JP5686410B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、航空管制技術に関する。
上記技術分野において、従来は、航空機の位置情報を管制卓のディスプレイに表示し、その位置情報を見た管制官が、自らの知識と経験に基づいて、各航空機の将来の位置及び経路を予測していた。このため、交通量が多い場合、管制官の業務負担が過大になっていた。
これに対し、特許文献1に示されているように、航空機の将来の位置を予測し、航空機の運航に異常が発見された場合に管制官に通知するシステムが提案されている。
特開2008−097454号公報
しかしながら、上記従来技術は、単独の航空機の運航状況を管理するものであり、複数の航空機同士の関係を管理するものではなく、結局、他の航空機との関係では管制官の知識と経験に頼らざるを得なかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る装置は、
少なくとも2機の航空機同士のコンフリクトを検出し、検出したコンフリクトをディスプレイに表示させる第1表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記第1表示手段によって表示された前記コンフリクトから、1つのコンフリクトを選択する第1選択手段と、
前記第1選択手段によって選択された前記コンフリクトを回避するための少なくとも1つの回避案を算出し、算出した回避案を前記ディスプレイに表示させる第2表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記第2表示手段によって表示された前記回避案から、1つの回避案を選択する第2選択手段と、
前記第2選択手段によって選択された前記回避案を実行するための回避手順を、前記ディスプレイに表示させる第3表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るシステムは、
互いにネットワークを介して接続された複数の情報処理装置を含む情報処理システムであって、
各情報処理装置は、
少なくとも2機の航空機同士のコンフリクトを検出し、検出したコンフリクトをディスプレイに表示させる第1表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記第1表示手段によって表示された前記コンフリクトから、1つのコンフリクトを選択する第1選択手段と、
前記第1選択手段によって選択された前記コンフリクトを回避するための少なくとも1つの回避案を算出し、算出した回避案を前記ディスプレイに表示させる第2表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記第2表示手段によって表示された前記回避案から、1つの回避案を選択する第2選択手段と、
前記第2選択手段によって選択された前記回避案を実行するための、回避手順を前記ディスプレイに表示させる第3表示手段と、
検出した前記コンフリクトを共有するため、他の情報処理装置に前記コンフリクトに関する情報を送信する送信手段と、
他の情報処理装置で検出した前記コンフリクトに関する情報を、前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、
を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
第1表示手段が、少なくとも2機の航空機同士のコンフリクトを検出し、検出したコンフリクトをディスプレイに表示させる第1表示ステップと、
第1選択手段が、ユーザの操作に応じて、前記第1表示ステップで表示された前記コンフリクトから、1つのコンフリクトを選択する第1選択ステップと、
第2表示手段が、前記第1選択ステップで選択された前記コンフリクトを回避するための少なくとも1つの回避案を算出し、算出した回避案を前記ディスプレイに表示させる第2表示ステップと、
第2選択手段が、ユーザの操作に応じて、前記第2表示ステップで表示された前記回避案から、1つの回避案を選択する第2選択ステップと、
第3表示手段が、前記第2選択ステップで選択された前記回避案を実行するための回避手順を、前記ディスプレイに表示させる第3表示ステップと、
を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、
少なくとも2機の航空機同士のコンフリクトを検出し、検出したコンフリクトをディスプレイに表示させる第1表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記第1表示ステップで表示された前記コンフリクトから、1つのコンフリクトを選択する第1選択手段と、
前記第1選択ステップで選択された前記コンフリクトを回避するための少なくとも1つの回避案を算出し、算出した回避案を前記ディスプレイに表示させる第2表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記第2表示ステップで表示された前記回避案から、1つの回避案を選択する第2選択手段と、
前記第2選択ステップで選択された前記回避案を実行するための回避手順を、前記ディスプレイに表示させる第3表示手段と、
