JP5736799B2 - ハンダ粉末及びその製造方法 - Google Patents
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Description
先ず、水50mlに、硫酸銅(II)7.87×10-3molを加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し溶解させることにより、銅イオンが溶解する金属溶液を調製した。この金属溶液を硫酸にてpHを2.0に調整し、これに分散剤としてポリビニルアルコール500(平均分子量が500のポリビニルアルコール)を0.5g加え、回転速度300rpmにて10分間攪拌して溶解させた。
先ず、水50mlに、塩化インジウム四水和物2.18×10-2molを加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し溶解させることにより、インジウムイオンが溶解する金属溶液を調製した。この金属溶液を塩酸にてpHを0.5に調整し、これに分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、回転速度300rpmにて10分間攪拌して溶解させた。
先ず、水50mlに、分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、回転速度300rpmにて10分間攪拌して溶解させ、塩酸にてpHを0.5に調整した。これに三酸化二アンチモン0.41×10-3molを加え、スターラを用い300rpmにて5分間激しく攪拌し溶解させることにより、アンチモンイオンが溶解する金属溶液を調製した。
先ず、水50mlに、塩化コバルト(II)1.70×10-3molを加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し溶解させることにより、コバルトイオンが溶解する金属溶液を調製した。この金属溶液を塩酸にてpHを0.5に調整し、これに分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、回転速度300rpmにて10分間攪拌して溶解させた。
先ず、水50mlに、塩化ニッケル(II)1.70×10-3molを加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し溶解させることにより、コバルトイオンが溶解する金属溶液を調製した。この金属溶液を塩酸にてpHを0.5に調整し、これに分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、回転速度300rpmにて10分間攪拌して溶解させた。
先ず、水1000mLに塩化銅(II)2.58×10-3mol、塩化錫(II)2.64×10-1mol及び分散剤としてメチルセルロース14gをそれぞれ添加して混合することにより金属溶液を調製した。この金属溶液のpHを塩酸にて1.0に調整した。
先ず、水1000mLに塩化インジウム四水和物1.48×10-2mol、塩化錫(II)2.64×10-1mol及び分散剤としてメチルセルロース14gをそれぞれ添加して混合することにより、金属溶液を調製した。この金属溶液のpHを塩酸にて1.0に調整した。
実施例1〜5及び比較例1,2で得られたハンダ粉末について、次に述べる方法により、粉末を構成する金属粒子の構造、粉末の平均粒径、組成比の分析又は測定、及び溶融性を評価した。これらの結果を以下の表1に示す。
31 中心核
32 中間層
33 最外層
Claims (5)
- 中心核と前記中心核を被覆する中間層と前記中間層を被覆する最外層で構成される金属粒子からなる平均粒径5μm以下のハンダ粉末において、
前記中心核が銅、ニッケル、インジウム、アンチモン又はコバルトのいずれか1種の金属からなり、
前記中間層が前記中心核の金属とは異なる銀又は銅(前記中心核が銅である場合を除く)のいずれか一種の金属からなり、
前記最外層が錫からなり、
前記金属粒子の体積を100%とするときの前記中心核、中間層、最外層の各体積割合をVc%、Vm%、Vo%とするとき、Vc<Vm<Voの関係を満たし、かつ前記Vcが0.08〜0.41%、前記Vmが0.57〜2.11%、前記Voが97.38〜99.35%であり、
錫の含有割合が85〜99.8質量%であることを特徴とするハンダ粉末。 - 銀を含むとき銀の含有割合が粉末全体量100質量%に対して0.1〜5.0質量%であり、銅を含むとき銅の含有割合が粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であり、ビスマスを含むときビスマスの含有割合が粉末全体量100質量%に対して0.1〜10質量%であり、ゲルマニウムを含むときゲルマニウムの含有割合が粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であり、ニッケルを含むときニッケルの含有割合が粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であり、インジウムを含むときインジウムの含有割合が粉末全体量100質量%に対して0.1〜10質量%であり、金を含むとき金の含有割合が前記ハンダ粉末の全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%であり、コバルトを含むときコバルトの含有割合が粉末全体量100質量%に対して0.1〜1.0質量%である請求項1記載のハンダ粉末。
- 第一金属塩として銅、ニッケル、インジウム、アンチモン又はコバルトの金属塩のいずれか1種を溶媒に溶解させて第一金属溶液を調製する工程と、
前記第一金属溶液のpHを0.3〜10.0に調整する工程と、
前記第一金属溶液に還元剤を添加し、混合することにより、前記第一金属塩の金属イオンが還元され、析出した第一金属からなる第一金属粉末の分散液を得る工程と、
第二金属塩として前記第一金属塩とは種類の異なる銀又は銅の金属塩のいずれか1種を前記第一金属粉末の分散液に添加し、溶解させて第二金属溶液を調製する工程と、
前記第二金属溶液のpHを0.3〜10.0に調整する工程と、
前記第二金属溶液に還元剤を添加し、混合することにより、前記第二金属塩の金属イオンが還元され、析出した第二金属が前記第一金属を被覆する第二金属粉末の分散液を得る工程と、
錫の金属塩を前記第二金属粉末の分散液に添加し、溶解させて第三金属溶液を調製する工程と、
前記第三金属溶液のpHを0.1〜2.0に調整する工程と、
前記第三金属溶液に還元剤を添加し、混合することにより、錫イオンが還元され、析出した錫が前記第二金属を被覆する第三金属粉末の分散液を得る工程と、
第三金属粉末の分散液を固液分離し、前記固液分離した第三金属粉末を乾燥する工程とを含むことにより、
平均粒径が5μm以下であり、前記中心核が銅、ニッケル、インジウム、アンチモン又はコバルトのいずれか1種の金属からなり、前記中間層が前記中心核の金属とは異なる銀又は銅(前記中心核が銅である場合を除く)のいずれか一種の金属からなり、前記最外層が錫からなり、前記金属粒子の体積を100%とするときの前記中心核、中間層、最外層の各体積割合をVc%、Vm%、Vo%とするとき、Vc<Vm<Voの関係を満たし、かつ前記Vcが0.08〜0.41%、前記Vmが0.57〜2.11%、前記Voが97.38〜99.35%であり、錫の含有割合が85〜99.8質量%であるハンダ粉末の製造方法。 - 請求項1又は2記載のハンダ粉末とハンダ用フラックスを混合してペースト化することにより得られたハンダ用ペースト。
- 電子部品の実装に用いられる請求項4記載のハンダ用ペースト。
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