JP2009177261A - データ通信システム、データ送信装置、送信先更新方法および送信先更新プログラム - Google Patents

データ通信システム、データ送信装置、送信先更新方法および送信先更新プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データの受信側でデータを受信する通信方法を設定できるようにする。
【解決手段】複数のデータ通信装置のうちデータ送信装置は、ユーザ識別情報の指定を受け付ける宛先指定部53と、データを受け付けるデータ指定部51と、ユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、データを送信するデータ送信部55と、送信されたデータに対する返信データを受信すると、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法を、返信データを受信した通信方法と比較する比較部61と、比較結果に基づいて、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている送信方法および宛先情報を、返信データを受信した通信方法および返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新する更新部63とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、データ通信システム、データ送信装置、送信先更新方法および送信先更新プログラムに関し、特にネットワークに接続された複数のデータ通信装置間でデータを送受信するのに適したデータ通信システム、それを構成するデータ送信装置、それにより実行される送信先更新方法および送信先更新プログラムに関する。
従来、データを送信する際、送信者が受信者や送信先に関する各種の情報を設定する必要があった。たとえば、ドキュメントをファクシミリ送信する際には、送信者が受信者のファクシミリ番号を設定する必要があり、複写機でスキャンした画像を電子メールで送信する際には、送信者が受信者の電子メールアドレスを設定する必要がある。また、最近の複写機が備えるFTP(File Transfer Protocol)送信機能やSMB(Server Message Block)送信機能に関しても、送信者による受信者の情報(FTPサーバーアドレスやパソコン名)の設定が必要である。もちろん予め受信者の情報を登録しておけば、実際の送信時にいちいち受信者の情報を設定する必要はないが、受信者の情報を予め登録する時点で受信者の情報が必要になる。
しかしながら、送信者が基本的に自身の都合でファクシミリ送信、電子メール送信、FTP送信、SMB送信等のいずれかに通信方法を選択しているため、送信されたデータは受信者の利便性を考慮したものではない。受信者はデータを受信した後に、データを活用し易くするために何らかの後処理作業を強いられることがあり、後処理さえできずに不便な思いをすることもある。この不都合を解消するためには、送信者が送信前に受信者が望む通信方法を確認しなければならない。したがって、受信者が通信方法を選択できることが望まれる。
一方、電子メールの送受信が可能なインターネットファクシミリにおいて、電子メールにより遠隔設定を受け付けて装置の設定をするインターネットファクシミリ装置が、特開2003−189041号公報(特許文献1)に記載されている。
しかしながら、従来のインターネットファクシミリ装置においては、ユーザが設定を変更するためにインターネットファクシミリ装置に電子メールを送信する作業が必要になる。すなわち、ユーザは、インターネットファクシミリ装置の設定を変更するためだけに電子メールを生成しなければならず、またインターネットファクシミリ装置に割り当てられた電子メールアドレスを知らなければならない。このため、ユーザに設定変更のための作業を強いることになり、作業が煩雑になるといった問題があった。
特開2003−189041号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能なデータ通信システムを提供することである。
この発明の他の目的は、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能なデータ送信装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能な送信先更新方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能な送信先更新プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、データ通信システムは、複数のデータ通信装置が通信可能に接続されたデータ通信システムであって、複数のデータ通信装置それぞれは、複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、ユーザ毎に該ユーザのユーザ識別情報、通信方法および宛先情報を関連付けて記憶するユーザ記憶手段と、を備え、複数のデータ通信装置のうちデータ送信装置は、ユーザ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報の指定を受け付ける宛先指定手段と、データを受け付けるデータ受付手段と、通信手段を制御して、受け付けられたユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、受け付けられたデータを送信するデータ送信手段と、通信手段が送信されたデータに対する返信データを受信すると、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法を、通信手段が返信データを受信した通信方法と比較する比較手段と、比較手段による比較の結果、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法と、通信手段が返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法および宛先情報を、通信手段が返信データを受信した通信方法および返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新する更新手段と、を備える。
この局面に従えば、ユーザ識別情報の指定が受け付けられると、受け付けられたユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、データが送信される。そして、送信されたデータに対する返信データが受信されると、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けられている通信方法と、返信データを受信した通信方法とが比較され、比較結果に基づいて、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法および宛先情報が、返信データを受信した通信方法および返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新される。このため、データの受信側が、変更後の通信方法でデータを返信すれば、予め設定された通信方法と宛先情報とを容易に変更することができる。その結果、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能なデータ通信システムを提供することができる。
好ましくは、複数のデータ通信装置のうちデータ送信手段により送信されたデータを受信するデータ受信装置は、複数のデータ通信装置のうち他のデータ通信装置それぞれに対して割り当てられた複数種類の通信方法ごとの宛先情報を関連付けて記憶する装置記憶手段と、通信手段がデータを受信することに応じて、該データを送信してきた装置を識別するための装置識別情報を含む受信履歴を記憶する受信履歴記憶手段と、ユーザを認証する認証手段と、認証手段により認証されたユーザにより、受信履歴のいずれかが指定されることに応じて、複数種類の通信方法のいずれか1つの通信方法の選択を受け付ける選択手段と、指定された受信履歴に含まれる装置識別情報に関連付けて記憶され、選択された通信方法に対応する宛先情報と選択された通信方法とに基づいて、認証されたユーザのユーザ識別情報と、選択された通信方法に対応する認証されたユーザの宛先情報とを含む返信データを送信する返信手段と、を備える。
好ましくは、データ送信手段は、複数種類の通信方法それぞれのデータ送信装置に割り当てられた宛先情報を、データと共に送信し、複数のデータ通信装置のうちデータ送信手段により送信されたデータを受信するデータ受信装置は、通信手段がデータを受信することに応じて、該データと共に受信される複数種類の通信方法それぞれのデータ送信装置に割り当てられた宛先情報を含む受信履歴を記憶する受信履歴記憶手段と、ユーザを認証する認証手段と、認証手段により認証されたユーザにより、受信履歴のいずれかが指定されることに応じて、複数種類の通信方法のいずれか1つの通信方法の選択を受け付ける選択手段と、指定された受信履歴に含まれる複数種類の通信方法それぞれのデータ送信装置に割り当てられた宛先情報のうちから選択された通信方法に対応する宛先情報と、選択された通信方法とに基づいて、認証されたユーザのユーザ識別情報と、選択された通信方法に対応する認証されたユーザの宛先情報とを含む返信データを送信する返信手段と、を備える。
好ましくは、データ送信手段は、受け付けられたデータとともに該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDを送信し、データ送信装置は、さらに、データ送信手段により送信されたジョブIDを含む送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段を備え、データ受信装置の受信履歴記憶手段は、受信されたデータと共に受信されるジョブIDと、該データを送信してきた装置を識別するための装置識別情報とを含む受信履歴を記憶し、返信手段は、指定された履歴情報に含まれるジョブIDを含む返信データを送信し、データ送信装置は、通信手段により受信されるデータが送信履歴に含まれるジョブIDと同じジョブIDを含む場合、通信手段により受信されるデータを返信データと判定する返信データ判定手段を、さらに備える。
この発明の他の局面によれば、データ通信システムは、複数のデータ通信装置が通信可能に接続されたデータ通信システムであって、複数のデータ通信装置それぞれは、複数種類の通信方法で通信可能な通信手段を備え、複数のデータ通信装置のうちデータ送信装置は、送信先のユーザに対するデータの通信方法および宛先情報を受け付ける宛先指定手段と、データを受け付けるデータ受付手段と、通信手段を制御して、受け付けられた通信方法および宛先情報に基づいて、受け付けられたデータと該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDとを送信する第1データ送信手段と、第1データ送信手段により送信されたデータの通信方法および宛先情報と、送信先のユーザを識別するためのユーザ識別情報と、ジョブIDとを含む送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段と、送信履歴のいずれかが指定されると、送信履歴に含まれる通信方法および宛先情報に基づいてデータを送信する第2データ送信手段と、通信手段が送信されたデータに対する返信データを受信すると、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法を、通信手段が返信データを受信した通信方法と比較する比較手段と、比較手段による比較の結果、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法と、通信手段が返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法と宛先情報とを、通信手段が返信データを受信した通信方法と返信データに含まれる宛先情報とでそれぞれ更新する更新手段と、を備える。
この局面に従えば、送信先のユーザに対するデータの通信方法および宛先情報が受け付けられると、受け付けられた通信方法および宛先情報に基づいて、受け付けられたデータと該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDとが送信され、送信されたデータの通信方法および宛先情報と、送信先のユーザを識別するためのユーザ識別情報と、ジョブIDとを含む送信履歴が記憶される。そして、送信履歴のいずれかが指定されると、送信履歴に含まれる通信方法および宛先情報にデータが送信される。このため、先に送信した宛先と同一の宛先にデータを容易に送信することができる。また、送信されたデータに対する返信データが受信されると、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法が、返信データを受信した通信方法と比較され、比較結果に基づいて、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法と宛先情報とが、返信データが受信された通信方法と返信データに含まれる宛先情報とでそれぞれ更新される。このため、データの受信側が、変更後の通信方法でデータを返信すれば、送信履歴が更新されるので、先にデータが受信された通信方法と宛先情報とを容易に変更することができる。その結果、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能なデータ通信システムを提供することができる。
好ましくは、第1データ送信手段は、複数種類の通信方法それぞれのデータ送信装置に割り当てられた宛先情報を、データと共に送信し、複数のデータ通信装置のうちデータ送信手段により送信されたデータを受信するデータ受信装置は、通信手段がデータを受信することに応じて、該データと共に受信される複数種類の通信方法それぞれのデータ送信装置に割り当てられた宛先情報を含む受信履歴を記憶する受信履歴記憶手段と、ユーザを認証する認証手段と、認証手段により認証されたユーザにより、受信履歴のいずれかが指定されることに応じて、複数種類の通信方法のいずれか1つの通信方法の選択を受け付ける選択手段と、指定された受信履歴に含まれる複数種類の通信方法それぞれのデータ送信装置に割り当てられた宛先情報のうち選択された通信方法に割り当てられた宛先情報と、選択された通信方法とに基づいて、認証されたユーザのユーザ識別情報と、選択された通信方法に対応する認証されたユーザの宛先情報とを含む返信データを送信する返信手段と、を備える。
