線略図を表示する表示制御盤であって、前記軌道回路と前記軌道回路における列車在線状態、進路開通状態、および線路閉鎖状態を含む複数の軌道回路状態と、前記軌道回路状態をユニークに識別する複数の軌道回路色とが対応付けられた軌道回路情報テーブルと、前記軌道回路に列車が在線するか否かを示す在線情報と、前記列車の進路を制御する進路制御情報と、前記配線略図が反映された配線略図データと、前記軌道回路情報テーブルとに基づいて、軌道回路毎に前記軌道回路色を選択し、選択された軌道回路色と軌道回路との組みを軌道回路色データとして出力する軌道回路色データ生成部と、前記軌道回路色データに基づいて、前記配線略図の各軌道回路に、複数の前記軌道回路色を重なることなく表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、配線略図上の各軌道回路に複数の軌道回路色を重ねずに表示するようにしたので、運行状況や運転指令所からの指令内容を即座に把握することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる電子連動装置の構成を模式的に示す図である。 図2は、本発明の実施の形態にかかる表示制御盤の構成図である。 図3は、軌道回路情報テーブルの一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る表示制御盤による軌道回路の表示例を表す図である。 図5は、従来技術による軌道回路の色表示例を表す図である。
以下に、本発明にかかる表示制御盤、列車運行管理システム、および軌道回路表示方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかる電子連動装置10の構成を模式的に示す図であり、図2は、本発明の実施の形態にかかる表示制御盤12の構成図である。
図1において、電子連動装置10は、連動処理を実行する連動処理部11と、電子連動装置10の端末である表示制御盤12と、連動処理部11からの保守情報11aを表示する保守用端末13と、情報記憶部25と、現場機器14と電子連動装置10との間における情報の入出力を行う入出力部24とを有して構成されている。
表示制御盤12は、例えば、駅ホームの信号取扱所(駅ホーム信号扱所23)に設置され、連動処理部11と保守用端末13は、駅ホームから離れた機械室内に設置されている。現場機器14は、軌道回路、列車の進行方向を転換するための転てつ機、列車の進行・停止の制御を行う信号機、およびATSなどである。
情報記憶部25には、連動処理部11の連動処理における論理判断に使用される情報として、例えば軌道回路に列車が在線するか否かを示す在線情報である路線状態情報20や、進路制御情報21が記憶される。情報記憶部25に記憶される路線状態情報20としては、例えば現場機器14からの列車在線情報20aや列車非在線情報20bであり、進路制御情報21としては、例えば進路開通情報21aや線路閉鎖情報21bである。
連動処理部11は、路線状態情報20と進路制御情報21に基づいて、表示制御盤12からの進路・転てつ機設定要求12aに従って現場機器を操作可能か否か判断する。そして、操作可能な場合、連動処理部11は、現場機器14の動作を制御する機器制御データ11bを生成して入出力部24に出力する。
入出力部24は、現場機器14と連動処理部11との間で送受信される信号のレベル変換を行う。例えば、現場機器14から送信された高いレベルの信号を連動処理部11が扱える低いレベルの信号に変換し、連動処理部11から送信された低いレベルの信号(機器制御データ11bなど)を現場機器14が制御可能な信号に変換する。
表示制御盤12は、例えばコンピュータ、LCD(Liquid Crystal Display)、およびキーボードやマウスなどの入力装置などで構成されている。図2には表示制御盤12の構成例が示されており、表示制御盤12は、操作者からの指示内容(例えば進路・転てつ機設定要求12a)を連動処理部11に対して出力する機能(図示せず)を有すると共に、連動処理部11からの進路制御情報21や現場機器14からの路線状態情報20をLCDに表示する機能を有する。この進路制御情報21や路線状態情報20を表示する機能は、表示処理部30、軌道回路情報テーブル32、配線略図データ記憶部33、および表示部31で構成されている。