して機能させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の航空機のコンフリクトをユーザに通知し、その回避案を提示するユーザフレンドリーな航空管制システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含むシステムを取り巻く環境を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含むシステム全体の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含むシステムを説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る表示制御プログラムの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るパネルスイッチの点灯制御について説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るパネルスイッチの点灯制御について説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の表示画面例を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、少なくとも2機の航空機同士のコンフリクト、その回避案及び回避手順をディスプレイ150に表示する装置であり、情報処理装置100とディスプレイ150とで航空管制システムを構成する。
図1に示すように、情報処理装置100は、第1表示部101と、第1選択部102と、第2表示部103と第2選択部104と第3表示部105とを含む。このうち、第1表示部101は、少なくとも2機の航空機同士のコンフリクトを検出し、検出したコンフリクトをディスプレイ150に表示させる。また、第1選択部102は、ユーザの操作に応じて、第1表示部101によって表示されたコンフリクトから、1つのコンフリクトを選択する。
第2表示部103は、第1選択部102によって選択されたコンフリクトを回避するための少なくとも1つの回避案を算出し、算出した回避案をディスプレイ150に表示させる。第2選択部104は、ユーザの操作に応じて、第2表示部103によってディスプレイ150に表示された回避案から、1つの回避案を選択する。第3表示部105は、第2選択部によって選択された回避案を実行するための回避手順を、ディスプレイに表示させる。
以上の構成により、複数の航空機のコンフリクトをユーザに通知し、その回避案及び回避手順を提示するユーザフレンドリーな航空管制システムを提供することができる。
(第2実施形態)
《全体システム構成》
本発明の第2実施形態に係るに航空管制システム200について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る航空管制システム200の全体構成を説明するための図である。航空管制システム200は大まかにいって、航空事務所201とFDP202とRDP203とODP204とARSR/ORSR205とを含んでいる。
これらのうち、FDP(Flightplan Data Processing system)202は、東京管制部に設置された大型電子計算機を用いて、飛行計画報、出発報等、航空機の運航に関する情報を航空事務所201から自動的に受信し集中的に処理を行うシステムである。FDP202は、運航票等管制に必要な資料をプリンター及び表示装置によって管制官に提供する。また、FDP202は、RDP(Rader Data Processing system)203やODP(Oceanic Air Traffic Data Processing system)204といった他の管制情報処理システムに対して必要な飛行計画の情報を送信する。
RDP203は、航空路レーダ情報処理システムである。RDP203は、全国20箇所に設けられた航空路監視レーダー(ARSR/ORSR)205の情報と、FDP202からの飛行計画情報を照合し、各管制部の各管制卓に設置された表示装置(レーダースコープ)上に、航空機の位置を表示する。
更にODP204は、洋上管制データ表示システムである。管制部に設置された電子計算機を使用して洋上の広大な航空路監視レーダ覆域外空域を飛行する飛行機の位置を予測計算し、交通状況予測及び衛星から受信した航空機位置情報をディスプレイに表示する。
ODP204を操作する管制官は、ディスプレイに表示される航空機位置情報を視認しつつ、洋上の全ての航空機がコンフリクトなく飛行するように監視し、必要に応じて航空機に対し、高度や速度をどのように変更すべきかを示す管制指示を送る。ODP204は更に、例えばMTSATといった静止衛星(不図示)からの航空機位置情報を、GES(衛星地球局)やDLCS(Data Link Communication System)を介して取得することもできる。
《ODPシステム構成》
図3は、ODP204のシステム構成を示す図である。ODP204は、CNFサーバ301とネットワーク302と、ネットワーク302を介して接続された管制端末333、329、334、331、335、337、229とを含む。管制端末333、329、334、331、335、337、229は、それぞれ、洋上セクタ33S、29S、34S、31S、35S、37S、39Sに対応する端末である。図4に示すように、洋上セクタ33Sは洋上北Aセクタ、洋上セクタ29Sは洋上北可変セクタ、洋上セクタ34Sは洋上北Bセクタを表わす。また、洋上セクタ31Sは、洋上東可変セクタ、洋上セクタ35Sは洋上東セクタ、洋上セクタ37Sは、洋上南Aセクタ、洋上セクタ39Sは、洋上南Bセクタを表わす。管制官は、各自が担当する洋上セクタに対応する管制端末を操作する。
CNFサーバ301は、FDP202から取得した飛行計画情報に基づきFPCP(Flight Plan Conflict Probe)情報、つまり、いつ、どの航空機とどの航空機がコンフリクトを起こすかについての情報を算出する。ここで、コンフリクトとは、複数の航空機の間隔が管制間隔基準未満となる状態を言う。CNFサーバ301は、各航空機について、予測される洋上の航空ルートの各点で、最も近い他の航空機との距離を算出する。そして、算出した距離が、管制間隔基準未満となる場合には、コンフリクトが起こるものとして、対象となる複数の航空機の識別子(一般的にはコールサイン)と、コンフリクトが起こる時刻とを、コンフリクトが起こる位置に対応する管制端末に送信する。つまり、洋上北Aセクタでコンフリクトが起こると推定される場合には、コンフリクトアラームを管制端末333に送信する。
