JP2009185958A - ベルト伝動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルト伝動装置における2つのプーリーの軸心平行度の調整を、ベルトの張力に影響させることなく行えるようにすること。
【解決手段】平ベルト9と、当該平ベルト9を掛張する2つのプーリー6,8を有するベルト伝動装置1であって、前記プーリー6,8の内、少なくとも1つのプーリー8は、角度調整手段(カムユニット48)を介して支持部材13a,13bに支持されている軸受け体14に軸支されたベルト伝動装置1において、前記軸受け体14の角度調整時の揺動中心軸心50cが、当該軸受け体14に軸支されたプーリー8におけるベルト掛張周面15の中心点P、即ち、当該ベルト掛張周面15で形成される仮想円柱体の中心点P(当該仮想円柱体の軸心上で且つ当該仮想円柱体の厚さの中央点)、を通り且つ2つのプーリー6,8の回転軸心6a,8aを含む仮想平面に対し直交する構成。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種機械装置の伝動手段として利用されるベルト伝動装置、特に平ベルトと当該平ベルトを掛張する2つのプーリーを有するベルト伝動装置に関するものである。
平ベルトを利用するベルト伝動装置においては、当該平ベルトを掛張する複数のプーリー相互間の軸心平行度の精度を高めることが必要である。この複数のプーリー相互間の軸心平行度が十分でないと、プーリーのベルト掛張周面上でベルトが一側方に片寄り、当該プーリーのベルト掛張周面の両側辺に突設されている鍔部と平ベルトの一側辺とが摺接して、特に平ベルトの側辺が磨耗して耐用命数が著しく低下するだけでなく、磨耗粉の飛散により、清浄な環境が要求されるクリーンルーム内での使用ができない。従って、プーリーのベルト掛張周面上での自動調心効果が期待できて、ベルト掛張周面の両側辺にベルト外れ防止用の鍔部を必要としない樽形クラウンプーリーの使用なども考えられるところであるが、何れにしても、根本的には各プーリー相互間の軸心平行度の精度を高めることが必要となる。このため、プーリーを角度調整できるベルト伝動装置が要求されるのであるが、従来周知のこの種のベルト伝動装置としては、特許文献1に記載されるように、プーリーを支承する固定支軸自体を角度調整するプーリー角度調整機構や、定位置に支承された固定支軸に対してプーリーの回転軸心の角度を調整するプーリー角度調整機構などが知られている。
特開2004−84709号公報
上記のように特許文献1に記載される従来周知のプーリー角度調整機構で、プーリーを支承する固定支軸自体を角度調整するものでは、プーリーから横側方に離れた固定支軸中間位置で当該固定支軸に外嵌させたリング状偏心カムの回転操作により、この固定支軸の一端部を支点にして当該固定支軸の角度を調整する構成であるから、プーリーの回転軸心の角度調整に伴って当該プーリーの位置そのものが大きく変動し、この結果、当該プーリーと他のプーリーとの間に掛張されている平ベルトの張力が大きく変動し、改めてベルトの張力調整が必要になる。又、固定支軸に対してプーリー自体の回転軸心の角度調整を行うものでは、プーリーの回転軸心方向の2個所を支持するベアリングの一方と固定支軸との間に介装したリング状偏心カムの回転操作により、他方のベアリングの中心位置を支点にしてプーリーの回転軸心の角度調整を行う構成であるから、前者のものよりもプーリーの回転軸心の角度調整に伴う当該プーリーの位置の変動量は少ないが、ベルトの張力調整が必要になることは同じである。従って、ベルトの張力調整後にこのベルト伝動装置を稼働させてベルトの横移動の程度を観察し、その結果に応じてプーリーの角度調整を行った場合、その都度、ベルトの張力調整が必要不可欠になって、作業性が非常に悪い。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るベルト伝動装置を提供することを目的とするものであって、請求項1に記載のベルト伝動装置は、後述する実施形態の参照符号を付して示すと、平ベルト9と、当該平ベルト9を掛張する2つのプーリー6,8を有するベルト伝動装置1であって、前記プーリー6,8の内、少なくとも1つのプーリー8は、角度調整手段(30,39,48)を介して支持部材13a,13bに支持されている軸受け体14に軸支されたベルト伝動装置1において、前記軸受け体14の角度調整時の揺動中心軸心50cが、当該軸受け体14に軸支された角度調整対象プーリー8におけるベルト掛張周面15の中心点P、即ち、当該ベルト掛張周面15で形成される仮想円柱体の中心点P(当該仮想円柱体の軸心上で且つ当該仮想円柱体の厚さの中央点)、を通り且つ2つのプーリー6,8の回転軸心6a,8aを含む仮想平面Sに対し直交するように構成されている。
