JPH09238925A - 脂肪抑制又は血抑制２次元マルチスライス高速ｍｒ画像形成方法 - Google Patents
脂肪抑制又は血抑制２次元マルチスライス高速ｍｒ画像形成方法Info
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- JPH09238925A JPH09238925A JP9045630A JP4563097A JPH09238925A JP H09238925 A JPH09238925 A JP H09238925A JP 9045630 A JP9045630 A JP 9045630A JP 4563097 A JP4563097 A JP 4563097A JP H09238925 A JPH09238925 A JP H09238925A
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- G01R33/483—NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy
- G01R33/4833—NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy using spatially selective excitation of the volume of interest, e.g. selecting non-orthogonal or inclined slices
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術の、時間がかかるという欠点を克服
した脂肪抑制又は血抑制２次元マルチスライス高速ＭＲ
画像形成方法を提供すること。 【解決手段】 脂肪又は水抑制されたマルチスライスＭ
Ｒ画像形成を実行するためのＭＲパルスシーケンスにお
いて、飽和プリパルスは、通常慣用されているものより
も少ない頻度で使用される。少なくとも１つの飽和プリ
パルスの各時間は、１グループのスライス内で全スライ
スを飽和するのに使用されており、１ラインのＭＲデー
タは、何等他の飽和プリパルスを使用しないで、そのグ
ループ内の各スライスから得られる。
した脂肪抑制又は血抑制２次元マルチスライス高速ＭＲ
画像形成方法を提供すること。 【解決手段】 脂肪又は水抑制されたマルチスライスＭ
Ｒ画像形成を実行するためのＭＲパルスシーケンスにお
いて、飽和プリパルスは、通常慣用されているものより
も少ない頻度で使用される。少なくとも１つの飽和プリ
パルスの各時間は、１グループのスライス内で全スライ
スを飽和するのに使用されており、１ラインのＭＲデー
タは、何等他の飽和プリパルスを使用しないで、そのグ
ループ内の各スライスから得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴（ＭＲ）
画像形成に関し、殊に、所定スペクトル成分（例えば、
脂肪、水）の信号が、画像に寄与しないように飽和され
るＭＲ画像形成に関する。最も直接的な意味では、本発
明は、脂肪又は水抑制されたマルチスライスＭＲ画像形
成に関し、少なくとも１つの不所望なスペクトル成分か
らの信号が抑制される必要があるマルチスライスＭＲ画
像形成に関する。
画像形成に関し、殊に、所定スペクトル成分（例えば、
脂肪、水）の信号が、画像に寄与しないように飽和され
るＭＲ画像形成に関する。最も直接的な意味では、本発
明は、脂肪又は水抑制されたマルチスライスＭＲ画像形
成に関し、少なくとも１つの不所望なスペクトル成分か
らの信号が抑制される必要があるマルチスライスＭＲ画
像形成に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＭＲ画像形成は、血流によって生じたア
ーチファクトにより、又は、脂肪の存在によって生じた
低減されたコントラストにより、劣化されることがあ
る。このような劣化を回避するためには、水又は脂肪抑
制された画像形成が、水又は脂肪信号を飽和することに
よって実行される。これが実行された場合、水又は脂肪
は、ＭＲ画像に寄与することはできない。この飽和は、
少なくとも１つの飽和プリパルスを繰り返し使用するこ
とによって順番に実行される。単数又は複数の飽和プリ
パルスは、１つ以上のＭＲデータラインを読み出すため
に使用される画像形成パルスシーケンスに先行する。
ーチファクトにより、又は、脂肪の存在によって生じた
