JP2009176711A - 複合操作型入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部回路との導通の信頼性が高めやすく良好なスライド操作が可能な複合操作型入力装置を提供すること。
【解決手段】ハウジング1内に可動基板10が基板面に沿ってスライド移動可能に収納され、この可動基板10の天面側に回転検出手段が配設されて底面側にスライド検出手段が配設された複合操作型入力装置において、端子21群およびリードパターン22を有してハウジング1に一体化された固定基板3と、両端部が可動基板10と固定基板3に電気的かつ機械的に接続された導電性のコイルばね13とを備え、可動基板10上には操作体18を有する回転型電気部品11を実装する。そして、スライド検出手段をリードパターン22の一部(固定接点22a,22b)と導通させると共に、回転検出手段を可動基板10のランド部10aやコイルばね13を介してリードパターン22の他部(ランド部22c)と導通させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、操作体が可動基板に対して回転可能であると共に、該操作体が可動基板と一体的に回転軸線と交差する方向へスライド移動可能であって、少なくとも回転操作とスライド操作という異なる操作が行える複合操作型入力装置に関する。
この種の複合操作型入力装置は、操作体を直立姿勢で回転可能に支持している可動基板が、その基板面に沿ってスライド移動できるようにハウジング内に組み込まれており、操作体を回転させたときには回転操作情報を検出でき、同じ操作体を可動基板と一体的にスライド移動させたときにはスライド操作情報を検出できるようになっている。そのため、共通の操作体で多様な操作を行うことが可能となり、車載用機器の入力装置などで要望される小型化や操作性が容易に実現できる。
このような複合操作型入力装置の従来例としては、一面に接点パターンが設けられて他面に一対のレバースイッチが実装された可動基板(配線基板)を、その基板面に沿ってスライド移動可能にハウジング内に収納すると共に、接点パターンに摺接する摺動子を有して可動基板上で回転可能な操作体をハウジングの外方へ突出させ、かつ可動基板の基板面に沿って互いに直交する方向へスライド移動可能な一対のスライダをハウジング内に収納して、各スライダに各レバースイッチの作動部を係合させるという構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる従来の複合操作型入力装置では、操作体を回転操作すると、その摺動子が可動基板の接点パターンに対して摺動するため、操作体の回転操作情報を検出できるようになっている。また、操作体をスライド操作すると、可動基板が操作体と一体的にスライド移動するため、その移動方向に応じて所定のレバースイッチの作動部が対応するスライダに駆動され、よって操作体のスライド操作情報を検出できるようになっている。
特開2003−308759号公報
ところで、前述した従来の複合操作型入力装置では、回転操作時の検出信号とスライド操作時の検出信号を可動基板(配線基板)から取り出すという構成にしてあるため、この可動基板の端子部を外部回路と電気的に接続しておかねばならない。しかしながら、可動基板に対して電気的かつ機械的に接続した信号ケーブルをハウジングの孔部を介して外部へ引き出しても、この信号ケーブルにはスライド操作力が作用して可動基板のスライド移動に追動してしまうため、信号ケーブルが周辺の部材と干渉して擦れたり引っ掛かったりする虞がある。そして、こうした信号ケーブルの擦れが繰り返されると導通不良に至る危険性があり、また、信号ケーブルが周辺の部材に引っ掛かると、可動基板のスライド移動が阻害されるため円滑なスライド操作が困難となる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部回路との導通の信頼性が高めやすく良好なスライド操作が可能な複合操作型入力装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、可動基板の一面に操作体が立設姿勢で回転可能に支持されていると共に、前記可動基板がハウジング内で前記操作体の回転軸線と交差する方向へスライド移動可能に支持されており、前記操作体を前記可動基板に対して回転させたときの操作情報が該可動基板の一面側で回転検出手段によって検出され、かつ前記操作体を前記可動基板と一体的にスライド移動させたときの操作情報が該可動基板の他面側でスライド検出手段によって検出されるようになっている複合操作型入力装置において、外部回路接続用の端子群および該端子群から導出されたリードパターンが設けられ、前記ハウジングに一体化されて前記可動基板の他面側に略平行に設置された固定基板と、一端部が前記可動基板に電気的かつ機械的に接続されて他端部が前記固定基板に電気的かつ機械的に接続された変形可能な導電部材とを備え、前記スライド検出手段を前記リードパターンの一部と導通させると共に、前記回転検出手段を前記導電部材を介して前記リードパターンの他部と導通させるという構成にした。
このように構成された複合操作型入力装置は、可動基板の一面側に回転検出手段を配設して他面側(固定基板側)にスライド検出手段を配設すればよいため、平面的な大きさを抑制した小型化が図りやすい。そして、この複合操作型入力装置は、変形可能な導電部材を可動基板のスライド移動に無理なく追随させることが容易であると共に、ハウジングに一体化されている固定基板の端子群を外部回路と接続すればよいため、スライド操作に支障を及ぼす信号ケーブルを省略でき、外部回路との導通の信頼性も高めやすい。
上記の構成において、導電部材が導電性のコイルばねからなり、このコイルばねのうち固定基板と可動基板との間に存する部分が、該可動基板のスライド移動に追随して弾性変形する変形部となっていることが好ましく、こうすることによって、可動基板のスライド移動を阻害することなくコイルばねの変形部を弾性変形させることができるため、可動基板を良好にスライド移動させやすくなると共に、可動基板のスライド移動時にコイルばねが弾性変形しても切断しにくいため、導通接続の信頼性も一層高まる。
