JP3406477B2 - ターミナル管制用管制卓における航空機情報表示装置及び航空機情報送信装置 - Google Patents

ターミナル管制用管制卓における航空機情報表示装置及び航空機情報送信装置

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JP3406477B2
JP3406477B2 JP14945497A JP14945497A JP3406477B2 JP 3406477 B2 JP3406477 B2 JP 3406477B2 JP 14945497 A JP14945497 A JP 14945497A JP 14945497 A JP14945497 A JP 14945497A JP 3406477 B2 JP3406477 B2 JP 3406477B2
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    • G08G5/025Navigation or guidance aids

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データリンクを用
いたターミナル管制用管制卓における航空機情報表示装
置及び航空機情報送信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願発明者等は、かかるターミナル管制
用管制卓における航空機位置表示装置、管制指示値入力
装置、航空機順序付けのためのユーザインタフェース装
置について、既に、航空機位置表示装置(特願平8−1
52710号)、管制指示値入力装置(特願平8−15
2713号)、航空機順序付けのためのユーザインタフ
ェース装置(特願平8−281165号)として提案し
ている。
【0003】上記装置は、ダイアル式の入力装置から管
制指示値(ヘディング値、高度値、速度値)を入力する
ことができ、同一画面上に航空機の現在値(現在ヘディ
ング値、現在高度値、現在速度値)と管制指示値(ヘデ
ィング値、高度値、速度値)を表示することができる装
置であった。さらに、標準到着経路(STAR)及び事
前に登録されている飛行ルート上を飛行中の各航空機
の、ある注目すべきFIX(フィックス)の通過予測時
刻に基づいて、それをビジュアルに表示することができ
るものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在の航空管制業務
は、音声通信による管制指示などにより行われている。
その中で、現在、管制官とパイロット間通信のデータリ
ンク化が検討されている。将来の航空管制業務は、通信
のデータリンク化によって、大きく変化していくものと
考えられる。そこで、通信がデータリンクにより行われ
た時、上記した従来の装置では、ヘディング情報、高度
情報、速度情報の管制指示値を入力し、表示することし
かできず、管制指示を迅速・かつ確実に作成することが
できなかった。
【0005】また、管制指示を迅速・かつ確実に作成す
ることは、管制官とパイロット間通信のデータリンク化
にあたって、重要な要素の一つであると考えられる。そ
こで、本発明は、上記の状況を檻みて、迅速・かつ確実
に管制官とパイロット間の管制通信を行い得るためのタ
ーミナル管制用管制卓における航空機情報表示装置及び
航空機情報送信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕レーダー等を使用したターミナル管制における航
空機運航を管理するターミナル管制用管制卓の航空機位
置表示装置において、管制指示値としてのヘディング情
報、高度情報、速度情報の入力を第1の表示画面上に表
示するタグと、前記管制指示値に対応して前記タグのヘ
ディング情報、高度情報、速度情報をそれぞれ独立して
変更可能な変更手段と、管制指示入力モードの表示手段
と、管制指示入力後、その指示をパイロットが確認了承
するまでの間ブリンク表示する手段と、パイロットの確
認了承によって、元のモード表示に復帰する手段とを備
え、更に、速度値というパラメータを含む管制指示を作
成する際に、航空機のターゲットを選択後、速度値を入
力した時に、選択航空機の現在速度値と入力値とを比較
して、前記管制指示のデフォルト表示を変化させる手段
を具備するようにしたものである。
【0007】〔2〕レーダー等を使用したターミナル管
制における航空機運航を管理するターミナル管制用管制
卓の航空機位置表示装置において、管制指示値としての
ヘディング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表
示画面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して
前記タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれ
ぞれ独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モー
ドの表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロッ
トが確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パ
イロットの確認了承によって、元のモード表示に復帰す
る手段とを備え、更に、高度値というパラメータを含む
管制指示を作成する際に、航空機のターゲットを選択
後、高度値を入力した時に、選択航空機の現在高度値と
入力値とを比較して、前記管制指示のデフォルト表示を
変化させる手段とを具備するようにしたものである。
【0008】〔3〕レーダー等を使用したターミナル管
制における航空機運航を管理するターミナル管制用管制
卓の航空機位置表示装置において、管制指示値としての
ヘディング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表
示画面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して
前記タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれ
ぞれ独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モー
ドの表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロッ
トが確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パ
イロットの確認了承によって、元のモード表示に復帰す
