JP2014114724A - 圧縮機用シリンダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成でありながら、効率良く気体を圧縮することができて、振動、騒音を抑制できる圧縮機用シリンダ装置を提供する。
【解決手段】 互いに同心の入力軸2および後方軸3、2つ1組のシリンダ5、ピストン部10、および偏心カム13を備える。2つ1組のシリンダ5は、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2を挟んで互いに対向して配置する。ピストン部10は、2つ1組のシリンダ5にそれぞれ摺動自在な2つのピストンヘッド6を有する。偏心カム13は、カム軸15の外周にピストン受け部14A,14Bが形成され、カム軸15は入力軸2および後方軸3に軸心O1,O2に対して偏心させて回転自在に支持させ、ピストン受け部14A,14Bはピストン部10に対して回転自在とする。偏心カム13の回転バランスをとるためのバランスウェイト17を、偏心カム13に対して入力軸側または後方軸側の1箇所に設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、入力軸の回転をシリンダ内のピストンの往復運動に変換するレシプロ式の圧縮機用シリンダ装置に関する。
圧縮機の駆動方式として、クランク軸に連繋されたピストンの往復運動により気体の吸引と吐出とを繰り返すレシプロ駆動方式、固定スクロールに対する旋回スクロールを回転させて気体の吸引と吐出とを繰り返すスクロール型のロータリ駆動方式、一対のローラの回転運動により気体の吸引と吐出とを繰り返すローラ型のロータリ駆動方式等が採用されている。中速回転以下で使用される小型の圧縮機では、高い気密性が要求されることから、上記各駆動方式において気密性で有利なレシプロ駆動方式を採用したものが主流となっている。レシプロ駆動方式である圧縮機の構造が、例えば特許文献1〜5に提案されている。
特許第4872938号 特許第4482337号 特許第1480190号 特開2011−231744号公報 特許第4553977号
前記各提案の圧縮機の構造は、それぞれ以下の問題がある。
特許文献1のものは、4つのシリンダに4つのピストンおよびピストンロッドが必要となり、それぞれを配置するためには入力シャフト軸方向の長さが拡張してしまう。また、円筒形であるピストン中心軸高さが隣り合う位相で異なり、重心のバランスを取ることが困難となる。
特許文献2のものは、2ヘッド式の構造であり、第1ピストンおよびその関連アセンブリの質量と、第2ピストンおよびその関連アセンブリの質量とを同じにしても、回転軸に対してバランスを取ることが難しい。
特許文献3のものは、ピストンヘッド部とシリンダ内の摺動面との摩擦により、ピストンヘッド部に取り付けられるシールカップおよびピストンシリンダが損傷、偏摩耗等を生じ、気密性の劣化および摩耗の増大によって、エネルギー損失が増加する恐れがある。
特許文献4には、2気筒の図が示されているが、この構造では回転軸に対してバランスを取るのが難しい。明細書中に2気筒単段以外にも適用可能であると記載されているが、明確な記述はなく、2気筒の考え方で構成されるバランスウェイトをそれぞれ取り付けても、完全に回転バランスを取ることはできない。
特許文献5のものは、シャフト軸を中心に等速回転運動する回転部品により、シャフト軸の回転運動をピストン組の直線往復運動に変換する構造である。この構造とすることで、上記特許文献1〜4の各問題の多くを解決することが可能である。加えて、一般的なレシプロ駆動方式の問題点である、振動、騒音が高く、またエネルギー効率が悪いという点についても、ある程度改善することが可能になると期待できる。
しかし、特許文献5のものは、ピストン組の往復運動の不釣り合いによる振動、騒音を、回転部品の両端部に配置した2つのバランスウェイトで抑えている。この場合、精度良く重量バランスをとるには、入力シャフトの中心回りの重心位置を一致させ固定する必要がある。そのため、上記2つのバランスウェイトを高い精度で製造し、かつ各バランスウェイトの位相角が一致するように高い精度で組付けなければならない。
この発明の目的は、簡易な構成でありながら、効率良く気体を圧縮することができて、振動、騒音を抑制できる圧縮機用シリンダ装置を提供することである。