配線略図データ記憶部33には、列車が進行する線路の配線形態や信号機の設置位置を模式的に表す配線略図データが記録されている。
図3は、軌道回路情報テーブル32の一例を示す図である。軌道回路情報テーブル32には、軌道回路状態32bと軌道回路色32cと優先順位32dとが軌道回路32a毎に対応付けて記録されている。
軌道回路32aは、配線略図上の路線を複数の区間に区別した軌道回路(1T、2Tなど)に対応する。
軌道回路状態32bは、電子連動装置10に記録された路線状態情報20および進路制御情報21に含まれる情報であり、例えば列車在線、進路開通、線路閉鎖などである。なお、図3では説明を簡単化するため、軌道回路状態32bとして3つの情報のみ示されているが、軌道回路状態32bの数は3つに限定されるものではなく、例えば路線状態情報20に含まれる列車非在線情報20bに対応する情報を含めてもよい。
軌道回路色32cには、軌道回路状態32bをユニークに識別する色が割り当てられており、例えば列車在線には「赤」、進路開通には「橙」、線路閉鎖には「シアン」が割り当てられている。なお、図3では説明を簡単化するため、軌道回路色32cが3つのみ示されているが、軌道回路色32cの数は3つに限定されるものではなく、例えば列車非在線に対応する色として、例えば「白」を含めてもよい。
優先順位32dは、電子連動装置や列車運行管理システムで定められている優先度に対応するものであり、各軌道回路に複数の軌道回路色32cが表示される際の表示順を決定するためのものである。例えば列車在線には「1」、進路開通には「2」、線路閉鎖には「3」などが設定されている場合、各軌道回路には、上側から順に赤、橙、シアンのように表示される。
図4は、本発明の実施の形態に係る表示制御盤12による軌道回路の表示例を表す図である。図4に示されるように表示制御盤12の表示部31には、複数の軌道回路(例えば1T〜7T)、発点40、着点41、線路閉鎖てこ42、転てつ機43、信号機44等で構成される駅構内の上りおよび下り線の配線略図の他に、ホームや駅名(図示せず)などが表示される。
以下、表示制御盤12の動作を図4と対応付けて説明する。図4(a)には、例えば連動検査の際に、軌道回路2T,3Tの線路閉鎖を指示する線路閉鎖てこ42が設定されたときの表示例が示されている。このとき、表示処理部30は、軌道回路情報テーブル32を参照し、軌道回路2Tの「線路閉鎖」に対応した軌道回路色32c「シアン」を選択する。同様に、表示処理部30は、軌道回路3Tの「線路閉鎖」に対応した軌道回路色32c「シアン」を選択する。また表示処理部30は、「線路閉鎖」に対応した優先順位32d「3」を選択する。
そして表示処理部30は、選択された軌道回路色32cと優先順位32dを表すフラグとを軌道回路32aにセットして、このデータを軌道回路色データ30aとして表示部31に送信する。このデータを受信した表示部31は、軌道回路32aに対応する軌道回路2T,3Tの色を、例えば列車非在線を示す色(白)から「シアン」に変更する。
なお図4(a)では、軌道回路2T,3Tの色が、軌道回路2T,3Tを表す線の上側の位置で帯状に表示されているが、軌道回路2T,3Tを表す線自体を上記の色に変更するように構成してもよい。
図4(b)には、上記の線路閉鎖てこ42が設定された後に、路線の一部(例えば進路1A)が進路開通に変更されたときの表示例が示されている。このとき、表示処理部30は、軌道回路情報テーブル32を参照し、軌道回路2Tの軌道回路状態32bの中から「進路開通」に対応した軌道回路色32c「橙」と優先順位32d「2」とを選択する。同様に、表示処理部30は、軌道回路6T,7Tの軌道回路状態32bの中から「進路開通」に対応した軌道回路色32c「橙」と優先順位32d「2」とを選択する。
そして、表示処理部30は、選択された軌道回路色32cと優先順位32dを表すフラグとを軌道回路32aにセットして、このデータを軌道回路色データ30aとして表示部31に送信する。このデータを受信した表示部31は、軌道回路色データ30aに含まれるフラグに基づいて、軌道回路2T,6T,7Tの色「橙」の優先順位が軌道回路2T,3Tの色「シアン」の優先順位よりも高いと判断し、「橙」が「シアン」と重ならず、かつ、「シアン」よりも上側に位置するように、これら色を同時に表示する。
