JP3300681B2 - 管制通信発出システム - Google Patents

管制通信発出システム

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JP3300681B2
JP3300681B2 JP07494099A JP7494099A JP3300681B2 JP 3300681 B2 JP3300681 B2 JP 3300681B2 JP 07494099 A JP07494099 A JP 07494099A JP 7494099 A JP7494099 A JP 7494099A JP 3300681 B2 JP3300681 B2 JP 3300681B2
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格一 塩見
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Electronic Navigation Research Institute
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Toshiba Corp
Electronic Navigation Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上あるいは空間
を移動する航空機に対する航空管制業務を支援する管制
通信発出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、航空管制のうち洋上管制におい
て、管制官とパイロット間の通信の一部にデータリンク
が導入され、管制処理能力の向上に貢献している。ま
た、航空会社の航空業務通信等でもデータリンクが導入
され、航空業務の効率化に貢献している。
【0003】一方、航空管制のうちエンルート・ターミ
ナル・タワー管制においては、インタラクティブな応答
が要求されるため、管制官とパイロット間の通信はすべ
て音声通信で行っている。しかし、音声通信の場合、複
数のパイロットから管制官に対して通信が一時的に集中
すると、パイロット側で管制官の応答待ちが発生するた
め、管制処理に遅延が生じ、結果として航空機の運航に
遅延が発生する場合があった。
【0004】このような状況を改善するためには、エン
ルート・ターミナル・タワー管制においても、音声通信
の一部をデータリンクに置き換えていくことが必要であ
り、データリンクの導入が実際に計画されている。しか
し、現状のデータリンク送信では、メッセージの選択及
び送信内容の確認の最低2段階の操作手順を経る必要が
あり、殆どの場合、リアルタイムでインタラクティブな
応答を必要とするエンルート・ターミナル・タワー管制
に導入するのは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のエンルート・ターミナル・タワー管制にあっては、
データリンクの導入が検討されているが、殆どの場合、
リアルタイムでインタラクティブな応答を必要とするに
もかかわらず、メッセージの選択及び送信内容の確認の
最低2段階の操作手順を経る現状のデータリンク送信の
手法を取り入れても、管制処理の合理化を実現すること
は極めて困難であった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、管制指示内容の選択・確認及び操作途中
での操作キャンセル等の操作回数を減らすことで送信操
作時間を短縮し、音声通信と同等のインタラクティブ通
信を実現し、さらに、直感的な操作で選択操作を簡易化
することで、送信操作における思考負荷を低減すること
のできる管制通信発出システムを提供することを目的と
する。
【0007】
【発明を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る管制通信発出システムは、以下のよう
な特徴的構成を有する。
【0008】(1) 少なくとも航空機の位置情報を表
示する監視画面表示手段と、この監視画面表示手段に表
示された航空機をポインティングデバイスを用いて指定
する監視画面操作手段と、前記監視画面表示手段の表示
内容を対象航空機の位置情報、経路情報、前記ポインテ
ィングデバイスの操作情報を含む管制に必要な情報に基
づいて制御する監視画面表示制御手段と、前記監視画面
操作手段で指定された航空機を含む部分領域を別画面と
して表示すると共に、少なくとも指定航空機の表示位置
の周囲に当該航空機に対する必要個数の管制指示メニュ
ーを表示する領域を形成してなる通信発出画面表示手段
と、この通信発出画面表示手段の表示画面上において、
ポインティングデバイスを用いて指定航空機の表示位置
でドラッグし任意の管制指示メニューの表示領域でドロ
ップするための通信発出画面操作手段と、前記通信発出
画面表示手段の表示内容を対象航空機の位置情報、経路
情報、前記ポインティングデバイスの操作情報を含む管
制に必要な情報に基づいて制御する通信発出画面表示制
御手段と、前記通信発出画面操作手段で行われるドラッ
グ及びドロップ操作を識別して該当する管制指示内容を
選択する管制指示選択手段と、この手段で選択された管
制指示内容から送信メッセージを作成し、前記指定航空
機へ送出する送信手段とを具備する。
【0009】(2) (1)の構成において、前記通信
発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示手段に
おける画面上に、送信の実行あるいは送信の取り消しを
行うポインティング操作領域区分を形成することを特徴
とする。
【0010】(3) (1)の構成において、前記通信
発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示手段に
おける画面上に、指定航空機の運航状態に応じたポイン
ティング操作領域区分を表示し、前記管制指示選択手段
は、ポインティング操作を完了する領域区分でドロップ
操作が行われたとき、指定航空機に対する管制指示を指
定することを特徴とする。
【0011】(4) (3)の構成において、前記管制
指示選択手段は、ポインティング操作を完了する領域区
分でドロップ操作することで、管制指示における動作方
向を指定することを特徴とする。
【0012】(5) (1)の構成において、前記監視
画面表示制御手段は、前記監視画面表示装置の画面に、
監視画面の一部を水平方向の2次元写像の別画面として
表示することを特徴とする。
【0013】(6) (1)の構成において、前記通信
発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示装置の
画面に、前記監視画面の一部を垂直方向の断面として表
示することを特徴とする。
【0014】(7) (1)の構成において、前記通信
発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示装置の
画面に、前記監視画面の一部を任意方向の断面として表
示することを特徴とする。
【0015】(8) (7)の構成において、前記通信
発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示装置の
画面に、航空機の運航間隔に関係する断面を決定し表示
することを特徴とする。
【0016】(9) (1)の構成において、前記通信
発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示装置の
画面に、監視画面の一部を拡大して表示することを特徴
とする。
【0017】(10) (1)の構成において、前記通
信発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示装置
の画面に、監視画面の一部を縮小又は等倍表示すること
を特徴とする。
【0018】(11) (1)〜(10)のいずれかの
構成において、前記監視画面表示制御手段は、飛行場管
制用として、前記監視画面表示装置の監視画面に空港面
表示を行なうことを特徴とする。
【0019】(12) (1)〜(10)のいずれかの
構成において、前記監視画面表示制御手段は、ターミナ
ル管制用として、監視画面表示装置の監視画面に空域表
示を行なうことを特徴とする。
【0020】(13) (1)〜(10)のいずれかの
構成において、前記監視画面表示制御手段は、エンルー
ト管制用として、監視画面表示装置の監視画面に監視空