この場合において、操作体の非操作時にコイルばねの少なくとも変形部が無負荷状態になっていると、コイルばねの長寿命化が図れるため好ましい。また、可動基板に、内周面に導体層を有するスルーホールと、このスルーホールの両開口端の周縁にそれぞれ延在するランド部とを設けて、コイルばねの一端部をスルーホールに挿通して両ランド部に半田付けしておけば、コイルばねと可動基板との接続強度が高まると共に、スライド操作時にコイルばねが可動基板のエッジ部に当接しなくなるため、該コイルばねの表面が傷付く虞がなくなる。あるいは、可動基板が絶縁性樹脂基板に金属配線板を埋設して構成されると共に、この金属配線板に形成した筒状部を絶縁性樹脂基板から露出させ、コイルばねの一端部を筒状部に挿通して該筒状部と電気的かつ機械的に接続しておけば、印刷工程が不要なインサート成形加工によって可動基板を比較的容易に形成することができる。その際、可動基板の金属配線板とコイルばねとが同一種類の金属材料で形成されていると共に、コイルばねの一端部と筒状部とが溶接によって接続されていると、コイルばねと可動基板を半田付けによって導通させる場合に比べて作業性が良好になると共に、半田がコイルばねの内部に流れ込んで弾性に支障をきたすこともなくなる。
また、上記の構成において、固定基板が、端子群およびリードパターンを形成している導電性金属板の一部を絶縁性樹脂基板に埋設して構成されており、該リードパターンの一部分(他部)を、固定基板の可動基板側の一面とは反対側の他面に露出させて、該露出部分にコイルばねの他端部を電気的かつ機械的に接続しておけば、印刷工程が不要なインサート成形加工によって固定基板を比較的容易に形成できると共に、固定基板の一面でコイルばねを接続するという構成に比べてスライド操作時にコイルばねが弾性変形しやすくなって負荷を低減できる。この場合において、固定基板に設けられたリードパターンの露出部分とコイルばねの他端部との導通手段として半田付けやかしめ等を用いることも可能であるが、コイルばねと固定基板の導電性金属板とが同一種類の金属材料で形成されていると共に、コイルばねの他端部とリードパターンの露出部分とが溶接によって接続されていると、コイルばねと固定基板を導通する作業性が良好になると共に、半田がコイルばねの内部に流れ込んで弾性に支障をきたすこともなくなる。また、コイルばねの他端部が残余の部分よりも巻径が大きな大径部となっており、ハウジングの一部で固定基板の他面に対向して配置される部材が該大径部を押圧して圧縮させることによって、この大径部がリードパターンの前記露出部分に圧接されるように構成しておけば、固定基板とコイルばねとの接続に半田付けや溶接等を行う必要がなくなるため、組立作業性の向上が図れる。ただし、コイルばねの一端部と他端部の巻径が同等であってもよく、この場合はコイルばねの両端部を区別する必要がなくなるため、コイルばねの組み込み作業が容易に行える。
また、上記の構成において、操作体および回転検出手段をユニット化してなる回転型電気部品を可動基板の一面に実装し、この可動基板に設けられた配線導体を介して回転検出手段とコイルばねとを導通させておけば、回転型電気部品を差し替えるだけで種々の仕様変更に容易に対応できると共に、可動基板が容易に形成できるため好ましい。この場合において、片面に操作体を外方へ突出させる開口を有して他面に摺動突起を有すると共に可動基板を保持・固定した摺動ケースと、この摺動ケースを摺動突起を介して摺動可能に支持すると共にハウジングに一体化された支持部材とを備え、操作体のスライド操作時に摺動ケースが支持部材に対して摺動するように構成してあると、スライド移動する全ての部材、つまり回転型電気部品と可動基板および摺動ケースとを1つのユニット品として取り扱うことができるため生産管理が容易となり、かつ支持部材に対する該ユニット品の摺動抵抗を摺動突起によって抑制することができる。なお、回転型電気部品が、操作体を回転軸線方向へ押圧操作することによって動作するプッシュスイッチを内蔵していれば、さらに多機能な複合操作型入力装置となる。また、回転型電気部品が、その周縁部に複数の端子部を備えると共に、これら端子部に対応した複数のコイルばねが、操作体の回転軸線を挟んで対向する位置に分散して配設されていれば、固定基板と可動基板との間に作用するコイルばねの弾性力(反力)がバランスよく分散されるため、操作体のスライド操作時に可動基板に傾きが生じにくくなる。
本発明の複合操作型入力装置によれば、可動基板の一面側に回転検出手段を配設して他面側(固定基板側)にスライド検出手段を配設すればよいため、平面的な大きさを抑制した小型化が図りやすい。そして、この複合操作型入力装置は、変形可能な導電部材を可動基板のスライド移動に無理なく追随させることが容易であると共に、ハウジングに一体化されている固定基板の端子群を外部回路と接続すればよいため、スライド操作に支障を及ぼす信号ケーブルを省略でき、外部回路との導通の信頼性も高めやすくなる。
特に、導電部材が導電性のコイルばねからなり、このコイルばねのうち固定基板と可動基板との間に存する部分が、該可動基板のスライド移動に追随して弾性変形する変形部となっている場合には、可動基板のスライド移動を阻害することなくコイルばねの変形部を弾性変形させることができるため、可動基板を良好にスライド移動させやすくなると共に、可動基板のスライド移動時にコイルばねが弾性変形しても切断しにくいため、導通接続の信頼性も一層高まる。
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に係る複合操作型入力装置の外観斜視図、図2は該入力装置の外観平面図、図3は該入力装置を一方向から見た外観側面図、図4は該入力装置を他方向から見た外観側面図、図5は該入力装置の外観底面図、図6は該入力装置の各構成部品を斜め上方から見た外観を示す分解斜視図、図7は該入力装置の各構成部品を斜め下方から見た外観を示す分解斜視図、図8は図2のA−A線に沿う断面図、図9は図8のE部拡大図、図10は図8のF部拡大図、図11は図2のB−B線に沿う断面図、図12は図2のC−C線に沿う断面図、図13は図2のD−D線に沿う断面図、図14は該入力装置で用いられた可動ユニットの外観斜視図である。また、図15は該入力装置の可動ユニットおよび第1および第2のスライダの位置変化を示す動作説明図で、同図(a)はX方向へスライド操作した状態、同図(b)は非操作時の状態、同図(c)はY方向へスライド操作した状態を示している。また、図16は図12と同じ切断面に沿う断面図で該入力装置のスライド操作時の状態を示す動作説明図、図17は図13と同じ切断面に沿う断面図で該入力装置のスライド操作時の状態を示す動作説明図である。なお、図15では、固定基板やカバー部材を取り除いて支持部材や可動ユニットの摺動ケースを底面側から見た状態を示しており、可動基板やコイルばね等は図示省略されている。
