JP2009186815A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009186815A
JP2009186815A JP2008027683A JP2008027683A JP2009186815A JP 2009186815 A JP2009186815 A JP 2009186815A JP 2008027683 A JP2008027683 A JP 2008027683A JP 2008027683 A JP2008027683 A JP 2008027683A JP 2009186815 A JP2009186815 A JP 2009186815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image
image forming
latent image
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008027683A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Morikuni
修市 森國
Shoji Tomita
章嗣 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008027683A priority Critical patent/JP2009186815A/ja
Priority to US12/358,311 priority patent/US7941064B2/en
Priority to CN200910003821XA priority patent/CN101504525B/zh
Publication of JP2009186815A publication Critical patent/JP2009186815A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
    • G03G15/5041Detecting a toner image, e.g. density, toner coverage, using a test patch
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/065Arrangements for controlling the potential of the developing electrode
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0848Arrangements for testing or measuring developer properties or quality, e.g. charge, size, flowability
    • G03G15/0849Detection or control means for the developer concentration
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00029Image density detection
    • G03G2215/00033Image density detection on recording member
    • G03G2215/00037Toner image detection

Abstract

【課題】2成分現像剤を用いた現像装置において、該現像装置の環境、経時に対応して、常に所定レベル以上の現像画像を得ることができる画像形成装置及び画像形成方法を提供する。
【解決手段】感光体ドラム21を帯電させる帯電装置22と、感光体ドラム21に形成された静電潜像を現像する現像装置24と、現像装置24に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加装置244と、感光体ドラム21に形成されたトナー像の画像濃度を検出するトナー画像濃度センサ50と、現像バイアス印加装置244の出力値を制御する制御部200とを備えた画像形成装置100において、制御部200により、前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率に基づき現像バイアス電圧を調整するものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に係り、特に、2成分現像剤を用いて潜像担持体の表面に形成したトナー像を記録媒体に転写して出力する電子写真方式の画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置では、一般的に、潜像担持体(例えば、感光体ドラム)の表面を帯電させ、その帯電域に画像露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によりトナー像として可視像化(現像)し、該可視像化されたトナー像を記録用紙等の記録材に静電的に転写した後、該記録材に転写されたトナー像を定着装置により該記録材に固着する。
この種の画像形成装置において、トナーと、トナーに電荷を付与するための磁性粒子及びキャリアを含む2成分現像剤を用いて現像を行う場合には、現像剤中のトナー及びキャリアのうちトナーのみを潜像担持体に付着させて消費させる方式が採用されている。
このため、画像形成装置では、現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度センサの測定結果に基づき、該現像剤のトナー濃度を一定に保つようにトナー濃度制御がなされるのが一般的である。
また、装置の環境、経時に対応して、帯電電位、露光量、現像電位等のプロセス条件を調整し、常に一定の品位の画像が得られるようにすることを、一般的にプロセスコントロール(プロコンもしくはプロセス制御)と呼んでいる。
このプロセスコントロールの従来技術として、画像形成装置において、感光体ドラムの表面電位を計測し、画像データに基づき感光体ドラムに付着するトナー付着量を予測し、実際に感光体ドラムに付着した付着トナー量を計測して、それらの比較結果より像形成条件の一つである帯電量、現像バイアス電圧、露光量、トナー濃度などの少なくとも一つを変更してプロセス条件を調整する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、画像形成装置において、基準トナー画像(以下、「トナーパッチ」という。)の画像濃度の測定値の所定目標値からの偏差と、その測定値が基準濃度領域内にある場合またはその基準濃度領域より低い低濃度領域内にある場合或いはその基準濃度領域より高い高濃度領域内にある場合にそれぞれ対応して設定されている変換係数とに基づいて、現像剤のトナー濃度を制御する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−2306号公報 特開2002−196552号公報
しかしながら、例えば、同じ現像電位が確保された現像条件であっても、前回までの印字ジョブの状況により、現像特性、印字特性が大きく異なる。すなわち、プロセスコントロールの間で低印字ジョブが繰り返されると、ベタ部のガサツキによる画像濃度の低下が発生する。この原因は、トナーの入れ替わりが少ないことによるデベストレスにより、流動性が悪化するからである。逆に、高印字ジョブが連続した場合には、トナー入れ替わりが多いことで、デベ帯電量が低くなり、その結果トナー付着量が多くなり、画像濃度がばらつくことになる。
また、特許文献1では、単にトナー濃度を制御することによりトナー画像濃度が変化することは記載されているが、前回までの印字ジョブに対する考慮は含まれておらず、印字状況によっては大きな画像品質の低下を起こすという問題が生じる。
