JP2009174851A - 空調機監視システム、および空調機監視方法 - Google Patents

空調機監視システム、および空調機監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の空調機における連携制御を実現することのできる、空調機監視システムを提供する。
【解決手段】あるゾーン(空調が行なわれるコンピュータルームなど)に複数の空調機11〜11nと情報処理装置2〜2nが設備されている場合に、それらを、ネットワーク配線1により監視・制御用装置100に通信接続し、SNMPにより統合監視を行なうと共に、空調機11〜11nの連携制御を行う。例えば、一部の空調機が停止(故障や手動操作などにより停止)した場合や、一部の空調機に冷却能力不足が生じた場合には、他の空調機の冷却能力をアップして補完するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置や情報処理装置等、発熱密度の比較的大きい機器(PC、サーバ、ルータ、ネットワークハブ、データストレージ、データバックアップ機器等)、それらを冷却する空調機、それらを収容する、いわゆるコンピュータルーム、IDC(インターネット・データセンタ)、通信機械室等における、空調機監視システム、および空調機監視方法に関する。
通信装置や情報処理装置等(PC、サーバ、ルータ、ネットワークハブ、データストレージ、データバックアップ機器等)は、いわゆるコンピュータルーム、IDC(インターネット・データセンタ)、通信機械室等に収容されている。
この場合、発熱密度の比較的大きい機器が含まれているため、それらを冷却する空調機が設置され、通信装置や情報処理装置等が無理なく安定して動作するように配慮されている。
また、この場合、現状では、図15の従来の空調機と情報処理装置等の監視状態を説明するための図に示されるように、通信装置や情報処理装置等はラック3に収容され、ラック列4を配置してシステムが構成されている。これらの通信装置や情報処理装置は、主にEthernet(登録商標)等のネットワーク配線1で接続されている。また、通信装置や情報処理装置等はSNMP(Simple Network Management Protocol)等で監視されている。
一方、空調機11〜15は(上記とは別に)独自系統にて空調機監視ケーブル21で接続され、別個に独立して監視されている。
このように、従来は、通信装置や情報処理装置等と空調機とが、それぞれ別個に監視、運用されており、両者を連携させ、積極的な能力補完を目指した空調の連携制御は行われていなかった。このため、従来は、個別の空調機の温度設定等により成り行きで運用しており、経験や勘を基に、空調機の温度設定のマージンを大きく取って運用しており、無駄なエネルギーを消費することも多かった。
また、空調機から出力される運転データを所定のサンプリングタイムで取得すると、その運転データに基づいて空調機の運転状態が正常か否かを推定して、各運転データ毎に所定時間内に含まれる複数サンプリングデータを処理して得られるデータを特徴量データとして纏めてデータセットとすると共に、順次取得した複数データセットから基準空間を構築した後、取得したデータセットが基準空間に対し正常であるか否かをマハラノビスの距離を用いて判定する空調運転監視システム、異常検出方法および異常検出装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、この空調運転監視システムは、現地空調システムの運転状態に基づいて基準空間を作成することで、異常状態を種類によらず幅広く推定し、早期異常検出が可能となるため、その報知を受けた監視者が素早く対応するためのものであった。
特開2004-232968号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、以下に示す点を目的とした空調機監視システム、および空調機監視方法を提供することにある。
(1)複数の空調機における連携制御、複数の空調機と各情報処理装置との連携制御を可能にする
(2)空調機の補完運転を確実にする
(3)無駄なエネルギー消費を低減する
(4)連携制御を行う監視・制御ソフトウェアのマンマシンインターフェイスを実現する
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の空調機監視システムは、複数の空調機を配置して、ゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、前記各空調機の運転状態およびゾーン内の所定の場所の温度情報を収集して監視する空調機状態監視手段と、前記空調機状態監視手段により、特定の場所の温度を高いと判定した場合に、該特定の場所に応じた1つまたは複数の空調機の冷却能力を増加させるように補完制御する空調機制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の空調機監視システムは、複数の空調機を配置して、ゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、前記各空調機の運転状態およびゾーン内の所定の場所の温度情報を収集して監視する空調機状態監視手段と、前記空調機状態監視手段により、前記空調機の一部が停止したと判定された場合、または、複数の空調機のうちの一部の空調機が冷却能力不足と判定された場合に、他の空調機の冷却能力を増加させるように補完制御する空調機制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の空調機監視システムは、前記各空調機の冷凍サイクルの高圧側圧力の計測値を収集する高圧側圧力情報収集手段と、前記高圧側圧力情報収集手段により収集した各空調機の高圧側圧力の計測値を監視する高圧側圧力監視手段と、前記各空調機毎に高圧側圧力が所定の閾値を越えたか否かを判定する高圧側圧力判定手段と、前記高圧側圧力情報収集手段により収集した各空調機の高圧側圧力の計測値を基に、一定時間後の各空調機の高圧側圧力を予測する高圧側圧力予測手段と、前記各空調機毎に前記高圧側圧力予測手段により予測された一定時間後の高圧側圧力が所定の閾値を超えるか否かを判定する予測高圧側圧力判定手段と、前記高圧側圧力判定手段により、いずれかの空調機の高圧側圧力が所定の閾値を超えたと判定した場合、および前記予測高圧側圧力判定手段により、いずれかの空調機の高圧側圧力が一定時間後に所定の閾値を超えると判定した場合に、他の空調機の冷却能力を増加させるように制御する高圧側圧力低減制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の空調機監