JP2012123505A - 情報処理装置、認証プリントシステム、認証方法および認証プログラム - Google Patents
情報処理装置、認証プリントシステム、認証方法および認証プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 認証プリントモードからプルプリントモードに変更する場合であってもユーザ識別情報を継続して利用すること。
【解決手段】 プリントシステムにおいて、プリントサーバは、認証プリントモードに設定されているMFPが登録されると(S51でYES)、MFPから、認証プリントモードに設定されていたときに記憶された履歴情報を取得し(S52)、PCから受信されるプリントデータと第1ユーザ識別情報との組を記憶し(S55)、MFPからプリントデータ送信要求を受信することに応じて(S56でYES)、受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報と履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を特定し(S58)、特定された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータをMFPに送信する(S61)。
【選択図】 図11
【解決手段】 プリントシステムにおいて、プリントサーバは、認証プリントモードに設定されているMFPが登録されると(S51でYES)、MFPから、認証プリントモードに設定されていたときに記憶された履歴情報を取得し(S52)、PCから受信されるプリントデータと第1ユーザ識別情報との組を記憶し(S55)、MFPからプリントデータ送信要求を受信することに応じて(S56でYES)、受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報と履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を特定し(S58)、特定された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータをMFPに送信する(S61)。
【選択図】 図11
Description
この発明は、プリントシステム、プリントサーバおよび画像形成装置に関し、特に、ログインしたユーザに関連付けられたプリントデータの画像を形成するプリントシステム、プリントサーバおよび画像形成装置に関する。
パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)から送信したプリントデータを、複合機で代表される画像形成装置に直ちにプリントさせるのではなく、ユーザが画像形成装置にログインした時点でプリントさせるプリントシステムが知られている。このプリントシステムにおけるプリント方法としては、パーソナルコンピュータと画像形成装置とで構成した認証プリントシステムと、パーソナルコンピュータ、画像形成装置およびプリントサーバで構成されるプルプリントシステムとがある。
認証プリントシステムにおいては、PCから画像形成装置にプリントデータとパスワードなどの認証情報とを送信し、画像形成装置では、プリントデータとパスワードとを一時記憶する。その後、画像形成装置は、それにログインしたユーザが、一時記憶されたプリントデータを指定する場合に、パスワードの入力を要求し、ユーザにより入力されたパスワードが、指定されたプリントデータとともに受信されたパスワードと一致することを条件に、プリントデータの画像を形成する。
一方、プルプリントシステムにおいては、PCからプリントサーバに、ユーザ識別情報とプリントデータとを送信し、プリントサーバは、ユーザ識別情報とプリントデータとを関連付けて一時記憶する。その後、画像形成装置は、ユーザがログインすると、ログインしたユーザのユーザ識別情報を含む送信要求をプリントサーバに送信する。画像形成装置から送信要求を受信するプリントサーバは、一時記憶されたプリントデータのうちから送信要求に含まれるユーザ識別情報と同じユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータを画像形成装置に返信する。画像形成装置は、プリントサーバから受信されるプリントデータの画像を形成する。このプルプリントシステムにおいては、PCからプリントサーバにプリントデータとともに送信されるユーザ識別情報と、画像形成装置において、ログインを許可するために、ユーザの認証に用いるユーザ識別情報とが同一である必要がある。
今、認証プリントシステムに、プリントサーバを追加して、システム構成を認証プリントシステムからプルプリントシステムに変更することを考える。新たに追加されるプリントサーバは、PCから受信するプリントデータを、それとともに受信されるユーザ識別情報と関連付けて記憶するが、そのユーザ識別情報は、認証プリントシステムを構成していた画像形成装置において、ログインを許可するためにユーザの認証に用いていたユーザ識別情報と一致しなければならない。
しかしながら、プリントサーバがPCから受信するユーザ識別情報は、PCを使用するユーザがPCにログインする際に、PCに予め設定されたユーザ識別情報である。一方、これまで認証プリントシステムを構成していた画像形成装置において、ユーザのログインを許可するための認証に用いられるユーザ識別情報は、PCに予め記憶されたユーザ識別情報とは無関係に画像形成装置に登録されている場合があるため、PCに予め設定されたユーザ識別情報と、画像形成装置に予め記憶されたユーザ識別情報とが異なることが多い。このため、認証プリントシステムからシステム構成をプルプリントシステムに変更する場合、画像形成装置に登録するユーザ識別情報をPCに予め記憶されたユーザ識別情報と同じになるように、いずれかのユーザ識別情報を、他方のユーザ識別情報と同じユーザ識別情報に変更しなければならないといった問題がある。
特開2009−303008号公報には、ユーザ登録部において、ユーザから個人情報を取得して、そのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとしてユーザ管理部に新規登録し、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するようにユーザ管理部の登録内容を更新する画像形成装置が記載されている。
しかしながら、従来の画像形成装置によれば、ユーザを登録する際の管理者の作業量を低減することができるが、ユーザが登録情報を入力しなればならず、登録のための作業量を低減することはできない。また、一人のユーザが複数のPCを操作する場合、複数のPC間で、ユーザが用いるユーザ識別情報が異なる場合がある。例えば、あるユーザがPC1にユーザ識別情報「ユーザA」でログインし、PC2にはユーザ識別情報「ユーザB」でログインする場合、画像形成装置には、そのユーザに対して、ユーザ識別情報「ユーザA」と「ユーザB」とを登録しなければならない。認証プリントシステムを構成する画像形成装置に、そのユーザがユーザ識別情報「ユーザC」で登録されている場合には、そのユーザに対して、3つのユーザ識別情報を登録しなければならないといった問題があった。
特開2009−303008号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、画像形成装置を認証プリントモードからプルプリントモードに変更する場合であってもユーザ識別情報を継続して利用することが可能なプリントシステムを提供することである。
この発明の他の目的は、認証プリントモードに設定されていた画像形成装置をプルプリントモードに変更する場合であってもユーザ識別情報を継続して利用することが可能なプリントサーバを提供することである。
この発明のさらに他の目的は、認証プリントモードからプルプリントモードに変更する場合であってもユーザ識別情報を継続して利用することが可能な画像形成装置を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、プリントシステムは、認証プリントモードに設定されている画像形成装置をプリントサーバに登録することにより形成されるプリントシステムであって、画像形成装置は、ユーザを認証する認証手段を備え、プリントサーバに登録される前の認証プリントモードに設定されている場合において、外部装置からプリントデータと、認証情報と、外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、受信されたプリントデータを画像形成するのを禁止し、プリントデータを、認証情報および第1ユーザ識別情報と関連付けてプリントデータ記憶手段に記憶する一時記憶手段と、認証手段によりユーザが認証されることに応じて、プリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータを選択する指示と、認証情報とを受け付ける指示受付手段と、指示受付手段により受け付けられた認証情報が、指示受付手段により受け付けられた指示により選択されたプリントデータと関連付けられた認証情報と同じことを条件に、プリントデータの画像を形成する認証プリント手段と、プリントデータが画像形成されることに応じて、該プリントデータと関連付けられた第1ユーザ識別情報と、認証手段により認証されたユーザを識別するための第2ユーザ識別情報とを含む履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、を備え、プリントサーバは、認証プリントモードに設定されている画像形成装置を登録する登録手段と、登録手段により登録された画像形成装置から履歴記憶手段に記憶された履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、外部装置からプリントデータと外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、受信されたプリントデータを第1ユーザ識別情報と関連付けて記憶するサーバ側記憶手段と、登録された画像形成装置からプリントデータ送信要求を受信することに応じて、受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報と、履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を特定するユーザ特定手段と、特定された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータがサーバ側記憶手段に記憶されている場合、該プリントデータを画像形成装置に送信するプリントデータ送信手段と、を備え、画像形成装置は、プリントサーバに登録された後のプルプリントモードにおいて、認証手段によりユーザが認証されることに応じて、認証されたユーザの第2ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求をプリントサーバに送信する要求送信手段と、プリントサーバから受信されるプリントデータの画像を形成する画像形成手段と、を備える。
この局面に従えば、プリントサーバは、認証プリントモードに設定されている画像形成装置が登録されると、登録された画像形成装置から、認証プリントモードに設定されていたときに記憶された履歴情報を取得し、外部装置から受信されるプリントデータと第1ユーザ識別情報との組を記憶し、登録された画像形成装置からプリントデータ送信要求を受信することに応じて、受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報と履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を特定し、特定された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータを画像形成装置に送信する。このため、認証プリントモードで設定されていた画像形成装置を、プルプリントモードに設定を変更した場合であっても、画像形成装置にそれまれ認証に使用されていた第2ユーザ識別情報を使用することができるとともに、外部装置に設定されていた第1ユーザ識別情報を使用することができる。