また、特許文献2では、トナーパッチの画像濃度だけの結果をもとにトナー濃度を制御しているため、そのときの表面電位は不明であり、単に現像濃度を確保するものにとどまり、特許文献1と同様、印字状況によっては大きな画像品質の低下を起こすという問題が生じる。
よって、画像形成装置の環境、経時を考慮しつつ、所定の画質レベルを維持することが望まれている。
本発明は、上記従来の問題点を鑑みてなされたものであって、2成分現像剤を用いた現像装置において、該現像装置の環境、経時に対応して、常に所定レベル以上の高品位な現像画像を得ることができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法は、次の通りである。
本発明は、潜像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記潜像担持体の表面上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置と、前記現像装置に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、前記潜像担持体の表面に形成されたトナー像の画像濃度を検出する画像濃度センサと、前記現像バイアス印加手段の出力値を制御する制御手段とを備えて、前記潜像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写して画像を出力する画像形成装置において、前記制御手段により、前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率に基づき現像バイアス電圧を調整することを特徴とするものである。
また、本発明は、潜像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記潜像担持体の表面上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置と、前記現像装置に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、前記現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、前記潜像担持体の表面に形成されたトナー像の画像濃度を検出する画像濃度センサと、前記現像バイアス印加手段の出力値を制御する制御手段とを備えて、前記潜像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写して画像を出力する画像形成装置において、前記制御手段により、前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率に基づき現像バイアス電圧を調整することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記制御手段により、実効的な現像バイアス電圧と該現像バイアス電圧に対する潜像担持体上のトナー付着量の分布から得られる一次近似直線より求められる値に基づき前記現像装置に印加する現像バイアス電圧を調整することが好ましい。
ここで、実効的な現像バイアス電圧とは、現像バイアス電圧と露光後の潜像担持体の表面電位との電位差である。
また、本発明は、前記平均原稿印字率と潜像担持体上のトナー付着量との関係を示すテーブルを備え、前記制御手段は、前記テーブルに基づき現像バイアス電圧の補正を調整することが好ましい。
また、本発明は、前記潜像担持体の表面電位を検出する表面電位センサを備え、前記制御手段は、前記表面電位センサの測定値が所定の範囲内にあるか否かの判定を行ない、該測定値が前記所定の範囲内にない場合、前記潜像担持体の表面電位を前記所定の範囲内となるよう調整することが好ましい。
また、本発明は、警報を発する報知手段を備え、前記制御手段は、前記表面電位センサの計測値が所定の範囲を超えている場合には、前記報知手段を作動させることがこのましい。
また、本発明は、周囲環境の状態を検出する環境状態検出手段を備え、前記制御手段は、前記環境状態検出手段の測定値の変化に応じて、前記現像バイアス電圧を補正することが好ましい。
また、本発明は、前記現像剤の寿命度合いを計測する寿命計測手段を備え、前記制御手段は、前記寿命計測手段の測定結果に基づく寿命度合いに応じて、前記現像バイアス電圧を補正することが好ましい。
また、本発明は、潜像担持体の表面を帯電させる工程と、前記潜像担持体の表面上に形成された静電潜像をトナー像として現像する工程と、前記現像装置に現像バイアス電圧を印加する工程と、前記現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出する工程と、前記潜像担持体の表面に形成されたトナー像の画像濃度を検出する工程と、前記現像バイアス印加手段の出力値を制御する工程とを備えて、前記潜像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写して画像を出力する画像形成方法であって、前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率を測定する工程と、前記平均原稿印字率に基づき現像バイアス電位を調整する工程と、前記潜像担持体の表面電位を検出する工程と、前記潜像担持体の表面電位の値が所定の範囲内にない場合、前記表面電位を前記所定の範囲内となるように調整する工程と、前記潜像担持体の表面に基準トナー画像を複数形成する工程とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、潜像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記潜像担持体の表面上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置と、前記現像装置に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、前記潜像担持体の表面に形成されたトナー像の画像濃度を検出する画像濃度センサと、前記現像バイアス印加手段の出力値を制御する制御手段とを備えて、前記潜像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写して画像を出力する画像形成装置において、前記制御手段により、前回までの平均原稿印字率に基づき現像バイアス電圧を補正して実効的な現像バイアス電圧(|DVB−VL|:ここで、DVBは現像バイアス電圧、VLは露光後の感光体表面電位とする。)を調整することで、印字特性を考慮した現像条件を制御することができるので、現像装置の環境、経時に対応して、常に所定レベル以上の高品位な現像画像(トナー像)を得ることができる。
また、本発明によれば、さらに前記現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度センサを備えることで、より高品位な現像画像を得ることができる。
また、本発明によれば、前記制御手段により、実効的な現像バイアス電圧と該現像バイアス電圧に対する潜像担持体上のトナー付着量の分布から得られる一次近似直線より求められる値に基づき前記現像装置に印加する現像バイアス電圧を調整することで、所定のトナー付着量に対して簡単に現像バイアス電圧を補正制御することができる。
また、本発明によれば、前記平均原稿印字率と潜像担持体上のトナー付着量との関係を示すテーブルを備え、前記制御手段は、前記テーブルに基づき現像バイアス電圧の補正を調整することで、現像バイアス電圧の設定値を簡単に調整することができる。
また、本発明によれば、前記潜像担持体の表面電位を検出する表面電位センサを備え、前記制御手段は、前記表面電位センサの測定値が所定の範囲内にあるか否かの判定を行ない、該測定値が前記所定の範囲内にない場合、前記潜像担持体の表面電位を前記所定の範囲内となるよう調整することで、常に一定レベル以上の現像画像を得ることができる。
