JP2009181084A - 撮像レンズユニット及びオートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニット - Google Patents

撮像レンズユニット及びオートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2009181084A
JP2009181084A JP2008022351A JP2008022351A JP2009181084A JP 2009181084 A JP2009181084 A JP 2009181084A JP 2008022351 A JP2008022351 A JP 2008022351A JP 2008022351 A JP2008022351 A JP 2008022351A JP 2009181084 A JP2009181084 A JP 2009181084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens barrel
holder
lens unit
adhesive
screw portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008022351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5544470B2 (ja
Inventor
Tsushio Soma
津志夫 相馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kantatsu Co Ltd
Original Assignee
Kantatsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kantatsu Co Ltd filed Critical Kantatsu Co Ltd
Priority to JP2008022351A priority Critical patent/JP5544470B2/ja
Publication of JP2009181084A publication Critical patent/JP2009181084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5544470B2 publication Critical patent/JP5544470B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】雌ネジ部と、雄ネジ部との隙間に接着剤を充填して固着する際、接着剤の流出を抑えて雌ネジ部と、雄ネジ部との隙間に接着剤を円滑に充填できるようにする。
【解決手段】ホルダ1の雌ネジ部3に鏡筒10の雄ネジ部2を螺着し、鏡筒10のねじ込み量によってホルダ1に対する鏡筒10の位置を調整する。この後、鏡筒10に形成する凹部12に接着剤を充填し、凹部12から雄ネジ部2と雌ネジ部3との間に接着剤を流し込む。この時、凹部12と隣接する最上段に雄ネジ部2は、雄ネジ部2の山部を切り欠いた切欠部14が形成され、この切欠部14から雄ネジ部2と雌ネジ部3の間に円滑に流れ込み、凹部12からの接着剤の流失を抑える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学系機器における撮像レンズユニット、特に、カメラ機能を備えた携帯電話機などに組み込まれた焦点調整を自動化(オートフォーカス)したオートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニットにおける鏡筒の固定方法に関する。
近年、携帯電話に搭載したカメラの機能として通常撮影とマクロ撮影が選択可能としたものが知られている。このようなカメラ付き携帯電話におけるマクロ撮影用レンズユニットとして本願出願人は、特許文献1において、CCD等の撮像素子が組込まれたホルダと、このホルダに組み込まれるレンズユニットを内蔵する鏡筒と、この鏡筒を螺着する繰出しリングと、前記ホルダと繰出しリングとの間に介在して繰出しリングのガタ付きを防止する弾性体と、繰出しリングに装着した操作ノブとから構成され、繰出しリングを操作用ノブと一体で回動することにより、ホルダの雌ネジと繰出しリングの雄ネジの螺合により繰出しリングを光軸方向に進退(上下動)させて通常撮影とマクロ撮影とを切り換えるように構成したマクロ撮影用レンズユニットを提案している。また、この種のレンズユニットの焦点調整を自動(オートフォーカス)で行う技術として特許文献2が開示されている。これは、被写体の光学像を形成するための光学素子と、光学素子を所定の方向に案内し移動可能に支持するための支持機構と、光学素子を移動させるための第一と第二の高分子アクチュエーターとを備えており、この第一と第二の高分子アクチュエーターに電圧の印加に応じて変形する高分子部を形成し、電圧の印加による前記高分子部の変形により光学素子を移動させることにより、レンズユニットの焦点調整を自動化している。
特開2003−337279号公報 特開2006−301203号公報