この発明の圧縮機用シリンダ装置は、ケースの一方端に回転自在に支持され、前記ケースの外部から伝達される駆動力により回転させられる入力軸と、前記ケースの他方端に回転自在に支持され、前記入力軸と同心の後方軸と、前記入力軸および後方軸の軸心を挟んで、この軸心と垂直な方向に互いに対向して配置された2つで1組のシリンダと、前記2つで1組のシリンダにそれぞれ摺動自在な2つのピストンヘッド(シールカップを含む)を有し、これら2つのピストンヘッドを互いに一体に動作可能にピストン軸で連結したピストン部と、カム軸の外周にこのカム軸の軸心に対して偏心したピストン受け部が形成され、前記カム軸は前記入力軸および後方軸に、これら入力軸および後方軸の軸心に対して偏心させて回転自在に支持され、かつ前記ピストン受け部は前記ピストン部に対して回転自在とされた偏心カムとを備え、前記入力軸が回転することで、前記2つで1組のシリンダの各ピストンヘッドが進退する。この構成の圧縮機用シリンダ装置において、前記偏心カムの回転バランスをとるためのバランスウェイトを、前記偏心カムに対して前記入力軸側または前記後方軸側の1箇所に設けた。
この構成であると、入力軸の回転による各ピストン部とピストン受部を合わせた重心の入力軸の軸心からの距離と重量の積と、バランスウエイトの重心の入力軸の軸心からの距離と重量の積が、入力軸の軸心に対して同値とすることができるため、バランスウェイトが1つであっても、振動、騒音を抑制することができる。バランスウェイトが1つであれば、従来のように、2つのバランスウェイトそれぞれの絶対位置のみならず、相互の相対位置までをも考慮した複雑な位置調整が簡略化されるため、バランスウェイトの組付け作業が容易である。また、バランスウェイトが1つであるため、バランスウェイトの取付誤差が最小化でき、振動、騒音の抑制に有利であり、しかも効率の良い圧縮性能が得られる。さらに、バランスウェイトを1つとしたことで、構成が簡易になり製造コストを低減できる。
この発明の圧縮機用シリンダ装置において、前記2つで1組のシリンダを2組有していてもよい。
2つで1組のシリンダを2組有すると、入力軸に対してバランスを取り易く、各ピストンヘッドの進退動作を安定させることができる。
この発明の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトは、前記入力軸または後方軸と一体に回転させる。例えば、前記入力軸または後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転する軸は、この軸の軸心と同心の第1円筒面部と、前記軸心に対して偏心した第2円筒面部とを有し、これら第1円筒面部および第2円筒面部のうちのいずれか一方の円筒面部の外周に前記バランスウェイトに設けられた孔を嵌合させ、かつもう一方の円筒面部の外周面に前記バランスウェイトを接触させることで、前記バランスウェイトを回転不能に固定する。
バランスウェイトは入力軸または後方軸と一体に形成されていてもよいが、上記構成とすることで、バランスウェイトを入力軸または後方軸と別体で形成することができる。別体であると、一体である場合に比べて、バランスウェイトを簡易な形状とすることができる。
前記バランスウェイトの孔は、前記第1円筒面部および第2円筒面部の少なくともいずれかに圧入されているのが良い。
この場合、別の部材を用いずに、入力軸または後方軸に対するバランスウェイトの径方向の位置ずれを拘束することができる。
また、前記バランスウェイトは、このバランスウェイトの一部、または前記入力軸および後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転する軸の一部を塑性変形させることで、前記入力軸および後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転する軸に対して前記バランスウェイトの軸方向の位置ずれを拘束するのが良い。
この場合、別の部材を用いずに、入力軸または後方軸に対するバランスウェイトの軸方向の位置ずれを拘束することができる。
この発明の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトが前記入力軸または後方軸と別体である場合、前記バランスウェイトを焼結加工または冷鍛加工によって成形しても良い。その場合、焼結加工または冷鍛加工の後で、後加工をしても、しなくても良い。
焼結加工または冷鍛加工を採用すると、バランスウェイトを低コストで成形できる。
この発明の圧縮機用シリンダ装置において、前記入力軸および後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転しない方の軸に、この軸の慣性モーメントを増加させるフライホイールを設けると良い。
