JP2009183273A - 発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器、これを用いたキムチ熟成方法、及びそれにより製造されたキムチ - Google Patents

発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器、これを用いたキムチ熟成方法、及びそれにより製造されたキムチ Download PDF

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Abstract

【課題】発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器、これを用いたキムチ熟成方法、及びキムチを提供する。
【解決手段】キムチ用保存容器において、本体10の内壁面に複数の係止突起11を縦方向に沿って配置するとともに内方へ突出させた。本体10の内側の平面積と一致する平面積を有し上面の外周部及び中央部に多数の通孔21'が形成された密着部21aを備える。密着部21aの周囲から一体に上方に折れ曲がり外壁面を備え、その外壁面に本体10の係止突起11が嵌まる係止溝22'が形成された固定部材20を設ける。固定部材20における密着部21aの底部を本体10に収容されたキムチの上面に密着させ、固定部材20の係止溝22'を本体10の係止突起11に段階的に嵌め、移送中に保存容器が片方に傾いた時にキムチの液汁が密着部21aの通孔21'を通じて固定部材20の内側へ流れ込んで固定部材20の内側で自由に循環するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器、及びこれを用いたキムチ熟成方法に関し、より詳しくは、キムチを発酵及び熟成させる時、キムチの一部分が液汁に浸っていなく乾燥することがあるが、これが乾燥しないようにする重石の押さえ機能によって、キムチの中に液汁が十分しみ込むように液汁を循環可能にすることにより、キムチを包装時と同じ形態で保存しながらも、最適な発酵及び熟成状態で供給できるようにした発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器、及びこれを用いたキムチ熟成方法並びにそれにより製造されたキムチに関する。
キムチは、主原料の白菜、大根などに、唐辛子、ニンニク、ショウガ、塩辛などの色々な香辛料を混合して、低温で乳酸発酵させて得るものであって、昔は野菜が足りなかった冬季に、ビタミン、繊維素、無機質などの供給源であったが、最近は乳酸菌による整腸作用を有する世界的に非常に優れた韓国の発酵食品として知られている。
キムチの種類は、原料、漬け込み方、保存方法、発酵方法などにより330種以上が存在すると知られており、細分すると、キムチ類173種、カクテキ類20種、ドンチミ(薄い塩水につけた大根を輪切りにしたキムチの一種)類7種、即席キムチ類(大根、白菜などを漬けてからすぐ調味して和えた浅漬けに似た物)19種、センチェ(生野菜のナムル)類26種、チャンアチ類(醤油漬け)75種、チャンジ類(大根、白菜などの塩漬け)13種、漬け物類(塩、砂糖、醤油などで漬けたもの)2種などがある。
キムチの栄養成分としては、ビタミンB群、β-カロチン、ビタミンCなどの色々な栄養成分が多量に含まれており、ビタミンB群とビタミンCは材料にも含まれていて発酵過程中にも生合成される。β-カロチンは、ニンジン、粉トウガラシ、ねぎなどの原料に含まれている。キムチは無機質、食物繊維(Dietary fiber)、アミノ酸も相当含んでいる栄養素の供給源でもある。
キムチを保存し管理する方法は、昔は土の中にキムチ甕を埋めて長期発酵及び熟成させたが、最近はキムチ専用貯蔵庫が開発されて家庭や給食所に設けられ活用されている。キムチ甕内のキムチは、それがキムチ液汁の上に浮かんでこないように石で押さえられることにより、漬けた白菜の葉で空間をなくして外部の空気が遮断され、キムチが液汁の中に浸り酸化を抑制されてキムチにCOがよく溶解されるようにすると、美味しいキムチが得られる。
キムチは伝統的に家で作られ、キムチ甕に入れて保存利用してきたが、キムチ産業が急成長することによって商品としてのキムチが増加しており、包装されたキムチが流通している。一般に商品キムチの包装方法は、家庭用と団体給食用に分けられる。家庭用の小分け包装は、ガラス瓶、プラスチック容器、アルミホイルフィルム、プラスチックフィルムなどの形態で、大体100〜500g単位で包装している。団体給食用の大分け包装は5kg以上で、段ボールやプラスチック、金属容器包装内プラスチックフィルムで包装して流通している。
