JP2009185789A - 往復動圧縮機及び酸素濃縮装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】往復動圧縮機1は、モータ軸2sを有するモータと、モータ軸2sの軸方向に対して直交する方向に沿うように配置される4つのシリンダ4と、4つのシリンダ4のそれぞれに往復動可能に嵌合されたピストンヘッド部5hと、モータ軸2sに固定された偏心軸17に回転可能に嵌合されたロッド部5Rとがそれぞれ一体になっている4つのピストン5とを有している。
【選択図】図5
Description
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る往復動圧縮機を示す斜視概略図である。図2は、図1の往復動圧縮機の概略図であり、(a)は上面視概略図、(b)はX矢視側面概略図、(c)はY矢視側面視概略図である。図3は、図2(c)のA−A矢視断面概略図である。図4は、図2(a)のB−B矢視断面概略図である。図5は、図2(a)のC−C矢視断面概略図である。図6は、図2(c)のD−D矢視断面概略図である。図7は、図3のE−E矢視断面概略図である。図8は、往復動圧縮機を示す、図1のZ矢視概略斜視図である。図9は、図1のケーシングにおける第2部材を示す斜視概略図である。図10は、図9の第2部材の概略図であり、(a)は(b)のT−U−V組合せ断面図、(b)は上面視概略図、(c)はX矢視側面概略図、(d)はY矢視側面概略図、(e)はJ−J断面図である。図11は、図1のケーシングにおける第1部材を示す斜視概略図である。図12は、図11の第1部材の概略図であり、(a)は上面視概略図、(b)はX矢視側面概略図、(c)は底面視概略図、(d)はY矢視側面概略図、(e)はH−H矢視断面図である。図13は、図11の第1部材の断面図であり、(a)は図12のF−F断面概略図であり、(b)は図12のG−G断面概略図である。図14は、図1の軸受支持部材を示す斜視概略図である。図15は、図14の軸受支持部材の概略図であり、(a)は底面視概略図、(b)はN−N矢視断面概略図、(c)はM−M矢視断面概略図である。図16は、図14の軸受支持部材の概略図であり、(a)は上面視概略図、(b)はO−O矢視断面概略図である。図17は、図1のシリンダの概略図であり、(a)は(b)のX矢視側面概略図、(b)は正面視概略図、(c)はK−K矢視断面概略図である。図18は、図1のシリンダに取り付けられる部品をシリンダと共に示す斜視説明図である。図19は、図1のヘッドカバーを示す斜視概略図である。図20は、図19のヘッドカバーの概略図であり、(a)は内面概略図、(b)はX矢視側面概略図、(c)は外面概略図、(d)はL−L矢視断面概略図である。図21は、図1の往復動圧縮機の内部のピストンを示す分解説明図であり、(a)は4つのピストンを説明する図、(b)は1つのピストンを説明する図である。図22は、図1の往復動圧縮機の組み立てにおける、ケーシングの取り付けを説明するための斜視概略図である。図23は、図1の往復動圧縮機の組み立てにおける、ピストンの取り付けを説明するための斜視説明図である。図24は、図1の往復動圧縮機の組み立てにおける、シリンダ等の取り付けを説明するための斜視説明図である。図25は、図1の往復動圧縮機の組み立てにおける、シリンダのケーシングに対する位置決めを説明するための斜視説明図である。図26は、図1の往復動圧縮機の組み立てにおける、軸受支持部、ケーシングカバー等の取り付けを説明するための斜視説明図である。図27は、図1の往復動圧縮機における、軸領域及びその周辺領域を説明するための説明概略図である。図28は、ピストンロッドを説明する図であり、(a)は往復動圧縮機の上面視概略図、(b)はピストンの上面視概略図である。図29は、ピストンの揺動角及び摺動距離を説明する図であり、(a)は偏心距離が一定の場合のモデル図、(b)は偏心距離が一定でない場合のモデル図である。図30は、シリンダの数を変化させた場合におけるモータ軸の回転トルクの変動を説明する図である。図31は、図1の往復動圧縮機を備える酸素濃縮装置のブロック図である。図32は、図1の往復動圧縮機内における空気の流れを説明する図であり、図32(a)は冷却用吸入口を説明する縦断面図であり、図32(b)は冷却用排出口を説明する縦断面図である。なお、図3乃至5においては、モータについては側面図を示し、モータ以外の部分を断面で示している。