域の表示を行なうことを特徴とする。
【0021】(14) (1)〜(10)のいずれかの
構成において、前記監視画面表示制御手段は、洋上管制
用として、監視画面表示装置の監視画面に監視空域の表
示を行なうことを特徴とする。
【0022】(15) (11)の構成において、前記
監視指示メニューとして、少なくともプッシュバック、
タクシング、インターセクション、滑走路進入、離陸、
着陸、滑走路横断、進入続行に対する許可、一時停止、
動作の続行、待機並びに通信移管のいずれかの指示を行
うことを特徴とする。
【0023】(16) (15)の構成において、前記
監視指示メニューとして、少なくともプッシュバック方
向、タクシング経路、インタセクション場所、滑走路横
断位置のいずれかの指定を行うことを特徴とする。
【0024】(17) (12)、(13)、(14)
のいずれかの構成において、前記監視指示メニューとし
て、少なくとも高度変更、ルート変更、速度変更、針路
変更における許可、動作の続行、待機並びに通信移管の
いずれかの指示を行うことを特徴とする。
【0025】(18) (12)、(13)、(14)
のいずれかの構成において、前記監視指示メニューとし
て、少なくとも高度変更で高度値、ルート変更での特定
ルート名、速度変更における速度値、針路変更における
針路値のいずれかの指定を行うことを特徴とする。
【0026】(19) (12)、(13)、(14)
のいずれかの構成において、前記通信発出画面表示制御
手段は、前記通信発出画面表示手段に、前記監視画面の
一部を垂直方向の断面として表示する場合、前記通信発
出画面表示手段に該当航空機のルートを含む垂直断面を
表示することを特徴とする。
【0027】(20) (14)の構成において、前記
通信発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示手
段に前記監視画面の一部を任意方向の断面として表示す
る場合、前記通信発出画面表示手段に航空機の運航間隔
に関係して決定された断面で表示することを特徴とす
る。
【0028】(21) (1)の構成において、前記監
視画面表示制御手段は、前記航空機に対する管制指示内
容の指定と送信の確認指示をもとの監視画面にて行える
ようにしたことを特徴とする。
【0029】(22) (1)の構成において、前記監
視画面表示制御手段は、前記監視画面表示手段に、前記
監視画面での航空機を指定する代わりに、監視画面上の
ルートを指定することを特徴とする。
【0030】(23) (1)の構成において、前記監
視画面表示制御手段は、前記監視画面表示手段に、監視
画面で航空機を指定した後は、該当航空機を含む部分領
域を表示することを特徴とする。
【0031】(24) (1)の構成において、前記監
視画面表示制御手段は、前記監視画面表示手段に、監視
画面の一部または全部を異なる観点または倍率で1以上
の別画面に表示することを特徴とする。
【0032】(25) (24)の構成において、前記
監視画面表示制御手段は、前記監視画面表示手段に、監
視画面と、この監視画面の一部または全部を異なる観点
または倍率で表示する1以上の別画面を同一画面上に同
時に表示することを特徴とする。
【0033】(26) (1)の構成において、前記監
視画面表示制御手段は、前記監視画面操作手段のポイン
ティングデバイスの操作により、前記監視画面表示手段
の表示内容を順次切り換えることを特徴とする。
【0034】(27) (26)の構成において、前記
監視画面表示制御手段は、前記監視画面表示手段で順次
切り換え表示される全ての画面に、指定された航空機を
識別表示することを特徴とする。
【0035】(28) (1)の構成において、前記監
視画面表示制御手段は、前記監視画面表示手段で順次切
換表示される画面上の指定航空機表示位置へカーソルを
自動的に移動させることを特徴とする。
【0036】(29) (26)または(27)の構成
において、前記監視画面表示制御手段は、前記ポインテ
ィングデバイスの操作対象となる表示内容に限定し、ポ
インティング操作により、前記監視画面表示手段の画面
に限定された表示内容を順次切り換え表示することを特
徴とする。
【0037】(30) (29)の構成において、前記
監視画面表示制御手段は、限定された表示内容をサブ画
面で順次切り換え表示することを特徴とする。
【0038】(31) (30)の構成において、前記
監視画面表示制御手段は、前記ポインティングデバイス
の操作対象とならない表示内容をメイン画面で非表示と
することを特徴とする。
【0039】(32) (1)の構成において、前記通
信発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示手段
に、管制要求を受信した全ての航空機を含む画面を表示
することを特徴とする。
【0040】(33) (1)の構成において、前記通
信発出画面表示制御手段は、前記通信発出画面表示手段
に、管制要求を受信した航空機を含む画面に随時切り替
えて表示することを特徴とする。
【0041】すなわち、本発明の特徴とするところは、
管制指示内容の選択・確認及び操作途中での操作キャン
セルを、ドラッグ&ドロップ操作による1回の連続した
ポインティング操作にて行うことで、操作回数が減るこ
とで送信操作時間を短縮し、音声通信と同等のインタラ
クティブ通信を実現すると共に、直感的な操作で選択操
作を簡易化することで、送信操作における思考負荷を低
減することにある。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0043】図1は、本発明に係わる管制通信発出シス
テムの全体構成を示すブロック図である。図1におい
て、空域情報格納部1には、滑走路、タクシング誘導
路、スポット等の空港面情報あるいはターミナル、エン
ルート及び洋上管制の各空域情報(航空路、FIX、管
制区域、海岸線他)等が格納され、データベースとして
用いられる。監視情報処理部2は、空域情報格納部1か
ら空港面情報を読み出すと共に、管制情報処理システム
から航空機の便名・位置・機首方向等の情報を読み出し
て、後述の監視画面を表示する表示装置4の座標に変換
するものである。
【0044】監視画面表示処理部3は、監視情報処理部
2で得られた空港面情報、航空機の位置・機首方向情報
等を受け取り、画像合成して表示装置4に送る。これに
より、表示装置4には、空港面、及びターミナル、エン
ルート、洋上空域における監視情報の監視画面が表示さ
れる。
【0045】監視画面操作部5は、ユーザ(管制官)が
表示装置4の監視画面上でポインティング操作を行うた
めのもので、その操作にはマウスが使用される。指定航
空機識別部6は、監視情報処理部2から航空機便名、位
置・機首方向情報等を受け取り、ユーザ(管制官)が表
示装置4の監視画面上でポインティング操作(クリック
情報)にて指定した航空機を識別するもので、指定航空
機の位置情報は表示領域計算部7に、指定航空機の機首
方向情報は指示メニュー表示処理部16に、指定航空機
の便名情報は指定航空機状態検出部12に送られる。
【0046】上記表示領域計算部7は、表示範囲格納部
8から指定航空機の位置情報に対応する表示範囲情報を
読み出して後述の通信発出画面に表示する監視画面の範
囲を計算するもので、ここで得られた表示領域情報は監
視情報抽出部9に送られる。この監視情報抽出部9は、
指定された表示領域内の該当する空港面情報、航空機便
名・位置・機首方向等の情報を監視情報として抽出し、
通信発出画面に表示する際の座標を求めるもので、ここ
で抽出された表示領域内監視情報は表示倍率計算部10
に送られる。この表示倍率計算部10は、表示倍率格納
部11に格納された表示倍率情報の中から個々の監視情
報を表示するのに最適な倍率を求めるもので、ここで倍
率が設定された表示領域内監視情報は通信発出表示処理
部17に送られる。
【0047】一方、上記指定航空機状態検出部12は、
航空機状態格納部13を参照して指定航空機の便名情報
に対応する指定航空機の航空機状態を検出するもので、
検出された指定航空機の航空機状態は指示メニュー選択
部14に送られる。ここで、航空機状態格納部13に
は、FDP(Flight Data Processing system:飛行計
画情報処理システム)からのフライトプランを管理して
いるフライトプラン管理部25から全管制対象航空機の
航空機状態の初期情報を格納すると共に、メッセージ受
信部24にて無線による各航空機からのメッセージから
