JP2014202124A - 往復動圧縮機 - Google Patents

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浩量 大場
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Abstract

【課題】 内部部品の耐久性の向上を図り、振動の抑制を図ると共に、内部部品に異常が発生した場合でも、ピストン等に損傷を受けることを防止することができる往復動圧縮機を提供する。
【解決手段】 この往復動圧縮機は、入力軸と、後方軸と、シリンダ対と、ピストン部と、カム軸とを備え、この偏心カムのピストン受け部がそれぞれピストン部のピストンロッド16の中間に設けられたカム受け面に当接してピストンロッド16を進退させ、シリンダ対の各シリンダ室内の圧縮を行う往復動圧縮機である。前記ピストンロッド16が入力軸の軸方向A1へ移動することを規制するピストン規制手段17を設けた。ピストン規制手段17は、ガイド軸受29と、ピストンロッド16に設けられガイド軸受29に案内される被案内部30とを含む。
【選択図】 図6

Description

この発明は、入力軸の回転をシリンダ内のピストンの往復運動に変換するレシプロ式の往復動圧縮機に関する。
圧縮機の駆動方式として、カム軸に連繋されたピストンの往復運動により気体の吸引と吐出とを繰り返すレシプロ駆動方式、固定スクロールに対する旋回スクロールを回転させて気体の吸引と吐出とを繰り返すスクロール型のロータリ駆動方式、一対のローラの回転運動により気体の吸引と吐出とを繰り返すローラ型のロータリ駆動方式等が採用されている。
中速回転以下で使用される小型の圧縮機では、高い気密性が要求されることから、上記各駆動方式において気密性で有利なレシプロ駆動方式を採用したものが主流となっている。レシプロ駆動方式である圧縮機の構造が種々提案されている(例えば特許文献1〜6)。
特許第4872938号公報 特許第4482337号公報 特許第1480190号公報 特開2011−231744号公報 特許第4553977号公報 特開2011−202519号公報
一般的なレシプロ駆動方式は、振動、騒音が高く、また、エネルギー効率が悪いことなどが問題となる。
前記各提案の圧縮機の構造は、それぞれ以下の問題がある。
特許文献1のものは、4つのシリンダに4つのピストンおよびピストンロッドが必要となり、それぞれを配置するためには入力シャフト軸方向の長さが拡張してしまう。また、円筒形であるピストン中心軸高さが隣り合う位相で異なり、重心のバランスを取ることが困難となる。
特許文献2のものは、2ヘッド式の構造であり、第1ピストンおよびその関連アセンブリの質量と、第2ピストンおよびその関連アセンブリの質量とを同じにしても、回転軸に対してバランスを取ることが難しい。
特許文献3のものは、ピストンヘッド部とシリンダ内の摺動面との摩擦により、ピストンヘッド部に取り付けられるシールカップおよびピストンリングが損傷、偏摩耗等を生じ、気密性の劣化および摩耗の増大によって、エネルギー損失が増加する恐れがある。
特許文献4には、2気筒の図が示されているが、この構造では回転軸に対してバランスを取るのが難しい。明細書中に2気筒単段以外にも適用可能であると記載されているが、明確な記述はなく、2気筒の考え方で構成されるバランスウェイトをそれぞれ取り付けても、完全に回転バランスを取ることはできない。
特許文献5のものは、シャフト軸を中心に等速回転運動する回転部品が、シャフト軸の回転運動をピストン組の直線往復運動に変換する。このピストン組の往復運動の不釣合いによる振動、騒音を、回転部品の両端部にそれぞれ配置するバランスウェイトで抑えている。
特許文献6では、シリンダからの直接的な反力を小さくするために、ピストンの直線往復運動をガイドするガイド軸受を具備し、省エネルギー化を実現している。この実施例に示されている軸受構造は、ピストンを回転円周方向のみにガイドすることが可能であるが、入力軸の軸方向にはフリーでありピストンは前記入力軸の軸方向に移動が可能である。そうすると、各部品間の隙間によってピストンが軸方向に移動し、ピストンとシリンダ間で摺動しているシールカップが過大にシリンダに押し付けられ、シールカップの耐久性が低下する恐れがある。
また、軸受などの内部部品の異常によりガタが増大した場合には、ピストンが傾き、シリンダ内面やピストンの外形部が干渉し、これらピストン等に損傷を受ける恐れがある。
