JP6177566B2 - 往復動圧縮機 - Google Patents

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Description

この発明は、入力軸の回転をシリンダ内のピストンの往復運動に変換するレシプロ式の往復動圧縮機に関する。
圧縮機の駆動方式として、カム軸に連繋されたピストンの往復運動により気体の吸引と吐出とを繰り返すレシプロ駆動方式、固定スクロールに対する旋回スクロールを回転させて気体の吸引と吐出とを繰り返すスクロール型のロータリ駆動方式、一対のローラの回転運動により気体の吸引と吐出とを繰り返すローラ型のロータリ駆動方式等が採用されている。
中速回転以下で使用される小型の圧縮機では、高い気密性が要求されることから、上記各駆動方式において気密性で有利なレシプロ駆動方式を採用したものが主流となっている。レシプロ駆動方式である圧縮機の構造が、例えば特許文献1〜5に提案されている。
特許第4872938号公報 特許第4482337号公報 特許第1480190号公報 特開2011−231744号公報 特許第4553977号公報
一般的なレシプロ駆動方式は、振動、騒音が高く、また、エネルギー効率が悪いことなどが問題となる。
前記各提案の圧縮機の構造は、それぞれ以下の問題がある。
特許文献1のものは、4つのシリンダに4つのピストンおよびピストンロッドが必要となり、それぞれを配置するためには入力シャフト軸方向の長さが拡張してしまう。また、円筒形であるピストン中心軸高さが隣り合う位相で異なり、重心のバランスを取ることが困難となる。
特許文献2のものは、2ヘッド式の構造であり、第1ピストンおよびその関連アセンブリの質量と、第2ピストンおよびその関連アセンブリの質量とを同じにしても、回転軸に対してバランスを取ることが難しい。
特許文献3のものは、ピストンヘッド部とシリンダ内の摺動面との摩擦により、ピストンヘッド部に取り付けられるシールカップおよびピストンシリンダが損傷、偏摩耗等を生じ、気密性の劣化および摩耗の増大によって、エネルギー損失が増加する恐れがある。
特許文献4には、2気筒の図が示されているが、この構造では回転軸に対してバランスを取るのが難しい。明細書中に2気筒単段以外にも適用可能であると記載されているが、明確な記述はなく、2気筒の考え方で構成されるバランスウェイトをそれぞれ取り付けても、完全に回転バランスを取ることはできない。
特許文献5のものは、シャフト軸を中心に等速回転運動する回転部品が、シャフト軸の回転運動をピストン組の直線往復運動に変換する。このピストン組の往復運動の不釣合いによる振動、騒音を、回転部品の両端部にそれぞれ配置するバランスウェイトで抑えている。この場合、ピストンを支持する外側ベアリング内に、回転部品を支える内側ベアリングを組み付ける構造のために外側ベアリングが大きくなり、コンプレッサ本体の大きさも拡大する課題がある。
この発明の目的は、装置全体のコンパクト化を図り、重量バランスを取ることができる往復動圧縮機を提供することである。
この発明の往復動圧縮機は、ケースの一方端に回転自在に支持され、前記ケースの外部から伝達される駆動力により回転させられる入力軸と、
前記ケースの他方端に回転自在に支持され前記入力軸と同心で回転運動する後方軸と、
それぞれ前記入力軸および前記後方軸の軸心を挟んでこの軸心と垂直な方向に互いに対向して配置された2つのシリンダ室を有する2つのシリンダ対と、
それぞれ前記各シリンダ対の前記各シリンダ室内に摺動自在に嵌合した2つのピストンおよびこれら2つのピストンを互いに一体に動作可能に連結したピストンロッドを有する複数のピストン部と、
前記入力軸と前記後方軸の間にこれら入力軸および後方軸と一体に回転可能に設けられて前記入力軸および前記後方軸の軸心に対して偏心したカム軸と、
このカム軸の外周にこのカム軸の軸心回りに回転自在に設置されて外周面に前記カム軸の軸心に対して偏心したカム面であるピストン受け部が軸方向に並んで複数設けられた偏心カムとを備え、
この偏心カムの前記各ピストン受け部がそれぞれ前記各ピストン部の前記ピストンロッドの中間に設けられたカム受け面に当接して前記ピストンロッドを進退させ、