まず、本実施形態にかかる往復動圧縮機1の全体構成について説明する。本実施形態において、往復動圧縮機1は、高濃度の酸素を発生させるための酸素濃縮器等において、ガス流体(空気)を吸入して圧縮するコンプレッサーとして用いられる。図示は省略するが、酸素濃縮器は、取り入れた空気をこの往復動圧縮機1を用いて圧縮し、排出された当該圧縮空気を、合成ゼオライト(窒素吸着機能を有する)に接触させることで高濃度の酸素を排出するように構成される。
モータ2は、モータ軸2sと、本体部2bとを有して構成されている(図3参照)。往復動圧縮機1のモータの数は一つであり、一つのモータ2により、4つのピストン5を駆動することになる(詳細については後述する)。モータ軸2sは、モータ2の出力軸であり、図3に示すように、軸ホルダ2hにより支えられている。そして、モータ軸2sは、ケーシング3の内側に取り付けられたベアリング22aと、モータ軸2sの軸端部2tに配置され、軸受支持板10に支持されたベアリング22bとにより回転自在に支持されている。また、モータ2には、モータ軸2sを収容するケーシング3の第1部材3f(後述)が取り付けられる。
また、ケーシング3は、モータ軸2s等を収容するものであり、アイフランジ16を介して一端にモータ2が取り付けられる。ケーシング3は、第1部材3fと、第2部材3sとを含んでいる(図22、23参照)。第1部材3fと第2部材3sとは別体として形成され、且つ、第2部材3sの熱伝導率よりも、第1部材3fの熱伝導率の方が高い。具体的には、第1部材3fは金属製であり、第2部材3sは樹脂製である。なお、第1部材3f及び第2部材3sはこのような材料には限られない。例えば、第2部材3sは、第1部材3fよりも熱伝導率が低い金属製部材であってもよく、また、第1部材3fと第2部材3sとは同じ材料であってもよい。また、第1部材3fよりも第2部材3sの熱伝導率が高くてもよい。以下、第1部材3f及び第2部材3sについて説明する。
第1部材3fは一般的なケーシングとして機能する。上記のように、第1部材3fは金属製であり、往復動圧縮機1において、モータ軸2s周りの骨格部材として機能する。また、第1部材3fは、4つの補強部3wを有して構成されており。補強部3wは、モータ軸方向に沿って伸びるように形成されている(図11〜13参照)。より具体的には、第1部材3fは、モータ2に取り付けられたときのモータ軸方向に沿って伸びる四角筒において、4つの壁部のそれぞれに、モータ軸方向に沿った4つの溝部3rを形成した形状となっており、その結果、第1部材3fの各壁部は、正面視においてU字状となり、また、第1部材3fの4つ角部には、モータ軸方向に沿って伸びる補強部3wが形成されている。4つの補強部3wの間に形成された4つの溝部3rのそれぞれには、4つのピストン5における連結部5c(図21参照)、及び、軸受支持部10の突出部10z、10w(後述)が嵌るようになっている(図15、16参照)。また、モータ2のモータ軸2s等が貫通するためのモータ用貫通孔3dが、第1部材3fの底板部3qの、平面視(図12(a)、(c))における中央部に形成されている。さらに、第1部材3fの内部には、複数の排出流路7の一部が形成されている(詳細は後述する)。そして、第1部材3fには、ベアリング22aが取り付けられる。
第2部材3sは、上記のように樹脂製であり、環状部3t、並びに、環状部3tに対して取り付けられた二本の柱状部3v、及び、吸入用突出部3uを有して構成されている(図9、10参照)。二本の柱状部3v及び吸入用突出部3uは、モータ2に取り付けられた状態におけるモータ軸2sの軸方向に沿って伸びるように形成されている(図10(a)参照)。二本の柱状部3vの内部には、複数の吸入流路6の一部が形成されており(詳細は後述する)、環状部3tの内部には、統合吸入流路9が形成されている(図10(a)、(b)、図3等参照)。また、吸入用突出部3uには、吸入口3zが形成されており、吸入口3zから入った空気は、統合吸入流路9へと送られる(図4、図10(c)等参照)。
環状部3tの内部に形成された統合吸入流路9は、複数の吸入流路6を統合するためのものである。統合吸入流路9は、モータ軸2sの軸方向に沿った軸領域31を中心とする環状流路として形成されている(図27参照)。そして、統合吸入流路9は、モータ軸2sの軸方向に沿った軸領域31の周辺領域32と重なるように配置されている(図27参照)。この配置の詳細については後述する。また、統合吸入流路9は、第2部材3sと、後述するアイフランジ16との組合せにより閉じられた空間となる(図3〜5参照)。なお、統合吸入流路は、環状流路でなくてもよく、例えば、塊状に形成されていてもよい。また、本実施形態では、統合吸入流路9の円中心が、モータ軸2sの中心と一致しており、これにより、小型化の観点において、モータ軸2sを中心としたバランスのよい配置が可能となるが、統合吸入流路が環状である場合に、統合吸入流路の円中心が、モータ軸の中心と一致していなくても良く、中心がずれていてもよい。
