JP2591405B2 - Mrイメージング装置のバイポーラグラジェントの調整法 - Google Patents

Mrイメージング装置のバイポーラグラジェントの調整法

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JP2591405B2 JP4196020A JP19602092A JP2591405B2 JP 2591405 B2 JP2591405 B2 JP 2591405B2 JP 4196020 A JP4196020 A JP 4196020A JP 19602092 A JP19602092 A JP 19602092A JP 2591405 B2 JP2591405 B2 JP 2591405B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴(NM
R)を利用してイメージングを行なうMRイメージング
装置のバイポーラグラジェントの調整法に関する。
【0002】
【従来の技術】MRイメージング装置では、静磁場中に
被検体を挿入し、3次元の各方向の傾斜磁場パルスを選
択励起用、周波数エンコーディング用、位相エンコーデ
ィング用として、その波形をコントロールしながら該被
検体に加えるとともに、該被検体に共鳴周波数に対応す
る周波数の高周波パルスを加えて被検体を励起し、その
後に生じる共鳴信号を受信するというパルスシーケンス
を繰り返すことにより、撮像のためのデータを収集する
撮像スキャンを行なう。
【0003】このようなMRイメージング装置におい
て、パルスシーケンスが種々に工夫されており、その中
の高速スピンエコー法や、フェーズコントラストアンギ
オグラフィー法などでは、そのパルスシーケンスの一部
に図7に示すようなバイポーラグラジントが用いられて
いる。これは一つの傾斜磁場(この図7ではGy)にお
いて、あるタイミングで磁化ベクトルの位相を乱すディ
フェージング用パルス1を印加し、その後のあるタイミ
ングで、その乱れた位相をもとに戻すリフェージング用
パルス2を印加するものである。最初のパルス1による
位相変化を次のパルス2で完全に打ち消すよう、両者の
時間積分が完全に等しく、これらの全体(バイポーラグ
ラジェント)では時間積分が完全に0になっている必要
がある。そこで、これらのバイポーラグラジェントを用
いる撮像シーケンスでは、ハードウェア系に厳しい性能
が要求され、バイポーラグラジェントが精度良く調整さ
れていない場合には、偽像が生じる原因となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、傾斜磁場電源の正負のアンプ特性や傾斜磁場の印加
にともなって発生する渦電流磁場によって、バイポーラ
グラジェントの各パルス1、2は図8に示すような波形
となり、バイポーラグラジェントの時間積分は完全に0
となっていず、リフェージング用パルス2によって位相
が完全に戻されないことがある。その場合、高速スピン
エコー法では画像のぼやけとなって現れ、フェーズコン
トラストアンギオグラフィー法では血管が明瞭に抽出さ
れないなどの原因となる。
【0005】このバイポーラグラジェントの正負パルス
の誤差は、実験及び理論から約0.1%以下でなければ
ならないが、生データには多くの周波数が混じってお
り、この生データからこの誤差を検出することはきわめ
て困難である。事実、生データのピーク値がこの誤差に
よって減少することが考えられるが、実験の結果、信号
ピーク値の変化は装置のばらつきの範囲内にあって、ピ
ーク値から誤差を求めることはできなかった。
【0006】この発明は上記に鑑み、バイポーラグラジ
ェントの正負パルスの誤差を人の目で認識し易いような
形態で表示することにより、バイポーラグラジェントの
精度の高い調整を容易に行えるようにする、MRイメー
ジング装置のバイポーラグラジェントの調整法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング装置のバイポーラ
グラジェントの調整法では、3次元の各方向の傾斜磁場
をそれぞれ選択励起用、周波数エンコーディング用、位