低減されたコントラストにより、劣化されることがあ
る。このような劣化を回避するためには、水又は脂肪抑
制された画像形成が、水又は脂肪信号を飽和することに
よって実行される。これが実行された場合、水又は脂肪
は、ＭＲ画像に寄与することはできない。この飽和は、
少なくとも１つの飽和プリパルスを繰り返し使用するこ
とによって順番に実行される。単数又は複数の飽和プリ
パルスは、１つ以上のＭＲデータラインを読み出すため
に使用される画像形成パルスシーケンスに先行する。
【０００３】マルチスライスタイプの、脂肪抑制又は血
液抑制されたＭＲ画像形成を行う場合、通常の水又は脂
肪抑制技術は、画像形成を適切に実行することができな
い程、画像形成を実行するために必要な時間を極めて増
大させることがある。そのような画像形成の１例は、肝
臓及び膵臓の動的ＭＲ画像形成である。
液抑制されたＭＲ画像形成を行う場合、通常の水又は脂
肪抑制技術は、画像形成を適切に実行することができな
い程、画像形成を実行するために必要な時間を極めて増
大させることがある。そのような画像形成の１例は、肝
臓及び膵臓の動的ＭＲ画像形成である。
【０００４】肝臓及び膵臓の動的ＭＲ画像形成の場合、
Ｇｄ−ＤＴＰＡが、患者に投与され、肝臓及び膵臓は、
Ｇｄ−ＤＴＰＡが器官内の正常組織及び異常領域内を通
過する速度を測定するように、ＭＲスキャナーで画像形
成される。この画像形成が迅速に実行されない場合に
は、この画像形成は、全く実行することができないので
ある。この理由は、２つある。第１に、Ｇｄ−ＤＴＰＡ
は、迅速に分布され、弁別的な濃度差が消失されてしま
うことがあるからである。第２に、肝臓及び膵臓の動的
ＭＲ画像形成は、患者が呼吸を停止している間に最良に
実行されるが、画像形成を行っている最中に患者が呼吸
を行うと、呼吸運動によって肝臓が動かされ、画像形成
が劣化されてしまうからである。
Ｇｄ−ＤＴＰＡが、患者に投与され、肝臓及び膵臓は、
Ｇｄ−ＤＴＰＡが器官内の正常組織及び異常領域内を通
過する速度を測定するように、ＭＲスキャナーで画像形
成される。この画像形成が迅速に実行されない場合に
は、この画像形成は、全く実行することができないので
ある。この理由は、２つある。第１に、Ｇｄ−ＤＴＰＡ
は、迅速に分布され、弁別的な濃度差が消失されてしま
うことがあるからである。第２に、肝臓及び膵臓の動的
ＭＲ画像形成は、患者が呼吸を停止している間に最良に
実行されるが、画像形成を行っている最中に患者が呼吸
を行うと、呼吸運動によって肝臓が動かされ、画像形成
が劣化されてしまうからである。
【０００５】膵臓は、肝臓の隣りにあり、脂肪抑制画像
形成で、極めて明瞭に見えるようになる。この理由は、
最適化された上腹部画像形成では、脂肪信号は抑制され
る必要があるからである。脂肪飽和を行う飽和プリパル
スが通常の様式で、即ち、ＭＲデータの各ラインの取得
以前に使用された場合、単一呼吸は、例えば、５スライ
スのＭＲデータを得るのに十分な、極めて長時間に亘っ
て停止され続ける。
形成で、極めて明瞭に見えるようになる。この理由は、
最適化された上腹部画像形成では、脂肪信号は抑制され
る必要があるからである。脂肪飽和を行う飽和プリパル
スが通常の様式で、即ち、ＭＲデータの各ラインの取得
以前に使用された場合、単一呼吸は、例えば、５スライ
スのＭＲデータを得るのに十分な、極めて長時間に亘っ
て停止され続ける。
【０００６】肝臓は、比較的大きな器官であり、多分、
肝臓を完全に画像形成するのに、患者の体の２０スライ
スが必要である。従って、肝臓の完全なＭＲ画像形成を
実行するのに、少なくとも４回に亙って連続的に呼吸を
停止する必要があり、動的な吸収状態下での画像形成に
とっては、あまりにも長すぎる。従って、脂肪飽和を行
うＭＲパルスシーケンスが必要であることによって、患
者の肝臓及び膵臓の包括的な動的ＭＲ画像形成が実行で
きなくなってしまう。
肝臓を完全に画像形成するのに、患者の体の２０スライ
スが必要である。従って、肝臓の完全なＭＲ画像形成を
実行するのに、少なくとも４回に亙って連続的に呼吸を
停止する必要があり、動的な吸収状態下での画像形成に
とっては、あまりにも長すぎる。従って、脂肪飽和を行
うＭＲパルスシーケンスが必要であることによって、患
者の肝臓及び膵臓の包括的な動的ＭＲ画像形成が実行で
きなくなってしまう。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