特許文献1のように、通常撮影とマクロ撮影の2段階の切り換えだけでは、ピントの合わない距離が出来てしまう。一方、特許文献2は、高分子アクチュエーターが電圧の印加に応じて変形(撓む)し、この変形によって光学素子を移動させて焦点調整を自動で行うことが可能であるが、特許文献2においては、光学レンズを移動するために二つの高分子アクチュエーターを用いるとともに、高分子アクチュエーターを撓ませた際、レンズ群を位置決めする構造を採用している。このため、高分子アクチュエーターを撓ませた際に、レンズユニットの位置決め手段が必要であるとともに、2つの高分子アクチュエーターを用いることから、部品点数も多い。このため、組付け作業に手間が掛かるとともに、例えば、携帯電話などに組込む場合、小型化にも不利である。したがって、部品点数の削減、組付け作業性を高めるなどの目的で高分子アクチュエーターで直接的にレンズユニットを駆動し、レンズユニットの位置決め手段を省略して部品点数を削減することが考えられる。しかし、高分子アクチュエーターで直接的にレンズ群を駆動する場合、高分子アクチュエーターの個体差によって、高分子アクチュエーターの撓み量にバラツキが生じた場合、レンズユニットの焦点距離に狂いが生じ、ピント合わせを正確に行えない、という課題を有している。
そこで、レンズユニットを組み込んだ鏡筒と、この鏡筒を光軸方向に移動自在に保持するホルダとネジで螺着し、鏡筒をホルダに対して光軸方向に位置調整自在に組み込み、鏡筒の焦点調整を行った後、鏡筒とホルダとの隙間に接着剤を充填して鏡筒とホルダとを一体的に固着することが考えられる。この場合、ホルダの内周面に雌ネジ部を形成し、鏡筒の外周に雄ネジ部を形成することになるが、近年、携帯電話に搭載するカメラの撮像レンズユニットは、携帯電話自体の小型化並びに薄型化によって、より小型・薄型化が求められている。このため、鏡筒を組み込むホルダは極力、径寸法を抑える都合上、厚さを薄く形成するようにしている。また、ホルダの雌ネジ部と鏡筒の雄ネジ部との隙間は、必要なクリアランスを除いて極力狭いほうが鏡筒のガタツキを抑える上で都合がよい。したがって、鏡筒を接着剤でホルダと固着する際、接着剤が雌ネジ部と雄ネジ部との隙間に円滑に充填されずに溢れ、その溢れた接着剤が簡単にホルダを簡単に乗り越えてしまう。このように、接着剤がホルダの外部に流出してしまうと、ホルダと他の周辺の構成部品との間に接着剤が入り込み、ホルダが固まって固着する虞がある。特に、前述したようなオートフォーカス機能の備えた撮像レンズユニットにおいては、ホルダを介してレンズユニットが組み込まれる鏡筒の位置を制御して焦点合わせを自動化していることから、ホルダが固定されてしまうと、ホルダが光軸方向に移動できず、動作不良を引き起こしてしまう、といった重大な課題を有している。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、接着剤の流出を抑えてホルダの雌ネジ部と、鏡筒の雄ネジ部との隙間に接着剤がスムーズに充填し、特にレンズユニットの焦点合わせを自動化するオートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニットにおいて、接着剤の流出によるレンズユニットの動作不良を確実に防止することができる撮像レンズユニット及びオートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニットを提供することを目的とする。
請求項1の撮像レンズユニットは、内周面に雌ネジ部を有するホルダと、前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を外周面に有する鏡筒とを備え、前記雌ネジ部と雄ネジ部とのねじ込み量によって前記鏡筒が前記ホルダの軸線方向に沿って位置調整自在に組み込まれ、前記ホルダに対する鏡筒の位置を決定した後、雌ネジ部と雄ネジ部との間に接着剤を充填して前記ホルダと前記鏡筒とを固着する撮像レンズユニットにおいて、前記鏡筒の上面周縁に前記接着剤を充填する凹部を形成するとともに、少なくとも前記凹部と隣接する最上段に位置する雄ネジ部の山部を切り欠いて前記接着剤が流れる切欠部を形成したことを特徴とする。
請求項1の構成により、ホルダに鏡筒をねじ込みんで、鏡筒のねじ込み量に応じてホルダに対する鏡筒の位置を調整した後、鏡筒に形成する凹部から雌ネジ部と雄ネジ部との間に接着剤を浸透させてホルダと鏡筒とを一体的に固着する。この時、凹部に充填する接着剤は、凹部と隣接する最上段の雄ネジ部の山部を切り欠いた切欠部から雄ネジ部と雌ネジ部の隙間へと円滑に浸透する。したがって、凹部に充填した接着剤が凹部から溢れて外側に流出することなく、雄ネジ部と雌ネジ部の間の隙間の中に入り込んでホルダと鏡筒とを強固に一体化できる。
請求項2の撮像レンズユニットは、前記凹部に調整用治具を嵌合させて鏡筒を径方向に回動させることによって前記ホルダに対して前記鏡筒を位置決めした後、前記雌ネジ部と雄ネジ部との間に接着剤を充填して前記ホルダと前記鏡筒とを固着するように構成したことを特徴とする。
請求項2の構成により、ホルダに鏡筒をねじ込み、凹部に調整用治具を嵌合させて径方向に回動させ、鏡筒のねじ込み量に応じてホルダに対する鏡筒の位置を調整した後、鏡筒に形成する凹部から雌ネジ部と雄ネジ部との間に接着剤を浸透させてホルダと鏡筒とを一体的に固着する。この時、凹部に充填する接着剤は、凹部と隣接する最上段の雄ネジ部の山部を切り欠いた切欠部から雄ネジ部と雌ネジ部の隙間へと円滑に浸透する。したがって、凹部に充填した接着剤が凹部から溢れて外側に流出することなく、雄ネジ部と雌ネジ部の間の隙間の中に入り込んでホルダと鏡筒とを強固に一体化できる。