また、前記表面電位センサにより、静電潜像を形成した後の潜像担持体の表面電位を計測することで、潜像担持体の感度情報も得ることができ、潜像担持体の劣化状況も確認することができる。
また、本発明によれば、警報を発する報知手段を備え、前記制御手段により、前記表面電位センサの計測値、すなわち、表面電位センサによる測定結果に基づく表面電位が、所定の範囲を超えている場合には、前記報知手段を作動させることで、潜像担持体の表面電位に関係する部材、例えば、潜像担持体、表面電位センサ等の異常を使用者に報知することができる。
また、本発明によれば、周囲環境の状態を検出する環境状態検出手段を備え、環境状態検出手段により環境状態に関して計測し、例えば、トナー濃度センサの感度を調整することで、周囲環境の影響を補正し、正確にトナー像の画像濃度を検出することができる。従って、前記制御手段により、前記環境状態検出手段の測定値の変化に応じて、前記現像バイアス電圧を補正することで、適切なトナー濃度の制御を行なうことができる。
また、本発明によれば、前記現像剤の寿命度合いを計測する寿命計測手段を備え、寿命計測手段により現像剤の寿命度合いに関して計測し、例えば、トナー濃度センサの感度を調整することで、より正確にトナー像の画像濃度を検出することができる。従って、前記制御手段により、前記寿命計測手段の測定結果に基づく寿命度合いに応じて、前記現像バイアス電圧を補正することで、適切なトナー濃度の制御を行なうことができる。
なお、本発明において、「寿命度合い」は、初期状態から寿命に至る使用状況のことであり、例えば、使用期間を挙げることができる。
また、潜像担持体の表面を帯電させる工程と、前記潜像担持体の表面上に形成された静電潜像をトナー像として現像する工程と、前記現像装置に現像バイアス電圧を印加する工程と、前記現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出する工程と、前記潜像担持体の表面に形成されたトナー像の画像濃度を検出する工程と、前記現像バイアス印加手段の出力値を制御する工程とを備えて、前記潜像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写して画像を出力する画像形成方法であって、前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率を測定する工程と、前記平均原稿印字率に基づき現像バイアス電位を調整する工程と、前記潜像担持体の表面電位を検出する工程と、前記潜像担持体の表面電位の値が所定の範囲内にない場合、前記表面電位を前記所定の範囲内となるように調整する工程と、前記潜像担持体の表面に基準トナー画像を複数形成する工程とを備えることで、印字特性を考慮した現像条件を制御することができるので、現像装置の環境、経時に対応して、常に所定レベル以上の高品位な現像画像を得ることができる。
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図1に示すように、電子写真方式の画像形成プロセスによって画像を形成するものであって、感光体ドラム(潜像担持体)21の表面を帯電させる帯電装置(帯電手段)22と、感光体ドラム21上に静電潜像を形成するための光書込みユニット(露光装置)23と、感光体ドラム21の表面上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置24と、現像装置24に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加装置(現像バイアス印加手段)244(図2を参照)と、現像バイアス印加装置244の出力値を制御する制御部(制御手段)200と、を備えて、感光体ドラム21に形成されたトナー像を転写用のシート(記録媒体)に転写して画像を出力する画像形成装置において、制御部200により、前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率に基づき現像バイアス印加装置244による現像バイアス電圧を調整することで、良好なトナー像を得るようにしたことを特徴とするものである。
まず、本実施形態に係る画像形成装置100の全体構成について説明する。
画像形成装置100は、原稿から読取って画像データを取得したり、或いは、外部から受信して画像データを取得し、この画像データによって示されるモノクロ画像をシート上に形成するものであり、その構成を大別すると、図1に示すように、原稿搬送部(ADF:Automatic Document Feeder)101、画像読取り部102、画像形成部103、シート搬送部104及び給紙部105からなっている。
原稿搬送部101は、少なくとも1枚の原稿が原稿セットトレイ11にセットされると、原稿を1枚ずつ原稿セットトレイ11から引き出して搬送し、該原稿を画像読取り部102に導いて通過させ、該原稿を排紙トレイ12に排出するようになっている。
画像読取り部102は、原稿搬送部101からの原稿画像を読取り、該原稿画像に対応する画像データを、マイクロコンピュータ等を含む制御部200へ送信するようになっている。画像読取り部102から制御部200へ送信された画像データは、該制御部200で各種の画像処理を施してから、画像形成部103に出力されるようになっている。
画像形成部103は、感光体ドラム21と、帯電装置22と、光書込みユニット23と、現像装置24と、感光体ドラム21上のトナー像を記録用紙等の転写シートに転写するための転写ユニット25と、シート上の転写画像を該シートに定着するための定着ユニット(定着装置)27と、転写ユニット25によって転写されずに感光体ドラム21表面に残った残留トナーを除去するためのクリーニングユニット26と、感光体ドラム21表面に残った残留電荷を除電するための除電装置(不図示)とを備えている。
感光体ドラム21は、円筒形状を呈し、その表面が所定方向(本実施形態では図中矢印A方向)に回転してクリーニングユニット26によりクリーニングされ、該クリーニングされた表面を帯電装置22により均一に帯電される。本実施形態では、高速画像形成処理を実現するために、感光体ドラム21の周速度は、例えば、540mm/secとする。
帯電装置22は、例えば、本実施形態では、グリッド電極を有するスコロトロン型帯電器を用いるものとする。詳しくは、帯電装置22は、チャージャー型のものであって、コロナワイヤと感光体ドラム21との間にグリッド電極が設けられており、制御部200の指示の下、グリッド電圧を調整して感光体ドラム21上の表面電位を調整できるようになっている。
露光装置として機能する光書込みユニット23は、レーザ光源であるレーザ照射部28、及びミラー群29を備えるレーザスキャニングユニット(LSU)である。この光書込みユニット23は、制御部200からの画像データを入力として、この画像データに応じたレーザ光をレーザ照射部28から出射し、このレーザ光を、ミラー群29を介して感光体ドラム21に照射して、均一に帯電された感光体ドラム21表面を露光し、感光体ドラム21表面に静電潜像を形成するようになっている。なお、レーザ照射部28は、制御部200の指示の下、感光体ドラム21上の表面へのレーザ光の光量及び照射径を調整できるようになっている。
現像装置24は、トナーを感光体ドラム21表面に供給して、感光体ドラム21上に形成された静電潜像をトナー像として可視像化(現像)するものである。
転写ユニット25は、感光体ドラム21表面に形成されたトナー像をシート搬送部104により搬送されてきたシートに転写するようになっている。詳しくは、転写ユニット25は、弾性導電性ローラ34を有している。