視システムは、ある空調機の冷却能力が失われた場合にどの空調機が補完運転に入るのかの優先順位を定めた空調機補完テーブルと、ある空調機の冷却能力が失われた場合に、前記空調機補完テーブルを参照して、他の空調機の冷却能力を増加させるように補完制御する空調機制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の空調機監視システムは、前記複数の空調機が冗長構成であり、空調機の予備台数がある場合には、冗長構成を取るゾーン単位で予備機を定め、該予備機を順次計画的に変更する空調機寿命平準化手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の空調機監視システムは、複数の空調機を配置して、ゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、前記各空調機の運転状態の情報と、ゾーン内の複数の所定の場所についての温度の情報とを収集し、空調機と前記複数の所定の場所の状態を統合して監視する統合監視手段と、前記統合監視手段により収集された前記複数の所定の場所の温度の情報を基に、前記各空調機の冷却能力を連携制御する空調機制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の空調監視システムは、前記空調機制御手段は、前記空調機状態監視手段により、特定の場所の温度を高いと判定した場合に、該特定の場所に応じた1つまたは複数の空調機の冷却能力を増加させるように補完制御することを特徴とする。
また、本発明の空調機監視システムは、前記所定の場所毎に運用上限温度と温度の実測値とを個別に比較すると共に、該比較情報を前記所定の場所毎に画面表示する場所毎温度監視手段を備え、前記空調機制御手段は、前記場所毎温度監視手段による前記所定の場所毎の運用温度上限値と温度実測値の比較することで、該場所の温度が高いか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明の空調機監視システムは、各所定の場所と各空調機との冷却効果の影響度の関連付けを行う影響度関連付けテーブルと、前記所定の場所の温度を下げる場合に、前記影響度関連付けテーブル参照して、当該所定の場所に対して影響度の大きい空調機を選択して制御する空調機制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の空調機監視システムは、前記ゾーン内の各所定の場所の温度状態を、色分けして画面表示する温度警報画面表示手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の空調機監視システムは、前記所定の場所各々は、各情報処理装置の内部であり、前記空調機および前記情報処理装置にはSNMPクライアントの機能が搭載され、前記空調機と情報処理装置を監視し制御する監視・制御用装置にはSNMPマネージャの機能が搭載され、前記監視・制御用装置と、前記空調機と、前記情報処理装置とがSNMPによる通信ネットワークにより接続され、前記監視・制御用装置は、前記SNMPを介して、前記空調機の運転状態の監視と制御、および前記情報処理装置の内部温度の監視を行うことを特徴とする。
また、本発明の空調機監視システムは、前記所定の場所各々は、各情報処理装置の内部であり、前記各情報処理装置の重要度に応じて予め優先順位を定めた情報処理装置優先順位テーブルと、1台以上の空調機の冷却能力が低下し、ゾーン全体を必要な温度まで冷却できなくなった場合に、前記情報処理装置優先順位テーブルを参照し、優先順位の低い情報処理装置を停止させる発熱負荷低減手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の空調機監視方法は、複数の空調機を配置して、ゾーン内の空調を行なう空調機監視システムにおける空調機監視方法あって、前記各空調機の運転状態およびゾーン内の所定の場所の温度情報を収集して監視する空調機状態監視手順と、前記空調機状態監視手順により、前記空調機の一部が停止したと判定された場合、または、複数の空調機のうちの一部の空調機が冷却能力不足と判定された場合に、他の空調機の冷却能力を増加させるように補完制御する空調機制御手順とを含むことを特徴とする。
また、本発明の空調機監視方法は、複数の空調機を配置して、ゾーン内の空調を行なう空調機監視システムにおける空調機監視方法であって、前記各空調機の運転状態の情報と、ゾーン内の複数の所定の場所についての温度の情報とを収集し、空調機と前記複数の所定の場所の状態を統合して監視する統合監視手順と、前記統合監視手順により収集された前記複数の所定の場所の温度の情報を基に、前記各空調機の冷却能力を連携制御する空調機制御手順とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、ゾーン内の複数の所定の場所の空調を行なう場合に、各所定の場所の温度情報を基に、各空調機の冷却能力を連携制御するようにした。これにより、空調機と所定の場所の状態とを統合的に監視・制御することが可能となり、従来の代表点温度センサや空調機内蔵温度センサによる温度制御よりもきめ細かな制御が可能となる(温度管理したいポイントの近傍の温度を管理できる)。また、より正確な温度制御が可能となるため、空調機の温度設定にマージン(余裕)を大きくとる必要がなくなり、省エネルギー化を実現する効果が得られる。
本発明による空調機監視システムの構成例を示す図である。 SNMPを使用した空調機監視システムについて説明するための図である。 空調機と情報処理装置の配置と配線接続の例を示す図である。 空調機コントローラを使用した空調機監視システムの構成例を示す図である。 冷凍サイクル高圧側圧力を予測するための説明図である。 従来の空調機監視システムにおける温度センサの配置例を示す図である。 情報処理装置内蔵の温度センサを用いる例を示す図である。 温度監視画面の例を示す図である。 温度警報画面の例を示す図である。 空調機の連携制御の処理手順を示すフローチャートである。 空調機の高圧側圧力を監視して連携制御を行なう場合の処理手順を示すフローチャートである。 予備機ある場合の運用の手順を示すフローチャートである。 空調機の運転効率と情報処理装置の上限温度を基に空調機を制御する手順を示すフローチャートである。 情報処理装置を停止させ発熱負荷を低減する場合の処理手順を示すフローチャートである。 従来の空調機と情報処理装置等の監視状態を説明するための図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[空調機監視システムの構成例の説明]