この発明の目的は、内部部品の耐久性の向上を図り、振動の抑制を図ると共に、内部部品に異常が発生した場合でも、ピストン等に損傷を受けることを防止することができる往復動圧縮機を提供することである。
この発明の往復動圧縮機は、ケースの一方端に回転自在に支持され、前記ケースの外部から伝達される駆動力により回転させられる入力軸と、
前記ケースの他方端に回転自在に支持され前記入力軸と同心で回転駆動する後方軸と、
前記入力軸および前記後方軸の軸心を挟んでこの軸心と垂直な方向に互いに対向して配置された2つのシリンダ室を有するシリンダ対と、
前記シリンダ対の前記シリンダ室内に摺動自在に嵌合した2つのピストンおよびこれら2つのピストンを互いに一体に動作可能に連結したピストンロッドを有するピストン部と、
前記入力軸と前記後方軸の間にこれら入力軸および後方軸と一体に回転可能に設けられて前記入力軸および前記後方軸の軸心に対して偏心したカム軸と、
このカム軸の外周にこのカム軸の軸心回りに回転自在に設置されて外周面に前記カム軸の軸心に対して偏心したカム面であるピストン受け部が設けられた偏心カムとを備え、
この偏心カムの前記ピストン受け部がそれぞれ前記ピストン部の前記ピストンロッドの中間に設けられたカム受け面に当接して前記ピストンロッドを進退させ、
前記シリンダ対の各シリンダ室内の圧縮を行う往復動圧縮機であって、
前記ピストンロッドが前記入力軸の軸方向へ移動することを規制するピストン規制手段を設け、このピストン規制手段は、前記入力軸の軸心に平行な軸心回りに回転自在に前記ケースに設けられたガイド軸受と、前記ピストンロッドに設けられ前記ガイド軸受に案内される被案内部とを含むことを特徴とする。
この構成によると、入力軸を駆動源により回転駆動することで、入力軸および後方軸の軸心に対して偏心したカム軸が一体に回転し、カム軸の軸心が旋回する。このため、このカム軸の外周に回転自在に設置された偏心カムは、入力軸および後方軸の軸心を中心として公転しながら、カム軸の軸心回りに自転する。これと共に、偏心カムの各ピストン受け部が、ピストンロッドのカム受け面に当接して前記ピストンロッドを進退させる。したがって、各シリンダ室内でピストンがそれぞれ摺動する。入力軸の回転運動をシリンダ対の往復運動に変換することで、シリンダ対において気体の圧縮および吐出が繰り返し行われる。シリンダ対で圧縮された圧縮気体は、対象機器に送り出される。
前記のようにピストンロッドを進退させるとき、このピストンロッドに設けられた被案内部が、入力軸の軸心に平行な軸心回りに回転自在なガイド軸受に案内される。これら被案内部とガイド軸受とを含むピストン規制手段により、ピストンロッドが入力軸の軸方向へ移動することを規制する。したがってシリンダ室内で摺動するピストンが不所望に傾いたり過度に押し付けられることを防止することにより、ピストンの耐久性が向上するうえ、振動も抑制することが可能となる。内部部品に異常が発生した場合でも、ピストン,シリンダ室に損傷を受けることを防止することができる。
前記被案内部は、前記ピストンロッドの側面部に設けられた断面凹形状のレール溝からなるものとしても良い。前記「断面」とは、前記ピストンロッドをこのピストンロッドの移動方向に垂直な平面で切断して見た断面を言う。この場合、ガイド軸受の外輪端面部が、レール溝内における両側面に挟まれ、ピストンロッドが前記軸方向に移動することを規制する。
前記レール溝の溝底の横断面形状を、溝幅における中央部に向かう程凹む円弧状に形成し、前記ガイド軸受の外輪は、前記レール溝における円弧状の溝底と同一の曲率を有し、前記円弧状の溝底を有する前記レール溝に前記外輪を案内させるものとしても良い。前記「同一の曲率」は、レール溝の円弧状の溝底と「同程度」(レール溝における溝底の曲率の98%以上110%以下)の曲率をも含む。
ピストンロッドを進退させるとき、円弧状の外輪に対しレール溝が調心したうえで、ピストンロッドが前記軸方向に移動することを規制する。したがって、ガイド軸受の外輪に対し、ピストンロッドを常時円滑に案内させることができる。これにより、従来の圧縮機よりも振動、騒音の低減を図ることが可能となる。
前記レール溝の溝底の横断面形状を、溝幅における中央部に向かう程凹む円弧状に形成し、前記ガイド軸受の外輪に、前記レール溝における円弧状の溝底と同一の曲率を有するカバー部材を設け、前記円弧状の溝底を有する前記レール溝に前記カバー部材を案内させるものとしても良い。この場合、カバー部材を、例えば定期的な点検時に容易に交換することができ、メンテナンス性に優れる。
