JP2000322700A - 管制調整業務支援システム - Google Patents

管制調整業務支援システム

Info

Publication number
JP2000322700A
JP2000322700A JP11063971A JP6397199A JP2000322700A JP 2000322700 A JP2000322700 A JP 2000322700A JP 11063971 A JP11063971 A JP 11063971A JP 6397199 A JP6397199 A JP 6397199A JP 2000322700 A JP2000322700 A JP 2000322700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjustment
information
approval
unit
sector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11063971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3530059B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Katsuyama
靖博 勝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP06397199A priority Critical patent/JP3530059B2/ja
Publication of JP2000322700A publication Critical patent/JP2000322700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3530059B2 publication Critical patent/JP3530059B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被管制航空機調整要求に対して迅速にかつ的
確な回答を提示する。 【解決手段】 各セクタ管制卓に調整業務用端末装置を
配置して、互いにネットワークを介して接続する。各端
末装置を構成する監視情報処理部1〜8は、自セクタ内
の空域情報、監視情報、指定航空機の調整項目を監視画
面上に表示し、選択調整項目情報と指定航空機の飛行計
画情報を出力する。調整情報処理部9〜19は、監視情
報処理部の出力情報を基に、指定航空機の調整内容、調
整の必要なセクタを特定し、調整内容、対象セクタ、承
認要求選択項目を調整情報画面に表示し、選択項目に該
当するセクタ端末装置へ承認要求情報を送出し、承認回
答情報を受信管理して調整結果を提示する。承認情報処
理部21〜30は、相手側端末装置からの承認要求情報
を受信して、その承認要求内容、回答選択項目を承認情
報画面に表示し、回答選択項目に該当する承認回答情報
を要求先の端末装置へ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空管制のうちエ
ンルート管制、ターミナル管制あるいは洋上管制におけ
るセクタ間の管制調整業務を支援する管制調整業務支援
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在のエンルート管制業務において、パ
イロットから高度変更、経路変更等の要求を受領する
と、調整席管制官は、パイロットの要求内容が自セクタ
以外に影響が及ぶセクタがある場合、パイロットの要求
内容について該当セクタとの調整を行う。現在、このセ
クタ間の管制調整業務は、調整席管制官が有線を用いた
音声で行っている。この現在のセクタ間管制調整業務に
おける、調整要求側、被調整側それぞれの立場から考え
られる代表的な問題点を以下に示す。
【0003】まず、調整要求側における問題点として
は、以下の(1)〜(3)に示す事項が考えられる。
【0004】(1)調整が必要なセクタを判断するため
の情報提供が十分でない。レーダ表示等の監視画面は、
現在、レーダ管制官と共用しているため、表示外のセク
タと調整が必要な場合でも表示倍率をあげることができ
ない。このため、地図等を参照してどのセクタと調整が
必要かを判断する必要がある。
【0005】(2)複数セクタと調整する場合に時間を
要する。現状の有線による音声通信は、1対1通信であ
る。このため、複数セクタと調整を行う必要がある場
合、各セクタと個別に調整を行う必要があり、調整に時
間を要する。
【0006】(3)承認回答が無いセクタを把握してお
く必要がある。被調整側のセクタにおいて承認要求の可
・不可が即答できず、折り返し被調整側セクタから調整
要求側セクタへ回答を行うような場合、調整要求側に
て、回答がくるまでの間、回答待ちであることを把握し
ておく必要がある。
【0007】次に、被調整側における問題点としては、
以下の(4)〜(7)に示す事項が考えられる。
【0008】(4)調整内容が把握しにくい。該当航空
機の現在の飛行経路、あるいは変更後の飛行経路等の情
報が音声情報では把握しにくいため、地図等に調整内容
を書き込む等の作業を行う必要がある。
【0009】(5)調整内容の影響を判断しにくい。調
整対象機が自セクタへ到達する将来の運航状況におい
て、調整内容が与える影響を判断することが困難である
ため、調整可・不可の判断も困難である。
【0010】(6)調整回答先(調整要求側セクタ)を
把握しておく必要がある。要求の可・不可が即答でき
ず、折り返し調整要求側セクタへ回答を行うような場
合、回答先(調整要求側セクタ)を記憶しておく必要が
ある。
【0011】(7)調整内容を反映する作業が生じる場
合がある。調整終了後、必要に応じて運航票に反映され
ない情報(変更後の高度、経路逸脱情報等)の記入を行
う場合がある。また、アビームフィックス(仮想フィッ
クス)を必要に応じて設定する場合もある。これらの作
業は管制調整業務負荷を高める要因となっており、これ
らの作業を忘れると、管制上の不都合が生じる。
【0012】尚、以上はエンルート管制における調整業
務について説明したが、ターミナル管制あるいは洋上管
制における調整業務についても同様な問題が生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のエンルート管制、ターミナル管制あるいは洋上管制
における他セクタとの管制調整業務にあっては、調整要
求側、被調整側ともに煩雑な作業が行われており、交通
量の増大に伴って、パイロットあるいは他セクタからの
要求に対してより迅速にかつ的確な回答を提供できるよ
うにすることが強く望まれている。
【0014】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、パイロットあるいは他セクタからの調整
要求に対してより迅速にかつ的確な回答を示せるよう
に、管制調整業務の負担を軽減することのできる管制調
整業務支援システムを提供することを目的とする。
【0015】
【発明を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る管制調整業務支援システムは、以下
のような特徴的構成を有する。
【0016】(1)所要空域を分割した複数のセクタそ
れぞれで、フライトプラン(飛行計画情報)上の飛行経
路を変更するに際し、自セクタ以外にも影響が及ぶ場合
に、他のセクタとの間で調整を図る管制調整業務を支援
するシステムであって、前記複数のセクタそれぞれの管
制卓に、監視情報処理部と調整情報処理部と承認情報処
理部とを備える複数の端末装置を配置して互いに接続し
てなり、前記監視情報処理部は、自セクタ内の空域情
報、飛翔中の航空機の監視情報を示すグラフィカル画像
を生成して監視情報画面に表示し、画面上に表示される
航空機の指定入力に応じて調整項目を監視情報画面上に
表示し、画面上に表示される調整項目の選択指定入力に
応じて選択された調整項目情報と指定航空機の飛行計画
情報を出力し、前記調整情報処理部は、前記監視情報処
理部から出力される調整項目情報と飛行計画情報を基
に、指定航空機の調整内容を特定すると共に、その調整
内容から他セクタへの影響の有無を判別して調整の必要
なセクタを特定し、調整内容、対象セクタの領域に応じ
たグラフィカル画像を生成して、他セクタへの承認要求
の選択項目と共に調整情報画面に表示し、画面上に表示
される選択項目の指定操作を判別して、該当するセクタ
を担当する1以上の端末装置へ承認要求情報を送出し、
その承認要求情報に対する承認回答情報を受信管理し
て、調整結果を前記調整情報画面に表示するものとし、
前記承認情報処理部は、前記相手側端末装置から送られ
てくる承認要求情報を受信して、その承認要求内容と共
に回答選択項目を承認情報画面に表示し、画面上に表示
される回答選択項目の指定操作を判別して、該当する承
認回答情報を要求先の端末装置へ送出するものとしたこ
とを特徴とする。
【0017】(2)(1)の構成において、前記飛行計
画変更要求対象項目として、少なくとも高度変更または
経路変更に関する要求を対象とすることを特徴とする。
【0018】(3)(1)の構成において、前記調整情
報処理部は、調整内容に基づいて特定したセクタ全体を
表示するように、表示領域・表示倍率を自動的に設定す
る手段を備えることを特徴とする。
【0019】(4)(1)の構成において、前記調整情
報処理部は、調整内容に関連する航空機を特定し、調整
内容に関連する航空機をグラフィカル画像で表示する手
段を備えることを特徴とする。
【0020】(5)(1)の構成において、前記調整情
報処理部は、調整内容に基づいて特定したセクタの管轄
端末装置を自動的に識別して、対応する端末装置へ調整
内容の承認要求情報を送信する手段を備えることを特徴
とする。
【0021】(6)(1)の構成において、前記調整情
報処理部は、承認要求に対する承認回答から、少なくと
も承認回答の有・無、調整の可・不可の情報をグラフィ
カル画像により表示する手段を備えることを特徴とす
る。
【0022】(7)(1)の構成において、前記調整情
報処理部は、調整の処理状況を前記調整情報画面に表示
する手段を備えることを特徴とする。
【0023】(8)(1)の構成において、前記調整情
報処理部は、調整内容結果を自動的に指定航空機の飛行
計画情報を含む運航票情報へ反映する手段を備えること
を特徴とする。
【0024】(9)(1)の構成において、前記調整情
報処理部は、必要に応じて自動的にアビームフィックス
の設定、及び外部接続される飛行計画情報処理システム
への新規アビームフィックスの登録を行う手段を備える
ことを特徴とする。
【0025】(10)(1)の構成において、前記承認
情報処理部は、前記承認要求情報を基に、任意の将来時
刻における運航状況をシミュレートし、その結果をグラ
フィカル画像にして表示する手段を備えることを特徴と
する。
【0026】(11)(1)の構成において、前記監視