弾性導電性ローラ34は、シート搬送部104から搬送されてくるシートを感光体ドラム21表面に押し付けるようになっている。また、弾性導電性ローラ34には、感光体ドラム21表面のトナー像の電荷とは逆極性の電界が印加され、この逆極性の電界により感光体ドラム21表面のトナー像がシート上に転写される。例えば、トナー像が(−)極性の電荷を有する場合は、弾性導電性ローラ34に印加さる電界の極性が(+)極性にされる。
クリーニングユニット26は、現像、転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを除去して回収するようになっている。
定着ユニット27は、転写ユニット25にてトナー像が転写されたシートを加熱及び加圧して、該シート上のトナー像を定着させるようになっている。
詳しくは、定着ユニット27は、一対の定着ローラ(本実施形態では加熱ローラ35及び加圧ローラ36)を備えている。加熱ローラ35内部には、該加熱ローラ35表面を所定温度(定着温度:概ね160〜200℃)に設定するための熱源(不図示)が設けられている。また、加熱ローラ35に対して加圧ローラ36が所定圧で圧接されるように、加圧ローラ36の両端に加圧部材(不図示)が配置されている。
かかる構成を備えた定着ユニット27は、加熱ローラ35と加圧ローラ36間の圧接部(定着ニップ部と称される)にシートが搬送されてくると、加熱ローラ35及び加圧ローラ36によりシートが搬送されつつ、シート上の未定着トナー像が加熱溶融及び加圧されてシート上に定着されるようになっている。
シート搬送部104は、給紙部105からのシートを搬送するための複数対の搬送ローラ41、一対のレジストローラ42、搬送経路43を備えている。
給紙部105は、複数の給紙トレイ51を備えている。各給紙トレイ51は、シートを蓄積しておくためのものであり、画像形成装置100の下方に設けられている。また、各給紙トレイ51は、シートを一枚ずつ引き出すためのピックアップローラ(図示省略)を備えており、該ピックアップローラにて引き出したシートをシート搬送部104の搬送経路43へと送り出すようになっている。画像形成装置100は、例えば、高速画像形成処理を目的としている場合、各給紙トレイ51に、定型サイズのシートを500〜1500枚収納可能な容積を確保している。
搬送経路43は、給紙部105から受け取ったシートを、レジストローラ42により、回転する感光体ドラム21上のトナー像と同期をとって、転写ユニット25へ搬送し、さらに定着ユニット27へと搬送するようになっている。また、定着ユニット27にて定着されたシートは、シート搬送部104により排紙トレイ47へとさらに搬送されて排出されるようになっている。
次に、本実施形態の画像形成装置100の特徴的な構成について詳細に説明する。
画像形成装置100には、上述した構成に加えて、図1に示すように、表面電位センサ40及びトナー画像濃度センサ50が設けられている。
表面電位センサ40は、感光体ドラム21上の表面電位を検出するものである。この表面電位センサ40は、感光体ドラム21周囲の何れの位置に配設されていてもよい。本実施形態では、表面電位センサ40は、図1に示すように、感光体ドラム21の回転方向(矢印A方向)において、転写ユニット25よりも下流側で、且つクリーニングユニット26よりも上流側に配設されている。
トナー画像濃度センサ50は、感光体ドラム21上に形成されたトナー像の画像濃度を検出するものである。このトナー画像濃度センサ50は、感光体ドラム21周囲の何れの位置に配設されていてもよい。本実施形態では、トナー画像濃度センサ50は、図1に示すように、感光体ドラム21の回転方向(矢印A方向)において、現像装置24よりも下流側且つ転写ユニット25よりも上流側に配設されている。
なお、表面電位センサ40及びトナー画像濃度センサ50は、何れも従来の画像形成装置に使用されているものと同様のものを用いることができる。従って、これら部材のさらに詳しい構成については説明を省略する。
さらに、画像形成装置100には、周囲環境の状態を検出する環境状態検出手段として、例えば、温度を検出する温度センサ60及び湿度を検出する湿度センサ70が設けられている。
温度センサ60及び湿度センサ70は、画像形成装置100内の何れの位置に配設されていてもよい。本実施形態では、図1に示すように、温度センサ60及び湿度センサ70は、トナー画像濃度センサ50の近傍に配設されている。
次に、画像形成装置100の特徴的な電気的制御についてブロック図に基づき詳細に説明する。
図2は本実施形態に係る画像形成装置の制御部を中心に示す制御系のブロック図である。
制御部200は、図2に示すように、中央演算処理装置、CPU(Central Processing Unit)201と、記憶部202と、画像形成回数又は当該画像形成装置100の駆動時間等をカウントする計数装置80と、原稿印字率測定部81とを備えている。
制御部200は、CPU201によって、各種制御プログラムを記憶部202から読み出し、該読み出した制御プログラムを実行することで、画像形成プロセス制御を行うように構成されている。
記憶部202は、各種制御プログラムや必要な関数を記憶しており、読み出し専用メモリ、ROM(Read Only Memory)、及びデータの読み書きを行なうことのできるメモリ、RAM(Random Access Memory)を含んでいる。
制御部200の入力系には、表面電位センサ40,トナー画像濃度センサ50,温度センサ60,湿度センサ70,原稿印字率測定部81,トナー濃度センサ243が接続され、出力系には、帯電装置22,レーザ照射部28,トナー補給装置30,現像バイアス印加装置244,現像バイアス調整装置245が接続されている。
詳しくは、表面電位センサ40,トナー画像濃度センサ50,温度センサ60,湿度センサ70,原稿印字率測定部81,トナー濃度センサ243は、それぞれのセンサ出力値が制御部200へ送信されるように制御部200の入力系に電気的に接続されている。
帯電装置22は、グリッド電圧調整用の作動信号が制御部200から受信されるように制御部200の出力系に電気的に接続されている。
レーザ照射部28は、レーザ光の光量調整用の作動信号及び照射径調整用の作動信号が制御部200から受信されるように制御部200の出力系に電気的に接続されている。
トナー補給装置30は、作動信号が制御部200から受信されるように制御部200の出力系に電気的に接続されている。
現像バイアス印加装置244は、直流電圧に交流電圧を重畳させた現像バイアス電圧を調整する作動信号が制御部200から受信されるように、制御部200の出力系に電気的に接続されている。
現像バイアス調整装置245は、原稿印字率測定部81を有する制御部200によって現像バイアス電圧を制御するため、前回までの平均原稿印字率の測定結果に基づき定期的に現像バイアス電圧の補正制御を行う作動信号が制御部200から受信されるように制御部200の出力系に電気的に接続されている。
尚、従来の画像形成装置では、設定された現像バイアス電圧を各プロセスコントロールの間では変更することはない。
次に、画像形成装置100の特徴的な制御部200の構成について図面を参照して詳細に説明する。
図3は本実施形態に係る画像形成装置の制御部の構成を示す説明図、図4は前記画像形成装置における平均原稿印字率と感光体ドラム上のトナー付着量との関係を示すテーブルである。
制御部200は、図3に示すように、帯電手段211、表面電位測定手段212、表面電位調整手段213、トナー濃度検出手段214、基準トナー画像形成手段215、トナー画像濃度測定手段216、傾き算出手段217、原稿印字率測定手段218、現像バイアス調整手段219、環境測定手段221、センサ出力変更手段222、画像形成回数測定手段223並びにこれらを制御する制御手段210等の各モジュールを備えている。そして、制御部200において各種制御プログラムを作動させることにより、それらのモジュールを機能させることができる。