《管制端末構成》
図5は、管制端末333、329、334、331、335、337、229のハードウェア構成を示すブロック図である。管制端末333、329、334、331、335、337、229は何れも同様のハードウェア構成を有するので、ここでは、管制端末333についてのみ示す。
管制端末333は、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、通信制御部503、RAM(Randam Access Memory)504、及びストレージ505を備えている。また更に管制端末333は、ディスプレイ507、パネルスイッチ508及びキーボード、マウス、タッチパネルなどのポインティングデバイス509との通信を制御する入出力インタフェース506を備える。
CPU501は中央処理部であって、様々なプログラムを実行することにより管制端末333全体を制御する。ROM502は、不揮発メモリであり、CPU501が最初に実行すべきブートプログラムの他、各種のパラメータ等を記憶している。また、RAM504は、ランダムアクセスメモリであり、受信したFPCP情報541、回避案情報542、回避手順情報543、ディスプレイ表示データ544、UPLINKメッセージ545、を一時的に記憶する。更にRAM504は、ストレージ505に格納された各種プログラムの実行領域546を備えている。
ストレージ505は、大容量記憶部であり、FDP202から取得した航空計画情報551、ディスプレイ507の表示を制御する表示制御プログラム552、パネルスイッチの入出力を制御するパネルスイッチ点灯制御プログラム553、を記憶する。またストレージ505は、更に、航空機や他の管制端末との通信を制御する通信制御プログラム554を記憶している。表示制御プログラム552、パネルスイッチ点灯制御プログラム553、通信制御プログラム554は、CPU501によって読出されRAM504のプログラム実行領域546に展開された上で実行される。
《表示制御プログラム》
図6は、表示制御プログラム552の詳しい構成について説明するための図である。図6に示すように、表示制御プログラム552は、FPCP表示モジュール601、FPCP選択モジュール602、回避案表示モジュール603、回避案選択モジュール604、回避手順表示モジュール605を含む。表示制御プログラム552は、さらに、各種ボタン表示選択モジュール606、共有対象セクタ表示モジュール607、洋上マップ表示モジュール608を備えている。
FPCP表示モジュール601は、CNFサーバ301が検出したFPCP情報を取得し、ディスプレイ507において、図7に示すようなFPCPリスト701を所定のスクリーン領域に表示する。FPCP表示モジュール601は、更に、ユーザの操作や時間経過に応じて、FPCPリスト701に含まれるFPCP情報の表示態様(色や順番など)を制御する。FPCP選択モジュール602は、ディスプレイ507にFPCPリスト701として表示されたFPCP情報に対する、ポインティングデバイス509による選択を受けつける。
回避案表示モジュール603は、FPCPリスト701からFPCP選択モジュール602によって選択されたFPCP情報について、CNFサーバ301が算出したコンフリクト回避案を、ディスプレイ507に回避案リスト702として表示する。回避案リストには、少なくとも1つの回避指示の簡易表示が含まれる。回避案選択モジュール604は、ディスプレイ507に回避案リスト702として表示された回避案情報に対する、ポインティングデバイス509による選択を受けつける。
回避手順表示モジュール605は、回避案リスト702から回避案選択モジュール604によって選択された回避案情報について、CNFサーバ301が算出した回避手順を、ディスプレイ507に回避手順リスト703として表示する。
すなわち、FPCP表示モジュール601、回避案表示モジュール603、回避手順表示モジュール605は、FPCP情報、回避案、回避手順を図7の構成で1画面表示する。
各種ボタン表示選択モジュール606は、「START」「CANCEL」「ERROR」「UPLINK」「SEND」などといったソフトボタンの表示、非表示、及び表示色などを制御し、ポインティングデバイス509の操作による選択を受けつける。
共有対象セクタ表示モジュール607は、FPCP情報、回避案情報、回避手順などを複数の管制端末で共有する場合に、共有元セクタと共有先セクタとを区別して表示する。 更に、洋上マップ表示モジュール608は、図7に示したFPCPウィンドウ700に連動して、FPCP情報や回避案情報を盛り込んだ洋上マップをディスプレイ507に表示する。
《パネルスイッチ》
各管制端末は、パネルスイッチとして、例えば、それぞれ赤、橙、緑に点灯可能なFPCPスイッチとASSTスイッチとを備えている。まず、FPCPスイッチは、新規FPCP情報(CNF回避案)発生を報知し、その表示指示を受け付けるスイッチである。各種ボタン表示選択モジュール606は、新規FPCP情報(CNF回避案)発生時に、FPCPスイッチを赤色点灯し、FPCPスイッチ押下時(FPCP確認操作時)には、橙色点灯する。FPCPが存在しない場合には、FPCPスイッチを緑色点灯する。
一方、ASSTスイッチは、回避案の更新通知および回避手順の実行時刻になったことを注意喚起するためのスイッチである。各種ボタン表示選択モジュール606は、実行中の回避案に対して変化が発生した場合、管制官による確認操作を促すため、ASSTスイッチの点灯色を「赤色」に変化させる。実行していない回避案に対しては、ASSTスイッチは対象外とする。「緑色」と「橙色」は、実行中の回避案が存在する場合と存在しない場合を表す。[ASST]パネルスイッチの点灯色の関係を図8、図9に示す。