この発明のさらに他の局面によれば、データ送信装置は、複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、ユーザ毎に該ユーザのユーザ識別情報、通信方法および宛先情報を関連付けて記憶するユーザ記憶手段と、ユーザ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報の指定を受け付ける宛先指定手段と、データを受け付けるデータ受付手段と、通信手段を制御して、受け付けられたユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、受け付けられたデータを送信するデータ送信手段と、通信手段が送信されたデータに対する返信データを受信すると、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法を、通信手段が返信データを受信した通信方法と比較する比較手段と、比較手段による比較の結果、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法と、通信手段が返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法および宛先情報を、通信手段が返信データを受信した通信方法および返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新する更新手段と、を備える。
この局面に従えば、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能なデータ送信装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、データ送信装置は、複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、送信先のユーザに対するデータの通信方法および宛先情報を受け付ける宛先指定手段と、データを受け付けるデータ受付手段と、通信手段を制御して、受け付けられた通信方法および宛先情報に基づいて、受け付けられたデータと該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDとを送信する第1データ送信手段と、第1データ送信手段により送信されたデータの通信方法および宛先情報と、送信先のユーザを識別するためのユーザ識別情報と、ジョブIDとを含む送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段と、送信履歴のいずれかが指定されると、送信履歴に含まれる通信方法および宛先情報に基づいてデータを送信する第2データ送信手段と、通信手段が送信されたデータに対する返信データを受信すると、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法を、通信手段が返信データを受信した通信方法と比較する比較手段と、比較手段による比較の結果、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法と、通信手段が返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法と宛先情報とを、通信手段が返信データを受信した通信方法と返信データに含まれる宛先情報とでそれぞれ更新する更新手段と、を備える。
この局面に従えば、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能なデータ送信装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、送信先更新方法は、複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、ユーザ毎に該ユーザのユーザ識別情報、通信方法および宛先情報を関連付けて記憶するユーザ記憶手段と、を備えたデータ送信装置で実行される送信先更新方法であって、ユーザ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報の指定を受け付けるステップと、データを受け付けるステップと、通信手段を制御して、受け付けられたユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、受け付けられたデータを送信するステップと、通信手段が送信されたデータに対する返信データを受信すると、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法を、通信手段が返信データを受信した通信方法と比較するステップと、比較の結果、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法と、通信手段が返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法および宛先情報を、通信手段が返信データを受信した通信方法および返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新するステップと、を含む。
この局面に従えば、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能な送信先更新方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、送信先更新方法は、複数種類の通信方法で通信可能な通信手段を備えたデータ送信装置で実行される送信先更新方法であって、送信先のユーザに対するデータの通信方法および宛先情報を受け付けるステップと、データを受け付けるステップと、通信手段を制御して、受け付けられた通信方法および宛先情報に基づいて、受け付けられたデータと該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDとを送信するステップと、送信されたデータの通信方法および宛先情報と、送信先のユーザを識別するためのユーザ識別情報と、ジョブIDとを含む送信履歴を記憶するステップと、送信履歴のいずれかが指定されると、送信履歴に含まれる通信方法および宛先情報に基づいてデータを送信するステップと、通信手段が送信されたデータに対する返信データを受信すると、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法を、通信手段が返信データを受信した通信方法と比較するステップと、比較手比較の結果、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法と、通信手段が返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法と宛先情報とを、通信手段が返信データを受信した通信方法と返信データに含まれる宛先情報とでそれぞれ更新するステップと、を含む。
この局面に従えば、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能な送信先更新方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、送信先更新プログラムは、複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、ユーザ毎に該ユーザのユーザ識別情報、通信方法および宛先情報を関連付けて記憶するユーザ記憶手段と、を備えたデータ送信装置を制御するコンピュータで実行される送信先更新プログラムであって、ユーザ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報の指定を受け付けるステップと、データを受け付けるステップと、通信手段を制御して、受け付けられたユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、受け付けられたデータを送信するステップと、通信手段が送信されたデータに対する返信データを受信すると、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法を、通信手段が返信データを受信した通信方法と比較するステップと、比較の結果、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法と、通信手段が返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法および宛先情報を、通信手段が返信データを受信した通信方法および返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新するステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能な送信先更新プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、送信先更新プログラムは、複数種類の通信方法で通信可能な通信手段を備えたデータ送信装置を制御するコンピュータで実行される送信先更新プログラムであって、送信先のユーザに対するデータの通信方法および宛先情報を受け付けるステップと、データを受け付けるステップと、通信手段を制御して、受け付けられた通信方法および宛先情報に基づいて、受け付けられたデータと該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDとを送信するステップと、送信されたデータの通信方法および宛先情報と、送信先のユーザを識別するためのユーザ識別情報と、ジョブIDとを含む送信履歴を記憶するステップと、送信履歴のいずれかが指定されると、送信履歴に含まれる通信方法および宛先情報に基づいてデータを送信するステップと、通信手段が送信されたデータに対する返信データを受信すると、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法を、通信手段が返信データを受信した通信方法と比較するステップと、比較の結果、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法と、通信手段が返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴に含まれる通信方法と宛先情報とを、通信手段が返信データを受信した通信方法と返信データに含まれる宛先情報とでそれぞれ更新するステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、データの受信側でデータを受信する通信方法を設定することが可能な送信先更新プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の一つにおけるデータ通信システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、データ通信システム1は、ネットワーク2にそれぞれ接続された複合機(以下、「MFP」という)100,100A,100B,100Cと、パーソナルコンピュータ(以下「PCという」)200,200Aと、電子メールサーバ300とを含む。PC200,200Aと、電子メールサーバ300とは、一般的なコンピュータである。それらの構成および機能は周知なのでここでは説明を繰り返さない。MFP100,100A,100B,100Cは、その構成および機能は同じなので、ここでは特に言及しない限りMFP100を例に説明する。
MFP(Multi Function Peripheral)100は、原稿を読取るためのスキャナ、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成部、ファクシミリを含み、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えている。なお、本実施の形態においてはMFP100を例に説明するが、MFP100に代えて、複数種類の通信方法でデータを送受信する機能を備えた装置であれば、たとえば、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、パーソナルコンピュータ等であってもよい。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、インターネット3にゲートウエイを介して接続されている。ネットワーク2は、有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、インターネット、ワイドエリアネットワーク(WAN)、一般公衆回線を用いたネットワーク等であってもよい。
図2は、本実施の形態におけるMFP100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、それぞれがバス120に接続された中央演算装置(CPU)101と、CPU101が実行するためのプログラムなどを記録したROM(Read Only Memory)103と、実行されるプログラムをロードするための、およびプログラム実行中のデータを記憶するためのRAM(Random Access Memory)105と、データを不揮発的に記憶するためのハードディスクドライブ(HDD)107と、フラッシュROM108が装着されるカードインターフェース(I/F)109と、MFP100をネットワーク2に接続するための通信I/F111と、スキャナ113と、画像形成部115と、ファクシミリ(FAX)117と、ユーザとのインターフェイスとなるオペレーションパネル119とを含む。
CPU101は、カードI/F109に装着されたフラッシュROM108に記録されたプログラムをRAM105にロードして実行することが可能である。フラッシュROM108を用いれば、プログラムを書き換えるまたは追加して書き込みすることが可能となる。このため、ネットワーク2に接続されたPC200,200Aまたは電子メールサーバ300が、MPP100に装着されたフラッシュROM108に記憶されたデータ処理プログラムを書換える、または、新たなデータ処理プログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、インターネット3に接続された他のコンピュータからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをフラッシュROM108に記憶するようにしてもよい。さらに、CPU101は、HDD107に保存されたプログラムをRAM105にロードして実行するようにしてもよい。
なお、プログラムを記憶する記録媒体としては、フラッシュROM108に限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムは、CPU101により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
スキャナ113は、CCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子を含み、原稿を光学的に読取って画像データとしての電子データを出力する。画像形成部115は、レーザプリンタ、または、インクジェットプリンタ等であり、紙などの記録媒体に画像データを可視化する。FAX117は、画像データをファクシミリ規格に従って一般電話回線を介して送受信する。