また、制御部200は、図4に示すように、印字ジョブにおける平均原稿印字率と感光体ドラム21上のトナー付着量との関係を示すテーブルを備えている。
このテーブルは、平均原稿印字率を3%未満、3%以上20%未満、20%以上50%未満、50%以上の範囲に区分して、それぞれの範囲における平均原稿印字率に対応するトナー付着量目標の値を予め設定したものである。
帯電手段211は、トナー濃度制御を行うにあたり、表面がクリーニングされると共に除電された感光体ドラム21の該表面を帯電するようになっている。詳しくは、帯電手段211は、帯電装置22にて感光体ドラム21の表面を一様に帯電するようになっている。
表面電位測定手段212は、感光体ドラム21上のレーザ照射前の表面電位V0を表面電位センサ40にて測定するようになっている。詳しくは、表面電位測定手段212は、感光体ドラム21上に一様に帯電した表面電位V0を表面電位センサ40にて測定させ、その測定結果を制御部200の制御手段210に送信するようになっている。
表面電位調整手段213は、表面電位センサ40による測定結果に基づく表面電位V0が、所定の範囲内にあるか否かの電位判定を行い、該電位判定の結果、前記所定範囲を超えていると判断した場合には、該表面電位を前記所定範囲内に入るように調整するようになっている。
詳しくは、まず、表面電位調整手段213は、レーザ照射部28をOFF状態で、表面電位V0が所定の範囲内にあるか否かの判定を行い、該所定範囲を超えた場合には、該所定範囲に入るように帯電装置22のグリッド電圧を調整するようになっている。
トナー濃度検出手段214は、現像剤のトナー濃度の検出を行なうものであるが、本発明においては必須のものではなく、制御項目の一つとして用いている。
基準トナー画像形成手段215は、前記電位判定の結果、前記所定範囲内にあると判断した場合には、感光体ドラム21上に現像バイアス電圧を変更することにより、複数のトナーパッチを所定の時間(例えば2秒)ごとに形成するようになっている。
詳しくは、基準トナー画像形成手段215は、感光体ドラム21上にレーザ照射部28により所定強度の光を照射して、トナーパッチ用静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記トナーパッチ用静電潜像を異なる現像バイアス電圧で現像して複数のトナーパッチを形成する潜像現像手段と、を含んでいる。なお、このトナーパッチは、ここでは、例えば、全面高濃度画像(いわゆるベタ画像)であるとする。
トナー画像濃度測定手段216は、感光体ドラム21上に形成された複数のトナーパッチの画像濃度をトナー画像濃度センサ50にて測定するようになっている。
詳しくは、トナー画像濃度測定手段216は、前記潜像現像手段にて感光体ドラム21上に形成された複数のトナーパッチの画像濃度をトナー画像濃度センサ50にて測定し、その測定結果を制御部200の制御手段210に送信するようになっている。
傾き算出手段217は、現像バイアス電位に対するトナー画像濃度センサ50による測定結果(トナー付着量)をプロットし、そのグラフより傾きを算出する。算出に際しては、例えば一次近似直線を用いる。
原稿印字率測定手段218は、前回までのプロセスコントロール間における原稿印字率を測定するものである。例えば、平均印字率が2%であれば、通常設定の原稿印字率よりも少ないトナー消費となっている。従って、そのような印字率ではベタ部のガサツキによる画像濃度の低下が発生することになる。
現像バイアス調整手段219は、原稿印字率測定手段218の結果に基づき、現像バイアス電圧を補正制御する。なお、原稿印字率と現像バイアス電圧との換算テーブル又は換算式は、記憶部202に予め記憶されているため、CPU201は、該換算テーブル又は換算式を参照し、対応する現像バイアス電圧になるように制御する。
従って、現像バイアス電位に対するトナー画像濃度センサ50の測定結果(感光体上のトナー付着量)をプロットしたグラフの関係テーブルを保持、管理することにより、簡単に現像バイアス電圧の設定値を変更することができる。
そして、制御部200は、現像剤に対する現像バイアス制御の終了後に、画像形成動作を可能状態にする。
また、原稿印字率測定手段218により、所定の範囲内にあると判断した場合には、特に現像バイアス電圧の制御は行わない。
よって、本実施形態の画像形成装置100によれば、所定の現像電位を確保し、常に一定レベル以上の現像画像を得ることができる。
なお、本実施形態に例示した画像形成装置100は、感光体ドラム21の周速度が540mm/secと高速であり、本発明は、特に、このように画像形成プロセス速度が速い画像形成装置に有効である。これは、現像装置24も高速で回転するため、現像剤に対するストレスのかかり方が大きくなるからである。
次に、制御部200による現像剤に対する現像バイアス電圧を制御するための処理をフローチャートに沿って詳細に説明する。
図5は本実施形態の画像形成装置における現像剤の現像バイアス制御を行うための処理の流れの一例を示すフローチャート、図6は前記画像形成装置における実効現像バイアス電圧と感光体ドラム上のトナー付着量との関係を示すグラフである。
画像形成装置100において現像バイアス電圧の制御を行う場合は、図5に示すように、先ず、制御手段210によりプロセスコントロールの必要時期かどうかが判断される(ステップS1)。
ステップS1において、プロセスコントロール実施時期でないと判断された場合は、何も実施されない。一方、プロセスコントロール実施時期であると判断された場合は、帯電手段211により帯電装置22にて感光体ドラム21の表面を帯電させる(ステップS2)。
そして、その時の感光体ドラム21の表面電位V0を表面電位測定手段212により表面電位センサ40にて測定し(ステップS3)、表面電位調整手段213によりその測定値が所定の範囲内に入っているか否かを判断する(ステップS4)。
ステップS4において、測定値が所定の範囲内に入っていないと判断された場合は、表面電位調整手段213により表面電位調整を繰り返す(ステップS5)。一方、測定値が所定の範囲内に入っている場合は、レーザ照射部28により感光体ドラム21表面を露光する(ステップS6)。その時の感光体ドラム21の表面電位VLを表面電位測定手段212により表面電位センサ40にて測定する(ステップS7)。
前回のプロセスコントロール間におけるジョブの平均原稿印字率を原稿印字率測定部81により測定する(ステップS8)。そして、その平均原稿印字率に対応する目標トナー付着量(感光体ドラム21表面に付着するトナー付着量)を、記憶部202に記憶された印字率に対応した目標トナー付着量を規定したテーブルより確認する(ステップS9)。
その結果、例えば、原稿印字率と現像バイアス電圧との換算テーブル又は図6に示す実効現像バイアス電圧と感光体ドラム上のトナー付着量との関係から得られる換算式に基づき、所定の原稿印字率(デフォルトは3%以上20%未満)に対応する実効現像バイアス電圧(|DVB−VL|)が求められ、その値に対応するように現像バイアス電圧を決定する(ステップS10)。従って、状況によっては、現像バイアス電圧は変更されないこともある。その後、変更した現像バイアス電圧でそれ以降のプロセスコントロールを実施する(ステップS11)。
即ち、制御手段210は、記憶部202に記憶させている現像バイアス電圧の値を読み出し、現像バイアス電圧を変更させる制御信号とともに現像バイアス調整手段219に出力し、現像バイアス調整手段219は、現像バイアス調整装置245を動作させる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、画像形成装置100を構成する特徴的な制御部200により前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率に基づき現像バイアス電圧を調整することができるので、印字特性を考慮した現像条件を制御することができ、現像装置の環境、経時等に対応して、常に所定レベル以上の高品位な現像画像(トナー像)を得ることができる。