最初に、本発明による空調機監視システムの構成例について説明する。図1は、本発明の空調機監視システムの構成例を示す図であり、空調機監視システムは、情報処理装置2〜2nと空調機11〜11nと、監視・制御用装置100とをネットワーク配線(通信ネットワーク)1で接続して構成される。
また、図2に示すように、監視・制御用装置100にはSNMP(Simple Network Management Protocol)が搭載され、SNMPマネージャとして機能する。情報処理装置2〜2nと空調機11〜11nにはSNMPが搭載され、SNMPクラアントとして機能する。
情報処理装置2〜2nと空調機11〜11nは、監視・制御用装置100のSNPマネージャにより、SNMPクライアントを通して監視されている。
また、図3は、空調機と情報処理装置の配置と配線接続の例を示す図であり、各空調機11〜15が、ゾーン(例えば、コンピュータルーム、コンピュータルームの一部など)の壁際等に配置され、情報処理装置はラック3内に収容され、ラック列4を形成して配置されている。そして、各空調機11〜15およびラック3内の情報処理装置は、ネットワーク配線1により、監視・制御用装置100と通信接続されている。
このような構成により、従来においては、図15に示すように情報処理装置のネットワーク配線1と空調機監視ケーブル21は別で配線であり、監視系統も別であったが、本発明の空調機監視システムにおいては、ネットワーク配線1を空調機11〜15にも共通に接続できる。また、同一のネットワーク上にある監視・制御用装置100の監視ソフトウェア(SNMPマネージャなど)から空調機11〜15とラック3内の情報処理装置の監視用ソフトウェア(SNMPクライアント)により統合的に監視/制御することができる。
また、ハブを使ったスター型配線も可能となり、配線系統を単純化(配線形態をスッキリ)でき、延べ配線長の短縮、配線本数の減少、配線コストの低減を図ることができる。
また、空調機11〜15間での連携制御が容易に可能(監視・制御用装置100上のソフトウェアを変えるだけ)となり、さらに、空調機11〜15が同じ機種でなくても連携制御が容易に可能となる(SNMPは規格化されているため)。
図1に戻り、監視・制御用装置100内の、処理プログラム部110には、本発明の空調機監視システムの機能を実現するために必要な各処理部が含まれている。各処理部の具体的な動作例については後述するが、ここでは、各処理部の機能について説明する。
統合監視処理部(統合監視手段)111は、各空調機11〜11nの運転状態と、各情報処理装置2〜2nの内蔵温度センサの情報とをSNMPクライアントが収集し、空調機11〜11nと情報処理装置2〜2nの状態を統合して監視する処理を行う。なお、この監視処理は、SNMPマネージャにより行われる。
空調機制御処理部(空調機制御手段)112は、各空調機11〜11nの各種の連携制御(後述)を行なうために、各空調機11〜11nの運転を制御するための処理部であり、例えば、ある空調機が故障で停止した場合に、他の空調機の冷却能力を増加させるように制御する処理や、統合監視処理部111により収集された情報処理装置2〜2nの内蔵温度センサの情報を基に、各空調機11〜11nの冷却能力を制御するなどの処理を行う。
情報処理装置温度監視処理部(情報処理装置温度監視手段)113は、各情報処理装置2〜2nの内部温度の情報を、統合監視処理部(統合監視手段)111を介して、収集し、データベース130に記録された情報処理装置上限温度情報136を参照し、情報処理装置ごとの運用温度上限値と温度計測値を比較すると共に、該比較値を画面に表示する処理を行う(図8参照)。また、情報処理装置の運用温度上限値と温度計測値の差が小さいポイント(当該情報処理装置が収容されたラック付近)の温度を下げるように、空調機制御処理部112に指示する処理を行う。
温度警報画面表示処理部(温度警報画面表示手段)114は、ゾーン内の機器配置図面上(平面図、立体図、透視図など)に、各機器の温度分布(色分けによる)を表示する処理を行う。例えば、「赤=高温、…、〜青=低温」などで表示する(図9参照)。
発熱負荷低減処理部(発熱負荷低減手段)115は、1台以上の空調機が何らかの理由により冷却能力を十分に発揮できなくなり、ゾーン全体を十分に冷却できなくなった場合に、予め用意されたテーブル(情報処理装置優先順位テーブル)に従い、優先順位の低い(重要度の低い)情報処理装置を停止させ、発熱負荷を低減する処理を行う。
高圧側圧力関連処理部116は、各空調機の冷凍サイクルの高圧側圧力を常時計測し、ある空調機の高圧側圧力が所定の閾値を超えた場合には、同じゾーン内の他の空調機の冷却能力を増加させるように、空調機制御処理部112に指示する処理を行う。また、定期的に各空調機11〜11nの冷凍サイクルの高圧側圧力値を計測し、過去の計測値から一定時間後の冷凍サイクルの高圧側圧力値を予測し、予測した高圧側圧力の情報を画面上に表示する処理を行う。また、高圧側圧力が一定時間内に所定の閾値を超えると判断された場合、同じゾーン内のほかの空調機の冷却能力を増加させるように、空調機制御処理部112に指示する処理を行う。
なお、この高圧側圧力関連処理部116内の高圧側圧力情報収集処理部(高圧側圧力情報収集手段)117は、各空調機11〜11nの冷凍サイクルの高圧側圧力の計測値を収集する処理を行う。
高圧側圧力監視処理部(高圧側圧力監視手段)118は、高圧側圧力情報収集処理部117により収集した各空調機11〜11nの高圧側圧力の計測値を監視する処理を行う。
高圧側圧力判定処理部(高圧側圧力判定手段)119は、各空調機11〜11nごとに高圧側圧力が所定の閾値を越えたか否かを判定する処理を行う。
高圧側圧力予測処理部(高圧側圧力予測手段)120は、定期的に各空調機11〜11nの冷凍サイクルの高圧側圧力値を計測し、過去の計測値から一定時間後の冷凍サイクルの高圧側圧力値を予測すると共に、該予測値を画面上に表示する処理を行う。
予測高圧側圧力判定処理部(予測高圧側圧力判定手段)121は、各空調機11〜11nごとに、高圧側圧力予測処理部120により予測された一定時間後の高圧側圧力が所定の閾値を超えるか否かを判定する処理を行う。
高圧側圧力低減制御処理部(高圧側圧力低減制御手段)122は、高圧側圧力判定処理部119により、いずれかの空調機の高圧側圧力が所定の閾値を超えたと判定した場合と、予測高圧側圧力判定処理部121により、いずれかの空調機の高圧側圧力が一定時間後に所定の閾値を越えると判定した場合に、他の空調機(高圧側圧力が所定の閾値を超えたと判定されず、かつ、高圧側圧力が一定時間後に所定の閾値を超えると判定されない空調機)の冷却能力を増加させるように空調機制御処理部112に指示する処理を行う。