前記カバー部材は樹脂材料からなるものとしても良い。この場合、樹脂材料からなるカバー部材に接する被案内部への損傷を軽減することができる。
前記ガイド軸受をすべり軸受としても良い。この場合にもピストンロッドが軸方向へ移動することを規制し得る。
この発明の往復動圧縮機は、入力軸と、後方軸と、シリンダ対と、ピストン部と、カム軸とを備え、この偏心カムのピストン受け部がそれぞれ前記ピストン部のピストンロッドの中間に設けられたカム受け面に当接して前記ピストンロッドを進退させ、前記シリンダ対の各シリンダ室内の圧縮を行う往復動圧縮機であって、前記ピストンロッドが前記入力軸の軸方向へ移動することを規制するピストン規制手段を設けたため、内部部品の耐久性の向上を図り、振動の抑制を図ると共に、内部部品に異常が発生した場合でも、ピストン等に損傷を受けることを防止することができる。
この発明の第1の実施形態に係る往復動圧縮機の要部の断面図である。 図1のA−A線断面図である。 (A)は、同往復動圧縮機における第1段の圧縮機構部のピストン部の断面図、(B)は、図3(A)のC−C線断面図である。 (A)は、同往復動圧縮機における第2段の圧縮機構部のピストン部の断面図、(B)は、図4(A)のD−D線断面図である。 同往復動圧縮機の偏心カム等の断面図である。 図2のE−E線断面図である。 同往復動圧縮機のシリンダ対の動作を説明する図である。 (A)は、この発明の他の実施形態に係る往復動圧縮機のピストン部の断面図、(B)は、図8(A)のF−F線断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る往復動圧縮機の要部の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る往復動圧縮機の要部の断面図である。
この発明の第1の実施形態に係る往復動圧縮機を図1ないし図7と共に説明する。図1は、実施形態に係る往復動圧縮機の要部の断面図であり、図2は図1のA−A線断面図である。この往復動圧縮機は、カム軸付き回転軸1の回転運動をピストンの往復運動に変換する往復動形の圧縮機である。
図1に示すように、この往復動圧縮機は、主に、ケース2と、カム軸付き回転軸1と、各段が往復動形の複数段形の圧縮機構3と、偏心カム13と、ピストン規制手段17(図6)と、前記ケース内に形成されたチャンバ4(図2)とを有する。ケース2は例えば概略立方体形状に形成され、このケース2に、カム軸付き回転軸1および圧縮機構3がそれぞれ支持される。
ケース2は、例えば、二つ割りの分割構造体であって一方のケース分割体に他方のケース分割体が組合わされて複数(この例では4つ)のボルトにより固定されて成る。すなわち前記ケース2に固定される一方および他方のケース分割体には、前記複数のガイド軸受軸27を挿通する円筒状の軸部28がそれぞれ設けられる。これら複数のガイド軸受軸27は、入力軸6および後方軸8の軸心L1に平行に設けられる。前記一方および他方のケース分割体が互いに固定可能に組み合わされた状態で、一方および他方のケース分割体における複数のガイド軸受軸27がそれぞれ同心に配置される。換言すれば、これらケース分割体における複数のガイド軸受軸27がそれぞれ同心に配置された状態で、前記一方および他方のケース分割体が互いに固定可能に組み合わされる。
図2に示すように、ケース2の一方端および他方端に、それぞれ軸受5,5を介して、カム軸付き回転軸1が回転自在に支持されている。このカム軸付き回転軸1は、モータまたはエンジン等の駆動源からの駆動力により、直接またはカップリングを介して間接に回転駆動される。なお前記モータのモータ軸と、カム軸付き回転軸1にわたってベルトまたはチェーン等の動力伝達手段を設け、前記モータからの駆動力を動力伝達手段を介してカム軸付き回転軸1に伝達しても良い。
カム軸付き回転軸1は、入力軸6と、この入力軸6の軸心L1に対して径方向に距離Aだけ偏心したカム軸(換言すればクランク軸)7と、前記入力軸6と同心の後方軸8とを有する。入力軸6にカム軸7を介して後方軸8が固定される。入力軸6の軸方向一端部がケース2の一方端から突出し、このケース2内において、入力軸6の軸方向他端部に、カム軸7の軸方向一端部および第1のバランスウェイト9が固定される。同ケース2内にて、カム軸7の軸方向他端部に、後方軸8の軸方向一端部および第2のバランスウェイト10が固定される。後方軸8の軸方向他端部がケース2の他方端から突出する。第1,第2のバランスウェイト9,10は、カム軸7の回転バランスを取るために設けられる。