図8、図9のように、当該セクタに実行すべき決定済み回避案が存在しない場合、緑色点灯801となる。一方、以下の場合には赤色点灯802となる。
(i) 実行中の回避案が、回避保証時間内(Assure Time)となり、未確認が存在する場合
(ii) 実行中の回避案が更新(無効を含む)され、未確認が存在する場合([ASST]パネルスイッチ押下による確認操作前)
(iii) 併合もしくは分割コマンドを投入した時、併合先または分割先の表示装置に回避案が移動し、新たな実行中回避案が未確認の場合
(iv) 表示装置オープン時に、上記(i)(ii)が存在する場合
更に、以下の場合には橙色点灯803となる。
(i) 実行中の回避案(全ての確認済み)が存在する場合
(ii) 併合もしくは分割コマンドを投入した時、併合先または分割先の表示装置に回避案が移動し、実行中回避案の確認操作後の場合。
(iii) 表示装置オープン時に、上記(i)(ii)が存在する場合。
図10〜図21は、FPCPウィンドウ1000の表示例を示す図である。FPCPスイッチまたはASSTスイッチが押下されると、表示制御プログラム552は、図10のようなFPCPウィンドウ1000を表示する(又は最前面とする)。再度、FPCPスイッチが押下されるか、または画面上のCLOSEボタン1007が押下されると、FPCPウィンドウ1000を非表示とする。
FPCPウィンドウ1000は、概して、FPCPリスト領域(図中左側)と、回避案及び回避手順領域(図中右側)とに分けることができる。回避案及び回避手順領域を表示せず、FPCPリスト領域のみを表示することも可能である。
図10を参照すると、FPCPリスト領域においては、各FPCPについて、CNF検出区分(ADS)1001、CNF発生時刻(CNF)1002、関連機マーク(*)1003、コールサイン(Callsign)1004、ステータス(Status)1005を表示する。
CNF検出区分(ADS)1001については、表示が’ADS’の場合、ADS(自動従属監視:automatic dependent surveillance)によるコンフリクト検出であり、’空白’の場合、PLN(飛行計画情報:Plan)によるコンフリクト検出である。CNF発生時刻(CNF)1002は、HH(時):MM(分)によってコンフリクト発生の開始時刻を表す。
関連機マーク(*)1003は、FPCPリスト選択時に、同一A/Cナンバの航空機が他のリストに含まれている場合、関連するFPCPリストとして「*」マークを表示する。コールサイン(Callsign)1004は、コンフリクトを起こすと推定される航空機のコールサインを、XXXXXXX−XXXXXXX:コールサイン−コールサイン或いは、XXXXXXX−RRRRRRRRRRRR:コールサイン−制限空域名として表示する。
テータス(Status)1005は、空白:回避案未実施(回避案なしを含む)、’*****’:回避案なし、’START’:回避案実行中、’STOP’:個別CNFSTOP中、’VOID’:回避案無効(VOID表示のみ赤色)を表示する。
FPCPリスト領域の下方にはDISPLAYボタン1006が表示されている。DISPLAYボタン1006が選択されると、洋上マップ表示モジュール608が、FPCP情報や回避案情報を盛り込んだ洋上マップをディスプレイ507に表示する。
各FPCP情報については、それぞれの状態により、以下の4色で表示する。
赤色:現時刻において接近状態(CNF中)のもの
橙色:FPCP検出した、将来において接近状態(CNF)となるもの
水色:他セクタからの共有されたFPCPリスト
灰色:個別CNF STOP状態のFPCPリスト
また、FPCP情報の選択時は、表示色での反転表示とする。
図11を参照すると、回避案及び回避手順領域においては、FPCP情報1101を選択時に、回避案リスト702を表示し、選択されたFPCP情報1101が表示されているセクタを示す、セクタインディケータ1102が点灯する。
回避案リスト702は、回避案番号(No.)1103、実施可能時刻(Feasible)1104、回避案概要(Plan List)1105を含む。回避案番号(No.)1103は、数字が小さいほど、推奨すべき回避案を表す。実施可能時刻(Feasible)1104は、回避案の実施可能時刻(最初の回避手順開始時刻)を表示し、回避案が即時実行可能な場合には「NOW」と表示する。
回避案概要(Plan List)1105としては、状態変更が必要なコールサインと管制指示(簡易表示)を表す。例えば、高度変更指示の場合、「ANA0001 FL350↑」のように、Callsign ALT 識別(↑:上昇、↓:下降)で表現する。また、速度変更指示の場合、ANA0001 M080のように、Callsign Mac (場合によって識別(+:Greater、−:Less))で表現する。回避案リストに当該回避案の対象機が1行に入らない場合(対象機が多い場合など)、約3機分のコールサインと管制指示とを表示し、最後に「...」を簡易表示する。
セクタインディケータ1102は、選択したFPCP/Warningリストと回避案に対応する論理セクタを表す。インディケータ表示色は、FPCPリスト表示色と同一色とする。選択したFPCP情報を33セクタのみで表示している場合セクタインディケータ1102中、33Sが橙色に表示される。選択したFPCP情報を33セクタ、29セクタおよび34セクタで表示している場合、33S、29S、34Sが橙色に表示される。一方、33セクタでFPCP情報を表示し、34セクタおよび35セクタは、回避案セクタ共有としてそのFPCP情報を表示している場合、33Sは、橙色に表示され、S34とS35は、水色に表示される。