情報処理部は、承認要求に対する承認回答から、少なく
とも調整内容と調整中、調整可、調整不可といった調整
状況を識別提示する手段を備えることを特徴とする。
【0027】(12)(1)の構成において、さらに、
飛行計画情報上の飛行経路変更を要求してきた航空機か
らのメッセージを受信するメッセージ受信手段を備え、
前記調整情報処理部は、前記メッセージ受信手段で受信
されたメッセージに基づいて調整内容と調整の必要なセ
クタを自動的に特定する手段を備えることを特徴とす
る。
【0028】(13)(1)の構成において、さらに、
前記調整情報処理部で得られた調整内容結果から自動的
に送信メッセージを作成する送信メッセージ作成手段
と、この手段で作成された送信メッセージを前記指定航
空機へ送出する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明に係わる管制調整業務支援
システムにおいて、複数のセクタそれぞれの管制卓に配
置される端末装置の構成を示すブロック図である。この
端末装置は、調整要求側と被調整側とに大別され、互い
にネットワークを通じて接続される。
【0031】まず、調整要求側は以下のように構成され
る。
【0032】空域情報格納部1は、航空路、FIX、管
制区域、海岸線等の空域情報を格納し、必要に応じて後
述する監視情報表示処理部2あるいは調整セクタ特定部
11へ出力する。
【0033】監視情報表示処理部2は、空域情報格納部
1から空域情報を読み出すと共に、外部の管制情報処理
システム(図示せず)から航空機位置、速度、フライト
プラン等の航空機監視情報を読み出し、監視情報を表示
する監視情報表示部3の表示座標へ変換して、シンボル
・タグ等の表示処理後、監視表示情報として監視情報表
示部3へ出力すると共に、後述する監視情報操作判別部
4へ航空機表示領域等の情報を出力する。
【0034】監視情報表示部3は、監視情報表示処理部
2から表示座標へ変換された監視表示情報を入力し、タ
ーミナル、エンルートあるいは洋上空域における監視画
面を表示する。また、後述するメニュー表示処理部5か
らメニュー表示情報を入力し、ユーザ(管制官)が監視
画面上でポインティング操作にて指定した航空機の近傍
にメニューを表示する。
【0035】監視情報操作部6は、ユーザ(管制官)が
監視情報表示部3の監視画面上でポインティング操作を
行うためのもので、その操作にはマウスに代表されるポ
インティングデバイスが使用される。
【0036】監視情報操作判別部4は、監視情報表示部
3の表示座標へ変換された監視情報及び監視情報操作部
6から入力するクリック座標情報を基に、ユーザ(管制
官)が監視情報表示部3の監視画面上でポインティング
操作にて指定した航空機を識別し、監視画面上での指定
航空機の位置情報及びメニュー表示命令をメニュー表示
処理部5へ出力し、このメニュー表示処理部5から監視
画面上のメニュー表示領域情報を入力する。また、メニ
ュー表示時は、メニュー表示処理部5から入力するメニ
ュー表示領域情報及び監視情報表示処理部2から入力す
る航空機表示領域情報を基に、ユーザ(管制官)が監視
情報表示部3の監視画面上でポインティング操作にて指
定したメニュー項目を識別し、調整内容特定部7へ出力
すると共に、指定航空機の便名情報をフライトプラン抽
出部8へ出力する。
【0037】メニュー表示処理部5は、監視情報操作判
別部4から監視画面上での指定航空機の位置情報及びメ
ニュー表示命令を入力し、メニュー表示領域情報を監視
情報操作判別部4へ出力すると共に、表示処理後、メニ
ュー表示領域情報を監視情報表示部3へ出力する。
【0038】フライトプラン抽出部8は、外部システム
であるFDP(Flight Data Processing system:飛行
計画情報処理システム)からフライトプラン情報を入力
し、一時的に格納する。そして、格納したフライトプラ
ン情報から、監視情報操作判別部4から入力する指定航
空機の高度あるいは経路情報を抽出して調整内容特定部
7へ出力する。
【0039】調整内容特定部7は、監視情報操作判別部
4から入力する調整項目情報、及びフライトプラン抽出
部8から入力する指定航空機の高度あるいは経路情報を
基に、変更後の高度或いは直行するFIX等の候補を抽
出し、調整内容詳細候補情報として調整情報表示処理部
9へ出力すると共に、調整内容を監視情報選択部10及
び調整セクタ特定部11へ出力する。また、変更後の高
度或いは直行するFIX等の候補からユーザ(管制官)
が選択した詳細設定情報を入力し、調整内容を詳細まで
特定後、再度、調整内容を監視情報選択部10及び調整
セクタ特定部11へ出力する。
【0040】監視情報選択部10は、調整内容特定部7
から入力する調整内容を基に、外部管制情報システムか
ら随時入力する航空機の監視情報の中から、調整によっ
て影響を受ける航空機を抽出し、関連航空機監視情報と
して調整情報表示処理部9へ出力する。
【0041】調整セクタ特定部11は、調整内容特定部
7から入力する調整内容を基に、空域情報格納部1から
入力する空域情報の中から、調整が必要なセクタの空域
情報を抽出して調整情報表示処理部9へ出力する。ま
た、調整が必要なセクタの領域情報を表示領域特定部1
2へ出力する。そして、調整が必要なセクタ名情報を後
述の承認要求送信部17及び回答情報管理部16へ出力
する。
【0042】調整情報表示処理部9は、監視情報選択部
10から入力する調整によって影響を受ける航空機に関
する監視情報、調整セクタ特定部11から入力する調整
が必要なセクタの空域情報を、表示領域特定部11から
入力する表示領域・倍率で表示するための各種表示処理
を行い、調整情報表示部13へ出力する。また、調整内
容特定部7から入力する調整内容情報、調整状況情報及
び操作用各種ボタンを、後述する調整状況管理部16か
ら入力する調整状況に応じて表示或いは非表示する。そ
して、変更後の高度或いは直行するFIX等の候補メニ
ュー表示領域及び各種操作ボタンの表示領域の情報を調
整情報操作判別部14へ出力する。
【0043】調整情報操作部15は、ユーザ(管制官)
が調整情報表示部13の調整画面上でポインティング操
作を行うためのもので、その操作にはマウスに代表され
るポインティングデバイスが使用される。
【0044】調整情報操作判別部14は、調整情報表示
部13の表示座標へ変換された調整情報及び調整情報操
作部6から入力するドラッグ開始点&ドロップ点あるい
はクリック点の座標情報を基に、ユーザ(管制官)が調
整情報表示部13の調整画面上でポインティング操作に
て選択した変更後の高度或いは直行するFIXを識別
し、詳細設定情報として調整内容特定部7へ出力すると
共に、調整状況が「未確定」から「確定」へ変化したこ
とを示す調整状況変化情報を調整状況管理部16へ出力
する。また、承認要求発出用の“調整”ボタンがクリッ
クされたことを識別し、承認内容を承認要求送信部17
へ出力すると共に、調整状況が「確定」から「調整中」
へ変化したことを示す調整状況変化情報を調整状況管理
部16へ出力する。
【0045】承認要求送信部17は、調整情報操作判別
部14から入力する承認内容を、調整セクタ特定部11
から入力する調整セクタ名情報によって指定される、調
整が必要なセクタ先へ送信する。
【0046】回答情報受信部18は、承認内容発出先の
各セクタからの回答情報(承認可/承認不可)を受信
し、承認可のセクタ名及び承認不可のセクタ名を回答状
況管理部19及び調整情報表示処理部9へそれぞれ出力
する。
【0047】回答状況管理部19は、回答状況受信部1
8から承認可セクタ名及び承認不可セクタ名情報を入力
し、調整セクタ特定部11から入力する調整が必要なセ
クタ全てから承認可の回答を受け取ると、調整状況が
「調整可」へ変化したことを回答状況情報として調整状
況管理部16へ出力する。また、承認不可の回答を一つ
でも受け取ると、回答状況が「調整不可」へ変化したこ
とを回答状況情報として調整状況管理部16へ出力す
る。
【0048】調整状況管理部16は、調整情報操作判別
部14及び回答状況管理部19から入力する調整状況の
変化を一時的に格納し、調整情報表示処理部9へ出力す
る。
【0049】一方、被調整側は以下のように構成され
る。尚、一部、調整要求側と共用するので、共用部分に
は同一符号を示す。
【0050】承認要求受信部21は、調整要求側の承認
要求送信部17から送られてくる承認内容情報を受信
し、承認内容を監視情報選択部22、承認情報表示処理
部23へ出力すると共に、調整要求側セクタ名情報を回
答情報送信部24へ出力する。
【0051】監視情報選択部22は、承認要求受信部2
1から入力する承認内容情報を基に、外部管制情報シス
テム(図示せず)から随時入力する監視情報の中から、
調整によって影響を受ける航空機の監視情報を抽出し、
シミュレーション実行部25へ出力すると共に、調整対
象航空機の監視情報をシミュレーション初期時刻算出部
26へ出力する。
【0052】シミュレーション初期時刻算出部26は、
監視情報選択部22から入力する調整対象航空機の監視
情報を基に、調整対象航空機が自セクタへ進入する時刻
を算出し、シミュレーション時刻の初期値としてシミュ
レーション時刻設定部27へ出力する。
【0053】シミュレーション時刻設定部27は、ユー
ザ(管制官)が後述する承認情報表示部28の承認画面
上でポインティング操作にて設定したシミュレーション
時刻を識別し、シミュレーション実行部25へ出力す
る。尚、ユーザ(管制官)が承認画面上で設定する前の
シミュレーション時刻は、シミュレーション初期時刻算
出部26から入力する、調整対象航空機が自セクタへ進
入する時刻とする。
【0054】シミュレーション実行部25は、シミュレ
ーション時刻設定部27から入力するシミュレーション
時刻における運航状況を、監視情報選択部22から入力
する調整によって影響を受ける航空機の監視情報を基に
シミュレートし、シミュレーション結果を承認情報表示
処理部23へ出力する。
【0055】承認情報表示処理部23は、承認要求受信
部21から入力する承認内容情報、空域情報格納部1か
ら入力する自セクタの空域情報、シミュレーション実行
部25から入力するシミュレーション結果、承認回答用
の“OK”ボタンと“NG”ボタン情報、シミュレーシ
ョン時刻設定用のスクロールバー情報を表示処理し、承
認情報表示部28へ出力する。また、承認回答用の“O
K”ボタンと“NG”ボタンの表示領域情報を承認情報
操作判別部29へ出力する。
【0056】承認情報操作部30は、ユーザ(管制官)
が承認情報表示部28の承認画面上でポインティング操
作を行うためのもので、その操作にはマウスに代表され
るポインティングデバイスが使用される。
【0057】承認情報操作判別部29は、承認情報表示
部28の表示座標へ変換された承認回答用の“OK”ボ
タンと“NG”ボタン領域情報、シミュレーション時刻
設定用のスクロールバー領域情報及び承認情報操作部3
0から入力するドラッグ開始点&ドロップ点あるいはク
リック点の座標情報を基に、ユーザ(管制官)が承認情