これら入力軸6、カム軸7、第1,第2のバランスウェイト9,10、および後方軸8は、この例ではそれぞれ別体として部品間で固定する構造にしているが、この構造に限定されるものではない。例えば、これら入力軸6、カム軸7、第1,第2のバランスウェイト9,10、および後方軸8のうち、少なくともいずれか複数のものを互いに一体に削り出し等で形成しても良い。
圧縮機構3について説明する。
圧縮機構3は、第1段の圧縮機構部3aと、第2段の圧縮機構部3bとを有し、これら圧縮機構部3a,3bは前記軸心に沿って並べて設けられる。各圧縮機構部3a,3bは、互いに対向して配置される2つのシリンダ室12aを有するシリンダ対12と、ピストン部26とを有する。圧縮機構3は、順次、第1段の圧縮機構部3aのシリンダ対12および第2段の圧縮機構部3bのシリンダ対12で各段の圧縮を行う。前記対向して配置される2つのシリンダ室12aは、それぞれ入力軸6および後方軸8の軸心L1を挟んで、この軸心L1と垂直な方向に互いに対向する。各段の圧縮機構部3a,3bは、前記カム軸付き回転軸1でそれぞれピストン11が駆動され、かつ、前段である第1段の圧縮機構部3aの圧縮気体出口が、後段である第2段の圧縮機構部3bに順次連通している。
前記対向して配置された2つのシリンダ室12aを有するシリンダ対12は、同じ圧縮段としている。各シリンダ室12aの外側の端面には、蓋部材14が取り付けられ、シリンダ室12a内における蓋部材14とピストン11との間の空間が圧縮室15とされている。各圧縮機構部3a,3bにおいて、1つのシリンダ室12aと、この1つのシリンダ室12a内で摺動自在に設けられるピストン11と、このピストン11に連結されたピストンロッド16とでシリンダ装置を構成する。なお、蓋部材14の外面には、多数のフィン14aが形成されている。
図3(A)は、往復動圧縮機における第1段の圧縮機構部のピストン部の断面図であり、図3(B)は、図3(A)のC−C線断面図である。図3(A)に示すように、前記ピストン部26は、2つのピストン11と、ピストンロッド16とを有する。
図1,図2に示すように、前記2つのピストン11は、各シリンダ対12の各シリンダ室12a内に設けられて、前記軸心L1と垂直な方向にそれぞれ摺動自在で互いに対向する。ピストンロッド16は、これら2つのピストン11を互いに一体に動作可能に連結している。
入力軸6および後方軸8の軸心L1の回りの各シリンダ対12の円周方向位置は、第1段,第2段で互いに異なる。さらに第1段,第2段のシリンダ対12は、軸心L1の軸方向にシリンダ室12aが重なり範囲を有する。また円周方向に隣合う各シリンダ対12の圧縮段が互いに異なる。各段の圧縮機構部3a,3bは、前記軸心L1で隣合う段の各ピストン11の摺動する方向が互いに直交するように配置される。換言すれば、対向する2つのシリンダ室12aの並び方向が、隣合う段で直交するように、複数段の圧縮機構部3a,3bが配置される。
図3(A)、図4(A)に示すように、各ピストン11は、フランジ部11aと、シールカップ11bと、ピストンヘッド11cと、ねじ部材11dとを有する。1つの段の圧縮機構部3a,3bでは、対向するピストン11のピストン径は同一に構成され、各段毎にピストン径が異なる構成となっている。またこの例では、図2に示すように、第1段の圧縮段におけるピストン11のピストン径は、第2段の圧縮段におけるピストン11のピストン径よりも大径に形成されている。これにより、各段のシリンダ室12aの径が互いに異なっていて、大径側である第1段のシリンダ室12aの、前記軸心L1の軸方向範囲内に、小径側である第2段のシリンダ室12aが収まる配置とされている。
図3、図4において、フランジ部11aは、ピストンロッド16の軸方向両端部にそれぞれ設けられ、ピストンヘッド11cおよびシールカップ11bは、ねじ部材11dによりフランジ部11aに固定される。略円板状のピストンヘッド11cの外周面および一側面に、シールカップ11bが設けられる。このシールカップ11bは、ピストンヘッド11cの外周面に密着する図示外の円筒部と、この円筒部の一方端から内径側に延びる図示外のつば状部とを有し、このつば状部を、ピストンヘッド11cとフランジ部11aとの間に挟み込ませることで固定される。なお前記シールカップ11bの代わりに、C形またはそれに類似した形状のピストンリングを用いても良い。
