JP2009194997A - 電源システムおよびそれを備えた車両ならびに電源システムの出力制限制御方法 - Google Patents

電源システムおよびそれを備えた車両ならびに電源システムの出力制限制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の蓄電装置の出力制限を適切に制御可能な電源システムおよびそれを備えた車両を提供する。
【解決手段】複数の蓄電装置に対応して複数のコンバータが設けられ、各コンバータは互いに並列して主正母線および主負母線に接続される。各蓄電装置について、出力制限の緩和が可能か否かを判定するWout緩和許可判定が実行される(S10)。また、車両要求パワーに基づいて、出力制限の緩和要求が発生したか否かが判定される(S40)。そして、各蓄電装置について、実際に出力制限を緩和するか否かを判定するWout緩和実行判定が実行され(S60)、その判定結果に基づいて対応の蓄電装置の出力制限が緩和される。
【選択図】図3

Description

この発明は、電源システムおよびそれを備えた車両ならびに電源システムの出力制限制御方法に関し、特に、複数の蓄電装置を備える電源システムの出力制限制御に関する。
特開2007−161101号公報(特許文献1)は、バッテリから出力される電力によってモータ走行可能なハイブリッド車を開示する。このハイブリッド車においては、遊星歯車機構のサンギヤおよびキャリアにそれぞれ第1モータおよびエンジンが接続され、遊星歯車機構のリングギヤに駆動軸および第2モータが接続される。そして、リバース走行時、駆動軸に要求される要求パワーと第1モータを用いてエンジンを始動するのに必要な始動用パワーとの和がバッテリの出力制限以上になると、第1モータを用いてエンジンが始動される。
さらに、上記公報には、第1モータを用いてエンジンを始動している最中、バッテリの出力制限を一時的に緩和し、その緩和された出力制限の範囲内で、第1モータによりエンジンを始動するとともに第2モータにより要求パワーを発生することが開示されている(特許文献1参照)。
特開2007−161101号公報 特開2005−51850号公報 ディ・ナポリ(Di Napoli, A)他4名、「ハイブリッド車両におけるパワーフローマネジメントのための多入力DC−DCパワーコンバータ(Multiple-Input DC-DC Power Converter for Power-Flow Management in Hybrid Vehicles)」,(米国),2002年産業応用会議・第37回IAS年次集会・2002年米国電気電子学会会議録(Industry Applications Conference, 2002. 37th IAS Annual Meeting. Conference Record of the 2002 IEEE),2002年,第3巻,p.1578−1585
昨今、ハイブリッド車や電気自動車など電気走行可能な車両においては、加速性能や走行持続距離などの走行性能を高めるために、電源システムの大容量化の開発が進められている。電源システムを大容量化するための手段としては、複数の蓄電装置と複数のコンバータとを有する構成が提案されている。
そして、このような複数の蓄電装置を有する電源システムを搭載した車両においても、ハイブリッド車におけるエンジン始動時やドライバーのアクセル操作により大きな駆動力が要求された場合には、複数の蓄電装置において出力制限にかかり得るので、複数の蓄電装置の出力制限を適切に制御する必要がある。しかしながら、上記特開2007−161101号公報では、そのような複数の蓄電装置を備える電源システムについての検討はなされていない。
それゆえに、この発明の目的は、複数の蓄電装置の出力制限を適切に制御可能な電源システムおよびそれを備えた車両を提供することである。
また、この発明の別の目的は、複数の蓄電装置の出力制限を適切に制御可能な電源システムの出力制限制御方法を提供することである。
この発明によれば、電源システムは、負荷装置へ電力を供給可能な電源システムであって、複数の蓄電装置と、電力線と、複数のコンバータと、コンバータ制御部と、出力制限制御部とを備える。電力線は、当該電源システムと負荷装置との間で電力を授受可能に構成される。複数のコンバータは、複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、各コンバータは、対応の蓄電装置と電力線との間に設けられる。コンバータ制御部は、複数の蓄電装置の各々に対して設定される出力制限を対応の蓄電装置の出力が超えない範囲で複数のコンバータを制御する。出力制限制御部は、複数の蓄電装置の各々について出力制限を緩和可能か否かを判定し、負荷装置の要求電力に基づいて出力制限を緩和する必要があると判定されたとき、出力制限を緩和可能と判定された蓄電装置の出力制限を緩和する。