空調機寿命平準化処理部(空調機寿命平準化手段)123は、空調機が冗長構成で予備台数がある場合には、冗長構成を取るゾーン単位で積極的に予備機(≒停止機)を定め、それを順次計画的に変更する処理を行う。
空調機運転効率監視処理部124は、各空調機の運転効率を算出し、運転効率のよい空調機を検出し、運転効率のよい空調機の負荷を増加するように、空調機制御処理部112に指示を出し、また、運転効率の低い空調機を検出し、運転効率の低い空調機の負荷を減らすように、空調機制御処理部112に指示を出す処理を行う。
なお、データベース130には、機器状態監視情報131として、各空調機の運転状態の情報や、各情報処理装置内の温度の情報などが記録されている。また、空調機補完テーブル132は、ある空調機の能力が失われた場合にどの空調機が補完運転に入るのか優先順位を定めたテーブルである。影響度関連付けテーブル133は、情報処理装置と空調機との影響度を関連付けしたテーブルである。情報処理装置優先順位テーブル134は、各情報処理装置の重要度に応じて予め優先順位を定めたテーブルである。また、予備機計画変更情報135は、空調機の寿命平準化制御を行なうための空調機の運用計画を記録した情報である。情報処理装置上限温度情報136は、各情報処理装置ごとに、その運用可能な上限温度(内部温度)を記録した情報である。
[第1の実施の形態]
図4は、空調機コントローラを使用した空調機監視システムの構成例を示す図であり、あるゾーン(空調が行なわれるコンピュータルームなど)に複数の空調機11〜15が設備されている場合、それらを監視・制御するために空調機監視ケーブル21で接続し、空調機コントローラ30により空調機11〜15の連携制御を行う例である。
なお、図4に示す空調機コントローラ30としては、通常は、図1に示す監視・制御用装置100を使用するが、各空調機にSNMPを搭載しない場合(空調機と情報処理装置との統合監視を行わない場合)においても、本発明の空調機監視システムを構成できることを示すために、特に、空調機コントローラ30を使用する例を示したものであり、空調機コントローラ30の有する機能は、全て、図1に示す監視・制御用装置100に含まれている。なお、空調機11〜15とラック3内の情報処理装置の連携した制御を行なう場合には、図1に示す監視・制御用装置100を使用して、空調機と情報処理装置の統合監視をSNMPマネージャにより行なうことが必要になる。
空調機コントローラ30内の、空調機状態監視処理部31は、SNMPクライアントの機能を有しており、各空調機11〜15の運転状態の情報を収集数して、各空調機11〜15の運転状態を監視する処理を行う。空調機制御処理部32は、各空調機11〜15の各種の連携制御を行なうための処理部である。
高圧側圧力関連処理部33は、各空調機11〜15の冷凍サイクルの高圧側圧力を常時計測し、高圧側圧力が所定の閾値を超えた場合には、同じゾーン内の他の空調機の冷却能力を増加させるように、空調機制御処理部32に指示する処理を行う。また、定期的に各空調機11〜15の冷凍サイクルの高圧側圧力値を計測し、過去の計測値から一定時間後の冷凍サイクルの高圧側圧力値を予測し、該予測値を画面上に表示する処理を行う。また、高圧側圧力が一定時間内に所定の閾値を超えると判断された場合、同じゾーン内のほかの空調機の冷却能力を増加させるように、空調機制御処理部32に指示する処理を行う。
ここで、この高圧側圧力関連処理部33内の高圧側圧力情報収集処理部34は、各空調機11〜15の冷凍サイクルの高圧側圧力の計測値を収集する処理を行う。高圧側圧力監視処理部35は、高圧側圧力情報収集処理部34により収集した各空調機11〜15の高圧側圧力の計測値を監視する処理を行う。
高圧側圧力判定処理部36は、各空調機11〜15ごとに高圧側圧力が所定の閾値を越えたか否かを判定する処理を行う。高圧側圧力予測処理部37は、定期的に各空調機11〜15の冷凍サイクルの高圧側圧力値を計測し、過去の計測値から一定時間後の冷凍サイクルの高圧側圧力値を予測すると共に、該予測値を画面上に表示する処理を行う。
予測高圧側圧力判定処理部38は、各空調機11〜15ごとに、高圧側圧力予測処理部37により予測された一定時間後の高圧側圧力が所定の閾値を超えるか否かを判定する処理を行う。
高圧側圧力低減制御処理部39、高圧側圧力判定処理部36により、いずれかの空調機の高圧側圧力が所定の閾値を超えたと判定した場合と、予測高圧側圧力判定処理部38により、いずれかの空調機の高圧側圧力が一定時間後に所定の閾値を越えると判定した場合に、他の空調機の冷却能力を増加させるように空調機制御処理部32に指示する処理を行う。
空調機寿命平準化処理部40は、空調機が冗長構成で予備台数がある場合には、冗長構成を取るゾーン単位で積極的に予備機(≒停止機)を定め、それを順次計画的に変更する処理を行う。
図4に示す構成においては、空調機状態監視処理部31により各空調機11〜15の運転状態を常時監視し、一部の空調機が故障した場合には、空調機制御処理部32により、他の空調機の冷却能力をアップして補完するように制御する。なお、空調機の冷却能力をアップさせる方法としては、直接、空調機内の圧縮機の仕事率を増加させる方法と、空調機の設定温度を下げることで間接的に能力が出るよう制御する方法が考えられる。
また、冷却能力をアップさせるだけでなく、ファン風量を増加させるのも温度上昇を抑制する効果がある。さらに、冷却能力アップとファン風量増加の両者を行うとなお良い。
また、空調機の故障に限らず、垂下制御や部分故障による冷却能力の低下、手動による停止の場合も同様であり、故障や部分故障、手動停止、垂下制御の状況が解消されたら通常運転に戻る。これにより、個別の空調機の温度設定等により成り行きで補完する従来の方法に比べて、より短時間で補完運転に入ることができる。
また、複数の空調機のうち、一部の空調機が能力不足(容量いっぱいで運転しても設定温度に届かない状態)の場合、上記と同様に、空調機制御処理部32により、他の空調機の冷却能力をアップして補完する。なお、従来のように空調機の連携制御を行わない場合は、それぞれの空調機が自らの温度センサの値を参照しながら運転するので、成り行きでは能力不足の空調機を補完するよう動作しない場合がある。本発明の場合には、能力不足の空調機を補完する運転に確実に入ることができる。
また、図10は、本発明の空調機監視システムにおいて、ある空調機が停止(または冷却能力が低下)した場合の空調機の連携制御(補完制御)の処理手順を示すフローチャートである。以下、図10(及び図1)を参照して、その処理の流れについて説明する。なお、ここでは、図1に示す監視・制御用装置100を使用する場合について説明するが、図4に示す空調機コントローラ30を使用しても同じ処理である。