キムチが包装されて流通される場合、移動中に薬味液が流れ出ることを防止するために、キムチを保存容器に入れた後、上記保存容器の開放部位をシートで真空密閉する。もちろん、薬味液の量が少ない惣菜の場合には、配送過程で包装された惣菜の形態が保存容器の移動により変形することがあるが、その味はさほど変わらない。しかし、キムチのように薬味液の量が多い惣菜を保存容器に真空密閉させた状態で提供する場合、配送時に近距離ではない場合は、たいてい包装容器の片側に傾く現象が繰り返し起き、保存容器の内部に収容されているキムチの形が包装時とは変わることになる。
また、上記のように薬味液が保存容器の内部で片側に傾くと、薬味液に浸っている部分は味の変化が少なく、むしろ適当に熟成される反面、薬味液から露出している部分は薬味液がキムチに残っていないためキムチの一部分が本来の味を失い乾燥するという問題点がある。
本発明の目的は、キムチを保管する保存容器に重石機能を設けて、容器内でキムチが移動することを防止すると共に、上記重石機能によってキムチの中に液汁が十分しみ込み、発酵及び熟成する過程においても、キムチの一部分が乾燥しないように液汁が循環可能になることによって、キムチが包装時と同じ形態を維持しながらも、最適な発酵及び熟成状態で供給できる発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器、及びこれを用いたキムチ熟成方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明における発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器は、キムチが収容される本体の開放部位がシートで真空密閉されるキムチ用保存容器において、上記本体の内壁面に複数の係止突起を縦方向に沿って配置すると共に内方へ突出させ、かつ、本体の内側の平面積と一致する平面積を有し、上面の外周部及び中央部に多数の通孔が形成された密着部を備えると共に、上記密着部の周囲から一体に上方に折れ曲がる外壁面を備え、その外壁面に本体の係止突起が嵌まる係止溝が形成された固定部材を設け、上記固定部材における密着部の底部を本体に収容されたキムチの上面に密着させ、固定部材の係止溝を本体の係止突起に段階的に嵌め、保存容器が傾いてた時にキムチの液汁が密着部の通孔を通じて固定部材の内側へ流れ込んで上記固定部材の内側で自由に循環すると共に、液汁が通孔を通じてキムチ側に再供給されるようにする。
また、本発明は、上記発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器にキムチを入れ、熟成期間中に上記キムチが液汁に常に浸っているように保管するというキムチ熟成方法を提供する。さらに、前記キムチ用保存容器を用いて製造されたキムチが提供される。
本発明によるキムチ用保存容器にキムチを保管すると、保存容器の重石機能によってキムチの中に液汁が十分しみ込むと共に、液汁が容器内で循環可能であってキムチが常に液汁に浸っているため、キムチの一部分が乾燥する現象を防止し、且つキムチが包装時と同じ形態を維持しながらも、発酵及び熟成中のキムチの酸化を抑制し、キムチにCOがよく溶解されるようにして常に新鮮な味を堪能できるキムチを供給することができるという長所がある。
以下、本発明をより詳しく説明する。
本発明に係る発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器の具体的な内容について添付図面を参照して詳しく説明する。図1は、本発明に係るキムチ用保存容器の分解斜視図であり、図2は、本発明に係るキムチ用保存容器の側断面図であり、図3は、本発明の他の実施形態に係る固定部材の斜視図であり、図4は、図3に示すキムチ用保存容器の側断面図であり、図5は、本発明のまた別の実施形態に係る固定部材の斜視図であり、図6は、図5に示すキムチ用保存容器の正断面図を示している。
図面中、符号1はキムチを示す。