好ましくは、複数の蓄電装置は、第1および第2の蓄電装置を含む。複数のコンバータは、第1および第2のコンバータを含む。コンバータ制御部は、第1および第2の制御部を含む。第1の制御部は、電力線の電圧が所定の目標電圧となるように第1のコンバータを制御する。第2の制御部は、第2の蓄電装置の充放電が所定の目標量となるように第2のコンバータを制御する。そして、第1および第2の蓄電装置の各々について出力制限を緩和可能と判定されたとき、出力制限制御部は、第2の蓄電装置の出力制限をまず緩和し、緩和後の出力制限値が所定の上限値を超えるとき、その超過分だけ第1の蓄電装置の出力制限を緩和する。
また、好ましくは、複数の蓄電装置の各々について出力制限を緩和可能と判定されたとき、出力制限制御部は、複数の蓄電装置の各々の出力制限を同時に緩和する。
また、この発明によれば、車両は、上述したいずれかの電源システムと、電源システムから電力の供給を受けて車両の駆動力を発生する駆動力発生部とを備える。
また、この発明によれば、出力制限制御方法は、負荷装置へ電力を供給可能な電源システムの出力制限制御方法である。電源システムは、複数の蓄電装置と、電力線と、複数のコンバータと、コンバータ制御部とを備える。電力線は、電源システムと負荷装置との間で電力を授受可能に構成される。複数のコンバータは、複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、各コンバータは、対応の蓄電装置と電力線との間に設けられる。コンバータ制御部は、複数の蓄電装置の各々に対して設定される出力制限を対応の蓄電装置の出力が超えない範囲で複数のコンバータを制御する。そして、出力制限制御方法は、複数の蓄電装置の各々について出力制限を緩和可能か否かを判定する第1のステップと、負荷装置の要求電力に基づいて出力制限を緩和する必要があるか否かを判定する第2のステップと、第2のステップにおいて出力制限を緩和する必要があると判定されたとき、第1のステップにおいて出力制限を緩和可能と判定された蓄電装置の出力制限を緩和する第3のステップとを含む。
好ましくは、複数の蓄電装置は、第1および第2の蓄電装置を含む。複数のコンバータは、第1および第2のコンバータを含む。コンバータ制御部は、第1および第2の制御部を含む。第1の制御部は、電力線の電圧が所定の目標電圧となるように第1のコンバータを制御する。第2の制御部は、第2の蓄電装置の充放電が所定の目標量となるように第2のコンバータを制御する。そして、第1のステップにおいて第1および第2の蓄電装置の各々について出力制限を緩和可能と判定されたとき、第3のステップにおいて、第2の蓄電装置の出力制限がまず緩和され、緩和後の出力制限値が所定の上限値を超えるとき、その超過分だけ第1の蓄電装置の出力制限が緩和される。
また、好ましくは、第1のステップにおいて複数の蓄電装置の各々について出力制限を緩和可能と判定されたとき、第3のステップにおいて、複数の蓄電装置の各々の出力制限が同時に緩和される。
この発明においては、複数の蓄電装置にそれぞれ対応して複数のコンバータが設けられ、複数のコンバータは互いに並列して電力線に接続される。各コンバータは、対応の蓄電装置の出力が設定された出力制限値を超えない範囲で制御される。そして、各蓄電装置について出力制限を緩和可能か否かが判定され、負荷装置の要求電力に基づいて出力制限を緩和する必要があると判定されると、出力制限を緩和可能と判定された蓄電装置の出力制限が緩和されるので、仮にいずれかの蓄電装置の出力制限を緩和できない場合であっても、他の蓄電装置の出力制限が緩和されることにより負荷装置の要求電力を満足し得る。また、全ての蓄電装置の出力制限を緩和可能な場合には、負荷装置の要求電力を十分に満足し得る。
したがって、この発明によれば、複数の蓄電装置の出力制限を適切に制御することができる。また、この発明によれば、複数の蓄電装置を備えるメリットを十分に発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図1を参照して、この車両100は、電源システム1と、駆動力発生部3とを備える。駆動力発生部3は、インバータ30−1,30−2と、モータジェネレータ34−1,34−2と、動力伝達機構36と、駆動軸38と、駆動ECU(Electronic Control Unit)32とを含む。
インバータ30−1,30−2は、主正母線MPLおよび主負母線MNLに並列接続される。そして、インバータ30−1,30−2は、電源システム1から供給される駆動電力(直流電力)を交流電力に変換してそれぞれモータジェネレータ34−1,34−2へ出力する。また、インバータ30−1,30−2は、それぞれモータジェネレータ34−1,34−2が発電する交流電力を直流電力に変換して回生電力として電源システム1へ出力する。
なお、各インバータ30−1,30−2は、たとえば、三相分のスイッチング素子を含むブリッジ回路から成る。そして、インバータ30−1,30−2は、それぞれ駆動ECU32からの駆動信号PWM1,PWM2に応じてスイッチング動作を行なうことにより、対応のモータジェネレータを駆動する。