上記構成の本発明は、請求項2に記載のように、前記各プーリー6,8として樽形クラウンプーリーを使用して実施するのが望ましいし、請求項3に記載のように、前記各プーリー6,8には、そのベルト掛張周面15の両側にベルト外れ防止用鍔部16を設け、平ベルト9は、その両側辺が前記ベルト外れ防止用鍔部16と接触しない幅とするのが好ましい。
又、請求項4に記載のように、前記プーリーは、モーター駆動の伝動側プーリー8と、被動体(走行車輪3)を駆動する受動側プーリー6の2つとし、前記軸受け体14で伝動側プーリー8を軸支させ、当該軸受け体14に、この伝動側プーリー8を駆動するモーター2を取り付け、このモーター2と伝動側プーリー8とが一体に角度調整されるように構成することができる。
又、請求項5に記載のように、前記軸受け体14には、当該軸受け体14に軸支されるプーリー8を挟むように配置された両側板31a,31bを設け、この両側板31a,31bそれぞれの外側に隣接するように前記支持部材13a,13bを配設し、当該軸受け体14の両側板31a,31bそれぞれを前記揺動中心軸心50cと同心の支軸50で前記支持部材13a,13bのそれぞれに軸支すると共に、前記軸受け体14の両側板31a,31bそれぞれとその外側に隣接する前記支持部材13a,13bのそれぞれとの間に角度調整手段(30,39,48)を介装し、前記軸受け体14の両側板31a,31bそれぞれとその外側に隣接する前記支持部材13a,13bのそれぞれとを締結する締結手段(50,51,52a,52b)を設けることができる。
又、請求項に6記載のように、前記角度調整手段(30,39,48)には、前記揺動中心軸心50cと平行な軸心の周りに回転固定自在に前記支持部材13a,13bに支持された回転体44と、この回転体44の偏心位置に突設された偏心回転カム46と、この偏心回転カム46が嵌合するように前記軸受け体14に設けられた受動孔39を設け、前記受動孔39は、前記揺動中心軸心50cと前記回転体44の軸心とを結ぶ方向に長い長孔に形成することができる。
更に、請求項7に記載のように、前記軸受け体14を角度調整自在に支持する前記支持部材13a,13bは、前記両プーリー6,8を結ぶベルト掛張方向に移動固定自在に固定機枠12a,12bに支持することができる。この場合、請求項8に記載のように、前記固定機枠12a,12bと、この固定機枠12a,12bに対して位置調整された前記支持部材13a,13bと、この支持部材13a,13bに対して角度調整された前記軸受け部材14の三者を共締め固定する締結手段(50,51,52a,52b)を設けることができる。又、この請求項7や8に記載の構成を採用する場合、請求項9に記載のように、前記プーリーは、モーター駆動の伝動側プーリー8と、搬送用走行体の走行車輪駆動軸5に取り付けられた受動側プーリー6の2つとし、前記伝動側プーリー8は前記受動側プーリー6の真上に配置し、前記固定機枠12a,12bは、前記走行車輪駆動軸5を支承する基台10上に立設し、前記支持部材13a,13bは、その下側辺を支持高さ調整用ボルト40によって高さ調整自在に支持させることができる。
上記構成の本発明に係るベルト伝動装置によれば、プーリー相互間の軸心平行度の精度を高めるためにプーリーの角度調整を行ったとき、当該プーリーは、そのベルト掛張周面の中心点、即ち、当該ベルト掛張周面で形成される仮想円柱体の中心点(当該仮想円柱体の軸心上で且つ当該仮想円柱体の厚さの中央点)を支点にして、ベルト伝動される2つのプーリーの回転軸心を含む仮想平面に沿って傾動することになるので、両プーリーの中心点間の距離に変化が生じないし、現実には調整される角度は僅少であるから両プーリーのベルトと接しているベルト掛張周面間の距離も殆ど変化が生じない。従って、ベルトの張力調整後にこのベルト伝動装置を稼働させてプーリーに対するベルトの横移動の程度を観察し、その結果に応じてプーリーの角度調整を行っても、従来のようにベルトの張力が変動することは殆どなく、プーリー相互間の軸心平行度の精度を高める作業が容易且つ能率良く行える。
