JP2009178444A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速スピンエコー法によるデータ収集を行うことにより、より良好な画質の成分画像データまたは成分抑制画像データを生成することが可能な磁気共鳴イメージング装置を提供する。
【解決手段】磁気共鳴イメージング装置は、データ収集手段および画像データ生成手段を有する。データ収集手段は、撮像部位における磁化スピンを励起するための高周波励起パルスに続いて磁化スピンの位相を反転するための高周波反転パルスを繰り返し印加することにより複数のエコーを発生させ、かつ高周波励起パルスの印加から最初のエコー(Sb1)までの時間t2が互に異なる第1および第2のシーケンスに従ってそれぞれ第1および第2のデータを収集する。画像データ生成手段は、第1および第2のデータに基づいて成分画像データまたは成分抑制画像データを生成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、被検体の原子核スピンをラーモア周波数の高周波(RF: radio frequency)信号で磁気的に励起し、この励起に伴って発生する核磁気共鳴(NMR:nuclear magnetic resonance)信号から画像を再構成する磁気共鳴イメージング(MRI: Magnetic Resonance Imaging)装置に係り、特に、受信信号の水成分と脂肪成分の分離または脂肪抑制画像の収集を行う磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージングは、静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンをラーモア周波数のRF信号で磁気的に励起し、この励起に伴って発生するMR信号から画像を再構成する撮像法である。
この磁気共鳴イメージングにおけるデータ収集法として、高速スピンエコー(FSE: fast spin echo) 法が知られている。FSE法は、90°RF励起パルスを印加した後に、磁化スピンの位相を反転するための180°反転(リフォーカス)RFパルスを繰り返し印加することにより複数のエコー信号を発生させ、それぞれのエコー信号で独立した位相エンコードを行うデータ収集法である。
このFSE法において、磁場の不均一性の影響を受けずにエコー信号の水成分と脂肪成分とを分離する方法および脂肪信号を抑制する脂肪抑制法が提案されている(例えば非特許文献1参照)。この脂肪成分と水成分の分離法および脂肪抑制法は、1つの分子内における電子雲の歪みによる相互作用であるJカップリングの影響によって、エコー間隔(ESP: echo space)が短いほど脂肪組織の横緩和(T2)値が小さくなるという性質を利用している。具体的には、この手法は、エコー間隔が短いシーケンスとエコー間隔が長いシーケンスのそれぞれの実行によって得られるFSE画像を比較して差分を取ることにより水成分と脂肪成分とを分離抽出するものである(例えば非特許文献2参照)。そして、差分画像として脂肪成分と水成分とを分離した画像または脂肪抑制画像が作成される。
図1は、従来の脂肪信号と水信号の分離を行うためのFSEパルスシーケンスおよび脂肪信号と水信号の分離法を説明する図である。
図1(a)、(b)において、横軸は時間を、RFはRFパルスを、Gssはスライス選択(SS: slice selection)用の傾斜磁場パルスを、Gpeは位相エンコード(PE: phase encode)用の傾斜磁場パルスを、Groはリードアウト(RO: readout)用の傾斜磁場パルスを、ECHOはエコー信号を、それぞれ示す。
図1(a)に示すように第1のFSEシーケンスは、RF励起パルスに続いてRFリフォーカスパルスを一定のエコー間隔ESP aで繰り返し印加することにより、エコー間隔ESP aで連続的にエコー信号を収集するシーケンスである。この第1のFSEシーケンスの実行の結果、k空間(Fourier 空間)上における1画像データ分の第1のエコーデータEaが収集され、第1のエコーデータEaの逆フーリエ変換等の画像再構成処理によって第1の画像データIaが生成される。一方、図1(a)に示す第1のFSEシーケンスのエコー間隔ESP aよりも長いエコー間隔ESP bを有する図1(b)に示すような第2のFSEシーケンスの実行によって、k空間上における1画像データ分の第2のエコーデータEbが収集される。そして、第2のエコーデータEbの画像再構成処理によって第2の画像データIaが生成される。
尚、Jカップリング以外のコントラスト要因を同一にするため、第1のFSEシーケンスおよび第2のFSEシーケンスの各実効エコー時間(TEeff: effective echo time)は、なるべく同一とすることが望ましい。実効TE (echo time)は、FSE法において、最も画像コントラストに寄与するエコー信号に対応するTEである。一般には、k空間の中心付近における低周波数成分のエコーデータによって画像コントラストが支配される。
上述したように第1の画像データIaおよび第2の画像データIbが生成されると、予め設定されたある閾値Ithresholdに基づいて第1の画像データIaおよび第2の画像データIbから式(1-1)および式(1-2)により脂肪画像データIfおよび水画像データIwを計算することができる。
[数1]
If=Ia IF Ia-Ib≧Ithreshold
=0 IF Ia-Ib<Ithreshold (1-1)
Iw=sqrt(Ia2+Ib2) IF Ia-Ib≦Ithreshold
=0 IF Ia-Ib>Ithreshold (1-2)
すなわち、式(1-1)および式(1-2)に示すように、第1の画像データIaと第2の画像データIbとの差分値が閾値Ithresholdと比較される。そして、差分値が閾値Ithreshold以上である場合には、第1の画像データIaが脂肪画像データIfとされ、閾値Ithreshold以下である場合には、第1の画像データIaおよび第2の画像データIbの平方和が水画像データIwとされる。
ここで、Jカップリングによる信号強度への影響はたかだか10ppm程度であり、通常のMRI装置で観測される磁場の不均一性の影響によってはほとんど変化しない。このため、第1の画像データIaおよび第2の画像データIbに含まれる水成分データおよび脂肪成分データの各信号強度は磁場の不均一性の影響を殆ど受けない。この結果、得られる水画像データIwおよび脂肪画像データIfも磁場の不均一性の影響をほとんど受けないことになる。
一方、RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号を得るまでの間隔を後続の隣り合う2つのエコーの間隔の3以上の奇数倍となるように設定したFSEシーケンスを用いてデータ収集を行うことにより、Jカップリングによる脂肪組織における信号強度の増加を低減する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開平7−155309号公報 R. Todd Constable et al., "Distinguishing Coupled versus Non-coupled Spins using Fast Spin Echo Imaging: A Fat-Water Separation Technique", ISMRM No. 1196, 1993. Matt A. Bernstein et al., "Handbook of MRI pulse sequences", ISBN-0-12-092861-2, p795-797.