前記2つのシリンダ対で順次各段の圧縮を行う2段式の往復動圧縮機であって、
前記入力軸および前記後方軸の軸心の回りの前記各シリンダ対の円周方向位置が互いに異なり、かつ前記2つのシリンダ対は前記軸心の軸方向に前記シリンダ室が重なり範囲を有する配置であり、円周方向に隣合う前記各シリンダ対の圧縮段が互いに異なり、
前記各シリンダ対は、各段毎にピストン径が異なっていて、大径側のシリンダ室の、前記軸心の軸方向範囲内に、小径側のシリンダ室が収まる配置とされたことを特徴とする。
この構成によると、入力軸を駆動源により回転駆動することで、入力軸および後方軸の軸心に対して偏心したカム軸が一体に回転し、カム軸の軸心が旋回する。このため、このカム軸の外周に回転自在に設置された偏心カムは、入力軸および後方軸の軸心を中心として公転しながら、カム軸の軸心回りに自転する。これと共に、偏心カムの各ピストン受け部が、ピストンロッドの中間のカム受け面に当接して前記ピストンロッドを進退させる。したがって、各段の各シリンダ室内でピストンがそれぞれ摺動する。
このように入力軸の回転運動を各段のシリンダ対の往復運動に変換することで、各段のシリンダ対において気体の圧縮および吐出が繰り返し行われる。前段のシリンダ対で圧縮された圧縮気体は、後段のシリンダ対で順次圧縮されて対象機器に送り出される。
前記のように複数のシリンダ対で順次各段の圧縮を行う多段式の往復動圧縮機としたうえで、入力軸および前記後方軸の軸心の回りの各シリンダ対の円周方向位置を互いに異ならせ、さらに円周方向に隣合う前記各シリンダ対の圧縮段を互いに異ならせたため、例えば、2段式の圧縮機等の場合、他の多段式(3段、4段)と比べ、装置全体の重量バランスを取り易くすることができる。装置全体の重量バランスを取ることで、振動の少ない高効率な圧縮機となる。
ところで装置全体のコンパクト化を図るためには、シリンダ室内における圧力上昇によってピストンが受ける荷重を小さくする必要がある。この構成では、複数のシリンダ対で順次各段の圧縮を行う、換言すれば、各段のシリンダ対にわたって圧縮気体を順次送ることで、例えば、単段式の圧縮機等よりも、1つのピストンの圧縮率を小さく設定することができる。これにより、ピストンが受ける荷重を単段式の設計より低減でき、よってピストンを支持する軸受を従来のものより小さくすることができる。さらに複数のシリンダ対は前記軸心の軸方向にシリンダ室が重なり範囲を有する配置としたため、装置全体のコンパクト化を図ることができる。
前記各シリンダ対は、各段毎にピストン径が異なる。この場合、後段側では気圧が高くなっているため、ピストン径を小さくすることで、ピストンに作用する軸方向力を前段側と均等化できる。したがって、複数段にわたる装置全体の重量バランスを容易に取ることができる。
前記往復動圧縮機は2つのシリンダ対を有する2段式とする。
前記対向して配置された2つのシリンダ室を有するシリンダ対を、同じ圧縮段としても良い。この場合、対向する2つのシリンダ室を同一設計にすることができるため、設計が容易になる。
第1段のシリンダ対の圧縮気体出口と、第2段のシリンダ対の圧縮気体入口との間に、中間チャンバを介在させても良い。この場合、第1段のシリンダ対から吐出される圧縮気体を、中間チャンバに吐出する。さらにこの中間チャンバ内の圧縮気体を、第2段のシリンダ対へ吸気することで、冷却効果を高めることができ、効率を向上させることができる。
前記中間チャンバは、第1段の各シリンダ室から圧縮気体がそれぞれ送られる共通のものとしても良い。この場合、第1段の両方のシリンダ室からそれぞれ吐出された圧縮気体を、共通の中間チャンバに入れ、この共通の中間チャンバから第2段の各シリンダ室へそれぞれ吸気する。これにより、第1段の両方のシリンダ室によって生じる圧力差を平準化することができ、よってピストン部を安定して駆動させ得る。したがって、装置全体の重量バランスを保ちつつ、安定した往復運動が可能となる。これらは振動の抑制だけでなく耐久性の向上にも繋がる。
前記中間チャンバをこの往復動圧縮機に一体に設けても良い。この場合、シリンダ室と中間チャンバとを配管接続する手間を省略することができる。