オペレーションパネル119は、入力部119Aと表示部119Bとを含む。入力部119Aは、MFP100のユーザによる操作の入力を受付けるためのタッチパネル、キーボードまたはマウス等の入力装置である。表示部119Bは、液晶表示装置または有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイパネルである。入力部119Aに透明な部材からなるタッチパネルを用いる場合には、表示部119B上にタッチパネルを重ねて設置することで、表示部119Bに表示されたボタンの指示を検出することができる。これにより、種々の操作の入力が可能となる。
通信I/F111は、MFP100をネットワーク2と接続するための通信インターフェイスである。これにより、MFP100は、他のMFP100A,100B,100C、PC200,200Aおよび電子メールサーバ300との間で通信することが可能となる。MFP100と、他のMFP100A,100B,100C、PC200,200Aおよび電子メールサーバ300とは、ネットワーク2を介して接続されるが、シリアルインターフェイスまたはパラレルインターフェイスを用いて直接接続されてもよい。この場合、通信I/F111は、MFP100と他のMFP100A,100B,100C、PC200,200Aおよび電子メールサーバ300それぞれとの接続形態に応じたインターフェイスが用いられる。
MFP100へのデータの入力は、(1)スキャナ113で原稿を読み取って、画像データが入力される場合、(2)通信I/Fを介してネットワーク2に接続された他のMFP100A,100B,100C、コンピュータ200,200A、または電子メールサーバ300からデータが受信される場合、(3)フラッシュROM108に記憶されたデータがカードI/Fを介して読み出される場合、(4)FAX117で、ファクシミリデータが受信される場合である。MFP100に入力されたデータは、ファイル名が付されて、一時的にHDD107の所定の領域に記憶される。
MFP100からのデータの出力は、HDD107に記憶されたデータが、(1)画像形成部115により紙などの記録媒体に可視化される場合、(2)通信I/F111を介してネットワークに接続されたPC200,200A、他のMFP100A,100B,100C、電子メールサーバ300に送信される場合、(3)フラッシュROM108に記憶される場合、(4)FAX117によりファクシミリデータとして出力される場合、(5)表示部119Bに表示される場合がある。
通信I/F111を介してデータを送信する場合、インターネットファクシミリ規格の通信プロトコルに従ってデータを送信するi−FAX、電子メールを送信するプロトコルに従ってデータを送信する電子メール、FTPの通信プロトコルに従ってデータを送信するFTP、およびSMBの通信プロトコルに従ってデータを送信するSMBのいずれか1つの通信方法で送信される。このため、MFP100は、これらの通信方法にFAX117によるファクシミリ規格の通信プロトコルに従ってデータを送信するFAXの通信方法を加えた、ファクシミリ、i−FAX、電子メール、FTPおよびSMBのいずれかの通信方法でデータを送信する。すなわち、MFP100は、複数の通信方法のいずれかでデータを送信することが可能である。
本実施の形態におけるMFP100,100A,100B,100CおよびPC200,200Aは、互いにデータを送受信することが可能なデータ通信装置である。ここでは、MFP100がデータをMFP100Aに送信する場合を例に説明する。この場合、データを送信するMFP100がデータ送信装置として機能し、データを受信するMFP100Aがデータ受信装置として機能する。
図3は、データ送信装置として機能するMFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。図3を参照して、データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101は、送信されるデータの指定を受け付けるためのデータ指定部51と、データを送信する先の宛先の指定を受け付ける宛先指定部53と、データを送信するデータ送信部55と、データを送信したことを示す履歴情報を記憶するための送信履歴記憶部57と、送信したデータに応じて返信される返信データを受信する返信データ受付部59と、比較部61と、更新部63と、を含む。
データ指定部51は、送信の対象となるデータの指定を受け付ける。送信の対象となるデータは、スキャナ113が原稿を読み取って出力する画像データ、フラッシュROM108またはHDD107に記憶されたデータを含む。HDD107に記憶されたデータは、通信I/F111が他のコンピュータから受信するデータ、FAX117が受信するファクシミリデータを含む。データ指定部51は、表示部119Bにジョブ設定画面を表示し、ユーザがジョブ設定画面に従って入力部119Aに送信の対象となるデータを指定する操作を入力すると、データの指定を受け付ける。ジョブ設定画面については後述する。そして、指定されたデータを取得して、データ送信部55に取得されたデータを出力する。
図4は、ジョブ設定画面の一例を示す図である。図4を参照して、ジョブ設定画面150は、データの入力先の選択指示を受付ける領域151と、指定されたデータの加工を指示する領域153と、送信するデータの指定を受付ける領域154と、データの出力先の選択指示を受付ける領域152とを含む。領域151は、スキャナ113からのデータの入力を指示するためのボタン161と、HDD107の所定の領域(BOX)からのデータの読み出しを指示するためのボタン162と、フラッシュROM108等の記録媒体からのデータの読出しを指示するためのボタン163とを含む。ボタン161が指示されると、スキャナ113が能動化されてスキャナ113が出力するデータを縮小した画像であるサムネイルが領域154に表示される。ボタン162が指示されると、そのボタンに対応するHDD107の領域に記憶されているデータのサムネイルが領域154に表示される。ボタン163が指示されるとフラッシュROM108から読み出されたデータのサムネイルが領域154に表示される。
領域154に表示されたサムネイルを指示することにより、指示されたサムネイルに対応するデータが送信の対象に指定される。また、領域153に表示されたボタンが指示されると、領域154において指定されたデータに対して、複数のデータをまとめるバインド処理、選択の対象から削除する削除処理、順番を変更する移動処理等が実行される。
領域152は、データの出力先の選択指示を設定するための領域である。領域152は、出力先に「人」を指定するためのボタン171〜175を含む。
図3に戻って、宛先指定部53は、データを送信する先の宛先の指定を受け付ける。宛先は、データの送信先となるユーザである。宛先指定部53は、HDD107に記憶されているユーザテーブル91を読出し、図4に示したジョブ設定画面150の領域152に含まれるボタン171〜175それぞれに、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を表示する。宛先指定部53は、図4に示したジョブ設定画面150において、ユーザがジョブ設定画面150に含まれるボタン171〜175のいずれかを指示する操作を入力部119Aに入力すれば、ボタン171〜175のうち指示されたものに対応するユーザ識別情報のユーザの指定を受け付ける。
図5は、ユーザテーブルの一例を示す図である。ユーザテーブル91は、ユーザ毎に通信方法と宛先情報とを関連付けるユーザレコードを含む。図5を参照して、ユーザレコードは、番号の項目と、ユーザ識別情報の項目と、通信方法の項目と、宛先情報の項目と、詳細の項目と、を含む。番号の項目は、ユーザレコードに付されたユニークな番号が設定される。例えば、ユーザテーブル91に登録された順に付されるシリアルな番号とすればよい。ユーザ識別情報の項目は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報が設定される。通信方法の項目は、ユーザに対して予め定められた通信方法が設定される。宛先情報の項目は、通信方法に対応して送信先のユーザまたは装置に割り当てられた宛先に関する情報が設定される。宛先に関する情報は、通信方法が電子メールに対してはユーザに割り当てられた電子メールアドレスであり、通信方法がFAXに対しては送信先の装置に割り当てられたファクシミリ番号であり、通信方法がFTPまたはSMBに対しては送信先のネットワーク2上の位置情報であり、通信方法がi−FAXに対しては送信先の装置に割り当てられた電子メールアドレスである。送信先のネットワーク2上の位置情報は、ここではURL(Uniform Resource Locator)を用いているが、IP(Internet Protocol)アドレスを用いるようにしてもよい。
ここでは、MFP100Aに割り当てられたファクシミリ番号を「06−6666−0002」とし、i−FAXのために割り当てられた電子メールアドレスを「mfp−a−2@xxx.jp」としている。また、ユーザ識別情報「テッド」に関連付けられた宛先情報「www.aaa/mfp−a/ted/receive」は、MFP100Aが備えるHDD107の領域を示すURLである。
詳細の項目は、送信するデータのフォーマット、解像度およびカラーまたはモノクロの区別等のデータに関する情報が設定される。
図3に戻って、宛先指定部53は、図4に示したジョブ設定画面150に含まれるボタン171〜175のうちユーザにより指示されたものに対応するユーザ識別情報のユーザの指定を受け付ける。そして、指定されたユーザに対応して、ユーザテーブル91に関連付けられている通信方法、宛先情報および送信するデータの情報を取得し、それらをデータ送信部55に出力する。宛先指定部53は、複数のユーザが指定される場合、複数のユーザそれぞれに関連付けられている通信方法、宛先情報および送信するデータの情報を取得し、それらをデータ送信部55に出力する。
データ送信部55は、ジョブIDを生成し、生成したジョブIDと、データ指定部51から入力されるデータと、送信元のユーザ識別情報と、送信先のユーザ識別情報と、を宛先指定部53から入力される通信方法で、宛先指定部53から入力される宛先情報に示される宛先に送信する。ジョブIDは、データを送信するジョブを識別するための情報であり、ユニークな情報である。例えば、MFP100を識別するための装置識別情報とシリアル番号または日時とを組み合わせた記号とすることができる。送信元のユーザ識別情報は、データの送信を指示したユーザ(ログインユーザ)のユーザ識別情報であり、送信先のユーザ識別情報は、送信先に指定されたユーザのユーザ識別情報である。
例えば、宛先指定部53により図4に示したジョブ設定画面150に含まれるボタン171の指示が受け付けられた場合、データ送信部55は宛先指定部53から通信方法「電子メール」、宛先情報「david@xxx.jp」およびデータに関する情報として「jpeg」が入力される。データ送信部55は、データをJPEGフォーマットに変換し、送信先のアドレスを「david@xxx.jp」とし、ジョブIDと、JPEGフォーマットのデータとを含む電子メールを生成し、生成された電子メールを電子メールサーバ300に通信I/F111に送信させる。
また、宛先指定部53により図4に示したジョブ設定画面150に含まれるボタン172の指示が受け付けられた場合、データ送信部55は宛先指定部53から通信方法「FAX」、宛先情報「06−6666−0002」およびデータに関する情報として「200dpi」が入力される。データ送信部55は、データを200dpiの解像度に変換し、ジョブIDの画像と、変換したデータとをファクシミリ番号「06−6666−0002」が割り当てられたMFP100AにFAX117に送信させる。
宛先指定部53により図4に示したジョブ設定画面150に含まれるボタン173の指示が受け付けられた場合、データ送信部55は宛先指定部53から通信方法「FTP」、宛先情報「www.aaa/mfp−a/ted/receive」およびデータに関する情報として「PDF、300dpi、フルカラー」が入力される。データ送信部55は、データをPDFフォーマットで、解像度が300dpiのフルカラーに変換し、ジョブIDとデータとをFTPの通信プロトコルで、URL「www.aaa/mfp−a/ted/receive」が割り当てられたMFP100Aに通信I/F111に送信させる。
宛先指定部53により図4に示したジョブ設定画面150に含まれるボタン174の指示が受け付けられた場合、データ送信部55は宛先指定部53から通信方法「i−FAX」、宛先情報「mfp−a−2@xxx.jp」およびデータに関する情報として「200dpi」が入力される。データ送信部55は、データを200dpiの解像度に変換し、送信先のアドレスを「mfp−a−2@xxx.jp」とし、ジョブIDと変換されたデータとを含む電子メールを生成し、生成された電子メールを電子メールサーバ300に通信I/F111に送信させる。電子メールアドレス「mfp−a−2@xxx.jp」は、MFP100Aに割り当てられているので、MFP100Aにより電子メールが受信され、MFP100Aにより電子メールに含まれるデータがプリントアウトされる。
また、データ送信部55は、データを送信すると、ジョブIDと、データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報と、宛先に指定されたユーザのユーザ識別情報とを、送信履歴記憶部57に出力する。データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報は、MFP100にログインしたユーザのユーザ識別情報とすればよい。
送信履歴記憶部57は、データ送信部55がデータを送信したことを示す送信履歴レコードを生成し、HDD107に記憶された送信履歴情報93に追加する。これにより、HDD107に送信履歴情報93が記憶される。送信履歴情報93は、データ送信部55がデータを送信するごとに追加して記憶される送信履歴レコードを含む。
図6は、送信履歴情報の一例を示す図である。図6を参照して、送信履歴レコードは、ジョブIDの項目と、送信元の項目と、送信先の項目と、日時の項目とを含む。ジョブIDの項目、送信元の項目および送信先の項目には、データ送信部55が出力するジョブIDと、データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報と、宛先に指定されたユーザのユーザ識別情報とが、それぞれ設定される。日時の項目は、データ送信部55がデータを送信した日時が設定される。ここでは、ユーザ識別情報「デービッド」が、ユーザ識別情報「ジュリー」、「テッド」、「マイケル」および「スーザン」にデータを送信したことを示す送信履歴レコードを示している。
この送信ジョブの場合、ユーザ識別情報「ジュリー」に対してはユーザテーブル91により通信方法「FAX」が関連付けられているので、MFP100Aに通信方法「FAX」でデータが送信され、ユーザ識別情報「テッド」に対してはユーザテーブル91により通信方法「FTP」が関連付けられているので、MFP100Aに通信方法「FTP」でデータが送信され、ユーザ識別情報「マイケル」に対してはユーザテーブル91により通信方法「i−FAX」が関連付けられているのでMFP100Aに通信方法「i−FAX」でデータが送信される。一方、ユーザ識別情報「スーザン」に対してはユーザテーブル91により通信方法「電子メール」が関連付けられているので、電子メールサーバ300にデータが送信される。以下の説明では、ユーザ識別情報「スーザン」が、MFP100が送信した電子メールを、PC200で受信する場合を例に説明する。