本実施形態においては、シリンダは4つ設けられている。そして、4つのシリンダ4のそれぞれは、シリンダ軸方向(図6の矢印方向)が、モータ軸2sの軸方向に対して直交する方向に沿うように配置されると共に、平面視において、2つのシリンダ4がモータ軸2sの中心を通過する直線上に配置され、他の2つのシリンダ4がその直線と直交し且つモータ軸2sの中心を通過する直線上に配置される(図6、図28等参照)。4つのシリンダ4のそれぞれは、圧縮室4j(シリンダ内部)を有する(図17等参照)。また、シリンダ4は、シリンダ軸方向に沿う筒状の本体部4aと、本体部4aの一端と固定される板状の平板部4pとを有して構成されている。平板部4pの一部は、圧縮室4jに面する壁部の一部となる(図17(c)参照)。本体部4aと平板部4pとは、ヘッドカバー4h(後述)がシリンダ4に取り付けられる際の6つのボルト締結により固定される。そして、本体部4aと平板部4pとの間には、弾性部材4Aが挟まれている(図3参照)。なお、本体部4aと平板部4pとの間には、環状の弾性部材4Aが挟まれていなくてもよく、また、弾性部材4Aは、環状でなくても良い。そして、平板部4pには、4つの貫通孔4b、4c、4f、4gが形成されている。また、平板部4pには、溝部4mが形成されている(図17等参照)。そして、本体部4aは、内径(ボア径)Xを有している(図28(a)参照)。
4つのピストン5は、4つのシリンダ4のそれぞれの内部に配置される(図3〜7等参照)。本実施形態にかかる往復動圧縮機1においては、4つのシリンダ4に対応して4つのピストン5が設けられている。それぞれのピストン5は、図21に(a)に示すように、4つのシリンダ4のそれぞれに往復動可能に嵌合されたピストンヘッド部5hと、モータ軸2sに固定された偏心軸17に回転可能に嵌合されたロッド部5Rとがそれぞれ一体になっている。そして、ロッド部5Rは、連結部5cとリング部5rとから構成されている。ピストンヘッド部5hに配置されたシール部材28と押さえ板27との間には、図21(b)に示すように、スペーサ30が挟まれて、1つのボルト29により締結されて固定されている。なお、偏心軸17には、ロッド部5Rの内部に配置されるベアリング17bが設けられている。
図14〜16に示す軸受支持部10は、モータ軸2sの軸端部2tに配置される(図3〜5、図26参照)。軸受支持部10は、モータ軸2sを、ベアリング22bを介して回転自在となるように支持するものであり、当該軸受支持部10には、統合排出流路8が形成されている(図14〜16参照)。軸受支持部10の中央部には、軸受孔10kが形成されており、モータ軸2sの軸端部2tは、この軸受孔10kに嵌るようになっている(図3参照)。また、軸受支持部10の側部には、互いに対向する位置に、(往復動圧縮機1として組み立てられた状態において)モータ軸2sの軸方向に沿って伸びる突出部10w、10zが形成されており、この突出部10w、10zのそれぞれには、排出口10hと、冷却用吸入口10jとが形成されている(図14〜16参照)。統合排出流路8において統合された圧縮空気は、最終的に排出口10hから排出される(図16(a)参照)。冷却用吸入口10jは、後述する排出ガス流路Z(図32参照)の内部に冷却用媒体を吸入するためのものである。軸受支持部10の角部分には、二つの排出用流入口10iが形成されており、この排出用流入口10iは、排出流路7の一部を構成する。また、二つの排出用流入口10iは、それぞれ、統合排出流路8へと接続されるように形成されており、排出流路7は、排出用流入口10iを経て統合排出流路8へと連続するようになっている(図4、16等参照)。