の従来技術の、時間がかかるという欠点を克服した脂肪
抑制又は血抑制２次元マルチスライス高速ＭＲ画像形成
方法を提供することにある。
の従来技術の、時間がかかるという欠点を克服した脂肪
抑制又は血抑制２次元マルチスライス高速ＭＲ画像形成
方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
ると、以下の各ステップ、即ち、 ａ）各スライスからなる１グループでの該各スライスの
全てを飽和するために、少なくとも１つの飽和プリパル
スを使用し、前記１グループ内の前記各スライス全ての
脂肪又は水信号を抑制し、 ｂ）前記グループ内の前記各スライスからＭＲデータの
１ラインを読み出し、ＭＲデータの１ラインが前記グル
ープ内の各スライスから読み出されるまで、他の飽和プ
リパルスを一切使用せず、 ｃ）十分なＭＲデータが前記グループ内の前記各スライ
ス全てから得られるまで、上記各ステップａ）及びｂ）
を繰り返す各ステップを有していることを特徴とする方
法により、解決することができる。
ると、以下の各ステップ、即ち、 ａ）各スライスからなる１グループでの該各スライスの
全てを飽和するために、少なくとも１つの飽和プリパル
スを使用し、前記１グループ内の前記各スライス全ての
脂肪又は水信号を抑制し、 ｂ）前記グループ内の前記各スライスからＭＲデータの
１ラインを読み出し、ＭＲデータの１ラインが前記グル
ープ内の各スライスから読み出されるまで、他の飽和プ
リパルスを一切使用せず、 ｃ）十分なＭＲデータが前記グループ内の前記各スライ
ス全てから得られるまで、上記各ステップａ）及びｂ）
を繰り返す各ステップを有していることを特徴とする方
法により、解決することができる。
【０００９】また、以下の各ステップ、即ち、 ａ）各スライスからなる１グループ内の各スライスの全
てを飽和するために、少なくとも１つの飽和プリパルス
を使用し、前記グループ内の前記各スライス内で、不所
望スペクトル成分からの信号を抑制し、 ｂ）前記グループ内の各スライスからＭＲデータの１ラ
インを読み出し、前記ＭＲデータの１ラインが、グルー
プ内の前記各スライスから読み出されるまで、他の飽和
パルスを一切使用せず、 ｃ）十分なＭＲデータが前記グループ内の各スライス全
てから得られるまで、上記各ステップａ）及びｂ）を繰
り返す各ステップを有することを特徴とする方法により
解決することができる。
てを飽和するために、少なくとも１つの飽和プリパルス
を使用し、前記グループ内の前記各スライス内で、不所
望スペクトル成分からの信号を抑制し、 ｂ）前記グループ内の各スライスからＭＲデータの１ラ
インを読み出し、前記ＭＲデータの１ラインが、グルー
プ内の前記各スライスから読み出されるまで、他の飽和
パルスを一切使用せず、 ｃ）十分なＭＲデータが前記グループ内の各スライス全
てから得られるまで、上記各ステップａ）及びｂ）を繰
り返す各ステップを有することを特徴とする方法により
解決することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明は、水及び脂肪用の飽和プ
リパルスの通常の使用が、飽和の所望の目的を達成する
のに必要な時間以上の貴重な付加的な時間を取ってしま
うという現実に基づいている。水及び脂肪スピンは、有
限のＴ１、即ち、ＲＦパルスによって傾倒された後、そ
の元の縦磁化を回復する所定時間を有している。各飽和
プリパルスの生起が相互に早過ぎる場合、次に飽和され
る以前に、その元の縦磁化の幾らかがある場合には、傾
倒された各スピンは、少ししか回復していない。その結
果、飽和プリパルスが、余りにも頻繁に繰り返される
と、水及び脂肪スピンに及ぼされる物理的な影響は殆ど
ない。
リパルスの通常の使用が、飽和の所望の目的を達成する
のに必要な時間以上の貴重な付加的な時間を取ってしま
うという現実に基づいている。水及び脂肪スピンは、有
限のＴ１、即ち、ＲＦパルスによって傾倒された後、そ
の元の縦磁化を回復する所定時間を有している。各飽和
プリパルスの生起が相互に早過ぎる場合、次に飽和され
る以前に、その元の縦磁化の幾らかがある場合には、傾
倒された各スピンは、少ししか回復していない。その結
果、飽和プリパルスが、余りにも頻繁に繰り返される
と、水及び脂肪スピンに及ぼされる物理的な影響は殆ど
ない。
【００１１】従って、本発明によると、少なくとも１つ
の飽和プリパルスが、各スライスからなる全グループを