上記のようにフライホイールを設けると、入力軸および後方軸の軸心回りの偏心カムの旋回による各ピストン圧の変化で生じるトルク変動を吸入することができ、全体的な耐久性が向上する。
具体的には、前記バランスウェイトを前記後方軸と一体回転するように設け、かつ前記フライホイールを前記入力軸に一体回転するように設けるのが良い。
この場合、偏心カムの旋回の安定性と耐久性を向上させつつ、簡素で安価な圧縮機用シリンダ装置とすることができる。フライホイールは、回転駆動力の入力側である入力軸に設けるのが好ましい。
この発明の圧縮機用シリンダ装置において、前記入力軸と前記偏心カムのカム軸の間、および前記後方軸と前記偏心カムのカム軸の間に軸受を介在させると良い。
軸受を介在させると、入力軸と偏心カムのカム軸との相互回転、および後方軸と偏心カムのカム軸との相互回転が円滑に行われる。
この発明の圧縮機用シリンダ装置において、前記各シリンダが吸入する気体を集める1つの吸入チャンバを設けると共に、前記各シリンダから吐出される気体を集める1つの吐出チャンバを設けるのが良い。
各シリンダで共通の1つの吸入チャンバを設けることで、吸入側に設置するフィルターの個数が1個で済み、フィルターを設置し易い。また、各シリンダで共通の1つの吐出チャンバを設けることで、吐出側の配管の接続が簡単になる。
前記吸入チャンバおよび吐出チャンバは、前記ケース内における前記入力軸および後方軸の軸心方向の互いに反対側の位置に分散して配置するのが良い。
上記のように吸入チャンバと吐出チャンバを分散して配置することで、バランスが良くなる。また、圧縮機用シリンダ装置全体を対称形状とすることができる。それにより、対称箇所に用いられる部品を共通化することができ、低コスト化を図れる。
この発明の圧縮機用シリンダ装置は、ケースの一方端に回転自在に支持され、前記ケースの外部から伝達される駆動力により回転させられる入力軸と、前記ケースの他方端に回転自在に支持され、前記入力軸と同心の後方軸と、前記入力軸および後方軸の軸心を挟んで、この軸心と垂直な方向に互いに対向して配置された2つで1組のシリンダと、前記2つで1組のシリンダにそれぞれ摺動自在な2つのピストンヘッド(シールカップ)を有し、これら2つのピストンヘッドを互いに一体に動作可能にピストン軸で連結したピストン部と、カム軸の外周にこのカム軸に対して偏心したピストン受け部が形成され、前記カム軸は前記入力軸および後方軸に、これら入力軸および後方軸の軸心に対して偏心させて回転自在に支持され、かつ前記ピストン受け部は前記ピストン部に対して回転自在とされた偏心カムとを備え、前記入力軸が回転することで、前記2つで1組のシリンダの各ピストンヘッドが進退する装置であって、前記偏心カムの回転バランスをとるためのバランスウェイトを、前記偏心カムに対して前記入力軸側または前記後方軸側の1箇所に設けたため、簡易な構成でありながら、効率良く気体を圧縮することができて、振動、騒音を抑制できる。
この発明の一実施形態にかかる圧縮機用シリンダ装置の断面図である。 図1のII−II断面図である。 同圧縮機用シリンダ装置のピストン部の一部を断面で表した外形図である。 同圧縮機用シリンダ装置の偏心カムの外形図である。 同圧縮機用シリンダ装置のピストンアセンブリの断面図である。 (A)は同圧縮機用シリンダ装置の後方軸およびバランスウェイトの破断正面図、(B)はその底面図である。 (A)は同圧縮機用シリンダ装置の入力軸およびフライホイールの破断正面図、(B)はその底面図である。 同ピストンアセンブリの動作を示す説明図である。 (A)はこの発明の異なる実施形態にかかる圧縮機用シリンダ装置の後方軸およびバランスウェイトの破断正面図、(B)はその底面図である。
この発明にかかるリンク作動装置の一実施形態を図1〜図8と共に説明する。
図1はこの圧縮機用シリンダ装置の断面図、図2は図1のII−II断面図である。この圧縮機用シリンダ装置は、概略立方体形状のケース1を備え、このケース1の一方端に軸受J1(図1)を介して入力軸2(図1)が回転自在に支持され、他方端に軸受J2(図1)を介して後方軸3が回転自在に支持されている。入力軸1の軸心O1(図1)と後方軸2の軸心O2は、同一直線上に位置する。
以下の説明では、便宜上、図1に合わせて方向を定めることとする。すなわち、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2の方向を上下方向とし、軸心O1,O2に直交し、かつ互いに直交する方向をそれぞれ左右方向および前後方向とする。