なお、表示部31は、軌道回路に表示された最新の色(図4(b)の例では軌道回路2T,6T,7Tの「橙」)を一定周期で点滅するように表示するように構成してもよい。経時的に変化する軌道回路の最新の状況を可視化することができる。
図4(c)には、上記の進路開通が設定された後、軌道回路2Tに列車が在線したときの表示例が示されている。このとき、表示処理部30は、軌道回路情報テーブル32を参照し、軌道回路2Tの軌道回路状態32bの中から「列車在線」に対応した軌道回路色32c「赤」と優先順位32d「1」とを選択する。
そして、表示処理部30は、選択された軌道回路色32cと優先順位32dを表すフラグとを軌道回路32aにセットして、このデータを軌道回路色データ30aとして表示部31に送信する。このデータを受信した表示部31は、軌道回路色データ30aに含まれるフラグに基づいて、軌道回路2Tの色「赤」の優先順位が軌道回路2T,6T,7Tの色「橙」の優先順位よりも高いと判断し、「赤」が「橙」と重ならず、かつ、「赤」が「橙」よりも上側に位置するように、これら色を同時に表示する。
図5は、従来技術による軌道回路の色表示例を表す図である。図5(a)〜(c)には、図4(a)〜(c)と同様の配線略図が示されている。図5(a)には、図4(a)と同様に、例えば連動検査の際に軌道回路2T,3Tの線路閉鎖を指示する線路閉鎖てこ42が設定されたときにおける軌道回路の色が示され、例えば軌道回路2T,3Tには「線路閉鎖」に対応した軌道回路色「シアン」が表示されている。
ここで、従来の電子連動装置や列車運行管理システムの運行状況画面では、軌道回路の色が単色で表示されると共に、列車在線(赤)>進路開通(橙)>線路閉鎖(シアン)の順で表示される。従って、線路閉鎖てこ42が設定された後に、路線の一部(例えば進路1A)が進路開通に変更された場合、従来技術では、線路閉鎖の色(シアン)が進路開通の色(橙)に上書きされてしまう。すなわち、図5(b)のように軌道回路2T,3Tの色が全て塗り替えられてしまう。
さらに、進路開通が設定された後に保守用車などが軌道回路2Tに在線したとき、従来技術では、軌道回路2Tの色(橙)の一部が、列車在線の色(赤)に変更されてしまう。すなわち、図5(c)のように列車在線の色(赤)と進路開通の色(橙)とが混合の状態で表示される。
本実施の形態に係る表示制御盤12は、現場機器14からの路線状態情報20と、運転指令所22または駅ホーム信号扱所23から設定された進路制御情報21とを全て可視化できるように、軌道回路状態32bをユニークに識別する複数の色が重なることなく表示されるように構成されている。そのため、図5(b)のように軌道回路2T,3Tの色が全て塗り替えられることがなく、また図5(c)のように列車在線の色(赤)と進路開通の色(橙)とが混合状態で表示されることもない。
また、本実施の形態に係る表示制御盤12は、路線状態情報20と進路制御情報21に、優先順位32dを対応付けることにより、軌道回路色32cが優先順位32dに従った並びで表示されるように構成されている。そのため、軌道回路色32cの位置が軌道回路毎にばらつくことがない。例えば軌道回路2T,3Tに線路閉鎖が設定された後に、軌道回路2T,3Tに進路開通が設定された場合、軌道回路2Tには上から橙、シアンの順で帯状の色が表示され、軌道回路3Tにも同様の色が表示される。その結果、表示制御盤12の操作者が現状の状態や運転指令所22などからの指令内容を即座に把握することが可能となる。
なお、本実施の形態では、軌道回路情報テーブル32に優先順位32dが設けられ、この優先順位32dを軌道回路色データ30aに含めて表示部31へ送信するように構成されているが、軌道回路情報テーブル32は、これに限定されるものではない。例えば、優先順位32dが設定されていない軌道回路情報テーブル、すなわち軌道回路状態32bと軌道回路色32cとが軌道回路32a毎に対応付けて記録された軌道回路情報テーブルを用いてもよい。このように構成した場合でも、配線略図上の各軌道回路には、複数の軌道回路色32cが重なることなく表示される。
なお、本実施の形態では、複数の軌道回路色32cが配線略図の各軌道回路の上側に表示されるように構成した例を説明しているが、軌道回路色32cが表示される位置は軌道回路の上側に限定されるものではなく、各軌道回路の下側であってもよい。