これらの図に示す複合操作型入力装置は、底部が開放端となっているハウジング1と、ハウジング1の底部を蓋閉するように固定された支持部材2と、支持部材2の底部を蓋閉するように固定された固定基板3と、固定基板3を載置してハウジング1に固定されたカバー部材4と、摺動子5を有して固定基板3上でX方向(図1参照)へスライド移動可能な第1のスライダ6と、摺動子7を有して固定基板3上でY方向(図1参照)へスライド移動可能な第2のスライダ8と、ハウジング1に被着されて支持部材2と固定基板3およびカバー部材4を抱持するようにかしめ固定された取付板9と、ハウジング1内に収納されてX,Y方向へスライド移動可能な可動基板10と、可動基板10上に実装された回転型電気部品11と、ハウジング1内で可動基板10を保持・固定している摺動ケース12と、両端部が固定基板3と可動基板10に半田付けされた導電性のコイルばね13と、ハウジング1の天板部と摺動ケース12との間に介設された駆動ピン14および復帰ばね15と、摺動ケース12上に搭載されてハウジング1内でX方向へスライド移動可能なガイドスライダ16とによって主に構成されている。なお、本実施形態例では、コイルばね13を6個使用して駆動ピン14および復帰ばね15を2個ずつ使用しているが、これらの使用個数は適宜選択可能である。
ハウジング1は樹脂成形品であり、その天板部には環状突堤1aに囲繞された円形の中央開口1bと、環状突堤1aを介して対向する一対の位置決めボス1cとが形成されている。ハウジング1の天板部の裏面側には環状突堤1aの周囲の略等間隔な4箇所に、略円椀形状の凹所であるカム面1dと、略十字形状の凹溝であるストッパ溝1eとが交互に形成されている。また、ハウジング1の外壁下端部には略等間隔な4箇所に、支持部材2に係合させるための係合凸部1fと係合凹部1gとが交互に形成されている。
取付板9は1枚の金属板からフォーミングされており、その天板部には環状突堤1aに外嵌される円形の開口9aと、位置決めボス1cが挿入される一対の位置決め孔9bとが形成されている。取付板9の天板部の周縁からは、相対向する一対の側板部9cと4片の取付片9dが延設されて垂下している。この側板部9cには、支持部材2に係合させるための一対の係合孔9eや、内向きに折曲されて固定基板3およびカバー部材4に圧着される複数のかしめ片9fが形成されている。なお、取付片9dは、この複合操作型入力装置を図示せぬ母基板に取り付けるためのものである。
支持部材2は樹脂成形品であり、その中央部に矩形開口2aを有し、矩形開口2aの周縁に沿って枠状突堤2bが形成されている。また、枠状突堤2bの外側には矩形開口2aを挟むように楕円形の一対の逃げ孔2cが形成されており、これら逃げ孔2cを貫通して複数個のコイルばね13が配置されるようになっている。支持部材2の外壁部には略等間隔な4箇所に、係合フック2dと凹陥部2eとが交互に形成されており、ハウジング1の係合凸部1fを凹陥部2eに嵌入させて係合凹部1gに係合フック2dを嵌入させると共に、取付板9の係合孔9eに係合フック2dを嵌入させることによって、支持部材2はハウジング1と一体化される。また、支持部材2の裏面側には、枠状突堤2bを介して対向する一対の位置決め筒部2fが突設されている。
固定基板3はインサート成形加工によって形成されたものであり、端子21群およびこれら端子21群とそれぞれ一体につながった複数のリードパターン22を形成している導電性金属板20の一部を絶縁性樹脂基板19に埋設して構成されている。固定基板3の一面である天面には、所定のリードパターン22の露出部である第1の固定接点22aおよび第2の固定接点22bと、絶縁性樹脂基板19の突起部である一対の位置決めボス19aとが配設されている。これら位置決めボス19aは支持部材2の位置決め筒部2f内に嵌合して挿入されるため、固定基板3上に支持部材2を高い位置精度で載置することができる。固定基板3の他面となる底面には、複数(例えば6本)のリードパターン22の露出部である複数(例えば6個)のランド部22cと、絶縁性樹脂基板19の突起部である一対の位置決めボス19bとが配設されており、これら位置決めボス19bは後述するカバー部材4の位置決め孔4a内に挿入される。ランド部22cは絶縁性樹脂基板19の貫通孔19cの下部開口端の周縁に延在しており、各コイルばね13の他端部である下端部が貫通孔19cに挿通されて固定基板3の底面側でリードパターン22の露出部分であるランド部22cに半田付けされる。なお、図10に示すように、貫通孔19cの上部開口端の周縁は曲面状等をなした下窄まりなテーパ面となっている。また、当然のことではあるが、第1の固定接点22aおよび第2の固定接点22bは、それぞれ対応するリードパターン22と一体に同じ金属板により形成されていることから、スライド検出手段を構成するこれら固定接点22a,22bは対応するリードパターンの一部とつながって導通している。同様に、複数のランド部22cは、対応するリードパターン22とそれぞれ一体に形成されており、後述する回転型電気部品11の各端子部26とコイルばね13を介してそれぞれ導通されるものである。
カバー部材4は樹脂成形品であり、固定基板3の位置決めボス19bが挿入される一対の位置決め孔4aと、取付板9のかしめ片9fがかしめつけられる複数の凹段部4bとが形成されている。そのため、カバー部材4は固定基板3を高い位置精度で載置することができると共に、取付板9によってハウジング1と支持部材2および固定基板3を一体化することができる。カバー部材4には固定基板3の複数のランド部22cと対向する一対の凹溝4cが形成されており、この凹溝4cによってコイルばね13の下端部との干渉を回避している。また、カバー部材4の底面の中央部には、前記母基板に嵌入される取付突起4dが突設されている。なお、ハウジング1と支持部材2と固定基板3およびカバー部材4の外形は、平面視形状が略同等である。