飽和するのに使用される。その際、そのグループの各ス
ライス内のＭＲデータの１ラインは、ＭＲデータの１ラ
インが、そのグループ内の各スライスから読み出された
後まで、なんらかの他の飽和プリパルスを使用しないで
読み出される。それからは、これらの各ステップは、必
要な限り多数の各グループを使用して、各位相エンコー
ディンググラジエントを漸次的に変化させる間、画像形
成が完了するまで、繰り返される。その結果、不所望な
信号を完全に適切に抑制して、画像形成時間を極めて短
くすることができる。通常、不所望信号は、脂肪又は水
信号であるが、これは、必要ない。
の飽和プリパルスが、各スライスからなる全グループを
飽和するのに使用される。その際、そのグループの各ス
ライス内のＭＲデータの１ラインは、ＭＲデータの１ラ
インが、そのグループ内の各スライスから読み出された
後まで、なんらかの他の飽和プリパルスを使用しないで
読み出される。それからは、これらの各ステップは、必
要な限り多数の各グループを使用して、各位相エンコー
ディンググラジエントを漸次的に変化させる間、画像形
成が完了するまで、繰り返される。その結果、不所望な
信号を完全に適切に抑制して、画像形成時間を極めて短
くすることができる。通常、不所望信号は、脂肪又は水
信号であるが、これは、必要ない。
【００１２】例えば、特別なＭＲ画像形成により、多く
のスライスが画像形成される必要がある場合、本発明に
よると、各スライスは、１つ以上のグループに分割され
る。例えば、ＭＲ肝臓機能画像形成が、ＭＲデータの１
０スライスを得るのに十分な長さ期間にわたって、関心
体積を飽和することができる特別な脂肪飽和を行う飽和
プリパルスを使用して実行することができる場合、画像
形成の際、２０スライスが、１０スライスずつ２グルー
プに分割される。それから、その都度、脂肪飽和を行う
飽和プリパルスは、関心体積を飽和するために使用さ
れ、ＭＲデータの１０ラインが読み出される（第１グル
ープ内の各スライスの夫々一つずつ）。第２の、脂肪飽
和を行う飽和プリパルスが、関心体積をもう一度飽和し
た後、ＭＲデータの１０ラインが同様にもう一度読み出
されるが、この時間は、第２グループ内の各スライスの
夫々のための時間である。この過程は、スライスの付加
的なグループが必要である場合と同数回繰り返され、十
分なＭＲデータが得られるまで、異なった位相エンコー
ディンググラジエントに対して、全過程が繰り返され
る。
のスライスが画像形成される必要がある場合、本発明に
よると、各スライスは、１つ以上のグループに分割され
る。例えば、ＭＲ肝臓機能画像形成が、ＭＲデータの１
０スライスを得るのに十分な長さ期間にわたって、関心
体積を飽和することができる特別な脂肪飽和を行う飽和
プリパルスを使用して実行することができる場合、画像
形成の際、２０スライスが、１０スライスずつ２グルー
プに分割される。それから、その都度、脂肪飽和を行う
飽和プリパルスは、関心体積を飽和するために使用さ
れ、ＭＲデータの１０ラインが読み出される（第１グル
ープ内の各スライスの夫々一つずつ）。第２の、脂肪飽
和を行う飽和プリパルスが、関心体積をもう一度飽和し
た後、ＭＲデータの１０ラインが同様にもう一度読み出
されるが、この時間は、第２グループ内の各スライスの
夫々のための時間である。この過程は、スライスの付加
的なグループが必要である場合と同数回繰り返され、十
分なＭＲデータが得られるまで、異なった位相エンコー
ディンググラジエントに対して、全過程が繰り返され
る。
【００１３】どのグループ内の各スライスも相互に隣合
っている必要はなく、又は、何等かの特別な方法で、イ
ンターリーブされている必要もない。単一飽和プリパル
スが１つだけあればよく、又は、飽和プリパルスの全シ
ーケンスがあればよく、どの組み合わせでも、空間選択
的又はスペクトル選択的であればよい。同様に、単数又
は複数の飽和パルスが、１つ又は２つのスペクトル成分
（例えば、脂肪及び／又は水）に制限される必要もな
い；択一選択的に、例えば、３つのスペクトル成分（例
えば、脂肪及びケイ素及び水を一緒に）を飽和すること
もできる。
っている必要はなく、又は、何等かの特別な方法で、イ
ンターリーブされている必要もない。単一飽和プリパル
スが１つだけあればよく、又は、飽和プリパルスの全シ
ーケンスがあればよく、どの組み合わせでも、空間選択
的又はスペクトル選択的であればよい。同様に、単数又