また、本実施形態では、画像形成装置100は、図2に示すように、周囲環境の状態を検出する環境状態検出手段として、温度を検出する温度センサ60及び湿度を検出する湿度センサ70を備え、図3に示すように、制御部200におけるモジュールとして、環境測定手段221と、センサ出力変更手段222とを備えている。
環境測定手段221は、温度センサ60及び/又は湿度センサ70にて周囲の温度及び/又は湿度を測定するものである。センサ出力変更手段222は、該環境測定手段221の測定結果に基づく温度及び/又は湿度(ここでは温度及び湿度)の変化に応じて、トナー濃度センサ243のセンサ出力値の中心値を変更するものである。
具体的には、画像形成装置100において、周囲環境が変化することで現像剤のかさ密度が変化するため、例えば、常温常湿(N/Nで示す)でトナー濃度センサ243のセンサ出力値の中心値を2.10V(トナー付着量0.525mg/cm)とした場合、高温高湿(H/Hで示す)では、例えば、センサ出力値の中心値を2.20V(トナー付着量0.550mg/cm)とする等センサの出力値を上げればよい。一方、低温低湿(L/Lと示す)では、例えば、センサ出力値の中心値を2.00V(トナー付着量0.500mg/cm)として、センサの出力値を下げればよい。尚、本実施形態では、トナー濃度センサ243として、拡散反射型光ダイオードGP2TC1J000F(シャープ株式会社製)を使用したときの数値を例示している。
また、低温は5℃〜10℃程度、常温は20℃〜25℃程度、高温は30℃〜35℃程度を例示できる。また、低湿は20%〜40%程度、常湿は50%〜65%程度、高湿は70%〜90%程度を例示できる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、現像剤の環境状態の変化に応じて、現像バイアス電圧を変更することで、周囲環境の影響を補正し、よりきれいな画像レベルを維持することができる。
また、本実施形態では、画像形成装置100は、上述した環境状態検出手段に代えて、又は加えて、図2に示すように、制御部200に現像剤の寿命度合いを計測する寿命計測手段として計数装置80を備えている。計数装置80は、例えば、画像形成回数や当該画像形成装置の駆動時間等をカウントする。尚、「寿命度合い」は、初期状態から寿命に至る使用状況のことであり、例えば、使用期間を挙げることができる。
また、画像形成装置100は、図3に示すように、制御部200のモジュールとして、画像形成回数測定手段223と、センサ出力変更手段222とを備えている。画像形成回数測定手段223は、計数装置80にて現像剤の寿命度合いを測定するものである。センサ出力変更手段222は、該画像形成回数測定手段223の測定結果に基づく寿命度合い(ここではカウント数)に応じて、トナー濃度センサ243のセンサ出力値の中心値を変更するものである。
具体的には、画像形成装置100において、現像剤の寿命度合いが変化することで現像剤のかさ密度や流動性が変化するため、例えば、初期でトナー濃度センサ243のセンサ出力値の中心値を2.20V(トナー付着量0.550mg/cm)とした場合、5万カウントでセンサ出力値の中心値を2.10V(トナー付着量0.525mg/cm)とし、10万カウントでセンサ出力値の中心値を2.0V(トナー付着量0.500mg/cm)等とすればよい。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、現像剤の寿命度合いに応じて、現像バイアス電圧を変更することで、よりきれいな画像レベルを維持することができる。
ところで、トナー補給直後は現像剤のトナー帯電性が不安定となるため、本実施形態において、現像剤のトナー濃度制御は、トナー補給直後は行わないようにした方がよい。
また、本実施形態においては、感光体ドラム21の表面電位の計測値が予め設定された所定の範囲に入ることが前提としているが、これが確保できない場合には、感光体ドラム21や表面電位センサ40にトラブルが発生したことも想定される。
そこで、本実施形態の変形例として、例えば、表面電位センサ40による測定結果に基づく測定電位が、所定の範囲を超えている場合には、警報を発するようにしてもよい。
警報を行う態様としては、画像形成装置100に設けられた操作部の表示部(不図示)上に警告表示等を行う警報装置(不図示)を備え、制御部200が前記表面電位センサ40による測定結果に基づく測定電位が前記所定範囲を超えているか否かを判定し、該判定の結果、測定値が所定の範囲を超え、且つ電位調整後であると判断した場合には、警報装置に対して警報信号を発する態様を例示できる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、画像形成装置100に表面電位の測定値が所定範囲を超えた場合に警報を発する構成とすることで、前記表面電位に関係する部材(例えば、潜像担持体や表面電位センサ等)の異常を使用者に報知することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した例に限定されないことは言うまでもなく、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、本発明に係る現像バイアス制御について、モノクロ画像形成を行う画像形成装置に適用したが、カラー画像形成を行う画像形成装置にも同様に適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 前記画像形成装置の制御部を中心に示す制御系の概略ブロック図である。 前記画像形成装置の制御部の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置における平均原稿印字率と感光体ドラム上のトナー付着量との関係を示すテーブルである。 前記画像形成装置における現像剤の現像バイアス制御を行うための処理の流れの一例を示すフローチャートである。 前記画像形成装置における実効現像バイアス電圧と感光体ドラム上のトナー付着量との関係を示すグラフである。
符号の説明
21 感光体ドラム(潜像担持体)
22 帯電装置(帯電手段)
23 光書込みユニット(露光装置)
24 現像装置
28 レーザ照射部
30 トナー補給装置
40 表面電位センサ
50 トナー画像濃度センサ(画像濃度センサ)
60 温度センサ(環境状態検出手段)
70 湿度センサ(環境状態検出手段)
80 計数装置(寿命計測手段)
81 原稿印字率測定部
100 画像形成装置
101 原稿搬送部
103 画像形成部
200 制御部(制御手段)
201 CPU
202 記憶部
210 制御手段
211 帯電手段
212 表面電位測定手段
213 表面電位調整手段
214 トナー濃度検出手段
215 基準トナー画像形成手段
216 トナー画像濃度測定手段
217 傾き算出手段
218 原稿印字率測定手段
219 現像バイアス調整手段
221 環境測定手段
222 センサ出力変更手段
223 画像形成回数測定手段
243 トナー濃度センサ
244 現像バイアス印加装置(現像バイアス印加手段)
245 現像バイアス調整装置

Claims (9)