第1のスライダ6と第2のスライダ8にはそれぞれY方向とX方向に延びる長孔6a,8aが形成されており、これら長孔6a,8aに摺動ケース12の後述する駆動突起28aが摺動可能に挿入される。各スライダ6,8の底面の一側部にはそれぞれ可動接点である摺動子5,7をかしめ固定するかしめ突起6b,8bが形成されている。また、各スライダ6,8の天面にはそれぞれ支持部材2の枠状突堤2bに摺接するガイドレール6c,8cが形成されている。そのため、枠状突堤2bの対向する内側面に一対のガイドレール6cが案内されて第1のスライダ6はX方向へ円滑にスライド移動可能であり、同様に、枠状突堤2bの他の対向する内側面に一対のガイドレール8cが案内されて第2のスライダ8はY方向へ円滑にスライド移動可能である。つまり、第1および第2のスライダ6,8は、互いに直交する方向へスライド移動可能な機構を構成している。そして、摺動ケース12がスライド移動すると駆動突起28aが第1のスライダ6や第2のスライダ8を駆動するため、摺動ケース12のスライド移動方向に応じて第1のスライダ6または第2のスライダ8がX方向またはY方向へスライド移動し、それに伴って摺動子5または摺動子7が第1の固定接点22aまたは第2の固定接点22bに対して摺動するようになっている。なお、本実施形態例では、駆動突起28aによって駆動されるスライダ6,8と、各スライダ6,8に設けられた可動接点としての各摺動子5,7と、各摺動子5,7が摺動してそれぞれ接離する各固定接点22a,22bとによって、スライド検出手段が構成されている。
可動基板10は、ランド部10a,10bや配線パターン10cやスルーホール10d等が形成されたスルーホール両面プリント基板である。可動基板10の中央部とその近傍には、回転型電気部品11の後述する筐体部23の取付突起23aが嵌入される形状の異なる一対の取付孔10eが形成されている。可動基板10の両面に形成された各ランド部10aは、内周面に導体層を有するスルーホール10dの上部開口端と下部開口端の周縁にそれぞれ延在しており、各コイルばね13の一端部である上端部がスルーホール10dに挿通されて可動基板10の天面側と底面側のランド部10aに半田付けされる(図9参照)。なお、図9および図10において、コイルばね13を半田付けして取り付けた際の半田をドット(点々)で表している。可動基板10の一面である天面に形成された複数のランド部10bには、回転型電気部品11の複数の端子部26が半田付けされる。対応するランド部10a,10bどうしは可動基板10の他面(底面)に形成された配線導体である配線パターン10cを介して導通されている。この可動基板10は、後述する可動ユニット30の構成要素として摺動ケース12に保持・固定され、X,Y方向へのスライド移動が可能な状態でハウジング1内に収納される。なお、このスライド移動方向は可動基板10の基板面に沿う方向であり、可動ユニット30の構成要素である操作体18の回転軸線と本実施形態例では、直交状態で交差する方向でもある。
回転型電気部品11は、操作体18と、操作体18を回転可能かつ昇降可能に保持する筐体部23と、筐体部23に内蔵された回転検出手段であるロータリエンコーダ部24およびプッシュスイッチ部25と、インサート成形加工によって筐体部23と一体に形成された複数の端子部26とを備えて構成されるユニット品である。操作体18は中央開口1bや開口9aを貫通してハウジング1の上方へ突出しており、この操作体18と筐体部23の上端部を除いて回転型電気部品11はハウジング1内に収納されている。そして、各端子部26を対応するランド部10bに半田付けすることによって、回転型電気部品11が可動基板10上に実装されて、操作体18は可動基板10に対して直立姿勢をした立設姿勢で回転可能かつ押下可能に支持される。なお、各端子部26は回転型電気部品11の周縁部に略対称に配設されているため、回転型電気部品11を介して可動基板10に作用する操作力がバランスよく分散されて、操作時に可動基板10に傾きが生じにくくなっている。また、筐体部23の底面には形状の異なる一対の取付突起23aが突設されており、これら取付突起23aは可動基板10の取付孔10eや後述する下ケース28の取付孔28dに挿入される。
摺動ケース12は樹脂成形品である上ケース27および下ケース28を箱形に組み合わせて構成される。上ケース27には、操作体18を上方へ突出させる開口27aと、下ケース28の起立部28cにスナップ結合される一対の係止部27bとが形成されている。また、上ケース27の四隅には、ハウジング1のストッパ溝1eに摺動可能に挿入される先端が球面状のガイドボス27cと、駆動ピン14および復帰ばね15が配置される円柱状の凹所27dとが交互に形成されている。一方、下ケース28には、底面の中央部から下方へ突出して第1および第2のスライダ6,8の長孔6a,8aに挿入される駆動突起28aと、底面の四隅で半球状に膨出する摺動突起28bと、上ケース27の係止部27bにスナップ結合される一対の起立部28cと、回転型電気部品11の筐体部23の取付突起23aが嵌入される形状の異なる一対の取付孔28dと、コイルばね13との干渉を回避するための一対の切欠き部28eとが形成されている。そして、回転型電気部品11を実装した可動基板10を下ケース28上に搭載した後、開口27aに操作体18を貫通させた上ケース27を可動基板10上に搭載して下ケース28とスナップ結合させることにより、可動基板10が上ケース27と下ケース28との間に挟持されて、可動基板10および回転型電気部品11を摺動ケース12で保持してユニット化した可動ユニット30(図14参照)が得られる。摺動ケース12が底面の四隅の摺動突起28bを介して支持部材2上に摺動可能に搭載されるため、この可動ユニット30は摺動抵抗が小さく、ハウジング1に対して円滑にX,Y方向へスライド移動させることができる。ここで、摺動突起28bは下ケース28に設けたもので説明したが、摺動ケース12を構成する上ケース27側の四隅にこの摺動突起28bを設けてもよい。なお、ハウジング1内において摺動ケース12上には後述するガイドスライダ16が搭載されて、可動ユニット30のスライド移動を案内するようになっている。また、略十字形状の凹溝であるストッパ溝1eにガイドボス27cが摺動可能に挿入されているため、可動ユニット30がX方向やY方向へ所定量スライド移動すると、ガイドボス27cがストッパ溝1eの奥壁に当接して、さらなるスライド移動が規制されるようになっている。また、ストッパ溝1eとガイドボス27cとによって、可動基板10を含む可動ユニット30のスライド移動方向がX方向とY方向に制限されており、この4方向以外のスライド移動ができないものとなっている。