請求項1においては、角度調整対象プーリーの角度調整時の揺動中心軸心に関して条件付けしているが、この揺動中心軸心に関する条件が数値的に完全でなければならないことではなく、実質的に上記のような作用が期待できる程度に請求項1に記載の条件をほぼ満足していれば、本発明の技術的範囲に含まれる。
尚、請求項1に記載の本発明の構成は、請求項2のように各プーリーがベルトに対する自動調心効果を期待できる樽形クラウンプーリーである場合に特に有効なものである。勿論、歯付きのタイミングベルトと溝付き樽形クラウンプーリーの組み合わせであっても、歯無しの平ベルトと溝無しの樽形クラウンプーリーの組み合わせであっても良い。更に、請求項3に記載の構成によれば、ベルトがプーリーのベルト掛張周面上を大きく横動するような何らかの突発事故が生じた場合でも、プーリーからのベルトの外れは免れるので、このベルト伝動装置で駆動される被駆動体の突然の停止や外れたベルトによる二次的事故を未然に防止できる。勿論、通常運転時には、プーリー相互間の軸心平行度の精度を高めておき、ベルの側辺とプーリー側の鍔部との摺接は生じさせないで済む。
又、請求項4に記載の構成によれば、被動体を駆動する受動側プーリーは回転軸心が一定位置にあるので、当該受動側プーリーと被動体とは任意の伝動手段を利用して連動連結することができ、モーター駆動の伝動側プーリーは、当該モーターと一体に角度調整されるものであるから、この伝動側プーリーをモーターの出力軸に直付けできる。即ち、モーターから被動体までのベルト伝動装置を介在しての伝動系の構成が簡単になり、安価に実施することができる。
請求項5に記載の構成によれば、2つの角度調整手段を同じように操作してプーリーの角度調整を行わなければならないが、角度調整されるプーリーを十分な強度をもって安定的に支持することができる。従って、大きなトルク伝達も確実且つ安定的に行わせることができる。
角度調整手段の構成は特に限定されないが、請求項6に記載の構成によれば、隣接する2枚の板材間に簡単に構成できる角度調整手段であり、しかも回転体の回転操作と操作後の固定操作とで角度調整が完了するので、操作性にも優れた角度調整手段が得られる。
更に、請求項7に記載の構成によれば、ベルトの張力調整手段とプーリーの角度調整手段とを組み合わせて一体に構成できるので、それぞれを独立させて構成する場合と比較してベルト伝動装置全体をシンプル且つコンパクトに構成できる。この場合、請求項8に記載の構成によれば、更に部品点数を減らして構造をシンプルにすることができると共に、操作性も向上させることができる。又、請求項9に記載の構成によれば、ベルト伝動装置を利用した搬送用走行体の走行車輪駆動系全体をコンパクトに構成できるだけでなく、ベルトの張力調整やプーリーの角度調整の操作も容易になり、この構成に請求項2に記載の構成を組み合わせて、クリーンルーム内での利用に最適な搬送設備を構成することができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1〜図3において、1は、減速機付きモーター2の回転力を搬送用走行体の走行車輪3に伝達する手段として利用した本発明のベルト伝動装置であって、床面上などに敷設される走行用ガイドレール4上を転動する走行車輪3の駆動用回転軸5に固定された受動側プーリー6と、減速機付きモーター2の出力軸7に固定された伝動側プーリー8と、両プーリー6,8間に掛張された平ベルト9から構成されている。
10は、搬送用走行体に設けられた基台であって、この基台10に取り付けられた軸受けユニット11によって、走行車輪3の駆動用回転軸5が支承されている。12a,12bは、基台10上に設置された左右一対の固定機枠であって、この左右一対の固定機枠12a,12b間に左右一対の支持部材13a,13bを介して軸受け体14が取り付けられ、この軸受け体14に減速機付きモーター2が、その出力軸7が前記走行車輪3の駆動用回転軸5の真上でほぼ平行するように取り付けられている。
図2Bに示すように、この実施形態における受動側プーリー6と伝動側プーリー8には、そのベルト掛張周面15が樽形に膨らんだ樽形クラウンプーリーが使用されているが、必要に応じて、平ベルト9には歯付きタイミングベルトを使用し、受動側プーリー6と伝動側プーリー8には、ベルト掛張周面15に歯付きタイミングベルトの歯部が嵌合する溝を備えた溝付きタイミングプーリーを使用することができる。又、受動側プーリー6と伝動側プーリー8には、そのベルト掛張周面15の左右両側辺に、ベルト外れ防止用の鍔部16を付設することができる。勿論、ベルト掛張周面15は平ベルト9の幅より十分に幅広で、平ベルト9がベルト掛張周面15の中心に自動調心されている状態から多少ベルト掛張周面15の幅方向に横動しても、平ベルト9の側辺が鍔部16に摺接する恐れがないように構成されている。