得られる航空機状態変更情報が格納される。
【0048】上記指示メニュー選択部14は、指示メニ
ュー格納部15から指定航空機の航空機状態に対応する
管制指示候補メニュー(以下、指示メニューと記す)を
選択するもので、ここで選択された指示メニュー情報は
指示メニュー表示処理部16に送られ、同時に管制指示
選択部21に送られる。ここで、指示メニュー格納部1
5には、指示メニュー管理部27で作成される使用滑走
路、使用スポットそれぞれに対応した管制指示候補メニ
ューを格納するものである。この指示メニュー管理部2
7では、他管制支援システムで得られる使用滑走路名、
スポット管理情報を管理している管制情報管理部26か
ら使用滑走路名、使用スポット名を得ている。
【0049】上記指示メニュー表示処理部16は、指定
航空機の機首方向情報、指示メニュー情報を受け取り、
機首の方向から指示メニューの表示領域を特定するもの
で、ここで得られた指示メニュー領域情報は通信発出表
示処理部17及び操作識別部20に送られる。
【0050】上記通信発出表示処理部17は、表示倍率
計算部18からの表示領域内監視情報、指示メニュー表
示処理部17からの指示メニュー領域情報に基づいて、
表示装置18の通信発出画面に表示するための監視画面
表示情報(指定航空機を含む監視情報の一部及び管制指
示メニュー)を作成するもので、ここで作成された監視
画面表示情報は表示装置18に送られ、通信発出画面に
所定の形式で表示される。
【0051】通信発出画面操作部19は、ユーザ(管制
官)が表示装置18の通信発出画面上でポインティング
操作を行うためのもので、その操作にはマウスが使用さ
れ、マウス操作によるドラッグ&ドロップ情報、クリッ
ク情報が操作識別部20に送られる。この操作識別部2
0は、ドラッグ&ドロップ情報、クリック情報からユー
ザが通信発出画面における指示メニューのどの領域を指
定あるいは選択したかを識別して対応する管制指示選択
情報を出力するもので、この管制指示選択情報は管制指
示選択部21に送られる。
【0052】この管制指示選択部21は、操作識別部2
0からの管制指示選択情報に対応する指示メニュー情報
を選択するもので、この指示メニュー情報は送信メッセ
ージ作成部22に送られる。この送信メッセージ作成部
22は、外部気象施設(図示せず)で得られる風向、風
速値等を管理している気象情報管理部28から管制メッ
セージに付加する必要のある風向、風速値等の気象情報
を抽出し、管制指示情報に付加して指定航空機への送信
メッセージを作成するもので、ここで作成された送信メ
ッセージ情報はメッセージ送信部23を通じて無線によ
り指定航空機へ送られる。
【0053】図1において、以下にその特徴となる動作
例を飛行場管制にて使用する場合を例にあげて説明す
る。
【0054】監視画面表示に関する作用例として、空港
面上の監視画面を表示する場合について、次の(1)〜
(3)に示す。
【0055】(1)監視情報処理部2において、管制通
信発出システム起動時に、空域情報格納部1から滑走
路、タクシング誘導路、スポット名等の空港面情報を入
力し、監視画面表示装置4の画面上の座標に変換し、監
視情報表示処理部3へ出力する。また、SMGCS(Su
rface Movement Guidance and Control System:地上移
動誘導及び管制システム)等の外部管制情報処理システ
ムから空港面上の各航空機に対する便名・位置・機首方
向等の情報を随時入力し、監視画面表示装置4の画面上
の座標に変換し、監視情報表示処理部3及び指定航空機
識別部6へ出力する。
【0056】(2)監視情報表示処理部3において、監
視情報処理部2から入力する空港面情報、航空機の便名
・位置・機首方向情報等に対して画面表示を行うための
各種処理を行い、監視画面表示装置4へ出力する。
【0057】(3)監視画面表示装置4において、監視
情報表示処理部3から入力する情報を監視画面として表
示する。管制要求のある航空機については、表示される
シンボルマークを点滅表示させる。
【0058】次に、監視画面表示装置4の画面上でユー
ザ(管制官)がポインティングデバイス等で航空機を指
定してから通信発出画面表示装置18に通信発出画面が
表示されるまでの作用例を説明する。ここで、飛行場管
制における監視画面表示装置4の画面の表示例を図2
(a)に示し、その表示例においてユーザ(管制官)が
航空機を指定したときの通信発出画面表示装置18の画
面の表示例を図2(b)に示す。
【0059】ここで、図2(a)の表示画面は空港面全
体を示しており、滑走路、タクシング誘導路、スポット
等が識別名が付加されて表示され、空港面上の航空機の
シンボルマークが機首の方向に合わせて合成表示され
る。図中「+」で示す印は航空機指定ポイントであり、
点線で囲む範囲は通信発出画面表示装置18の画面に表
示される領域を示している。また、図2(b)の表示画
面には、監視画面表示装置4の表示画面で指定された領
域が所定の倍率で拡大表示され、指定航空機の状態に応
じて「プッシュバックスタンバイ」、「プッシュバック
許可(左後方)」、「プッシュバック許可(右後方)」
等の管制指示メニューが所定の領域に表示され、また指
定航空機変更のために「管制指示用画面クローズ」の指
示メニューが所定の領域に表示される。
【0060】まず、空港面情報及び航空機位置情報の通
信発出画面表示装置18の画面上への表示に関する作用
例を次の(4)〜(10)に示す。
【0061】(4)ユーザ(管制官)が監視画面表示装
置4を参照してポインティング操作(クリック等)を行
い航空機を指定すると、監視画面操作部5から指定航空
機判別部6へ、ポインティング操作情報(クリック情報
等)が出力される。
【0062】(5)指定航空機識別部6において、前記
監視情報処理部2から送られてくる表示装置4の画面上
の座標に変換された航空機位置情報と、監視画面操作部
から送られてくるポインティング操作情報(クリック情
報)を基に、ユーザ(管制官)が指定した航空機を識別
し、指定航空機の位置情報、機首方向情報及び識別情報
(便名等)をそれぞれ表示領域計算部7、指示メニュー
表示方向計算部16及び指定航空機状態検出部12へ出
力する。
【0063】(6)表示領域計算部7において、指定航
空機識別部6から随時入力する指定航空機の位置情報、
及び表示範囲格納部8から入力する表示範囲情報を基
に、通信発出画面表示装置18の画面上で表示する領域
を算出し、監視情報抽出部9へ出力する。
【0064】(7)監視情報抽出部9において、表示領
域計算部7から随時入力する表示領域情報を基に、空域
情報格納部1から入力する空港面情報と外部管制情報処
理システムから入力する航空機便名・位置機首方向情報
のうち通信発出画面表示装置18の画面上で表示する情
報を抽出した後、通信発出画面表示装置18の画面上の
座標に変換し、表示倍率計算部10へ出力する。
【0065】(8)表示倍率計算部10において、監視
情報抽出部9から随時入力する表示領域内監視情報へ表
示倍率格納部11から入力する表示倍率情報を設定し、
通信発出表示処理部17へ出力する。
【0066】(9)通信発出表示処理部17において、
表示倍率計算部10から随時入力する表示領域内監視情
報に対して画面表示を行うための各種処理を行い、通信
発出画面表示装置18へ出力する。
【0067】(10)通信発出画面表示装置18におい
て、通信発出表示処理部17から入力する情報を管制指
示送信操作用画面として表示する。
【0068】次に、管制指示メニューの通信発出画面上
への表示に関する作用例を次の(11)〜(15)に示
す。
【0069】(11)指定航空機状態検出部12におい
て、指定航空機識別部6から入力する指定航空機識別情
報(便名等)を基に、指定航空機の航空機状態を航空機
状態格納部13から取得し、指示メニュー選択部14へ
出力する。
【0070】(12)指示メニュー選択部14におい
て、指定航空機状態検出部12から入力する指定航空機
の航空機状態を基に、指定航空機に対応した管制指示メ
ニュー情報を指示メニュー格納部15から取得し、指示
メニュー表示処理部16及び管制指示選択部21へ出力
する。
【0071】(13)指示メニュー表示処理部16にお
いて、指示メニュー選択部14から入力する指示メニュ
ー情報を、通信発出画面表示装置18の画面上の領域に
変換した後、指定航空機識別部6から随時入力する指定
航空機の機首方向情報を基に機首方向へ回転し、通信発
出表示処理部17へ出力する。