導電部材であるコイルばね13は弾性を有するリン青銅の線材にニッケル下地層の銀メッキを施したものである。このコイルばね13は、一端部である上端部が可動基板10のスルーホール10dに挿通されてランド部10aに半田付けされ、他端部である下端部が固定基板3の貫通孔19cに挿通されてランド部22cに半田付けされる。そのため、回転型電気部品11のロータリエンコーダ部24やプッシュスイッチ部25で検出された信号が、ランド部10aおよびコイルばね13を介して固定基板3のランド部22cへ送出されて端子21から外部回路へ取り出せるようになっている。このコイルばね13は両端部を含めて巻径がほぼ一定であり、コイルばね13のうち固定基板3と可動基板10との間に存する部分が、可動基板10のスライド移動に追随して弾性変形する変形部13aとなっている。また、図8に示すように、このコイルばね13は操作体18の非操作時に無負荷状態となっており、直立姿勢で可動基板10と固定基板3との間を電気的および機械的に接続している。なお、本実施形態例では、可動基板10の一側部と他側部にコイルばね13を3本ずつ、線対称な位置関係で取り付けている。すなわち、回転型電気部品11の各端子部26にそれぞれ対応した複数のコイルばね13が、操作体18の回転軸線を挟んで対向する位置に分散状態で配設されたものとなっている。これにより、操作体18のスライド操作時に、固定基板3と可動基板10との間に作用するコイルばね13の弾性力(反力)がバランスよく分散されるため、操作時に可動基板10を固定基板3に対して平行移動できて、可動基板10に傾きが生じにくいものとすることができる。
駆動ピン14は復帰ばね15によって上方へ弾性付勢されているため、この駆動ピン14の球面状の先端面はハウジング1のカム面1dに弾接している。したがって、図12に示すように、操作体18の非操作時には、駆動ピン14の先端部がカム面1dの最奥部に入り込んで安定的に保持されており、よって可動ユニット30はガタのない状態で所定位置に保持されている。また、操作体18のスライド操作によって可動ユニット30がスライド移動したときには、図16に示すように、復帰ばね15を圧縮させながら駆動ピン14の先端部がカム面1dの最奥部から外れるため、このスライド操作力が取り除かれると復帰ばね15の弾発力で駆動ピン14の先端部がカム面1dの最奥部まで押し戻され、よって可動ユニット30は図12に示す元の位置へ自動復帰するようになっている。
ガイドスライダ16は平面視略長方形状をした樹脂成形品であり、ハウジング1の中央開口1bと対向する長孔16aが形成されている。このガイドスライダ16は摺動ケース12上に摺動可能に搭載され、長孔16aに回転型電気部品11の筐体部23がY方向へのみスライド移動可能な状態で挿通される。また、ガイドスライダ16の長手方向における両端部は、それぞれ固定基板3側である下方側に曲がったL字状の曲げ部16bとなっており、これら一対の曲げ部16bには、外方へ突出した突起16cが形成されている。そして、一対の曲げ部16bに設けられた各突起16cがハウジング1の対向する平行な一対の内壁面にそれぞれ案内されて、ガイドスライダ16はX方向へ円滑にスライド移動できるようになっている。したがって、可動ユニット30がX方向へスライド移動するときには、ガイドスライダ16も一体的にスライド移動して、操作体18のガタが抑制される。また、可動ユニット30がY方向へスライド移動するときには、摺動ケース12がガイドスライダ16に対して摺動するが、長孔16aの互いに平行に延びる内壁面によって筐体部23の移動が案内されるため、操作体18のガタが抑制される。
次に、このように構成された複合操作型入力装置の動作について説明する。まず、スライド操作時の動作について説明すると、操作体18の非操作時には、図15(b)に示すように、下ケース28の駆動突起28aが支持部材2の矩形開口2aの中央部を貫通して各長孔6a,8aに挿入されており、よって第1のスライダ6はX方向の中央に位置し第2のスライダ8はY方向の中央に位置している。この状態で操作体18がX方向へスライド操作されると、駆動突起28aが長孔6aの一側部を同方向へ押し込むため、図15(a)に示すように、第1のスライダ6が可動ユニット30に追動してX方向へスライド移動する。そのため、固定基板3上の第1の固定接点22aに対する摺動子5の接触位置(接触状態)が変化して接点切換え信号が検出され、その検出信号を所定の端子21から取り出すことができる。ただし、駆動突起28aは長孔8aに沿ってX方向へ移動するため、第2のスライダ8の位置は変化せず、よって摺動子7と第2の固定接点22bの相対位置は変化しない。
同様に、図15(b)に示す状態で操作体18がY方向へスライド操作されたときには、駆動突起28aが長孔8aの一側部を同方向へ押し込むため、図15(c)に示すように、第2のスライダ8が可動ユニット30に追動してY方向へスライド移動し、それに伴い第2の固定接点22bに対する摺動子7の接触位置(接触状態)が変化して接点切換え信号が検出され、その検出信号を所定の端子21から取り出すことができる。このとき、駆動突起28aは長孔6aに沿ってY方向へ移動するため、第1のスライダ6の位置は変化しない。
また、こうして可動ユニット30がX方向またはY方向へスライド移動すると、上下両端部が可動基板10と固定基板3に半田付けされている各コイルばね13にもスライド操作力が作用するが、図17に示すように、各コイルばね13は両基板3,10間の変形部13aが弾性変形するため、上下両端部(半田付け部)にはさほど負荷が掛からず、よって各コイルばね13を可動基板10のスライド移動に無理なく追動させることができる。