図3に戻って、返信データ受付部59は、データ送信部55が送信したデータに対する返信データを通信I/F111またはFAX117が受信すると、通信I/F111またはFAX117が受信した返信データを受け付ける。返信データについては後述するが、返信データの送信を指示したユーザを識別するためのユーザ識別情報と、データ送信部55が送信したデータに含まれるジョブIDと、宛先情報とを含む。
返信データ受付部59は、通信I/F111が外部からデータを受信すると、受信されたデータがジョブIDを含むか否かを判断する。そして、データがジョブIDを含む場合、データに含まれるジョブIDと同じジョブIDを含む送信履歴レコードが、HDD107に記憶された送信履歴情報93に含まれていれば、通信I/F111が受信したデータを返信データと判断する。また、返信データ受付部59は、FAX117が外部からファクシミリデータを受信すると、受信されたファクシミリデータを文字認識し、文字認識によりデータから抽出された文字列にジョブIDが含まれるか否かを判断する。そして、ファクシミリデータがジョブIDの文字列を含む場合、ファクシミリデータに含まれるジョブIDと同じジョブIDを含む送信履歴レコードが、HDD107に記憶された送信履歴情報93に含まれていれば、FAX117が受信したファクシミリデータを返信データと判断する。
さらに、返信データ受付部59は、通信I/F111が返信データを受信した通信方法を判断する。具体的には、通信I/F111が返信データを電子メールの通信プロトコルで受信したならば「電子メール」の通信方法で受信したと判断し、通信I/F111が返信データをi−FAXの通信プロトコルで受信したならば「i−FAX」の通信方法で受信したと判断し、通信I/F111が返信データをFTPの通信プロトコルで受信したならば「FTP」の通信方法で受信したと判断し、通信I/F111が返信データをSMBの通信プロトコルで受信したならば「SMB」の通信方法で受信したと判断する。
返信データ受付部59は、返信データが受信された通信方法と、返信データに含まれるユーザ識別情報および宛先情報を、比較部61に出力する。
比較部61は、返信データ受付部59から入力される通信方法と、返信データ受付部59から入力されるユーザ識別情報に関連付けてユーザテーブル91に記憶されている通信方法とを比較する。比較部61は両者が一致しなければ更新部63に更新指示を出力するが、一致すれば更新指示を出力しない。更新指示は、返信データ受付部59から入力されるユーザ識別情報と通信方法と宛先情報とを含む。
更新部63は、更新指示が入力されると、HDD107に記憶されているユーザレコードのうちから比較部61より入力されるユーザ識別情報を含むユーザレコードの通信方法の項目と宛先情報の項目とを、更新指示に含まれる通信方法と宛先情報とでそれぞれ更新する。これにより、データ送信部55が送信したデータを返信してきたユーザに対する通信方法と宛先情報とが変更される。
図7は、データ受信装置として機能するMFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。図7を参照して、データ受信装置として機能するMFP100Aが備えるHDD107は、装置テーブル97を記憶する。
図8は、装置テーブルの一例を示す図である。装置テーブル97は、データ通信システムを構成するデータ通信装置のうち、自装置、ここではMFP100A以外のデータ通信装置それぞれに対応して、各々に割り当てられた通信方法ごとの宛先情報を関連付けた装置レコードを含む。ここでは、情報処理システム1に含まれるデータ通信装置は、MFP100,100A,100B,100CおよびPC200,200Aなので、装置テーブル97は、MFP100A以外のMFP100,100B,100CおよびPC200,200Aそれぞれに対応して、各々に割り当てられた通信方法ごとの宛先情報を関連付けた装置レコードを含む。
図8を参照して、装置レコードは、装置識別情報の項目と、通信方法ごとの宛先情報の項目とを含む。なお、ここではMFP100およびMFP100Bに対応する装置レコードのみを示している。MFP100の装置識別情報「MFP−1」に対応して、通信方法「電子メール」に対応する宛先情報「mfp−1−1@xxx.jp」が関連付けられ、通信方法「FAX」に対応する宛先情報「06−6666−0001」が関連付けられ、通信方法「i−FAX」に対応する宛先情報「mfp−1−2@xxx.jp」が関連付けられ、通信方法「FTP」および「SMB」に対応する宛先情報「www.aaa/mfp−1/receive」が関連付けられる。
MFP100Bの装置識別情報「MFP−B」に対応して、通信方法「電子メール」に対応する宛先情報「mfp−b−1@xxx.jp」が関連付けられ、通信方法「FAX」に対応する宛先情報「06−6666−0003」が関連付けられ、通信方法「i−FAX」に対応する宛先情報「mfp−b−2@xxx.jp」が関連付けられ、通信方法「FTP」および「SMB」に対応する宛先情報「www.aaa/mfp−b/receive」が関連付けられる。
図7に戻って、データ受信装置として機能するMFP100Aが備えるCPU101は、データを受信するデータ受信部71と、受信履歴を記憶する受信履歴記憶部73と、ユーザを認証するための認証部75と、受信履歴のうちからいずれか1つの受信履歴レコードを選択する選択部77と、データを返信する返信部79と、を含む。
データ受信部71は、通信I/F111またはFAX117が受信するデータを受け付ける。データ受信部71は、受信されたデータとともに送信されてくる情報から、ジョブIDと、送信元のユーザ識別情報、送信先のユーザ識別情報、送信日時および送信元の装置を識別する装置識別情報を抽出する。さらに、データ受信部71は、通信I/F111がデータを受信した通信方法を判断する。具体的には、通信I/F111がデータを電子メールの通信プロトコルで受信したならば「電子メール」の通信方法で受信したと判断し、通信I/F111がデータをi−FAXの通信プロトコルで受信したならば「i−FAX」の通信方法で受信したと判断し、通信I/F111がデータをFTPの通信プロトコルで受信したならば「FTP」の通信方法で受信したと判断する。データ受信部71は、FAX117がデータを受信したならば「FAX」の通信方法で受信したと判断する。
データ受信部71は、受信されたデータとともに送信されてくる情報から抽出したジョブIDと、送信元のユーザ識別情報と、送信先のユーザ識別情報と、送信日時と、送信元の装置の装置識別情報と、データが受信された通信方法とを、受信履歴記憶部73に出力する。
受信履歴記憶部73は、データ受信部71から入力される情報に基づいて受信履歴レコードを生成し、受信履歴レコードを、HDD107に記憶されている受信履歴情報95に追加する。受信履歴情報95は、データ受信部71がデータを受信するごとに追加して記憶される受信履歴レコードを含む。
図9は、受信履歴情報の一例を示す図である。受信履歴情報が含む受信履歴レコードは、ジョブIDの項目と、送信元の項目と、送信先の項目と、日時の項目と、通信方法の項目と、送信元装置の項目とを含む。ジョブIDの項目と、送信元の項目と、送信先の項目と、日時の項目と、送信元装置の項目とは、受信されたデータとともに送信されてくる情報から抽出されたジョブIDと、送信元のユーザ識別情報と、送信先のユーザ識別情報と、送信日時と、送信元の装置の装置識別情報と、がそれぞれ設定され、通信方法の項目には、データが受信された通信プロトコルに対応する通信方法が設定される。
ここでは、受信履歴レコードがジョブIDの項目と、送信元の項目と、送信先の項目と、日時の項目と、通信方法の項目と、送信元装置の項目とを含む場合を例に説明したが、受信履歴レコードは、少なくともジョブIDの項目と、送信元装置の項目とを含んでいればよい。ただし、受信されたデータを取得したユーザが、受信履歴情報95に含まれる受信履歴レコードのうちから自分に送信されてきたデータが受信された際に記憶される受信履歴レコードを特定できる項目を含んでいることが好ましい。
なお、MFP100が電子メールでユーザ識別情報「スーザン」宛てに送信したデータは、PC200において受信されるが、PC200においてもMFP100Aと同様に、PC200が備えるHDDに受信履歴情報が記憶される。
図10は、PCにおいて記憶される受信履歴情報の一例を示す図である。PC200においてもMFP100Aと同様に動作するので、ここではMFP100を例に説明する。
図7に戻って、認証部75は、MFP100Aを使用するユーザを認証する。具体的には、表示部119Bにログイン画面を表示し、MFP100Aを使用するユーザが、入力部119Aにユーザ識別情報とパスワードとを入力すると、それらが予めHDD107に記憶されているか否かを判断する。ユーザが入力部119Aに入力するユーザ識別情報とパスワードとが予めHDDに記憶されていれば、ユーザを認証し、認証されたユーザのユーザ識別情報を選択部77に出力する。なお、ここでは認証のためにユーザ識別情報とパスワードとを用いるようにしたが、指紋、静脈パターン、虹彩、声紋などの生体情報を用いて認証するようにしてもよい。
選択部77は、認証されたユーザが、受信履歴情報95に含まれる受信履歴レコードのいずれかを指定する指示を受け付ける。具体的には、受信履歴情報95に含まれる受信履歴レコードを表示部119Bに表示し、認証されたユーザが表示された受信履歴レコードのいずれかを指示する操作を入力部119Aに入力すると、受信履歴レコードの指定を受け付ける。
さらに、選択部77は、MFP100Aがデータを送受信可能なすべての通信方法のうちから1つの選択と宛先情報とを受け付けるための選択画面を表示部119Bに表示し、ユーザが通信方法を選択する指示と、宛先情報とを受け付ける。ここでは、MFP100Aは、「電子メール」、「FAX」、「i−FAX」、「FTP」および「SMB」の通信方法でデータを送受信することが可能であるため、これらの通信方法のうちからいずれかの通信方法が選択され、選択された通信方法に対応する宛先情報が受け付けられる。選択部77は、指定された受信履歴レコードと、受け付けられた宛先情報と、選択された通信方法で送信する指示とを、返信部79に出力する。
また選択部77は、選択された通信方法と受け付けられた宛先情報とで、ユーザテーブル91を更新する。具体的には、ユーザテーブル91に含まれるユーザレコードのうちログインユーザのユーザ識別情報を含むユーザレコードの通信方法の項目および宛先情報の項目を、選択された通信方法と、受け付けられた宛先情報とで更新する。
返信部79は、HDD107に記憶されている装置テーブル97を参照して、選択部77から入力される受信履歴レコードの送信元装置の項目に設定されている装置識別情報に関連付けられており、選択部77により選択された通信方法に対応する宛先情報を取得する。そして、返信部79は、選択部77から入力される受信履歴レコードのジョブIDの項目に設定されているジョブIDと、認証されたユーザにより入力された宛先情報と、認証されたユーザのユーザ識別情報とを、選択部77により選択された通信方法で、取得された宛先情報に送信する。これにより、データ送信装置として機能するMFP100により返信データが受信される。ジョブIDと、認証されたユーザにより入力された宛先情報と、認証されたユーザのユーザ識別情報とは、送信するデータのヘッダ部分に含めるようにしたり、それらを画像に変換し、画像を送信したりするようにすればよい。なお、ユーザが送信するデータを指定する場合には、指定されたデータを、ジョブID、宛先情報およびユーザ識別情報と共に送信する。
ユーザ識別情報「ジュリー」がデータ受信装置として機能するMFP100Aにログインし、図9に示した受信履歴情報95のうち送信先が「ジュリー」の受信履歴レコードを選択し、通信方法に電子メールを選択し、宛先情報として「julie@xxx.jp」を入力すれば、ジョブID「MFP−1−001」と、ユーザ識別情報「ジュリー」と、宛先情報「julie@xxx.jp」とを含み、宛先の電子メールアドレスにMFP100に割当てられた「mfp−1−1@xxx.jp」を設定する電子メールが生成され、電子メールサーバ300に送信される。この電子メールは、MFP100により返信データとして受信される。
図11は、メイン処理の流れの一例を示すフローチャートである。メイン処理は、MFP100、100A,100B,100CおよびPC200、200Aそれぞれが備えるCPUが、送信先更新プログラムを実行することにより、それぞれのCPUにより実行される処理である。ここでは、説明のために、データ送信装置として機能するMFP100と、データ受信装置として機能するMFP100Aとにおいて、それらのCPU101が送信先更新プログラムを実行する場合を例に説明する。
MFP100,100AそれぞれのCPU101は、ユーザのログインを受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。表示部119Bにログイン画面を表示し、ユーザが入力部119Aに入力するユーザ識別情報とパスワードとが、予めHDD107に記憶されているか否かを判断する。ユーザ識別情報とパスワードとを受け付け、それらが予めHDD107に記憶されていれば、ログインを受け付け、処理をステップS02に進めるが、そうでなければ処理をステップS08に進める。
ステップS08においては、外部からデータを受信したか否かを判断する。通信I/F111またはFAX117がデータを受信したならば処理をステップS09に進め、そうでなければ処理をステップS01に戻す。すなわち、メイン処理は、ユーザのログインを受け付けた場合、または、外部からデータを受信した場合に実行される処理である。
ステップS02においては、データ送信指示を受け付けたか否かを判断する。データ送信指示を受け付けたならば処理をステップS03に進め、そうでなければ処理をステップS05に進める。ユーザが入力部119Aに入力するジョブ設定画面150を表示させる指示を検出したならばデータ送信指示を受け付ける。
ステップS03においては、データ送信処理を実行する。データ送信処理については後述するが、宛先として指定されたユーザにデータを送信する処理である。次のステップS04においては、データを送信したことを示す送信履歴情報93をHDD107に記憶する。具体的には、データを送信するジョブを識別するためのジョブIDと、データの送信を指示したユーザ(ログインユーザ)のユーザ識別情報と、データを送信する先のユーザのユーザ識別情報と、データを送信した日時とを含む送信履歴レコードを生成し、HDD107に記憶されている送信履歴情報93に追加する。
ステップS05においては、データの返信指示を受け付けたか否かを判断する。データの返信指示を受け付けたならば処理をステップS06に進め、そうでなければ処理をステップS07に進める。データの返信指示は、入力部119Aに予め定められた返信ボタンをユーザが指示することにより受け付ける。