モータジェネレータ34−1,34−2は、それぞれインバータ30−1,30−2から供給される交流電力を受けて回転駆動力を発生する。また、モータジェネレータ34−1,34−2は、外部からの回転力を受けて交流電力を発電する。モータジェネレータ34−1,34−2は、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える三相交流回転電機から成る。そして、モータジェネレータ34−1,34−2は、動力伝達機構36と連結され、動力伝達機構36にさらに連結される駆動軸38を介して回転駆動力が車輪(図示せず)へ伝達される。
なお、この車両100がハイブリッド車両の場合には、モータジェネレータ34−1,34−2は、動力伝達機構36または駆動軸38を介してエンジン(図示せず)にも連結される。そして、駆動ECU32によって、エンジンの発生する駆動力とモータジェネレータ34−1,34−2の発生する駆動力とが最適な比率となるように制御が実行される。このようなハイブリッド車両においては、モータジェネレータ34−1,34−2のいずれか一方を専ら電動機として機能させ、他方のモータジェネレータを専ら発電機として機能させてもよい。
駆動ECU32は、図示されない各センサから送信された信号、走行状況およびアクセル開度などに基づいて、モータジェネレータ34−1,34−2のトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を算出する。そして、駆動ECU32は、モータジェネレータ34−1の発生トルクおよび回転数がそれぞれトルク目標値TR1および回転数目標値MRN1に一致するように駆動信号PWM1を生成してインバータ30−1を制御し、モータジェネレータ34−2の発生トルクおよび回転数がそれぞれトルク目標値TR2および回転数目標値MRN2に一致するように駆動信号PWM2を生成してインバータ30−2を制御する。また、駆動ECU32は、算出したトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を電源システム1のコンバータECU2(後述)へ出力する。
一方、電源システム1は、蓄電装置6−1,6−2と、コンバータ8−1,8−2と、平滑コンデンサCと、コンバータECU2と、電池ECU4と、電流センサ10−1,10−2と、電圧センサ12−1,12−2,18と、温度センサ14−1,14−2とを含む。
蓄電装置6−1,6−2は、再充電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池から成る。蓄電装置6−1は、正極線PL1および負極線NL1を介してコンバータ8−1に接続され、蓄電装置6−2は、正極線PL2および負極線NL2を介してコンバータ8−2に接続される。なお、蓄電装置6−1,6−2の少なくとも一方を電気二重層キャパシタで構成してもよい。
コンバータ8−1は、蓄電装置6−1と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間に設けられる。コンバータ8−1は、主正母線MPLおよび主負母線MNL間の電圧を蓄電装置6−1の電圧以上に昇圧する。なお、後述のように、コンバータ8−1は、コンバータECU2からの駆動信号PWC1に基づいて、蓄電装置6−1から出力される電力を所定の出力制限値を超えないように制限しつつ、主正母線MPLおよび主負母線MNL間の電圧が所定の目標電圧に一致するように電圧制御される。
コンバータ8−2は、蓄電装置6−2と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間に設けられる。コンバータ8−2は、主正母線MPLおよび主負母線MNL間の電圧を蓄電装置6−1の電圧以上に昇圧する。なお、後述のように、コンバータ8−2は、コンバータECU2からの駆動信号PWC2に基づいて、蓄電装置6−2から出力される電力を所定の出力制限値を超えないように制限しつつ、蓄電装置6−2の充放電電流が所定の目標電流に一致するように電流制御される。
平滑コンデンサCは、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に接続され、主正母線MPLおよび主負母線MNLに含まれる電力変動成分を低減する。電圧センサ18は、主正母線MPLおよび主負母線MNL間の電圧Vhを検出し、その検出値をコンバータECU2へ出力する。
電流センサ10−1,10−2は、蓄電装置6−1に対して入出力される電流Ib1および蓄電装置6−2に対して入出力される電流Ib2をそれぞれ検出し、その検出値をコンバータECU2および電池ECU4へ出力する。なお、電流センサ10−1,10−2は、対応の蓄電装置から出力される電流(放電電流)を正値として検出し、対応の蓄電装置に入力される電流(充電電流)を負値として検出する。なお、図1では、電流センサ10−1,10−2がそれぞれ正極線PL1,PL2の電流値を検出する場合が示されているが、電流センサ10−1,10−2は、それぞれ負極線NL1,NL2の電流を検出してもよい。
電圧センサ12−1,12−2は、蓄電装置6−1の電圧Vb1および蓄電装置6−2の電圧Vb2をそれぞれ検出し、その検出値をコンバータECU2および電池ECU4へ出力する。温度センサ14−1,14−2は、蓄電装置6−1の温度Tb1および蓄電装置6−2の温度Tb2をそれぞれ検出し、その検出値を電池ECU4へ出力する。