その結果、画像形成装置を認証プリントモードからプルプリントモードに変更する場合であってもユーザ識別情報を継続して利用することが可能なプリントシステムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面に従えば、プリントサーバは、認証プリントモードに設定されている画像形成装置を登録可能なプリントサーバであって、画像形成装置は、ユーザを認証する認証手段を備え、プリントサーバに登録される前の認証プリントモードに設定されている場合において、外部装置からプリントデータと、認証情報と、外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、受信されたプリントデータを画像形成するのを禁止し、プリントデータを、認証情報および第1ユーザ識別情報と関連付けてプリントデータ記憶手段に記憶する一時記憶手段と、認証手段によりユーザが認証されることに応じて、プリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータを選択する指示と、認証情報とを受け付ける指示受付手段と、指示受付手段により受け付けられた認証情報が、指示受付手段により受け付けられた指示により選択されたプリントデータと関連付けられた認証情報と同じことを条件に、プリントデータの画像を形成する認証プリント手段と、プリントデータが画像形成されることに応じて、該プリントデータと関連付けられた第1ユーザ識別情報と、認証手段により認証されたユーザを識別するための第2ユーザ識別情報とを含む履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、を備え、プリントサーバに登録された後のプルプリントモードにおいて、認証手段によりユーザが認証されることに応じて、認証されたユーザの第2ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求をプリントサーバに送信する要求送信手段と、プリントサーバから受信されるプリントデータの画像を形成する画像形成手段と、を備え、プリントサーバは、認証プリントモードに設定されている画像形成装置を登録する登録手段と、登録手段により登録された画像形成装置から履歴記憶手段に記憶された履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、外部装置からプリントデータと外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、受信されたプリントデータを第1ユーザ識別情報と関連付けて記憶するサーバ側記憶手段と、登録された画像形成装置からプリントデータ送信要求を受信することに応じて、受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報と、履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を特定するユーザ特定手段と、特定された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータがサーバ側記憶手段に記憶されている場合、該プリントデータを画像形成装置に送信するプリントデータ送信手段と、を備える。
この局面に従えば、認証プリントモードに設定されていた画像形成装置をプルプリントモードに変更する場合であってもユーザ識別情報を継続して利用することが可能なプリントサーバを提供することができる。
この発明のさらに他の局面に従えば、画像形成装置は、ユーザを認証する認証手段を備え、認証プリントモードに設定されている場合において、外部装置からプリントデータと、認証情報と、外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、受信されたプリントデータを画像形成するのを禁止し、プリントデータを、認証情報および第1ユーザ識別情報と関連付けてプリントデータ記憶手段に記憶する一時記憶手段と、認証手段によりユーザが認証されることに応じて、プリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータを選択する指示と、認証情報とを受け付ける指示受付手段と、指示受付手段により受け付けられた認証情報が、指示受付手段により受け付けられた指示により選択されたプリントデータと関連付けられた認証情報と同じことを条件に、プリントデータの画像を形成する認証プリント手段と、プリントデータが画像形成されることに応じて、該プリントデータと関連付けられた第1ユーザ識別情報と、認証手段により認証されたユーザを識別するための第2ユーザ識別情報とを含む履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、を備え、プリントサーバに登録された後のプルプリントモードに設定されている場合において、プリントサーバは、外部装置からプリントデータと外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、受信されたプリントデータを第1ユーザ識別情報と関連付けて記憶するサーバ側記憶手段と、画像形成装置からプリントデータ送信要求を受信することに応じて、受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータがサーバ側記憶手段に記憶されている場合、該プリントデータを画像形成装置に送信するプリントデータ送信手段と、を備えており、認証手段によりユーザが認証されることに応じて、認証されたユーザの第2ユーザ識別情報と履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求をプリントサーバに送信する要求送信手段と、プリントサーバから受信されるプリントデータの画像を形成する画像形成手段と、を備えた、画像形成装置。
この局面に従えば、認証プリントモードからプルプリントモードに変更する場合であってもユーザ識別情報を継続して利用することが可能な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の一つにおける認証プリントシステムの全体概要を示す図である。図1を参照して、認証プリントシステム1は、ネットワーク2にそれぞれ接続されたMFP(Multi Function Peripheral)100,100A,100Bと、PC300,300A,300B,300Cと、を含む。
MFP100,100A,100Bは、画像形成装置の一例である。それらのハード構成および機能は同じなので、ここではMFP100を例に説明する。PC300,300A,300B,300Cは、一般的なコンピュータである。PC300,300A,300B,300Cのハードウエア構成は周知なのでここでは説明を繰り返さない。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、一般公衆回線を用いたネットワーク等であってもよい。
なお、ここでは、認証プリントシステム1が、4台のPC300,300A,300B,300Cと、3台のMFP100,100A,100Bを含む場合を例に説明するが、台数を限定するものではなく、1台以上のPCと、1台以上のMFPを含んでいればよい。また、本実施の形態においては画像形成装置の一例としてMFP100,100A,100B,100Cを例に説明するが、認証プリントが可能な画像形成装置であれば、MFP100,100A,100B,100Cに代えて、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置等であってもよい。
本実施の形態におけるPC300,300A,300B,300Cそれぞれには、MFP100,100A,100Bを制御するための認証プリント用のプリンタドライバプログラムがインストールされており、MFP100,100A,100Bは、認証プリントモードに設定されている。PC300,300A,300B,300Cそれぞれは、認証プリント用のプリンタドライバプログラムを実行することにより、MFP100,100A,100Bのいずれかに、認証プリントモードでプリントデータを実行させる。具体的には、例えば、PC300において、ユーザAがユーザ識別情報「taro1」でログインし、ユーザAが指定したデータのプリントを指示する場合、認証プリント用のプリンタドライバプログラムは、MFP100,100A,100Bのいずれかの指定と、認証情報としてのパスワードの入力をユーザに要求する。ユーザ識別情報「taro1」のユーザがPC300に、MFP100の指定と、パスワードとして例えば「1234」をPC300に入力すれば、PC300は、認証プリントデータをMFP100に送信する。認証プリントデータは、ユーザにより指定されたデータのプリントデータと、ユーザ識別情報「taro1」と、認証情報としてのパスワード「1234」とを含む。なお、プリントデータとともに、複写枚数、用紙のサイズ、カラーとモノクロの別、印刷レイアウト等のプリント条件が送信される場合がある。このプリント条件は、認証プリント用のプリンタドライバプログラムを実行するPC200が、ユーザから受け付けて定められる。また、プリントデータとともにプリント条件を送信することなく、プリントデータのみを送信して、プリント条件を、MFP100で指定するようにしてもよい。
以下、認証プリントモードに設定されているMFP100,100A,100Bについて、MFP100を例に詳細に説明する。
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図2を参照して、MFP100は、自動原稿搬送装置(ADF)10と、画像読取部20と、画像形成部30と、給紙部40と、後処理部50と、を含む。
ADF10は、原稿給紙トレイ11上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に画像読取部20のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、画像読取部20により原稿画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ12上に排出する。画像読取部20は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像形成部30に出力する。給紙部40は、給紙トレイに収納された用紙を画像形成部30に搬送する。
画像形成部30は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、画像読取部20から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施し、データ処理後の画像データに基づいて、給紙部40により搬送される用紙に画像を形成する。
後処理部50は、画像が形成された用紙を排紙する。後処理部50は、複数の排紙トレイを有し、画像が形成された用紙をソートして排紙することが可能である。また、後処理部50は、パンチ穴加工部、ステープル加工部を備えており、排紙された用紙にパンチ穴加工、またはステープル加工することが可能である。また、MFP100は、その上面にユーザとのユーザインターフェースとしての操作パネル9を備えている。
図3は、MFPのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図3を参照して、MFP100は、メイン回路101と、ファクシミリ部122と、通信制御部123と、を含む。メイン回路101は、自動原稿搬送装置(ADF)10と、画像読取部20と、画像形成部30と、給紙部40と、後処理部50とに接続されている。
メイン回路101は、中央演算装置(CPU)111と、CPU111の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)112と、CPU111が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)113と、表示部114と、操作部115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、データ通信制御部117と、を含む。
CPU111は、RAM112、ROM113、表示部114、操作部115、HDD116およびデータ通信制御部117とそれぞれ接続され、メイン回路101の全体を制御する。また、CPU111は、ファクシミリ部122、通信制御部123、ADF10、画像読取部20、画像形成部30、給紙部40、後処理部50と接続され、MFP100の全体を制御する。
表示部114は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部115は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。操作部115は、表示部114上に設けられたタッチパネルを含む。
データ通信制御部117は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで通信するためのインターフェースであるLAN端子118と、シリアル通信のためのシリアル通信インターフェース端子119とを有する。データ通信制御部117は、CPU111からの指示に従って、LAN端子118またはシリアル通信インターフェース端子119に接続された外部の機器との間でデータを送受信する。
LAN端子118に、ネットワーク2に接続するためのLANケーブルが接続される場合、データ通信制御部117は、LAN端子118を介して接続された他のMFPまたはPC300,300A,300B,300Cと通信する。さらに、データ通信制御部117は、インターネットに接続された他のコンピュータと通信する。
シリアル通信インターフェース端子119に機器が接続された場合、データ通信制御部117は、シリアル通信インターフェース端子119に接続された機器、例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラまたは携帯情報端末との間で通信して画像データを入出力する。また、シリアル通信インターフェース端子119には、フラッシュメモリを内蔵したメモリカード119Aが接続可能である。CPU111は、データ通信制御部117を制御して、メモリカード119AからCPU111が実行するための認証プログラムを読出し、読み出した認証プログラムをRAM112に記憶し、実行する。