ピストンロッド16の軸方向中間部分には、段付き貫通状の円形孔の小径側内径面からなるカム受け面16aが形成され、このピストンロッド16のカム受け面16aに、ピストン受軸受18(図2)が嵌合されている。なお、ピストンロッド16の軸方向両端部分には、それぞれ軽量化のための孔16bが形成されている。
図2に示すように、隣合う段で直交する位置に配置される各ピストンロッド16にそれぞれ嵌合されるピストン受軸受18に、偏心カム13が嵌合されている。軸方向に隣合うピストン受軸受18として、例えば、同一サイズの深溝玉軸受が適用される。
偏心カム13について説明する。
図5に示すように、偏心カム13は、カム軸7の外周に、このカム軸7の軸心L2回りにカム軸用軸受19を介して回転自在に支持されている。各カム軸用軸受19は、例えば、2個の深溝玉軸受を軸方向に並べて設けられる。カム軸7の外周に、これら深溝玉軸受からなる各カム軸用軸受19が軸方向に定められた距離離隔して配置される。またこの例では、合計4個の深溝玉軸受として同一サイズのものが適用される。カム軸用軸受19はピストン受軸受18と共にニードルベアリングやすべり軸受けを使用することでコンパクトな設計も可能である。
偏心カム13は、カム軸7の軸心L2に対して径方向に距離Bだけ偏心され、かつ、互いに180度位相に配置されるカム面である2つのピストン受け部13aを有する。なおカム軸7の軸心L2に対する偏心カム13の偏心距離Bと、入力軸6の軸心L1に対するカム軸7の偏心距離Aとは同一の距離である。前記2つのピストン受け部13aに、それぞれ前記ピストン受軸受18を介して、複数のピストン部26(図2)の各カム受け面16a(図3(A),図4(A))が配置されている。前記2個の深溝玉軸受から成る各カム軸用軸受19の半径方向外方に、順次、ピストン受け部13aおよびピストン受軸受18が設けられる。
図2に示すように、偏心カム13の外周の軸方向の2箇所が、対向する2つのピストン11を受ける環状のピストン受け部13aとなり、これらピストン受け部13aは、各ピストンロッド16の中間に設けられたカム受け面16aに当接して両ピストンロッド16を進退させる。
ピストン規制手段17について説明する。
図6は、図2のE−E線断面図である。図2および図6に示すように、ピストン規制手段17は、ピストンロッド16が入力軸6の軸方向A1へ移動することを規制するものである。ピストン規制手段17は、ガイド軸受29と、このガイド軸受29に案内される被案内部30とを含む。前記一方および他方のケース分割体における各ガイド軸受軸27に、それぞれガイド軸受29が、入力軸6の軸心L1に平行な軸心回りに回転自在に設けられる。
ガイド軸受29は、この例ではシール付きの深溝玉軸受からなる。ケース分割体における各ガイド軸受軸27の軸方向途中部にガイド軸受29の内輪を介在させ、このガイド軸受29の外輪が回転可能に構成される。なお各ガイド軸受軸27の外周面にガイド軸受内輪を圧入嵌合させ、止め輪(図示せず)等を用いて固定しても良い。各圧縮機構部3a,3bにおいて、ピストンロッド16を挟んで一対のガイド軸受29が設けられる。
ケース2内において、第1段の圧縮機構部3aの1つのシリンダ室12a付近に、ピストンロッド16を挟んで一対のガイド軸受29が設けられる。前記ガイド軸受29の軸方向位置は互いに同一高さに配置される。これと共に、第1段の圧縮機構部3aの他のシリンダ室12a付近に、ピストンロッド16を挟んで一対のガイド軸受29が設けられる。前記ガイド軸受29の軸方向位置は互いに同一高さに配置される。
第2段の圧縮機構部3bについても、第1段と同様に、1つのシリンダ室12a付近に、ピストンロッド16を挟んで一対のガイド軸受29が設けられると共に、他のシリンダ室12a付近に、ピストンロッド16を挟んで一対のガイド軸受29が設けられる。
被案内部30は、ピストンロッド16の両側面部16cにそれぞれ設けられた断面凹形状のレール溝30aからなる。この例では、ピストンロッド16の両側面部16cに、例えば、機械加工によりレール溝30aがそれぞれ形成される。ピストンロッド16の一側面部16cのレール溝30aに、一対のガイド軸受29のうちの一方のガイド軸受29の外輪を案内させると共に、前記ピストンロッド16の他側面部16cのレール溝30aに、前記一対のガイド軸受29のうちの他方のガイド軸受29の外輪を案内させる。この場合に、ガイド軸受29の外輪端面部が、レール溝30aの両側面に挟まれ、ピストンロッド16の軸方向A1への移動が規制される。
チャンバ4等について説明する。