ケース1には、2つで1組の円筒状のシリンダ5が2組、計4個のシリンダ5が組込まれている。2つで1組のシリンダ5は、入力軸1および後方軸2の軸心O1,O2を挟んで、これら軸心O1,O2と垂直な方向に互いに対向して配置されている。また、各組の2つのシリンダ5の並び方向は、各組で互いに直交している。この実施形態では、1つの組のシリンダ5(A)の並び方向は左右方向であり、もう1つの組のシリンダ5(B)(図2)の並び方向は前後方向である。
上記各シリンダ5には、それぞれピストンヘッド6が、具体的にはそのシールカップ9が摺動自在に嵌合している。図3に示すように、2つで1組のシリンダ5にそれぞれ摺動自在に嵌合する2つのピストンヘッド6(シールカップ9)は、ピストン軸7により互いに連結されて、一体に動作するようになっている。ピストンヘッド6は、ピストン軸7の両端のフランジ部7aにねじ部材8により取り付けられる。ピストンヘッド6の外周面には、シールカップ9が設けられる。このシールカップ9は、ピストンヘッド6の外周面に密着させられる円筒部9aと、この円筒部9aの一方端から内径側に延びるつば状部9bとでなり、つば状部9bをピストンヘッド6とピストン軸7のフランジ部7aとの間に挟み込ませることで固定される。これらピストンヘッド6、ピストン軸7、ねじ部材8、およびシールカップ9で、ピストン部10が構成される。なお、前記シールカップ9の代わりに、C形またはそれに類似した形状のピストンリングを用いてもよい。
左右方向に並ぶシリンダ5(A)にピストンヘッド6(シールカップ9)が摺動自在に嵌合するピストン部10の場合、前記ピストン軸7における両端のフランジ部7a間の部分である軸部7bの左右中央部に、前後に貫通する円形孔12が形成されている。この円形孔12には、後記偏心カム13の円形のピストン受け部14Aが、軸受J3(図1)を介して回転自在に嵌合する。
図4に示すように、偏心カム13は、カム軸15の外周に、上下に並ぶ2つのピストン受け部14A,14Bが形成されている。これら2つのピストン受け部14A,14Bの中心O4A,O4Bは、カム軸15の軸心O3に対して、互いに180°の位相差を持って、同じ偏心距離aだけ偏心している。この実施形態の場合、一方のピストン受け部14Aは、左右方向に並ぶ2つで1組のシリンダ5(A)用のピストン部10の円形孔12に軸受J3を介して回転自在に嵌合し、もう一方のピストン受け部14Bは、前後方向に並ぶ2つで1組のシリンダ5(B)用のピストン部10の円形孔12に軸受J3を介して回転自在に嵌合する。
図5に示すように、ピストン部10と、それに対応するピストン受け部14A(14B)と、軸受J3とで、ピストンアセンブリ16A(16B)が構成される。これらピストンアセンブリ16A,16Bは、2つで1組のシリンダ5に対してそれぞれ進退動作する集合体である。
図1に示すように、偏心カム13のカム軸15は、その両端部で入力軸2および後方軸3に、軸受J4,J5を介して回転自在に支持されている。カム軸15の軸心O3は、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2に対して、偏心距離bだけ偏心させてある。入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2に対するカム軸15の軸心O3の偏心距離bは、カム軸15の軸心O3に対するピストン受け部14A,14Bの中心O4A,O4Bの偏心距離aと同じである。
後方軸3には、偏心カム13の回転バランスをとるためのバランスウェイト17が、後方軸3と一体に回転するように設けられている。図6に示すように、バランスウェイト17は、後方軸3の軸心O2に沿って見て半円形の形状であり、後方軸3の軸心O2を基準にして、カム軸13の軸心O3に対し円周位相で180°の位置に中心が存在する。この実施形態では、バランスウェイト17は、後方軸3と一体に形成されている。
バランスウェイト17は、後方軸3と別体としてもよい。具体的には、図9に示すように、後方軸3は、軸心O2と同心の第1円筒面部3aと、軸心O2に対して偏心した第2円筒面部3bとを有し、第1円筒面部3aの外周にバランスウェイト17に設けられた孔17aを嵌合させ、第2円筒面部3bの外周面にバランスウェイト17を接触させることで、バランスウェイト17を後方軸3に回転不能に固定する。この例とは逆に、第2円筒面部3bの外周にバランスウェイト17に設けられた孔(図示せず)を嵌合させ、第1円筒面部3aの外周面にバランスウェイト17を接触させても、バランスウェイト17を後方軸3に回転不能に固定することができる。