報表示部28の承認画面上でドラッグ&ドロップ操作に
て設定したシミュレーション時刻をシミュレーション時
刻設定部27へ出力する、あるいはユーザ(管制官)が
承認情報表示部28の承認画面上でクリック操作にて選
択したボタンを識別し、承認可/不可情報を回答情報送
信部24へ出力する。
【0058】回答情報送信部24は、承認情報操作判別
部29から入力する承認可/不可情報を、承認要求受信
部21から入力する回答先セクタ情報を基に、調整要求
側セクタへ出力する。
【0059】図1に示す本発明の構成における作用例に
ついて、エンルート管制で経路変更に関する調整業務を
行う場合を一例として、以下に説明する。
【0060】[1]監視情報表示に関する作用例 前記監視情報表示部上に、監視情報が表示されるまでの
作用例を、次の(1)〜(2)に示す。
【0061】(1)監視情報表示処理部2において、調
整席支援システム起動時に、空域情報格納部1からFI
X、航空路、セクタ境界線等の空域情報を入力し、監視
情報表示部3の表示座標に変換後、表示処理を行って監
視情報表示部3へ出力する。また、RDP(Radar Data
Processing System:航空路レーダ情報処理システム)
等の外部管制情報処理システムから航空機のフライトプ
ラン、位置、速度情報等の監視情報を随時入力し、監視
情報表示部3の表示座標に変換後、監視情報操作判別部
4へ出力する。また、航空機のフライトプラン、位置、
速度情報等のシンボル・タグ表示処理後、監視情報表示
部3へ出力する。
【0062】(2)監視情報表示部3において、空域情
報及び航空機シンボル・タグ等を画面表示する。エンル
ート管制における監視情報表示部の表示例を図2に示
す。図2において、図中実線は航空路、三角印は航空機
のシンボルマーク、+印は航空機指定のためのカーソル
を示している。
【0063】尚、ターミナル管制、或いは洋上管制で使
用する場合は、空域情報格納部1にそれぞれの管制に対
応した空域情報を格納し、航空機の位置情報等を入力す
る外部システムを、ターミナル管制の場合はRDPから
ARTS(Automated RadarTerminal System:ターミナ
ルレーダ情報処理システム)へ、洋上管制の場合はRD
PからODP(Osceanic ATC Data Processing Syste
m:洋上管制データ表示システム)へそれぞれ置き換え
れば、前記(1)〜(2)と同様の作用にて、それぞれ
の管制に対応する監視情報を監視画面上に表示すること
ができる。同様に、外部システムとして、衛星を用いた
GNSS(Global Navigation Satellite System:全地
球的航法衛星システム)等のADS(Automatic Depend
ent Surveillance:自動従属監視)システムから監視情
報を得て表示することも可能である。
【0064】[2]調整項目メニュー表示に関する作用
例 前記監視情報表示部上に、調整項目メニューが表示され
るまでの作用例を、次の(3)〜(6)に示す。
【0065】(3)ユーザ(管制官)が、監視情報表示
部3の監視画面上で監視情報操作部(ポインティングデ
バイス)6を用いてカーソルを航空機のシンボルへ合わ
せてクリックすると、クリック点の位置情報が監視情報
操作判別部4へ出力される。
【0066】(4)監視情報操作判別部4において、監
視情報表示処理部2から入力する航空機表示領域情報
と、監視情報操作部6から入力するクリック点の位置情
報を基に、ユーザ(管制官)が指定した航空機を判別
し、指定航空機の表示位置情報及びメニュー表示命令を
メニュー表示処理部5へ出力する。以上のメニュー非表
示時の監視情報操作判別部4の処理動作を図7のフロー
チャートに示す。
【0067】図7において、まずクリック点が航空機シ
ンボルにあるか判断し(S1)、なければそのままとす
る。クリック点が航空機シンボルにある場合には、クリ
ック点により指定される航空機の表示位置情報をメニュ
ー表示処理部5へ出力する(S2)。続いて、メニュー
表示領域情報(領域A1〜領域A4)をメニュー表示処
理部5から入力する(S3)。そして、メニュー表示命
令情報をメニュー表示処理部5へ出力して(S4)、一
連の処理を終了する。
【0068】(5)メニュー表示処理部5において、監
視情報操作判別部4から入力するメニュー表示命令を受
け、監視情報操作判別部4から入力する指定航空機の表
示位置情報を基に、指定航空機の近傍にメニュー表示領
域(A1〜A4)を設定し、そのメニュー領域情報を監
視情報操作判別部4へ出力する。また、メニュー表示領
域情報を基に表示処理を行い監視情報表示部3へ出力す
る。
【0069】(6)監視情報表示部3において、指定航
空機の近傍にメニューを表示する。監視情報表示部3に
おけるメニューの表示例を図3に示す。図3は、図2に
示した画面上で飛行計画変更要求のあった航空機シンボ
ルマークに+字カーソルを合わせてクリックしたとき、
指定航空機の近傍に変更内容選択メニューを表示した画
面を示すもので、領域A1には高度変更(ALTITU
DE)、領域A2には経路変更(DIREC TO)、
領域A3には経路逸脱(DEVIATION)、領域A
4にはポイントアウト(POINT OUT)が表示さ
れる。すなわち、図3において、領域A1〜A4のいず
れかのボタンをクリックすると、それぞれ高度変更、経
路変更、経路逸脱及びポイントアウトに対応した調整用
画面を表示する。
【0070】[3]経路変更調整情報表示に関する作用
例 図3に示すメニューから経路変更(領域A2)を選択し
てから、前記調整情報表示部3の監視画面上に、経路変
更調整用のGUI(grafical user einterface)が表示
されるまでの作用例を、次の(7)〜(21)に示す。
【0071】(7)ユーザ(管制官)が、監視情報表示
部3の監視画面上で監視情報操作部(ポインティングデ
バイス)6を用いてカーソルをメニュー項目へ合わせて
クリックすると、クリック点の位置情報が監視情報操作
判別部4へ出力される。
【0072】(8)監視情報操作判別部4において、メ
ニュー表示処理部5から入力するメニュー表示領域情報
と、監視情報操作部6から入力するクリック点の位置情
報を基に、ユーザ(管制官)が選択した調整項目(経路
変更)を判別し、この調整項目情報を調整内容特定部7
へ出力し、指定航空機の便名情報をフライトプラン抽出
部8へ出力する。また、調整状況を管理する調整状況管
理部16へ調整状況の初期設定命令を出力する。さら
に、メニュー非表示命令をメニュー表示処理部5へ出力
する。以上のメニュー表示時の監視情報操作判別部4の
処理動作を図8のフローチャートに示す。
【0073】図8において、まず、クリック点が領域A
1〜A4のいずれにあるかを判断する(S5〜S8)。
領域A1にある場合には高度変更情報を調整内容特定部
7へ出力し(S9)、領域A2にある場合には経路変更
情報を調整内容特定部7へ出力し(S10)、領域A3
にある場合には経路逸脱情報を調整内容特定部7へ出力
し(S9)、領域A2にある場合にはポイントアウト情
報を調整内容特定部7へ出力する(S10)。続いて、
指定航空機便名情報をフライトプラン抽出部8へ出力
し、メニュー非表示命令をメニュー表示処理部5へ出力
して(S14)、一連の処理を終了する。
【0074】また、クリック点が領域A1〜A4のいず
れにもない場合には、他の航空機シンボルにあるか判断
し(S15)、メニュー非表示命令をメニュー表示処理
部5へ出力する(S16)。他の航空機シンボルにある
場合には、メニュー非表示命令をメニュー表示処理部5
へ出力し(S17)、指定航空機の表示位置情報をメニ
ュー表示処理部5へ出力し(S18)、メニュー表示領
域情報(領域A1〜A4)をメニュー表示処理部5から
入力し(S19)、メニュー非表示命令をメニュー表示
処理部5へ出力し(S20)、一連の処理を終了する。
【0075】(9)メニュー表示処理部5において、監
視情報操作判別部4から入力するメニュー非表示命令を
受け、メニュー表示処理を終了する。
【0076】(10)監視情報表示部3において、指定
航空機の近傍に表示されていたメニューが消える。
【0077】(11)フライトプラン抽出部8におい
て、外部システムであるFDPからフライトプラン情報
を入力し、一時的に格納する。そして、監視情報操作判
別部4から入力する指定航空機便名情報から、指定航空
機の高度・経路情報等を抽出し、調整内容特定部7へ出
力する。
【0078】(12)調整状況管理部16において、調
整情報操作判別部14から調整状況の初期設定命令を入
力して調整状況を初期化し、この調整状況情報を調整情
報表示処理部9へ出力する。尚、調整状況は、「未確
定」、「確定」、「調整中」、「調整OK」及び「調整
NG」の5種類あり、初期値は「未確定」である。
【0079】(13)調整内容特定部7において、監視
情報操作判別部4から入力する調整項目(経路変更)情
報、及びフライトプラン抽出部8から入力する指定航空
機の高度・経路情報等を基に、経路変更において直行す
るFIX名候補を抽出し、調整情報表示処理部9、監視
情報選択部10及び調整セクタ特定部11へ出力する。
尚、調整状況が「未確定」の現時点では「現在の地点か
らあるFIXへ直行する」としか調整内容が特定できな
い。
【0080】(14)調整情報表示処理部9において、
調整内容特定部7から入力する調整項目(経路変更)情
報、及び直行するFIX名候補情報それぞれに対する表
示領域を設定し、表示処理後、調整情報表示部13へ出
力する。また、FIX名候補の表示領域情報を調整情報
操作判別部14へ出力する。
【0081】(15)監視情報選択部10において、調
整内容特定部7から入力する調整内容(「現在の地点か
らあるFIXへ直行する」)情報を基に、外部管制情報
処理システムから入力する監視情報のうち、調整によっ
て影響を受ける航空機を特定し、関連航空機監視情報を
調整情報表示処理部9へ出力する。調整状況が「未確
定」の現時点では「現在の地点からあるFIXへ直行す
る」としか調整内容が特定できないため、調整によって
影響を受ける航空機としては、調整対象航空機の現在の
飛行経路と同一経路の航空機を設定する。
【0082】(16)調整情報表示処理部9において、
監視情報選択部10から入力する調整によって影響を受
ける航空機の監視情報等を、調整情報表示部13の表示
画面上の座標に変換し、シンボル・タグ表示等の表示処
理後、調整情報表示部13へ出力する。尚、調整情報表
示部13の表示座標は、後述する表示領域特定部12に
おいて設定された表示領域・表示倍率情報を基に決定す
る。
【0083】(17)調整セクタ特定部11において、
調整内容特定部7から入力する調整内容(「現在の地点
からあるFIXへ直行する」)情報を基に、調整が必要
なセクタを特定し、空域情報格納部1から入力するエン
ルート空域情報のうち、自セクタと調整が必要なセクタ
の情報のみを抽出し、調整情報表示処理部9へ出力す
る。また、自セクタと調整が必要なセクタの範囲を表示
領域特定部12へ出力する。さらに、調整が必要なセク