【0072】(14)通信発出表示処理部17におい
て、指示メニュー表示処理部16から随時入力する指示
メニュー領域情報に対して画面表示を行うための各種処
理を行い、通信発出画面表示装置18へ出力する。
【0073】(15)通信発出画面表示装置18におい
て、通信発出表示処理部17から入力する情報を管制指
示送信操作用画面として表示する。
【0074】続いて、通信発出画面上でユーザ(管制
官)がポインティングデバイス等で操作を行うと、指定
航空機に対する管制指示メッセージが航空機に送信され
る作用例を次の(16)〜(21)に示す。
【0075】(16)ユーザ(管制官)が通信発出画面
表示装置18を参照して指定航空機に対するポインティ
ング操作(ドラッグ&ドロップ、クリック等)を行う
と、通信発出画面操作部19から操作識別部20へ、ポ
インティング操作情報(ドラッグ&ドロップ情報、クリ
ック情報等)が出力される。
【0076】(17)指定航空機識別部6において、指
示メニュー表示処理部16から送られてくる表示装置1
8の画面上の座標に変換された指示メニュー表示領域情
報と、通信発出画面操作部19から送られてくるポイン
ティング操作情報(ドラッグ&ドロップ、クリック等)
を基に、操作内容に対応する管制選択情報を管制指示選
択部21へ出力する。
【0077】続いて、操作内容に対応する管制選択情報
が管制指示選択部21へ出力された後の処理内容につい
て説明する。
【0078】(18)管制指示選択部21において、指
示メニュー選択部14から入力する指示メニュー情報か
ら、操作判識別部20から入力する管制指示選択情報に
対応する管制指示内容を設定する。
【0079】(19)送信メッセージ作成部22におい
て、管制指示選択部21から入力する管制指示情報を送
信メッセージに変換する。また、離陸許可時にメッセー
ジに付加する必要のある風向・風速値を気象情報管理部
28から入力し、送信メッセージに付加した後、メッセ
ージ送信部23へ出力する。
【0080】(20)メッセージ送信部23において、
送信メッセージ作成部22から入力する送信メッセージ
を指定航空機へ送信する。
【0081】(21)メッセージ受信部24において、
指定航空機からのリードバックを受信し、指定航空機に
対する航空機状態の変化を検出し、航空機状態の変化情
報を航空機状態格納部13へ格納する。
【0082】その他、外部システムから情報を入力し、
管制通信発出システムにおいて必要な情報を抽出する機
能に関する作用例を次の(22)〜(25)に示す。
【0083】(22)フライトプラン管理部25におい
て、外部管制情報処理システムであるFDPからフライ
トプランを入力し、管制対象航空機に対する航空機状態
の初期情報を航空機状態格納部13へ出力する。
【0084】(23)管制情報管理部26において、他
の外部管制情報システムから使用滑走路情報及びスポッ
ト管理情報を入力し、管制通信発出システムにおいて必
要な情報である使用滑走路名及び各航空機の使用スポッ
ト名を指示メニュー管理部27へ出力する。
【0085】(24)指示メニュー管理部27は、管制
情報管理部26から入力する使用滑走路名及び各航空機
の使用スポット名情報を基に、使用滑走路あるいはスポ
ットに応じた管制指示メニューを指示メニュー格納部1
5へ出力する。
【0086】(25)気象情報管理部28は、外部気象
施設から気象情報を入力し、管制情報管理部21から入
力する使用滑走路に対応する気象情報を抽出し、送信メ
ッセージ作成部22へ出力する。
【0087】尚、図1に示す構成において、監視画面操
作部5と通信発出画面操作部19を別々のポインティン
グデバイスで実現する場合と、両操作部をリンクさせて
共通のポインティングデバイスで実現する場合の2通り
の実現方法が考えられる。
【0088】上記構成による管制通信発出システムにお
いて、以下、航空機の各種状態における通信発出手順に
ついて説明する。
【0089】まず、プッシュバックを要求してきた航空
機に対する通信発出画面例を図3に、操作識別部20の
処理フローチャートを図4に示し、各々の処理内容を以
下に説明する。
【0090】図3において、航空機のシンボルマークが
表示されている領域31は、航空機指定範囲を示してい
る。この領域にマウスカーソルを合わせると、管制指示
の対象機が選択され、機首前方の領域34にはプッシュ
バックスタンバイのメニューが表示され、左後方の領域
32には左後方へのプッシュバックを許可するメニュー
が表示され、右後方の領域33には右後方へのプッシュ
バックを許可するメニューが表示される。また、画面右
下の領域35には管制指示用画面クローズのメニューが
表示される。
【0091】図4において、通信発出画面操作部19か
ら操作情報を入力すると、まずドラッグ&ドロップ操作
か判断し(S11)、YESならばドラッグ開始点が領
域31にあるか判断する(S12)。ここでNOならば
ドラッグ&ドロップ操作をキャンセルし(S13)、Y
ESならばドロップ点が領域32、33、34のどこか
を判断する(S14〜S16)。ドロップ点が領域32
ならば左後方へのプッシュバック指示選択情報を管制指
示選択部21へ出力し(S17)、領域33ならば右後
方へのプッシュバック指示選択情報を管制指示選択部2
1へ出力し(S18)、領域34ならばプッシュバック
スタンバイ指示選択情報を管制指示選択部21へ出力す
る(S19)。いずれの領域にもない場合にはドラッグ
&ドロップ操作をキャンセルする(S13)。また、ス
テップS11において、NOならばクリック点が領域3
5にあるか判断し(S21)、NOならばクリック操作
をキャンセルし(S22)、YESならば管制指示発出
画面を閉じる(S23)。
【0092】プッシュバック要求時の例を具体的に説明
すると、図3において、領域31からドラッグを開始
し、領域32でドロップすると、図4に示す通り、左後
方へのプッシュバック指示内容を管制指示選択部21へ
出力する。また、図3において、領域31からドラッグ
を開始し、領域33でドロップすると、図4に示す通
り、右後方へのプッシュバック指示内容を管制指示選択
部21へ出力する。また、図3において、領域31から
ドラッグを開始し、領域34でドロップすると、図4に
示す通り、プッシュバックスタンバイ指示内容を管制指
示選択部21へ出力する。また、図3において、領域3
1からドラッグを開始し、領域32〜34以外でドロッ
プすると、図4に示す通り、ドラッグ&ドロップ操作を
キャンセルする。また、図3において、領域35をクリ
ックすると、図4に示す通り、通信発出画面を閉じる。
【0093】プッシュバック要求時の別の例として、通
信発出画面例を図5に、操作識別部20の処理フローチ
ャートを図6に示す。尚、図5及び図6において、図3
及び図4の例と異なる点は、プッシュバック許可の領域
指定の仕方にある。他の部分は図3と同様であるので、
同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0094】図5において、領域36にはプッシュバッ
ク許可のメニューが表示され、さらにプッシュバックの
方向として、予め指定航空機のスポット位置にデフォル
トとして右後方が設定されている場合、図中実線の矢印
が表示される。また、この領域36には、プッシュバッ
クの方向を切り替えるメニュー(R)を表示する領域3
7があり、この領域をマウスカーソル指定してクリック
することで実線で示す矢印が点線で示す矢印に切り替え
られる。
【0095】図6において、ステップS12でドラッグ
開始点が領域31にあることを確認した場合、ドロップ
点が領域36、34のいずれにあるか判断し(S24、
S25)、領域36にある場合には領域36に表示した
方向へのプッシュバック指示選択情報を管制指示選択部
21へ出力し(S26)、領域34にある場合にはプッ
シュバックスタンバイ指示選択情報を管制指示選択部2
1へ出力する(S27)。いずれの領域36、34にな
い場合には、ステップS13によりドラッグ&ドロップ
操作をキャンセルする。また、ステップS11で入力操
作がドラッグ&ドロップ操作でないと判断した場合、ク
リック点が領域37にあるか判断し(S28)、YES
ならばプッシュバック方法が切り替わる(S29)。こ
のプッシュバック方向の変更に連動して、領域36内に
矢印として表示されたプッシュバック方向が切り替えら
れる。NOならば、ステップS21によりクリック点が
領域35にあるか判断し、以後、図4と同様に処理す
る。