以下、図4〜図11に基づいて詳細に説明すると、固定機枠12a,12bは左右対称構造のもので、水平取付け板17上に垂直板18を固着立設したものである。而して、その水平取付け板17は、基台10上に固着された左右一対の基板19上に、水平取付け板17に設けられた取付け孔20を挿通して基板19側のネジ孔21に螺合するそれぞれ2本のボルト22により取り付けられている。又、垂直板18には、その内側面に上下方向の浅い凹溝部23が上下一対刻設されると共に、下側辺の中央部領域には、切欠き孔部24が形成され、更に四隅近傍位置と高さの中央付近の2箇所の合計6箇所に、上下方向に長い長孔25a〜25fが設けられている。
前記支持部材13a,13bは、矩形状の板材から構成されたもので、その外側面には、固定機枠12a,12bの垂直板18に設けられた上下一対の凹溝部23に各別に嵌合する上下一対の角形突起部26が一体に突設されている。この角形突起部26は、支持部材13a,13bが垂直板18の内側面に当接するのを妨げない高さのものであって、支持部材13a,13bが、凹溝部23内での角形突起部26の上下動を伴って固定機枠12a,12bの垂直板18に対し上下移動のみ可能に重ねられている。この支持部材13a,13bには、当該支持部材13a,13bが垂直板18に対する上下移動範囲の下端近傍位置にあるとき、垂直板18の前側辺に近い上下一対の長孔25a,25bの上端近傍位置と重なる上下一対のネジ孔27a,27bと、垂直板18の後側辺に近い上下一対の長孔25c,25dの上端近傍位置と重なる上下一対の遊び孔28a,28bと、垂直板18の中央前側の長孔25eの上端近傍位置と重なる支軸挿通孔29と、垂直板18の中央後ろ側の長孔25fの上端近傍位置と重なる角度調整手段の回転体遊嵌孔30が設けられている。
軸受け体14は、図2〜図4にも示すように、左右一対の支持部材13a,13bの内側に重なる左右一対の側板31a,31bと、この両側板31a,31bを連結一体化する前後一対の垂直連結板32a,32bと、両垂直連結板32a,32b間の上下を塞ぐように両側板31a,31b間に架設された上下一対の水平連結板33a,33bから構成されている。減速機付きモーター2は、図2Aに示すように、その一部分が前後一対の垂直連結板32a,32b間に内装される状態で、後ろ側の垂直連結板32bにボルト34によって固定された状態で、出力軸7が前側の垂直連結板32aから突出している。
而して、上記構成の軸受け体14の左右一対の側板31a,31bには、図4〜図8に示すように、くの字形に突出する前側辺近傍の中央位置において、支持部材13a,13bの支軸挿通孔29と重なるように支軸挿通孔37が設けられ、この両支軸挿通孔29,37が重なる状態において、支持部材13a,13bの遊び孔28a,28bに重なる上下一対のネジ孔38a,38bと、支持部材13a,13bの回転体遊嵌孔30と重なる受動孔39が、側板31a,31bの後側辺寄りに設けられている。前記受動孔39は、角度調整手段の偏心回転カムが嵌合するもので、水平前後方向に長いものである。
更に、左右一対の固定機枠12a,12bには、図1A、図9、及び図10に示すように、支持部材13a,13bの下側辺を支持する支持高さ調整用ボルト40が併設されている。この支持高さ調整用ボルト40は、垂直板18の切欠き孔部24内に位置するように、水平取付け板17に設けられたボルト挿通孔41を経由して基台10側の基板19に設けられた上下方向のネジ孔42に螺合して垂直に起立し、高さ調整後にロックナット43により水平取付け板17上に固定される。
軸受け体14の両側板31a,31bとその外側に重なる支持部材13a,13bとの間には、角度調整手段が介装される。この角度調整手段は、支持部材13a,13bの回転体遊嵌孔30に自転のみ可能に遊嵌する回転体44と、この回転体44の外側面から同心状に突設され且つ固定機枠12a,12bの垂直板18の長孔25fを貫通する螺軸部45と、前記回転体44の内側面偏心位置から突設され且つ軸受け体14の両側板31a,31bの受動孔39に、前後方向にのみ相対移動自在に遊嵌する偏心回転カム46と、前記螺軸部45に螺嵌するナット47から成るカムユニット48を使用するものである。尚、螺軸部45の先端側面には、当該螺軸部45を介して偏心回転カム46を回転操作するためのスパナ係合用偏平面部45aが形成されている。