る手段とを備え、更に、ヘディング値というパラメータ
を含む管制指示を作成する際に、航空機のターゲットを
選択後、ヘディング値を入力した時に、選択航空機の現
在ヘディング値と入力値とを比較して、前記管制指示の
デフォルト表示を変化させる手段とを具備するようにし
たものである。
【0009】〔4〕レーダー等を使用したターミナル管
制における航空機運航を管理するターミナル管制用管制
卓の航空機位置表示装置において、管制指示値としての
ヘディング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表
示画面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して
前記タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれ
ぞれ独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モー
ドの表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロッ
トが確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パ
イロットの確認了承によって、元のモード表示に復帰す
る手段とを備え、更に、航空機のターゲットと特定の位
置をポインティングデバイスで選択後、この選択された
特定の位置への飛行の管制指示を表示する手段を具備す
るようにしたものである。
【0010】〔5〕レーダー等を使用したターミナル管
制における航空機運航を管理するターミナル管制用管制
卓の航空機位置表示装置において、管制指示値としての
ヘディング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表
示画面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して
前記タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれ
ぞれ独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モー
ドの表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロッ
トが確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パ
イロットの確認了承によって、元のモード表示に復帰す
る手段とを備え、更に、標準到着経路の承認の管制指示
を作成するために、管制指示対象の航空機を選択する手
段と、標準到着経路の承認の管制指示を画面上に表示す
る手段とを具備するようにしたものである。
【0011】〔6〕レーダー等を使用したターミナル管
制における航空機運航を管理するターミナル管制用管制
卓の航空機位置表示装置において、管制指示値としての
ヘディング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表
示画面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して
前記タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれ
ぞれ独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モー
ドの表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロッ
トが確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パ
イロットの確認了承によって、元のモード表示に復帰す
る手段とを備え、更に、目的空港への進入を許可する管
制指示を作成するために、管制指示対象の航空機を選択
する手段と、目的空港への進入を許可する管制指示を
面上に表示する手段を具備するようにしたものであ
る。
【0012】〔7〕レーダー等を使用したターミナル管
制における航空機運航を管理するターミナル管制用管制
卓の航空機情報送信表示装置において、管制指示値とし
てのヘディング情報、高度情報、速度情報の入力を第1
の表示画面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応
して前記タグのヘディング情報、高度情報、速度情報を
それぞれ独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力
モードの表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイ
ロットが確認了承するまでの間ブリンク表示する手段
と、パイロットの確認了承によって元のモード表示に復
帰する手段とを備え、更に、当該航空機のパイロットか
らの要求に対して、当該要求を承認もしくは拒否するレ
スポンスを、管制指示対象の航空機に向けて送信する手
段とを具備するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例を示す航空管制システムの全体構成図である。こ
の図において、ターミナル管制用管制卓10や他席20
では、LAN8により、インタフェース1を介して、F
DP(航空機運航管理装置)2、ACC(航空交通管制
部)3、タワー(管制塔管制部)4の管制官と航空機7
との通信をディジタル方式で行い、航空機7の位置情
報、ヘディング情報、高度情報、速度情報等を得るデー
タリンク5、レーダー6を有している。
【0014】ここで、データリンク5は、(1)衛星を
利用した通信、(2)VHF帯を使用した通信(VD
L:VHFディジタルリンク)、(3)2次レーダー
(SSR)、を使用した通信等を用いることができるも
のである。
【0015】上記レーダー6は、航空機7の位置情報を
取得する装置である。これは将来、衛星を使用したGN
SS等で代用することが考えられている。上記FDP2
は、航空機7の運航票を管理する装置である。上記AC
C3及びタワー4は、ターミナルの管制官が種々の情報
を交換する他管制機関の管制卓である。ここで、まず、
管制卓について説明する。
【0016】図1に示すように、ターミナル管制用管制
卓10には、入域管制席〔フィーダー(Feeder)
管制席〕11、入域管制席〔アプローチ(Approa
ch)管制席〕12、入域調整席(AF:アライバル
フライト ダータ)13、出域調整席(DF:デバーチ
ャ フライト ダータ)14、出域管制席(DEPAR
TURE)15が配置されている。
【0017】なお、フィーダー管制席11は、進入管制