なお、CPU111が実行するための認証プログラムを記憶する記録媒体としては、メモリカード119Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)/MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically EPROM)などの半導体メモリ等の媒体でもよい。さらに、CPU111がインターネットに接続されたコンピュータから認証プログラムをダウンロードしてHDD116に記憶する、または、インターネットに接続されたコンピュータが認証プログラムをHDD116に書込みするようにして、HDD116に記憶された認証プログラムをRAM112にロードしてCPU111で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
通信制御部123は、CPU111をPSTN7に接続するためのモデムである。MFP100には、PSTN7における電話番号が予め割り当てられており、PSTN7に接続されたファクシミリ装置からMFP100に割り当てられた電話番号に発呼があると、通信制御部123がその発呼を検出する。通信制御部123は、発呼を検出すると通話を確立し、ファクシミリ部122に通信させる。
ファクシミリ部122は、PSTN7に接続され、PSTN7にファクシミリデータを送信する、またはPSTN7からファクシミリデータを受信する。
図4は、認証プリントモードに設定されているMFPが備えるCPUが有する機能の概要を、HDDに記憶されるデータとともに示すブロック図である。図4に示す機能は、MFP100が認証プリントモードに設定され、MFP100が備えるCPU111が、認証プリントプログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。図4を参照して、CPU111は、外部装置からプリントデータを受信するプリントデータ受信部51と、受信されたプリントデータが認証プリントデータの場合に認証プリントデータをHDD116に記憶する一時記憶制御部53と、画像形成部30を制御してプリントデータの画像を形成する画像形成制御部55と、MFP100を操作するユーザを認証する認証部57と、ユーザが入力する指示を受け付ける指示受付部59と、画像形成部30を制御して認証プリントデータに含まれるプリントデータの画像を形成する認証プリント部61と、履歴情報をHDD116に記憶する履歴記憶制御部63と、を含む。
プリントデータ受信部51は、データ通信制御部117を制御して、外部装置からプリントデータを受信する。外部装置は、LAN端子118を介してネットワーク2に接続されるPC300,300A,300B,300Cを含む。
上述したように、PC300,300A,300B,300Cそれぞれは、認証プリント用のプリントドライバプログラムがインストールされている場合、認証プリントを指定すると、プリントデータとともに、認証情報と、ログインユーザを識別するための第1ユーザ識別情報を送信し、一方、通常プリントを指定すると、プリントデータを送信する。
プリントデータ受信部51は、データ通信制御部117がPC300,300A,300B,300Cのいずれかからプリントデータを受信すると、受信されたプリントデータを一時記憶制御部53に出力する。
また、プリントデータ受信部51は、データ通信制御部117がプリントデータとともに認証情報を受信する場合は、その認証情報を受信し、プリントデータとともに一時記憶制御部53に出力する。認証情報は、例えば、パスワードである。さらに、データ通信制御部117がプリントデータとともに、ログインユーザを識別するための第1ユーザ識別情報を受信する場合、その第1ユーザ識別情報を、プリントデータとともに一時記憶制御部53に出力する。ログインユーザは、プリントデータを送信してきた装置を使用するユーザである。
なお、ここでは、認証プリント用のプリントドライバプログラムがインストールされたPC300,300A,300B,300Cが、プリントデータとともにログインユーザのユーザ識別情報を送信するようにしたが、PC300,300A,300B,300Cを使用する一人のユーザが定まっている場合等は、第1ユーザ識別情報に代えて、PC300,300A,300B,300Cを識別するための装置識別情報を送信するようにしてもよい。装置識別情報は、PC300,300A,300B,300Cそれぞれに付された名称、ネットワーク2において割り当てられたネットワークアドレスである。ネットワークアドレスは、例えば、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスである。この場合、プリントデータ受信部51は、PC300,300A,300B,300Cのいずれかからプリントデータと認証情報とを受信すると、PC300,300A,300B,300Cのうちプリントデータを送信してきた装置の装置識別情報をデータ通信制御部117から取得し、プリントデータおよび認証情報とともに装置識別情報を一時記憶制御部53に出力する。
さらに、認証プリント用のプリントドライバプログラムがインストールされたPC300,300A,300B,300Cそれぞれが、ユーザが認証プリントを指定すると、認証プリントであることを示す印とともに、プリントデータ、認証情報および第1ユーザ識別情報を送信するようにしてもよい。この場合には、プリントデータ受信部51は、データ通信制御部117がPC300,300A,300B,300Cから受信する、認証プリントであることを示す印、プリントデータ、認証情報および第1ユーザ識別情報を、一時記憶制御部53に出力する。
プリントデータとともに受信する第1ユーザ識別情報に代えて、装置識別情報を受信する場合、または、認証プリントであることを示す印をプリントデータとともに受信する場合のMFP100の動作は、プリントデータとともに第1ユーザ識別情報を受信する場合の動作と同じである。ここでは、プリントデータとともに第1ユーザ識別情報を受信する場合を例に説明する。
画像形成制御部55は、一時記憶制御部53により制御され、画像形成部30を制御して、プリントデータ受信部51により外部装置から受信されるプリントデータの画像を形成する。
一時記憶制御部53は、プリントデータ受信部51からプリントデータ、認証情報および第1ユーザ識別情報が入力される場合、画像形成制御部55にプリントデータの画像を形成させることなく、プリントデータ、認証情報および第1ユーザ識別情報を含む認証プリントデータを、HDD116に記憶する。これにより、HDD116に認証プリントデータ83が記憶される。認証プリントデータは、プリントデータを、認証情報および第1ユーザ識別情報と関連付けたデータである。一時記憶制御部53は、プリントデータ受信部51からプリントデータのみが入力される場合、画像形成制御部55にプリントデータを出力し、プリントデータの画像を形成させる。
したがって、PC300,300A,300B,300Cを操作するログインユーザ、例えば、PC300のログインユーザが、例えばMFP100の指定と、プリントデータの指定と、通常プリントの指定とをPC300に入力する場合は、MFP100において画像が形成されるが、認証プリントの指定し、MFP100の指定と、プリントデータの指定と、認証情報と、をPC300に入力する場合は、MFP100において画像が形成されることなく、MFP100のHDD116に認証プリントデータ83が記憶される。
認証部57は、MFP100を操作するユーザを認証する。認証に成功した場合は、ユーザのログインを許可し、認証に失敗した場合は、ユーザのログインを許可しない。認証部57は、表示部114にログイン画面を表示し、ユーザが操作部115に入力するユーザ識別情報とパスワードとを受け付ける。ログイン画面は、ユーザ識別情報を入力する領域と、パスワードを入力する領域とを含む。HDD116は、予めユーザデータ81を記憶する。ユーザデータは、MFP100の使用が許可されたユーザのユーザ識別情報と、ユーザ認証情報としてのパスワードとを含むユーザレコードを含む。なお、ログイン画面は、ユーザデータ81に含まれるユーザレコードのユーザ識別情報を一覧表示し、ユーザが一覧表示されたユーザ識別情報のうちから1つを選択することにより、ユーザ識別情報を入力する領域に選択されたユーザ識別情報が入力されるようにしてもよい。
認証部57は、ユーザが操作部115に入力するユーザ識別情報とパスワードとを受けると、受け付けられたユーザ識別情報とパスワードと同一のユーザ識別情報とパスワードとを含むユーザレコードがユーザデータ81に含まれるかを判断し、受け付けられたユーザ識別情報とパスワードとを含むユーザレコードがユーザデータ81に含まれていれば、ユーザを認証し、ユーザのログインを許可するが、そうでなければ、ユーザを認証することなく、ユーザのログインを許可しない。認証部57は、ユーザの認証に成功し、ログインを許可する場合、ログインを許可したユーザ(以下「ログインユーザ」という)のユーザ識別情報を、指示受付部59に出力する。
なお、ここでは、ログイン画面を表示部114に表示し、ユーザが操作部115に入力するユーザ識別情報とパスワードとを受け付けるようにしたが、カードを用いた認証、ユーザの生体情報を用いた認証をするようにしてもよい。認証部57が、カードを用いた認証の場合、MFP100に、カード読取装置を接続し、カード読取装置により、それに挿入されるカードから読み取られた情報に基づいて、カードを所有するユーザのログインを許可するか否かを判断する。カードは、磁気カードであってもよいし、ICカードであってもよい。カードに記録する情報は、ユーザ識別情報であってもよいし、カードNo.であってもよい。カードにカードNo.を記録する場合には、ユーザデータ81に、カードNo.とユーザ識別情報とを含むユーザレコードを含めるようにする。カードにカードNo.を記録する場合には、ユーザデータ81に、ユーザ識別情報を含むユーザレコードを含めるようにする。
また、認証部57が、ユーザの生体情報を用いた生体認証をする場合、生体情報を読み取るための生体情報読取装置をMFP100に接続し、HDD116に記憶されるユーザデータ81は、ユーザ識別情報と生体情報を予め読み取った認証情報とを含むユーザレコードを含む。生体情報は、人の指紋、虹彩、静脈パターンを含む。生体情報読取装置は、CCD(Charge Coupled Devices)、CMOSイメージセンサ等で生体情報を読み取り、生体情報の画像を出力する。認証部57は、生体情報読取装置により読み取られたユーザの生体情報を取得し、取得された生体情報と一致する生体情報を含むユーザレコードがユーザデータ81に含まれていれば、ユーザを認証する。この場合、認証部57は、生体情報読取装置により読み取られた生体情報と一致する生体情報を含むユーザレコードに含まれるユーザ識別情報を、第2ユーザ識別情報として指示受付部59に出力する。
指示受付部59は、認証部57によりMFP100を操作するユーザが認証され、ログインが許可されると、HDD116に記憶されているプリントデータを選択する指示と、認証情報とを受け付ける。具体的には、HDD116に記憶されている認証プリントデータ83に含まれるプリントデータのファイル名を選択可能に表示部114に表示する。HDD116に複数の認証プリントデータ83が記憶されている場合には、複数の認証プリントデータ83にそれぞれ含まれる複数のプリントデータのファイル名を一覧表示する。指示受付部59は、ログインユーザが、一覧表示された複数のファイル名のうちから1つを選択する操作を操作部115に入力すれば、プリントデータを選択する指示を受け付ける。指示受付部59は、プリントデータを選択する指示を受け付けると、選択されたファイル名のプリントデータを含む認証プリントデータ83をHDD116から抽出し、抽出された認証プリントデータ83に含まれる認証情報を取得するとともに、認証情報の入力をユーザに促すための認証画面を表示部114に表示する。指示受付部59は、ログインユーザが、認証情報、ここではパスワードを操作部115に入力すれば、入力されたパスワードを受け付け、受け付けられたパスワードと先に取得された認証情報とを比較する。両者が一致すれば、認証プリント部61に認証プリント指示を出力する。認証プリント指示は、認証プリントデータ83を特定するための認証プリントデータ識別情報と、認証部57から入力されるログインユーザの第2ユーザ識別情報と、を含む。
認証プリント部61は、認証プリント指示が入力されると、認証プリント指示に含まれる認証プリントデータ識別情報で特定される認証プリントデータ83をHDD116から読出し、認証プリントデータ83に含まれるプリントデータを画像形成制御部55に出力する。画像形成制御部55は、認証プリント部61からプリントデータが入力されると、画像形成部30にプリントデータの画像を形成させる。さらに、認証プリント部61は、画像形成制御部55によりプリントデータの画像形成が終了すると、履歴記憶制御部63に履歴記憶指示を出力するとともに、HDD116から認証プリントデータ83を削除する。履歴記憶指示は、認証プリント指示に含まれる第2ユーザ識別情報と、HDD116から読み出した認証プリントデータ83に含まれる第1ユーザ識別情報と、を含む。
