JP4347684B2 - 水平対向型圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば空気、冷媒等の圧縮や真空ポンプ等に用いて好適な水平対向型圧縮機に関する。
一般に、水平対向型圧縮機は、複数個のシリンダをクランク軸の径方向で対向するように配置したものであり、このような圧縮機には、水平対向型の往復動機構が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭49−57208号公報
この種の従来技術による往復動機構は、クランクケース等の支持部材に軸受を介して回転可能に設けられたクランク軸と、該クランク軸により駆動されて空気、冷媒等を圧縮する2個の圧縮部とにより構成されている。
ここで、クランク軸には、180°の位相差をもつ2箇所の偏心部が形成され、これらの偏心部は、クランク軸の回転軸線から等しい離間寸法をもって離間(偏心)している。また、2個の圧縮部は、シリンダ内に往復動可能に挿嵌されたピストンを有し、これら1対のピストンは、連接棒を介してクランク軸の各偏心部にそれぞれ1個ずつ連結されている。
そして、このような往復動機構を圧縮機に用いる場合には、各ピストンがクランクケースに設けられた2個のシリンダ内にそれぞれ往復動可能に挿嵌されることにより、水平対向2気筒型の圧縮機を構成するものである。
このように構成することで、水平に対向した一対のピストンを通じてクランク軸にかかる力が互いに逆方向の同じ大きさとなることから、クランク軸にかかる力をキャンセルすることができる。
また、他の従来技術としては、クランク軸の径方向の両側にシリンダをそれぞれ2個ずつ配置した水平対向4気筒型の圧縮機も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭56−141083号公報
この場合、駆動軸には、この駆動軸に設けられた2箇所の偏心カム部にそれぞれ1個のピストンが連結されている。そして、これらのピストンは、長さ方向の両端側がピストン頭部となった双頭状のピストンとして形成され、これらのピストン頭部は、互いに対向する2個のシリンダ内にそれぞれ挿嵌されている。
また、ピストンの長さ方向中間部位には、駆動軸の軸方向に延びる非円形の貫通孔が設けられ、この貫通孔内には、駆動軸の偏心カム部がスライダ(摺動部材)等を介して回転可能に挿嵌されている。
これにより、駆動軸が回転するときには、偏心カム部がピストンの貫通孔内でクランク軸の離間寸法と等しい偏心量をもって回転し、その回転がピストンの往復動に変換される。この結果、各ピストンのピストン頭部が両側のシリンダ内でそれぞれ往復動し、空気、冷媒等の圧縮動作を行う構成となっている。
ところで、上述した特許文献1の従来技術では、水平に対向した一対のピストンが同時に上死点に到るため、このときにクランク軸を回転させるモータの負荷(圧縮仕事)が最大となる。従って、この負荷に打ち勝つ駆動トルクを有するモータを使用しなければならないが、一対のピストンが上死点に到るのは1回転当たり1回だけであり、その余の工程ではこのような大きな駆動トルクを必要としないことから、非効率なモータ使用になっているという問題点がある。
また、特許文献2の従来技術では、双頭状のピストンを用い、その貫通孔内で駆動軸の偏心カム部を回転させる構成としている。しかし、駆動軸の偏心カム部が偏心運動してピストンを往復動させるが、この往復動方向と直角方向においては偏心カム部が偏心運動するのを阻害しないように上記貫通孔が逃げを持つ必要がある。このため、上記貫通孔は、往復動方向とは直角方向に長くなった非円形形状をしており、この形状に対応した特殊なスライダ(摺動部材)を使用しなければならず、市販の軸受け等を使用することができない。
また、上記貫通孔およびスライダは上記のような特殊な形状のため、駆動軸が回転した際に、その偏心カム部がスライダに部分的にしか当接しない。従って、この部分に繰り返し集中的に大きな力がかかるため、耐久性が損なわれるという問題点がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、各圧縮部の間で慣性力、遠心力等のバランスをとることができ、モータの使用効率を向上できると共に、耐久性をもたせることができるようにした水平対向型圧縮機を提供することにある。