タ名を承認要求送信部17へ出力する。尚、調整状況が
「未確定」の現時点では「現在の地点からあるFIXへ
直行する」としか調整内容が特定できないため、調整が
必要なセクタとしては、隣接セクタ(ハンドオフイニシ
エート先)のみを設定する。
【0084】(18)調整情報表示処理部9において、
調整セクタ特定部11から入力する調整が必要なセクタ
の空域情報を、調整情報表示部13の表示画面上の座標
へ変換し、表示処理後、調整情報表示部13へ出力す
る。尚、調整情報表示部13の表示座標は、後述する表
示領域特定部12において設定された表示領域・表示倍
率情報を基に決定する。
【0085】(19)表示領域特定部12において、調
整セクタ特定部11から入力する調整が必要なセクタの
範囲情報を基に、調整情報表示部13の表示領域及び表
示倍率を設定し、前記調整情報表示処理部9へ出力す
る。
【0086】(20)調整情報表示処理部9において、
調整状況管理部16から入力する調整状況(「未確
定」)に従って、“EXIT”ボタンの表示処理を行
い、“EXIT”ボタンの表示領域情報を監視情報表示
部13へ出力する。
【0087】(21)調整情報表示部13において、調
整内容(「現在の地点からあるFIXへ直行する」)情
報、直行するFIX名候補メニュー、調整が必要なセク
タの空域情報、調整によって影響を受ける航空機の位置
・速度情報等を表示する。また、“EXIT”ボタンを
表示する。調整状況が「未確定」時における、調整情報
表示部13の表示例を図9に示す。
【0088】図9において、図中六角形で示す領域はセ
クタを表し、直線は航空路を表し、三角形は現在飛行中
の航空機を表す。実線のセクタは自管制区域であり、点
線のセクタは調整内容に応じて影響のある隣接セクタで
ある。太線は、指定航空機の現状航空路を識別表示して
いる。指定航空機の近傍には、便名(JAL253)、
調整項目(Direct to)が表示され、さらに調
整項目にカーソルを移動すると、プルダウン式に選択項
目メニューが領域B1に表示される。また、画面の余白
部分の領域B2にこの画面を終了し、調整を取りやめる
ための「EXIT」ボタンが表示される。
【0089】[4]調整情報の詳細設定に関する作用例 前記調整情報表示部13の画面上に表示された経路変更
調整用のGUI(「未確定」時)上で、調整情報の詳細
(直行先のFIX)を設定してから、調整先FIXが識
別表示される(「確定」時)までの作用例を、次の(2
2)〜(32)に示す。
【0090】(22)ユーザ(管制官)が、調整情報表
示部13の調整画面上で調整情報操作部(ポインティン
グデバイス)15を用いてカーソルを領域51の「OM
C」ボタンへ合わせてクリックすると、クリック点の位
置情報が調整情報操作判別部14へ出力される。
【0091】(23)調整情報操作判別部14におい
て、調整情報表示処理部9から入力する直行するFIX
名候補の表示領域情報、 “EXIT”ボタンの表示領
域情報、及び調整情報操作部15から入力するクリック
点の位置情報を基に、ユーザ(管制官)が選択したFI
X(OMC)を判別し、このFIX名を調整内容特定部
7へ出力する。また、調整状況を管理する調整状況管理
部16へ調整状況の変化(「未確定」→「確定」)を出
力する。調整状況が「未確定」時の調整情報操作判別部
14の処理動作を図10のフローチャートに示す。
【0092】図10において、まず、クリック点が領域
B1、B2のいずれにあるか判断する(S21、S2
2)。領域B1にある場合には、選択FIX名を調整内
容特定部7へ出力し(S23)、調整状況の変化(「未
確定」→「確定」)を調整状況管理部16へ出力する
(S24)。領域B2にある場合には、調整状況の変化
(「未確定」→「調整終了」)を調整状況管理部16へ
出力する(S25)。領域B1、B2のいずれにもない
場合にはそのままとする。
【0093】(24)調整内容特定部7において、調整
情報操作判別部14から入力する直行FIX名情報を入
力し、調整内容を特定(「現在位置からOMCへ直行す
る」)後、調整情報表示処理部9、監視情報選択部10
及び調整セクタ特定部11へ出力する。
【0094】(25) 調整情報表示処理部9におい
て、調整内容特定部7から入力する調整内容(「現在位
置からOMCへ直行する」)情報の表示に関する表示処
理を行い、調整情報表示部13へ出力する。
【0095】(26)監視情報選択部10において、調
整内容特定部7から入力する調整内容情報を基に、外部
管制情報処理システムから入力する監視情報のうち、調
整によって影響を受ける航空機を特定し、関連航空機の
監視情報として調整情報表示処理部9へ出力する。尚、
調整によって影響を受ける航空機としては、現在位置か
らOMCへの直行経路を横切る航空機、及びOMC以降
同一経路の航空機とする。
【0096】(27)調整情報表示処理部9において、
監視情報選択部10から入力する調整によって影響を受
ける航空機の位置・速度情報等を、調整情報表示部13
の表示画面上の座標に変換し、シンボル・タグ表示等の
表示処理後、調整情報表示部13へ出力する。尚、調整
情報表示部13の表示座標は、後述する表示領域特定部
12において設定された表示領域・表示倍率情報を基に
決定する。
【0097】(28)調整セクタ特定部11において、
調整内容特定部7から入力する調整内容(「現在位置か
らOMCへ直行する」)情報を基に、調整が必要なセク
タを特定し、空域情報格納部1から入力するエンルート
空域情報のうち、調整が必要なセクタの情報のみを抽出
し、調整情報表示処理部9へ出力する。また、調整が必
要なセクタ名情報を、後述する承認要求送信部17及び
回答状況管理部16へ出力する。調整が必要なセクタと
しては、現在位置からOMCへの直行経路を含む2セク
タとする。
【0098】(29)調整情報表示処理部9において、
調整セクタ特定部11から入力する現在位置からOMC
への直行経路を含むセクタの空域情報を抽出し、調整情
報表示部13の表示画面上の座標へ変換し、表示処理
後、調整情報表示部13へ出力する。尚、調整情報表示
部13の座標系は、後述する表示領域特定部12におい
て設定された表示領域・表示倍率情報を基に決定する。
【0099】(30)表示領域特定部12において、調
整セクタ特定部11から入力する、自セクタ及び現在位
置からOMCへの直行経路を含むセクタの範囲情報を基
に、表示領域及び表示倍率を設定し、調整情報表示処理
部9へ出力する。
【0100】(31)調整情報表示処理部9において、
調整状況管理部16から入力する調整状況(「確定」)
に従って、“EXIT”ボタン及び“調整”ボタンの表
示処理を行い、調整情報表示部13へ出力する。
【0101】(32)調整情報表示部13において、調
整内容(「現在位置からOMCへ直行する」)情報、調
整が必要なセクタ(「現在位置からOMCへの直行経路
を含むセクタ」)の空域情報、調整によって影響を受け
る航空機(現在位置からOMCへの直行経路を横切る航
空機、及びOMC以降同一経路の航空機)の位置・速度
情報等を表示する。また、“EXIT”ボタン及び“調
整”ボタンを表示する。調整状況が「確定」時におけ
る、調整情報表示部13の表示例を図11に示す。
【0102】図11では、図9の画面で調整項目を選択
したとき、その調整内容によって影響を受ける領域を全
て表示した場合の画面を示している。図11において、
調整が必要なセクタは色分けして表示される。図中、太
い点線で示す矢印は、調整内容を表示している。画面上
の航空機シンボルは、変更経路を横切る航空機の現在位
置、OMC以降同一経路となる航空機の現在位置を示し
ている。画面上の領域C1には、調整開始を指定する調
整ボタンが表示され、指定航空機の近傍の領域C2に
は、便名(JAL253)、調整項目(Direct
to)、行き先(OMC)が表示され、余白部分の領域
C3にはこの画面を終了するためのEXITボタンが表
示されている。
【0103】[5]調整承認要求の回答受領に関する作
用例 前記調整情報表示部13の画面上に表示された経路変更
調整用のGUI(「確定」時)上で、“調整”ボタンを
押してから、調整内容の承認要求を発出する(「調整
中」時)までの作用例を、次の(33)〜(37)に示
す。
【0104】(33)ユーザ(管制官)が、調整情報表
示部13の表示画面上で調整情報操作部(ポインティン
グデバイス)15を用いてカーソルを“調整”ボタン
(領域C1)へ合わせてクリックすると、クリック点の
位置情報が調整情報操作判別部14へ出力される。
【0105】(34)調整情報操作判別部14におい
て、調整情報操作部15から入力するクリック点の位置
情報を基に、ユーザ(管制官)が“調整”ボタンをクリ
ックしたことを認識し、調整内容を承認要求送信部17
へ出力する。また、調整状況を管理する調整状況管理部
16へ調整状況の変化(「確定」→「調整中」)を出力
する。調整状況が「確定」時における調整情報操作判別
部14の処理動作を図12のフローチャートに示す。
【0106】図12において、まずクリック点が領域C
1、C2、C3のいずれにあるか判断する(S26、S
27、S28)。領域C1にある場合には、承認内容情
報を承認要求送信部17へ出力し(S29)、調整状況
の変化(「確定」→「調整中」)を調整状況管理部16
へ出力する(S30)。領域C2にある場合には、選択
FIX名情報を調整内容特定部7へ出力する(S3
1)。調整状況の変化(「確定」→「未確定」)を調整
状況管理部16へ出力する(S32)。領域C3にある
場合には、調整状況の変化(「未確定」→「調整終
了」)を調整状況管理部16へ出力する(S33)。領
域C1、C2、C3のいずれにもない場合にはそのまま
とする。
【0107】(35)承認要求送信部17において、調
整情報操作判別部14から入力する調整内容「現在位置
からOMCへ直行する」情報を、調整セクタ特定部11
から入力する調整が必要なセクタ名を基に、調整が必要
な各セクタへ送信する。
【0108】(36)調整情報表示処理部9において、
調整状況管理部16から入力する調整状況(「調整
中」)に従って、“EXIT”ボタンの表示処理を終了
すると共に、調整状況の表示処理を行い、調整状況表示
情報を調整情報表示部13へ出力する。
【0109】(37)調整情報表示部13において、調
整内容(「現在位置からOMCへ直行する」)情報、調
整が必要なセクタ(「現在位置からOMCへの直行経路
を含むセクタ」)の空域情報、調整によって影響を受け
る航空機(現在位置からOMCへの直行経路を横切る航
空機、及びOMC以降同一経路の航空機)の位置・速度
情報等を表示する。調整状況が「調整中」における、調
整情報表示部13の表示例を図13に示す。
【0110】図13は図11の画面で調整ボタンを選択
操作した場合の表示画面を示している。この画面では調
整ボタンが消え、領域D1に調整中が表示される。ま
た、領域D2には、図11と同様に「Direct t
oOMC」の文字が表示されているが、調整中であるこ
とが確認できるように、背景色の変更、あるいは領域内