ステップS06においては、データ返信処理を実行する。データ返信処理については後述するが、後述するステップS08において外部から受信されるデータに対してデータを返信する処理である。ステップS07においては、ログインしていたユーザがログアウトしたか否かを判断する。ログアウトしたならば処理をステップS01に戻し、そうでなければ処理をステップS02に戻す。
図12は、データ送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。データ送信処理は、図11に示したメイン処理のステップS03において実行される処理である。ここでは、データ送信処理は、データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101により実行される。
図12を参照して、CPU101は、図4に示したジョブ設定画面150を表示部119Bに表示し、送信の対象となるデータの指定を受け付けたか否かを判断する(ステップS21)。データを指定する指示が受付けられたならば処理をステップS22に進めるが、受け付けられなければ処理をステップS24に進める。
ステップS22においては、指定されたデータを取得する。具体的には、スキャナ113が原稿を読み取って出力する画像データが指定された場合には、スキャナ113を駆動し、スキャナ113が出力する画像データを取得し、フラッシュROM108またはHDD107に記憶されたデータが指定された場合には、フラッシュROM108またはHDD107から指定されたデータを読み出す。
そして、ステップS23においては、データの送信先の設定が完了しているか否かを判断する。送信先の設定が完了していれば処理をステップS27に進めるが、完了していなければ処理をステップS24に進める。後述するステップS24において、ジョブ設定画面150に含まれるボタン171〜175のうち少なくとも1つが選択され、入力部119Aが備える完了ボタンが指示されたならば、データの送信先の設定が完了していると判断する。
ステップS24においては、データの送信先としてのユーザの指定を受け付けたか否かを判断する。ユーザの指定を受け付けたならば処理をステップS25に進め、そうでなければ処理をステップS21に戻す。ジョブ設定画面150において、ボタン171〜175のうち少なくとも1つが指示されると、データの送信先としてのユーザの指定を受け付ける。ステップS25においては、指定されたユーザの通信方法と宛先情報との組を送信先に設定する。具体的には、ボタン171〜175のうち指示されたボタンに対応するユーザ識別情報を含むユーザレコードをHDD107に記憶されているユーザテーブル91から抽出し、抽出したユーザレコードの通信方法の項目と宛先情報の項目とにそれぞれ設定されている通信方法と宛先情報との組を送信先に設定する。なお、ステップS24およびステップS25は、入力部119Aが備える完了ボタンが指示されるまで複数回実行される場合がある。この場合には、通信方法と宛先情報との組の複数が送信先に設定される。
次のステップS26においては、ステップS22においてデータが取得されているか否かを判断する。データが取得されていれば処理をステップS27に進めるが、そうでなければデータの指定を受け付けるために処理をステップS21に戻す。
処理がステップS27に進むのは、ステップS22において送信の対象となるデータが取得され、かつ、ステップS25において、送信先が設定された場合である。ステップS27においては、入力部119Aが備えるスタートボタンが操作されるまで待機状態となり(ステップS27でNO)、スタートボタンが押下されると(ステップS27でYES)、処理をステップS28に進める。
ステップS28においては、ジョブIDを付与する。ここでは、ジョブIDは、MFP100の装置識別情報「MFP−1」と、シリアル番号「001」とを組み合わせた「MFP−1−001」としている。
次に、ステップS29において送信先に設定された通信方法と宛先情報との組の1つを処理対象に選択する。通信方法と宛先情報との組の複数が送信先に設定される場合があるからである。送信先に設定された複数の組を順に1つずつ処理対象に設定する。
ステップS30においては、処理対象の組に含まれる通信方法で宛先情報に、ジョブIDと、送信元のユーザ識別情報と、送信先のユーザ識別情報と、ステップS22において取得されたデータと、を送信する。なお、処理対象の組に含まれる通信方法で宛先情報に、ジョブIDと、ステップS22において取得されたデータのみを送信するようにしてもよい。ジョブIDは、ステップS28で付与されたジョブIDであり、送信元のユーザ識別情報は、データの送信を指示したユーザ(ログインユーザ)のユーザ識別情報であり、送信先のユーザ識別情報は、ステップS24において指定されたユーザのユーザ識別情報である。
次のステップS31においては、送信先に設定されている通信方法と宛先情報との組のうちに未だ処理対象とされていない組が存在するか否かを判断する。そのような組が存在すれば処理をステップS29に戻し、存在しなければ処理をステップS32に進める。これにより、送信先に設定された複数の組のすべてに対して、ステップS30が実行されるので、送信先に設定された組のすべてについて、各々に含まれる通信方法で宛先情報にステップS22で取得されたデータとジョブIDとが送信される。
ステップS32においては、送信履歴情報93をHDD107に記憶する。具体的には、データを送信する毎に1つの送信履歴レコードを生成し、HDD107に記憶されている送信履歴情報93に追加して記憶する。送信履歴レコードは、ステップS28で付与されたジョブIDと、データの送信を指示したユーザ、ここではログインユーザのユーザ識別情報と、ステップS24において指定されたユーザのユーザ識別情報と、送信した時の日時とを含む。
ここでは、ユーザ識別情報「デービッド」のユーザがMFP100にログインし、データを指定し、ジョブ設定画面150に含まれるボタン172〜175を指定し、完了ボタンおよびスタートボタンを指示する場合を例に説明する。この場合、MFP100はデータ送信装置として機能し、データを送信し、図6に示した送信履歴情報をHDD107に記憶する。ボタン172〜175は、ユーザ識別情報「ジュリー」、「テッド」、「マイケル」、「スーザン」にそれぞれ対応する。ここで、図5に示したユーザテーブル91を参照すると、ユーザ識別情報「ジュリー」、「テッド」、「マイケル」および「スーザン」にそれぞれ対応する通信方法は、「FAX」、「FTP」、「i−FAX」および「電子メール」なので、それぞれ異なる通信方法でデータが送信される。ここでは、ユーザ識別情報「ジュリー」、「テッド」、「マイケル」の宛先情報すべては、MFP100Aに割り当てられているので、ユーザ識別情報「ジュリー」、「テッド」、「マイケル」それぞれに対して送信されるデータは、MFP100Aで受信される。
ここで、図11に戻って、ステップS08〜ステップS10までの処理を、MFP100Aが備えるCPU101が実行する場合を例に説明する。ステップS08においては、外部からデータを受信したか否かを判断する。データを受信したことを検出すると、処理をステップS09に進めるが、受信したことを検出しなければ処理をステップS01に戻す。ステップS09においては、データを受信した通信方法を取得し、取得した通信方法をRAM105に一時記憶する。通信I/F111が電子メールの通信プロトコルで電子メールを受信したならば「電子メール」の通信方法を取得し、通信I/F111がi−FAXの通信プロトコルでデータを受信したならば「i−FAX」の通信方法を取得し、通信I/F111がFTPの通信プロトコルでデータを受信したならば「FTP」の通信方法を取得し、通信I/F111がSMBの通信プロトコルでデータを受信したならば「SMB」の通信方法を取得し、FAX117がファクシミリデータを受信したならば「FAX」の通信方法を取得する。
次のステップS10においては、データを受信したことを示す受信履歴レコードを生成し、HDD107に記憶されている受信履歴情報95に追加する。具体的には、ステップS08において受信されたデータとともに送信されてくる情報から抽出したジョブIDと、送信元のユーザ識別情報と、送信先のユーザ識別情報と、送信日時と、送信元の装置の装置識別情報と、データが受信された通信方法とを、含む受信履歴レコードを生成し、生成された受信履歴レコードをHDD107に記憶されている受信履歴情報95に追加する。これにより、図9に示した受信履歴情報95がHDD107に記憶される。
ここで、ステップS06において実行されるデータ返信処理について説明する。データ返信処理は、データを受信したデータ受信装置が実行する処理である。ここでは、上述したステップS08においてMFP100AがMFP100からデータを受信しているので、データ受信装置として機能するMFP100AのCPU101がデータ受信処理を実行する場合を例に説明する。
図13は、データ返信処理の流れの一例を示すフローチャートである。図13を参照して、データ受信装置として機能するMFP100AのCPU101は、HDD107に記憶されている受信履歴情報95を表示部119Bに表示する(ステップS41)。ここでは、ユーザ識別情報「ジュリー」がMFP100Aにログインした場合を例に説明する。この例の場合、図9に示した受信履歴情報95のうち、ログインユーザのユーザ識別情報「ジュリー」が送信先の項目に設定されている受信履歴レコードが表示部119Bに表示される。これにより、ログインユーザは、自分宛に送信されたデータが複数ある場合であっても、返信の対象となるデータを送信してきたジョブを特定することができる。
ステップS42においては、ジョブの選択を受け付けるまで待機状態となり(ステップS42でNO)、ジョブの選択を受け付けたならば(ステップS42でYES)、処理をステップS43に進める。表示された受信履歴レコードのうち1つを選択する指示を受け付けたならばジョブの選択を受け付ける。ステップS43においては、返信するデータの指定を受け付け、指定されたデータを取得する。
次に、通信方法を選択する選択画面を表示部119Bに表示し、選択画面に表示された複数の通信方法のうちからいずれか1つを選択する指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS44)。通信方法が選択されたならば処理をステップS45に進めるが、選択されなければステップS45をスキップして処理をステップS46に進める。
処理をステップS45に進める場合、選択された通信方法を、データを送信する通信方法に設定する。一方、通信方法が選択されずに処理をステップS46に進める場合は、通信方法にログインユーザに予め設定されている通信方法が設定される。予め設定されている通信方法は、HDD107に記憶されたユーザテーブル91で、ログインユーザのユーザ識別情報に関連付けられている通信方法である。
ステップS45においては、選択された通信方法に対応する宛先情報を受け付ける。ユーザテーブル91に記憶されているのと異なる通信方法が選択されたため、選択された通信方法で送信する宛先を特定するためである。このとき、選択された通信方法と受け付けられた宛先情報でユーザテーブル91を更新する。これにより、データ受信装置として機能するMFP100のHDD107に記憶されているユーザテーブル91が更新される。
次のステップS46においては、HDD107に記憶されている装置テーブル97を読み出す。図8に示した装置テーブル97が読み出される。そして、ステップS42において選択された受信履歴レコードの装置元装置の項目に設定されている装置識別情報を含む装置レコードを装置テーブル97から抽出し、抽出された装置レコードに設定されている宛先情報のうち、ステップS44において選択された通信方法に対応する宛先情報を取得する(ステップS47)。ここでは、ステップS42において選択された受信履歴レコードの送信元装置の項目にMFP100の装置識別情報「MFP−1」が設定されているので、装置識別情報「MFP−1」を含む装置レコードを装置テーブル97から抽出し、抽出した装置レコードに設定されている宛先情報のうち、ステップS44において選択された通信方法に対応する宛先情報を取得する(ステップS47)。
次のステップS48においては、返信データを生成する。返信データは、ステップS42で選択された受信履歴レコードに含まれるジョブIDと、ログインユーザのユーザ識別情報、ここでは「ジュリー」と、ステップS45において受け付けられた宛先情報と、ステップS43において取得されたデータと、を含む。そして、ステップS48において生成された返信データを、ステップS44において選択された通信方法で、ステップS47において取得された宛先情報に送信し、処理をメイン処理に戻す。
ログインユーザである「ジュリー」が、ステップS44において通信方法「電子メール」を選択し、ステップS45において宛先情報「julie@xxx.jp」を入力したとすると、データ送信装置として機能するMFP100に、ジョブID「MFP−1−001」、ユーザ識別情報「ジュリー」、および宛先情報「julie@xxx.jp」を含む返信データを含み、宛先のアドレスをMFP100に割り当てられた電子メールアドレス「mfp−1−1@xxx.jp」とする電子メールが、電子メールサーバ300に送信される。この電子メールは、データ送信装置として機能するMFP100において受信される。
次に図11に戻って、ステップS08以降の処理を、データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101が実行する場合を例に説明する。データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101は、ステップS08において、外部からデータを受信したか否かを判断する。先にデータ受信装置として機能するMFP100Aがデータ返信処理を実行し、MFP100宛の電子メールを送信したので、ここでは、通信I/F111が電子メールを受信し、処理をステップS09に進める。
ステップS09においては、データを受信した通信方法をRAM105に一時記憶する。ここでは、電子メールを受信するので、通信方法「電子メール」が一時記憶される。そして、データを受信したことを示す受信履歴レコードを生成し、HDD107に記憶されている受信履歴情報95に追加する(ステップS10)。
次のステップS11においては、受信されたデータが返信データか否かを判断する。受信されたデータが返信データならば処理をステップS12に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。これにより、返信データに対してのみ次のステップS12におけるユーザテーブル更新処理が実行される。