しかしながら、上述したエコー間隔を変えた2種類のFSEシーケンスの実行によって得られる2つの画像から計算処理によって水画像データおよび脂肪画像データを得る従来の方法には、以下のような問題点がある。
第1の問題点として、撮像時間が長くなるという問題がある。すなわち、従来の方法では、2種類のエコー間隔のFSEシーケンスの実行によってエコーデータをほぼ同一の実効TEで収集することが必要である。このため、エコー間隔が長い方のFSEシーケンスにより1繰り返し時間(TR: repetition time)内に得られるエコー信号の数が、エコー間隔が短い方のFSEシーケンスにより1TR内に得られるエコー信号の数よりも少なくなる。例えば、エコー間隔が長い方のFSEシーケンスのエコー間隔が、エコー間隔が短い方のFSEシーケンスのエコー間隔の3倍である場合、エコー間隔が長い方のFSEシーケンスにより1TR内において得られるエコー信号の数は、エコー間隔が短い方のFSEシーケンスにより1TR内において得られるエコー信号の数の1/3となる。この結果、撮像時間が長くなり、十分な高速化ができないという問題がある。
第2の問題点として、収集されるエコー信号のバンド幅が短いエコー間隔のFSEシーケンスによって制限されることに起因する問題がある。例えば、エコー間隔が長い方のFSEシーケンスでは、エコー収集以外の無駄な時間が多くなりデータの収集効率が低下する。このため、エコー間隔が長い方のFSEシーケンスは、そのエコー数で最適化したシーケンスに比べてS/N比 (SNR: signal to noise ratio)が低下してしまう。また、エコー信号のバンド幅を2つの異なるエコー間隔のFSEシーケンスについてそれぞれ別々に設定すると、各FSEシーケンスの実行によってそれぞれ得られる画像データのリードアウト方向におけるケミカルシフトによる位置ずれ量が異なるものとなる。この結果、水画像や脂肪画像等の計算画像上における位置ずれが顕著となり、画質の劣化に繋がる。
第3の問題点として、S/Nの低い画像が生成された場合やその他の外乱の影響を受けることにより、水画像と脂肪画像の分離や脂肪抑制画像の抽出が良好に行われず、失敗する可能性があるという問題がある。
この他、2つのエコー間隔が異なるFSEシーケンスにより得られる画像データ間において、T2緩和によるボケが異なりことから差分画像データを作成する際にアーチファクトが生じやすいという問題もある。
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、高速スピンエコー法によるデータ収集を行うことにより、より良好な画質の成分画像データまたは成分抑制画像データを生成することが可能な磁気共鳴イメージング装置を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、高速スピンエコー法により、より短時間で成分画像データまたは成分抑制画像データを生成するために必要なデータの収集を行うことが可能な磁気共鳴イメージング装置を提供することである。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、撮像部位における磁化スピンを励起するための高周波励起パルスに続いて前記磁化スピンの位相を反転するための高周波反転パルスを繰り返し印加することにより複数のエコーを発生させ、かつ前記高周波励起パルスの印加から最初のエコーまでの時間が互に異なる第1および第2のシーケンスに従ってそれぞれ第1および第2のデータを収集するデータ収集手段と、前記第1および第2のデータに基づいて成分画像データまたは成分抑制画像データを生成する画像データ生成手段とを有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、上述の目的を達成するために、請求項10に記載したように、撮像部位における磁化スピンを励起するための高周波励起パルスに続いて前記磁化スピンの位相を反転するための高周波反転パルスを繰り返し印加することにより複数のエコーを発生させ、かつ前記高周波励起パルスの印加から最初のエコーまでの時間およびエコー間隔の少なくとも一方が互に異なる第1および第2のシーケンスに従ってそれぞれ第1および第2のデータを収集するデータ収集手段と、前記第1および第2のデータの少なくとも一方に対するJカップリングの影響の程度を表すパラメータを用いて前記第1および第2のデータから成分画像データまたは成分抑制画像データを生成する画像データ生成手段とを有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、上述の目的を達成するために、請求項11に記載したように、撮像部位における磁化スピンを励起するための高周波励起パルスに続いて前記磁化スピンの位相を反転するための高周波反転パルスを繰り返し印加することにより複数のエコーを発生させ、かつ前記高周波励起パルスの印加から最初のエコーまでの時間およびエコー間隔の少なくとも一方が互に異なる第1および第2のシーケンスに従ってそれぞれ第1および第2のデータを収集するデータ収集手段と、前記第1および第2のデータを共通のk空間上において位相エンコード方向に1エコーデータラインごとに交互に配置して再構成される画像データから成分画像データまたは成分抑制画像データを生成する画像データ生成手段とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置においては、高速スピンエコー法によるデータ収集を行うことにより、より良好な画質の成分画像データまたは成分抑制画像データを生成することができる。また、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置においては、高速スピンエコー法により、より短時間で成分画像データまたは成分抑制画像データを生成するために必要なデータの収集を行うことができる。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図2は本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の実施の形態を示す構成図である。
磁気共鳴イメージング装置20は、静磁場を形成する筒状の静磁場用磁石21と、この静磁場用磁石21の内部に設けられたシムコイル22、傾斜磁場コイル23およびRFコイル24とを図示しないガントリに内蔵した構成である。
また、磁気共鳴イメージング装置20には、制御系25が備えられる。制御系25は、静磁場電源26、傾斜磁場電源27、シムコイル電源28、送信器29、受信器30、シーケンスコントローラ31およびコンピュータ32を具備している。制御系25の傾斜磁場電源27は、X軸傾斜磁場電源27x、Y軸傾斜磁場電源27yおよびZ軸傾斜磁場電源27zで構成される。また、コンピュータ32には、入力装置33、表示装置34、演算装置35および記憶装置36が備えられる。