上記構成のベルト伝動装置1の組立て方法と使用方法について説明すると、減速機付きモーター2をボルト34で取り付けた軸受け体14の両側板31a,31bの外側に支持部材13a,13bと固定機枠12a,12bとを組み付ける。即ち、図10に示すように、固定機枠12a,12bの垂直板18の内側に支持部材13a,13bを、凹溝部23に角形突起部26を嵌合させて昇降自在に重ね合わせる。そして、垂直板18の前側上下一対の長孔25a,25bに外側から挿通させた締結ボルト49a,49b(図1A参照)を支持部材13a,13bの前側上下一対のネジ孔27a,27bに螺合締結して、固定機枠12a,12bの垂直板18の内側に支持部材13a,13bを仮止めする。この状態で角度調整手段のカムユニット48を、図6及び図11に示すように、その螺軸部45を固定機枠12a,12bの垂直板18の長孔25fに内側から外向きに挿通させるようにして、回転体44を支持部材13a,13bの回転体遊嵌孔30に内側から嵌合させ、垂直板18の長孔25fから外向きに突出する螺軸部45にナット47を螺嵌することにより、固定機枠12a,12b及び支持部材13a,13bに仮止めする。
次に、減速機付きモーター2をボルト34で取り付けた軸受け体14の両側板31a,31bの外側に、上記のように支持部材13a,13bとカムユニット48とが内側に仮止めされた左右一対の固定機枠12a,12bを結合一体化する。即ち、図6に示すように、支持部材13a,13bから内向きに突出するカムユニット48の偏心回転カム46が軸受け体14の両側板31a,31bの受動孔39に嵌合するように、軸受け体14の両側板31a,31bの外側に支持部材13a,13bを重ね合わせ、図8に示すように、その両側板31a,31bの支軸挿通孔37、支持部材13a,13bの支軸挿通孔29、及び固定機枠12a,12bの垂直板18の長孔25eに、両側板31a,31bの内側からボルト利用の支軸50を挿通させ、固定機枠12a,12bの垂直板18の長孔25eから突出する支軸50の先端螺軸部50aにナット51を螺嵌して、支軸頭部50bとナット51との間で、軸受け体14側の両側板31a,31b、支持部材13a,13b、及び固定機枠12a,12bの垂直板18の互いに重なる三者を仮締結すると共に、図6に示すように、固定機枠12a,12bの垂直板18の後ろ側上下一対の長孔25c,25dから支持部材13a,13bの後ろ側上下一対の遊び孔28a,28bを経由させて軸受け体14の両側板31a,31bの後ろ側上下一対のネジ孔38a,38bに締結ボルト52a,52bを螺合締結して、軸受け体14の両側板31a,31b、支持部材13a,13b、及び固定機枠12a,12bの垂直板18の互いに重なる三者を仮締結する。
以上のようにして、減速機付きモーター2を取り付けた軸受け体14の両側に支持部材13a,13bと固定機枠12a,12b、及び角度調整手段のカムユニット48を組み付けた状態では、支持部材13a,13bに対して軸受け体14を支持する左右一対の支軸50は、図1及び図2Aに示すように、減速機付きモーター2の出力軸7の回転軸心、即ち、伝動側プーリー8の回転軸心8aに対して直交する1つの揺動中心軸心50cと同心状に対向し、カムユニット48の回転体44も互いに同心状に対向するように構成している。
而して、図6及び図10に示すように、左右一対の固形機枠12a,12bの水平取付け板17を基台10側の基板19上に載置し、先に説明したようにそれぞれ2本のボルト22により固定する。この後、固形機枠12a,12bの垂直板18に支持部材13a,13bや軸受け体14を仮締結している各締結ボルト49a,49b,52a,52b、カムユニット48の締結用ナット47、及び支軸締結用ナット51を弛めて、軸受け体14と共に支持部材13a,13bを固形機枠12a,12bの垂直板18に対し持ち上げて上昇させた状態で、支持高さ調整用ボルト40を、先に説明したように左右一対の固形機枠12a,12bの水平取付け板17上に、支持高さ(ボルト頭部の高さ)が最も低くなるように取り付ける。この状態で、持ち上げていた軸受け体14を支持部材13a,13bと共に降下させ、支持部材13a,13bの下側辺を支持高さ調整用ボルト40で受け止めさせる。