履歴記憶制御部63は、履歴記憶指示が入力されることに応じて、入力される履歴記憶指示に含まれる第2ユーザ識別情報と第1ユーザ識別情報とを含む履歴レコードを、HDD116に記憶する。これにより、HDD116に履歴レコードを含む履歴情報85が記憶される。履歴レコードに含まれる第1ユーザ識別情報は、PC300,300A,300B,300Cのうち、ユーザが操作するPC、例えば、PC300にログインしたユーザに割り当てられ、そのユーザを識別するためのユーザ識別情報である。また、履歴レコードに含まれる第2ユーザ識別情報は、MFP100で認証されたログインユーザを識別するためのユーザ識別情報である。
認証プリントシステム1においては、PC300に認証プリントを指定する際に、認証情報をPC300に入力しなければならないので、認証情報を知ることができるユーザは、PC300にログインしたユーザである。また、MFP100において、HDD116に記憶された認証プリントデータ83のうち、プリントデータを指定してプリントさせることができるのは、MFP100にログインしたユーザであって、認証プリントデータ83に含まれる認証情報を知るユーザである。このため、PC300に認証プリントを指定したユーザと、MFP100において、認証プリントデータ83に含まれるプリントデータを指定してプリントさせたログインユーザとは、同一人である。換言すれば、第1ユーザ識別情報で識別されるユーザと、第2ユーザ識別情報で識別されるユーザとは、同一である。
また、同一のユーザAが、PC300,300A,300B,300Cのうちから選ばれた複数、例えば、PC300とPC300Aとを使用する場合がある。この場合、そのユーザAがPC300にログインするためにPC300に登録した第1ユーザ識別情報と、PC300AにログインするためにPC300Aに登録した第1ユーザ識別情報と、MFP100に登録された第2ユーザ識別情報と、が異なる場合がある。例えば、そのユーザAがPC300にログインするためにPC300に登録した第1ユーザ識別情報を「taro1」とし、PC300AにログインするためにPC300Aに登録した第1ユーザ識別情報を「taro2」とし、MFP100に登録された第2ユーザ識別情報を「tato」とする。ユーザAがPC300においてMFP100を指定した認証プリントを指示し、MFP100にそのプリントデータの画像を形成させると、MFP100のHDD116に、第1ユーザ識別情報「taro1」と第2ユーザ識別情報「TARO」とを含む履歴レコードが履歴情報85として記憶される。また、ユーザAがPC300AにおいてMFP100を指定した認証プリントを指示し、MFP100にそのプリントデータの画像を形成させると、MFP100のHDD116に、第1ユーザ識別情報「taro2」と第2ユーザ識別情報「TARO」とを含む履歴レコードが履歴情報85として記憶される。
図5は、履歴情報の一例を示す図である。図5を参照して、履歴情報85は、2つの履歴レコードを含み、履歴レコードは、第1ユーザ識別情報の項目と第2ユーザ識別情報の項目とを含む。第1番目の履歴レコードは、第1ユーザ識別情報「taro1」と第2ユーザ識別情報「TARO」を含み、ユーザAがPC300から認証プリントを指示し、プリントさせた履歴であることを示す。第2番目の履歴レコードは、第1ユーザ識別情報「taro2」と第2ユーザ識別情報「TARO」を含み、ユーザAがPC300Aから認証プリントを指示し、プリントさせた履歴であることを示す。
図6は、認証プリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。認証プリント処理は、認証プリントモードに設定されているMFP100が備えるCPU111が、認証プリントプログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
図6を参照して、CPU111は、外部装置、ここではPC300,300A、300B,300Cのいずれかからプリントデータを受信したか否かを判断する。プリントデータを受信したならば処理をステップS02に進めるが、そうでなければ処理をステップS06に進める。
ステップS02においては、プリントデータとともに認証情報を受信したか否かを判断する。認証情報を受信したならば処理をステップS03に進めるが、そうでなければ処理をステップS05に進める。
PC300,300A,300B,300Cそれぞれは、認証プリント用のプリントドライバプログラムがインストールされている場合、ユーザが認証プリントを指定すると、プリントデータとともに、認証情報と、ログインユーザを識別するための第1ユーザ識別情報を送信し、一方、ユーザが通常プリントを指定すると、プリントデータを送信する。ステップS02において認証情報を受信する場合は、PC300,300A,300B,300Cのいずれかにおいて、ユーザが認証プリントを指定する場合である。
ステップS03においては、プリントデータとともに受信される第1ユーザ識別情報を取得する。そして、認証プリントデータをHDD116に記憶する。認証プリントデータは、ステップS01において受信されたプリントデータと、ステップS02において受信された認証情報と、ステップS03において受信された第1ユーザ識別情報と、を含み、プリントデータを、認証情報および第1ユーザ識別情報と関連付ける。
一方、処理がステップS05に進む場合、PC300,300A,300B,300Cのいずれかにおいて、ユーザが通常プリントを指定する場合である。したがって、ステップS05においては、画像形成部30にステップS01において受信されたプリントデータの画像を形成させる。
ステップS06においては、ユーザがログインしたか否かを判断する。ユーザが操作部115に入力するユーザ識別情報とパスワードとを受け付け、HDD116に予め記憶されたユーザデータ81に、受け付けられたユーザ識別情報とパスワードと同一のユーザ識別情報とパスワードとを含むユーザレコードが含まれるならば、ユーザのログインを許可する。ユーザがログインしたならば、処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS18に進める。なお、ユーザの認証に、カードを用いた認証、ユーザの生体情報を用いた認証を用いるようにし、ユーザがログインしたか否かを判断するようにしてもよい。
ステップS07においては、ログインユーザのユーザ識別情報を第2ユーザ識別情報として取得する。ログインユーザのユーザ識別情報は、ステップS06におけるログインの有無を判断する際に、ユーザ認証に用いたユーザ識別情報である。そして、プリントデータを一覧表示する(ステップS08)。ステップS04においてHDD116に記憶された認証プリントデータ83に含まれるプリントデータのファイル名を選択可能に表示部114に表示する。
次のステップS09においては、ログインユーザが、プリントデータを選択したか否かを判断する。表示部114に表示されたファイル名のうちから1つを選択する操作を操作部115に入力したならば、選択されたファイル名のプリントデータを選択する。ログインユーザがプリントデータを選択したならば処理をステップS10に進めるが、そうでなければ処理をステップS15に進める。
ステップS10においては、認証情報を受け付ける。ログインユーザが認証情報を入力するための認証画面を表示部114に表示し、ログインユーザが、認証情報、ここではパスワードを操作部115に入力すれば、入力された認証情報を受け付ける。そして、ステップS09において選択されたファイル名のプリントデータを含む認証プリントデータ83をHDD116から抽出し、抽出された認証プリントデータ83に含まれる認証情報と、受け付けられた認証情報とを比較し、両者が一致するか否かを判断する(ステップS11)。両者が一致するならば、処理をステップS12に進めるが、一致しなければ処理をステップS15に進める。
ステップS12においては、画像形成部30にステップS09において選択されたプリントデータの画像を形成させる。次のステップS13においては、履歴情報をHDD116に記憶する。履歴情報は、第1ユーザ識別情報と第2ユーザ識別情報とを含む履歴レコードを、HDD116に記憶する。第1ユーザ識別情報は、ステップS09において選択されたプリントデータを含む認証プリントデータに含まれるユーザ識別情報である。第1ユーザ識別情報は、PC300,300A,300B,300Cのうち、ユーザが操作するPC、例えば、PC300にログインしたユーザに割り当てられ、そのユーザを識別するためのユーザ識別情報である。第2ユーザ識別情報は、ステップS07において取得されたログインユーザのユーザ識別情報である。なお、第1ユーザ識別情報と第2ユーザ識別情報とがともに同じ履歴レコードがHDD116に記憶されている場合には、履歴レコードを重複して記憶しない。
ステップS14においては、ステップS09において選択されたプリントデータを含む認証プリントデータをHDD116から消去する。プリントデータがHDD116に記憶されていると、ユーザがMFP100にログインするごとに画像形成されてしまうので、プリントデータを一度だけプリントするためである。
次のステップS15においては、プリントデータの選択を終了する指示を受け付けたか否かを判断する。ユーザが、操作部115に予め設けられたキーを押下すると、プリントデータの選択を終了する指示を受け付ける。プリントデータの選択を終了する指示を受け付けたならば処理をステップS16に進めるが、そうでなければ処理をステップS09に戻す。
ステップS16においては、通常処理を実行する。通常処理は、MFP100が有する機能を実行させる処理であり、例えば、複写機能、ファクシミリ送受信機能、HDD116に記憶された画像データの画像を形成するプリント機能等である。ステップS17においては、ログアウト条件が成立したか否かを判断する。操作部115に予め設けられたキーを押下する場合、ユーザが操作部115に操作を入力することなく所定の時間が経過した場合、ログアウト条件が成立したと判断する。ログアウト条件が成立したならば処理をステップS18に進めるが、そうでなければ処理をステップS16に戻す。
ステップS18においては、メイン電源がOFFに切り換えられたか否かを判断する。メイン電源がOFFに切り換えられたならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。
次に、図1に示した認証プリントシステム1にプリントサーバ200を追加することによってプルプリントシステム1Aに変更する場合を説明する。
図7は、本実施の形態の一つにおけるプルプリントシステムの全体概要を示す図である。図7を参照して、プルプリントシステム1Aは、図1に示した認証プリントシステム1に、プリントサーバ200を追加したものである。プリントサーバ200は、一般的なコンピュータであり、ネットワーク2に接続され、MFP100,100A,100B、およびPC300,300A,300B,300Cと、通信可能である。MFP100,100A,100Bのハードウエア構成は、図3にMFP100を例に示したハードウエア構成と同じである。
認証プリントシステム1においてPC300,300A,300B,300Cそれぞれには、認証プリント用のプリンタドライバプログラムがインストールされていたが、プルプリントシステム1Aにおいては、PC300,300A,300B,300Cそれぞれには、認証プリント用のプリンタドライバプログラムがアンインストールされ、プルプリント用のプリンタドライバプログラムがインストールされ、MFP100,100A,100Bはプルプリントモードに設定される。
PC300,300A,300B,300Cそれぞれは、プルプリント用のプリンタドライバプログラムをインストールする際に、プリントデータの送信先としてプリントサーバ200が登録される。例えば、プリントサーバ200のネットワークアドレスを設定することにより、プリントサーバ200が登録される。
また、PC300,300A,300B,300Cそれぞれは、プルプリント用のプリンタドライバプログラムがインストールされる前後で、使用が許可されたユーザとして登録されているユーザは変更されない。プルプリント用のプリンタドライバプログラムがインストールされたPC300,300A,300B,300Cそれぞれは、ログインしたユーザによりプリント指示を受け付けると、プリントデータとログインしたユーザを識別するための第1ユーザ識別情報とを含むプルプリントデータを、プリントサーバ200にネットワーク2を介して送信する。プリントサーバ200においては、PC300,300A,300B,300Cのいずれかからプルプリントデータを受信すると、プルプリントデータを記憶する。
図8は、プリントサーバのハードウエア構成の一例を示す図である。図8を参照して、プリントサーバ200は、それぞれがバス209に接続されたCPU201と、CPU201の作業領域として用いられるRAM205と、CPU201が実行するプログラムを記憶するROM206と、ハードディスクドライブ(HDD)207と、プリントサーバ200をネットワーク2に接続するための通信I/F202と、キーボードおよびマウス等を備えた入力部204と、情報を表示するためのモニタ203とを含む。
図9は、プリントサーバが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図9に示すプリントサーバ200が備えるCPU201の機能は、CPU201がスプール&送信プログラムを実行することにより、CPU201に形成される。