静磁場用磁石21は静磁場電源26と接続され、静磁場電源26から供給された電流により撮像領域に静磁場を形成させる機能を有する。尚、静磁場用磁石21は超伝導コイルで構成される場合が多く、励磁の際に静磁場電源26と接続されて電流が供給されるが、一旦励磁された後は非接続状態とされるのが一般的である。また、静磁場用磁石21を永久磁石で構成し、静磁場電源26が設けられない場合もある。
また、静磁場用磁石21の内側には、同軸上に筒状のシムコイル22が設けられる。シムコイル22はシムコイル電源28と接続され、シムコイル電源28からシムコイル22に電流が供給されて静磁場が均一化されるように構成される。
傾斜磁場コイル23は、X軸傾斜磁場コイル23x、Y軸傾斜磁場コイル23yおよびZ軸傾斜磁場コイル23zで構成され、静磁場用磁石21の内部において筒状に形成される。傾斜磁場コイル23の内側には寝台37が設けられて撮像領域とされ、寝台37には被検体Pがセットされる。RFコイル24はガントリに内蔵されず、寝台37や被検体P近傍に設けられる場合もある。
また、傾斜磁場コイル23は、傾斜磁場電源27と接続される。傾斜磁場コイル23のX軸傾斜磁場コイル23x、Y軸傾斜磁場コイル23yおよびZ軸傾斜磁場コイル23zはそれぞれ、傾斜磁場電源27のX軸傾斜磁場電源27x、Y軸傾斜磁場電源27yおよびZ軸傾斜磁場電源27zと接続される。
そして、X軸傾斜磁場電源27x、Y軸傾斜磁場電源27yおよびZ軸傾斜磁場電源27zからそれぞれX軸傾斜磁場コイル23x、Y軸傾斜磁場コイル23yおよびZ軸傾斜磁場コイル23zに供給された電流により、撮像領域にそれぞれX軸方向の傾斜磁場Gx、Y軸方向の傾斜磁場Gy、Z軸方向の傾斜磁場Gzを形成することができるように構成される。
RFコイル24は、送信器29および受信器30と接続される。RFコイル24は、送信器29からRF信号を受けて被検体Pに送信する機能と、被検体P内部の原子核スピンのRF信号による励起に伴って発生したNMR信号を受信して受信器30に与える機能を有する。
一方、制御系25のシーケンスコントローラ31は、傾斜磁場電源27、送信器29および受信器30と接続される。シーケンスコントローラ31は傾斜磁場電源27、送信器29および受信器30を駆動させるために必要な制御情報、例えば傾斜磁場電源27に印加すべきパルス電流の強度や印加時間、印加タイミング等の動作制御情報を記述したシーケンス情報を記憶する機能と、記憶した所定のシーケンスに従って傾斜磁場電源27、送信器29および受信器30を駆動させることによりX軸傾斜磁場Gx、Y軸傾斜磁場Gy,Z軸傾斜磁場GzおよびRF信号を発生させる機能を有する。
また、シーケンスコントローラ31は、受信器30におけるNMR信号の検波およびA/D (analog to digital)変換により得られた複素データである生データ(raw data)を受けてコンピュータ32に与えるように構成される。
このため、送信器29には、シーケンスコントローラ31から受けた制御情報に基づいてRF信号をRFコイル24に与える機能が備えられる一方、受信器30には、RFコイル24から受けたNMR信号を検波して所要の信号処理を実行するとともにA/D変換することにより、デジタル化された複素データである生データを生成する機能と生成した生データをシーケンスコントローラ31に与える機能とが備えられる。
また、コンピュータ32の記憶装置36に保存されたプログラムを演算装置35で実行することにより、コンピュータ32には各種機能が備えられる。ただし、プログラムによらず、各種機能を有する特定の回路を磁気共鳴イメージング装置20に設けてもよい。
図3は、図2に示すコンピュータ32の機能ブロック図である。
コンピュータ32は、プログラムにより撮像条件設定部40、シーケンスコントローラ制御部41、k空間データベース42、画像再構成部43、画像データベース44および画像処理部45として機能する。
撮像条件設定部40は、入力装置33からの指示情報に基づいてパルスシーケンスを含む撮像条件を設定し、設定した撮像条件をシーケンスコントローラ制御部41に与える機能を有する。特に、撮像条件設定部40は、水成分と脂肪成分とを分離した画像データまたは脂肪抑制画像データを生成するための2種類のFSEシーケンスを設定する機能を備えている。
そのために、撮像条件設定部40は、撮像条件の設定用画面情報を表示装置34に表示させる機能を備えている。そして、ユーザは表示装置34に表示された撮像条件の設定画面を参照して入力装置33に操作を行うことにより、予め準備された撮像部位や撮像条件ごとの複数の撮像プロトコルの中から撮像に用いる撮像プロトコルを選択したり、必要なパラメータ値等の撮像条件を設定することができる。このような撮影条件の設定用のインターフェースとしてGUI (Graphical User Interface)技術を利用することができる。
撮像条件設定部40において設定される2種類のFSEシーケンスは、互に各エコー間隔が等しいが、RF励起パルスの印加時刻から最初のエコー信号の収集時刻までの時間間隔が互に異なるFSEシーケンスとされる。すなわち、撮像条件設定部40は、RF励起パルスの印加時刻から最初のエコー信号の収集時刻までの時間間隔が短い側の第1のFSEシーケンスと長い側の第2のFSEシーケンスを撮影条件として設定されるように構成される。
図4は、図2に示す撮像条件設定部40において設定される第1のFSEシーケンスの一例を示すパルスシーケンスチャートであり、図5は、図2に示す撮像条件設定部40において設定される第2のFSEシーケンスの一例を示すパルスシーケンスチャートである。
図4および図5において、横軸は時間を、RFはRFパルスを、Gssはスライス選択用の傾斜磁場パルスを、Gpeは位相エンコード用の傾斜磁場パルスを、Groはリードアウト用の傾斜磁場パルスを、ECHOはエコー信号を、それぞれ示す。
図4に示すように第1のFSEシーケンスAは、RF励起パルスに続いてRFリフォーカスパルスを一定のエコー間隔ESPで繰り返し印加することにより、エコー間隔ESPで連続的にエコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …を収集するシーケンスである。第1のFSEシーケンスAでは、RF励起パルスを印加してから予め任意に決定された時間t1後に最初のエコー信号Sa1が収集される。この時間t1は習慣的にはエコー間隔ESPと同一に設定されるが変更することもできる。
第1のFSEシーケンスAの実行によって、エコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …は、位相エンコード用の傾斜磁場パルスの印加によって異なる位相エンコード量で位相エンコードされた状態で収集される。この結果、1枚の画像データの生成に必要な全てのエコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …が収集される。一般的には、位相エンコード量を変化させながらRF励起パルスを複数回に亘って繰り返し印加するマルチショット撮像が行われることが多い。図4はマルチショット撮像を行う場合の例を示す。ただし、1回の高周波励起で1枚分の画像データの生成に必要な全てのエコー信号を収集するシングルショット撮像を行うこともできる。