は複数の飽和パルスが、１つ又は２つのスペクトル成分
（例えば、脂肪及び／又は水）に制限される必要もな
い；択一選択的に、例えば、３つのスペクトル成分（例
えば、脂肪及びケイ素及び水を一緒に）を飽和すること
もできる。
【００１４】
【実施例】図１には、６ミリ秒のラインにつき、最小Ｔ
Ｒ、２ミリ秒に等しいＴＥ及び４８８Ｈｚ／パイクセル
の帯域幅を有している公知のパルスシーケンスが示され
ている。２つの水抑制パルスＷＳＰは、特定の関心スラ
イスの上下の体積内の水信号を抑制するのに使用され、
脂肪信号を抑制する脂肪抑制パルスＦＳＰが後続する。
脂肪抑制パルスＦＳＰの後、８０°ＲＦパルスが使用さ
れて、単一スライスから１ラインのデータが読み出され
る。従って、図１に示されているパルスシーケンスによ
って、２つのラインのデータが読み出され、その際、各
ラインに飽和プリパルスが先行している。
Ｒ、２ミリ秒に等しいＴＥ及び４８８Ｈｚ／パイクセル
の帯域幅を有している公知のパルスシーケンスが示され
ている。２つの水抑制パルスＷＳＰは、特定の関心スラ
イスの上下の体積内の水信号を抑制するのに使用され、
脂肪信号を抑制する脂肪抑制パルスＦＳＰが後続する。
脂肪抑制パルスＦＳＰの後、８０°ＲＦパルスが使用さ
れて、単一スライスから１ラインのデータが読み出され
る。従って、図１に示されているパルスシーケンスによ
って、２つのラインのデータが読み出され、その際、各
ラインに飽和プリパルスが先行している。
【００１５】図２には、本発明によるＭＲパルスシーケ
ンスの有利な実施例が示されている。同様に、６ミリ秒
のラインにつき最小ＴＲ、２ミリ秒のＴＥ及び４８８Ｈ
ｚ／パイクセルの帯域幅を有しており、同様に、インタ
ーリーブ型マルチスライス、スポイルグラジエントエコ
ータイプである。従って、また、２つの水抑制パルスＷ
ＳＰ及び脂肪抑制パルスＦＳＰを含んでいる。しかし、
図２から分かるように、水抑制パルスＷＳＰは、水信号
を１６個の画像形成パルスの間抑制し、脂肪抑制パルス
ＦＳＰは、脂肪信号を８個の画像形成パルスの間抑制す
る。
ンスの有利な実施例が示されている。同様に、６ミリ秒
のラインにつき最小ＴＲ、２ミリ秒のＴＥ及び４８８Ｈ
ｚ／パイクセルの帯域幅を有しており、同様に、インタ
ーリーブ型マルチスライス、スポイルグラジエントエコ
ータイプである。従って、また、２つの水抑制パルスＷ
ＳＰ及び脂肪抑制パルスＦＳＰを含んでいる。しかし、
図２から分かるように、水抑制パルスＷＳＰは、水信号
を１６個の画像形成パルスの間抑制し、脂肪抑制パルス
ＦＳＰは、脂肪信号を８個の画像形成パルスの間抑制す
る。
【００１６】図２に示された、本発明の有利な実施例に
よると、そこに示されたＭＲパルスシーケンスは、１６
個のスライスの夫々からデータの１ラインを読み出す。
８０°ＲＦパルスの夫々は、単一スライスから１ライン
のデータを読み出す。データラインが読み出されるスラ
イスの識別は、スライス選択グラジエントに依存し、例
示されているように、マルチスライス画像形成は、イン
ターリーブタイプのものであり、１，３，５，７，・・
・１３，１５，２，４，６・・・１４，１６に配列され
ている。しかし、これは、必須ではない。つまり、列
は、例えば、１，２，３，・・・１４，１５，１６であ
るようにすることもできる。全部で１６ラインが読み出
された後、位相エンコーディンググラジエントが変化さ
れ、１６以上のラインが、異なった位相エンコーディン
グで読み出される。これは、全ＭＲデータが得られるま
で繰り返され；典型的には、そのようなデータセット
は、１２０〜１５０位相エンコーディングで得られたデ
ータを含む。
よると、そこに示されたＭＲパルスシーケンスは、１６
個のスライスの夫々からデータの１ラインを読み出す。
８０°ＲＦパルスの夫々は、単一スライスから１ライン
のデータを読み出す。データラインが読み出されるスラ
イスの識別は、スライス選択グラジエントに依存し、例
示されているように、マルチスライス画像形成は、イン
ターリーブタイプのものであり、１，３，５，７，・・
・１３，１５，２，４，６・・・１４，１６に配列され
ている。しかし、これは、必須ではない。つまり、列
は、例えば、１，２，３，・・・１４，１５，１６であ
るようにすることもできる。全部で１６ラインが読み出
された後、位相エンコーディンググラジエントが変化さ
れ、１６以上のラインが、異なった位相エンコーディン
グで読み出される。これは、全ＭＲデータが得られるま