の点滅表示などの処理がなされている。
【0111】[6]調整承認要求の回答受領に関する作
用例 調整内容の承認要求を発出してから、承認回答を受領す
るまでの作用例を、次の(38)〜(53)に示す。
【0112】(38)回答情報受信部18において、承
認要求を送信したセクタからの承認回答を受信し、承認
可/不可セクタ名情報を、調整情報表示処理部9及び回
答状況管理部19へ出力する。
【0113】(39)調整情報表示処理部9において、
回答情報受信部18からの承認可/不可セクタ名情報を
入力し、承認可/不可に従ってセクタ領域の識別表示処
理を行い、調整情報表示部13へ出力する。
【0114】(40)調整情報表示部13において、承
認可・不可セクタの識別表示を行う。調整情報表示部1
3における、承認可セクタの識別表示例を図14に示
す。図14は、図13の表示中に特定セクタへ発した承
認要求に対する回答を受けた画面を示すもので、図では
隣接セクタから「調整可」の回答を受領して識別色を変
えた様子を示している。
【0115】(41)回答状況管理部19において、回
答状況受信部18から承認可・不可セクタ情報を入力
し、調整特定部11から入力する調整が必要なセクタ全
てから承認可の回答を受け取ると、調整状況を管理する
調整状況管理部16へ調整状況の変化(「調整中」→
「調整可」)を出力する。
【0116】(42)調整状況管理部16において、回
答状況受信部18から入力する調整状況の変化(「調整
中」→「調整可」)を、調整情報表示処理部9へ出力す
る。
【0117】(43)調整情報表示部13において、調
整内容(「現在位置からOMCへ直行する」)、調整が
必要なセクタからの回答結果、及び調整情報表示画面終
了用の“CLOSE”ボタンを表示する。調整状況が
「調整可」における、調整情報表示部13の表示例を図
15に示す。
【0118】図15は、図14に示した画面から、全て
の承認要求先から「調整可」の回答を得た場合の画面を
示すもので、画面中、領域E1には調整が完了したこと
を示す「調整OK」の文字が表示され、余白の領域E2
には、この画面を終了するための「CLOSE」の文字
がボタンとして表示される。この場合、指定航空機の変
更後の航空路が太線で識別表示されている。
【0119】(44)ユーザ(管制官)が、調整情報表
示部13の画面上で調整情報操作部(ポインティングデ
バイス)15を用いてカーソルを調整情報表示画面終了
用の「CLOSE」ボタン(領域A92)へ合わせてク
リックすると、クリック点の位置情報が調整情報操作判
別部14へ出力される。
【0120】(45)調整情報操作判別部14におい
て、調整情報操作部15から入力するクリック点の位置
情報を基に、ユーザ(管制官)が調整情報表示画面用の
“CLOSE”ボタン(領域A92)をクリックしたこ
とを認識し、調整内容を承認要求送信部17へ出力す
る。また、調整状況の変化(「調整可」→「調整終
了」)の情報を調整状況管理部16へ出力すると共に、
調整情報表示画面の非表示命令を、調整情報表示処理部
9へ出力する。調整状況が「調整可」時における調整情
報操作判別部14の処理動作を図16のフローチャート
に示す。
【0121】図16において、クリック点が領域E2に
あるか判断する(S34)。領域E2にある場合には、
調整状況の変化(「調整可」→「調整終了」)を調整状
況管理部16へ出力する(S35)。領域E2にない場
合にはそのままとする。
【0122】(46)一方、(41)において、あるセ
クタから承認不可の回答を受け取ると、調整状況を管理
する調整状況管理部16へ調整状況の変化(「調整中」
→「調整不可」)を出力する。
【0123】(47)調整状況管理部16において、回
答状況受信部17から入力する調整状況の変化(「調整
中」→「調整不可」)を調整情報表示処理部9へ出力
し、関連監視情報表示処理、該当セクタ表示処理、操作
ボタン表示処理及び調整状況表示処理を実行させる。
【0124】(48)調整情報表示部13において、調
整内容(「現在位置からOMCへ直行する」)情報、調
整が必要なセクタからの回答状況、調整情報表示画面終
了用の“CLOSE”ボタン及び調整内容再設定用の
“CONTINUE”ボタンを表示する。調整状況が
「調整不可」における、調整情報表示部13の表示例を
図17に示す。
【0125】図17は、図14の画面から、指定航空機
の目的地を管轄するセクタから調整不可の回答を受けて
そのセクタの色を変更した場合の画面を示している。こ
のとき、画面中の領域F1には、調整不可を示す調整N
Gの文字が表示され、領域F2にはこの画面を閉じるC
LOSEの文字がボタン表示され、領域F3には調整内
容を再設定するためのCONTINUEの文字がボタン
を表示される。
【0126】(49)ユーザ(管制官)が、調整情報表
示部13の画面上で調整情報操作部(ポインティングデ
バイス)15を用いてカーソルを“CLOSE”ボタン
(領域F1)へ合わせてクリックすると、クリック点の
位置情報が調整情報操作判別部14へ出力される。
【0127】(50)調整情報操作判別部14におい
て、調整情報操作部15から入力するクリック点の位置
情報を基に、ユーザ(管制官)が“CLOSE”ボタン
(領域F1)をクリックしたことを認識し、非表示命令
を調整情報表示処理部9へ出力する。調整状況が「調整
不可」時における調整情報操作判別部14の処理動作を
図18のフローチャートに示す。
【0128】図18において、まず、クリック点が領域
F2、F3のいずれにあるか判断する(S36、S3
7)。領域F2にある場合には、調整状況の変化(「確
定」→「未確定」)を調整状況管理部16へ出力する
(S38)。領域F3にある場合には、調整状況の変化
(「確定」→「調整終了」)を調整状況管理部16へ出
力する(S39)。領域F2、F3のいずれにもない場
合には、そのままとする。
【0129】(51)一方、(49)において、ユーザ
(管制官)が、調整情報表示部13の画面上で調整情報
操作部(ポインティングデバイス)15を用いてカーソ
ルを“CONTINUE”ボタン(領域F3)へ合わせ
てクリックすると、クリック点の位置情報が調整情報操
作判別部14へ出力される。
【0130】(52)調整情報操作判別部14におい
て、調整情報操作部15から入力するクリック点の位置
情報を基に、ユーザ(管制官)が“CONTINUE”
ボタン(領域F3)をクリックしたことを認識し、調整
状況を管理する調整状況管理部16へ調整状況の変化
(「調整中」→「未確認」)を出力する。
【0131】(53)調整状況管理部16において、回
答状況受信部18から入力する調整状況の変化(「調整
中」→「未確認」)を、調整内容表示処理部9に出力
し、関連監視情報表示処理、該当セクタ表示処理、操作
ボタン表示処理及び調整状況表示処理を実行させ、前記
(7)〜(21)の処理を行う。
【0132】[7]調整承認要求への回答に関する作用
例 被調整側において、調整内容の承認要求を受信してか
ら、承認回答を送信するまでの作用例を、次の(54)
〜(63)に示す。
【0133】(54)承認要求受信部21において、調
整要求元からの承認内容情報を受信し、承認内容情報を
監視情報選択部22及び承認情報表示処理部23へ出力
する。また、承認回答先(調整要求側)のセクタ名を回
答情報送信部24へ出力する。
【0134】(55)監視情報選択部22において、R
DP等の外部管制情報処理システムから航空機の位置・
速度及びフライトプラン等の監視情報を入力し、調整対
象航空機の位置・速度及びフライトプラン等の監視情報
をシミュレーション初期時刻算出部26へ出力し、調整
によって影響を受ける航空機の位置・速度及びフライト
プラン等の監視情報をシミュレーション実行部25へ出
力する。
【0135】(56)シミュレーション初期時刻算出部
26において、監視情報選択部22から入力する調整対
象航空機の位置・速度等の監視情報から、調整対象航空
機が自セクタに進入する時刻を算出し、シミュレーショ
ン時刻設定部27へ出力する。
【0136】(57)シミュレーション時刻設定部27
において、承認情報操作判別部30から、ユーザ(管制
官)からのシミュレーション時刻設定に関する操作情報
を入力し、任意の将来時刻をシミュレーション時刻とし
てシミュレーション実行部25へ出力する。尚、デフォ
ルトのシミュレーション時刻としては、シミュレーショ
ン初期時刻算出部26から入力する調整対象航空機が自
セクタに進入する時刻をシミュレーション時刻として、
シミュレーション実行部25へ出力する。
【0137】(58)シミュレーション実行部25にお
いて、監視情報選択部22から入力する調整によって影
響を受ける航空機の位置・速度等の監視情報を基に、シ
ミュレーション時刻設定部27から入力するシミュレー
ション時刻時刻における各航空機の位置等をシミュレー
トし、シミュレーション結果を承認情報表示処理部23
へ出力する。
【0138】(59)承認情報表示処理部23におい
て、承認要求受信部21から入力する承認内容情報、シ
ミュレーション実行部25から入力するシミュレーショ
ン結果としての航空機位置情報等、及び空域情報格納部
1から入力する自セクタに関する航空路、FIX、セク
タ境界線等の空域情報に対して表示処理を行い、承認情
報表示部28へ出力する。
【0139】(60)承認情報表示部28において、調
整内容(「調整対象航空機の飛行経路」)情報、調整に
よって影響を受ける航空機(直行経路を横切る航空機、
及び直行するFIX以降同一の飛行経路の航空機)の位
置・速度情報等を表示し、承認返答(承認可/不可)用
ボタン及びシミュレーション時刻設定用スクロールバー
等を合わせて表示する。承認情報表示部28の表示例を
図19に示す。図19は、初期表示であり、初期表示と
しては、調整対象航空機が自セクタへ進入する将来時刻
におけるシミュレーション結果を表示する。尚、図19
において、承認返答(承認可/不可)用ボタンを領域G
1及びG2に、シミュレーション時刻設定用スクロール
バーを領域G3及びG4に、調整内容を領域G5にそれ
ぞれ表示する。さらに、この画面には、現在時刻とスク
ロールバーの操作に応じた任意の将来時刻が表示されて
いる。
【0140】(61)ユーザ(管制官)が、承認情報表
示部28の画面上で承認情報操作部(ポインティングデ
バイス)30を用いてカーソルを“OK”ボタン(領域
G1)か“NG”ボタン(領域G2)へ合わせてクリッ
クする、あるいはシミュレーション時刻設定用の“スク
ロールバー”(領域G3)においてドラッグ&ドロップ
等の操作を行うと、クリック点あるいはドラッグ開始点
及びドロップ点等の情報が承認情報操作判別部29へ出
力される。
【0141】(62)承認情報操作判別部29におい
て、承認情報操作部30から入力するクリック点の位置
情報を基に、ユーザ(管制官)が“OK”ボタン(領域
G1)か“NG”ボタン(領域G2)をクリックしたこ
とあるいはシミュレーション時刻設定用の“スクロール
バー”(領域G3)でシミュレーション時刻を設定した
ことを認識し、承認回答(承認可/不可)情報を、回答