本発明は、キムチが収容される本体10の開放部位がシート30で真空密閉されるキムチ用保存容器に関する。上記本体10の内壁面には多数の係止突起11が縦方向に沿って配置されると共に、内方へ突出している。一方、固定部材20は密着部21aを備えている。密着部21aは上記本体10の内側の平面積と一致する平面積を有し、上面周り及び中央部に多数の通孔21'が形成されている。と、固定部材20は、上記密着部21aの周り一体に上方に折れ曲がる外壁面を備え、その外壁面には本体10の係止突起11が嵌まる係止溝22'が形成されている。上記固定部材20における密着部21aの底部は、本体10に収容されたキムチの上面に密着させられる。固定部材20の係止溝22'が本体10の係止突起11に段階的に嵌められ、移動中保存容器が片方に傾いてもキムチの液汁が密着部21aの通孔21'を通じて固定部材20の内側に流れ込んで、上記固定部材20の内側で自由に循環すると共に、液汁が通孔21'を通じてキムチ側に再供給される。
また、本発明によれば、図3,4に示すように、密着部21bが株付き白菜キムチ(白菜を刻んだものではなく、丸ごと漬け込んだキムチ)などの収容に適合するようにドーム型に形成される固定部材20が共に提供される。
また、本発明は、移動中にキムチの流動が制限可能なように密着部21cの底の中央部に半球形態の押し付け構造が形成される固定部材20も共に提供される。
上記固定部材20は、透明又は半透明合成樹脂材で成形するものの、設置時にキムチが過度に押さ付けえられない程度の厚さを有するようにすることが好ましい。
図1,2に示すように、上記固定部材20は、支持部22を外方に傾斜するように形成し、設置時、 支持部22の係止溝22'に 本体10の 係止突起11が弾力的に結合されるようにすることが好ましい。
上記密着部21aの上面外周部に形成される通孔21'は、上面中央部に形成される通孔21'より狭い間隔で配置され、固定部材20の内部へキムチの液汁が速やかに流れ込むようにしている。
また、本発明は、本体10の側面に指示目盛り12を形成して、本体10に収容されたキムチの収容量を外部から容易に把握することができるようにしている。
以下、本発明に係る発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器の作用について説明する。
本発明は、キムチが収容される本体10の開放部位をシート30で真空密閉させることは従来と同様である。
但し、本発明では、本体10の内部に固定部材20を簡単に設けて惣菜の流動防止はもちろん、特に重石機能によってキムチの中に液汁が十分しみ込むようにすると共に、移動中にキムチの一部分が乾燥しないように液汁を循環可能にすることによって、キムチが包装時と同じ形態を維持しながらも、最適な発酵及び熟成状態で供給することができるようにしている。
本発明では、先ず、漬け込んでおいたキムチを本体10の側面に形成された指示目盛り12にしたがって適当量を本体10の内側に入れた後、キムチが収容された本体10の内側に備えられた固定部材20をその上に置く。
上記固定部材20をキムチの上側に置き、固定部材20の密着部21aの底部がキムチの上面に完全に密着するようにした状態で、支持部22の外壁面の周りに形成された係止溝22'を本体10の内壁面の周りに形成された係止突起11に一致させると共に、密着部21aを下方に押し付け、キムチが移動しない程度に固定部材20の係止溝22'を本体10の係止突起11に段階的に嵌める。
上記のように固定部材20でキムチを押し付けると、上記固定部材20は、通常、キムチを漬け込んだばかりの状態のまま保存可能なようにキムチを押し付け、上記キムチ中にある空気を外部に押し出す機能、すなわち、重石機能を遂行することになり、これと共に固定部材20によりキムチの移動が制限された状態で保存容器に包装されることによって、配送中に保存容器が繰り返し傾いても、キムチが保存容器に最初に入れたままの状態で維持される。
また本発明は、上記固定部材20によるキムチの流動防止機能と共に配送中に保存容器が繰り返し傾いてキムチの液汁が一側にたまっても、上記液汁がキムチ全般に自然としみ込むようにする作用を同時に遂行することになる。
すなわち、固定部材20が、重石のようにキムチを押し付けると、上記キムチの液汁が密着部21aに形成された通孔21'を通じて固定部材20の内側へ流れ込む。
上記密着部21aの通孔21'を通じて固定部材20の内側に流れ込んだ液汁は、フェンスのように密着部21aの周り一体に形成された支持部22の内側にたまることになり、移動過程において上記液汁が固定部材20の内側を自由に移動しながら、密着部21aの上面全般に形成された通孔21'によって固定部材20の下方に置いたキムチに供給される。それにより、キムチ全体が乾燥せず、キムチが包装時と同じ形態を維持しながらも、最適な発酵及び熟成状態で供給することができる。
