JP2014114724A - 圧縮機用シリンダ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 互いに同心の入力軸2および後方軸3、2つ1組のシリンダ5、ピストン部10、および偏心カム13を備える。2つ1組のシリンダ5は、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2を挟んで互いに対向して配置する。ピストン部10は、2つ1組のシリンダ5にそれぞれ摺動自在な2つのピストンヘッド6を有する。偏心カム13は、カム軸15の外周にピストン受け部14A,14Bが形成され、カム軸15は入力軸2および後方軸3に軸心O1,O2に対して偏心させて回転自在に支持させ、ピストン受け部14A,14Bはピストン部10に対して回転自在とする。偏心カム13の回転バランスをとるためのバランスウェイト17を、偏心カム13に対して入力軸側または後方軸側の1箇所に設ける。
【選択図】 図1
Description
特許文献1のものは、4つのシリンダに4つのピストンおよびピストンロッドが必要となり、それぞれを配置するためには入力シャフト軸方向の長さが拡張してしまう。また、円筒形であるピストン中心軸高さが隣り合う位相で異なり、重心のバランスを取ることが困難となる。
2つで1組のシリンダを2組有すると、入力軸に対してバランスを取り易く、各ピストンヘッドの進退動作を安定させることができる。
バランスウェイトは入力軸または後方軸と一体に形成されていてもよいが、上記構成とすることで、バランスウェイトを入力軸または後方軸と別体で形成することができる。別体であると、一体である場合に比べて、バランスウェイトを簡易な形状とすることができる。
この場合、別の部材を用いずに、入力軸または後方軸に対するバランスウェイトの径方向の位置ずれを拘束することができる。
この場合、別の部材を用いずに、入力軸または後方軸に対するバランスウェイトの軸方向の位置ずれを拘束することができる。
焼結加工または冷鍛加工を採用すると、バランスウェイトを低コストで成形できる。
上記のようにフライホイールを設けると、入力軸および後方軸の軸心回りの偏心カムの旋回による各ピストン圧の変化で生じるトルク変動を吸入することができ、全体的な耐久性が向上する。
この場合、偏心カムの旋回の安定性と耐久性を向上させつつ、簡素で安価な圧縮機用シリンダ装置とすることができる。フライホイールは、回転駆動力の入力側である入力軸に設けるのが好ましい。
軸受を介在させると、入力軸と偏心カムのカム軸との相互回転、および後方軸と偏心カムのカム軸との相互回転が円滑に行われる。
各シリンダで共通の1つの吸入チャンバを設けることで、吸入側に設置するフィルターの個数が1個で済み、フィルターを設置し易い。また、各シリンダで共通の1つの吐出チャンバを設けることで、吐出側の配管の接続が簡単になる。
上記のように吸入チャンバと吐出チャンバを分散して配置することで、バランスが良くなる。また、圧縮機用シリンダ装置全体を対称形状とすることができる。それにより、対称箇所に用いられる部品を共通化することができ、低コスト化を図れる。
図1はこの圧縮機用シリンダ装置の断面図、図2は図1のII−II断面図である。この圧縮機用シリンダ装置は、概略立方体形状のケース1を備え、このケース1の一方端に軸受J1(図1)を介して入力軸2(図1)が回転自在に支持され、他方端に軸受J2(図1)を介して後方軸3が回転自在に支持されている。入力軸1の軸心O1(図1)と後方軸2の軸心O2は、同一直線上に位置する。
以下の説明では、便宜上、図1に合わせて方向を定めることとする。すなわち、入力軸2および後方軸3の軸心O1,O2の方向を上下方向とし、軸心O1,O2に直交し、かつ互いに直交する方向をそれぞれ左右方向および前後方向とする。
入力軸2には、図示しないモータまたはエンジンより回転駆動力が伝達される。入力軸2は、モータまたはエンジンの回転軸と直結していてもよく、またはカップリングを介して連結されていてもよい。さらに、ベルト伝動装置、チェーン伝動装置等を介して、モータまたはエンジンの回転軸から入力軸2に回転駆動力を伝達してもよい。
2…入力軸
3…後方軸
3a…第1円筒面部
3b…第2円筒面部
5…シリンダ
6…ピストンヘッド
7…ピストン軸
10…ピストン部
13…偏心カム
14A,14B…ピストン受け部
17…バランスウェイト
17a…孔
18…フライホイール
23…吸入チャンバ
27…吐出チャンバ
J1,J2,J3,J4,J5…軸受
O1…入力軸の軸心
O2…後方軸の軸心
O3…カム軸の軸心
O4A,O4B…ピストン受け部の中心
Claims (13)
- ケースの一方端に回転自在に支持され、前記ケースの外部から伝達される駆動力により回転させられる入力軸と、
前記ケースの他方端に回転自在に支持され、前記入力軸と同心の後方軸と、
前記入力軸および後方軸の軸心を挟んで、この軸心と垂直な方向に互いに対向して配置された2つで1組のシリンダと、