区内の空港に近い到着機の管制を行う席であり、主業務
は、到着機の到着間隔付けを行う。そして、表示装置1
1−1と管制指示入力装置11−2が配置されている。
また、アプローチ管制席12は、進入管制区内の空港か
ら遠い到着機の管制を行う。主業務は、到着機の到着順
序付けを行う。そして、表示装置12−1と管制指示入
力装置12−2が配置されている。
【0018】入域調整席(AF)13では、入域管制席
で管制を行っている到着機に関する他管制機関や他管制
席との間の連絡調整を行う。そして、表示装置13−1
と操作装置13−2が配置されている。出域管制席(D
EPARTURE)15では、主として出発機の管制を
行う。そして、表示装置15−1と管制指示入力装置1
5−2が配置されている。
【0019】出域調整席(DF)14では、出域管制席
で管制を行っている出発機に関する他管制機関や他管制
席との連絡調整を行う。そして、表示装置14−1と操
作装置14−2が配置されている。そして、11〜15
の席は大きく以下の2つの席に分けられる。 (1)管制席は、フィーダー管制席11、アプローチ管
制席12及び出域管制席15を有し、航空機が、安全
に、かつ迅速に航行できるように空域の情報(種々の航
空機の交通情報、風向きなど)を監視しながら、適宜パ
イロットに管制指示(ヘディング:航行針路、高度、速
度変更など)を発出する席である。
【0020】(2)調整席は、入域調整席13及び出域
調整席14を有し、他の管制機関と連絡調整を行い、そ
の結果を管制席に報告し、調整内容が実現するように管
制席の管制官に促す席である。図2は本発明の実施例を
示す管制席の構成図、図3は管制席の航空機情報表示装
置の構成図である。
【0021】図2に示すように、この管制席には、管制
席の表示部16とその表示部本体17が配置されてい
る。管制指示入力装置21は、操作パネル22上に、ト
ラックボール23、ヘディングダイアル24、高度ダイ
アル25、速度ダイアル26、各種ボタン64が配置さ
れる。また、トラックボール23は、マウス(図示な
し)と同様の機能を有しており、マウスインタフェース
(マウスI/F)を介して表示部本体17に接続されて
いる。更に、ヘディングダイアル24、高度ダイアル2
5及び速度ダイアル26は、入力回路51、CPU(中
央処理装置)52、バッファ回路53、RS−232C
−I/Fを介して、表示部本体17に接続されている。
また、各種ボタン64は、入力回路61、CPU(中央
処理装置)62、バッファ回路63、キーボード(K
B)I/Fを介して、表示部本体17に接続されてい
る。
【0022】次に、管制席の表示装置の画面構成につい
て説明する。なお、レーダー等を使用したターミナル管
制における航空機運航を管理するターミナル管制用管制
卓の航空機位置表示装置において、管制指示値としての
ヘディング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表
示画面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して
前記タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれ
ぞれ独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モー
ドの表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロッ
トが確認了承するまでの間ブリンク表示(blink:
フラッシュにまたたきする)する手段と、パイロットの
確認了承によって、元のモード表示に復帰する手段とを
具備している。この点については、本願発明者等によっ
て既に提案された特願平8−152710号に詳細に開
示されている。
【0023】図3において、管制席の画面において、左
側にビジュアルな航空機位置表示部101、右上部にビ
ジュアルな順序表示部102、右中部にビジュアルな航
空機情報表示部103が、右下部にビジュアルな管制指
示作成画面(CPDLCメッセージ作成画面とも言う)
104が配置されている。航空機位置表示部101は、
航空機の現在位置及び現在ヘディング方向等の情報を表
示する画面であり、タグ101Aが表示されている。な
お、このタグ表示については、本願の発明者等によって
既に、提案されている航空機位置表示方法(特願平8−
152712号)に詳細に述べている。
【0024】また、順序表示部102は、各到着機の特
定のFIXの通過予測時刻をビジュアルに表示する画面
である。例えば、その一例が、後述する図7に示されて
いる。航空機情報表示部103は、例えば、その一例
が、図6に示されるように、JAL534に関する情報
が、『〔UP〕DESEND TO AND MAIN
TAIN 12500、 〔DOMN〕AFFIRM』
(管制官よりパイロットへ)『高度を12500フィー
トに下降させ、その高度を保て』(パイロットより管制
官へ)『了解』と表示される。
【0025】管制指示作成画面104は、管制指示情報
を作成し、デフォルト表示する画面である。その一例
が、図6に示されている。ここで、管制指示は、『JA
L534 TURN LEFT HEADING 02
0』(JAL534 左旋回して、20°方向に向きな
さい)とデフォルト表示による指示がなされる。図4は
本発明の実施例の管制席の管制指示入力装置の一例を示
す図である。
【0026】この図に示すように、管制席の管制指示入
力装置21の操作パネル22には、右ボタン23−1と
左ボタン23−2を有するトラックボール23、ヘディ
ング(HEADING)ダイアル24、高度(ALTI
TUDE)ダイアル25、速度(SPEED)ダイアル
26、トランスミットボタン(TRANSMIT:管制
指示送信ボタン)27、ドラッグ(DRAG)ボタン2
8、ラジャー(ROGER)ボタン29、アプローチク
リアランス(APPROACH CLEARANCE)
ボタン30、ルートクリアランス(ROUTE CLE
ARANCE)ボタン31、フライ(FLY)ボタン3
2、メインティン(MAINTAIN)ボタン33、ハ
ンドオフ(HAND−OFF)ボタン34、アクセプト
(ACCEPT)ボタン35、キャンセル(CANCE
L)ボタン36、レーダーコンタクト(R.CONTA
CT)ボタン37、ネガティブ(NO)ボタン38、A
FFIRM(YES)ボタン39、時刻入力ボタン41
などが配置されている。
【0027】因みに、上記した主要な操作装置の機能に
ついて概略説明する。トラックボール23は、マウス
(図示なし)と同様の機能を有している。また、ヘディ
ングダイアル24は、角度(方位)の値を編集する。管