この実施形態では、バランスウェイト17の孔17aを、第1円筒面部3aに圧入させることにより、バランスウェイト17の径方向の位置ずれを拘束している。また、バランスウェイト17の一部または後方軸3の一部を塑性変形させることで、バランスウェイト17の軸方向に位置ずれを拘束している。この例の場合、後方軸3の第1円筒面部3aにおけるバランスウェイト17の孔17aに嵌合していない部分の円周方向複数箇所を外径側に塑性変形させて、位置ずれ拘束用の突起3aaとしている。このように圧入、塑性変形を採用することで、他の固定用部材を用いずに、後方軸3に対するバランスウェイト17の径方向および軸方向の位置ずれを拘束することができる。
上記のようにバランスウェイト17を後方軸3と別体とすると、後方軸3およびバランスウェイト17を簡易な形状とすることができ、加工が容易となる。バランスウェイト17が後方軸3と別体であれば、バランスウェイト17を焼結加工または冷鍛加工によって成形することができる。その場合、焼結加工または冷鍛加工によって直接成形してもよく、焼結加工または冷鍛加工後に後加工を行って成形してもよい。焼結加工または冷鍛加工を採用すると、バランスウェイト17を低コストで成形できる。
図1において、入力軸2には、この入力軸2の慣性モーメントを増加させるフライホイール18が設けられている。フライホイール18は、図7に示すように、入力軸2の軸心O1と同心の円板状である。この実施形態では、フライホイール18は入力軸2と一体に形成されているが、入力軸2と別体であってもよい。
以上説明した構成において、ピストンアセンブリ16A,16B、フライホイール18付きの入力軸2、バランスウェイト17付きの後方軸3のすべてを合わせた重心位置が、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2上、または軸心O1,O2に極めて近くに位置するように、上記各部品が配置されている。
図1、図2において、前記各シリンダ5の外側の端面には蓋部材19が取り付けられ、シリンダ5内における蓋部材19と前記シリンダヘッド6の間の空間が圧縮室20とされている。なお、蓋部材19の外面には、多数のフィン19aが形成されている。
図1において、各シリンダ5の圧縮室20は、吸入バルブ21および通路22を介して各シリンダ5で共通の吸入チャンバ23と繋がっている。吸入チャンバ23には、外部に向けて開口する吸入口24が設けられている。吸引口24は、フィルター(図示せず)に接続される。また、各シリンダ5の圧縮室20は、吐出バルブ25および通路26を介して各シリンダ5で共通の吐出チャンバ27と連通している。吐出チャンバ27には、外部に向けて開口する吸入口28が設けられている。吸入口28には、圧縮した気体を送る対象機器に繋がる配管(図示せず)が接続される。上記吸入チャンバ23および吐出チャンバ27は、ケース1における入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2方向の互いに反対側にそれぞれ配置されている。この実施形態では、吸入チャンバ21が入力軸2側に配置され、吐出チャンバ23が後方軸3側に配置されている。
前記吸入バルブ21および吐出バルブ25は、バルブ台29の両側に配置される。バルブ台29は、圧縮室20の圧力が吸入チャンバ23の圧力よりも低くなると、吸入バルブ21が開くと共に吐出バルブ25が閉じ、圧縮室20の圧力が吐出チャンバ27の圧力よりも高くなると、吐出バルブ25が開くと共に吸入バルブ21が閉じるようになっている。バルブ台29は、特に限定するものではなく、公知のものを使用することができる。バルブ台29はシリンダ5と蓋部材19の間に介在させて設けられている。前記通路22,26は蓋部材19に形成されている。
この圧縮機用シリンダ装置の作用を説明する。
入力軸2には、図示しないモータまたはエンジンより回転駆動力が伝達される。入力軸2は、モータまたはエンジンの回転軸と直結していてもよく、またはカップリングを介して連結されていてもよい。さらに、ベルト伝動装置、チェーン伝動装置等を介して、モータまたはエンジンの回転軸から入力軸2に回転駆動力を伝達してもよい。