図12を用いて説明したようにデータ送信処理においては、送信するデータとともにジョブIDを送信するとともに(ステップS30)、そのジョブIDを含む送信履歴レコードをHDD107に記憶される送信履歴情報93に追加する(ステップS32)。また、データ受信装置として機能するMFP100Aがデータ返信処理を実行すると、返信の元になったデータに含まれるジョブIDを含む返信データを送信する。このため、HDD107に記憶された送信履歴情報93が、受信されたデータに含まれるジョブIDと同じジョブIDがジョブIDの項目に設定された送信履歴レコードを含むか否かを判断する。そのような送信履歴レコードを送信履歴情報93が含んでいれば、受信されたデータが返信データと判断し、そうでなければ返信データと判断しない。ここでは、データ受信装置として機能するMFP100Aが、返信データを含む電子メールを送信し、その電子メールを受信するので、処理をステップS12に進める。ステップS12においては、ユーザテーブル更新処理を実行し、処理をステップS01に戻す。
図14は、ユーザテーブル更新処理の流れの一例を示す図である。ユーザテーブル更新処理は、データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101により実行される処理である。
図14を参照して、データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101は、返信データに含まれるユーザ識別情報と宛先情報とを抽出する(ステップS61)。ここでは、返信データからユーザ識別情報「ジュリー」と、宛先情報「julie@xxx.jp」が抽出される。そして、HDD107に記憶されているユーザテーブル91を読み出す(ステップS62)。
次に、ユーザ識別情報「ジュリー」に対応してユーザテーブル91で設定されている通信方法を取得する。具体的には、読み出したユーザテーブル91からステップS61において抽出されたユーザ識別情報「ジュリー」を含むユーザレコードの通信方法の項目に設定されている通信方法「FAX」を取得する。
そして、返信データを受信した通信方法と、ステップS63で取得した通信方法とが異なるか否かを判断する。双方が異なれば処理をステップS65に進めるが、同じならば処理をメイン処理に戻す。返信データを受信した通信方法は、図11のステップS09においてRAM105に記憶された「電子メール」である。したがって、ここでは、処理をステップS65に進める。
ステップS65においては、ユーザテーブル91の通信方法と宛先情報とを、返信データを受信した通信方法と、ステップS61において返信データから抽出された宛先情報とで更新する。具体的には、HDD107に記憶されているユーザテーブル91のユーザ識別情報の項目に、ステップS61において返信データから抽出されたユーザ識別情報「ジュリー」が設定されているユーザレコードの通信方法の項目と宛先情報の項目を、RAM103に一時記憶されている通信方法「電子メール」と、ステップS61において返信データから抽出された宛先情報「julie@xxx.jp」で更新する。
図15は、更新後のユーザテーブルの一例を示す図である。図15を参照して、図5に示したユーザテーブル91と比較して、ユーザ識別情報「ジュリー」を含むユーザレコードの通信方法の項目と、宛先情報の項目が異なる。
ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザは、データ受信装置として機能するMFP100Aがデータ送信装置として機能するMFP100からデービッドが送信したデータを受信することにより、そのデータをユーザテーブル91に登録された通信方法「FAX」で取得することができる。その後、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザは、通信方法「FAX」ではなく通信方法「電子メール」でデータを受け取ることを望む場合、データ受信装置として機能するMFP100Aに、通信方法「FAX」で受信されたデータに対する返信データを電子メールで送信させれば、データ送信装置として機能するMFP100が備えるHDD107に記憶されているユーザテーブル91が更新される。このため、データを受信するユーザが、データを返信する簡単な操作で、ユーザテーブル91に予め定められた通信方法を容易に変更することができる。また、データの受信者自らがデータを受信する通信方法を設定することができる。
<変形例>
上述した実施の形態におけるデータ通信システム1においては、データ受信装置として機能するMFP100Aが、HDD107に装置テーブル97を記憶する。変形例におけるデータ通信システム1においては、データ送信装置として機能するMFP100が、自装置に割り当てられた複数の通信方法ごとの宛先情報を、データとともに送信する。このため、データ受信装置として機能するMFP100Aは、データ送信装置として機能するMFP100から複数の通信方法ごとの宛先情報をデータとともに受信するので、返信データを、MFP100に送信することができる。このため、装置テーブル97をHDD107に記憶する必要がない。
なお、ユーザ識別情報「スーザン」は、MFP100が送信した電子メールを、PC200で受信するが、PC200がデータ受信装置として機能すれば、PC200がMFP100Aで説明したのと同様に機能するので、ユーザ識別情報「スーザン」のユーザもMFP100に記憶されたユーザテーブル91を更新することができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態におけるデータ通信システムの構成は、図1に示した第1の実施の形態におけるデータ通信システムの構成と同じである。第2の実施の形態におけるデータ送信装置のハードウェア構成は、図2に示した第1の実施の形態におけるデータ送信装置のハードウェア構成と同じである。第1の実施の形態におけるデータ通信システム1は、データ送信装置およびデータ受信装置としてそれぞれ機能するMFP100,100AがHDD107にユーザテーブル91を記憶するものであった。第2の実施の形態におけるデータ通信システム1は、データ送信装置およびデータ受信装置としてそれぞれ機能するMFP100,100AがHDD107にユーザテーブル91を記憶しないようにしたものである。以下、第2の実施の形態におけるデータ通信システムについて、第1の実施の形態におけるデータ通信システムと異なる点を主に説明する。ここでもまた、MFP100がデータ送信装置として機能し、MFP100Aがデータ受信装置として機能する場合を例に説明する。
図16は、第2の実施の形態におけるデータ送信装置として機能するMFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。図16を参照して、データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101は、送信されるデータの指定を受け付けるためのデータ指定部51と、データを送信する先の宛先の指定を受け付ける宛先指定部85と、データを送信する第1データ送信部81と、データを送信したことを示す履歴情報を記憶するための送信履歴記憶部57Aと、送信履歴に含まれるのと同じ宛先にデータを送信する第2データ送信部83と、送信したデータに応じて返信される返信データを受信する返信データ受付部59と、比較部61Aと、更新部63Aと、を含む。
第2の実施の形態におけるデータ受信装置として機能するMFP100Aが備えるCPU101が有する機能は、図7に示した機能ブロック図において、HDD107がユーザテーブル91を有しないものと同じである。従って、ここでは説明を繰り返さない。
図16を参照して、データ指定部51は、送信の対象となるデータの指定を受け付ける。データ指定部51は、表示部119Bにデータ指定画面を表示し、ユーザがデータ指定画面に従って入力部119Aに送信の対象となるデータを指定する操作を入力すると、データの指定を受け付ける。データ指定画面は、図4に示したジョブ設定画面150からデータの出力先の選択指示を受付ける領域152を除いた画面である。データ指定部51は、指定されたデータを取得して、第1データ送信部81に取得されたデータを出力する。
宛先指定部85は、宛先指定画面を表示部119Bに表示し、ユーザが入力部119Aに入力する通信方法と、宛先となるユーザにその通信方法で割り当てられた宛先情報と、送信するデータに関する情報と、を受け付ける。送信するデータに関する情報は、送信するデータのフォーマット、解像度およびカラーまたはモノクロの区別等である。宛先指定部85は、受け付けた通信方法と、宛先情報と、送信するデータに関する情報とを第1データ送信部81に出力する。宛先指定部85は、通信方法と、宛先情報と、送信するデータに関する情報との組の複数を受け付ける場合、受け付けた複数の組それぞれの通信方法と宛先情報と送信するデータに関する情報とを第1データ送信部81に出力する。
ここでは、ユーザ識別情報「ジュリー」に対して、通信方法「FAX」、宛先情報にMFP100Aに割り当てられたファクシミリ番号「06−6666−0002」と、ユーザ識別情報「テッド」に対して、通信方法「FTP」、宛先情報にMFP100AのHDD107の領域に割り当てられたURL「www.aaa/mfp−a/ted/receive」と、ユーザ識別情報「マイケル」に対して、通信方法「i−FAX」、宛先情報にMFP100Aに割り当てられた電子メールアドレス「mfp−a−2@xxx.jp」と、ユーザ識別情報「スーザン」に対して、通信方法「電子メール」、宛先情報にユーザ識別情報「スーザン」に割り当てられた電子メールアドレス「susan@xxx.jp」と、が入力され、宛先指定部85がそれらを受け付けた場合を説明する。
第1データ送信部81は、データ指定部51から入力されるデータを宛先指定部85から入力される、送信するデータに関する情報に従って変換し、ジョブIDを生成し、変換されたデータと、生成されたジョブIDと、送信先のユーザ識別情報とを、宛先指定部85から入力される通信方法で、宛先指定部85から入力される宛先情報に送信する。
送信履歴記憶部57Aは、第1データ送信部81がデータを送信したことを示す送信履歴レコードを生成し、HDD107に記憶する。これにより、HDD107に送信履歴情報93Aが記憶される。送信履歴情報は、第1データ送信部81がデータを送信するごとに追加して記憶される送信履歴レコードを含む。
図17は、送信履歴情報の一例を示す別の図である。図17を参照して、送信履歴レコードは、ジョブIDの項目と、送信元の項目と、送信先の項目と、通信方法の項目と、宛先情報の項目と、詳細の項目と、日時の項目とを含む。ジョブIDの項目、送信元の項目および送信先の項目には、第1データ送信部81が出力するジョブIDと、データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報と、宛先に指定されたユーザのユーザ識別情報とが、それぞれ設定される。通信方法の項目と、宛先情報の項目とには、第1データ送信部81がデータを送信した通信方法と宛先情報とがそれぞれ設定される。詳細の項目には、送信するデータに関する情報が設定される。日時の項目は、第1データ送信部81がデータを送信した日時が設定される。ここでは、ユーザ識別情報「デービッド」が、ユーザ識別情報「ジュリー」、「テッド」、「マイケル」および「スーザン」にデータを送信したことを示す送信履歴レコードを示している。
この送信ジョブの場合、ユーザ識別情報「ジュリー」に対して送信されるデータは、MFP100Aに通信方法「FAX」で送信され、ユーザ識別情報「テッド」に対して送信されるデータはMFP100Aに通信方法「FTP」で送信され、ユーザ識別情報「マイケル」に対して送信されるデータはMFP100Aに通信方法「i−FAX」で送信される。一方、ユーザ識別情報「スーザン」に対して送信されるデータは電子メールサーバ300にデータが送信される。
図16に戻って、第2データ送信部83は、送信履歴情報93Aを用いて、同一宛先にデータを送信する。第2データ送信部83は、HDD107から送信履歴情報93Aを読出し、表示部119Bに表示する。ユーザ識別情報「デービッド」がMFP100にログインする場合、図17に示した送信履歴情報93Aの送信元の項目に「デービッド」が設定されている送信履歴レコードを読出し、表示部119Bに表示する。「デービッド」がジョブIDを指定すれば、そのジョブIDを含む送信履歴レコードが選択される。第2データ送信部83は、データ指定部51から入力されるデータを、選択された送信履歴レコードの詳細の項目に設定されている送信するデータに関する情報に従って変換し、変換されたデータを通信方法の項目に設定されている通信方法で、宛先情報の項目に設定されている宛先情報に送信する。このため、データ送信装置として機能するMFP100にログインするユーザは、過去に送信した宛先と同一の宛先にデータを送信する場合、通信方法と宛先情報を入力する必要がないので、データを容易に送信することができる。
返信データ受付部59は、第1データ送信部81または第2データ送信部83が送信したデータに対する返信データを通信I/F111またはFAX117が受信すると、通信I/F111またはFAX117が受信した返信データを受け付ける。返信データは、返信データを送信したユーザのユーザ識別情報と、第1データ送信部81または第2データ送信部83が送信したデータに含まれるジョブIDと、宛先情報とを含む。
さらに、返信データ受付部59は、通信I/F111が返信データを受信した通信方法を判断する。そして、返信データ受付部59は、返信データが受信された通信方法と、返信データに含まれるユーザ識別情報および宛先情報を、比較部61Aに出力する。
比較部61Aは、返信データ受付部59から入力されるジョブIDとユーザ識別情報とを含む送信履歴レコードにおいて通信方法の項目に設定されている通信方法を、返信データ受付部59から入力される通信方法と比較する。比較部61Aは両者が一致しなければ更新部63Aに更新指示を出力するが、一致すれば更新指示を出力しない。更新指示は、返信データ受付部59から入力されるジョブIDと、ユーザ識別情報と、通信方法と、宛先情報とを含む。
更新部63は、更新指示が入力されると、HDD107に記憶されている送信履歴情報93Aに含まれる送信履歴レコードのうちから更新指示に含まれるジョブIDおよびユーザ識別情報を含む送信履歴レコードの通信方法の項目と宛先情報の項目とを、更新指示に含まれる通信方法と宛先情報とでそれぞれ更新する。これにより、第1データ送信部81または第2データ送信部83が送信したデータを返信してきたユーザに対する通信方法と宛先情報とが変更される。
図18は、第2の実施の形態におけるメイン処理の流れの一例を示すフローチャートである。図18を参照して、図11に示したメイン処理と同じ処理には同じ符号を付してある。ここでは、主に異なる処理を説明する。
ステップS03Aにおいて、データが送信される。ここでは、第1の実施の形態におけるMFP100と異なり、ユーザが入力部119Aに入力した通信方法で宛先情報にデータを送信する。ステップS03Aにおいてデータが送信されると、ステップS04Aにおいて、送信履歴情報をHDD107に記憶する。ここでは、図17に示した送信履歴情報93AをHDD107に記憶する。