請求項3の撮像レンズユニットは、前記凹部が前記鏡筒の上面周縁に少なくとも2個以上、形成され、その複数ある凹部の一部の凹部と連続するように前記切欠部を形成するとともに、その切欠部が形成された凹部と、切欠部が形成されていない凹部とを区別するための指標部を形成したことを特徴とする。
請求項3の構成により、複数ある凹部の一部に切欠部を形成した場合、ホルダに鏡筒をねじ込むと、切欠部を直接、識別することは不可能となるが、指標部を形成することで、外見上、切欠部と連続する凹部が判別可能となる。
請求項4の撮像レンズユニットは、前記鏡筒が複数のスライド金型に溶融樹脂を充填して成形された一体成形品であるとともに、前記切欠部の成形位置が前記スライド金型の金型分割面に対して直交する方向に形成されていることを特徴とする。
請求項4の構成により、型閉したスライド金型に溶融した樹脂を充填し、鏡筒を射出成形によって成形する。そして、スライド金型によって螺旋状に連続する雄ネジ部を部分的に断続させて切欠部を形成する。切欠部はスライド金型の金型分割面に対して直交する位置に形成されているから、スライド金型を型開きする際、切欠部を成形するスライド金型が切欠部に引っ掛かることなく切欠部からスライド金型がスムーズに離れ、離型性に優れるとともに、成形した切欠部がスライド金型に擦れて損傷による成形誤差も抑制することができる。
請求項5のオートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニットは、前記ホルダを介して前記レンズユニットが組み込まれた鏡筒の位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるオートフォーカス機能を備えていることを特徴とする。
請求項5の構成により、オートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニットは、駆動手段によりホルダを介してレンズユニットを光軸方向に移動させ、被写体の像焦点を感光面に合わせるから、ホルダと鏡筒とを接着剤で固着する際、接着剤がホルダから溢れてホルダから流出すると、ホルダと他の構成部品とが接着剤によって固着し、動作不良となることが起こり得るが、切欠部により接着剤が鏡筒の雄ネジ部とホルダの雌ネジ部の隙間へと円滑に浸透し、凹部に充填した接着剤が凹部から溢れて外側へ流出することを抑えることができる。
請求項1の撮像レンズユニットによれば、内周面に雌ネジ部を有するホルダと、前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を外周面に有する鏡筒とを備え、前記雌ネジ部と雄ネジ部とのねじ込み量によって前記鏡筒が前記ホルダの軸線方向に沿って位置調整自在に組み込まれ、前記ホルダに対する鏡筒の位置を決定した後、雌ネジ部と雄ネジ部との間に接着剤を充填して前記ホルダと前記鏡筒とを固着する撮像レンズユニットにおいて、前記鏡筒の上面周縁に前記接着剤を充填する凹部を形成するとともに、少なくとも前記凹部と隣接する最上段に位置する雄ネジ部の山部を切り欠いて前記接着剤が流れる切欠部を形成したものであるから、凹部に充填した接着剤が凹部から溢れて外側に流出することなく、雄ネジ部と雌ネジ部の間の隙間の中に入り込んでホルダと鏡筒とを強固に一体化することができる。
請求項2の撮像レンズユニットによれば、前記凹部に調整用治具を嵌合させて鏡筒を径方向に回動させることによって前記ホルダに対して前記鏡筒を位置決めした後、前記雌ネジ部と雄ネジ部との間に接着剤を充填して前記ホルダと前記鏡筒とを固着するように構成したものであるから、撮像レンズユニットの組み立てを自動化する際、調整用治具によって鏡筒を回転させて組立てる。この際、調整用治具と嵌合して鏡筒を径方向に回動させるための凹部を接着剤の充填用として兼用することが可能となる。
請求項3の撮像レンズユニットによれば、前記凹部が前記鏡筒の上面周縁に少なくとも2個以上、形成され、その複数ある凹部の一部の凹部と連続するように前記切欠部を形成するとともに、その切欠部が形成された凹部と、切欠部が形成されていない凹部とを区別するための指標部を形成したものであるから、ホルダに鏡筒をねじ込んだ際、指標部により、切欠部を外見上、容易に判別することができる。
請求項4の撮像レンズユニットによれば、前記鏡筒が複数のスライド金型に溶融樹脂を充填して成形された一体成形品であるとともに、前記切欠部の成形位置が前記スライド金型の金型分割面に対して直交する方向に形成されているから、鏡筒の成形加工が容易であるとともに、切欠部を成形するスライド金型が切欠部に引っ掛かることなくスムーズに型開きし、離型性に優れ、かつ、成形した切欠部がスライド金型に擦れて損傷による成形誤差も抑制することができる。
請求項5のオートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニットによれば、前記撮像レンズユニットは、前記ホルダを介して前記レンズユニットが組み込まれた鏡筒の位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるオートフォーカス機能を備えているものであるから、凹部からの接着剤の流出を抑制することが可能となり、接着剤の流出によるレンズユニットの動作不良を防止することができる。