電池ECU4は、電流センサ10−1からの電流Ib1、電圧センサ12−1からの電圧Vb1および温度センサ14−1からの温度Tb1の各検出値に基づいて、蓄電装置6−1の充電状態(SOC:State Of Charge)を示す状態量SOC1を算出し、その算出値を温度Tb1の検出値とともにコンバータECU2へ出力する。
また、電池ECU4は、電流センサ10−2からの電流Ib2、電圧センサ12−2からの電圧Vb2および温度センサ14−2からの温度Tb2の各検出値に基づいて、蓄電装置6−2のSOCを示す状態量SOC2を算出し、その算出値を温度Tb2の検出値とともにコンバータECU2へ出力する。なお、状態量SOC1,SOC2の算出方法については、種々の公知の手法を用いることができる。
コンバータECU2は、電流センサ10−1,10−2および電圧センサ12−1,12−2,18からの各検出値、電池ECU4からの温度Tb1,Tb2および状態量SOC1,SOC2、ならびに駆動ECU32からのトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2に基づいて、コンバータ8−1,8−2をそれぞれ駆動するための駆動信号PWC1,PWC2を生成する。そして、コンバータECU2は、その生
成した駆動信号PWC1,PWC2をそれぞれコンバータ8−1,8−2へ出力し、コンバータ8−1,8−2を制御する。
図2は、図1に示したコンバータECU2の機能ブロック図である。図2を参照して、コンバータECU2は、Wout制御部52と、指令生成部54と、電圧制御部56と、電流制御部60と、変調部58,62とを含む。
Wout制御部52は、蓄電装置6−1から出力される電力の制限値を示す出力制限値Wout1を受け、蓄電装置6−2から出力される電力の制限値を示す出力制限値Wout2を受ける。この出力制限値Wout1,Wout2は、たとえば、それぞれ蓄電装置6−1,6−2の温度Tb1,Tb2ごとに予め設定されており、低温領域および高温領域で値が小さくなる。
また、Wout制御部52は、電圧センサ12−1,12−2からそれぞれ電圧Vb1,Vb2を受け、蓄電装置6−1,6−2の状態量SOC1,SOC2および温度Tb1,Tb2を電池ECU4から受ける。さらに、Wout制御部52は、シフトレバーのシフト位置を示すシフト位置信号SPを図示されないシフト位置センサから受ける。
そして、Wout制御部52は、後述の方法により、これらの各信号に基づいて、蓄電装置6−1,6−2の出力制限を緩和する必要があるか否かを判定し(たとえば、モータジェネレータ34−1または34−2によるエンジンのクランキング時など通常よりも大きなパワーが必要とされる場合)、出力制限を緩和する必要があると判定すると、出力制限を緩和可能な蓄電装置の出力制限を緩和する。そして、Wout制御部52は、緩和された出力制限値Wout1A,Wout2Aを指令生成部54へ出力する。
指令生成部54は、Wout制御部52から出力制限値Wout1A,Wout2Aを受け、モータジェネレータ34−1,34−2のトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を駆動ECU32から受ける。また、指令生成部54は、電圧センサ12−2から電圧Vb2の検出値を受ける。
そして、指令生成部54は、トルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2に基づいて車両要求パワーを算出し、その算出された車両要求パワーに基づいて蓄電装置6−1,6−2のパワー配分制御を行なう。一例として、指令生成部54は、蓄電装置6−1,6−2のSOCが均等になるように蓄電装置6−1,6−2のパワー配分を行なう。より具体的には、放電時を例に説明すると、蓄電装置6−1,6−2のSOCを一致させたいSOC目標値(たとえば20%)が設定され、その設定されたSOC目標値までの蓄電装置6−1,6−2の残存電力量の比に応じて蓄電装置6−1,6−2のパワー配分比が設定される。そして、その設定されたパワー配分比と車両要求パワーとに基づいて各蓄電装置の放電電力が算出される。なお、充電時も同様に考えることができ、充電時のSOC目標値(たとえば80%)までの蓄電装置6−1,6−2の余裕電力量の比に応じて蓄電装置6−1,6−2のパワー配分比が設定される。
パワー配分制御により蓄電装置6−1,6−2の充放電電力が算出されると、指令生成部54は、算出された蓄電装置6−1,6−2の放電電力を出力制限値Wout1A,Wout2Aとそれぞれ比較する。そして、指令生成部54は、算出された放電電力が出力制限値を超える場合には、放電電力を出力制限値に制限する。
このようにして蓄電装置6−1,6−2の電力目標値が決定される。そして、指令生成部54は、蓄電装置6−2の電力目標値を電圧Vb2で除算し、その演算結果を電流目標値IR2として電流制御部60へ出力する。また、指令生成部54は、車両要求パワーに基づいて主正母線MPLおよび主負母線MNL間の電圧目標値VRを設定し、その設定値を電圧制御部56へ出力する。