ステップS06において、データ返信処理が終了すると、ステップS06Aにおいて、同一宛先送信指示を受け付けたか否かを判断する。同一宛先送信指示を受け付けたならば処理をステップS06Bに進め、そうでなければステップS06Bをスキップして処理をステップS07に進める。ユーザが入力部119Aに予め設けられた同一宛先送信を指示するためのボタンを指示すれば、同一宛先送信指示を受け付ける。
ステップS06Bにおいては、同一宛先送信処理を実行し、処理をステップS07に進める。図19は、同一宛先送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。同一宛先送信処理は、図18のステップS06Bにおいて実行される処理である。
図19を参照して、データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101は、表示部119BにHDD107に記憶されている送信履歴情報93Aを表示する(ステップS71)。ユーザ識別情報「デービッド」がMFP100にログインする場合、図17に示した送信履歴情報93Aの送信元の項目に「デービッド」が設定されている送信履歴レコードを読出し、表示部119Bに表示する。
そして、ジョブの選択を受け付けるまで待機状態となり(ステップS72でNO)、ジョブの選択を受け付けたならば(ステップS72でYES)、処理をステップS73に進める。表示された送信履歴レコードのうち1つのジョブIDを選択する指示を受け付けたならばジョブの選択を受け付ける。そして、選択されたジョブIDを含む送信履歴レコードの通信方法の項目と、宛先情報の項目に設定されている通信方法と宛先情報との組を送信先に設定する(ステップS73)。
ステップS74においては、送信するデータの指定を受け付け、指定されたデータを取得する。次のステップS75においては、入力部119Aが備えるスタートボタンが押下されるまで待機状態となり(ステップS75でNO)、スタートボタンが押下されると(ステップS75でYES)、処理をステップS76に進める。
ステップS76においては、ジョブIDを付与する。ここでは、ジョブIDは、MFP100の装置識別情報「MFP−1」と、シリアル番号「001」とを組み合わせた「MFP−1−001」としている。
次に、ステップS73において送信先に設定された通信方法と宛先情報との組の1つを処理対象に選択する(ステップS77)。通信方法と宛先情報との組の複数が送信先に設定される場合があるからである。送信先に設定された複数の組を順に1つずつ処理対象に設定する。
ステップS78においては、処理対象の組に含まれる通信方法で宛先情報に、ジョブIDと、送信元のユーザ識別情報と、送信先のユーザ識別情報と、ステップS74において取得されたデータと、を送信する。なお、処理対象の組に含まれる通信方法で宛先情報に、ジョブIDと、ステップS74において取得されたデータのみを送信するようにしてもよい。ジョブIDは、ステップS76において付与されたジョブIDであり、送信元のユーザ識別情報は、データの送信を指示したユーザ(ログインユーザ)のユーザ識別情報であり、送信先のユーザ識別情報は、ステップS72において選択された送信履歴レコードの送信先の項目に設定されたユーザ識別情報である。
次のステップS79においては、送信先に設定されている通信方法と宛先情報との組のうちに未だ処理対象とされていない組が存在するか否かを判断する。そのような組が存在すれば処理をステップS77に戻し、存在しなければ処理をステップS80に進める。これにより、送信先に設定された複数の組のすべてに対して、ステップS78が実行されるので、送信先に設定された組のすべてについて、各々に含まれる通信方法で宛先情報にステップS74で取得されたデータとジョブIDとが送信される。
ステップS80においては、データを送信する毎に1つの送信履歴レコードを生成し、HDD107に記憶されている送信履歴情報93Aに追加して記憶する。送信履歴レコードは、ステップS76において付与されたジョブIDと、データの送信を指示したユーザ、ここではログインユーザのユーザ識別情報と、ステップS72において選択された送信履歴レコードの送信先の項目に設定されたユーザ識別情報と、データを送信した時の日時とを含む。
ここでは、ユーザ識別情報「デービッド」のユーザがMFP100にログインしているので、図17に示した送信履歴情報93Aの送信元の項目に「デービッド」が設定されている送信履歴レコードが表示部119Bに表示される。ユーザ識別情報「デービッド」のユーザが表示された送信履歴レコードを選択し、送信するデータを指示すれば、選択された送信履歴レコードの送信先の項目に設定されているユーザ識別情報「ジュリー」、「テッド」、「マイケル」、「スーザン」それぞれに、通信方法の項目に設定されている通信方法で宛先情報の項目に設定されている宛先情報に宛ててデータが送信される。
図20は、送信履歴更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。送信履歴更新処理は、図18のステップS12Aにおいて、データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101により実行される処理である。図14に示したユーザデータ更新処理と同じ処理には同じ符号を付している。図14に示したユーザテーブル更新処理が更新の対象がユーザテーブル91であるのに対して、送信履歴更新処理は更新の対象を送信履歴情報93Aとする点で異なる。ここでは、送信履歴更新処理について、ユーザテーブル更新処理と異なる点を説明する。
また、ここでは説明のために、第1の実施の形態において図13に示したデータ返信処理で説明したのと同様に、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザがデータ受信装置として機能するMFP100Aにログインし、返信データを送信した場合を例に説明する。この場合、ログインユーザである「ジュリー」が、通信方法「電子メール」を選択し、宛先情報「julie@xxx.jp」を入力するので、データ送信装置として機能するMFP100は、ジョブID「MFP−1−001」、ユーザ識別情報「ジュリー」、および宛先情報「julie@xxx.jp」を含む返信データを含み、宛先のアドレスをMFP100に割り当てられた電子メールアドレス「mfp−1−1@xxx.jp」とする電子メールを受信する。
図20を参照して、データ送信装置として機能するMFP100が備えるCPU101は、返信データに含まれるジョブIDと、ユーザ識別情報と宛先情報とを抽出する(ステップS61)。ここでは、返信データからジョブID「MFP−1−001」、ユーザ識別情報「ジュリー」と、宛先情報「julie@xxx.jp」が抽出される。
次のステップS62Aにおいては、HDD107に記憶されている送信履歴情報93Aを読み出す。次に、ユーザ識別情報「ジュリー」に対応して送信履歴情報93Aで設定されている通信方法を取得する(ステップ63A)。具体的には、読み出した送信履歴情報93AからステップS61において抽出されたジョブID「MFP−1−001」およびユーザ識別情報「ジュリー」を含む送信履歴レコードの通信方法の項目に設定されている通信方法「FAX」を取得する。
そして、返信データを受信した通信方法と、ステップS63Aで取得した通信方法とが異なるか否かを判断する(ステップS64A)。双方が異なれば処理をステップS65Aに進めるが、同じならば処理をメイン処理に戻す。返信データを受信した通信方法は、「電子メール」であり、ステップS63Aで取得する通信方法は「FAX」である。したがって、ここでは、処理をステップS65Aに進める。
ステップS64Aにおいては、送信履歴情報93Aの通信方法と宛先情報とを、返信データを受信した通信方法と、ステップS61において返信データから抽出された宛先情報とで更新する。具体的には、HDD107に記憶されている送信履歴情報93Aのユーザ識別情報の項目に、ステップS61において返信データから抽出されたジョブID「MFP−1−001」およびユーザ識別情報「ジュリー」が設定されている送信履歴レコードの通信方法の項目と宛先情報の項目を、返信データを受信した通信方法「電子メール」と、返信データから抽出された宛先情報「julie@xxx.jp」で更新する。
ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザは、データ受信装置として機能するMFP100Aがデータ送信装置として機能するMFP100からデービッドが送信したデータを受信することにより、そのデータを通信方法「FAX」で取得する。その後、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザは、通信方法「FAX」ではなく通信方法「電子メール」でデータを受け取ることを望む場合、データ受信装置として機能するMFP100Aに、通信方法「FAX」で受信されたデータに対する返信データを電子メールで送信させれば、データ送信装置として機能するMFP100がHDD107に記憶する送信履歴情報93Aが更新される。このため、データを受信するユーザが、データを返信する簡単な操作で、送信履歴情報93Aに記憶されたデータを送信する通信方法を容易に変更することができる。また、データの受信者自らがデータを受信する通信方法を設定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の一つにおけるデータ通信システムの全体概要を示す図である。 本実施の形態におけるMFP100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 データ送信装置として機能するMFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。 ジョブ設定画面の一例を示す図である。 ユーザテーブルの一例を示す図である。 送信履歴情報の一例を示す図である。 データ受信装置として機能するMFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。 装置テーブルの一例を示す図である。 受信履歴情報の一例を示す図である。 PCにおいて記憶される受信履歴情報の一例を示す図である。 メイン処理の流れの一例を示すフローチャートである。 データ送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 データ返信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ユーザテーブル更新処理の流れの一例を示す図である。 更新後のユーザテーブルの一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるデータ送信装置として機能するMFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。 送信履歴情報の一例を示す別の図である。 第2の実施の形態におけるメイン処理の流れの一例を示すフローチャートである。 同一宛先送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 送信履歴更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
2 ネットワーク、3 インターネット、51 データ指定部、53 宛先指定部、55 データ送信部、57,57A 送信履歴記憶部、59 返信データ受付部、61,61A 比較部、63,63A 更新部、71 データ受信部、73 受信履歴記憶部、75 認証部、77 選択部、79 返信部、81 第1データ送信部、83 第2データ送信部、85 宛先指定部、91 ユーザテーブル、91 送信履歴、93 受信履歴情報95,93A 送信履歴情報、95 受信履歴情報、97 装置テーブル、100,100A,100B,100C MFP、101 CPU、103 ROM、105 RAM、107 HDD、108 フラッシュROM、109 カードI/F、111 通信I/F、113 スキャナ、115 画像形成部、117 FAX、119 オペレーションパネル、119A 入力部、119B 表示部、120 バス、200,200A PC、300 電子メールサーバ。

Claims (12)

  1. 複数のデータ通信装置が通信可能に接続されたデータ通信システムであって、
    前記複数のデータ通信装置それぞれは、
    複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、
    ユーザ毎に該ユーザのユーザ識別情報、通信方法および宛先情報を関連付けて記憶するユーザ記憶手段と、を備え、
    前記複数のデータ通信装置のうちデータ送信装置は、
    前記ユーザ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報の指定を受け付ける宛先指定手段と、
    データを受け付けるデータ受付手段と、
    前記通信手段を制御して、前記受け付けられたユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、前記受け付けられたデータを送信するデータ送信手段と、
    前記通信手段が前記送信されたデータに対する返信データを受信すると、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法と、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法および宛先情報を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法および前記返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新する更新手段と、を備えたデータ通信システム。
  2. 前記複数のデータ通信装置のうち前記データ送信手段により送信されたデータを受信するデータ受信装置は、
    前記複数のデータ通信装置のうち他のデータ通信装置それぞれに対して割り当てられた前記複数種類の通信方法ごとの宛先情報を関連付けて記憶する装置記憶手段と、
    前記通信手段が前記データを受信することに応じて、該データを送信してきた装置を識別するための装置識別情報を含む受信履歴を記憶する受信履歴記憶手段と、
    ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段により認証されたユーザにより、前記受信履歴のいずれかが指定されることに応じて、前記複数種類の通信方法のいずれか1つの通信方法の選択を受け付ける選択手段と、
    前記指定された受信履歴に含まれる前記装置識別情報に関連付けて記憶され、前記選択された通信方法に対応する宛先情報と前記選択された通信方法とに基づいて、前記認証されたユーザのユーザ識別情報と、前記選択された通信方法に対応する前記認証されたユーザの宛先情報とを含む返信データを送信する返信手段と、を備えた請求項1に記載のデータ通信システム。
  3. 前記データ送信手段は、前記複数種類の通信方法それぞれの前記データ送信装置に割り当てられた宛先情報を、前記データと共に送信し、
    前記複数のデータ通信装置のうち前記データ送信手段により送信されたデータを受信するデータ受信装置は、