そして、第1のFSEシーケンスAの実行の結果収集される1画像データ分の第1のエコーデータEaは、後述するようにk空間上に配列され、第1のエコーデータEaに対する逆フーリエ変換等の画像再構成処理によって第1の画像データIaを生成することができる。
一方、図5に示す第2のFSEシーケンスBは、図4に示す第1のFSEシーケンスAと同様に、RF励起パルスに続いてRFリフォーカスパルスを一定のエコー間隔ESPで繰り返し印加することにより、エコー間隔ESPで連続的にエコー信号Sb1, Sb2, Sb3, …を収集するシーケンスである。ただし、第2のFSEシーケンスBにおいて、RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2が第1のFSEシーケンスAにおいて、RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号Sa1を得るまでの時間t1よりも長く設定される。図5は、CPMG (Carr-Purcell Meiboom-Gill sequence)において、始めの数エコー分だけ最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2を延ばした例を示している。
第2のFSEシーケンスBの実行によって、エコー信号Sb1, Sb2, Sb3, …は、位相エンコード用の傾斜磁場パルスの印加によって異なる位相エンコード量で位相エンコードされた状態で収集される。この結果、1枚の画像データの生成に必要な全てのエコー信号Sb1, Sb2, Sb3, …が収集される。一般的には、マルチショット撮像が行われることが多いがシングルショット撮像を行うこともできる。
そして、第2のFSEシーケンスBの実行の結果収集される1画像データ分の第2のエコーデータEbは、後述するようにk空間上に配列され、第2のエコーデータEbに対する逆フーリエ変換等の画像再構成処理によって第2の画像データIbを生成することができる。
図4および図5に示すような第1のFSEシーケンスAおよび第2のFSEシーケンスBの実行によって第1のエコーデータEaおよび第2のエコーデータEbを収集するようにすると、図1に示すように一方のエコー間隔が長くなるように設定された2種類のFSEシーケンスを用いてエコーデータを収集する場合に比べて、エコーデータを収集する時間的な効率を高めることができる。すなわち、図4および図5に示すように最初のエコー信号Sa1, Sb1をそれぞれ得るまでの時間t1, t2を変えた第1のFSEシーケンスAおよび第2のFSEシーケンスBの実行によって第1のエコーデータEaおよび第2のエコーデータEbを収集すれば、エコー間隔を延長することなく従来に比べて時間的により効率的にJカップリングに関する特性の異なる2組のエコーデータを収集することが可能である。
ここで、好適な一例としては、第2のFSEシーケンスBにおいて、RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2は、式(2)に示すように隣り合う2つのエコー信号間におけるエコー間隔ESPの3以上の奇数倍となるように設定される。
[数2]
t2=(2m+1)・ESP (2)
ただし、式(2)においてmは1以上の整数(自然数)である。図5は、m=1、すなわち、RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2をエコー間隔ESPの3倍に設定した場合の例を示している。
式(2)が満たされるようにスライス選択用の傾斜磁場パルスGssおよびリードアウト用の傾斜磁場パルスGroは、例えば次のように決定することができる。ただし、他の公知な傾斜磁場の決定法により各傾斜磁場パルスを調整しても良い。
最初の180°RFリフォーカスパルスと共に印加されるスライス選択用の傾斜磁場パルスGssの面積、つまり傾斜磁場パルスの強度×印加時間で求められる時間積分値を、2回目以降の180°RFリフォーカスパルスと共に印加されるスライス選択用の傾斜磁場パルスGssの時間積分値の3以上の奇数倍とする。換言すると、最初の180°RFリフォーカスパルスと2番目の180°RFリフォーカスパルスとの間に印加されるスライス選択用の傾斜磁場パルスGssの時間積分値を、2回目以降の隣り合う180°RFリフォーカスパルス間に印加されるスライス選択用の傾斜磁場パルスGssの時間積分値の2以上の整数倍とする。
エコー信号は、リードアウト用の傾斜磁場パルスGroの印加によって読み出される。最初のエコー信号Sb1の読み出し時に印加するリードアウト用の傾斜磁場パルスGroの面積、つまり傾斜磁場パルスの強度×印加時間で求められる時間積分値を、2番目以降のエコー信号Sb2, Sb3, Sb4, …の読み出し時にそれぞれ印加されるリードアウト用の傾斜磁場パルスGroの時間積分値の2以上の整数倍とする。
尚、傾斜磁場の時間積分値を制御するために、磁場強度一定のもとで印加時間を調整することも可能であるし、印加時間一定のもとで磁場強度を調整することも可能である。また、磁場強度および印加時間の双方を調整することも可能である。
次に、式(2)のように第2のFSEシーケンスBにおいて、RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2を設定することにより得られる効果について説明する。
第2のFSEシーケンスBのようにRF励起パルスの印加時刻と最初のエコー信号Sb1の収集時刻との間における時間t2が第1のFSEシーケンスAにおける時間t1よりも長くなるように時間t2を延長すると、第2のFSEシーケンスBを実行する場合における脂肪信号の減少程度は、第1のFSEシーケンスAを実行する場合における脂肪信号の減少程度よりも大きくなる。従って、第2のFSEシーケンスBの実行により得られる画像データのコントラストは、第1のFSEシーケンスAの実行により得られる画像データのコントラストより通常のスピンエコー(SE: spin echo)法により得られる画像データのコントラストに近くなる。
一方、撮影時間の短縮及び多数のエコー信号を得るという観点から考えると、第2のFSEシーケンスBにおいて最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2は、短いほうが好ましい。従って、式(1)においてm=1、つまり第2のFSEシーケンスBにおいて最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2はエコー間隔ESPの3倍であることが理想的である。実験では、第2のFSEシーケンスBにおいて最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2をエコー間隔ESPの3倍としても、通常のSE法により画像データを収集する場合と同程度のコントラストの画像データを得ることができることが確認されている。
