JP5488553B2 - ハンダ粉末及びこの粉末を用いたハンダ用ペースト - Google Patents
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先ず、水50mLに硫酸銅(II)を2.54×10-4mol、硫酸銀(I)を4.48×10-4mol、硫酸錫(II)を2.62×10-2mol加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し、溶解液を調製した。この溶解液を硫酸にてpHを0.5に調整した後、分散剤としてポリビニルアルコール500(平均分子量が500のポリビニルアルコール)を0.5g加え、更に回転速度300rpmにて10分間攪拌した。次いで、この溶解液にpHを0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mLを、添加速度50mL/secにて加え、回転速度500rpmにて10分間攪拌して各金属イオンを還元し、液中に金属粉末が分散する分散液を得た。この分散液を60分間静置して生成した金属粉末を沈降させた後、上澄み液を捨て、ここに水100mLを加えて回転速度300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返し、洗浄を行った。
先ず、水50mLに硫酸銅(II)を2.56×10-4mol、硫酸銀(I)を6.04×10-4mol、硫酸錫(II)を2.62×10-2mol加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し、溶解液を調製した。この溶解液を硫酸にてpHを0.5に調整した後、分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、更に回転速度300rpmにて10分間攪拌した。次いで、この溶解液にpHを0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mLを、添加速度50mL/secにて加え、回転速度500rpmにて10分間攪拌して各金属イオンを還元し、液中に金属粉末が分散する分散液を得た。この分散液を60分間静置して生成した金属粉末を沈降させた後、上澄み液を捨て、ここに水100mLを加えて回転速度300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返し、洗浄を行った。
先ず、水50mLに硫酸銅(II)を9.86×10-5mol、硫酸銀(I)を7.26×10-5mol、硫酸錫(II)を2.62×10 -2 mol加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し、溶解液を調製した。この溶解液を硫酸にてpHを0.5に調整した後、分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、更に回転速度300rpmにて10分間攪拌した。次いで、この溶解液にpHを0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mLを、添加速度50mL/secにて加え、回転速度500rpmにて10分間攪拌して各金属イオンを還元し、液中に金属粉末が分散する分散液を得た。この分散液を60分間静置して生成した金属粉末を沈降させた後、上澄み液を捨て、ここに水100mLを加えて回転速度300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返し、洗浄を行った。
先ず、水50mLに硫酸銅(II)を8.25×10-4mol、硫酸銀(I)を1.54×10-3mol、硫酸錫(II)を2.62×10-2mol加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し、溶解液を調製した。この溶解液を硫酸にてpHを0.5に調整した後、分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、更に回転速度300rpmにて10分間攪拌した。次いで、この溶解液にpHを0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mLを、添加速度50mL/secにて加え、回転速度500rpmにて10分間攪拌して各金属イオンを還元し、液中に金属粉末が分散する分散液を得た。この分散液を60分間静置して生成した金属粉末を沈降させた後、上澄み液を捨て、ここに水100mLを加えて回転速度300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返し、洗浄を行った。
先ず、水50mLに硫酸銅(II)を2.45×10-5mol、硫酸銀(I)を7.22×10-6mol、硫酸錫(II)を2.62×10-2mol加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し、溶解液を調製した。この溶解液を硫酸にてpHを0.5に調整した後、分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、更に回転速度300rpmにて10分間攪拌した。次いで、この溶解液にpHを0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mLを、添加速度50mL/secにて加え、回転速度500rpmにて10分間攪拌して各金属イオンを還元し、液中に金属粉末が分散する分散液を得た。この分散液を60分間静置して生成した金属粉末を沈降させた後、上澄み液を捨て、ここに水100mLを加えて回転速度300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返し、洗浄を行った。
先ず、水50mLに硫酸銅(II)を1.24×10-3mol、硫酸銀(I)を1.83×10-3mol、硫酸錫(II)を2.62×10-2mol加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し、溶解液を調製した。この溶解液を硫酸にてpHを0.5に調整した後、分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、更に回転速度300rpmにて10分間攪拌した。次いで、この溶解液にpHを0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mLを、添加速度50mL/secにて加え、回転速度500rpmにて10分間攪拌して各金属イオンを還元し、液中に金属粉末が分散する分散液を得た。この分散液を60分間静置して生成した金属粉末を沈降させた後、上澄み液を捨て、ここに水100mLを加えて回転速度300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返し、洗浄を行った。
水50mLに硫酸銅(II)を1.59×10-4mol、硫酸銀(I)を4.10×10-4mol、硫酸錫(II)を2.62×10-2mol加え、スターラを用いて回転速度300rpmにて5分間攪拌し、溶解液を調製した。この溶解液を硫酸にてpHを0.5に調整した後、分散剤としてポリビニルアルコール500を0.5g加え、更に回転速度300rpmにて10分間攪拌した。次いで、この溶解液にpHを0.5に調整した1.58mol/Lの2価クロムイオン水溶液50mLを、添加速度50mL/secにて加え、回転速度500rpmにて10分間攪拌して各金属イオンを還元し、液中に金属粉末が分散する分散液を得た。この分散液を60分間静置して生成した金属粉末を沈降させた後、上澄み液を捨て、ここに水100mLを加えて回転速度300rpmにて10分間攪拌する操作を4回繰返し、洗浄を行った。これを真空乾燥機にて乾燥することにより、Agを中心核、Cuを中間層、錫を被覆層とするハンダ粉末を得た。
実施例1〜6及び比較例1で得られたハンダ粉末について、次に述べる方法により、粉末を構成する金属粒子の構造、粉末の平均粒径、組成の分析又は測定を行い、またハンダ粉末の濡れ性を評価した。これらの結果を以下の表1に示す。また、図2に実施例1で得られたハンダ粉末のXRD構造解析データを示す。更に、図3に実施例1で得られたハンダ粉末の粉末断面を観察したときの写真図を示す。なお、図3(a)は、電子線画像であり、図3(b)は、図3(a)の被写体と同一の被写体についての各組成元素のマッピング像である。
11 中心核
11a 銀
11b 銀と錫の金属間化合物
12 中間層(銅と錫の金属間化合物)
13 被覆層(錫)
Claims (5)
- 中心核と前記中心核を被覆する被覆層で構成される平均粒径5μm以下のハンダ粉末において、
前記中心核が銀及び銀と錫との金属間化合物からなり、
前記被覆層が錫からなり、
前記中心核と前記被覆層の間に、前記中心核の少なくとも一部を被覆するように銅と錫との金属間化合物からなる中間層が介在する
ことを特徴とするハンダ粉末。 - 前記銀と錫との金属間化合物がAg3Sn又はAg4Snであり、前記銅と錫との金属間化合物がCu3Sn又はCu6Sn5である請求項1記載のハンダ粉末。
- 前記ハンダ粉末の全体量100質量%に対し、銀の含有割合が0.1〜10質量%であり、銅の含有割合が0.1〜2.0質量%である請求項1又は2記載のハンダ粉末
- 請求項1ないし3いずれか1項に記載のハンダ粉末とハンダ用フラックスを混合してペースト化することにより得られたハンダ用ペースト。
- 電子部品の実装に用いられる請求項4記載のハンダ用ペースト。
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