【0096】上記の例を具体的に説明すると、図5にお
いて、領域31からドラッグを開始し、領域36でドロ
ップすると、図6に示す通り、領域36に実線の矢印で
表示された方向へのプッシュバック指示内容を管制指示
選択部21へ出力する。尚、領域36に矢印で表示され
るプッシュバック方向は、使用滑走路に対応したデフォ
ルトのプッシュバック方向を初期値として表示する。領
域37をクリックすると、図6に示す通り、プッシュバ
ック方向の設定(変更)ができる。また、図5におい
て、領域31からドラッグを開始し、領域34でドロッ
プすると、図6に示す通り、プッシュバックスタンバイ
指示内容を管制指示選択部21へ出力する。また、図5
において、領域31からドラッグを開始し、領域36及
び34以外でドロップすると、図6に示す通り、ドラッ
グ&ドロップ操作をキャンセルする。また、図5におい
て、領域35をクリックすると、図6に示す通り、通信
発出画面を閉じる。
【0097】プッシュバックを要求してきた航空機以外
に対しても、図3乃至図6で説明した例と同様の操作に
て行うことができる。例として、図7にタクシングを要
求してきた航空機に対する通信発出画面を示して、その
操作処理について図8に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0098】この例の場合、航空機のシンボルマークが
示される領域38に対し、機首前方にタクシング許可の
表示領域39、後方にタクシングスタンバイの表示領域
40が設定される。表示領域39には、さらに使用滑走
路及び使用スポットに対応したデフォルトのタクシング
経路番号が初期値として表示され(図では次に指示する
タクシング経路番号J2が表示され、その先のタクシン
グ経路番号としてE4S、outerが表示されてい
る)、またその経路が色分け等により識別表示される。
画面右下には、先の例と同様に、管制指示用画面クロー
ズ領域41が表示される。
【0099】図8において、通信発出画面操作部19か
ら操作情報を入力すると、まずドラッグ&ドロップ操作
か判断し(S31)、YESならばドラッグ開始点が領
域38にあるか判断する(S32)。ここでNOならば
ドラッグ&ドロップ操作をキャンセルし(S33)、Y
ESならばドロップ点が領域39、40のどちらかを判
断する(S34、S35)。ドロップ点が領域39なら
ば領域42に表示した経路でのタクシング指示選択情報
を管制指示選択部21へ出力し(S36)、領域40な
らばタクシングスタンバイ指示選択情報を管制指示選択
部21へ出力する(S37)。いずれの領域にもない場
合にはドラッグ&ドロップ操作をキャンセルする(S3
3)。
【0100】また、ステップS31において、NOなら
ばクリック点が領域42にあるか判断し(S38)、Y
ESならばタクシング経路の設定ができる状態とする
(S39)。NOならばドロップ点が領域41にあるか
判断し(S40)、NOならばクリック操作をキャンセ
ルし(S41)、YESならば管制指示発出画面を閉じ
る(S42)。
【0101】すなわち、上述のプッシュバックの場合と
同様の操作により、領域38をドラッグして領域40に
ドロップすると、タクシングスタンバイの指示を行うこ
とができる。また、領域38をドラッグして領域39に
ドロップすると、表示されている経路のタクシング許可
の指示を行うことができる。
【0102】尚、上記表示領域39において、領域42
をクリックすると、その時点で選択可能なタクシング経
路が表示され、タクシング経路の変更ができる状態とな
る。このとき、表示されている空港面において、タクシ
ング経路の選択変更に連動して色分け等によりタクシン
グ経路を識別表示する。
【0103】次に、指定航空機がタクシング中の場合に
おける通信発出画面表示例を図9に示して、その操作処
理について図10に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0104】図9において、領域43にはタクシング中
の航空機シンボルマークが表示され、その機首前方には
タクシング経路指示メニューを表示する領域44が設定
され(図では現在、指定航空機が走行しているタクシン
グ経路J2、次に指示するタクシング経路INNER、
それに続くタクシング経路E3、outerが表示され
ている)、領域44の内側にはさらにタクシング経路変
更指示メニューを表示する領域45が設定され、領域4
4の後方には現在指定のタクシング経路ホールド指示メ
ニューを表示する領域46が設定される。また、画面右
下には、上述の例と同様に、管制指示用画面クローズ表
示領域47が設定される。
【0105】図10において、通信発出画面操作部19
から操作情報を入力すると、まずドラッグ&ドロップ操
作か判断し(S51)、YESならばドラッグ開始点が
領域43にあるか判断する(S52)。ここでNOなら
ばドラッグ&ドロップ操作をキャンセルし(S53)、
YESならばドロップ点が領域44、46のどちらかを
判断する(S54、S55)。ドロップ点が領域44な
らば領域44に表示した経路でのタクシング指示選択情
報を管制指示選択部21へ出力し(S56)、領域46
ならばタクシングホールド指示選択情報を管制指示選択
部21へ出力する(S57)。いずれの領域にもない場
合にはドラッグ&ドロップ操作をキャンセルする(S5
3)。
【0106】また、ステップS51において、NOなら
ばクリック点が領域45にあるか判断し(S58)、Y
ESならばタクシング経路の設定ができる状態とする
(S59)。NOならばドロップ点が領域47にあるか
判断し(S60)、NOならばクリック操作をキャンセ
ルし(S61)、YESならば管制指示発出画面を閉じ
る(S62)。
【0107】すなわち、図9において、領域43からド
ラッグを開始し、領域44でドロップすると、領域45
に表示されたタクシング経路への変更指示内容を管制指
示選択部21へ出力する。領域45をクリックすると、
その時点で選択可能なタクシング経路が表示され、タク
シング経路の変更ができる状態となる。このとき、表示
されている空港面において、タクシング経路の選択変更
に連動して色分け等によりタクシング経路を識別表示す
る。また、領域43からドラッグを開始し、領域46で
ドロップすると、タクシングホールド指示内容を管制指
示選択部21へ出力する。また、領域43からドラッグ
を開始し、領域44及び46以外でドロップすると、ド
ラッグ&ドロップ操作をキャンセルする。また、領域4
7をクリックすると、通信発出画面を閉じる。
【0108】次に、指定航空機がタクシング待機中の場
合における通信発出画面表示例を図11に示して、その
操作処理について図12に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0109】図11において、領域48にはタクシング
待機中の航空機シンボルマークが表示され、その機首前
方にはタクシング続行指示メニューを表示する領域49
が設定され、この領域49の内側にはタクシング経路番
号を表示する領域50が設定される。また、画面右下に
は、上述の例と同様に、管制指示用画面クローズ表示領
域51が設定される。
【0110】図12において、通信発出画面操作部19
から操作情報を入力すると、まずドラッグ&ドロップ操
作か判断し(S71)、YESならばドラッグ開始点が
領域48にあるか判断する(S72)。ここでNOなら
ばドラッグ&ドロップ操作をキャンセルし(S73)、
YESならばドロップ点が領域49にあるか判断する
(S74)。ドロップ点が領域49ならば領域50に表
示した経路でのタクシング再開指示選択情報を管制指示
選択部21へ出力し(S75)、領域49でなければド
ラッグ&ドロップ操作をキャンセルする(S73)。
【0111】また、ステップS71において、NOなら
ばクリック点が領域50にあるか判断し(S76)、Y
ESならばタクシング経路の設定ができる状態とする
(S77)。NOならばドロップ点が領域51にあるか
判断し(S78)、NOならばクリック操作をキャンセ
ルし(S79)、YESならば管制指示発出画面を閉じ
る(S80)。
【0112】すなわち、図11において、領域48から
ドラッグを開始し、領域49でドロップすると、タクシ
ング続行指示内容を管制指示選択部21へ出力する。
尚、領域49内の領域50に表示されるタクシング経路
は、タクシングホールド前のタクシング経路を初期値と
して表示するが、領域50をクリックすると、その時点