情報送信部24へ出力する。また、ユーザ(管制官)が
設定したシミュレーション時刻をシミュレーション時刻
設定部27へ出力する。承認情報操作判別部29の処理
動作を図20のフローチャートに示す。
【0142】図20において、操作入力情報があった場
合、まずドラッグ&ドロップ操作か判断し(S40)、
ドラッグ&ドロップ操作の場合には、ドラッグ開始点が
領域G3にあるか判断し(S41)、なければドラッグ
&ドロップ操作をキャンセルする(S42)。また、ド
ラッグ開始点が領域G3にある場合には、ドロップ点に
より設定されるシミュレーション時刻情報を承認情報表
示処理部23へ出力する(S43)。
【0143】一方、上記ステップS40で、操作入力情
報がドラッグ&ドロップ操作でなかった場合、クリック
点が領域G1、G2のいずれにあるか判断する(S4
5、S46)。領域G1にある場合には、承認可の情報
を回答情報送信部24へ出力する(S47)。領域G2
にある場合には、承認不可の情報を回答情報送信部24
へ出力する(S48)。領域B1、B2のいずれでもな
かった場合は、クリック操作をキャンセルする(S4
9)。
【0144】(63)回答情報送信部24において、承
認情報操作判別部29から入力する承認回答(承認可/
不可)情報を、承認要求受信部21から入力する回答先
のセクタ名情報を基に、回答先へ承認回答(承認可/不
可)情報を送信する。
【0145】[画面表示例及び操作例]経路変更に対す
る一連の調整業務を行った場合における、調整要求側及
び被調整側それぞれの操作例及び画面表示の推移を以下
に示す。
【0146】《調整要求側における例》 (64)図2に示すように、「+」で示したカーソルを
航空機のシンボルへ合わせてクリックすると、図3に示
すように、指定した航空機のシンボル近傍にメニューが
表示される。メニュー項目は、図3に示す通り、セクタ
間で行われる代表的な調整項目である高度変更(ALT
ITUDE)、経路変更(DIRECTION)、経路
逸脱(DEVIATION)、ポイントアウト(POI
NT OUT)の4項目とする。以下(65)項以降に
おいては、最も調整が困難と考えられる経路変更(DI
RECTION)を選択した場合の作用例について示
す。
【0147】(65)メニューの中から調整内容に該当
する項目“DIRECTION”へカーソルを合わせて
クリックすると、図9に示す画面が調整業務用画面とし
て表示される。直行するFIXは、指定した航空機の経
路を基に絞り込まれたFIX一覧から、該当するFIX
へカーソルを合わせてクリックすることで確定する。
尚、図9において、“EXIT”ボタン(領域B2)を
押すと、調整業務用画面が終了する(閉じる)。
【0148】(66)上記(65)において、経路変更
先FIXへカーソルを合わせてクリックし、FIXを確
定すると、図11に示すように、調整が必要なセクタ全
体を表示し、調整が必要なセクタを識別表示する。ま
た、調整対象航空機の現在の飛行経路及び変更後の飛行
経路を識別表示する。そして、承認要求発出用の“調
整”ボタン(領域C1)、及び調整によって影響を受け
ると予想される航空機を判別して表示する。図11にお
いては、直行経路を横切る航空機、及び直行するFIX
以降同一の飛行経路である航空機を表示している。尚、
領域C2をクリックすると、直行するFIX一覧が再び
表示され、直行するFIXの再設定が可能となる。
【0149】(67)上記(66)において、“調整”
ボタン(領域C1)へカーソルを合わせてクリックする
と、調整内容が各該当セクタへ発出され、“調整”ボタ
ン(領域C1)の表示が消え、図13に示すように現在
の調整状況が領域D1に表示される。表示される状況と
しては、「調整中」、「調整OK(調整可能)」及び
「調整NG(調整不可)」の3種類がある。この状態に
おける監視画面の表示例を図4に示す。
【0150】(68)調整可の承認を受領すると、図1
4に示すように、調整可の承認を受領したセクタの識別
表示が変化し、該当セクタ全てから承認を受領すると、
図15に示すように、現在状況“調整OK”(領域E
1)が表示され、現在の飛行経路の識別表示が消え、変
更後の飛行経路が新たに現在の飛行経路として識別表示
される。この状態における監視画面の表示例を図5に示
す。調整が終了し調整可能であることを確認後、“CL
OSE”ボタン(領域E2)へカーソルを合わせてクリ
ックすると調整用画面が終了し、調整業務を終了する。
【0151】(69)一方、該当セクタから承認不可を
受領すると、図17に示すように、現在状況“調整N
G”(領域F1)が表示され、変更後の飛行経路表示が
消える。再度FIXを設定する場合、“CONTINU
E”ボタン(領域F3) へカーソルを合わせてクリッ
クすると、図9に示す表示が行われる。この状態におけ
る監視画面の表示例を図6に示す。また、調整業務を終
了する場合は、“CLOSE”ボタン(領域F2)へカ
ーソルを合わせてクリックすると、調整用画面が終了
し、調整業務を終了する。
【0152】《被調整側における例》 (70)調整要求側から調整内容の承認要求が来ると、
図15に示す被調整側用GUIが表示される。
【0153】(71)画面右側に表示されたスクロール
バー(領域G3)を上下に移動させると、任意の将来時
刻における運航状況がシミュレートされ、将来の運航状
況において、調整内容が与える影響をシミュレートでき
る。尚、デフォルト表示としては、調整対象機が自セク
タへ到達する時刻にセットされる。
【0154】(72)上記(71)において、承認の可
/不可を判断し、承認可の場合、“OK”ボタン(領域
G1)、承認不可の場合、“NG”ボタン(領域G2)
をそれぞれクリックすると、調整要求側セクタへ回答が
発出される。
【0155】(73)上記(72)において、“OK”
ボタン(領域G1)が押された場合、必要に応じて、自
動的に変更情報が運航票情報へ反映される。また、図2
1に示すように、アビームFIXが自動的に設定される
(本来の通過目標点AAAから最も近い調整後の航空路
上の点をアビームAAAとして識別表示)。
【0156】(74)図21において、確認後“CLO
SE”ボタン(領域H1)へカーソルを合わせてクリッ
クすると、被調整側用GUIがクローズする。
【0157】尚、上記(64)〜(74)の作用例にお
いて、将来管制官とパイロット間の通信がデータリンク
で行われる状況における作用例を次の(75)〜(8
5)に示す。
【0158】(75)パイロットからデータリンクによ
って経路変更要求メッセージを受信すると、図11に示
すように、調整が必要なセクタを識別表示する。また、
調整対象航空機の現在の飛行経路、及び変更後の飛行経
路を識別表示する。また、承認要求発出用の“調整”ボ
タン(領域C1)、及び調整によって影響を受けると予
想される航空機を判別して表示する。
【0159】(76)上記(75)において、“調整”
ボタン(領域C1)へカーソルを合わせてクリックする
と、調整内容が各該当セクタへ発出され、“調整”ボタ
ン(領域C1)の表示が消え、図13に示すように現在
の調整状況が領域D1に表示される。
【0160】(77)図4に示すように、調整対象航空
機のタグが変更される。図4において、調整対象航空機
のタグには、調整内容である“DIRECT TO O
MC”と、現在の調整状況が調整中である旨の“IN
COORDINATION”が表示されている。
【0161】(78)調整可の承認を受領すると、図1
4に示すように、調整可の承認を受領したセクタの識別
表示が変化し、該当セクタ全てから承認を受領すると、
図15に示すように、現在状況の“調整OK”が領域9
1に表示され、現在の飛行経路の識別表示が消え、変更
後の飛行経路が新たに現在の飛行経路として識別表示さ
れる。
【0162】(79)図5に示すように、調整対象航空
機のタグが変更される。図5において、調整対象航空機
のタグには、調整内容である“DIRECT TO O
MC”と現在の調整状況が調整可能である旨の“COO
DINATION OK”が表示されている。
【0163】(80)調整が終了し調整可能であること
を確認した後、“CLOSE”ボタン(領域E2)へカ
ーソルを合わせてクリックすると、調整用画面が終了
し、自動的に調整要求に対する承認許可のデータリンク
メッセージを作成し、上記(75)において経路変更要
求を発出した航空機に対して送信する。
【0164】(81)上記(79)におけるデータリン
クメッセージに対するリードバックメッセージを航空機
から受信すると、図5に示したタグ表示が通常のタグ表
示に戻る。
【0165】(82)一方、該当セクタから承認不可を
受領すると、図17に示すように、現在状況の“調整N
G”が領域F1に表示され、変更後の飛行経路表示が消
える。
【0166】(83)図6に示すように、調整対象航空
機のタグが変更される。図6において、調整対象航空機
のタグには、調整内容である“DIRECT TO O
MC”と現在の調整状況が調整不可である旨の“COO
RDINATION NG”が表示されている。
【0167】(84)再度FIXを設定する場合、“C
ONTINUE”ボタン(領域A3)へカーソルを合わ
せてクリックすると、図9に示す表示が行われる。ま
た、調整業務を終了する場合は、“CLOSE”ボタン
(領域F2)へカーソルを合わせてクリックすると、調
整用画面が終了し、自動的に調整要求に対する承認不可
のデータリンクメッセージを作成し、上記(75)にお
いて経路変更要求を発出した航空機に対して送信する。
【0168】(85)上記(84)におけるデータリン
クメッセージに対するリードバックメッセージを航空機
から受信すると、図6に示したタグ表示が通常のタグ表
示に戻る。
【0169】尚、図2〜図6において、調整状況を表す
“IN COORDINATION”、“COORDI
NATION OK”あるいは“COORDINATI
ONNG”といった表示の変わりに、航空機シンボルと
タグの色を、黄色(調整中)、緑色(調整OK)、赤色
(調整不可)等に変更することで、調整状況を示すこと
も可能である。または、シンボルの形状(例えば○、
△、□等)を変更することで、調整状況を示すことも可
能である。
【0170】被調整側における作用例は、前述の(7
0)〜(74)と同じである。
【0171】尚、高度変更を行った場合の作用例につい
て、調整要求側及び被調整側のGUI例を図22及び図
23に示す。尚、処理動作については経路変更の場合と
同様であるので、ここでは表示例のみ説明する。
【0172】図22は経路変更の場合の図9に対応する
調整情報表示画面であり、この画面には調整によって影
響を受けるセクタと、変更可能な高度に存在する航空機
の現在位置と、変更高度候補を表示する領域と、調整の
開始を指定する調整ボタン、この画面を終了して調整を
取りやめるためのCLOSEボタンが表示されている。
【0173】図23は経路変更の場合の図19に対応す
る承認情報表示画面であり、この画面には承認返答用ボ
タン(OK/NG)、シミュレーション時刻設定用スク