  1. 潜像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記潜像担持体の表面上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置と、前記現像装置に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、前記潜像担持体の表面に形成されたトナー像の画像濃度を検出する画像濃度センサと、前記現像バイアス印加手段の出力値を制御する制御手段とを備えて、前記潜像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写して画像を出力する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率に基づき現像バイアス電圧を調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 潜像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記潜像担持体の表面上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置と、前記現像装置に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、前記現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、前記潜像担持体の表面に形成されたトナー像の画像濃度を検出する画像濃度センサと、前記現像バイアス印加手段の出力値を制御する制御手段とを備えて、前記潜像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写して画像を出力する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率に基づき現像バイアス電圧を調整することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、実効的な現像バイアス電圧と該現像バイアス電圧に対する潜像担持体上のトナー付着量の分布から得られる一次近似直線より求められる値に基づき前記現像装置に印加する現像バイアス電圧を調整することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記平均原稿印字率と潜像担持体上のトナー付着量との関係を示すテーブルを備え、
    前記制御手段は、前記テーブルに基づき現像バイアス電圧の補正を調整することを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記潜像担持体の表面電位を検出する表面電位センサを備え、
    前記制御手段は、前記表面電位センサの測定値が所定の範囲内にあるか否かの判定を行ない、該測定値が前記所定の範囲内にない場合、前記潜像担持体の表面電位を前記所定の範囲内となるよう調整することを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 警報を発する報知手段を備え、
    前記制御手段は、前記表面電位センサの計測値が所定の範囲を超えている場合には、前記報知手段を作動させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 周囲環境の状態を検出する環境状態検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記環境状態検出手段の測定値の変化に応じて、前記現像バイアス電圧を補正することを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記現像剤の寿命度合いを計測する寿命計測手段を備え、
    前記制御手段は、前記寿命計測手段の測定結果に基づく寿命度合いに応じて、前記現像バイアス電圧を補正することを特徴とする請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 潜像担持体の表面を帯電させる工程と、前記潜像担持体の表面上に形成された静電潜像をトナー像として現像する工程と、前記現像装置に現像バイアス電圧を印加する工程と、
    前記現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出する工程と、前記潜像担持体の表面に形成されたトナー像の画像濃度を検出する工程と、前記現像バイアス印加手段の出力値を制御する工程とを備えて、前記潜像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写して画像を出力する画像形成方法であって、
    前回までの印字ジョブにおける平均原稿印字率を測定する工程と、
    前記平均原稿印字率に基づき現像バイアス電位を調整する工程と、
    前記潜像担持体の表面電位を検出する工程と、
    前記潜像担持体の表面電位の値が所定の範囲内にない場合、前記表面電位を前記所定の範囲内となるように調整する工程と、
    前記潜像担持体の表面に基準トナー画像を複数形成する工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
JP2008027683A 2008-02-07 2008-02-07 画像形成装置及び画像形成方法 Pending JP2009186815A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008027683A JP2009186815A (ja) 2008-02-07 2008-02-07 画像形成装置及び画像形成方法
US12/358,311 US7941064B2 (en) 2008-02-07 2009-01-23 Image forming apparatus and image forming method and developing bias voltage adjustment therein
CN200910003821XA CN101504525B (zh) 2008-02-07 2009-02-06 图像形成装置和图像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008027683A JP2009186815A (ja) 2008-02-07 2008-02-07 画像形成装置及び画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009186815A true JP2009186815A (ja) 2009-08-20

Family

ID=40938974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008027683A Pending JP2009186815A (ja) 2008-02-07 2008-02-07 画像形成装置及び画像形成方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7941064B2 (ja)
JP (1) JP2009186815A (ja)
CN (1) CN101504525B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010020008A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Ricoh Co Ltd 画像形成方法及び画像形成装置
JP2010237495A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Canon Inc 画像形成装置
JP2011154218A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2014182176A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Casio Electronics Co Ltd 画像形成装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4712068B2 (ja) * 2008-05-30 2011-06-29 株式会社沖データ 画像形成装置