上述した課題を解決するために請求項1の発明は、軸方向両側で回転軸線上に位置する軸受取付部、該各軸受取付部から軸方向に延びつつ径方向に屈曲した屈曲部及び軸方向の中間位置を挟んで180°の位相差を有すると共に回転軸線に対して径方向の離間寸法が互いに等しくされて各屈曲部に接続形成された第1,第2の偏心部を有しモータによって駆動されるクランク軸と、シリンダ内に往復動可能に挿嵌されたピストンを有し該ピストンが連接棒を介して前記クランク軸の第1,第2の偏心部に複数個ずつ連結された圧縮部とを備え、前記各圧縮部は、前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から第1の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第1の偏心部に軸受を介して連結された第1の圧縮部と、前記クランク軸を中心として該第1の圧縮部と径方向の反対側に設けられ前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から第2の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第1の偏心部に軸受を介して連結された第2の圧縮部と、前記第1の圧縮部と径方向の反対側に設けられ前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から前記第1の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第2の偏心部に軸受を介して連結された第3の圧縮部と、前記第2の圧縮部と径方向の反対側に設けられ前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から前記第2の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第2の偏心部に軸受を介して連結された第4の圧縮部とにより構成し、前記第1,第3の圧縮部は前記シリンダの内径及び前記ピストンのストロークを互いに等しく形成し、前記第2,第4の圧縮部は前記シリンダの内径及び前記ピストンのストロークを互いに等しく形成する構成を採用している。
また、請求項2の発明によると、第1,第3の圧縮部と第2,第4の圧縮部とは、シリンダの内径を互いに異ならしめる構成としている。
また、請求項3の発明によると、第1,第3の圧縮部は、シリンダの内径を第2,第4の圧縮部よりも大きく形成し、第1,第3の圧縮部の吐出側を第2,第4の圧縮部の吸込側に接続し、第2,第4の圧縮部の吐出側を貯留タンクに接続して4気筒2段圧縮機を構成している。
さらに、請求項4の発明では、連接棒がクランク軸の中間位置から第3の軸方向寸法だけ離れた位置で第1の偏心部に連結された第5の圧縮部を設け、第5の圧縮部と径方向の反対側に位置し連接棒がクランク軸の中間位置から第3の軸方向寸法だけ離れた位置で第2の偏心部に連結された第6の圧縮部を設け、第5,第6の圧縮部はシリンダの内径及びピストンのストロークを互いに等しく形成する構成としている。
請求項1の発明によれば、第1,第3の圧縮部を、クランク軸の中間位置に対して径方向及び軸方向に対称となる位置(即ち、中間位置に対して点対称となる位置)で第1,第2の偏心部に連結することができる。また、第2,第4の圧縮部は、クランク軸の中間位置に対して点対称となり、かつ第1,第3の圧縮部と往復動作が逆位相となる位置で第1,第2の偏心部に連結することができる。
この場合、クランク軸の第1の偏心部には、第1,第2の圧縮部の連接棒を軸方向の異なる位置に軸受を介して連結でき、第2の偏心部には、第3,第4の圧縮部の連接棒を軸方向の異なる位置に軸受を介して連結することができる。これにより、軸受として市販されているものを使用することができ、設計自由度及び耐久性を向上させることができる。
また、このように各圧縮部を配置した上で、第1,第3の圧縮部と第2,第4の圧縮部とからなる2組の圧縮部では、各組毎にシリンダの内径及びピストンのストロークを等しくしているので、各組を構成する圧縮部同士によってクランク軸に加わる径方向の荷重を打消すことができ、クランク軸の1回転を通じて荷重の変動を低減することができる。従って、クランク軸の振動、騒音等を抑制できると共に、その耐久性を高めることができる。
また、第1,第3の圧縮部と第2,第4の圧縮部とは、クランク軸の中間位置に対して対称に配置された状態で、吸込行程と圧縮行程とを互いに逆位相で1/2回転毎に行うことができるから、クランク軸の1回転を通じて1次及び2次の慣性力や遠心力のバランスをとることができる。これにより、ピストンの往復動による振動、騒音等を抑えることができる。
また、モータによりクランク軸を回転駆動した際に、モータの負荷(圧縮仕事)を2気筒ずつに分けて1/2回転毎に分散することができる。これにより、例えば圧縮機全体として一定量の圧縮仕事を行うときに、モータに要求される駆動トルクの最大値を小さくし、モータを効率的に使用することができ、また小型で安価な仕様のモータを用いることができる。