以上の作業により、減速機付きモーター2が基台10の上に最低高さで設置されたことになるので、この状態で、軸受け体14の前側の垂直連結板32aから前方に突出している減速機付きモーター2の出力軸7の定位置に伝動側プーリー8を取り付ける。このときの伝動側プーリー8の回転軸心方向の取付け位置は重要であるから、図2Aに示すように、出力軸7に嵌合させた伝動側プーリー8のボス部を減速機付きモーター2の端部側面に、必要に応じてスペーサーリングを介して当接させた状態で、出力軸7に伝動側プーリー8を取り付けることにより、出力軸7の定位置に伝動側プーリー8が取り付けられるように構成するのが望ましい。
このようにして出力軸7の定位置に伝動側プーリー8が取り付けられた状態では、図1及び図2Aに示すように、支持部材13a,13bに対する軸受け体14の揺動中心となる左右一対の支軸50の揺動中心軸心50cが、伝動側プーリー8におけるベルト掛張周面15の中心点P、即ち、当該ベルト掛張周面15で形成される仮想円柱体の中心点P(当該仮想円柱体の軸心上で且つ当該仮想円柱体の厚さの中央点)、を通り且つ2つのプーリー6,8の回転軸心6a,8aを含む仮想平面Sに対し直交するように構成されている。
上記のように減速機付きモーター2の出力軸7の定位置に伝動側プーリー8を取り付けたならば、当該伝動側プーリー8の真下で且つ回転軸心が互いにほぼ平行に位置する受動側プーリー6との間に平ベルト9を巻き掛ける。この後、前記各締結ボルト49a,49b,52a,52b、カムユニット48の締結用ナット47、及び支軸締結用ナット51を弛めてある状態で、支持高さ調整用ボルト40をネジ戻して上昇させ、当該支持高さ調整用ボルト40で支持している支持部材13a,13b及び当該支持部材13a,13bに支軸50及びカムユニット48を介して連結されている軸受け体14を上昇させ、当該軸受け体14に軸支されている状態の伝動側プーリー8を平行に上昇させて、受動側プーリー6との間に掛張されている平ベルト9の張力を調整する。このときの固形機枠12a,12bの垂直板18に対する支持部材13a,13b及び軸受け体14の上下方向の相対移動は、固形機枠12a,12bの垂直板18の各長孔25a〜25d内での各締結ボルト49a,49b,52a,52bの上下方向の相対移動と、固形機枠12a,12bの垂直板18の各長孔25e,25f内での支軸50及びカムユニット48の螺軸部45の上下方向の相対移動とによって、許容される。
平ベルト9に適度の張力が与えられたならば、ロックナット43を締結して支持高さ調整用ボルト40を固定すると共に、各締結ボルト49a,49b,52a,52b、カムユニット48の締結用ナット47、及び支軸締結用ナット51を締め付けて、固形機枠12a,12bの垂直板18に対して支持部材13a,13b及び軸受け体14を固定する。このとき、角度調整手段のカムユニット48は、図6に示すように、その偏心回転カム46の軸心が回転体44の軸心と同一レベルにあって、支持部材13a,13bに対して支軸50を中心に上下方向に角度調整可能に支持されている軸受け体14が、その角度調整範囲のほぼ中央位置にあり、図2Aに示すように、伝動側プーリー8の回転軸心と受動側プーリー6の回転軸心とは基本的にほぼ平行な状態にある。
次に、減速機付きモーター2を稼働させ、上記ベルト伝動装置1を介して走行車輪3の駆動用回転軸5を駆動するテスト運転を行う。このとき、伝動側プーリー8の回転軸心8aと受動側プーリー6の回転軸心6aとが完全に平行であって、両プーリー6,8の回転軸心方向の相対位置が正しければ、樽形クラウンプーリーの自動調心作用により、基本的に平ベルト9は、各プーリー6,8のベルト掛張周面15の幅方向の中央位置に保持された状態で回動することになり、各プーリー6,8のベルト外れ防止用鍔部16に平ベルト9の側辺が摺接することは無い。
若し、両プーリー6,8の回転軸心6a,8aが互いに平行ではなく、両プーリー6,8の回転軸心6a,8aを横から見たとき(図2参照)、受動側プーリー6の回転軸心6aに対し伝動側プーリー8の回転軸心8aが上下方向(両プーリー6,8の回転軸心6a,8aを含む仮想平面Sに沿った方向)に傾いているときは、平ベルト9は、各プーリー6,8のベルト掛張周面15の幅方向の中央位置からずれるように横動するので、この横動を無くすように角度調整手段のカムユニット48を操作する。