前記各段におけるピストンロッドを互いに仕様が共通の部材としても良い。この場合、部品の兼用性を高め、製造コストの低減を図ることができる。
この発明の往復動圧縮機は、入力軸と、後方軸と、2つのシリンダ対と、複数のピストン部と、カム軸と、偏心カムとを備え、この偏心カムの各ピストン受け部がそれぞれ前記各ピストン部のピストンロッドの中間に設けられたカム受け面に当接して前記ピストンロッドを進退させ、前記2つのシリンダ対で順次各段の圧縮を行う2段式の往復動圧縮機であって、前記入力軸および前記後方軸の軸心の回りの前記各シリンダ対の円周方向位置が互いに異なり、かつ前記2つのシリンダ対は前記軸心の軸方向に前記シリンダ室が重なり範囲を有する配置であり、円周方向に隣合う前記各シリンダ対の圧縮段が互いに異なり、前記各シリンダ対は、各段毎にピストン径が異なっていて、大径側のシリンダ室の、前記軸心の軸方向範囲内に、小径側のシリンダ室が収まる配置とされたため、装置全体のコンパクト化を図り、重量バランスを取ることができる。

この発明の第1の実施形態に係る往復動圧縮機の要部の断面図である。 図1のA−A線断面図である。 (A)は、同往復動圧縮機における第1段の圧縮機構部のピストン部の断面図、(B)は、同ピストン部の平面図である。 (A)は、同往復動圧縮機における第2段の圧縮機構部のピストン部の断面図、(B)は、同ピストン部の平面図である。 同往復動圧縮機の偏心カム等の断面図である。 同往復動圧縮機のシリンダ対の動作を説明する図である。 この発明の他の実施形態に係る往復動圧縮機の要部の断面図である。
この発明の第1の実施形態に係る往復動圧縮機を図1ないし図6と共に説明する。図1は、実施形態に係る往復動圧縮機の要部の断面図であり、図2は図1のA−A線断面図である。この往復動圧縮機は、カム軸付き回転軸1の回転運動をピストンの往復運動に変換する往復動形の圧縮機である。
図1に示すように、この往復動圧縮機は、主に、ケース2と、カム軸付き回転軸1と、各段が往復動形の複数段形の圧縮機構3と、偏心カム13と、前記ケース2内に形成されたチャンバ4(図2)とを有する。ケース2は例えば概略立方体形状に形成され、このケース2に、カム軸付き回転軸1および圧縮機構3がそれぞれ支持される。
図2に示すように、ケース2の一方端および他方端に、それぞれ軸受5を介して、カム軸付き回転軸1が回転自在に支持されている。このカム軸付き回転軸1は、モータまたはエンジン等の駆動源からの駆動力により、直接またはカップリングを介して間接に回転駆動される。なお前記モータのモータ軸と、カム軸付き回転軸1とにわたってベルトまたはチェーン等の動力伝達手段を設け、前記モータからの駆動力を動力伝達手段を介してカム軸付き回転軸1に伝達しても良い。
カム軸付き回転軸1は、入力軸6と、この入力軸6の軸心L1に対して径方向に距離Aだけ偏心したカム軸(換言すればクランク軸)7と、前記入力軸6と同心の後方軸8とを有する。入力軸6にカム軸7を介して後方軸8が固定される。入力軸6の軸方向一端部がケース2の一方端から突出し、このケース2内において、入力軸6の軸方向他端部に、カム軸7の軸方向一端部および第1のバランスウェイト9が固定される。同ケース2内にて、カム軸7の軸方向他端部に、後方軸8の軸方向一端部および第2のバランスウェイト10が固定される。後方軸8の軸方向他端部がケース2の他方端から突出する。第1,第2のバランスウェイト9,10は、カム軸7の回転バランスを取るために設けられる。
これら入力軸6、カム軸7、第1,第2のバランスウェイト9,10、および後方軸8は、この例ではそれぞれ別体として部品間で固定する構造にしているが、この構造に限定されるものではない。例えば、これら入力軸6、カム軸7、第1,第2のバランスウェイト9,10、および後方軸8のうち、少なくともいずれか複数のものを互いに一体に削り出し等で形成しても良い。
圧縮機構3について説明する。