また、請求項2の発明によれば、第1,第3の圧縮部と第2,第4の圧縮部との間でシリンダの内径を異なる大きさに形成した状態でも、互いに対称位置にある第1,第3の圧縮部が同じシリンダ径を有し、第2,第4の圧縮部が同じシリンダ径を有しているので、各圧縮部間のバランスをとることができる。
これにより、例えば大径なシリンダを有する第1,第3の圧縮部と、小径なシリンダを有する第2,第4の圧縮部とを直列に接続して4気筒2段圧縮機を構成したり、これらを別々に使用して2種類の吐出圧をもつ圧縮機を構成することができ、圧縮機を多様化することができる。
また、請求項3の発明によれば、大径なシリンダを有する第1,第3の圧縮部と、小径なシリンダを有する第2,第4の圧縮部とを接続して4気筒2段圧縮機を構成することができ、圧縮機の適用範囲を広げることができる。
さらに、請求項4の発明によれば、第1ないし第4の圧縮部に加えて、第5,第6の圧縮部を対称に配置することができる。これにより、水平対向6気筒型の圧縮機を構成することができ、その設計自由度を高め、小型で低騒音な圧縮機を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態による水平対向型圧縮機を、添付図面に従って詳細に説明する。
ここで、図1ないし図10は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、水平対向4気筒型の空気圧縮機を例に挙げて述べる。
1は水平対向4気筒型の空気圧縮機で、該空気圧縮機1は、例えば箱形状の金属ケース等からなるクランクケース2と、後述のクランク軸3、圧縮部6,21,25,29等により構成されている。
3はクランクケース2に主軸受4を介して回転可能に設けられたクランク軸で、該クランク軸3は、例えば電動モータ等の動力源(図示せず)により回転軸線O−Oを中心として回転駆動されるものである。
そして、クランク軸3は、図1ないし図3に示す如く、その軸方向両側で回転軸線O−O上に位置して外周側に主軸受4が取付けられる軸受取付部3Aと、該各軸受取付部3Aからクランクケース2内に向けて軸方向に延びつつ径方向に屈曲した屈曲部3Bと、該各屈曲部3Bの先端側にそれぞれ接続して設けられた第1,第2の偏心部3C,3Dと、これらの偏心部3C,3D間の中間位置に連結された中間連結部3Eと、クランクケース2の外部に突出したプーリ取付部3Fとにより構成されている。
ここで、第1の偏心部3Cは、軸線O1−O1を中心とする円柱状に形成され、、第2の偏心部3Dは、軸線O2−O2を中心とする円柱状に形成されている。そして、偏心部3C,3Dは、左,右の軸受取付部3A間の中間位置M(以下、クランク軸3の中間位置Mという)を挟んで軸方向の両側に配置され、回転軸線O−Oに対して互いに等しい離間寸法δだけ径方向に離間(偏心)している。この場合、偏心部3C,3Dは、クランク軸3の径方向の両側に偏心し、その回転方向に対して180°の位相差を有している。
また、偏心部3C,3Dの外径Dは、軸受取付部3Aの外径dよりも大径に形成され(D>d)、軸受取付部3A、屈曲部3B及びプーリ取付部3Fは、偏心部3C,3Dよりも小径に形成されている。これにより、偏心部3C,3Dには、後述の大端部軸受18をクランク軸3の端部側から挿通して容易に嵌合できる構成となっている。一方、プーリ取付部3Fには、電動モータ等の図示しないモータにより回転駆動されるプーリ5が取付けられ、クランク軸3はプーリ5を介して回転駆動される。
6は空気圧縮機を構成する第1の圧縮部を示し、該第1の圧縮部6は、後述のシリンダ7、ピストン16、連接棒17等により構成されている。そして、圧縮部6は、クランク軸3により連接棒17を介してピストン16が駆動され、該ピストン16がシリンダ7内を往復動することにより、後述の吸込口14から空気を吸込んで圧縮し、吐出口15から圧縮空気を吐出するものである。
7はクランクケース2の外面側に立設された筒状のシリンダで、該シリンダ7の内周側は、内径Aを有する円形穴(シリンダボア)として形成されている。また、シリンダ7の先端側には、弁板8を介してシリンダヘッド9が搭載され、該シリンダヘッド9内には、吸込室10と吐出室11とが画成されている。また、弁板8には、シリンダ7内と吸込室10との間を連通,遮断する吸込弁12と、シリンダ7内と吐出室11との間を連通,遮断する吐出弁13とが取付けられている。さらに、シリンダヘッド9には、吸込室10に連通する吸込口14と、吐出室11に連通する吐出口15とが設けられている。