電圧制御部56は、主正母線MPLおよび主負母線MNL間の電圧目標値VRを指令生成部54から受け、電圧センサ18から電圧Vhの検出値を受ける。そして、電圧制御部56は、電圧Vhが電圧目標値VRに一致するようにコンバータ8−1のデューティー比を算出し、その算出されたデューティー比に基づきデューティー指令を生成して変調部58へ出力する。
変調部58は、電圧制御部56から受けるデューティー指令と図示されない発振部により生成される搬送波(キャリア波)CRとに基づいて駆動信号PWC1を生成し、その生成された駆動信号PWC1をコンバータ8−1へ出力する。
電流制御部60は、蓄電装置6−2の電流目標値IR2を指令生成部54から受け、電流センサ10−2から電流Ib2の検出値を受ける。そして、電流制御部60は、電流Ib2が電流目標値IR2に一致するようにコンバータ8−2のデューティー比を算出し、その算出されたデューティー比に基づきデューティー指令を生成して変調部62へ出力する。
変調部62は、電流制御部60から受けるデューティー指令と図示されない発振部により生成される搬送波(キャリア波)CRとに基づいて駆動信号PWC2を生成し、その生成された駆動信号PWC2をコンバータ8−2へ出力する。
図3は、図2に示したWout制御部52の制御構造を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図3を参照して、Wout制御部52は、蓄電装置6−1,6−2の各々について、出力制限値を一時的に緩和可能な状態にあるか否かを判定するWout緩和許可判定を実行する(ステップS10)。一例として、Wout制御部52は、蓄電装置6−1について、電圧Vb1および状態量SOC1が規定値以上であり、かつ、コンバータ8−1による負荷率制限がかかっていない場合、蓄電装置6−1の出力制限値Wout1を一時的に緩和可能と判定する。同様に、Wout制御部52は、蓄電装置6−2について、電圧Vb2および状態量SOC2が規定値以上であり、かつ、コンバータ8−2による負荷率制限がかかっていない場合、蓄電装置6−2の出力制限値Wout2を一時的に緩和可能と判定する。
そして、Wout制御部52は、Wout緩和許可判定の判定結果に基づいて、蓄電装置6−1,6−2の各々についてWout緩和許可フラグを設定する(ステップS20)。具体的には、出力制限値を一時的に緩和可能と判定された蓄電装置に対応するフラグがオンされる。
次いで、Wout制御部52は、トルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2に基づいて車両要求パワーを算出する(ステップS30)。なお、Wout制御部52は、指令生成部54(図2)において算出された車両要求パワーを指令生成部54から受け取ってもよい。
続いて、Wout制御部52は、車両要求パワーに基づいて、一時的に出力制限値の緩和を要求するWout緩和要求が発生したか否かを判定する(ステップS40)。一例として、Wout制御部52は、シフト位置信号SPにより示されるシフト位置が走行可能ポジション(ドライブ(D)レンジやリバース(R)レンジなど)の場合にエンジン始動が要求されたとき、Wout緩和要求が発生したと判定する。そして、Wout緩和要求が発生したと判定されると(ステップS40においてYES)、Wout制御部52は、Wout緩和要求フラグをオンする(ステップS50)。一方、ステップS40においてWout緩和要求は発生していないと判定されると(ステップS40においてNO)、Wout制御部52は、以降の処理を行なうことなくステップS110へ処理を移行する。
ステップS50においてWout緩和要求フラグがオンされると、Wout制御部52は、蓄電装置6−1,6−2の各々について、Wout緩和許可フラグおよびWout緩和要求フラグに基づいて、実際に出力制限の緩和を実施するか否かを判定するWout緩和実行判定を実行する(ステップS60)。一例として、Wout制御部52は、Wout緩和要求フラグがオンされており、かつ、蓄電装置6−1のWout緩和許可フラグがオンされているとき、蓄電装置6−1の電圧Vb1が規定値以下でなければ、実際に蓄電装置6−1の出力制限値Wout1を一時的に緩和するものと判定する。また、Wout制御部52は、Wout緩和要求フラグがオンされており、かつ、蓄電装置6−2のWout緩和許可フラグがオンされているとき、蓄電装置6−2の電圧Vb2が規定値以下でなければ、実際に蓄電装置6−2の出力制限値Wout2を一時的に緩和するものと判定する。なお、「一時的」とは、たとえば、エンジンのクランキングに伴ないWout緩和要求が発生した場合には、エンジンのクランキング中だけ出力制限を緩和することを意味し、予め設定された所定時間である。
そして、Wout制御部52は、Wout緩和実行判定の判定結果に基づいて、蓄電装置6−1,6−2の各々についてWout緩和実行フラグを設定する(ステップS70)。具体的には、蓄電装置6−1の出力制限値Wout1を一時的に緩和するものと判定されると、Wout緩和実行フラグf1がオンされ、蓄電装置6−2の出力制限値Wout2を一時的に緩和するものと判定されると、Wout緩和実行フラグf2がオンされる。