図2に示すように、チャンバ4は、外部に開口する吸入口20に連通する入口チャンバ4aと、第1段の圧縮段の圧縮機構部3aの圧縮気体出口と第2段の圧縮段の圧縮機構部3bの圧縮気体入口との間に介在する中間チャンバ4bとを有する。ケース2の一方端における、後方軸8の半径方向外方側部分に、環状の入口チャンバ4aが設けられる。ケース2の他方端における、入力軸6の半径方向外方側部分に、環状の中間チャンバ4bが設けられる。このように、入口チャンバ4aおよび中間チャンバ4bをケース2内に設けている。
各シリンダ室12aと蓋部材14との間にはバルブ台21が介在され、このバルブ台21に、吸入バルブ22および吐出バルブ23が設けられる。
図2では各シリンダ室12aにつき、第1段の圧縮段における各シリンダ室12aの圧縮室15に、それぞれ連通する吸入バルブ22および吐出バルブ23がバルブ台21設置され、第2段の圧縮段における各シリンダ室12aの圧縮室15に、それぞれ連通する吸入バルブ22および吐出バルブ23がバルブ台21が設置される。合計4個の吸入バルブ22と4個の吐出バルブ23が設けられる。
第1段の圧縮機構部3aの各シリンダ室12aの圧縮室15は、吸入バルブ22および通路24を介して、前記各シリンダ室12aで共通の入口チャンバ4aと繋がっている。前記各シリンダ室12aの圧縮室15は、それぞれ吐出バルブ23および通路25を介して、前記各シリンダ室12aで共通の中間チャンバ4bと連通している。
外部に開口する吸入口20に連通する入口チャンバ4aは、第1段における各圧縮室15にそれぞれ連通する吸入バルブ22に連通し、前記第1段における各圧縮室15にそれぞれ連通する吐出バルブ23は、中間チャンバ4bの入口に連通する。この中間チャンバ4bの出口は、第2段における各圧縮室15にそれぞれ連通する吸入バルブ22に連通し、前記第2段における各圧縮室15にそれぞれ連通する吐出バルブ23が図示外の吐出チャンバ等を介して対象機器に接続される。
第1段の圧縮機構部3aのシリンダ室12a内においてピストン11が上死点に移動することで、前記シリンダ室12a内の圧縮室15の圧力が増加する。この圧縮室15の圧力が中間チャンバ4bの圧力以上となると、吐出バルブ23が開き圧縮された圧縮気体が前記吐出バルブ23から吐出される。ピストン11が上死点から下死点に移動することで、圧縮室15の圧力が低くなって吸入バルブ22が開くことで、前記シリンダ室12a内に気体が送り込まれる。
第1段の圧縮段におけるシリンダ室12a内において、ピストン11が上死点から下死点に移動することで、圧縮室15の圧力が減少し、吸入バルブ22が開いて入口チャンバ4a内の気体が前記シリンダ室12a内に送られる。その後、同ピストン11が上死点に移動することで、シリンダ室12a内の気体が圧縮され、吐出バルブ23が開いて中間チャンバ4bに送られる。
前記第1段の各シリンダ室12aと90度位相遅れで往復運動する第2段の各シリンダ室12aは、後段の圧縮段用として使用され、第1段の圧縮段で圧縮された気体を中間チャンバ4bから吸入して、さらに圧縮して吐出する。これによって、第1段で圧縮された気体の温度を放熱することができ、効率の向上に繋がる。なお、この例では、2段圧縮方式を採用した実施形態を示したが、1段圧縮方式であって良く、3段以上の多段圧縮方式であっても良い。
図7は、この往復動圧縮機のシリンダ対の動作を説明する図である。
入力軸が回転すると、その回転力が、入力軸の軸心L1から距離bだけオフセットされた位置で偏心カム13に伝達される。それにより、偏心カム13が入力軸および後方軸の軸心L1を中心として旋回するが、偏心カム13のピストン受け部13aがピストンロッド16のカム受け面16aにピストン受軸受18を介して嵌合しているため、偏心カム13が軸心L3回りの角度規制を受ける。それにより、ピストン対12は図7のように動作する。
同図(A)は、偏心カム13の軸心L3が、入力軸および後方軸の軸心L1の真左に位置する状態を示す。このとき、ピストン受け部13aの中心O1は、入力軸および後方軸の軸心L1から真左に距離(a+b)だけ離れて位置する。
同図(A)の状態から偏心カム13が右回りに90度旋回すると、同図(B)に示す状態となる。すなわち、偏心カム全体が入力軸および後方軸の軸心L1回りに90度公転すると共に、偏心カム13は、この軸心L3回りに公転とは逆方向に90度自転する。このときのピストン受け部13aの中心O1は、入力軸および後方軸の軸心L1と左右同じ位置となる。