図9を参照して、プリントサーバ200が備えるCPU201は、画像形成装置を登録するためのサーバ側登録部251と、登録された画像形成装置から履歴情報を取得する履歴情報取得部253と、PC300,300A,300B,300Cのいずれかからプルプリントデータを受信するプルプリントデータ受信部255と、受信されたプルプリントデータを記憶するプルプリントデータ記憶部257と、登録された画像形成装置のいずれかからプリントデータ送信要求を受信する要求受信部259と、受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報と履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を特定するユーザ特定部261と、特定された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータを送信するプリントデータ送信部263と、を含む。
サーバ側登録部251は、プルプリントシステム1Aを構成する1つの要素となる画像形成装置を登録する。具体的には、サーバ側登録部251は、例えばプルプリントシステム1Aを管理する管理者が、MFP100,100A,100Bのうちから1以上を選択する操作を入力部204に入力すれば、MFP100,100A,100Bのうち管理者により選択された装置の装置識別情報をHDD207に記憶する。MFP100,100A,100Bの装置識別情報は、MFP100,100A,100Bそれぞれに付された名称であってもよいし、ネットワークアドレスであってもよい。ここでは、MFP100,100A,100Bのすべての装置識別情報がHDD207に記憶され、MFP100,100A,100Bのすべてがプリントサーバ200に登録される場合を例に説明する。サーバ側登録部251は、登録された画像形成装置の装置識別情報を履歴情報取得部253に出力する。
上述したように、認証プリントシステム1を構成するMFP100,100A,100Bそれぞれは、HDD116に履歴情報85を記憶している。履歴情報取得部253は、サーバ側登録部251から入力される装置識別情報に基づいて、その装置識別情報で特定される装置に記憶された履歴情報を取得する。ここでは、MFP100,100A,100Bのすべての装置識別情報が入力されるので、MFP100,100A,100Bそれぞれから履歴情報を取得する。履歴情報の取得は、MFP100,100A,100Bそれぞれに、履歴情報の送信要求を送信し、MFP100,100A,100Bそれぞれが返信する履歴情報を受信するようにすればよい。履歴情報取得部253は、MFP100,100A,100Bそれぞれから履歴情報が受信されると、HDD207に受信された履歴情報を記憶する。これにより、HDD207に履歴情報285が記憶される。ここでは、MFP100から図5に示した履歴データ83が取得され、HDD207に履歴情報285として記憶される場合を例に説明する。
また、後述するように、MFP100,100A,100Bそれぞれは、プルプリントモードに切り換えられると、プリントサーバ200が登録されるので、プリントサーバ200が登録された段階でHDD116に記憶されている履歴情報をプリントサーバ200に送信するようにしてもよい。この場合には、履歴情報取得部253は、履歴情報の送信要求を送信する必要がなく、MFP100,100A,100Bそれぞれから送信されてくる履歴情報を受信する。
プルプリントデータ受信部255は、通信I/F202を制御して、外部装置からプルプリントデータを受信する。外部装置は、ネットワーク2に接続されたPC300,300A,300Cを含む。上述したように、プルプリントシステム1Aにおいては、PC300,300A,300B,300Cそれぞれは、プルプリント用のプリントドライバプログラムがインストールされている場合、プリントを指定すると、プリントデータと、ログインユーザを識別するための第1ユーザ識別情報とを含むプルプリントデータをプリントサーバ200に送信する。
プルプリントデータ受信部251は、通信I/F202がPC300,300A,300Cのいずれかからプルプリントデータを受信すると、受信されたプルプリントデータをプルプリントデータ記憶部257に出力する。
なお、ここでは、プルプリント用のプリントドライバプログラムがインストールされたPC300,300A,300B,300Cが送信するプルプリントデータに、ログインユーザのユーザ識別情報を含めるようにしたが、PC300,300A,300B,300Cを使用する一人のユーザが定まっている場合等には、第1ユーザ識別情報をプルプリントデータに含める必要はない。この場合、プルプリントデータ受信部251は、PC300,300A,300B,300Cのいずれかからプルプリントデータを受信すると、PC300,300A,300B,300Cのうちプルプリントデータを送信してきた装置の装置識別情報を通信I/F202から取得し、プルプリントデータおよび装置識別情報を一時記憶制御部53に出力する。装置識別情報は、PC300,300A,300B,300Cそれぞれに付された名称、ネットワーク2において割り当てられたネットワークアドレスである。
プルプリントデータ記憶部257は、プルプリントデータ受信部251からプルプリントデータが入力されると、プルプリントデータをHDD207に記憶する。これにより、HDD207にプルプリントデータ283が記憶される。プルプリントデータ283は、プリントデータを、第1ユーザ識別情報と関連付けたデータである。
したがって、プルプリントシステム1AにおいてPC300,300A,300B,300Cを操作するログインユーザ、例えば、PC300のログインユーザAが、プリントデータの指定をPC300に入力する場合は、プリントサーバ200のHDD207に第1ユーザ識別情報「taro1」を含むプルプリントデータ283が記憶され、PC300AのログインユーザAが、プリントデータの指定をPC300Aに入力する場合は、プリントサーバ200のHDD207に第1ユーザ識別情報「taro2」を含むプルプリントデータ283が記憶される。
要求受信部259は、通信I/F202を制御して、登録された画像形成装置、ここでは、MFP100,100A,100Bのいずれかからプリントデータ送信要求を受信する。要求受信部259は、MFP100,100A,100Bのいずれかから受信されるプリントデータ送信要求を、ユーザ特定部261に出力し、MFP100,100A,100Bのうちプリントデータ送信要求を送信してきた装置の装置識別情報をプリントデータ送信部263に出力する。例えば、プルプリントシステム1Aにおいては、MFP100は、プルプリントモードに設定され、MFP100にユーザAがログインすると、後述するように、MFP100は、ユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」を含むプリントデータ送信要求を、プリントサーバ200に送信する。要求受信部259は、MFP100からユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」を含むプリントデータ送信要求をユーザ特定部261に出力するとともに、MFP100の装置識別情報をプリントデータ送信部263に出力する。
ユーザ特定部261は、HDD207に記憶されている履歴情報285のうちから、プリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報を含む履歴レコードを抽出する。そして、抽出した履歴レコードに含まれる第1ユーザ識別情報を特定する。ユーザ特定部261は、特定した第1ユーザ識別情報をプリントデータ送信部263に出力する。ここでは、HDD207に図5に示したのと同じ履歴情報285が記憶されているので、ユーザ特定部261は、ユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」を含むプリントデータ送信要求を受信し、HDD207に記憶された履歴情報285から第1番目の履歴レコードと、第2番目の履歴レコードを抽出する。そして、抽出された第1番目の履歴レコードから第1ユーザ識別情報「taro1」を特定し、抽出された第2番目の履歴レコードから第1ユーザ識別情報「taro2」を特定し、特定した第1ユーザ識別情報「taro1」および「taro2」をプリントデータ送信部263に出力する。
プリントデータ送信部263は、要求受信部259からプリントデータ送信要求を送信してきた装置の装置識別情報が入力され、ユーザ特定部261から第1ユーザ識別情報が入力される。プリントデータ送信部263は、HDD207に記憶されているプルプリントデータ283のうちから、ユーザ特定部261から入力される第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータを抽出し、抽出したプリントデータを、MFP100,100A,100Bのうち装置識別情報で識別されるMFPに通信I/F202を介して送信する。さらに、プリントデータ送信部263は、送信したプリントデータを含むプルプリントデータ283を、HDD207から消去する。
ここでは、プリントデータ送信部263は、MFP100の装置識別情報と、第1ユーザ識別情報「taro1」および「taro2」とが入力される。プリントデータ送信部263は、HDD207に記憶されているプルプリントデータ283のうちから、第1ユーザ識別情報「taro1」および「taro2」のいずれかと関連付けられたプリントデータを抽出し、抽出したプリントデータを、MFP100に通信I/F202を介して送信する。プリントデータ送信部263は、HDD207に記憶されているプルプリントデータ283のうちから、第1ユーザ識別情報「taro1」および「taro2」のいずれかを含むプルプリントデータ283を、HDD207から消去する。これにより、プルプリントデータ283に含まれるプリントデータの画像が形成される回数を、1回に制限することができる。
図10は、プルプリントモードに設定されているMFPが備えるCPUが有する機能の概要を、HDDに記憶されるデータとともに示すブロック図である。図10に示す機能は、MFP100がプルプリントモードに設定され、MFP100が備えるCPU111が、プルプリントプログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。
図10を参照して、CPU111は、外部装置からプリントデータを受信するプリントデータ受信部51Aと、画像形成部30を制御してプリントデータの画像を形成する画像形成制御部55Aと、MFP100を操作するユーザを認証する認証部57と、プリントサーバにプルプリント要求を送信する要求送信部75と、クライアント側登録部71と、を含む。
クライアント側登録部71は、プルプリントシステム1Aを構成する1つの要素となるプリントサーバ200を登録する。具体的には、クライアント側登録部71は、例えばプルプリントシステム1Aを管理する管理者が、MFP100をプルプリントモードに設定する際に、プリントサーバ200を設定する操作を操作部115に入力すれば、プリントサーバ200の装置識別情報をHDD116に記憶する。プリントサーバ200の装置識別情報は、プリントサーバ200に付された名称であってもよいし、ネットワークアドレスであってもよい。クライアント側登録部71は、登録されたプリントサーバ200の装置識別情報を要求送信部75に出力する。
クライアント側登録部71は、履歴情報送信部73を含む。履歴情報送信部73は、登録されたプリントサーバ200からの要求により、HDD116に記憶された履歴情報85を、登録されたプリントサーバ200にデータ通信制御部117を介して送信する。
認証部57は、MFP100を操作するユーザを認証する。認証部57は、認証に成功した場合は、ユーザのログインを許可し、ログインユーザの第2ユーザ識別情報を要求送信部75に出力する。例えば、ユーザAが操作部115にユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」と、パスワードとを入力する場合、認証部57は、ユーザAのログインを許可し、ユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」を、要求送信部75に出力する。
要求送信部75は、認証部57からログインユーザの第2ユーザ識別情報「TARO」が入力されることに応じて、通信I/F202を介して、ログインユーザの第2ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求を、登録されたプリントサーバ200に送信する。
上述したように、プリントサーバ200は、プリントデータ送信要求を受信すると、そのプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報に対応する第1ユーザ識別情報を含むプルプリントデータを抽出し、抽出されたプルプリントデータに含まれるプリントデータを送信する。プリントデータ受信部51Aは、データ通信制御部117を制御して、外部装置であるプリントサーバ200からプリントデータを受信し、受信されたプリントデータを画像形成制御部55Aに出力する。画像形成制御部55Aは、画像形成部30を制御して、プリントデータ受信部51Aにより外部装置であるプリントサーバ200から受信されるプリントデータの画像を形成する。