本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を示すレンズユニット、図2はレンズユニットの平面図、図3は一部を拡大した図2のA−A線断面図、図4は撮像レンズユニットの斜視図、図5は撮像レンズユニットの断面図である。
図1〜図5に示すように、本発明の実施例における撮像レンズユニットは、CCD等の撮像素子が組込まれたホルダ1と、レンズ7を鏡筒10に組み込んだレンズユニット15と、前記ホルダ1を上下動自在に支持する取付筒部20などを主要構成部品としている。また、本実施例におけるレンズユニットは、前記ホルダ1を介して前記レンズユニット15が組み込まれる鏡筒10の位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるオートフォーカス機能を備えており、ホルダ1を光軸方向に移動させる駆動手段としては、図示はしないが、例えば、電圧をかけることによって素子が収縮するという特性を備えたアクチュエータ機構を用いた構造やステッピングモータとギヤあるいはリニアモーターユニットによってホルダ1を駆動するなどである。また、撮像レンズユニットを構成するホルダ1、レンズ7、鏡筒10、取付筒部20は樹脂による一体成形品であり、以下、その構成部品の具体的な構成について説明する。
前記ホルダ1は円筒状であり、その外周面が前記取付筒部20の内周面に沿って上下動自在に案内される。そして、ホルダ1の内周面には雌ネジ部3を形成し、この雌ネジ部3を前記鏡筒10の外周面に形成した雄ネジ2に螺着することによって、ホルダ1に鏡筒10を組み込む。この時、鏡筒10のネジ込み量によって、鏡筒10と、この鏡筒10に一体的に組み込まれるレンズ7とが光軸方向に位置調整可能となる。また、鏡筒10の上面周縁には4つの凹部12が90度の間隔をおいて形成され、雄ネジ部2と雌ネジ部3とを螺着して鏡筒10をホルダ1に組み付けた後、鏡筒10の凹部12に調整用の治具(図示しない)を嵌合させ、この調整用治具によって鏡筒10を径方向に回動させることによって前記ホルダ1に対する鏡筒10の光軸方向の位置調整を行う。この後、凹部12に接着剤を充填し、凹部12から雌ネジ部3と雄ネジ部2との間に接着剤を浸透させてホルダ1と鏡筒10とを一体的に固着している。なお、接着剤は4つある凹部12のうち、2つの凹部12に充填されるものであり、その凹部12と隣接する最上段の雄ネジ部2の山部を切り欠いて接着剤が通る切欠部14を形成している。すなわち、接着剤を充填する2つの凹部12には、その凹部12と連続するように最上段に位置する雄ネジ部2に切欠部14が形成され、凹部12に充填した接着剤は、切欠部14を通って雄ネジ部2と雌ネジ部3の隙間へと円滑に浸透する。なお、凹部12に接着剤を充填する際、ホルダ1の雌ネジ部3に鏡筒10の雄ネジ部2をねじ込んだ状態であるから、雄ネジ部2の切欠部14は外見上、目視できない。このため、切欠部14が連続的に形成された凹部12には指標部となる凹溝16を形成している。
また、前述したように、鏡筒10は合成樹脂製であり、射出成形機によって成形される。鏡筒10を成形する射出成形機は、図2に示すように一対のスライド金型K,Kによって構成され、前記切欠部14はスライド金型K,Kの分割面PLに対して直交するように形成される。すなわち、鏡筒10に螺旋状に連続する雄ネジ部2に切欠部14を形成するには、左右方向に開閉するスライド金型K,Kに溶融樹脂を充填して鏡筒10を射出成形することによって容易に実現可能なものである。そして、切欠部14の成形位置をスライド金型K,Kの分割面PLに対して直交する位置とする点は、スライド金型K,Kの型開き時にスライド金型K,Kから切欠部14が簡単に離れる離型性と、スライド金型K,Kから切欠部14が離れる際、スライド金型K,Kと切欠部14とが擦れて製品となる鏡筒10(切欠部14)の損傷を防止するといった射出成形機の構造を考慮している。さらに、雄ネジ部2を射出成形することから、前記スライド金型K,Kの分割面PLと対応する雄ネジ部2にスライド金型K,Kの型開き方向Sと平行する平坦部17を形成している。これにより、スライド金型K,Kを型開きする際、スライド金型K,Kと雄ネジ部2とが擦れて損傷するといった成形不良を抑制し、雄ネジ部2と雌ネジ部3との嵌め合いを良好に保つことが可能となる。