圧縮機構3は、第1段の圧縮機構部3aと、第2段の圧縮機構部3bとを有し、これら圧縮機構部3a,3bは前記軸心に沿って並べて設けられる。各圧縮機構部3a,3bは、互いに対向して配置される2つのシリンダ室12aを有するシリンダ対12と、ピストン部26とを有する。圧縮機構3は、順次、第1段の圧縮機構部3aのシリンダ対12および第2段の圧縮機構部3bのシリンダ対12で各段の圧縮を行う。前記対向して配置される2つのシリンダ室12aは、それぞれ入力軸6および後方軸8の軸心L1を挟んで、この軸心L1と垂直な方向に互いに対向する。各段の圧縮機構部3a,3bは、前記カム軸付き回転軸1でそれぞれピストン11が駆動されかつ圧縮気体出口が後段の圧縮気体入口に順次連通している。
前記対向して配置された2つのシリンダ室12aを有するシリンダ対12は、同じ圧縮段としている。各シリンダ室12aの外側の端面には、蓋部材14が取り付けられ、シリンダ室12a内における蓋部材14とピストン11との間の空間が圧縮室15とされている。各圧縮機構部3a,3bにおいて、1つのシリンダ室12aと、この1つのシリンダ室12a内で摺動自在に設けられるピストン11と、このピストン11に連結されたピストンロッド16とでシリンダ装置を構成する。なお、蓋部材14の外面には、多数のフィン14aが形成されている。
図3(A)は、往復動圧縮機における第1段の圧縮機構部3aのピストン部26の断面図であり、(B)は、同ピストン部26の平面図である。図3(A)に示すように、前記ピストン部26は、2つのピストン11と、ピストンロッド16とを有する。
図2に示すように、前記2つのピストン11は、各シリンダ対12の各シリンダ室12a内に設けられて、図3(A),(B)に示すように、前記軸心L1(図2)と垂直な方向にそれぞれ摺動自在で互いに対向する。ピストンロッド16は、これら2つのピストン11を互いに一体に動作可能に連結している。
図1,図2に示すように、入力軸6および後方軸8の軸心L1の回りの各シリンダ対12の円周方向位置は、第1,第2段で互いに異なる。さらに第1,第2段のシリンダ対12は、軸心L1の軸方向にシリンダ室12aが重なり範囲を有する。また円周方向に隣合う各シリンダ対12の圧縮段が互いに異なる。各段の圧縮機構部3a,3bは、前記軸心L1で隣合う段の各ピストン11の摺動する方向が互いに直交するように配置される。換言すれば、対向する2つのシリンダ室12aの並び方向が、隣合う段で直交するように、複数段の圧縮機構部3a,3bが配置される。
図3(B)、図4(B)に示すように、各ピストン11は、フランジ部11aと、シールカップ11bと、ピストンヘッド11cと、ねじ部材11dとを有する。1つの段の圧縮機構部3a,3bでは、対向するピストン11のピストン径は同一に構成され、各段毎にピストン径が異なる構成となっている。またこの例では、図2に示すように、第1段の圧縮段におけるピストン11のピストン径は、第2段の圧縮段におけるピストン11のピストン径よりも大径に形成されている。これにより、各段のシリンダ室12aの径が互いに異なっていて、大径側である第1段のシリンダ室12aの、前記軸心L1の軸方向範囲内に小径側である第2段のシリンダ室12aが収まる配置とされている。
図3、図4において、フランジ部11aは、ピストンロッド16の軸方向両端部にそれぞれ設けられ、ピストンヘッド11cおよびシールカップ11bは、ねじ部材11dによりフランジ部11aに固定される。略円板状のピストンヘッド11cの外周面および一側面に、シールカップ11bが設けられる。このシールカップ11bは、ピストンヘッド11cの外周面に密着する円筒部11baと、この円筒部11baの一方端から内径側に延びるつば状部11bbとを有し、このつば状部11bbを、ピストンヘッド11cとフランジ部11aとの間に挟み込ませることで固定される。なお前記シールカップ11bの代わりに、C形またはそれに類似した形状のピストンリングを用いても良い。
ピストンロッド16の軸方向中間部分には、段付き貫通状の円形孔の小径側内径面からなるカム受け面16aが形成され、このピストンロッド16のカム受け面16aに、ピストン受軸受18(図2)が嵌合されている。なお、ピストンロッド16の軸方向両端部分には、それぞれ軽量化のための孔16bが形成されている。