で選択可能なタクシング経路が表示され、タクシング経
路の変更ができる状態となる。このとき、表示されてい
る空港面において、タクシング経路の選択変更に連動し
て色分け等によりタクシング経路を識別表示する。ま
た、領域48からドラッグを開始し、領域49以外でド
ロップすると、ドラッグ&ドロップ操作をキャンセルす
る。また、領域51をクリックすると、通信発出画面を
閉じる。
【0113】次に、指定航空機が出発準備完了の場合に
おける通信発出画面表示例を図13に示して、その操作
処理について図14に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0114】図13において、領域52には出発準備の
完了した指定航空機のシンボルマークが表示され、その
機首前方には滑走路進入許可の指示メニューを表示する
領域53と滑走路進入及び離陸を同時に許可する指示メ
ニューを表示する領域54が設定され、その後方には滑
走路前待機の指示メニューを表示する領域55が設定さ
れる。また、画面右下には、上述の例と同様に、管制指
示用画面クローズ表示領域56が設定される。
【0115】図14において、通信発出画面操作部19
から操作情報を入力すると、まずドラッグ&ドロップ操
作か判断し(S81)、YESならばドラッグ開始点が
領域52にあるか判断する(S82)。ここでNOなら
ばドラッグ&ドロップ操作をキャンセルし(S83)、
YESならばドロップ点が領域53、54、55のどち
らかを判断する(S84〜S86)。ドロップ点が領域
53ならば滑走路侵入許可指示選択情報を管制指示選択
部21へ出力し(S87)、領域54ならば滑走路侵入
及び離陸許可指示選択情報を管制指示選択部21へ出力
し(S88)、領域55ならば滑走路待機指示選択情報
を管制指示選択部21へ出力する(S89)。いずれの
領域にもない場合にはドラッグ&ドロップ操作をキャン
セルする(S83)。また、ステップS81において、
NOならばクリック点が領域56にあるか判断し(S9
0)、NOならばクリック操作をキャンセルし(S9
1)、YESならば管制指示発出画面を閉じる(S9
2)。
【0116】すなわち、図13において、領域52から
ドラッグを開始し、領域53でドロップすると、滑走路
進入許可指示内容を管制指示選択部21へ出力する。ま
た、領域52からドラッグを開始し、領域54でドロッ
プすると、滑走路進入&離陸許可指示内容を管制指示選
択部21へ出力する。また、領域52からドラッグを開
始し、領域55でドロップすると、滑走前待機指示内容
を管制指示選択部21へ出力する。また、領域52から
ドラッグを開始し、領域53〜55以外でドロップする
と、ドラッグ&ドロップ操作をキャンセルする。また、
領域56をクリックすると、通信発出画面を閉じる。
【0117】次に、指定航空機が滑走路進入中の場合に
おける通信発出画面表示例を図15に示して、その操作
処理について図16に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0118】図15において、領域57には滑走路進入
中の指定航空機のシンボルマークが表示され、その機首
方向前方には離陸許可の指示メニューを表示する領域5
8が設定される。また、画面右下には、上述の例と同様
に、管制指示用画面クローズ表示領域59が設定され
る。
【0119】図16において、通信発出画面操作部19
から操作情報を入力すると、まずドラッグ&ドロップ操
作か判断し(S101)、YESならばドラッグ開始点
が領域57にあるか判断する(S102)。ここでNO
ならばドラッグ&ドロップ操作をキャンセルし(S10
3)、YESならばドロップ点が領域58にあるか判断
する(S104)。ドロップ点が領域58ならば離陸許
可指示選択情報を管制指示選択部21へ出力し(S10
5)、領域58になければドラッグ&ドロップ操作をキ
ャンセルする(S103)。
【0120】また、ステップS101において、NOな
らばクリック点が領域59にあるか判断し(S10
6)、NOならばクリック操作をキャンセルし(S10
7)、YESならば管制指示発出画面を閉じる(S10
8)。
【0121】すなわち、図15において、領域57から
ドラッグを開始し、領域58でドロップすると、離陸許
可指示内容を管制指示選択部21へ出力する。また、領
域57からドラッグを開始し、領域58以外でドロップ
すると、ドラッグ&ドロップ操作をキャンセルする。ま
た、領域59をクリックすると、通信発出画面を閉じ
る。
【0122】以上、飛行場管制における出発機に対する
代表的な一連の管制指示を行うための通信発出画面を示
して、その操作処理について説明したが、同様の手法に
よってターミナル、エンルート及び洋上管制の管制通信
発出システムにも適用することができる。
【0123】尚、ターミナル、エンルート及び洋上管制
にて使用する場合は、空域情報格納部1にそれぞれの空
域に対応する空域情報を格納し、航空機の位置情報等を
入力する外部システムとしては、それぞれARTS(Au
tomated Radar Terminal System:ターミナルレーダ情
報処理システム)、RDP(Radar Data Processing Sy
stem:航空路レーダ情報処理システム)及びODP(Os
ceanic ATC Data Processing System:洋上管制データ
表示システム)に置き換えれば、上記の(1)〜(3)
と同様の作用にて、ターミナル、エンルート及び洋上管
制それぞれに対応する監視情報を監視画面表示装置4の
画面上に表示することができる。
【0124】ここでは、エンルート管制おける監視画面
及び通信発出画面の表示例をそれぞれ図17(a)、
(b)に示して、その操作処理について説明する。
【0125】図17(a)において、図中実線は航空
路、三角印は航空機のシンボルマークを示している。こ
こで、実線で示される任意の航空路をポインティングデ
バイスで指定する、あるいは画面上の航空機のシンボル
マークを直接ポインティングデバイスで指定すると、図
17(b)に示す通信発出画面に、監視画面上で指定し
た航空路、あるいは監視画面上で指定した航空機が位置
する航空路を含む垂直断面が表示される。
【0126】図17(b)において、横軸が航空路、縦
軸が高度を示しており、領域60には指定航空機のシン
ボルマークが表示され、その進行方向の前後には速度ア
ップ(+20ノット)、速度ダウン(−20ノット)の
指示メニューを表示する領域61、62が設定され、そ
の上下には上昇(高度370フィート)、降下(高度2
70フィート)の指示メニューを表示する領域63、6
4が設定される。尚、画面右下に管制指示用画面クロー
ズ表示領域65が設定される。
【0127】すなわち、図17(b)において、領域6
0からドラッグを開始し、領域61でドロップすると、
+20ノット速度アップの指示内容を管制指示選択部2
1へ出力する。また、領域60からドラッグを開始し、
領域62でドロップすると、−20ノット速度ダウンの
指示内容を管制指示選択部21へ出力する。また、領域
60からドラッグを開始し、領域63でドロップする
と、高度370まで上昇の指示内容を管制指示選択部2
1へ出力する。領域60からドラッグを開始し、領域6
4でドロップすると、高度270まで降下の指示内容を
管制指示選択部21へ出力する。また、領域60からド
ラッグを開始し、領域61〜64以外でドロップする
と、ドラッグ&ドロップ操作をキャンセルする。また、
管制指示用画面クローズ表示領域65をクリックする
と、通信発出画面を閉じる。
【0128】さらに、図17(b)において、領域66
あるいは領域67をクリックすると、それぞれ速度アッ
プ値あるいは速度ダウン値の変更ができる状態となる。
また、領域68あるいは69をクリックすると、高度値
の変更ができる状態となる。
【0129】以上の操作処理により、通信発出画面上で
指定航空機に対する速度変更及び高度変更をドラッグ&
ドロップ操作等で行うことができる。
【0130】同様に、エンルート管制において、針路変
更を行うための通信発出画面表示例を図18に示す。図
18において、(a)は監視画面、(b)は通信発出画
面を示している。尚、図18(a)は図17(a)に示
した表示画面と同じであるので、その表示内容に関する
説明は省略する。
【0131】まず、図18(a)に示す監視画面上で航
空機シンボルをポインティングデバイスで指定すると、
図18(b)に示すように、監視画面上で指定した航空