モータまたはエンジンの回転駆動力により入力軸2が回転すると、その回転力が、入力軸2の軸心O1から距離bだけオフセットされた位置で偏心カム13のカム軸15に伝達される。それにより、偏心カム13が入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2を中心として旋回するが、偏心カム13のピストン受け部14A,14Bがピストン部10の円形孔12に軸受J3を介して嵌合しているため、偏心カム13が軸心O3回りの角度規制を受ける。それにより、ピストンアセンブリ16A,16Bは図8のように動作する。図8は、ピストンアセンブリ16Aの動作を示す。
同図(A)は、カム軸15の軸心O3が、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2の真左に位置する状態を示す。このとき、ピストン受け部14Aの中心O4Aは、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2から真左に距離(a+b)だけ離れて位置する。
同図(A)の状態から偏心カム13が右回りに90°旋回すると、同図(B)となる。すなわち、偏心カム13全体が入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2回りに90°公転すると共に、偏心カム13は、カム軸15の軸心O3回りに公転とは逆方向に90°自転する。このときのピストン受け部14Aの中心O4Aは、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2と左右同じ位置となる。
同図(B)の状態から偏心カム13が右回りに90°旋回すると、同図(C)となる。前記同様に偏心カム13が公転および自転することにより、ピストン受け部14Aの中心O4Aが、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2から真右に距離(a+b)だけ離れた位置に到達する。つまり、ピストン受け部14Aの中心O4Aが、同図(A)の初期位置から距離(2a+2b)だけ移動したことになる。
その後、同図(C)の状態から偏心カム13が右回りに90°旋回すると、同図(D)となる。このとき、ピストン受け部14Aの中心O4Aは、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2から真左に距離(a+b)だけ離れて位置する。さらに、同図(D)の状態から偏心カム13が右回りに90°旋回することで、同図(A)の状態に戻る。
上記ピストンアセンブリ16Aの動作において、ピストン受け部14Aの中心O4Aはピストン部10の円形孔12の中心に維持されるから、偏心カム13が360°旋回する間に、ピストン部10が(2a+2b)のストロークで1往復の進退運動をする。ここで、カム軸15の軸心O3に対するピストン受け部14Aの中心O4Aの偏心距離aと、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2に対するカム軸15の軸心O3の偏心距離bとは等しいので、ピストン部10のストロークは偏心距離a,bの4倍である。
入力軸2が連続回転することにより、2組のピストン部10がそれぞれ往復運動を繰り返す。ピストンアセンブリ16Aの場合、ストロークの左端へ移動したときに、左のピストンヘッド6が上死点に位置し、右のピストンヘッド6が下死点に位置する。逆に、ストロークの右端へ移動したときに、左のピストンヘッド6が下死点に位置し、右のピストンヘッド6が上死点に位置する。
シリンダヘッド6が上死点に向かって移動するとき、このシリンダヘッド6が嵌合するシリンダ5の圧縮室20の圧力が上昇する。そして、圧縮室20の圧力が吐出チャンバ27の圧力を超えると、吐出バルブ25が開き、圧縮室20内の圧縮された気体が、通路26を通って吐出チャンバ27へ流れ込む。また、シリンダヘッド6が下死点に向かって移動するとき、このシリンダヘッド6が嵌合するシリンダ5の圧縮室20の圧力が低下する。そして、圧縮室20の圧力が吸入チャンバ23の圧力より低くなると、吸入バルブ22が開き、吸入チャンバ23内の気体が通路22を通って圧縮室20に送り込まれる。
各シリンダ5の圧縮室20で気体の圧縮および吐出が繰り返し行われることにより、圧縮機用シリンダ装置の外部から吸入された気体を圧縮し、圧縮された気体を図示しない対象機器に送り出す。2組で計4個のシリンダ5は、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2を中心にしてそれぞれ90°の間隔で円周方向に並んで配置され、その並び順と同じ順序で、各圧縮室20における吐出と吸引のサイクル動作が実行される。各圧縮室20のサイクル動作は同じ時間間隔でずれている。このため、吐出チャンバ27および吸入チャンバ23での圧力変動が少なく、気体の圧縮を安定して行える。