監視・制御用装置100では、空統合監視処理部111により、各空調機の監視を常時行なっており(ステップS101)、そして、故障した空調機があるかどうかの検出を行なっている(ステップS102)。そして、故障した空調機がある否かを判定し(ステップS103)、故障した空調機がある場合は、空調機制御処理部112により、故障した空調機を停止すると共に、他の空調機の圧縮機の仕事率を増加させるか(ステップS106)、他の空調機の設定温度を下げるか(ステップS107)、他の空調機のファン風量を増加させるか(ステップS108)、あるいは他の空調機の圧縮機の仕事率を増加させ、かつファン風量を増加させるか(ステップS106とS108の両方)のいずれかの制御を行う。
また、ステップS103において、故障した空調機がないと判定した場合には、次に、手動停止した空調機があるか否かを判定する(ステップS104)、手動停止した空調機がある場合には、空調機制御処理部112により、他の空調機の仕事率を増加させるか(ステップS106)、他の空調機の設定温度を下げるか(ステップS107)、他の空調機のファン風量を増加させるか(ステップS108)、あるいは他の空調機の圧縮機の仕事率を増加させ、かつファン風量を増加させるか(ステップS106とS108の両方)のいずれかの制御を行う。
ステップS104において、手動停止した空調機がないと判定された場合は、次に、冷却能力が低下した空調機があるか否かを判定し(ステップS105)、冷却能力が低下した空調機がないと判定した場合には、ステップS109に移行し、ステップS101からの処理手順を繰り返す。ステップS105において、冷却能力が低下した空調機があると判定された場合には、空調機制御処理部112により、他の空調機の仕事率を増加させるか(ステップS106)、他の空調機の設定温度を下げるか(ステップS107)、他の空調機のファン風量を増加させるか(ステップS108)、あるいは他の空調機の圧縮機の仕事率を増加させ、かつファン風量を増加させるか(ステップS106とS108の両方)のいずれかの制御を行う。
以上説明したように、本発明の空調機監視システムにおいては、いずれかの空調機が故障した場合、手動停止した場合、および冷却能力が低下した場合には、他の空調機により補完制御(連携制御)を行なうことができる。
なお、上述した例ではいずれも、空調機が故障等で能力の一部又は全てを失った場合、その他の空調機の全てについて、その冷却能力を一律にアップさせることを基本としているが、ある空調機の能力が失われた場合にどの空調機が補完運転に入るのか、その優先順位を定めた空調機補完テーブルを予め用意しておき、それに従って補完運転を行うこともできる。これにより、補完運転による温度状況が変化する影響を少なくすることができる。
また、一般に、空調機は冷凍サイクルの高圧側圧力を計測し、所定の閾値を超えた場合には、空調機の破損を回避するために運転を停止したり、冷却能力を低下させるなどの保護制御を行なっている。
本発明の空調機監視システムにおいては、高圧側圧力関連処理部116により高圧側圧力を常時計測し、ある空調機の高圧側圧力が所定の閾値を超えた場合には、同じゾーン内のほかの空調機の冷却能力を増加させる。それにより、当該空調機の冷却負荷が減少し、冷媒の高圧側圧力が低下する。こうして、冷媒高圧異常による停止(または能力低下)を回避することができる。
図5は、一次近似により冷凍サイクル高圧側圧力値を予測するための説明図であり、高圧側圧力予測処理部37により、定期的に各空調機の冷凍サイクルの高圧側圧力値を計測・記憶させ、過去の計測値から一定時間後の冷凍サイクルの高圧側圧力値を予測する。この予測値が閾値を超えると思われる場合には、他の空調機の冷却能力を増加させる等の制御を行う。
また、この予測値を、画面上に表示して予測値と閾値との関係を視認できるようにすることもできる。
なお、図5は、1次近似により冷凍サイクルの高圧側圧力値を予測する方法を記載したものであるが、予測方法は、これに限定されない。
そして、ある空調機の高圧側圧力が一定時間内に閾値を超えると判断された場合、同じゾーン内の他の空調機の冷却能力を増加させる。それにより、当該空調機の冷却負荷が減少し、冷媒の高圧側圧力が低下する。
図11は、空調機の冷凍サイクルの高圧側の圧力を監視して連携制御を行なう場合の処理手順を示すフローチャートである。以下、図11を参照して、その処理の流れについて説明する。監視・制御用装置100においては、高圧側圧力関連処理部116内の高圧側圧力情報収集処理部117により、各空調機の冷凍サイクルの高圧側の圧力を所定時間ごとに定期的に計測し、データベース130に機器状態監視情報131として記録し、高圧側圧力監視処理部118により監視を行なっている(ステップS201、ステップS202、ステップS203)。
そして、所定時間経過ごとに、データベース130に記録した各空調機の高圧側圧力のデータを読み出し(ステップS204)、高圧側圧力予測処理部120の機能により、一次近似により一定時間後の高圧側圧力を算出(予測計算)する。そして、高圧側圧力判定処理部121により、予測計算の結果を基に、高圧側圧力が一定時間後に所定の閾値を超えるかどうかを判定し(ステップS206)、閾値を超えると判定された場合は、高圧側圧力低減制御処理部122により、他の空調機の冷却能力を増加するか(ステップS207)、または、閾値を超えると予測される空調機の冷却能力を低下させるか、または運転を停止する(ステップS208)。
このようして、本発明の空調機監視システムにおいては、冷媒高圧異常による空調機の停止(または能力低下)を未然に回避することができる。
[第2の実施形態]
また、本発明の空調機監視システムにおいては、空調機が冗長構成で予備台数がある場合には、冗長構成を取るゾーン単位で積極的に予備機を定め、予備機の動作優先度を低く設定することで、ゾーン内の冷却が十分に行われている間は動作させないように制御する。予備機はゾーン内の空調機のうちで、順次計画的に変更することで、ゾーン内の空調機の寿命を平準化することができる。この制御は、図1に示す監視・制御用装置100内の処理プログラム部110内の空調機寿命平準化処理部123、または図4に示す空調機コントローラ30内の空調機寿命平準化処理部40により行なうことができる。
なお、寿命平準化には、圧縮機やファンの延べ運転時間や延べ消費電力量を均等にする方法が考えられる。この寿命平準化により、特定の空調機が劣化することによるゾーン全体の空調システムの陳腐化を抑制することができ、設備コストを低減できる。
図12(a)は、本発明の空調機監視システムにおいて、予備機ある場合の運用例を示すフローチャートその1である。以下、図12(a)を参照して、その処理の流れについて説明する。