以上のように構成される撮像レンズユニットは、オートフォーカス機能により、ホルダ1を介してレンズユニット15が組み込まれる鏡筒10を図示しない駆動手段によって制御し、被写体の像焦点を感光面に合わせて被写体のピント合わせを自動化する。しかし、駆動手段によってレンズユニット15の位置を制御する場合、駆動手段の個体差や組付け誤差や成形誤差などの諸条件によって、レンズユニット15の光軸方向の位置は、それぞれ個体差があり、全て完全に一致させることが実質的に不可能である。このため、鏡筒10を組付け後、鏡筒10(レンズユニット15)の位置を微調整する。この鏡筒10の位置を修正する際、ホルダ1に鏡筒10をネジ込んで仮り止めした状態で駆動手段を駆動して鏡筒10の位置を制御した状態で、ホルダ1に対する鏡筒10の光軸方向の位置を調整する。この際、鏡筒10に形成する4つの凹部12に調整用の治具(図示しない)を嵌合させ、この調整用治具によって鏡筒10を径方向に回動させて前記ホルダ1に対する鏡筒10の位置調整を行う。こうして、鏡筒10の光軸方向の位置を正確に合わせた後、凹部12に接着剤を充填し、凹部12から雌ネジ部3と雄ネジ部2との間に接着剤を浸透させてホルダ1と鏡筒10とを一体的に固着している。この時、接着剤は4つある凹部12のうち、凹溝16のある凹部12に充填する。この凹溝16のある凹部12は、その凹部12と隣接する最上段の雄ネジ部2の山部を切り欠いた切欠部14が形成され、凹部12に充填された接着剤は、切欠部14を通って雄ネジ部2と雌ネジ部3の隙間へと円滑に浸透する。したがって、凹部12に充填した接着剤が凹部12から溢れて外側に流出することなく、雄ネジ部2と雌ネジ部3の間の隙間の中に入り込んでホルダ1と鏡筒10とを強固に一体化できる。さらに、凹部12からの接着剤の流出を防止することによって、ホルダ1、ひいては鏡筒10に組み込んだレンズユニット15の動作不良を防止することが可能となる。特に、携帯電話機などに撮像レンズユニットを組付ける場合、撮像レンズユニットの小型並びに薄型化が要望されており、ホルダ1の肉厚も極力、薄く形成せざるを得ない。このような撮像レンズユニットの小型(薄型化)への要望に対してホルダ1の肉厚を薄く形成したとしても、接着剤が凹部12からの切欠部14を通って雄ネジ部2と雌ネジ部3の隙間へとスムーズに浸透し、凹部12からホルダ1の外側に接着剤が溢れ出ることはない。
また、凹部12に接着剤を充填する際、切欠部14がある凹部12に指標部として凹溝16が形成されているから、切欠部14が無い凹部12と切欠部14がある凹部12とを外見上、簡単に識別できる。さらに、螺旋状に連続する雄ネジ部2を部分的に断続させて接着剤が通る切欠部14を形成する加工は、射出成形することにより簡単に実現可能である。しかも、切欠部14の成形位置をスライド金型K,Kの分割面PLに対して直交する位置にすることにより、切欠部14を成形するスライド金型K,Kが切欠部14に引っ掛かることなくスムーズに型開きすることができるとともに、切欠部14の損傷による成形誤差も抑制することができる。さらに、スライド金型K,Kの分割面PLと対応する雄ネジ部2にスライド金型K,Kの型開き方向と平行する平坦部17を形成することにより、スライド金型K,Kを型開きする際、スライド金型K,Kと雄ネジ部2とが擦れて損傷するといった成形不良を抑制し、雄ネジ部2と雌ネジ部3との嵌め合いを良好に保つことができる。
以上のように本発明の実施例について詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、オートフォーカス機能を備えた場合を示したが、オートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニットに限定されるものではない。また、凹部12に指標部として凹溝16を形成した例を示したが、単に切欠部14がある凹部12を識別するだけであるから、凹溝16である必要はなく、突部などで構成してもよい。
本発明の一実施例を示すレンズユニットの斜視図である。 同上、レンズユニットの平面図である。 同上、一部を拡大した図2のA−A線断面図である。 同上、撮像レンズユニットの斜視図である。 同上、撮像レンズユニットの断面図である。
符号の説明
1 ホルダ
2 雄ネジ部
3 雌ネジ部
7 レンズ
10 鏡筒
12 凹部
14 切欠部
15 レンズユニット
16 凹溝(指標部)

Claims (5)

  1. 内周面に雌ネジ部を有するホルダと、前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を外周面に有する鏡筒とを備え、前記雌ネジ部と雄ネジ部とのねじ込み量によって前記鏡筒が前記ホルダの軸線方向に沿って位置調整自在に組み込まれ、前記ホルダに対する鏡筒の位置を決定した後、雌ネジ部と雄ネジ部との間に接着剤を充填して前記ホルダと前記鏡筒とを固着する撮像レンズユニットにおいて、前記鏡筒の上面周縁に前記接着剤を充填する凹部を形成するとともに、少なくとも前記凹部と隣接する最上段に位置する雄ネジ部の山部を切り欠いて前記接着剤が流れる切欠部を形成したことを特徴とする撮像レンズユニット。
  2. 前記凹部に調整用治具を嵌合させて鏡筒を径方向に回動させることによって前記ホルダに対して前記鏡筒を位置決めした後、前記雌ネジ部と雄ネジ部との間に接着剤を充填して前記ホルダと前記鏡筒とを固着するように構成した請求項1記載の撮像レンズユニット。
  3. 前記凹部が前記鏡筒の上面周縁に少なくとも2個以上、形成され、その複数ある凹部の一部の凹部と連続するように前記切欠部を形成するとともに、その切欠部が形成された凹部と、切欠部が形成されていない凹部とを区別するための指標部を形成したことを特徴とする請求項2記載の撮像レンズユニット。
  4. 前記鏡筒が複数のスライド金型に溶融樹脂を充填して成形された一体成形品であるとともに、前記切欠部の成形位置が前記スライド金型の金型分割面に対して直交する方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の撮像レンズユニット。