図12に示すように、回避案リスト702の回避案情報1201がマウス選択されると、回避手順表示モジュール605は、すべての回避手順1202を回避手順リスト703へ表示する。画面の縦サイズ変更機能および分割サイズ変更によって、すべての対象機の表示確認が可能となる。
回避案リスト(Plan List)702において、回避案未決定の場合には、回避手順表示モジュール605は、回避案リストおよび回避手順リストの全行を「白色」で表示する。また、回避案情報を選択した状態で、STARTボタン1203を押下することにより、回避案の決定操作を行う。STARTボタン1203の押下によって回避案が決定された場合、図13のように、決定した回避案1301を1行目に「緑色」で表示し、選択されなかった他の回避案は表示消去する。またボタン名が「START」→「CANCEL」へ変化し、回避案のキャンセル用のCANCELボタン1302となる。更に、FPCPリストのステータス表示(Status)1005に、「START」が表示される。
回避案決定(START)後は、当該回避案の内容が更新されてもCANCELボタン1302によって当該回避案をキャンセルするまで、回避案の更新表示は行わない。回避案決定後に実行中回避案が無効となった場合、現在実行中の回避案を「赤色」で表示する。未実行の回避手順リストも赤色で表示し、継続実行できないように抑制する。また、回避手順の無効を検出した場合、図14に示す警告ポップアップ画面1400を表示する(FPCP LIST画面が非表示中の場合も表示する)。
例えば、回避手順を継続実行すると、接近状態(CNF)になることが判明した場合には、実行中回避案が無効となる。つまり、回避手順1(KAL0004 FL390↑)実行後に、回避手順2(JAL0002 FL370↑)を実行する予定であったが、変更予定先の高度(FL370)に、元々コンフリクトが推定された2機の航空機以外の新たな航空機が出現したため、そのまま回避手順2を実行するとCNF検出となる場合などがこれに相当する。
実行中の回避案が無効になった場合、警告ポップアップ画面1400のDELボタン1401でエラー情報を削除し、CLOSEボタン1402で当該ウィンドウを閉じる。また、CLOSEボタン1402押下後に、FPCP LIST回避案画面のCANCELボタン1302押下によって、当該回避案をキャンセルした場合には、そのエラー情報(回避案無効)は関係が無くなるため、他セクタを含めて自動的にエラー情報は削除される。
複数の回避案が無効となった場合には、「<<」(戻る)または「>>」(次へ)ボタンで表示切替を可能とし、現在のエラー情報をウィンドウタイトルに「(現在のエラー/エラー総数)」の形式で表示する。実行中の(無効な)回避案がキャンセルされると、回避案表示モジュール603は、その時点での新たな回避案を、回避案リスト702に表示する。
警告ポップアップ画面1400は、当該回避案を「START」したセクタの管制端末にて表示する。「START」していない回避案を共有・転送している管制端末にも、エラー情報は通知され、回避案情報1201が赤色表示されるが、当該ポップアップ画面は自動的に表示しない。
図13において、チェックマーク(Chk)1303は、回避手順が完了したことを示すチェックマークを表す。本画面からのアップリンクメッセージが肯定応答(WILCO)により完了した場合は、自動でチェックマークを付与する。対象機が非データリンク機(HF機)の場合には、手動でチェックマークを付与する。
CPDLC機(データリンク機)に対しても、管制官によるチェックマークの手動入力を許可し、同様にチェックマークを「黒色」で表示する。チェックマーク手動入力後に、該当するアップリンクメッセージに対応する肯定ダウンリンクメッセージ(WILCO)を受信した場合には、「青色」に表示変化する。
回避手順番号(Turn)1304は、回避手順番号を表す。複数の回避手順が存在する場合に、どの順序で実施しても再CNFにならない場合には、同一番号を表示する。
回避手順番号に従わずに、SENDボタン1312を押下しアップリンクメッセージの送信操作を行った場合には、警告メッセージを表示する。
回避保証時間(Assure Time)1305は、回避手順を実行しても再CNF発生にならない事を保証する時間である。HH:MM−HH:MM(保証開始時刻−保証終了時刻)で表示される。現時刻から回避手順実行可能の場合は、開始時刻表示(HH:MM)ではなく、回避保証時間の開始時刻に「NOW」または「WAIT」を表示する。「WAIT」は赤色で表示する。即時実行すべき回避手順番号の場合、「NOW −HH:MM」と表示し、次の回避手順(前の回避手順が未完了)の場合、「WAIT −HH:MM」と表示する。この表示の変化については図15に示す。
コールサイン(Callsign)1306には、管制指示対象の航空機のコールサインを表示する。管制指示(Uplink)1307には、管制指示を簡略化した文字と記号で表示する。CPDLCステータス(CPDLC)1308には、回避案決定後、各回避手順リストの航空機に対するCPDLCステータスをそれぞれ表示する。
回避手順を航空機に送信する前には、データリンク機について’CPDLC’(緑色)、CONNECTIONの切れているデータリンク機について’CPDLC’(黄色)、判断できない場合には’ ’(空白)を表示する・
回避手順を航空機に送信した後は、送信中(UPLINK画面でSEND押下後)には’SEND’(灰色)、送信済(正常MAS受信後)には’SEND’(緑色)、対象機からダウンリンクWILCO返信があれば’WILCO’(緑色)で表示する。また、対象機が非データリンク機(HF機)で高度到達すれば、’LEVEL’(黄色)を表示し、対象機がデータリンク機で高度到達すれば、’LEVEL’(緑色)を表示する。更に、対象機からダウンリンクUNABLE返信があった場合、’UNABLE’(赤色)を表示し、送信エラー/タイムアウトの場合には’ERROR’(赤色)を表示する。回避案が無効となった場合には、未実行の回避手順リスト行を全て赤色で表示する。