軸受支持部10の内部に形成された統合排出流路8は、複数の排出流路7を統合するためのものであり、モータ軸2sの軸方向に沿った軸領域31を中心とする環状流路として形成されている(図27参照)。そして、統合排出流路8は、モータ軸2sの軸方向に沿った軸領域31の周辺領域32と重なるように配置されている。この配置の詳細については後述する。また、環状流路として形成された統合排出流路8は、モータ軸2sの軸方向に垂直な平面33に沿って平面的に広がるように形成されている(図14、27参照)。また、統合排出流路8は、軸受支持部10と、後述するケーシングカバー15との組合せにより閉じられた空間となる(図3〜5参照)。なお、統合排出流路は、環状流路でなくてもよい。また、本実施形態では、統合排出流路8の円中心が、モータ軸2sの中心と一致しており、これにより、小型化の観点において、モータ軸2sを中心としたバランスのよい配置が可能となるが、統合排出流路が環状である場合に、統合吸入流路の円中心が、モータ軸の中心と一致していなくても良く、中心がずれていてもよい。また、本実施形態において、環状流路として形成された統合排出流路8は、モータ軸2sの軸方向に垂直な平面33に沿って平面的に広がるように形成されているが、このようなものには限られず、平面33に対して傾いた平面に沿って平面的に広がるように形成されていてもよく、また、平面的に広がるように形成されず、例えば軸方向に伸びるように形成されていてもよい。また、統合排出流路は、軸受支持部に形成されていなくてもよく、例えば、軸受支持部のような部材とは異なる統合排出流路用の部材を別途設けてもよい。本実施形態のように軸受支持部10に統合排出流路8を設けることで、部品点数の増加を防止できる。
次に、図27等を参照しながら、統合吸入流路9及び統合排出流路8の位置関係について説明する。まず、統合吸入流路9、及び、統合排出流路8は、モータ軸の軸方向に関して、4つのシリンダ4を挟んだ両側に配置されている(図3〜5参照)。そして、モータ軸2sの軸方向に関して、統合排出流路8は、モータ軸2sの軸端部2t側に配置され、統合吸入流路9は、本体部2b側に配置されている。
(吸入流路)
次に、複数の吸入流路6について説明する。上記のように、複数の吸入流路6は、第2部材3sの内部を通るように形成されており、複数の吸入流路6は、その内部を流体が流通可能となるように形成されている。また、複数の吸入流路6は、4つのシリンダ4のそれぞれの内部(圧縮室4j)に対して接続されている(図6の吸入流路6を示す一点鎖線部参照)。
(排出流路)
次に、複数の排出流路7について説明する。上記のように、複数の排出流路7は、第1部材3fの内部を通るように形成されており、複数の排出流路7は、その内部を流体(本実施形態においては空気)が流通可能となるように形成されている。また、複数の排出流路7は、4つのシリンダ4のそれぞれの内部(圧縮室4j)に対して接続されている(図4の排出流路7を示す一点鎖線部参照)。
次に、往復動圧縮機1の組み立てについて説明する。まず、モータ2に、アイフランジ16、及び、ケーシング3(第1部材3f、第2部材3s)を取り付ける(図22参照)。ここで、アイフランジ16と第2部材3sとの間には、空気の気密性を確保するためのゴム製のOリング20c、20dを取り付ける(図22、図3〜5参照)。なお、アイフランジ16は、モータ2とケーシング3とを組み付けるとともに、酸素濃縮器のハウジングへ往復動圧縮機1を取り付ける際の固定支持部とするために設けられているものである。そのため、本実施形態のように、第2部材3sの環状部3tをアイフランジ16のサイズに合わせて構成することにより、固定支持部としての必要なサイズを確保した上で、圧縮機の大型化を抑止できる。
図29(a)に示すように、偏心軸17の中心Cとモータ軸2sの中心Oとの偏心距離eを一定とする場合に、ピストンロッド5Pの長さLが短くなって長さL´になると、ピストンの揺動角、すなわち、ピストンロッド5Pの傾斜角θは、大きくなって傾斜角θ´となる。従って、ピストンロッド5Pの長さLが短くなると、ピストンヘッド部5hのシリンダ4に対する傾きが大きくなることで、ピストンヘッド部5hとシリンダ4との隙間は大きくなる。
図29(a)に示すように、偏心軸17の中心Cとモータ軸2sの中心Oとの偏心距離eを一定とする場合に、ピストンロッド5Pの長さLが短くなって長さL´になると、ピストン5の摺動距離、すなわち、ピストンヘッド部5hの中心aとシリンダ4との距離Hは、上述したように、ピストンロッド5Pの傾斜角θが大きくなって傾斜角θ´となることで、ピストンヘッド部5hのシリンダ4に対する傾きが大きくなるため、距離H´となり大きくなる。
次に、本実施形態に係る往復動圧縮機を備える酸素濃縮装置について説明する。酸素濃縮装置は、呼吸器疾患患者等に対して高濃度酸素を提供する在宅酸素療法において用いられる。なお、本実施形態に係る往復動圧縮機を備える酸素濃縮装置では、図32に示すように、密閉容器330は、ケーシング3と、ケーシング3に取り付けられたシリンダ4と、シリンダ4を覆うヘッドカバー4hと、ケーシング3の上端に配置される軸受支持部10と、軸受支持部10に取り付けられるケーシングカバー15とを有している。