機を含む一定領域の水平断面が通信発出画面として表示
される。ここで、図18(b)において、領域71は針
路設定用の領域である。航空機シンボル領域70からド
ラッグを開始し、領域71内の任意の位置でドロップす
ると、ドロップした方向への針路変更指示内容を管制指
示選択部21へ出力する。以上の処理により、通信発出
画面上で指定航空機に対する針路変更をドラッグ&ドロ
ップ操作で行うことができる。
【0132】尚、領域71には、現在の針路方向及びド
ラッグ途中のカーソル位置に対応した指示針路方向を矢
印で表し、指示針路方向値を領域72で示す。また、領
域73をクリックすると、通信発出画面を閉じる。
【0133】図19は通信発出画面が2画面表示された
場合の例を示すものである。図19において、(a)は
監視画面、(b)及び(c)は通信発出画面である。
尚、図19(a)、(b)はそれぞれ図18(a)、
(b)に示した表示画面と同じであるので、その表示内
容に関する説明は省略する。また、図19(c)は図1
7(b)に示した表示画面と同じであるので、その表示
内容に関する説明も省略する。
【0134】通信発出画面上でマウスの右クリック等の
操作により、カーソルが(b)と(c)の表示画面内の
指定航空機シンボル間を移動する。また、監視画面操作
部5と通信発出画面操作部19を共通のポインティング
デバイスで実現する場合、カーソルが(b)、(c)及
び(a)の順に表示画面内の指定航空機シンボルをサイ
クリックに移動するようにするとよい。
【0135】尚、洋上管制に適用する場合には、通信発
出画面表示として、必要に応じて垂直断面以外の任意の
断面表示が行えるようにすると効果的である。
【0136】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、管
制指示内容の選択・確認及び操作途中での操作キャンセ
ルが、ドラッグ&ドロップ操作による1回の連続したポ
インティング操作で行えるため、操作回数が減り、送信
操作時間が短縮され、音声通信と同等のインタラクティ
ブ通信が実現できる。また、直感的な操作により選択操
作が簡易化され、送信操作における思考負荷が低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる実施形態の管制通信発出シス
テムの全体構成を示すブロック図。
【図2】 図1の構成において、本発明を飛行場管制に
適用した場合の監視画面表示装置の画面の表示例と通信
発出画面表示装置の画面の表示例を示す図。
【図3】 図1の構成において、本発明を飛行場管制に
適用した場合のプッシュバックを要求してきた航空機に
対する通信発出画面例を示す図。
【図4】 図3の表示内容に対する操作識別部の処理手
順を示すフローチャート。
【図5】 図1の構成において、本発明を飛行場管制に
適用した場合のプッシュバックを要求してきた航空機に
対する別の通信発出画面例を示す図。
【図6】 図5の表示内容に対する操作識別部の処理手
順を示すフローチャート。
【図7】 図1の構成において、本発明を飛行場管制に
適用した場合のタクシングを要求してきた航空機に対す
る通信発出画面例を示す図。
【図8】 図7の表示内容に対する操作識別部の処理手
順を示すフローチャート。
【図9】 図1の構成において、本発明を飛行場管制に
適用した場合の、指定航空機がタクシング中の場合にお
ける通信発出画面表示例を示す図。
【図10】 図9の表示内容に対する操作識別部の処理
手順を示すフローチャート。
【図11】 図1の構成において、本発明を飛行場管制
に適用した場合の、指定航空機がタクシング待機中の場
合における通信発出画面表示例を示す図。
【図12】 図11の表示内容に対する操作識別部の処
理手順を示すフローチャート。
【図13】 図1の構成において、本発明を飛行場管制
に適用した場合の、指定航空機が出発準備完了の場合に
おける通信発出画面表示例を示す図。
【図14】 図13の表示内容に対する操作識別部の処
理手順を示すフローチャート。
【図15】 図1の構成において、本発明を飛行場管制
に適用した場合の、指定航空機が滑走路進入中の場合に
おける通信発出画面表示例を示す図。
【図16】 図15の表示内容に対する操作識別部の処
理手順を示すフローチャート。
【図17】 図1の構成において、本発明をエンルート
管制に適用した場合の、監視画面及び通信発出画面の表
示例を示す図。
【図18】 図1の構成において、本発明をエンルート
管制に適用した場合の、監視画面及び通信発出画面の他
の表示例を示す図。
【図19】 図1の構成において、本発明をエンルート
管制に適用した場合の、監視画面及び通信発出画面の他
の表示例を示す図。
【符号の説明】
1…空域情報格納部 2…監視情報処理部 3…監視画面表示処理部 4…監視画面表示装置 5…監視画面操作部 6…指定航空機識別部 7…表示領域計算部 8…表示範囲格納部 9…監視情報抽出部 10…表示倍率計算部 11…表示倍率格納部 12…通信発出表示処理部 13…航空機状態格納部 14…指示メニュー選択部 15…指示メニュー格納部 16…指示メニュー表示処理部 17…通信発出表示処理部 18…表示倍率計算部 19…通信発出画面操作部 20…操作識別部 21…管制指示選択部 22…送信メッセージ作成部 23…メッセージ送信部 24…メッセージ受信部 25…フライトプラン管理部 26…管制情報管理部 27…指示メニュー管理部 28…気象情報管理部
フロントページの続き 審査官 高橋 学 (56)参考文献 特開2000−322700(JP,A) 特開 平10−2957(JP,A) 特開 平9−330500(JP,A) 特開 平9−270100(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 5/00 - 5/06 H04N 7/18

Claims (33)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも航空機の位置情報を表示する
    監視画面表示手段と、 この監視画面表示手段に表示された航空機をポインティ
    ングデバイスを用いて指定する監視画面操作手段と、 前記監視画面表示手段の表示内容を対象航空機の位置情
    報、経路情報、前記ポインティングデバイスの操作情報
    を含む管制に必要な情報に基づいて制御する監視画面表
    示制御手段と、 前記監視画面操作手段で指定された航空機を含む部分領
    域を別画面として表示すると共に、少なくとも指定航空
    機の表示位置の周囲に当該航空機に対する必要個数の管
    制指示メニューを表示する領域を形成してなる通信発出
    画面表示手段と、 この通信発出画面表示手段の表示画面上において、ポイ
    ンティングデバイスを用いて指定航空機の表示位置でド
    ラッグし任意の管制指示メニューの表示領域でドロップ
    するための通信発出画面操作手段と、 前記通信発出画面表示手段の表示内容を対象航空機の位
    置情報、経路情報、前記ポインティングデバイスの操作
    情報を含む管制に必要な情報に基づいて制御する通信発
    出画面表示制御手段と、 前記通信発出画面操作手段で行われるドラッグ及びドロ
    ップ操作を識別して該当する管制指示内容を選択する管
    制指示選択手段と、 この手段で選択された管制指示内容から送信メッセージ
    を作成し、前記指定航空機へ送出する送信手段とを具備
    する管制通信発出システム。
  2. 【請求項2】 前記通信発出画面表示制御手段は、前記
    通信発出画面表示手段における画面上に、送信の実行あ
    るいは送信の取り消しを行うポインティング操作領域区
    分を形成することを特徴とする請求項1記載の管制通信
    発出システム。
  3. 【請求項3】 前記通信発出画面表示制御手段は、前記
    通信発出画面表示手段における画面上に、指定航空機の
    運航状態に応じたポインティング操作領域区分を表示
    し、 前記管制指示選択手段は、ポインティング操作を完了す
    る領域区分でドロップ操作が行われたとき、指定航空機
    に対する管制指示を指定することを特徴とする請求項1
    記載の管制通信発出システム。
  4. 【請求項4】 前記管制指示選択手段は、ポインティン
    グ操作を完了する領域区分でドロップ操作することで、
    管制指示における動作方向を指定することを特徴とする
    請求項3記載の管制通信発出システム。
