JP2009192061A - 両方向トルクリミッタ - Google Patents

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Seiichi Takada
声一 高田
Tsutomu Maiwa
勉 眞岩
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Abstract

【課題】両方向トルクリミッタにおいて、その発生トルクの大きさを外部から調整できるようにすることである。
【解決手段】内輪11と外輪12との対向面間に設けられたトルク発生機構20からなる両方向トルクリミッタにおいて、前記トルク発生機構20を、前記内輪11と外輪12の対向面間に形成されたクサビ部21、該クサビ部21に介在されたボール23、該ボール23をクサビ部21の狭小方向に押圧するコイルばね25、前記ボール23の一部が嵌合されその周方向への移動を規制する溝22、及び前記外輪12のねじ部17にねじ結合させた蓋部材26によってコイルばね25を受け、その蓋部材26のねじ込み量により発生トルクの大きさを調整できるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、事務機等のトルク伝達系において用いられる両方向トルクリミッタに関するものである。
事務機等におけるトルクの伝達系に介在される両方向トルクリミッタとして、従来からコイルばねをトルク発生部材として用いたものが知られている(特許文献1の図1参照)。
この両方向トルクリミッタは、内輪と、その内輪に対し相対回転可能に嵌合された外輪、前記内輪と外輪との対向面間に設けられた収納部において該内輪の外径面に緊縛されたコイルばね及び前記収納部の開放端に嵌合された環状の蓋部材とにより構成される。
前記収納部の奥所(開放端と反対側の閉塞端の内面)において、外輪の内径面に係合突起が設けられ、また、蓋部材の内面にも係合突起が設けられる。前記のコイルばねの両端部がそれぞれこれらの係合突起に対し周方向に係合される。
前記のトルクリミッタは、内輪と外輪が相対回転したときに、一方の係合突起がコイルばねの一端部に係合してコイルばねの他端部を他方の係合突起に係合させることにより、該コイルばねに拡径作用を生じさせる。その拡径作用に伴いコイルばねと内輪外径面との間に摩擦が生じ、所定のトルクを発生させる。また、前記と逆方向に回転したときも同様の作用によってコイルばねに拡径作用を生じさせ、コイルばねと内輪外径面との間に生じる摩擦によって所定のトルクを発生させる。このようにして、内輪・外輪の相対的回転のいずれの回転方向にもトルクを発生させる両方向トルクリミッタの作用を行う。
コイルばねを用いた一方向トルクリミッタも従来から知られている(特許文献1の図8参照)。この一方向トルクリミッタは、コイルばねが小径部と大径部からなり、その小径部の先端フックが収納部の奥所に係合される一方、大径部の先端フックが蓋部材に係合される。
前記内輪と外輪の相対回転の方向が前記小径部を拡径させる回転方向は一方向のみであり、その回転方向の場合にのみトルクリミッタの作用をなす。この一方向トルクリミッタは、蓋部材を外部から回転操作して大径部のばね力を変えることにより、小径部の緊縛力を変えて発生トルクの大きさを調整することができる。このため、事務機等に組み込んだ後において生じることがあるトルク調整の要請に応えることができる。
特開2006−10060号公報(「背景技術」「発明を実施するための最良の形態」の項、図1、図8)
前記の両方向トルクリミッタにおいては、発生トルクの大きさはコイルばねの緊縛力によって決定され、その緊縛力を外部から変えることができず、緊縛力が決まると一律に発生トルクの大きさが定まってしまう。このため、事務機等に組み込んだ後において生じることがあるトルク調整の要請に容易に応えることができない不都合がある。
また、前記の一方向トルクリミッタは、トルク調整が可能である反面、トルクリミッタとしての作用が一方向の回転に限定される不便がある。両方向にトルクリミッタの作用をさせるためには、方向性が反対のものを一対使用する必要があるので、コスト及び収納スペース上の問題がある。
そこで、この発明は、両方向トルクリミッタにおいて、外部からのトルク調整が容易にできるようにして、事務機等に組み込んだ後におけるトルク調整の要請に応えることができるようにすることを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明の両方向トルクリミッタは、図1に示したように、内輪11と、その内輪11に対し相対回転可能に嵌合された外輪12及び前記内輪11と外輪12との対向面間に設けられたトルク発生機構20とからなる両方向トルクリミッタにおいて、前記トルク発生機構20は、前記内輪11と外輪12の対向面間に形成され軸方向一定向きに狭小となるクサビ部21、該クサビ部21に介在されたボール23等のトルク発生部材、該トルク発生部材を前記クサビ部21の狭小方向に押圧する付勢手段及び前記トルク発生部材の移動規制手段によって構成されたものである。
前記の両方向トルクリミッタは、トルク発生部材が付勢手段によってクサビ部21の狭小方向に押圧され、かつ、そのトルク発生部材は移動規制手段によって周方向への移動が規制されているので、内輪11と外輪12が正逆いずれの方向に相対回転した場合でも、トルク発生部材とクサビ部21との間で所定のトルクを発生させる。また、前記付勢手段の付勢力を外部から変えることによって、トルク発生部材に与える押圧力を変化させ、発生トルクの大きさを調整することができる。
この発明によれば、内輪11と外輪12の相対的な両方向の回転において所定のトルクを発生させることができる。また、トルク発生部材に対する付勢力を外部から変化させることができるので、事務機等に組み込んだのちにおいても発生トルクの調整を容易に行うことができる。
以下、この発明に係る両方向トルクリミッタの実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1から図4に示した実施例1は、円筒形の内輪11が外輪12の内径面に同芯状態に嵌合される。外輪12は一端が開放され、他端の閉塞部13に前記内輪11の内径と同径の軸孔14が形成される。前記閉塞部13の内面において軸孔14より大径の軸受部15が設けられ、その軸受部15に前記内輪11の内端部が回転自在に嵌合される。軸受部15の内端に外径方向の段差部16が設けられる。
前記外輪12の開放端側の内径面の軸方向に所要の範囲にわたりねじ部17が設けられる。そのねじ部17の内径は前記段差部16より大きく形成される。該ねじ部17の内端から前記の段差部16までの間に段差部16側が小径となるテーパ面18が形成される。
前記内輪11の外径面に対向した外輪12のねじ部17とテーパ面18とによって収納部19が形成される。その収納部19の内部にトルク発生機構20が設けられる。
前記のトルク発生機構20は、前記収納部19のテーパ面18を含む部分に構成されたクサビ部21を有する。クサビ部21は、軸方向に見た場合、段差部16の方向に次第に狭小となる空所によって形成される。前記テーパ面18には、周方向に一定間隔をおいて軸方向の溝22が形成される(図2、図3参照)。
また、前記クサビ部21にトルク発生部材としての金属製のボール23が各溝22に1個ずつ部分的に嵌合される。各ボール23は溝22の間隔をおいて周方向に配置される。これらのボール23は、前記溝22の途中において、その溝底と内輪11の外径面との間において噛み込みを生じる大きさの径をもっている。溝22は、ボール23の周方向への移動を規制する移動規制手段を構成する。
前記ボール23の段差部16と反対側の面にすべてのボール23に軸方向に接触する環状のばね座24が当てられる。内輪11の外径面に若干のすき間をおいてコイルばね25が装着され、その先端部が該ばね座24を介してボール23に押し当てられる。
前記のねじ部17に環状の蓋部材26がねじ込まれ、その蓋部材26によってコイルばね25の外端部が受けられる。コイルばね25は前記ばね座24を介してボール23をクサビ部21の狭小方向に押圧する。前記のコイルばね25、その外端部を受ける蓋部材26及びばね座24によって、ボール23を押圧する付勢手段が構成される。
前記蓋部材26の外面に調整凹部27が設けられる。その調整凹部27は外輪12の開放端から外部に露出している。
なお、図中28は内輪11の露出端に設けられた一対の係合凹部、29は外輪12の閉塞部13の外面に設けられた一対の係合突起であり、それぞれ、駆動軸と従動軸に係合される。
実施例1は以上のように構成され、次にその作用について説明する。トルク発生機構20を構成するボール23は、常にコイルばね25によって付勢され、クサビ部21の対向面間に所要の押圧力で噛み込んでいる。
いま、内輪11が外輪12に対して左右いずれかの方向に相対回転したとすると、ボール23は溝22に対し嵌合状態にあり周方向への移動が規制されているので、ボール23と内輪11(図4の場合は外輪12)との接触面において一定の摩擦を生じ、その摩擦と回転半径の大きさによって定まる所定のトルクが発生する。内輪11と外輪12は、いずれが入力側、出力側となっても差し支えなく、また、両者が両方向のいずれの方向に相対回転しても、同様の作用によって一定のトルクが発生する。
発生トルクの大きさの調整を行う場合は、蓋部材26の調整凹部27に工具を差し込んで回転操作することにより、コイルばね25の付勢力を調整して、クサビ部21の対向面に対するボール23の押圧力を変えることにより行う。
なお、内輪11、外輪12は焼結合金、合成樹脂等により形成される。
図4は、前記実施例1の変形例であり、大部分の構成において実施例1と共通しているが、溝22がクサビ部21を構成する内輪11の外径面に設けられた点で相違している。この場合も、各溝22にボール23の一部が嵌合され、ボール23が周方向に移動することを規制する。内輪11と外輪12の相対回転によって、外輪12のテーパ面18との間で生じる摩擦によって両方向に所定のトルクを発生させる。トルクの調整も同様に行われる。
この図4の場合は、図1の場合に比べ摩擦部分の半径が大きくなるので、発生トルクが相対的に大きくなる。
図5から図7に示した実施例2は、トルク発生部材として金属製のスプラグ31を用いた点において実施例1と相違している。スプラグ31は、図5及び図6に示したように、前記のクサビ部21を構成する内輪11の外径面と外輪12の内径面とに対向した2面が円弧面32、32となっている。また、内輪11又は外輪12の軸方向に見た端面33、33が該軸方向に対し直角の平面に形成される。また、前記軸方向に沿った側面34、34も前記端面33、33に対し直角の平面に形成される。
前記のスプラグ31は、その一方の円弧面32の一部を外輪12のテーパ面18に形成された溝22に嵌合させ、他方の円弧面32を内輪11の外径に接触させることにより、クサビ部21に噛み込ませる。
この場合のコイルばね25は、スプラグ31との接触面が全周に渡って同じ軸方向高さを持つように最終巻き部分の端面が平坦面35に形成され、スプラグ31の平坦な端面33に安定よく接触できるようになっている。コイルばね25の平坦面35とスプラグ31の端面33が面接触とすることにより、接触部分における面圧が低くなり耐久性が向上する。この場合は、前記実施例1の場合に用いられていたばね座24を省略することができる。
図7は、前記図4の場合と同様に、溝22を内輪11の外径面に設けた変形例を示している。
図8から図11に示した実施例3は、トルク発生部材として、断面円形の金属線をリング状に湾曲して形成された有端リング36を用いたものである。この場合の有端リング36は両端部相互を若干離して切り離し部37を設けている。この有端リング36は内輪11の外径面に軸方向の移動が自由となる程度に接触するように嵌合され、内輪11の外径面と、外輪12のテーパ面18との間に形成されたクサビ部21に噛み込む。
外輪12のテーパ面18の奥所の一部に内径方向に突き出した係合凸部38が設けられ、その係合凸部38が前記有端リング36の切り離し部37に嵌合される。この切り離し部37が有端リング36の周方向への移動を規制する移動規制手段を構成する。前記の有端リング36にばね座24を介してコイルばね25が押し当てられ、これによって有端リング36が所定の押圧力をもってクサビ部21に噛み込む。
また、図10、図11に示したように、内輪11の外径面に係合凸部39を設け、これを有端リング36の切り離し部37に内径側から係合させるようにしてもよい。
この実施例3の場合も内輪11及び外輪12の相対回転時において、有端リング36は係合凸部38によって周方向への移動が規制され、内輪11に対して摩擦を生じさせる。前記のボール23やスプラグ31に比べ、摩擦面が広くとれるので、発生トルクを高めることができる。図10、図11に示した場合も同様である。
図12から図15に示した実施例4は、前記実施例3と同様の有端リング36を形成する金属線の断面形状の内径面、外径面を円弧面41に形成し、軸方向の両端面を軸線に対し直角の平面42に形成したものである。外輪12のテーパ面18に設けられた係合凸部38が前記有端リング36の切り離し部37に係合され、周方向への移動が規制される。
この場合のコイルばね25の有端リング36に対する接触面も平坦面35に形成され、前記平面42と面接触するようにして面圧を下げている。また、ばね座24が省略される。
なお、図14及び図15は、係合凸部39を内輪11の外径面に設けた例である。
図16から図19に示した実施例5は、トルク発生部材としての有端リング36が、円形断面の金属線をリング状に湾曲し、その両端部の突合せ部分において一方の端部を外径方向に屈曲して係合凸部43を形成したものである。その係合凸部43に対応して外輪12のテーパ面18に係合凹部44が設けられる。係合凸部43を係合凹部44に嵌入することによって有端リング36の移動を規制するようにしている。
また、図18、図19に示したように、係合凸部43’を内径側に屈曲して形成する場合もある。この場合は、内輪11側に設けた係合凹部44’に係合凸部43’に嵌入することにより移動を規制する。
図20から図23に示した実施例6は、クサビ部21を構成するテーパ面18’が内輪11の外径面に形成された点、及びねじ部17’が内輪11の外径面に形成された点において前記実施例1の場合と相違している。
前記のテーパ面18’は、内輪11の先端部外径面に形成され、その先端に至るほど径が大きくなる傾斜面となっている。そのテーパ面18’に周方向に一定の間隔をおいて軸方向の溝22’が形成され、その溝22’に部分的に嵌合されたボール23が、外輪12の内径面との間に形成されたクサビ部21に噛み込まれる。ボール23にばね座24を介してコイルばね25が押し当てられる。コイルばね25の他端は前記ねじ部17’にねじ込まれた蓋部材26によって受けられる。
図23(a)(b)は、溝22’を外輪12の内径面の肉厚部30に形成した変形例である。その他の構成及び作用は実施例1の場合と実質的に同様であるのでその説明を省略する。
図24から図26に示した実施例7は、前記実施例6の場合のボール23に代えて、実施例2の場合と同じスプラグ31を用いたものである。
図27から図30に示した実施例8は、前記実施例6の場合のボール23に代えて、実施例3の場合と同じ切り離し部37を有する有端リング36を用いたものである。
図31から図34に示した実施例9は、前記実施例8の場合において、前記実施例4の場合と同様の平面42を有する有端リング36を用いたものである。
図35から図38に示した実施例10は、前記実施例8の場合において、前記実施例5の場合と同様に一方の端部を外径方向に屈曲して係合凸部43を形成した有端リング36を用いたものである。
図39及び図40に示した実施例11は、前記した実施例1から10の場合のクサビ部21の構造に改良を加えたものであり、図39は実施例1から同5の場合、図40は実施例6から同10の場合の代表例である。
図39は、内輪11の外径面と外輪12内径面のテーパ面18によって構成されるクサビ部21のうち、ボール23等のトルク発生部材が接触する部分及びその近辺の部分に焼結合金等の金属で形成された内輪補強板45、外輪補強板46を嵌めたものである。外輪補強板46にテーパ面18及び溝22が形成される。溝22を内輪補強板45に形成する場合もある。
前記の補強板44、45を嵌めた内輪11及び外輪12は、合成樹脂のインサート成形によって製作することができる。ボール23等のトルク発生部材はこれらの補強板44、45の部分に接触することで、合成樹脂部分の摩耗を防ぐことができる。また、トルク発生時の発熱が補強板44、45を取り巻く合成樹脂部分において吸収されるので、部品の温度上昇を抑制することができる。また、合成樹脂とすることによりねじ部17の加工も容易となり、コスト低減をはかることができる。
図40に示したものも同様に、内輪11のテーパ面18’及びこれに対向した外輪12の内径面にそれぞれ内輪補強板45’及び外輪補強板46’が嵌合されたものである。内輪補強板45’にテーパ面18’及び溝22’が形成される。溝22’は外輪補強板46’に形成される場合もある。
実施例1の断面図 図1の一部切欠左側面図 図1のX−X線の断面図 実施例1の変形例の部分断面図 実施例2の部分断面図 (a)図5のX−X線の一部断面図、(b)スプラグの斜視図 実施例2の変形例の部分断面図 実施例3の部分断面図 図8のX−X線の断面図 実施例3の変形例の部分断面図 図10のX−X線の断面図 実施例4の部分断面図 図12のX−X線の断面図 実施例4の変形例の部分断面図 図14のX−X線の断面図 実施例5の部分断面図 図16のX−X線の断面図 実施例5の変形例の部分断面図 図18のX−X線の断面図 実施例6の断面図 図20の一部切欠左側面図 図20のX−X線の断面図 (a)実施例6の変形例の部分断面図、(b)(a)図のb−b線の断面図 実施例7の部分断面図 (a)図24のX10−X10線の一部断面図、(b)スプラグの斜視図 実施例7の変形例の部分断面図 実施例8の部分断面図 図27のX11−X11線の断面図 実施例8の変形例の部分断面図 図29のX12−X12線の断面図 実施例9の部分断面図 図31のX13−X13線の断面図 実施例9の変形例の部分断面図 図33のX14−X14線の断面図 実施例10の部分断面図 図35のX15−X15線の断面図 実施例10の変形例の部分断面図 図37のX16−X16線の断面図 実施例11の部分断面図 実施例11の他の例の部分断面図
符号の説明
11 内輪
12 外輪
13 閉塞部
14 軸孔
15 軸受部
16 段差部
17、17’ ねじ部
18、18’ テーパ面
19 収納部
20 トルク発生機構
21 クサビ部
22、22’ 溝
23 ボール
24 ばね座
25 コイルばね
26 蓋部材
27 調整凹部
28 係合凹部
29 係合突起
31 スプラグ
32 円弧面
33 端面
34 側面
35 平坦面
36 有端リング
37 切り離し部
38 係合凸部
39 係合凸部
41 円弧面
42 平面
43、43’ 係合凸部
44、44’ 係合凹部
45、45’ 内輪補強板
46、46’ 外輪補強板

Claims (9)

  1. 内輪(11)と、その内輪(11)に対し相対回転可能に嵌合された外輪(12)及び前記内輪(11)と外輪(12)との対向面間に設けられたトルク発生機構(20)からなる両方向トルクリミッタにおいて、
    前記トルク発生機構(20)は、前記内輪(11)と外輪(12)の対向面間に形成された軸方向の一定向きに狭小となるクサビ部(21)、該クサビ部(21)に介在されたボール(23)等のトルク発生部材、該トルク発生部材を前記クサビ部(21)の狭小方向に押圧する付勢手段及び前記トルク発生部材の移動規制手段によって構成されたことを特徴とする両方向トルクリミッタ。
  2. 前記クサビ部(21)が、前記外輪(12)の内径面に形成されたテーパ面(18)と、前記内輪(11)の円筒状外径面とによって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の両方向トルクリミッタ。
  3. 前記クサビ部(21)が、前記内輪(11)の外径面に形成されたテーパ面(18’)と、前記外輪(12)の円筒状内径面とによって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の両方向トルクリミッタ。
  4. 前記付勢手段が、前記内輪(11)の周りに所要のすき間をおいて装着されたコイルばね(25)と、そのコイルばね(25)の外端部を受けるリング状の蓋部材(26)とによって構成され、前記コイルばね(25)の内端部が前記トルク発生部材に押し当てられ、前記蓋部材(26)が前記外輪12の内径面にねじ結合されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の両方向トルクリミッタ。
  5. 前記トルク発生部材が、前記クサビ部(21)の周方向に所定間隔をおいて配置された複数のボール(23)によって構成され、前記移動規制手段が前記クサビ部(21)を形成するいずれか一方の対向面に前記ボール(23)に対応して設けられた軸方向の溝(22)によって構成され、前記各溝(22)に1個の前記ボール(23)が部分的に嵌合されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の両方向トルクリミッタ。
  6. 前記トルク発生部材が、前記クサビ部(21)の周方向に所定間隔をおいて配置された複数のスプラグ(31)よって構成され、該スプラグ(31)は前記クサビ部(21)を構成する内輪(11)外径面と外輪(12)内径面とに対向した面が円弧面(32)に形成され、前記移動規制手段が前記クサビ部(21)を形成するいずれか一方の対向面に前記スプラグ(31)に対応して設けられた軸方向の溝(22)によって構成され、前記各溝(22)に1個のスプラグ(31)がその円弧面(32)を該溝(22)の底面に向けた状態で部分的に嵌合されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の両方向トルクリミッタ。
  7. 前記スプラグ(31)の内輪(11)又は外輪(12)の軸方向に見た端面(33)が該軸方向に対し直角の平面に形成された特徴とする請求項6に記載の両方向トルクリミッタ。
  8. 前記トルク発生部材が、前記クサビ部(21)の周方向に嵌合された有端リング(36)によって構成され、前記移動規制手段が前記クサビ部(21)を形成するいずれか一方の対向面に設けられた係合部によって構成され、該係合部に前記有端リング(36)の端部が係合され周方向の移動が規制されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の両方向トルクリミッタ。
  9. 前記クサビ部(21)を構成する前記内輪(11)の外径面と、これに対向した前記外輪(12)の内径面にそれぞれ補強板(45、45’、46、46’)が嵌合されたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の両方向トルクリミッタ。
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