制指示作成画面104に、TURN〔方向〕HEADI
NG〔角度〕をデフォルトで表示する。さらに、GUI
(Graphical User Interfac
e)でGRAND TRACKまたはREVERSEを
選択すると、管制指示作成画面104の表示文字がそれ
ぞれTURN〔方向〕 GRAND TRACK〔角
度〕 TURN〔角度〕〔方向〕と変化する。
【0028】なお、このヘディングダイアル24は、電
動パルサーであり、その仕様例を示すと、航空機の現在
ヘディング値からの差分でヘディング値が変更する。右
に回すと、増加、左に回すと減少する。ヘディング値は
10°単位で変更する。デフォルト表示は、選択した航
空機の現在値から右に180°以内(現在ヘディング値
を含む)であれば、右(RIGHT)とする。また、選
択した航空機の現在ヘディング値から左に180°未満
(現在ヘディング値を含む)であれば、左(LEFT)
とする。
【0029】次に、高度ダイアル25は、高度の値を編
集する。管制指示作成画面104に『上昇(下降)し、
その高度を保て』〔CLIME(DESCEND)TO
AND MAINTAIN〕〔高度〕をデフォルトで
表示する。GUIで、促進する(EXPEDITE)、
直ちに(IMMEDIATELY)等を選択した場合
は、管制指示作成画面104の表示文字がそれぞれEX
PEDITE CLIMB(DESCENT) TO
〔高度〕、IMMEDIATELY CLIMB(DE
SCEND) TO〔高度〕に変化する。
【0030】次に、速度ダイアル26は、速度の値を編
集する。管制指示作成画面104に『増加(INCRE
ASE)又は減少(REDUCE)SPEED TO』
をデフォルトで表示する。GUIで、期待する(EXP
ECT)、超過するな(DONOT EXCEED)等
を選択した場合は、管制指示作成画面104の表示文字
がそれぞれEXPECT〔速度〕、DO NOT EX
CEED〔速度〕に変化する。
【0031】次に、操作パネルに配置された各種操作部
材の機能について説明する。また、トランスミット〔2
7〕は、選択した航空機に管制指示作成画面104に作
成されたATC・UP LINK メッセージ(地上の
管制機関からパイロットへ送信される管制指示である)
を送信する。ドラッグ〔28〕は、ドラッグボタン押下
により選択オブジェクトがドラッグ状態になり、再度押
下すると、選択オブジェクトをドロップする(トラック
ボールの左ボタン23−2でドラッグ状態を解除でき
る)。
【0032】ラジャー(ROGER)〔29〕は、選択
した航空機にROGER(メッセージの内容を理解しま
した)のメッセージを送信する。ハンドオフ〔34〕
は、ハンドオフボタン押し下げにより、移管先の管制機
関にハンドオフを送信する。アクセプト〔35〕は、ア
クセプトボタン押し下げにより、移管元の管制機関にア
クセプトを送信する。
【0033】キャンセル〔36〕は、キャンセルボタン
押し下げにより、管制指示作成画面104の表示内容を
消去する。このように、各種操作装置が配置され、各操
作装置はそれぞれ独立して入力が可能となっている。こ
の管制指示入力装置21のトラックボール23は、図示
しないが、マウスを用いるようにしてもよい。
【0034】図5は本発明の実施例を示す管制席におけ
る装置の機能ブロック図、図6は本発明の実施例を示す
管制席における航空機情報表示部と管制指示作成画面を
示す図、図7は本発明の実施例を示す管制席における順
序表示部を示す図である。図5において、301はトラ
ックボール入力部、302はダイアル入力部、303は
表示処理部、304は表示情報保存部、305は送信処
理部、306は管制指示入力部、307は管制指示送信
部、308はディスプレイである。
【0035】以下、その動作について説明する。 (1)ダイアルから入力された管制指示値(ヘディング
値、高度値、速度値)を管制指示入力装置21から受け
取り、その情報を表示処理部303へ送る。 (2)管制指示入力部306は管制指示情報(標準到着
経路の承認に関わる管制指示、進入許可に関わる管制指
示、ボタン押下げにより自動的に送信する管制指示等)
を管制指示入力装置21から受け取り、その情報を送信
処理部305に送る。
【0036】(3)送信処理部305は、識別された航
空機の情報を受け取り、管制指示入力部306から送ら
れてきた情報を自動的に送信するかどうか判断する。仮
に、自動的に送信すると判断すれば、その情報を付加し
て、表示処理部303へ送る。 (4)上記(1)から送信された場合:表示処理部30
3は、レーダー等から受け取った航空機の現在値(現在
ヘディング値、現在高度値、現在速度値)とダイアル入
力部302から受け取った管制指示値(指示ヘディング
値、指示高度値、指示速度値)とをそれぞれ比較する。
管制指示値(高度情報の場合)が、航空機の現在高度値
より大きい場合は、CLIMBの情報を表示情報保存部
304に送り、航空機の現在高度値より小さい場合は、
DESCENDの情報を表示情報保存部304に送る。
管制指示値が、ヘディング情報、速度情報の場合も高度
情報の場合と同様である。
【0037】上記(3)から送信された場合:表示処理
部303は、送信処理部305から受け取った情報に自
動的に送信する旨の情報が付加されていれば表示情報保
存部304と管制指示送信部307へ管制指示情報を送
信する。また、自動的に送信する旨の情報が付加されて
いなければ、表示情報保存部304へ管制指示情報を送
る。
【0038】(5)表示情報保存部304は、表示処理
部303から送られてきた情報を基にディスプレイ30
8に表示する。また、その情報を保存する。 (6)トラックボール入力部301は、カーソル位置、
トラックボールのボタン押下の情報をトラックボールか
ら受け取り、表示処理部303へ通知する。 (7)送信処理部305は、表示処理部303から送ら
れてきた管制指示内容及び識別された航空機の情報を受
け取り、データリンクを通じて、当該航空機に対して管
制指示を送信する。
【0039】そこで、まず、本発明の第1実施例(請求
項1〜3にかかる発明)について説明する。10,00
0フィートを飛行中の航空機に高度指示を出す場合は、
以下のようになる。 (1)高度の入力値が、10,000フィートより大き
い場合、 “CLIMB TO AND MAINTAIN”
〔10,000フィートより上昇し、その高度を保持せ
よ〕の管制指示が表示される。
【0040】(2)高度の入力値が、10,000フィ
ートより小さい場合、 DESCEND TO AND MAINTAIN
〔10,000フィートより下降し、その高度を保持せ
よ〕の管制指示が表示される。例えば、図8における高
度クリアランス(Vertical Clearanc