即ち、固形機枠12a,12bの垂直板18に支持部材13a,13bを介して軸受け体14を締結している締結ボルト52a,52b、カムユニット48の締結用ナット47、及び支軸締結用ナット51を弛め、カムユニット48の螺軸部45を、スパナ係合用偏平面部45aを利用して正逆何れかの方向に回転操作し、図11に示す回転体44(螺軸部45)の回転軸心44aに対して偏心回転カム46を、その軸心46aが最も下側に変位した最下位レベルLから当該軸心46aが最も上側に変位した最上位レベルUまでの範囲内で、回転体44の回転軸心44aの周りで公転させながら上下移動させる。カムユニット48は、軸受け体14の左右両側に配設されているので、両方のカムユニット48の螺軸部45を、それぞれのスパナ係合用偏平面部45aに係合させた2つのスパナを利用して同時に同一方向に回転操作するのが望ましい。
上記のようにカムユニット48の偏心回転カム46を公転運動させながら上下移動させると、当該偏心回転カム46が軸受け体14の両側板31a,31bの受動孔39内を前後移動しながら上下動成分のみが軸受け体14の両側板31a,31bに伝達され、当該軸受け体14が、左右一対の同心状の支軸50の周りで上下方向に角度調整されることになる。この結果、軸受け体14に軸支されている伝動側プーリー8は、減速機付きモーター2と共に支軸50の周りで上下方向に角度調整されることになるが、そのときの伝動側プーリー8の揺動中心軸心、即ち、支軸50の揺動中心軸心50cが、先に説明したように、伝動側プーリー8におけるベルト掛張周面15の中心点Pを通り且つ2つのプーリー6,8の回転軸心6a,8aを含む仮想平面Sに対し直交しているので、当該揺動中心軸心50cの周りで伝動側プーリー8が角度調整されても、現実にはその角度調整量は僅少であることもあって、両プーリー6,8の平ベルト9が当接しているベルト掛張周面15間の距離に変化は実質的に生じない。従って、上記のように伝動側プーリー8の回転軸心8aの角度調整を行っても、両プーリー6,8間に掛張されている平ベルト9の張力に影響することはなく、当該平ベルト9の張力は、前以って調整した所期張力に保たれる。
上記のようにして伝動側プーリー8の回転軸心8aの角度調整を行うことにより、本来の樽形クラウンプーリーの自動調心作用により、平ベルト9が、各プーリー6,8のベルト掛張周面15の幅方向の中央位置に保持される状態になれば、弛めていた締結ボルト52a,52b、カムユニット48の締結用ナット47、及び支軸締結用ナット51を締め付け、固形機枠12a,12bの垂直板18と支持部材13a,13b、及び軸受け体14の両側板31a,31bの三者を共締めし、軸受け体14を基台10に対して完全に固定すれば良い。
尚、上記の伝動側プーリー8の角度調整、即ち、軸受け体14の角度調整時には、軸受け体14の両側板31a,31bの後ろ側上下一対の締結ボルト52a,52bは、当該両側板31a,31bと一体に支軸50の周りで上下方向に円弧運動することになるが、これら締結ボルト52a,52bが貫通する支持部材13a,13bの遊び孔28a,28bと固形機枠12a,12bの垂直板18の長孔25c,25dは、当該締結ボルト52a,52bの上下方向の円弧運動を許すように大径又は幅広に形成されている。又、上記実施形態では、伝動側プーリー8を受動側プーリー6の真上に配置し、固定機枠12a,12bは、前記走行車輪駆動軸5を支承する基台10上に垂直に立設したが、図12に示すように、伝動側プーリー8を受動側プーリー6の真上に配置し、平ベルト9が斜め方向に掛張されるようにして、ベルト伝動装置1の全体の高さを低く構成しても良い。
搬送用走行体の走行車輪の駆動系に利用した本発明のベルト伝動装置の一実施形態を示し、A図はそのベルト伝動装置の側面図、B図は同ベルト伝動装置の正面図である。 A図は同ベルト伝動装置の要部を縦断面で示す側面図、B図は使用されるプーリーとベルトとの当接箇所を示す拡大縦断面図である。 図1Bの平面図である。 軸受け体とこれを支持する片側の支持部材及び固定機枠を示す分解側面図である。 軸受け体とこれを支持する片側の支持部材及び固定機枠を示す、図4のX−X線位置での分解縦断正面図である。 図5に示す縦断位置での組立て状態を示す縦断正面図である。 軸受け体とこれを支持する片側の支持部材及び固定機枠を示す、図4のY−Y線位置での分解縦断正面図である。 図7に示す縦断位置での組立て状態を示す縦断正面図である。 軸受け体とこれを支持する片側の支持部材及び固定機枠を示す、図4のZ−Z線位置での分解縦断正面図である。 図9に示す縦断位置での組立て状態を示す縦断正面図である。 角度調整手段のカムユニットを説明する正面図及び縦断側面図である。 変形例を示す側面図である。