同図(B)の状態から偏心カム13が右回りに90度旋回すると、同図(C)に示す状態となる。前記と同様に偏心カム13が公転および自転することにより、ピストン受け部13aの中心O1が、入力軸および後方軸の軸心L1から真右に距離(a+b)だけ離れた位置に到達する。つまり、ピストン受け部13aの中心O1が、同図(A)の初期位置から距離(2a+2b)だけ移動したことになる。
その後、同図(C)の状態から偏心カム13が右回りに90度旋回すると、同図(D)に示す状態となる。このとき、ピストン受け部13aの中心O1は、入力軸および後方軸の軸心L1と左右同じ位置となる。さらに同図(D)の状態から偏心カム13が右回りに90度旋回することで、同図(A)の状態に戻る。
前記シリンダ対12の動作において、ピストン受け部13aの中心O1は、ピストンロッド16のカム受け面16aの中心に維持されるから、偏心カム13が360度旋回する間に、ピストンロッド16が(2a+2b)のストロークで1往復の進退運動をする。ここで、偏心カム13の軸心L3に対するピストン受け部13aの中心O1の偏心距離aと、入力軸および後方軸の軸心L1に対する偏心カム13の軸心L3の偏心距離bとは等しいので、ピストンロッド16のストロークは偏心距離a,bの4倍である。
入力軸6(図2)が連続回転することにより、2組のシリンダ対12の各ピストンロッド16がそれぞれ往復運動を繰り返す。シリンダ対12のピストンロッド16がストロークの左端へ移動したときに、左のピストンヘッド11cが上死点に位置し、右のピストンヘッド11cが下死点に位置する。逆に、ピストンロッド16がストロークの右端へ移動したときに、左のピストンヘッド11cが下死点に位置し、右のピストンヘッド11cが上死点に位置する。
作用効果について説明する。
入力軸6を駆動源により回転駆動することで、入力軸6および後方軸8の軸心L1に対して偏心したカム軸7が一体に回転し、カム軸7の軸心L3が旋回する。このため、このカム軸7の外周に回転自在に設置された偏心カム13は、入力軸6および後方軸8の軸心L1を中心として公転しながら、カム軸7の軸心回りに自転する。これと共に、偏心カム13の各ピストン受け部13aが、ピストンロッド16の中間のカム受け面16aに当接してピストンロッド16を進退させる。したがって、各段の各シリンダ室12a内でピストン11がそれぞれ摺動する。入力軸6の回転運動をシリンダ対12の往復運動に変換することで、シリンダ対12において気体の圧縮および吐出が繰り返し行われる。シリンダ対12で圧縮された圧縮気体は、対象機器に送り出される。
前記のようにピストンロッド16を進退させるとき、このピストンロッド16に設けられた被案内部30が、入力軸6の軸心L1に平行な軸心回りに回転自在なガイド軸受29に案内される。これら被案内部30とガイド軸受29とを含むピストン規制手段17により、ピストンロッド16が入力軸6の軸方向へ移動することを規制する。つまり被案内部30は、ピストンロッド16の側面部に設けられた断面凹形状のレール溝30aからなるものとしたため、ガイド軸受29の外輪端面部が、レール溝30a内における両側面に挟まれ、ピストンロッド16が前記軸方向A1に移動することを規制する。
したがってシリンダ室12a内で摺動するピストン11が不所望に傾いたり過度に押し付けられることを防止することにより、ピストン11の耐久性が向上するうえ、振動も抑制することが可能となる。例えば軸受等の内部部品に異常が発生した場合でも、ピストン11、シリンダ室12aに損傷を受けることを防止することができる。
他の実施形態について説明する。
以下の説明においては、各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図8(B)は、図8(A)のF−F線断面図である。図8(B)に示すように、被案内部30は、ピストンロッド16の両側面部に、このピストンロッド16とは異なる材料から成るレール溝形成部材31をそれぞれ固着したものとしても良い。前記ピストンロッド16は、例えばアルミニウム材から成り、レール溝形成部材31は、例えばステンレス鋼から断面凹形状のレール溝に形成される。但し、ピストンロッド16、レール溝形成部材31は、これらの材料に限定されるものではない。前記ピストンロッド16の両側面部に、レール溝形成部材31がボルト等の連結具を用いて固着される。