e)のように、ATC・UP LINKメッセージ(地
上の管制機関からパイロットへ送信される管制指示及び
レスポンス)として示される。
【0041】なお、以下、注意点についで述べる。 *(注意点1) 表示されるATC UP LINKメッセージは必ずし
も上記、とは限らない。例えば、“TO AND
MAINTAIN”の部分等は、他に変化する場合があ
る。
【0042】*(注意点2) “CLIMB”(上昇)と“DESCEND”(下降)
に変化することが重要である。しかし、上記、以外
にも“CLIMB”と“DESCEND”に関するAT
C UP LINKメッセージが多数存在する。但し、
“DESCEND”は、“DESCENT”と表示が変
化する場合がある。
【0043】*(注意点3) 速度(SPEED)であれば、高度に関することと同様
に、 “INCREASE SPEED TO〔spee
d〕”(加速)と、 “REDUCE SPEED TO〔speed〕”
(減速)であり、“INCREASE”と“REDUC
E”に変化することが重要である。
【0044】*(注意点4) ヘディングであれば高度に関することと同様に、 “TURN RIGHT HEADING〔degr
ees〕”(右へ旋回)と、 “TURN LEFT HEADING〔degre
es〕”(左へ旋回)であり、“RIGHT”(右)と
“LEFT”(左)に変化することが重要である。
【0045】航空機の現在ヘディング値から左に180
°以内の値であれば“LEFT”、現在ヘディング値か
ら右に180°以内の値であれば“RIGHT”を表示
する。 *(注意点5) “CLIMB”と“DESCEND”が、また“IN
CREASE”と“REDUCE”が、必ずしもそれぞ
れ対応しているわけではない。
【0046】例えば、“CLIMB CRUISE T
O〔altitude〕”〔巡航高度に上昇せよ〕のA
TC UP LINKメッセージは存在しても、“DE
SCEND CRUISE TO〔altitud
e〕”のATC UP LINKメッセージは存在しな
い。このような場合は、高度ダイアル25により入力さ
れた指示高度値が、選択している航空機の現在高度値よ
り大きい場合には、CLIME CRUISE TO
〔altitude〕のACT UP LINK メッ
セージを表示し、指示高度値を航空機の現在高度値より
小さくしようとした時は、定型化されていないACT
UP LINK メッセージとして航空機のタグを強調
表示等の方法を用いて、管制官に知らせる。
【0047】上記したように、第1実施例〔請求項1〜
3の発明〕によれば、従来技術では、管制指示値を入力
することは可能であったが、入力した管制指示値と航空
機の現在値(現在ヘディング値、現在高度値、現在速度
値)とを比較して、作成された管制指示の表示を変化さ
せることは不可能であった。例えば、管制指示入力装置
21により、高度10,000フィートを飛行中の航空
機に対して“CLIMB TO AND MAINTA
IN〔13,000〕”(高度13,000フィートに
上昇して、その高度を保て)の管制指示を作成し、その
後、管制指示値を9,000フィートとした場合には、
“CLIMB TO AND MAINTAIN〔9,
000〕”と表示されるが、本発明では、“DESCE
ND TO AND MAINTAIN〔9,00
0〕”(高度9,000フィートに下降して、その高度
を保て)と表示される。
【0048】従って、管制官にとっては、以下の2つの
利点が生じる。 (1)航空機位置表示部101の航空機の現在高度値と
入力した高度値の2つの値を見ながら、管制指示を作成
することができる。(航空機位置表示部101から極力
目を離さなくても管制指示を作成することができる。) (2)管制指示値が変わるたびに管制指示の変更をする
必要がなくなり、管制指示作成に関して管制官のロード
ワークを減らすことができる。
【0049】以上、高度に対する例について効果を説明
したが、ヘディング、速度に対しても同様の効果が得ら
れる。ここで、ヘディングに関しては、例えば、図9に
おけるルートクリアランス(Route Modifi
cation)のように、ATC・UP LINKメッ
セージとして示される。
【0050】更に、速度に関しては、例えば、図9にお
ける速度変更(Speed Change)のように、
ATC・UP LINK(アップリンク)メッセージと
して示される。なお、図8、図9は、パイロットと管制
官通信データによって行われる場合に、管制指示を定型
化した時に使用されると予想される管制指示(ATC
UPLINK メッサージ)の一例である。
【0051】次に、本発明の第2実施例〔請求項4にか
かる発明〕について説明する。管制官が、羽田空港に着
陸する予定の航空機(ANA515)を現在の位置から
WESTNまでの経路を承認して、その位置まで飛行さ
せたい場合には以下の操作を行う。航空機位置表示部1
01上で、トラックボール23により、航空機のターゲ
ット(ANA515)を選択し、その後、FIX(WE
STN)を選択することにより、“ANA 515,P
ROCEED DIRECT TO〔WESTN〕”の
管制指示が管制指示作成画面104に表示される。
【0052】管制官が、その管制指示を確認後、トラン
スミットボタン27を押下することにより、ANA51
5の航空機のパイロットへ上記管制指示が送信される。
その後、航空機が現在位置からWESTNへ向けて飛行
する。上記したように、第2実施例によれば、従来技術
では、“〜位置へ向かって飛行しなさい。”例えば、
“PROCEED DIRECT TO〔positi
on〕”旨の管制指示作成のためのGUIは、存在しな
かった。しかし、本発明により、航空機と特定のFIX
を選択することにより、“〜の位置へ向かって飛行しな
さい”の旨の管制指示を作成することができる。
【0053】従って、管制官にとっては以下の2つの利
点が生じる。 (1)管制官が管制指示を確実にデフォルト表示により
確認することができる。 (2)管制官が管制指示を作成する時間を短縮すること
ができ、ロードワークを軽減することができる。
【0054】次に、本発明の第3実施例〔請求項5にか
かる発明〕について説明する。管制官が,羽田空港のタ
ーミナルレーダー空港に南側から進入してきた航空機
(JAL534)に対して、標準到着経路(JONAN
SOUTH ARRIVAL)を承認して、その後、
当該航空機をRUNWAY15(滑走路15)へ着陸さ
せるために通過する必要のある最終進入FIX(使用滑
走路から通過する必要のある最終進入FIXは1つに固
定できないが、本実施例では、JONANとする)まで
飛行する場合の標準到着経路の承認を発出する例を挙げ