符号の説明
2 減速機付きモーター
3 走行車輪
5 走行車輪駆動用回転軸
6 受動側プーリー
7 減速機付きモーターの出力軸
8 伝動側プーリー
9 平ベルト
10 基台
11 軸受けユニット
12a,12b 固定機枠
13a,13b 支持部材
14 軸受け体
15 プーリーのベルト掛張周面
16 プーリーのベルト外れ防止用鍔部
17 固定機枠の水平取付け板
18 固定機枠の垂直板
19 基板
23 凹溝部
25a〜25f 長孔
26 角形突起部
27a,27b,38a,38b,42 ネジ孔
28a,28b 遊び孔
29,37 支軸挿通孔
30 回転体遊嵌孔
31a,31b 軸受け体の両側板
32a,32b 軸受け体の垂直連結板
33a,33b 軸受け体の水平連結板
39 受動孔
40 支持高さ調整用ボルト
44 回転体
45 螺軸部
45a スパナ係合用偏平面部
46 偏心回転カム
47,51 ナット
48 カムユニット
49a,49b,52a,52b 締結ボルト
50 支軸
50c 角度超支持の揺動中心軸心
P ベルト掛張周面の中心点
S 両プーリーの回転軸心を含む仮想平面

Claims (9)

  1. 平ベルトと、当該平ベルトを掛張する2つのプーリーを有するベルト伝動装置であって、前記プーリーの内、少なくとも1つのプーリーは、角度調整手段を介して支持部材に支持されている軸受け体に軸支されたベルト伝動装置において、前記軸受け体の角度調整時の揺動中心軸心が、当該軸受け体に軸支された角度調整対象プーリーにおけるベルト掛張周面の中心点を通り且つ2つのプーリーの回転軸心を含む仮想平面に対し直交するように構成されている、ベルト伝動装置。
  2. 前記各プーリーが樽形クラウンプーリーである、請求項1に記載のベルト伝動装置。
  3. 前記各プーリーは、そのベルト掛張周面の両側にベルト外れ防止用鍔部を備え、平ベルトは、その両側辺が前記ベルト外れ防止用鍔部と接触しない幅である、請求項1又は2に記載のベルト伝動装置。
  4. 前記プーリーは、モーター駆動の伝動側プーリーと、被動体を駆動する受動側プーリーの2つから成り、前記軸受け体は伝動側プーリーを軸支するもので、当該軸受け体に、この伝動側プーリーを駆動するモーターが取り付けられ、このモーターと伝動側プーリーとが一体に角度調整されるように構成された、請求項1〜3の何れか1項に記載のベルト伝動装置。
  5. 前記軸受け体には、当該軸受け体に軸支されるプーリーを挟むように配置された両側板が設けられ、この両側板それぞれの外側に隣接するように前記支持部材が配設され、当該軸受け体の両側板それぞれが前記揺動中心軸心と同心の支軸で前記支持部材のそれぞれに軸支されると共に、前記軸受け体の両側板それぞれとその外側に隣接する前記支持部材のそれぞれとの間に角度調整手段が介装され、前記軸受け体の両側板それぞれとその外側に隣接する前記支持部材のそれぞれとを締結する締結手段が設けられている、請求項1〜4の何れか1項に記載のベルト伝動装置。
  6. 前記角度調整手段は、前記揺動中心軸心と平行な軸心の周りに回転固定自在に前記支持部材に支持された回転体と、この回転体の偏心位置に突設された偏心回転カムと、この偏心回転カムが嵌合するように前記軸受け体に設けられた受動孔とから構成され、前記受動孔は、前記揺動中心軸心と前記回転体の軸心とを結ぶ方向に長い長孔に形成されている、請求項1〜5の何れか1項に記載のベルト伝動装置。
  7. 前記軸受け部材を角度調整自在に支持する前記支持部材は、前記両プーリーを結ぶベルト掛張方向に移動固定自在に固定機枠に支持されている、請求項1〜6の何れか1項に記載のベルト伝動装置。
  8. 前記固定機枠と、この固定機枠に対して位置調整された前記支持部材と、この支持部材に対して角度調整された前記軸受け部材の三者を共締め固定する締結手段が設けられた、請求項7に記載のベルト伝動装置。
  9. 前記プーリーは、モーター駆動の伝動側プーリーと、搬送用走行体の走行車輪駆動軸に取り付けられた受動側プーリーの2つから成り、前記伝動側プーリーは前記受動側プーリーの真上に配置され、前記固定機枠は、前記走行車輪駆動軸を支承する基台上に立設され、前記支持部材は、その下側辺が支持高さ調整用ボルトによって高さ調整自在に支持されている、請求項7又は8に記載のベルト伝動装置。
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