    前記通信手段が前記データを受信することに応じて、該データと共に受信される前記複数種類の通信方法それぞれの前記データ送信装置に割り当てられた宛先情報を含む受信履歴を記憶する受信履歴記憶手段と、
    ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段により認証されたユーザにより、前記受信履歴のいずれかが指定されることに応じて、前記複数種類の通信方法のいずれか1つの通信方法の選択を受け付ける選択手段と、
    前記指定された受信履歴に含まれる前記複数種類の通信方法それぞれの前記データ送信装置に割り当てられた宛先情報のうちから前記選択された通信方法に対応する宛先情報と、前記選択された通信方法とに基づいて、前記認証されたユーザのユーザ識別情報と、前記選択された通信方法に対応する前記認証されたユーザの宛先情報とを含む返信データを送信する返信手段と、を備えた請求項1に記載のデータ通信システム。
  4. 前記データ送信手段は、前記受け付けられたデータとともに該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDを送信し、
    前記データ送信装置は、さらに、前記データ送信手段により送信されたジョブIDを含む送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段を備え、
    前記データ受信装置の前記受信履歴記憶手段は、前記受信されたデータと共に受信されるジョブIDと、該データを送信してきた装置を識別するための装置識別情報とを含む受信履歴を記憶し、
    前記返信手段は、前記指定された履歴情報に含まれるジョブIDを含む返信データを送信し、
    前記データ送信装置は、前記通信手段により受信されるデータが前記送信履歴に含まれる前記ジョブIDと同じジョブIDを含む場合、前記通信手段により受信されるデータを前記返信データと判定する返信データ判定手段を、さらに備えた請求項2または3に記載のデータ通信システム。
  5. 複数のデータ通信装置が通信可能に接続されたデータ通信システムであって、
    前記複数のデータ通信装置それぞれは、
    複数種類の通信方法で通信可能な通信手段を備え、
    前記複数のデータ通信装置のうちデータ送信装置は、
    送信先のユーザに対するデータの通信方法および宛先情報を受け付ける宛先指定手段と、
    データを受け付けるデータ受付手段と、
    前記通信手段を制御して、前記受け付けられた通信方法および宛先情報に基づいて、前記受け付けられたデータと該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDとを送信する第1データ送信手段と、
    前記第1データ送信手段により送信されたデータの通信方法および宛先情報と、前記送信先のユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ジョブIDとを含む送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段と、
    前記送信履歴のいずれかが指定されると、前記送信履歴に含まれる前記通信方法および前記宛先情報に基づいてデータを送信する第2データ送信手段と、
    前記通信手段が前記送信されたデータに対する返信データを受信すると、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法と、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法と宛先情報とを、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と前記返信データに含まれる宛先情報とでそれぞれ更新する更新手段と、を備えたデータ通信システム。
  6. 前記第1データ送信手段は、前記複数種類の通信方法それぞれの前記データ送信装置に割り当てられた宛先情報を、前記データと共に送信し、
    前記複数のデータ通信装置のうち前記データ送信手段により送信されたデータを受信するデータ受信装置は、
    前記通信手段が前記データを受信することに応じて、該データと共に受信される前記複数種類の通信方法それぞれの前記データ送信装置に割り当てられた宛先情報を含む受信履歴を記憶する受信履歴記憶手段と、
    ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段により認証されたユーザにより、前記受信履歴のいずれかが指定されることに応じて、前記複数種類の通信方法のいずれか1つの通信方法の選択を受け付ける選択手段と、
    前記指定された受信履歴に含まれる前記複数種類の通信方法それぞれの前記データ送信装置に割り当てられた宛先情報のうち前記選択された通信方法に割り当てられた宛先情報と、前記選択された通信方法とに基づいて、前記認証されたユーザのユーザ識別情報と、前記選択された通信方法に対応する前記認証されたユーザの宛先情報とを含む返信データを送信する返信手段と、を備えた請求項5に記載のデータ通信システム。
  7. 複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、
    ユーザ毎に該ユーザのユーザ識別情報、通信方法および宛先情報を関連付けて記憶するユーザ記憶手段と、
    前記ユーザ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報の指定を受け付ける宛先指定手段と、
    データを受け付けるデータ受付手段と、
    前記通信手段を制御して、前記受け付けられたユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、前記受け付けられたデータを送信するデータ送信手段と、
    前記通信手段が前記送信されたデータに対する返信データを受信すると、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法と、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法および宛先情報を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法および前記返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新する更新手段と、を備えたデータ送信装置。
  8. 複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、
    送信先のユーザに対するデータの通信方法および宛先情報を受け付ける宛先指定手段と、
    データを受け付けるデータ受付手段と、
    前記通信手段を制御して、前記受け付けられた通信方法および宛先情報に基づいて、前記受け付けられたデータと該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDとを送信する第1データ送信手段と、
    前記第1データ送信手段により送信されたデータの通信方法および宛先情報と、前記送信先のユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ジョブIDとを含む送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段と、
    前記送信履歴のいずれかが指定されると、前記送信履歴に含まれる前記通信方法および前記宛先情報に基づいてデータを送信する第2データ送信手段と、
    前記通信手段が前記送信されたデータに対する返信データを受信すると、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法と、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法と宛先情報とを、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と前記返信データに含まれる宛先情報とでそれぞれ更新する更新手段と、を備えたデータ送信装置。
  9. 複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、
    ユーザ毎に該ユーザのユーザ識別情報、通信方法および宛先情報を関連付けて記憶するユーザ記憶手段と、を備えたデータ送信装置で実行される送信先更新方法であって、
    前記ユーザ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報の指定を受け付けるステップと、
    データを受け付けるステップと、
    前記通信手段を制御して、前記受け付けられたユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、前記受け付けられたデータを送信するステップと、
    前記通信手段が前記送信されたデータに対する返信データを受信すると、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と比較するステップと、
    前記比較の結果、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法と、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法および宛先情報を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法および前記返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新するステップと、を含む送信先更新方法。
  10. 複数種類の通信方法で通信可能な通信手段を備えたデータ送信装置で実行される送信先更新方法であって、
    送信先のユーザに対するデータの通信方法および宛先情報を受け付けるステップと、
    データを受け付けるステップと、
    前記通信手段を制御して、前記受け付けられた通信方法および宛先情報に基づいて、前記受け付けられたデータと該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDとを送信するステップと、
    前記送信されたデータの通信方法および宛先情報と、前記送信先のユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ジョブIDとを含む送信履歴を記憶するステップと、
    前記送信履歴のいずれかが指定されると、前記送信履歴に含まれる前記通信方法および前記宛先情報に基づいてデータを送信するステップと、
    前記通信手段が前記送信されたデータに対する返信データを受信すると、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と比較するステップと、
    前記比較の結果、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法と、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法と宛先情報とを、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と前記返信データに含まれる宛先情報とでそれぞれ更新するステップと、を含む送信先更新方法。
  11. 複数種類の通信方法で通信可能な通信手段と、
    ユーザ毎に該ユーザのユーザ識別情報、通信方法および宛先情報を関連付けて記憶するユーザ記憶手段と、を備えたデータ送信装置を制御するコンピュータで実行される送信先更新プログラムであって、
    前記ユーザ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報の指定を受け付けるステップと、
    データを受け付けるステップと、
    前記通信手段を制御して、前記受け付けられたユーザ識別情報と関連付けて記憶された通信方法および宛先情報に基づいて、前記受け付けられたデータを送信するステップと、
    前記通信手段が前記送信されたデータに対する返信データを受信すると、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と比較するステップと、
    前記比較の結果、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法と、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、前記返信データに含まれるユーザ識別情報と関連付けて記憶されている通信方法および宛先情報を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法および前記返信データに含まれる宛先情報でそれぞれ更新するステップと、を前記コンピュータに実行させる送信先更新プログラム。
  12. 複数種類の通信方法で通信可能な通信手段を備えたデータ送信装置を制御するコンピュータで実行される送信先更新プログラムであって、
    送信先のユーザに対するデータの通信方法および宛先情報を受け付けるステップと、
    データを受け付けるステップと、
    前記通信手段を制御して、前記受け付けられた通信方法および宛先情報に基づいて、前記受け付けられたデータと該データを送信するジョブを識別するためのジョブIDとを送信するステップと、
    前記送信されたデータの通信方法および宛先情報と、前記送信先のユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ジョブIDとを含む送信履歴を記憶するステップと、
    前記送信履歴のいずれかが指定されると、前記送信履歴に含まれる前記通信方法および前記宛先情報に基づいてデータを送信するステップと、
    前記通信手段が前記送信されたデータに対する返信データを受信すると、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法を、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と比較するステップと、
    前記比較の結果、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法と、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法とが一致しない場合、前記返信データに含まれるジョブIDとユーザ識別情報とを含む前記送信履歴に含まれる通信方法と宛先情報とを、前記通信手段が前記返信データを受信した通信方法と前記返信データに含まれる宛先情報とでそれぞれ更新するステップと、を前記コンピュータに実行させる送信先更新プログラム。
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