て以下に説明する。
【0055】(1)羽田空港で到着滑走路がRUNWA
Y15の場合、事前に標準到着経路を、“JONAN
ARRIVAL”として登録しておく。 (2)航空機位置表示部101上で、トラックボール2
3により、航空機のターゲット(JAL534)を選択
し、その後、図4に示す管制指示入力装置21上のルー
トクリアランスボタン31を押下することにより、“J
AL534,CLEARED TO〔JONAN〕VI
R〔JONAN SOUTH ARRAIVAL〕”の
管制指示が管制指示作成画面104に表示される。管制
官が、その管制指示を確認後、トランスミットボタン2
7を押下することにより、JAL534の航空機のパイ
ロットへ上記管制指示が送信される。
【0056】その後、航空機が、JONAN SOUT
H ARRAIVALを経由してJONANまで飛行す
る。標準到着経路は、使用滑走路からある程度限定する
ことができるので、使用滑走路から特定の標準到着経路
を割り出し、登録しておけば、標準到着経路の承認を出
す時に、その都度標準到着経路を選択する必要がなくな
り、管制指示作成時間を短縮することができる。
【0057】なお、上記実施例では、羽田空港のターミ
ナルレーダー空港に南側から進入してきた航空機の場合
について述べたが、羽田空港のターミナルレーダー空港
に北側から進入してきた航空機の場合に対しても上記実
施例と同様な操作をすることにより、CLEARED
TO〔JONAN〕VIA〔JONAN NORTHA
RRAIVAL〕の管制指示を作成することができる。
【0058】上記したように、第3実施例〔請求項5に
かかる発明〕によれば、従来技術では“標準到着経路の
承認”旨の管制指示作成のためのGUIは、存在しなか
った。しかし、本発明により、航空機を選択後、管制指
示入力装置上の一入力操作により“事前に登録された標
準到着経路を含んだ標準到着経路の承認”の管制指示を
作成することができる。それにより、上述した通り、管
制指示作成時間を短縮することができ、管制官の業務負
荷を軽減することができる。
【0059】次に、第4実施例(請求項6にかかる発
明)について説明する。管制官が、計器進入方式によ
り、目的空港へ着陸する航空機の管制を行う時の例を以
下に示す。 (1)羽田空港で、到着滑走路がRUNWAY15の場
合、事前に進入方式を“VOR/DME RWY15”
として登録しておく。
【0060】(2)航空機に進入許可を発出するタイミ
ング(最終進入FIXの手前)になった時、航空機位置
表示部101上で、トラックボール23により、航空機
のターゲット(JAS576)を選択し、その後、管制
指示入力装置21上の“APPROACH CLEAR
ANCE”ボタン30を押下することにより、“JAS
576,CLEARED TO VOR/DME RW
Y15”の管制指示が管制指示作成画面104にデフォ
ルト表示される。
【0061】管制官が、その管制指示を確認後、トラン
スミットボタン27を押下することにより、JAS57
6の航空機のパイロットへ上記管制指示が送信される。
その後、航空機が指示された進入方式に従って進入を開
始する。上記したように、第4実施例によれば、従来技
術では、“進入許可”の旨の管制指示作成のためのGU
Iは、存在しなかった。しかし、本発明により、航空機
を選択後、管制指示入力装置上の一入力操作により“事
前に登録された進入方式を含んだ進入許可”の管制指示
を作成することができる。これにより、上述した通り、
管制指示作成時間を短縮することができ、管制官の業務
負荷を軽減することができる。
【0062】次に、本発明の第5実施例(請求項7にか
かる発明)について説明する。自席で管制を行っている
航空機のパイロットから、“REQUEST DIRE
CT TO〔WESTN〕”の要求を受けた場合、その
要求に対して、その要求通り飛行して良いのであれば、
図4に示す管制指示入力装置21上のAFFIRM(Y
ES)ボタン39の押下によって、AFFIRM(YE
Sの意味)が航空機のパイロットへ送信される。その
後、航空機が、WESTENに向かって飛行する。
【0063】また、その要求がのめないのであれば、図
4に示す管制指示入力装置21上のNGボタン38の押
下によって、NEGATIVE(NOの意味)が航空機
のパイロットへ送信される。なお、本発明は、以下のよ
うな利用形態を有する。 (1)第1実施例(請求項1〜3にかかる発明)と第2
実施例(請求項4にかかる発明)と第5実施例(請求項
7にかかる発明)に関しては、ターミナル管制用管制卓
について述べたが、航空路管制用管制卓にも適用でき
る。
【0064】(2)第3実施例(請求項5にかかる発
明)は、特定の位置へ特定の経路を経由して飛行させる
等の管制指示を作成する場合にも適用することができ
る。また、ターミナル管制用管制卓について述べたが、
航空路管制においても、上記のような変更をすることに
より航空路管制用管制卓にも適用できる。 (3)第4実施例(請求項6にかかる発明)は、事前に
登録するものを進入方式名ではなく、特定の高度また
は、特定の位置を登録する場合等にも適用できる。ま
た、ターミナル管制用管制卓について述べたが、上記の
ような変更をすることにより航空路管制用管制卓にも適
用できる。
【0065】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0066】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (A)請求項1〜3記載の発明によれば、管制官にとっ
ては、 (1)航空機位置表示部の航空機の現在高度値と入力し
た管制指示値の2つの値を見ながら、管制指示を作成す
ることができ、航空機位置表示部から極力目を離さなく
ても管制指示を作成することができる。
【0067】(2)管制指示値が変わるたびに管制指示
の変更をする必要がなくなり、管制官のロードワークを
低減することができる。以上、高度に対する効果を説明
したが、ヘディング、速度に対しても同様なことが言え
る。 (B)請求項4記載の発明によれば、管制官が管制指示
を作成する時間を短縮することができ、ロードワークを
軽減することができる。
【0068】(C)請求項5記載の発明によれば、航空
機を選択後、管制指示入力装置上の一操作により“事前
に登録された標準到着経路を含んだ標準到着経路の承
認”の管制指示を作成することができる。これにより、
上述した通り、管制指示作成時間を短縮することがで
き、管制官の業務負荷を軽減することができる。 (D)請求項6記載の発明によれば、航空機を選択後、
管制指示入力装置上の一操作により“事前に登録された
進入方式を含んだ進入許可”の管制指示を作成すること