図11は、スプール&送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。スプール&送信処理は、プリントサーバ200が備えるCPU201がスプール&送信プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。図11を参照して、登録情報が設定されたか否かを判断する。登録情報が設定されたならば処理をステップS52に進めるが、そうでなければ処理をステップS54に進める。登録情報は、プルプリントシステム1Aを構成する要素となるMFP100,100A,100Bの装置識別情報を含む。装置識別情報は、MFP100,100A,100Bそれぞれに付された名称、または、ネットワークアドレスである。管理者が、MFP100,100A,100Bのうちから1以上を選択する操作を入力部204に入力すれば、MFP100,100A,100Bのうち管理者により選択された装置の装置識別情報を登録情報として受け付ける。ここでは、MFP100,100A,100Bのすべての装置識別情報が登録情報として受け付けられる場合を例に説明する。
ステップS52においては、登録情報として受け付けられた装置識別情報をHDD207に記憶する。そして、履歴情報を取得する。認証プリントシステム1を構成するMFP100,100A,100Bそれぞれは、HDD116に履歴情報85を記憶している。ステップS53においては、ステップS51において登録情報として受け付けられた装置識別情報に基づいて、MFP100,100A,100Bのうち装置識別情報で特定される装置から、それのHDD116に記憶された履歴情報85を取得し、HDD207に記憶する。これにより、HDD207に履歴情報285が記憶される。ここでは、MFP100,100A,100Bのすべての装置識別情報が登録情報として受け付けられるので、MFP100,100A,100Bそれぞれから履歴情報85を取得し、HDD207に履歴情報285として記憶する。
ステップS54においては、通信I/F202がプルプリントデータを受信したか否かを判断する。プルプリントデータを受信したならば処理をステップS55に進めるが、そうでなければステップS55をスキップして処理をステップS56に進める。外部装置は、ネットワーク2に接続されたPC300,300A,300Cを含む。プルプリントシステム1Aにおいては、PC300,300A,300B,300Cそれぞれは、プルプリント用のプリントドライバプログラムがインストールされている場合、プリントを指定すると、プリントデータと、ユーザを識別するための第1ユーザ識別情報とを含むプルプリントデータをプリントサーバ200に送信する。
ステップS55においては、ステップS54において通信I/F202がPC300,300A,300Cのいずれかから受信したプルプリントデータをHDD207に記憶し、処理をステップS56に進める。これにより、HDD207にプルプリントデータ283が記憶される。プルプリントデータ283は、プリントデータを、第1ユーザ識別情報と関連付けたデータである。
プルプリントシステム1AにおいてPC300,300A,300B,300Cを操作するログインユーザ、例えば、PC300のログインユーザAが、プリントデータの指定をPC300に入力する場合は、プリントサーバ200のHDD207に第1ユーザ識別情報「taro1」を含むプルプリントデータ283が記憶され、PC300AのログインユーザAが、プリントデータの指定をPC300Aに入力する場合は、プリントサーバ200のHDD207に第1ユーザ識別情報「taro2」を含むプルプリントデータ283が記憶される。
ステップS56においては、通信I/F202がプリントデータ送信要求を受信したか否かを判断する。具体的には、ステップS52において記憶された装置識別情報で特定される装置、ここでは、MFP100,100A,100Bのいずれかからプルプリントデータ送信要求を受信したか否かを判断する。プルプリントシステム1Aにおいては、例えば、MFP100は、プルプリントモードに設定され、MFP100にユーザAがログインすると、MFP100は、ユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」を含むプリントデータ送信要求を、プリントサーバ200に送信する。ステップS56においては、プルプリントモードに設定されMFP100からユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」を含むプリントデータ送信要求を受信する。通信I/F202がプリントデータ送信要求を受信したならば処理をステップS57に進めるが、そうでなければ処理をステップS51に戻す。
ステップS57においては、ステップS57において受信されたプリントデータ送信要求から第2ユーザ識別情報を抽出する。そして、HDD207に記憶されている履歴情報285のうちから、抽出された第2ユーザ識別情報を含む履歴レコードを抽出する。そして、抽出した履歴レコードに含まれる第1ユーザ識別情報のうちから1つを処理対象に選択する(ステップS59)。そして、HDD207に記憶されているプルプリントデータ283のうちから、ステップS59において処理対象に選択された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータのすべてを抽出する。次のステップS61においては、ステップS60において抽出されたプリントデータのすべてを、プリントデータ送信要求を送信してきた装置、ここではMFP100に通信I/F202を介して送信する(ステップS61)。次のステップS62においては、送信したプリントデータをHDD207から消去する。HDD207に記憶されたプルプリントデータ283に含まれるプリントデータの画像が重複して画像形成されないようにするためである。
次のステップS63においては、ステップS58において抽出された履歴レコードに含まれる第1ユーザ識別情報のうちにステップS59において処理対象として選択されていない第1ユーザ識別情報が存在するか否かを判断する。処理対象として選択されていない第1ユーザ識別情報が存在するならば処理をステップS59に戻すが、存在しなければ処理をステップS51に戻す。
例えば、HDD207に図5に示したのと同じ履歴情報285が記憶されており、MFP100からユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」を含むプリントデータ送信要求を受信する場合、履歴情報285から第1番目の履歴レコードと、第2番目の履歴レコードを抽出する。そして、抽出された第1番目の履歴レコードから第1ユーザ識別情報「taro1」を特定し、処理対象に選択し、第1ユーザ識別情報「taro1」とプルプリントデータ283によって関連付けられたプリントデータを、プリントデータ送信要求を送信してきたMFP100に送信する。次に、抽出された第2番目の履歴レコードから第1ユーザ識別情報「taro2」を特定し、処理対象に選択し、第1ユーザ識別情報「taro2」とプルプリントデータ283によって関連付けられたプリントデータを、MFP100に送信する。
図12は、プルプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。プルプリント処理は、プルプリントモードに設定されているMFP100が備えるCPU111が、プルプリントプログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。MFP100は、プルプリントモードに設定される場合、管理者により、プリントサーバ200が登録される。具体的には、管理者がプリントサーバ200を登録する操作を操作部115に入力すれば、プリントサーバ200の装置識別情報がHDD116に記憶される。プリントサーバ200の装置識別情報は、プリントサーバ200に付された名称、またはネットワークアドレスである。
図12を参照して、CPU111は、ユーザがログインしたか否かを判断する(ステップS21)。ユーザが操作部115に入力するユーザ識別情報とパスワードとを受け付け、HDD116に予め記憶されたユーザデータ81に、受け付けられたユーザ識別情報とパスワードと同一のユーザ識別情報とパスワードとを含むユーザレコードが含まれるならば、ユーザのログインを許可する。ユーザがログインしたならば、処理をステップS22に進めるが、そうでなければ処理を終了する。なお、ユーザの認証に、カードを用いた認証、ユーザの生体情報を用いた認証を用いるようにし、ユーザがログインしたか否かを判断するようにしてもよい。
ステップS22においては、ログインユーザのユーザ識別情報を第2ユーザ識別情報として取得する。ログインユーザのユーザ識別情報は、ステップS21におけるログインの有無を判断する際に、ユーザ認証に用いたユーザ識別情報である。そして、プリントデータ送信要求を、予め登録されたプリントサーバ200にデータ通信制御部117を介して送信する(ステップS23)。
プリントサーバ200は、プリントデータ送信要求を受信すると、そのプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報に対応する第1ユーザ識別情報を含むプルプリントデータを、HDD207に記憶されているプルプリントデータのうちから抽出し、抽出されたプルプリントデータに含まれるプリントデータを送信する。CPU111は、ステップS24において、データ通信制御部117がプリントサーバ200からプリントデータを受信したか否かを判断する。プリントデータを受信するならば処理をステップS25に進めるが、そうでなければ処理をステップS26に進める。ステップS25においては、画像形成部30にプリントサーバ200から受信されたプリントデータの画像を形成させ、処理をステップS26に進める。
ステップS26においては、通常処理を実行する。通常処理は、MFP100が有する機能を実行させる処理であり、例えば、複写機能、ファクシミリ送受信機能、HDD116に記憶された画像データの画像を形成するプリント機能等である。次のステップS27においては、ログアウト条件が成立したか否かを判断する。操作部115に予め設けられたキーを押下する場合、ユーザが操作部115に操作を入力することなく所定の時間が経過した場合、ログアウト条件が成立したと判断する。ログアウト条件が成立したならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS24に戻す。プリントサーバ200から複数のプリントデータが受信される場合、複数のプリントデータが、ステップS24において順に受信され、ステップS25において受信されたプリントデータの画像が形成される。
以上説明したように、プリントサーバ200は、認証プリントモードに設定されているMFP100,100A,100Bが登録されると、MFP100,100A,100Bそれぞれが認証プリントモードに設定されていたときに記憶した履歴情報を、MFP100,100A,100Bから取得し、履歴情報を用いて、MFP100,100A,100Bそれぞれに登録されているユーザの第2ユーザ識別情報を、PC300,300A,300B,300Cそれぞれに登録されているユーザの第1ユーザ識別情報に変換することによって、MFP100,100A,100Bのいずれかにログインしたユーザが、PC300,300A,300B,300Cのいずれかでプルプリントを指示したプリントデータを、MFP100,100A,100BのうちログインしたMFPに送信することによって、プリントさせる。このため、認証プリントモードに設定されていたMFP100,100A,100Bを、プルプリントモードに設定を変更した場合であっても、MFP100,100A,100Bに登録されていたユーザの第2ユーザ識別情報を使用することができるとともに、PC300,300A,300B,300Cに登録されていたユーザの第1ユーザ識別情報を使用することができる。このため、新たにユーザ識別情報を増やす必要がない。
<変形例>
上述した実施の形態では、プルプリントシステム1Aを構成するプリントサーバ200が、MFP100,100A,100Bそれぞれに記憶された履歴情報85を取得し、第1ユーザ識別情報と第2ユーザ識別情報との同一性を判断するようにした。変形例におけるプルプリントシステム1Aにおいては、プリントサーバ200に、MFP100,100A,100Bそれぞれに記憶された履歴情報85を記憶することなく、MFP100,100A,100Bそれぞれにおいて、第1ユーザ識別情報と第2ユーザ識別情報との同一性を判断するようにしたものである。以下、変形例におけるプルプリントシステム1Aについて、上述したプルプリントシステム1Aと異なる点を主に説明する。
上述した実施の形態では、プルプリントシステム1Aを構成するプリントサーバ200が、MFP100,100A,100Bそれぞれに記憶された履歴情報85を取得し、第1ユーザ識別情報と第2ユーザ識別情報との同一性を判断するようにした。変形例におけるプルプリントシステム1Aにおいては、プリントサーバ200に、MFP100,100A,100Bそれぞれに記憶された履歴情報85を記憶することなく、MFP100,100A,100Bそれぞれにおいて、第1ユーザ識別情報と第2ユーザ識別情報との同一性を判断するようにしたものである。以下、変形例におけるプルプリントシステム1Aについて、上述したプルプリントシステム1Aと異なる点を主に説明する。