なお、可動ユニット30がX方向またはY方向へスライド移動すると、前述したように復帰ばね15を圧縮させながら駆動ピン14の先端部がカム面1dの最奥部から外れるため(図16参照)、スライド操作力が取り除かれると、復帰ばね15の弾発力で駆動ピン14の先端部がカム面1dの最奥部まで押し戻されて、可動ユニット30は元の位置へ自動復帰する。
次に、回転操作時の動作について説明する。操作体18を有する回転型電気部品11は可動基板10上に実装されており、操作体18を回転操作すると、その回転量や回転方向が回転型電気部品11に内蔵されているロータリエンコーダ部24によって検出される。この検出信号は回転型電気部品11の所定の端子部26を介して可動基板10の対応するランド部10aへ送出されるため、このランド部10aに半田付けされている導電性のコイルばね13を介して、回転操作時の検出信号を固定基板3の所定の端子21から取り出すことができる。
次に、押下操作時の動作について説明すると、操作体18の押下操作は回転型電気部品11に内蔵されているプッシュスイッチ部25によって検出される。この検出信号は回転型電気部品11の所定の端子部26を介して可動基板10の対応するランド部10aへ送出されるため、このランド部10aに半田付けされている導電性のコイルばね13を介して、押下操作時の検出信号を固定基板3の所定の端子21から取り出すことができる。
以上説明したように本実施形態例に係る複合操作型入力装置は、回転操作時や押下操作時には可動基板10上に実装されている回転型電気部品11によって回転操作情報や押下操作情報が検出され、その検出信号が導電性のコイルばね13を介して固定基板3の端子21から取り出せるようになっており、かつ、スライド操作時には回転型電気部品11および可動基板10が一体的にスライド移動して第1および第2のスライダ6,8の位置を変化させることによりスライド操作情報が検出され、その検出信号が固定基板3の別の端子21から取り出せるようになっている。このように可動基板10の天面側に回転検出手段や押下検出手段を配設して底面側にスライド検出手段を配設するという構成にしてあると、複合操作型入力装置の平面的な大きさを抑制した小型化が図りやすい。
また、この複合操作型入力装置は、可動基板10のスライド移動に金属線材からなる導電性のコイルばね13を無理なく追随させることができると共に、ハウジング1に一体化されている固定基板3の端子21群をプリント配線基板等の母基板側の外部回路に接続することができるため、スライド操作に支障を及ぼす信号ケーブルを省略でき、外部回路との導通の信頼性も高めやすい。しかも、各コイルばね13は操作体18の非操作時には無負荷状態であって、スライド操作時に変形部13aが弾性変形するように組み込まれているため、負荷の少ない状態で各コイルばね13を使用することができ、その長寿命化が図りやすくなっている。なお、コイルばね13は両端部を含めて巻径がほぼ一定なので、両端部を区別することなく組み込み作業が容易に行えるという利点もある。
また、本実施形態例に係る複合操作型入力装置では、各コイルばね13の上端部をスルーホール10dに挿通して可動基板10の天面側と底面側のランド部10aに半田付けしているので、各コイルばね13と可動基板10との接続強度が高まっていると共に、スライド操作時にコイルばね13が可動基板10のエッジ部に当接する虞がなく、それゆえコイルばね13の表面のメッキ層が可動基板10に当接して傷付く危険性がほとんどない。しかも、この複合操作型入力装置は、各コイルばね13の下端部を貫通孔19cに挿通して固定基板3の底面側でランド部22cに半田付けしているので、変形部13aを長く設定できてスライド操作時にコイルばね13が弾性変形しやすく、それゆえ負荷のさらなる低減を期待できる。なお、図10に示すように、貫通孔19cの上部開口端の周縁は下窄まりなテーパ面となっているため、スライド操作時にコイルばね13が固定基板3のエッジ部に当接して傷付く危険性は少ない。
また、本実施形態例に係る複合操作型入力装置では、回転操作と押下操作とが行える回転型電気部品11を可動基板10上に実装して摺動ケース12で保持することによって、可動ユニット30を構成しているため、スライド移動するほとんど全ての部材をユニット品として取り扱うことができて生産管理が容易となる。しかも、この複合操作型入力装置は、回転型電気部品11を差し替えるだけで種々の仕様変更に容易に対応できるという利点もある。例えば、回転型電気部品11として、抵抗値の変化で回転操作情報を検出する可変抵抗器を内蔵したものを用いたり、プッシュスイッチを省略した構成のものを用いてもよい。
なお、上記の第1実施形態例では、スライド操作時に可動基板10等が、略十字形状のストッパ溝1eとガイドボス27cとによって、4方向へスライド移動可能な構成になっているが、例えばガイドボス27cを省略して、さらに多方向へスライド移動できる構成にすることも可能である。また、上記の第1実施形態例では、可動基板10および固定基板3に電気的かつ機械的に接続される変形可能な導電部材として導電性のコイルばね13を用いているが、導電ゴム等で代用することも可能である。
図18は本発明の第2実施形態例に係る複合操作型入力装置の要部断面図、図19は図18に示すコイルばねの外観斜視図であって、図1〜図17と対応する部分には同一符号が付してあるため、重複する説明は省略する。
図18に要部を示す複合操作型入力装置は、導電性のコイルばね13の形状が図19に示すように巻径が均一でなく、その下端部が残余の部分よりも巻径が大きな大径部13bとなっており、この大径部13bがカバー部材4に押圧されて固定基板3のランド部22cに圧接されている点が前述した第1実施形態例と異なっている。すなわち、この大径部13bは、固定基板3のランド部22cとカバー部材4との間で圧縮されているため、自身の弾発力でランド部22cに圧接している。それゆえ、固定基板3とコイルばね13との接続に半田付けや溶接等を行う必要がなくなって、組立作業性が向上する。なお、図18に示すように、コイルばね13の上端部は前記第1実施形態例と同様に可動基板10の天面側と底面側のランド部に半田付けされている。