  5. 前記撮像レンズユニットは、前記ホルダを介して前記レンズユニットが組み込まれた鏡筒の位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるオートフォーカス機能を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のオートフォーカス機能を備えた撮像レンズユニット。
JP2008022351A 2008-02-01 2008-02-01 撮像レンズユニット Active JP5544470B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008022351A JP5544470B2 (ja) 2008-02-01 2008-02-01 撮像レンズユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008022351A JP5544470B2 (ja) 2008-02-01 2008-02-01 撮像レンズユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009181084A true JP2009181084A (ja) 2009-08-13
JP5544470B2 JP5544470B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=41035073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008022351A Active JP5544470B2 (ja) 2008-02-01 2008-02-01 撮像レンズユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5544470B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011175027A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Sharp Corp カメラモジュールの組み立て方法、カメラモジュール、および電子機器
KR101070001B1 (ko) 2009-12-03 2011-10-04 삼성전기주식회사 카메라 모듈
JP2012002836A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Alps Electric Co Ltd 光学装置及び光学装置の製造方法
CN104570554A (zh) * 2013-10-24 2015-04-29 南昌欧菲光电技术有限公司 一种相机
CN104969108A (zh) * 2013-02-05 2015-10-07 夏普株式会社 相机模块
TWI567438B (zh) * 2015-07-10 2017-01-21 玉晶光電股份有限公司 具有退縮寬切牙的鏡筒
WO2017052268A3 (ko) * 2015-09-24 2017-05-11 엘지이노텍(주) 카메라 모듈
KR101875586B1 (ko) * 2011-02-14 2018-07-09 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터용 가동자 및 이를 갖는 보이스 코일 모터
JP2020109478A (ja) * 2018-12-29 2020-07-16 エーエーシー オプティックス ソリューションズ ピーティーイー リミテッド レンズモジュール及び電子機器
WO2021131499A1 (ja) * 2019-12-25 2021-07-01 キヤノン株式会社 発光装置および光学装置
JP7140295B1 (ja) 2022-03-07 2022-09-21 Smk株式会社 カメラモジュール

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04301179A (ja) * 1991-03-29 1992-10-23 Nippondenso Co Ltd 燃料噴射ノズル
JPH0784204A (ja) * 1993-09-13 1995-03-31 Fuji Xerox Co Ltd 光偏向器
JPH08136785A (ja) * 1994-11-10 1996-05-31 Nikon Corp レンズ鏡筒
JPH10221582A (ja) * 1997-02-12 1998-08-21 Asahi Optical Co Ltd Afコンパクトカメラの組立時ピント調節機構
JPH1114878A (ja) * 1997-06-25 1999-01-22 Matsushita Electron Corp 撮像装置
JP2003029113A (ja) * 2001-07-19 2003-01-29 Miyota Kk レンズホルダー構造
JP2003161868A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Ricoh Co Ltd 光学ユニットの偏芯調整機構