図2に示すように、隣合う段で直交する位置に配置される各ピストンロッド16にそれぞれ嵌合されるピストン受軸受18,18に、偏心カム13が嵌合されている。軸方向に隣り合うピストン受軸受18として、例えば、同一サイズの深溝玉軸受が適用される。
偏心カム13について説明する。
図5に示すように、偏心カム13は、カム軸7の外周に、このカム軸7の軸心L2回りにカム軸用軸受19を介して回転自在に支持されている。各カム軸用軸受19は、例えば、2個の深溝玉軸受を軸方向に並べて設けられる。カム軸7の外周に、これら深溝玉軸受から成る各カム軸用軸受19が軸方向に定められた距離離隔して配置される。またこの例では、合計4個の深溝玉軸受として同一サイズのものが適用されているが、ニードルベアリングなどを用いることで小型化設計が可能となる。
偏心カム13は、カム軸7の軸心L2に対して径方向に距離Bだけ偏心され、かつ、互いに180度位相に配置されるカム面である2つのピストン受け部13aを有する。なおカム軸7の軸心L2に対する偏心カム13の偏心距離Bと、入力軸6の軸心L1に対するカム軸7の偏心距離Aとは同一の距離である。前記2つのピストン受け部13aに、それぞれ前記ピストン受軸受18を介して、複数のピストン部26(図2)の各カム受け面16a(図3,図4)が配置されている。前記2個の深溝玉軸受から成る各カム軸用軸受19の半径方向外方に、順次、ピストン受け部13aおよびピストン受軸受18が設けられる。図2に示すように、偏心カム13の外周の軸方向の2箇所が、対向する2つのピストン11を受ける環状のピストン受け部13aとなり、これらピストン受け部13aは、各ピストンロッド16の中間に設けられたカム受け面16aに当接して両ピストンロッド16を進退させる。
チャンバ4等について説明する。
図2に示すように、チャンバ4は、外部に開口する吸入口20に連通する入口チャンバ4aと、第1段の圧縮段の圧縮機構部3aの圧縮気体出口と第2段の圧縮段の圧縮機構部3bの圧縮気体入口との間に介在する中間チャンバ4bとを有する。ケース2の一方端における、入力軸6の半径方向外方側部分に、環状の入口チャンバ4aが設けられる。ケース2の他方端における、後方軸8の半径方向外方側部分に、環状の中間チャンバ4bが設けられる。このように、入口チャンバ4aおよび中間チャンバ4bをケース2内に設けている。
各シリンダ室12aと蓋部材14との間にはバルブ台21が介在され、このバルブ台21に、吸入バルブ22および吐出バルブ23が設けられる。
図2では各シリンダ室12aにつき、吸入バルブ22と吐出バルブ23のいずれか片方しか表れていないが、第1段の圧縮段における各シリンダ室12aの圧縮室15に、それぞれ連通する吸入バルブ22および吐出バルブ23がバルブ台21設置され、第2段の圧縮段における各シリンダ室12aの圧縮室15に、それぞれ連通する吸入バルブ22および吐出バルブ23がバルブ台21が設置される。合計4個の吸入バルブ22と4個の吐出バルブ23が設けられる。
第1段の圧縮機構部3aの各シリンダ室12aの圧縮室15は、吸入バルブ22および環状の通路24を介して、前記各シリンダ室12aで共通の入口チャンバ4aと繋がっている。前記各シリンダ室12aの圧縮室15は、それぞれ吐出バルブ23および環状の通路25を介して、前記各シリンダ室12aで共通の中間チャンバ4bと連通している。
外部に開口する吸入口20に連通する入口チャンバ4aは、第1段における各圧縮室15にそれぞれ連通する吸入バルブ22に連通し、前記第1段における各圧縮室15にそれぞれ連通する吐出バルブ23は、中間チャンバ4bの入口に連通する。この中間チャンバ4bの出口は、第2段における各圧縮室15にそれぞれ連通する吸入バルブ22に連通し、前記第2段における各圧縮室15にそれぞれ連通する吐出バルブ23が図示外の吐出チャンバ等を介して対象機器に接続される。
第1段の圧縮機構部3aのシリンダ室12a内においてピストン11が上死点に移動することで、前記シリンダ室12a内の圧縮室15の圧力が増加する。この圧縮室15の圧力が中間チャンバ4bの圧力以上となると、吐出バルブ23が開き圧縮された圧縮気体が前記吐出バルブ23から吐出される。ピストン11が上死点から下死点に移動することで、圧縮室15の圧力が低くなって吸入バルブ22が開くことで、前記シリンダ室12a内に気体が送り込まれる。