16はシリンダ7内に往復動可能に挿嵌されたピストンで、該ピストン16は、クランク軸3により後述の連接棒17を介して駆動され、上死点と下死点との間でストロークSをもって往復動する。この場合、ピストン16のストロークSは、クランク軸3の偏心部3Cの離間寸法δに応じて設定されている。
17はクランク軸3とピストン16との間を連結する連接棒で、該連接棒17は、棒状の金属材料等により形成され、その一端側は大径な筒状をなす大端部17Aとなり、他端側が小径な筒状をなす小端部17Bとなっている。
そして、連接棒17の大端部17Aは、例えば市販の玉軸受等からなる大端部軸受18を介してクランク軸3の第1の偏心部3Cに回転可能に取付けられ、この取付位置は、クランク軸3の中間位置Mから第1の軸方向寸法L1だけ離れている。また、連接棒17の小端部17Bは、ピストン16に取付けられたピストンピン19の外周側にスリーブ20を介して回転可能に取付けられている。
次に、21はクランク軸3を中心として第1の圧縮部6と径方向の反対側に設けられた第2の圧縮部を示し、該第2の圧縮部21は、圧縮部6とほぼ同様に構成され、内径Aのシリンダ22と、ストロークSをもって往復動するピストン23と、大端部24Aと小端部24Bとが形成された連接棒24とを備えている。
ここで、連接棒24の大端部24Aは、クランク軸3の中間位置Mから第2の軸方向寸法L2だけ離れた位置で、大端部軸受18を介して第1の偏心部3Cに回転可能に取付けられ、この軸方向寸法L2は、圧縮部6の軸方向寸法L1よりも小さく設定されている(L1>L2)。これにより、クランク軸3の偏心部3Cには、第1,第2の圧縮部6,21の連接棒17,24が軸方向の異なる位置に並んで連結され、そのピストン16,23は互いに逆位相で往復動する。
25は第1の圧縮部6と径方向の反対側に設けられた第3の圧縮部を示し、該第3の圧縮部25は、圧縮部6とほぼ同様に構成され、内径Aのシリンダ26と、ストロークSをもって往復動するピストン27と、大端部28Aと小端部28Bとが形成された連接棒28とを備えている。
そして、連接棒28の大端部28Aは、大端部軸受18を介してクランク軸3の第2の偏心部3Dに回転可能に取付けられ、この取付位置は、クランク軸3の中間位置Mから前述した軸方向寸法L1だけ離れている。
即ち、第1,第3の圧縮部6,25は、クランク軸3を挟んで径方向に離間すると共に、その中間位置Mに対して軸方向両側の等しい位置で偏心部3C,3Dにそれぞれ連結され、かつシリンダ7,26の内径A(断面積)及びピストン16,27のストロークSが互いに等しく形成されている。
29は第2の圧縮部21と径方向の反対側に設けられた第4の圧縮部を示し、該第4の圧縮部29は、圧縮部21とほぼ同様に構成され、内径Aのシリンダ30と、ストロークSをもって往復動するピストン31と、大端部32Aと小端部32Bとが形成された連接棒32とを備えている。
そして、連接棒32の大端部32Aは、大端部軸受18を介してクランク軸3の第2の偏心部3Dに回転可能に取付けられ、この取付位置は、クランク軸3の中間位置Mから前述した軸方向寸法L2だけ離れている。これにより、クランク軸3の偏心部3Dには、第3,第4の圧縮部25,29の連接棒28,32が軸方向の異なる位置に並んで連結され、そのピストン27,31は互いに逆位相で往復動する。
一方、第2,第4の圧縮部21,29に着目すると、これらはクランク軸3を挟んで径方向に離間すると共に、その中間位置Mに対して軸方向両側の等しい位置で偏心部3C,3Dにそれぞれ連結され、かつシリンダ22,30の内径A及びピストン23,31のストロークSが互いに等しく形成されている。
このように、本実施の形態では、図5に示す如く、第1,第3の圧縮部6,25がクランク軸3の中間位置Mに対して径方向及び軸方向に対称となる位置(即ち、中間位置Mに対して点対称となる位置)で偏心部3C,3Dに連結され、ピストン16,27が互いに等しい断面積とストロークSとをもって同位相で往復動する。また、第2,第4の圧縮部21,29は、中間位置Mに対して点対称となり、かつ第1,第3の圧縮部6,25と往復動作が逆位相となる位置で偏心部3C,3Dに連結され、ピストン23,31が互いに等しい断面積とストロークSとをもって同位相で往復動する。
このため、圧縮機の運転時には、後述の図7ないし図10に示す如く、各ピストンからクランク軸3に加わる径方向の荷重を、各圧縮部6,21,25,29の間で打消しつつ、1次及び2次の慣性力や遠心力のバランスをとることができると共に、径方向の荷重や電動モータの負荷(圧縮仕事)をクランク軸3の1/2回転毎に分散できる構成となっている。