JP2003248260A (ja) * 2002-02-26 2003-09-05 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラの撮影レンズ鏡筒用化粧リングの組み付け方法及び組み付け構造
JP2006113168A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd レンズユニット、及び、カメラユニットの製造方法
JP2007047590A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Alps Electric Co Ltd カメラモジュール
JP2008064942A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Konica Minolta Opto Inc レンズ調整機構及び撮像装置
JP2009031694A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Kyocera Corp レンズ保持装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04301179A (ja) * 1991-03-29 1992-10-23 Nippondenso Co Ltd 燃料噴射ノズル
JPH0784204A (ja) * 1993-09-13 1995-03-31 Fuji Xerox Co Ltd 光偏向器
JPH08136785A (ja) * 1994-11-10 1996-05-31 Nikon Corp レンズ鏡筒
JPH10221582A (ja) * 1997-02-12 1998-08-21 Asahi Optical Co Ltd Afコンパクトカメラの組立時ピント調節機構
JPH1114878A (ja) * 1997-06-25 1999-01-22 Matsushita Electron Corp 撮像装置
JP2003029113A (ja) * 2001-07-19 2003-01-29 Miyota Kk レンズホルダー構造
JP2003161868A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Ricoh Co Ltd 光学ユニットの偏芯調整機構
JP2003248260A (ja) * 2002-02-26 2003-09-05 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラの撮影レンズ鏡筒用化粧リングの組み付け方法及び組み付け構造
JP2006113168A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd レンズユニット、及び、カメラユニットの製造方法
JP2007047590A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Alps Electric Co Ltd カメラモジュール
JP2008064942A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Konica Minolta Opto Inc レンズ調整機構及び撮像装置
JP2009031694A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Kyocera Corp レンズ保持装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101070001B1 (ko) 2009-12-03 2011-10-04 삼성전기주식회사 카메라 모듈
JP2011175027A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Sharp Corp カメラモジュールの組み立て方法、カメラモジュール、および電子機器
JP2012002836A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Alps Electric Co Ltd 光学装置及び光学装置の製造方法
KR101875586B1 (ko) * 2011-02-14 2018-07-09 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터용 가동자 및 이를 갖는 보이스 코일 모터
US20150370034A1 (en) * 2013-02-05 2015-12-24 Sharp Kabushiki Kaisha Camera module
CN104969108A (zh) * 2013-02-05 2015-10-07 夏普株式会社 相机模块
CN104969108B (zh) * 2013-02-05 2017-07-28 夏普株式会社 相机模块
US9759887B2 (en) * 2013-02-05 2017-09-12 Sharp Kabushiki Kaisha Camera module
CN104570554A (zh) * 2013-10-24 2015-04-29 南昌欧菲光电技术有限公司 一种相机
TWI567438B (zh) * 2015-07-10 2017-01-21 玉晶光電股份有限公司 具有退縮寬切牙的鏡筒