本実施形態にかかる往復動圧縮機1には、以下のような特徴がある。
次に、本発明にかかる往復動圧縮機の第2実施形態について説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については図に同一の符号を付してその説明を省略する。図33は、本発明の第2実施形態に係る往復動圧縮機を示す概略図であり、(a)は上面視概略図、(b)はY矢視側面視概略図である。図34は、図33(b)のP−P矢視断面概略図である。図35は、図34のQ−Q矢視断面概略図である。図36は、図33(a)のR−R矢視断面概略図である。図37は、図33(a)のS−S矢視断面概略図である。
次に、本発明にかかる往復動圧縮機の第3実施形態について説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については図に同一の符号を付してその説明を省略する。図38は、本発明の第3実施形態に係る往復動圧縮機を説明する模式図である。図39は、図38の往復動圧縮機の動作説明図である。図40は、図38の往復動圧縮機の回転角度とPV値とヘッド傾斜角との関係を示す図である。図41は、従来の往復動圧縮機の縦断面図である。
2 モータ
2b 本体部
2s モータ軸
2t 軸端部
3、103 ケーシング
3B 第1位置決め部
3j 冷却用排出口
3d モータ用貫通孔
3f 第1部材
3r 溝部
3s 第2部材
3t 環状部
3u 吸入用突出部
3v 柱状部
3w 補強部
3x 排出用入口
3y、103y 吸入用出口
3z、103z 吸入口
4、104、204 シリンダ
4a、204a 本体部
4p、204p 平板部
4h、104h ヘッドカバー
4j、204j 圧縮室
4A、204A 弾性部材
4B 第2位置決め部
5、205 ピストン
5h、205h ピストンヘッド部
5R、205R ロッド部
6、106 吸入流路
6f、106f 第2平行部
7 排出流路
7f 第1平行部
7s 分岐路
7A 粘着剤
8 統合排出流路
9、109 統合吸入流路
10 軸受支持部
10h 排出口
10i 排出用流入口
10j 冷却用吸入口
15 ケーシングカバー
16 アイフランジ
17 偏心軸
18 バランスウエイト
21 軸ホルダー
22a、22b ベアリング
27、227 押さえ板
28、228 シール部材
29 ボルト
30 スペーサ
31 軸領域
32 周辺領域
33 軸方向に垂直な平面
100 酸素濃縮装置
303 制御弁
304A 第1吸着筒
304B 第2吸着筒
305A、305B 逆止弁
306 パージ弁
307 酸素タンク
308 減圧弁
309 流量調整器
310 吐出口カプラ
311 防塵フィルタ
320 制御部
322 防音ボックス
323 ファン
324 排出口
361 チューブ
362 排出チューブR 基準平面
S シール平面
Z 排出ガス流路
Claims (17)
- モータ軸(2s)を有するモータ(2)と、
前記モータ軸の軸方向に対して直交する方向に沿うように配置される4つのシリンダ(4)と、
前記4つのシリンダのそれぞれに往復動可能に嵌合されたピストンヘッド部(5h)と、前記モータ軸に固定された偏心軸(17)に回転可能に嵌合されたロッド部(5R)とがそれぞれ一体になっている4つのピストン(5)とを有することを特徴とする往復動圧縮機。 - 前記4つのシリンダは、平面視において、前記モータ軸の中心を通過する直線上に配置された2つのシリンダと、前記直線と直交し且つ前記モータ軸の中心を通過する直線上に配置された2つのシリンダであることを特徴とする請求項1に記載の往復動圧縮機。
- 前記4つのピストンのピストンヘッド部は、それぞれ90度の位相差を維持しながら吸気圧縮工程を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の往復動圧縮機。
- 前記偏心軸は、1つであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。
- 前記モータ軸を収容するケーシング(3)を備え、
前記ケーシングには、第1位置決め部(3B)が形成され、
前記4つのシリンダには、前記第1位置決め部に対応するように配置された第2位置決め部(4B)がそれぞれ形成されており、