一方、各圧縮部6,21,25,29の吐出口15は、図4に示す如く、貯留タンクとしてのエアタンク33にそれぞれ接続されている。そして、これらの圧縮部は、個々の吸込口14から吸込んだ空気を圧縮し、吐出口15から圧縮空気を吐出することにより、これをエアタンク33に貯留する構成となっている。
本実施の形態による空気圧縮機1は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、例えば電動モータ等によりクランク軸3が回転駆動されると、その偏心部3C,3Dの回転がピストン16,23,27,31の往復動に変換され、これらのピストンは、シリンダ7,22,26,30内で上死点と下死点の間を往復動する。これにより、圧縮部6,21,25,29では、クランク軸3が1回転するときに、吸込行程と圧縮行程とを1/2回転毎に交互に行う。
そして、第1の圧縮部6を例に挙げて述べると、吸込行程では、ピストン16が上死点から下死点に向けて変位し、吸込弁12が開弁して吐出弁13が閉弁することにより、空気が吸込室10からシリンダ7内に吸込まれる。また、圧縮行程では、ピストン16が下死点から上死点に向けて変位することにより、吸込弁12が閉弁してシリンダ7内の空気が圧縮される。そして、ピストン16が上死点の近傍に達すると、吐出弁13が開弁し、シリンダ7内の圧縮空気が吐出口15からエアタンク33に向けて吐出される。
また、第1,第3の圧縮部6,25では、図6に示す如く、ピストン16,27が同じ位置で往復動することにより、吸込行程及び圧縮行程が同位相で行われ、第2,第4の圧縮部21,29でも同様に、ピストン23,31が同じ位置で往復動することにより、吸込行程及び圧縮行程が同位相で行われる。そして、圧縮部6,25と圧縮部21,29との間では各行程が互いに逆位相となる。
このため、クランク軸3が1回転するときには、圧縮部6,25及び圧縮部21,29の圧縮行程が1/2回転毎に交互に行われ、クランク軸3には、該当する圧縮部から径方向の荷重が加わる。しかし、各圧縮部は、シリンダ7,22,26,30の内径A及びピストン16,23,27,31のストロークSがそれぞれ等しいので、クランク軸3には、図7に示す如く、径方向両側のピストン16,27(またはピストン23,31)からほぼ同じ大きさで逆向きの荷重が加わるようになり、これらの荷重を加算した合力は、図8に示すようになる。
これにより、圧縮部6,25間、及び圧縮部21,29間でクランク軸3に加わる径方向の荷重をそれぞれ打消すことができると共に、その1回転を通じて荷重の変動を小さくすることができる。従って、クランク軸3の振動やこれに伴う騒音等を抑制できると共に、偏心部3C,3D、主軸受4等の耐久性を高めることができる。
また、ピストン16,27とピストン23,31とからなる2組のピストンは、図5に示す如く、それぞれの組がクランク軸3の中間位置Mに対して対称となる位置で互いに平行な軌跡をもって往復動し、上死点と下死点との間で同じ位置を保持すると共に、互いに逆位相で変位する。
このため、圧縮機1の運転時には、クランク軸の1回転を通じて1次及び2次の慣性力や遠心力のバランスをとることができる。また、図5において、紙面上方からみたときに中間点Mを中心に時計・反時計方向に偶力が生じるが、1回転中においては、時計方向の偶力と反時計方向の偶力とが交互に生じる。このため、これらの偶力は互いにキャンセルし合うので、中間点Mを中心として圧縮機全体を一方向に回転させるような偶力が発生するようなことはない。従って、ピストン16,23,27,31の往復動による振動、騒音等を抑えることができる。これにより、従来技術のようなバランサ等が不要となり、圧縮機全体を小型、軽量化できると共に、バランスのよい低騒音型の圧縮機を実現することができる。
一方、圧縮部6,25と圧縮部21,29の圧縮行程がクランク軸3の1/2回転毎に交互に行われると、モータの駆動トルク(負荷)は、図9に示す如く、これと同じ周期で1/2回転毎に増大し、該当する圧縮部では、図10中に実線で示すように、同じく1/2回転毎に圧縮仕事が行われる。
このような圧縮仕事を行う場合の比較例として、例えば特許文献1の従来技術に記載された2気筒圧縮機について説明すると、この比較例の圧縮機では、図10中に仮想線で示す如く、クランク軸の1回転に1度の割合で全体の圧縮仕事が行われる。このため、比較例では、例えば一定量の圧縮仕事を行う場合に、モータに大きな駆動トルクが必要となり、しかも駆動トルクがクランク軸の回転に応じて大きく変動するようになる。