US10477085B2 (en) 2015-09-24 2019-11-12 Lg Innotek Co., Ltd. Camera module
WO2017052268A3 (ko) * 2015-09-24 2017-05-11 엘지이노텍(주) 카메라 모듈
US11050910B2 (en) 2015-09-24 2021-06-29 Lg Innotek Co., Ltd. Camera module
US11363178B2 (en) 2015-09-24 2022-06-14 Lg Innotek Co., Ltd. Camera module
JP2020109478A (ja) * 2018-12-29 2020-07-16 エーエーシー オプティックス ソリューションズ ピーティーイー リミテッド レンズモジュール及び電子機器
WO2021131499A1 (ja) * 2019-12-25 2021-07-01 キヤノン株式会社 発光装置および光学装置
JP2021103213A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 キヤノン株式会社 発光装置および光学装置
JP7379145B2 (ja) 2019-12-25 2023-11-14 キヤノン株式会社 発光装置および光学装置
JP7140295B1 (ja) 2022-03-07 2022-09-21 Smk株式会社 カメラモジュール
JP2023130182A (ja) * 2022-03-07 2023-09-20 Smk株式会社 カメラモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP5544470B2 (ja) 2014-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5544470B2 (ja) 撮像レンズユニット
JP2013120357A (ja) 交換レンズ
US20040051970A1 (en) Lens barrel
KR20040100961A (ko) 렌즈 구동 기구 및 촬상 장치
US9432567B2 (en) Image pickup apparatus and imaging method that perform focus action following zoom action
US8077409B2 (en) Lens driving device and image forming apparatus
JP5440559B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
US6965486B2 (en) Zoom camera having lens barrel assembly adjustable focus and resolution power of lens
EP1895342B1 (en) Cam drive mechanism, lens barrel, and camera
US6522840B2 (en) Camera equipped with cam member and molding die for producing the cam member
JP5193741B2 (ja) 撮像レンズユニット
US8498060B2 (en) Lens barrel
JP4847254B2 (ja) 交換レンズ
US9500934B2 (en) Light quantity control apparatus, optical apparatus and image pickup apparatus
JP2008185727A (ja) 円筒成形品、レンズ鏡筒、カメラおよび射出成形用金型
US11782233B2 (en) Optical apparatus and image pickup apparatus
US7944634B2 (en) Support structure for light quantity control unit of lens barrel
JP4831985B2 (ja) ズームレンズ駆動装置、ズームレンズ撮像装置、ファインダ、カメラ
JP2007148251A (ja) カメラ
JP2002107600A (ja) レンズ鏡胴
JP5214962B2 (ja) 撮像レンズユニット
US20110304925A1 (en) Lens barrel
JP5417679B2 (ja) レンズ鏡筒、カメラシステム
JP2009300552A (ja) 撮像レンズユニット
US20020036840A1 (en) Lens barrel

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130605

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130701

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5544470

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250