そして、Wout緩和実行フラグf1,f2がそれぞれオン,オフのとき、Wout制御部52は、蓄電装置6−1の出力制限値Wout1を出力制限値Wout1よりも大きい所定の出力制限値Wout1Aに置き換えることにより、蓄電装置6−1の出力制限を緩和する(ステップS80)。
また、Wout緩和実行フラグf1,f2がそれぞれオフ,オンのとき、Wout制御部52は、蓄電装置6−2の出力制限値Wout2を出力制限値Wout2よりも大きい規定の出力制限値Wout2Aに置き換えることにより、蓄電装置6−2の出力制限を緩和する(ステップS90)。
また、Wout緩和実行フラグf1,f2がいずれもオンのとき、Wout制御部52は、出力制限値Wout1,Wout2をそれぞれ出力制限値Wout1A,Wout2Aに置き換えることにより、蓄電装置6−1,6−2の出力制限を緩和する(ステップS100)。
なお、この実施の形態では、ステップS100において蓄電装置6−1,6−2の出力制限が緩和される場合、たとえばエンジンのクランキング時など出力制限の緩和量が予測できるときは、その予測量に基づいて蓄電装置6−1,6−2の出力制限緩和量の分担が決定される。具体的には、まず、電流制御されるコンバータ8−2に対応する蓄電装置6−2の出力制限が緩和され、緩和後の出力制限値Wout2Aが規定の上限値を超える場合には、出力制限値Wout2Aは上限値に制限され、その超過分だけ蓄電装置6−1の出力制限が緩和される。
蓄電装置6−1よりも蓄電装置6−2の出力制限を先に緩和することとしたのは、電圧制御されるコンバータ8−1に対応する蓄電装置6−1の方が電流制御されるコンバータ8−2に対応する蓄電装置6−2よりも通常負担が大きいので、蓄電装置6−1の負担をできるだけ抑えたいからである。たとえば、駆動輪のスリップ時やスリップ後のグリップ時などは、駆動輪の回転数変動により駆動力発生部3の出力が変動し、電源システム1の入出力電力も変動する。このとき、モータ回転数の検出信号の伝達遅延等により蓄電装置6−1,6−2間のパワー配分制御に実際の出力変動が反映されず、電圧Vhに基づいて電圧制御されるコンバータ8−1に対応する蓄電装置6−1が出力変動分を全て負担することとなるからである。
したがって、この実施の形態においては、たとえばエンジンのクランキング時など要求パワーが予測できることにより出力制限の緩和量が予測できる場合には、まず蓄電装置6−2の出力制限を緩和し、蓄電装置6−2の出力制限値が規定の上限値を超える場合には、その超過分だけ蓄電装置6−1の出力制限を緩和することとしたものである。なお、たとえばアクセルペダルの操作量の急増時など出力制限の緩和量が予測できない場合には、蓄電装置6−1,6−2の出力制限が同時に緩和される。
図4は、図3に示したステップS100における処理をより詳細に説明したフローチャートである。図4を参照して、Wout制御部52は、Wout緩和量が算出可能か否かを判定する(ステップS210)。たとえば、エンジンのクランキング時は、クランキングに要する電力は予測可能であるので、Wout緩和量は算出可能と判定される。
ステップS210においてWout緩和量を算出可能と判定されると(ステップS210においてYES)、Wout制御部52は、そのWout緩和量を算出する(ステップS220)。たとえば、エンジンのクランキング時は、クランキング動力を発生するモータジェネレータ34−1(および/または34−2)の現在のパワーと予め記憶されたパワー最小値との差をWout緩和量とすることができる。
そして、ステップS220においてWout緩和量が算出されると、Wout制御部52は、まず、蓄電装置6−2の出力制限を実際に緩和する(ステップS230)。ここで、Wout制御部52は、蓄電装置6−2の出力制限値Wout2A(緩和後)が規定の上限値を超えるか否かを判定する(ステップS240)。なお、一例として、この上限値は、予め設定されたマップ等を用いて、緩和前の出力制限値Wout2と蓄電装置6−2のSOCを示す状態量SOC2とに基づいて設定される。
ステップS240において出力制限値Wout2A(緩和後)が上限値を超えると判定されると(ステップS240においてYES)、Wout制御部52は、出力制限値Wout2Aをその上限値に制限する(ステップS250)。そして、Wout制御部52は、その上限値を超過した分だけ、蓄電装置6−1の出力制限を実際に緩和する(ステップS260)。なお、ステップS240において出力制限値Wout2A(緩和後)が上限値を超えないと判定された場合には(ステップS240においてNO)、Wout制御部52は、ステップS250,S260を実行することなくステップS280へ処理を移行する。
一方、エンジンのクランキング時のようにはWout緩和量が定まっておらず、ステップS210においてWout緩和量を算出不可能と判定されると(ステップS210においてNO)、Wout制御部52は、蓄電装置6−1,6−2の出力制限を同時に緩和する(ステップS270)。なお、この場合には、Wout緩和量を事前に予測できないので、出力制限値Wout1,Wout2は、それぞれ規定の上限値まで緩和される。なお、一例として、この上限値は、予め設定されたマップ等を用いて、緩和前の出力制限値と対応の蓄電装置のSOCとに基づいて設定される。