この圧縮機用シリンダ装置は、偏心カム13が、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2回りに公転、ならびにカム軸15の軸心O3回りに自転することで、入力軸2の回転運動をピストンアセンブリ16A,16Bの進退運動に変換する構成である。この機構を用いてさらにバランスウエイト17によってバランスを保つことで、クランク機構を用いた従来のレシプロ駆動方式と比べて、振動、騒音を抑制できる。また、振動によるエネルギー損失が少ない分、効率良く気体を圧縮することができる。
偏心カム13の回転バランスをとるためのバランスウェイト17は、後方軸3に1つだけ設けられている。入力軸2の回転による各ピストン部10とピストン受部14A,14Bを合わせた重心の入力軸2の軸心O1からの距離と重量の積と、バランスウエイト17の重心の入力軸2の軸心O1からの距離と重量の積が、入力軸2の軸心O1に対して同値とすることができるため、バランスウェイト17が1つであっても、振動、騒音を抑制することができる。バランスウェイト17を複数有する場合、各バランスウェイト17の重量調整と位置調整をする必要があるが、1つであれば、これらの調整が不要である。そのため、バランスウェイト17の加工が容易であり、かつバランスウェイト17の組付け作業が容易である。また、バランスウェイト17が1つであれば、バランスウェイト17の取付誤差が生じることが最小化でき、振動、騒音の抑制に有利である。さらに、バランスウェイト17を1つとしたことで、構成が簡易になり製造コストを低減できる。
入力軸2にフライホイール18が設けられているため、圧縮室20の圧力変化によるトルク変動を平準化することができる。これにより、モータ等の駆動源の負荷変動を平準化し、全体的な耐久性を向上させることができる。フライホイール18は後方軸3に設けてもよいが、この実施形態のように、回転駆動力の入力側である入力軸2にフライホイール18を設けるのがより好ましい。
相互回転する部品間に軸受J1,J2,J3,J4,J5を介在させてあるため、各回転部品の回転動作が円滑に行われる。例えば、入力軸2と偏心カム13のカム軸15との間に軸受J4を介在させ、後方軸3と偏心カム13のカム軸15との間に軸受J5を介在させたことにより、入力軸2と偏心カム13のカム軸15との相互回転、および後方軸3と偏心カム13のカム軸15との相互回転が円滑に行われる。
また、この圧縮機用シリンダ装置では、各シリンダ5が吸入する気体を集める1つの吸入チャンバ23が入力軸2側に設けられ、各シリンダ5から吐出される気体を集める1つの吐出チャンバ27が後方軸3側に設けられている。このように、各シリンダ5で吸入チャンバ23を共通とすることにより、フィルター(図示せず)が1つだけで済み、フィルターの設置が容易になる。また、各シリンダ5で吐出チャンバ27を共通とすることにより、吐出側での配管の接続が簡単になる。
さらに、吸入チャンバ23および吐出チャンバ27を、入力軸2および後方軸3の軸方向反対側にそれぞれ分散して配置することで、全体の配置バランスが良くなる。加えて、上記分散配置とすると、圧縮機用シリンダ装置全体を対称形状とすることができる。それにより、対称箇所に用いられる部品を共通化することができ、低コスト化を図れる。
1…ケース
2…入力軸
3…後方軸
3a…第1円筒面部
3b…第2円筒面部
5…シリンダ
6…ピストンヘッド
7…ピストン軸
10…ピストン部
13…偏心カム
14A,14B…ピストン受け部
17…バランスウェイト
17a…孔
18…フライホイール
23…吸入チャンバ
27…吐出チャンバ
J1,J2,J3,J4,J5…軸受
O1…入力軸の軸心
O2…後方軸の軸心
O3…カム軸の軸心
O4A,O4B…ピストン受け部の中心

Claims (13)

  1. ケースの一方端に回転自在に支持され、前記ケースの外部から伝達される駆動力により回転させられる入力軸と、
    前記ケースの他方端に回転自在に支持され、前記入力軸と同心の後方軸と、
    前記入力軸および後方軸の軸心を挟んで、この軸心と垂直な方向に互いに対向して配置された2つで1組のシリンダと、
    前記2つで1組のシリンダにそれぞれ摺動自在な2つのピストンヘッドを有し、これら2つのピストンヘッドを互いに一体に動作可能にピストン軸で連結したピストン部と、