上記のような方法によって、キムチ保存容器にキムチを入れ、キムチの液汁にキムチが完全に浸るようにした後、上記キムチを入れたキムチ保存容器を5〜20℃の温度で保管すると、従来の一般保存容器に保管されたキムチに比べて美味しいキムチを得ることができる。
また、より美味しいキムチを得るためには、白菜を洗って切り10〜13%濃度の塩水に入れ、18〜22℃の温度で3〜4時間漬けた後で、主材料である上記白菜86重量部を基準に、副材料であるいわしエキス3〜5重量部、粉トウガラシ2〜4重量部、ニンニク1〜3重量部、砂糖1〜3重量部、ワケギ0.5〜1.5重量部、調味料0.01〜0.02重量部、及び天日塩1〜2重量部を混合して製造されたキムチを保存容器に保管し、発酵及び熟成させることが好ましい。
本発明による発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器の機能性、及び上記保存容器にキムチを保存した時のキムチの味の変化及び効能を知るために、本発明では、実験例として互いに異なる保存容器で熟成されたキムチのpH、酸度、COの濃度、乳酸菌数、遊離アミノ酸の含有量、GABA(γ−アミノ酪酸)の含有量及びグルタミン含有量の変化を測定した。
すなわち、本発明による発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器に入れて熟成させたキムチと、一般保存容器に入れて熟成させたキムチのpH、酸度、COの濃度、乳酸菌数、遊離アミノ酸の含有量、GABAの含有量、及びグルタミンの含有量を比較測定した。この際、本発明によるキムチ用保存容器で熟成させたキムチを実験群とし、5℃で熟成させたキムチを実験群1、20℃で熟成させたキムチを実験群2とした。また、一般保存容器で熟成させたキムチを対照群とし、実験群と同様に熟成温度により、5℃で熟成させたキムチを対照群1、20℃で熟成させたキムチを対照群2とした。
実験例1:キムチのpH及び酸度測定
キムチの発酵では、乳酸菌によって乳酸以外の有機酸を生成することによってpHが低下するが、一般的に、キムチのpHは5.8であり、発酵が進行するとpH 3.8まで下がることになる。酸度とpHとの関係は、生成された酸がキムチの種類、塩の濃度、温度により溶解度が異なるので、必ずしも比例するのではなく、キムチの発酵の進行に伴い、漬け込んだ直後に酸度が0.03%から1.1%まで増加することになる。
本実験例1では、実験群1及び2と、対照群1及び2の保存期間によるpHと酸度の変化を測定した。
先ず、キムチのpHは、キムチの液汁に直接pHメーター(Istek model 740P)の電極を入れて測定した。
また、キムチの酸度は、一定量のキムチを採取した後、ここに上記キムチと同量の蒸溜水を添加して液汁を取り、上記液汁のpHが8.3になるまで0.1NのNaOHで滴定し、液汁の中和に所要した0.1NのNaOH量を乳酸の含有量で換算して、下記式1に従って算出した。
Figure 2009183273
式中、0.009は0.1N−NaOHの量に基づく乳酸に関する因数を示し、ファクターはNaOHの濃度に基づいて変化するNaOHの補正係数であり、この式において通常は「1」である。
上記のような方法によって、実験群1及び2と、対照群1及び2の保存期間によるpH及び酸度を測定して比較した結果を図7〜図10に示す。
図7から分かるように、5℃で保存した実験群1と対照群1のキムチは、液汁のpHが保存6日目まではpH5.2からpH5.5に上がったが、実験群1のキムチのみが、保存24日目にはpH4.2と低くなった。また、図8から分かるように、20℃で保存した実験群2と対照群2のキムチは、液汁のpHが保存2日目までpH5.2からpH5.5に上がったがその後に急速に減少して、保存12日目にはpH3.7まで低下し、その後、保存24日目までpH変化はほとんどなかった。
キムチが一番美味しいと知られているpH4.2は、実験群1及び対照群1においては保存12日目、実験群2及び対照群2においては保存4日目に現れ、包装容器によって保存日数を異にしても、pHには大きな差がないことが分かった。
一方、実験群1及び対照群1の酸度を示した図9と、実験群2及び対照群2の酸度を示した図10から分かるように、キムチの酸度は、キムチ用保存容器に保存した実験群の場合、一般保存容器に保存した対照群より有意的に高いことが分かった。
実験例2:キムチのCO濃度の測定