これに対し、本実施の形態では、モータの負荷(圧縮仕事)を2気筒ずつに分けて1/2回転毎に分散することができる。これにより、一定量の圧縮仕事に対してモータに要求される駆動トルクの最大値を小さくすることができ、小型で安価な仕様の電動モータ等を用いることができる。また、クランク軸3が1回転するときにモータの出力変動を抑えることができ、モータに通電する電流の制御を効率よく行うことができる。
かくして、本実施の形態によれば、第1,第3の圧縮部6,25をクランク軸3の中間位置Mを挟んで第1の軸方向寸法L1だけ離れた位置で偏心部3C,3Dに連結し、第2,第4の圧縮部21,29をクランク軸3の中間位置Mを挟んで第2の軸方向寸法L2だけ離れた位置で偏心部3C,3Dに連結すると共に、シリンダ7,22,26,30の内径A及びピストン16,23,27,31のストロークSをそれぞれ等しく形成する構成としている。
これにより、第1,第3の圧縮部6,25をクランク軸の中間位置Mに対して点対称となる位置に配設でき、第2,第4の圧縮部21,29は、中間位置Mに対して点対称となり、かつ圧縮部6,25と往復動作が逆位相となる位置に配設することができる。
この場合、クランク軸3の偏心部3Cには、圧縮部6,21の連接棒17,24を軸方向の異なる位置に連結でき、他の偏心部3Dには、圧縮部25,29の連接棒28,32を軸方向の異なる位置に連結することができる。これにより、各圧縮部を対称に配置した状態でも、ピストン16,23(ピストン27,31)の軸方向位置を僅かにずらして個々の連接棒17,24,28,32をクランク軸2に連結でき、十分な大きさのストロークSを容易に確保することができる。このため、従来技術のようにピストンのストロークが寸外径法等によって制限されるのを防止でき、圧縮性能を高め、設計自由度を向上させることができる。
そして、このように各圧縮部を対称に配置した上で、圧縮部6,25、圧縮部21,29毎にシリンダの内径A及びピストンのストロークSをそれぞれ等しくしているので、前述したようにバランサ等が必要なくなり、振動、騒音等の少ない小型軽量の圧縮機を実現することができる。
また、クランク軸3は、4個の圧縮部6,21,25,29を2箇所の偏心部3C,3Dによって駆動できるので、例えば水平対向4気筒型の自動車用エンジン等のように、各気筒に対応した4個の偏心部をクランク軸に設ける必要がなくなり、クランク軸の構造を簡略化できると共に、その部品加工、組立作業等を容易に行うことができる。
さらに、クランク軸3は、偏心部3C,3Dの外径Dと比較して軸受取付部3A、屈曲部3B、プーリ取付部3Fの外径(外径d等)を小さく形成し、屈曲部3Bを大端部軸受18が通過できるように緩やかな屈曲形状としたので、圧縮機の組立時には、クランク軸3の端部側から大端部軸受18を挿通して偏心部3C,3Dに容易に嵌合させることができる。これにより、大端部軸受18として、分割式の軸受(割り軸受)等を用いる必要がなくなり、部品点数やコストを低減できると共に、組立作業を効率よく行うことができる。
次に、図11及び図12は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、第1,第3の圧縮部と第2,第4の圧縮部との間でシリンダを異なる内径に形成し、4気筒2段圧縮機を構成したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
41は水平対向4気筒型の空気圧縮機で、該空気圧縮機41は、第1の実施の形態とほぼ同様に、クランクケース2、クランク軸3、第1,第3の圧縮部6,25と、第2,第4の圧縮部42,45とにより大略構成されている。しかし、圧縮部42,45は、第1の実施の形態と比較してシリンダ43,46の内径Bが小さく形成され、圧縮部6,25のシリンダ7,26の内径Aは、これらの内径Bよりも大きくなっている(A>B)。
ここで、第2の圧縮部42は、第1の実施の形態とほぼ同様に、内径Bのシリンダ43と、ストロークSをもって往復動するピストン44と、連接棒24とを備えている。また、第4の圧縮部45は、内径Bのシリンダ46と、ストロークSを有するピストン47と、連接棒32とを備えている。
また、第1,第3の圧縮部6,25の吐出口15は、図12に示す如く、逆止弁48を介して第2,第4の圧縮部42,45の吸込口14にそれぞれ直列に接続され、第2,第4の圧縮部42,45の吐出口15は、エアタンク33に接続されている。