なお、本実施の形態では、表示制御盤12が電子連動装置10の端末として用いられている場合の例を説明したが、本実施の形態にかかる表示制御盤12は、現場機器14からの状態情報に基づいて、列車がダイヤ情報に従って運行されるように列車追跡や進路制御を行う列車運行管理システムにも適用可能である。
以上に説明したように、本実施の形態のかかる表示制御盤12は、信号機、転てつ機、および軌道回路を含む複数の現場機器14の設定要求(進路・転てつ機設定要求12a)を行うと共に、列車が進行する線路の配線形態と信号機の設置位置が反映された配線略図を表示する表示制御盤12であって、軌道回路32aと軌道回路における列車在線状態を含む複数の軌道回路状態32bと軌道回路状態32bをユニークに識別する複数の軌道回路色32cとが対応付けられた軌道回路情報テーブル32と、軌道回路32aに列車が在線するか否かを示す在線情報(路線状態情報20)と、列車の進路を制御する進路制御情報21と、配線略図が反映された配線略図データと、軌道回路情報テーブル32とに基づいて、軌道回路毎に軌道回路色32cを選択し、選択された軌道回路色32cと軌道回路32aとの組みを軌道回路色データ30aとして出力する軌道回路色データ生成部(表示処理部30)と、軌道回路色データ30aに基づいて、配線略図の各軌道回路に、複数の軌道回路色32cを重なることなく表示する表示部31と、を備える。この構成により、軌道回路の色が全て塗り替えられることがなく、軌道回路の色が混合状態で表示されることもない。従って、操作者が現状の運行状況(路線状態情)や運転指令所からの指令内容(進路制御情報)を即座に把握することができる。
また本実施の形態にかかる表示部31は、配線略図の各軌道回路の上側(または下側)に、複数の軌道回路色32cを重なることなく表示するようにしたので、配線略図の近傍に複数の軌道回路色32cが表示され、視認性を高めることができる。
また本実施の形態にかかる軌道回路情報テーブル32には、軌道回路32aと軌道回路状態32bと軌道回路色32cと優先順位32dとが対応付けられ、表示処理部30は、在線情報20と進路制御情報21と配線略図データと軌道回路情報テーブル32とに基づいて、軌道回路毎に軌道回路色32cと優先順位32dとを選択し、選択された軌道回路色32cと優先順位32dと軌道回路32aとの組みを軌道回路色データ30aとして出力し、表示部31は、軌道回路色データ30aに基づいて、配線略図の各軌道回路に、複数の軌道回路色32cを重なることなく、かつ、優先順位の高い軌道回路色が優先順位の低い軌道回路色より上側に位置するように表示するように構成されている。そのため、軌道回路色32cの位置が軌道回路毎にばらつくことがなく、視認性をより高めることができる。
また本実施の形態にかかる表示部31は、配線略図の各軌道回路に表示された複数の軌道回路色32cの中で最新の軌道回路色32cを一定周期で点滅させるように構成されている。そのため、経時的に変化する軌道回路の最新の状況を可視化することができる。
また本実施の形態にかかる軌道回路表示方法は、軌道回路32aと軌道回路状態32bと複数の軌道回路色32cとが対応付けられた軌道回路情報テーブル32と、路線状態情報20と進路制御情報21と配線略図データとに基づいて、軌道回路毎に軌道回路色32cを選択する選択ステップと、選択された軌道回路色32cと軌道回路との組みを軌道回路色データ30aとして出力するデータ出力ステップと、軌道回路色データ30aに基づいて、配線略図の各軌道回路に複数の軌道回路色32cを重なることなく表示する表示ステップと、を含むようにしたので、操作者が現状の運行状況や運転指令所からの指令内容を即座に把握することができる。
なお、本実施の形態に示した表示制御盤は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、表示制御盤に適用可能であり、特に、運行状況や運転指令所からの指令内容を即座に把握することができる発明として有用である。