図20は本発明の第3実施形態例に係る複合操作型入力装置の要部断面図であって、図1〜図17と対応する部分には同一符号が付してあるため、重複する説明は省略する。
図20に要部を示す複合操作型入力装置は、可動基板31がスルーホール両面プリント基板ではなく、筒状部32aを有する金属配線板32を絶縁性樹脂基板33に埋設して構成されたインサート成形基板であり、この筒状部32aにコイルばね13の一端部を挿通して両者13,32aをレーザ溶接した点が前述した第1実施形態例と大きく異なっている。金属配線板32は、回転型電気部品11とコイルばね13とを導通させる配線導体として機能するものであり、その大部分は絶縁性樹脂基板33の内部に埋設されているが、回転型電気部品11の端子部26が半田付けされるランド部(図示省略)や筒状部32aは絶縁性樹脂基板33の上面から露出している。また、金属配線板32はコイルばね13と同一種類の金属材料、すなわち、リン青銅を母材とする弾性金属板にニッケル下地層の銀メッキを施したものからなり、筒状部32aはこの弾性金属板にバーリング加工を施すことによって円筒形状に形成されている。そして、コイルばね13の上端部を筒状部32aに挿通させ、この状態でコイルばね13と筒状部32aの接触部位にレーザ光を照射することにより、コイルばね13と筒状部32aとが溶融・凝固して接合される。
このように構成された可動基板31を使用した場合、高価なスルーホール両面プリント基板が不要となるため、その分、装置全体のコストを抑制することができる。また、レーザ溶接は半田付けに比べて作業性が良好であり、半田がコイルばね13の内部に流れ込んで弾性に支障をきたすこともなくなる。さらに、筒状部32aを有する金属配線板32とコイルばね13とが同一種類の金属材料で形成されているため、コイルばね13と筒状部32aの接触部位をレーザ溶接によって簡単かつ確実に接合することができる。なお、コイルばね13と筒状部32aとをレーザ溶接で接合する代わりに、アーク溶接やスポット溶接等の他の溶接によって接合することも可能である。また、筒状部32aは断面円形状をなした円筒形状のものである必要はなく、一部が切り欠かれた断面C字形状のものや断面多角形状あるいは、その他の形状のものでも構わない。
また、この第3実施形態例に係る複合操作型入力装置では、可動基板31として金属配線板32を絶縁性樹脂基板33に埋設したインサート成形基板が使用されているため、前記第1実施形態例で用いられていた下ケース28の機能を可動基板31の絶縁性樹脂基板33に負担させることができ、その場合は下ケース28の駆動突起28aや摺動突起28bを絶縁性樹脂基板33に形成すればよい。
なお、上記した第1および第3実施形態例においては、コイルばね13の他端部を固定基板3に設けたリードパターン22の露出部分であるランド部22cに半田付けするものであるが、半田付けに代えて溶接により両者を接続してもよい。すなわち、上記第3実施形態例の可動基板31と同様に、固定基板3にインサート成形加工によって埋設された導電性金属板20をコイルばね13と同一種類の例えばリン青銅を母材とした金属材料で形成する。そして、この導電性金属板20からなるリードパターン22が絶縁性樹脂基板19から露出する露出部分に、例えば円筒状の円筒部からなる貫通部を設け、この貫通部にコイルばね13の他端部を挿通させ、この状態でコイルばね13と貫通部との接触部位にレーザ光等を照射することにより両者を溶接により接続することも可能である。また、コイルばね13と固定基板3や可動基板3,31との接続を半田付けや溶接以外の適宜手段、例えば圧入やかしめ等によって行うことも可能である。
また、上記した各実施形態例では、スライド検出手段として、一対のスライダ6,8に設けられた可動接点としての各摺動子5,7と、各摺動子5,7が接離する各固定接点22a,22bとを用いているが、これら摺動子5,7や固定接点22a,22bに代えて、固定基板3に実装された一対の個別の切換えスイッチやGMRセンサを用いた磁気式(非接触式)の検出手段等を用いることも可能である。
本発明の第1実施形態例に係る複合操作型入力装置の外観斜視図である。 該入力装置の外観平面図である。 該入力装置を一方向から見た外観側面図である。 該入力装置を他方向から見た外観側面図である。 該入力装置の外観底面図である。 該入力装置の各構成部品を斜め上方から見た外観を示す分解斜視図である。 該入力装置の各構成部品を斜め下方から見た外観を示す分解斜視図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図8のE部拡大図である。 図8のF部拡大図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 図2のC−C線に沿う断面図である。 図2のD−D線に沿う断面図である。 該入力装置で用いられた可動ユニットの外観斜視図である。 該入力装置の可動ユニットおよび第1および第2のスライダの位置変化を示す動作説明図である。 図12と同じ切断面に沿う断面図で該入力装置のスライド操作時の状態を示す動作説明図である。 図13と同じ切断面に沿う断面図で該入力装置のスライド操作時の状態を示す動作説明図である。 本発明の第2実施形態例に係る複合操作型入力装置の要部断面図である。 図18に示すコイルばねの外観斜視図である。 本発明の第3実施形態例に係る複合操作型入力装置の要部断面図である。
符号の説明
1 ハウジング
1a 環状突堤
1d カム面
2 支持部材
3 固定基板
4 カバー部材
5,7 摺動子(スライド検出手段)
6,8 スライダ(スライド検出手段)
9 取付板
10 可動基板
10a,10b ランド部
10c 配線パターン
10d スルーホール
11 回転型電気部品
12 摺動ケース
13 コイルばね(導電部材)
13a 変形部
13b 大径部
14 駆動ピン
15 復帰ばね
16 ガイドスライダ
18 操作体
19 絶縁性樹脂基板
19c 貫通孔
20 導電性金属板
21 端子
22 リードパターン
22a,22b 固定接点(スライド検出手段)
22c ランド部(露出部分)