この構成によると、レール溝形成部材31として、例えば、ピストンロッド16の材料よりもヤング率が大きく且つ硬度も硬いステンレス鋼を選択することで、ガイド軸受との硬度差が小さくなり異常摩耗が抑えられ、耐久性を確保することができる。またピストンロッド16として、例えば、ステンレス鋼よりも比重の小さいアルミニウム材を選択することでピストン部全体の軽量化を図ることができる。
図9に示すように、レール溝30aの溝底の横断面形状を、溝幅における中央部に向かう程凹む円弧状に形成し、ガイド軸受29の外輪29aは、レール溝30aにおける円弧状の溝底と同一の曲率を有する。前記円弧状の溝底を有するレール溝30aに、外輪29aを案内させるものとしても良い。
この構成によると、ピストンロッド16を進退させるとき、円弧状の外輪29aに対しレール溝30aが調心したうえで、ピストンロッド16が軸方向A1に移動することを規制する。したがって、ガイド軸受29の外輪29aに対し、ピストンロッド16を常時円滑に案内させることができる。これにより、従来の圧縮機よりも振動、騒音の低減を図ることが可能となる。
図10に示すように、ガイド軸受29の外輪29aに、レール溝30aにおける円弧状の溝底と同一の曲率を有するカバー部材32を設ける。このカバー部材32は、例えば、樹脂材料からなる。前記円弧状の溝底を有するレール溝30aに、前記カバー部材32を案内させるものとしても良い。この場合、カバー部材32を、例えば定期的な点検時に容易に交換することができ、メンテナンス性に優れる。またカバー部材32が樹脂材料からなるため、このカバー部材32に接する被案内部30への損傷を軽減することができる。
2…ケース
6…入力軸
7…カム軸
8…後方軸
11…ピストン
12…シリンダ対
12a…シリンダ室
13…偏心カム
13a…ピストン受け部
16…ピストンロッド
16a…カム受け面
17…ピストン規制手段
26…ピストン部
29…ガイド軸受
30…被案内部
30a…レール溝
32…カバー部材

Claims (5)

  1. ケースの一方端に回転自在に支持され、前記ケースの外部から伝達される駆動力により回転させられる入力軸と、
    前記ケースの他方端に回転自在に支持され前記入力軸と同心で回転運動する後方軸と、
    前記入力軸および前記後方軸の軸心を挟んでこの軸心と垂直な方向に互いに対向して配置された2つのシリンダ室を有するシリンダ対と、
    前記シリンダ対の前記シリンダ室内に摺動自在に嵌合した2つのピストンおよびこれら2つのピストンを互いに一体に動作可能に連結したピストンロッドを有するピストン部と、
    前記入力軸と前記後方軸の間にこれら入力軸および後方軸と一体に回転可能に設けられて前記入力軸および前記後方軸の軸心に対して偏心したカム軸と、
    このカム軸の外周にこのカム軸の軸心回りに回転自在に設置されて外周面に前記カム軸の軸心に対して偏心したカム面であるピストン受け部が設けられた偏心カムとを備え、
    この偏心カムの前記ピストン受け部がそれぞれ前記ピストン部の前記ピストンロッドの中間に設けられたカム受け面に当接して前記ピストンロッドを進退させ、
    前記シリンダ対の各シリンダ室内の圧縮を行う往復動圧縮機であって、
    前記ピストンロッドが前記入力軸の軸方向へ移動することを規制するピストン規制手段を設け、このピストン規制手段は、前記入力軸の軸心に平行な軸心回りに回転自在に前記ケースに設けられたガイド軸受と、前記ピストンロッドに設けられ前記ガイド軸受に案内される被案内部とを含む
    ことを特徴とする往復動圧縮機。
  2. 請求項1記載の往復動圧縮機において、前記被案内部は、前記ピストンロッドの側面部に設けられた断面凹形状のレール溝からなる往復動圧縮機。
  3. 請求項2記載の往復動圧縮機において、前記レール溝の溝底の横断面形状を、溝幅における中央部に向かう程凹む円弧状に形成し、前記ガイド軸受の外輪は、前記レール溝における円弧状の溝底と同一の曲率を有し、前記円弧状の溝底を有する前記レール溝に前記外輪を案内させる往復動圧縮機。
  4. 請求項2記載の往復動圧縮機において、前記レール溝の溝底の横断面形状を、溝幅における中央部に向かう程凹む円弧状に形成し、前記ガイド軸受の外輪に、前記レール溝における円弧状の溝底と同一の曲率を有するカバー部材を設け、前記円弧状の溝底を有する前記レール溝に前記カバー部材を案内させる往復動圧縮機。
  5. 請求項4記載の往復動圧縮機において、前記カバー部材は樹脂材料からなる往復動圧縮機。
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