    カム軸の外周にこのカム軸の軸心に対して偏心したピストン受け部が形成され、前記カム軸は前記入力軸および後方軸に、これら入力軸および後方軸の軸心に対して偏心させて回転自在に支持され、かつ前記ピストン受け部は前記ピストン部に対して回転自在とされた偏心カムとを備え、
    前記入力軸が回転することで、前記2つで1組のシリンダの各ピストンヘッドが進退する圧縮機用シリンダ装置であって、
    前記偏心カムの回転バランスをとるためのバランスウェイトを、前記偏心カムに対して前記入力軸側または前記後方軸側の1箇所に設けたことを特徴とする圧縮機用シリンダ装置。
  2. 請求項1に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記2つで1組のシリンダを2組有する圧縮機用シリンダ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトは、前記入力軸または後方軸と一体に回転する圧縮機用シリンダ装置。
  4. 請求項3に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記入力軸または後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転する軸は、この軸の軸心と同心の第1円筒面部と、前記軸心に対して偏心した第2円筒面部とを有し、これら第1円筒面部および第2円筒面部のうちのいずれか一方の円筒面部の外周に前記バランスウェイトに設けられた孔を嵌合させ、かつもう一方の円筒面部の外周面に前記バランスウェイトを接触させることで、前記バランスウェイトを回転不能に固定した圧縮機用シリンダ装置。
  5. 請求項4に記載の圧縮機用シリンダ装置おいて、前記バランスウェイトの孔は、前記第1円筒面部および第2円筒面部の少なくともいずれかに圧入されている圧縮機用シリンダ装置。
  6. 請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトは、このバランスウェイトの一部、または前記入力軸および後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転する軸の一部を塑性変形させることで、前記入力軸および後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転する軸に対して前記バランスウェイトの軸方向の位置ずれを拘束した圧縮機用シリンダ装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトは、前記入力軸または後方軸と別体であり、焼結加工または冷鍛加工によって成形される圧縮機用シリンダ装置。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトは、前記入力軸または後方軸と別体であり、焼結加工または冷鍛加工によって後加工無しに成形される圧縮機用シリンダ装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記入力軸および後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転しない方の軸に、この軸の慣性モーメントを増加させるフライホイールを設けた圧縮機用シリンダ装置。
  10. 請求項9に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトを前記後方軸と一体回転するように設け、かつ前記フライホイールを前記入力軸に一体回転するように設けた圧縮機用シリンダ装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記入力軸と前記偏心カムのカム軸の間、および前記後方軸と前記偏心カムのカム軸の間に軸受を介在させた圧縮機用シリンダ装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記各シリンダが吸入する気体を集める1つの吸入チャンバを設けると共に、前記各シリンダから吐出される気体を集める1つの吐出チャンバを設けた圧縮機用シリンダ装置。
  13. 請求項12に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記吸入チャンバおよび吐出チャンバを、前記ケース内における前記入力軸および後方軸の軸心方向の互いに反対側の位置に分散して配置した圧縮機用シリンダ装置。
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