キムチの発酵パターンとCOの生成量は密接な関係があり、キムチに含まれているCOは、キムチにさっぱりした味を付与する成分であるばかりではなく、酸度と共に重要な発酵指標となる。キムチの発酵中に包装内部のCOは増加し続け、一定範囲の温度でOの濃度は減少することが一般的である。キムチの種類、保存温度、塩の濃度に応じてCOの発生量は異なり、ガス状態のCOは、キムチの液汁中に溶け入り、キムチのさわやか且つさっぱりした味を出すことになる。
本実験例2では、実験群1及び2と、対照群1及び2の保存期間によるCO濃度の変化を測定した。
キムチのCO濃度を測定するために、先ず、錫酸-クエン酸塩混合液を製造する。錫酸-クエン酸塩混合液は、2M−Na,K−tartrate(酒石酸ナトリウムカリウム)水溶液と2M−Na−citrate(クエン酸ナトリウム)水溶液を同じ割合で混合して製造する。このように製造された混合液は、使用前に1N−NaOH水溶液で微赤色になるまで中和して使用する。
錫酸-クエン酸塩混合液の製造が完了すると、500ml三角フラスコに0.1N−NaOH水溶液10mlと上記錫酸-クエン酸塩混合液5mlを入れ、ここに水で2倍に希釈したキムチの液汁50mlを添加する。そして、0.1N−HCl水溶液でpHメーターによってpH8.3になるまで滴定する。滴定が完了した後、下記式2によってCOの含有量を求める。
Figure 2009183273
V1:0.1N NaOH水溶液 の容積(ml)
V2:0.1N−HCl水溶液の容積(ml)(滴定量)
キムチの場合は、pHが低く、希釈したキムチの液汁を別途に取り、5〜10分間激しく振とうし、または、80℃に加温して溶存するCOを完全に取り除いた後、上記のような方法で滴定した数値から補正値を減じて遊離CO含有量を計算した。COの補正値の計算は上記式の通りである。なお、COの補正値は、溶解したCOの除去するために希釈されたキムチの液汁を加熱した後に演算されたものである。
上記のような方法によって、実験群1及び2と、対照群1及び2の保存期間によるキムチの液汁中に溶けているCO濃度を測定して比較した結果を図11及び図12に示す。
図11から分かるように、実験群1及び対照群1の場合、保存12日目まではCO濃度が持続的に増加したが、その後は減少する傾向がみられ、実験群1のキムチの液汁のCO量が対照群1のキムチの液汁のCO量より20%程度高かった。この際、キムチの液汁中のCO濃度は、発酵12日目に最高に達して3800〜4100mg/kgとなり、これはキムチをキムチの液汁中に浸るように保存して発酵させると、キムチが美味しくなる理由であると言える。
また、図12から分かるように、実験群2のキムチの液汁のCO量が、対照群2のキムチの液汁のCO量よりやはり高く、発酵12日目にはCO濃度が1400〜1700mg/kgと実験群1に比べて低かった。このような結果は、発酵温度が高くなることによって発酵が活発に起きるためCOの生成量は多くなり、包装内部の濃度は高く非常に膨らむが、キムチの液汁中のCOは減少するためであると考えられる。
実験例3:キムチ中の乳酸菌数(Leuconostoc sp., Lactobacillus sp.)の測定
キムチの熟成は、保存温度、食塩濃度、原料及び副材料などの色々な要因によって決定される複合的な発酵過程であって、多様な微生物が関与することになる。
発酵初期には、グラム陰性菌と、内生胞子を形成するグラム陽性菌が現れるが、死滅し乳酸発酵が起こる。キムチの発酵が進行した食べ頃状態のキムチには、グラム陽性菌、グラム陰性菌、酵母群集の中からグラム陽性菌であるラクトバチルス属(Lactobacillus sp.)、ロイコノストック属(Leuconostoc sp.)、ペディオコッカス属(Pedicoccus sp.)、エンテロコッカス属(Entrococcus sp.)、ラクトコッカス属(Lactococcus sp.)などがある。微生物個体の分布と頻度は多様に示されるが、主な微生物としては、ロイコノストック・メセンテロイデス(Leuconostoc mesenteroides)、ロイコノストック・パラメセンテロイデス (Leuconostoc paramesenteroides)、ストレプトコッカス・ラフィノラクティス(Streptococcus raffinolactis)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)、ラクトバチルス・サケ(Lactobacillus sake)などがあり、発酵後期には、発酵性酵母であるサッカロミセス・フェルメンタチ(Saccharomyces fermentati)、ピキアハロフィリア (Pichia halophilia)などがアルコールと香餌成分を生成することになる。