24 ロータリエンコーダ部(回転検出手段)
25 プッシュスイッチ部
27 上ケース(摺動ケース)
27a 開口
28 下ケース(摺動ケース)
28a 駆動突起
28b 摺動突起
30 可動ユニット
31 可動基板
32 金属配線板
32a 筒状部
33 絶縁性樹脂基板

Claims (15)

  1. 可動基板の一面に操作体が立設姿勢で回転可能に支持されていると共に、前記可動基板がハウジング内で前記操作体の回転軸線と交差する方向へスライド移動可能に支持されており、前記操作体を前記可動基板に対して回転させたときの操作情報が該可動基板の一面側で回転検出手段によって検出され、かつ前記操作体を前記可動基板と一体的にスライド移動させたときの操作情報が該可動基板の他面側でスライド検出手段によって検出されるようになっている複合操作型入力装置であって、
    外部回路接続用の端子群および該端子群から導出されたリードパターンが設けられ、前記ハウジングに一体化されて前記可動基板の他面側に略平行に設置された固定基板と、一端部が前記可動基板に電気的かつ機械的に接続されて他端部が前記固定基板に電気的かつ機械的に接続された変形可能な導電部材とを備え、前記スライド検出手段を前記リードパターンの一部と導通させると共に、前記回転検出手段を前記導電部材を介して前記リードパターンの他部と導通させたことを特徴とする複合操作型入力装置。
  2. 請求項1の記載において、前記導電部材が導電性のコイルばねからなり、このコイルばねのうち前記固定基板と前記可動基板との間に存する部分が、該可動基板のスライド移動に追随して弾性変形する変形部となっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  3. 請求項2の記載において、前記操作体の非操作時に前記コイルばねの少なくとも前記変形部が無負荷状態となっていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  4. 請求項2または3の記載において、前記可動基板に、内周面に導体層を有するスルーホールと、このスルーホールの両開口端の周縁にそれぞれ延在するランド部とを設け、前記コイルばねの一端部を前記スルーホールに挿通して前記両ランド部に半田付けしたことを特徴とする複合操作型入力装置。
  5. 請求項2または3の記載において、前記可動基板が絶縁性樹脂基板に金属配線板を埋設して構成されると共に、前記金属配線板に形成した筒状部を前記絶縁性樹脂基板から露出させ、前記コイルばねの一端部を前記筒状部に挿通して該筒状部と電気的かつ機械的に接続したことを特徴とする複合操作型入力装置。
  6. 請求項5の記載において、前記可動基板の前記金属配線板と前記コイルばねとが同一種類の金属材料で形成されていると共に、前記コイルばねの一端部と前記筒状部とが溶接によって接続されていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項の記載において、前記固定基板が、前記端子群および前記リードパターンを形成している導電性金属板の一部を絶縁性樹脂基板に埋設して構成されており、前記リードパターンの前記他部を、前記固定基板の前記可動基板側の一面とは反対側の他面に露出させて、該露出部分に前記コイルばねの他端部を電気的かつ機械的に接続したことを特徴とする複合操作型入力装置。
  8. 請求項7の記載において、前記コイルばねと前記固定基板の前記導電性金属板とが同一種類の金属材料で形成されていると共に、前記コイルばねの他端部と前記リードパターンの前記露出部分とが溶接によって接続されていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  9. 請求項7の記載において、前記コイルばねの他端部は残余の部分よりも巻径が大きな大径部となっており、前記ハウジングの一部で前記固定基板の他面に対向して配置される部材が前記大径部を押圧して圧縮させることによって、この大径部が前記リードパターンの前記露出部分に圧接されていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  10. 請求項2〜8のいずれか1項の記載において、前記コイルばねの一端部と他端部の巻径が同等であることを特徴とする複合操作型入力装置。
  11. 請求項2〜10のいずれか1項の記載において、前記操作体および前記回転検出手段をユニット化してなる回転型電気部品を前記可動基板の一面に実装し、この可動基板に設けられた配線導体を介して前記回転検出手段と前記コイルばねとを導通させたことを特徴とする複合操作型入力装置。
  12. 請求項11の記載において、片面に前記操作体を外方へ突出させる開口を有し他面に摺動突起を有すると共に前記可動基板を保持・固定した摺動ケースと、この摺動ケースを前記摺動突起を介して摺動可能に支持すると共に前記ハウジングに一体化された支持部材とを備え、前記操作体のスライド操作時に前記摺動ケースが前記支持部材に対して摺動するように構成したことを特徴とする複合操作型入力装置。
  13. 請求項11または12の記載において、前記回転型電気部品が、前記操作体を回転軸線方向へ押圧操作することによって動作するプッシュスイッチを内蔵していることを特徴とする複合操作型入力装置。
  14. 請求項11〜13のいずれか1項の記載において、前記回転型電気部品が、その周縁部に複数の端子部を備えると共に、これら端子部に対応した複数の前記コイルばねが、前記操作体の回転軸線を挟んで対向する位置に分散して配設されていることを特徴とする複合操作型入力装置。
  15. 請求項1〜6のいずれか1項の記載において、前記固定基板が、前記端子群および前記リードパターンを形成している導電性金属板の一部を絶縁性樹脂基板に埋設して構成されており、前記リードパターンの一部を固定接点として前記固定基板の一面に露出させていると共に、前記スライド検出手段に前記固定接点と接離する可動接点を設け、この可動接点が前記操作体および前記可動基板と一体的にスライド移動するように構成したことを特徴とする複合操作型入力装置。
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