で繰り返され；典型的には、そのようなデータセット
は、１２０〜１５０位相エンコーディングで得られたデ
ータを含む。
【００１７】有利な実施例が上述されているけれども、
本発明の範囲は、請求項に限定されている。
本発明の範囲は、請求項に限定されている。
【図１】インターリーブ型マルチスライス画像形成を実
行するために使用される公知の脂肪及び水抑制されたス
ポイル型グラジエントエコーのダイアグラム
行するために使用される公知の脂肪及び水抑制されたス
ポイル型グラジエントエコーのダイアグラム
【図２】本発明の有利な実施例のダイアグラムであり、
その際、脂肪及び水信号が抑制されており、即ち、スポ
イル型グラジエントエコーパルスシーケンスであり、イ
ンターリーブされたマルチスライス画像形成用に適して
いるシーケンス
その際、脂肪及び水信号が抑制されており、即ち、スポ
イル型グラジエントエコーパルスシーケンスであり、イ
ンターリーブされたマルチスライス画像形成用に適して
いるシーケンス
ＷＳＰ 水抑制パルス ＦＳＰ 脂肪抑制パルス
Claims (4)
- 【請求項１】 脂肪抑制又は血抑制２次元マルチスライ
ス高速ＭＲ画像形成方法において、以下の各ステップ、
即ち、 ａ）各スライスからなる１グループ内の各スライスの全
てを飽和するために、少なくとも１つの飽和プリパルス
を使用し、前記１グループ内の前記各スライス全ての脂
肪又は水信号を抑制し、 ｂ）前記グループ内の前記各スライスからＭＲデータの
１ラインを読み出し、ＭＲデータの１ラインが前記グル
ープ内の各スライスから読み出されるまで、他の飽和プ
リパルスを一切使用せず、 ｃ）十分なＭＲデータが前記グループ内の前記各スライ
ス全てから得られるまで、上記各ステップａ）及びｂ）
を繰り返す各ステップを有していることを特徴とする方
法。 - 【請求項２】 画像形成の際、１グループ内に適合する
ことができるスライスよりも多くのスライスを有してお
り、更に、前記画像形成を複数スライスグループに分割
するステップを有し、前記各グループの前記各スライス
全てからＭＲデータを得るステップを有している請求項
１記載の方法。 - 【請求項３】 各グループは、夫々ほぼ同数のスライス
を有している請求項２記載の方法。 - 【請求項４】 マルチスライス高速ＭＲ画像形成方法で
あって、前記画像形成の際、不所望スペクトル成分が抑
制される方法において、以下の各ステップ、即ち、 ａ）各スライスからなる１グループ内の各スライスの全
てを飽和するために、少なくとも１つの飽和プリパルス
を使用し、前記グループ内の前記各スライス内で、不所
望スペクトル成分からの信号を抑制し、 ｂ）前記グループ内の各スライスからＭＲデータの１ラ
インを読み出し、前記ＭＲデータの１ラインが、グルー
プ内の前記各スライスから読み出されるまで、他の飽和
パルスを一切使用せず、 ｃ）十分なＭＲデータが前記グループ内の各スライス全
てから得られるまで、上記各ステップａ）及びｂ）を繰
り返す各ステップを有することを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/610,103 US5633586A (en) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | Rapid fat- or water-suppressed multislice MR pulse sequence including initial prepulse |
| US08/610103 | 1996-02-29 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006040743A Division JP3949700B2 (ja) | 1996-02-29 | 2006-02-17 | マルチスライスｍｒ画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09238925A true JPH09238925A (ja) | 1997-09-16 |
| JP3811246B2 JP3811246B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=24443668
Family Applications (2)
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