回避手順の転送セクタ(Sector)1309としては、回避手順を転送した場合に、転送セクタを表示する。例えば、「33S−>35S」のように転送元セクタ−>転送先セクタを表示する。
FPCPエラー情報ボタン(ERROR)1310は、回避案の無効に関するエラー情報のポップアップ画面を表示するボタンである。エラー情報が1件も存在しない場合には押下不可であるが、エラー情報が存在する場合には、再度、エラー情報を開くためのボタンとして機能する。
アップリンクボタン(UPLINK)1311は、ATO/CPDLCウィンドウ機能のUPLINKメッセージ作成画面を開くボタンである(アップリンクメッセージの編集および送信は行わない)。
SENDボタン312は、指示機に対する回避手順のアップリンクメッセージを自動作成し送信するボタンであり、回避手順リストを選択時、ボタン押下可能とする。
回避手順情報は以下のように色分けして表示される。
(a)回避手順の実行前
緑色 : 回避保証時間(Assure Time)開始時刻前
赤色 : 回避保証時間(Assure Time)終了時刻を経過した場合及び実行中の回避案が無効となった場合
水色 : 当該回避手順を他セクタへ転送した場合
(b) 回避手順の実行後
赤色 : CPDLC送信エラーが発生した場合及びダウンリンクメッセージ否定応答を検出した場合
緑色 : 回避手順を実行した場合及び手動でチェックマークを付与した場合及びダウンリンクメッセージ肯定応答を検出した場合
回避手順リスト703から回避保証時間内(黄色)で表示されている回避手順情報を選択すると、UPLINKボタン1311およびSENDボタン1312が押下可能となる。UPLINKボタン1311が押下されるとATO/CPDLC機能のUPLINKウィンドウを表示する。SENDボタン1312が押下されると、該当するコールサインおよびアップリンクメッセージを自動編集し、アップリンクメッセージ送信を行う。
以下の場合、SENDボタン1312を押下不可とする。
・ 回避手順が保障時間外の場合
・ 回避手順に対するアップリンクメッセージを送信済みの場合(送信エラーを除く)
・ ODPホスト〜OCAP回線がCLOSE中の場合
・ ODISP〜ADS/CPDLCサーバ回線がCLOSE中の場合
・ ADS/CPDLCサーバ〜DLCS回線がCLOSE中の場合
・ 回避手順の対象機が非データリンク機(HF機)の場合
・ 縮退運転中の場合
SENDボタン1312が押下され、アップリンクメッセージを送信した後、回避手順情報の表示色を「灰色」に変更する。また、CPDLCステータスのCPDLC表示をSEND表示に変更する。アップリンクメッセージ送信中は、当該回避手順を「灰色」とし、MAS受信によって「緑色」とする。
また、回避手順に対する肯定ダウンリンクメッセージ(WILCO)を受信すると時に、チェックボックス1303に青色チェックマークを表示する。非データリンク機(HF機)については、管制官判断により手動でチェックマーク(黒色)を付与し、回避手順1を完了させる。手動操作の場合には、チェックマークを付与した時点で完了とみなす。
全ての回避手順が完了すると、全ての回避手順リストにチェックマークを付与し、その回避案は完了となる。回避案が完了することで、当該FPCPリスト表示を消去する。また、CANCELボタン(赤色)1302を、STARTボタン(灰色)1203へ変化させる。一方、回避手順が回避保証時間内に完了しなかった場合、Assure Time表示を赤色で表示する。
《回避案のセクタ共有》
本実施形態に係るシステムでは、共有するFPCPリストを選択し、ポップアップメニューから共有するセクタを選択することができる。複数セクタ間でFPCPリストと回避案の情報を共有可能とする。図16に、FPCP情報のセクタ共有手順を示す。上の図は共有元(ここでは例として33S)の共有操作前のウィンドウ1601を示し、下の図は、共有元33Sの共有操作後のウィンドウ1602を示している。
他セクタへ共有中の場合、ポップアップメニューに共有状態を示すチェックマークを表示する。共有チェックマーク付与中のセクタを再選択すること(チェックマークを外すこと)により、セクタ共有の解除操作とする。複数セクタへ共有中の場合には、ポップアップメニューには複数のチェックマークが付与された状態で表示される。FPCPリストを所有しているセクタは、共有を解除できないためグレーアウトで表示する。
共有先セクタ(ここでは例として35S)では、共有情報を受信するとパネルスイッチ[FPCP LIST]を赤色点灯させる。共有情報は、当該セクタのCNF表示リストと区別するため、リスト表示色を「水色」で表示する。当該リスト選択することによって、受信した回避案の内容確認が可能である。また回避案リストを選択することで回避手順の内容も確認可能である。
共有先(ここではS35)での表示例(共有元は33S)を図17に示す。共有されたFPCP回避案の情報は、セクタインディケータの点灯色により、共有状態の判断を容易とし、円滑なセクタ間の調整を支援する。例えば、共有元セクタ(最初にFPCP表示した所有セクタ)を橙色で表示し、共有先セクタを水色で表示する。
共有されたFPCP回避案が未実行の場合、共有先/共有元のどちらから[START]操作を実行することが可能である。図17は、共有先で「START」操作した場合の表示例であり33SからFPCPリスト(FDX11−AAL129)と未決定の回避案を共有されている状態を示す。このまま、35SでFPCPリスト(FDX11−AAL129)を引き受け、35Sからの操作で[START]ボタンを押下する(共有先での回避案決定操作)。回避案は、[START]した35Sからのみ[CANCEL]操作を可能とする。
FPCPリストの共有チェックマークを外すことで共有元セクタ/共有先セクタのどちらからでも回避案の共有解除を可能とする。