相エンコーディング用の傾斜磁場とし、選択励起用傾斜
磁場パルスとともに核スピンを励起する高周波パルスを
発生した後、上記周波数エンコーディング用傾斜磁場パ
ルスと位相エンコーディング用傾斜磁場パルスとを加え
るとともに、位相エンコーディング用傾斜磁場において
上記の位相エンコーディング用パルスとは別にバイポー
ラグラジェントを、位相エンコーディング量が変わるご
とに交互に逆極性となるように印加し、発生した共鳴信
号を受信して受信信号から得たデータを画像再構成処理
し、得られた再構成画像における折り返しアーティファ
クトを観察しながら上記のバイポーラグラジェントを調
整することが特徴となっている。
【0008】
【作用】バイポーラグラジェントを位相エンコーディン
グ用傾斜磁場において位相エンコーディング用パルスと
は別のものとして印加することにより、そのバイポーラ
グラジェントの両極性間の印加量の誤差分が位相エンコ
ーディング量の誤差として加わる。このバイポーラグラ
ジェントの極性を、位相エンコーディング量が変わるご
とに交互に反転させると、この誤差分が正・負の極性で
交互に、本来の位相エンコーディング量に加えられるこ
とになる。このようにして誤差が加わったデータを2次
元フーリエ変換して画像再構成すると、本来の画像に折
り返しアーティファクトが加わった画像が得られる。こ
のアーティファクトは上記の誤差分のみを反映するもの
であり、このアーティファクトが画面の上で消えるよう
にバイポーラグラジェントを調整すれば、バイポーラグ
ラジェントの高精度な調整が完了する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例
にかかるMRイメージング装置で用いるパルスシーケン
スを示すタイムチャートであり、図2は同実施例にかか
るMRイメージング装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0010】この実施例は、この発明を高速スピンエコ
ー法に適用したものである。高速スピンエコー法とは、
90°パルスで選択励起した後、180°パルスを複数
回順次加え、その各々で位相エンコーディング量を変化
させながらスピンエコーを複数回生じさせて、位相エン
コーディング量の異なる複数のデータを1繰り返し周期
で得るというもので、1繰り返し周期の間に位相エンコ
ーディング量の異なる複数のデータが得られるため、繰
り返し周期の数が少なくて済み、1枚の画像を再構成す
るために必要なデータをきわめて短時間に収集すること
ができるというパルスシーケンスである。
【0011】この場合、1繰り返し周期の間に、波高値
の異なる位相エンコーディング用傾斜磁場パルスを複数
個与えるが、後で与える傾斜磁場パルスが、それに先立
って与えた傾斜磁場パルスによって影響されないよう
に、先の傾斜磁場パルスと反対極性の傾斜磁場パルスを
与えて先の傾斜磁場パルスによる位相乱れをもとに戻し
ておく必要がある。すなわち、180°パルスの後スピ
ンエコー信号が生じる前に位相エンコーディング用傾斜
磁場パルスを与えて位相エンコーディングを行ない、そ
の後その傾斜磁場パルスをキャンセルするような反対極
性の傾斜磁場パルスを与え、しかる後つぎの180°パ
ルスを与えてつぎのスピンエコー信号を生じさせるよう
にする必要がある。
【0012】このようなパイポーラグラジェントを与え
るとき、前の傾斜磁場パルスによる影響がつぎの傾斜磁
場パルスによって完全にキャンセルされていないと、そ
の誤差分がつぎのスピンエコーに対する位相エンコーデ
ィング量に加わり、アーティファクトの原因となる。
【0013】そこで、この実施例では、図1に示すよう
な調整用のパルスシーケンスを繰り返すこととする。こ
の図1は1繰り返し周期のパルスシーケンスを示してい
る。この図1において、RF信号を1つの90°パル
ス、2つの180°パルスとして順次印加するととも
に、これらRFパルスと同時に選択励起用のGzパルス
を与え、また、X方向の位置情報を周波数エンコーディ
ングするとともにスピンの位相を揃えるものとしてGx
パルスを、Y方向の位置情報を位相エンコーディングす