変形例におけるプルプリントシステム1Aに変更する前の認証プリントシステム1は、上述したのと同じである。したがって、MFP100,100A,100BそれぞれのHDD116に、履歴情報85が記憶される。
変形例におけるプルプリントシステム1Aの全体概要は、図7に示したのと同じである。すなわち、変形例におけるプルプリントシステム1Aは、図1に示した認証プリントシステム1に、プリントサーバ200を追加したものである。プリントサーバ200は、ネットワーク2に接続され、MFP100,100A,100B、およびPC300,300A,300B,300Cと、通信可能である。
プルプリント用のプリンタドライバプログラムがインストールされたPC300,300A,300B,300Cそれぞれは、ログインしたユーザによりプリント指示を受け付けると、プリントデータとログインしたユーザを識別するための第1ユーザ識別情報とを含むプルプリントデータを、プリントサーバ200にネットワーク2を介して送信する。プリントサーバ200においては、PC300,300A,300B,300Cのいずれかからプルプリントデータを受信すると、プルプリントデータを記憶し、第1ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求を受信することに応じて、受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第1ユーザ識別情報を含むプルプリントデータが記憶されていれば、そのプルプリントデータに含まれるプリントデータをプリントデータ送信要求を送信してきた装置に送信した後、記憶されたプルプリントデータを消去する。
プリントサーバのハードウエア構成は、図8に示したハードウエア構成と同じである。図13は、変形例におけるプリントサーバが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図13に示す変形例におけるプリントサーバ200が備えるCPU201の機能は、図9に示した機能と比較して、履歴情報取得部253およびユーザ特定部261を有しない点、要求受信部259およびプリントデータ送信部263が要求受信部259Aおよびプリントデータ送信部263Aにそれぞれ変更された点である。
図13を参照して、プルプリントデータ受信部251およびプルプリントデータ記憶部257によって、PC300,300A,300Cのいずれかから受信されたプルプリントデータ283がHDD207に記憶される。プルプリントデータ283は、プリントデータを、第1ユーザ識別情報と関連付けたデータである。変形例におけるプルプリントシステム1Aにおいても、上述したプルプリントシステム1Aと同様に、PC300,300A,300B,300Cを操作するログインユーザ、例えば、PC300のログインユーザAが、プリントデータの指定をPC300に入力する場合は、プリントサーバ200のHDD207に第1ユーザ識別情報「taro1」を含むプルプリントデータ283が記憶され、PC300AのログインユーザAが、プリントデータの指定をPC300Aに入力する場合は、プリントサーバ200のHDD207に第1ユーザ識別情報「taro2」を含むプルプリントデータ283が記憶される。
要求受信部259Aは、通信I/F202を制御して、登録された画像形成装置、ここでは、MFP100,100A,100Bのいずれかからプリントデータ送信要求を受信する。要求受信部259Aは、MFP100,100A,100Bのいずれかから受信されるプリントデータ送信要求と、MFP100,100A,100Bのうちプリントデータ送信要求を送信してきた装置の装置識別情報と、をプリントデータ送信部263に出力する。変形例におけるプルプリントシステム1Aにおいては、後述するように、MFP100,100A,100Bは、プルプリントモードに設定され、第1ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求をプリントサーバ200に送信する。
プリントデータ送信部263Aは、要求受信部259からプリントデータ送信要求と装置識別情報とが入力される。プリントデータ送信部263Aは、HDD207に記憶されているプルプリントデータ283のうちから、プリントデータ送信要求に含まれる第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータを抽出し、抽出したプリントデータを、MFP100,100A,100Bのうち装置識別情報で識別されるMFPに通信I/F202を介して送信する。さらに、プリントデータ送信部263は、送信したプリントデータを含むプルプリントデータ283を、HDD207から消去する。
図14は、変形例におけるプルプリントモードに設定されたMFPが備えるCPUが有する機能の概要を、HDDに記憶されるデータとともに示すブロック図である。図14を参照して、図10に示した機能と異なる点は、クライアント側登録部71および要求送信部75がクライアント側登録部71Aおよび要求送信部75Aに変更された点である。その他の機能は、図10に示した機能と同じなのでここでは説明を繰り返さない。
クライアント側登録部71は、管理者が、MFP100をプルプリントモードに設定する際に、プリントサーバ200を設定する操作を操作部115に入力すれば、プリントサーバ200の装置識別情報をHDD116に記憶するとともに、登録されたプリントサーバ200の装置識別情報を要求送信部75に出力する。
要求送信部75Aは、認証部57からログインユーザの第2ユーザ識別情報が入力される。要求送信部75Aは、ユーザ特定部261Aを含む。ユーザ特定部261Aは、HDD116に記憶されている履歴情報85のうちから、認証部57から入力される第2ユーザ識別情報を含む履歴レコードを抽出する。そして、抽出した履歴レコードに含まれる第1ユーザ識別情報を特定する。例えば、HDD116に図5に示した履歴情報85が記憶されており、認証部57からユーザAの第2識別情報「TARO」が入力される場合、ユーザ特定部261Aは、HDD207に記憶された履歴情報285からユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」を含む第1番目の履歴レコードと、第2番目の履歴レコードを抽出する。そして、抽出された第1番目の履歴レコードから第1ユーザ識別情報「taro1」を特定し、抽出された第2番目の履歴レコードから第1ユーザ識別情報「taro2」を特定する。
要求送信部75Aは、ユーザ特定部261Aにより特定された第1ユーザ識別情報「taro1」を含むプリントデータ送信要求と、第1ユーザ識別情報「taro2」を含むプリントデータ送信要求を、通信I/F202を介して、登録されたプリントサーバ200にそれぞれ送信する。
上述したように、プリントサーバ200は、プリントデータ送信要求を受信すると、そのプリントデータ送信要求に含まれる第1ユーザ識別情報を含むプルプリントデータを抽出し、抽出されたプルプリントデータに含まれるプリントデータを返信する。このため、プリントデータ受信部51Aによって、プリントサーバから受信されるプリントデータが、画像形成制御部55Aによって画像形成される。したがって、MFP100にログインするユーザAは、PC300,300Aそれぞれにおいてプリントを指示した後に、MFP100にログインすることによって、PC300,300Aそれぞれにおいてプリントを指示した画像をMFP100に画像形成させることができる。
図15は、変形例におけるスプール&送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。図15に示すスプール&送信処理は、図11に示したスプール&送信処理と異なる点は、ステップS51〜ステップS53、ステップS57、ステップS58およびステップS63が削除された点、ステップS59がステップS59Aに変更された点である。その他の処理は、図11に示したのと同じである。
図15を参照して、ステップS54およびステップS55が実行されることにより、通信I/F202がPC300,300A,300Cのいずれかから受信したプルプリントデータが、HDD207に記憶される。プルプリントデータ283は、プリントデータを、第1ユーザ識別情報と関連付けたデータである。
変形例におけるプルプリントシステム1AにおいてPC300,300A,300B,300Cを操作するログインユーザ、例えば、PC300のログインユーザAが、プリントデータの指定をPC300に入力する場合は、プリントサーバ200のHDD207に第1ユーザ識別情報「taro1」を含むプルプリントデータ283が記憶され、PC300AのログインユーザAが、プリントデータの指定をPC300Aに入力する場合は、プリントサーバ200のHDD207に第1ユーザ識別情報「taro2」を含むプルプリントデータ283が記憶される。
ステップS56においては、通信I/F202がプリントデータ送信要求を受信したか否かを判断する。ここでは、MFP100,100A,100Bのいずれかからプルプリントデータ送信要求を受信したか否かを判断する。変形例におけるプルプリントシステム1Aにおいては、プリントデータ送信要求は、第1ユーザ識別情報を含む。通信I/F202がプリントデータ送信要求を受信したならば処理をステップS59Aに進めるが、そうでなければ処理をステップS54に戻す。
ステップS59Aにおいては、ステップS56において受信されたプリントデータ送信要求から第1ユーザ識別情報を抽出する。そして、次のステップS60において、HDD207に記憶されているプルプリントデータ283のうちから、ステップS59Aにおいて抽出された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータのすべてを抽出する。次のステップS61においては、ステップS60において抽出されたプリントデータのすべてを、プリントデータ送信要求を送信してきた装置に通信I/F202を介して送信する。次のステップS62においては、送信したプリントデータをHDD207から消去し、処理をステップS54に戻す。HDD207に記憶されたプルプリントデータ283に含まれるプリントデータの画像が重複して画像形成されないようにするためである。
図16は、変形例におけるプルプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。図12に示したプルプリント処理と異なる点は、ステップS23に代えて、ステップS31〜ステップS34が実行される点である。その他の処理は図12に示した処理と同じなのでここでは説明を繰り返さない。
ステップS31においては、HDD116に記憶されている履歴情報85のうちから、ステップS22において取得されたログインユーザの第2ユーザ識別情報を含む履歴レコードを抽出する。そして、抽出された履歴レコードに含まれる第1ユーザ識別情報のうちから1つを処理対象に選択する(ステップS32)。次のステップS33においては、処理対象に選択された第1ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求を、予め登録されたプリントサーバ200にデータ通信制御部117を介して送信する。
次のステップS34においては、ステップS31において抽出された履歴レコードに含まれる第1ユーザ識別情報のうちにステップS32において処理対象として選択されていない第1ユーザ識別情報が存在するか否かを判断する。処理対象として選択されていない第1ユーザ識別情報が存在するならば処理をステップS32に戻すが、存在しなければ処理をステップS24に進める。
例えば、HDD116に図5に示した履歴情報85が記憶されており、MFP100にユーザAがログインする場合、履歴情報85からユーザAの第2ユーザ識別情報「TARO」を含む第1番目の履歴レコードと、第2番目の履歴レコードを抽出する。そして、抽出された第1番目の履歴レコードから第1ユーザ識別情報「taro1」を特定し、処理対象に選択し、第1ユーザ識別情報「taro1」を含むプリントデータ送信要求をプリントサーバ200に送信する。次に、抽出された第2番目の履歴レコードから第1ユーザ識別情報「taro2」を特定し、処理対象に選択し、第1ユーザ識別情報「taro2」を含むプリントデータ送信要求をプリントサーバ200に送信する。これにより、ユーザAがPC300にログインしてプリントしたプリントデータと、PC300Aにログインしてプリントしたプリントデータとが、プリントサーバ200から受信され、画像形成される。
変形例にけるMFP100,100A,100Bは、任所ウプリントモードからプルプリントモードに設定が変更されると、認証プリントモードに設定されていたときに記憶した履歴情報を用いて、MFP100,100A,100Bそれぞれに登録されているユーザの第2ユーザ識別情報を、PC300,300A,300B,300Cそれぞれに登録されているユーザの第1ユーザ識別情報に変換することによって、ログインユーザが、PC300,300A,300B,300Cのいずれかでプルプリントを指示し、プリントサーバ200に記憶されたプリントデータを、プリントサーバ200から受信する。このため、認証プリントモードに設定されていたMFP100,100A,100Bを、プルプリントモードに設定を変更した場合であっても、MFP100,100A,100Bに登録されていたユーザの第2ユーザ識別情報を使用することができるとともに、PC300,300A,300B,300Cに登録されていたユーザの第1ユーザ識別情報を使用することができる。このため、新たにユーザ識別情報を増やす必要がない。