ただし完了していない回避手順を自セクタが保有しており、他セクタから回避手順を自セクタへ転送(受信)している場合、自セクタではその回避手順リストを完了させるまでは、その回避案の共有を解除できない。
また、FPCPリストが自セクタ所有(橙色表示)している場合、基本的には、自セクタ指定の解除操作はできない。この場合は、自セクタのFPCPリストの共有ポップアップメニューを選択不可(グレーアウト表示)とする。表示装置からのセクタ共有操作と、ホストのコンソールまたは洋上統括席からのセクトコマンド入力が同時発生した場合には、操作メッセージが交錯するため、ホスト側で論理チェックを行い、セクタ共有操作がエラーになる場合が想定される。
図18に示すように、回避手順をセクタ転送することもできる。つまり、指定した回避手順を個別に別セクタへ転送することが可能である。回避手順を別セクタへ転送した場合には、FPCPリストに対して、回避案のセクタ共有が自動的に行われる。
回避手順リスト選択状態でポップアップメニュー1801から共有するセクタを選択することにより、回避手順の個別転送が行われる(転送した回避手順は「水色」に変化し、「Sector」欄に転送情報をする)。回避手順をセクタ転送された転送先では、図19に示すように表示される。
転送元(上記の例では、33S)へ再転送すると、元の表示に戻すこと可能となる(転送された情報33S→37Sを、転送元37S→33Sへ再転送した場合)。なお、回避手順は転送前の状態に戻すが、回避案の自動共有は自動解除されない。
転送された回避手順を更に別セクタ(39S等)へ再転送した場合も、同様に操作許可する(転送された情報を転送元以外へ再転送)。
回避手順1しか存在しない回避案で手順転送した場合、例えば、回避案1が35Sへ自動共有され、回避手順1が35Sへ手順転送される。回避案1のキャンセルは、STARTした33Sで行える。35Sが回避案をCANCELしたい場合は、事前に33Sから回避案を35Sへセクタ共有して、35S側でSTARTすれば、35Sでもキャンセル操作可能である。転送先(35S)では、転送実施後、回避案1を33Sからセクタ共有され、回避手順1が33Sから手順転送で受信した状態となる。あくまで33SでSTARTしてから手順転送されているため、35SではCANCEL操作はできない。なお、共有して35SでSTART操作をすれば、CANCEL操作可能となる。
《マップ表示》
図10に示したFPCPウィンドウ1000のDISPLAYボタン1006が押下された場合、洋上マップ表示モジュール608が、FPCP情報や回避案情報を盛り込んだ洋上マップ(図20の2000)をディスプレイ507に表示する。
洋上マップ2000において、タイトル2001には、この表示がFPDPを表わしているのか(FPCP DISPLAY)回避案を表わしているのか(TRIAL DISPLAY)の区別と、時刻表示(CNF開始時刻)が示される。
ドロップダウンリスト2002は、レンジサイズを切り替えるためのものである。また、ラジオボタン2003は、FPCP表示または回避案表示を切り替えるためのボタンである。図21は、回避案を表示させた場合の洋上マップ2100を示している。回避案決定前は、回避案をドロップダウンリストから選択可能とする。決定後は実行中の回避案のみ表示する。
図20に示した洋上マップ2000(FPCP DISPLAY画面)を表示中に、FPCPウィンドウ1000の回避案リストが選択された場合、選択した回避案を洋上マップ2000へ反映表示させる。
FPCPウィンドウ1000の回避案リストが選択された場合、洋上マップ2000でも連動して回避案表示に自動的に切り替え、回避案の状況表示を優先表示する。上記の操作後に再度FPCP DISPLAY画面下部のドロップダウンリストから別の回避案が選択された場合には、選択した回避案を更新表示する。
以上、本実施形態によれば、複数の航空機のコンフリクトをユーザに通知し、その回避案及び回避手順を提示するユーザフレンドリーな航空管制システムを提供することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステム又は装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されても良いし、単体の装置に適用されても良い。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、或いはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。

Claims (13)

  1. 少なくとも2機の航空機同士のコンフリクトを検出し、検出したコンフリクトをディスプレイに表示させる第1表示手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記第1表示手段によって表示された前記コンフリクトから、1つのコンフリクトを選択する第1選択手段と、
    前記第1選択手段によって選択された前記コンフリクトを回避するための少なくとも1つの回避案を算出し、算出した回避案を前記ディスプレイに表示させる第2表示手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記第2表示手段によって表示された前記回避案から、1つの回避案を選択する第2選択手段と、