ができる。これにより、上述した通り、管制指示作成時
間を短縮することができ、管制官の業務負荷を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す航空管制システムの全体
構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す管制席の構成図である。
【図3】本発明の実施例を示す管制席の航空機情報表示
装置の構成図である。
【図4】本発明の実施例の管制席の管制指示入力装置の
一例を示す図である。
【図5】本発明の実施例を示す管制席における装置の機
能ブロック図である。
【図6】本発明の実施例を示す管制席における航空機情
報表示部と管制指示作成画面を示す図である。
【図7】本発明の実施例を示す管制席における順序表示
部を示す図である。
【図8】本発明の実施例を示すATC・UP LINK
メッセージ(その1)を示す図である。
【図9】本発明の実施例を示すATC・UP LINK
メッセージ(その2)を示す図である。
【符号の説明】
1 インタフェース 2 FDP(航空機運航管理装置) 3 ACC(航空交通管制部) 4 タワー(管制塔管制部) 5 データリンク 6 レーダー 7 航空機 8 LAN 10 ターミナル管制用管制卓 11 フィーダー(Feeder)管制席 11−1,12−1,13−1,14−1,15−1
表示装置 11−2,12−2,15−2,21 管制指示入力
装置 12 アプローチ(Approach)管制席 13 入域調整席(AF) 13−2,14−2 操作装置 14 出域調整席(DF) 15 出域管制席(DEPARTURE) 16 表示部 17 表示部本体 20 他席 22 操作パネル 23 トラックボール 23−1 右ボタン 23−2 左ボタン 24 ヘディングダイアル 25 高度ダイアル 26 速度ダイアル 27 トランスミットボタン 28 ドラッグボタン 29 ラジャーボタン 30 アプローチクリアランスボタン 31 ルートクリアランスボタン 32 フライボタン 33 メインティンボタン 34 ハンドオフボタン 35 アクセプトボタン 36 キャンセルボタン 37 レーダーコンタクト(R.CONTACT)ボ
タン 38 ネガティブ(NO)ボタン 39 AFFIRM(YES)ボタン 41 時刻入力ボタン 51,61 入力回路 52,62 CPU(中央処理装置) 53,63 バッファ回路 64 各種ボタン 101 航空機位置表示部 101A タグ 102 順序表示部 103 航空機情報表示部 104 管制指示作成画面(CPDLCメッセージ作
成画面) 301 トラックボール入力部 302 ダイアル入力部 303 表示処理部 304 表示情報保存部 305 送信処理部 306 管制指示入力部 307 管制指示送信部 308 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 竜治 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−273099(JP,A) 特開 平7−311899(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 5/00 G01S 13/91 G01S 7/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダー等を使用したターミナル管制に
    おける航空機運航を管理するターミナル管制用管制卓の
    航空機位置表示装置において、管制指示値としてのヘデ
    ィング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表示画
    面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して前記
    タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれぞれ
    独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モードの
    表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロットが
    確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パイロ
    ットの確認了承によって、元のモード表示に復帰する手
    段とを備え、更に、速度値というパラメータを含む管制
    指示を作成する際に、航空機のターゲットを選択後、速
    度値を入力した時に、選択航空機の現在速度値と入力値
    とを比較して、前記管制指示のデフォルト表示を変化さ
    せる手段を具備することを特徴とするターミナル管制用
    管制卓における航空機情報表示装置。
  2. 【請求項2】 レーダー等を使用したターミナル管制に
    おける航空機運航を管理するターミナル管制用管制卓の
    航空機位置表示装置において、管制指示値としてのヘデ
    ィング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表示画
    面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して前記
    タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれぞれ
    独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モードの
    表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロットが
    確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パイロ
    ットの確認了承によって、元のモード表示に復帰する手
    段とを備え、更に、高度値というパラメータを含む管制
    指示を作成する際に、航空機のターゲットを選択後、高
    度値を入力した時に、選択航空機の現在高度値と入力値
    とを比較して、前記管制指示のデフォルト表示を変化さ
    せる手段とを具備することを特徴とするターミナル管制
    用管制卓における航空機情報表示装置。
  3. 【請求項3】 レーダー等を使用したターミナル管制に
    おける航空機運航を管理するターミナル管制用管制卓の
    航空機位置表示装置において、管制指示値としてのヘデ
    ィング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表示画