なお、上述した実施の形態においては、認証プリントシステム1およびプルプリントシステム1Aについて説明したが、図6、図11、図12、図15および図16に示した処理をコンピュータに実行させるためのプルプリント方法またはプルプリントプログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 認証プリントシステム、1A プルプリントシステム、2 ネットワーク、9 操作パネル、10 ADF、20 画像読取部、30 画像形成部、40 給紙部、50 後処理部、51,51A プリントデータ受信部、53 一時記憶制御部、55,55A 画像形成制御部、57 認証部、59 指示受付部、61 認証プリント部、63 履歴記憶制御部、71,71A クライアント側登録部、73 履歴情報送信部、75,75A 要求送信部、81 ユーザデータ、83 認証プリントデータ、83 履歴データ、85 履歴情報、100,100A,100B MFP、101 メイン回路、111 CPU、112 RAM、113 ROM、114 表示部、115 操作部、116 HDD、117 データ通信制御部、118 LAN端子、119 シリアル通信インターフェース端子、119A メモリカード、122 ファクシミリ部、123 通信制御部、200 プリントサーバ、201 CPU、202 通信I/F、203 モニタ、204 入力部、205 RAM、206 ROM、207HDD、251 サーバ側登録部、251 プルプリントデータ受信部、253 履歴情報取得部、255 プルプリントデータ受信部、257 プルプリントデータ記憶部、259,259A 要求受信部、261,261A ユーザ特定部、263,263A プリントデータ送信部、283 プルプリントデータ、285 履歴情報、300,300A,300B,300C PC。
Claims (3)
- 認証プリントモードに設定されている画像形成装置をプリントサーバに登録することにより形成されるプリントシステムであって、
前記画像形成装置は、
ユーザを認証する認証手段を備え、
前記プリントサーバに登録される前の認証プリントモードに設定されている場合において、
外部装置からプリントデータと、認証情報と、前記外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、前記受信されたプリントデータを画像形成するのを禁止し、前記プリントデータを、前記認証情報および前記第1ユーザ識別情報と関連付けてプリントデータ記憶手段に記憶する一時記憶手段と、
前記認証手段によりユーザが認証されることに応じて、前記プリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータを選択する指示と、認証情報とを受け付ける指示受付手段と、
前記指示受付手段により受け付けられた認証情報が、前記指示受付手段により受け付けられた指示により選択されたプリントデータと関連付けられた認証情報と同じことを条件に、前記プリントデータの画像を形成する認証プリント手段と、
前記プリントデータが画像形成されることに応じて、該プリントデータと関連付けられた第1ユーザ識別情報と、前記認証手段により認証されたユーザを識別するための第2ユーザ識別情報とを含む履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、を備え、
前記プリントサーバは、
前記認証プリントモードに設定されている画像形成装置を登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された画像形成装置から前記履歴記憶手段に記憶された履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
外部装置からプリントデータと前記外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、前記受信されたプリントデータを前記第1ユーザ識別情報と関連付けて記憶するサーバ側記憶手段と、
前記登録された画像形成装置からプリントデータ送信要求を受信することに応じて、前記受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報と、前記履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を特定するユーザ特定手段と、
前記特定された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータが前記サーバ側記憶手段に記憶されている場合、該プリントデータを前記画像形成装置に送信するプリントデータ送信手段と、を備え、
前記画像形成装置は、前記プリントサーバに登録された後のプルプリントモードにおいて、
前記認証手段によりユーザが認証されることに応じて、前記認証されたユーザの第2ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求を前記プリントサーバに送信する要求送信手段と、
前記プリントサーバから受信されるプリントデータの画像を形成する画像形成手段と、を備える、プリントシステム。 - 認証プリントモードに設定されている画像形成装置を登録可能なプリントサーバであって、
前記画像形成装置は、
ユーザを認証する認証手段を備え、
前記プリントサーバに登録される前の認証プリントモードに設定されている場合において、
外部装置からプリントデータと、認証情報と、前記外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、前記受信されたプリントデータを画像形成するのを禁止し、前記プリントデータを、前記認証情報および前記第1ユーザ識別情報と関連付けてプリントデータ記憶手段に記憶する一時記憶手段と、
前記認証手段によりユーザが認証されることに応じて、前記プリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータを選択する指示と、認証情報とを受け付ける指示受付手段と、
前記指示受付手段により受け付けられた認証情報が、前記指示受付手段により受け付けられた指示により選択されたプリントデータと関連付けられた認証情報と同じことを条件に、前記プリントデータの画像を形成する認証プリント手段と、
前記プリントデータが画像形成されることに応じて、該プリントデータと関連付けられた第1ユーザ識別情報と、前記認証手段により認証されたユーザを識別するための第2ユーザ識別情報とを含む履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、を備え、
前記プリントサーバに登録された後のプルプリントモードにおいて、
前記認証手段によりユーザが認証されることに応じて、前記認証されたユーザの第2ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求を前記プリントサーバに送信する要求送信手段と、
前記プリントサーバから受信されるプリントデータの画像を形成する画像形成手段と、を備え、
前記プリントサーバは、
前記認証プリントモードに設定されている画像形成装置を登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された画像形成装置から前記履歴記憶手段に記憶された履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
外部装置からプリントデータと前記外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、前記受信されたプリントデータを前記第1ユーザ識別情報と関連付けて記憶するサーバ側記憶手段と、
前記登録された画像形成装置からプリントデータ送信要求を受信することに応じて、前記受信されたプリントデータ送信要求に含まれる第2ユーザ識別情報と、前記履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を特定するユーザ特定手段と、
前記特定された第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータが前記サーバ側記憶手段に記憶されている場合、該プリントデータを前記画像形成装置に送信するプリントデータ送信手段と、を備えたプリントサーバ。 - ユーザを認証する認証手段を備え、
認証プリントモードに設定されている場合において、
外部装置からプリントデータと、認証情報と、前記外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、前記受信されたプリントデータを画像形成するのを禁止し、前記プリントデータを、前記認証情報および前記第1ユーザ識別情報と関連付けてプリントデータ記憶手段に記憶する一時記憶手段と、
前記認証手段によりユーザが認証されることに応じて、前記プリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータを選択する指示と、認証情報とを受け付ける指示受付手段と、
前記指示受付手段により受け付けられた認証情報が、前記指示受付手段により受け付けられた指示により選択されたプリントデータと関連付けられた認証情報と同じことを条件に、前記プリントデータの画像を形成する認証プリント手段と、
前記プリントデータが画像形成されることに応じて、該プリントデータと関連付けられた第1ユーザ識別情報と、前記認証手段により認証されたユーザを識別するための第2ユーザ識別情報とを含む履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、を備え、
プリントサーバに登録された後のプルプリントモードに設定されている場合において、
前記プリントサーバは、
外部装置からプリントデータと前記外部装置を操作するユーザを識別するための第1ユーザ識別情報との組が受信されると、前記受信されたプリントデータを前記第1ユーザ識別情報と関連付けて記憶するサーバ側記憶手段と、
前記画像形成装置からプリントデータ送信要求を受信することに応じて、前記受信されたプリントデータ送信要求に含まれる前記第1ユーザ識別情報と関連付けられたプリントデータが前記サーバ側記憶手段に記憶されている場合、該プリントデータを前記画像形成装置に送信するプリントデータ送信手段と、を備えており、
前記認証手段によりユーザが認証されることに応じて、前記認証されたユーザの第2ユーザ識別情報と前記履歴情報によって関連付けられた第1ユーザ識別情報を含むプリントデータ送信要求を前記プリントサーバに送信する要求送信手段と、
前記プリントサーバから受信されるプリントデータの画像を形成する画像形成手段と、を備えた、画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010272296A JP2012123505A (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | 情報処理装置、認証プリントシステム、認証方法および認証プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010272296A JP2012123505A (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | 情報処理装置、認証プリントシステム、認証方法および認証プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012123505A true JP2012123505A (ja) | 2012-06-28 |
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ID=46504905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010272296A Pending JP2012123505A (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | 情報処理装置、認証プリントシステム、認証方法および認証プログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014182607A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システム、管理装置、サーバ装置及びプログラム |
-
2010
- 2010-12-07 JP JP2010272296A patent/JP2012123505A/ja active Pending
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JP2014182607A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システム、管理装置、サーバ装置及びプログラム |
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