    前記第2選択手段によって選択された前記回避案を実行するための回避手順を、前記ディスプレイに表示させる第3表示手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1表示手段、前記第2表示手段、及び前記第3表示手段は、前記コンフリクト、前記回避案、及び前記回避手順を、1つの画面中に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1表示手段は、コンフリクトが推定される時刻と、コンフリクトが推定される2つの航空機のコールサインと、及びコンフリクトの回避案の有無を示すステータスとを表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1表示手段は、現時刻でコンフリクトが起こっていること、及び、将来コンフリクトが起こること、について、それぞれ識別可能な態様で表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2表示手段は、算出した回避案として、状態変更が必要な航空機のコールサインと、前記航空機に対する前記状態変更の管制指示と、前記状態変更を実施可能な時刻と、を表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第3表示手段は、前記第2選択手段によって選択された前記回避案を実行するために、どの航空機が、いつどのように動けばよいのかについての、管制指示を表示することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記回避案を実行すれば、前記コンフリクトの検出対象となった前記2機の航空機以外の航空機とコンフリクトが生じることが判明した場合、その回避案が無効となった旨を表示する第4表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 第3表示手段によって表示された回避手順から1つの回避手順が選択された状態で、選択された該回避手順を実行するべき航空機に対して、該回避手順を通知する通知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記通知手段による通知に応答して前記航空機が前記回避手順を実行したことを示す通知を受信した場合には、その旨を表示する第5表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 洋上マップに対して、前記回避案を表示する第6表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 互いにネットワークを介して接続された複数の情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    各情報処理装置は、
    少なくとも2機の航空機同士のコンフリクトを検出し、検出したコンフリクトをディスプレイに表示させる第1表示手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記第1表示手段によって表示された前記コンフリクトから、1つのコンフリクトを選択する第1選択手段と、
    前記第1選択手段によって選択された前記コンフリクトを回避するための少なくとも1つの回避案を算出し、算出した回避案を前記ディスプレイに表示させる第2表示手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記第2表示手段によって表示された前記回避案から、1つの回避案を選択する第2選択手段と、
    前記第2選択手段によって選択された前記回避案を実行するための、回避手順を前記ディスプレイに表示させる第3表示手段と、
    検出した前記コンフリクトを共有するため、他の情報処理装置に前記コンフリクトに関する情報を送信する送信手段と、
    他の情報処理装置で検出した前記コンフリクトに関する情報を、前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、
    を含むことを特徴とする情報処理システム。
  12. 第1表示手段が、少なくとも2機の航空機同士のコンフリクトを検出し、検出したコンフリクトをディスプレイに表示させる第1表示ステップと、
    第1選択手段が、ユーザの操作に応じて、前記第1表示ステップで表示された前記コンフリクトから、1つのコンフリクトを選択する第1選択ステップと、
    第2表示手段が、前記第1選択ステップで選択された前記コンフリクトを回避するための少なくとも1つの回避案を算出し、算出した回避案を前記ディスプレイに表示させる第2表示ステップと、
    第2選択手段が、ユーザの操作に応じて、前記第2表示ステップで表示された前記回避案から、1つの回避案を選択する第2選択ステップと、
    第3表示手段が、前記第2選択ステップで選択された前記回避案を実行するための回避手順を、前記ディスプレイに表示させる第3表示ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  13. コンピュータを、
    少なくとも2機の航空機同士のコンフリクトを検出し、検出したコンフリクトをディスプレイに表示させる第1表示手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記第1表示ステップで表示された前記コンフリクトから、1つのコンフリクトを選択する第1選択手段と、
    前記第1選択ステップで選択された前記コンフリクトを回避するための少なくとも1つの回避案を算出し、算出した回避案を前記ディスプレイに表示させる第2表示手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記第2表示ステップで表示された前記回避案から、1つの回避案を選択する第2選択手段と、
    前記第2選択ステップで選択された前記回避案を実行するための回避手順を、前記ディスプレイに表示させる第3表示手段と、
    して機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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