このように、RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2を、エコー間隔ESPの3以上の奇数倍に設定すれば、後述するように励起エコー(STE: stimulated echo)やインダイレクトエコーを主エコーと同タイミングで発生させて、画像構成に活用することが可能となる。
ところで、180°RFリフォーカスパルスが180°のフリップ角成分だけを有することは現実的には不可能である。このため、磁化スピンは、180°RFリフォーカスパルスの印加を受ける毎に、予定通り位相反転する第1の成分、縦磁化に入る第2の成分、180°RFリフォーカスパルスの影響を受けないで、そのまま定常的に位相が分散していく第3の成分に分化する。第1の成分は主エコーとして発生し、第2の成分は、STEとして発生し、第3の成分は、インダイレクトエコーとして発生する。つまり、STEは、90°RF励起パルスの印加後に、縦磁化を経由して発生するエコーである。また、インダイレクトエコーとは、180°RFリフォーカスパルスによる位相反転を偶発的(非定常的)に受けて発生するエコーである。
ここで、90°RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2を、エコー間隔ESPの3以上の奇数倍に設定することで、STEやインダイレクトエコーを主エコーと同タイミングで発生させることができる原理について説明する。なお、説明の便宜上、式(2)においてm=1と仮定する。第2のFSEシーケンスBにおいて180°RFリフォーカスパルスの印加タイミングは、第1のFSEシーケンスAにおいて最初のエコー信号Sa1を得るまでの時間t1をエコー間隔ESPに設定した場合における180°RFリフォーカスパルスの印加タイミングから最初の180°RFリフォーカスパルスの印加タイミングおよび3番目の180°RFリフォーカスパルスの印加タイミングを除去したものに相当する。最初のエコー信号Sa1を得るまでの時間t1をエコー間隔ESPに設定した第1のFSEシーケンスAにおける180°RFリフォーカスパルスの間隔は、STEやインダイレクトエコーを主エコーと同タイミングで発生させるように調整されている。ここで、STE、インダイレクトエコー及び主エコーの位相分散は、180°RFリフォーカスパルスの間隔によらず一定である。従って、90°RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2を、エコー間隔ESPの3以上の奇数倍に設定すれば、STEやインダイレクトエコーを主エコーと同タイミングで発生させることが可能となる。
このように第2のFSEシーケンスBにおいて、式(2)が満たされるように90°RF励起パルスを印加してから最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2を決定すると、通常のSE法による画像のコントラストと同等のコントラストの画像を得ることができる。
尚、第1のFSEシーケンスAの実行により収集される第1の画像データIaと第2のFSEシーケンスBの実行により収集される第2の画像データIb間におけるJカップリング以外の要因による画質差をなるべく少なくすることが重要である。そのために、第2のFSEシーケンスBの実行によってエコー信号が収集されないタイミングにおいて第1のFSEシーケンスAの実行により収集される初めの数エコー信号は収集しないか或いは第1の画像データIaの生成に用いないことが望ましい。図4には、第1のFSEシーケンスAの実行により収集される初めの2つのエコー信号を第1の画像データIaの生成に用いない場合の例を示している。
また、マルチショット撮像を行う場合には、第1の画像データIaと第2の画像データIb間における収集時間のずれに起因する位置ずれ量をなるべく少なくすることが望ましい。このため、第1のFSEシーケンスAと第2のFSEシーケンスBとを時間的にTRごとに交互に実行することが望ましい。
このような第1のFSEシーケンスAおよび第2のFSEシーケンスBの設定は、上述したように表示装置34に表示された撮像条件の設定画面を通じた入力装置33の操作によって行うことができる。特に、第2のFSEシーケンスBにおいて、最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2は入力装置33の操作によって任意に調整することができる。また、入力装置33の操作によって式(2)におけるmや時間t2の値を直接入力したり、予め準備された複数の値から選択するようにしても良い。第1のFSEシーケンスAにおいて最初のエコー信号Sa1を得るまでの時間t1についても第2のFSEシーケンスBにおいて最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2と同様に任意に調整可能であるが、エコー間隔をデフォルト値としたり、固定値としても良い。
次に、コンピュータ32の他の機能について説明する。
シーケンスコントローラ制御部41は、入力装置33からのスキャン開始指示情報を受けた場合に、撮影条件設定部40から第1のFSEシーケンスおよび第2のFSEシーケンスを含む撮影条件をシーケンスコントローラ31に与えることにより駆動制御させる機能を有する。また、シーケンスコントローラ制御部41は、シーケンスコントローラ31から第1のFSEシーケンスおよび第2のFSEシーケンスの実行によってそれぞれ収集された第1および第2のエコーデータを受けてk空間データベース42に形成されたk空間に配置する機能を有する。このため、k空間データベース42には、各エコーデータがk空間データとして保存され、上述したようにk空間データベース42に形成されたk空間に第1および第2のエコーデータがそれぞれ配置される。
画像再構成部43は、k空間データベース42から第1および第2のエコーデータを取り込んでそれぞれ逆フーリエ変換を含む画像再構成処理を施すことにより実空間データである被検体Pの第1および第2の画像データを再構成する機能と、再構成して得られた第1および第2の画像データを画像データベース44に書き込む機能を有する。このため、画像データベース45には、画像再構成部44において再構成された第1および第2の画像データが保存される。
画像処理部45は、画像データベース44から第1および第2の画像データを読み込んで画像処理を施すことによって、水画像データや脂肪画像データ等の水成分と脂肪成分とを分離した画像データや脂肪抑制画像データを生成する機能と、生成した画像データを表示装置34に与えて表示させる機能とを有する。
図6は、図2に示す画像処理部45において第1の画像データおよび第2の画像データから水画像データおよび脂肪画像データを生成する方法の一例について説明する模式図である。
図6に示すように、画像処理部45は、画像データベース44から第1の画像データIaおよび第2の画像データIbを読み込んで、第1の画像データIaおよび第2の画像データIbの双方を用いて水画像データIwおよび脂肪画像データIfを生成する。