これにより、空気圧縮機41は、空気を2段階で圧縮する4気筒2段圧縮機として構成され、その運転時には、まず低圧側の圧縮部6,25により空気を吸込んで圧縮した後に、この圧縮空気を高圧側の圧縮部42,45により吸込んでさらに圧縮し、高圧の圧縮空気をエアタンク33に向けて吐出するものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、圧縮部6,25の内径Aを圧縮部42,45の内径Bよりも大きく形成し、これらを直列に接続する構成としたので、各圧縮部の間で慣性力等のバランスを保持しつつ、4気筒2段式の空気圧縮機41を構成することができ、圧縮機を多様化して適用範囲を広げることができる。
次に、図13は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、前記第2の実施の形態と同様の圧縮部により4気筒1段圧縮機を構成したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
51は水平対向4気筒型の空気圧縮機で、該空気圧縮機51は、第2の実施の形態とほぼ同様に、クランクケース、クランク軸(いずれも図示せず)と、第1,第3の圧縮部6,25と、第2,第4の圧縮部42′,45′とにより大略構成され、圧縮部6,25のシリンダの内径は、圧縮部42′,45′の内径よりも大きく形成されている。
しかし、圧縮部6,25及び圧縮部42′,45′の吐出口15は、第1の実施の形態とほぼ同様に、エアタンク33にそれぞれ接続され、4気筒1段圧縮機を構成している。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、例えば圧縮部6,25と圧縮部42′,45′とによって2種類の吐出圧をもつ空気圧縮機51を構成することができ、圧縮機を多様化することができる。
次に、図14は本発明による第4の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、6気筒型の圧縮機に適用したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
61は水平対向6気筒型の空気圧縮機で、該空気圧縮機61は、第1の実施の形態とほぼ同様のクランクケース(図示せず)、クランク軸3、第1ないし第4の圧縮部6,21,25,29と、後述する第5,第6の圧縮部62,66とにより構成されている。
ここで、第5の圧縮部62は、圧縮部6とほぼ同様に構成され、シリンダ63、ピストン64及び連接棒65を有している。また、第6の圧縮部66は、第5の圧縮部62と径方向の反対側に配設され、シリンダ67、ピストン68及び連接棒69を有している。
そして、圧縮部62,66は、圧縮部6,21,25,29と同様に、シリンダ63,67が互いに等しい内径Aをもって形成され、ピストン64,68が互いに等しいストロークSを有している。また、圧縮部62の連接棒65は、クランク軸3の中間位置Mから第3の軸方向寸法L3だけ離れた位置で第1の偏心部3Cに連結され、圧縮部66の連接棒69は、クランク軸3の中間位置Mから軸方向寸法L3だけ離れた位置で第2の偏心部3Dに連結されている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、水平対向6気筒型の空気圧縮機61を構成することができ、その設計自由度を高め、小型で低騒音な圧縮機を実現することができる。
なお、前記実施の形態では、水平対向型圧縮機として4気筒型及び6気筒型の空気圧縮機を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば8気筒以上の偶数気筒を備えた圧縮機に適用してもよく、また冷媒を圧縮する冷媒圧縮機等に適用してもよい。
また、前記実施の形態では、クランク軸3は軸受取付部3A間において、中間点Mを中心に全て対称形状に構成した。しかし、本発明はこれに限らず、バランスの影響度合が少ない屈曲部3B等については、設計上の都合等により若干非対称な形状として構成してもよい。
本発明の第1の実施の形態による水平対向4気筒型の空気圧縮機を示す断面図である。 クランクケース内を拡大して示す図1中の要部拡大断面図である。 図1中のクランク軸を単体で示す拡大図である。 空気圧縮機の各圧縮部の接続状態を示す構成図である。 各圧縮部の寸法及び位相差の関係を示す説明図である。 クランク軸の回転角と各ピストンの位置との関係を示す特性線図である。 クランク軸の回転角とクランク軸に加わる径方向荷重との関係を示す特性線図である。 クランク軸の回転角と各圧縮部の径方向荷重の合力との関係を示す特性線図である。 クランク軸の回転角とモータの駆動トルクとの関係を示す特性線図である。 クランク軸の回転角と各圧縮部の圧縮仕事との関係を示す特性線図である。 本発明の第2の実施の形態による水平対向4気筒型の空気圧縮機を示す断面図である。 空気圧縮機の各圧縮部により4気筒2段圧縮機を構成した状態を示す構成図である。 本発明の第3の実施の形態による4気筒1段圧縮機を示す構成図である。 本発明の第4の実施の形態による水平対向6気筒型の空気圧縮機を示す説明図である。