るためGyパルス3を与えている。GzパルスはZ方向
の傾斜磁場パルス、GyパルスはY方向の傾斜磁場パル
ス、GxパルスはX方向の傾斜磁場パルスである。この
実施例ではZ方向をスライス選択方向(スライス面に直
角な方向)、X方向を周波数エンコーディング方向、Y
方向を位相エンコーディング方向としているが、スライ
ス選択方向、周波数エンコーディング方向、位相エンコ
ーディング方向はこれらの方向に限らず、任意の方向と
することができる。
【0014】この図1では、2番目の180°パルスの
後で位相エンコーディング用Gyパルス3を与え、その
後で発生するスピンエコーをデータサンプリングするた
め、A/D変換用サンプリングパルスを発生している。
そして、1番目の180°パルスの後2番目の180°
パルスの前にバイポーラグラジェントのパルス1、2を
与えている。このバイポーラグラジエントのパルス1と
パルス2とは極性のみが反対で波高値は同じものとして
ある。
【0015】そして、この図1で示すパルスシーケンス
を、位相エンコーディング用Gyパルス3の大きさをた
とえば−128、−127、…、−1、0、1、…、1
27のように(あるいはその逆の順序で)256段階に
順次変化させながら、繰り返す。こうして256ライン
分のデータを収集するが、その繰り返しごとに、つまり
ラインごとにバイポーラグラジェントのパルス1、2の
極性を反対方向とする。最初のラインで図1の実線で示
すようにパルス1、2を負、正の順で与えたなら、つぎ
のラインでは正、負の順で与えるというように交互に極
性を変える。パルス1、2の波高値は、位相エンコーデ
ィング用パルス3の波高値に合わせて順次変化させても
よいし、位相エンコーディング用パルス3の波高値の変
化にかかわらずどの繰り返し周期でも一定のものとして
もよい。
【0016】つぎにこのようなパルスシーケンスを行な
うMRイメージング装置のハードウェアについて図2を
参照しながら説明する。上記の3方向の傾斜磁場Gz、
Gy、Gxは、主マグネット11中に配置されたGzコ
イル12、Gyコイル13、Gxコイル14に矢印に示
すように電流を流すことによって、発生させられる。な
お、主マグネット11は磁束がZ方向に向いている静磁
場を発生するものである。これらGzコイル12、Gy
コイル13、Gxコイル14には傾斜磁場電源22より
電流が流される。それらの電流波形は波形発生器21に
より与えられる。
【0017】静磁場および傾斜磁場が印加される空間中
に図示しない被検者が挿入され、その被検者に図示しな
い送信アンテナと受信アンテナとが取り付けられる。送
信アンテナには送信パワーアンプ26からRF励起パル
スが供給される。このRF励起パルスは、変調回路25
において、信号発生器23からのRF信号を波形発生器
24からの信号で変調したものである。受信アンテナで
受信されたNMR信号はプリアンプ27を通って検波回
路28に送られ、信号発生器23からの信号を参照信号
として位相検波され、さらにA/D変換器29でサンプ
リングされデジタルデータに変換されてコンピュータ2
0に取り込まれる。
【0018】コンピュータ20は、このデータを処理す
ることにより画像再構成してMR画像を得る。また、コ
ンピュータ20は波形発生器21から発生する各傾斜磁
場の波形とそのタイミングとをコントロールするととも
に、波形発生器24からのRFパルス波形とそのタイミ
ングとをコントロールし、さらに信号発生器23を制御
して共鳴周波数の信号を発生させるなど、撮像シーケン
スを含む全体のシーケンスを制御する。
【0019】上記のパルスシーケンスの繰り返しによっ
て収集されたデータは、コンピュータ20によって2次
元フーリエ変換され、画像が再構成される。この画像を
適宜な画像表示装置(図示しない)で表示すると、図3
のようになり、本来の画像4の他に、折り返しアーティ
ファクト5が現われる。この折り返しアーティファクト
5は、バイポーラグラジェントのパルス1とパルス2と
の間の誤差によるもので、この誤差がなければ生じない
ものである。そこで、この折り返しアーティファクト5
が画面上でなるべく薄くなるようにバイポーラグラジェ