前記2つで1組のシリンダにそれぞれ摺動自在な2つのピストンヘッドを有し、これら2つのピストンヘッドを互いに一体に動作可能にピストン軸で連結したピストン部と、
カム軸の外周にこのカム軸の軸心に対して偏心したピストン受け部が形成され、前記カム軸は前記入力軸および後方軸に、これら入力軸および後方軸の軸心に対して偏心させて回転自在に支持され、かつ前記ピストン受け部は前記ピストン部に対して回転自在とされた偏心カムとを備え、
前記入力軸が回転することで、前記2つで1組のシリンダの各ピストンヘッドが進退する圧縮機用シリンダ装置であって、
前記偏心カムの回転バランスをとるためのバランスウェイトを、前記偏心カムに対して前記入力軸側または前記後方軸側の1箇所に設けたことを特徴とする圧縮機用シリンダ装置。 - 請求項1に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記2つで1組のシリンダを2組有する圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項1または請求項2に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトは、前記入力軸または後方軸と一体に回転する圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項3に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記入力軸または後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転する軸は、この軸の軸心と同心の第1円筒面部と、前記軸心に対して偏心した第2円筒面部とを有し、これら第1円筒面部および第2円筒面部のうちのいずれか一方の円筒面部の外周に前記バランスウェイトに設けられた孔を嵌合させ、かつもう一方の円筒面部の外周面に前記バランスウェイトを接触させることで、前記バランスウェイトを回転不能に固定した圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項4に記載の圧縮機用シリンダ装置おいて、前記バランスウェイトの孔は、前記第1円筒面部および第2円筒面部の少なくともいずれかに圧入されている圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトは、このバランスウェイトの一部、または前記入力軸および後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転する軸の一部を塑性変形させることで、前記入力軸および後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転する軸に対して前記バランスウェイトの軸方向の位置ずれを拘束した圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトは、前記入力軸または後方軸と別体であり、焼結加工または冷鍛加工によって成形される圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトは、前記入力軸または後方軸と別体であり、焼結加工または冷鍛加工によって後加工無しに成形される圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記入力軸および後方軸のうちの前記バランスウェイトが一体に回転しない方の軸に、この軸の慣性モーメントを増加させるフライホイールを設けた圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項9に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記バランスウェイトを前記後方軸と一体回転するように設け、かつ前記フライホイールを前記入力軸に一体回転するように設けた圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記入力軸と前記偏心カムのカム軸の間、および前記後方軸と前記偏心カムのカム軸の間に軸受を介在させた圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記各シリンダが吸入する気体を集める1つの吸入チャンバを設けると共に、前記各シリンダから吐出される気体を集める1つの吐出チャンバを設けた圧縮機用シリンダ装置。
- 請求項12に記載の圧縮機用シリンダ装置において、前記吸入チャンバおよび吐出チャンバを、前記ケース内における前記入力軸および後方軸の軸心方向の互いに反対側の位置に分散して配置した圧縮機用シリンダ装置。
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