JPH04111128U - 多方向傾動操作ノブの支持構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品数が少なくかつ構造が簡単な多方向傾動
操作ノブの支持構造を提供する。 【構成】 受部１は、断面が凹状の球面部１ａと、この
球面部１ａのほぼ中心位置に架橋したピン４を有する。
係合子５は、上記受部１に支持する。係合子５は、ピン
４にあてた状態で接触する凸部５ａが有る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、多方向傾動操作ノブの支持構造の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、多方向傾動操作ノブは例えば、実開昭５６―１４１３３８号公報に開示 しているようにユニバーサルジョイント構造によって支持したものが有った。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した従来の支持構造にあっては部品数が多く、構造が複雑 であるという欠点を有していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、部品数が少なくかつ構造が簡単な多方向傾動操作ノブの支持構造 を提供することを目的とするものである。 そのために、この考案の多方向傾動操作ノブの支持構造は、断面凹状の球面部 を有しかつ該球面部の略中心位置に架橋したピンを有する受部と、該受部で滑動 自在に支持するとともに前記ピンの前記球面部に面した側に当接する凸部を有し かつ操作ノブに設けた係合子とを具備する。

【０００５】

【実施例】

図１はこの考案の好適な実施例を示した分解斜視図、図２は図１に示す矢視Ａ ―Ａ線方向の要部断面図である。 同図に於いて、１は受部である。該受部１は、規制部２とともに内ケース３に 一体的に形成しており、断面凹状の球面部１ａを有する。更に該受部１は、前記 球面部１ａの略中心位置にピン４を架橋して有する。該ピン４は、スプリングピ ンから成る。 上記受部１は、係合子５の先端５ｃを滑動自在に支持している。 該係合子５は、前記ピン４の前記球面部１ａに面した側４ａに当接する凸部５ ａを有する。凸部５ａは、孔５ｂの通路内に設けたものである。 上記係合子５は、上部に基板６と操作ノブ７を固着している。 基板６は、発光ダイオード８を半田付けした導電路６ａを有する。導電路６ａ は、スルーホール部６ｂを介して裏面の導電路６ｃに電気的接続を行なっている 。 該導電路６ｃは、スプリング９を介して極盤１０の導電路１０ａに接続してお り、導電路１０ａから発光ダイオード８に給電を行なっている。 また操作ノブ７は、透光性の例えばアクリル樹脂によって成形したものであり 、表面に不透明な塗料によって形象７ａを白抜き印刷している。該操作ノブ７は 、前記規制部２によって規制を受ける軸７ｂを両端に有する。

【０００６】 上記構成に於いて、操作ノブ７を図１に示す矢印Ｂ、Ｃ方向に操作すると、係 合子５は図２に仮想線で示すごとく凸部５ａを支点として操作ノブ７の操作方向 に揺動する。このとき係合子５の先端５ｃは、受部１の球面部１ａ上を滑動する 。 また操作ノブ７を図１に示す矢印Ｄ、Ｅ方向に操作すると、係合子５はピン４ の円周方向に揺動する。このときも前記同様に係合子５の先端５ｃは、受部１の 球面部１ａ上を滑動する。

【０００７】

【考案の効果】

この考案は、叙上の構成作用を具備するので、多方向傾動操作ノブの支持構造 を部品数が少なくかつ簡単な構成によって達成することができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の好適な実施例を示した分解斜視図で
ある。

【図２】図１に示す矢視Ａ―Ａ線方向の要部断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 受部 １ａ 球面部 ４ ピン ５ 係合子 ５ａ 凸部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 断面凹状の球面部を有しかつ該球面部の
   略中心位置に架橋したピンを有する受部と、該受部で滑
   動自在に支持するとともに前記ピンの前記球面部に面し
   た側に当接する凸部を有しかつ操作ノブに設けた係合子
   と、を具備したことを特徴とする多方向傾動操作ノブの
   支持構造。