ントのパルス2の設計値の振幅を調整する。すなわち、
この折り返しアーティファクト5はバイポーラグラジェ
ントの正負パルス1、2の誤差のみを敏感に反映し、こ
のように画面上で人が目で見て認識しやすいアーティフ
ァクト5として画像化することにより、容易に調整がで
きる。
【0020】さらに図4及び図5を参照しながら詳しく
説明する。図4は説明の便宜のため、図1のパルスシー
ケンスからバイポーラグラジェントの正負パルス1、2
の誤差を検出するために必要なポイント部分のみを取り
出したものである。この図4では通常のグラジェントエ
コー法のパルスシーケンスに調整されるべきバイポーラ
グラジェントのパルス1、2が付加されている。理論的
にはパルス1とパルス2との面積和が0となるようにそ
れらの波形が設計されているが、実際には上で述べた理
由によってその面積和は0とならず、その誤差分が位相
エンコーディング用傾斜磁場パルス3に加わる。
【0021】この位相エンコーディング用傾斜磁場パル
ス3は、パルスシーケンスの繰り返しごとに、負方向か
ら正方向に1ステップずつ変化するが、仮にパルス1、
2がその繰り返しごとに何ら変化しないとすると、位相
エンコーディング量のすべてのステップにおいて同じ誤
差量が加わることになる。この誤差量はたかだか数%程
度であるので、画像には何ら反映されない。
【0022】ところが、ここでは、上記のようにパルス
1、2はパルスシーケンスの繰り返しごとに極性が反転
する。そのため、誤差量は、パルスシーケンスの繰り返
しごとに、位相エンコーディング量に対して交互に正・
負の値として加算されることになる。その結果、生デー
タ空間上では、図5に示すように、ラインごとに交互に
上下方向(位相エンコーディング方向ky)の誤差が加
わることになり、実線で示したような位置にデータが得
られなけばならないところ、点線で示すようにラインご
とに交互に上下にずれた位置でデータが得られることと
なる。このような誤差が含まれたデータを2次元フーリ
エ変換して画像化すると、そのフーリエ変換の関係上、
L/2(Lは位相エンコーディング方向の視野サイズ)
のところに折り返しアーティファクトを生じる(図
3)。
【0023】図6はこの発明をフェーズコントラストア
ンギオグラフィー法に適用した第2の実施例にかかるパ
ルスシーケンスを示すものである。このフェーズコント
ラストアンギオグラフィー法では、たとえば図6で示す
ような、90°パルスをスライス選択用のGzパルスと
同時に加え、X方向位置情報を周波数にエンコーディン
グするとともに位相を揃えるためのGxパルスと、Y方
向位置情報を位相にエンコーディングするためのGyパ
ルスとを印加するというパルスシーケンスを有するグラ
ジェントエコー法においてX、Y、Zの各傾斜軸にFE
G(FlowEncoding Grading pu
lse)を印加して血流の位相シフトを生じさせる。こ
のFEGは移動物体以外は位相シフトを生じさせないた
めにバイポーラグラジェントとなっている。たとえばa
で示すように正・負の順序のパルスからなるFEGを用
いたときと、bで示すように負・正の順序のパルスから
なるFEGを用いたときとでは、血流の方向に対して位
相シフトの極性が異なるので、血流の方向を判別でき
る。
【0024】この場合、バイポーラグラジェントの正負
パルスによる位相シフトが完全に打ち消し合わないと、
移動物体以外に位相シフトが生じ、FEGを付加したと
きと付加しないときとの画像間でのサブトラクションで
血管以外の部分に消え残りが生じ、診断の役に立たない
こともある。そこで、バイポーラグラジェントの調整が
必要であるが、ここでは、パルスシーケンスの繰り返し
ごとに、aで示すような正・負の順序のパルスからなる
FEGと、bで示すような負・正の順序のパルスからな
るFEGとを、Gyパルスとして交互に印加して、デー
タ収集する。この場合、FEGの波高値は、位相エンコ
ーディング量に応じて変化させた。
【0025】そして、収集したデータから画像再構成を
行ない、図3に示すような本来の画像4に折り返しアー
ティファクト5が現われている画像を表示させる。この