監視・制御用装置100内の空調機寿命平準化処理部123においては、最初に、予備機が何台あるか計数する(ステップS301)。ここで、設置されたゾーン内における現在の全空調機による空調能力と、ゾーン内に設置された全ての情報処理装置の発熱量の合計とから、予備機として使用可能な空調機の台数を算出する処理も含まれる。ステップS301で予備機が無かった場合には、ステップS303の処理を行い、予備機がN台(1台あるいは2台以上)あると判定された場合には、全空調機の中から予備機となる空調機をN台選定する(ステップS302)。そして、予備機以外の空調機を稼動する(ステップS303)。
また、図12(b)は、予備のある場合の運用例を示すフローチャートその2であり、圧縮機やファンの延べ運転時間や延べ消費電力量を均等にする処理手順を示すフローチャートである。以下、図12(b)を参照して、その処理の流れについて説明する。
監視・制御用装置100内の空調機寿命平準化処理部123においては、各空調機のファンの延べ運転時間、延べ消費電力を計測し、データベース130内に機器状態監視情報131として記録して監視を行なっている(ステップS401)。
そして、所定期間経過が経過したかどうかを判定し(ステップS402)、所定の期間ごとに、データベース130から各空調機のファンの延べ運転時間、延べ消費電力のデータを取得する(ステップS403)。
そして、各空調機のファンの延べ運転時間、延べ消費電力のデータを基に、各空調機のファンの延べ運転時間、延べ消費電力の少ないものを優先して稼動する。
[第3の実施形態]
図1に示した空調機監視システムの構成例においては、空調機と情報処理装置とを統合的に監視・制御することが可能となる。また、多くの情報処理装置2は内部に温度センサを内蔵し、SNMPで出力可能であるため、本発明の空調機監視システムではこれを積極的に活用する。
すなわち、従来の空調機監視システムにおいては、図6に示すように、代表点温度センサ41や、空調機内蔵温度センサ(吸込空気温度センサ42や吹出空気温度センサ43)を用いて空調機の冷房能力を制御しているが、本発明の空調機監視システムにおいては、図7に示すように、情報処理装置が搭載する内蔵温度センサ51を用いて空調機を制御することができる。
これにより、代表点温度センサ41や空調機内蔵温度センサ(吸込空気温度センサ42や吹出空気温度センサ43)による制御よりもきめ細かな制御が可能となる(温度管理したいポイントの近傍の温度を管理できる)。また、より正確な温度制御が可能となり、マージンを大きくとる必要がなく、省エネルギー効果がある。
また、空調機の部分負荷時の運転効率特性や、室外機の設置条件の違いなどにより、空調機ごとの運転効率にはばらつきがあるが、複数台の空調機のうち、運転効率の高い空調機の負荷を増やし、代わりに運転効率の低い空調機の負荷を減らすことで、システム全体での消費電力を低減できる。
また、この場合、各温度センサ位置においては管理温度以下に維持される制御が優先するようにし、各空調機の運転効率を、各空調機ごとの消費電力または消費電流と、空調能力値から算出することで、ゾーン全体で消費電力を抑え、省エネルギー化を図ることができる。
図13(a)は、空調機の運転効率を考慮した運用の手順を示すフローチャートであり、各空調機について運転効率の高いものを優先して稼動させる運用例について説明するためのフローチャートである。以下、図13(a)を参照して、その処理の流れについて説明する。
監視・制御用装置100内の統合監視処理部111と空調機制御処理部112では、冷却されるゾーン(コンピュータルームなど)内の各温度センサが、管理温度以下となるよう空調機を維持している(ステップS501)。
一方、空調機運転効率監視処理部124においては、各空調機の運転効率を算出し(ステップS502)、運転効率のよい空調機を検出している(ステップS503)。
そして、運転効率のよい空調機の負荷を増加するように、空調機制御処理部112に指示を出す(ステップS504)。また、運転効率の低い空調機を検出し(ステップS505)、運転効率の低い空調機の負荷を減らすように、空調機制御処理部112に指示を出す(ステップS504)。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、情報処理装置毎に運用上限温度が異なるため、それらの値と実測値を個別に比較して、各空調機を制御することができる。また、各情報処理装置の運用上限値と実測値とを比較して画面表示することができる。図8に情報処理装置毎の温度監視画面の例を示す。
図8の温度監視画面の例に示すように、情報処理装置毎の運用温度上限値と温度計測値を比較し、それらの差が小さいポイントの温度を下げるように空調機を制御する。このとき、差が負の値となっている場合は、運用温度上限値を逸脱していることになる。
また、空調機が複数ある場合は、危険ポイントに影響の大きい(≒位置が近い)空調機の冷却能力をアップする。このとき、どの空調機を選択するかは、情報処理装置と空調機との影響度の関連付けを行うテーブル(影響度関連付けテーブル)を予め用意しておき、これを参照する。これにより、各装置毎の運用温度上限にて温度管理をすることで、一律の運用温度上限値での運用に比べ、省エネルギー化を図れる。
図13(b)は、情報処理装置の内部温度の実測値を基に空調機を制御する例について説明するためのフローチャートである。以下、図13(b)を参照して、その処理の流れについて説明する。
監視・制御用装置100内の情報処理装置温度監視処理部113では、データベース130内の情報処理装置上限温度情報136から各情報処理装置の上限温度の情報を取得する(ステップS601)。
また、統合監視処理部111を介して、各情報処理装置内の温度の実測値を取得する(ステップS602)。そして、各情報処理装置毎に上限値と実測値を比較する(ステップS603)。この場合、「上限値―実測値」の演算を行い(ステップS604)、「上限値―実測値」が正の場合(>>0)は、当該情報処理装置については処理を行わない。
「上限値−実測値」が負か0に近い場合(<0 or ≒0)は、データベース130内の影響度関連付けテーブル133を参照し、複数の空調機が影響しているかを判定し(ステップS605)、複数の空調機が影響している場合は、情報処理装置と空調機が最も近い(当該情報処理装置に最も影響度の大きい)空調機を検出する(ステップS606)。そして、該当する空調機の冷却能力をアップする(ステップS607)。また、複数の空調機が影響していない場合は、該情報処理装置の冷却を担当する情報処理装置の冷却能力を増加する(ステップS607)。