一般に、SE法により得られる画像データIseは、式(3)に示すように基本的に水成分の画像データIwおよび脂肪成分の画像データIfで構成される。
[数3]
Ise=Iw+If (3)
従って、実効TEが互に同一の第1のFSEシーケンスAおよび第2のFSEシーケンスBの実行によってそれぞれ得られる第1の画像データIaおよび第2の画像データIbは、脂肪成分の画像データIfにJカップリングによる影響があることを考慮してそれぞれ式(4-1)および式(4-2)のように表すことができる。
[数4]
Ia=Iw+ka・If (4-1)
Ib=Iw+kb・If (4-2)
ただし、式(4-1)および式(4-2)において、ka, kbは、第1の画像データIaおよび第2の画像データIb中の脂肪成分の画像データIfの信号がJカップリングによる影響を受けてそれぞれ上昇する場合における信号成分の強度の変化率(信号強度比率)である。脂肪成分信号の変化率ka, kbは、予めファントムを用いた撮像等により測定可能な既知のパラメータである。尚、第1のFSEシーケンスAにおいて最初のエコー信号Sa1を得るまでの時間t1は、第2のFSEシーケンスBにおいて最初のエコー信号Sb1を得るまでの時間t2よりも短いため、脂肪成分信号の変化率ka, kbには、式(5)に示すような関係が成立する。
[数5]
ka>kb>1 (5)
式(4-1)、式(4-2)および式(5)から、水画像データIwおよび脂肪画像データIfは、それぞれ例えば式(6-1)および式(6-2)のように求めることができる。
[数6]
Iw=(Ia+Ib)/2-1/2×(ka+kb)/(ka-kb)×(Ia-Ib) (6-1)
If=(Ia-Ib)/(ka-kb) (6-2)
或いは、水画像データIwは、例えば式(7-1)や式(7-2)のように求めることもできる。 [数7]
Iw=Ia-ka×(Ia-Ib)/(ka-kb) (7-1)
Iw=Ib-kb×(Ia-Ib)/(ka-kb) (7-2)
このように、脂肪成分信号のJカップリングの影響による信号上昇の程度を事前に求めておき、画像データIの同一ピクセルに水成分の信号と脂肪成分の信号が混在していることを考慮した計算処理によって、第1の画像データIaおよび第2の画像データIbから水画像データIwおよび脂肪画像データIfを分離して抽出することができる。換言すれば、Jカップリングの特性の違いに基づいて水画像データIwおよび脂肪画像データIfを計算により求めることができる。これにより、式(1-1)および式(1-2)に示されるように画像データの同一ピクセルに水成分の信号および脂肪成分の信号が混在していることを考慮せずに第1の画像データIaおよび第2の画像データIbの差分値を単に閾値Ithresholdと比較して脂肪画像データIfおよび水画像データIwを分離および抽出する場合に比べて、ノイズが画質に与える影響を低減させてSNR (signal to noise ratio)が低いことに起因する脂肪画像データIfおよび水画像データIwの不自然さを改善することができる。
ただし、別々に再構成された第1の画像データIaおよび第2の画像データIbからの計算処理によって水画像データIwおよび脂肪画像データIfを求めずに、第1のFSEシーケンスAおよび第2のFSEシーケンスBの実行によってそれぞれ得られる第1のエコーデータEaおよび第2のエコーデータEbのk空間上における配置方法を制御することによって、より簡易な処理によって脂肪画像データIfおよび水画像データIwを生成することもできる。
図7は、図4および図5にそれぞれ示す第1のFSEシーケンスAおよび第2のFSEシーケンスBの実行によって得られるエコーデータEabのk空間上における配置方法を制御することによって脂肪画像データIfおよび水画像データIwを生成する方法を説明する図である。
図7(a)は、第1のFSEシーケンスAにより得られる第1のエコーデータEaおよび第2のFSEシーケンスBにより得られる第2のエコーデータEbで構成されるエコーデータEabのk空間上における配置方法を示す。図7(a)に示すように、第1のFSEシーケンスAの実行によって収集されたエコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …と、第2のFSEシーケンスBの実行によって収集されたSb1, Sb2, Sb3, …とが共通のk空間上において位相エンコード(kpe)方向に互に交互に並ぶようにシーケンスコントローラ制御部41によりエコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …, Sb1, Sb2, Sb3, …が配置される。換言すれば、撮像条件設定部40において、第1のFSEシーケンスAの実行によって収集されたエコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …と、第2のFSEシーケンスBの実行によって収集されたSb1, Sb2, Sb3, …とが共通のk空間上において位相エンコード(kpe)方向に互に交互に並ぶように第1のFSEシーケンスAおよび第2のFSEシーケンスBによりエコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …, Sb1, Sb2, Sb3, …を収集する際の位相エンコード量が決定される。
図7(b)は、図7(a)に示すように配置されたエコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …, Sb1, Sb2, Sb3, …で構成されるエコーデータEabに対して画像再構成部43において逆フーリエ変換を含む画像再構成処理を施すことにより得られる画像データIabである。図7(a)に示すエコーデータEabから画像データIabを再構成すると、図7(b)に示すように実空間上の位相エンコード(PE)方向に水画像データと脂肪画像データが分離して現れる画像データIabが生成される。
これは、Jカップリングの影響で脂肪信号成分についてはエコーデータラインごとに信号強度が変化して、k空間上においてデータ2ポイント分の周期に相当する振幅の変調が発生することに起因している。すなわち、Jカップリングの影響を強く受ける脂肪信号成分がPE方向に撮影視野(FOV: field of view)の半分だけシフトしたように画像データIabが再構成される。このため、画像処理部45が画像データIabをPE方向に垂直な線で半分に分割するように構成すれば、水画像データIwおよび脂肪画像Ifを得ることができる。図7(c)は、図7(b)に示す画像データIabを分割して得られる水画像データIwおよび脂肪画像Ifを示している。