第1段の圧縮段におけるシリンダ室12a内において、ピストン11が上死点から下死点に移動することで、圧縮室15の圧力が減少し、吸入バルブ22が開いて入口チャンバ4a内の気体が前記シリンダ室12a内に送られる。その後、同ピストン11が上死点に移動することで、シリンダ室12a内の気体が圧縮され、吐出バルブ23が開いて中間チャンバ4bに送られる。
前記第1段の各シリンダ室12aと90度位相遅れで往復運動する第2段の各シリンダ室12aは、後段の圧縮段用として使用され、第1段の圧縮段で圧縮された気体を中間チャンバ4bから吸入して、さらに圧縮して吐出する。これによって、第1段で圧縮された気体の温度を放熱することができ、効率の向上に繋がる。
このとき、第1段の圧縮段の各シリンダ室12aから圧縮気体が送られる中間チャンバ4bを、共通とし、それぞれの第2段の圧縮段の各シリンダ室12aにおける圧縮気体の吸入を同中間チャンバ4bから行うように配管する。これにより、圧力変動を抑えることができ、安定した運転が可能となる。
図6は、この往復動圧縮機のシリンダ対12の動作を説明する図である。
入力軸が回転すると、その回転力が、入力軸の軸心L1から距離bだけオフセットされた位置で偏心カム13に伝達される。それにより、偏心カム13が入力軸および後方軸の軸心L1を中心として旋回するが、偏心カム13のピストン受け部13aがピストンロッド16のカム受け面16aにピストン受軸受18を介して嵌合しているため、偏心カム13が軸心L3回りの角度規制を受ける。それにより、ピストン対12は図6のように動作する。
同図(A)は、偏心カム13の軸心L3が、入力軸および後方軸の軸心L1の真左に位置する状態を示す。このとき、ピストン受け部13aの中心O1は、入力軸および後方軸の軸心L1から真左に距離(a+b)だけ離れて位置する。
同図(A)の状態から偏心カム13が右回りに90度旋回すると、同図(B)に示す状態となる。すなわち、偏心カム全体が入力軸および後方軸の軸心L1回りに90度公転すると共に、偏心カム13は、この軸心L3回りに公転とは逆方向に90度自転する。このときのピストン受け部13aの中心O1は、入力軸および後方軸の軸心L1と左右同じ位置となる。
同図(B)の状態から偏心カム13が右回りに90度旋回すると、同図(C)に示す状態となる。前記と同様に偏心カム13が公転および自転することにより、ピストン受け部13aの中心O1が、入力軸および後方軸の軸心L1から真右に距離(a+b)だけ離れた位置に到達する。つまり、ピストン受け部13aの中心O1が、同図(A)の初期位置から距離(2a+2b)だけ移動したことになる。
その後、同図(C)の状態から偏心カム13が右回りに90度旋回すると、同図(D)に示す状態となる。このとき、ピストン受け部13aの中心O1は、入力軸および後方軸の軸心L1と左右同じ位置となる。さらに同図(D)の状態から偏心カム13が右回りに90度旋回することで、同図(A)の状態に戻る。
前記シリンダ対12の動作において、ピストン受け部13aの中心O1は、ピストンロッド16のカム受け面16aの中心に維持されるから、偏心カム13が360度旋回する間に、ピストンロッド16が(2a+2b)のストロークで1往復の進退運動をする。ここで、偏心カム13の軸心L3に対するピストン受け部13aの中心O1の偏心距離aと、入力軸および後方軸の軸心L1に対する偏心カム13の軸心L3の偏心距離bとは等しいので、ピストンロッド16のストロークは偏心距離a,bの4倍である。
入力軸6(図2)が連続回転することにより、2組のシリンダ対12の各ピストンロッド16がそれぞれ往復運動を繰り返す。シリンダ対12のピストンロッド16がストロークの左端へ移動したときに、左のピストンヘッド11cが上死点に位置し、右のピストンヘッド11cが下死点に位置する。逆に、ピストンロッド16がストロークの右端へ移動したときに、左のピストンヘッド11cが下死点に位置し、右のピストンヘッド11cが上死点に位置する。