前記4つのシリンダは、前記ケーシングに対して、前記4つのシリンダのそれぞれの軸中心と前記4つのピストンのピストンヘッド部のそれぞれの軸中心とが一致するように、前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部によって位置決めされることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。 - 前記モータ軸の軸方向において、前記4つのピストンのロッド部間には、前記ロッド部の位置を調整するための調整部材(34)が配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。
- 前記4つのシリンダは、
前記シリンダ軸方向に沿う筒状の本体部(4a)と、
前記本体部の一端とボルト締結により固定される板状の平板部(4p)とを有しており、
前記本体部と前記平板部との間には、弾性部材(4A)が挟まれていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。 - 前記ピストンヘッド部と、ボルト締結により固定される押さえ板(27)との間には、弾性を有するスペーサ(30)が挟まれることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。
- 前記ピストンヘッド部(205h)に取り付けられたシール部材(228)とを備え、
前記4つのピストン(205)が下死点にあるときにおいて、前記モータ軸の中心(O)および前記偏心軸の中心(C)を含む基準平面(R)に対して、前記シール部材に沿ったシール平面(S)が非直角であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。 - 前記4つのピストンが下死点にあるときにおいて、前記基準平面に対して、前記シール部材の前記シール平面である前記4つのピストンのピストンヘッド部の天面(S)が非直角であることを特徴とする請求項9に記載の往復動圧縮機。
- 前記4つのピストンが下死点にあるときにおいて、前記基準平面に関して、前記偏心軸の中心の移動方向と反対側において、前記基準平面に対して、前記シール平面が鋭角であることを特徴とする請求項9または10に記載の往復動圧縮機。
- 前記シール部材の一部が、前記4つのピストンのピストンヘッド部の天面と、押さえ板(227)との間に挟まれて固定されていることを特徴とする請求項10に記載の往復動圧縮機。
- 前記4つのピストンが上死点にあるときにおいて、前記4つのピストンのピストンヘッド部の天面と前記4つのシリンダの圧縮室(204j)の天面とが略平行であることを特徴とする請求項10または12に記載の往復動圧縮機。
- 前記基準平面に垂直な平面に対する前記シール平面の傾斜角の絶対値は、吸入工程においてよりも圧縮行程において小さくなっていることを特徴とする請求項9〜13のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。
- シール部材のPV値が最大になる前記モータ軸の回転角の近傍において、前記基準平面(R)に対して、前記シール平面(S)が直角になることを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。
- 前記モータ軸を収容するケーシング(3)を備え、
前記ケーシング及び前記4つのシリンダの少なくとも一方の内部に配置された排出ガス流路(Z)と、
前記排出ガス流路の内部に冷却用媒体を吸入する冷却用吸入口(10j)と、
前記排出ガス流路から前記冷却用媒体を排出する冷却用排出口(3j)とを備えていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。 - 請求項16に記載の往復動圧縮機(1、101)と、
前記往復動圧縮機により圧縮された空気が供給され、その空気中から窒素を選択的に吸着する吸着剤が収納された吸着容器(304A、304B)と、
前記吸着容器内から酸素濃縮ガスを取り出す酸素濃縮ガス取出部(305A、305B)と、
前記酸素濃縮ガス取出部を介して前記吸着容器からの前記酸素濃縮ガスを溜める酸素タンク(307)と、
前記吸着容器内を減圧することにより上記吸着剤から脱着された窒素を含むガスを前記吸着容器内から排出するガス排出部(303c、303d)とを備え、
前記冷却用媒体は、前記ガス排出部により前記吸着容器から排出された窒素を含むガスであることを特徴とする酸素濃縮装置。
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