以上のように、この実施の形態においては、複数の蓄電装置6−1,6−2にそれぞれ対応してコンバータ8−1,8−2が設けられ、コンバータ8−1,8−2は互いに並列して主正母線MPLおよび主負母線MNLに接続される。各コンバータ8−1,8−2は、対応の蓄電装置の出力が設定された出力制限値を超えない範囲で制御される。そして、蓄電装置6−1,6−2の各々について出力制限を緩和可能か否かが判定され、車両要求パワーに基づいて出力制限を緩和する必要があると判定されると、出力制限を緩和可能と判定された蓄電装置の出力制限が緩和されるので、仮に蓄電装置6−1,6−2のいずれかの出力制限を緩和できない場合であっても、他の蓄電装置の出力制限が緩和されることにより車両要求パワーを満足し得る。また、蓄電装置6−1,6−2の双方の出力制限を緩和可能な場合には、車両要求パワーを十分に満足し得る。したがって、この実施の形態によれば、複数の蓄電装置6−1,6−2の出力制限を適切に制御することができる。また、この実施の形態によれば、電源システム1が複数の蓄電装置6−1,6−2を備えるメリットを十分に発揮することができる。
また、この実施の形態においては、蓄電装置6−1,6−2の双方の出力制限を緩和可能な場合、電流制御されるコンバータ8−2に対応する蓄電装置6−2の出力制限がまず緩和される。そして、蓄電装置6−2の出力制限値Wout2Aが上限を超える場合には、出力制限値Wout2Aは上限値に制限され、その超過分だけ、電圧制御されるコンバータ8−1に対応する蓄電装置6−1の出力制限が緩和される。したがって、この実施の形態によれば、通常負担の大きい蓄電装置6−1の負担を軽減できる。
なお、上記の実施の形態では、蓄電装置およびコンバータはそれぞれ2つ設けられるものとしたが、蓄電装置およびコンバータの数は、3つ以上であってもよい。
図5は、蓄電装置およびコンバータを3つ以上備えた電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図5を参照して、この車両100Aは、図1に示した車両100の構成において、蓄電装置およびそれに対応するコンバータをさらに備える。この図5では、一例として、蓄電装置6−3およびコンバータ8−3がさらに備えられる場合が示されている。
蓄電装置6−3は、再充電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池から成る。蓄電装置6−3は、コンバータ8−3に接続される。コンバータ8−3は、蓄電装置6−3と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間に設けられる。コンバータ8−3は、コンバータ8−2と同様に、コンバータECU2によって電流制御される。そして、他の蓄電装置6−1,6−2と同様に蓄電装置6−3についてもWout緩和の実行可否が判定され、Wout緩和の実行可能と判定されると、蓄電装置6−3の出力制限が緩和される。
また、Wout緩和量が算出可能のとき、蓄電装置6−2と同様に、電流制御されるコンバータ8−3に対応する蓄電装置6−3についても、蓄電装置6−1に先立って出力制限が緩和される。
なお、車両100Aのその他の構成は、図1に示した車両100と同じである。
なお、上記の実施の形態においては、コンバータ8−1を電圧制御により制御し、コンバータ8−2(8−3)を電流制御により制御するものとしたが、コンバータ8−1を電流制御により制御し、コンバータ8−2(または8−3)を電圧制御により制御してもよい。
また、この発明は、動力源としてエンジンを備えるハイブリッド車両や、エンジンを備えずに電力のみで走行する電気自動車、電源として燃料電池をさらに備える燃料電池車などの車両全般に適用可能である。
また、上記の実施の形態においては、コンバータECU2と電池ECU4とを別体の制
御ユニットとして構成したが、コンバータECU2と電池ECU4とを、さらには駆動ECU32も含めて、一つのECUで構成してもよい。
なお、上記において、主正母線MPLおよび主負母線MNLは、この発明における「電力線」に対応し、コンバータECU2の指令生成部54、電圧制御部56、電流制御部60および変調部58,62は、この発明における「コンバータ制御部」を形成する。また、Wout制御部52は、この発明における「出力制限制御部」に対応し、電圧制御部56および電流制御部60は、それぞれこの発明における「第1の制御部」および「第2の制御部」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。 図1に示すコンバータECUの機能ブロック図である。 図2に示すWout制御部の制御構造を説明するためのフローチャートである。 図3に示すステップS100における処理をより詳細に説明したフローチャートである。 蓄電装置およびコンバータを3つ以上備えた電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。
符号の説明