ロールバー、調整内容(高度を330から370に変
更:ALT330→370)が表示されている。さら
に、この画面には、現在時刻とスクロールバーの操作に
応じた任意の将来時刻が表示されている。
【0174】以上の説明から明らかなように、本システ
ムによれば、調整業務において次の(1)〜(7)に示
す効果が実現でき、調整業務の業務負荷が大幅に低減で
き、調整時間も大幅に短縮することができる。
【0175】《調整要求側における効果》 (1)調整が必要なセクタが把握しやすい。調整内容を
入力すると、調整が必要なセクタを自動的に判別し、調
整が必要なセクタ全てを表示することができる。このた
め、調整が必要なセクタを判断する手間が省ける。
【0176】(2)調整時間を大幅に短縮できる。GU
I上に表示された承認要求発出用のボタンを押すだけ
で、調整が必要なセクタ全てに調整内容の承認要求を同
時発出するため、調整に要する時間が大幅に短縮でき
る。
【0177】(3)調整状況を把握しやすい。承認回答
を受領したか否かの識別表示、及び調整結果(調整可・
不可)の表示を行うため、調整状況を把握することが容
易である。したがって、承認回答の受領中に他の業務を
平行して行うことが容易である。
【0178】《被調整側における発明の効果》 (4)調整内容を把握しやすい。該当航空機の現在の飛
行経路、あるいは変更後の飛行経路等の情報といった調
整内容を視覚的に表示するため、調整内容を把握するこ
とが容易である。
【0179】(5)調整内容の影響を判断しやすい。調
整対象機が自セクタへ到達する将来の運航状況におい
て、調整内容が与える影響をシミュレートできるため、
調整可・不可の判断が容易になる。
【0180】(6)調整回答先(調整要求側セクタ)を
把握しておく必要がある。承認回答用ボタン(承認可、
承認不可)を押すだけで、回答先(調整要求側セクタ)
を自動的に判断し、承認結果を発出するため、回答先を
把握する必要がなくなる。
【0181】(7)調整内容を反映する作業が生じる場
合がある。調整終了後、調整内容(変更後の高度、経路
逸脱情報等)を運航票情報に自動的に反映し、アビーム
フィックス(仮想フィックス)を必要に応じて自動的に
設定することで、業務負荷を大幅に低減できる。
【0182】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、パイ
ロットあるいは他セクタからの調整要求に対してより迅
速にかつ的確な回答を示せるように、管制調整業務の負
担を軽減することのできる管制調整業務支援システムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる管制調整業務支援システムの
実施の形態として、複数のセクタそれぞれの管制卓に配
置される端末装置の構成を示すブロック図。
【図2】 同実施形態において、エンルート管制におけ
る監視情報表示部の表示例を示す図。
【図3】 同実施形態において、エンルート管制におけ
る監視情報表示部の表示例を示す図。
【図4】 同実施形態において、エンルート管制におけ
る監視情報表示部の表示例を示す図。
【図5】 同実施形態において、エンルート管制におけ
る監視情報表示部の表示例を示す図。
【図6】 同実施形態において、エンルート管制におけ
る監視情報表示部の表示例を示す図。
【図7】 同実施形態において、メニュー非表示時の監
視情報操作判別部の処理動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図8】 同実施形態において、メニュー表示時の監視
情報操作判別部の処理動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図9】 同実施形態において、調整状況が「未確定」
時における調整情報表示部の表示例を示す図。
【図10】 同実施形態において、調整状況が「未確
定」時の調整情報操作判別部の処理動作を説明するため
のフローチャート。
【図11】 同実施形態において、調整状況が「確定」
時における調整情報表示部の表示例を示す図。
【図12】 同実施形態において、調整状況が「確定」
時における調整情報操作判別部の処理動作を説明するた
めのフローチャート。
【図13】 同実施形態において、調整状況が「調整
中」における調整情報表示部の表示例を示す図。
【図14】 同実施形態において、調整情報表示部にお
ける承認可セクタの識別表示例を示す図。
【図15】 同実施形態において、調整状況が「調整
可」における調整情報表示部の表示例を示す図。
【図16】 同実施形態において、調整状況が「調整
可」時における調整情報操作判別部の処理動作を説明す
るためのフローチャート。
【図17】 同実施形態において、調整状況が「調整不
可」における調整情報表示部の表示例を示す図。
【図18】 同実施形態において、調整状況が「調整
可」時における調整情報操作判別部の処理動作を説明す
るためのフローチャート。
【図19】 同実施形態において、承認情報表示部の初
期表示例を示す図。
【図20】 同実施形態において、承認情報操作判別部
の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図21】 同実施形態において、承認情報表示部でア
ビームFIXが自動的に設定される場合の表示例を示す
図。
【図22】 同実施形態において、高度変更を行った場
合の調整要求側のGUI例を示す図。
【図23】 同実施形態において、高度変更を行った場
合の被調整側のGUI例を示す図。
【符号の説明】
1…空域情報格納部 2…監視情報表示処理部 3…監視情報表示部 4…監視情報操作判別部 5…メニュー表示処理部 6…監視情報操作部 7…調整内容特定部 8…フライトプラン抽出部 9…調整情報表示処理部 10…監視情報選択部 11…調整セクタ特定部 12…表示領域特定部 13…調整情報表示部 14…調整情報操作判別部 15…調整情報操作部 16…調整状況管理部 17…承認要求送信部 18…回答情報受信部 19…回答状況管理部 21…承認要求受信部 22…監視情報選択部 23…承認情報表示処理部 24…回答情報送信部 25…シミュレーション実行部 26…シミュレーション初期時刻算出部 27…シミュレーション時刻設定部 28…承認情報表示部 29…承認情報操作判別部 30…承認情報操作部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要空域を分割した複数のセクタそれぞ
    れで、フライトプラン(飛行計画情報)上の飛行経路を
    変更するに際し、自セクタ以外にも影響が及ぶ場合に、
    他のセクタとの間で調整を図る管制調整業務を支援する
    システムであって、 前記複数のセクタそれぞれの管制卓に、監視情報処理部
    と調整情報処理部と承認情報処理部とを備える複数の端
    末装置を配置して互いに接続してなり、 前記監視情報処理部は、自セクタ内の空域情報、飛翔中
    の航空機の監視情報を示すグラフィカル画像を生成して
    監視情報画面に表示し、画面上に表示される航空機の指
    定入力に応じて調整項目を監視情報画面上に表示し、画
    面上に表示される調整項目の選択指定入力に応じて選択
    された調整項目情報と指定航空機の飛行計画情報を出力
    し、 前記調整情報処理部は、前記監視情報処理部から出力さ
    れる調整項目情報と飛行計画情報を基に、指定航空機の
    調整内容を特定すると共に、その調整内容から他セクタ
    への影響の有無を判別して調整の必要なセクタを特定
    し、調整内容、対象セクタの領域に応じたグラフィカル
    画像を生成して、他セクタへの承認要求の選択項目と共
    に調整情報画面に表示し、画面上に表示される選択項目
    の指定操作を判別して、該当するセクタを担当する1以
    上の端末装置へ承認要求情報を送出し、その承認要求情
    報に対する承認回答情報を受信管理して、調整結果を前
    記調整情報画面に表示するものとし、 前記承認情報処理部は、前記相手側端末装置から送られ
    てくる承認要求情報を受信して、その承認要求内容と共
    に回答選択項目を承認情報画面に表示し、画面上に表示
    される回答選択項目の指定操作を判別して、該当する承
    認回答情報を要求先の端末装置へ送出するものとしたこ
    とを特徴とする管制調整業務支援システム。
  2. 【請求項2】 前記飛行計画変更要求対象項目として、
    少なくとも高度変更または経路変更に関する要求を対象
    とすることを特徴とする請求項1記載の管制調整業務支
    援システム。
  3. 【請求項3】 前記調整情報処理部は、調整内容に基づ
    いて特定したセクタ全体を表示するように、表示領域・
    表示倍率を自動的に設定する手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の管制調整業務支援システム。
  4. 【請求項4】 前記調整情報処理部は、調整内容に関連
    する航空機を特定し、調整内容に関連する航空機をグラ
    フィカル画像で表示する手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載の管制調整業務支援システム。
  5. 【請求項5】 前記調整情報処理部は、調整内容に基づ
    いて特定したセクタの管轄端末装置を自動的に識別し
    て、対応する端末装置へ調整内容の承認要求情報を送信
    する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の管制
    調整業務支援システム。
  6. 【請求項6】 前記調整情報処理部は、承認要求に対す
    る承認回答から、少なくとも承認回答の有・無、調整の
    可・不可の情報をグラフィカル画像により表示する手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の管制調整業務
    支援システム。
  7. 【請求項7】 前記調整情報処理部は、調整の処理状況
    を前記調整情報画面に表示する手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載の管制調整業務支援システム。
  8. 【請求項8】 前記調整情報処理部は、調整内容結果を
    自動的に指定航空機の飛行計画情報を含む運航票情報へ
    反映する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    管制調整業務支援システム。
  9. 【請求項9】 前記調整情報処理部は、必要に応じて自
    動的にアビームフィックスの設定、及び外部接続される
    飛行計画情報処理システムへの新規アビームフィックス
    の登録を行う手段を備えることを特徴とする請求項1記
    載の管制調整業務支援システム。
  10. 【請求項10】 前記承認情報処理部は、前記承認要求