本実験例3では、実験群1及び2と、対照群1及び2の保存期間による乳酸菌数の変化を測定した。
キムチ中の乳酸菌の数は、試料を生理的食塩水で希釈し、培地で培養、計数する平板計数法(Plate count agar method)によって測定した。
すなわち、ロイコノストック属(Leuconostoc sp.)の場合は、フェニルエチルアルコールアガー(phenylethyl alcohol agar)とスクロース(sucrose)を添加したPES培地42.5gを蒸溜水1リットルに溶かし、121℃で15分間殺菌した後、試料を摂取し、20℃で5日間平板培養して計数した。この際、上記PES培地の組成は、カゼインの膵臓分解物(pancreatic digest of casein)15g、パパイクソイビーンミール(papaic soybean meal)5g、NaC15g、フェニルエチルアルコール(phenylethyl alcohol)2.5g、アガー(agar)15gである。
また、ラクトバチルス属の場合は、ラクトバシルスMRSブロスアガー培地(Lactobacillus MRS Broth agar medium)55gを蒸溜水1リットルに溶かし、121℃で15分間殺菌した後、試料を摂取し、37℃で3〜4日間培養しながら現れたコロニー(colony)を計数し、希薄倍数を掛けて表示した。この際、上記ラクトバチルスMRSブロスアガー培地の組成は、バクト・プロテオース・ペプトン(bacto proteose peptone)10g、バクト・ビーフ抽出物(bacto beef extract)5g、バクト・イースト抽出物(bacto yeast extract)5g、バクトデキストロース(bacto dextrose)20g、トゥイーン80(Tween 80)1g、クエン酸アンモニウム(ammonium citrate)2g、クエン酸ナトリウム(sodium citrate)5g、硫酸マグネシウム(magnesium sulfate)0.05g、硫酸マンガン(manganese sulfate)0.05g、リン酸二カリウム(dipotassium phosphate)2g、アガー15gである。
上記のような方法によって、実験群1及び2と、対照群1及び2の保存期間による乳酸菌の数(Leuconostoc sp., Lactobacillus sp.)を測定して比較した結果を図13〜図16に示す。
図13は、実験群1及び対照群1のロイコノストック属菌の数を測定したものであり、実験群1のロイコノストック属菌の数は、発酵6日目から急激に増加し、発酵12日目には最高に達し、菌の数がml当たり6×10であって対照群1の菌の数である9×10/mlより高く、12日目以後にはむしろ対照群1より低かった。
図14は、実験群2及び対照群2のロイコノストック属菌の数を測定したものであり、実験群2のロイコノストック属菌の数は発酵4日目に最高に達し、発酵16日目まで一定状態を維持する形であり、対照群2とは大きな差が示されなかった。
図15は、実験群1及び対照群1のラクトバチルス属菌の数を測定したものであり、実験群1のラクトバチルス属菌の数は、発酵12日目に1.1x1010mlと最高に達し、これは対照群1より高い数値で、その後は減少する傾向にあり、対照群1は発酵12日目に最高に達した。
図16は、実験群2及び対照群2のラクトバチルス属菌の数を測定したものであり、実験群2のラクトバチルス属菌の数は、発酵2日目から急激に増加し始め、発酵4日目に7.2×10/mlには最高に達し、これは対照群2より低い数値であった。
したがって、5℃に保存した実験群1は、対照群1に比べて乳酸菌数が高く、キムチ用保存容器が効果的であることが分かったが、20℃ではキムチ用保存容器の効果が認められなかった。これは、5℃でキムチを発酵した時、一般保存容器に包装された対照群1のキムチは、空気中に露出しながら酸素によって嫌気性菌であるラクトバチルス属とロイコノストック属の増殖が低下したものであり、キムチ用保存容器に包装された実験群1のキムチは液汁の中に浸っていたので、ラクトバチルス属とロイコノストック属の生育に適当な条件が与えられたためである。
実験例4:キムチ中の遊離アミノ酸含有量の測定
遊離アミノ酸は、キムチの材料として使用される塩辛と乳酸菌によって生成され、栄養的に重要な成分であるのみでなく、味を左右したりもするためキムチにおいては非常に重要である。