このように第1のFSEシーケンスAの実行によって収集されたエコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …と、第2のFSEシーケンスBの実行によって収集されたSb1, Sb2, Sb3, …とを共通のk空間上において位相エンコード(kpe)方向に互に交互に並べてエコーデータEabを生成し、エコーデータEabの画像再構成処理によって得られる画像データIabを分離することによって水画像データIwおよび脂肪画像Ifを生成する第2の画像生成法によれば、水画像データIwについてのSNRはエコーデータの収集時間に応じたものとなる。このため、個別に生成された第1の画像データIaおよび第2の画像データIbから式(6-1)、式(6-2)、式(7-1)または式(7-2)により水画像データIwおよび脂肪画像Ifを生成する第1の画像生成法に比べてSNRが改善されると考えられる。この結果、画質がより良好になることが期待できる。
ただし、エコーデータの収集中の被検体Pの動きの影響により、第1のFSEシーケンスAにより収集されたエコー信号Sa1, Sa2, Sa3, …と、第2のFSEシーケンスBにより収集されたSb1, Sb2, Sb3, …とを共通のk空間上に交互に配置して水画像データIwおよび脂肪画像Ifを生成する第2の画像生成法に比べて、個別に生成された第1の画像データIaおよび第2の画像データIbから式(6-1)、式(6-2)、式(7-1)または式(7-2)により水画像データIwおよび脂肪画像データIfを生成する第1の画像生成法の方がアーチファクトの出現が軽減される場合がある。
そこで、被検体Pの動き量等の撮像状況に応じて第1の画像生成法および第2の画像生成方法のいずれによって水画像データ、脂肪画像データまたは脂肪抑制画像データを生成するのかを画像処理条件として決定することができる。この画像処理条件の設定は、上述した撮影条件の設定画面を通じて行うことができる。例えば、第1の画像生成方法および第2の画像生成方法のいずれかを選択できるようにすることができる。
尚、第1の画像生成方法および第2の画像生成方法は、図1に示すようなエコー間隔を変えた2つのFSEシーケンスによって収集されたエコーデータから水画像データ、脂肪画像データまたは脂肪抑制画像データを生成する場合に用いることもできる。
次に磁気共鳴イメージング装置20の動作および作用について説明する。
図8は、図2に示す磁気共鳴イメージング装置20においてFSE法により被検体Pの水画像および脂肪画像を撮像する際の流れを示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まずステップS1において、撮影条件設定部40において、図4および図5に示すような最初のエコー信号Sa1, Sb1を収集するまでの時間t1, t2が互に異なる第1および第2の2つのSSFPシーケンスが撮影条件として設定される。また、水画像データおよび脂肪画像データの生成方法が選択される。ここでは、上述した第1の画像生成方法が選択された場合について述べる。
次にステップS2において、設定された撮影条件に従ってスキャンが実行され、エコーデータが収集される。
そのために、予め寝台37に被検体Pがセットされ、静磁場電源26により励磁された静磁場用磁石21(超伝導磁石)の撮像領域に静磁場が形成される。また、シムコイル電源28からシムコイル22に電流が供給されて撮像領域に形成された静磁場が均一化される。
そして、入力装置33からシーケンスコントローラ制御部41に被検体Pの撮像部位における水画像および脂肪画像の収集指示が与えられると、シーケンスコントローラ制御部41は撮影条件設定部40から第1および第2のSSFPシーケンスを取得してシーケンスコントローラ31に与える。シーケンスコントローラ31は、シーケンスコントローラ制御部41から受けた第1および第2のSSFPシーケンスに従って傾斜磁場電源27、送信器29および受信器30を駆動させることにより被検体Pがセットされた撮像領域に傾斜磁場を形成させるとともに、RFコイル24からRF信号を発生させる。
このため、被検体Pの内部における核磁気共鳴により生じたNMR信号が、RFコイル24により受信されて受信器30に与えられる。受信器30は、RFコイル24からNMR信号を受けて、所要の信号処理を実行した後、A/D変換することにより、デジタルデータのNMR信号である生データを生成する。受信器30は、生成した生データをシーケンスコントローラ31に与える。シーケンスコントローラ31は、生データをシーケンスコントローラ制御部41に与え、シーケンスコントローラ制御部41はk空間データベース42に形成されたk空間に生データをk空間データとして配置する。
この結果、k空間データベース42には、第1のSSFPシーケンスAにより収集された第1のエコーデータEaおよび第2のSSFPシーケンスBにより収集された第2のエコーデータEbが保存される。
次にステップS3において、画像再構成部43は、k空間データベース42から第1および第2のエコーデータEa, Ebを取り込んで画像再構成処理を施すことにより第1および第2の画像データIa, Ibを再構成する。第1および第2の画像データIa, Ibは、画像データベース45に書き込まれて保存される。
次にステップS4において、画像処理部45は、画像データベース44から第1および第2の画像データIa, Ibを読み込んで、予め取得されているJカップリングの影響による脂肪成分信号の強度の変化率ka, kbに基づいて式(6-1)、式(6-2)、式(7-1)または式(7-2)により水画像データIwおよび脂肪画像データIfを生成する。生成された水画像データIwおよび脂肪画像データIfは表示装置34に与えられ、表示装置34には、水画像および脂肪画像が表示される。そして、表示された画像は診断に供される。
つまり以上のような磁気共鳴イメージング装置20は、エコー間隔が一定であるが最初のエコー信号が収集されるまでの時間を変えた2つのFSEシーケンスの実行によってJカップリングに関する特性の異なる2組のエコーデータを収集し、収集されたエコーデータから水画像データ、脂肪画像データまたは脂肪抑制画像データを生成して表示するものである。
また、磁気共鳴イメージング装置20は、脂肪成分信号のJカップリングの影響による信号上昇の変化率を用いて画像データの同一ピクセルに水成分の信号と脂肪成分の信号が混在していることを考慮した計算処理によって水画像データ、脂肪画像データまたは脂肪抑制画像データを生成するようにしたものである。或いは、磁気共鳴イメージング装置20は、上述の2つのFSEシーケンスの実行により得られるエコー信号のデータラインをk空間上において交互に配置して再構成される画像データを分離することによって水画像データ、脂肪画像データまたは脂肪抑制画像データを生成するようにしたものである。
このため、磁気共鳴イメージング装置20によれば、エコー時間が一定であること、或いはより高画質な画像データを得るための画像処理方法の採用によって、より良好な画質で水画像、脂肪画像または脂肪抑制画像を生成することができる。すなわち、水成分と脂肪成分との分離が良好に行われ、かつ動きの影響が少ない水画像、脂肪画像または脂肪抑制画像を得ることができる。
さらに、磁気共鳴イメージング装置20によれば、FSEシーケンスのエコー間隔を不必要に延長する必要がないため、従来よりも短時間で磁場の不均一性の影響を受けない安定した水画像、脂肪画像または脂肪抑制画像を得ることができる。特に、近年における被検体Pをセットするためのボアの大口径化に伴って、磁場の不均一が顕著な撮像領域であっても、被検体Pの撮像が必要となる場合が増えている。このため、磁場の不均一性の影響を受けない水画像、脂肪画像または脂肪抑制画像の撮影技術は重要である。