また、図9は温度警報画面の例を示す図である。本発明の空調機監視システムにおいては、図9に示すように、温度警報画面に表示される機器配置図面上(平面図、立体図、透視図など)に、例えば、温度警報発生ラックを赤色(他の目立つ色でもよい)で表示することができる。このように、機器配置図面上に温度分布を、色分けにより表示する(例えば、赤=高温、…、〜青=低温)。これにより、どの位置で警報が出ているか、どの位置の温度が高いのかを、一目で容易に判断することができる。
[第4の実施形態]
また、本発明の空調機監視システムにおいては、1台以上の空調機が何らかの理由により冷却能力を十分に発揮できなくなり、ゾーン全体を十分に冷却できなくなった場合、予め用意された情報処理装置優先順位テーブルに従い、優先順位の低い(重要度の低い)情報処理装置を停止させ、発熱負荷を低減することができる。
空調機の能力不足は、一定時間、装置の消費電力(または消費電流)値の合計値が、空調機の冷却能力の合計値よりも大きくなった場合とする。または、全ての空調機がその時点での上限いっぱいの能力を発揮しているにもかかわらず、一定時間、温度が上昇し続ける場合でもよい。これにより、優先順位の低い情報処理装置を停止させることで、優先順位の高い情報処理装置が停止するのを極力回避できる。
図14は、情報処理装置を停止させ発熱負荷を低減する場合の処理手順を示すフローチャートである。以下、図14を参照して、その処理の流れについて説明する。
監視・制御用装置100内の発熱負荷低減処理部115においては、最初に、一定時間の情報処理装置の消費電力の合計値を算出する(ステップS701)。そして、「消費電力の合計値:冷却能力」を比較する(ステップS702)。冷却能力が十分な場合(消費電力の合計値<冷却能力の場合)は発熱負荷を低減する処理を行わずに、元に(ステップS701に)戻る。
冷却能力が不十分な場合(消費電力の合計値>冷却能力の場合)は、次に、冷却能力不十分の空調機あるか否かを判定する(ステップS703)、冷却能力不十分の空調機ある場合は、データベース120内の影響度関連付けテーブル133を参照し、該当空調機に関連する該当情報処理装置の情報を取得する(ステップS704)。また、情報処理装置優先順位テーブル134を参照し、これらの該当情報処理装置の内で重要度の低い情報処理装置を選択し(ステップS705)、当該重要度の低い情報処理装置を停止する(ステップS706)。
また、ステップS703において、冷却能力不十分の空調機がないと判定された場合は、データベース130内の情報処理装置優先順位テーブル134を参照し、重要度の低い情報処理装置の情報を取得し(ステップS707)、当該情報処理装置の運転を停止する(ステップS706)。
このような手順により、優先順位の低い情報処理装置を停止させることで、優先順位の高い情報処理装置が停止するのを極力回避できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、図1に示す監視・制御用装置100はコンピュータシステムである。
なお、上記監視・制御用装置100によって実行される各処理は、所定時間毎に起動されるタイマ割り込みによる割り込みルーチンとして実行されてもよく、実行されるタイミングは特に限定されない。
そして、上述した処理に関する一連の処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。
すなわち、監視・制御用装置100における、各処理は、CPU等の中央演算処理装置がROMやRAM等の主記憶装置に上記プログラムを読み出して、情報の加工、演算処理を実行することにより、実現されるものである。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、空調機監視システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
なお、本発明によれば、一部の空調機が停止(故障や手動操作などにより停止)した場合や、一部の空調機に冷却能力不足が生じた場合には、他の空調機の冷却能力をアップして補完するように制御したので、これにより、個別の空調機の温度設定等により成り行きで補完する従来の方法に比べて、短時間で、かつ確実に空調機の補完運転に入る効果が得られる。
また、本発明によれば、いずれかの空調機の高圧側圧力が所定の閾値を超えた場合や、いずれかの空調機の高圧側圧力が一定時間内に閾値を超えると判断された場合には、同じゾーン内の他の空調機の冷却能力を増加させるように制御した。これにより、問題となる空調機の冷却負荷が減少し、冷媒の高圧側圧力が低下し、冷媒高圧異常による空調機の停止(または能力低下)を未然に回避する効果が得られる。
また、本発明によれば、ある空調機の能力が失われた場合に、当該空調機に対して補完運転に入る空調機の優先順位を予め定めた空調機補完テーブルを参照し、他の空調機を選択して冷却能力を増加させるように補完制御したので、これにより、補完運転により温度状況が変化する影響を少なくする効果が得られる。
また、本発明によれば、冗長構成を取るゾーン単位で積極的に予備機(≒停止機)を定め、それを順次計画的に変更するようにした。これにより、空調機の寿命を平準化することができ、また、この寿命平準化により、特定の空調機が劣化することによるゾーン全体の空調システムの陳腐化を抑制することができ、設備コストを低減する効果が得られる。
また、本発明によれば、ゾーン内の複数の情報処理装置の空調を行なう場合に、各情報処理装置の内部温度情報を基に、各空調機の冷却能力を連携制御するようにした。これにより、空調機と情報処理装置とを統合的に監視・制御することが可能となり、従来の代表点温度センサや空調機内蔵温度センサによる温度制御よりもきめ細かな制御が可能となる(温度管理したいポイントの近傍の温度を管理できる)。また、より正確な温度制御が可能となるため、空調機の温度設定にマージン(余裕)を大きくとる必要がなくなり、省エネルギー化を実現する効果が得られる。
また、本発明によれば、情報処理装置毎の運用温度上限値と温度計測値を比較し、それらの差が小さい情報処理装置の内部温度を下げるように空調機を制御するようにしたので、これにより、情報処理装置ごとの運用温度上限値を基に、情報処理装置内の温度管理を行うことができ、一律の運用温度上限値での運用に比べて、省エネルギー化を実現する効果が得られる。
また、本発明によれば、情報処理装置の内部温度を下げるための空調機を選択して制御するようにしたので、情報処理装置ごとの運用温度上限値を基に、最も冷却効果の大きい空調機を選択して情報処理装置内の温度管理をすることができ、一律の運用温度上限値での運用に比べ、省エネルギー化を実現する効果が得られる。
また、本発明によれば、ゾーン内の各情報処理装置の温度状態を、色分けして画面表示するようにしたので、どの位置で警報が出ているか、どの位置の温度が高いのかを、一目で容易に判断できる効果が得られる。