本実験例4では、実験群1及び2の保存期間による遊離アミノ酸の含有量の変化を測定した。
遊離アミノ酸の測定は、キムチ5gに10倍量の蒸溜水を添加し、15分間沸かした後これをろ過し、50mlに定容して分析試料とし、誘導体化過程を経た後、GC-MSで分析して希薄倍数を掛けて測定した。
上記のような方法によって、実験群1及び2の保存期間に応じる遊離アミノ酸の含有量を測定して比較した結果を表1及び表2に示す。
表1は、5℃で保存した実験群1の遊離アミノ酸の含有量を測定した結果を示す。
Figure 2009183273
表2は、20℃で保存した実験群2の遊離アミノ酸の含有量を測定した結果を示す。
Figure 2009183273
表1及び表2から分かるように、キムチの液汁中の遊離アミノ酸の含有量は、実験群1と実験群2においてさほど差がなく、且つ発酵温度によって差が認められなく、発酵の進行によって、プロリン、アスパラギン、トリプトファンは減少し、アラニン、アスパラギン酸は増加した。また、最も含有量の高い遊離アミノ酸はグルタミン酸、リシン、アスパラギン、プロリン、アスパラギン酸の順であった。
グルタミン酸の含有量が高いのは、調味料に起因したことであり、リシンを含んだその他の遊離アミノ酸の含有量が高いのは、原料の塩辛に起因したものと考えられる。
実験例5:キムチ中のGABA(Gama-aminobutyric acid)及びグルタミンの変化測定
機能性物質として知られているGABAは、1950年ロバート(Roberts)が哺乳類の小脳で抑制性の神経伝達物質として発見し、GABAの含有量が低ければ、アルコール性脳疾患を誘発する可能性が高く、GABAは二日酔い除去、不眠症解消、中風及び痴呆の予防、肥満解消作用、肝機能活性、アルコール代謝促進機能など、特に血圧を降下する機能があり、近年重要な機能性物質として認められている。
また、グルタミン(Glutamine)は、非必須アミノ酸であって、水に溶けず、水溶液状態で不安定であるため、液状で利用しにくいという点がある。人間の体内からグルタミンが枯渇されると致命的であるため、条件付き必須アミノ酸とも言い、小腸細胞の唯一のエネルギー源として使われている。また、免疫を強化し、運動後の筋肉の破壊防止効果、筋力強化などの目的で外国において多用されているアミノ酸素材である。
本実験例5では、実験群1及び2の保存期間によるGABA含有量及びグルタミン含有量の変化を測定し、その結果を表3及び表4に示す。
表3は、実験群1及び2の保存期間に応じるGABA含有量の変化を示すものである。
Figure 2009183273
表4は、実験群1及び2の保存期間に応じるグルタミン含有量の変化を示すものである。
Figure 2009183273
表3及び4から分かるように、キムチ中のGABAは、5℃で発酵させた時、226ppmから発酵10日目に1554ppm、20日目には1396ppmに急速に増加し、20℃で発酵させた時も増加傾向は同様であった。また、キムチ中のグルタミンは、5℃で発酵させた時、356ppmから発酵10日目に1154ppm、20日目には1060ppmに増加し、20℃で発酵させた時も同様の傾向を示した。
したがって、本発明によるキムチには、機能性物質であるGABAとグルタミンが多量に存在しているため、機能性が高いキムチであると言え、これはキムチ中に存在する多様な乳酸菌によって生成されるものと考えられる。
本発明に係るキムチ用保存容器の分解斜視図。 本発明に係るキムチ用保存容器の側断面図。 本発明の他の実施形態に係る固定部材の斜視図。 図3に示すキムチ用保存容器の側断面図。 本発明のまた他の実施形態に係る固定部材の斜視図。 図5に示すキムチ用保存容器の正断面図。 実験群1及び対照群1の保存期間によるpHを測定したグラフ。 実験群2及び対照群2の保存期間によるpHを測定したグラフ。 実験群1及び対照群1の保存期間による酸度を測定したグラフ。 実験群2及び対照群2の保存期間による酸度を測定したグラフ。 実験群1及び対照群1の保存期間によるCO濃度を測定したグラフ。 実験群及び対照群2の保存期間によるCO濃度を測定したグラフ。 実験群1及び対照群1の保存期間によるロイコノストック属(Leuconostoc sp.)菌の数を測定したグラフ。 実験群2及び対照群2の保存期間によるロイコノストック属菌の数を測定したグラフ。 実験群1及び対照群1の保存期間によるラクトバチルス属(Lactobacillus sp.)菌の数を測定したグラフ。 実験群2及び対照群2の保存期間によるラクトバチルス属菌の数を測定したグラフ。