    面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して前記
    タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれぞれ
    独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モードの
    表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロットが
    確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パイロ
    ットの確認了承によって、元のモード表示に復帰する手
    段とを備え、更に、ヘディング値というパラメータを含
    む管制指示を作成する際に、航空機のターゲットを選択
    後、ヘディング値を入力した時に、選択航空機の現在ヘ
    ディング値と入力値とを比較して、前記管制指示のデフ
    ォルト表示を変化させる手段とを具備することを特徴と
    するターミナル管制用管制卓における航空機情報表示装
    置。
  4. 【請求項4】 レーダー等を使用したターミナル管制に
    おける航空機運航を管理するターミナル管制用管制卓の
    航空機位置表示装置において、管制指示値としてのヘデ
    ィング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表示画
    面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して前記
    タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれぞれ
    独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モードの
    表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロットが
    確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パイロ
    ットの確認了承によって、元のモード表示に復帰する手
    段とを備え、更に、航空機のターゲットと特定の位置を
    ポインティングデバイスで選択後、該選択された特定の
    位置への飛行の管制指示をデフォルト表示する手段を具
    備することを特徴とするターミナル管制用管制卓におけ
    る航空機情報表示装置。
  5. 【請求項5】 レーダー等を使用したターミナル管制に
    おける航空機運航を管理するターミナル管制用管制卓の
    航空機位置表示装置において、管制指示値としてのヘデ
    ィング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表示画
    面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して前記
    タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれぞれ
    独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モードの
    表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロットが
    確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パイロ
    ットの確認了承によって、元のモード表示に復帰する手
    段とを備え、更に、標準到着経路の承認の管制指示を作
    成するために、管制指示対象の航空機を選択する手段
    と、標準到着経路の承認の管制指示を画面上に表示する
    手段とを具備することを特徴とするターミナル管制用管
    制卓における航空機情報表示装置。
  6. 【請求項6】 レーダー等を使用したターミナル管制に
    おける航空機運航を管理するターミナル管制用管制卓の
    航空機位置表示装置において、管制指示値としてのヘデ
    ィング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表示画
    面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して前記
    タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれぞれ
    独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モードの
    表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロットが
    確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パイロ
    ットの確認了承によって、元のモード表示に復帰する手
    段とを備え、更に、目的空港への進入を許可する管制指
    示を作成するために、管制指示対象の航空機を選択する
    手段と、目的空港への進入を許可する管制指示を画面上
    表示する手段を具備することを特徴とするターミナ
    ル管制用管制卓における航空機情報表示装置。
  7. 【請求項7】 レーダー等を使用したターミナル管制に
    おける航空機運航を管理するターミナル管制用管制卓の
    航空機情報送信表示装置において、管制指示値としての
    ヘディング情報、高度情報、速度情報の入力を第1の表
    示画面上に表示するタグと、前記管制指示値に対応して
    前記タグのヘディング情報、高度情報、速度情報をそれ
    ぞれ独立して変更可能な変更手段と、管制指示入力モー
    ドの表示手段と、管制指示入力後、その指示をパイロッ
    トが確認了承するまでの間ブリンク表示する手段と、パ
    イロットの確認了承によって元のモード表示に復帰する
    手段とを備え、更に、当該航空機のパイロットからの要
    求に対して、当該要求を承認もしくは拒否するレスポン
    スを、管制指示対象の航空機に向けて送信する手段とを
    具備することを特徴とするターミナル管制用管制卓にお
    ける航空機情報送信装置。
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