  5. 【請求項5】 前記監視画面表示制御手段は、前記監視
    画面表示装置の画面に、監視画面の一部を水平方向の2
    次元写像の別画面として表示することを特徴とする請求
    項1記載の管制通信発出システム。
  6. 【請求項6】 前記通信発出画面表示制御手段は、前記
    通信発出画面表示装置の画面に、前記監視画面の一部を
    垂直方向の断面として表示することを特徴とする請求項
    1記載の管制通信発出システム。
  7. 【請求項7】 前記通信発出画面表示制御手段は、前記
    通信発出画面表示装置の画面に、前記監視画面の一部を
    任意方向の断面として表示することを特徴とする請求項
    1記載の管制通信発出システム。
  8. 【請求項8】 前記通信発出画面表示制御手段は、前記
    通信発出画面表示装置の画面に、航空機の運航間隔に関
    係する断面を決定し表示することを特徴とする請求項7
    記載の管制通信発出システム。
  9. 【請求項9】 前記通信発出画面表示制御手段は、前記
    通信発出画面表示装置の画面に、監視画面の一部を拡大
    して表示することを特徴とする請求項1記載の管制通信
    発出システム。
  10. 【請求項10】 前記通信発出画面表示制御手段は、前
    記通信発出画面表示装置の画面に、監視画面の一部を縮
    小又は等倍表示することを特徴とする請求項1記載の管
    制通信発出システム。
  11. 【請求項11】 前記監視画面表示制御手段は、飛行場
    管制用として、前記監視画面表示装置の監視画面に空港
    面表示を行なうことを特徴とする請求項1乃至10いず
    れか記載の管制通信発出システム。
  12. 【請求項12】 前記監視画面表示制御手段は、ターミ
    ナル管制用として、監視画面表示装置の監視画面に空域
    表示を行なうことを特徴とする請求項1乃至10いずれ
    か記載の管制通信発出システム。
  13. 【請求項13】 前記監視画面表示制御手段は、エンル
    ート管制用として、監視画面表示装置の監視画面に監視
    空域の表示を行なうことを特徴とする請求項1乃至10
    いずれか記載の管制通信発出システム。
  14. 【請求項14】 前記監視画面表示制御手段は、洋上管
    制用として、監視画面表示装置の監視画面に監視空域の
    表示を行なうことを特徴とする請求項1乃至10いずれ
    か記載の管制通信発出システム。
  15. 【請求項15】 前記監視指示メニューとして、少なく
    ともプッシュバック、タクシング、インターセクショ
    ン、滑走路進入、離陸、着陸、滑走路横断、進入続行に
    対する許可、一時停止、動作の続行、待機並びに通信移
    管のいずれかの指示を行うことを特徴とする請求項11
    記載の管制通信発出システム。
  16. 【請求項16】 前記監視指示メニューとして、少なく
    ともプッシュバック方向、タクシング経路、インタセク
    ション場所、滑走路横断位置のいずれかの指定を行うこ
    とを特徴とする請求項15記載の管制通信発出システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記監視指示メニューとして、少なく
    とも高度変更、ルート変更、速度変更、針路変更におけ
    る許可、動作の続行、待機並びに通信移管のいずれかの
    指示を行うことを特徴とする請求項12、13及び14
    のいずれか記載の管制通信発出システム。
  18. 【請求項18】 前記監視指示メニューとして、少なく
    とも高度変更で高度値、ルート変更での特定ルート名、
    速度変更における速度値、針路変更における針路値のい
    ずれかの指定を行うことを特徴とする請求項12、13
    及び14のいずれか記載の管制通信発出システム。
  19. 【請求項19】 前記通信発出画面表示制御手段は、前
    記通信発出画面表示手段に、前記監視画面の一部を垂直
    方向の断面として表示する場合、前記通信発出画面表示
    手段に該当航空機のルートを含む垂直断面を表示するこ
    とを特徴とする請求項12、13及び14のいずれか記
    載の管制通信発出システム。
  20. 【請求項20】 前記通信発出画面表示制御手段は、前
    記通信発出画面表示手段に前記監視画面の一部を任意方
    向の断面として表示する場合、前記通信発出画面表示手
    段に航空機の運航間隔に関係して決定された断面で表示
    することを特徴とする請求項14記載の管制通信発出シ
    ステム。
  21. 【請求項21】 前記監視画面表示制御手段は、前記航
    空機に対する管制指示内容の指定と送信の確認指示をも
    との監視画面にて行えるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の管制通信発出システム。
  22. 【請求項22】 前記監視画面表示制御手段は、前記監
    視画面表示手段に、前記監視画面での航空機を指定する
    代わりに、監視画面上のルートを指定することを特徴と
    する請求項1記載の管制通信発出システム。
  23. 【請求項23】 前記監視画面表示制御手段は、前記監
    視画面表示手段に、監視画面で航空機を指定した後は、
    該当航空機を含む部分領域を表示することを特徴とする
    請求項1記載の管制通信発出システム。
  24. 【請求項24】 前記監視画面表示制御手段は、前記監
    視画面表示手段に、監視画面の一部または全部を異なる
    観点または倍率で1以上の別画面に表示することを特徴
    とする請求項1記載の管制通信発出システム。
  25. 【請求項25】 前記監視画面表示制御手段は、前記監
    視画面表示手段に、監視画面と、この監視画面の一部ま
    たは全部を異なる観点または倍率で表示する1以上の別
    画面を同一画面上に同時に表示することを特徴とする請
    求項24記載の管制通信発出システム。
  26. 【請求項26】 前記監視画面表示制御手段は、前記監
    視画面操作手段のポインティングデバイスの操作によ
    り、前記監視画面表示手段の表示内容を順次切り換える
    ことを特徴とする請求項1記載の管制通信発出システ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記監視画面表示制御手段は、前記監
    視画面表示手段で順次切り換え表示される全ての画面
    に、指定された航空機を識別表示することを特徴とする
    請求項26記載の管制通信発出システム。
  28. 【請求項28】 前記監視画面表示制御手段は、前記監
    視画面表示手段で順次切換表示される画面上の指定航空
    機表示位置へカーソルを自動的に移動させることを特徴
    とする請求項1記載の管制通信発出システム。
  29. 【請求項29】 前記監視画面表示制御手段は、前記ポ
    インティングデバイスの操作対象となる表示内容に限定
    し、ポインティング操作により、前記監視画面表示手段
    の画面に限定された表示内容を順次切り換え表示するこ
    とを特徴とする請求項26または27記載の管制通信発
    出システム。
  30. 【請求項30】 前記監視画面表示制御手段は、限定さ
    れた表示内容をサブ画面で順次切り換え表示することを
    特徴とする請求項29記載の管制通信発出システム。
  31. 【請求項31】 前記監視画面表示制御手段は、前記ポ
    インティングデバイスの操作対象とならない表示内容を
    メイン画面で非表示とすることを特徴とする請求項30
    記載の管制通信発出システム。
  32. 【請求項32】 前記通信発出画面表示制御手段は、前
    記通信発出画面表示手段に、管制要求を受信した全ての
    航空機を含む画面を表示することを特徴とする請求項1
    記載の管制通信発出システム。
  33. 【請求項33】 前記通信発出画面表示制御手段は、前
    記通信発出画面表示手段に、管制要求を受信した航空機
    を含む画面に随時切り替えて表示することを特徴とする
    請求項1記載の管制通信発出システム。
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