Claims (12)

  1. キムチが収容される本体(10)の開放部位がシート(30)で真空密閉されるキムチ用保存容器において、
    本体(10)の内壁面に複数の係止突起(11)を縦方向に沿って配置するとともに内方へ突出させ、かつ、本体(10)の内側の平面積と一致する平面積を有し上面の外周部及び中央部に多数の通孔(21')が形成された密着部(21a)を備えるとともに、密着部(21a)の周囲から一体に上方に折れ曲がる外壁面を備え、その外壁面に本体(10)の係止突起(11)が嵌まる係止溝(22')が形成された固定部材(20)を設け、上記固定部材(20)における密着部(21a)の底部を本体(10)に収容されたキムチの上面に密着させ、固定部材(20)の係止溝(22')を本体(10)の係止突起(11)に段階的に嵌め、保存容器が片方に傾いた時にキムチの液汁が密着部(21a)の通孔(21')を通じて固定部材(20)の内側へ流れ込んで上記固定部材(20)の内側で自由に循環すると共に、液汁が通孔(21')を通じてキムチ側に再供給されるようにしたことを特徴とする発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器。
  2. 上記固定部材(20)の密着部(21b)は、株付き白菜キムチの収容に適合するようにドーム型に形成されることを特徴とする請求項1に記載の発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器。
  3. 上記固定部材(20)には、移送中にキムチの流動が制限可能なように密着部(21c)の底の中央部に半球形態の押し付け構造が形成されることを特徴とする請求項1に記載の発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器。
  4. 上記固定部材(20)には、支持部(22)を外方に傾斜するように形成し、設置時、支持部(22)の係止溝(22')に本体(10)の係止突起(11)が弾力的に結合されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器。
  5. 上記密着部(21a)の上面の外周部に形成される通孔(21')は、上面中央部に形成される通孔(21')より狭い間隔で配置され、固定部材(20)の内部へキムチの液汁が速やかに流れ込むようにすることを特徴とする請求項1に記載の発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器。
  6. 本体(10)の側面に指示目盛り(12)を形成し、本体(10)に収容されたキムチの収容量を外部から把握できるようにすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器を用いたキムチ熟成方法。
  8. 上記熟成方法では、上記キムチ用保存容器にキムチを入れ、熟成期間中に上記キムチが液汁に常に浸っているように保管することを特徴とする請求項7に記載のキムチ熟成方法。
  9. 上記キムチの熟成温度は、5〜20℃であることを特徴とする請求項8に記載のキムチ熟成方法。
  10. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の発酵及び熟成機能が補強されたキムチ用保存容器を用いて製造されたキムチ。
  11. 上記キムチは、主材料である白菜86重量部を基準に、副材料であるいわしエキス3〜5重量部、粉トウガラシ2〜4重量部、ニンニク1〜3重量部、砂糖1〜3重量部、ワケギ0.5〜1.5重量部、調味料0.01〜0.02重量部、及び天日塩1〜2重量部を混合して製造されることを特徴とする請求項10に記載のキムチ。
  12. 上記キムチは、pH3.5〜5.0、酸度0.3〜0.9%、CO濃度1400〜4100mg/kg、ラクトバチルス属(Lactobacillus sp.)菌の数4.5×10〜7.2×10/ml、ロイコノストック属(Leuconostoc sp.)菌の数5.0×10〜1.1×1010/ml、GABA含有量900〜1600ppm及びグルタミン含有量700〜1300ppmであることを特徴とする請求項10に記載のキムチ。
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