    情報を基に、任意の将来時刻における運航状況をシミュ
    レートし、その結果をグラフィカル画像にして表示する
    手段を備えることを特徴とする請求項1記載の管制調整
    業務支援システム。
  11. 【請求項11】 前記監視情報処理部は、承認要求に対
    する承認回答から、少なくとも調整内容と調整中、調整
    可、調整不可といった調整状況を識別提示する手段を備
    えることを特徴とする請求項1記載の管制調整業務支援
    システム。
  12. 【請求項12】 さらに、飛行計画情報上の飛行経路変
    更を要求してきた航空機からのメッセージを受信するメ
    ッセージ受信手段を備え、 前記調整情報処理部は、前記メッセージ受信手段で受信
    されたメッセージに基づいて調整内容と調整の必要なセ
    クタを自動的に特定する手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載の管制調整業務支援システム。
  13. 【請求項13】 さらに、前記調整情報処理部で得られ
    た調整内容結果から自動的に送信メッセージを作成する
    送信メッセージ作成手段と、この手段で作成された送信
    メッセージを前記指定航空機へ送出する送信手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載の管制調整業務支援
    システム。
JP06397199A 1999-03-08 1999-03-10 管制調整業務支援システム Expired - Fee Related JP3530059B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06397199A JP3530059B2 (ja) 1999-03-08 1999-03-10 管制調整業務支援システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-60077 1999-03-08
JP6007799 1999-03-08
JP06397199A JP3530059B2 (ja) 1999-03-08 1999-03-10 管制調整業務支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000322700A true JP2000322700A (ja) 2000-11-24
JP3530059B2 JP3530059B2 (ja) 2004-05-24

Family

ID=26401136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06397199A Expired - Fee Related JP3530059B2 (ja) 1999-03-08 1999-03-10 管制調整業務支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3530059B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021027A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Toshiba Corp 空間競合検出装置とその検出方法
JP2009009585A (ja) * 2008-07-23 2009-01-15 Electronic Navigation Research Institute 飛行計画表示装置
JP2012174276A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 General Electric Co <Ge> 航空交通を管理する方法およびシステム
JP2015018467A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 デジタルセンセーション株式会社 情報処理装置、情報処理方法
JP2016062449A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 管制システム、空域管理装置、管制方法、およびプログラム
JP2016062451A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 着陸支援装置、航空管制システム、及び着陸支援方法
JP2016177467A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 混雑度解析装置、混雑度解析システム、混雑度解析方法、および混雑度解析プログラム
CN110209189A (zh) * 2018-02-28 2019-09-06 本田技研工业株式会社 飞行控制装置、存储介质及车辆

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021027A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Toshiba Corp 空間競合検出装置とその検出方法
JP2009009585A (ja) * 2008-07-23 2009-01-15 Electronic Navigation Research Institute 飛行計画表示装置
JP4736103B2 (ja) * 2008-07-23 2011-07-27 独立行政法人電子航法研究所 飛行計画表示装置
JP2012174276A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 General Electric Co <Ge> 航空交通を管理する方法およびシステム
JP2015018467A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 デジタルセンセーション株式会社 情報処理装置、情報処理方法
JP2016062449A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 管制システム、空域管理装置、管制方法、およびプログラム
JP2016062451A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 着陸支援装置、航空管制システム、及び着陸支援方法
JP2016177467A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 混雑度解析装置、混雑度解析システム、混雑度解析方法、および混雑度解析プログラム
CN110209189A (zh) * 2018-02-28 2019-09-06 本田技研工业株式会社 飞行控制装置、存储介质及车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP3530059B2 (ja) 2004-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6085145A (en) Aircraft control system
US8082070B2 (en) Methods and systems for displaying assistance messages to aircraft operators
US9032319B1 (en) Methods, systems, and apparatus for handling of flight deck data
US7549121B2 (en) Visual wizard launch pad
US9280903B2 (en) In-aircraft flight planning with datalink integration
JPH06105455B2 (ja) 製造工程計画を生成するための方法及びシステム
US20140248588A1 (en) Portable device to control simulated aircraft in air traffic control training system
JP2000322700A (ja) 管制調整業務支援システム
US7868813B2 (en) Multi-use bearing and range line
JPH05158405A (ja) 経路入力装置
CA2149568C (en) User interface apparatus for electronic operation strip control system
JP4736103B2 (ja) 飛行計画表示装置
WO1995031799A1 (fr) Dispositif d&#39;interface d&#39;utilisateur pour systeme de gestion de cartes d&#39;exploitation d&#39;un aeroport
Miller et al. A change in the dark room: the effects of human factors and cognitive loading issues for NextGen TRACON air traffic controllers
JP5686410B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2001283398A (ja) 航空路管制用航空機順序・間隔付けヒューマン・インタフェース
JP3300681B2 (ja) 管制通信発出システム
JP4180932B2 (ja) 列車スジ選択方法及び列車スジ選択装置
JP4192253B2 (ja) Cpdlc/aidc共用管制卓及び同ヒューマン・インタフェース
US20240161629A1 (en) Cpdlc report threading &amp; auto arm
Jackson et al. A Human-Machine Interface Reference System for EnRoute Air Traffic Control
US20210326949A1 (en) Catalog creation support device, support screen display method, and catalog creation support method
JP2001283397A (ja) Cpdlcメッセージ作成システム
JPH03260800A (ja) タクシーウェイコントロールシステム
Katsuyama et al. Electronic strip management system for tower control

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040226

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees