JP2009190072A - ハンダ粉末及び該粉末を用いたハンダ用ペースト - Google Patents

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Abstract

【課題】体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある微細な粉末であって、ファインピッチ基板に対応したハンダ粉末及び該粉末を用いたハンダ用ペーストを提供する。
【解決手段】第1のハンダ粉末は、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫粉末に、錫とは異なる種類の金属から構成され、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が錫粉末の粒径(D50)よりも小さい0.5μm以下の範囲内にある金属粉末xを少なくとも1種以上添加混合してなることを特徴とする。第2のハンダ粉末は、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫を含有する金属粉末y1に、錫とは異なる種類の金属から構成され、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が金属粉末y1の粒径(D50)よりも小さい0.5μm以下の範囲内にある金属粉末zを少なくとも1種以上添加混合してなることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、ファインピッチ用鉛フリーのハンダ粉末及び該粉末を用いたハンダ用ペーストに関する。更に詳しくは、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫粉末或いは錫を含有する金属粉末と体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が0.5μm以下の範囲内にある金属粉末を少なくとも1種以上混合し、ハンダ粉末としたもの及び該粉末を用いたハンダ用ペーストに関するものである。
電子部品接合に用いられるハンダは環境の面から鉛フリー化が進められ、現在では、錫を主成分としたハンダ粉末が採用されている。ハンダ粉末のような微細な金属粉末を得る方法としては、ガスアトマイズ法や回転ディスク法などといったアトマイズ法、メルトスピニング法、回転電極法などといった機械的プロセスが知られている。ガスアトマイズ法は、誘導炉やガス炉で金属を溶融した後、タンディッシュの底のノズルから溶融金属を流下させ、その周囲より高圧ガスを吹き付けて粉化する方法である。回転ディスク法とも呼ばれる遠心力アトマイズ法は、溶融した金属を高速で回転するディスク上に落下させて、接線方向に剪断力を加えて破断して微細粉を作る方法である。
一方、電子部品の微細化とともに接合部分のファインピッチ化も進んでおり、より微細な粒径のハンダ粉末が求められ、それぞれの技術の改良が進められている。具体的には、ガスアトマイズ法を改良した技術として、ガスを巻き込ませた状態の金属溶湯をノズルより噴射させ、該ノズルの周囲から高圧ガスを吹き付けることを特徴とする金属微粉末の製造方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。上記特許文献1に開示された方法によれば、溶湯がノズルを通過する際にガスを巻き込ませることによって、ノズルから出湯した時点で溶湯がすでに分断され、より小さな粉末を製造することができる。また、回転ディスク法を改良した技術として、回転体に金属微粉末サイズ調整手段としてのメッシュを配し、このメッシュを通して溶融金属を飛散させる金属微粉末の製法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。上記特許文献2に開示された方法によれば、従来の回転ディスク法に比べて微細な金属微粉末を効率良く生成できる。更に、ガスアトマイズ法と回転ディスク法を組み合わせた技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
特開2004−18956号公報(請求項1、段落[0002]) 特開平6−264116号公報(請求項1、段落[0016]、第3図) 皆川和己、垣澤英樹、木村隆、馬苣生、唐捷、原田幸明、「鉛フリー微細球状粉末の新たな製造法」、第12回エレクトロニクスにおけるマイクロ接合・実装技術、社団法人溶接学会、平成18年2月、p.113〜p.118
しかしながら、上記特許文献1、2及び非特許文献1に示される方法では、現在求められている体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にあるような、微細なハンダ粉末の収率が非常に悪く、製造コストが高くなるという問題を生じていた。
また、仮に体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μmを越えるような、粒径の大きなハンダ粉末を用いたハンダ用ペーストでファインピッチ基板に印刷すると、ハンダ粉末の充填量が大きくばらついてしまい、結果としてリフロー後のハンダバンプの高さにばらつきが生じるといった問題があった。
また上記従来の方法により得られた粉末を分級することにより、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にあるようなハンダ粉末を得ることはでき、また、分級で得られた粉末の品質にも問題はないが、このような手法により得られた粉末では、収率が10%以下と非常に低く、コストが高くなってしまうため実用的ではない問題があった。
本発明の目的は、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある微細な粉末であって、ファインピッチ基板に対応したハンダ粉末及び該粉末を用いたハンダ用ペーストを提供することにある。
請求項1に係る発明は、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫粉末に、錫とは異なる種類の金属から構成され、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が上記錫粉末の粒径(D50)よりも小さい0.5μm以下の範囲内にある金属粉末xを少なくとも1種以上添加混合してなることを特徴とするハンダ粉末である。
請求項1に係る発明では、粒径(D50)を5μm以下の範囲内とすることで、このハンダ粉末を用いたハンダ用ペーストでファインピッチ用基板に印刷した場合、ハンダ粉末の充填量にばらつきが少なくなり、結果としてリフロー後のハンダバンプの高さに生じるばらつきが少なくなる。即ち、ファインピッチ用基板への印刷性に優れる。また、金属粉末xの粒径(D50)を0.5μm以下の範囲内とすることで、この粒径の小さな金属粉末xがリフロー時の錫粉末の溶融時に固溶するため、均一な合金組成を形成したハンダ合金を得ることが可能である。また、このような粒径(D50)の小さな金属粉末xを添加することによって、金属粉末xはハンダ粉末全体に均一に分散するため、ハンダ粉末における局所的な組成偏りが少なくなる。更に、ハンダ合金の機械的強度の増加や融点の低下が期待される。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、金属粉末xを構成する金属が、銀、銅、ニッケル又はゲルマニウムであるハンダ粉末である。
請求項2に係る発明では、金属粉末xを構成する金属が上記種類の金属であれば、微細な電子部品用途の接合に好適なハンダ粉末となる。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明であって、銀を含むとき銀の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜5.0質量%であり、銅を含むとき銅の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であり、ニッケルを含むときニッケルの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜0.1質量%であり、ゲルマニウムを含むときゲルマニウムの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜1.0質量%であるハンダ粉末である。
請求項3に係る発明では、ハンダ粉末中に上記種類の元素が含まれるとき、その含有割合が上記範囲内であれば、ハンダ合金の機械的強度の増加や融点を低下させるのに好適である。
請求項4に係る発明は、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫を含有する金属粉末y1に、錫とは異なる種類の金属から構成され、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が上記金属粉末y1の粒径(D50)よりも小さい0.5μm以下の範囲内にある金属粉末zを少なくとも1種以上添加混合してなることを特徴とするハンダ粉末である。
請求項4に係る発明では、粒径(D50)を5μm以下の範囲内とすることで、このハンダ粉末を用いたハンダ用ペーストでファインピッチ用基板に印刷した場合、ハンダ粉末の充填量にばらつきが少なくなり、結果としてリフロー後のハンダバンプの高さに生じるばらつきが少なくなる。即ち、ファインピッチ用基板への印刷性に優れる。また、金属粉末zの粒径(D50)を0.5μm以下の範囲内とすることで、この粒径の小さな金属粉末zがリフロー時の錫を含有する金属粉末y1の溶融時に固溶するため、均一な合金組成を形成したハンダ合金を得ることが可能である。また、このような粒径(D50)の小さな金属粉末zを添加することによって、金属粉末zはハンダ粉末全体に均一に分散するため、ハンダ粉末における局所的な組成偏りが少なくなる。更に、ハンダ合金の機械的強度の増加や融点の低下が期待される。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明であって、金属粉末y1が錫と金属元素y2とから構成され、金属元素y2が銀、銅、ニッケル又はゲルマニウムのいずれか1種であるハンダ粉末である。
請求項5に係る発明では、金属粉末y1を構成する金属元素y2が上記種類の金属であれば、微細な電子部品用途の接合に好適なハンダ粉末となる。
請求項6に係る発明は、請求項4に係る発明であって、金属粉末zを構成する金属が、銀、銅、ニッケル又はゲルマニウムのいずれか1種であるハンダ粉末である。
請求項6に係る発明では、金属粉末zを構成する金属が上記種類の金属であれば、微細な電子部品用途の接合に好適なハンダ粉末となる。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6に係る発明であって、金属元素y2と金属粉末zを構成する金属とが同一であるか又は異なるハンダ粉末である。
請求項8に係る発明は、請求項5ないし7いずれか1項に係る発明であって、銀を含むとき銀の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜5.0質量%であり、銅を含むとき銅の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であり、ニッケルを含むときニッケルの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜0.1質量%であり、ゲルマニウムを含むときゲルマニウムの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜1.0質量%であるハンダ粉末である。
請求項8に係る発明では、ハンダ粉末中に上記種類の元素が含まれるとき、その含有割合が上記範囲内であれば、ハンダ合金の機械的強度の増加や融点を低下させるのに好適である。
請求項9に係る発明は、請求項1ないし8いずれか1項に記載のハンダ粉末とハンダ用フラックスを混合しペースト化することにより得られたハンダ用ペーストである。
請求項9に係る発明では、本発明のハンダ粉末を用いて得られたハンダ用ペーストは、リフローハンダ付けで形成されるハンダバンプのボイド発生を低減することができる。
請求項10に係る発明は、請求項9に係る発明であって、電子部品の実装に用いられるハンダ用ペーストである。
本発明のハンダ粉末は、粒径(D50)を5μm以下の範囲内とすることで、このハンダ粉末を用いたハンダ用ペーストでファインピッチ用基板に印刷した場合、ハンダ粉末の充填量にばらつきが少なくなり、結果としてリフロー後のハンダバンプの高さに生じるばらつきが少なくなる。即ち、ファインピッチ用基板への印刷性に優れる。
また、金属粉末x或いは金属粉末zの粒径(D50)を0.5μm以下の範囲内とすることで、この粒径の小さな金属粉末x或いは金属粉末zがリフロー時の錫粉末或いは錫を含有する金属粉末y1の溶融時に固溶するため、均一な合金組成を形成したハンダ合金を得ることが可能である。また、このような粒径(D50)の小さな金属粉末x或いは金属粉末zを添加することによって、金属粉末xや金属粉末zはハンダ粉末全体に均一に分散するため、ハンダ粉末における局所的な組成偏りが少なくなる。更に、ハンダ合金の機械的強度の増加や融点の低下が期待される。
次に本発明を実施するための第1の最良の形態を説明する。
本発明の第1のハンダ粉末は、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫粉末に、錫とは異なる種類の金属から構成され、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が錫粉末の粒径(D50)よりも小さい0.5μm以下の範囲内にある金属粉末xを少なくとも1種以上添加混合してなることを特徴とする。
粒径(D50)を5μm以下の範囲内とすることで、このハンダ粉末を用いたハンダ用ペーストでファインピッチ用基板に印刷した場合、ハンダ粉末の充填量にばらつきが少なくなり、結果としてリフロー後のハンダバンプの高さに生じるばらつきが少なくなる。即ち、ファインピッチ用基板への印刷性に優れる。また、金属粉末xの粒径(D50)を0.5μm以下の範囲内とすることで、この粒径の小さな金属粉末xがリフロー時の錫粉末の溶融時に固溶するため、均一な合金組成を形成したハンダ合金を得ることが可能である。また、このような粒径(D50)の小さな金属粉末xを添加することによって、金属粉末xはハンダ粉末全体に均一に分散するため、ハンダ粉末における局所的な組成偏りが少なくなる。更に、ハンダ合金の機械的強度の増加や融点の低下が期待される。
なお体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)とは、粒子分布を測定したときに粒径の小さい方から体積を累積して全粒子体積に対する累積粒子体積が50%となるときの粒径をいう。
金属粉末xを構成する金属としては、銀、銅、ニッケル又はゲルマニウムが選択される。銀を含むとき銀の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜5.0質量%であることが好適である。また、銅を含むとき銅の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であることが好適である。また、ニッケルを含むときニッケルの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜0.1質量%であることが好適である。更に、ゲルマニウムを含むときゲルマニウムの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜1.0質量%であることが好適である。ハンダ粉末中に上記種類の元素が含まれるとき、その含有割合が上記範囲内であれば、ハンダ合金の機械的強度の増加や融点を低下させるのに好適である。
次に本発明を実施するための第2の最良の形態を説明する。
本発明の第2のハンダ粉末は、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫を含有する金属粉末y1に、錫とは異なる種類の金属から構成され、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が金属粉末y1の粒径(D50)よりも小さい0.5μm以下の範囲内にある金属粉末zを少なくとも1種以上添加混合してなることを特徴とする。
粒径(D50)を5μm以下の範囲内とすることで、このハンダ粉末を用いたハンダ用ペーストでファインピッチ用基板に印刷した場合、ハンダ粉末の充填量にばらつきが少なくなり、結果としてリフロー後のハンダバンプの高さに生じるばらつきが少なくなる。即ち、ファインピッチ用基板への印刷性に優れる。また、金属粉末zの粒径(D50)を0.5μm以下の範囲内とすることで、この粒径の小さな金属粉末zがリフロー時の錫を含有する金属粉末y1の溶融時に固溶するため、均一な合金組成を形成したハンダ合金を得ることが可能である。また、このような粒径(D50)の小さな金属粉末zを添加することによって、金属粉末zはハンダ粉末全体に均一に分散するため、ハンダ粉末における局所的な組成偏りが少なくなる。更に、ハンダ合金の機械的強度の増加や融点の低下が期待される。
金属粉末y1は錫と金属元素y2とから構成される。金属元素y2は銀、銅、ニッケル又はゲルマニウムのいずれか1種から選択される。また金属粉末zを構成する金属は、銀、銅、ニッケル又はゲルマニウムのいずれか1種から選択される。金属元素y2と金属粉末zを構成する金属とは同一であっても、異なっていてもよい。粉末中に銀を含むときは、銀の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜5.0質量%であることが好適である。また、粉末中に銅を含むときは、銅の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であることが好適である。また、粉末中にニッケルを含むときは、ニッケルの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜0.1質量%であることが好適である。更に、粉末中にゲルマニウムを含むときは、ゲルマニウムの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜1.0質量%であることが好適である。ハンダ粉末中に上記種類の元素が含まれるとき、その含有割合が上記範囲内であれば、ハンダ合金の機械的強度の増加や融点を低下させるのに好適である。
次に、本発明の第1のハンダ粉末の製造方法を説明する。ここでは、金属粉末xを1種類とし、金属粉末xを構成する金属として銀を用いた例で説明する。
<錫粉末の作製>
先ず、溶媒に錫元素を含む化合物を添加して混合した後、この混合液のpHを調整する。溶媒としては、水、アルコール、エーテル、ケトン、エステル等が挙げられる。また、使用される錫化合物としては、塩化錫(II)、酢酸錫(II)、硫酸錫(II)等が挙げられる。続いて、混合液に分散剤を添加して混合することにより、溶解させる。分散剤としては、セルロース系、ビニル系、ポリカルボン酸系、多価アルコールなど、また、その他にもゼラチン、カゼイン等を用いることができる。
次いで、還元剤を溶解した水溶液を調製し、この水溶液のpHを先に作製した溶解液と同程度に調整する。還元剤としては、テトラヒドロホウ酸ナトリウム、ジメチルアミンボラン等のホウ素水素化物、三価のチタンイオン、2価のクロムイオン等の金属イオン等が挙げられる。
次に、調製した溶解液に還元剤水溶液を添加して混合することにより、溶解液中の錫イオンが還元され、液中に錫粉末が分散した分散液が得られる。このような還元反応は微細な粒径の粉末が製造し易いという効果がある。得られる分散液中の錫粉末の粒径(D50)は、分散剤の種類及びその添加量、還元剤の添加速度等により制御可能であり、5μm以下の範囲内となるように調整される。
更に、得られた分散液は所定の時間静置して錫粉末を沈降させてから、上澄み液を捨て、ここに、水を加えて10分程度攪拌する操作を複数回繰返すことで、錫粉末分散液は洗浄される。
<銀粉末の作製>
先ず、溶媒に銀元素を含む化合物を添加して混合した後、この混合液のpHを調整する。溶媒としては、水、アルコール、エーテル、ケトン、エステル等が挙げられる。使用される銀化合物としては、硝酸銀、酢酸銀、硫酸銀等が挙げられる。続いて、混合液に分散剤を添加して混合することにより、溶解させる。分散剤としては、セルロース系、ビニル系、ポリカルボン酸系、多価アルコールなど、また、その他にもゼラチン、カゼイン等を用いることができる。
次いで、還元剤を溶解した水溶液を調製し、この水溶液のpHを先に作製した溶解液と同程度に調整する。還元剤としては、酒石酸、アスコルビン酸、クエン酸等のカルボン酸、ブドウ糖等の糖類、ヒドロキノン等のフェノール類、2価の鉄イオン等の金属イオン等が挙げられる。
次に、調製した溶解液に還元剤水溶液を添加して混合することにより、溶解液中の銀イオンが還元され、液中に銀粉末が分散した分散液が得られる。このような還元反応は微細な粒径の粉末が製造し易いという効果がある。得られる分散液中の銀粉末の粒径(D50)は、分散剤の種類及びその添加量、還元剤の添加速度等により制御可能であり、0.5μm以下の範囲内となるように調整される。
更に、得られた分散液に遠心分離機を用い、例えば、2000rpmで10分間程度遠心分離してから、上澄み液を捨て、ここに、水を加えて10分程度攪拌する操作を複数回繰返すことで、銀粉末分散液は洗浄される。
<混合>
錫粉末分散液に銀粉末分散液を金属粉末総重量に対し銀の含有割合が0.1〜5.0質量%の範囲内、例えば、銀の含有割合が3.5質量%になるように加え、攪拌して錫粉末と銀粉末を均一に混合する。その後、真空乾燥機にて乾燥することにより、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫粉末と体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が0.5μm以下の範囲内にある銀粉末が均一に混合したハンダ粉末が得られる。
なお、この説明では金属粉末xとして銀粉末を用いた例としたが、金属粉末xが銅粉末である場合は、銀粉末の作製の際に使用した銀元素を含む化合物に代えて、銅元素を含む化合物を使用する。使用する銅化合物としては、塩化銅(II)、硫酸銅(II)、酢酸銅等が挙げられる。また、金属粉末xがニッケル粉末である場合は、銀粉末の作製の際に使用した銀元素を含む化合物に代えて、ニッケル元素を含む化合物を使用する。使用するニッケル化合物としては、塩化ニッケル(II)、硫酸ニッケル(II)六水和物、硝酸ニッケル(II)六水和物等が挙げられる。更に、金属粉末xがゲルマニウム粉末である場合は、銀粉末の作製の際に使用した銀元素を含む化合物に代えて、ゲルマニウム元素を含む化合物を使用する。使用するゲルマニウム化合物としては、塩化ゲルマニウム(II)、β−カルボキシエチルゲルマニウム等が挙げられる。
また、この説明では金属粉末xとして、銀粉末のみを錫粉末に添加混合した例としたが、錫粉末に複数種類の金属粉末xを添加混合する場合についても、上記銀粉末の作製と同様に、複数種類の金属粉末xを作製し、錫粉末に複数種類の金属粉末xを所定の割合で加え、攪拌して錫粉末と複数種類の金属粉末xを混合することでハンダ粉末が得られる。
次に、本発明の第2のハンダ粉末の製造方法を説明する。ここでは、金属粉末y1を錫とともに構成する金属元素y2として銅を用いて錫・銅粉末とし、金属粉末zを1種類とし、金属粉末zを構成する金属として銀を用いた例で説明する。
<錫・銅粉末の作製>
先ず、溶媒に錫元素を含む化合物と銅元素を含む化合物をそれぞれ添加して混合した後、この混合液のpHを調整する。溶媒としては、水、アルコール、エーテル、ケトン、エステル等が挙げられる。また、使用される錫化合物としては、塩化錫(II)、酢酸錫(II)、硫酸錫(II)等が挙げられる。使用される銅化合物としては、塩化銅(II)、硫酸銅(II)、酢酸銅等が挙げられる。ここで添加する化合物の濃度で、作製する錫・銅粉末の配合割合が決定する。続いて、混合液に分散剤を添加して混合することにより、溶解させる。分散剤としては、セルロース系、ビニル系、ポリカルボン酸系、多価アルコールなど、また、その他にもゼラチン、カゼイン等を用いることができる。
次いで、還元剤を溶解した水溶液を調製し、この水溶液のpHを先に作製した溶解液と同程度に調整する。還元剤としては、テトラヒドロホウ酸ナトリウム、ジメチルアミンボラン等のホウ素水素化物、三価のチタンイオン、2価のクロムイオン等の金属イオン等が挙げられる。
次に、調製した溶解液に還元剤水溶液を添加して混合することにより、溶解液中の錫イオンと銅イオンが還元され、液中に錫・銅粉末が分散した分散液が得られる。このような還元反応は微細な粒径の粉末が製造し易いという効果がある。得られる分散液中の錫・銅粉末の粒径(D50)は、分散剤の種類及びその添加量、還元剤の添加速度等により制御可能であり、5μm以下の範囲内となるように調整される。
更に、得られた分散液は所定の時間静置して錫・銅粉末を沈降させてから、上澄み液を捨て、ここに、水を加えて10分程度攪拌する操作を複数回繰返すことで、錫・銅粉末分散液は洗浄される。
<銀粉末の作製>
先ず、溶媒に銀元素を含む化合物を添加して混合した後、この混合液のpHを調整する。溶媒としては、水、アルコール、エーテル、ケトン、エステル等が挙げられる。使用される銀化合物としては、硝酸銀、酢酸銀、硫酸銀等が挙げられる。続いて、混合液に分散剤を添加して混合することにより、溶解させる。分散剤としては、セルロース系、ビニル系、ポリカルボン酸系、多価アルコールなど、また、その他にもゼラチン、カゼイン等を用いることができる。
次いで、還元剤を溶解した水溶液を調製し、この水溶液のpHを先に作製した溶解液と同程度に調整する。還元剤としては、酒石酸、アスコルビン酸、クエン酸等のカルボン酸、ブドウ糖等の糖類、ヒドロキノン等のフェノール類、2価の鉄イオン等の金属イオン等が挙げられる。
次に、調製した溶解液に還元剤水溶液を添加して混合することにより、溶解液中の銀イオンが還元され、液中に銀粉末が分散した分散液が得られる。このような還元反応は微細な粒径の粉末が製造し易いという効果がある。得られる分散液中の銀粉末の粒径(D50)は、分散剤の種類及びその添加量、還元剤の添加速度等により制御可能であり、0.5μm以下の範囲内となるように調整される。
更に、得られた分散液に遠心分離機を用い、例えば、2000rpmで10分間程度遠心分離してから、上澄み液を捨て、ここに、水を加えて10分程度攪拌する操作を複数回繰返すことで、銀粉末分散液は洗浄される。
<混合>
錫・銅粉末分散液に銀粉末分散液を金属粉末総重量に対し銀の含有割合が0.1〜5.0質量%の範囲内、例えば、銀の含有割合が3.5質量%になるように加え、攪拌して錫・銅粉末と銀粉末を均一に混合する。その後、真空乾燥機にて乾燥することにより、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫・銅粉末と体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が0.5μm以下の範囲内にある銀粉末が均一に混合したハンダ粉末が得られる。
なお、この説明では金属元素y2として銅元素を用い、金属粉末zとして銀粉末を用いた例としたが、ニッケルやゲルマニウムといった異なる元素を使用する場合は、代わりにその元素を含む化合物を使用する。使用する化合物は前述した本発明の第1のハンダ粉末の製造方法と同様である。
また、この説明では金属粉末zとして、銀粉末のみを錫粉末に添加混合した例としたが、金属粉末y1に複数種類の金属粉末zを添加混合する場合についても、上記銀粉末の作製と同様に、複数種類の金属粉末zを作製し、金属粉末y1に複数種類の金属粉末zを所定の割合で加え、攪拌して金属粉末y1と複数種類の金属粉末zを混合することでハンダ粉末が得られる。
本発明のハンダ粉末とハンダ用フラックスを混合しペースト化することにより得られたハンダ用ペーストは、ファインピッチ用基板への印刷性に優れる。ハンダ粉末とハンダ用フラックスの配合割合は、ハンダ粉末が70〜90質量%、ハンダ用フラックスが10〜30質量%である。このようなハンダ用ペーストは電子部品の実装に用いられることが好ましい。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリビニルアルコール500を0.5g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例2>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリビニルアルコール500を0.5g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度10ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例3>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較例1>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度10ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較例2>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリマレイン酸を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例4>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後ゼラチンを0.5g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例5>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.7g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例6>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合する。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀微粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較例3>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.18g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較例4>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後アラビアゴムを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較例5>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し3.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例7>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに塩化銅(II)2水和物1.32×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを0.5に調整した。その後ポリビニルピロリジノンK16−18を15g加え、300rpmにて30分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した7.92×10−1mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銅イオンを還元し、銅粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銅粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銅粉末を均一に混合した。なお、銅粉末は金属粉末総重量に対し0.7質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銅粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例8>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに塩化銅(II)2水和物1.32×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを0.5に調整した。その後ポリビニルアルコール500を0.5g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した7.92×10−1mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銅イオンを還元し、銅粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銅粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銅粉末を均一に混合した。なお、銅粉末は金属粉末総重量に対し0.7質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銅粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較例6>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに塩化銅(II)2水和物1.32×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを0.5に調整した。その後メチルセルロースを0.5g加え、ウォーターバスにて70℃に加熱しながら300rpmにて10分間攪拌後、室温まで冷却し溶解させた。ここにpH0.5に調整した7.92×10−1mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銅イオンを還元し、銅粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銅粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末と銅粉末を均一に混合した。なお、銅粉末は金属粉末総重量に対し0.7質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銅粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例9>
先ず、水50mlに塩化錫(II)2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を1g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンを還元し、錫粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.7g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、水50mlに塩化銅(II)2水和物1.32×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを0.5に調整した。その後ポリビニルピロリジノンK16−18を15g加え、300rpmにて30分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した7.92×10−1mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銅イオンを還元し、銅粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫粉末分散液に上記銀粉末分散液と上記銅粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫粉末、銀粉末と銅粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し4.0質量%になるように、銅粉末は金属粉末総重量に対し0.5質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末、銀粉末と銅粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例10>
先ず、水250mlに塩化銅(II)2水和物1.29×10−3molと塩化錫(II)1.32×10−1molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリビニルピロリジノンK16−18を75g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液250mlを添加速度250ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンと銅イオンを還元し、錫・銅粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫・銅粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫・銅粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫・銅粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し4.0質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例11>
先ず、水250mlに塩化銅(II)2水和物1.29×10−3molと塩化錫(II)1.32×10−1molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリアクリル酸5000を5g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液250mlを添加速度250ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンと銅イオンを還元し、錫・銅粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫・銅粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫・銅粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫・銅粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し4.0質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<実施例12>
先ず、水250mlに塩化銅(II)2水和物1.29×10−3molと塩化錫(II)1.32×10−1molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後ポリマレイン酸を5g加え300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液250mlを添加速度250ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンと銅イオンを還元し、錫・銅粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫・銅粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫・銅粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫・銅粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し4.0質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較例7>
先ず、水250mlに塩化銅(II)2水和物1.29×10−3molと塩化錫(II)1.32×10−1molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pH0.5に調整した。その後メチルセルロースを2.5g加え、ウォーターバスにて70℃に加熱しながら300rpmにて10分間攪拌後、室温まで冷却し溶解させた。ここにpH0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液250mlを添加速度250ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、錫イオンと銅イオンを還元し、錫・銅粉末分散液を得た。その後、分散液を60分間静置して錫・銅粉末を沈降させ、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次いで、水50mlに硝酸銀2.64×10−2molを加え、スターラーを用い300rpmにて5分間攪拌後、pHを7に調整した。その後カゼインを0.35g加え、300rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。ここにpH7に調整した2.64×10−1mol/Lのヒドロキノン水溶液50mlを添加速度50ml/secにて加えた後、500rpmにて10分間攪拌することで、銀イオンを還元し、銀粉末分散液を得た。その後、分散液を遠心分離機を用いて2000rpmにて10分間遠心分離した後、上澄み液を捨て、ここに水100mlを加え300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返すことで洗浄を行った。
次に、上記錫・銅粉末分散液に上記銀粉末分散液を加え、500rpmにて30分間攪拌し、錫・銅粉末と銀粉末を均一に混合した。なお、銀粉末は金属粉末総重量に対し4.0質量%になるように加えた。その後、真空乾燥機にて乾燥し、錫粉末と銀粉末が均一に混合されたハンダ粉末を得た。
更に、上記方法によって作製したハンダ粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較例8>
Arガスを用いたガスアトマイズ法にて錫95.5質量%、銀4.0質量%、銅0.5質量%のハンダ合金粉末を作製した。
次に、上記方法によって作製したハンダ合金粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較例9>
Arガスを用いたガスアトマイズ法と回転ディスク法を組み合わせた方法にて錫95.5質量%、銀4.0質量%、銅0.5質量%のハンダ合金粉末を作製した。
次に、上記方法によって作製したハンダ合金粉末に対しハンダ用フラックスを加え、三本ロールミルにて解砕、混練を行った。なお、ペースト中の金属割合は85質量%、フラックスは15質量%とした。
<比較試験1>
実施例1〜12及び比較例1〜9で得られたハンダ粉末及びハンダ用ペーストについて以下の物性試験を行った。
<粒度分布測定>
実施例1〜12及び比較例1〜7にて作製した混合する前のそれぞれの金属粉末と、比較例8〜9で得られたハンダ粉末について、粒度分布を測定した。
先ず、前準備として、各粉末0.6gを0.2質量%ヘキサメタりん酸ナトリウム水溶液60mlに加え、超音波ホモジナイザーにて5分間分散させ、粉末分散液を調製した。次に、調整した粉末分散液をレーザー回折散乱法を用いた粒度分布測定装置にて粒度分布を測定し、その体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)と5μm以下の歩留まり率を求めた。次の表1〜表6に体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)と5μm以下の歩留まり率を示す。
<ハンダ合金化評価>
実施例1〜12及び比較例1〜9で作製したハンダ用ペーストをフリップチップ実装用基板に印刷し、ハンダ粉末を充填した。その後、印刷した基板を最高温度250℃で窒素中にてリフローすることで基板上にハンダバンプを作製した。次に、集束イオンビーム加工(Focused Ion Beam milling)観察装置にて、作製したハンダバンプを加工し、その断面組織を走査電子顕微鏡にて観察した。次の表1〜表6に観察した評価結果を示す。なお、表1〜表6中におけるハンダ合金化欄の「優」は、金属微粉末が固溶し、均一な合金組織を形成している場合を表し、「可」は、合金組織を形成しているものの、局所的に金属微粉末の元素が合金を形成せず存在している場合を表し、「不良」は、一部合金を形成、またはほとんどの部分にて合金を形成していない場合を表す。
<ハンダバンプの高さバラツキ評価>
上記ハンダ合金化評価と同様の方法にてハンダバンプを作製した後、各ハンダバンプの高さを測定し、その平均値を算出した。次の表1〜表6にその評価結果を示す。なお、表1〜表6中におけるハンダバンプ高さバラツキ欄の「優」は、ハンダバンプ高さの最大値、最小値と平均値とを比較しその差が10%以内であるものと表し、「可」は、その差が10〜30%であるものを表し、「不良」は、その差が30%以上であるものを表す。
Figure 2009190072
Figure 2009190072
Figure 2009190072
Figure 2009190072
表1〜表4より明らかなように、比較例1,2から、粒径(D50)が5μmを越えるハンダ粉末は、5μm以下の歩留まりが低く、作製したハンダバンプの高さにバラツキが生じるという結果となった。
また、比較例3〜6から、粒径が小さい金属粉末xが、粒径(D50)0.5μmを越える場合は、ハンダ合金化評価に劣り、均一な合金組織が形成されていないことが判った。
また、比較例4〜6から、粒径が小さい金属粉末xの粒径(D50)が大きくなると、ハンダ合金化が損なわれ、更に、粒径(D50)が大きくなるとハンダバンプの高さにバラツキが生じるという傾向が見受けられた。
一方、実施例1〜9では、ハンダ合金化評価で均一な合金組織を形成している結果が得られ、作製したハンダバンプの高さのバラツキも小さく、印刷性に優れ、ファインピッチ用基板への印刷に適している結果となった。
Figure 2009190072
Figure 2009190072
表5及び表6より明らかなように、比較例7〜9から、粒径(D50)が5μmを越えるハンダ粉末は、5μm以下の歩留まりが低く、作製したハンダバンプの高さにバラツキが生じるという結果となった。
一方、実施例10〜12では、ハンダ合金化評価で均一な合金組織を形成している結果が得られ、作製したハンダバンプの高さのバラツキも小さく、印刷性に優れ、ファインピッチ用基板への印刷に適している結果となった。

Claims (10)

  1. 体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫粉末に、錫とは異なる種類の金属から構成され、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が前記錫粉末の粒径(D50)よりも小さい0.5μm以下の範囲内にある金属粉末xを少なくとも1種以上添加混合してなることを特徴とするハンダ粉末。
  2. 金属粉末xを構成する金属が、銀、銅、ニッケル又はゲルマニウムである請求項1記載のハンダ粉末。
  3. 銀を含むとき銀の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜5.0質量%であり、銅を含むとき銅の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であり、ニッケルを含むときニッケルの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜0.1質量%であり、ゲルマニウムを含むときゲルマニウムの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜1.0質量%である請求項2記載のハンダ粉末。
  4. 体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が5μm以下の範囲内にある錫を含有する金属粉末y1に、錫とは異なる種類の金属から構成され、体積累積頻度が50%に達する粒径(D50)が前記金属粉末y1の粒径(D50)よりも小さい0.5μm以下の範囲内にある金属粉末zを少なくとも1種以上添加混合してなることを特徴とするハンダ粉末。
  5. 金属粉末y1が錫と金属元素y2とから構成され、
    前記金属元素y2が銀、銅、ニッケル又はゲルマニウムのいずれか1種である請求項4記載のハンダ粉末。
  6. 金属粉末zを構成する金属が、銀、銅、ニッケル又はゲルマニウムのいずれか1種である請求項4記載のハンダ粉末。
  7. 金属元素y2と金属粉末zを構成する金属とが同一であるか又は異なる請求項5又は6記載のハンダ粉末。
  8. 銀を含むとき銀の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜5.0質量%であり、銅を含むとき銅の含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であり、ニッケルを含むときニッケルの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜0.1質量%であり、ゲルマニウムを含むときゲルマニウムの含有割合がハンダ粉末全体量100質量%に対して0.01〜1.0質量%である請求項5ないし7いずれか1項に記載のハンダ粉末。
  9. 請求項1ないし8いずれか1項に記載のハンダ粉末とハンダ用フラックスを混合しペースト化することにより得られたハンダ用ペースト。
  10. 電子部品の実装に用いられる請求項9記載のハンダ用ペースト。
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