また、本発明によれば、SNMPを介して、空調機の運転状態の監視と制御、および情報処理装置の内部温度の監視とを行うようにした。これにより、ネットワーク配線を空調機にも共通に接続でき、監視・制御用装置の監視ソフトウェア(SNMPマネージャ)から空調機と情報処理装置とを統合的に監視/制御することがでる。また、ハブを使ったスター型配線も可能となり、配線系統の単純化ができ、延べ配線長の短縮、配線本数の減少、配線コスト低減することができ、さらに空調機間での連携制御が容易に可能(監視・制御用装置上のソフトウェアを変えるだけ)となり、またさらに、空調機が同じ機種でなくても連携制御を容易に可能(SNMPは規格化されているため)とする効果が得られる。
また、本発明によれば、空調機の冷却能力が低下し、ゾーン全体を必要な温度まで冷却できなくなった場合には、優先順位の低い情報処理装置を停止させるようにした。これにより、優先順位の低い情報処理装置を停止させることで、優先順位の高い情報処理装置が停止することを極力回避する効果が得られる。
本発明においては、複数の空調機における連携制御、複数の空調機と各情報処理装置との連携制御を実現できるので、本発明は、空調機監視システム、および空調機監視方法等に有用である。
1 ネットワーク配線
2、2n 情報処理装置
3 ラック
4 ラック列
11、12、13、14、15、11n 空調機
21 空調機監視ケーブル
30 空調機コントローラ
31 空調機状態監視処理部
32 空調機制御処理部
33 高圧側圧力関連処理部
34 高圧側圧力情報収集処理部
35 高圧側圧力監視処理部
36 高圧側圧力判定処理部
37 高圧側圧力予測処理部
38 予測高圧側圧力判定処理部
39 高圧側圧力低減制御処理部
40 空調機寿命平準化処理部
41 代表点温度センサ
42 吸込空気温度センサ
43 吹出空気温度センサ
51 情報処理装置の内蔵温度センサ
100 監視・制御用装置
101 制御部
102 通信用インタフェース
110 処理プログラム部
111 統合監視処理部
112 空調機制御処理部
113 情報処理装置温度監視処理部
114 温度警報画面表示処理部
115 発熱負荷低減処理部
116 高圧側圧力関連処理部
117 高圧側圧力情報収集処理部
118 高圧側圧力監視処理部
119 高圧側圧力判定処理部
120 高圧側圧力予測処理部
121 予測高圧側圧力判定処理部
122 高圧側圧力低減制御処理部
123 空調機寿命平準化処理部
124 空調機運転効率監視処理部
130 データベース
131 機器状態監視情報
132 空調機補完テーブル
133 影響度関連付けテーブル
134 情報処理装置優先順位テーブル
135 予備機計画変更情報
136 情報処理装置上限温度情報

Claims (8)

  1. 複数の空調機を配置して、ゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、
    前記各空調機の運転状態の情報と、ゾーン内の複数の所定の場所についての温度の情報とを収集し、空調機と前記複数の所定の場所の状態を統合して監視する統合監視手段と、
    前記統合監視手段により収集された前記複数の所定の場所の温度の情報を基に、前記各空調機の冷却能力を連携制御する空調機制御手段と
    を備えることを特徴とする空調機監視システム。
  2. 前記空調機制御手段は、前記空調機状態監視手段により、特定の場所の温度を高いと判定した場合に、該特定の場所に応じた1つまたは複数の空調機の冷却能力を増加させるように補完制御することを特徴とする請求項1に記載の空調機監視システム。
  3. 前記所定の場所毎に運用上限温度と温度の実測値とを個別に比較すると共に、該比較情報を前記所定の場所毎に画面表示する場所毎温度監視手段を備え、
    前記空調機制御手段は、前記場所毎温度監視手段による前記所定の場所毎の運用温度上限値と温度実測値の比較することで、該場所の温度が高いか否かを判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の空調機監視システム。
  4. 各所定の場所と各空調機との冷却効果の影響度の関連付けを行う影響度関連付けテーブルと、
    前記所定の場所の温度を下げる場合に、前記影響度関連付けテーブル参照して、当該所定の場所に対して影響度の大きい空調機を選択して制御する空調機制御手段を
    備えることを特徴とする請求項3に記載の空調機監視システム。
  5. 前記ゾーン内の各所定の場所の温度状態を、色分けして画面表示する温度警報画面表示手段を
    備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の空調機監視システム。
  6. 前記所定の場所各々は、各情報処理装置の内部であり、
    前記空調機および前記情報処理装置にはSNMPクライアントの機能が搭載され、
    前記空調機と情報処理装置を監視し制御する監視・制御用装置にはSNMPマネージャの機能が搭載され、
    前記監視・制御用装置と、前記空調機と、前記情報処理装置とがSNMPによる通信ネットワークにより接続され、
    前記監視・制御用装置は、前記SNMPを介して、前記空調機の運転状態の監視と制御、および前記情報処理装置の内部温度の監視を行うこと
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の空調機監視システム。
  7. 前記所定の場所各々は、各情報処理装置の内部であり、
    前記各情報処理装置の重要度に応じて予め優先順位を定めた情報処理装置優先順位テーブルと、
    1台以上の空調機の冷却能力が低下し、ゾーン全体を必要な温度まで冷却できなくなった場合に、前記情報処理装置優先順位テーブルを参照し、優先順位の低い情報処理装置を停止させる発熱負荷低減手段を
    備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の空調機監視システム。
  8. 複数の空調機を配置して、ゾーン内の空調を行なう空調機監視システムにおける空調機監視方法であって、
    前記各空調機の運転状態の情報と、ゾーン内の複数の所定の場所についての温度の情報とを収集し、空調機と前記複数の所定の場所の状態を統合して監視する統合監視手順と、
    前記統合監視手順により収集された前記複数の所定の場所の温度の情報を基に、前記各空調機の冷却能力を連携制御する空調機制御手順と
    を含むことを特徴とする空調機監視方法。
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