尚、上述した実施形態において、水成分の画像データと脂肪成分の画像データとの分離について説明したが、水や脂肪以外の物質成分からの画像データを同様な方法で分離または抽出して成分画像データや成分抑制画像データを生成することも可能である。すなわち、Jカップリングによる影響の異なる様々な成分の画像データを分離または抽出して画像化することができる。
従来の脂肪信号と水信号の分離を行うためのFSEパルスシーケンスおよび脂肪信号と水信号の分離法を説明する図。 本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の実施の形態を示す構成図。 図2に示すコンピュータの機能ブロック図。 図2に示す撮像条件設定部において設定される第1のFSEシーケンスの一例を示すパルスシーケンスチャート。 図2に示す撮像条件設定部において設定される第2のFSEシーケンスの一例を示すパルスシーケンスチャート。 図2に示す画像処理部において第1の画像データおよび第2の画像データから水画像データおよび脂肪画像データを生成する方法の一例について説明する模式図。 図4および図5にそれぞれ示す第1のFSEシーケンスおよび第2のFSEシーケンスの実行によって得られるエコーデータのk空間上における配置方法を制御することによって脂肪画像データおよび水画像データを生成する方法を説明する図。 図2に示す磁気共鳴イメージング装置においてFSE法により被検体Pの水画像および脂肪画像を撮像する際の流れを示すフローチャート。
符号の説明
20 磁気共鳴イメージング装置
21 静磁場用磁石
22 シムコイル
23 傾斜磁場コイル
24 RFコイル
25 制御系
26 静磁場電源
27 傾斜磁場電源
28 シムコイル電源
29 送信器
30 受信器
31 シーケンスコントローラ
32 コンピュータ
33 入力装置
34 表示装置
35 演算装置
36 記憶装置
37 寝台
40 撮像条件設定部
41 シーケンスコントローラ制御部
42 k空間データベース
43 画像再構成部
44 画像データベース
45 画像処理部
P 被検体

Claims (11)

  1. 撮像部位における磁化スピンを励起するための高周波励起パルスに続いて前記磁化スピンの位相を反転するための高周波反転パルスを繰り返し印加することにより複数のエコーを発生させ、かつ前記高周波励起パルスの印加から最初のエコーまでの時間が互に異なる第1および第2のシーケンスに従ってそれぞれ第1および第2のデータを収集するデータ収集手段と、
    前記第1および第2のデータに基づいて成分画像データまたは成分抑制画像データを生成する画像データ生成手段と、
    を有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記画像データ生成手段は、Jカップリングの特性の違いから水画像データおよび脂肪画像データを生成するように構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記データ収集手段は、前記第1および第2のシーケンスにおけるそれぞれのエコー間隔を互に同一にして前記第1および第2のデータを収集するように構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記データ収集手段は、前記第1および第2のシーケンスにおけるそれぞれの実効エコー時間を互に同一にして前記第1および第2のデータを収集するように構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記画像データ生成手段は、Jカップリングによる前記第1および第2のデータの少なくとも一方の信号強度の変化率を用いて前記第1および第2のデータから前記成分画像データまたは前記成分抑制画像データを生成するように構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記データ収集手段は、前記第1および第2のシーケンスを繰り返し時間ごとに交互に実行して前記第1および第2のデータを収集するように構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記画像データ生成手段は、前記第1および第2のデータを共通のk空間上において位相エンコード方向に1エコーデータラインごとに交互に配置して再構成される画像データから前記成分画像データまたは前記成分抑制画像データを生成するように構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記データ収集手段は、前記第2のシーケンスにおける高周波励起パルスの印加から最初のエコーまでの時間をエコー間隔の3以上の奇数倍として前記第2のデータを収集するように構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記第1および第2のシーケンスの少なくとも一方における高周波励起パルスの印加から最初のエコーまでの時間を設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 撮像部位における磁化スピンを励起するための高周波励起パルスに続いて前記磁化スピンの位相を反転するための高周波反転パルスを繰り返し印加することにより複数のエコーを発生させ、かつ前記高周波励起パルスの印加から最初のエコーまでの時間およびエコー間隔の少なくとも一方が互に異なる第1および第2のシーケンスに従ってそれぞれ第1および第2のデータを収集するデータ収集手段と、
    前記第1および第2のデータの少なくとも一方に対するJカップリングの影響の程度を表すパラメータを用いて前記第1および第2のデータから成分画像データまたは成分抑制画像データを生成する画像データ生成手段と、
    を有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  11. 撮像部位における磁化スピンを励起するための高周波励起パルスに続いて前記磁化スピンの位相を反転するための高周波反転パルスを繰り返し印加することにより複数のエコーを発生させ、かつ前記高周波励起パルスの印加から最初のエコーまでの時間およびエコー間隔の少なくとも一方が互に異なる第1および第2のシーケンスに従ってそれぞれ第1および第2のデータを収集するデータ収集手段と、
    前記第1および第2のデータを共通のk空間上において位相エンコード方向に1エコーデータラインごとに交互に配置して再構成される画像データから成分画像データまたは成分抑制画像データを生成する画像データ生成手段と、
    を有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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