1 電源システム、2 コンバータECU、3 駆動力発生部、4 電池ECU、6−1〜6−3 蓄電装置、8−1〜8−3 コンバータ、10−1,10−2 電流センサ、12−1,12−2,18 電圧センサ、14−1,14−2 温度センサ、30−1,30−2 インバータ、32 駆動ECU、34−1,34−2 モータジェネレータ、36 動力伝達機構、38 駆動軸、52 Wout制御部、54 指令生成部、56 電圧制御部、58,62 変調部、60 電流制御部、100,100A 車両、MPL 主正母線、MNL 主負母線、C 平滑コンデンサ、PL1,PL2 正極線、NL1,NL2 負極線。

Claims (7)

  1. 負荷装置へ電力を供給可能な電源システムであって、
    複数の蓄電装置と、
    当該電源システムと前記負荷装置との間で電力を授受可能に構成された電力線と、
    前記複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、各々が対応の蓄電装置と前記電力線との間に設けられる複数のコンバータと、
    前記複数の蓄電装置の各々に対して設定される出力制限を対応の蓄電装置の出力が超えない範囲で前記複数のコンバータを制御するコンバータ制御部と、
    前記複数の蓄電装置の各々について前記出力制限を緩和可能か否かを判定し、前記負荷装置の要求電力に基づいて前記出力制限を緩和する必要があると判定されたとき、前記出力制限を緩和可能と判定された蓄電装置の出力制限を緩和する出力制限制御部とを備える電源システム。
  2. 前記複数の蓄電装置は、第1および第2の蓄電装置を含み、
    前記複数のコンバータは、第1および第2のコンバータを含み、
    前記コンバータ制御部は、
    前記電力線の電圧が所定の目標電圧となるように前記第1のコンバータを制御する第1の制御部と、
    前記第2の蓄電装置の充放電が所定の目標量となるように前記第2のコンバータを制御する第2の制御部とを含み、
    前記第1および第2の蓄電装置の各々について前記出力制限を緩和可能と判定されたとき、前記出力制限制御部は、前記第2の蓄電装置の出力制限をまず緩和し、緩和後の出力制限値が所定の上限値を超えるとき、その超過分だけ前記第1の蓄電装置の出力制限を緩和する、請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記複数の蓄電装置の各々について前記出力制限を緩和可能と判定されたとき、前記出力制限制御部は、前記複数の蓄電装置の各々の出力制限を同時に緩和する、請求項1に記載の電源システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源システムと、
    前記電源システムから電力の供給を受けて車両の駆動力を発生する駆動力発生部とを備える車両。
  5. 負荷装置へ電力を供給可能な電源システムの出力制限制御方法であって、
    前記電源システムは、
    複数の蓄電装置と、
    当該電源システムと前記負荷装置との間で電力を授受可能に構成された電力線と、
    前記複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、各々が対応の蓄電装置と前記電力線との間に設けられる複数のコンバータと、
    前記複数の蓄電装置の各々に対して設定される出力制限を対応の蓄電装置の出力が超えない範囲で前記複数のコンバータを制御するコンバータ制御部とを備え、
    前記出力制限制御方法は、
    前記複数の蓄電装置の各々について前記出力制限を緩和可能か否かを判定する第1のステップと、
    前記負荷装置の要求電力に基づいて前記出力制限を緩和する必要があるか否かを判定する第2のステップと、
    前記第2のステップにおいて前記出力制限を緩和する必要があると判定されたとき、前記第1のステップにおいて前記出力制限を緩和可能と判定された蓄電装置の出力制限を緩和する第3のステップとを含む、電源システムの出力制限制御方法。
  6. 前記複数の蓄電装置は、第1および第2の蓄電装置を含み、
    前記複数のコンバータは、第1および第2のコンバータを含み、
    前記コンバータ制御部は、
    前記電力線の電圧が所定の目標電圧となるように前記第1のコンバータを制御する第1の制御部と、
    前記第2の蓄電装置の充放電が所定の目標量となるように前記第2のコンバータを制御する第2の制御部とを含み、
    前記第1のステップにおいて前記第1および第2の蓄電装置の各々について前記出力制限を緩和可能と判定されたとき、前記第3のステップにおいて、前記第2の蓄電装置の出力制限がまず緩和され、緩和後の出力制限値が所定の上限値を超えるとき、その超過分だけ前記第1の蓄電装置の出力制限が緩和される、請求項5に記載の電源システムの出力制限制御方法。
  7. 前記第1のステップにおいて前記複数の蓄電装置の各々について前記出力制限を緩和可能と判定されたとき、前記第3のステップにおいて、前記複数の蓄電装置の各々の出力制限が同時に緩和される、請求項5に記載の電源システムの出力制限制御方法。
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