作用効果について説明する。
入力軸6を駆動源により回転駆動することで、入力軸6および後方軸8の軸心L1に対して偏心したカム軸7が一体に回転し、カム軸7の軸心L3が旋回する。このため、このカム軸7の外周に回転自在に設置された偏心カム13は、入力軸6および後方軸8の軸心L1を中心として公転しながら、カム軸7の軸心回りに自転する。これと共に、偏心カム13の各ピストン受け部13aが、ピストンロッド16の中間のカム受け面16aに当接してピストンロッド16を進退させる。したがって、各段の各シリンダ室12a内でピストン11がそれぞれ摺動する。
このように入力軸6の回転運動を、各段の圧縮機構部3におけるシリンダ対12の往復運動に変換することで、各段のシリンダ対12において気体の圧縮および吐出が繰り返し行われる。前段の圧縮機構部3で圧縮された圧縮気体は、後段の圧縮機構部3で順次圧縮されて対象機器に送り出される。
往復動圧縮機において、前記のように複数のシリンダ対12で順次各段の圧縮を行う多段式の往復動圧縮機としたうえで、入力軸6および後方軸8の軸心L1の回りの各シリンダ対12の円周方向位置を互いに異ならせたため、例えば、2段式の圧縮機等の場合、他の多段式(3段、4段)と比べ、装置全体の重量バランスを取り易くすることができる。装置全体の重量バランスを取ることで、振動の少ない高効率な圧縮機となる。
ところで装置全体のコンパクト化を図るためには、シリンダ室内における圧力上昇によってピストンが受ける荷重を小さくする必要がある。この構成では、複数のシリンダ対12で順次各段の圧縮を行う、換言すれば、各段のシリンダ対12にわたって圧縮気体を順次送ることで、例えば、単段式の圧縮機等よりも、1つのピストン11の圧縮率を小さく設定することができる。これにより、ピストン11が受ける荷重を従来のものより低減でき、よってピストン11を支持する軸受18を従来のものより小さくすることができる。さらに複数のシリンダ対12は軸心L1の軸方向にシリンダ室12aが重なり範囲を有する配置としたため、装置全体のコンパクト化を図ることができる。
各シリンダ対12は、各段毎にピストン径が異なるものとし、後段側では気圧が高くなっているため、ピストン径を小さくすることで、ピストン11に作用する軸方向力を前段側と均等化できる。したがって、複数段にわたる装置全体の重量バランスを容易に取ることができる。
1つの段の圧縮機構部3では、対向する2つのピストン11のピストン径は同一である。各圧縮機構部3a,3bにおいて、対向する2つのピストン11はピストンロッド16で一体に連結されていることから、各段において対向する2つのピストン11の重量バランスを容易に取ることができる。したがって、装置全体として重量バランスを取ることができる。
対向して配置された2つのシリンダ室12aを有するシリンダ対12を、同じ圧縮段としてこれらシリンダ室12aを同一設計にすることができるため、設計が容易になり、コスト低減を図ることができる。
隣合う段の各ピストン11の摺動する方向が互いに直交するように配置されるため、カム軸付き回転軸1に対して、複数段にわたる装置全体の重量バランスをさらに容易に取ることができる。
第1段の圧縮機構部3aにおけるシリンダ対12の圧縮気体出口と、第2段の圧縮機構部3bにおけるシリンダ対12の圧縮気体入口との間に、中間チャンバ4bを介在させている。第1段の圧縮機構部3aのシリンダ室12aから吐出される圧縮気体を、中間チャンバ4bに吐出する。さらにこの中間チャンバ4b内の圧縮気体を、第2段の圧縮機構部3bのシリンダ室12aへ吸気することで、冷却効果を高めることができ、効率を向上させることができる。
中間チャンバ4bは、第1段の各シリンダ室12aから圧縮気体がそれぞれ送られる共通のものとしたため、第1段の両方のシリンダ室12aからそれぞれ吐出された圧縮気体を、共通の中間チャンバ4bに入れ、この共通の中間チャンバ4bから第2段の各シリンダ室12aへそれぞれ吸気する。これにより、第1段の両方のシリンダ室12aによって生じる圧力差を平準化することができ、よってシリンダ室12aを安定して稼動させ得る。したがって、装置全体の重量バランスを保ちつつ、安定した往復運動が可能となる。これらは振動の抑制だけでなく耐久性の向上にも繋がる。また中間チャンバ4bをこの往復動圧縮機に一体に設けたため、シリンダ室12aと中間チャンバ4bとを配管接続する手間を省略することができる。