US8577236B2 (en) * 2009-12-10 2013-11-05 Xerox Corporation Reducing reload image quality defects
CN102193360A (zh) * 2010-03-16 2011-09-21 美商新采国际股份有限公司 检测感光模块的方法及其相关量测系统
KR101953246B1 (ko) 2012-10-24 2019-02-28 에이치피프린팅코리아 유한회사 화상형성장치의 농도 보정 방법 및 이를 수행하기 위한 화상형성장치
JP6439732B2 (ja) * 2016-04-04 2018-12-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 駆動機構、画像形成装置
JP7032240B2 (ja) * 2018-05-28 2022-03-08 シャープ株式会社 現像装置および画像形成装置
JP7081357B2 (ja) * 2018-07-17 2022-06-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
KR20200109996A (ko) * 2019-03-15 2020-09-23 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 비화상 영역에서의 백그라운드 발생을 감지

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003156976A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Konica Corp 画像形成装置とその制御方法
JP2004078088A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2004109599A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び現像剤可視化能力補正制御方法
JP2006251511A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH052306A (ja) 1991-06-26 1993-01-08 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH05107857A (ja) 1991-10-14 1993-04-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US5960232A (en) * 1997-12-02 1999-09-28 Tektronix, Inc Method for controlling density in a printed image
JP2001042613A (ja) 1999-07-28 2001-02-16 Canon Inc 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置
JP2002196552A (ja) 2000-12-27 2002-07-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007310316A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003156976A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Konica Corp 画像形成装置とその制御方法
JP2004078088A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2004109599A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び現像剤可視化能力補正制御方法
JP2006251511A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010020008A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Ricoh Co Ltd 画像形成方法及び画像形成装置
JP2010237495A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Canon Inc 画像形成装置
JP2011154218A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2014182176A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Casio Electronics Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7941064B2 (en) 2011-05-10
US20090202260A1 (en) 2009-08-13
CN101504525B (zh) 2012-02-29
CN101504525A (zh) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009186815A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US8078069B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP5459289B2 (ja) 湿式画像形成装置
JP4843961B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
US8942579B2 (en) Image forming apparatus including developing unit
JP4995123B2 (ja) 画像形成装置
JP5150340B2 (ja) 画像形成装置
JP4421486B2 (ja) 画像形成装置
JP6642997B2 (ja) 画像形成装置
JP2012203178A (ja) 画像形成装置
US9176416B2 (en) Charging device, image forming apparatus and image forming method
JP2009115856A (ja) 画像形成装置
JP2009080276A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5097602B2 (ja) 画像形成装置
JP6627797B2 (ja) 画像形成装置
JP2010164748A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5825368B2 (ja) 湿式画像形成装置
JP6064334B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2008256929A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
WO2018070142A1 (ja) 画像形成装置
JP6094801B2 (ja) 画像形成装置
JP2008256928A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2009282092A (ja) 画像形成装置
JP2020012918A (ja) 画像形成装置
JP2009300509A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100316