10 電子連動装置、11 連動処理部、11a 保守情報、11b 機器制御データ、12 表示制御盤、12a 進路・転てつ機設定要求、13 保守用端末、14 現場機器、20 路線状態情報、20a 列車在線情報、20b 列車非在線情報、21 進路制御情報、21a 進路開通情報、21b 線路閉鎖情報、22 運転指令所、23 駅ホーム信号扱所、24 入出力部、25 情報記憶部、30 表示処理部、30a 軌道回路色データ、31 表示部、32 軌道回路情報テーブル、32a 軌道回路、32b 軌道回路状態、32c 軌道回路色、32d 優先順位、33 配線略図データ記憶部、40 発点、41 着点、42 線路閉鎖てこ、43 転てつ機、44 信号機。

Claims (7)

  1. 信号機、転てつ機、および軌道回路を含む複数の現場機器の設定要求を行うと共に、列車が進行する線路の配線形態と前記信号機の設置位置が反映された配線略図を表示する表示制御盤であって、
    前記軌道回路と前記軌道回路における列車在線状態、進路開通状態、および線路閉鎖状態を含む複数の軌道回路状態と前記軌道回路状態をユニークに識別する複数の軌道回路色とが対応付けられた軌道回路情報テーブルと、
    前記軌道回路に列車が在線するか否かを示す在線情報と、前記列車の進路を制御する進路制御情報と、前記配線略図が反映された配線略図データと、前記軌道回路情報テーブルとに基づいて、軌道回路毎に前記軌道回路色を選択し、選択された軌道回路色と軌道回路との組みを軌道回路色データとして出力する軌道回路色データ生成部と、
    前記軌道回路色データに基づいて、前記配線略図の各軌道回路に、複数の前記軌道回路色を重なることなく表示する表示部と、
    を備えたことを特徴とする表示制御盤。
  2. 前記表示部は、前記配線略図の各軌道回路の上側に、複数の前記軌道回路色を重なることなく表示することを特徴とする請求項1に記載の表示制御盤。
  3. 前記表示部は、前記配線略図の各軌道回路の下側に、複数の前記軌道回路色を重なることなく表示することを特徴とする請求項1に記載の表示制御盤。
  4. 前記軌道回路情報テーブルには、
    前記軌道回路と前記各軌道回路色と前記各軌道回路色の優先順位とが対応付けられ、
    前記軌道回路色データ生成部は、
    前記在線情報と前記進路制御情報と前記配線略図データと前記軌道回路情報テーブルとに基づいて、軌道回路毎に前記軌道回路色と前記優先順位とを選択し、選択された軌道回路色と選択された優先順位と前記軌道回路との組みを、軌道回路色データとして出力し、
    前記表示部は、
    前記軌道回路色データに基づいて、前記配線略図の各軌道回路に、複数の前記軌道回路色を重なることなく、かつ、前記優先順位の高い軌道回路色が前記優先順位の低い軌道回路色より上側に位置するように表示することを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の表示制御盤。
  5. 前記表示部は、前記配線略図の各軌道回路に表示された複数の前記軌道回路色の中で最新の軌道回路色を一定周期で点滅させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の表示制御盤。
  6. 請求項1〜5の何れか1つに記載の表示制御盤を備えた列車運行管理システム。
  7. 信号機、転てつ機、および軌道回路を含む複数の現場機器の設定要求を行うと共に、列車が進行する線路の配線形態と前記信号機の設置位置が反映された配線略図を表示する表示制御盤に適用可能な軌道回路表示方法であって、
    前記表示制御盤の軌道回路色データ生成部は、
    軌道回路と列車在線状態、進路開通状態、および線路閉鎖状態を含む複数の軌道回路状態と前記軌道回路状態をユニークに識別する複数の軌道回路色とが対応付けられた軌道回路情報テーブルと、前記軌道回路に列車が在線するか否かを示す在線情報と、前記列車の進路を制御する進路制御情報と、前記配線略図が反映された配線略図データとに基づいて、軌道回路毎に前記軌道回路色を選択する選択ステップと、
    選択された軌道回路色と軌道回路との組みを軌道回路色データとして出力するデータ出力ステップと、
    を含み、
    前記表示制御盤の表示部は、
    前記軌道回路色データに基づいて、前記配線略図の各軌道回路に複数の前記軌道回路色を重なることなく表示する表示ステップを含むことを特徴とする軌道回路表示方法。
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