符号の説明
1,41,51,61 空気圧縮機(水平対向圧縮機)
2 クランクケース
3 クランク軸
3A 軸受取付部
3B 屈曲部
3C,3D 偏心部
3E 中間連結部
3F プーリ取付部
6 第1の圧縮部
7,22,26,30,43,46,63,67 シリンダ
16,23,27,31,44,47,64,68 ピストン
17,24,28,32,65,69 連接棒
21,42,42′ 第2の圧縮部
25 第3の圧縮部
29,45,45′ 第4の圧縮部
33 エアタンク(貯留タンク)
62 第5の圧縮部
66 第6の圧縮部
O−O 回転軸線
M 中間位置
δ 離間寸法
A,B 内径
S ストローク
L1 第1の軸方向寸法
L2 第2の軸方向寸法
L3 第3の軸方向寸法

Claims (4)

  1. 軸方向両側で回転軸線上に位置する軸受取付部、該各軸受取付部から軸方向に延びつつ径方向に屈曲した屈曲部及び軸方向の中間位置を挟んで180°の位相差を有すると共に前記回転軸線に対して径方向の離間寸法が互いに等しくされて前記各屈曲部に接続形成された第1,第2の偏心部を有しモータによって駆動されるクランク軸と、シリンダ内に往復動可能に挿嵌されたピストンを有し該ピストンが連接棒を介して前記クランク軸の第1,第2の偏心部に複数個ずつ連結された圧縮部とを備え、
    前記各圧縮部は、
    前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から第1の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第1の偏心部に軸受を介して連結された第1の圧縮部と、
    前記クランク軸を中心として該第1の圧縮部と径方向の反対側に設けられ前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から第2の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第1の偏心部に軸受を介して連結された第2の圧縮部と、
    前記第1の圧縮部と径方向の反対側に設けられ前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から前記第1の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第2の偏心部に軸受を介して連結された第3の圧縮部と、
    前記第2の圧縮部と径方向の反対側に設けられ前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から前記第2の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第2の偏心部に軸受を介して連結された第4の圧縮部とにより構成し、
    前記第1,第3の圧縮部は前記シリンダの内径及び前記ピストンのストロークを互いに等しく形成し、
    前記第2,第4の圧縮部は前記シリンダの内径及び前記ピストンのストロークを互いに等しく形成する構成としてなる水平対向型圧縮機。
  2. 前記第1,第3の圧縮部と前記第2,第4の圧縮部とは、前記シリンダの内径を互いに異ならしめる構成としてなる請求項1に記載の水平対向型圧縮機。
  3. 前記第1,第3の圧縮部は、前記シリンダの内径を前記第2,第4の圧縮部よりも大きく形成し、前記第1,第3の圧縮部の吐出側を前記第2,第4の圧縮部の吸込側に接続し、前記第2,第4の圧縮部の吐出側を貯留タンクに接続して4気筒2段圧縮機を構成してなる請求項1に記載の水平対向型圧縮機。
  4. 前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から第3の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第1の偏心部に連結された第5の圧縮部を設け、
    前記第5の圧縮部と径方向の反対側に位置し前記連接棒が前記クランク軸の中間位置から前記第3の軸方向寸法だけ離れた位置で前記第2の偏心部に連結された第6の圧縮部を設け、
    前記第5,第6の圧縮部は前記シリンダの内径及び前記ピストンのストロークを互いに等しく形成してなる請求項1,2または3に記載の水平対向型圧縮機。
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