画像を見ながら、折り返しアーティファクト5が生じな
いように、FEGの正負パルスのうちの先の方の波高値
を後の方の波高値に対して変化させる。これにより、F
EGの2つのパルスのうちの先の方の波高値が後の方の
波高値に対して99.65%となるようFEGの設計値
を調整したときに、折り返しアーティファクト5が生じ
ないようにできた。そして、このように調整したFEG
を用いてフェーズコントラストアンギオグラフィー法を
行なってみたところ、血管のみが抽出されている良好な
画像が得られた。
【0026】上記の実施例は、本発明を高速スピンエコ
ー法とフェーズコントラストアンギオグラフィー法とに
適用したものであるが、この発明はこれらのパルスシー
ケンスに限らず、バイポーラグラジェントを用いるパル
スシーケンスのどのようなものでも適用することが可能
であり、それらにおいてバイポーラグラジェントの調整
に効果がある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMRイ
メージング装置のバイポーラグラジェントの調整法によ
れば、バイポーラグラジェントの誤差を人が容易に認識
できるような形態で画像化でき、バイポーラグラジェン
トの調整精度を高めることが容易となり、画質の向上に
寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるパルスシーケンス
を示すタイムチャート。
【図2】同実施例の構成を示すブロック図。
【図3】同実施例の表示画像を示す図。
【図4】同実施例の動作説明のため要部のみを抽出した
パルスシーケンスを示すタイムチャート。
【図5】同実施例の動作説明のための生データ空間の
図。
【図6】同第2の実施例におけるパルスシーケンスを示
すタイムチャート。
【図7】バイポーラグラジェントの理論的波形を示すタ
イムチャート。
【図8】バイポーラグラジェントの実際の波形を示すタ
イムチャート。
【符号の説明】
1、2 バイポーラグラジェントの正負パルス 3 位相エンコーディング用傾斜磁場パル
ス 4 本来の画像 5 折り返しアーティファクト RF 高周波励起パルス Gz Z方向傾斜磁場 Gy Y方向傾斜磁場 Gx X方向傾斜磁場 11 主マグネット 12〜14 傾斜磁場発生用コイル 20 コンピュータ 21 傾斜磁場用波形発生器 22 傾斜磁場電源 23 信号発生器 24 RF励起用波形発生器 25 変調回路 26 送信パワーアンプ 27 プリアンプ 28 検波回路 29 A/D変換器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元の各方向の傾斜磁場をそれぞれ選
    択励起用、周波数エンコーディング用、位相エンコーデ
    ィング用の傾斜磁場とし、選択励起用傾斜磁場パルスと
    ともに核スピンを励起する高周波パルスを発生した後、
    上記周波数エンコーディング用傾斜磁場パルスと位相エ
    ンコーディング用傾斜磁場パルスとを加えるとともに、
    位相エンコーディング用傾斜磁場において上記の位相エ
    ンコーディング用パルスとは別にバイポーラグラジェン
    トを、位相エンコーディング量が変わるごとに交互に逆
    極性となるように印加し、発生した共鳴信号を受信して
    受信信号から得たデータを画像再構成処理し、得られた
    再構成画像における折り返しアーティファクトを観察し
    ながら上記のバイポーラグラジェントを調整することを
    特徴とするMRイメージング装置のバイポーラグラジェ
    ントの調整法
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01107747A (ja) * 1987-10-20 1989-04-25 Fuji Electric Co Ltd Mri装置の高速イメージング方式
JPH04208132A (ja) * 1990-11-30 1992-07-29 Toshiba Corp 磁気共鳴映像装置

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