他の実施形態として、図7に示すように、各段におけるピストンロッド16を寸法が同一でかつ同一材料からなる、仕様が共通の部材として、各段でピストンヘッド11cおよびその取付部を変更することで多段式の圧縮機構部3を実現することが可能である。この場合、部品の兼用性、互換性を高め、製造コストの低減を図ることができる。またこの形態では、それぞれのシリンダ対12は、互いに対向する2つのピストン11の重量を同じにする必要があるため、ピストン11のみの重量を管理することで重量バランスを取ることが容易となる。その他第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
2…ケース
4b…中間チャンバ
6…入力軸
7…カム軸
8…後方軸
11…ピストン
12…シリンダ対
12a…シリンダ室
13…偏心カム
13a…ピストン受け部
16…ピストンロッド
16a…カム受け面
26…ピストン部

Claims (6)

  1. ケースの一方端に回転自在に支持され、前記ケースの外部から伝達される駆動力により回転させられる入力軸と、
    前記ケースの他方端に回転自在に支持され前記入力軸と同心で回転運動する後方軸と、
    それぞれ前記入力軸および前記後方軸の軸心を挟んでこの軸心と垂直な方向に互いに対向して配置された2つのシリンダ室を有する2つのシリンダ対と、
    それぞれ前記各シリンダ対の前記各シリンダ室内に摺動自在に嵌合した2つのピストンおよびこれら2つのピストンを互いに一体に動作可能に連結したピストンロッドを有する複数のピストン部と、
    前記入力軸と前記後方軸の間にこれら入力軸および後方軸と一体に回転可能に設けられて前記入力軸および前記後方軸の軸心に対して偏心したカム軸と、
    このカム軸の外周にこのカム軸の軸心回りに回転自在に設置されて外周面に前記カム軸の軸心に対して偏心したカム面であるピストン受け部が軸方向に並んで複数設けられた偏心カムとを備え、
    この偏心カムの前記各ピストン受け部がそれぞれ前記各ピストン部の前記ピストンロッドの中間に設けられたカム受け面に当接して前記ピストンロッドを進退させ、
    前記2つのシリンダ対で順次各段の圧縮を行う2段式の往復動圧縮機であって、
    前記入力軸および前記後方軸の軸心の回りの前記各シリンダ対の円周方向位置が互いに異なり、かつ前記2つのシリンダ対は前記軸心の軸方向に前記シリンダ室が重なり範囲を有する配置であり、円周方向に隣合う前記各シリンダ対の圧縮段が互いに異なり、
    前記各シリンダ対は、各段毎にピストン径が異なっていて、大径側のシリンダ室の、前記軸心の軸方向範囲内に、小径側のシリンダ室が収まる配置とされたことを特徴とする往復動圧縮機。
  2. 請求項に記載の往復動圧縮機において、前記対向して配置された2つのシリンダ室を有するシリンダ対を、同じ圧縮段とする往復動圧縮機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の往復動圧縮機において、第1段のシリンダ対の圧縮気体出口と、第2段のシリンダ対の圧縮気体入口との間に、中間チャンバを介在させた往復動圧縮機。
  4. 請求項記載の往復動圧縮機において、前記中間チャンバは、第1段の各シリンダ室から圧縮気体がそれぞれ送られる共通のものとした往復動圧縮機。
  5. 請求項3または請求項4に記載の往復動圧縮機において、前記中間チャンバをこの往復動圧縮機に一体に設けた往復動圧縮機。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の往復動圧縮機において、前記各段におけるピストンロッドを互いに仕様が共通の部材とした往復動圧縮機。
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